JP2005132603A - レボルビング式糸巻取り装置およびレボルビング式糸巻取り方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】糸切り替え成功率を向上するレボルビング式糸巻取り装置とレボルビング式糸巻取り方法を提供すること。
【解決手段】レボルビング式糸巻取り機において、巻取り位置のボビンが満巻になった際、レボルビングして満巻ボビンと空ボビンの位置を切り替え、かつトラバース装置に供給される糸条を、トラバース域外に糸寄せするとともに、トラバース案内板の側端部の外側に離脱させることにより糸条自身の張力によってボビンから遠ざかる方向へ移動させ、次いで、接糸部形状が、スピンドル軸方向に対して、実質的に、直角な部分、傾斜した部分および平行な部分の3つの形状部を合わせ持つ糸掛けガイドを、糸条に対して、空ボビン方向に向けて押圧させた後、糸掛けガイドで糸条を保持しながらスピンドル軸方向にボビンの側端部まで該糸条を移動させて空ボビンに巻付かせて切り替えるように構成した。
【選択図】図4
【解決手段】レボルビング式糸巻取り機において、巻取り位置のボビンが満巻になった際、レボルビングして満巻ボビンと空ボビンの位置を切り替え、かつトラバース装置に供給される糸条を、トラバース域外に糸寄せするとともに、トラバース案内板の側端部の外側に離脱させることにより糸条自身の張力によってボビンから遠ざかる方向へ移動させ、次いで、接糸部形状が、スピンドル軸方向に対して、実質的に、直角な部分、傾斜した部分および平行な部分の3つの形状部を合わせ持つ糸掛けガイドを、糸条に対して、空ボビン方向に向けて押圧させた後、糸掛けガイドで糸条を保持しながらスピンドル軸方向にボビンの側端部まで該糸条を移動させて空ボビンに巻付かせて切り替えるように構成した。
【選択図】図4
Description
本発明は、レボルビング式糸巻取り装置に関し、更に詳しくは、合成繊維糸条の巻取りにおいて、満巻ごとの糸切り換えを安定に行なえるようにしたレボルビング式糸巻取り装置とレボルビング式糸巻取り方法に関する。
近年、合成繊維の製造において、高速で紡糸して巻取って生産性を限りなく向上させるため、所謂レボルビング式巻取り機を使用することが普及している。
このレボルビング式巻取り機は、一対のスピンドルを巻き取り位置と待機位置とに配置し、巻取り位置のスピンドルのボビンが満巻になる毎に、レボルビングによって両位置のスピンドルを交互に入れ替えながら糸切替えをすることにより連続巻取り生産を可能にするものである。
従って、このレボルビング式巻取り機では、満巻毎の糸切り換えを糸切れ等を発生することなく如何にして円滑に行えるようにするかが重要なものである。
図1、図2は、レボルビング式糸巻取り機の要部を図示して糸切り替え時の状態を説明するための図であり、図1は該巻取り機のスピンドル軸方向から見た概略側面図、図2は特にトラバース機構と糸道の関係を説明する図1に示した該巻取り機の概略平面図である。
図1を用いて説明すると、同図はレボルビング式糸巻取り機において、巻取り位置のボビンが満巻になった後、待機位置の空ボビンを巻取り位置にレボルビングし、その空ボビン側に糸切り替えするときの様子を例示したものであり、この図1において、50は巻取り部であり、ターレット盤1の周上に180°の間隔で一対のスピンドル2、2’が取り付けられ、それぞれにボビン3、3’が装着されている。また、一対のスピンドル2、2’の周方向に挟まれる中間位置に、それぞれ糸道規制バー4,4’が取り付けられている。巻取り部50の上方にはトラバース装置60が配置され、トラバース装置60は、図2に示すように、複数組の回転ブレード6を並べ、振り支点ガイド70から供給される糸条Yをこれら回転ブレード6が左右に移動させながらトラバース案内板7に沿わせて綾振りするようになっている。
