JP2005247801A - 安定な点眼剤 - Google Patents
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Abstract
【課題】
プラノプロフェンおよびサルファ剤を同時に配合し、安全かつ長期間安定で、さらに充分な防腐力を有した点眼剤を提供することを課題とする。
【解決手段】
本発明は、プラノプロフェンおよびサルファ剤を同時に配合する点眼剤に防腐剤としてパラベン類(特に、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピルまたはパラオキシ安息香酸ブチルから選ばれた1種以上)を配合することにより、安全かつ高温多湿条件下で長期間安定であり、充分な防腐力を有した点眼剤に関する。
Description
しかしながら、プラノプロフェン、サルファ剤およびパラベン類を同時に配合した点眼剤はこれまでに開発されていなかった。
本発明の目的は、プラノプロフェンおよびサルファ剤を同時に配合した点眼剤において、安全かつ長期間安定である点眼剤を提供することを課題とする。
パラオキシ安息香酸メチル0.02g、パラオキシ安息香酸プロピル0.01gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、水酸化ナトリウム0.8g、スルファメトキサゾール4.0gおよびエデト酸ナトリウム0.005gを溶解させる。これに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.2に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液をポリエチレンテレフタレート製10mL点眼容器に充填し、施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸エチル0.03gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、スルファメトキサゾールナトリウム2.0g、塩酸テトラヒドロゾリン0.025g、塩化ナトリウム0.2gおよびエデト酸ナトリウム0.01gを加えて溶解させる。これに、エタノール0.3mLにl−メントール0.006gを予め溶解させて添加する。さらに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたリン酸二水素ナトリウム適量を加えてpHを8.3に調整した後、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.03gおよびホウ砂0.1gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、スルファメトキサゾールナトリウム4.0g、塩酸ナファゾリン0.003gおよびエデト酸ナトリウム0.005gを溶解させる。これに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.1に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。これを、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.02gおよびパラオキシ安息香酸エチル0.01gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、水酸化ナトリウム0.8g、スルフイソキサゾール4.0gを溶解させる。これに、プラノプロフェン0.2gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたクエン酸を適量加えてpHを8.2に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。これを、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸エチル0.01gおよびパラオキシ安息香酸ブチル0.004gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、スルフイソミジンナトリウム2.5g、メチル硫酸ネオスチグミン0.005gおよびエデト酸ナトリウム0.01gを加えて溶解させる。これに、水酸化ナトリウム0.1gおよびプラノプロフェン0.4gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたリン酸二水素ナトリウム適量を加えてpHを8.5に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸プロピル0.02gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、スルファメトキサゾールナトリウム3.0g、マレイン酸クロルフェニラミン0.02g、塩化ナトリウム0.2gおよびエデト酸ナトリウム0.02gを加えて溶解させる。これに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.3に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸エチル0.02gおよびパラオキシ安息香酸プロピル0.01gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、水酸化ナトリウム0.4g、スルフイソキサゾール2.0gおよび塩酸ジフェンヒドラミン0.05gを加えて溶解させる。これに、エタノール0.4mLとポリソルベート80 0.1gを混和させた液にd−カンフル0.01gおよびd−ボルネオール0.01gを予め溶解させて添加する。さらに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.0に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.015gおよびパラオキシ安息香酸プロピル0.008gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、スルフイソミジンナトリウム3.0g、クロモグリク酸ナトリウム1.0gおよび塩化ナトリウム0.2gを加えて溶解させる。これに、プラノプロフェン1.0gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.3に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.05gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、水酸化ナトリウム0.4g、スルファメトキサゾール2.0gおよびイプシロンアミノカプロン酸2.0gを加えて溶解させる。これに、エタノール0.4mLにl−メントール0.003gおよびd−ボルネオール0.005gを予め溶解させて添加する。