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JP2005185747A - ガスケット及びプレフィルドシリンジ - Google Patents

ガスケット及びプレフィルドシリンジ Download PDF

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JP2005185747A JP2003434374A JP2003434374A JP2005185747A JP 2005185747 A JP2005185747 A JP 2005185747A JP 2003434374 A JP2003434374 A JP 2003434374A JP 2003434374 A JP2003434374 A JP 2003434374A JP 2005185747 A JP2005185747 A JP 2005185747A
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Masayasu Miyazaki
政安 宮崎
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Abstract

【課題】ガスケットに後剤の通路を設けることによって、後剤をガスケットを通じて前室に流れ込むようにし、筒状容器にバイパス通路を形成せずに筒状容器を単純な筒形状にできるようにする。
【解決手段】筒状容器2内に設けられていて筒状容器2の内部空間を前剤Aを収容する前室6と後剤Bを収容する後室7とに分離するガスケットにおいて、前記前室6と後室7と分離するガスケット本体部3a内に両室を連通する通路8が貫通形成されており、ガスケット本体部3aには前記通路8を閉鎖していて後室7内が昇圧したときに前記閉鎖を解除して後剤Bを前室6に流入可能とする仕切手段11が設けられている。
【選択図】図1


Description

本発明は、ガスケット、及びこのガスケットを用いたプレフィルドシリンジに関するものである。
従来この種の技術として、筒状容器にガスケットを嵌入してこの筒状容器の内部空間を前剤(薬剤)を収容する前室と後剤(薬液)を収容する後室とに分離するとともに、筒状容器の側壁の中途部を径方向外方に膨出形成してこの中途部の内面に注入溝(バイパス通路)を形成したプレフィルドシリンジがある(例えば特許文献1参照)。
特許公報第2911086号
上記のような従来のプレフィルドシリンジでは、前室と後室を分離するガスケットには前室と後室とを連通する通路が設けられておらず、筒状容器の中途部を膨出成形してバイパス通路を形成していたため、形状が複雑になってその分製造コストが高くなっていた。この点、筒状容器については、その一部を膨出成形せずに単純な筒状とするのが製造コストを低減できる。つまり、このバイパス通路を筒状容器以外の部品に設けるようにすれば、筒状容器を単純な筒状とすることができる。
そこで、本発明は、ガスケットに後剤の通路を設けることによって、後剤をガスケットを通じて前室に流れ込むようにし、筒状容器にバイパス通路を形成せずに筒状容器を単純な筒形状にできるようにすることを目的とする。
本願発明は上記課題を解決するために以下の技術的手段を講じた。
すなわち、筒状容器2内に設けられていて筒状容器2の内部空間を前剤Aを収容する前室6と後剤Bを収容する後室7とに分離するガスケット3において、前記前室6と後室7と分離するガスケット本体部3a内に両室を連通する通路8が貫通形成されており、このガスケット本体部3aには前記通路8を閉鎖していて後室7内が昇圧したときに前記閉鎖を解除して後剤Bを前室6に流入可能とする仕切手段11が設けられていることを特徴とする。
これによれば、ガスケット3に後剤Bを後室7から前室6に通過させる通路8を形成し、ガスケット本体部3aの通路8に仕切手段11を設けたことによって、2薬剤混合前の未使用時は、後剤Bが後室7から前室6への流れ込むのを防止し、使用するときにのみ後剤Bを前室6に流入させることができる。
また、前記仕切手段11は、前記通路8の前室6側に設けられていることを特徴とする。
これによれば、仕切手段11をガスケット本体部3aに容易に設けることができる。
