JP2005038591A - 情報記録装置と情報記録方法とプログラム - Google Patents
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Abstract
【目的】 データ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を情報記録媒体の所定の管理領域に記録するときに停電などによる予期せぬ電源遮断が発生した場合でもそれまでに記録したデータの消失を最小限に抑えることができるようにする。
【構成】 コントローラ9は、光ディスク12にデータを記録するデータ記録手段と、そのデータ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のFDCBに記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段と、データの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報をFDCBに記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段の機能を果たす。
【選択図】 図1
【構成】 コントローラ9は、光ディスク12にデータを記録するデータ記録手段と、そのデータ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のFDCBに記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段と、データの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報をFDCBに記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段の機能を果たす。
【選択図】 図1
Description
この発明は、情報記録媒体にデータを記録してそのデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を所定の管理領域に記録する情報記録装置と、情報記録媒体にデータを記録してそのデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を所定の管理領域に記録する情報記録方法と、コンピュータに情報記録に係る所定の処理手順を実行させるためのプログラムとに関する。
記録型DVDディスクであるDVD+RWディスクへデータ記録を行う場合、ユーザデータ記録前にフォーマット処理を行う必要がある。
DVD+RWディスクでは、ユーザからのフォーマット要求に対して、リードイン領域の一部を記録しただけでユーザに対してフォーマット完了を通知し、ユーザからのアクセス要求によるアクセスが無い時間に残りの領域をダミーデータで記録する、いわゆるバックグラウンドフォーマットを行う。
バックグラウンドフォーマットにより、従来は長時間を要していたフォーマット処理時間が大幅に低減されるようになった。
DVD+RWディスクでは、ユーザからのフォーマット要求に対して、リードイン領域の一部を記録しただけでユーザに対してフォーマット完了を通知し、ユーザからのアクセス要求によるアクセスが無い時間に残りの領域をダミーデータで記録する、いわゆるバックグラウンドフォーマットを行う。
バックグラウンドフォーマットにより、従来は長時間を要していたフォーマット処理時間が大幅に低減されるようになった。
そのバックグラウンドフォーマットでは、データ領域の内周から連続的にダミーデータで記録を行う。バックグラウンドフォーマット中、ユーザからのデータ記録要求があった場合、バックグラウンドフォーマットを中断し、連続的に記録されている最終アドレス(Last Written Address、以下「LWA」と略称する)を更新した後、要求されたデータ記録を行う。
そして、ユーザデータ記録が完了した後は、先ほどのLWAから再度フォーマット処理を再開する。
ここで、バックグラウンドフォーマット中、ユーザは全データ領域に対してランダムにデータ記録が可能となる。
そして、ユーザデータ記録が完了した後は、先ほどのLWAから再度フォーマット処理を再開する。
ここで、バックグラウンドフォーマット中、ユーザは全データ領域に対してランダムにデータ記録が可能となる。
つまり、フォーマット処理によりダミーデータ記録前の領域であってもユーザデータが記録可能であるため、バックグラウンドフォーマット中にユーザデータ記録を行った場合、データ記録領域と未記録領域が混在することになる。
このような既記録領域と未記録領域が混在する状態でバックグラウンドフォーマットを再開する場合は、ユーザが記録した領域を除いてダミーデータ記録を行う必要があるため、例えば記録単位である領域(DVD+RWディスクの場合は1ECCブロック=16セクタ)に対してその領域の記録状態を1ビットのフラグ(ビットマップ情報)で管理するような情報記録装置が多い。
すなわち、ユーザがデータ記録を行った領域がLWAよりも外周であった場合、当該領域に相当するビットマップ上のフラグを“記録済み”に設定する。
このような既記録領域と未記録領域が混在する状態でバックグラウンドフォーマットを再開する場合は、ユーザが記録した領域を除いてダミーデータ記録を行う必要があるため、例えば記録単位である領域(DVD+RWディスクの場合は1ECCブロック=16セクタ)に対してその領域の記録状態を1ビットのフラグ(ビットマップ情報)で管理するような情報記録装置が多い。
すなわち、ユーザがデータ記録を行った領域がLWAよりも外周であった場合、当該領域に相当するビットマップ上のフラグを“記録済み”に設定する。
その後、バックグラウンドフォーマットを再開する場合は、このビットマップ情報を参照して未記録領域のみダミーデータ記録を行う。
また、DVD+RWディスクではバックグラウンドフォーマットを中断してディスクを取り出すことも可能となっている。
この場合、LWA及びビットマップ情報をリードイン領域内のフォーマッティングディスクコントロールブロック(Formatting Disc Control Block、以下「FDCB」と略称する)内に記録する。
フォーマット途中のディスクが再度挿入された場合、FDCBを参照することによってバックグラウンドフォーマット再開に際して未記録領域のみをダミーデータで記録することが可能となっている。
また、DVD+RWディスクではバックグラウンドフォーマットを中断してディスクを取り出すことも可能となっている。
この場合、LWA及びビットマップ情報をリードイン領域内のフォーマッティングディスクコントロールブロック(Formatting Disc Control Block、以下「FDCB」と略称する)内に記録する。
フォーマット途中のディスクが再度挿入された場合、FDCBを参照することによってバックグラウンドフォーマット再開に際して未記録領域のみをダミーデータで記録することが可能となっている。
このように、バックグラウンドフォーマットを中断してディスクの取り出しを行う場合、FDCBはディスクの記録状態を知る上で非常に重要な情報であり、FDCBの更新を誤るとユーザが記録したデータをバックグラウンドフォーマットによりダミーデータで上書きしてしまうといった問題が発生してしまう。
一方、FDCBの更新を頻繁に行うことは、ユーザ要求によるデータ記録のパフォーマンスの低下や、ディスクの劣化といった問題を引き起こしてしまう。
一方、FDCBの更新を頻繁に行うことは、ユーザ要求によるデータ記録のパフォーマンスの低下や、ディスクの劣化といった問題を引き起こしてしまう。
そこで従来の情報記録装置では、ユーザが要求したデータ記録後、バックグラウンドフォーマットが再開されるまでの所定のタイミング,ユーザからディスク排出要求又はバックグラウンドフォーマット中断要求を受けたで時点でFDCB更新を行うことにより、バックグラウンドフォーマット中のFDCB更新を適切なタイミングで実施して、ユーザが要求するデータ記録が完了した時点でFDCBが更新されるため、ユーザからのデータ記録のパフォーマンスを低下させることなくFDCB更新を行うことが可能であった(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−45117号公報
しかしながら、従来の情報記録装置でも、次のような問題があった。
DVD+RWディスクを用いた応用例として、例えばTV番組などをリアルタイムに録画するといった用途があり、そのようなリアルタイムなデータ記録においては比較的低い転送レートで且つ一定間隔でユーザからデータ記録要求が行われる。そのため、バックグラウンドフォーマット中にリアルタイムなデータ記録を行う場合は、フォーマット処理によるダミーデータ記録は行われず、ユーザからのデータ記録が録画時間だけ続くことになる。
DVD+RWディスクを用いた応用例として、例えばTV番組などをリアルタイムに録画するといった用途があり、そのようなリアルタイムなデータ記録においては比較的低い転送レートで且つ一定間隔でユーザからデータ記録要求が行われる。そのため、バックグラウンドフォーマット中にリアルタイムなデータ記録を行う場合は、フォーマット処理によるダミーデータ記録は行われず、ユーザからのデータ記録が録画時間だけ続くことになる。
言い換えると、上述した従来の情報記録装置によるFDCB更新方法では、リアルタイムなデータ記録中はFDCBの記録を行うことができず、例えば、録画中に停電などによる予期せぬ電源遮断などが発生した場合など、FDCBを正常に更新することができないという問題あった。
また、そのようなディスクが再度挿入された場合、バックグラウンドフォーマット再開に際して参照するLWAやビットマップ情報は誤った情報が記録されているため、録画中に記録したユーザデータをフォーマットによるダミーデータで上書きしてしまうといった問題も発生する。
また、そのようなディスクが再度挿入された場合、バックグラウンドフォーマット再開に際して参照するLWAやビットマップ情報は誤った情報が記録されているため、録画中に記録したユーザデータをフォーマットによるダミーデータで上書きしてしまうといった問題も発生する。
この発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、DVD+RW規格に準拠した情報記録媒体にデータを記録してそのデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を所定の管理領域に記録するときに停電などによる予期せぬ電源遮断が発生した場合でもそれまでに記録したデータの消失を最小限に抑えられるようにすることを目的とする。
この発明は上記の目的を達成するため、次の(1)〜(6)の情報記録装置を提供する。
(1)DVD+RW規格に準拠したデータ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手段と、そのデータ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録媒体に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段を備えた情報記録装置において、上記データ記録手段によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記記録媒体に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段を設けた情報記録装置。
(1)DVD+RW規格に準拠したデータ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手段と、そのデータ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録媒体に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段を備えた情報記録装置において、上記データ記録手段によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記記録媒体に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段を設けた情報記録装置。
(2)DVD+RW規格に準拠したデータ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手段と、そのデータ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記情報記録媒体の所定領域に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段を備えた情報記録装置において、上記データ記録手段によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記情報記録媒体の所定領域に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段を設けた情報記録装置。
(3)上記(1)又は(2)の情報記録装置において、上記データ記録手段は、外部から入力されるデータを順次格納する格納手段と、そのデータ格納手段に格納されたデータを上記情報記録媒体に記録する記録手段と、上記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったときに上記記録手段によるデータ記録を開始する記録開始手段と、上記記録手段によるデータの記録中に上記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以下になったときに上記記録手段によるデータの記録を停止する記録停止手段を有し、上記所定条件は、上記記録停止手段によるデータの記録を停止してから上記記録開始手段によるデータの記録を開始するまでの間の予め設定した所定タイミングになったときである情報記録装置。
(4)上記(3)の情報記録装置において、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録中に上記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったとき、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録を中断し、上記記録手段によるデータ記録を開始する記録制御手段を設けた情報記録装置。
(5)上記(1)又は(2)の情報記録装置において、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの経過時間を計測するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手段を設け、上記所定条件は、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手段によって計測した経過時間が予め設定した所定時間を経過したときである情報記録装置。
