JP2005132803A - 胃内滞留固形剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
難水溶性薬物を含有する製剤を胃内において膨潤させることにより幽門通過を遅らせ、胃内滞留性を向上させることができ、それによって薬物の体内吸収率を改善することができる。
本発明製剤は、特に、膨潤基材を含有する層と薬物を含有する層が独立しているため、それらの相互作用に左右されない製剤を提供することができる。
本発明製剤は、膨潤し、任意に浮遊し、徐放機能を有しまたは胃壁に付着することによって、平均滞留時間を延長することができ、吸収率を高めることができる。
【選択図】 図1
Description
[1] 薬物を含有してなる、胃内滞留を特徴とする固形剤、
[2] 胃内において膨潤することを特徴とする前項[1]記載の剤、
[3] さらに胃内において浮遊する性質もしくは徐放する性質、または胃壁に付着する性質を有する前項[2]記載の剤、
[4] 膨潤基材を含有してなることを特徴とする前項[2]記載の剤、
[5] 膨潤基材がキサンタンガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコールおよびアラビアゴムから選択される1種または2種以上である前項[4]記載の剤、
[6] さらに結合剤、滑沢剤、難水溶性ポリマーおよび薬物放出制御剤から選択される1種または2種以上を含有することを特徴とする前項[4]記載の剤、
[7] 膨潤基材を含有する層と薬物を含有する層からなる前項[4]記載の剤、
[8] 膨潤基材を含有する層と薬物を含有する層が多層構造である前項[7]記載の剤、
[9] 2乃至5層からなることを特徴とする前項[8]記載の剤、
[10] 2層からなることを特徴とする図1で示される前項[8]記載の剤、
[11] 3層からなることを特徴とする前項[8]記載の剤、
[12] 中間層が薬物を含有する層である前項[11]記載の剤、
[13] 結合剤がヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポビドン、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、部分α化デンプン、α化デンプン、アルギン酸ナトリウム、プルラン、アラビアゴム末、ゼラチンおよびデキストリンから選択される1種または2種以上である前項[6]記載の剤、
[14] 滑沢剤がステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、蔗糖脂肪酸エステル、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、タルクおよびポリエチレングリコールから選択される1種または2種以上である前項[6]記載の剤、
[15] 難水溶性ポリマーがエチルセルロース、セルロースアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、アクリル酸コポリマー、カルボキシメチルエチルセルロース、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、セラック、ワックス類、タルクおよび酸化チタンから選択される1種または2種以上である前項[6]記載の剤、
[16] 薬物放出制御剤がヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポビドン、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、部分α化デンプン、α化デンプン、アルギン酸ナトリウム、プルラン、アラビアゴム末、ゼラチン、デキストリン、キサンタンガム、グアーガムおよびポリエチレンオキサイドから選択される1種または2種以上である前項[6]記載の剤、
[17] 錠剤、カプセル剤、丸剤、多孔剤または有核剤である前項[1]記載の剤、
[18] 有核剤であって、内層が薬物を含有する層である図3で示される前項[17]記載の剤、
[19] 薬物の平均滞留時間が通常の製剤に比して1.2乃至5倍となる請求項1記載の剤、
[20] 胃内滞留時間が3乃至24時間である前項[1]記載の剤、
[21] 膨潤率が1.2倍乃至10倍である前項[1]記載の剤、
[22] 薬物が難水溶性化合物である前項[1]記載の剤、
[23] 難水溶性化合物がプランルカスト水和物である前項[22]記載の剤、
[24] キサンタンガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコールおよびアラビアゴムから選択される1種または2種以上の膨潤基材を含有する層およびプランルカスト水和物を含有する層からなる前項[1]記載の剤、
[25] 薬物を含有する層が持続放出機能を有することを特徴とする前項[24]記載の剤および