また、前記仕切手段11は、後室7が昇圧したときに後室7側から前室6側への後剤Bの流動を許容する一方向弁からなることを特徴とする。
これによれば、未使用時に前室6の前剤Aが後室6に入り込むことを防止して、使用時に後剤Bを後室7から前室6に確実に流し込むことができる。
また、前記一方向弁は、ガスケット本体部3aに設けられていて後剤Bを前室6側に吐出する吐出口14が形成された弾性膜部12と、弾性膜部12内に配置されていて後室7側から吐出口14への後剤Bの流動を閉栓可能な栓部材13とを備え、前記栓部材13は、弾性膜部12が弾力的に密着する球状シール面15を有することを特徴とする。
これによれば、栓部材13と弾性膜部12との密着により、後剤Bが未使用時に前室6に流れ込まないようにシールすることができる。
また、前記ガスケット本体部3aの通路8の出口10近傍位置に栓部材13をシールする環状突起部18が設けられていることを特徴とする。
これによれば、球状シール面15と弾性膜部12の密着によるシールとこの環状突起部18と栓部材13とのシールによる2重シール構造によって、より確実にシールできる。
また、前記仕切手段11は、後室7が昇圧したときに通路8から離脱して通路8の閉鎖を解除するとともに前室6に入りこむ仕切部材22を備えていることを特徴とする。
これによれば、仕切部材22が前室6内に入り込んだ状態で振ることによって前剤Aと後剤Bとを混合しやすくなる。
また、先端に混合剤を吐出可能な口部2bを有する筒状容器2と、この筒状容器2内に設けられていて筒状容器2の内部空間を前剤Aと収容する前室6と後剤Bを収容する後室7とに分離するガスケット3と、筒状容器2内でガスケット3の後方に設けられていて後室7を昇圧する昇圧体4とを備えたプレフィルドシリンジ1において、前記ガスケット3のガスケット本体部3a内に前記前室6側と後室7側とを連通する通路8が貫通形成されており、このガスケット本体部3aには前記通路8を閉鎖していて後室7内が昇圧したときに前記閉鎖を解除して後剤Bを前室6に流入可能とする仕切手段11が前記通路8に設けられていることを特徴とする。
これによれば、ガスケット3に後剤Bを後室7から前室6に通過させる通路8を形成しているので、バイパス通路を筒状容器2に形成しなくてもよくなり、筒状容器2を単純な筒形状にできる。
本発明によれば、ガスケットに後剤の通路を設けることによって、後剤をガスケットを通じて前室に流れ込むようにし、筒状容器にバイパス通路を形成せずに筒状容器を単純な筒形状にできる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第1実施形態を示している。図1において、プレフィルドシリンジ1は、筒状容器2と、筒状容器2内に設けられるフロントガスケット3、リヤガスケット4と、リヤガスケット4の後部に設けられたプランジャロッド5を有している。
前記筒状容器2は、円筒状の胴部2aの先端部に先細り状の口部2bを形成してゴム栓19等で閉栓するとともに注射針20を口部2bに装着して混合剤を吐出可能とし、前記胴部2aの後端に開口部を形成してフロントガスケット3、リヤガスケット4、プランジャロッド5を挿入可能としている。前記開口部の外周にはフランジ部2cが形成されていて使用時に指等を掛けることができるようになっている。
フロントガスケット3は筒状容器2内に嵌入されていて筒状容器2の筒心方向(長手方向)中途部に配置されている。これによって筒状容器2の内部空間は、種々の薬剤を凍結乾燥製剤等に製剤化した前剤Aを収容する前室6と、生理食塩水や分散液(薬液)等の流体からなる後剤Bを収容する後室7とに分離されている。
また、筒状容器2内には、フロントガスケット3の後方に所定間隔をおいてリヤガスケット4が嵌入配置されており、前記フロントガスケット3とリヤガスケット4の間に後室7が区画形成されている。リヤガスケット4は後室7の後部側をシールすると共に、プレフィルドシリンジ1の使用時に後室7を昇圧する昇圧体4として機能するものである。
リヤガスケット4の後部にはプランジャロッド5が固定されており、このプランジャロッド5を前方に押すことでリヤガスケット4を前方に摺動させて後室7内を昇圧できるようになっている。