(6)上記(1)又は(2)の情報記録装置において、上記情報記録媒体に対するフォーマット処理をバックグラウンドで行うバックグラウンドフォーマット手段を設け、上記所定条件は、上記バックグラウンドフォーマット手段によるバックグラウンドフォーマット中のときである情報記録装置。
また、次の(7)〜(11)の情報記録方法も提供する。
(7)データ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手順と、そのデータ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記情報記録媒体の所定領域に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順と、上記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記情報記録媒体の所定領域に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順とからなる情報記録方法。
(7)データ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手順と、そのデータ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記情報記録媒体の所定領域に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順と、上記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記情報記録媒体の所定領域に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順とからなる情報記録方法。
(8)上記(7)の情報記録方法において、上記データ記録手順は、外部から入力されるデータを順次格納する格納手順と、そのデータ格納手順によって格納されたデータを上記情報記録媒体に記録する記録手順と、上記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったときに上記記録手順によるデータ記録を開始する記録開始手順と、上記記録手順によるデータの記録中に上記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以下になったときに上記記録手順によるデータの記録を停止する記録停止手順とからなり、上記所定条件は、上記記録停止手順によるデータの記録を停止してから前記記録開始手順によるデータの記録を開始するまでの間の予め設定した所定タイミングになったときである情報記録方法。
(9)上記(8)の情報記録方法において、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録中に上記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったとき、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録を中断し、上記記録手順によるデータ記録を開始する記録制御手順を設けた情報記録方法。
(10)上記(7)の情報記録方法において、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの経過時間を計測するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順を設け、上記所定条件は、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順によって計測した経過時間が予め設定した所定時間を経過したときである情報記録方法。
(11)上記(7)の情報記録方法において、上記情報記録媒体に対するフォーマット処理をバックグラウンドで行うバックグラウンドフォーマット手順を設け、上記所定条件は、上記バックグラウンドフォーマット手順によるバックグラウンドフォーマット中のときである情報記録方法。
さらに、次の(12)〜(16)のプログラムも提供する。
(12)コンピュータに、データ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手順と、そのデータ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記情報記録媒体の所定領域に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順と、上記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記情報記録媒体の所定領域に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順を実行させるためのプログラム。
(12)コンピュータに、データ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手順と、そのデータ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記情報記録媒体の所定領域に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順と、上記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記情報記録媒体の所定領域に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順を実行させるためのプログラム。
(13)上記(12)のプログラムにおいて、上記データ記録手順は、外部から入力されるデータを順次格納する格納手順と、そのデータ格納手順によって格納されたデータを上記情報記録媒体に記録する記録手順と、上記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったときに上記記録手順によるデータ記録を開始する記録開始手順と、上記記録手順によるデータの記録中に上記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以下になったときに上記記録手順によるデータの記録を停止する記録停止手順とからなり、上記所定条件は、上記記録停止手順によるデータの記録を停止してから上記記録開始手順によるデータの記録を開始するまでの間の予め設定した所定タイミングになったときであるプログラム。
(14)上記(13)のプログラムにおいて、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録中に上記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったとき、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録を中断し、上記記録手順によるデータ記録を開始する記録制御手順を設けたプログラム。
(15)上記(12)のプログラムにおいて、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの経過時間を計測するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順を設け、上記所定条件は、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順によって計測した経過時間が予め設定した所定時間を経過したときであるプログラム。
(16)上記(12)のプログラムにおいて、上記情報記録媒体に対するフォーマット処理をバックグラウンドで行うバックグラウンドフォーマット手順を設け、上記所定条件は、上記バックグラウンドフォーマット手順によるバックグラウンドフォーマット中のときであるプログラム。
この発明による情報記録装置と情報記録方法は、情報記録媒体にデータを記録してそのデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を所定の管理領域に記録するときに停電などによる予期せぬ電源遮断が発生した場合でもそれまでに記録したデータの消失を最小限に抑えることができる。また、この発明のプログラムは、コンピュータにこの発明に係る情報記録の所定の処理手順を容易に実行させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明の参考例及び一実施形態である情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。この実施形態では、光ディスク12(情報記録媒体)はDVD+RW規格に準拠した記録媒体であり、データ記録に関する管理情報はフォーマッティングディスクコントロールブロック情報(FDCB情報)である。
この情報記録再生装置は、DVD+RWディスクにデータを記録するDVD+RWドライブ等の光ディスクドライブであり、DVD+Rディスク,DVD+RWディスク等のデータ記録及び再生が可能な光ディスク(情報記録媒体)12を回転させるスピンドルモータ等のモータ1と、そのモータ1の回転を制御する回転制御系部4と、光ディスク12にデータ記録及び再生のためのレーザ光Lを照射する光ピックアップ2と、その光ピックアップ2によるレーザ光Lの発光駆動等の制御を行う光ピックアップ制御系部6と、光ピックアップ2を光ディスク12の半径方向に移動させる粗動モータ3と、その粗動モータ3の回転駆動制御を行う粗動モータ制御系部5を備えている。
図1は、この発明の参考例及び一実施形態である情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。この実施形態では、光ディスク12(情報記録媒体)はDVD+RW規格に準拠した記録媒体であり、データ記録に関する管理情報はフォーマッティングディスクコントロールブロック情報(FDCB情報)である。
この情報記録再生装置は、DVD+RWディスクにデータを記録するDVD+RWドライブ等の光ディスクドライブであり、DVD+Rディスク,DVD+RWディスク等のデータ記録及び再生が可能な光ディスク(情報記録媒体)12を回転させるスピンドルモータ等のモータ1と、そのモータ1の回転を制御する回転制御系部4と、光ディスク12にデータ記録及び再生のためのレーザ光Lを照射する光ピックアップ2と、その光ピックアップ2によるレーザ光Lの発光駆動等の制御を行う光ピックアップ制御系部6と、光ピックアップ2を光ディスク12の半径方向に移動させる粗動モータ3と、その粗動モータ3の回転駆動制御を行う粗動モータ制御系部5を備えている。
また、光ピックアップ2からの再生信号と光ピックアップ2への記録信号の入出力を制御する信号処理系部7と、CPU,ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータによって実現され、図示を省略したROMやRAM等のメモリにこの発明に係るプログラムも含む各種のプログラムを記録し、そのプログラムの手順を実行することによってこの発明に係る機能を実現するコントローラ9を備えている。そのコントローラ9により、バックグラウンドフォーマットの開始,中断,ユーザデータ記録,FDCBの更新などの処理を行う。
さらに、光ディスク12に記録するデータ及び光ディスク12から再生したデータ等のデータを一時的に格納すると共に、コントローラ9が各種の処理を実行する際にデータを一時的に記憶する領域として利用するキャッシュメモリ8と、外部に接続したホストコンピュータ11とデータのやり取りをするための外部インタフェース10も備えている。
さらに、光ディスク12に記録するデータ及び光ディスク12から再生したデータ等のデータを一時的に格納すると共に、コントローラ9が各種の処理を実行する際にデータを一時的に記憶する領域として利用するキャッシュメモリ8と、外部に接続したホストコンピュータ11とデータのやり取りをするための外部インタフェース10も備えている。
ホストコンピュータ11は、CPU,ROM及びRAM等からなるマイクロコンピュータによって実現され、この情報記録再生装置に対するデータの記録及びデータの再生を指示する。また、記録データの生成や情報記録再生装置から取得した再生データを利用する処理も行う。
〔1〕 通常、記録型DVDディスクであるDVD+RWディスクではバックグラウンドフォーマットが採用され、ユーザはフォーマット中にデータ記録を行うことが可能となっている。バックグラウンドフォーマット中のデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報はリードイン領域内のフォーマッティングディスクコントロールブロック(Formatting Disc Control Block:FDCB)に記録され、FDCB情報を参照して未記録領域をダミーデータで記録するフォーマット処理が行われる。
DVD+RWディスクを用いた応用例として、例えば、TV番組などをリアルタイムに録画するといった用途があり、そのようなリアルタイムなデータ記録では、比較的低い転送レートで、且つ一定間隔でユーザからデータ記録要求が行われる。
DVD+RWディスクを用いた応用例として、例えば、TV番組などをリアルタイムに録画するといった用途があり、そのようなリアルタイムなデータ記録では、比較的低い転送レートで、且つ一定間隔でユーザからデータ記録要求が行われる。
そのため、バックグラウンドフォーマット中にリアルタイムなデータ記録を行う場合は、フォーマット処理によるダミーデータ記録は行われず、ユーザからのデータ記録が録画時間だけ続くことになる。
従って、リアルタイムなデータ記録中はFDCBの記録を行うことができず、例えば、録画中に停電などによる予期せぬ電源遮断などが発生した場合など、FDCBを正常に更新することができない。
また、そのようなディスクが再度挿入された場合、バックグラウンドフォーマット再開に際して参照するLWAやビットマップ情報は誤った情報が記録されているため、録画中に記録したユーザデータをフォーマットによるダミーデータで上書きしてしまう。
従って、リアルタイムなデータ記録中はFDCBの記録を行うことができず、例えば、録画中に停電などによる予期せぬ電源遮断などが発生した場合など、FDCBを正常に更新することができない。
また、そのようなディスクが再度挿入された場合、バックグラウンドフォーマット再開に際して参照するLWAやビットマップ情報は誤った情報が記録されているため、録画中に記録したユーザデータをフォーマットによるダミーデータで上書きしてしまう。
