JP2005018313A - 入力指示器、及び、入力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】操作性が高く、かつ、多様な操作を行うことが可能なポインティングデバイスを提供する。
【解決手段】入力指示器10は、本体11の上面に上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23を備え、本体底面12に、仮想中心線14に沿って配設された凸部13と、凸部13の側方に位置する底面スイッチ31,32とを備える。上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23がユーザの手指による押圧操作によってONとなるのに対し、底面スイッチ31,32は、凸部13を支点として本体11を傾ける操作が行われた場合に、押圧されてONとなる。
【選択図】 図1
【解決手段】入力指示器10は、本体11の上面に上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23を備え、本体底面12に、仮想中心線14に沿って配設された凸部13と、凸部13の側方に位置する底面スイッチ31,32とを備える。上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23がユーザの手指による押圧操作によってONとなるのに対し、底面スイッチ31,32は、凸部13を支点として本体11を傾ける操作が行われた場合に、押圧されてONとなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるポインティングデバイスとして利用される入力装置及び入力装置で用いられる入力指示器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの多機能化に伴って、コンピュータの入力装置であるポインティングデバイスには、コンピュータの多くの機能に関する操作ができることが求められている。例えば、最も多く普及したポインティングデバイスであるマウスについては、本体の上面だけでなく側面にもスイッチを備えたものが登場している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、互いに近接した位置に多数のスイッチの数を設けると、ユーザが誤ってスイッチを押圧してしまう可能性が高くなり、操作性が低下するという問題があった。このため、マウスに多数のスイッチを設け、かつ、操作性が低下しないようにする手法が求められていた。
【0004】
操作性の低下を防ぐため、スイッチどうしが互いに近接しないように、上面と側面以外の場所にスイッチを配することが考えられる。底面にスイッチを備えたマウスについては、すでに提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−11211号公報(第2―3頁、第1図)
【0006】
ところが、特許文献1のマウスは、本体の上面にスイッチを配することができないため、少数のスイッチしか利用できないという問題があった。すなわち、特許文献1のマウスを操作する際には、マウスの前方左肩部または前方右方部を押して本体を傾ける操作を行わなければならない。マウスの前方とは、ユーザの指先にあたる部分であり、通常のマウスにおいてはスイッチが配置される部分である。従って、特許文献1のマウスの本体上面にスイッチを配置すると、上面のスイッチと底面部のスイッチとが同時に押圧されてしまうので、特許文献1のマウスの上面にスイッチを設けることは、構造上、想定されていない。従って、マウスの底面にスイッチを設けるという手法は、マウスに多数のスイッチを設け、かつ、操作性が低下しないようにするという課題の解決策とはなり得なかった。
【0007】
このため、コンピュータの多くの機能に関する操作ができるように多数のスイッチを有し、かつ、操作性が高いポインティングデバイスに対するニーズは高まる一方であった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、操作性が高く、かつ、多様な操作を行うことが可能なポインティングデバイスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、所定の操作対象領域内における座標若しくは移動方向及び移動量を指示入力するための入力指示器であって、本体と、前記本体の上面に設けられた1以上の上面スイッチと、前記本体の底面において、当該底面の長手方向に延びる仮想中心線上に配設された凸部と、前記凸部の側方に配設された底面スイッチとを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、所定の操作対象領域内における座標若しくは移動方向及び移動量を指示入力するための入力指示器において、本体の上面に1以上の上面スイッチが設けられ、本体の底面において、当該底面の長手方向に延びる仮想中心線上に凸部が配設され、凸部の側方、すなわち本体の長手方向を前後とした場合の凸部の右及び/又は左に、底面スイッチが配設される。
底面スイッチは、仮想中心線上の凸部を中心(支点)として、本体を、横方向すなわち本体の長手方向に対して垂直な方向に傾ける操作によって、押圧操作される。このため、例えばユーザの手指により下方向の力が加えられて操作される上面スイッチとは、操作方法も操作時に加わる力の方向も異なる。これにより、ユーザは、上面スイッチと底面スイッチの操作を明確に区別することができ、上面スイッチの操作時に誤って底面スイッチがONとなったり、逆に底面スイッチの操作時に誤って上面スイッチがONとなったりすることが無い。