プレフィルドシリンジ1は、後室7内をこのように昇圧させることで後室7の後剤Bを前室6に流入させ、後剤Bと前剤Aを混合させて混合剤とし、その後に注射針20を貫通させプランジャロッド5をさらに押して筒状容器2の口部2bからこの混合剤を注出できるようになっている。
前記フロントガスケット3はゴムや熱可塑性エラストマ等の弾性体であり、円筒状のガスケット本体部3aを有しており、このガスケット本体部3aの外周には円形リブ3bが形成されている。前記円形リブ3bは、ガスケット本体部3aの筒心方向に間隔をおいて複数(図例では3つ)形成されており、その外周面が筒状容器2の内面と密着してシールをしている。なお、リヤガスケット4もフロントガスケット3と同様に、円筒状のガスケット本体部4aの外周に円形リブ4bが複数形成されている。
ガスケット本体部3aには前室6と後室7とを連通する通路8が形成されている。この通路8は、ガスケット本体部3aの中央(中心部)に筒心方向に沿って直線状に貫通した孔である。後室7の後剤Bは、プランジャロッド5を介してリヤガスケット4を前方に摺動させて、これによって後室7が昇圧したときの圧力により、この通路8を通じて前室6に流入するようになっている。前記通路8は後室7側に後剤Bが流入する入口9を有し、また、前室6側に後剤Bの出口10を有している。
ガスケット本体部3aの前室6側には、前記通路8の出口10を閉鎖していて後室7が昇圧したときにこの閉鎖を解除して後剤Bが前室6に流入可能とする仕切手段11が設けられている。図1において、仕切手段11は一方向弁からなり、後室7が昇圧したときに後室から前室6に向かう方向(前方向)にのみ後剤Bを流すようになっている。
仕切手段11は、後剤Bを前室6側に吐出する吐出口14を有する弾性膜部12と、弾性膜部12内に配置されていて後室7側から吐出口14への後剤Bの流動を閉栓可能な栓部材13とを有している。
弾性膜部12は、薄膜製でガスケット本体部3aと一体に成形されていて、ガスケット本体部3aの前面から前方に突出するように形成されている。このように弾性膜部12を本体部3a前面から前方(外方)突出状に形成するのが成形上容易であり、フロントガスケットの成形において有利なものである。
弾性膜部12の胴部12aは円筒状に形成されていて、胴部12aの上部が半球状のドーム形状となっている。弾性膜部12の先端部12bには、後剤Bを前室6側に吐出するための吐出口(孔)14が形成されている。
栓部材13は、例えば、硬質樹脂等によって形成された中実状の球状体からなる。この栓部材13の直径は、弾性膜部12の胴部12aの内径よりも大きく形成されている。したがって、栓部材13が弾性膜部12の胴部12aに設けられると、栓部材13は、弾性膜部12内面に密着し、栓部材13と接触している弾性膜部12の胴部12a部分は外方に膨張するように弾性変形する。栓部材13は、弾性膜部12が弾性変形することによって生じた弾性力によって押さえ付けられ、弾性膜部12内で保持されている。
栓部材13は球状体であるので、その表面は球面となっており、この球面に弾性膜部12が弾力的に密着することによりシールされる。以下、このようにシールを行う栓部材13の表面(球面)を球状シール面15といい、これによるシールを第1のシールという。この球状シール面15は球面形状であるので、平坦面の場合よりも広いシール面積を確保できる。
弾性膜部12は薄膜製であるので、球状シール面15との密着部分では、弾性膜部12の内面及び外面は球状シール面15の球面形状に対応して球面状に弾性変形される。したがって、この密着部分では、球状シール面15と弾性膜部12とによるシールが球面同士の密着によってなされるのである。このように、球面同士の密着では、密着部分における各接点における弾性膜部12の弾性力は、球状シール面15の球心に向かう求心方向に作用することになる。
すなわち、いずれの接点においても、求心方向への均一な弾性力(弾性復元力)が作用し、これによって、密着性が高まるとともに広い面でシールできるようになっている。
弾性膜部12内において、先端部12bの吐出口14の近傍の内面には、栓部材13を係止する突起部が設けられており、この突起部が吐出口14と栓部材13の間に間隙17を形成するための間隙形成手段16とされている。この突起状の間隙形成手段16は、弾性膜部12内面の周方向に沿って間隔をおいて複数設けられている。