そこで、この実施形態の情報記録再生装置では、図1に示したコントローラ9のメモリに、光ディスク12(データ記録が可能な情報記録媒体)にデータを記録するデータ記録手順と、そのデータ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のリードイン領域内のFDCB(所定領域)に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順と、上記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のFDCBに記録(FDCB更新)する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順を実行させるためのプログラムをインストールして格納している。
そして、コントローラ9が上記プログラムを実行することにより、光ディスク12(データ記録が可能な情報記録媒体)にデータを記録するデータ記録手順と、そのデータ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のFDCBに記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順と、上記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のFDCBに記録(FDCB更新)する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順の処理を行う。
すなわち、コントローラ9が、この発明に係る機能として、データ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手段と、そのデータ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記情報記録媒体の所定領域に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段と、上記データ記録手段によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録媒体に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段の機能を果たす。
〔2〕 次に、コントローラ9は、ユーザ(ホストコンピュータ11)からの連続したデータ記録要求では、データを一旦情報記録再生装置内のキャッシュメモリ8に格納し、そのキャッシュメモリ8内にデータがある程度格納された時点で光ディスク12への記録を開始し、キャッシュメモリ8内にデータがなくなると記録処理を中断し、再びキャッシュメモリ8内に一定量のデータが格納されることを待つといった処理を繰り返す。また、データ記録中もキャッシュメモリ8の空き具合を監視して、空きがあればユーザからのデータを受信して記録処理の中断が極力発生しないようにしている。
ここで、TV番組の録画といったリアルタイムなデータ記録では、ユーザからのデータ転送は比較的小さな転送レートであり、また、一定の間隔でデータが転送されるといった特徴が挙げられる。
ここで、TV番組の録画といったリアルタイムなデータ記録では、ユーザからのデータ転送は比較的小さな転送レートであり、また、一定の間隔でデータが転送されるといった特徴が挙げられる。
従って、光ディスク12への記録速度がデータ転送レートよりも大きかった場合、キャッシュメモリ8内にデータがなくなるとデータ記録を中断し、キャッシュメモリ8内にある程度データが格納された時点で記録を再開するといった処理を定期的に繰り返すことになり、そのような記録が中断してから再開するまでのいわゆる記録開始待ち状態にFDCBを更新することにより、データ記録中であっても定期的なFDCB更新が可能になる。
そこで、上記プログラムにおいて、上記データ記録手順が、ホストコンピュータ11(外部)から入力されるデータを順次キャッシュメモリ8に格納する格納手順と、そのデータ格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータを光ディスク12(情報記録媒体)に記録する記録手順と、上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録開始閾値)以上になったときに上記記録手順によるデータ記録を開始する記録開始手順と、上記記録手順によるデータの記録中に上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録停止閾値)以下になったときに上記記録手順によるデータの記録を停止する記録停止手順の各手順も含んでいる。
また、キャッシュメモリ8のデータ量が所定量(記録開始閾値)以上のときにデータ記録を開始し、所定量(記録停止閾値)以下のときにデータ記録を停止するデータ記録の場合、上記所定条件は、上記記録停止手順によるデータの記録を停止してから上記記録開始手順によるデータの記録を開始するまでの間の予め設定した所定タイミングになったときにする。
したがって、コントローラ9は上記プログラムを実行することにより、ホストコンピュータ11(外部)から入力されるデータを順次格納する格納手順と、そのデータ格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータを光ディスク12(情報記録媒体)に記録する記録手順と、上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録開始閾値)以上になったときに上記記録手順によるデータ記録を開始する記録開始手順と、上記記録手順によるデータの記録中に上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録停止閾値)以下になったときに上記記録手順によるデータの記録を停止する記録停止手順の処理を行う。
そして、上記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件として、上記記録停止手順によるデータの記録を停止してから上記記録開始手順によるデータの記録を開始するまでの間の予め設定した所定タイミングになったとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のFDCBに記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順の処理を行う。
すなわち、コントローラ9は、この発明に係る機能として、上記データ記録手段が、外部から入力されるデータを順次格納する格納手段と、そのデータ格納手段に格納されたデータを上記情報記録媒体に記録する記録手段と、上記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったときに上記記録手段によるデータ記録を開始する記録開始手段と、上記記録手段によるデータの記録中に上記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以下になったときに上記記録手段によるデータの記録を停止する記録停止手段の機能を有し、上記記録停止手段によるデータの記録を停止してから上記記録開始手段によるデータの記録を開始するまでの間の予め設定した所定タイミングになったときを上記所定条件にしている。
〔3〕 次に、FDCB記録中に記録エラーなどによるリトライが発生し、FDCB記録処理に長時間を要するような場合が考えられる。
一方、ユーザからのデータはほぼ一定の間隔で転送されるため、FDCB記録中にキャッシュメモリ8が一杯になってしまう可能性がある。
そのような場合、ユーザが要求するデータ記録処理を待たせることは望ましくなく、TV番組の録画のようなリアルタイムなデータ記録では記録すべきデータがなくなってしまうことになる。
一方、ユーザからのデータはほぼ一定の間隔で転送されるため、FDCB記録中にキャッシュメモリ8が一杯になってしまう可能性がある。
そのような場合、ユーザが要求するデータ記録処理を待たせることは望ましくなく、TV番組の録画のようなリアルタイムなデータ記録では記録すべきデータがなくなってしまうことになる。
そこで、上記プログラムに、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるFDCB情報(データ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報)の記録中に上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録開始閾値)以上になったとき、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるFDCBの記録(FDCB更新)を中断し、上記記録手順によるデータ記録を開始する記録制御手順も設けている。
したがって、コントローラ9は上記プログラムを実行することにより、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録中に上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録開始閾値)以上になったとき、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録(FDCB更新)を中断し、上記記録手順によるデータ記録を開始する記録制御手順の処理を行う。
すなわち、コントローラ9は、この発明に係る機能として、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録中に上記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったとき、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録を中断し、上記記録手段によるデータ記録を開始する記録制御手段の機能をも果たす。
すなわち、コントローラ9は、この発明に係る機能として、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録中に上記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったとき、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録を中断し、上記記録手段によるデータ記録を開始する記録制御手段の機能をも果たす。
〔4〕 次に、記録開始待ち中にFDCBの記録を行うためには、データ転送レートが低く、記録開始待ち時間がある程度保証されている必要がある。
例えば、記録速度よりはデータ転送レートが小さいために記録開始待ち状態は発生するが、記録開始待ち時間はFDCB記録を完了させるのに可能な時間ではないという場合も考えられる。そのような場合にFDCB更新を実施したのでは、ユーザデータ記録開始によってFDCB更新が毎回中断されてしまうことになる。
例えば、記録速度よりはデータ転送レートが小さいために記録開始待ち状態は発生するが、記録開始待ち時間はFDCB記録を完了させるのに可能な時間ではないという場合も考えられる。そのような場合にFDCB更新を実施したのでは、ユーザデータ記録開始によってFDCB更新が毎回中断されてしまうことになる。
そこで、上記プログラムにおいて、上記データ記録手順が、ホストコンピュータ11(外部)から入力されるデータを順次キャッシュメモリ8に格納する格納手順と、そのデータ格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータを光ディスク12(情報記録媒体)に記録する記録手順と、上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録開始閾値)以上になったときに上記記録手順によるデータ記録を開始する記録開始手順と、上記記録手順によるデータの記録中に上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録停止閾値)以下になったときに上記記録手順によるデータの記録を停止する記録停止手順の各手順を含んでいる。さらに、上記記録手順によるデータ記録時のデータ転送レートを計測するデータ転送レート計測手順を設け、データ記録時にデータ転送レートを計測する場合、上記所定条件は、上記データ転送レート計測手順によって計測したデータ転送レートが予め設定されたしきい値以下になったときにする。
したがって、コントローラ9は上記プログラムを実行することにより、ホストコンピュータ11(外部)から入力されるデータを順次キャッシュメモリ8に格納する格納手順と、そのデータ格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータを光ディスク12(情報記録媒体)に記録する記録手順と、上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録開始閾値)以上になったときに上記記録手順によるデータ記録を開始する記録開始手順と、上記記録手順によるデータの記録中に上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録停止閾値)以下になったときに上記記録手順によるデータの記録を停止する記録停止手順の処理を行う。
そして、上記記録手順によるデータ記録時のデータ転送レートを計測するデータ転送レート計測手順を行い、上記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件として、上記データ転送レート計測手順によって計測したデータ転送レートが予め設定されたしきい値以下になったとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のFDCBに記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順の処理を行う。
すなわち、コントローラ9は、この発明の参考となる機能として、上記データ記録手段が、外部から入力されるデータを順次格納する格納手段と、そのデータ格納手段に格納されたデータを上記情報記録媒体に記録する記録手段と、上記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったときに上記記録手段によるデータ記録を開始する記録開始手段と、上記記録手段によるデータの記録中に上記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以下になったときに上記記録手段によるデータの記録を停止する記録停止手段の機能を有し、上記記録手段によるデータ記録時のデータ転送レートを計測するデータ転送レート計測手段の機能を果たし、上記データ転送レート計測手段によって計測したデータ転送レートが予め設定されたしきい値以下になったときを上記所定条件にしている。
