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JP2005109843A - 画像処理装置 - Google Patents

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JP2005109843A JP2003340157A JP2003340157A JP2005109843A JP 2005109843 A JP2005109843 A JP 2005109843A JP 2003340157 A JP2003340157 A JP 2003340157A JP 2003340157 A JP2003340157 A JP 2003340157A JP 2005109843 A JP2005109843 A JP 2005109843A
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Abstract

【課題】 ユーザに付与されたレベル毎に使用可能な機能範囲を制限する機能を持ちつつ、緊急時等への柔軟な対応を可能にする。
【解決手段】 ユーザが携帯し近距離無線通信が可能なタグ5の識別情報記憶部51aには、ユーザの識別情報が格納されている。タグ検出部11aがタグ5との通信を確立すると、識別情報受信部11bはタグ5から識別情報を受信する。レベル判定部11cは、レベル記憶部11nが記憶する識別情報とレベルとの対応関係を参照して、識別情報からレベルを判定する。レベル判定部11cは、通信を確立したタグ5が複数である場合には、演算規則記憶部11eに記憶される演算規則に基づいて各レベルの組合せに応じたレベルを定める。演算規則は、通信を確立したタグ5が多いほど、使用可能な機能範囲が拡大する方向にレベルがシフトするように定められている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ユーザに付与されたレベルに応じてユーザが使用可能な機能範囲を制限する画像処理装置に関するものである。
画像処理装置(複写機、ファクシミリ機、プリンタ機、それらの機能を併せ持つ複合機等、文書・図画等の画像を形成する装置の総称)において、ユーザ毎に使用可能な機能範囲を制限するものが従来より知られている。例えば特許文献1は、暗証コード或いはキーカード等を用いることにより、ユーザが使用可能な機能範囲を制限する画像処理装置を開示している。
特開平06−22066号公報
しかし、特許文献1等に開示される従来技術では、制限された機能範囲を拡張する、或いは解除することが不可能ないし困難であるため、緊急時等に対応できないという問題点があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、機能範囲を制限する機能を持ちつつ、柔軟な対応を可能にした画像処理装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ユーザに付与されたレベルに応じてユーザが使用可能な機能範囲を制限する画像処理装置であって、ユーザによって携帯されユーザの識別情報を格納し近距離無線通信が可能なタグとの通信を行うとともに当該タグから前記識別情報を受信するタグ通信手段と、前記タグ通信手段が単一のユーザが携帯するタグとの通信を確立したときに、通信を確立したタグから受信した識別情報に対応するレベルの機能範囲を使用可能に設定するとともに、前記タグ通信手段が複数のユーザが携帯するタグとの通信を確立したときに、通信を確立した各タグから受信した識別情報に対応するレベルの組合せから、予め定められた規則に従って定まるレベルの機能範囲を使用可能に設定する条件設定手段と、を備えることを特徴とするものである。
上記の構成によれば、ユーザが携帯する近距離無線通信可能なタグとの通信を行うとともに当該タグが格納するユーザの識別情報を受信するタグ通信手段が備わっており、単数のユーザが携帯するタグとの通信が確立されたときに、当該タグから受信した識別情報に対応するレベルの機能範囲が使用可能に設定され、複数のユーザが携帯するタグとの通信が確立されたときに、これらのタグから受信した識別情報に対応するレベルの組合せから、予め定められた規則に従って定まるレベルの機能範囲が使用可能に設定される。このため、装置を使用するために単数のユーザが装置に接近した場合には、当該ユーザに付与されたレベルに応じた機能範囲が使用可能に設定されるとともに、複数のユーザが装置に接近した場合には、各ユーザに付与されたレベルの組合せに応じて定まるレベルの機能範囲が使用可能に設定される。即ち、ユーザに付与されたレベルに応じて機能範囲を制限する機能を持ちつつ、装置に接近するユーザの数によってはレベルを変換することができるので、緊急時等に柔軟な対応が可能となる。
