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JP2005175493A - 磁気メモリセルおよびその形成方法ならびに磁気メモリアレイおよびその製造方法 - Google Patents

磁気メモリセルおよびその形成方法ならびに磁気メモリアレイおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 周囲からの磁気的な影響を低減し、安定した磁気情報の読出を可能とする磁気メモリセルの形成方法を提供する。
【解決手段】 電極層10上に、キャップ層30と保護層50とによって覆われた、磁化自由層25を含むMTJ素子20Aを形成する工程と、全体を覆うように第1絶縁層41を形成する工程と、保護層50の厚み方向における一部分(残余部分52)を残すように全面に亘って平坦化処理を行う工程と、キャップ層30の上面が露出するように残余部分52を全て除去する工程と、キャップ層30の上面30Sを覆うようにビット線60を形成する工程と、ビット線60の周囲を埋めると共にビット線60の上面と連続した平坦面F1を構成するように第2絶縁層42を形成する工程とを含むようにした。このため、磁化自由層25と第1電流線41との厚み方向の距離を、キャップ層30の厚みに基づき、全体に亘って均一かつ正確なものとすることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、磁気トンネル接合素子を備えた磁気メモリセルおよびその形成方法ならびに磁気メモリアレイおよびその製造方法に関する。
従来より、コンピュータやモバイル通信機器などの情報処理装置に用いられる汎用メモリとして、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory )などの揮発性メモリが使用されている。これらの揮発性メモリは、常に電流を供給しておかなければ全ての情報が失われる。そのため、状況を記憶する手段としての不揮発性メモリ(例えば、フラッシュEEPROMなど)を別途設ける必要がある。この不揮発性メモリに対しては、処理の高速化が強く求められていることから、近年、不揮発性メモリとしてMRAM(Magnetic Random Access Memry)が注目されてきている。
MRAMは、磁気抵抗効果素子を備えた磁気メモリセルがマトリクス状に配列されたアレイ構造をなすものである。磁気抵抗効果素子としては、より大きな抵抗変化率の得られる磁気トンネル接合(MTJ;magnetic tunnel junction)素子が好適である。このMTJ素子は、トンネルバリア層によって隔てられた2つの強磁性層(磁化方向が印加磁界に応じて変化する磁化自由層および磁化方向が磁化容易軸に沿って平行をなすように恒久的に固着された磁化固着層)を有している。トンネルバリア層は、絶縁材料からなる薄膜であり、量子力学に基づくトンネル効果によって電荷キャリア(一般的には電子)が透過できる程度の厚みをなしている。電荷キャリアが透過する確率は、2つの強磁性層の磁化方向と関連した電子スピン方向に依存するので、電圧を印加した状態において上記の磁化方向が変化すると、トンネル電流も変化することとなる。
上記のようなMTJ素子では、磁化自由層の磁化方向と磁化固着層の磁化方向とが相対的に変化する。この磁化方向の相対的変化は、トンネル電流の変化(接合抵抗の変化)として検知される。すなわち、磁化自由層の磁化方向が磁化固着層の磁化方向と逆平行をなすとき、そのトンネル電流は最小(接合抵抗は最大)となり、一方で、自由層の磁化方向が磁化固着層の磁化方向と平行をなすとき、そのトンネル電流は最大(接合抵抗は最小)となる。
通常、MRAMにおいては、2種類の電流供給線(ワード線およびビット線)が形成する複数の交点にMTJ素子がそれぞれ配置される。MTJ素子は各交差点においてワード線とビット線との間に挟まれ、その周囲を絶縁層に取り囲まれるように構成されている。ある特定のMTJ素子への情報の書込操作を行う際には、対応するワード線およびビット線に所定の大きさの書込電流を流し、それによって誘導される電流磁界を利用することにより磁化自由層の磁化方向を反転させ、相対的な磁化方向が平行である状態または逆平行である状態を形成する。一方、ある特定のMTJ素子から情報を読み出す際には、対応するワード線またはビット線のいずれかに読出電流を流し、MTJ素子の接合抵抗を検出することにより磁化方向の状態の特定を行う。
図7は、従来のMRAMにおける磁気メモリセルの一具体例としての構成を表すものである。図7に示したように、MTJ素子120は、底面が下部電極層110と接し、上面が上部電極層160と接するように構成されており、その周囲は絶縁層140に取り囲まれている。上部電極層160はビット線としても機能するものである。上部電極層(ビット線)160と直交するようにワード線40が設けられている。このワード線40と上部電極層(ビット線)160とは絶縁層143によって互いに隔離されており、下部電極層110と共にMTJ素子120への書込操作およびMTJ素子120からの読出操作の際に用いられる。なお、これとは異なり、MTJ素子の上面とワード線とが直接接するように構成された磁気メモリセルも知られている。
図8は、MTJ素子120の断面構造をより詳細に示したものである。MTJ素子120は、下部電極層110の側から上部電極層160へ向かうように、シード層121、反強磁性ピンニング層122、強磁性ピンド層123、誘電材料からなるトンネルバリア層124、強磁性フリー層125およびキャップ層126がこの順に形成された積層構造をなす薄膜である。このような構造のMTJ素子120は、通常、2層レジストパターンからなるステンシルマスクを用いたフォトリソグラフィによりパターニングされる。