〔5〕 また、上記しきい値を、上記記録手順によるデータ記録速度よりも小さい値にする。すなわち、コントローラ9は、この発明の参考となる機能として、上記記録手順によるデータ記録速度よりも小さい値を上記しきい値にしている。
〔6〕 あるいは、上記プログラムを次のようにしても良い。
上記プログラムにおいて、上記データ記録手順が、ホストコンピュータ11(外部)から入力されるデータを順次キャッシュメモリ8に格納する格納手順と、そのデータ格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータを光ディスク12(情報記録媒体)に記録する記録手順と、上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録開始閾値)以上になったときに上記記録手順によるデータ記録を開始する記録開始手順と、上記記録手順によるデータの記録中に上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録停止閾値)以下になったときに上記記録手順によるデータの記録を停止する記録停止手順の各手順を含んでいる。
上記プログラムにおいて、上記データ記録手順が、ホストコンピュータ11(外部)から入力されるデータを順次キャッシュメモリ8に格納する格納手順と、そのデータ格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータを光ディスク12(情報記録媒体)に記録する記録手順と、上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録開始閾値)以上になったときに上記記録手順によるデータ記録を開始する記録開始手順と、上記記録手順によるデータの記録中に上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録停止閾値)以下になったときに上記記録手順によるデータの記録を停止する記録停止手順の各手順を含んでいる。
さらに、上記記録手順によるデータ記録時のデータ転送レートを計測するデータ転送レート計測手順と、そのデータ転送レート計測手順によって計測したデータ転送レートに基づいて上記記録手順によるデータ記録が停止してから上記記録手順によるデータ記録が開始するまでの予測時間を求める予測時間算出手順を設け、データ記録時に予測時間を算出する場合、上記所定条件は、上記予測時間算出手順によって求めた予測時間が予め設定されたしきい値よりも多いときにする。
したがって、コントローラ9は上記プログラムを実行することにより、ホストコンピュータ11(外部)から入力されるデータを順次キャッシュメモリ8に格納する格納手順と、そのデータ格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータを光ディスク12(情報記録媒体)に記録する記録手順と、上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録開始閾値)以上になったときに上記記録手順によるデータ記録を開始する記録開始手順と、上記記録手順によるデータの記録中に上記格納手順によってキャッシュメモリ8に格納されたデータ量が予め設定された所定量(記録停止閾値)以下になったときに上記記録手順によるデータの記録を停止する記録停止手順の処理を行う。
そして、上記記録手順によるデータ記録時のデータ転送レートを計測するデータ転送レート計測手順と、そのデータ転送レート計測手順によって計測したデータ転送レートに基づいて上記記録手順によるデータ記録が停止してから上記記録手順によるデータ記録が開始するまでの予測時間を求める予測時間算出手順の処理を行い、上記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件として、上記予測時間算出手順によって求めた予測時間が予め設定されたしきい値よりも多いとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のFDCBに記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順の処理を行う。
すなわち、コントローラ9は、この発明の参考となる機能として、上記データ記録手段が、外部から入力されるデータを順次格納する格納手段と、そのデータ格納手段に格納されたデータを上記情報記録媒体に記録する記録手段と、上記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったときに上記記録手段によるデータ記録を開始する記録開始手段と、上記記録手段によるデータの記録中に上記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以下になったときに上記記録手段によるデータの記録を停止する記録停止手段の機能を有し、上記記録手段によるデータ記録時のデータ転送レートを計測するデータ転送レート計測手段と、そのデータ転送レート計測手段によって計測したデータ転送レートに基づいて上記記録手段によるデータ記録が停止してから上記記録手段によるデータ記録が開始するまでの予測時間を求める予測時間算出手段の機能を果たし、上記予測時間算出手段によって求めた予測時間が予め設定されたしきい値よりも多いときを上記所定条件にしている。
〔7〕 また、上記しきい値を、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録時間よりも多い時間にする。すなわち、コントローラ9は、この発明の参考となる機能として、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録時間よりも多い時間を上記しきい値にしている。
〔8〕 次に、DVD+RWディスクへの記録速度が向上するに伴ってデータ記録処理全体における記録開始待ち状態が占める割合が大きくなると共に、記録開始待ち状態が発生する頻度も高くなる。その記録開始待ち状態が発生するたびにFDCBを更新することは、上書き回数の増加によるFDCB領域の劣化をもたらす。
そこで、上記プログラムに、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの経過時間を計測するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順を設け、データ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の経過時間を計測する場合、上記所定条件は、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順によって計測した経過時間が予め設定した所定時間を経過したときにする。
そこで、上記プログラムに、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの経過時間を計測するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順を設け、データ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の経過時間を計測する場合、上記所定条件は、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順によって計測した経過時間が予め設定した所定時間を経過したときにする。
したがって、コントローラ9は上記プログラムを実行することにより、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの経過時間を計測するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順の処理を行い、上記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件として、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順によって計測した経過時間が予め設定した所定時間を経過したとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のFDCBに記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順の処理を行う。
すなわち、コントローラ9は、この発明に係る機能として、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの経過時間を計測するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手段の機能も果たし、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手段によって計測した経過時間が予め設定した所定時間を経過したときを上記所定条件にしている。
〔9〕 あるいは、上記プログラムを次のようにしても良い。
上記プログラムにおいて、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの上記記録停止手順によるデータ記録を停止した停止回数を計数する記録停止回数計数手順を設け、上記所定条件は、上記記録停止回数計数手順によって計数した停止回数が予め設定された所定回数になったときにする。
上記プログラムにおいて、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの上記記録停止手順によるデータ記録を停止した停止回数を計数する記録停止回数計数手順を設け、上記所定条件は、上記記録停止回数計数手順によって計数した停止回数が予め設定された所定回数になったときにする。
したがって、コントローラ9は上記プログラムを実行することにより、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの上記記録停止手順によるデータ記録を停止した停止回数を計数する記録停止回数計数手順を行い、上記所定条件として、上記記録停止回数計数手順によって計数した停止回数が予め設定された所定回数になったとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のFDCBに記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順の処理を行う。
すなわち、コントローラ9は、この発明の参考となる機能として、上記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの上記記録停止手段によるデータ記録を停止した停止回数を計数する記録停止回数計数手段の機能を果たし、上記記録停止回数計数手段によって計数した停止回数が予め設定された所定回数になったときを上記所定条件にしている。
〔10〕 次に、FDCB情報は、バックグラウンドフォーマットに関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報又はバックグラウンドフォーマット中のデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報であり、フォーマット処理が完了した場合はFDCBが更新されることはない。
従って、ユーザデータ記録中のFDCB更新はバックグラウンドフォーマット中のみに行えばよい。
そこで、上記プログラムにおいて、上記情報記録媒体に対するフォーマット処理をバックグラウンドで行うバックグラウンドフォーマット手順を設け、上記所定条件は、上記バックグラウンドフォーマット手順によるバックグラウンドフォーマット中のときにする。
従って、ユーザデータ記録中のFDCB更新はバックグラウンドフォーマット中のみに行えばよい。
そこで、上記プログラムにおいて、上記情報記録媒体に対するフォーマット処理をバックグラウンドで行うバックグラウンドフォーマット手順を設け、上記所定条件は、上記バックグラウンドフォーマット手順によるバックグラウンドフォーマット中のときにする。
したがって、コントローラ9は上記プログラムを実行することにより、光ディスク12(情報記録媒体)に対するフォーマット処理をバックグラウンドで行うバックグラウンドフォーマット手順を行い、上記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件として、上記バックグラウンドフォーマット手順によるバックグラウンドフォーマット中のとき、それまでに上記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を光ディスク12のFDCBに記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順の処理を行う。
すなわち、コントローラ9は、この発明に係る機能として、上記情報記録媒体に対するフォーマット処理をバックグラウンドで行うバックグラウンドフォーマット手段の機能を果たし、上記バックグラウンドフォーマット手段によるバックグラウンドフォーマット中のときを上記所定条件にしている。
図2は、図1に示した光ディスク12へのバックグラウンドフォーマット中のユーザデータ記録処理の手順の説明に供する図である。
図1に示した情報記録再生装置にブランクディスクである光ディスク12が挿入された場合、同図の(a)に示すように、フォーマットの初期化処理でリードインエリア(リードイン領域:Lead−in Area)の一部だけを記録し、ユーザからのデータ記録再生を可能にする。上記所定条件を満たしたときはリードインエリア内のFDCBにデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録する。
その後、同図の(b)に示すように、バックグラウンドフォーマットにより、内周からデータエリア(Data Area)のデータ未記録領域をダミーデータ(Dummy Data)で記録していく。
図1に示した情報記録再生装置にブランクディスクである光ディスク12が挿入された場合、同図の(a)に示すように、フォーマットの初期化処理でリードインエリア(リードイン領域:Lead−in Area)の一部だけを記録し、ユーザからのデータ記録再生を可能にする。上記所定条件を満たしたときはリードインエリア内のFDCBにデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録する。
その後、同図の(b)に示すように、バックグラウンドフォーマットにより、内周からデータエリア(Data Area)のデータ未記録領域をダミーデータ(Dummy Data)で記録していく。
