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JP2005246789A - 液体吐出ヘッド及びその製造方法 - Google Patents

液体吐出ヘッド及びその製造方法 Download PDF

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JP2005246789A JP2004060744A JP2004060744A JP2005246789A JP 2005246789 A JP2005246789 A JP 2005246789A JP 2004060744 A JP2004060744 A JP 2004060744A JP 2004060744 A JP2004060744 A JP 2004060744A JP 2005246789 A JP2005246789 A JP 2005246789A
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靖和 二瓶
Takeshi Mita
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Abstract

【課題】圧力室及び流路を含む任意形状の空間を有する3次元構造体をモノリシック構造化することができ、薄膜構造化、微細構造化などのダウンサイジングを実現することができる液体吐出ヘッドを提供する。
【解決手段】インクが充填される圧力室65、この圧力室65にインクを供給するための共通流路78、及び圧力室65からノズル77までのノズル流路79を含む空間が形成された3次元構造体80と、振動板60を駆動して圧力室65の容積を変化させる圧電素子とを有する液体吐出ヘッドにおいて、前記3次元構造体80は、振動板60上に原料の粉体を堆積させるエアロゾルデポジション法によって形成されている。これにより、接着剤フリーとすることができ、また、モノリシック構造化及びダウンサイジング化することができる。
【選択図】 図6

Description

本発明は液体吐出ヘッド及びその製造方法に係り、特に液体吐出ヘッドの製造に堆積法を利用する技術に関する。
近年、微小電気機械システム(MEMS:micro electrical mechanical system) の分野では、圧電セラミックスを利用したセンサやアクチュエータ等を更に集積化し、実用に供するために成膜によってそれらの素子を作製することが検討されている。その一つとして、セラミックスや金属等の成膜技術として知られているエアロゾルデポジション法(以下、「AD法」という)が注目されている。
AD法とは、原料の粉体からエアロゾルを生成し、そのエアロゾルを基板に噴射し、その際の衝突エネルギーにより粉体を堆積させて膜を形成する方法である。
インクジェットヘッドなどの液体吐出ヘッドを製造する場合において、上記AD法にて形成する対象は振動板を駆動するための圧電体がメインであるが、従来、耐食性金属材料からなる基板上に、金属材料酸化物からなる振動板をAD法によって形成するようにした液体吐出ヘッドの製造方法が提案されている(特許文献1)。
尚、前記基板は、AD法によって振動板が形成された後にインク液室(圧力室)となる部分がエッチングによって除去され、圧力室隔壁となる。
特開2003−136714号公報
一般に、インクジェットヘッドの振動板と圧力室隔壁とは接着剤によって貼り合わされているが、特許文献1に記載のものは、圧力室隔壁となる基板上にAD法によって振動板が成膜されているため、振動板と圧力室隔壁とを接着するための接着工程が不要になる利点がある。
しかしながら、特許文献1に記載の製造方法は、AD法での振動板の形成後に、その振動板が臨む圧力室を基板に形成するために基板をエッチングする工程があり、エッチング工程が増加するという問題がある。尚、AD法によって圧力室隔壁を形成するようにした従来技術はない。
また、インクジェットヘッドの基体は、インクが充填される圧力室や、各圧力室にインクを供給するための共通流路などの空間が形成された3次元構造を有しており、この3次元構造化の微細化は、高画質インクジェットヘッドを実現する上での高密度化のためには必須となる。
