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JP2005164937A - 画像表示制御装置及び画像ディスプレイ - Google Patents

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JP2005164937A JP2003403201A JP2003403201A JP2005164937A JP 2005164937 A JP2005164937 A JP 2005164937A JP 2003403201 A JP2003403201 A JP 2003403201A JP 2003403201 A JP2003403201 A JP 2003403201A JP 2005164937 A JP2005164937 A JP 2005164937A
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Yasuichiro Kurita
泰市郎 栗田
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Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

【課題】 フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行う画像ディスプレイを提供すること。
【解決手段】 走査速度を変更するフィールドメモリ21と、タイミング信号を発生するタイミング発生回路22と、逆ガンマ補正を行う逆ガンマ補正回路23と、逆ガンマ補正回路23の出力信号又は黒信号を選択して動画部分用表示データ信号として出力するスイッチ24と、逆ガンマ補正回路23の出力をα倍して静止画部分用表示データ信号とするα係数器25と、動画部分用表示データ信号又は静止画部分用表示データ信号を選択するスイッチ26と、入力された画像信号による入力画像から動画部分を構成する各画素の動きを検出する動き検出回路27と、動き検出回路27から出力される信号を記憶し、走査速度を変更するフィールドメモリ28とを備える構成とすることにより、動きぼけの改善を行うようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示を制御する画像表示制御装置及び画像を表示する画像ディスプレイに関し、例えば、TFT−LCD(Thin Film Transistor - Liquid Crystal Display)やTFT−OLED(Thin Film Transistor - Organic Light Emitting Diode)などのホールド型ディスプレイにおいて、フリッカ(画面のちらつき)の発生を抑えながら動きぼけの改善を行う画像表示制御装置及び画像ディスプレイに関する。
近年、TFT−LCDのテレビディスプレイへの応用が、液晶テレビとして拡大し始めている。これに伴い、動画を高画質に表示できることがTFT−LCDにおいても求められている。しかし、TFT−LCDは一般に動画を表示すると動画部分に動きぼけを生じ画質が劣化するため、液晶テレビの普及阻害要因の一つとなっている。劣化原因は一般には液晶の応答時間が遅いことによると考えられていた。しかしそれだけではなく、TFTを用いて構成した画素の動作原理である1フィールド間ほぼ一定に保持継続される電気―光変換特性、すなわちホールド型の表示特性に起因する劣化(以下、ホールド型のぼけという。)も無視できないことが明らかになっている(例えば、特許文献1及び非特許文献1参照。)。
ホールド型のぼけの改善方法として、間欠表示法と倍速表示法が知られているが、実現のためのコストを含めた実現容易性の点から、現状では間欠表示法が有利とされている。間欠表示法の具体内容は、特許文献1及び非特許文献1に示されているが、画像信号の垂直同期に同期して画像信号の1フィールド以内の一定期間に表示光を制限することにより、TFTを用いたディスプレイにおけるホールド型のぼけを改善するものである。この改善原理はTFTを用いた画像ディスプレイに共通のものであるから、間欠表示法は、TFT−LCDのみならず、将来有望な画像ディスプレイとして期待されているTFT−OLEDにも利用できる。
しかし、間欠表示法には原理的な欠点がある。それは、1フィールド内の一定期間に表示光を制限すると、人間の視覚特性としてフリッカが観視されやすいことである。ホールド型表示では表示光に切れ目がないためフリッカは目立ちにくい。
テレビディスプレイとして一般的なCRTは、間欠表示の極端な例であるインパルス表示を行っており、動画質は良いがフリッカが観視されていた。しかし、フリッカは画面の輝度が高いほど、また画面が大きいほど目立つ性質があり、CRTテレビでは画面サイズは36型止まりであったため、大きな問題となっていなかった。したがって、間欠表示による動画質改善も40型程度までは問題なく使用できる可能性が高いが、より大型のディスプレイでは問題になる可能性もある。最近では50型以上の直視型TFT−LCDも開発されている。また、TFT−LCDの一種であるLCoS(Liquid Crystal on Silicon)は投射型ディスプレイ用表示素子として開発・普及が進んでいる。投射型では一般に数十インチ以上のスクリーンに投影するため、フリッカの問題はより切実である。このように、今後の高輝度・大画面ディスプレイに間欠表示法を適用するには、何らかのフリッカ対策が必要である。