同図の(c)に示すように、ユーザからデータ記録要求あるいは再生要求があった場合、バックグラウンドフォーマット処理を停止(中断)し、ユーザデータの記録あるいは再生を行う。光ディスクの外周側にはリードアウトエリア(リードアウト領域:Lead−out Area)が設けられている。
そして、ユーザが要求したデータ記録・データ再生が終了すると、同図の(d)に示すように、LWAからバックグラウンドフォーマットを再開する。
このとき、通常の情報記録再生装置ではFDCB情報を所定の領域に記録する。
また、フォーマットを再開する際はビットマップ情報を参照して未記録領域のみをダミーデータで記録する。
そして、ユーザが要求したデータ記録・データ再生が終了すると、同図の(d)に示すように、LWAからバックグラウンドフォーマットを再開する。
このとき、通常の情報記録再生装置ではFDCB情報を所定の領域に記録する。
また、フォーマットを再開する際はビットマップ情報を参照して未記録領域のみをダミーデータで記録する。
図3は、FDCBの構成を示す説明図である。
FDCBは、1ECCブロック(16セクタ)からなるデータフォーマッティングディスクコントロールブロック情報格納領域であり、リードインエリア内の予め設定された所定領域へ割り当てられる。その所定領域をFDCBと称してもよい。
コンテント・ディスクリプタ(Content Descriptor)は、当該DCBが何のDCBであるかを示すIDである。FDCBの場合、この領域には“46444300”と記録される。最初の3バイトはアスキーコードで“FDC”であり、最後の1バイトがバージョン番号を表す。
FDCBは、1ECCブロック(16セクタ)からなるデータフォーマッティングディスクコントロールブロック情報格納領域であり、リードインエリア内の予め設定された所定領域へ割り当てられる。その所定領域をFDCBと称してもよい。
コンテント・ディスクリプタ(Content Descriptor)は、当該DCBが何のDCBであるかを示すIDである。FDCBの場合、この領域には“46444300”と記録される。最初の3バイトはアスキーコードで“FDC”であり、最後の1バイトがバージョン番号を表す。
次に、アンノウン・コンテント・ディスクリプタ・アクションズ(Unknown Content Descriptor Actions)には、コンテント・ディスクリプタに未知のIDが記録されていた場合、すなわち情報記録再生装置(ドライブ)がサポートしていないDCBだった場合に、ドライブが行うべき制限事項が記録されている。この制限事項の内容としては、データ領域に対する記録禁止,フォーマット禁止などの制限がある。
ドライブID(Drive ID)は当該FDCBを記録したドライブに関する情報が記録されている。
FDCBアップデイト・カウント(FDCB update count)以下の項目はバックグラウンドフォーマットに関する情報であり、FDCB特有の情報である。
ドライブID(Drive ID)は当該FDCBを記録したドライブに関する情報が記録されている。
FDCBアップデイト・カウント(FDCB update count)以下の項目はバックグラウンドフォーマットに関する情報であり、FDCB特有の情報である。
FDCBアップデイト・カウントは、当該FDCBが更新された回数が記録される。
フォーマッティング・ステイタス・アンド・モード(Formatting status and mode)は、バックグラウンドフォーマットの状態(フォーマット途中,フォーマット完了など)を示す。
ラスト・リットゥン・アドレス(Last written address(LWA))は連続してデータ記録(ダミーデータ含む)されている最後のアドレスであり、バックグラウンドフォーマットを再開する場合はLWAからダミーデータが記録される。
フォーマッティング・ステイタス・アンド・モード(Formatting status and mode)は、バックグラウンドフォーマットの状態(フォーマット途中,フォーマット完了など)を示す。
ラスト・リットゥン・アドレス(Last written address(LWA))は連続してデータ記録(ダミーデータ含む)されている最後のアドレスであり、バックグラウンドフォーマットを再開する場合はLWAからダミーデータが記録される。
また、ラスト・ベリファイド・アドレス(Last verified address(LVA))は、連続してベリファイされている最後のアドレスである。ベリファイを行わない場合は“00”が記録される。
ビットマップ・スタート・アドレス(Bitmap start address)はビットマップ領域の最初のビットが示すデータ領域内のアドレスを示し、ビットマップ・レングス(Bitmap length)は有効なビットマップ領域の大きさを示し、ビットマップ領域の実体がフォーマッティング・ビットマップ(Formatting bitmap)に記録されている。本領域に、データ領域に混在する記録領域と未記録領域の情報が格納される。
ビットマップ・スタート・アドレス(Bitmap start address)はビットマップ領域の最初のビットが示すデータ領域内のアドレスを示し、ビットマップ・レングス(Bitmap length)は有効なビットマップ領域の大きさを示し、ビットマップ領域の実体がフォーマッティング・ビットマップ(Formatting bitmap)に記録されている。本領域に、データ領域に混在する記録領域と未記録領域の情報が格納される。
ディスクID(Disc ID)は、ディスク固有のID情報が記録される。
アプリケイション・ディペンデント(Application dependent)は、将来、特定の目的に使用するための情報を記録する領域として予約されており、“00”が記録される。
リスト・オブ・DCBs(List of DCBs)は、リードインエリア内に存在するDCB情報が記録される。DVD+RWディスクではそのディスク上に最大16種類のDCBが記録可能であり、リスト・オブ・DCBsは各DCBのコンテント・ディスクリプタのリストを記録する。ディスク上にFDCBのみ存在する場合、本領域にはFDCBのコンテント・ディスクリプタのみ記録され、残りは“00”が記録される。
リザーブド・アンド・セット・トゥ(00)(Reserved and set to (00))は将来のために予約された領域である。
アプリケイション・ディペンデント(Application dependent)は、将来、特定の目的に使用するための情報を記録する領域として予約されており、“00”が記録される。
リスト・オブ・DCBs(List of DCBs)は、リードインエリア内に存在するDCB情報が記録される。DVD+RWディスクではそのディスク上に最大16種類のDCBが記録可能であり、リスト・オブ・DCBsは各DCBのコンテント・ディスクリプタのリストを記録する。ディスク上にFDCBのみ存在する場合、本領域にはFDCBのコンテント・ディスクリプタのみ記録され、残りは“00”が記録される。
リザーブド・アンド・セット・トゥ(00)(Reserved and set to (00))は将来のために予約された領域である。
図4は、図1に示した情報記録再生装置におけるユーザデータ記録とFDCB更新のタイムチャートを示す図である。
同図の(a)は、ユーザデータ記録中におけるキャッシュメモリ8内のユーザデータ占有量(ホストコンピュータ11から順次転送されるデータの蓄積量)を示すものである。縦軸はユーザデータ占有量であり、横軸は経過時間である。
データ記録が開始されると、キャッシュメモリ8内にユーザデータを格納するため、データ占有量が増加していく。
同図の(a)は、ユーザデータ記録中におけるキャッシュメモリ8内のユーザデータ占有量(ホストコンピュータ11から順次転送されるデータの蓄積量)を示すものである。縦軸はユーザデータ占有量であり、横軸は経過時間である。
データ記録が開始されると、キャッシュメモリ8内にユーザデータを格納するため、データ占有量が増加していく。
そして、データ占有量が予め設定された所定量(一定量,所定のしきい値)である記録開始閾値(T1)を超えると(データ占有量が所定のしきい値である記録開始閾値(T1)以上になったときでもよい)、キャッシュメモリ8内に格納されたデータを光ディスク12へ記録するため、キャッシュメモリ8内のデータ占有量は減少していく。
この間もキャッシュメモリ8内にユーザデータを格納するが、リアルタイムなデータ記録ではデータ転送レートよりもデータ記録速度のほうが大きいため、結果としてキャッシュメモリ8内のデータ占有量は減少する。
この間もキャッシュメモリ8内にユーザデータを格納するが、リアルタイムなデータ記録ではデータ転送レートよりもデータ記録速度のほうが大きいため、結果としてキャッシュメモリ8内のデータ占有量は減少する。
次に、キャッシュメモリ8内のデータ占有量が予め設定された所定量(一定量,所定のしきい値)である記録停止閾値(T2)以下になった場合は、光ディスク12へのデータ記録が中断され、キャッシュメモリ8内に所定量のデータ(記録開始閾値(T1)以上の量のデータ)が格納されるのを待ってデータ記録を開始する。以下、同様の処理を繰り返す。
上記記録開始閾値T1はキャッシュメモリ8のサイズを設定しても良いし、そのサイズの例えば70%の量の値を設定しても良い。また、記録停止閾値(記録中断閾値)T2は“0”であっても良いし、例えば、キャッシュメモリ8のサイズの例えば30%の量の値を設定しても良い。この記録開始閾値T1と記録停止閾値T2は、情報記録再生装置のキャッシュメモリ8の容量とデータ記録速度に応じて適切な値を設定するようにすると良い。
上記記録開始閾値T1はキャッシュメモリ8のサイズを設定しても良いし、そのサイズの例えば70%の量の値を設定しても良い。また、記録停止閾値(記録中断閾値)T2は“0”であっても良いし、例えば、キャッシュメモリ8のサイズの例えば30%の量の値を設定しても良い。この記録開始閾値T1と記録停止閾値T2は、情報記録再生装置のキャッシュメモリ8の容量とデータ記録速度に応じて適切な値を設定するようにすると良い。
次に、同図の(b)には、従来の情報記録装置における、光ディスクへの記録処理の手順を示している。従来は、ユーザデータを蓄積し(Store User Data)、所定量蓄積されたら記録する(Write User Data)。そして、連続するデータ記録の際にはFDCBの記録を行わない。
データ記録速度がデータ転送レートよりも大きい場合、データ記録は間欠的に発生する。データ記録処理間はいわゆる記録開始待ち状態であり、データ記録速度が向上するに伴って記録開始待ち状態が占める割合が増大する。
同図の(c)は、図1に示したこの実施形態の情報記録再生装置におけるユーザデータ記録とFDCB更新のタイムチャートを示している。
データ記録速度がデータ転送レートよりも大きい場合、データ記録は間欠的に発生する。データ記録処理間はいわゆる記録開始待ち状態であり、データ記録速度が向上するに伴って記録開始待ち状態が占める割合が増大する。
同図の(c)は、図1に示したこの実施形態の情報記録再生装置におけるユーザデータ記録とFDCB更新のタイムチャートを示している。
この実施形態の情報記録再生装置は、間欠的に発生するデータ記録処理間の記録開始待ち状態を利用してFDCBの更新を行う。すなわち、データ記録が停止している間にFDCBを更新(Update FDCB)する。
このように、データ記録中も定期的にFDCB更新を行うことで、停電などによる予期せぬ電源遮断が発生した場合であっても、記録したデータの消失を最小限に抑えることが可能になる。
なお、FDCB更新は記録開始待ち状態が発生するたびに行う必要はなく、所定時間が経過した後の記録開始待ち状態で行っても良い。
このように、データ記録中も定期的にFDCB更新を行うことで、停電などによる予期せぬ電源遮断が発生した場合であっても、記録したデータの消失を最小限に抑えることが可能になる。
なお、FDCB更新は記録開始待ち状態が発生するたびに行う必要はなく、所定時間が経過した後の記録開始待ち状態で行っても良い。
図5は、図1に示す情報記録再生装置におけるユーザデータ記録とFDCB更新の処理を示すフローチャートである。
コントローラ9は、データ記録処理を開始すると、ステップ(図中「S」で示す)1でホストコンピュータ(ユーザ)からのデータ記録要求が有るか否かを判断し、データ記録要求があった場合、ステップ2でホストコンピュータからデータ転送される記録要求データをキャッシュメモリ内に転送して順次格納し、ステップ3でデータ受信と書き込みを続ける間、ホストコンピュータ転送されたデータ量を集計して定期的にデータ転送レートを計測する演算を行う。
コントローラ9は、データ記録処理を開始すると、ステップ(図中「S」で示す)1でホストコンピュータ(ユーザ)からのデータ記録要求が有るか否かを判断し、データ記録要求があった場合、ステップ2でホストコンピュータからデータ転送される記録要求データをキャッシュメモリ内に転送して順次格納し、ステップ3でデータ受信と書き込みを続ける間、ホストコンピュータ転送されたデータ量を集計して定期的にデータ転送レートを計測する演算を行う。
次に、ステップ4でキャッシュメモリ内のデータ占有量をチェックし、ステップ5で光ディスクへのデータ記録中か否かを判断し、データ記録中でない、すなわちデータ記録開始待ち状態であった場合、ステップ16でキャッシュメモリ内のデータ占有量が所定の記録開始しきい値(記録開始閾値)以上になったか否かを判断する。
ステップ16の判断で記録開始しきい値以上になった場合、ステップ17でFDCB更新中か否かを判断し、FDCB更新中であった場合、ステップ18でFDCB更新処理を中断し、ステップ19でユーザデータの記録を開始してユーザデータを記録し、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
ステップ16の判断で記録開始しきい値以上になった場合、ステップ17でFDCB更新中か否かを判断し、FDCB更新中であった場合、ステップ18でFDCB更新処理を中断し、ステップ19でユーザデータの記録を開始してユーザデータを記録し、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ17の判断でFDCB更新中でなければ、ステップ18の処理をスキップし、ステップ19へ進んでユーザデータの記録を開始してユーザデータを記録し、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
また、ステップ16の判断でデータ占有量が記録開始しきい値以上でなければ、ステップ17〜19の処理をスキップして、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