特許文献1に記載の製造方法は、基板をエッチングして圧力室を形成しているが、単一の基板をエッチングして圧力室の他に上記流路等を含む複雑な空間を基板内に形成することは困難である。尚、インクジェットヘッドの基体は、一般に3次元構造化のために複数の基板を貼り合わせた多層基板構造になっており、そのため薄膜構造化、微細構造化などのダウンサイジングが困難であるという問題がある。また、多層基板による3次元構造化は、加工精度や割れ、反りなどの応力損傷などの観点で微細化が困難であった。更に、接着剤によって貼り合わせた構造体では、接着層のばらつきや接着強度のばらつきによるヘッド面内の吐出圧が不均一化する問題があった。また、接着剤自体が有機材料であるため、接着力が経時変化しやすい点や、応力に伴う経時材質変化の問題で、耐久性の観点で改善が望まれていた。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、複数の基板の貼り合わせを行わずに、圧力室及び流路を含む任意形状の空間を有する3次元構造体をモノリシック構造化することができ、薄膜構造化、微細構造化などのダウンサイジングを実現することができる液体吐出ヘッド及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために請求項1に係る発明は、液体が充填される圧力室、及び該圧力室に液体を供給するための流路を含む空間が形成された3次元構造体と、前記圧力室内の液体をノズルから吐出させるための駆動素子とを有する液体吐出ヘッドにおいて、前記3次元構造体は、基板上に組成材料を堆積させる堆積法によって形成されていることを特徴としている。
液体吐出ヘッドの圧力室や流路などの空間を有する3次元構造体は、堆積法によって形成されているため、接着剤等により基板同士を接着する必要がなく、モノリシック構造化することができるとともに、ダウンサイジング化することができる。尚、ノズルが形成されているノズルプレートは、別途準備したものを貼り付けるようにしてもよいし、堆積法で形成してもよい。
請求項2に示すように請求項1に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記基板は振動板であり、前記駆動素子は前記振動板を駆動する圧電素子であることを特徴としている。
請求項3に示すように請求項2に記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記圧電素子は、前記振動板上に圧電材料を堆積させる堆積法によって形成されていることを特徴としている。即ち、振動板の両面にそれぞれ前記3次元構造体と圧電素子とを堆積法によって形成するようにしたため、堆積時の応力歪みを相殺することができ、振動板の反りをなくすことができる。
請求項4に示すように請求項1乃至3のいずれかに記載の液体吐出ヘッドにおいて、前記堆積法は、エアロゾルデポジション法であることを特徴としている。尚、エアロゾルデポジション法は、スパッタリングなどの他の堆積法に比べて厚膜化が容易であり、また、原料の粉体の結晶構造を維持することができる利点がある。
請求項5に係る液体吐出ヘッドの製造方法は、エアロゾルデポジション法により原料の粉体を含むエアロゾルを基板に噴射し、該基板に粉体を堆積させて圧力室、及び該圧力室に液体を供給するための流路を含む空間を有する3次元構造体を形成したことを特徴としている。
請求項6に示すように請求項5に記載の液体吐出ヘッドの製造方法において、
(a) 前記3次元構造体を多層構造とし、各層をエアロゾルデポジション法によりパターン成膜する工程と、
(b) 前記各層の開口部に溶解材料を充填する工程と、
(c) 前記工程 (a) と、工程 (b) とを繰り返して前記3次元構造体を多層構造によって形成する工程と、
(d) 前記3次元構造体の形成後に前記溶解材料を除去し、該3次元構造体内に空間を形成する工程と、
を含むことを特徴としている。
即ち、3次元構造体は、エアロゾルデポジション法によりパターン成膜する工程と、そのパターン成膜された層の開口部を溶解材料によって埋める工程とを繰り返すことによって形成される。そして、3次元構造体の形成後に溶解材料を除去し、圧力室、流路等の任意形状の空間を有する3次元構造体を形成するようにしている。
請求項7に示すように請求項6に記載の液体吐出ヘッドの製造方法において、前記工程 (b) は、前記工程 (a) によってパターン成膜された層の開口部を埋めるようにエアロゾルデポジション法によって溶解材料を成膜することを特徴としている。
本発明によれば、圧力室及び流路を含む空間を有する3次元構造体を、基板上に組成材料を堆積させて形成するようにしたため、圧力室等の任意形状の空間を有する3次元構造体をモノリシック構造化することができるとともに、ダウンサイジング、接着剤フリーとすることができる。
