JP2005030247A - エンジンの排気装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】排気管を排気ポートに対して斜めに接合する場合においても、通気抵抗が増すことがないような新たな排気管の組み付け構造とする。
【解決手段】エンジンのシリンダヘッド(1)に開口する排気ポート(2)に排気管(3)を組み付ける構造であって、この排気管(4)の上流側端を排気ポート(2)に対して斜めに接合し、その接合面にガスケット(11)を介在させ、このガスケット(11)から排気管(4)内に突出するポート部(13)をガスケット(11)と一体に形成し、このガスケットポート部(13)で排気ポート(2)出口と排気管(4)との間を滑らかにつなぐ。
【選択図】 図1
【解決手段】エンジンのシリンダヘッド(1)に開口する排気ポート(2)に排気管(3)を組み付ける構造であって、この排気管(4)の上流側端を排気ポート(2)に対して斜めに接合し、その接合面にガスケット(11)を介在させ、このガスケット(11)から排気管(4)内に突出するポート部(13)をガスケット(11)と一体に形成し、このガスケットポート部(13)で排気ポート(2)出口と排気管(4)との間を滑らかにつなぐ。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はエンジンの排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この出願の発明に関する先行技術文献情報としては次のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−73757号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の従来装置の排気マニホールドは、複数の分岐部本体(ブランチ管)とこれをシリンダヘッドに取り付けるためのフランジとを備え、このうち複数の分岐部本体の上流端近くは等間隔で列状に並び、これら列状の分岐部本体をフランジに穿設した孔に直角に差し込んで溶接等でフランジに固着している構造であるため、分岐部本体の上流端近くにストレート部が必要であり、また板厚のある分岐部本体を曲げる際の分岐部本体の曲率半径Rをあまり小さくすることができない(図2左側参照)。
【0005】
こうした構成の排気マニホールドを、エンジンルームが狭い場合や後方排気のエンジンレイアウトの場合に適用したときには、排気マニホールドを収めるための十分なスペースを確保できないことから、分岐部本体の上流側開口端から排気マニホールド集合部までの通路長さが気筒間で等長にならなかったのでは、排気干渉が生じて十分にエンジン性能を引き出せないおそれがある。また、十分なスペースがあり、分岐部本体の上流側開口端から排気マニホールド集合部までの通路長さをすべての気筒で同じにできたとしても、分岐部本体の上流端近くにストレート部がある分だけ排気マニホールド集合部までの通路長さが長くなってしまい排気マニホールドのすぐ下流に設けられる触媒の温度上昇が遅れる。
【0006】
この解決策として、分岐部本体の上流端を排気ポートに対して斜めに接合することが考えられる。これについて図6を参照して説明すると、同図は排気マニホールド3の上流端とシリンダヘッド1との接合部を示す概略断面図である。ただし、分岐部本体3は1つで代表させており、5はシリンダヘッド取付け用の第1フランジである。
【0007】
同図において、分岐部本体4の上流側開口端は分岐部本体4の軸心に対して斜めに切り落としたような形状とされ、この開口端にも溶接代としての第2フランジ4aが設けられ、この第2フランジ4aと第1フランジ5とが溶接により固着される。
【0008】
しかしながらこの場合、分岐部本体4と第1フランジ5との位置決めが従来装置と比べて困難であるため(位置決め機構なし)、第1フランジ5と第2フランジ4aとの相対位置のバラツキが大きくなり、第1フランジ5と分岐部本体の上流側開口端との接合部に例えば図6に示したような段差が生じ、これにより通気抵抗が増大する。
【0009】
また、図7のように排気ポート2の出口は断面が円であるのに対して分岐部本体4の上流側開口端は楕円となるので、この点でも第1フランジ5と分岐部本体の上流側開口端との接合部に例えば図7に示したような段差が生じ、これによっても通気抵抗が増す。
【0010】
さらに、排気ポート2の出口から分岐部本体4につながる通路は緩やかには曲がっていないため、排気ポート2の出口から排出された排気は、向かう先に斜めに横たわる分岐部本体4の内壁4bに衝突し、これによっても通気抵抗が増す。
【0011】