また、ステップ16の判断でデータ占有量が記録開始しきい値以上でなければ、ステップ17〜19の処理をスキップして、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
次に、ステップ5の判断でデータ記録中であった場合、ステップ6でキャッシュメモリ内のデータ占有量が所定の記録停止しきい値(記録停止閾値)以下になった否かを判断し、記録停止しきい値以下でなければ、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つが、記録停止しきい値以下となっていた場合は、ステップ7で光ディスクへの記録を停止する。
このステップ7でデータ記録を停止してから、ステップ19で再度記録開始を行うまでの記録開始待ち状態を利用してFDCB更新を行う。
すなわち、ステップ7において記録停止した後に、ステップ8でバックグラウンドフォーマット中か否かを判断し、バックグラウンドフォーマット中でなければ、FDCB更新する必要がないため、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
このステップ7でデータ記録を停止してから、ステップ19で再度記録開始を行うまでの記録開始待ち状態を利用してFDCB更新を行う。
すなわち、ステップ7において記録停止した後に、ステップ8でバックグラウンドフォーマット中か否かを判断し、バックグラウンドフォーマット中でなければ、FDCB更新する必要がないため、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ8の判断でバックグラウンドフォーマット中であった場合は、定期的にFDCB更新を行うため、さらに、ステップ9で予め設定された閾値である記録速度(データ記録速度よりも小さい値)とデータ転送レート(ユーザが要求するデータ記録の平均転送レート)とを比較して、データ転送レートが記録速度よりも小さいか否かを判断する。
ここで、データ転送レートはステップ3で定期的に計測しているものとする。
ステップ9の判断でデータ転送レートが記録速度よりも小さくなかった(記録速度がデータ転送レート以下であった)場合、データ記録中断は一時的にユーザからのデータ転送が遅れたために発生したものであることが予想され、記録開始待ち状態がFDCBの更新を行うのに十分な時間であることを保証できない。従って、FDCB更新処理をスキップし、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
ここで、データ転送レートはステップ3で定期的に計測しているものとする。
ステップ9の判断でデータ転送レートが記録速度よりも小さくなかった(記録速度がデータ転送レート以下であった)場合、データ記録中断は一時的にユーザからのデータ転送が遅れたために発生したものであることが予想され、記録開始待ち状態がFDCBの更新を行うのに十分な時間であることを保証できない。従って、FDCB更新処理をスキップし、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ9の判断でデータ転送レートが記録速度よりも小さかった(記録速度がデータ転送レート以上であった)場合、さらに、ステップ10でデータ転送レートから演算して求めた予測時間である記録開始待ち時間(予想される記録停止から記録開始までの待ち時間)とデータ記録速度などから演算によって求めた予想されるFDCB更新時間とを比較し、記録開始待ち時間がFDCB更新時間よりも多いか否かを判断する。
ステップ10の判断で記録開始待ち時間がFDCB更新時間よりも多くないとき(記録開始待ち時間がFDCB更新時間以下となる場合)、FDCB更新中にキャッシュメモリ内のユーザデータ占有量が記録開始しきい値以上となってFDCB更新が中断される可能性が高いため、FDCB更新処理をスキップし、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
ステップ10の判断で記録開始待ち時間がFDCB更新時間よりも多くないとき(記録開始待ち時間がFDCB更新時間以下となる場合)、FDCB更新中にキャッシュメモリ内のユーザデータ占有量が記録開始しきい値以上となってFDCB更新が中断される可能性が高いため、FDCB更新処理をスキップし、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ10の判断で記録開始待ち時間がFDCB更新時間よりも多い場合、さらに、ステップ11で前回FDCBを更新してから一定時間(予め設定した所定時間)を経過したか否かを判断し、一定時間経過していなかった場合、頻繁にFDCB更新を行うことはFDCB領域の劣化をもたらすため、FDCB更新処理をスキップし、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ11の判断でFDCB更新からの経過時間が一定時間を経過していた場合、ステップ12でFDCB更新処理を開始して更新し、ステップ13でFDCB更新からの経過時間の計測を開始(初回時)、あるいは経過時間の初期化(次回からは今まで計数した時間をリセットして最初から計測することによってFDCB更新毎の各経過時間を得るため)処理を行って、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ11の判断でFDCB更新からの経過時間が一定時間を経過していた場合、ステップ12でFDCB更新処理を開始して更新し、ステップ13でFDCB更新からの経過時間の計測を開始(初回時)、あるいは経過時間の初期化(次回からは今まで計数した時間をリセットして最初から計測することによってFDCB更新毎の各経過時間を得るため)処理を行って、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
上記一定時間はコントローラ9が内部に備えたタイマによってFDCBを更新してからその都度その経過時間を計測するようにするとよい。
また、コントローラ9に経過時間初期化部(これはCPUの処理によって実現される機能部である)を設け、その経過時間初期化部が上記タイマによって計測しているFDCB更新からの経過時間を、FDCB更新の度に初期化することにより、CPUがFDCB更新からその都度その経過時間を得られるようにしてもよい。
ステップ1でユーザからのデータ記録要求がなかった場合、ステップ14でデータ記録が完了したか否かを判断し、データ記録が完了していない場合、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つが、データ記録が完了していた場合は、ステップ15でキャッシュメモリ内のデータを全て記録してからこのデータ記録処理を終了する。
また、コントローラ9に経過時間初期化部(これはCPUの処理によって実現される機能部である)を設け、その経過時間初期化部が上記タイマによって計測しているFDCB更新からの経過時間を、FDCB更新の度に初期化することにより、CPUがFDCB更新からその都度その経過時間を得られるようにしてもよい。
ステップ1でユーザからのデータ記録要求がなかった場合、ステップ14でデータ記録が完了したか否かを判断し、データ記録が完了していない場合、ステップ1へ戻って再びユーザからの記録要求を待つが、データ記録が完了していた場合は、ステップ15でキャッシュメモリ内のデータを全て記録してからこのデータ記録処理を終了する。
上述の処理において、FDCB更新を行うかどうかの判断処理(ステップ8〜11)はその全てを実施する必要はなく、いずれかを省略しても良いし、また、別の種類の判定を行うようにしても良い。
例えば、ステップ11では所定の間隔でFDCBを更新するために、前回のFDCB更新からの経過時間を用いているが、経過時間の代わりに記録停止が所定回数発生した場合にFDCBの更新を行うようにしても良い。
例えば、ステップ11では所定の間隔でFDCBを更新するために、前回のFDCB更新からの経過時間を用いているが、経過時間の代わりに記録停止が所定回数発生した場合にFDCBの更新を行うようにしても良い。
図6は、図1に示す情報記録再生装置におけるユーザデータ記録とFDCB更新の他の処理例を示すフローチャートである。
ステップ21〜30はそれぞれ図5のステップ1〜10の処理と、ステップ32は図5のステップ12の処理と、ステップ34〜39はそれぞれ図5のステップ14〜19の処理と同じなのでその説明を省略する。
図6の処理では、ステップ30の判断で記録開始待ち時間がFDCB更新時間よりも多い場合、さらに、ステップ31において前回FDCBを更新してからデータ記録を停止した記録停止回数が所定回数になったか否かを判断し、所定回数になってなかった場合、FDCB更新処理をスキップし、ステップ21へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
ステップ21〜30はそれぞれ図5のステップ1〜10の処理と、ステップ32は図5のステップ12の処理と、ステップ34〜39はそれぞれ図5のステップ14〜19の処理と同じなのでその説明を省略する。
図6の処理では、ステップ30の判断で記録開始待ち時間がFDCB更新時間よりも多い場合、さらに、ステップ31において前回FDCBを更新してからデータ記録を停止した記録停止回数が所定回数になったか否かを判断し、所定回数になってなかった場合、FDCB更新処理をスキップし、ステップ21へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ31の判断で記録停止回数が所定回数になった場合、ステップ32でFDCB更新処理を開始して更新し、ステップ33でFDCB更新からの記録停止回数の計数を開始(初回時)、あるいは記録停止回数の初期化(次回からは今まで計数した回数をリセットして最初から計数することによってFDCB更新毎の各記録停止回数を得るため)処理を行って、ステップ21へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
上記記録停止回数は、コントローラ9がカウントする。また、上記所定回数は、光ディスクの劣化を招かない程度の回数を設定すると良い。
また、上述した図5及び図6の処理において、データ記録が完了した場合、所定のタイミングでバックグラウンドフォーマットを再開し、そのとき、従来の情報記録装置ではFDCB更新を行う。このため、データ記録時点でのFDCB更新は不要と考えられるが、記録完了時にFDCB更新を行っても良い。
上記記録停止回数は、コントローラ9がカウントする。また、上記所定回数は、光ディスクの劣化を招かない程度の回数を設定すると良い。
また、上述した図5及び図6の処理において、データ記録が完了した場合、所定のタイミングでバックグラウンドフォーマットを再開し、そのとき、従来の情報記録装置ではFDCB更新を行う。このため、データ記録時点でのFDCB更新は不要と考えられるが、記録完了時にFDCB更新を行っても良い。
なお、この実施形態の情報記録再生装置では、データ記録中にFDCBを行うか否かの判断のために記録時のデータ転送レートの計測を行うが、ユーザが要求するデータ転送の平均転送レートを計測する方法としては、例えば、特開2002−8316号公報に記載されたデータ読み出しの転送レートを計測する公知技術を利用すると良い。
また、この実施形態の情報記録再生装置では、FDCBを更新する場合の処理例を説明したが、UDF等のファイルシステムの更新についても同様に適用することができる。
また、この実施形態の情報記録再生装置では、FDCBを更新する場合の処理例を説明したが、UDF等のファイルシステムの更新についても同様に適用することができる。
次に、この実施形態の情報記録再生装置の効果を列挙する。
(1) バックグラウンドフォーマット中にリアルタイムなデータ記録を行うときにFDCBの更新を適切なタイミングで行うことにより、停電などによる予期せぬ電源遮断が発生した場合でもそれまでに記録したユーザデータの消失を最小限に抑えることが可能になる。
例えば、市販されているDVD+RWディスク(通常はブランク状態で市販されている)を用いてTV番組を録画するといった場合、バックグラウンドフォーマット中にデータ記録を行うことになる。
ここで、従来はデータ記録中にFDCBが更新されなかったため、TV番組を長時間録画中に停電が発生した場合、録画した全データがその後のフォーマット処理によりダミーデータで上書きされてしまうことになっていた。
(1) バックグラウンドフォーマット中にリアルタイムなデータ記録を行うときにFDCBの更新を適切なタイミングで行うことにより、停電などによる予期せぬ電源遮断が発生した場合でもそれまでに記録したユーザデータの消失を最小限に抑えることが可能になる。
例えば、市販されているDVD+RWディスク(通常はブランク状態で市販されている)を用いてTV番組を録画するといった場合、バックグラウンドフォーマット中にデータ記録を行うことになる。
ここで、従来はデータ記録中にFDCBが更新されなかったため、TV番組を長時間録画中に停電が発生した場合、録画した全データがその後のフォーマット処理によりダミーデータで上書きされてしまうことになっていた。
この発明の実施形態の情報記録再生装置では、データ記録中も所定の条件によって定期的にFDCB更新を行うことにより、録画中に停電などが発生した場合であっても、最後にFDCB更新を行う以前に記録されたデータは、その後のフォーマット処理によりダミーデータで上書きされてしまうといった問題を回避することができ、電源遮断によるデータの消失を最小限にとどめることが可能となる。
(2) TV番組の録画のようなリアルタイムなデータ記録ではデータ転送レートが比較的低いため、DVD+RWディスクへの記録は連続して行われるのではなく、上述の記録開始待ちとデータ記録が定期的に繰り返されることとなる。
さらに、DVD+RWディスクへの記録速度が向上するに従い、データ記録処理全体における記録開始待ち状態が占める割合が大きくなる。
従って、この記録開始待ち中にFDCB更新を行うことで、データ記録中のFDCBの定期的な更新が可能となる。
さらに、DVD+RWディスクへの記録速度が向上するに従い、データ記録処理全体における記録開始待ち状態が占める割合が大きくなる。
従って、この記録開始待ち中にFDCB更新を行うことで、データ記録中のFDCBの定期的な更新が可能となる。
(3) FDCB記録中にキャッシュメモリが一杯になった場合、FDCB記録を中断してデータ記録を行うことで、ユーザデータ記録が間に合わずに記録すべきデータがなくなってしまうといった問題を回避することが可能となる。
なお、FDCB記録は次回の所定タイミングで行えばよいため、ユーザデータ記録を優先させることは問題ない。
(4) ユーザからのデータ転送速度を計測することで、記録開始待ち時間を見積もることが可能となる。