図8に示したMTJ素子120を備えた従来の磁気メモリセルの製造方法について、図9から図11を参照して説明する。
まず図9に示したように、破線で示した多層膜120Zを下部電極層110上に形成したのち、その一部領域に、アンダーカットされた下層部分181と上層部分182とが順に積層された2層レジストパターン180を形成する。多層膜120Zは、次の工程でMTJ素子120となるものであり、図8に示した積層構造と対応している。但し、図9では積層構造の図示を省略する。2層レジストパターン180を形成したのち、矢印の方向からイオンビームを照射することにより、2層レジストパターン180によって覆われていない領域R20の多層膜120Zをエッチングする(IBE[Ion Beam Etching]処理)。これによってMTJ素子120が形成される。
続いて、図10に示したように、2層レジストパターン120をデポジッションマスクとして用い、全体を覆うように絶縁層140を形成する。このとき、絶縁層140の表面は平坦とはならず、MTJ素子120の端部近傍において隆起部140Tが発生してしまうことが多い。このような隆起部140Tの発生によって下層部分181の端面へ向かうように絶縁膜が成長してしまい、絶縁層140と下層部分181とが接触することとなるので、良好なリフトオフ操作が困難となる。すなわち、絶縁層140と下層部分181とが接触したままの状態でリフトオフ操作を行うと、図11に示したように、MTJ素子120の上面の一部に隆起部140Tの一部が残存した状態となってしまう。これを避けるためにアンダーカットの後退長さを十分に確保するようにすると、2層レジストパターン180は崩れやすく不安定となり、MTJ素子120を形成する際のIBE処理を施す前に除去されてしまう可能性がある。
そこで、CMP(Chemical Mechanical polishing )処理を用いて平坦面を形成する方法が考えられる。以下、その方法について、図12〜図14を参照して説明する。
まず図12に示したように、下部電極層110上の一部領域に、保護層130に覆われたMTJ素子120からなる積層体200を形成する。この積層体200は専用のステンシルマスクを用いて、IBE法またはRIE(反応性イオンエッチング)法により形成される。次に、図13に示したように、積層体200の上面および側面を全て覆うように、絶縁層140を形成する。こののち、図14に示したように、CMPなどの平坦化処理を施すことにより、絶縁層140および保護層130の、厚み方向における一部分を除去する。この際、保護層130のうちの残余部分131を残すように除去部分132が除去されるので、MTJ素子120の破損を防ぐことができる。CMP処理の結果、なだらかな上面140Sおよび上面131Sを形成することができる。
なお、従来のMRAMデバイスに関する特許文献としては以下のものがある。
Durlam等は、特許文献1においてCMOS回路を備えたMRAMを開示している。特許文献1では、MRAMの品質低下(degrading )を避けるために平坦面を形成する必要があるとする旨が記載されており(コラム1の62行目)、CMP処理により平坦面を形成するようにしている。さらに、より良好な磁界を形成するため、パーマロイを用いてワード線およびビット線を形成する旨も記載されている。
米国特許第6174737号明細書
また、Pan 等は、特許文献2において、磁気ヨークに取り囲まれたMRAMの形成方法を開示している。ここでは、主にMRAMにおける消費電力に関する問題に言及している。
米国特許第6548849号明細書
しかしながら、図12〜図14に示したような、保護層130に対してCMP処理を行う方法においては、その残余部分131の厚みを正確に制御することが困難である。したがって、残余部分131の上に形成されるワード線(またはビット線)とMTJ素子120に含まれる磁化自由層との間隔が不正確なものとなり易い。ワード線(またはビット線)を流れる電流が生ずる反転磁界の強度は、ワード線(またはビット線)とMTJ素子120における磁化自由層との間隔に依存するので、その間隔の不正確さは、磁気メモリセルの挙動不安定性を招く結果となってしまう。さらに、このような磁気メモリセルを基板上に複数設けるようにしたMRAMデバイスにおいては、ワード線(またはビット線)と磁化自由層との間隔が各磁気メモリセルにおいて相互に不均一なものとなってしまい、正確な書込操作および読出操作が困難となる。なお、上記特許文献1,2においても、電流線と磁化自由層との間隔を制御するという課題についての記載がない。
本発明はかかる問題に鑑みてなされたもので、その目的は、安定した磁気情報の読出をおこなうことのできる磁気メモリセルおよびその形成方法ならびにそのような磁気メモリセルを備えた磁気メモリアレイおよびその製造方法を提供することにある。
本発明の磁気メモリセルは、下部電極層としての基体と、磁化自由層を含んで基体上に形成された磁気トンネル接合素子と、磁気トンネル接合素子の上に上面が磁化自由層の上面から一定の面垂直方向距離を保つように形成されたキャップ層と、磁気トンネル接合素子と同一階層においてこの磁気トンネル接合素子を囲むように設けられると共に上面がキャップ層の上面と共平面をなすように形成された第1絶縁層と、キャップ層の上面および第1絶縁層の上面の上にキャップ層を横切るように延在すると共に磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれるように形成された第1電流線と、第1電流線と同一階層においてこの第1電流線を囲むように設けられると共に上面が第1電流線の上面と共平面をなすように構成された第2絶縁層とを備えるようにしたものである。