請求項2に記載の発明は、ユーザに付与されたレベルに応じてユーザが使用可能な機能範囲を制限する画像処理装置であって、ユーザによって携帯されユーザのレベルを格納し近距離無線通信が可能なタグとの通信を行うとともに当該タグから前記レベルを受信するタグ通信手段と、前記タグ通信手段が単一のユーザが携帯するタグとの通信を確立したときに、通信を確立したタグから受信したレベルの機能範囲を使用可能に設定するとともに、前記タグ通信手段が複数のユーザが携帯するタグとの通信を確立したときに、通信を確立した各タグから受信したレベルの組合せから、予め定められた規則に従って定まるレベルの機能範囲を使用可能に設定する条件設定手段と、を備えることを特徴とするものである。
上記の構成によれば、ユーザが携帯する近距離無線通信可能なタグとの通信を行うとともに当該タグが格納するユーザのレベルを受信するタグ通信手段が備わっており、単数のユーザが携帯するタグとの通信が確立されたときに、当該タグから受信したレベルの機能範囲が使用可能に設定され、複数のユーザが携帯するタグとの通信が確立されたときに、これらのタグから受信したレベルの組合せから、予め定められた規則に従って定まるレベルの機能範囲が使用可能に設定される。このため、装置を使用するために単数のユーザが装置に接近した場合には、当該ユーザに付与されたレベルに応じた機能範囲が使用可能に設定されるとともに、複数のユーザが装置に接近した場合には、各ユーザに付与されたレベルの組合せに応じて定まるレベルの機能範囲が使用可能に設定される。即ち、ユーザに付与されたレベルに応じて機能範囲を制限する機能を持ちつつ、装置に接近するユーザの数によってはレベルを変換することができるので、緊急時等に柔軟な対応が可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2記載の画像処理装置であって、前記規則が、レベル毎に予め設定された複数Mに対して、前記タグ通信手段が同一レベルのM人のユーザが携帯するタグとの通信を確立したときに、使用可能な機能範囲がより広いレベルを定めるものである。
上記の構成によれば、レベル毎に予め設定された複数Mに対して、タグ通信手段が同一レベルのM人のユーザが携帯するタグとの通信を確立したときに、使用可能な機能範囲が拡大する方向にレベルシフトするので、緊急時等に上位レベルのユーザが不在であっても、M人の下位レベルのユーザが装置に接近することにより、上位レベルのユーザと同等の機能範囲を使用することが可能となる。
以上に述べたように、本発明によれば、装置を使用するために単数のユーザが装置に接近した場合には、当該ユーザに付与されたレベルに応じた機能範囲が使用可能に設定されるとともに、複数のユーザが装置に接近した場合には、各ユーザに付与されたレベルの組合せに応じて定まるレベルの機能範囲が使用可能に設定されるので、ユーザに付与されたレベルに応じて機能範囲を制限する機能を持ちつつ、装置に接近するユーザの数によってはレベルを変換することができる。それにより、緊急時等に柔軟な対応が可能となる。
[1.装置の構成]
本実施形態においては、画像処理装置が、複写機、ファクシミリ、ネットワークファクシミリ及びネットワークプリンタの機能を有する複合機である場合について説明する。図1は、本実施形態による複合機と他の装置との接続状態の一例を示す説明図である。
複合機1は、公衆電話回線21を介して複数のファクシミリ2と通信可能に接続されている。また、複合機1は、インターネット(WWW)31を介して複数のクライアント端末装置3と通信可能に接続されている。更に、複合機1は、LAN(Local Area Network)41を介して複数のクライアント端末装置4と通信可能に接続されている。
複合機1がファクシミリとして機能する場合には、複合機1は、公衆電話回線21を介して複数のファクシミリ2と画像データ(文書、図画等の画像のデータ)の通信を行い、画像データを送信する際には、後述するスキャナ12(図2参照)から原稿の画像データを読み込み、後述するファクシミリ通信部18(図2参照)及び公衆電話回線21を介して画像データをファクシミリ2に送信し、画像データを受信する際には、ファクシミリ2からの画像データをファクシミリ通信部18及び公衆電話回線21を介して受信し、後述するプリンタ部13によって記録用紙上に画像を形成するものである。
複合機1がネットワークファクシミリとして機能する場合には、複合機1は、インターネット31を介して複数のクライアント端末装置3と画像データの通信を行い、画像データを送信する際には、後述するスキャナ12(図2参照)から原稿の画像データを読み込み、後述するインターフェイス部19(図2参照)及びインターネット31を介して画像データをクライアント端末装置3に送信し、画像データを受信する際には、クライアント端末装置3からの画像データをインターフェイス部19及びインターネット31を介して受信し、後述するプリンタ部13(図2参照)によって記録用紙上に画像を形成するものである。
複合機1がネットワークプリンタとして機能する場合には、複合機1は、LAN41を介してクライアント端末装置4から画像データを受信し、後述するプリンタ部13(図2参照)によって記録用紙上に画像を形成するものである。なお、複合機1が複写機として機能する場合には、複合機1は、後述するスキャナ12(図2参照)から原稿の画像データを読み込み、後述するプリンタ部13によって記録用紙上に画像を形成するものである。