さらに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.1に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸エチル0.015gおよびパラオキシ安息香酸プロピル0.008gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、水酸化ナトリウム0.4g、スルファメトキサゾール2.0g、塩酸テトラヒドロゾリン0.025g、マレイン酸クロルフェニラミン0.015gおよびエデト酸ナトリウム0.005gを加えて溶解させる。これに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.4に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸ブチル0.005gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、水酸化ナトリウム0.4g、スルフイソキサゾール2.0g、エデト酸ナトリウム0.01g、塩酸ナファゾリン0.002gおよびクロモグリク酸ナトリウム0.5gを加えて溶解させる。これに、エタノール0.3mLとプロピレングリコール0.05gとポリソルベート80 0.05gを混和し、l−メントール0.005gおよびd−カンフル0.01gを予め溶解させて添加する。さらに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.1に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.026g、パラオキシ安息香酸プロピル0.014gおよびコンドロイチン硫酸ナトリウム0.5gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、スルファメトキサゾールナトリウム4.0g、塩酸テトラヒドロゾリン0.02gおよびエデト酸ナトリウム0.02gを加えて溶解させる。これに、エタノール0.2mLにl−メントール0.003gを予め溶解させて添加する。さらに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.2に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸エチル0.04gおよびクエン酸ナトリウム0.3gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、水酸化ナトリウム0.8g、スルフイソキサゾール4.0gおよびL-アスパラギン酸カリウム0.5gを加えて溶解させる。これに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.3に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.01gおよびパラオキシ安息香酸プロピル0.005gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、スルフイソミジンナトリウム5.0g、メチル硫酸ネオスチグミン0.003gおよびアミノエチルスルホン酸0.3gを加えて溶解させる。これに、プラノプロフェン0.2gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.6に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
パラオキシ安息香酸メチル0.01g、パラオキシ安息香酸エチル0.005gおよびパラオキシ安息香酸プロピル0.005gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、スルファメトキサゾールナトリウム4.0g、エデト酸ナトリウム0.005g、マレイン酸クロルフェニラミン0.03gおよびクロモグリク酸ナトリウム1.0gを加えて溶解させる。これに、プラノプロフェン0.5gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.5に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、水酸化ナトリウム0.8g、スルファメトキサゾール4.0g、エデト酸ナトリウム0.005gおよびプラノプロフェン0.05gを溶解させる。これに、塩化ベンザルコニウム液(10%)0.1mLを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.2に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、スルファメトキサゾールナトリウム2.0g、塩酸テトラヒドロゾリン0.025g、塩化ナトリウム0.2g、エデト酸ナトリウム0.01gおよびプラノプロフェン0.1gを溶解させる。これに、エタノール0.3mLにl−メントール0.006gを予め溶解させて添加する。さらに、塩化ベンザルコニウム液(10%)0.2mLを添加し、予め滅菌精製水に溶解させたリン酸二水素ナトリウム適量を加えてpHを8.3に調整した後、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、ホウ砂0.1g、スルファメトキサゾールナトリウム4.0g、塩酸ナファゾリン0.003g、エデト酸ナトリウム0.005gおよびプラノプロフェン0.05gを溶解させる。これに、塩化ベンゼトニウム液(10%)0.1mLを添加し、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.1に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。これを、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、水酸化ナトリウム0.8gを添加し、スルフイソキサゾール4.0gおよびプラノプロフェン0.2gを溶解させる。これに、グルコン酸クロルヘキシジン液(20%)0.05mLを添加し、予め滅菌精製水に溶解させたクエン酸を適量加えてpHを8.2に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。これを、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、スルフイソミジンナトリウム2.5g、メチル硫酸ネオスチグミン0.005g、エデト酸ナトリウム0.01g、水酸化ナトリウム0.1gおよびプラノプロフェン0.4gを溶解させる。これに、塩化ベンザルコニウム液(10%)0.05mLを添加し、予め滅菌精製水に溶解させたリン酸二水素ナトリウム適量を加えてpHを8.5に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、スルファメトキサゾールナトリウム3.0g、マレイン酸クロルフェニラミン0.02g、塩化ナトリウム0.2gおよびエデト酸ナトリウム0.02gを溶解させる。これに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.1gおよび塩化ベンゼトニウム液(10%)0.05mLを添加する。さらに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.3に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、水酸化ナトリウム0.4g、スルフイソキサゾール2.0gおよび塩酸ジフェンヒドラミン0.05gを溶解させる。