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JP2005184195A - 携帯電話装置 - Google Patents

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JP2005184195A
JP2005184195A JP2003419226A JP2003419226A JP2005184195A JP 2005184195 A JP2005184195 A JP 2005184195A JP 2003419226 A JP2003419226 A JP 2003419226A JP 2003419226 A JP2003419226 A JP 2003419226A JP 2005184195 A JP2005184195 A JP 2005184195A
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Hiroyuki Takashina
博之 高科
Yasuo Hashimoto
康雄 橋本
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Abstract

【課題】安価でしかも受信感度特性の良好な携帯電話装置を提供する。
【解決手段】配線パターン14が形成されたフレキシブルプリント基板13を備え、配線パターンの少なくとも一部を覆う磁性シートがフレキシブルプリント基板の表面に装着されている。この構成によれば、放射用アンテナとして機能し易いフレキシブルプリント基板13の配線パターンから放射されるディジタル信号の高調波ノイズを磁性シートで吸収して減衰させることができるため、アンテナ9やRF回路へのディジタル信号の高調波ノイズの入力を低減できる結果、受信感度の特性を良好に維持することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、フレキシブルプリント基板を備えた携帯電話装置に関するものである。
パーソナルコンピュータや携帯電話装置等の電子機器の高速動作化、ディジタル化の発展に伴い、電磁波障害が増加している。特に、ディジタル機器は、ノイズによって誤動作が生じることもあるため、自らの内部で発生するノイズの低減が重要である。この種のノイズを低減させるために、本願出願人は、特開2000−359113号公報および特開2003−115691号公報に開示されている可撓性を備えたシート状のノイズ対策部品(磁性シート)を既に提案している。
ところで、上述した電子機器のうちの携帯電話装置では、近年、周波数の割り当て不足による高周波化、この高周波化に伴う内部信号処理の高速化、高精細液晶表示器の搭載、およびカメラ搭載などが進んでいる。しかも、これらはいずれもディジタル信号処理を伴うものであり、さらには携帯電話装置では、小形の筐体内に、これらのディジタル信号処理を行う回路、RF回路などのアナログ信号を処理する回路、およびアンテナが高密度状態で実装されている。このため、ディジタル信号が信号伝送用の配線パターンなどを通過した際に、ディジタル信号の高調波ノイズなどが各配線パターンを放射用アンテナとして放射されてRF回路やアンテナに入力して受信感度を悪化させるという問題が生じる。そこで、携帯電話装置では、製品の製造段階において、例えば特開2003−188787号公報の従来技術に開示されている方法に従い、試験装置から被試験装置である携帯電話装置に対する送信電力を徐々に低下させたときのビットエラーレートを測定して、携帯電話装置についての電波の受信感度の特性を評価している。この場合、送信電力の電波が小さくても低ビットエラーレートで情報を受信し得る携帯電話装置が、受信感度特性の良好な携帯電話装置ということになる。
特開2002−359113号公報 特開2003−115691号公報 特開2003−188787号公報
ところで、規定された送信電力によって所望の情報を受信できない場合、受信感度を改善する必要がある。この場合、上述したようなシート状のノイズ対策部品を使用して携帯電話装置の受信感度を改善し得る可能性がある。しかしながら、携帯電話装置の価格上昇を最低限に抑制しつつ、受信感度を良好に維持する必要がある。そのためには、携帯電話装置に対する装着位置などのノイズ対策部品の用い方が重要と考えられるが、現状では、この点が未解決となっている。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、安価でしかも受信感度特性の良好な携帯電話装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく本発明に係る携帯電話装置は、配線パターンが形成されたフレキシブルプリント基板を備え、前記配線パターンの少なくとも一部を覆う磁性シートが前記フレキシブルプリント基板の表面に装着されている。
