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JP2005034505A - 電動車椅子 - Google Patents

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JP2005034505A
JP2005034505A JP2003276306A JP2003276306A JP2005034505A JP 2005034505 A JP2005034505 A JP 2005034505A JP 2003276306 A JP2003276306 A JP 2003276306A JP 2003276306 A JP2003276306 A JP 2003276306A JP 2005034505 A JP2005034505 A JP 2005034505A
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JP
Japan
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accelerator lever
threshold value
stop function
accelerator
potentiometer
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Pending
Application number
JP2003276306A
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English (en)
Inventor
Yoji Nakano
陽二 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Atex Co Ltd
Original Assignee
Atex Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】操縦者各々に最も適した握り込み停止機能を容易に設定することができ、安全性や操作性に勝れた電動車椅子を提供する。
【解決手段】アクセルレバー1が負荷手段3に当接した最高速位置Hから負荷手段3の負荷に勝る力でアクセルレバー1を更に操作した際、制動手段5が作動し車体6を停止させる握り込み停止機能を備えた電動車において、ポテンショメータ2の握り込み停止機能を作動させる敷居値Aを変更調整可能に構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は電動車椅子の走行制御に関するものであり、更に詳しくはアクセルレバーの握り込み停止機能に関するものである。
従来より、高齢者や歩行困難者等が使用する電動車椅子のアクセルレバーは、ハンドルと共に握って走行操作する形態が用いられ、これらのアクセルレバーはハンドル側に向け握る、又は指先で下方へ向け押さえ込むと走行し、手を放せば停止するという単純明快な操作である。しかし高齢者等が走行中に突発的事態に遭遇すると、気持ちが動転しアクセルレバーから手を放すことができず、逆に握り込んでしまい、安全に停止することができず、事故につながる恐れもある。この問題を解決するために、アクセルレバーを所定以上の力で握り込むと制動手段が作動して停止させるという技術が特許文献1に開示されている。
この技術は、アクセルレバーの最高速位置を弾性ゴムで位置規制して、この位置から更にアクセルレバーが高速側へ操作されると、弾性ゴムが圧縮変形し、リミットスイッチが入となって制動手段が制動側に操作されるという構成である。
特許第3170297号公報
前述の握り込み停止機能では、略一律のアクセルレバー操作力で握り込み停止機能が作動するよう設定し、通常走行時に握り込み停止機能が頻繁に作動したり、握り込んだつもりでも握り込み停止機能が作動しなかったりと、操縦者各々の丁度良い操作力に設定することができないという不都合があった。
又、構成部品の製作誤差や組立誤差によって、握り込み停止を作動させる操作力にもバラツキがあり、更に操作力を変更するにはリミットスイッチの取付位置やアクセルレバーを最高速位置で規制する部材の位置を変えなければならず、調整時にはカバーを開放したり、調整ネジを調整したりしなければならないというわずらわしいものであった。
本発明は、操縦者各々に最も適した握り込み停止機能を設定することができ、安全性や操作性に優れた電動車椅子を提供することを課題とする。
アクセルレバー1の操作に連動して走行速度を制御するポテンショメータ2と、該アクセルレバー1の最高速位置Hからアクセルレバー1に負荷を与える負荷手段3とを設け、前記アクセルレバー1が負荷手段3に当接した最高速位置Hから負荷手段3の負荷に勝る力でアクセルレバー1を更に操作した際、制動手段5が作動し車体6を停止させる握り込み停止機能を備えた電動車において、前記ポテンショメータ2の握り込み停止機能を作動させる敷居値Aを変更調整可能にしてなる電動車椅子の構成とする。
アクセルレバー1近傍に設ける操作スイッチ類7を所定の手順で操作することにより、ポテンショメータ2の敷居値Aを変更記憶する設定モードSと、該設定モードSで設定した敷居値Aで握り込み停止機能を作動させる通常走行モードTとに切替可能に構成する。