そこで本発明は、図6、図7に示したように分岐部本体4を排気ポート2に対して斜めに接合する場合においても、通気抵抗が増すことがないような新たな排気管の組み付け構造とすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エンジンのシリンダヘッドに開口する排気ポートに排気管を組み付ける構造であって、この排気管の上流側端を前記排気ポートに対して斜めに接合し、その接合面にガスケットを介在させ、このガスケットから前記排気管内に突出するポート部をガスケットと一体に形成し、このガスケットポート部で前記排気ポート出口と前記排気管との間を滑らかにつなぐものである。
【0013】
あるいは本発明は、エンジンのシリンダヘッド壁面に対して直交して開口する排気ポートに排気管を組み付ける構造であって、前記排気管の通路径を前記排気ポート出口の通路径とほぼ同じに形成し、この排気管の上流側端を前記排気ポートに対して斜めに接合し、その接合面にガスケットを介在させ、このガスケットから前記排気管内に突出するポート部をガスケットに形成し、このガスケットポート部で前記排気ポート出口と前記排気管との間を滑らかにつなぐものである。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、排気ポート出口と排気管入口との形状違いによる段差はあるものの、ガスケットから排気管内に突出するガスケットポート部により、排気ポート出口より排気管へと滑らかにつなぐので、排気流れが整流されることから通路抵抗が増すことがない。
【0015】
この場合、排気管の上流側端は排気ポートに対して斜めに接合され、従来装置では必要であったストレート部がほぼないのも同然であることから、排気管が排気マニホールドのブランチ管を構成する場合、排気ポート出口から排気マニホールド集合部までの通路長さを短かくすることができ、これにより気筒間での通路長さを等しくするのに余裕が生じる。この結果、排気マニホールドをコンパクトに設計できるため、エンジンルームが狭い場合や後方排気のエンジンレイアウトの場合にも余裕を持ったエンジンレイアウトが可能となる。
【0016】
また、排気マニホールドをコンパクトに設計できるとなると、排気マニホールド下流に設けられる触媒の温度上昇が遅れることもない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態の排気マニホールドの上流端とシリンダヘッドとの接合部を示す概略断面図である。ただし、排気ポート及び分岐部本体3は本来気筒数と同数あり、直列エンジンの場合であれば気筒数と同数の分岐部本体(ブランチ管)が列状に並んでいるのであるが、簡単のため1つずつで代表させている。
【0018】
図1上段に示すように、鋳鉄製やアルミダイカスト製のシリンダヘッド1には断面が円の排気ポート2がその軸心C1をシリンダヘッド壁面1aに対して直交するように開口している。
【0019】
この排気ポート2に対して、ステンレス製の排気マニホールド3の分岐部本体4(ブランチ管)の上流端が斜めに接合される。すなわち、排気マニホールド3は分岐部本体4と、シリンダヘッド取付け用かつステンレス製の第1フランジ5とを備えている。分岐部本体4はその軸心C2に対して斜めにカットされた上流端を有し、その上流端に溶接代としての所定幅の第2フランジ4aが第1フランジ5と平行に設けられている。
【0020】
分岐部本体4の上流端は、軸心C2に対して斜めにカットされているために楕円状の開口端となっており、この楕円状開口端の長軸側の内径φB1は分岐部本体4の内径φBより長くなっている。第1フランジ5にはこの分岐部本体4の楕円状開口端の長軸側内径φB1を口径とする円孔5aが穿たれ、この円孔5aと分岐部本体4の楕円状開口端とを一致させた状態で第2フランジ4aと第1フランジ5とを溶接により接合している。また、第1フランジ5の外周端には強度を高めるため所定高さの折り返し5bが設けられている。
【0021】
分岐部本体4は気筒数と同数備えられ、複数の分岐部本体4は下流側において一つにまとめられ図示しない排気マニホールドの集合部に接続されている。そして、この集合部下流の排気通路に三元触媒などの触媒が設けられる。
【0022】
このように、集合部、複数の分岐部本体4、第1フランジ5から構成される排気マニホールド3は、図示しないボルトにより第1フランジ5をシリンダヘッド壁面1aに締結することによりシリンダヘッド1に取り付けられ、このとき分岐部本体4はその軸心C2が排気ポート2の軸心C1と所定の角度θを持って接合される。
【0023】
ここで、所定の接合角度θは、エンジンルーム内でのエンジンレイアウトにより気筒毎に定まる。すなわち、各排気ポート2出口より排気マニホールド集合部までの通路長さが最も短くなるようにかつ気筒間での通路長さに差が生じないように気筒毎に決定される。