[26] キサンタンガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコールおよびアラビアゴムから選択される1種または2種以上の膨潤基材およびプランルカスト水和物が均一に混合されている前項[1]記載の剤に関する。
添加剤としては、固形剤を製造する際に一般的に使用されるものであればよく、例えば、賦形剤、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、矯味剤、矯臭剤、界面活性剤、香料、着色剤、抗酸化剤、隠蔽剤、静電気防止剤、流動化剤、湿潤剤等から選択される同種または異種のものを1種または2種以上適宜配合して用いることができる。なお、同一の用途の添加剤を2種以上併用することもできる。また、被覆に使用される難水溶性ポリマーも任意に用いることができる。
製剤例1(二層性膨潤性錠剤の製造)
プランルカスト水和物をヒドロキシプロピルセルロース(表面改質剤)のグレードSSL(HPC-SSL)、乳糖と共に水中に懸濁させて調製したスラリー液(プランルカスト水和物200.0g、HPC-SSL20.0g、乳糖25.1g、精製水455.2g)を噴霧乾燥機(L-8スプレードライアー:大川原化工機製)にて噴霧し、プランルカスト水和物の噴霧乾燥品190gを得た。これにメトローズ90SH-4000(薬物放出制御剤)、乳糖・アビセルPH101(賦形剤)、HPC-SSL(結合剤)、およびステアリン酸マグネシウム(滑沢剤)を添加、混合して薬物含有層の打錠末を得た。次に、キサンタンガム(膨潤基材)、アビセルPH101およびメトローズ90SH-30000F(膨潤基材)を混合し、膨潤層の打錠末を得た。溶出層の打錠末を打錠機(岡田精工製、Tab-ALL)の臼(Ф18×9mm)に第一充填後、仮圧縮し、さらに膨潤層の打錠末を第二充填した後、打圧1000kgfにて本圧縮することにより、下記処方の二層カプレット錠剤を得た。
薬物含有層成分
薬物含有噴霧乾燥品
・プランルカスト水和物 75mg
・乳糖 7.5mg
・HPC-SSL 9.4mg
補助剤
・メトローズ90SH-4000 120mg
・乳糖 49.8mg
・HPC-SSL 8mg
・アビセルPH101 122.8mg
・ステアリン酸マグネシウム 8mg
膨潤層成分
・キサンタンガム 200mg
・アビセルPH101 40mg
・メトローズ90SH-30000F 160mg
合計 800.5mg
比較製剤例(錠剤の製造)
プランルカスト水和物をヒドロキシプロピルセルロースのグレードSSL(HPC-SSL)、乳糖と共に水中に懸濁させて調製したスラリー液(プランルカスト水和物200.0g、HPC-SSL20.0g、乳糖25.1g、精製水455.2g)を噴霧乾燥機(L-8スプレードライアー:大川原化工機製)にて噴霧し、プランルカスト水和物の噴霧乾燥品190gを得た。これに低置換度ヒドロキシプロピルセルロース(崩壊剤)のタイプ22(L-HPC-22)およびステアリン酸マグネシウム(滑沢剤)を添加、混合して打錠末を得た。この打錠末を打錠機(岡田精工製、Tab-ALL)により、杵径8mm、打錠圧700kgfの条件にて打錠し、下記処方の円形錠剤を得た。
・プランルカスト水和物 75.0mg
・HPC-SSL 7.5mg
・乳糖 9.4mg
・L-HPC-22 3.9mg
・ステアリン酸マグネシウム 1.0mg
合計 96.8mg
試験例1 吸収性実験
吸収実験には、体重およそ10kgのビーグル犬3頭を用いた。投与条件は、食後30分に製造例1で製造した本発明製剤および比較製剤例で製造した製剤をそれぞれイヌ用胃ゾンデを用い、胃内に直接投与した。その後、水200mLを先と同様に胃内に注入した。給餌条件として実験の前日は朝に餌300gを与え、実験当日には投与30分前に餌50gを与えた。製剤投与後、経時的に採血を行い、抽出操作後、血漿中薬物濃度をLC/MS/MSにて測定した。結果を図5および表1に示す。
より得られ、血中濃度の持続性の指標となり、平均滞留時間が長いほど徐放性製剤としての機能が高いことを表わす。
試験例2 薬物放出性評価
製剤例1で製造した本発明製剤を用いて薬物放出試験を実施した。試験は第14改正日本薬局方の一般試験法66溶出試験法・第2法(200rpm)にて実施した。試験液は、局方第一液に0.1%のポリソルベート80を添加した液を用いた。結果を図6に示す。
試験例3 膨潤層の膨潤率評価
製剤例1で製造した本発明製剤の膨潤層成分を単独で、錠剤重量が200mgになるように打錠(岡田精工製、Tab-ALLにより、杵径8mm、打錠圧1000kgf)し、これらの錠剤を日本薬局方第一液(15mL)が入っている50mLのプラスティック容器に投入し、180ストローク/分の速度で3時間振とうした。その後錠剤を取り出し、錠剤の重量および錠剤の直径を測定した。膨潤率とは、3時間振とうした後の錠剤重量/試験開始前の錠剤重量×100である。結果を図7に示す。
