JP2005171043A - エチレン−プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 エチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法において、モノマーを共重合して得られたゴム（クラム）に付着する水を脱水する工程の後、該クラムを所定の場所に空送するに際し、空送途中の通路におけるクラムの付着を防止し、よって極めて円滑に空送することができるという優れた特徴を有するエチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法を提供する。
【解決手段】 エチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法において、モノマーを共重合して得られたゴム（クラム）に付着する水を脱水する工程の後、該クラムを所定の場所に空送するに際し、空送工程の入口部に水又はシリコンと水の混合液を噴霧するエチレン−プロピレン系共重合体の輸送方法。
【選択図】 図１
【解決手段】 エチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法において、モノマーを共重合して得られたゴム（クラム）に付着する水を脱水する工程の後、該クラムを所定の場所に空送するに際し、空送工程の入口部に水又はシリコンと水の混合液を噴霧するエチレン−プロピレン系共重合体の輸送方法。
【選択図】 図１
Description
本発明は、エチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法に関するものである。更に詳しくは、本発明は、エチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法において、モノマーを共重合して得られたゴム（クラム）に付着する水を脱水する工程の後、該クラムを所定の場所に空送するに際し、空送途中の通路におけるクラムの付着を防止し、よって極めて円滑に空送することができるという優れた特徴を有するエチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法に関するものである。
エチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法において、モノマーを共重合して得られたゴム（クラム）を得、次にクラムに付着する水を脱水した後、該クラムを所定の場所に空送することは公知である（たとえば、特許文献１参照。）。しかしながら、従来の方法によると空送途中の通路においてクラムが付着し、円滑な操作を妨げるという問題があった。
かかる状況の下、本発明が解決しようとする課題は、エチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法において、モノマーを共重合して得られたゴム（クラム）に付着する水を脱水する工程の後、該クラムを所定の場所に空送するに際し、空送途中の通路におけるクラムの付着を防止し、よって極めて円滑に空送することができるという優れた特徴を有するエチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法を提供する点にある。
すなわち、本発明は、エチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法において、モノマーを共重合して得られたゴム（クラム）に付着する水を脱水する工程の後、該クラムを所定の場所に空送するに際し、空送工程の入口部に水又はシリコンと水の混合液を噴霧するエチレン−プロピレン系共重合体の輸送方法に係るものである。
本発明により、エチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法において、モノマーを共重合して得られたゴム（クラム）に付着する水を脱水する工程の後、該クラムを所定の場所に空送するに際し、空送途中の通路におけるクラムの付着を防止し、よって極めて円滑に空送することができるという優れた特徴を有するエチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法を提供することができる。
本発明のエチレン-プロピレン系共重合体ゴムとしては、エチレンとプロピレンの二元共重合体及びエチレンとプロピレンと非共役ジエンモノマーの三元共重合体が含まれる。非共役ジエンモノマーとしては、ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネン等をあげることができる。エチレン／プロピレンのモル比は通常１．４／１〜５／１である。非共役ジエンモノマーの含有量はヨウ素価で通常２２以下である。
モノマーを共重合することによりゴム（クラム）が得られる。クラムの大きさは通常一辺が０．１〜２ｃｍの塊状である。
クラムは付着する水を脱水するための脱水工程に付される。脱水工程は一段粗絞り乾燥機（エクスペラー）を用いて、ゴム中の水分を絞ることにより実施されるのが一般である。
脱水工程後のクラムは所定の場所に空送により移動される。空送はたとえば直径１０〜３０ｃｍのダクト内を空気と共にクラムを輸送することにより行なわれる。
本発明の最大の特徴は、空送するに際し、空送工程の入口部に水又はシリコンと水の混合液を噴霧する点にある。このことにより、空送途中の通路におけるクラムの付着を防止し、よって極めて円滑に空送することができるという優れた効果を実現することができる。
噴霧するものは水又はシリコンと水の混合液である。水に比べシリコンと水の混合液は付着防止効果に一段と優れている。シリコンと水の割合（シリコン／水 の重量比）は１／９９〜３８／６２が好ましい。水又はシリコンと水の混合液の噴霧量は１.０〜５.０リッター／分とすることが好ましい。噴霧方法としてはスプレー方法をあげることができる。
次に本発明を実施例により説明する。
実施例１
図１のシステムを用いた。エチレン-プロピレン−ジシクロペンタジエン共重合体ゴム（エチレン／プロピレンのモル比＝２．５／１、ヨウ素価＝１４）のクラム（一辺が０．３ｃｍの塊状）のものであって、一段粗絞り乾燥機（エクスペラー）で脱水されたものを空送工程へ供給した。空送は、直径２５ｃｍのダクト内を空気と共にクラムを輸送することにより行なった。空送工程の入口部にシリコンと水の混合液（シリコン／水の重量比＝２／９８）を圧縮空気と混合させる形式のスプレーにより、噴霧量３．０リッター／分で噴霧した。空送途中の通路におけるクラムの付着もなく、極めて円滑に空送することができた。
図１のシステムを用いた。エチレン-プロピレン−ジシクロペンタジエン共重合体ゴム（エチレン／プロピレンのモル比＝２．５／１、ヨウ素価＝１４）のクラム（一辺が０．３ｃｍの塊状）のものであって、一段粗絞り乾燥機（エクスペラー）で脱水されたものを空送工程へ供給した。空送は、直径２５ｃｍのダクト内を空気と共にクラムを輸送することにより行なった。空送工程の入口部にシリコンと水の混合液（シリコン／水の重量比＝２／９８）を圧縮空気と混合させる形式のスプレーにより、噴霧量３．０リッター／分で噴霧した。空送途中の通路におけるクラムの付着もなく、極めて円滑に空送することができた。
１ 水（軟水）
２ 圧縮エアー
３ 空送ブロア-
４ 噴霧するシリコンと水の混合液
５ クラム
６ ダクト
７ インペラー
２ 圧縮エアー
３ 空送ブロア-
４ 噴霧するシリコンと水の混合液
５ クラム
６ ダクト
７ インペラー
Claims (2)
- エチレン-プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法において、モノマーを共重合して得られたゴム（クラム）に付着する水を脱水する工程の後、該クラムを所定の場所に空送するに際し、空送工程の入口部に水又はシリコンと水の混合液を噴霧するエチレン−プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法。
- シリコンと水の混合液のシリコンと水の割合（シリコン／水の重量比）が１／９９〜３８／６２である請求項１記載の輸送方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2003411429A JP2005171043A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | エチレン−プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法 |
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| JP2003411429A JP2005171043A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | エチレン−プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法 |
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| JP2005171043A true JP2005171043A (ja) | 2005-06-30 |
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2003411429A Pending JP2005171043A (ja) | 2003-12-10 | 2003-12-10 | エチレン−プロピレン系共重合体ゴムの輸送方法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005171043A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007153979A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ポリオレフィンペレットの後処理方法 |
| EP2862687A1 (en) | 2013-10-15 | 2015-04-22 | Lanxess Elastomers B.V. | Process for conveying of rubber |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05506194A (ja) * | 1990-04-20 | 1993-09-16 | エクソン・ケミカル・パテンツ・インク | ゴムの冷却のための二段階空気輸送方法 |
| JPH081669A (ja) * | 1994-06-21 | 1996-01-09 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | 廃プラスチックの粉砕方法及び装置 |
| JPH10193351A (ja) * | 1996-12-23 | 1998-07-28 | Bayer Corp | Ｅｐ（ｄ）ｍの脱水と乾燥 |
-
2003
- 2003-12-10 JP JP2003411429A patent/JP2005171043A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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|---|---|---|---|---|
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