図2は、複合機1の構成の一例を示すブロック図である。複合機1は、複合機1を構成する各部の動作を制御する制御部11と、原稿に印刷(又は記載)された画像を読み取り画像データを形成するスキャナ部12と、画像データから画像を記録用紙に形成するプリンタ部13と、タッチパネル等からなりユーザの操作を受け付ける操作部14と、LCD(Liquid Crystal Display)等からなり操作のガイダンス情報等を表示する表示部15と、ユーザの識別情報が格納されたタグ5(図3参照)と通信してタグ5に格納された情報の読み取り及び書き込みを行うリーダライタ部16と、画像データを格納する画像メモリ17と、ファクシミリ2との画像データの送受信処理を行うファクシミリ通信部18と、クライアント端末装置3との画像データの送受信処理を行うインターフェイス部19とを備えている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)61、表示部15に表示される各種の表示用画像情報及びCPU61の動作を規定するプログラム等を格納するROM(Read Only Memory)62、処理データを一時的に格納するRAM(Random Access Memory)63等を備え、操作部14からユーザが入力する操作情報を受け付けて複合機1の各部の動作を制御するものである。
スキャナ部12は、原稿載置部(図示省略)にセットされた原稿を読み取り、ライン単位で画像信号に変換し、この画像信号に所定の信号処理(レベル補正、γ補正、A/D変換等)を施して、制御部11に出力することによって、スキャナ機能を発揮するものである。
プリンタ部13は、画像データを記録用紙にプリントアウトすることによってプリンタ機能(又はコピー機能)を発揮するものであって、例えば、レーザプリンタ機構を有している。レーザプリンタ機構は、画像データで変調されたレーザ光を感光体に照射して当該画像データからなる画像の潜像を形成するとともに、この潜像にトナーを静電的に付着して顕在化し、この顕像を記録用紙に転写して画像を形成するものである。
操作部14は、例えば、タッチパネル等を有し、ユーザの操作を受け付けるものである。このタッチパネルは公知の物を採用可能である。例えば、タッチパネルは、長方形状をした薄層体で、縦横にそれぞれ所定ピッチで線状の透明材からなる感圧素材を配列したものを透明カバーで被覆する等により構成されたもので、表示部15の上面に貼付されている。そして、タッチパネルは表示部15の画面に表示される選択などを促すボタンのアドレスと押圧位置とからいずれのボタンが指示されたかが判定し得るようになっている。
表示部15は、LCD及びLED(Light Emitted Diode)等を有し、公衆電話回線21の接続状態、画像情報等の送受信状態等の各種状態や画像データの送信先の情報(ファックス番号)等を文字情報、画像情報でLCDに表示するとともに、通信エラーの有無及びメンテナンスの要否等をLEDに表示するものである。
リーダライタ部16とタグ5とは、周知のRFID(Radio Frequency IDentification)システムを用いたものである。すなわち、リーダライタ部16は、後述するアンテナ16gを備え、ユーザの識別情報が格納されたタグ5(図3参照)と近距離無線により通信し、タグ5に格納された情報の読み取り及び書き込みを行うものである。なお、タグ5及びリーダライタ部16の詳細については、図3を用いて後述する。
画像メモリ17は、画像データ等を格納するものであって、例えば、A4サイズの標準原稿に対応する画像データを略100枚程度記憶することができる大容量メモリである。
ファクシミリ通信部18は、複合機1がファクシミリとして機能する場合に、公衆電話回線21を介してファクシミリ2と画像データの送受信処理を行うものであって、符号化/復号化部181、変復調部182及び網制御部183を備えている。符号化/復号化部181は、送信すべき画像データの圧縮及び符号化を行うとともに、受信した画像データの伸長及び復号化を行うものである。変復調部182は、圧縮/符号化された画像データの音声信号への変調及び受信した信号(音声信号)の画像データへの復調を行うものである。網制御部183は、NCU(Network Control Unit)に相当し、送受信相手であるファクシミリ2との公衆電話回線21の接続を制御するものである。
インターフェイス部19は、複合機1がネットワークファクシミリとして機能する場合に、クライアント端末装置3との画像データの送受信処理を行うものである。
図3は、タグ5及びリーダライタ部16の構成の一例を示すブロック図である。タグ5は、ICチップ50とアンテナ52とを備えている。ICチップ50は、ユーザの識別情報を格納するICメモリ等からなるメモリ51と、ループアンテナ等からなるアンテナ52を通じてリーダライタ部16と各種の情報(データ)を送受信すると共に電波の高周波電力を受信する通信部53とを有している。なお、タグ5は、ユーザに携帯されるものであり、例えば、ICチップ50とアンテナ52とが略長方形のプラスチックの基板に埋め込まれたカード型である。また、タグ5の動作(各種情報の読出し及び書き込み)に必要な電力は、リーダライタ部16のアンテナ16gから電力信号として送信される信号を用いて供給される。