【0024】
さて、分岐部本体4の内径φBを排気ポート2の内径φAと等しくしているのであるが、上記のように排気ポート2に対して排気マニホールド3の分岐部本体4の上流側端を斜めに接合したとき、分岐部本体4の上流側端は楕円状開口端であるために排気ポート2と分岐部本体4の上流側端との境界で通路径に段差が生じる。その段差の存在により排気流れに剥離が生じると通気抵抗が増す。
【0025】
そこで本実施形態では、図1下段に示したように、排気マニホールド3とシリンダヘッド1の接合面にシール用かつ金属製のガスケット11を介在させると共に、このガスケット11に次のようなポート部13を一体で構成する。すなわち、排気ポート2の出口から排気ポート2出口と通路径を同じにしつつ分岐部本体4の内壁4bへと滑らかに折れ曲がる仮想の通路を考え、この仮想の通路をガスケット11の一部で形成する。具体的には平板状のガスケット本体12から分岐部本体4内に突出するポート部13を、絞り加工や曲げ加工を併用してガスケット本体12と一体で形成し、このガスケットポート部13の内周壁13aで上記仮想の通路を形成させるのである。そして、ガスケットポート部13の下流端13bは分岐部本体4の通路断面と平行となるようにする。
【0026】
なお、図1下段ではガスケットポート部13の板厚を分岐部本体4と同等の厚さのように記載しているが、実際にはガスケットポート部13の板厚は分岐部本体4より薄いのであり、その薄さの分だけガスケットポート部13を曲げ加工する際の曲率半径rを、分岐部本体4そのものを曲げ加工する際の曲率半径Rよりも小さくできる。
【0027】
ここで、本実施形態の作用を図2を参照しながら説明すると、同図の右側に本実施形態を示すと共に、比較のため従来装置の場合を左側に記載している。
【0028】
本実施形態のようにポート部13を有するガスケット11を用いることなく、従来装置により分岐部本体4そのものを排気ポート2に対して斜めに接合しようとすれば図2左側に示したようにストレート部が必要であり、かつ板厚のある分岐部本体4を割れが生じないよう滑らかに曲げる必要があるため曲率半径Rをあまり小さくはできない。
【0029】
これに対して本実施形態(請求項1に記載の発明)によれば、排気ポート2出口と排気マニホールドの分岐部本体4入口との形状違いによる段差はあるものの、ガスケット11から分岐部本体4内に突出するガスケットポート部13により排気ポート12出口より通路径を変えることなく分岐部本体4の通路へと滑らかにつながる通路が形成され、この通路により排気流れが整流されることから通路抵抗が増すことがない。
【0030】
この場合、分岐部本体4の上流側端は排気ポート2に対して斜めに接合され、従来装置では必要であったストレート部がほぼないのも同然であることから、排気ポート2出口から排気マニホールド集合部までの通路長さを最短とすることができ、これにより気筒間での通路長さを等しくするのに余裕が生じる。この結果、排気マニホールド3をコンパクトに設計できるため、エンジンルームが狭い場合や後方排気のエンジンレイアウトの場合にも余裕を持ったエンジンレイアウトが可能となる。
【0031】
また、排気マニホールド3をコンパクトに設計できるとなると、排気マニホールド3下流に設けられる触媒の温度上昇が遅れることもない。
【0032】
また、本実施形態(請求項4に記載の発明)によれば、ガスケットポート部13の厚さを分岐部本体4の厚さより薄くすることでガスケットポート部13を曲げ加工する際の曲率半径rが小さくなることから、分岐部本体4の上流側端を排気ポート2に対して斜めに接合する角度をよりきつくすることができる。これにより狭いスペースでも排気マニホールド3を収めることが可能となり、エンジンレイアウトの自由度が向上する。
【0033】
図3、図4はそれぞれ第2、第3実施形態の排気マニホールドの上流端とシリンダヘッドとの接合部を示す概略断面図である。図1下段と同一部分には同一番号をつけている。
【0034】
第1実施形態では分岐部本体4の内径φBを排気ポートの内径φAと等しくした場合のものであったが、図3に示す第2実施形態では排気ポート2の内径φAよりも分岐部本体4の内径φBのほうを大きくしている。
【0035】
この場合に、第2実施形態では、ガスケットポート部13の軸心を第1実施形態と同じに滑らかに曲げつつ、第1実施形態と相違してガスケットポート部13の通路径が排気ポート出口の内径φAより徐々に拡大してガスケットポート部13の下流端13bで分岐部本体4の内径φBとほぼ一致するようにガスケットポート13を形成する。
【0036】