本発明の磁気メモリセルアレイは、上記の磁気メモリセルを複数備え、第1電流線をキャップ層および第1絶縁層からなる平坦化された下地構造の上に配設することにより、各磁気メモリセルにおける第1電流線と磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれるようにしたものである。
本発明の磁気メモリセルまたは磁気メモリセルアレイでは、第1絶縁層の上面がキャップ層の上面と共平面をなし、キャップ層の上面と磁化自由層の上面との面垂直方向距離が一定に保たれていることから、第1電流線と磁化自由層および第1絶縁層との面垂直方向距離が一定に保たれる。
本発明の他の磁気メモリセルアレイは、上記の磁気メモリセルを複数備え、第2電流線が、第3絶縁層からなる平坦化された下地構造の上に配設されることにより、各磁気メモリセルにおける第2電流線と磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれるようにしたものである。
本発明の磁気メモリセルまたは磁気メモリセルアレイでは、第1電流線の上面および第2絶縁層の上面を均一の厚さで覆うように形成された第3絶縁層と、第3絶縁層上に第1電流線から絶縁されるように形成された第2電流線とをさらに備えるようにし、第2電流線と磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれるようにすることが望ましい。
本発明の磁気メモリセルまたは磁気メモリセルアレイでは、基体の側から順に、シード層と、固定作用層としての反強磁性ピンニング層と、被固定層としての強磁性ピンド層と、トンネルバリア層と、磁化自由層としての強磁性フリー層とを積層して磁気トンネル接合素子を構成することが可能である。
本発明の磁気メモリセルまたは磁気メモリセルアレイでは、キャップ層が、銅(Cu)、ルテニウム(Ru)およびタンタル(Ta)のうちの少なくとも1つを含んでなり、2.0nm以上25nm以下の厚みを有していることが望ましい。
本発明の磁気メモリセルまたは磁気メモリセルアレイでは、第1電流線と磁化自由層との距離が±1%以内の誤差範囲内に収まるようにキャップ層を形成することが望ましく、また、第2電流線と磁化自由層との距離が±1%以内の誤差範囲内に収まるように、キャップ層および第1電流線、ならびに第2絶縁層または第3絶縁層を形成することが望ましい。
本発明の磁気メモリセルの形成方法は、基体上に、磁化自由層を含む多層膜と、一定の均一膜厚を有するキャップ層と、犠牲層とを順に形成することにより積層膜を形成する工程と、積層膜をパターニングすることにより、キャップ層と犠牲層とによって覆われた磁気トンネル接合素子を含む積層体を形成する工程と、全体を覆うように第1絶縁層を形成する工程と、犠牲層の厚み方向における一部分を残余部分として残すように全面に亘って平坦化処理を行う工程と、キャップ層の上面が露出するように犠牲層の残余部分を全て除去することにより、キャップ層の上面と第1絶縁層の上面とが共平面をなすようにする工程と、共平面の上に、少なくともキャップ層と接触するように第1電流線を形成し、第1電流線と磁化自由層との距離が一定に保たれるようにする工程と、第1電流線の周囲を埋めるようにして第2絶縁層を形成し、第1電流線の上面と第2絶縁層の上面とが共平面をなすようにする工程とを含むようにしたものである。
本発明の磁気メモリセルの形成方法では、犠牲層の厚み方向の一部(残余部分)を残すように第1絶縁層および犠牲層の平坦化処理を行ったのち、その残余部分を取り除いてキャップ層の上面と第1絶縁層の上面とが共平面をなすようにした上で、キャップ層の上面を覆うように第1電流線を形成するようにしたので、磁気トンネル接合素子の磁化自由層と第1電流線との面垂直方向距離がキャップ層の膜厚のみによって支配され、その結果、全体に亘って均一かつ正確なものとなる。
本発明の磁気メモリセルの形成方法では、第1電流線の上面および第2絶縁層の上面を均一の厚さで覆うように第3絶縁層を形成する工程と、第3絶縁層上に第1電流線から絶縁されるように第2電流線を形成し、第2電流線と磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれるようにする工程とをさらに含むようにすることが望ましい。
本発明の磁気メモリセルの形成方法では、磁気トンネル接合素子は例えば、シード層と、固定作用層と、被固定層と、トンネルバリア層と、磁化自由層とを順に積層することにより形成可能である。
本発明の磁気メモリセルの形成方法では、平坦化処理における第1絶縁層と犠牲層との選択比、および犠牲層とキャップ層とのエッチング選択比に基づいて定められる材料をそれぞれ用いてキャップ層、犠牲層および第1絶縁層を形成することが望ましい。例えば、酸化アルミニウム(Al2 3 )を用いて40nm以上200nm以下の膜厚の第1絶縁層を形成し、タンタル(Ta)、タングステン(W)、二酸化珪素(SiO2 )または窒化珪素(Si3 4 )を用いて20nm以上200nm以下の膜厚の犠牲層を形成し、銅(Cu)またはルテニウム(Ru)を用いて2.0nm以上25nm以下の膜厚のキャップ層を形成することが望ましい。または、二酸化珪素(SiO2 )を用いて40nm以上200nm以下の膜厚の第1絶縁層を形成し、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、炭化珪素(SiC)または窒化珪素(Si3 4 )を用いて20nm以上200nm以下の膜厚の犠牲層を形成し、ルテニウム(Ru)またはタンタル(Ta)を用いて2.0nm以上25nm以下の膜厚の犠牲層を形成するようにしてもよい。