リーダライタ部16は、制御部11と各種の情報の授受を行うと共にリーダライタ部16各部の制御を行うリーダライタ制御部16aと、リーダライタ制御部16aからのディジタル信号をアナログ信号に変換するD/A変換部16bと、D/A変換部16bからの出力を変調する変調部16cと、変調部16cからの出力を増幅するアンプ16dと、アンプ16dからの出力の内所定の周波数(ここでは、13.56MHz)以外の周波数の信号を除去するフィルタ16eと、アンテナ16gとのインピーダンス整合をとるマッチング部16fと、タグ5のアンテナ52と各種信号の送受信を行うループアンテナ等からなるアンテナ16gと、アンテナ16gで受信された信号を復調する復調部16hと、復調部16hからのアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変換部16iとを備えている。
なお、タグ5とリーダライタ部16との間の通信は、例えば、13.56MHzの電磁波を媒介することにより、タグ5のアンテナ52とリーダライタ部16のアンテナ16gとの間の誘導磁束によって発生する誘導電圧を用いて行われる。また、タグ5とリーダライタ部16との間の通信は、主に、受信信号レベルの点から両者の距離が所定の距離(例えば、1m)以内である場合に可能である(本明細書では、このように近距離でのみ可能な通信を近距離通信という)。ここで近距離通信の範囲を規定する所定の距離は、本発明の目的に沿った範囲、すなわち機能範囲を制限する機能を持ちつつ柔軟な対応を可能にした装置を実現するために、装置を使用するために装置へ接近したユーザが携帯するタグとの通信を確立するのに適した範囲であれば良い。
図4は、制御部11の構成をその機能に基づいて展開して示す複合機1の主要部のブロック図である。図4は、複合機1の他に複合機1と通信するタグ5の構成をも同時に示している。タグ5のメモリ51は、ユーザの識別情報を格納する識別情報記憶部51を備えている。制御部11は、リーダライタ部16を介して通信可能なタグ5を検出するタグ検出部11aと、タグ検出部11aによって検出された通信可能なタグ5のメモリ51の識別情報記憶部51aからリーダライタ部16を介して識別情報を受信する識別情報受信部11bとを備えている。リーダライタ部16、タグ検出部11a及び識別情報受信部11bは、タグ5との通信を行うタグ通信部60(タグ通信手段に相当する)を構成する。
更に、制御部11は、条件設定部11gからの情報を含む各種情報を表示部15に表示すると共に、操作部14を介してユーザが入力する操作情報を受け付けて条件設定部11gへ操作情報を伝える操作表示制御部11fと、操作表示制御部11fによって受け付けられた操作情報等に従って、複合機1が実現する各種機能の動作条件を設定する条件設定部11g(条件設定手段に相当する)と、複合機1がファクシミリとして機能する場合に動作条件に基づいてファクシミリとしての動作を制御するファクシミリ制御部11hと、複合機1がネットワークファクシミリとして機能する場合に動作条件に基づいてネットワークファクシミリとしての動作を制御するネットワークファクシミリ制御部11iと、複合機1がネットワークプリンタとして機能する場合に動作条件に基づいてネットワークプリンタとしての動作を制御するネットワークプリンタ制御部11jと、複合機1が複写機として機能する場合に動作条件に基づいて複写機としての動作を制御するコピー制御部11kとを備えている。
識別情報記憶部51aは、ユーザの識別情報を格納するものである。識別情報はいわゆるユーザIDであり、例えば社員証に登録されているものと同一コードが用いられる。識別情報は、例えば英数字8桁で構成される。この識別情報記憶部51aに格納された識別情報は、パスワード等で書き換えが保護されており、特定のユーザ(例えば、複合機1のメンテナンス責任者)のみが書き換え可能となっている。
タグ検出部11aは、リーダライタ部16を介して通信可能なタグ5を検出するものであって、リーダライタ部16と通信可能な位置(例えば、リーダライタ部16から1m以内の範囲内)にあるタグ5を受信信号レベル等から検出するものである。更に、タグ検出部11aは、通信可能なタグ5を検出したことを示す検出信号、即ちタグ5との通信を確立したことを示す信号を、識別情報受信部11b及び条件設定部11gへ伝える。
識別情報受信部11bは、タグ検出部11aが通信を確立したタグ5へリーダライタ部16を介して要求信号を送ることにより、当該タグ5のメモリ51の識別情報記憶部51aからリーダライタ部16を介して識別情報を受信して、条件設定部11gへ識別情報を出力するものである。
操作表示制御部11fは、条件設定部11gから情報を受け付けて、当該情報を含む各種情報を表示部15に表示する。また、操作表示制御部11fは、操作部14を介してユーザが入力する操作情報を受け付けて条件設定部11gへ操作情報を伝える。