以下添付図面に従って本発明に係る液体吐出ヘッド及びその製造方法の好ましい実施の形態について詳説する。
[インクジェット記録装置の概要]
まず、本発明に係る液体吐出ヘッドを適用するインクジェット記録装置の概要について説明する。
図1はインクジェット記録装置の全体構成図である。同図に示すように、このインクジェット記録装置10は、インクの色ごとに設けられた複数の液体吐出ヘッド(以下、単に「ヘッド」という)12K,12C,12M,12Yを有する印字部12と、各ヘッド12K,12C,12M,12Yに供給するインクを貯蔵しておくインク貯蔵/装填部14と、記録紙16を供給する給紙部18と、記録紙16のカールを除去するデカール処理部20と、前記印字部12のノズル面(インク吐出面)に対向して配置され、記録紙16の平面性を保持しながら記録紙16を搬送する吸着ベルト搬送部22と、印字部12による印字結果を読み取る印字検出部24と、印画済みの記録紙(プリント物)を外部に排紙する排紙部26と、を備えている。
給紙部18から送り出される記録紙16はマガジンに装填されていたことによる巻き癖が残り、カールする。このカールを除去するために、デカール処理部20においてマガジンの巻き癖方向と逆方向に加熱ドラム30で記録紙16に熱を与える。
ロール紙を使用する装置構成の場合、図1のように、裁断用のカッター(第1のカッター)28が設けられており、該カッター28によってロール紙は所望のサイズにカットされる。カッター28は、記録紙16の搬送路幅以上の長さを有する固定刃28Aと、該固定刃28Aに沿って移動する丸刃28Bとから構成されており、印字裏面側に固定刃28Aが設けられ、搬送路を挟んで印字面側に丸刃28Bが配置される。なお、カット紙を使用する場合には、カッター28は不要である。
デカール処理後、カットされた記録紙16は、吸着ベルト搬送部22へと送られる。吸着ベルト搬送部22は、ローラ31、32間に無端状のベルト33が巻き掛けられた構造を有し、少なくとも印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する部分が水平面(フラット面)をなすように構成されている。
ベルト33は、記録紙16の幅よりも広い幅寸法を有しており、ベルト面には多数の吸引孔(不図示)が形成されている。図1に示したとおり、ローラ31、32間に掛け渡されたベルト33の内側において印字部12のノズル面及び印字検出部24のセンサ面に対向する位置には吸着チャンバ34が設けられており、この吸着チャンバ34をファン35で吸引して負圧にすることによってベルト33上の記録紙16が吸着保持される。
ベルト33が巻かれているローラ31、32の少なくとも一方にモータ(不図示)の動力が伝達されることにより、ベルト33は図1上の時計回り方向に駆動され、ベルト33上に保持された記録紙16は図1の左から右へと搬送される。
縁無しプリント等を印字するとベルト33上にもインクが付着するので、ベルト33の外側の所定位置(印字領域以外の適当な位置)にベルト清掃部36が設けられている。
吸着ベルト搬送部22により形成される用紙搬送路上において印字部12の上流側には、加熱ファン40が設けられている。加熱ファン40は、印字前の記録紙16に加熱空気を吹き付け、記録紙16を加熱する。印字直前に記録紙16を加熱しておくことにより、インクが着弾後乾き易くなる。
印字部12は、最大紙幅に対応する長さを有するライン型ヘッドを紙送り方向と直交方向(主走査方向)に配置した、いわゆるフルライン型のヘッドとなっている(図2参照)。各印字ヘッド12K,12C,12M,12Yは、図2に示したように、本インクジェット記録装置10が対象とする最大サイズの記録紙16の少なくとも一辺を超える長さにわたってインク吐出口(ノズル)が複数配列されたライン型ヘッドで構成されている。
記録紙16の送り方向に沿って上流側から黒(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の順に各色インクに対応したヘッド12K,12C,12M,12Yが配置されている。記録紙16を搬送しつつ各ヘッド12K,12C,12M,12Yからそれぞれ色インクを吐出することにより記録紙16上にカラー画像を形成し得る。
印字検出部24は、印字部12の打滴結果を撮像するためのラインセンサを含み、該ラインセンサによって読み取った打滴画像からノズルの目詰まりその他の吐出不良をチェックする手段として機能する。