本発明の磁気メモリセルの形成方法では、第1電流線と磁化自由層との距離が±1%という誤差範囲内に収まるようにキャップ層を形成することが望ましく、また、第2電流線と磁化自由層との距離が±1%という誤差範囲内に収まるようにキャップ層、第1電流線および第3絶縁層を形成することが望ましい。
本発明の磁気メモリセルアレイの製造方法は、上記のいずれかの磁気メモリセルの形成方法を用いて磁気メモリセルアレイを製造する方法であって、磁気メモリセルアレイ全体を平坦形状とすることにより、磁気メモリセルアレイ内において、第1電流線と磁化自由層との距離が±1%という誤差範囲内に収まるようにキャップ層を形成するようにしたものである。この磁気メモリセルアレイの製造方法では、キャップ層が高精度にコントロールされた膜厚を有するように形成される結果、磁気メモリセルアレイ全体にわたって、第1電流線と磁化自由層との距離が高精度に保たれる。
本発明の他の磁気メモリセルアレイの製造方法は、上記のいずれかの磁気メモリセルの形成方法を用いて磁気メモリセルアレイを製造する方法であって、磁気メモリセルアレイ全体を平坦形状とすることにより、磁気メモリセルアレイ内において、第1電流線と磁化自由層との距離および第2電流線と磁化自由層との距離が、それぞれ、±1%という誤差範囲内に収まるようにキャップ層、第1電流線および第3絶縁層を形成するようにしたものである。この磁気メモリセルアレイの製造方法では、キャップ層、第1電流線および第3絶縁層がそれぞれ高精度にコントロールされた膜厚を有するように形成される結果、磁気メモリセルアレイ全体にわたって、第1電流線と磁化自由層との距離および第2電流線と磁化自由層との距離が高精度に保たれる。
本発明の磁気メモリセルまたは磁気メモリセルアレイによれば、磁気トンネル接合素子の上に上面が磁化自由層の上面からの面垂直方向距離が一定に保たれるように形成されたキャップ層と、磁気トンネル接合素子と同一階層においてこの磁気トンネル接合素子を囲むように設けられると共に上面がキャップ層の上面と共平面をなすように形成された第1絶縁層と、キャップ層の上面および第1絶縁層の上面の上にキャップ層を横切るように延在すると共に磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれるように形成された第1電流線と、第1電流線と同一階層においてこの第1電流線を囲むように設けられると共に上面が第1電流線の上面と共平面をなすように構成された第2絶縁層とを備えるようにしたので、キャップ層によって磁気トンネル接合素子における磁化自由層と第1電流線との厚み方向の距離を高精度に規定することができる。特に、基体上に複数の磁気メモリセルを形成して磁気メモリセルアレイを構成する場合には、互いに隣り合う磁気メモリセルにおけるキャップ層の上面の位置が同じ高さとなるので、磁気メモリセルアレイの全体にわたって、磁化自由層と第1電流線との面垂直方向距離の均一性が保たれる。その結果、磁気トンネル接合素子からの磁気情報の読み出し操作(すなわち、磁化自由層の磁化状態の検出)を、第1電流線を介して安定して行うことができる。
特に、第1電流線の上面および第2絶縁層の上面を均一の厚さで覆うように形成された第3絶縁層と、第3絶縁層上に第1電流線から絶縁されるように形成された第2電流線とをさらに備え、第2電流線と磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれるようにした場合には、磁気トンネル接合素子への磁気情報の書き込み操作(すなわち、磁化自由層の磁化状態を変化させること)を、第2電流線を介して安定して行うことができる。
本発明の磁気メモリセルの形成方法および磁気メモリセルアレイの製造方法によれば、キャップ層と犠牲層とによって覆われた磁気トンネル接合素子を含む積層体を形成する工程と、全体を覆うように第1絶縁層を形成する工程と、犠牲層の厚み方向における一部分を残余部分として残すように全面に亘って平坦化処理を行う工程と、キャップ層の上面が露出するように犠牲層の残余部分を全て除去することによりキャップ層の上面と第1絶縁層の上面とが共平面をなすようにする工程と、共平面の上に少なくともキャップ層と接触するように第1電流線を形成し、第1電流線と磁化自由層との距離が一定に保たれるようにする工程と、第1電流線の周囲を埋めるようにして第2絶縁層を形成し、第1電流線の上面と第2絶縁層の上面とが共平面をなすようにする工程とを含むようにしたので、磁気トンネル接合素子の磁化自由層と第1電流線との厚み方向の距離を、キャップ層の厚みに基づいて全体に亘って均一かつ正確なものとすることができる。その結果、磁気トンネル接合素子からの磁気情報の読み出し操作を、第1電流線を介して安定して行うことができる。
特に、第1電流線の上面および第2絶縁層の上面を均一の厚さで覆うように第3絶縁層を形成する工程と、第3絶縁層上に第1電流線から絶縁されるように第2電流線を形成し、第2電流線と磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれるようにする工程とをさらに含むようにした場合には、磁気トンネル接合素子への磁気情報の書き込み操作を、第2電流線を介して安定して行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る磁気メモリアレイの構成について説明する。なお、本発明の磁気メモリセルは、上記の磁気メモリアレイに含まれるものであるので、以下併せて説明する。