図1では、レボルビング直後の状態を示し、満巻ボビン3を装着したスピンドル2が下側の待機位置に移り、空ボビン3’を装着したスピンドル2’が上側の巻取り位置に移っている。この状態から、図2に示すように、トラバース装置60の上方の糸寄せガイド8が、実線の位置から鎖線の位置まで移動し、その移動途中で糸条Yを引っ掛けて回転ブレード6から外し、かつトラバース域Wを越えてトラバース案内板7の側端部まで移動させる。その結果、振り支点ガイド70から供給される糸条Yは、糸導入板16の右側縁c、糸道規制バー4上の規制ピン5を経て、糸巻き層M上にバンチ巻Bを形成するように巻上げられる。
次いで、図1に示すように、糸掛けガイド10が実線の位置から鎖線の位置まで倒れ込み、その途中で糸導入板16の右側縁cと規制ピン5との間の糸道eの糸条Yを引っかけ、空ボビン3’に巻き掛けるように押圧する。その後、糸掛けガイド10をスピンドル軸方向に移動させることにより、糸条Yが空ボビン3’の端部に設けた糸捕捉機構11に捕捉され、空ボビン3’へ巻き付かせることができる。
しかし、上述した従来のレボルビング巻取り機の糸掛けガイドの形状は図3に示したような形状である。
すなわち、図3は、従来の糸掛けガイドの1例外形をモデル的に示した概略モデル平面図であり、このような形状では、糸道ガイド10をスピンドル軸方向に移動させたときに、糸条が糸道ガイド10の低部S1から移動してしまい、糸条Yを空ボビン3’の端部に設けた糸捕捉機構11に捕捉させることができず、糸切り替えの失敗を起こすこともたびたびあった(特許文献1)
特開平8−133600号公報
本発明の目的は、上述した従来のレボルビング式糸巻き取り機における糸切り替え時の欠点を解消し、その糸切り替え成功率を向上するレボルビング式糸巻取り装置と、レボルビング式糸巻取り方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明のレボルビング式糸巻取り装置は、一対のスピンドルをレボルビングにより巻取り位置と待機位置とに交互に入れ替わるように配置して巻取り部を構成し、該巻取り部上方にトラバース案内板を有するトラバース装置を配置し、該トラバース装置により供給糸条を左右に往復させて綾振りするように構成したレボルビング式糸巻取り機であって、前記巻取り位置のボビンが満巻になった際、レボルビングして満巻ボビンと空ボビンの位置を切り替え、かつ前記トラバース装置に供給される糸条を、トラバース域外に糸寄せするとともに、前記トラバース案内板の側端部の外側に離脱させることにより該糸条自身の張力によって前記ボビンから遠ざかる方向へ移動させ、次いで、接糸部形状が、スピンドル軸方向に対して、実質的に、直角な部分、傾斜した部分および平行な部分の3つの形状部を合わせ持つ糸掛けガイドを、該糸条に対して、前記空ボビン方向に向けて押圧させた後、該糸掛けガイドで該糸条を保持してスピンドル軸方向にボビンの側端部まで糸条を移動させて該空ボビンに巻付かせて切り替えるように構成したものである。
また、本発明のレボルビング式糸巻取り方法は、一対のスピンドルをレボルビングにより巻取り位置と待機位置とに交互に入れ替わるように配置して巻取り部を構成し、該巻取り部上方にトラバース案内板を有するトラバース装置を配置し、該トラバース装置により供給糸条を左右に往復させて綾振りするように構成し、前記巻取り位置のボビンが満巻になった際に、レボルビングして満巻ボビンと空ボビンの位置を切り替え、かつ前記トラバース装置に供給される糸条をトラバース域外に糸寄せして前記トラバース装置から離脱させることにより該糸条自身の張力によって前記ボビンから遠ざかる方向へ移動させ、次いで、接糸部形状が、スピンドル軸方向に対して、実質的に、直角な部分、傾斜した部分および平行な部分の3つの形状部を合わせ持つ糸掛けガイドを、該糸条に対して、前記空ボビン方向に向けて押圧させた後、該糸掛けガイドで該糸条を保持しながらスピンドル軸方向にボビンの側端部まで糸条を移動させて該空ボビンに巻付かせるようにしたものである。