特にフリッカは、表示画面の中でも高輝度・大面積を占める部分で目立つ。そのような部分は一般画像では静止画部分であることが多いので静止画部分または明るい画像部分のフリッカを低減することが重要である。
特開平9−325715号公報(第3−5頁、第1図) 栗田 泰市郎 著「液晶ディスプレイで生じる原理的な動画質劣化とその改善法」電子情報通信学会技術報告書、EID2000−47(2000年9月)
本発明は、以上の点から、例えばTFTを用いた画像ディスプレイにおいて、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行う画像表示制御装置及び画像ディスプレイを提供するものである。
本発明の画像表示制御装置は、画像ディスプレイに表示される表示画像の動画部分を検出する動画検出手段と、前記動画検出手段の検出結果に基づいて表示画像を動画部分と静止画部分に分離し、該動画部分の表示期間を、前記表示画像が表示される1フィールド期間内において画像信号の垂直同期に同期して予め定められた制限期間に制限する制限手段と、を備えたことを特徴とする構成を有している。
この構成により、制限手段は、動画検出手段の検出結果に基づいて表示画像を動画部分と静止画部分に分離し、該動画部分の表示期間を、表示画像が表示される1フィールド期間内において画像信号の垂直同期に同期して予め定められた制限期間に制限するので、動画部分を制限期間内に一定の瞬時輝度で表示し、静止画部分を1フィールド期間内に切れ目なく表示することができ、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができる。
また、本発明の画像表示制御装置は、前記表示画像が表示される1フィールド期間内において、前記静止画部分の表示用信号値は、入力画像信号に1フィールド中の前記制限期間割合に基づく係数を乗算して与えることを特徴とする構成を有している。
この構成により、静止画部分の表示用信号値は、入力画像信号に1フィールド中の制限期間割合に基づく係数が乗算されて与えられることとなる。
また、本発明の画像表示制御装置は、前記制限期間を前記1フィールド期間の1/2に定めたとき、前記静止画部分の表示用信号値は、整数値で表された前記入力画像信号に1/2を乗じた数値の小数点以下を切り上げるかまたは切り捨てた整数値であることを特徴とする構成を有している。
この構成により、表示ディスプレイが整数値の輝度階調しか表示できない場合でも、静止画部分での階調表示精度の劣化を防ぐことができる。
さらに、本発明の画像表示制御装置は、画像ディスプレイに表示される表示画像の所定の明るさ以下の部分を示す暗画像部分を検出する暗画像検出手段と、前記暗画像検出手段の検出結果に基づいて表示画像を暗画像と明画像に分離し、該暗画像部分の表示期間を、前記暗画像が表示される1フィールド期間内において画像信号の垂直同期に同期して予め定められた制限期間に制限する制限手段と、を備えたことを特徴とする構成を有している。
この構成により、制限手段は、暗画像検出手段の検出結果に基づいて表示画像を暗画像と明画像に分離し、該暗画像部分の表示期間を、暗画像が表示される1フィールド期間内において画像信号の垂直同期に同期して予め定められた制限期間に制限するので、暗画像部分を制限期間内に一定の瞬時輝度で表示し、明画像部分を1フィールド期間内に切れ目なく表示することができるので、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができる。
さらに、本発明の画像表示制御装置は、前記表示画像が表示される1フィールド期間内において、前記明画像部分の表示用信号値は、入力画像信号に1フィールド中の前記制限期間割合に基づく係数を乗算して与えることを特徴とする構成を有している。
この構成により、明画像部分の表示用信号値は、入力画像信号に1フィールド中の制限期間割合に基づく係数が乗算されて与えられることとなる。
さらに、本発明の画像表示制御装置は、前記制限期間を前記1フィールド期間の1/2に定めたとき、前記明画像部分の表示用信号値は、整数値で表された前記入力画像信号に1/2を乗じた数値の小数点以下を切り上げるかまたは切り捨てた整数値であることを特徴とする構成を有している。
この構成により、表示ディスプレイが整数値の輝度階調しか表示できない場合でも、静止画部分での階調表示精度の劣化を防ぐことができる。
さらに、本発明の画像表示制御装置は、前記制限手段は、更に、前記1フィールド期間から前記制限期間を除いた期間において、予め定められた一定レベルの表示信号を前記動画部分または前記暗画像部分に供給することを特徴とする構成を有している。
この構成により、1フィールド期間中の動画部分が表示されない期間において画像ディスプレイには黒信号等が表示されるので、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができる。
さらに、本発明の画像表示制御装置は、前記制限手段は、前記画像ディスプレイから出力される表示光を遮断するシャッタを制御する制御機能を含むことを特徴とする構成を有している。
この構成により、シャッタは、表示画像が表示される1フィールド期間内において、動画部分の表示期間を予め定められた制限期間に制限するので、動画部分を制限期間内に一定の瞬時輝度で表示し、静止画部分を1フィールド期間内に切れ目なく表示することができるので、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができる。