図1は、本実施の形態の磁気メモリアレイの断面構成を表す概略図である。この磁気メモリアレイは、全体としてマトリクス状をなす複数の磁気メモリセル1を備えている。各磁気メモリセル1は、基体に埋設された電極層10と、磁化自由層25を含んで電極層10上の一部領域に形成された磁気トンネル接合(MTJ:Magnetic Tunneling Junction )素子20Aと、導電性のキャップ層30と、ビット線60と、ワード線70とを順に備えている。電極層10上の一部領域以外の領域には、MTJ素子20Aの端面20Sを全て覆うように第1絶縁層41が形成されている。第1絶縁層41の上面41Sは、キャップ層30の上面30Sと同一平面内に存在し、両者はいわゆる共平面をなしている。したがって、隣り合う磁気メモリセル1同士の上面30Sの高さは、互いに同一平面内に存在することとなる。第1絶縁層41の上には、第2絶縁層42が、ビット線60における上面と連続した共通の平坦面F1を有するように(すなわち、共平面をなすように)ビット線60と同一階層に設けられている。さらに、平坦面F1を覆うように第3絶縁層43が形成されており、ビット線60とワード線70との均一な厚み方向の距離(面垂直方向距離)を保持している。
キャップ層30は、均一な厚みを有しており、MTJ素子20Aを覆うように形成されている。ビット線60は、上面が平坦であると共にキャップ層30を介してMTJ素子20Aと電気的に接続するように構成されている。ワード線70は、第3絶縁層43を挟んでビット線60と交差するように形成されている。
MTJ素子20Aは、2つの強磁性層が極薄の絶縁層(トンネルバリア層)によって分離された積層構造を有しており、2つの強磁性層における相対的な磁化方向によって積層方向へ電圧を印加した際に流れるトンネル電流の大きさ(接合抵抗の大きさ)が変化するものである。具体的には、電極層10の側から、シード層21と、固定作用層22と、被固定層23と、トンネルバリア層24と、磁化自由層25とが順に形成されたものである。
したがって、ビット線60と磁化自由層25との厚み方向の距離は、キャップ層30の厚みと等しい。一方、ワード線70と磁化自由層25との距離は、キャップ層30、ビット線60、第3絶縁層43およびワード線70の合計の厚みと等しい。ここで、ビット線60と磁化自由層25との距離、ワード線70と磁化自由層25との距離、ビット線60とワード線70との距離は、いずれも±1%以内という誤差範囲内に収まるようになっている。
続いて、図2〜図6を参照して、本実施の形態の磁気メモリアレイの製造方法(磁気メモリセルの形成方法)について説明する。図2〜図6は、図1に示した磁気メモリセルアレイを製造するための各工程を示した断面図であり、ここでは1つの磁気メモリセル1のみを例示している。
本実施の形態の磁気メモリアレイの製造方法では、複数の磁気メモリセル1を、基体上にマトリクス状に形成する。以下、1つの磁気メモリセルを形成する際の各工程について説明する。
最初に、図2に示したように、電極層10上に、のちにMTJ素子20Aとなる多層膜20とキャップ層30と、犠牲層50とを順に積層することにより積層膜100を形成する。多層膜20については以下のように形成する。
まず、電極層10の上に、例えばニッケル鉄クロム合金(NiFeCr)を用いて、例えば2nm以上8nm以下の厚みとなるようにシード層21を形成する。次に、シード層21を覆うように、マンガン白金合金(MnPt)、イリジウムマンガン合金(IrMn)などの反強磁性材料を用いて、例えば3以上30nmの厚みとなるように固定作用層22を形成する。次いで、固定作用層22を覆うように、例えばコバルト鉄合金(CoFe)を用いて、1.5nm以上6.0nm以下の厚みを有する単層構造の被固定層23を形成する。但し、被固定層23については、CoFeなどからなる2つの強磁性層と、それらの間に設けられたルテニウムやロジウムなどからなるスペーサ層とを有するシンセティック構造をなすように形成してもよい。この被固定層23は、固定作用層22によって磁化方向が固定されたものである。被固定層23を形成したのち、これを覆うようにトンネルバリア層24を形成する。トンネルバリア層24については、例えば酸化アルミニウム(Al2 3 )を用いて0.7nm以上1.5nm以下の厚みとなるように形成する。最後に、トンネルバリア層24を覆うように、磁化自由層25を積層する。ここでは、例えばニッケル鉄合金(NiFe)を用いて、2.0nm以上6.0nm以下の厚みを有する単層構造となるように形成する。あるいは、CoFe層とNiFe層との2層構造とし、全体の厚みが2.0以上8.0nm以下となるようにしてもよい。磁化自由層25は、ビット線60とワード線70とが形成する合成磁界によって、磁化方向が変化するように構成されたものである。
このように多層膜20を形成した後、さらに、キャップ層30と犠牲層50とを順に多層膜20を覆うように形成する。キャップ層30については、銅(Cu)、ルテニウム (Ru)またはタンタル(Ta)を用いて2.0nm以上25nm以下の厚みとなるように形成する。一方、犠牲層50については、タンタル(Ta)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、二酸化珪素(SiO2 )、炭化珪素(SiC)または窒化珪素(Si3 4 )を用いて、20nm以上200nm以下の厚みとなるように形成する。これらキャップ層30および犠牲層50を構成する材料は、第1絶縁層41の構成材料と併せて、これに続いて行われるCMPによる平坦化処理工程およびエッチング処理工程(後出)における材料の選択比に基づいて決定される。
