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JP2005117339A - 監視カメラの録画状態監視方法 - Google Patents

監視カメラの録画状態監視方法 Download PDF

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JP2005117339A
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Erina Teramoto
絵里奈 寺本
Toru Ishii
透 石井
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Ikeno Tsuuken KK
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Ikeno Tsuuken KK
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Abstract

【課題】 監視カメラの画像データーが保存されているかどうかを確認する。
【解決手段】 確認処理と、警告処理とを順次行う。確認処理は、カメラが撮影した画像の録画データーを保存するサーバー4a内での画像データーの更新の有無を検知する処理であり、警告処理は、画像データの更新が検知されないときに警告を発する処理である。画像データの更新の有無は、録画データーを保存するサーバー4a内の録画ファイルのサイズの変化によって検知され、もし、一定の時間帯内でファイルサイズに変化がなければ、その録画ファイルにはカメラの映像が録画されていないと判断し、監視装置6より電子メールによって管理者のパソコン8や管理者が所持する携帯電話9へ異常発生を通知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、商店街などに設置された監視カメラが正常に動作しているかどうかを監視する監視カメラの録画状態監視方法に関する。
ビデオカメラ等を用いて特定の地域、区域の違法行為、不法行為を監視するシステムは、従来より銀行、スーパーマーケットなどの施設で広く採用されている。最近では商店街に監視カメラを設置して商店のシャッターや壁にスプレー等で落書きされる被害の防止、ゴミの不法投棄、違法駐車などの防止に絶大な効果が得られたことが報告されている。
商店街、繁華街は、自転車などの盗難、ごみの不法投棄、違法駐車、落書き、シンナーの路上販売、公衆電話によるいたずらなど様々な違法行為、不法行為が横行する危険を常にはらんでいる。監視カメラを街角に設置するという試みは、不法行為者や違法行為者を摘発する上に効果を発揮するばかりではなく、監視カメラが設置されているということだけで、これが違法行為、不法行為者にとって牽制となって不法行為や違法行為の予防効果が大きい。
このような目的に用いるシステムが、ネットワーク監視カメラシステムであり、この監視カメラシステムに用いられるディスプレイには、複数のウインドウを同時に表示し、前記各ウインドウに前記各カメラを対応付けて前記各カメラで撮像した画像を表示するとともに、前記各カメラに優先順位をつけ、優先順位の高いカメラの撮像画像を表示するウインドウのサイズより大きく、且つより手前に表示するほか、ウインドウごとにカメラの画像をファイル化し、そのヘッダー部に保存する時刻を記述することによって信頼性を高める工夫がされたものもある。
しかしながら、サーバーでの画像データーの記録状態は常時管理者が監視をしているわけではなく、いざ事件が発生したときに数時間をさかのぼって時間発生時の画像データーを再生するのが通例であるが、もし、監視カメラの故障、システムのダウン、その他、ハード或いはソフトウェアの故障などの不測の事態が発生してサーバーの画像ファイルに監視カメラの画像データーが正規に記録されないときには、画像データーを再生できず、したがって、録画方法や再生時の表示方法をいくら工夫したとしても、事件発生の時刻、事件の内容を画像データーから特定することはできない。
すなわち、折角、優れた録画方法や再生時の表示方法がありながら、事件の特定には何の役にも立たず、ダミーカメラ以上には監視カメラの機能を果すことができない。
特許公開2000−83241 特許公開2001−23132
解決しようとする課題は、監視カメラの画像データーを保存するサーバーの録画ファイルは、常時、管理者が監視しているわけではないので、画像データーが保存されているかどうかを確認できない点である。
本発明は、撮影データーが保存されたサーバーの画像ファイルのファイルサイズを監視し、画像データーのファイルサイズを確認するとともに更新の有無をチェックし、ファイルサイズに変更がない場合に、カメラからデーターの書き込みがないと判断し、管理者に警告を発することを主要な特徴とする。