一方、弾性膜部12の胴部12a内面には、球状シール面15と弾性膜部12との密着によるシールとは別に、栓部材13と接触して第2のシールを行う環状突起部18(シールリング部)が弾性膜部12の胴部12aと前記通路8の出口10近傍に設けられている。この環状突起部18は、吐出口14と離間されて設けられ、栓部材13を弾性膜部12内に設けたときには、突起状の間隙形成手段16と環状突起部18とで栓部材13を挟持した状態となる。
換言すれば、突起状の間隙形成手段16と環状突起部18は栓部材13の位置を規制するものである。このように弾性膜部12内では、球状シール面15と弾性膜部12との密着部分、および栓部材13(球状シール面15)と環状突起部18との接触部分の2箇所でシールを行う2重シール構造となっている。この2重シール構造によって、十分なシール性を発揮することができる。
第1実施形態では、間隙形成手段16である突起部の数は4である。この突起状の間隙形成手段16は、吐出口14から所定間隔離間されて設けられている。したがって、突起状の間隙形成手段16によって係止される栓部材13は、吐出口14から離間されて配置され、これによって栓部材13と吐出口14との間に間隙17が形成される。このように間隙17が形成されることによって、栓部材13が吐出口14と密着して塞ぐことなく、所望の圧力でシールを解除して後剤Bを吐出できるようになる。
プランジャロッド5を押してリヤガスケット(昇圧体)4を前方に移動させ、後室7内が昇圧したときの仕切手段11の作用について説明する。
後室7内が昇圧すると、通路8内にある後剤Bを介して栓部材13と弾性膜部12に圧力が加わり、弾性膜部12が引き伸ばされるように弾性変形する。弾性膜部12がこのように弾性変形することによって、栓部材13が環状突起部18から離れて栓部材13と環状突起部18とのシールが解除される。この解除で後剤Bは、環状突起部18を越えて球状シール面15と弾性膜部12とのシール部分(密着部分)に流入する。
この後剤Bは、球状シール面15と弾性膜部12とのシール部分が解除されるように、密着部分にある弾性膜部12部分を外方に押し広げるように膨張状に弾性変形させて吐出口14側の間隙17に流入する。そして後剤Bによって間隙17が充満され、その後に後剤Bが吐出口14から前室6に吐出される。
上述のように、フロントガスケット3のガスケット本体部3aに通路8を形成し、ガスケット本体部3aの前室6側に仕切手段11を設けたことによって、未使用時には前室6と後室7を分離しておいて、使用時に後室7を昇圧したときにのみ後剤Bを前室6に流し込むことができるようになる。
そして、フロントガスケット3に通路8を形成しているので、従来のように筒状容器2の一部を膨出成形してバイパス通路を形成する必要がなく、したがって筒状容器2を単純な筒形状に成形して製造コストを低減することができる。
図2において、フロントガスケット3の通路8は、入口9の口径よりも出口10の口径が小さなテーパー状に形成されている。このフロントガスケット3の弾性膜部12に栓部材13を配置するには、栓部材13を通路8の入口9から挿入して出口10側の弾性膜部12まで押し込むこととなるが、例えば、入口9側の口径を栓部材13の直径よりも大きくしておけば栓部材13の押し込みが楽にできる。
また、出口10側の口径を栓部材13の直径よりもやや小さくしておいて、栓部材13を通路8に押し込んで出口10が広がるように弾性変形させて栓部材13を弾性膜部12内に挿入してやれば、出口10が抜け止めとなって栓部材13が通路8の入口9側に抜けはずれることがなくなる。
図3の第2実施形態では、仕切手段11の構成が第1実施形態、第2実施形態の場合と異なる。すなわち、仕切手段11は、後室7が昇圧したときに通路8から離脱して通路8の閉鎖を解除するとともに前室6に入りこむ仕切部材22を備えている。仕切部材22は、例えばガラス製、または硬質樹脂製の球状体からなる。弾性膜部12の吐出口14は、後室7が昇圧したときに仕切部材22を前室6側に吐出可能な大きさに形成されている。
仕切部材22は未使用時には、後剤Bが前室6に入らないように通路8を閉鎖しているが、プランジャロッド5を押して後室7が昇圧すると、仕切部材22が吐出口14から前室6側に吐出され、これによって後剤Bも前室6に流れ込むことになる。この状態で、筒状容器2を振って前剤Aと後剤Bとを混合させるときに、前記仕切部材22が前室6内をかき混ぜるように移動するため、前剤Aと後剤Bの混合を容易にできるようになる。その他の構成は第1実施形態と同様の構成であり、同様の作用効果を奏する。