条件設定部11gは、タグ検出部11aからのタグ検出信号、識別情報受信部11bからの識別情報、及び操作表示制御部11fからの操作情報に従って、複合機1の各種機能における動作条件を設定し、この動作条件を、ファクシミリ制御部11h、ネットワークファクシミリ制御部11i、ネットワークプリンタ制御部11j、コピー制御部11k(これら、4つの制御部を総称して機能実行制御部という)へ出力するものである。条件設定部11gは、操作表示制御部11fによって受け付けられた操作に基づいてユーザが複合機1の有するファクシミリ機能、ネットワークファクシミリ機能、ネットワークプリンタ機能及び複写機機能のどの機能を使用するのかを判別して、ファクシミリ制御部11h、ネットワークファクシミリ制御部11i、ネットワークプリンタ制御部11j及びコピー制御部11kの内、対応する制御部に対して、設定した動作条件を出力する。
複合機1は、ユーザに付与されたレベルに応じてユーザが使用可能な機能範囲を制限する。より具体的には、各ユーザには複数段階のレベルの一つが付与されており、使用可能な機能範囲はレベルが高いほど広くなるように設定される。ユーザのレベルは、複合機1に接近するユーザが携帯するタグ5に格納される識別情報に基づいて判断される。また、緊急時等に容易に対応可能なように機能範囲の制限を柔軟なものとするために、複合機1に接近するユーザの人数が増えると、複合機1は、これらのユーザのレベルよりも高位のレベルの機能範囲を使用可能に設定する。これらの機能を実現するために、条件設定部11gは、レベル判定部11c、機能範囲設定部11d、演算規則記憶部11e、機能範囲記憶部11m及びレベル記憶部11nを有している。演算規則記憶部11e、機能範囲記憶部11m及びレベル記憶部11nは、例えばROM62又はRAM63によって構成される。これらの装置部分の機能については、図5を引用した処理手順の説明の中で適宜説明する。
ファクシミリ制御部11hは、複合機1がファクシミリとして機能する場合の動作条件を条件設定部11gから受け付けて、この動作条件に従うようにファクシミリとしての装置の動作を制御するものである。ネットワークファクシミリ制御部11iは、複合機1がネットワークファクシミリとして機能する場合の動作条件を条件設定部11gから受け付けて、この動作条件に従うようにネットワークファクシミリとしての装置の動作を制御するものである。
ネットワークプリンタ制御部11jは、複合機1がネットワークプリンタとして機能する場合の動作条件を条件設定部11gから受け付けて、この動作条件に従うようにネットワークプリンタとしての装置の動作を制御するものである。コピー制御部11kは、複合機1が複写機として機能する場合の動作条件を条件設定部11gから受け付けて、この動作条件に従うように複写機としての装置の動作を制御するものである。
[2.装置の動作手順]
図5は、複合機1(主に制御部11)の動作手順を示すフローチャートである。タグ検出部11aが通信可能なタグ5を検出すると、レベル判定部11cは、タグ検出部11aが通信可能なタグ5、即ちタグ検出部11aが通信を確立したタグ5が複数であるか否かを判定する(ステップS1)。通信可能なタグ5が単数であれば、識別情報受信部11bは当該タグ5の識別情報を受信しレベル判定部11cへ伝える。レベル判定部11cは、識別情報受信部11bから送られた識別情報に対応するユーザのレベルを定める(以上、ステップS2)。レベル記憶部11nには、各ユーザの識別情報とレベルとが、互いに対応付けられて予め記憶されている。レベル判定部11cは、識別情報を受け付けると、レベル記憶部11nが記憶する識別情報とレベルとの対応関係を参照することにより、対応するユーザのレベルを定める。
一方、通信可能なタグ5が複数であれば、処理はステップS3へ移行する。ステップS3では、まず識別情報受信部11bはこれらのタグ5の識別情報を受信しレベル判定部11cへ伝える。レベル判定部11cは、識別情報受信部11bから送られた識別情報を受け付けると、まず、レベル記憶部11nが記憶する識別情報とレベルとの対応関係を参照することにより、これらの識別情報に対応するユーザのレベルを判定する。レベル判定部11cは、更に、判定したレベルの組合せから、演算規則記憶部11eに予め記憶される演算規則に基づく演算を行い、新たなレベルを定める。
図6は、演算規則記憶部11eに記憶される演算規則を例示する説明図である。図6の例では、ユーザのレベルとして、最高位のAレベルから最低位のCレベルまでの3段階のレベルが設定されている。既に述べたように、レベルが高いユーザほど広い機能範囲を使用する権限が与えられる。例えば、社内の役職、職責、常勤者か非常勤者かの相違等に応じてレベルが設定される。図6に例示する演算規則は、タグ検出部11aが同一レベルの2人のユーザが携帯するタグ5と通信を確立した場合には、各レベルよりも1段階上位のレベルを新たなレベルとする。即ち、この演算規則は、同一レベルの2人のユーザを、1段階上位のレベルの1人のユーザと同等に扱ようにレベルをシフトさせる。
