JP2005149083A - 電子カルテ入力支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電子カルテの作成を効率的に行うことができる電子カルテ入力支援装置を提供する。
【解決手段】音声入力した医療情報を音声認識して文字列に変換し、医療用語が電子カルテ記載項目と対応付けて記録された辞書を参照して、この文字列から電子カルテ記載項目に対応する医療用語を抽出する。抽出した医療用語は電子カルテ記載項目と対応付け、レポートとして出力する。また、辞書の編集や患者の過去のレポートの参照等により抽出効率を向上させる。
【選択図】 図3
【解決手段】音声入力した医療情報を音声認識して文字列に変換し、医療用語が電子カルテ記載項目と対応付けて記録された辞書を参照して、この文字列から電子カルテ記載項目に対応する医療用語を抽出する。抽出した医療用語は電子カルテ記載項目と対応付け、レポートとして出力する。また、辞書の編集や患者の過去のレポートの参照等により抽出効率を向上させる。
【選択図】 図3
Description
本発明は例えば病院などの医療機関で用いられる電子カルテの入力支援装置に係り、特に音声認識を利用した電子カルテ入力支援装置に関するものである。
近年カルテの電子化が進行しており、多くの医療機関で電子カルテシステムが導入されつつある。このような電子カルテの作成は、医師等の医療従事者がキーボードから文章を入力したり、あらかじめ定型文を用意しておきその中から文章を選択したりするなど、手作業により行うのが一般的であり、医療従事者にとって大きな負担となっている。
このため、音声を認識して文字データに変換する音声入力や音声認識の技術を電子カルテ作成に利用することが提案されている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
特開2003−122849号公報
特開平10−261018号公報
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2に示されるような従来の技術では、音声入力や音声認識は単なる入力手段として用いられているに過ぎず、音声入力した情報が電子カルテに必要か否かに関わらず一律に変換/出力されてしまったり、変換結果を医療従事者が手作業で編集する必要があるなど、電子カルテの作成が時間と手間を要するものとなっている。
本発明は上記事情を鑑みてなされたもので、電子カルテを効率的に作成できる電子カルテ入力支援装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電子カルテ入力支援装置は、医療情報を音声で入力する手段と、前記入力した音声を音声認識して文字列に変換する手段と、医療用語が電子カルテ記載項目と対応付けて記録された辞書データ記録手段と、前記辞書データ記録手段を参照して、前記文字列から前記電子カルテ記載項目に対応する医療用語を抽出する手段と、前記抽出した医療用語を前記電子カルテ記載項目と対応付けて出力する手段と、を備える。
請求項1に係る電子カルテ入力支援装置では、音声入力した情報から医療用語が抽出され、電子カルテ記載項目に対応付けて出力されるので、出力結果に基づいて電子カルテを効率的に作成できる。電子カルテ記載項目としては、例えば病名、症状、部位、期間等があり、医療用語をこれらの項目と関連付けて記録し辞書データとして用いる。
なお、出力は画面表示や印刷、記録媒体への保存、通信回線を介した他の装置やシステムへの送信等により行うことができる。
請求項2に係る電子カルテ入力支援装置は、請求項1に記載の電子カルテ入力支援装置において、前記辞書データ記録手段に記録された辞書データを編集する手段をさらに備えることを特徴としている。
請求項2に係る電子カルテ入力支援装置では、辞書データの編集により抽出効率を向上させることができ、電子カルテをさらに効率的に作成することが可能となる。なお、辞書データの編集としては、医療用語の追加や削除、電子カルテ記載項目との対応付けの設定等を行うことができる。
請求項3に係る電子カルテ入力支援装置は、請求項1または請求項2に記載の電子カルテ入力支援装置において、前記出力の結果を患者ごとに蓄積するデータ蓄積手段をさらに備え、前記抽出手段は該データ蓄積手段を参照して医療用語を抽出することを特徴としている。
電子カルテの内容は患者によって異なるが、請求項3に係る電子カルテ入力支援装置では、患者ごとに蓄積されたデータを参照することにより、さらに効率的に電子カルテが作成できる。
本発明に係る電子カルテ入力支援装置によれば、電子カルテを効率的に作成できる。
以下、添付図面に従って、本発明に係る電子カルテ入力支援装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1に、本実施の形態に係る電子カルテ入力支援装置10の構成を示す。電子カルテ入力支援装置10は、音声を入力するマイク22と、マイク22で入力した音声を認識して文字列に変換する音声認識部20と、文字列を分析する分析器30と、分析結果からレポートを作成するレポート作成部40と、作成したレポートを表示する表示器50とを備えており、これらの構成要素を制御部60が制御する。記憶部70には、文字列分析に用いられる辞書データ(図5の例を参照)及び患者ごとの過去のレポートが蓄積されている。
また、図2(a)に示すように、分析器30は音声認識した文字列を単語変換する単語変換部32と、辞書データを参照して変換結果を分類、記憶する単語分類記憶部34とを備えており、レポート作成部40はレポートのレイアウトを生成するレイアウト生成部42と、生成したレイアウトに単語分析結果を配置してレポートを作成する単語配置部44とを備えている。単語配置部44は、図2(b)の例に示すように、単語分類記憶部34が分類記憶した結果を、レイアウト生成部42が生成したレイアウトに従って配置する。
電子カルテ入力システム10は、図1に示す構成要素の他、キーボードやマウス、プリンタ等図示しない入出力デバイスを含み、レポートの印刷や辞書データの編集等の操作が可能に構成されている。