続いて、図3に示したように、一般的なフォトリソグラフィ技術を用いたエッチング処理により積層膜100を選択的にエッチングして積層体100Aを形成する。
具体的には、積層膜100上の一部領域R1に所定形状のフォトマスクやステンシルマスク(以下、単にエッチングマスクという)を形成したのち、これを利用してイオンビームエッチング(IBE:ion beam etching)や反応性イオンエッチング(RIE:reactive ion etching)により、エッチングマスクによって覆われていない領域R2における積層膜100のエッチング処理を行う。
続いて、積層膜100が除去された領域R2に対応する電極層10の上面と積層体100の端面とを少なくとも覆うように、酸化アルミニウム(Al2 3 )または二酸化珪素(SiO2 )などからなる第1絶縁層41を形成する。厚みは、40nm以上200nm以下であることが望ましい。この際、図3に示したように積層体100の上面をも覆うように、全体に亘って第1絶縁層41を形成するようにしてもよいし、積層体100の上面を覆わなくともよい。第1絶縁層41の構成材料については、続いて行われるCMPによる平坦化処理工程において犠牲層50を厚み方向に全て除去してしまうことのないように、CMPの選択性を考慮して決定される。
続いて、図4に示したように、CMPによる平坦化処理を行うことにより犠牲層50の厚み方向の一部分(破線で示した除去部分51)が除去され、残余部分52の上面52Sが露出する。
続いて、図5に示したように、残余部分52をRIEやプラズマエッチング法により除去する。残余部分52を除去する際には、注意深く制御を行い、キャップ層30の上面30Sを露出させる。上面Sは、MTJ素子20Aに含まれる磁化自由層25の上面から成膜当初のキャップ層30の厚みに対応した距離を有することとなる。残余部分52を除去することにより、第1絶縁層41のキャップ層30との界面近傍において一対の突起部分41Tが形成され、極めて小さな段差が生じる。しかし、従来の変動幅比べて極僅かであり、これに続くビット線60の形成には支障がなく、結果、ビット線60の上面は平坦となる。
最後に、図6に示したように、MTJ素子20Aとキャップ層30とを介して接するようにビット線60を形成し、さらに、第2絶縁層42および第3絶縁層43を形成したのち、ワード線70を形成する。この際、ビット線60の周囲を第2絶縁層42によって取り囲むように形成し、さらに、第2絶縁層42の上面がビット線60の上面と連続する平坦面F1をなすようにする。加えて、第3絶縁層43を均一な厚みとなるように形成することにより、ビット線60とワード線70との距離を一定に維持するようにする。こののち、所定の工程を経ることにより、磁気メモリセル1およびそれを複数備えた磁気メモリセルアレイが完成する。
なお、キャップ層30および犠牲層50の材料の組み合わせとしては、上記に限定されるものではない。第1絶縁層41として二酸化珪素(SiO2 )を用いた場合には、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、炭化珪素(SiC)または窒化珪素(Si3 4 )を用いてキャップ層30を形成し、ルテニウム(Ru)またはタンタル(Ta)を用いて犠牲層50を形成することもできる。
このように形成された磁気メモリセルおよび磁気メモリセルアレイでは、犠牲層50の一部をなす残余部分52を残すように第1絶縁層41および犠牲層50の平坦化処理を行い、その残余部分52を取り除いたのちキャップ層30の上面30Sを覆うように第1電流線41を形成するようにしたので、MTJ素子20Aの磁化自由層25とビット線60との厚み方向の距離が平坦なキャップ層30の厚みに基づき、全体に亘って均一かつ正確なものとなる。よって、磁化自由層の磁化状態に基づく磁気情報を、磁気トンネル接合素子から第1電流線を介して安定して読み出すことができる。
特に、ビット線60および第2絶縁層42が形成する同一の平坦面F1を覆うように形成された第3絶縁層43と、この第3絶縁層43を覆い、かつビット線60と交差するように形成されたワード線70とをさらに備えるようにしたので、厚み方向において、ワード線70と磁化自由層25との距離、およびビット線60と磁化自由層25との距離が十分に制御され、MTJ素子20Aへの磁気情報の書き込み操作を安定して行うことができる。
以上、いくつかの実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態等に限定されず、種々の変形が可能である。すなわち当技術分野を熟知した当業者であれば理解できるように、上記実施の形態は本願発明の一具体例であり、本願発明は、上記の内容に限定されるものではない。製造方法、構造および寸法などの修正および変更は、本発明と一致する限り、好ましい具体例に対応して行われる。
本発明の一実施の形態に係る磁気メモリアレイの断面構成を表す概略図である。 図1に示した磁気メモリアレイを製造するための一工程を表す概略図である。 図2に続く一工程を表す断面図である。 図3に続く一工程を表す断面図である。 図4に続く一工程を表す断面図である。 図5に続く一工程を表す断面図である。 従来の磁気メモリアレイの断面構成を表す概略図である。 図7に示した従来の磁気メモリアレイの要部を拡大した断面図である。 図7に示した従来の磁気メモリアレイを製造するための一工程を表す概略図である。 図9に続く一工程を表す断面図である。 図10に続く一工程を表す断面図である。 従来の他の磁気メモリアレイの断面構成を表す概略図である。 図12に示した従来の他の磁気メモリアレイを製造するための一工程を表す概略図である。 図13に続く一工程を表す断面図である。