さらに、本発明の画像表示制御装置は、前記画像ディスプレイが有する光源の発光期間を制限する制御機能を含むことを特徴とする構成を有している。
この構成により、制限手段は、表示画像が表示される1フィールド期間内において、画像ディスプレイが有する光源の発光期間を制限するので、動画部分を制限期間内に一定の瞬時輝度で表示し、静止画部分を1フィールド期間内に切れ目なく表示することができるので、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができる。
本発明の画像ディスプレイは、画像ディスプレイに表示される表示画像の動画部分を検出する動画検出手段と、前記動画検出手段の検出結果に基づいて表示画像を動画部分と静止画部分に分離し、該動画部分の表示期間を、前記表示画像が表示される1フィールド期間内において画像信号の垂直同期に同期して予め定められた制限期間に制限する制限手段と、を有する画像表示制御装置を備えたことを特徴とする構成を有している。
この構成により、制限手段は、表示画像が表示される1フィールド期間内において、画像信号の垂直同期に同期して動画部分の表示期間を予め定められた制限期間に制限するので、動画部分を制限期間内に一定の瞬時輝度で表示し、静止画部分を1フィールド期間内に切れ目なく表示することができ、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができる。
本発明は、動画検出手段の検出結果に基づいて表示画像を動画部分と静止画部分に分離し、該動画部分の表示期間を、表示画像が表示される1フィールド期間内において画像信号の垂直同期に同期して予め定められた制限期間に制限する制限手段を設けることにより、動画部分を制限期間内に一定の瞬時輝度で表示し、静止画部分を1フィールド期間内に切れ目なく表示することができるので、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができるという効果を有する画像表示制御装置を提供することができるものである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイの構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態の画像ディスプレイ10は、画像表示を制御する画像表示制御装置20と、画像を表示する表示ユニット30とを備えている。
画像表示制御装置20は、入力された画像信号を記憶し、走査速度を変更するフィールドメモリ21と、タイミング信号を発生するタイミング発生回路22と、逆ガンマ補正を行う逆ガンマ補正回路23と、逆ガンマ補正回路23の出力信号又は黒信号を選択して動画部分用表示データ信号として出力するスイッチ24と、逆ガンマ補正回路23の出力をα倍して静止画部分用表示データ信号とするα係数器25と、動画部分用表示データ信号又は静止画部分用表示データ信号を選択するスイッチ26と、入力された画像信号による入力画像から動画部分を構成する各画素の動きを検出する動き検出回路27と、動き検出回路27から出力される信号を記憶し、走査速度を変更するフィールドメモリ28とを備えている。
表示ユニット30は、画像を表示する表示パネル31と、表示パネル31に表示データを出力するデータドライバ32と、画像データを走査する走査ドライバ33とを備えている。表示パネル31は、例えばTFT−LCD又はTFT−OLEDで構成されている。
フィールドメモリ21は、第1のメモリ21aと第2のメモリ21bとで構成され、これら2つのメモリがペアとなって入力された画像信号の走査速度を変換するようになっている。
ここで、フィールドメモリ21による画像信号の走査速度の変換について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、フィールド1の期間、例えばテレビ信号の場合は約1/60秒の期間の信号が第1メモリ21aに書き込まれる。フィールド1に続くフィールド2の期間においては、第1メモリ21aからフィールド1の信号が走査速度を上げて2回読み出されるようになっている。このとき、1フィールドに占める動画部分に対する画像表示期間の割合α(0<α<1)は予め設定され、α≦1/2のときは、書き込まれた信号が1/α倍の走査速度で読み出され、α>1/2のときは、書き込まれた信号が1/(1−α)倍の走査速度で読み出される。なお、2回の読み出しは期間αと期間(1−α)のそれぞれ最初から行われる。1フィールド期間から期間αを除いた(1−α)期間は、動画部分に対する黒表示期間を表している。
第2メモリ21bは書き込み及び読み出しの動作を、第1メモリ21aと同様かつフィールド毎に逆のタイミングで行うようになっている。この結果、フィールドメモリ21によって、入力画像信号の全てのフィールドが走査速度を上げて2回ずつ読み出される。
タイミング発生回路22は、フィールドメモリ21及びフィールドメモリ28の制御信号、表示パネル31に黒を表示するための黒表示タイミング信号及び走査ドライバ33に入力される走査タイミング信号を入力画像信号に同期して発生するようになっている。
逆ガンマ補正回路23は、ガンマ補正された入力画像信号を所定の輝度に比例した画像信号値に変換するようになっている。