この場合、ヒンジ部を備えて折り畳み可能に構成して、前記フレキシブルプリント基板を1または複数備え、1つの前記フレキシブルプリント基板を前記ヒンジ部に配設し、前記ヒンジ部に配設された前記フレキシブルプリント基板に前記磁性シートを装着するのが好ましい。
また、前記磁性シートとしては、FeおよびNiを含有し、その組成比をFeNiで表し、aおよびbを重量%で表したときに、
40≦a≦55、
45≦b≦60、
a+b≦100
を満たす条件で形成した軟磁性金属を含んで構成することができる。
また、前記磁性シートとしては、FeおよびNiを含有し、その組成比をFeNiで表し、aおよびbを重量%で表したときに、
10≦a≦30、
70≦b≦90、
a+b≦100
を満たす条件で形成された軟磁性金属を含んで構成することができる。
さらに、軟磁性金属粉を含む磁性層を含んで前記磁性シートを構成することもできる。この場合、例えば、軟磁性金属粉を圧延または破砕して扁平状構造に形成した複数の構造物を相互に固着させて磁性層を構成することができる。また、この発明における磁性シートとしては、例えば、軟磁性金属粉を圧延成形して形成される圧延磁性シートや、後述する軟磁性金属薄膜シートなどが含まれる。
また、磁性粉を含む磁性層を含んで前記磁性シートを構成することもできる。この場合、例えば、酸化鉄などの磁性粉と樹脂(バインダー)とを混練して磁性層を構成することができる。また、この発明における磁性シートとしては、例えば、複合磁性シートが含まれる。
本発明に係る携帯電話装置によれば、フレキシブルプリント基板に形成された配線パターンの少なくとも一部を覆うようにそのフレキシブルプリント基板の表面に磁性シートを装着したことにより、放射用アンテナとして機能し易いフレキシブルプリント基板の配線パターンから放射されるディジタル信号の高調波ノイズを磁性シートで吸収して減衰させることができる。したがって、アンテナやRF回路へのディジタル信号の高調波ノイズの入力を低減できる結果、受信感度の特性を良好に維持することができる。また、携帯電話の特定の部位に磁性シートを装着すればよいため、製造コストの上昇を抑制することができる。
また、本発明に係る携帯電話装置によれば、フレキシブルプリント基板に磁性シートを装着したことにより、その磁性シートが高調波ノイズを十分に吸収するため、放射用アンテナとして機能し易いヒンジ部に配設されたフレキシブルプリント基板から放出される高調波ノイズを減衰させることができる。したがって、アンテナやRF回路へのディジタル信号の高調波ノイズの入力をより効果的に低減することができる結果、受信感度の特性を一層良好に維持することができる。
また、本発明に係る携帯電話装置によれば、FeおよびNiを含有し、その組成比をFeNiで表し、aおよびbを重量%で表したときに、40≦a≦55、45≦b≦60、a+b≦100を満たす条件で形成した軟磁性金属を含ませて磁性シートを構成したことにより、薄いシート状に形成したとしても、広い周波数帯域に亘って大きな比透磁率を得ることができる。このため、フレキシブルプリント基板の可撓性を損なうことなく、高調波ノイズを十分に減衰させることができる。
また、本発明に係る携帯電話装置によれば、FeおよびNiを含有し、その組成比をFeNiで表し、aおよびbを重量%で表したときに、10≦a≦30、70≦b≦90、a+b≦100を満たす条件で形成した軟磁性金属を含ませて磁性シートを構成したことにより、薄いシート状に形成したとしても、広い周波数帯域に亘って大きな比透磁率を得ることができる。このため、フレキシブルプリント基板の可撓性を損なうことなく、高調波ノイズを十分に減衰させることができる。
また、本発明に係る携帯電話装置によれば、軟磁性金属粉を含む磁性層を含ませて磁性シートを構成したことにより、大きな比透磁率を得ることができるため、高調波ノイズを十分に減衰させることができる。
さらに、本発明に係る携帯電話装置によれば、磁性粉を含む磁性層を含ませて磁性シートを構成したことにより、大きな比透磁率を得ることができるため、高調波ノイズを十分に減衰させることができる。
以下、本発明に係る携帯電話装置の最良の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、携帯電話装置1の構成について、図面を参照して説明する。