符号の説明
F1…平坦面、R1,R2…領域、10…下部電極(電極層)、20…多層膜、20A…磁気トンネル接合(MTJ)素子、21…シード層、22…固定作用層(反強磁性ピンニング層)、23…被固定層(強磁性ピンド層)、24…トンネルバリア層、25…磁化自由層(強磁性フリー層)、30…キャップ層、41…第1絶縁層、42…第2絶縁層、43…第3絶縁層、50…犠牲層、51…除去部分、52…残余部分、60…ビット線 (第1電流線)、70…ワード線(第2電流線)、100…積層膜、100A…積層体。

Claims (22)

  1. 下部電極層としての基体と、
    磁化自由層を含んで前記基体上に形成された磁気トンネル接合素子と、
    前記磁気トンネル接合素子の上に、上面が前記磁化自由層の上面から一定の面垂直方向距離を保つように形成されたキャップ層と、
    前記磁気トンネル接合素子と同一階層において、この磁気トンネル接合素子を囲むように設けられると共に、上面が、前記キャップ層の上面と共平面をなすように形成された第1絶縁層と、
    前記キャップ層の上面および前記第1絶縁層の上面の上に、前記キャップ層を横切るように延在すると共に、前記磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれるように形成された第1電流線と、
    前記第1電流線と同一階層において、この第1電流線を囲むように設けられると共に、上面が、前記第1電流線の上面と共平面をなすように構成された第2絶縁層と
    を備えたことを特徴とする磁気メモリセル。
  2. 前記第1電流線の上面および第2絶縁層の上面を均一の厚さで覆うように形成された第3絶縁層と、
    前記第3絶縁層上に、前記第1電流線から絶縁されるように形成された第2電流線と
    をさらに備え、
    前記第2電流線と前記磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれている
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリセル。
  3. 前記磁気トンネル接合素子は、
    前記基体の側から、シード層と、固定作用層と、被固定層と、トンネルバリア層と、前記磁化自由層とを順に形成してなるものである
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリセル。
  4. 前記キャップ層は、銅(Cu)、ルテニウム(Ru)およびタンタル(Ta)のうちの少なくとも1つを含んでなり、2.0nm以上25nm以下の厚みを有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリセル。
  5. 前記第1電流線と前記磁化自由層との距離が±1%という誤差範囲内に収まるように、前記キャップ層が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の磁気メモリセル。
  6. 前記第2電流線と前記磁化自由層との距離が±1%という誤差範囲内に収まるように、前記キャップ層、第2絶縁層および第1電流線が形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気メモリセル。
  7. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の磁気メモリセルを複数備え、
    前記第1電流線が、前記キャップ層および前記第1絶縁層からなる平坦化された下地構造の上に配設されることにより、各磁気メモリセルにおける第1電流線と磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれている
    ことを特徴とする磁気メモリセルアレイ。
  8. 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の磁気メモリセルを複数備え、
    前記第2電流線が、前記第3絶縁層からなる平坦化された下地構造の上に配設されることにより、各磁気メモリセルにおける第2電流線と磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれている
    ことを特徴とする磁気メモリセルアレイ。
  9. 請求項2から請求項4のいずれか1項に記載の磁気メモリセルを複数備え、
    前記第1電流線が、前記キャップ層および前記第1絶縁層からなる平坦化された下地構造の上に配設されることにより、各磁気メモリセルにおける第1電流線と磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれ、
    前記第2電流線が、前記第3絶縁層からなる平坦化された下地構造の上に配設されることにより、各磁気メモリセルにおける第2電流線と磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれている
    ことを特徴とする磁気メモリセルアレイ。
  10. 前記第1電流線と前記磁化自由層との距離が±1%という誤差範囲内に収まるように、前記キャップ層が形成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の磁気メモリセルアレイ。
  11. 前記第2電流線と前記磁化自由層との距離が±1%という誤差範囲内に収まるように、前記キャップ層が形成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の磁気メモリセルアレイ。