製剤例2 2層性膨潤製剤の製造
プランルカスト水和物をヒドロキシプロピルセルロースのグレードSSL(HPC-SSL)、乳糖と共に水中に懸濁させて調製したスラリー液(プランルカスト水和物200.0g、HPC-SSL20.0g、乳糖25.1g、精製水455.2 g)を噴霧乾燥機(L-8スプレードライアー:大川原化工機製)にて噴霧し、プランルカスト水和物の噴霧乾燥品190 gを得た。この噴霧乾燥品とメトローズ90SH-100(薬物放出制御剤)、乳糖・オイドラギットL-100 55(賦形剤)をGPCG-1(Glatt社製)に投入し、トップスプレーにてHPC-SSL(結合剤)溶液を噴霧し、流動層造粒品を得た。これにステアリン酸マグネシウム(滑沢剤)を添加、混合して薬物含有層の打錠末を得た。次に、キサンタンガム、グアーガムおよびメトローズ30000F(膨潤基材)、アビセルPH101(賦形剤)、酸化サマリウム(非放射活性物質)およびステアリン酸マグネシウムを混合し、膨潤層の打錠末を得た。溶出層の打錠末を打錠機(岡田精工製、Tab-ALL)の臼(Ф17.5×7.5mm)に第一充填後、仮圧縮し、さらに膨潤層の打錠末を第二充填した後、打圧1000kgfにて本圧縮し、下記処方の2層カプレット錠剤を得た。
組成
薬物含有層
・プランルカスト水和物・乾燥噴霧物 274.3mg
・メトローズ 90SH-100 112.5mg
・オイドラギット L-100 55 31.5mg
・乳糖 6.7mg
・HPC-SSL 16mg
・ステアリン酸マグネシウム 9mg
膨潤化剤含有層
・キサンタンガム 120mg
・メトローズ 30000F 105mg
・グアーガム 50mg
・アビセル PH101 23.5mg
・酸化サマリウム 10mg
・ステアリン酸マグネシウム 1.5mg
合計 750mg
製剤例3 2層性膨潤製剤の製造
プランルカスト水和物をヒドロキシプロピルセルロースのグレードSSL(HPC-SSL)、乳糖と共に水中に懸濁させて調製したスラリー液(プランルカスト水和物200.0g、HPC-SSL20.0g、乳糖25.1g、精製水455.2g)を噴霧乾燥機(L-8スプレードライアー:大川原化工機製)にて噴霧し、プランルカスト水和物の噴霧乾燥品190gを得た。この噴霧乾燥品とメトローズ90SH-4000(薬物放出制御剤)、乳糖・オイドラギットL-100 55(賦形剤)をGPCG-1(Glatt社製)に投入し、トップスプレーにてHPC-SSL(結合剤)溶液を噴霧し、流動層造粒品を得た。これにステアリン酸マグネシウム(滑沢剤)を添加、混合して薬物含有層の打錠末を得た。次にキサンタンガム、グアーガム、メトローズ30000F(膨潤基材)、アビセルPH101(賦形剤)、酸化サマリウム(非放射活性物質)およびステアリン酸マグネシウムを混合し、膨潤層の打錠末を得た。溶出層の打錠末を打錠機(岡田精工製、Tab-ALL)の臼(Ф17.5×7.5mm)に第一充填後、仮圧縮し、さらに膨潤層の打錠末を第二充填した後、打圧1000kgfにて本圧縮し、下記処方の2層カプレット錠剤を得た。
組成
薬物含有層
・プランルカスト水和物・乾燥噴霧物 274.3mg
・メトローズ 90SH-4000 112.5mg
・オイドラギット L-100 55 31.5mg
・乳糖 6.7mg
・HPC-SSL 16mg
・ステアリン酸マグネシウム 9mg
膨潤化剤含有層
・キサンタンガム 120mg
・メトローズ 30000F 105mg
・グアーガム 50mg
・アビセル PH101 23.5mg
・酸化サマリウム 10mg
・ステアリン酸マグネシウム 1.5mg
合計 750mg
試験例5 製剤例2および製剤例3で製造した製剤の薬物放出試験
上記製剤例2および製剤例3で製造した本発明製剤を用いて、薬物放出試験を行った。
試験例6 胃内滞留性評価(ガンマシンチグラフィー解析)
治験同意書を交わした年齢23〜43歳の男子9人を対象として、製剤例2で製造した本発明製剤の胃内滞留試験を実施した。ガンマシンチグラフィー解析のため、投薬前に非放射性酸化サマリウムを添加した膨潤性固形剤に中性子照射処理を行い、製剤全体の放射活性が0.8〜1MBqになるよう調整した。投薬後、経時的に製剤の消化管移動を追跡し、特に胃内での膨潤性固形剤の滞留性を評価した。なお膨潤性固形剤の投薬は、朝食摂取30分後に実施した。結果を表2に示す。
試験例7 ヒトでの血中プロファイル
製剤例2および製剤例3で製造した本発明製剤(1錠あたりプランルカスト水和物を225mg含有する錠剤2錠)を用いて、ヒトボランティア(9名)に投与し、その血中濃度を測定した。投与時は朝投与と夕方投与の2種類を検討した。その結果を図9および図10に示すとともに、パラメーターの比較を表3に示す。
試験例8 製剤例2で製造した本発明製剤の膨潤性評価