本発明による監視カメラの録画状態監視方法によれば、予め定められた時間が経過してもサーバーの画像ファイルのサイズに変更がなければ、管理者に警告が発せられるため、異常発生箇所の修理が可能となり、画像データーの再生不能の事態を解消でき、もし、ある時間帯に事件が発生したときにその事件の経過を常にモニターに再現できる効果を有する。
監視カメラで撮影された撮影現場の録画データーがサーバーの録画ファイルへ正常に保存されているかどうかの判断をファイルサイズの変化を監視して画像ファイルの更新の有無をチエックし、一定時間経過後もファイルサイズに変化がないときに監視カメラからデーターの書き込みがないと判断して警告を発することでサーバーの画像ファイルへの録画不能の事態を解消した。
図1は、本発明による監視カメラの録画状態監視方法を実現する監視カメラシステムの構成を示す図である。図1において、複数基のネットワークカメラ、即ちネットワーク型対応カメラ(以下カメラという)1a、1b、・・・が防犯カメラとして特定の監視地域、監視区域に設置され、既存のネットワーク(LAN、WAN)を通して各々のカメラ1a、1b、・・・がサーバールーム3aのサーバー4a及び監視端末のパソコン5aに接続されている。
第1の監視区域Z1に第1の組のカメラ1a、1b、・・・が設置され、第2の監視区域Z2に第2の組のカメラ2a、2b、・・・の組が設置された例を示している。第2の組のカメラ2a、2b、・・・も同様に既存のネットワーク(LAN、WAN)を通して第2の組に専用のサーバールーム3bのサーバー4b及び監視端末のパソコン5bに接続されている。2以上の組のカメラが接続されている場合にもまったく同じである。
本発明においては、このネットワーク(LAN、WAN)に監視装置6としてのパソコンを接続したものである。監視装置6は、サーバー4とは区別するため、図1ではサーバールーム3の外に置いているが、勿論サーバールーム3内にあっても良い。監視装置6は、監視カメラシステムの管理者が常勤する場所に設置されるのが好ましいといえるが、設置場所は限定されるものではない。
この実施例において、第1の組の各カメラ1a、1b、・・・は、指定された第1の監視区域Z1内の特定の範囲を常時撮影し、その撮影画像の画像データーがネットワーク(LAN、WAN)を通じてサーバー4に蓄積(録画)され、同時に各カメラが撮影した映像の画像データーは画像情報として監視端末のパソコン5aのディスプレイにリアルタイムに表示される。他の組のカメラに撮影された映像の画像データについても全く同じである。以下の説明では、第1の組の各カメラ1a、1b、・・・で撮影された映像がサーバールーム3a内のサーバー4aに保管される例を説明する。
図2に、第1の監視区域Z1の特定の範囲を撮影する特定のカメラ1が撮影した映像の画像データーがサーバーの画像ファイル7に保存される様子を示している。画像ファイル7には、一定の数の画像データーD1〜Dnが保存されているときに、次いで新しい画像データーDn+1が取り込まれると、画像ファイル7内のもっとも古い画像データーD1がデレートされることによって順次画像データーの更新が行われる。
図2では、説明を簡単にするため、画像データーD1〜Dnとして合計36の画像データーが画像ファイル7に保存される例を図示しているが、実際には、例えば1秒間に7枚の画像データーが画像ファイルに取り込まれる場合、画像ファイルに1日に取り込まれる画像データーの数は、約100万枚であり、そのデーター量はおよそ4.2GBになる。監視装置6は、1ないし2以上の組のサーバー4に録画された画像データーを以下に説明する確認処理と、警告処理とによって監視し、異常発生時に警告を出力する。
(1)確認処理
確認処理は、サーバー4aの各録画ファイル7のサイズの変化から画像データーの更新の有無を確認する処理である。カメラ1は、監視エリア内の特定の範囲を撮影するため、撮影される映像は風景としてみたとき、時間の経過に関わらず同じである。しかし、その視野の範囲内を人が通過したときには、その人が撮影されて画像データーのデーター量が変わる。
また、視野の範囲内を人や車などが通らなくても、午前、午後、夜間では明るさが変化することによって、映像の画像データーのデーター量が変わり、雨天、晴天の違いによっても当然画像データーのデーター量が変わるため、画像データーのデーター量の変化の有無を監視することによって画像ファイル内の画像データが順次更新されているかどうかを判断できる。即ち、画像ファイルのサイズが変化していれば、撮影された映像は正しく録画されて保存されていることを意味し、一定時間帯内で画像ファイルのサイズが変化しなければ、撮影された映像は正しく保存されていないこと、つまり後に画像ファイルから画像を再現できないことを意味する。