敷居値Aの調整を車体6停止時にのみ可能にしてなる電動車椅子の構成とする。
請求項1に記載の発明は、アクセルレバー1が負荷手段3に当接した最高速位置Hから負荷手段3の負荷に勝る力でアクセルレバー1を更に操作した際、制動手段5が作動し車体6を停止させる握り込み停止機能を備えた電動車において、ポテンショメータ2の握り込み停止機能を作動させる敷居値Aを変更調整可能に構成したので、操縦者の握力や使用条件に応じて握り込み停止機能が作動する敷居値Aを変更調整し、操縦者にとって最も適した操作ストロークで握り込み停止機能を作動させることができ、突発的事態にも確実に作動する安全性に勝れた電動車椅子を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、アクセルレバー1近傍に設ける操作スイッチ類7を所定の手順で操作することにより、ポテンショメータ2の敷居値Aを変更記憶する設定モードSと、該設定モードSで設定した敷居値Aで握り込み機能を作動させる通常走行モードTとに切替可能に構成してあるので、操縦者自らが握り込み停止機能の作動する敷居値Aを任意に、且つ、容易に変更設定することができ、又、製造組立時での設定も容易である。更に、アクセルレバー1近傍に設ける操作スイッチ類7を所定の手順で操作することによって設定モードSに切替えることができるので、カバー類や調整ネジ等を調整しなくても、アクセルレバー1の握り込み停止操作ストロークを変更調整することができ、調整が容易である。
請求項3に記載の発明は、ポテンショメータ2の握り込み停止機能が作動する敷居値Aの調整を車体6停止時にのみ可能に構成してあるので、走行中不用意に敷居値Aが変わることがなく、又、安全な状態で敷居値Aの設定作業を行うことができる。
本発明の電動車椅子は、車体6の前後に各々左右一対の前輪10及び後輪11を備え、後輪11上方を覆うリヤカバー12を設けてある。リヤカバー12内側には、駆動用のモータ13、ギヤボックス14、バッテリ15等が配置され、リヤカバー12上方には単座のシート16を設けてある。リヤカバー12前方から前輪10にかけて操縦者が足を載せるステップ17が形成してあり、該ステップ17下方にはこの電動車椅子の走行や充電等を制御するコントローラ18を設けてある。
ステップ17前部にはハンドルポスト19を上方に向け延設し、その上端に操作ボックス20を設け、該操作ボックス20左右を囲むようにループ状のハンドル21を設けてあり、ハンドル21外周部はウレタン等の弾性材で覆ってある。操縦者はシート16に着座し、ハンドル21を持って前輪10を操舵しながら走行を行う構成である。
前記操作ボックス20には、バッテリメーター22や変速ダイヤル23、ホーンスイッチ24、左右のウインカースイッチ25等が配置される。操作ボックス20後部には、キースイッチ26を設け、操作ボックス20右側部からアクセル軸27を突出させその先端部に平面視コの字形状のアクセルレバー1を取着してある。このアクセルレバー1の把持部28,29はハンドル21よりも高位置に設定され、アクセル軸27を支点に前後方向へ回動可能に構成してある。後側のハンドル21とアクセルレバー1の前進用把持部28を共に握り、アクセルレバー1を後方側に引き寄せると後輪11が駆動されて前進走行が可能である。又、アクセルレバー1の後進用把持部29を前方側に向け操作させると後進走行を行うことができる。尚、アクセルレバー1は、倒し角度を大きく操作するほど増速し、又、アクセルレバー1を操作ボックス20の左側部に取着することも可能に構成してある。
操作ボックス20内にはアクセル軸27の左右中央部に、アクセル軸27の前後両側を切欠いだ形態の扁平面30を前後から挾持するようにして圧設する前後一対の挾持アーム31を、アーム軸32周りに回動自在に支持させ、これら両挾持アーム31間をバネ33で弾発して挾持させ、アクセルレバー1から手を放した時、又は握る力を緩めた時には中立の停止位置Nへ戻るよう付勢してある。このアクセル軸27はギヤ34伝動でポテンショメータ2を回動できる構成とし、該ポテンショメータ2の回動によって後輪11を駆動するモータ13の出力を制御して車速を増速、減速することができる。
アクセル軸27の右部には下方に向けストッパプレート35を突設し、ストッパプレート35前方には、アクセルレバー1に対して最高速位置Hから前進走行方向への回動を規制する負荷手段3を設けてある。負荷手段3はベース36側面に固着したボス37にボルト38を遊嵌し、ナット39で取着するとともに、ボス37後面とボルト38頭部との間をスプリング40で付勢した構成としてある。41は、後進走行側のストッパであり、ここに前進走行側の負荷手段3を用いることも可能である。尚、負荷手段3はスプリング40の構成に限定するものではなく、ゴム等の弾性材や板バネ等を使用することもできる。
アクセルレバー1の前進用把持部28を後方のハンドル21側に向け操作回動させると、アクセル軸27及びストッパプレート35が共に回動する。ストッパプレート35が前方の負荷手段3であるボルト38頭部先端面に当接した位置が前進走行状態における車速の最高速位置Hに設定してある。