印字検出部24の後段には、後乾燥部42が設けられている。後乾燥部42は、印字された画像面を乾燥させる手段であり、例えば、加熱ファンが用いられる。印字後のインクが乾燥するまでは印字面と接触することは避けたほうが好ましいので、熱風を吹き付ける方式が好ましい。
後乾燥部42の後段には、加熱・加圧部44が設けられている。加熱・加圧部44は、画像表面の光沢度を制御するための手段であり、画像面を加熱しながら所定の表面凹凸形状を有する加圧ローラ45で加圧し、画像面に凹凸形状を転写する。
こうして生成されたプリント物はカッター28によって所定のサイズに切断された後、排紙部26から排出される。本来プリントすべき本画像(目的の画像を印刷したもの)とテスト印字とは分けて排出することが好ましい。このインクジェット記録装置10では、本画像のプリント物と、テスト印字のプリント物とを選別してそれぞれの排出部26A、26Bへと送るために排紙経路を切り替える不図示の選別手段が設けられている。なお、大きめの用紙に本画像とテスト印字とを同時に並列に形成する場合は、カッター(第2のカッター)48によってテスト印字の部分を切り離す。
[エアロゾルデポジション法(以下、「AD法」という)による成膜方法]
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドの製造に使用するAD法による成膜方法について説明する。
図3はAD法による成膜装置を示す模式図である。この成膜装置は、原料の粉体51を収容するエアロゾル生成容器52を有している。ここで、エアロゾルとは、気体中に浮遊している固体や液体の微粒子のことをいう。
エアロゾル生成容器52には、キャリアガス導入部53、エアロゾル導出部54、振動部55が設けられている。キャリアガス導入部53から窒素ガス(N2 )等の気体を導入することによってエアロゾル生成容器52内に収容された原料の粉体が噴き上げられ、エアロゾルが生成される。その際に、振動部55によってエアロゾル生成容器52に振動を与えることにより、原料の粉体が攪拌され、効率よくエアロゾルが生成される。生成されたエアロゾルは、エアロゾル導出部54を通って成膜チャンバ56に導かれる。
成膜チャンバ56には、排気管57、ノズル58、可動ステージ59が設けられている。排気管57は、真空ポンプに接続されており、成膜チャンバ56内を排気する。エアロゾル生成容器52において生成され、エアロゾル導出部54を通って成膜チャンバ56に導かれたエアロゾルは、ノズル58から基板50に向けて噴射される。これにより、原料の粉体が基板50上に衝突して堆積する。基板50は、3次元に移動可能な可動ステージ59に載置されており、可動ステージ59を制御することにより、基板50とノズル58との相対的位置が調節される。
[液体吐出ヘッドの製造方法]
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドの製造方法について説明する。
図4は振動板60上に圧力室隔壁64’をAD法によって成膜する場合に関して示している。
図4(A)に示すように、まずステンレス鋼(SUS430)からなる振動板60上に圧力室の平面形状を有するレジスト62を形成する(レジストパターニング)。このレジスト62の厚さは、10μm以上とする。尚、振動板60は、SUS430に限らず、例えばガラス、SiO2 、Al2 3 などの酸化物セラミック系を適用してもよい。
次に、図4(B)に示すようにAD法により圧力室隔壁の組成材料(例えば、Al2 3 )からなるAl2 3 膜64を形成する。即ち、平均粒径0.3 μmのAl2 3 単結晶粉体を用い、図3に示した成膜装置を駆動することにより、厚さ10μmのAl2 3 膜64を成膜する。
続いて、図4(C)に示すようにアセトンを用いてレジスト62を溶解し、レジスト62上のAl2 3 膜64をリフトオフする。このリフトオフにより、振動板60上にAl2 3 膜64からなる圧力室隔壁64’がパターン成膜される。尚、この圧力室隔壁64’によって圧力室65が形成される。
次に、内部応力を取り除くための熱処理(アニール)を行う。アニールは、例えば600°Cを1時間保持することによって行われる。また、必要に応じて振動板60の厚さが所望の厚さになるようにエッチングする。
図5は振動板60の裏面に圧電素子を形成する場合に関して示している。