スイッチ24は、タイミング発生回路22によって発生された黒表示タイミング信号に従って、動画部分に対する黒表示期間中は黒信号(例えば0)を選択し、黒表示期間中以外の期間は逆ガンマ補正回路23の出力を選択して、選択した信号を動画部分用表示データ信号としてスイッチ26に出力するようになっている。
スイッチ26は、フィールドメモリ28から出力される動き信号に従って、画像の動画部分の画素ではスイッチ24から出力される動画部分用表示データ信号を画素毎に選択し、静止画部分の画素ではα係数器25によって出力される静止画部分用表示データ信号を画素毎に選択するようになっている。スイッチ26によって選択された動画部分用表示データ信号又は静止画部分用表示データ信号は、画像データ信号としてデータドライバ32に入力されるようになっている。
動き検出回路27は、入力画像信号が表示される各画素が画像の動画部分及び静止画部分のいずれを構成するかを検出するようになっている。したがって、動き検出回路27は、動領域検出を行えばよいので、画像の動き方向及び速度を含めた検出、すなわち動きベクトル検出を行う回路よりも簡易な回路で構成することができる。
フィールドメモリ28は、第1のメモリ28aと第2のメモリ28bとで構成され、フィールドメモリ21と同様に、2つのメモリがペアとなって入力された動き検出回路27の出力信号の走査速度を変更するようになっている。
次に、本実施の形態の画像ディスプレイ10の動作について説明する。
まず、フィールドメモリ21によって入力画像信号の走査速度が変更され、逆ガンマ補正回路23に入力される。逆ガンマ補正回路23において、走査速度が変更された入力画像信号が所定の輝度に比例した信号値に変換される。逆ガンマ補正回路23の出力信号は、スイッチ24及びα係数器25に出力される。
スイッチ24は、タイミング発生回路22によって発生された黒表示タイミング信号に従って、動画部分に対する黒表示期間においては黒信号を選択し、黒表示期間中以外の期間においては逆ガンマ補正回路23の出力信号を選択することにより、動画部分用表示データ信号としてスイッチ26に出力する。
一方、逆ガンマ補正回路23からα係数器25に出力された信号は、α係数器25によってα倍されて静止画部分用表示データ信号とされ、スイッチ26に入力される。
スイッチ26は、フィールドメモリ28から出力された動き信号に従って、画像の動画部の画素ではスイッチ24から出力された動画部分用表示データ信号を選択し、静止画部分の画素ではα係数器25から出力された静止画部分用表示データ信号を選択することにより、表示データとして表示ユニット30のデータドライバ32に出力する。表示パネル31の各画素の表示データは走査により書き換わるので、その表示光も走査に従って1行(ライン)毎に切り換わる。その結果、各行の表示光は動画部分に対して例えば図3のようになる。
そして、データドライバ32に入力された表示データ及び走査ドライバ33から出力される走査信号によって、画像が表示パネル31に表示される。走査ドライバ33は、タイミング発生回路22から出力された走査タイミング信号に従って、フィールド毎に2回ずつ、すなわち動画部分の表示期間α内に1回、動画部分の黒表示期間(1−α)内に1回ずつ表示パネル31を走査する。
ここで、表示パネル31を構成する画素の表示光の波形について図4を参照して説明する。
図4において、横軸は時間、縦軸は輝度Lを表している。動画部分の画素に対する表示光は実線の波形で示され、1フィールド内の動画部分の表示期間αにおいては一定の瞬時輝度(例えばL1)が表示され、動画部分の黒表示期間(1−α)においては黒(L=0)が表示される。一方、静止画部分の画素に対する表示光は一点鎖線で示され、1フィールド期間内は常に一定な輝度(例えばαL1)が表示される。
人間が知覚する輝度は、1フィールド内の瞬時輝度の積分値に比例するので、前述した表示光により、入力画像信号値が同じであれば動画部分でも静止画部分でも同じ輝度(図4の例ではαL1)で表示される。しかし、動画部分については、表示光が1フィールド内の一定期間α以内に制限された間欠表示になっており、ホールド型のぼけが改善されて動画質が向上する。一方、静止画部分については、表示光に切れ目のないホールド型表示となっているのでフリッカが低減される。
なお、スイッチ26、動き検出回路27及びフィールドメモリ28の動作は、画素毎に行われるとしたが、画質的な要求基準によっては必ずしも画素毎の動作が必要でない場合もある。そのような場合は、スイッチ26、動き検出回路27及びフィールドメモリ28は、画像のブロック毎、例えば2×2画素あるいは4×4画素などのブロック毎に動作させる構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態の画像ディスプレイ10によれば、スイッチ26は、動き信号に従って動画部分用表示データ信号又は静止画部分用表示データ信号を選択する構成としたので、動画部分を制限期間内に一定の瞬時輝度で表示し、静止画部分を1フィールド期間内に切れ目なく表示することができるので、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができる。
なお、以上の説明では、画像表示制御装置20を画像ディスプレイ10に含めた構成例について説明したが、画像ディスプレイ10と画像表示制御装置20とが別々に構成される場合についても同様に実施可能である。