携帯電話装置1は、図1に示すように、第1の筐体部2、第2の筐体部3およびヒンジ部4を備え、第1の筐体部2と第2の筐体部3とがヒンジ部4を介して回動自在に連結されることによって折り畳み可能に構成されている。この場合、第1の筐体部2には、受話器5と液晶表示器6とが配設され、第2の筐体部3には、送話器7、複数の操作キー8およびアンテナ9が配設されている。また、第1の筐体部2の内部には、図2に示すように、受話器5および液晶表示器6に接続されて、受話器5に出力する受話信号を生成する受話回路(図示せず)や液晶表示器6に出力する表示信号をディジタル処理によって生成する画像処理回路(図示せず)などが実装された回路基板10が配設されている。
一方、第2の筐体部3の内部には、図2に示すように、送話器7、各操作キー8およびアンテナ9に接続されて、送話器7から入力した送話信号をディジタル処理する送話回路(図示せず)や、各操作キー8の操作内容を検出すると共に操作内容に応じて携帯電話装置1の動作を決定して他の構成要素をディジタル制御する制御回路(図示せず)や、アンテナ9を介して無線信号の送受信を行う送受信回路(RF回路。図示せず)などが実装された複数の回路基板11,12が配設されている。また、第1の筐体部2、第2の筐体部3およびヒンジ部4の内部には、ヒンジ部4内を経由して第1の筐体部2と第2の筐体部3との間に架け渡された状態で、2以上のフレキシブルプリント基板(同図では、説明を容易にするために1つのフレキシブルプリント基板13のみを記載している)が配設されている。このフレキシブルプリント基板13に形成された信号伝送用や電力供給用の複数の配線パターン14を介して、第2の筐体部3内の回路部品と第1の筐体部2内の回路部品とが電気的に接続されている。一例として、図2では、第2の筐体部3内の回路基板11と第1の筐体部2内の回路基板10とがフレキシブルプリント基板13を介して電気的に接続される構成を示しているが、これ以外にも、第1の筐体部2内の液晶表示器6もヒンジ部4内を経由する不図示のフレキシブルプリント基板を介して第2の筐体部3内の不図示の回路基板と電気的に接続されている。また、各回路基板11,12同士も、フレキシブルプリント基板15に形成された信号伝送用や電力供給用の複数の配線パターン16によって電気的に接続されている。なお、図示はしないが、各回路基板10,11,12および液晶表示器6には、フレキシブルプリント基板用のコネクタがそれぞれ取り付けられている。
また、各フレキシブルプリント基板13,15の表面には、図2に示すように、各フレキシブルプリント基板13,15に形成された各配線パターン14,16の少なくとも一部を覆うようにして軟磁性金属薄膜シート(本発明における磁性シート)17,18がそれぞれ接着によって装着されている。同様にして、液晶表示器6に接続されているフレキシブルプリント基板の表面にも軟磁性金属薄膜シート(図示せず)が接着によって装着されている。この場合、各軟磁性金属薄膜シート17,18は、一例として、絶縁樹脂フィルム、絶縁樹脂フィルムの一面に形成された軟磁性金属薄膜、および絶縁樹脂フィルムの他面に接着剤や粘着剤等を塗布して形成された接着層を備えて構成されている。ここで、軟磁性金属薄膜を形成するための軟磁性金属(軟磁性金属粉)としては、FeおよびNiを主成分として含有する合金(Fe−Ni合金)を用いることができる。さらには、Fe−Ni合金の組成比をFeNiで表し、aおよびbを重量%で表したときに、
40≦a≦55、
45≦b≦60、
a+b≦100
を満たす条件で形成された合金を用いることができる。この合金を用いる場合、特に、Feを45重量%、Niを55重量%含有するFe−Ni合金で各軟磁性金属薄膜シート17,18を構成するのが好ましい。なお、この割合については、Feを45重量%±5%、Niを55重量%±5%の範囲内で調整することができる。また、接着層としては、例えばアクリル系樹脂の接着剤を使用することができる。以上のように構成された軟磁性金属薄膜シート17,18は、非常に高い比透磁率(具体的には、400)を有している。
また、軟磁性金属(軟磁性金属粉)を用いて軟磁性金属薄膜を形成する他の材料として、Fe−Ni合金の組成比をFeNiで表し、aおよびbを重量%で表したときに、
10≦a≦30、
70≦b≦90、
a+b≦100