即ち、振動板60の裏面に共通電極66を形成する。共通電極66は、密着層となる酸化チタン層(TiO2 )がスパッタリング等により形成され、その上に導電層となる白金層(Pt)がスパッタリング等により形成され、トータルで約0.5 μmの厚さを有している。
上記のように振動板60に共通電極66を形成したのち、この共通電極66の圧力室65に対応した位置に振動板60を駆動するためのジルコン酸チタン酸鉛(PZT)膜67を成膜し、更にPZT膜67上に個別電極68を形成する。この場合、図4(A)及び(B)に示した方法と同様にしてレジストパターニング、AD法によるPZT膜67の成膜、及び電極の形成後、リフトオフにより圧力室65に対応した位置にPZT膜67及び個別電極68を形成する。
その後、アニール処理及びポーリングを行う。ポーリング後のPZT膜67は、共通電極66と個別電極68との間に電圧を印加すると、長辺方向に伸縮するd31モードで変位し、その結果、振動板60を駆動させる圧電素子69として機能する。
尚、本構成のように振動板60の両面に圧力室隔壁64’と圧電素子69とをAD法によって成膜した場合、以下のような効果が確認できた。
AD法は、高速に粉体を噴射して高緻密な膜を堆積させる手法のため、膜には成膜時に応力が残留しやすい。その結果、振動板が膜に引っ張られて、湾曲する傾向が確認されている。膜をアニール処理して応力開放することで、振動板の湾曲は改善されるが、本方法のように振動板の両面にAD法によって成膜すると、応力歪みが相殺され、アニール処理の必要性がないことが確認された。従って、本構成のように振動板の両面にAD法によって成膜することは、歪み相殺の観点から有効であり、熱処理を削減できることで、設計の自由度アップや工数削減に伴うコストダウンなどの効果が見込めることが確認できた。
また、図5に示した実施の形態では、圧電素子69をAD法によって形成するようにしたが、これに限らず、圧電素子を振動板60に接着剤で貼り付けるようにしてもよい。
次に、振動板からノズルに至るまでの上記圧力室隔壁64’を含む3次元構造体のモノリシック構造化について、図6を参照しながら説明する。
図6(A)は振動板60上に圧力室隔壁64’がパターン成膜されている場合に関して示している。尚、圧力室隔壁(第1層)64’は、図4に示したようにAD法によってパターン成膜されたものである。
上記圧力室隔壁64’をパターン成膜した後、図6(B)に示すように圧力室隔壁64’のパターン間に溶解材料70をAD法によってパターン成膜し、これにより圧力室65の空間を埋める。尚、溶解材料70は、AD法によって溶解材料70上に成膜が可能な材料であり、かつウエットエッチング(液体の薬品に浸ける方法)により除去可能な材料である。
次に、図6(C)に示すように圧力室隔壁(第1層)64’上に、AD法により第2層72をパターン成膜する。この第2層72の成膜も圧力室隔壁(第1層)64’の成膜と同様にして行われ、また、図6(D)に示すように第2層72のパターン間に溶解材料70が充填される。
図6(E)に示すように、第3層73から第6層(ノズルプレート)76も上記と同様にして順次成膜される。
その後、図6(F)に示すように、ウエットエッチンングにより溶解材料70を除去する。これにより、圧力室65、各圧力室65にインクを供給するための共通流路78、圧力室65からノズル77にインクを供給するためのノズル流路79等の空間を有する3次元構造体80が形成される。
尚、圧力室隔壁(第1層)64’からノズルプレート(第6層)76までの3次元構造体80を構成する各層は、それぞれ異なる形状のレジストパターンによってパターン成膜されており、各層のレジストパターンの形状、及び各層の厚みを適宜設定することにより、圧力室等を含む任意形状の空間を有する3次元モノリシック構造体を形成することができる。
この実施の形態では、ノズル77を有するノズルプレート(第6層)76もAD法によって形成するようにしたが、これに限らず、別途準備したノズルプレートを接着剤によって貼り付けるようにしてもよい。尚、ノズルプレートを貼り付ける場合には、AD法で形成する場合に比べて、ノズルピッチやノズル径を高精度にすることができる。
また、3次元構造体80を構成する各層は、それぞれ同一の組成材料の粉体を用いて成膜されているが、これに限らず、各層ごとに異なる組成材料の粉体を用いて成膜してもよいし、あるいは1つの層内で異なる組成材料の粉体を用いて成膜してもよい。
次に、2種類以上の異なる組成材料の粉体を用いて振動板上に圧力室隔壁をAD法により成膜する場合について、図7を参照しながら説明する。