また、以上の説明では、1フィールド内の最初に動画部分表示期間があり、その後に動画部分黒表示期間があるとしたが、この順序を逆にしても同様の効果が得られる。
また、期間(1−α)において黒信号を表示する例で説明したが、黒信号に限定されるものではなく一定レベルの信号であればよく、例えば灰色の信号を期間(1−α)に表示するよう構成してもよい。この場合、灰色信号が表示されるならば、そのレベルに応じて静止画部分に対する表示光(αL1)のαも増加させる必要がある。
(第2の実施の形態)
まず、本発明の第2の実施の形態の画像ディスプレイの構成について説明する。なお、本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイ10と同様な構成については、同一の符号を付し構成の説明を省略する。
図5に示すように、本実施の形態の画像ディスプレイ40は、画像表示を制御する画像表示制御装置50と、表示ユニット30とを備えている。
画像表示制御装置50は、各画素の明度を判定するための予め定められた明暗閾値と逆ガンマ補正回路23の出力の明度とを比較する比較回路51を備えている。
次に、本実施の形態の画像ディスプレイ10の動作について説明する。なお、本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイ10と同様な動作については説明を省略する。
スイッチ24は、タイミング発生回路22によって発生された黒表示タイミング信号に従って、動画部分に対する黒表示期間中は黒信号(例えば0)を選択し、黒表示期間中以外の期間は逆ガンマ補正回路23の出力を選択して、選択した信号を暗部分用表示データとしてスイッチ26に出力する。
スイッチ26は、比較回路51の出力信号に従って、明暗閾値より暗い部分の画素ではスイッチ24から出力される暗部分用表示データを画素毎に選択し、明暗閾値より明るい部分の画素ではα係数器25から出力される明部分用表示データを画素毎に選択する。スイッチ26によって選択された暗部分用表示データ信号又は明部分用表示データ信号は、画像データ信号としてデータドライバ32に入力される。
以上のように、本実施の形態の画像ディスプレイ40によれば、スイッチ26は、動き信号に従って暗部分用表示データ信号又は明部分用表示データ信号を選択する構成としたので、画像が明暗閾値よりも暗い部分では間欠表示となり、画像が明暗閾値よりも明るい部分ではホールド型表示となるので、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができる。
更に、本実施の形態の画像ディスプレイ40によれば、本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイ10が備えた動き検出回路27及びフィールドメモリ28が不要となるので、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を低コストで行うことができる。
(第3の実施の形態)
まず、本発明の第3の実施の形態の画像ディスプレイの構成について説明する。なお、本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイ10と同様な構成については、同一の符号を付し構成の説明を省略する。
図6に示すように、本実施の形態の画像ディスプレイ60は、画像表示を制御する画像表示制御装置70と、画像表示部80とを備えている。
画像表示制御装置70は、画像表示部80に出力する走査タイミング信号1及び走査タイミング信号2と、黒表示タイミング信号とを発生するタイミング発生回路71と、黒表示タイミング信号に従って入力信号を選択するスイッチ72とを備えている。
スイッチ72は、黒表示タイミング信号に従って、動画部分に対する黒表示期間中は動き信号を選択し、黒表示期間中以外の期間は信号1を選択することにより、シャッタ信号Sとして出力する。ここで、動画部分の画素については、動き信号Mの値はM=0、静止画部分の画素についてはM=1とする。したがって、S=0はシャッタユニット82における画素毎の光の遮断、すなわち黒表示を表し、S=1は光の透過、すなわち画像表示を表すことになる。
スイッチ26は、フィールドメモリ28から出力される動き信号に従って、動画部分用表示データ信号又は静止画部分用表示データ信号を選択するようになっている。
画像表示部80は、光源81と、スイッチ26から出力されたデータを表示する表示ユニット30と、スイッチ72から出力される信号に従って表示ユニット30からの表示光を遮断又は透過させるシャッタユニット82とを備えている。
シャッタユニット82は、データドライバ、走査ドライバ及び透過型の表示パネル、例えばTFT−LCDによって構成されている。シャッタユニット82は、光をアナログ的に変調する必要はなく、表示ユニット30からの表示光を遮断又は透過だけを制御できればいいので、例えば強誘電性液晶パネルのように画像表示が高速ではあるが2値表示しかできない表示パネルでも構成することができる。
次に、本実施の形態の画像ディスプレイ60の動作について説明する。なお、本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイ10と同様な動作については説明を省略する。