次に、電子カルテ入力支援装置10での処理について説明する。図3に全体処理の流れを示す。
まず、ステップ100で、マイク22を介して音声入力を行う。この際、過去のレポートや電子カルテの参照、レポート保存等のため、患者の氏名やID等の識別情報を併せて入力することが好ましい。
次のステップ110では、音声認識部20が入力された音声を認識し、単語文字列に変換する。変換されるとステップ120に進み、分析器30がこの単語文字列を辞書データ及び患者の過去のレポートを参照して分類記憶する(後述)。
ステップ130では、レポート作成部40が、電子カルテ記載項目に従ってレポートレイアウトを作成する。レポートレイアウトには、出力する項目及び項目間の関連付け、出力順序等が含まれる。
次のステップ140では、レポート作成部40が、上述のステップ120で分類記憶した単語を上記ステップ130で作成したレイアウトに従って配置してレポートを作成し、その後ステップ150に進んで表示器50に表示するとともに記憶部70に記憶する。
次に、ステップ120での単語分類記憶処理の詳細を説明する。この処理フローを図4に示す。
まず、ステップ200では、上述のステップ110で変換された単語文字列に含まれる単語が、病名に該当するか否かを判断する。この判断は、記憶部70に記憶された辞書データ及び患者の過去のレポートを参照して行われる。肯定されるとステップ202へ進んで対象単語を病名分類に記憶した後にリターンし、否定されるとステップ210へ進む。
ステップ210では、判断対象の単語が症状に該当するか否かを判断する。この判断は、ステップ200と同様に辞書データ及び患者の過去のレポートを参照して行われる。肯定されるとステップ212へ進んで対象単語を症状分類に記憶した後にリターンし、否定されると次のステップ220へ進む。
ステップ220では、判断対象の単語が症状に該当するか否かを判断する。この判断は、ステップ200と同様に辞書データ及び患者の過去のレポートを参照して行われる。肯定されるとステップ222へ進んで対象単語を症状分類に記憶した後にリターンする。
以下、同様にして対象単語が各分類に該当するか否かを判断し、いずれの分類にも該当しない場合はステップ300で当該単語を無分類に記憶してリターンする。
本処理ルーチンでは、図5の例に示すような、文字列及び単語が電子カルテ記載項目に対応して分類された辞書データが参照される。本実施の形態に係る電子カルテ入力支援装置10では、このような辞書データを参照することで、音声入力された情報からレポートや電子カルテの作成に必要な単語を抽出できる。
なお、辞書データに対しては、レポートや電子カルテ記載項目に基づいて医療用語の追加、分類項目の詳細化、分類項目同士の対応付け等を行ってよい。このような作業は医師等の医療従事者が行うようにしてもよいし、辞書自体に学習機能を持たせて自動的に行うようにしてもよい。
図6(a)は、医師Aと患者Bの会話例である。会話では医療情報と直接関係ない日常的な事項が話題になることもあり、また患者が症状や部位等を明確に答えない場合があるが、この例のように会話をQ&A形式にしたり、医師が患者の答えを確認したりすることで音声認識やレポート作成効率を向上させることができる。
図6(b)は、図6(a)の会話について作成されたレポートの例である。なお、この例では「一昨日から寒気」、「昨日から咳」のように「症状」と「時期」をつなげて出力しているが、このように単語同士、項目同士の関連を考慮して出力することでわかりやすいレポートを作成でき、また電子カルテをより効率的に作成することができる。なお、単語同士、項目同士の関連付けとしては、「症状」と「部位」や「時期」、「数値」と「測定情報」などがある。
以上説明したように、本実施の形態に係る電子カルテ入力支援装置10では、音声入力した情報から電子カルテ記載項目に対応する医療用語が抽出され、レポートとして出力されるので、このレポートに基づいて電子カルテを効率的に作成することができる。
なお、作成したレポートは電子カルテ作成に用いるほか、患者への情報開示に用いてもよいし、電子データとして他の装置やシステムで使用するようにしてもよい。
また、図6(a)では医師と患者との間の会話を音声入力する場合を示しているが、音声入力は患者との会話内容を反映して医師が単独で行うようにしてもよい。
10・・・電子カルテ入力支援装置、20・・・音声認識部、22・・・マイク、30・・・分析器、40・・・レポート作成部、50・・・表示器、60・・・制御部、70・・・記憶部
Claims (3)
- 医療情報を音声で入力する手段と、
前記入力した音声を音声認識して文字列に変換する手段と、
医療用語が電子カルテ記載項目と対応付けて記録された辞書データ記録手段と、
前記辞書データ記録手段を参照して、前記文字列から前記電子カルテ記載項目に対応する医療用語を抽出する手段と、
前記抽出した医療用語を前記電子カルテ記載項目と対応付けて出力する手段と、
を備える電子カルテ入力支援装置。 - 前記辞書データ記録手段に記録された辞書データを編集する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電子カルテ入力支援装置。
- 前記出力の結果を患者ごとに蓄積するデータ蓄積手段をさらに備え、前記抽出手段は該データ蓄積手段を参照して医療用語を抽出することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子カルテ入力支援装置。
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JP2003385047A JP2005149083A (ja) | 2003-11-14 | 2003-11-14 | 電子カルテ入力支援装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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