従って、記録完了待ち時間がFDCB更新を完了させることが可能な時間であった場合にのみFDCB更新処理を実施することが可能となる。
なお、FDCB記録は次回の所定タイミングで行えばよいため、ユーザデータ記録を優先させることは問題ない。
(4) ユーザからのデータ転送速度を計測することで、記録開始待ち時間を見積もることが可能となる。
従って、記録完了待ち時間がFDCB更新を完了させることが可能な時間であった場合にのみFDCB更新処理を実施することが可能となる。
(5) 上記FDCB更新から次の更新までに計測された時間がすなわち、リアルタイムなデータ記録中のFDCB更新間隔である。
例えば、更新間隔を1分に設定した場合、停電などの予期せぬ電源遮断が発生し誤ったFDCB情報により記録データが失われるのは最大1分となる。
従来はデータ記録中にFDCB更新が行われないため、電源遮断により記録した全データが失われる可能性があったが、FDCB更新間隔を適当な値に設定することで電源遮断によるユーザデータの消失を最小限にとどめることができ、また、更新回数の増加によるFDCB領域の劣化を防ぐことが可能となる。
(6) 上記前回FDCBを更新してからのデータ記録を停止した記録停止回数が所定回数になったときにFDCB更新をするようにすれば、更新回数の増加によるFDCB領域の劣化を防ぐことができる。
(7) フォーマットが完了している場合はFDCBの更新を行わないため、不要なFDCB更新を避け、FDCB領域の劣化を避けることが可能となる。
例えば、更新間隔を1分に設定した場合、停電などの予期せぬ電源遮断が発生し誤ったFDCB情報により記録データが失われるのは最大1分となる。
従来はデータ記録中にFDCB更新が行われないため、電源遮断により記録した全データが失われる可能性があったが、FDCB更新間隔を適当な値に設定することで電源遮断によるユーザデータの消失を最小限にとどめることができ、また、更新回数の増加によるFDCB領域の劣化を防ぐことが可能となる。
(6) 上記前回FDCBを更新してからのデータ記録を停止した記録停止回数が所定回数になったときにFDCB更新をするようにすれば、更新回数の増加によるFDCB領域の劣化を防ぐことができる。
(7) フォーマットが完了している場合はFDCBの更新を行わないため、不要なFDCB更新を避け、FDCB領域の劣化を避けることが可能となる。
以上、FDCBを直接更新する場合を述べたが、一旦フラッシュメモリ,ハードディスク,他ディスク等のデータを記録している記録媒体以外の不揮発性情報記録媒体にFDCBの情報を記録し、その情報に基づいてデータ記録完了後にFDCB情報を更新するようにしてもよい。
次に、この発明の他の実施形態として、上記不揮発性情報記録媒体としてフラッシュメモリを用いた場合を説明する。
図7は、この発明の他の実施形態である情報記録再生装置の構成を示すブロック図であり、図1と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この情報記録再生装置では、新たにフラッシュメモリ13を設けており、このフラッシュメモリ13にデータ記録完了まではFDCBの情報を記録する。
すなわち、コントローラ9が、この発明に係る機能として、データ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手段と、そのデータ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録媒体に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段と、上記データ記録手段によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記記録媒体に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段の機能を果たし、上記フラッシュメモリ13が上記記録媒体の機能を果たす。
図7は、この発明の他の実施形態である情報記録再生装置の構成を示すブロック図であり、図1と共通する部分には同一符号を付してその説明を省略する。
この情報記録再生装置では、新たにフラッシュメモリ13を設けており、このフラッシュメモリ13にデータ記録完了まではFDCBの情報を記録する。
すなわち、コントローラ9が、この発明に係る機能として、データ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手段と、そのデータ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録媒体に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段と、上記データ記録手段によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに上記データ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を上記記録媒体に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段の機能を果たし、上記フラッシュメモリ13が上記記録媒体の機能を果たす。
図8は、図7に示す情報記録再生装置におけるユーザデータ記録とFDCB更新の処理を示すフローチャートである。
コントローラ9は、データ記録処理を開始すると、ステップ(図中「S」で示す)41でホストコンピュータ(ユーザ)からのデータ記録要求が有るか否かを判断し、データ記録要求があった場合、ステップ42でホストコンピュータからデータ転送される記録要求データをキャッシュメモリ内に転送して順次格納し、ステップ43でデータ受信と書き込みを続ける間、ホストコンピュータ転送されたデータ量を集計して定期的にデータ転送レートを計測する演算を行う。
コントローラ9は、データ記録処理を開始すると、ステップ(図中「S」で示す)41でホストコンピュータ(ユーザ)からのデータ記録要求が有るか否かを判断し、データ記録要求があった場合、ステップ42でホストコンピュータからデータ転送される記録要求データをキャッシュメモリ内に転送して順次格納し、ステップ43でデータ受信と書き込みを続ける間、ホストコンピュータ転送されたデータ量を集計して定期的にデータ転送レートを計測する演算を行う。
次に、ステップ44でキャッシュメモリ内のデータ占有量をチェックし、ステップ45で光ディスクへのデータ記録中か否かを判断し、データ記録中でない、すなわちデータ記録開始待ち状態であった場合、ステップ57でキャッシュメモリ内のデータ占有量が所定の記録開始しきい値(記録開始閾値)以上になったか否かを判断する。
ステップ57の判断で記録開始しきい値以上になった場合、ステップ58でFDCB更新中(フラッシュメモリにFDCBを記録中)か否かを判断し、FDCB更新中であった場合、ステップ59でFDCB更新処理を中断し、ステップ60でユーザデータの記録を開始してユーザデータを記録し、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
ステップ57の判断で記録開始しきい値以上になった場合、ステップ58でFDCB更新中(フラッシュメモリにFDCBを記録中)か否かを判断し、FDCB更新中であった場合、ステップ59でFDCB更新処理を中断し、ステップ60でユーザデータの記録を開始してユーザデータを記録し、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ58の判断でFDCB更新中でなければ、ステップ59の処理をスキップし、ステップ60へ進んでユーザデータの記録を開始してユーザデータを記録し、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
また、ステップ57の判断でデータ占有量が記録開始しきい値以上でなければ、ステップ58〜60の処理をスキップして、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
また、ステップ57の判断でデータ占有量が記録開始しきい値以上でなければ、ステップ58〜60の処理をスキップして、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
次に、ステップ45の判断でデータ記録中であった場合、ステップ46でキャッシュメモリ内のデータ占有量が所定の記録停止しきい値(記録停止閾値)以下になった否かを判断し、記録停止しきい値以下でなければ、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つが、記録停止しきい値以下となっていた場合は、ステップ47で光ディスクへの記録を停止する。
このステップ47でデータ記録を停止してから、ステップ60で再度記録開始を行うまでの記録開始待ち状態を利用してFDCB更新(フラッシュメモリにFDCB情報の記録)を行う。
すなわち、ステップ47において記録停止した後に、ステップ48でバックグラウンドフォーマット中か否かを判断し、バックグラウンドフォーマット中でなければ、FDCB更新する必要がないため、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
このステップ47でデータ記録を停止してから、ステップ60で再度記録開始を行うまでの記録開始待ち状態を利用してFDCB更新(フラッシュメモリにFDCB情報の記録)を行う。
すなわち、ステップ47において記録停止した後に、ステップ48でバックグラウンドフォーマット中か否かを判断し、バックグラウンドフォーマット中でなければ、FDCB更新する必要がないため、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ48の判断でバックグラウンドフォーマット中であった場合は、定期的にFDCB更新(フラッシュメモリにFDCB情報の記録)を行うため、さらに、ステップ49で予め設定された閾値である記録速度(データ記録速度よりも小さい値)とデータ転送レート(ユーザが要求するデータ記録の平均転送レート)とを比較して、データ転送レートが記録速度よりも小さいか否かを判断する。
ここで、データ転送レートはステップ43で定期的に計測しているものとする。
ステップ49の判断でデータ転送レートが記録速度よりも小さくなかった(記録速度がデータ転送レート以下であった)場合、データ記録中断は一時的にユーザからのデータ転送が遅れたために発生したものであることが予想され、記録開始待ち状態がFDCBの更新を行うのに十分な時間であることを保証できない。従って、FDCB更新処理をスキップし、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
ここで、データ転送レートはステップ43で定期的に計測しているものとする。
ステップ49の判断でデータ転送レートが記録速度よりも小さくなかった(記録速度がデータ転送レート以下であった)場合、データ記録中断は一時的にユーザからのデータ転送が遅れたために発生したものであることが予想され、記録開始待ち状態がFDCBの更新を行うのに十分な時間であることを保証できない。従って、FDCB更新処理をスキップし、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ49の判断でデータ転送レートが記録速度よりも小さかった(記録速度がデータ転送レート以上であった)場合、さらに、ステップ50でデータ転送レートから演算して求めた予測時間である記録開始待ち時間(予想される記録停止から記録開始までの待ち時間)とデータ記録速度などから演算によって求めた予想されるFDCB更新時間とを比較し、記録開始待ち時間がFDCB更新時間よりも多いか否かを判断する。
ステップ50の判断で記録開始待ち時間がFDCB更新時間よりも多くないとき(記録開始待ち時間がFDCB更新時間以下となる場合)、フラッシュメモリに対するFDCB更新中にキャッシュメモリ内のユーザデータ占有量が記録開始しきい値以上となってFDCB更新が中断される可能性が高いため、FDCB更新処理をスキップし、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
ステップ50の判断で記録開始待ち時間がFDCB更新時間よりも多くないとき(記録開始待ち時間がFDCB更新時間以下となる場合)、フラッシュメモリに対するFDCB更新中にキャッシュメモリ内のユーザデータ占有量が記録開始しきい値以上となってFDCB更新が中断される可能性が高いため、FDCB更新処理をスキップし、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ50の判断で記録開始待ち時間がFDCB更新時間よりも多い場合、さらに、ステップ51で前回FDCBを更新してから一定時間(予め設定した所定時間)を経過したか否かを判断し、一定時間経過していなかった場合、FDCB更新処理をスキップし、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ51の判断でFDCB更新からの経過時間が一定時間を経過していた場合、ステップ52でFDCBの情報をフラッシュメモリに記録し、ステップ53でフラッシュメモリにFDCBを記録してからの経過時間の計測を開始(初回時)、あるいは経過時間の初期化(次回からは今まで計数した時間をリセットして最初から計測することによってフラッシュメモリにFDCBを記録する毎の各経過時間を得るため)処理を行って、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
一方、ステップ51の判断でFDCB更新からの経過時間が一定時間を経過していた場合、ステップ52でFDCBの情報をフラッシュメモリに記録し、ステップ53でフラッシュメモリにFDCBを記録してからの経過時間の計測を開始(初回時)、あるいは経過時間の初期化(次回からは今まで計数した時間をリセットして最初から計測することによってフラッシュメモリにFDCBを記録する毎の各経過時間を得るため)処理を行って、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つ。
上記一定時間はコントローラ9が内部に備えたタイマによってFDCBを記録してからその都度その経過時間を計測するようにするとよい。
また、コントローラ9に経過時間初期化部(これはCPUの処理によって実現される機能部である)を設け、その経過時間初期化部が上記タイマによって計測しているFDCBを記録してからの経過時間を、FDCB記録の度に初期化することにより、CPUがFDCB記録からその都度その経過時間を得られるようにしてもよい。