フィールドメモリ28から出力された動き信号は、スイッチ26及びスイッチ72に入力される。スイッチ26は、動き信号に従って、動画部分用表示データ信号又は静止画部分用表示データ信号を選択し、選択したデータを表示データとして表示ユニット30に出力する。
そして、走査タイミング信号1が表示ユニット30の走査ドライバに入力され、表示データが表示ユニット30のデータドライバに入力されることによって、光源81からの光が表示ユニット30の表示パネルから変調されて出力される。
一方、スイッチ72は、動き信号と黒表示タイミング信号に従って、シャッタ信号Sをシャッタユニット82に出力する。
そして、走査タイミング信号2がシャッタユニット82の走査ドライバに入力され、シャッタ信号Sがシャッタユニット82のデータドライバに入力されることによって、光源81からの光が表示ユニット30及びシャッタユニット82によって変調されて出力される。すなわち、図3及び図4に示された本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイ10と同様な動作を行うこととなる。
なお、スイッチ72及びシャッタユニット82の動作は、画素毎に行われるとしたが、画像のブロック毎、例えば2×2画素あるいは4×4画素などのブロック毎に動作させる構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態の画像ディスプレイ10によれば、スイッチ72は、動き信号に従ってシャッタユニット82の動作を制御し、表示ユニット30から出力される表示光を遮断又は透過させる構成としたので、動画部分を制限期間内に一定の瞬時輝度で表示し、静止画部分を1フィールド期間内に切れ目なく表示することができるので、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができる。
(第4の実施の形態)
まず、本発明の第4の実施の形態の画像ディスプレイの構成について説明する。なお、本発明の第3の実施の形態の画像ディスプレイ60と同様な構成については、同一の符号を付し構成の説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態の画像ディスプレイ90は、画像表示を制御する画像表示制御装置100と、画像表示部110とを備えている。
画像表示制御装置100は、画像表示部110に出力する走査タイミング信号1及び走査タイミング信号3と、黒表示タイミング信号とを発生するタイミング発生回路101と、黒表示タイミング信号に従って入力信号を選択するスイッチ102と、動き信号に従って入力信号を選択するスイッチ103とを備えている。
スイッチ102は、黒表示タイミング信号に従って、動画部分に対する黒表示期間中は信号0を選択し、黒表示期間中以外の期間は信号1を選択するようになっている。
スイッチ103は、フィールドメモリ28から出力される動き信号に従って、動画部分の画素についてはスイッチ102の出力を選択し、静止画部分の画素については信号αを選択することによって、輝度制御信号Cを出力するようになっている。したがって、Cの値は画素毎に発光すべき光源の輝度を表すことになる。すなわち、C=0は画素毎の光源の消灯(黒表示)を表し、C=1、αは各々最大輝度での点灯、輝度比αでの点灯を表している。
光源ユニット111は、データドライバ、走査ドライバ及び表示パネルによって構成されている。光源ユニット111の表示パネルは、自発光型の表示パネルで構成されている。また、光源ユニット111は、多くの輝度階調で画像を表示する必要はなく、3階調の輝度だけで各画素を発光させればよいので、階調表示性能が劣る表示パネル、例えばLEDパネルで構成することができる。
次に、本実施の形態の画像ディスプレイ90の動作について説明する。なお、本発明の第3の実施の形態の画像ディスプレイ60と同様な動作については説明を省略する。
タイミング発生回路101から出力された黒表示タイミング信号は、スイッチ102に入力される。スイッチ102は、黒表示タイミング信号に従って、動画部分に対する黒表示期間中は信号0を選択し、黒表示期間中以外の期間は信号1を選択する。そして、選択した信号をスイッチ102に出力する。
スイッチ103は、フィールドメモリ28から出力される動き信号に従って、動画部分の画素についてはスイッチ102の出力を選択し、静止画部分の画素については信号αを選択することによって、輝度制御信号Cを出力する。この輝度制御信号Cは、光源ユニット111のデータドライバに入力される。また、タイミング発生回路101から出力された走査タイミング信号1は、光源ユニット111の走査ドライバに入力される。
一方、逆ガンマ補正回路23から出力された表示データは、表示ユニット30のデータドライバに入力され、タイミング発生回路101から出力された走査タイミング信号3は、表示ユニット30の走査ドライバに入力される。この結果、光源ユニット111から出力された光は表示ユニット30によって変調されることにより表示光が得られる。すなわち、図3及び図4に示された本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイ10と同様な動作を行うこととなる。
なお、スイッチ103及び光源ユニット111の動作は、画素毎に行われるとしたが、画像のブロック毎、例えば2×2画素あるいは4×4画素などのブロック毎に動作させる構成としてもよい。