ここで、ガスケットポート部13の下流端13bで分岐部本体4の内径φBとほぼ一致するように、といったのは、ガスケットポート部13の厚さを無視できないためで、正確にはガスケットポート部13の下流端13bの内径φCは分岐部本体4の内径φBから両端のガスケットポート部13厚さを差し引いた値となる。
【0037】
この第2実施形態でも第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0038】
図示しないが、排気ポート2の内径φAよりも分岐部本体4の内径φBのほうが小さい場合にも同様に適用できる。
【0039】
次に、シリンダヘッド1と第1フランジ5との間に介在させるガスケット13は、図4のように通常、薄い金属製プレート21、22の二枚重ねで構成し、このうち図で下側にある分岐部本体側プレート22について排気ポート2の周りにシリンダヘッド側プレート21に向けて突出するビード22aを環状に形成し、これにより面圧を局部的に上げて第1フランジ5とシリンダヘッド1との間のシールを行っている。
【0040】
そこで第3実施形態では、図4に示したようにシリンダヘッド側プレート21のみで第1、第2実施形態で示したガスケットポート部13と同じ機能を有するガスケットポート部23を一体に形成する。
【0041】
第1、第2実施形態では、ガスケットポート部13の板厚として第3実施形態の2枚のプレート21、22の合計の板厚かあるいはそれ以上の板厚が必要である。これを逆にいえば、第3実施形態ではガスケットポート部23の板厚を第1、第2実施形態のガスケットポート部13よりも薄くできる(例えば0.2mm厚程度)。
【0042】
第1、第2実施形態ではガスケットポート部13の下流端13bと分岐部本体4の内壁4bとの間でガスケットポート部13の板厚分の段差が生じているが、第3実施形態(請求項6に記載の発明)ではこのように、ガスケット13を薄いプレート21、22の二枚重ねで構成し、一方のプレート22の排気ポート周りに他方のプレート21に向けて突出するビード22aを形成し、このビード22aにより面圧を局部的に上げて排気マニホールド3とシリンダヘッド1との間のシールを行うと共に、いずれか一方のプレート(21)のみでガスケットポート部23を一体で形成するようにしたので、ガスケットポート部23の板厚が第1、第2実施形態のガスケットポート部13より薄い分だけガスケットポート部23の下流端23aの内径φCが分岐部本体4の内径φBに近づき、これにより整流効果が向上する。
【0043】
図5は第3実施形態のガスケット31を直列4気筒エンジンに対して具体的に適用したときの概略平面図である。図で左側よりNo.1気筒、No.2気筒、No.3気筒、No.4気筒とすると、両端のNo.1気筒、No.4気筒に対して本発明の排気マニホールドの組み付け構造が適用されている。
【0044】
図において、31a、31b、31c、31d、31eはボルト孔、32はEGR通路である。
【0045】
第3実施形態ではガスケットポート部23をシリンダヘッド側プレート21と一体に形成したが、分岐部本体側プレート22と一体に形成してもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の排気マニホールドの上流端とシリンダヘッドとの接合部を示す概略断面図。
【図2】第1実施形態の作用を説明するための概略断面図。
【図3】第2実施形態の排気マニホールドの上流端とシリンダヘッドとの接合部を示す概略断面図。
【図4】第3実施形態の排気マニホールドの上流端とシリンダヘッドとの接合部を示す概略断面図。
【図5】第3実施形態のガスケット31の概略平面図。
【図6】排気マニホールドの上流端を排気ポートに対して斜めに接合したときの概略断面図。
【図7】排気マニホールドの上流端を排気ポートに対して斜めに接合したときの接合面の違いを説明するための図。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド
2 排気ポート
3 排気マニホールド(排気管)
4 分岐部本体(ブランチ管)
5 第1フランジ
11 ガスケット
12 ガスケット本体
13 ガスケットポート部
21 シリンダヘッド側プレート
22 分岐部本体側プレート
22a ビード
23 ガスケットポート部
【発明の属する技術分野】