この最高速位置Hから、スプリング40の付勢力に勝る力でアクセルレバー1を更に握り込み、握り込み停止機能が作動する敷居値Aまで回動させると、アクセルレバー1から手を放す操作を行った時と同様にモータ13出力が減少し、所定の低速状態に減速した後、モータ13の制動手段5である電磁ブレーキを制動状態にして安全な停止動作を行う。尚、この制動方法は、握り込み停止機能が作動した直後に電磁ブレーキを制動状態にすると、後輪11がロック状態となり操縦者がシート16の前方へずり落ちるという問題を解消するためのものである。特に踏ん張る力のない高齢者や歩行困難者にとって急制動は危険であり、6km/h以下の低速度で走行する電動車椅子は空走距離が少ないことからも、通常の停止制動制御を行った方が安全である場合が多い。
次に、フロー図を参照に具体的な握り込み停止機能の作動するポテンショメータ2の敷居値Aを調整する方法について説明する。
本発明の実施例では、キースイッチ26がOFF状態でホーンスイッチ24をONしたままキースイッチ26をONに操作すると、敷居値Aを変更調整することのできる設定モードSに入る。設定モードSに入ると音又は音声にて設定モードSに入ったことを報知するとともに、バッテリメーター22にてアクセル作動状態を表示するよう構成してある。
この設定モードSのステップS1でアクセルレバー1を最高速位置Hまで握り、更に負荷手段3のスプリング40負荷よりも強い任意の力で握り込み、握り込んだ状態のままホーンスイッチ24と右側ウインカースイッチ25との両方を押し続け、所定時間(例えば5秒)継続操作後に、ステップS2でポテンショメータ2の使用許容範囲内で握り込み停止機能が作動する敷居値Aを設定しようとしているかを判断する。許容範囲内であれば、ステップS3でポテンショメータ2のこの敷居値Aをコントローラ18内の不揮発メモリーMに記憶後、ステップS4で音又は音声により設定されたことを報知する。ステップS2で敷居値Aが許容範囲外であった場合は、ステップS5で音又は音声により設定の未完了を報知し、再び設定が必要となる。次にステップS6でホーンスイッチ24、ウインカースイッチ25がOFFであるかを判断し、両スイッチ24,25がOFFであれば最初の設定モードS開始状態に戻る。この設定モードSは、任意のステップからキースイッチ26をOFFにすることで終了し、キースイッチ26のみを再びONにすれば、通常の走行モードTで走行可能となる。
これらの設定モードSと走行モードTとの切り替えや、ステップS1で操作するスイッチの種類、又は、設定までの継続操作時間等の操作手順については、特に限定するものではなく、設定切替スイッチを別途設けることも可能である。
図7に示すのは、前後進の切替スイッチを設けた構成である。前述の最良の形態は、アクセルレバー1を後方へ向け操作すれば前進走行し、前方へ向け操作すれば後進走行するシーソー式のアクセル形態であったが、前後進切替スイッチ50を設け、アクセルレバー1の操作を一方向のみに構成しても同様の効果がある。
アクセルレバー1は、平面視L字状に形成し後方に向け操作すると、前後進切替スイッチ50の設定に応じて走行し、アクセルレバー1の後方への倒れ角度が大きいほど増速される。操作ボックス20内のベース36にはアクセルストッパ51を固着し、アクセルレバー1が前方に向け回動しないよう規制してある。その他負荷手段3やポテンショメータ2の構成等については前述の最良の形態に記載したものと同様である。
敷居値設定の流れを示すフロー図。 アクセル構成を示す側面図。 その一部の作用状態を示す側面図と斜視図。 ハンドル部の平面図。 ハンドル部の平面図。 電動車椅子の側面図。 別実施例を示す平面図及び側面図。
符号の説明
1 アクセルレバー
2 ポテンショメータ
3 負荷手段
5 制動手段
6 車体
7 操作スイッチ類
A 敷居値
H 最高速位置
S 設定モード
T 走行モード

Claims (3)

  1. アクセルレバー(1)の操作に連動して走行速度を制御するポテンショメータ(2)と、該アクセルレバー(1)の最高速位置(H)からアクセルレバー(1)操作に負荷を与える負荷手段(3)とを設け、前記アクセルレバー(1)が負荷手段(3)に当接した最高速位置(H)から負荷手段(3)の負荷に勝る力でアクセルレバー(1)を更に操作した際、制動手段(5)が作動し車体(6)を停止させる握り込み停止機能を備えた電動車において、前記ポテンショメータ(2)の握り込み停止機能を作動させる敷居値(A)を変更調整可能にしてなる電動車椅子。
  2. アクセルレバー(1)近傍に設ける操作スイッチ類(7)を所定の手順で操作することにより、ポテンショメータ(2)の敷居値(A)を変更記憶する設定モード(S)と、該設定モード(S)で設定した敷居値(A)で握り込み停止機能を作動させる通常走行モード(T)とに切替可能に構成してなる請求項1記載の電動車椅子。
  3. 敷居値(A)の調整を車体(6)停止時にのみ可能にしてなる請求項1又は2記載の電動車椅子。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013199147A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Suzuki Motor Corp 音声メッセージ出力装置およびハンドル形電動車椅子

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