以上のように、本実施の形態の画像ディスプレイ90によれば、スイッチ103は、動き信号に従って光源ユニット111の動作を制御し、表示ユニット30は、光源ユニット111から出力される光を変調する構成としたので、動画部分を制限期間内に一定の瞬時輝度で表示し、静止画部分を1フィールド期間内に切れ目なく表示することができるので、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができる。
(第5の実施の形態)
まず、本発明の第5の実施の形態の画像ディスプレイの構成について説明する。なお、前述の画像ディスプレイ60又は画像ディスプレイ90と同様な構成については、同一の符号を付し構成の説明を省略する。
図8に示すように、本実施の形態の画像ディスプレイ120は、画像表示を制御する画像表示制御装置130と、画像表示部110とを備えている。
画像表示制御装置130は、画像表示部110に出力する走査タイミング信号1及び走査タイミング信号4と、黒表示タイミング信号とを発生するタイミング発生回路131を備えている。
スイッチ72は、黒表示タイミング信号に従って、動画部分に対する黒表示期間中は動き信号を選択し、黒表示期間中以外の期間は信号1を選択することにより、輝度制御データCとして出力する。ここで、動画部分の画素については、動き信号Mの値はM=0、静止画部分の画素についてはM=1とする。したがって、C=0は光源ユニット111の消灯を表し、C=1は光源ユニット111の点灯を表すことになる。
次に、本実施の形態の画像ディスプレイ120の動作について説明する。なお、前述の画像ディスプレイ60又は画像ディスプレイ90と同様な動作については、動作の説明を省略する。
フィールドメモリ28から出力された動き信号は、スイッチ26及びスイッチ72に入力される。
スイッチ72は、動き信号と黒表示タイミング信号に従って、輝度制御データCを光源ユニット111に出力する。そして、走査タイミング信号4が光源ユニット111の走査ドライバに入力され、輝度制御データCが光源ユニット111のデータドライバに入力される。
一方、スイッチ26は、動き信号に従って、動画部分用表示データ信号又は静止画部分用表示データ信号を選択し、選択したデータを表示データとして表示ユニット30に出力する。そして、走査タイミング信号1が表示ユニット30の走査ドライバに入力され、表示データが表示ユニット30のデータドライバに入力されることによって、光源ユニット111からの光が表示ユニット30の表示パネルから変調されて出力される。すなわち、図3及び図4に示された本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイ10と同様な動作を行うこととなる。
なお、最近の画像ディスプレイでは、本発明の実施に必要な回路以外でも動き適応型の信号処理を用いる場合がある。これらの処理としては、例えば動き適応型の順次走査変換、例えばインターレース走査から順次走査への変換がある。その場合は、図9に示すように、動き適応型の信号処理回路141と本発明の動き検出回路を除く表示制御装置142とで動き検出部分を共有することもできる。
次に、本実施の形態の画像ディスプレイ120の他の態様について説明する。
本実施の形態の画像ディスプレイ120において、静止画部分用表示データ信号については、動画部分用表示データ信号が整数値の場合でも小数点のデータを生じる。このため、表示ユニット30の階調表示に余裕がない場合は静止画部分については階調表示精度が劣化する可能性がある。しかし、α=1/2の場合は、図10に示すように、α係数器25を切り上げ回路25aと切り捨て回路25bと黒表示タイミング信号で入力を切り替えるスイッチ25cとで構成することにより、前述の劣化を防ぐことができる。
切り上げ回路25aは、動画部分用表示データ信号に1/2を乗じた結果の小数点以下を切り上げる回路である。また、切り捨て回路25bは、動画部分用表示データ信号に1/2を乗じた結果の小数点以下を切り捨てる回路である。例えば動画部分用表示データ信号値が127である場合、切り上げ回路25aは64を出力し、切り捨て回路25bは63を出力する。
スイッチ25cは、黒表示タイミング信号に従って、例えば動画部分表示期間は切り上げ回路25aの出力を選択し、動画部分黒表示期間は切り捨て回路25bの出力を選択して静止画部分用表示データ信号とする。なお、図10における切り上げ回路25aと切り捨て回路25bとを入れ替え、スイッチ25cが、黒表示タイミング信号に従って、動画部分表示期間は切り捨て回路25bの出力を選択し、動画部分黒表示期間は切り上げ回路25aの出力を選択して静止画部分用表示データ信号とする構成としてもよい。
図10に示すようにα係数回路を構成すれば、1フィールド内の平均値として動画部分でも静止画部分でも輝度63.5が表示されることになり、表示ユニット30が整数値の輝度階調しか表示できない場合でも、静止画部分での階調表示精度の劣化を防ぐことができる。また、動画部分用表示データ信号値が128である場合は、切り上げ回路25a及び切り捨て回路25bは共に64を出力し、輝度64が表示される。なお、前述の画像ディスプレイ40のように、スイッチ26が暗部分用表示データ又は明部分用表示データを選択する場合でも同様の効果を得ることができる。
なお、上記はα係数回路の動画部分と静止画部分の平均輝度を合わせるようにしたが、小数点以下を切り下げた回路または切り上げた回路だけを使用しても誤差は少ない上に、1フィールド中の輝度変化がないためフリッカがない効果がある。