本発明によれば、糸切り替え時の糸条を接糸部形状が、スピンドル軸方向に対して、実質的に直角な部分、傾斜した部分、水平な部分の、3つの形状部を合わせ持った構成の糸掛けガイドを用いることによって確実に、糸捕捉機構に捕捉させることができるようにしたので、糸切り替え成功率を向上することができる。
以下、更に詳しく本発明について説明する。
図4は、本発明にかかるボルビング式糸巻取り装置とレボルビング式糸巻取り方法に用いられる糸掛けガイドの1例外形をモデル的に示した概略モデル平面図である。
該糸掛けガイドは、スピンドル軸方向に対して、実質的に直角な部分、傾斜した部分、水平な部分の、3つの形状部をもって接糸部(糸ガイド部)として形成されているものである。
かかる図4に示したような形状をもつ糸掛けガイドを用いれば、図1に示すように、糸掛けガイド10が実線の位置から鎖線の位置まで倒れ込み、その途中で糸導入板16の右側縁cと規制ピン5との間の糸道eの糸条Yを引っかけ、空ボビン3’に巻き掛けるように押圧し、その後、糸掛けガイド10をスピンドル軸方向に移動させても、糸条Yが糸掛けガイド10の低部S2から移動することがないので、確実に糸条Yが空ボビン3’の端部に設けた糸捕捉機構11に捕捉されて、空ボビン3’へ巻付かせることができ、確実なスピンドル切換えができるのである。
図5(A)、(B)および図6(A)、(B)は、本発明にかかる糸切換装置・方法を用いることのできる2糸条タンデム型のレボルビング式糸巻き取り機について示したものである。図5(A)、(B)は巻き取り位置のスピンドルのボビンが満巻になった状態を示し、図6(A)、(B)は、その後、スピンドルをレボルビングして糸切り替えを実施するときの状態を示している。
この実施例では、ターレット盤1に取り付けた一対のスピンドル2、2’に、それぞれ2個ずつのボビン3、3’がタンデムに装着され、かつそれぞれモータ13、13’によって駆動されるようになっている。タンデムに装着された2個のボビンに対応してそれぞれのトラバース装置60、60’が設けられ、その上方にそれぞれ左右に移動可能な糸寄せガイド8、8’が設けられ、さらにその上方に振り支点ガイド70、70’が設けられている。かつ、左右2個の振り支点ガイド70、70’の上方には、糸供給部としてゴデーロール80と糸道ガイド81が設けられている。
図2に示したように、各トラバース装置60、60’には、複数組の回転ブレード6とこれに対応するトラバース案内板7が設けられ、その複数組の回転ブレード6は振り支点ガイド70、70’から供給された糸条Yを左右に移動させながら波形に形成されたトラバース案内板7のガイド面に沿わせて綾振りするようになっている。また、トラバース案内板7の側端部には、その上方に糸導入板16が設けられている。
トラバース装置60、60’の下方にはタッチロール12が設けられ、このタッチロール12が巻き取り位置のスピンドルに装着されたボビン3または3’に圧接して、均一に糸条Yを巻き上げるようになっている。また、2台のトラバース装置60、60’の前方には、左右2個の糸掛けガイド10、10’を固定した糸掛けアーム14が左右方向に横切るように配置され、かつ一方の端部でL状に屈曲して奥側へ延長し、アクチュエータ15の伸縮操作により上下に倒伏運動するようになっている。糸掛けガイド10、10’は左右に並んだボビン3、3’の端部に設けた糸捕捉溝11、11’に対応するように設けられ、かつ糸掛けアーム14とともにスピンドル軸方向に移動できるようになっている。従って、糸かけアーム14を倒伏操作すると、糸掛けガイド10、10’が糸条Yを側面から引っ掛けて空ボビンに押圧し、糸掛けガイド10、10’がスピンドル軸方向に移動することで糸捕捉溝11、11’に糸条Y押し込み、把持させるようになっている。