  12. 前記第2電流線と前記磁化自由層との距離が±1%という誤差範囲内に収まるように、前記キャップ層、第1電流線および第3絶縁層が形成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の磁気メモリセルアレイ。
  13. 基体上に、磁化自由層を含む多層膜と、一定の均一膜厚を有するキャップ層と、犠牲層とを順に形成することにより積層膜を形成する工程と、
    前記積層膜をパターニングすることにより、キャップ層と犠牲層とによって覆われた磁気トンネル接合素子を含む積層体を形成する工程と、
    全体を覆うように第1絶縁層を形成する工程と、
    前記犠牲層の厚み方向における一部分を残余部分として残すように全面に亘って平坦化処理を行う工程と、
    前記キャップ層の上面が露出するように前記犠牲層の残余部分を全て除去することにより、前記キャップ層の上面と第1絶縁層の上面とが共平面をなすようにする工程と、
    前記共平面の上に、少なくとも前記キャップ層と接触するように第1電流線を形成し、前記第1電流線と前記磁化自由層との距離が一定に保たれるようにする工程と、
    前記第1電流線の周囲を埋めるようにして第2絶縁層を形成し、前記第1電流線の上面と第2絶縁層の上面とが共平面をなすようにする工程と
    を含むことを特徴とする磁気メモリセルの形成方法。
  14. 前記第1電流線の上面および第2絶縁層の上面を均一の厚さで覆うように第3絶縁層を形成する工程と、
    前記第3絶縁層上に、前記第1電流線から絶縁されるように第2電流線を形成し、前記第2電流線と前記磁化自由層との面垂直方向距離が一定に保たれるようにする工程と
    をさらに含むことを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリセルの形成方法。
  15. シード層と、固定作用層と、被固定層と、トンネルバリア層と、前記磁化自由層とを順に積層することにより、前記磁気トンネル接合素子を形成する
    ことを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリセルの形成方法。
  16. 前記平坦化処理における前記第1絶縁層と前記犠牲層との選択比、および前記犠牲層と前記キャップ層とのエッチング選択比に基づいて定められる材料をそれぞれ用いて前記キャップ層、犠牲層および第1絶縁層を形成する
    ことを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリセルの形成方法。
  17. 酸化アルミニウム(Al2 3 )を用いて40nm以上200nm以下の厚みをなすように前記第1絶縁層を形成し、
    タンタル(Ta)、タングステン(W)、二酸化珪素(SiO2 )または窒化珪素(Si3 4 )を用いて20nm以上200nm以下の厚みをなすように前記犠牲層を形成し、
    銅(Cu)またはルテニウム(Ru)を用いて2.0nm以上25nm以下の厚みとなるように前記キャップ層を形成する
    ことを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリセルの形成方法。
  18. 二酸化珪素(SiO2 )を用いて40nm以上200nm以下の厚みをなすように前記第1絶縁層を形成し、
    アルミニウム(Al)、銅(Cu)、炭化珪素(SiC)または窒化珪素(Si3 4 )を用いて20nm以上200nm以下の厚みをなすように前記犠牲層を形成し、
    ルテニウム(Ru)またはタンタル(Ta)を用いて2.0nm以上25nm以下の厚みとなるように前記犠牲層を形成する
    ことを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリセルの形成方法。
  19. 前記第1電流線と前記磁化自由層との距離が±1%という誤差範囲内に収まるように前記キャップ層を形成する
    ことを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリセルの形成方法。
  20. 前記第2電流線と前記磁化自由層との距離が±1%という誤差範囲内に収まるように前記キャップ層、第1電流線および第3絶縁層を形成する
    ことを特徴とする請求項13に記載の磁気メモリセルの形成方法。
  21. 請求項13から請求項20のいずれか1項に記載の磁気メモリセルの形成方法を用いて複数の磁気メモリセルからなる磁気メモリセルアレイを製造する方法であって、
    磁気メモリセルアレイ全体を平坦形状とすることにより、磁気メモリセルアレイ内において、前記第1電流線と前記磁化自由層との距離が±1%という誤差範囲内に収まるように前記キャップ層を形成する
    ことを特徴とする磁気メモリセルアレイの製造方法。
  22. 請求項14から請求項20のいずれか1項に記載の磁気メモリセルの形成方法を用いて複数の磁気メモリセルからなる磁気メモリセルアレイを製造する方法であって、
    磁気メモリセルアレイ全体を平坦形状とすることにより、磁気メモリセルアレイ内において、前記第1電流線と前記磁化自由層との距離および前記第2電流線と前記磁化自由層との距離が、それぞれ、±1%という誤差範囲内に収まるように前記キャップ層、第1電流線および第3絶縁層を形成する
    ことを特徴とする磁気メモリセルアレイの製造方法。



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