なお、本発明は上記の実施形態に限らず、以下のように種々の変更が可能である。
栓部材13は球状体を例示したが、これに限らず、例えば楕円体、ラグビーボール状等の形状としてもよく、弾性膜部12と接触する部分(表面)を球面状に形成したものであればよい。
フロントガスケット3は、弾性膜部12とガスケット本体部3aとが一体成形されたものを例示したが、両者を別体に成形しておいて凹凸嵌合、接着、溶着等の手段により一体としてもよい。
仕切手段11は、通路8の出口10側(前室6側)以外に通路8の中途部や、入口9側(後室7側)に設けてもよい。
本発明の第1実施形態を示すプレフィルドシリンジの縦断面図である。 本発明の第1実施形態を示すガスケットの縦断面図である。 本発明の第2実施形態を示すプレフィルドシリンジの縦断面図である。 本発明の第2実施形態を示すガスケットの縦断面図である。
符号の説明
1 プレフィルドシリンジ
2 筒状容器
3 ガスケット(フロントガスケット)
3a ガスケット本体部
4 昇圧体(リヤガスケット)
6 前室
7 後室
8 通路
11 仕切手段
12 弾性膜部
13 栓部材
14 吐出口
15 球状シール面
18 環状突起部
22 仕切部材
A 前剤
B 後剤

Claims (7)

  1. 筒状容器(2)内に設けられていて筒状容器(2)の内部空間を前剤(A)を収容する前室(6)と後剤(B)を収容する後室(7)とに分離するガスケット(3)において、
    前記前室(6)と後室(7)と分離するガスケット本体部(3a)内に両室を連通する通路(8)が貫通形成されており、このガスケット本体部(3a)には前記通路(8)を閉鎖していて後室(7)内が昇圧したときに前記閉鎖を解除して後剤(B)を前室(6)に流入可能とする仕切手段(11)が設けられていることを特徴とするガスケット。
  2. 前記仕切手段(11)は、前記通路(8)の前室(6)側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のガスケット。
  3. 前記仕切手段(11)は、後室(7)が昇圧したときに後剤(B)の後室(7)側から前室(6)側への流動を許容する一方向弁からなることを特徴とする請求項1または2に記載のガスケット。
  4. 前記一方向弁は、ガスケット本体部(3a)に設けられていて後剤(B)を前室(6)側に吐出する吐出口(14)が形成された弾性膜部(12)と、弾性膜部(12)内に配置されていて後室(7)側から吐出口(14)への後剤(B)の流動を閉栓可能な栓部材(13)とを備え、前記栓部材(13)は、弾性膜部(12)が弾力的に密着する球状シール面(15)を有することを特徴とする請求項3に記載のガスケット。
  5. 前記ガスケット本体部(3a)の通路(8)の出口(10)近傍位置に栓部材(13)をシールする環状突起部(18)が設けられていることを特徴とする請求項4に記載のガスケット。
  6. 前記仕切手段(11)は、後室(7)が昇圧したときに通路(8)から離脱して通路(8)の閉鎖を解除するとともに前室(6)に入りこむ仕切部材(22)を備えていることを特徴とする請求項1または2に記載のガスケット。
  7. 先端に混合剤を吐出可能な口部(2b)を有する筒状容器(2)と、この筒状容器(2)内に設けられていて筒状容器(2)の内部空間を前剤(A)を収容する前室(6)と後剤(B)を収容する後室(7)とに分離するガスケット(3)と、筒状容器(2)内でガスケット(3)の後方に設けられていて後室(7)を昇圧する昇圧体(4)とを備えたプレフィルドシリンジ(1)において、
    前記ガスケット(3)のガスケット本体部(3a)内に前記前室(6)と後室(7)とを連通する通路(8)が貫通形成されており、このガスケット本体部(3a)には前記通路(8)を閉鎖していて後室(7)内が昇圧したときに前記閉鎖を解除して後剤(B)を前室(6)に流入可能とする仕切手段(11)が設けられていることを特徴とするプレフィルドシリンジ。
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