上述した糸寄せガイド8、8’、トラバース装置60、糸掛けアーム14およびタッチロール12は一体の構造体として組み立てられており、ボビン3、3’上の糸巻層Mが成長するにつれ、この構造体全体が上方にスライドするようになっている。また、糸掛けアーム14は、糸寄せガイド8、8’、トラバース装置60、タッチロール12と別体の構造としてもよい。
上述した構成からなるレボルビング式糸巻取り機において、本発明による糸切替え方法は、次のように実施される。
まず、図5(A)、(B)において上方の巻取り位置のボビン3に巻き取られつつある糸巻層Mが満巻に達すると、下方の待機位置のスピンドル2’が助走を開始する。その回転数が所定数に達すると、ターレット盤1が矢印方向に180°回転し、スピンドル2とスピンドル2’の位置が、図1並びに図6(A)、(B)に示すように切り替える。すなわち、空ボビン3’を装着したスピンドル2’が上方の巻き取り位置に切り替わり、満巻のボビン3を装着したスピンドル2が下方の待機位置に切り替えられる。
このようにスピンドル2,2’が切り替えられると、図2並びに図6(A)、(B)に示すように、各トラバース装置60、60’の上方の右側に待機していた糸寄せガイド8、8’が左側へ移動し、その移動途中で糸条Yを引っ掛けてトラバース装置60、60’の回転ブレード6から外し、さらにトラバース域Wの外側に移動して、トラバース案内板7の側端部外側に離脱させた状態にする。この後、バンチシリンダー9のガイドロッド9aが突出し、糸条Yがトラバース域W側へ移動しないような規制状態にした後、糸寄せガイド8は元の右側の位置に復帰する。
このように、糸寄せガイド8が右側に復帰すると、糸条Yはそれ自身の張力によってガイドロッド9aおよび糸導入板16の側面を滑って手前側の点cに移動し、振り支点ガイド70から供給された糸条Yは、糸導入板16の右側縁点cから糸道規制バー4上の規制ピン5を経て、糸巻き層Mの端部にバンチ巻Bとして巻き上げられる。
次いで、糸掛けアーム14を図5(A)、(B)の位置から図6(A)、(B)のように倒伏させる。すなわち、糸掛けガイド10を、図1において実線で示す位置から鎖線位置へ回動するように移動させる。この糸掛けガイド10の移動によって、糸掛けガイド10が糸道dを走行する糸条Yを拾い、空ボビン3’に押圧する。
さらに、スピンドル軸方向に移動することにより、糸掛けガイド10で押し込んだ糸条Yを糸捕捉溝11に把持させると、糸条Yは満巻ボビン3から切断されて空ボビン3’側に巻き上げられるようになる。次いで、バンチシリンダー9のガイドロッド9aを引っ込めると、糸条Yは自らの張力によってトラバース域Wに復帰し、トラバース装置60の回転ブレード6によって綾振りされながら空ボビン3’に巻き上げられていく。
上述した本発明による糸切り替え方法において、該糸掛けガイドの接糸部形状が、スピンドル軸方向に対して、実質的に、直角な部分、傾斜した部分、水平な部分の3つの構成をもつため、糸掛けガイド10を、図1において実線で示す位置から鎖線位置へ回動させる途中に、糸掛けガイド10が糸道dを走行する糸条Yを、糸掛けガイド10の傾斜部16で拾う。回動が進むにつれて糸条Yは糸掛けガイド10の水平部、すなわち、図4の底部S2の点Eに移動する。さらに糸掛けガイドが空ボビン3’に押圧する位置まで回動した後、スピンドル軸方向に、すなわち、糸捕捉溝11側へ移動するが、糸条Yは糸掛けガイド10の垂直部17で水平方向の位置が規制され、糸条Yが傾斜部16に移動することなく、確実に糸条Yを糸捕捉部11に把持させることができる。このことにより、糸切り替え成功率を向上することができる。