(2)警告処理
警告処理は、警告処理は、確認処理によって、画像データの更新が検知されないときに警告を発する処理であり、各監視カメラの映像を保存するサーバー4a、4b、・・・と、サーバー内の各画像ファイル7のファイルサイズを監視し、一定時間に亘り、それぞれの画像ファイルのファイルサイズに変化がないときには、その画像ファイルには、カメラに撮影された映像が画像データとして書き込まれなかったと判断し、録画不能の事態が発生したとして管理者へ警告を発する。警告は、監視装置6のパソコンのモニタに表示するほか、管理者のパソコン8や管理者が所持する携帯電話9への電子メール(以下「E−メール」という)を送信することによって行う。
本発明において、「E−メール」によって管理者へ発する警告は警告メールである。警告に「E−メール」を用いる場合には、確認処理としてさらに、「E−メール」による送信が可能かどうかのチェックが必要である。以下に「E−メール」を用いて警告処理を行う例を説明する。
(3)システムの処理動作
図3にシステムの処理動作を示すフローチャートを示す。サーバーの録画ファイルには、保存処理によって、監視カメラの録画データーが保存される。図3において、サーバの各録画ファイルには、このシステムでは、メール送信が可能であるかどうかの確認処理を行うために、あらかじめ定期的にメール送信を行う(これを正常メールという)。
そのメールの送信時刻(正常メールの送信時刻)とファイルサイズの監視のため一定時間ごとに定期的に確認する時間(監視時間)を定めておく。「正常メールの送信時刻」は、例えば午前9時のように1日1回程度の定刻が決められていれば良い。監視時間の間隔の設定は任意である。監視時間の間隔は狭ければ狭いほど、録画不良の発見の機会が増えることになる。例えば1時間に一回程度であってもよい。
図3において、まず、正常メールの送信時刻の確認を行う(ステップS1)。ついで、正常メールの送信時刻の確認が実行された時刻が正常メールの送信時刻であるかどうかを判定し(ステップS2)、正常メールの送信時刻、例えば午前9時であれば、監視カメラの監視を行っている旨を告げる内容の「E−メール」(正常メール)を管理者のパソコン8や管理者が所持する携帯電話9へ配信する(ステップS3)。
この正常メールが監視装置6から配信され、管理者のパソコン8や管理者が所持する携帯電話9がその正常メールを受信している限り、監視装置6と、管理者のパソコン8及び管理者が所持する携帯電話間9の通信は正常である。正常メールの送信は、定常的に繰り返される。正常メールの送信時刻の確認が実行された時刻が正常メールの送信時刻以外の時刻であるときには、サーバーの確認が行われる(ステップS4)。
サーバーの確認は、監視装置6と、特定のサーバーとが接続できるかどうかの確認であり、2以上のサーバー4a、4b、・・・があるときには、順にその確認が行われる(ステップS5)。監視装置6と特定のサーバー4a、4b、・・・との接続が成功したときには、そのサーバーに保存されている各録画ファイルについて、そのファイルサイズの確認を行う(ステップS6)が、もし、接続に失敗した時には、警告処理として、警告を発し、特定のサーバーと接続できない旨を監視装置のモニターに表示するとともに「E−メール」(警告メールという)を配信し、管理者のパソコン8及び管理者が所持する携帯電話9に異常発生箇所を通知する。
ファイルサイズの確認は、一定時間、例えば一分間行い(ステップS7)、1分間の時間帯の間にファイルサイズに変化があれば、監視カメラの映像が正常に録画されているものと判断して、正規の手順にもどる。もし、1分間の時間帯の間にファイルサイズに変化がなければ、その録画ファイルには監視カメラの映像が録画されていないと判断し、警告処理として録画不能の警告を発し、録画不能となった録画ファイル名からその録画ファイルが属するサーバーと、その録画ファイルに画像データを送信している監視カメラを特定し、これを監視装置のモニターに表示するとともに「E−メール」(警告メール)を配信し、管理者のパソコン8及び管理者が所持する携帯電話9に異常発生箇所を通知する。
管理者はパソコン8あるいは携帯電話9に配信された警告メールの内容からサーバー或いは監視カメラの異常発生箇所を知り、直ちに異常内容を点検、異常個所を修理修理する。なお、監視装置6には監視の履歴を残す。例えば、ステップS5において、サーバーに接続できなかった場合には、ログファイルに接続できなかったサーバー名を記録する。サーバに接続後、各録画ファイサイズを確認してファイルサイズに変更がなければ、それぞれのサーバー毎に備えた履歴ファイルに確認の日時を記録する。履歴ファイル内のデータ保持件数の設定は任意であり、一定期間ごとに更新することもできる。