この発明はエンジンの排気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この出願の発明に関する先行技術文献情報としては次のものがある。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−73757号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の従来装置の排気マニホールドは、複数の分岐部本体(ブランチ管)とこれをシリンダヘッドに取り付けるためのフランジとを備え、このうち複数の分岐部本体の上流端近くは等間隔で列状に並び、これら列状の分岐部本体をフランジに穿設した孔に直角に差し込んで溶接等でフランジに固着している構造であるため、分岐部本体の上流端近くにストレート部が必要であり、また板厚のある分岐部本体を曲げる際の分岐部本体の曲率半径Rをあまり小さくすることができない(図2左側参照)。
【0005】
こうした構成の排気マニホールドを、エンジンルームが狭い場合や後方排気のエンジンレイアウトの場合に適用したときには、排気マニホールドを収めるための十分なスペースを確保できないことから、分岐部本体の上流側開口端から排気マニホールド集合部までの通路長さが気筒間で等長にならなかったのでは、排気干渉が生じて十分にエンジン性能を引き出せないおそれがある。また、十分なスペースがあり、分岐部本体の上流側開口端から排気マニホールド集合部までの通路長さをすべての気筒で同じにできたとしても、分岐部本体の上流端近くにストレート部がある分だけ排気マニホールド集合部までの通路長さが長くなってしまい排気マニホールドのすぐ下流に設けられる触媒の温度上昇が遅れる。
【0006】
この解決策として、分岐部本体の上流端を排気ポートに対して斜めに接合することが考えられる。これについて図6を参照して説明すると、同図は排気マニホールド3の上流端とシリンダヘッド1との接合部を示す概略断面図である。ただし、分岐部本体3は1つで代表させており、5はシリンダヘッド取付け用の第1フランジである。
【0007】
同図において、分岐部本体4の上流側開口端は分岐部本体4の軸心に対して斜めに切り落としたような形状とされ、この開口端にも溶接代としての第2フランジ4aが設けられ、この第2フランジ4aと第1フランジ5とが溶接により固着される。
【0008】
しかしながらこの場合、分岐部本体4と第1フランジ5との位置決めが従来装置と比べて困難であるため(位置決め機構なし)、第1フランジ5と第2フランジ4aとの相対位置のバラツキが大きくなり、第1フランジ5と分岐部本体の上流側開口端との接合部に例えば図6に示したような段差が生じ、これにより通気抵抗が増大する。
【0009】
また、図7のように排気ポート2の出口は断面が円であるのに対して分岐部本体4の上流側開口端は楕円となるので、この点でも第1フランジ5と分岐部本体の上流側開口端との接合部に例えば図7に示したような段差が生じ、これによっても通気抵抗が増す。
【0010】
さらに、排気ポート2の出口から分岐部本体4につながる通路は緩やかには曲がっていないため、排気ポート2の出口から排出された排気は、向かう先に斜めに横たわる分岐部本体4の内壁4bに衝突し、これによっても通気抵抗が増す。
【0011】
そこで本発明は、図6、図7に示したように分岐部本体4を排気ポート2に対して斜めに接合する場合においても、通気抵抗が増すことがないような新たな排気管の組み付け構造とすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、エンジンのシリンダヘッドに開口する排気ポートに排気管を組み付ける構造であって、この排気管の上流側端を前記排気ポートに対して斜めに接合し、その接合面にガスケットを介在させ、このガスケットから前記排気管内に突出するポート部をガスケットと一体に形成し、このガスケットポート部で前記排気ポート出口と前記排気管との間を滑らかにつなぐものである。
【0013】
あるいは本発明は、エンジンのシリンダヘッド壁面に対して直交して開口する排気ポートに排気管を組み付ける構造であって、前記排気管の通路径を前記排気ポート出口の通路径とほぼ同じに形成し、この排気管の上流側端を前記排気ポートに対して斜めに接合し、その接合面にガスケットを介在させ、このガスケットから前記排気管内に突出するポート部をガスケットに形成し、このガスケットポート部で前記排気ポート出口と前記排気管との間を滑らかにつなぐものである。
【0014】
【発明の効果】
本発明によれば、排気ポート出口と排気管入口との形状違いによる段差はあるものの、ガスケットから排気管内に突出するガスケットポート部により、排気ポート出口より排気管へと滑らかにつなぐので、排気流れが整流されることから通路抵抗が増すことがない。
【0015】