本発明は、ポリエステル繊維だけでなく、その他の合成繊維の巻取りにも採用することが可能である。
また、本発明は、本明細書中で実施例として説明したもののみに限定されるものではない。本発明は、合成繊維を連続生産および大量生産する際、すなわち、頻繁に糸切り替えが実施される生産形態において、糸切り換えの失敗による生産量の低下、屑量の増加、屑処理および再糸掛け作業の増加を抑制することができる。
図7に示すように、ポリエステル繊維を巻取り速度を毎分5000mとして、バンチ巻Bを糸巻き層Mの巻き幅の中央に形成されるように糸道規制バー上の規制ピン5を設定し、巻き取った。この際に、従来技術の糸掛けがイドおよび本発明の糸掛けガイドの両方を用いて、糸切り換えテストを実施して比較検討をした。
この比較検討に用いた従来技術の糸掛けガイドの詳細形状を図8に示し、本発明にかかる糸掛けガイドの詳細を図9に示す。本発明にかかる糸掛けガイドは、図9に記入したようにスピンドル軸方向に直角な部分は10mm、平行な部分も10mmの長さを持つものである。
図10は、レボルビング直後の状態を示し、糸掛けガイド10が倒れ込み、その途中で糸条Yを引っかけ、空ボビン3’に巻き掛けるように押圧させようとしている図である。この状態の後、さらに糸掛けガイドが倒れ込み、空ボビン3’に糸条Yを押圧させ、糸掛けガイド10をスピンドル軸方向に移動させることにより、糸条Yが空ボビン3’の端部に設けた糸補足機構11に捕捉され、空ボビン3’へ巻き付かせることができる。
しかし、従来技術の糸掛けガイドの形状では、糸道ガイド10をスピンドル軸方向に移動させたときに、糸条が糸道ガイド10の底部S1から移動してしまい、糸道ガイド10をスピンドル軸方向に移動させたときに、糸条は張力により糸道ガイド10をスピンドル軸方向に移動させる前の位置を保とうとし、糸条Yは糸道ガイド10の底部S1から移動してしまい、糸条Yを空ボビン3’の端部に設けた糸捕捉機構11に捕捉させることができず、糸切り替えの失敗を起こすことがあり、全ての糸切り替え失敗数の約30%がこのことによるものであった。
これに対して、本発明の糸掛けガイドでは、図9に示すように、接糸部形状がスピンドル軸方向に対して実質的に、直角な部分、傾斜した部分、および平行な部分の3つの形状部を合わせ持つため、糸道ガイド10をスピンドル軸方向に移動させたときに、糸条が最低部S2に保持され、確実に糸捕捉機構11に捕捉させることができ、糸道ガイド10の糸切り替えの失敗はほぼ皆無となったことを確認することができた。
1:ターレット盤
2、2’:スピンドル
3、3’:ボビン
4、4’:糸道規制バー
5、5’:規制ピン
6:回転ブレード
7:トラバース案内板
8、8’:糸寄ガイド
9:バンチシリンダー
9a:ガイドロッド
10、10’:糸掛けガイド
11、11’:糸捕捉部
12:タッチロール
13、13’:モータ
14 糸掛けアーム
15:アクチュエータ
16:糸導入板
17:傾斜部
18:垂直部
50 巻取り部
60、60’:トラバース装置
70、70’:振り支点ガイド
80:ゴデーロール
81:糸道ガイド
c:糸導入板16の側面の点
d:糸道
B バンチ巻
M 糸巻層
S1、S2:底部
Y:糸条
W:トラバース域
2、2’:スピンドル
3、3’:ボビン
4、4’:糸道規制バー
5、5’:規制ピン
6:回転ブレード
7:トラバース案内板
8、8’:糸寄ガイド
9:バンチシリンダー
9a:ガイドロッド
10、10’:糸掛けガイド
11、11’:糸捕捉部
12:タッチロール
13、13’:モータ
14 糸掛けアーム
15:アクチュエータ
16:糸導入板
17:傾斜部
18:垂直部
50 巻取り部
60、60’:トラバース装置