図7(A)は、それぞれ種類の異なる組成材料からなる層82と層84とが交互に積層されて圧力室隔壁86が形成されている場合に関して示している。
ここで、層82は、剛性の高い組成材料から形成され、層84はインク耐性の高い組成材料から形成されている。これにより、層82と層84との多層構造の圧力室隔壁86は、それぞれの層82、84の組成材料の特性(高剛性、高耐食性)が平均化されたものとなる。
また、AD法によって上記圧力室隔壁86を成膜する場合には、剛性の高い組成材料からなる第1の粉体を収容する第1のエアロゾル生成容器と、インク耐性の高い組成材料からなる第2の粉体を収容する第2のエアロゾル生成容器とを準備し、前記第1、第2のエアロゾル生成容器によって生成された第1、第2のエアロゾルが、噴射ノズルから交互に噴射されるようにエアロゾルの流路を切り替えるようにする。
尚、圧力室隔壁を構成する各層の組成材料は、上記の実施の形態に限定されず、AD法での密着性の高い組成材料、インク液との親液性の高い組成材料などの組成材料を選択するようにしてもよい。また、圧力室隔壁は、3種類以上の組成材料からなる層を順次積層して構成するようにしてもよい。更に、圧力室隔壁(第1層)に限らず、他の層(図6に示した第2層72から第6層76)についても、第1層と同様に構成してもよい。
図7(B)及び(C)はそれぞれ傾斜組成化した圧力室隔壁の実施の形態を示している。
即ち、図7(B)及び(C)に示す圧力室隔壁88、89は、2種類の組成材料からなる第1のエアロゾルと第2のエアロゾルとの混合比を連続的に変化させ、その混合したエアロゾルを噴射ノズルから噴射して振動板60上に粉体を堆積させて成膜されたものであり、圧力室隔壁88は、圧力室隔壁88の一端から他端に向かって連続的に傾斜組成化されており、圧力室隔壁89は、圧力室隔壁88の両端から中央に向かって連続的に傾斜組成化されている。尚、2種類のエアロゾルの混合比は、膜厚方向に向かって連続的に変化させる場合に限らず、段階的に変化させるようにしてもよい。
次に、圧力室を含む3次元構造体を2種類以上の組成材料によって構成する実施例について説明する。
[材料接着時の密着性を向上させるヘッドの第1実施例]
図8は組成材料が傾斜組成化された圧力室隔壁を含むヘッドの断面図である。同図に示す第1実施例のヘッドの振動板90は、ステンレス鋼(SUS430)から構成され、ノズルプレート92は、ニッケル(Ni)から構成されているものとする。この場合、振動板90からノズルプレート92に至るまでの3次元構造体の圧力室隔壁94は、SUS430からニッケル(Ni)に連続的に変化するように傾斜組成化されている。
即ち、AD法によって振動板90に粉体を堆積させる際に、最初はSUS430の粉体を含む第1のエアロゾルを振動板90に噴射してSUS430の粉体を堆積させ、その後、第1のエアロゾルと、ニッケル(Ni)の粉体を含む第2のエアロゾルとの混合比を連続的に変化させ(第1のエアロゾルの割合を徐々に少なくするとともに、第2のエアロゾルの割合を徐々に多くし)、ノズルプレート92が形成される位置では第2のエアロゾルのみを噴射してニッケル(Ni)の粉体を堆積させる。
上記のように圧力室隔壁94を傾斜組成化することにより、振動板90及びノズルプレート92との接着部における圧力室隔壁94の組成を同一にすることができ、これにより振動板90と隔壁94との密着性を向上させることができるとともに、ノズルプレート92と隔壁94との密着性を向上させることができる。
更に、振動板90及びノズルプレート92の組成と、圧力室隔壁94の接着部における組成を同一、又は略同一にすることで、加熱接着時やヘッド温調時において、線膨張係数が接着部で同一、又は略同一となるため、接着剥離を抑制できる効果がある。
また、振動版90とノズルプレート92の組成が同一、又は略同一で、それぞれの接着部の組成が同一、又は略同一である場合、ヘッドの上下2面が略同一組成材料で厚みを持って形成されるので、反りの発生を抑制する効果が生まれる。
尚、図8において、96は、振動板90を駆動するための圧電素子である。
[インク充填時の気泡発生を防止するヘッドの第2実施例]
図9はインク充填時に気泡が発生する原因を説明するための図であり、同図(A)は圧力室100と、この圧力室100にインクを供給する供給路102と、ノズル流路104とを示している。
図9(B)及び(C)はそれぞれ図9(B)の要部拡大断面図であり、圧力室100と供給路102との連結部に関して示している。