製剤例2で製造した本発明製剤の膨潤性を以下に示す方法に従って測定した。製剤例2で製造した本発明製剤の膨潤性評価を第14改正日本薬局方の一般試験法66溶出試験法・第2法(100rpm)で試験した。試験液は、局方第一液に0.1%のポリソルベート80を添加した液を用いた。試験開始後、経時的に錠剤を取り出し、錠剤の長径と短径を測定することにより膨潤性を評価した。結果を図11に示す。
Claims (26)
- 薬物を含有してなる、胃内滞留を特徴とする固形剤。
- 胃内において膨潤することを特徴とする請求項1記載の剤。
- さらに胃内において浮遊する性質もしくは徐放する性質、または胃壁に付着する性質を有する請求項2記載の剤。
- 膨潤基材を含有してなることを特徴とする請求項2記載の剤。
- 膨潤基材がキサンタンガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコールおよびアラビアゴムから選択される1種または2種以上である請求項4記載の剤。
- さらに結合剤、滑沢剤、難水溶性ポリマーおよび薬物放出制御剤から選択される1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項4記載の剤。
- 膨潤基材を含有する層と薬物を含有する層からなる請求項4記載の剤。
- 膨潤基材を含有する層と薬物を含有する層が多層構造である請求項7記載の剤。
- 2乃至5層からなることを特徴とする請求項8記載の剤。
- 2層からなることを特徴とする図1で示される請求項8記載の剤。
- 3層からなることを特徴とする請求項8記載の剤。
- 中間層が薬物を含有する層である請求項11記載の剤。
- 結合剤がヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポビドン、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、部分α化デンプン、α化デンプン、アルギン酸ナトリウム、プルラン、アラビアゴム末、ゼラチンおよびデキストリンから選択される1種または2種以上である請求項6記載の剤。
- 滑沢剤がステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、蔗糖脂肪酸エステル、フマル酸ステアリルナトリウム、ステアリン酸、タルクおよびポリエチレングリコールから選択される1種または2種以上である請求項6記載の剤。
- 難水溶性ポリマーがエチルセルロース、セルロースアセテートフタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロースアセテートサクシネート、アクリル酸コポリマー、カルボキシメチルエチルセルロース、ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、セラック、ワックス類、タルクおよび酸化チタンから選択される1種または2種以上である請求項6記載の剤。
- 薬物放出制御剤がヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ポビドン、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロース、部分α化デンプン、α化デンプン、アルギン酸ナトリウム、プルラン、アラビアゴム末、ゼラチン、デキストリン、キサンタンガム、グアーガムおよびポリエチレンオキサイドから選択される1種または2種以上である請求項6記載の剤。
- 錠剤、カプセル剤、丸剤、多孔剤または有核剤である請求項1記載の剤。
- 有核剤であって、内層が薬物を含有する層である図3で示される請求項17記載の剤。
- 薬物の平均滞留時間が通常の製剤に比して1.2乃至5倍となる請求項1記載の剤。
- 胃内滞留時間が3乃至24時間である請求項1記載の剤。
- 膨潤率が1.2倍乃至10倍である請求項1記載の剤。
- 薬物が難水溶性化合物である請求項1記載の剤。
- 難水溶性化合物がプランルカスト水和物である請求項22記載の剤。
- キサンタンガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコールおよびアラビアゴムから選択される1種または2種以上の膨潤基材を含有する層およびプランルカスト水和物を含有する層からなる請求項1記載の剤。
- 薬物を含有する層が持続放出機能を有することを特徴とする請求項24記載の剤。
- キサンタンガム、グアーガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコールおよびアラビアゴムから選択される1種または2種以上の膨潤基材およびプランルカスト水和物が均一に混合されている請求項1記載の剤。
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