70、70’:振り支点ガイド
80:ゴデーロール
81:糸道ガイド
c:糸導入板16の側面の点
d:糸道
B バンチ巻
M 糸巻層
S1、S2:底部
Y:糸条
W:トラバース域
Claims (2)
- 一対のスピンドルをレボルビングにより巻取り位置と待機位置とに交互に入れ替わるように配置して巻取り部を構成し、該巻取り部上方にトラバース案内板を有するトラバース装置を配置し、該トラバース装置により供給糸条を左右に往復させて綾振りするように構成したレボルビング式糸巻取り機であって、前記巻取り位置のボビンが満巻になった際、レボルビングして満巻ボビンと空ボビンの位置を切り替え、かつ前記トラバース装置に供給される糸条を、トラバース域外に糸寄せするとともに、前記トラバース案内板の側端部の外側に離脱させることにより該糸条自身の張力によって前記ボビンから遠ざかる方向へ移動させ、次いで、接糸部形状が、スピンドル軸方向に対して、実質的に、直角な部分、傾斜した部分および平行な部分の3つの形状部を合わせ持つ糸掛けガイドを、該糸条に対して、前記空ボビン方向に向けて押圧させた後、該糸掛けガイドで該糸条を保持しながらスピンドル軸方向にボビンの側端部まで該糸条を移動させて該空ボビンに巻付かせて切り替えるように構成されたことを特徴とするレボルビング式糸巻取り装置。
- 一対のスピンドルをレボルビングにより巻取り位置と待機位置とに交互に入れ替わるように配置して巻取り部を構成し、該巻取り部上方にトラバース案内板を有するトラバース装置を配置し、該トラバース装置により供給糸条を左右に往復させて綾振りするように構成し、前記巻取り位置のボビンが満巻になった際に、レボルビングして満巻ボビンと空ボビンの位置を切り替え、かつ前記トラバース装置に供給される糸条をトラバース域外に糸寄せして前記トラバース装置から離脱させることにより該糸条自身の張力によって前記ボビンから遠ざかる方向へ移動させ、次いで、接糸部形状が、スピンドル軸方向に対して、実質的に、直角な部分、傾斜した部分および平行な部分の3つの形状部を合わせ持つ糸掛けガイドを、該糸条に対して、前記空ボビン方向に向けて押圧させた後、該糸掛けガイドで該糸条を保持しながらスピンドル軸方向にボビンの側端部まで糸条を移動させて該空ボビンに巻付かせるようにしたことを特徴とするレボルビング式糸巻取り方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003372774A JP2005132603A (ja) | 2003-10-31 | 2003-10-31 | レボルビング式糸巻取り装置およびレボルビング式糸巻取り方法 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014015334A (ja) * | 2012-06-11 | 2014-01-30 | Tmt Machinery Inc | 巻取管、巻取管に形成される複数のパッケージ、及び複数のパッケージの製造方法 |
WO2015161654A1 (zh) * | 2014-04-22 | 2015-10-29 | 郑州中远氨纶工程技术有限公司 | 收卷装置、纺丝位及其用途 |
-
2003
- 2003-10-31 JP JP2003372774A patent/JP2005132603A/ja active Pending
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WO2015161654A1 (zh) * | 2014-04-22 | 2015-10-29 | 郑州中远氨纶工程技术有限公司 | 收卷装置、纺丝位及其用途 |
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