この場合、排気管の上流側端は排気ポートに対して斜めに接合され、従来装置では必要であったストレート部がほぼないのも同然であることから、排気管が排気マニホールドのブランチ管を構成する場合、排気ポート出口から排気マニホールド集合部までの通路長さを短かくすることができ、これにより気筒間での通路長さを等しくするのに余裕が生じる。この結果、排気マニホールドをコンパクトに設計できるため、エンジンルームが狭い場合や後方排気のエンジンレイアウトの場合にも余裕を持ったエンジンレイアウトが可能となる。
【0016】
また、排気マニホールドをコンパクトに設計できるとなると、排気マニホールド下流に設けられる触媒の温度上昇が遅れることもない。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態の排気マニホールドの上流端とシリンダヘッドとの接合部を示す概略断面図である。ただし、排気ポート及び分岐部本体3は本来気筒数と同数あり、直列エンジンの場合であれば気筒数と同数の分岐部本体(ブランチ管)が列状に並んでいるのであるが、簡単のため1つずつで代表させている。
【0018】
図1上段に示すように、鋳鉄製やアルミダイカスト製のシリンダヘッド1には断面が円の排気ポート2がその軸心C1をシリンダヘッド壁面1aに対して直交するように開口している。
【0019】
この排気ポート2に対して、ステンレス製の排気マニホールド3の分岐部本体4(ブランチ管)の上流端が斜めに接合される。すなわち、排気マニホールド3は分岐部本体4と、シリンダヘッド取付け用かつステンレス製の第1フランジ5とを備えている。分岐部本体4はその軸心C2に対して斜めにカットされた上流端を有し、その上流端に溶接代としての所定幅の第2フランジ4aが第1フランジ5と平行に設けられている。
【0020】
分岐部本体4の上流端は、軸心C2に対して斜めにカットされているために楕円状の開口端となっており、この楕円状開口端の長軸側の内径φB1は分岐部本体4の内径φBより長くなっている。第1フランジ5にはこの分岐部本体4の楕円状開口端の長軸側内径φB1を口径とする円孔5aが穿たれ、この円孔5aと分岐部本体4の楕円状開口端とを一致させた状態で第2フランジ4aと第1フランジ5とを溶接により接合している。また、第1フランジ5の外周端には強度を高めるため所定高さの折り返し5bが設けられている。
【0021】
分岐部本体4は気筒数と同数備えられ、複数の分岐部本体4は下流側において一つにまとめられ図示しない排気マニホールドの集合部に接続されている。そして、この集合部下流の排気通路に三元触媒などの触媒が設けられる。
【0022】
このように、集合部、複数の分岐部本体4、第1フランジ5から構成される排気マニホールド3は、図示しないボルトにより第1フランジ5をシリンダヘッド壁面1aに締結することによりシリンダヘッド1に取り付けられ、このとき分岐部本体4はその軸心C2が排気ポート2の軸心C1と所定の角度θを持って接合される。
【0023】
ここで、所定の接合角度θは、エンジンルーム内でのエンジンレイアウトにより気筒毎に定まる。すなわち、各排気ポート2出口より排気マニホールド集合部までの通路長さが最も短くなるようにかつ気筒間での通路長さに差が生じないように気筒毎に決定される。
【0024】
さて、分岐部本体4の内径φBを排気ポート2の内径φAと等しくしているのであるが、上記のように排気ポート2に対して排気マニホールド3の分岐部本体4の上流側端を斜めに接合したとき、分岐部本体4の上流側端は楕円状開口端であるために排気ポート2と分岐部本体4の上流側端との境界で通路径に段差が生じる。その段差の存在により排気流れに剥離が生じると通気抵抗が増す。
【0025】
そこで本実施形態では、図1下段に示したように、排気マニホールド3とシリンダヘッド1の接合面にシール用かつ金属製のガスケット11を介在させると共に、このガスケット11に次のようなポート部13を一体で構成する。すなわち、排気ポート2の出口から排気ポート2出口と通路径を同じにしつつ分岐部本体4の内壁4bへと滑らかに折れ曲がる仮想の通路を考え、この仮想の通路をガスケット11の一部で形成する。具体的には平板状のガスケット本体12から分岐部本体4内に突出するポート部13を、絞り加工や曲げ加工を併用してガスケット本体12と一体で形成し、このガスケットポート部13の内周壁13aで上記仮想の通路を形成させるのである。そして、ガスケットポート部13の下流端13bは分岐部本体4の通路断面と平行となるようにする。
【0026】
なお、図1下段ではガスケットポート部13の板厚を分岐部本体4と同等の厚さのように記載しているが、実際にはガスケットポート部13の板厚は分岐部本体4より薄いのであり、その薄さの分だけガスケットポート部13を曲げ加工する際の曲率半径rを、分岐部本体4そのものを曲げ加工する際の曲率半径Rよりも小さくできる。
【0027】
ここで、本実施形態の作用を図2を参照しながら説明すると、同図の右側に本実施形態を示すと共に、比較のため従来装置の場合を左側に記載している。