例えば、Bレベルの2人のユーザが携帯するタグ5との通信が確立された場合には、新たなレベルはAレベルとなる。この関係を、A=B+B、という形式で表現する。すると、図6の演算規則は、A=B+B及びB=C+Cと表現することができる。図6の演算規則は、A=B+B及びB=C+Cから導かれるA=C+C+C+C及びA=B+C+Cという関係をも含んでいる。
演算規則は、同一レベルの2人のユーザに代えて、3人乃至それ以上の同一レベルのユーザを、1段階上位のレベルの1人のユーザと同等に扱ようにレベルをシフトさせてもよい。何人以上のユーザについてレベルシフトするかは、レベル毎に異なっていてもよい。更に一般に、演算規則は、同一レベルに限らず複数人のユーザのレベルの組合せの関数として、ユーザが増えるほどレベルが上昇するように新たなレベルを定めてもよい。
図5に戻って、ステップS2又はS3において、レベル判定部11cがレベルを定めると、機能範囲設定部11dは、レベル判定部11cが定めたレベルに対応する機能範囲を使用可能なものとして設定する(ステップS4)。機能範囲記憶部1mには、レベル毎に使用可能な機能範囲が予め記憶されている。機能範囲設定部11dは、機能範囲記憶部1mの記憶内容を参照することにより使用可能な機能範囲を設定する。
図7は、機能範囲記憶部1mに記憶される機能範囲を例示する説明図である。図7(a)の例では、複合機1が複写機、プリンタ、ファクシミリ、ネットワークプリンタ、及びネットワークファクシミリとして機能する場合に、画像データをモノクロで印刷・送信する機能、カラーで印刷・送信する機能、及び連続的に印刷・送信する機能について、レベル毎に使用の可否が定められている。また、複合機1がファクシミリ、及びネットワークファクシミリとして機能する場合に、送信先のアドレス情報について使用可能な範囲がレベル毎に定められている。更に、複合機1が複写機、プリンタ、ファクシミリ、ネットワークプリンタ、及びネットワークファクシミリとして機能する場合に、ハードディスク(HDD)に記憶されるデータのうち使用可能な範囲がレベル毎に定められている。
ハードディスクは、例えば画像データ等を記憶する画像メモリ17である。この場合、画像メモリ17に記憶される画像データのうち、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の機能により印刷可能な範囲が、レベル毎に定められる。例えば、複合機1がファクシミリとして機能する場合には、送信元のアドレスによって印刷可能な範囲が定められる。また、複合機1がネットワークプリンタとして機能する場合には、例えば、画像データを送信したクライアント端末装置4によって印刷可能な範囲が定められる。アドレス情報及びHDDのデータについては、図7(b)に示すように、情報・データが例えばA,B,Cの範囲に区分され、AレベルのユーザにはA、B、C区分を含む全範囲が使用可能に設定され、BレベルのユーザにはA区分を除くB、C区分のみが使用可能に設定され、CレベルのユーザにはA,B区分を除くC区分のみが使用可能に設定される。
再び図5に戻って、ステップS4では、機能範囲設定部11dが使用可能な機能範囲を設定すると、条件設定部11gは、設定された機能範囲を示す情報を操作表示制御部11fへ伝える。操作表示制御部11fは、ユーザによる操作部14の操作のうち、設定された機能範囲内の操作のみを受け付ける。操作表示制御部11fは、例えば表示器15に表示するメニュー画面において、設定された機能範囲以外の操作ボタンを消去する、或いは色を変える等により、ユーザに使用可能な機能範囲を確認させることが可能である。或いは、操作表示制御部11fは、設定された機能範囲以外の操作をユーザが行った場合に、「受け付けられません」旨を表示器15に表示することも可能である。
ユーザが操作部14を用いて使用可能な機能範囲内の操作を行うことにより、機能の選択等を行うと、操作表示制御部11fは、操作の内容を示す操作情報を条件設定部11gへ伝える。条件設定部11gは、操作情報に基づいて、複合機1が実現する機能の動作条件を設定し、対応する機能実行制御部11h〜11kの何れかへ出力する。それにより、複合機1は、動作条件に従って複写機、プリンタ、ファクシミリ等の機能を果たす。ステップS4の処理が終了すると、図5の処理は終了する。
なお、上記の説明では、識別情報受信部11bは、ステップS2又はS3の中で識別情報を受信するものとしたが、識別情報受信部11bはステップS1の開始前に、タグ検出部11aが通信を確立しているタグ5から識別情報を受信してもよい。
[3.表示画面の例]
図8は、図5に示すフローチャートのステップS4で表示部15に表示される処理選択画面の一例を示す図である。処理選択画面600には、画面上側から順に、複合機1を複写機、ファクシミリ、ネットワークファクシミリ及びネットワークプリンタとして機能させる場合にユーザによって押下されるコピーボタン601、ファックスボタン602、ネットワークファックスボタン603及びプリントボタン604が表示されている。