供給路102からインクが圧力室100内に供給される際に、図9(B)に示すようにインク106の先端部が球状になると、インク106と圧力室100の角部100Aとの間に空間(気泡)が残る。一方、図9(C)に示すようにインク106の先端部が球状にならずに広がると、インク106と圧力室100の角部100Aとの間に気泡が残らない。
インク106の先端部の形状は、インク106の粘性や圧力室100の壁面のインク106との親液性によって変化し、インク106の粘性を一定としている場合には、圧力室100の壁面の親液性が高い程、気泡の発生を防止することができる。
図10はインク充填時の気泡発生を防止する圧力室隔壁を含むヘッドの断面図であり、図11は図10に示したヘッドの圧力室の斜視図である。尚、図10において、図8と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、図11において、116はインクの供給路に連通する圧力室内の開口であり、118はノズル流路に連通する圧力室内の開口である。
図10において、振動板90からノズルプレート92に至るまでの圧力室隔壁120は、TiO2 やZnOなどの親液性材料からなる第1層110と、Cr、他金属、セラミックなどの材料からなる第2層112と、親液性材料からなる第3層114とによって積層化されている。尚、圧力室隔壁120の各層は、AD法によって順次成膜されて構成されている。
図9で説明したように気泡は圧力室の角部に溜まりやすいため、第2実施例のヘッドでは、圧力室の角部の壁面と他の壁面との気泡の付きにくさを等しくするために、角部を構成する層(第1層110、第3層114)の組成材料を親液性材料にしている。
尚、上記第2実施例のヘッドの圧力室隔壁120を、図8に示した第1実施例のヘッドの圧力室隔壁94と同様に連続的に傾斜組成化させてもよい。
[インクの安定供給可能なヘッドの第3実施例]
図12はインクの安定供給可能な圧力室隔壁を含むヘッドの断面図である。尚、図12において、図8と共通する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図12において、振動板90からノズルプレート92に至るまでの圧力室隔壁140は、Cr、Ni等の高剛性材料からなる第1層130と、第2層132と、Mg、樹脂等の低剛性材料からなる第3層134とによって積層化されている。尚、第2層132は、第1層130の剛性と第3層134の剛性の中間の剛性を有する材料からなり、圧力室隔壁140の剛性は、振動板90からノズルプレート92に向かって剛性が低下する傾斜剛性構造となっている。また、圧力室隔壁140の各層は、AD法によって順次成膜されて構成されている。樹脂の層を成膜する場合には、メカノケミカル反応を使わずに堆積させるAD法となる。
図13は上記構成のヘッドの駆動時の圧力室内の圧力変化を示すグラフである。
同図に示すように、まず、インク吐出前に一旦、圧電素子96への印加電圧を低下させることで圧力室を広げる方向に振動板90を駆動し、メニスカスを後退させるPULL制御を行う。次に、正電圧を印加して急激にインクを吐出させるPUSH制御を行い、インク滴を十分な速度で吐出させる。インク吐出後には、印加電圧を下げて圧力室内にインクを充填させるリフィル制御を行う。リフィル時には、メニスカスの振動を速やかに収束させて次のインク吐出までの時間の短縮化が要求される。
とろこで、図12に示したように圧力室の圧力室隔壁140に剛性の傾斜を付けるようにしたため、以下のような作用効果が得られる。即ち、PUSH制御時にはスルーレートが高いため、低剛性の第3層134は硬く作用し、一方、リフィル制御時には低剛性の第3層134の変形(図12の矢印方向の撓み)により、圧力室内に充填されるインクのメニスカス振動を抑制するダンパー効果が得られる。
尚、上記第3実施例のヘッドの圧力室隔壁140を、図8に示した第1実施例のヘッドの圧力室隔壁94と同様に連続的に傾斜組成化させてもよい。
また、この実施の形態では、AD法による成膜時にレジストパターニング及びリフトオフによりパターン成膜するようにしたが、これに限らず、金属又はセラミックスなどのマスクを使用し、AD法によるマスクパターニングにより圧力室隔壁等を含む3次元圧力室構造体をパターン成膜するようにしてもよい。
更に、この実施の形態では、本発明に係る液体吐出ヘッドは、記録紙にインクを吐出するライン型インクジェットヘッドとして使用される場合について説明したが、これに限らず、ヘッドが印字媒体の送り方向と直交する方向に往復移動するシャトル型のヘッドにも適用できる。更に、本発明に係る液体吐出ヘッドは、記録媒体に処理液又は水を噴射することによる画像形成用ヘッドとして、また、基材に塗布液を噴射することで画像記録媒体を形成するための液体吐出ヘッドとして用いても良い。