これに、エタノール0.4mLとポリソルベート80 0.1gを混和させた液にd−カンフル0.01gおよびd−ボルネオール0.01gを予め溶解させて添加する。さらに、塩化ベンザルコニウム液(10%)0.1mLを添加し、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.0に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、スルフイソミジンナトリウム3.0g、クロモグリク酸ナトリウム1.0gおよび塩化ナトリウム0.2gを加えて溶解させる。これに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.2gおよび塩化ベンゼトニウム液(10%)0.2mLを添加する。さらに、プラノプロフェン1.0gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.3に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、水酸化ナトリウム0.4g、スルファメトキサゾール2.0g、およびイプシロンアミノカプロン酸2.0gを溶解させる。これに、エタノール0.4mLにl−メントール0.003gおよびd−ボルネオール0.005gを予め溶解させて添加する。次いで、ポリソルベート80 0.1gおよびグルコン酸クロルヘキシジン液(20%)0.05mLを添加する。さらに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.1に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、水酸化ナトリウム0.4g、スルファメトキサゾール2.0g、塩酸テトラヒドロゾリン0.025g、マレイン酸クロルフェニラミン0.015gおよびエデト酸ナトリウム0.005gを加えて溶解させる。これに、ポリソルベート80 0.05g、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.02gおよび塩化ベンザルコニウム液(10%)0.05mLを添加する。さらに、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.4に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、水酸化ナトリウム0.4g、スルフイソキサゾール2.0g、エデト酸ナトリウム0.01g、塩酸ナファゾリン0.002gおよびクロモグリク酸ナトリウム0.5gを加えて溶解させる。これに、エタノール0.3mLとプロピレングリコール0.05gとポリソルベート80 0.05gを混和し、l−メントール0.005gおよびd−カンフル0.01gを予め溶解させて添加する。さらに、塩化ベンザルコニウム液(10%)0.1mLおよびプラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.1に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
コンドロイチン硫酸ナトリウム0.5gを予め加温した適量の滅菌精製水に溶解させる。常温まで冷却し、スルファメトキサゾールナトリウム4.0g、塩酸テトラヒドロゾリン0.02gおよびエデト酸ナトリウム0.02gを加えて溶解させる。これに、エタノール0.2mLにl−メントール0.003gを予め溶解させて添加する。さらに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.06gおよび塩化ベンゼトニウム液(10%)0.1mLを添加し、プラノプロフェン0.05gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.2に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水にクエン酸ナトリウム0.3g、水酸化ナトリウム0.8g、スルフイソキサゾール4.0gおよびL-アスパラギン酸カリウム0.5gを溶解させる。これに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.05gおよび塩化ベンザルコニウム液(10%)0.1mLを添加する。さらに、プラノプロフェン0.1gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.3に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、スルフイソミジンナトリウム5.0g、メチル硫酸ネオスチグミン0.003gおよびアミノエチルスルホン酸0.3gを加えて溶解させる。これに、ポリソルベート80 0.1gおよび塩化ベンゼトニウム液(10%)0.05mLを添加し、混和する。さらに、プラノプロフェン0.2gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.6に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
適量の滅菌精製水に、スルファメトキサゾールナトリウム4.0g、エデト酸ナトリウム0.005g、マレイン酸クロルフェニラミン0.03gおよびクロモグリク酸ナトリウム1.0gを加えて溶解させる。これに、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60 0.1gおよび塩化ベンザルコニウム液(10%)0.1mLを添加し、混和する。さらに、プラノプロフェン0.5gを加え、予め滅菌精製水に溶解させたホウ酸適量を加えてpHを8.5に調整し、滅菌精製水を加えて全量を100mLとする。この液を、実施例1と同様に、充填および施栓して点眼剤とした。
(実施例および比較例の外観安定性試験)
上記の方法で製造した実施例及び比較例の各点眼剤の製造直後、50℃の苛酷条件下で8週間保存後および40℃相対湿度75%条件下で6箇月間保存後の沈殿又は懸濁の発生を蛍光灯下、肉眼で観察した。結果を表1及び表2に示した。なお、沈殿又は懸濁の判定基準は、沈殿及び懸濁が全く認められないものを−、懸濁が認められるものを+、明確な沈殿及び懸濁が認められるものを++とした。
Claims (6)
- プラノプロフェン、サルファ剤およびパラベン類を配合した点眼剤。
- サルファ剤がスルファメトキサゾール、スルフイソキサゾール、スルフイソミジンまたはこれらの塩から選ばれた1種以上である請求項1記載の点眼剤。
- パラベン類がパラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピルまたはパラオキシ安息香酸ブチルから選ばれる1種以上である請求項1記載の点眼剤。
- サルファ剤の濃度が0.4〜8.0%(w/v)である請求項1〜3記載の点眼剤。
- パラベン類の濃度が0.001〜0.2%(w/v)である請求項1〜3記載の点眼剤。
- プラノプロフェンの濃度が0.005〜1.0%(w/v)である請求項1〜3記載の点眼剤。
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