を満たす条件で形成された合金を用いることもできる。この合金を用いる場合、特に、Feを20重量%、Niを80重量%含有するFe−Ni合金で各軟磁性金属薄膜シート17,18を構成するのが好ましい。なお、この割合についても、Feを20重量%±5%、Niを80重量%±5%の範囲内で調整することができる。
この携帯電話装置1では、ディジタル信号が各フレキシブルプリント基板13,15の配線パターン14,16を通過した際に、各軟磁性金属薄膜シート17,18が、各配線パターン14,16から放射されるディジタル信号の高調波ノイズを吸収して十分に減衰させる。したがって、この携帯電話装置1によれば、装置内部に配設された各フレキシブルプリント基板13,15の表面に、このフレキシブルプリント基板13,15に形成された各配線パターン14,16の少なくとも一部を覆うようにして高比透磁率の軟磁性金属薄膜シート17,18をそれぞれ装着したことにより、放射用アンテナとして機能し易い各フレキシブルプリント基板13,15の配線パターン14,16から放射されるディジタル信号の高調波ノイズを各軟磁性金属薄膜シート17,18で十分に減衰させることができる。このため、アンテナ9や送受信回路へのディジタル信号の高調波ノイズの入力を低減することができる結果、受信感度特性を良好に維持することができる。また、高調波ノイズの発生を低減できるため、高調波ノイズの発生に起因して液晶表示器6に生じ易い筋状表示欠陥の発生を回避することもできる。
また、ヒンジ部4に配設されたフレキシブルプリント基板13に軟磁性金属薄膜シート17を装着したことにより、軟磁性金属薄膜シート17が高調波ノイズを十分に吸収するため、放射用アンテナとして機能し易いヒンジ部4に配設されたフレキシブルプリント基板13から放出される高調波ノイズを減衰させることができる。したがって、アンテナ9やRF回路などの送受信回路へのディジタル信号の高調波ノイズの入力をより効果的に低減することができる結果、受信感度特性を一層良好に維持することができる。さらに、FeおよびNiを含有し、その組成比をFeNiで表し、aおよびbを重量%で表したときに、40≦a≦55、45≦b≦60、a+b≦100を満たす条件、または10≦a≦30、70≦b≦90、a+b≦100を満たす条件で形成した軟磁性金属を含ませて軟磁性金属薄膜シート17,18を構成したことにより、薄いシート状に形成したとしても、広い周波数帯域に亘って大きな比透磁率を得ることができる。このため、各軟磁性金属薄膜シート17,18が装着された各フレキシブルプリント基板13,15の可撓性を損なうことなく、高調波ノイズを十分に減衰させることができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、ヒンジ部4に配設されたフレキシブルプリント基板13と、第2の筐体部3内に配設された回路基板11,12間を接続するフレキシブルプリント基板15とに軟磁性金属薄膜シート18を装着して構成した携帯電話装置1について上記したが、第1の筐体部2側にも回路基板同士を接続する他のフレキシブルプリント基板が配設されているときには、このフレキシブルプリント基板にも軟磁性金属薄膜シートなどの磁性シートを装着することができる。また、液晶表示器6や操作キー8にフレキシブルプリント基板が接続されているときには、これらのフレキシブルプリント基板にも軟磁性金属薄膜シートなどの磁性シートを装着することができる。この場合、発明者は、受信感度特性の向上については、液晶表示器6に接続されているフレキシブルプリント基板に対する磁性シートの装着が特に有効であることを確認している。
また、ヒンジ部4を備えて折り畳み可能に構成された携帯電話装置1について上記したが、図3に示すように、折り畳み式ではない携帯電話装置21に対しても本発明を適用することができる。この携帯電話装置21では、液晶表示器6と回路基板22とを接続するフレキシブルプリント基板23を内部に備え、フレキシブルプリント基板23に形成された配線パターン24の少なくとも一部を覆うようにして軟磁性金属薄膜シート(本発明における磁性シート)25を装着して構成されている。なお、同図に示す携帯電話装置21に関しては、携帯電話装置1と同一の構成要素に対して同一の符号を付して重複する説明を省略する。
また、本発明における磁性シートの一例として軟磁性金属薄膜(磁性層)を利用した軟磁性金属薄膜シートを使用した例について上記したが、上述した軟磁性金属の粉末などの磁性粉を樹脂またはゴム等のバインダーと混練した材料をシート状に加工して形成した複合磁性シート(磁性層)を本発明における磁性シートとして使用してもよい。この構成であっても、複合磁性シートの装着によってフレキシブルプリント基板の可撓性を損なうことなく、高調波ノイズを減衰させることができる。また、軟磁性金属として、FeおよびNiのみで形成したFe−Ni合金を用いる例について上記したが、Moを1重量%以上2重量%以下の割合で添加したFe−Ni合金を用いることもできる。