また、図10に示されたα係数器25は、本実施の形態の画像ディスプレイ120のみでなく、前述の画像ディスプレイ10、画像ディスプレイ40及び画像ディスプレイ60にも適用でき、前述と同様な効果を得ることができる。
以上のように、本実施の形態の画像ディスプレイ120によれば、スイッチ72は、動き信号に従って光源ユニット111の動作を制御する構成としたので、動画部分を制限期間内に一定の瞬時輝度で表示し、静止画部分を1フィールド期間内に切れ目なく表示することができ、フリッカの発生を抑えながら動きぼけの改善を行うことができる。
本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイのブロック図 走査速度変換の説明図 本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイによる表示光の例を示す図 本発明の第1の実施の形態の画像ディスプレイによる表示光の例を示す図 本発明の第2の実施の形態の画像ディスプレイのブロック図 本発明の第3の実施の形態の画像ディスプレイのブロック図 本発明の第4の実施の形態の画像ディスプレイのブロック図 本発明の第5の実施の形態の画像ディスプレイのブロック図 動き適応型の信号処理回路を備えた構成例を示す図 α係数器の他の構成例を示す図
符号の説明
10、40、60、90、120 画像ディスプレイ
20、50、70、100、130 画像表示制御装置
21 フィールドメモリ(制限手段)
28 フィールドメモリ(動画検出手段)
22、71、101、131 タイミング発生回路(制限手段)
23 逆ガンマ補正回路
24、25c、26、72、102、103 スイッチ(制限手段)
25 α係数器
25a 切り上げ回路
25b 切り捨て回路
27 動き検出回路(動画検出手段)
30 表示ユニット
31 表示パネル
32 データドライバ
33 走査ドライバ
51 比較回路(暗画像検出手段)
80、110 画像表示部
81 光源
82 シャッタユニット
111 光源ユニット
141 動き適応型信号処理回路
142 動き検出回路を除く表示制御装置

Claims (10)

  1. 画像ディスプレイに表示される表示画像の動画部分を検出する動画検出手段と、
    前記動画検出手段の検出結果に基づいて表示画像を動画部分と静止画部分に分離し、該動画部分の表示期間を、前記表示画像が表示される1フィールド期間内において画像信号の垂直同期に同期して予め定められた制限期間に制限する制限手段と、
    を備えたことを特徴とする画像表示制御装置。
  2. 前記表示画像が表示される1フィールド期間内において、前記静止画部分の表示用信号値は、入力画像信号に1フィールド中の前記制限期間割合に基づく係数を乗算して与えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示制御装置。
  3. 前記制限期間を前記1フィールド期間の1/2に定めたとき、前記静止画部分の表示用信号値は、整数値で表された前記入力画像信号に1/2を乗じた数値の小数点以下を切り上げるかまたは切り捨てた整数値であることを特徴とする請求項2に記載の画像表示制御装置。
  4. 画像ディスプレイに表示される表示画像の所定の明るさ以下の部分を示す暗画像部分を検出する暗画像検出手段と、前記暗画像検出手段の検出結果に基づいて表示画像を暗画像と明画像に分離し、該暗画像部分の表示期間を、前記暗画像が表示される1フィールド期間内において画像信号の垂直同期に同期して予め定められた制限期間に制限する制限手段と、
    を備えたことを特徴とする画像表示制御装置。
  5. 前記表示画像が表示される1フィールド期間内において、前記明画像部分の表示用信号値は、入力画像信号に1フィールド中の前記制限期間割合に基づく係数を乗算して与えることを特徴とする請求項4に記載の画像表示制御装置。
  6. 前記制限期間を前記1フィールド期間の1/2に定めたとき、前記明画像部分の表示用信号値は、整数値で表された前記入力画像信号に1/2を乗じた数値の小数点以下を切り上げるかまたは切り捨てた整数値であることを特徴とする請求項5に記載の画像表示制御装置。
  7. 前記制限手段は、更に、前記1フィールド期間から前記制限期間を除いた期間において、予め定められた一定レベルの表示信号を前記動画部分または前記暗画像部分に供給することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の画像表示制御装置。
  8. 前記制限手段は、前記画像ディスプレイから出力される表示光を遮断するシャッタを制御する制御機能を含むことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の画像表示制御装置。
  9. 前記制限手段は、前記画像ディスプレイが有する光源の発光期間を制限する制御機能を含むことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の画像表示制御装置。
  10. 請求項1から9までのいずれか1項に記載の画像表示制御装置を備えたことを特徴とする画像ディスプレイ。
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