【0028】
本実施形態のようにポート部13を有するガスケット11を用いることなく、従来装置により分岐部本体4そのものを排気ポート2に対して斜めに接合しようとすれば図2左側に示したようにストレート部が必要であり、かつ板厚のある分岐部本体4を割れが生じないよう滑らかに曲げる必要があるため曲率半径Rをあまり小さくはできない。
【0029】
これに対して本実施形態(請求項1に記載の発明)によれば、排気ポート2出口と排気マニホールドの分岐部本体4入口との形状違いによる段差はあるものの、ガスケット11から分岐部本体4内に突出するガスケットポート部13により排気ポート12出口より通路径を変えることなく分岐部本体4の通路へと滑らかにつながる通路が形成され、この通路により排気流れが整流されることから通路抵抗が増すことがない。
【0030】
この場合、分岐部本体4の上流側端は排気ポート2に対して斜めに接合され、従来装置では必要であったストレート部がほぼないのも同然であることから、排気ポート2出口から排気マニホールド集合部までの通路長さを最短とすることができ、これにより気筒間での通路長さを等しくするのに余裕が生じる。この結果、排気マニホールド3をコンパクトに設計できるため、エンジンルームが狭い場合や後方排気のエンジンレイアウトの場合にも余裕を持ったエンジンレイアウトが可能となる。
【0031】
また、排気マニホールド3をコンパクトに設計できるとなると、排気マニホールド3下流に設けられる触媒の温度上昇が遅れることもない。
【0032】
また、本実施形態(請求項4に記載の発明)によれば、ガスケットポート部13の厚さを分岐部本体4の厚さより薄くすることでガスケットポート部13を曲げ加工する際の曲率半径rが小さくなることから、分岐部本体4の上流側端を排気ポート2に対して斜めに接合する角度をよりきつくすることができる。これにより狭いスペースでも排気マニホールド3を収めることが可能となり、エンジンレイアウトの自由度が向上する。
【0033】
図3、図4はそれぞれ第2、第3実施形態の排気マニホールドの上流端とシリンダヘッドとの接合部を示す概略断面図である。図1下段と同一部分には同一番号をつけている。
【0034】
第1実施形態では分岐部本体4の内径φBを排気ポートの内径φAと等しくした場合のものであったが、図3に示す第2実施形態では排気ポート2の内径φAよりも分岐部本体4の内径φBのほうを大きくしている。
【0035】
この場合に、第2実施形態では、ガスケットポート部13の軸心を第1実施形態と同じに滑らかに曲げつつ、第1実施形態と相違してガスケットポート部13の通路径が排気ポート出口の内径φAより徐々に拡大してガスケットポート部13の下流端13bで分岐部本体4の内径φBとほぼ一致するようにガスケットポート13を形成する。
【0036】
ここで、ガスケットポート部13の下流端13bで分岐部本体4の内径φBとほぼ一致するように、といったのは、ガスケットポート部13の厚さを無視できないためで、正確にはガスケットポート部13の下流端13bの内径φCは分岐部本体4の内径φBから両端のガスケットポート部13厚さを差し引いた値となる。
【0037】
この第2実施形態でも第1実施形態と同様の作用効果が得られる。
【0038】
図示しないが、排気ポート2の内径φAよりも分岐部本体4の内径φBのほうが小さい場合にも同様に適用できる。
【0039】
次に、シリンダヘッド1と第1フランジ5との間に介在させるガスケット13は、図4のように通常、薄い金属製プレート21、22の二枚重ねで構成し、このうち図で下側にある分岐部本体側プレート22について排気ポート2の周りにシリンダヘッド側プレート21に向けて突出するビード22aを環状に形成し、これにより面圧を局部的に上げて第1フランジ5とシリンダヘッド1との間のシールを行っている。
【0040】
そこで第3実施形態では、図4に示したようにシリンダヘッド側プレート21のみで第1、第2実施形態で示したガスケットポート部13と同じ機能を有するガスケットポート部23を一体に形成する。
【0041】
第1、第2実施形態では、ガスケットポート部13の板厚として第3実施形態の2枚のプレート21、22の合計の板厚かあるいはそれ以上の板厚が必要である。これを逆にいえば、第3実施形態ではガスケットポート部23の板厚を第1、第2実施形態のガスケットポート部13よりも薄くできる(例えば0.2mm厚程度)。
【0042】