次に、実施例を挙げて、具体的に、本発明を詳細に説明する。
上述した携帯電話装置1において、液晶表示器6と上記した不図示の回路基板とを接続する同じく上記した不図示のフレキシブルプリント基板にのみ軟磁性金属薄膜シートを装着して、実施例1とした。また、実施例1の軟磁性金属薄膜シートに代えて、複合磁性シートを装着して、実施例2とした。この場合、複合磁性シートは、磁性粉を樹脂またはゴムなどのバインダーと混練した材料を、厚みが約0.3mmとなるシート状に形成した。また、液晶表示器6と回路基板とを接続するフレキシブルプリント基板に軟磁性金属薄膜シートや複合磁性シートなどの磁性シートを装着しない携帯電話装置を比較例とした。
次いで、試験器(無線機テスタ:アンリツ製MT8801B)を擬似的な基地局として、その送信出力を徐々に小さくしつつ、実施例1,2および比較例に係る携帯電話装置の受信感度特性(具体的には、ビットエラーレート)を電波暗室で測定した。この場合、試験器と携帯電話装置とは3m離間させて228000ビットのデータ通信を5回行った。また、送受信信号の周波数は1.842GHzとした。この結果としてのビットエラーレート特性図を図4に示す。ここで、ビットエラーレートとは、1000回の送受信を行ったときのエラー発生率をいう。
図4に示すビットエラーレート特性図によれば、ビットエラーレートが0.5%となる送信出力を比較した場合、軟磁性金属薄膜シートや複合磁性シートなどの磁性シートを装着しない比較例では、−96.5dBmの送信出力を必要とする。これに対して、軟磁性金属薄膜シートを装着した実施例1、および複合磁性シートを装着した実施例2では、送信出力が−101.5dBm以下であったとしても、0.5%未満のビットエラーレートで受信(試験器と交信)することができた。特に、実施例1では、送信出力が−102.5dBm以下にまで低下させたとしても、0.5%未満のビットエラーレートで受信することができた。つまり、磁性シートを装着することにより、磁性シートを装着しない携帯電話装置と比較して、受信感度が、軟磁性金属薄膜シートで約6dB、複合磁性シートであっても約5dB改善されていることが確認された。
本発明に係る携帯電話装置1の構成を示す斜視図である。 携帯電話装置1の内部構造を示す斜視図である。 携帯電話装置21の内部構造を示す正面図である。 実施例1,2および比較例に係る携帯電話装置のビットエラーレート特性図である。
符号の説明
1,21 携帯電話装置
2 第1の筐体部
3 第2の筐体部
4 ヒンジ部
13,15,23 フレキシブルプリント基板
14,16,24 配線パターン
17,18,25 軟磁性金属薄膜シート

Claims (6)

  1. 配線パターンが形成されたフレキシブルプリント基板を備え、前記配線パターンの少なくとも一部を覆う磁性シートが前記フレキシブルプリント基板の表面に装着されている携帯電話装置。
  2. ヒンジ部を備えて折り畳み可能に構成されると共に前記フレキシブルプリント基板を1または複数備え、
    1つの前記フレキシブルプリント基板は前記ヒンジ部に配設され、
    前記磁性シートは、前記ヒンジ部に配設された前記フレキシブルプリント基板に装着されている請求項1記載の携帯電話装置。
  3. 前記磁性シートは、FeおよびNiを含有し、その組成比をFeNiで表し、aおよびbを重量%で表したときに、
    40≦a≦55、
    45≦b≦60、
    a+b≦100
    を満たす条件で形成された軟磁性金属を含んで構成されている請求項1または2記載の携帯電話装置。
  4. 前記磁性シートは、FeおよびNiを含有し、その組成比をFeNiで表し、aおよびbを重量%で表したときに、
    10≦a≦30、
    70≦b≦90、
    a+b≦100
    を満たす条件で形成された軟磁性金属を含んで構成されている請求項1または2記載の携帯電話装置。
  5. 前記磁性シートは、軟磁性金属粉を含む磁性層を含んで構成されている請求項1から4のいずれかに記載の携帯電話装置。
  6. 前記磁性シートは、磁性粉を含む磁性層を含んで構成されている請求項1から4のいずれかに記載の携帯電話装置。
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