図1は本発明に係る液体吐出ヘッドを適用するインクジェット記録装置の全体構成図である。 図2は図1に示したインクジェット記録装置の印字部周辺の要部平面図である。 図3はAD法による成膜装置を示す模式図である。 図4は振動板上に圧力室隔壁をAD法によって成膜する場合の手順を示す図である。 図5は振動板の両面に圧力室隔壁及び振動板駆動用のPZT膜を成膜した状態を示す図である。 図6は振動板からノズルに至るまでの3次元構造体のモノリシック構造化の手順を示す図である。 図7は2種類以上の異なる組成材料の粉体を用いて振動板上に圧力室隔壁をAD法により成膜する実施の形態を説明するために用いた図である。 図8は組成材料が傾斜組成化された圧力室隔壁を含むヘッドの断面図である。 図9はインク充填時に気泡が発生する原因を説明するために用いた図である。 図10はインク充填時の気泡発生を防止する圧力室隔壁を含むヘッドの断面図である。 図11はインク充填時の気泡発生を防止する圧力室隔壁を有する圧力室の斜視図である。 図12はインクの安定供給可能な圧力室隔壁を含むヘッドの断面図である。 図13は図12に示したヘッドの駆動時の圧力室内の圧力変化を示すグラフである。
符号の説明
10…インクジェット記録装置、12…印字部、12K、12C、12M、12Y、90、50…ヘッド、16…記録紙、60、90…振動板、62…レジスト、64…Al2 3 膜、64’…圧力室隔壁(第1層)、65…圧力室、66…共通電極、67…PZT膜、68…個別電極、69、96…圧電素子、70…溶解材料、72…第2層、73…第3層、74…第4層、75…第5層、76…第6層、77…ノズル、78…共通流路、79…ノズル流路、80…3次元構造体、86、88、89、94、120、140…圧力室隔壁、90…振動板、92…ノズルプレート、110、130…第1層、112、132…第2層、114、134…第3層

Claims (7)

  1. 液体が充填される圧力室、及び該圧力室に液体を供給するための流路を含む空間が形成された3次元構造体と、前記圧力室内の液体をノズルから吐出させるための駆動素子とを有する液体吐出ヘッドにおいて、
    前記3次元構造体は、基板上に組成材料を堆積させる堆積法によって形成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記基板は振動板であり、前記駆動素子は前記振動板を駆動する圧電素子であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記圧電素子は、前記振動板上に圧電材料を堆積させる堆積法によって形成されていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記堆積法は、エアロゾルデポジション法であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  5. エアロゾルデポジション法により原料の粉体を含むエアロゾルを基板に噴射し、該基板に粉体を堆積させて圧力室、及び該圧力室に液体を供給するための流路を含む空間を有する3次元構造体を形成したことを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  6. (a) 前記3次元構造体を多層構造とし、各層をエアロゾルデポジション法によりパターン成膜する工程と、
    (b) 前記各層の開口部に溶解材料を充填する工程と、
    (c) 前記工程 (a) と、工程 (b) とを繰り返して前記3次元構造体を多層構造によって形成する工程と、
    (d) 前記3次元構造体の形成後に前記溶解材料を除去し、該3次元構造体内に空間を形成する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  7. 前記工程 (b) は、前記工程 (a) によってパターン成膜された層の開口部を埋めるようにエアロゾルデポジション法によって溶解材料を成膜することを特徴とする請求項6に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
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