本発明において、正常メールの送信時刻の確認は、監視装置のパソコンと、管理者のパソコン及び管理者が所持する携帯電話との通信が正常であるかどうかを監視することであり、正常メールを発信できることは、警告メールの発信が可能であるということである。監視装置がサーバーを確認し、サーバ内の画像ファイルのサイズを確認して異常を発見しても、もし警告メールを発信できなければ、管理者は、異常の発生を検知できない。
あらかじめ設定された正常メールの送信時刻の間隔内に、監視時間が任意に設定され、監視時間が到来するたびに、サーバーの確認、サーバー内の各画像ファイルサイズの確認処理が実行され、サーバーに接続できないとき、ファイルサイズに変更がないときに警告メールが発せられるため、管理者は、警告メールの内容から、異常が発生したサーバー、或いは異常が発生した監視カメラを特定することができ、さらには、異常発生がシステムの問題か、或いはカメラの故障かをある程度推定して故障修理に対処することができる。
本発明は、各カメラが撮影した映像の画像データを保存する録画ファイルを常時監視し、録画状態に異常が発生したときは警告を発して管理者に知らせるため、異常発生時には迅速に補修してカメラを常時正常な状態で稼動させることが可能となり、銀行、スーパーマーケットなどの施設、商店街などで発生する違法行為、不法行為、さらには商店街で発生する落書き、ゴミの不法投棄、違法駐車などの違法行為、不法行為の現場を確実に撮影して後に正確に再現して事件の解決に大きく寄与できる。
本発明による監視カメラの録画状態監視方法のシステムの構成を示す図である。 カメラが撮影した映像の画像データを画像データに保存する要領を示す図である。 システムのフローチャートである。
符号の説明
1 第1の監視区域Z1の特定の範囲を撮影する特定のカメラ
1a、1b カメラ
2a、2b カメラ
3a、3b サーバールーム
4a、4b サーバー
5a、5b 端末パソコン
6 監視装置
7 画像ファイル
8 管理者のパソコン
9 管理者が所持する携帯電話
Z1 第1の監視区域
Z2 第2の監視区域

Claims (7)

  1. 確認処理と、警告処理とを有する監視カメラの録画状態監視方法であって、
    確認処理は、カメラが撮影した画像の録画データーを保存するサーバー内での画像データーの更新の有無を検知する処理であり、
    警告処理は、確認処理によって、画像データの更新が検知されないときに警告を発する処理であることを特徴とする監視カメラの録画状態監視方法。
  2. 確認処理が行う画像データの更新の有無は、録画データーを保存するサーバー内の録画ファイルのサイズの変化によって検知するものであることを特徴とする請求項1に記載の監視カメラの録画状態監視方法。
  3. 警告処理は、予め定められた時間が経過した後においてもサーバーの画像ファイルのサイズに変化がないときに、カメラからのデーターの書き込みがないものと判断して警告を発する処理であることを特徴とする請求項2に記載の監視カメラの録画状態監視方法。
  4. 警告処理にて発する警告は、警告内容を管理者のパソコンや管理者が所持する携帯電話への電子メールを配信することによって行うことを含むものであることを特徴とする請求項1に記載の監視カメラの録画状態監視方法。
  5. 警告処理にて発する警告は、録画ファイルを保存するサーバに接続されないときを含み、接続できないサーバーを特定して電子メールを配信するものであることを特徴とする請求項4に記載の監視カメラの録画状態監視方法。
  6. 確認処理にて行うファイルサイズの確認は、一定の時間帯内でファイルサイズの確認を行うものであり、ファイルサイズに変化があれば、カメラの映像が正常に録画されているものと判断し、もし、一定の時間帯内でファイルサイズに変化がなければ、その録画ファイルにはカメラの映像が録画されていないと判断し、警告処理として録画不能の警告を発し、録画不能となった録画ファイル名からその録画ファイルが属するサーバーと、その録画ファイルに画像データを送信しているカメラを特定し、これを電子メールによって管理者のパソコンや管理者が所持する携帯電話へ配信し、管理者のパソコンや管理者が所持する携帯電話に異常発生箇所を通知することを特徴とする請求項1に記載の監視カメラの録画状態監視方法。
  7. 確認処理は、監視装置と、管理者のパソコンや管理者が所持する携帯電話との電子メールによる通信が正常に行われるかどうかを監視し、通信が正常であるかどうかを監視する時間間隔内に、確認処理としてサーバーに接続できるかどうかの確認と、サーバー内の各画像ファイルサイズの確認を実行し、サーバーに接続できないときおよび画像ファイルのファイルサイズに変更がないときに警告を配信することを特徴とする請求項4に記載の監視カメラの録画状態監視方法。
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