ステップ41でユーザからのデータ記録要求がなかった場合、ステップ54でデータ記録が完了したか否かを判断し、データ記録が完了していない場合、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つが、データ記録が完了していた場合は、ステップ45でキャッシュメモリ内のデータを全て記録し、ステップ56でフラッシュメモリ内のFDCB情報を光ディスクのFDCBに記録し、フラッシュメモリをフラッシュしてからこのデータ記録処理を終了する。
また、コントローラ9に経過時間初期化部(これはCPUの処理によって実現される機能部である)を設け、その経過時間初期化部が上記タイマによって計測しているFDCBを記録してからの経過時間を、FDCB記録の度に初期化することにより、CPUがFDCB記録からその都度その経過時間を得られるようにしてもよい。
ステップ41でユーザからのデータ記録要求がなかった場合、ステップ54でデータ記録が完了したか否かを判断し、データ記録が完了していない場合、ステップ41へ戻って再びユーザからの記録要求を待つが、データ記録が完了していた場合は、ステップ45でキャッシュメモリ内のデータを全て記録し、ステップ56でフラッシュメモリ内のFDCB情報を光ディスクのFDCBに記録し、フラッシュメモリをフラッシュしてからこのデータ記録処理を終了する。
上述の処理において、フラッシュメモリに対するFDCB更新を行うかどうかの判断処理(ステップ48〜51)はその全てを実施する必要はなく、いずれかを省略しても良いし、また、別の種類の判定を行うようにしても良い。
例えば、ステップ51では所定の間隔でFDCBを更新するために、前回のFDCB更新からの経過時間を用いているが、経過時間の代わりに記録停止が所定回数発生した場合にFDCBの更新を行うようにしても良い。
例えば、ステップ51では所定の間隔でFDCBを更新するために、前回のFDCB更新からの経過時間を用いているが、経過時間の代わりに記録停止が所定回数発生した場合にFDCBの更新を行うようにしても良い。
このようにして、例えば、停電等で光ディスクに対してFDCBを更新できなかった場合は、通電が復旧した後にフラッシュメモリ内のFDCB情報に基づいて光ディスクのFDCBを更新することができる。
また、停電中に光ディスクが交換されてしまった場合に備え、予め光ディスクからその光ディスクを判別するIDを情報を読み出し、フラッシュメモリに記録しておき、現在入っている光ディスクの判別情報と照らし合わせて、光ディスクが異なると判断した場合は更新を行わないようにすることもできる。
また、停電中に光ディスクが交換されてしまった場合に備え、予め光ディスクからその光ディスクを判別するIDを情報を読み出し、フラッシュメモリに記録しておき、現在入っている光ディスクの判別情報と照らし合わせて、光ディスクが異なると判断した場合は更新を行わないようにすることもできる。
上述の実施形態ではDVD+RWディスク等の再記録可能な情報記録媒体にデータを記録するDVD+RWドライブ等の情報記録再生装置について説明したが、DVD−RWディスク等の再記録可能な情報記録媒体にデータを記録するDVD−RWドライブ等の情報記録再生装置にも適用することができ、この発明は、データ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を所定の管理領域に記録する情報記録装置全般に適用することができる。
この発明による情報記録装置と情報記録方法とプログラムは、DVD−RWディスク等の再記録可能な情報記録媒体にデータを記録するDVD−RWドライブ等の情報記録再生装置においても適用することができる。
1:モータ 2:光ピックアップ 3:粗動モータ 4:回転制御系部 5:粗動モータ制御系部 6:光ピックアップ制御系部 7:信号処理系部 8:キャッシュメモリ 9:コントローラ 10:外部インタフェース 11:ホストコンピュータ 12:光ディスク 13:フラッシュメモリ
Claims (16)
- DVD+RW規格に準拠したデータ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手段と、該データ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録媒体に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段とを備えた情報記録装置において、前記データ記録手段によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに前記データ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を前記記録媒体に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
- DVD+RW規格に準拠したデータ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手段と、該データ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を前記情報記録媒体の所定領域に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段とを備えた情報記録装置において、前記データ記録手段によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに前記データ記録手段によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を前記情報記録媒体の所定領域に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段を設けたことを特徴とする情報記録装置。
- 前記データ記録手段は、外部から入力されるデータを順次格納する格納手段と、該データ格納手段に格納されたデータを前記情報記録媒体に記録する記録手段と、前記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったときに前記記録手段によるデータ記録を開始する記録開始手段と、前記記録手段によるデータの記録中に前記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以下になったときに前記記録手段によるデータの記録を停止する記録停止手段とを有し、前記所定条件は、前記記録停止手段によるデータの記録を停止してから前記記録開始手段によるデータの記録を開始するまでの間の予め設定した所定タイミングになったときであることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録装置。
- 前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録中に前記格納手段に格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったとき、前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録を中断し、前記記録手段によるデータ記録を開始する記録制御手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の情報記録装置。
- 前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手段によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの経過時間を計測するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手段を設け、前記所定条件は、前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手段によって計測した経過時間が予め設定した所定時間を経過したときであることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録装置。
- 前記情報記録媒体に対するフォーマット処理をバックグラウンドで行うバックグラウンドフォーマット手段を設け、前記所定条件は、前記バックグラウンドフォーマット手段によるバックグラウンドフォーマット中のときであることを特徴とする請求項1又は2記載の情報記録装置。
- DVD+RW規格に準拠したデータ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手順と、該データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を前記情報記録媒体の所定領域に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順と、前記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに前記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を前記情報記録媒体の所定領域に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順とからなることを特徴とする情報記録方法。
- 前記データ記録手順は、外部から入力されるデータを順次格納する格納手順と、該データ格納手順によって格納されたデータを前記情報記録媒体に記録する記録手順と、前記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったときに前記記録手順によるデータ記録を開始する記録開始手順と、前記記録手順によるデータの記録中に前記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以下になったときに前記記録手順によるデータの記録を停止する記録停止手順とからなり、前記所定条件は、前記記録停止手順によるデータの記録を停止してから前記記録開始手順によるデータの記録を開始するまでの間の予め設定した所定タイミングになったときであることを特徴とする請求項7記載の情報記録方法。
- 前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録中に前記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったとき、前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録を中断し、前記記録手順によるデータ記録を開始する記録制御手順を設けたことを特徴とする請求項8記載の情報記録方法。
- 前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの経過時間を計測するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順を設け、前記所定条件は、前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順によって計測した経過時間が予め設定した所定時間を経過したときであることを特徴とする請求項7記載の情報記録方法。
- 前記情報記録媒体に対するフォーマット処理をバックグラウンドで行うバックグラウンドフォーマット手順を設け、前記所定条件は、前記バックグラウンドフォーマット手順によるバックグラウンドフォーマット中のときであることを特徴とする請求項7記載の情報記録方法。
- コンピュータに、DVD+RW規格に準拠したデータ記録が可能な情報記録媒体にデータを記録するデータ記録手順と、該データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を前記情報記録媒体の所定領域に記録するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順と、前記データ記録手順によるデータの記録中に予め設定された所定条件を満たしたとき、それまでに前記データ記録手順によって記録したデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を前記情報記録媒体の所定領域に記録する所定条件時フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順とを実行させるためのプログラム。
- 前記データ記録手順は、外部から入力されるデータを順次格納する格納手順と、該データ格納手順によって格納されたデータを前記情報記録媒体に記録する記録手順と、前記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったときに前記記録手順によるデータ記録を開始する記録開始手順と、前記記録手順によるデータの記録中に前記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以下になったときに前記記録手順によるデータの記録を停止する記録停止手順とからなり、前記所定条件は、前記記録停止手順によるデータの記録を停止してから前記記録開始手順によるデータの記録を開始するまでの間の予め設定した所定タイミングになったときである請求項12記載のプログラム。
- 前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録中に前記格納手順によって格納されたデータ量が予め設定された所定量以上になったとき、前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によるデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報の記録を中断し、前記記録手順によるデータ記録を開始する記録制御手順を設けた請求項13記載のプログラム。
- 前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録手順によってデータ記録に関するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報を記録してからの経過時間を計測するフォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順を設け、前記所定条件は、前記フォーマッティングディスクコントロールブロック情報記録経過時間計測手順によって計測した経過時間が予め設定した所定時間を経過したときである請求項12記載のプログラム。
- 前記情報記録媒体に対するフォーマット処理をバックグラウンドで行うバックグラウンドフォーマット手順を設け、前記所定条件は、前記バックグラウンドフォーマット手順によるバックグラウンドフォーマット中のときである請求項12記載のプログラム。
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