ユーザは、処理選択画面600に表示されたボタンの内、実行を所望する機能に対応するボタン(例えば、ファクシミリ機能を使用したい場合には、ファックスボタン602)を押下することによって、複合機1を複写機、ファクシミリ、ネットワークファクシミリ及びネットワークプリンタの内、所望する機能として使用することができる。
図9は、図8に示す処理選択画面600のコピーボタン601が押下された場合に表示部15に表示されるコピー条件設定画面の一例を示す図である。コピー条件設定画面610には、画面左側から順に、ソート条件を設定する場合に操作されるソート条件設定部611と、両面または片面印刷を設定する場合に操作される印刷面設定部612と、コピー濃度を設定する場合に操作される濃度設定部613と、コピーの倍率(拡縮率)を設定する場合に操作される倍率設定部614と、コピー用紙を選択する場合に操作される用紙選択部615とが表示されている。上記の各操作項目(印刷面、コピー濃度等)は、機能範囲記憶部11mに格納されており、例えば機能範囲設定部11dが設定した項目のみが表示される。
図10は、図8に示す処理選択画面600のファックスボタン602が押下された場合に表示部15に表示されるファクス送付先設定画面の一例を示す図である。ファクス送付先設定画面620には、画面略中央部に送付先リスト表示部621と、画面右側に上から順に、全ユーザ共通の送付先リストを送付先リスト表示部621に表示する場合に押下される共通ボタン622と、送付先リスト表示部621に表示される送信先をソートしたい場合に押下されるソートボタン623と、送付先リスト表示部621に表示された送信先リストの次のページを表示させる場合に押下される次ページボタン624と、送付先リスト表示部621に表示された送信先リストの前のページを表示させる場合に押下される前ページボタン625とが表示されている。
送付先リスト表示部621には、左側の欄から順に、一連番号を表示する番号表示部621aと、送信先の部署名等の宛先名を表示する宛先名表示部621bと、送信先のFAX番号を表示するFAX番号表示部621cとが表示されている。送付先リスト表示部621は、行単位に選択可能なボタンとなっており、所望する送信先の表示されている行が押下されることによって送信先が指定される。なお、上記の送信先リスト表示部621の各項目(一連番号、宛先名、FAX番号)は、機能範囲記憶部11mに格納されており、例えば、機能範囲設定部11dが設定した範囲のみが表示される。
図11は、図8に示す処理選択画面600のネットワークファックスボタン603が押下された場合に表示部15に表示されるネットワークファックス送付先設定画面の一例を示す図である。ネットワークファックス送付先設定画面630には、画面略中央部に送付先リスト表示部631と、画面右側に上から順に、全ユーザ共通の送付先リストを送付先リスト表示部631に表示する場合に押下される共通ボタン632と、送付先リスト表示部631に表示される送信先をソートしたい場合に押下されるソートボタン633と、送付先リスト表示部631に表示された送信先リストの次のページを表示させる場合に押下される次ページボタン634と、送付先リスト表示部631に表示された送信先リストの前のページを表示させる場合に押下される前ページボタン635とが表示されている。
送付先リスト表示部631には、左側の欄から順に、一連番号を表示する番号表示部631aと、送信先の部署名等の宛先名を表示する宛先名表示部631bと、送信先の電子メールアドレスを表示するアドレス表示部631cとが表示されている。送付先リスト表示部631は、行単位に選択可能なボタンとなっており、所望する送信先の表示されている行が押下されることによって送信先が指定される。なお、上記の送信先リスト表示部631の各項目(一連番号、宛先名、電子メールアドレス)は、機能範囲記憶部11mに格納されており、例えば、機能範囲設定部11dが設定した範囲のみが表示される。
図12は、図8に示す処理選択画面600のプリントボタン604が押下された場合に表示部15に表示される印刷待ち文書表示画面の一例を示す図である。印刷待ち文書表示画面640には、画面略中央部に印刷待ち文書リストが表示される文書リスト表示部641と、画面右側に上から順に、文書リスト表示部641に表示される文書名をソートしたい場合に押下されるソートボタン642と、文書リスト表示部641に表示された印刷待ち文書リストの次のページを表示させる場合に押下される次ページボタン643と、文書リスト表示部641に表示された印刷待ち文書リストの前のページを表示させる場合に押下される前ページボタン644とが表示されている。
文書リスト表示部641には、左側の欄から順に、一連番号を表示する番号表示部641aと、発信元の(即ち、複合機1に印刷指示情報を出力した)クライアント端末装置4の識別情報を表示するクライアント表示部641bと、印刷する文書名を表示する文書名表示部641cと、発信元のクライアント端末装置4からの印刷指示情報が複合機1に受け付けられた時刻を表示する時刻表示部641dとが表示されている。文書リスト表示部641は、行単位に選択可能なボタンとなっており、所望する文書名の表示されている行が押下されることによって印刷文書が指定される。なお、上記の文書は、例えば機能範囲設定部11dが設定した範囲内のもののみが表示される。