第1、第2実施形態ではガスケットポート部13の下流端13bと分岐部本体4の内壁4bとの間でガスケットポート部13の板厚分の段差が生じているが、第3実施形態(請求項6に記載の発明)ではこのように、ガスケット13を薄いプレート21、22の二枚重ねで構成し、一方のプレート22の排気ポート周りに他方のプレート21に向けて突出するビード22aを形成し、このビード22aにより面圧を局部的に上げて排気マニホールド3とシリンダヘッド1との間のシールを行うと共に、いずれか一方のプレート(21)のみでガスケットポート部23を一体で形成するようにしたので、ガスケットポート部23の板厚が第1、第2実施形態のガスケットポート部13より薄い分だけガスケットポート部23の下流端23aの内径φCが分岐部本体4の内径φBに近づき、これにより整流効果が向上する。
【0043】
図5は第3実施形態のガスケット31を直列4気筒エンジンに対して具体的に適用したときの概略平面図である。図で左側よりNo.1気筒、No.2気筒、No.3気筒、No.4気筒とすると、両端のNo.1気筒、No.4気筒に対して本発明の排気マニホールドの組み付け構造が適用されている。
【0044】
図において、31a、31b、31c、31d、31eはボルト孔、32はEGR通路である。
【0045】
第3実施形態ではガスケットポート部23をシリンダヘッド側プレート21と一体に形成したが、分岐部本体側プレート22と一体に形成してもかまわない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の排気マニホールドの上流端とシリンダヘッドとの接合部を示す概略断面図。
【図2】第1実施形態の作用を説明するための概略断面図。
【図3】第2実施形態の排気マニホールドの上流端とシリンダヘッドとの接合部を示す概略断面図。
【図4】第3実施形態の排気マニホールドの上流端とシリンダヘッドとの接合部を示す概略断面図。
【図5】第3実施形態のガスケット31の概略平面図。
【図6】排気マニホールドの上流端を排気ポートに対して斜めに接合したときの概略断面図。
【図7】排気マニホールドの上流端を排気ポートに対して斜めに接合したときの接合面の違いを説明するための図。
【符号の説明】
1 シリンダヘッド
2 排気ポート
3 排気マニホールド(排気管)
4 分岐部本体(ブランチ管)
5 第1フランジ
11 ガスケット
12 ガスケット本体
13 ガスケットポート部
21 シリンダヘッド側プレート
22 分岐部本体側プレート
22a ビード
23 ガスケットポート部
Claims (6)
- エンジンのシリンダヘッドに開口する排気ポートに排気管を組み付ける構造であって、
この排気管の上流側端を前記排気ポートに対して斜めに接合し、
その接合面にガスケットを介在させ、このガスケットから前記排気管内に突出するポート部をガスケットと一体に形成し、
このガスケットポート部で前記排気ポート出口と前記排気管との間を滑らかにつなぐ
ことを特徴とするエンジンの排気装置。 - エンジンのシリンダヘッド壁面に対して直交して開口する排気ポートに排気管を組み付ける構造であって、
前記排気管の通路径を前記排気ポート出口の通路径とほぼ同じに形成し、
この排気管の上流側端を前記排気ポートに対して斜めに接合し、
その接合面にガスケットを介在させ、このガスケットから前記排気管内に突出するポート部をガスケットに形成し、
このガスケットポート部で前記排気ポート出口と前記排気管との間を滑らかにつなぐ
ことを特徴とするエンジンの排気装置。 - 前記排気管は排気マニホールドのブランチ管であり、前記排気管の上流側端を前記排気ポートに対して斜めに接合する角度は、排気マニホールド集合部までの通路長さが最短であり、かつ気筒間で通路長さが等しくなるように各気筒ごとに設定することを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの排気装置。
- 前記ガスケットポート部の厚さを前記排気管の厚さより薄くすることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの排気装置。
- 前記ガスケットを薄いプレートの二枚重ねで構成し、一方のプレートの排気ポート周りに他方のプレートに向けて突出するビードを形成し、このビードにより面圧を局部的に上げて前記排気管と前記シリンダヘッドとの間のシールを行うと共に、いずれか一方のプレートのみで前記ポート部を一体で形成することを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの排気装置。
- 前記ガスケットポート部の下流端は前記分岐部本体の通路断面と平行であることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの排気装置。
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