以上のように、複合機1は、複合機1に接近したユーザに付与されたレベル毎にユーザが使用可能な機能範囲を制限するとともに、複合機1に接近するユーザの人数が増えると、これらのユーザのレベルよりも高位のレベルの機能範囲を使用可能とする。複合機1は、それにより、緊急時等における柔軟な対応を可能にする。
[4.その他の実施形態]
(1)上記の実施形態では、タグ5が、識別情報記憶部51aにユーザの識別情報を記憶する場合について説明したが、識別情報に代えて、或いはそれと共にユーザのレベルを識別情報記憶部51aに記憶してもよい。この場合には、識別情報受信部11bは、識別情報記憶部51aに格納されるユーザのレベルを受信するレベル受信部(不図示)へ置き換えられる。また、条件設定部11gは、識別情報とレベルとの対応関係を記憶するレベル記憶部11mを備える必要がなく、レベル判定部11cは、レベル受信部が受信したレベル及び演算規則記憶部11eが記憶する演算規則に基づいてレベルを定めるとよい。
(2)上記の実施形態では、画像処理装置が複写機、ファクシミリ、ネットワークファクシミリ、プリンタ及びネットワークプリンタの機能を有する複合機である場合について説明したが、画像処理装置は、複写機、ファクシミリ、ネットワークファクシミリ、プリンタ及びネットワークプリンタのうち、少なくとも何れか1つの機能を有するものであってもよい。
(3)上記の実施形態では、タグ5は、カード型である例を示したが、ユーザが携帯可能な他の形態であってもよく、例えば、フィルム型、コイン型等であってもよい。
(4)上記の実施形態では、リーダライタ部16からタグ5に電力を供給する例を示したが、タグ5が電池等の電源を備えるものであってもよい。
本発明に係る複合機と他の装置との接続状態の一例を示す説明図である。 複合機の構成の一例を示すブロック図である。 タグ及びリーダライタ部の構成の一例を示すブロック図である。 制御部の構成を機能に基づいて示す複合機の主要部のブロック図である。 複写機(主に制御部)の動作手順を示すフローチャートである。 演算規則記憶部に記憶される演算規則を例示する説明図である。 機能範囲記憶部に記憶される機能範囲を例示する説明図である。 表示部に表示される処理選択画面の一例を示す図である。 表示部に表示されるコピー条件設定画面の一例を示す図である。 表示部に表示されるファクス送付先設定画面の一例を示す図である。 表示部に表示されるネットワークファックス送付先設定画面の一例を示す図である。 表示部に表示される印刷待ち文書表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 複合機(画像処理装置) 5 タグ 11g 条件設定部(条件設定手段)
60 タグ通信部(タグ通信手段)

Claims (3)

  1. ユーザに付与されたレベルに応じてユーザが使用可能な機能範囲を制限する画像処理装置であって、
    ユーザによって携帯されユーザの識別情報を格納し近距離無線通信が可能なタグとの通信を行うとともに当該タグから前記識別情報を受信するタグ通信手段と、
    前記タグ通信手段が単一のユーザが携帯するタグとの通信を確立したときに、通信を確立したタグから受信した識別情報に対応するレベルの機能範囲を使用可能に設定するとともに、前記タグ通信手段が複数のユーザが携帯するタグとの通信を確立したときに、通信を確立した各タグから受信した識別情報に対応するレベルの組合せから、予め定められた規則に従って定まるレベルの機能範囲を使用可能に設定する条件設定手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. ユーザに付与されたレベルに応じてユーザが使用可能な機能範囲を制限する画像処理装置であって、
    ユーザによって携帯されユーザのレベルを格納し近距離無線通信が可能なタグとの通信を行うとともに当該タグから前記レベルを受信するタグ通信手段と、
    前記タグ通信手段が単一のユーザが携帯するタグとの通信を確立したときに、通信を確立したタグから受信したレベルの機能範囲を使用可能に設定するとともに、前記タグ通信手段が複数のユーザが携帯するタグとの通信を確立したときに、通信を確立した各タグから受信したレベルの組合せから、予め定められた規則に従って定まるレベルの機能範囲を使用可能に設定する条件設定手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 前記規則は、レベル毎に予め設定された複数Mに対して、前記タグ通信手段が同一レベルのM人のユーザが携帯するタグとの通信を確立したときに、使用可能な機能範囲がより広いレベルを定めるものである請求項1又は2記載の画像処理装置。
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