従って、本発明の入力指示器は、操作方法も操作時に加わる力の方向も異なる多数のスイッチを備え、多様な機能に関する操作を行うことが可能な上、誤操作の増加を招くことがなく、優れた操作性を実現できる。さらに、ユーザに特定の方向への特定の動作のみを強いることがないので、ユーザの手指への負担を軽微なものとすることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の入力指示器において、前記底面スイッチは長手形状であって、前記仮想中心線と並ぶように配設されたことを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、底面スイッチが長手形状のものであり、仮想中心線と並ぶように配設されるので、入力指示器の本体が傾く方向が仮想中心線に対して斜め方向にずれていても、底面スイッチが押圧される。このため、ユーザの操作方向がずれていても確実に応答することができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の入力指示器において、前記底面スイッチは複数であって、前記仮想中心線と平行な仮想直線上に並べて配設されたことを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、複数の底面スイッチが、仮想中心線と平行な仮想直線上に並べて配設されるので、入力指示器の本体が傾く方向が、仮想中心線に対して斜め方向にずれていても、少なくとも1個以上の底面スイッチが押圧される。このため、ユーザの操作方向がずれていても確実に応答することができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の入力指示器において、前記凸部が前記仮想中心線に沿って延びる長手形状であることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、凸部が仮想中心線に沿って延びる長手形状であるので、本体を、凸部を中心として楽に傾けることができ、しかも、確実に横方向に傾けることができる。これにより、簡単な操作によって確実に底面スイッチを押圧できる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の入力指示器において、前記凸部の最も高い部分が平面に形成されたことを特徴とする。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、凸部の最も高い部分が平面に形成されているので、底面スイッチがONにならない状態で本体を静止させることが容易であり、ユーザが本体を水平に保持するように特に努力しなくても、誤って底面スイッチをONにしてしまうことがない。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の入力指示器において、前記底面スイッチが押圧されない状態において、前記凸部と前記底面スイッチの突端とに跨る仮想平面と、前記本体の底面とが2°(degree)以上の角をなし、前記凸部と前記本体の底面の側端とに跨る仮想平面と、前記本体の底面とが5°(degree)以内の角をなすことを特徴とする。
【0020】
請求項6記載の発明によれば、底面スイッチが押圧されない状態において、凸部と底面スイッチの突端とに跨る仮想平面と、本体の底面とが2°(degree)以上の角をなし、凸部と本体の底面の側端とに跨る仮想平面と、本体の底面とが5°(degree)以内の角をなすよう構成される。このため、本体の傾きが0°から2°の範囲であれば底面スイッチがONにならないので、誤操作が生じにくく、さらに、本体を5°までしか傾けることができないので、底面スイッチが過度に強い押圧力を受けて破損したり変形したりすることがない。
【0021】
請求項7記載の発明の入力装置は、請求項1から6のいずれかに記載の入力指示器と、所定の操作エリアを有し、当該操作エリアにおける前記入力指示器の位置、及び、前記入力指示器が備えるスイッチの操作状態を検出する検出装置とを備えて構成されることを特徴とする。
【0022】
請求項7記載の発明によれば、請求項1から6のいずれかに記載の入力指示器と、所定の操作エリアを有し、当該操作エリアにおける入力指示器の位置、及び、入力指示器が備えるスイッチの操作状態を検出する検出装置とを備えて構成されるので、請求項1から6に記載の発明をコンピュータにおける入力装置に適用することで、コンピュータの多様な機能に関する操作を行うことができ、かつ、優れた操作性を有する入力装置を実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1〜図3の各図は、本発明の実施の形態における入力指示器10の構成を示す図であり、図1は正面図、図2は右側面図、図3は底面図である。なお、以下の説明においては、図1に示す面を入力指示器10の前面とする。また、左側面は右側面と対称に現れる。
【0024】
図1〜図3の各図に示すように、入力指示器10は、略卵形の本体11に、上面スイッチ21,22、回転操作スイッチ23を配設したものである。また、本体11の底面は平面に形成されている。この本体底面12には、凸部13が設けられ、凸部13の側方に底面スイッチ31,32が配設されている。
【0025】
上面スイッチ21,22は、本体11の上面から前面にかけて配設されている。この位置は、入力指示器10の操作時にユーザの指先にあたる位置であり、上面スイッチ21,22は、ユーザの指によって押圧操作されることでONとなる。回転操作スイッチ23は、上面スイッチ21,22の後端近傍において、上面スイッチ21と上面スイッチ22との間に配設されている。回転操作スイッチ23は、本体11に対して回転自在に組み付けられ、所定の角度だけ回転される毎に電流をON/OFFする。
【0026】
凸部13は、本体底面12から所定の高さ分だけ盛り上がった部分である。凸部13の高さとは、図2中の下方に突出する分を指す。
凸部13は、本体底面12と一体に、若しくは、本体底面12に略長方形の板を固定することにより形成される。凸部13は中央が最も高く盛り上がっており、側部が曲面で構成され、最も高い部分は平面となっている。
【0027】
図3に示す仮想中心線14は、本体底面12の幅方向の中心を本体11の長手方向に沿って延びる仮想線である。凸部13は、仮想中心線14上に沿って配設され、凸部13の最も高く盛り上がった部分の中心が仮想中心線14に一致するようになっている。
従って、入力指示器10を、上面スイッチ21を上にして本体底面12を机上面等の操作面に当てた状態(以下、使用状態と呼ぶ)にすると、凸部13が上記操作面に接する。この使用状態で、入力指示器10は、凸部13を中心(支点)として、すなわち仮想中心線14を中心として左右に傾けることが可能である。
【0028】
底面スイッチ31,32は、凸部13を挟んで対称に配設された略長方形のスイッチであり、押圧操作時にONとなる。底面スイッチ31,32は、仮想中心線14に並ぶように配設されている。なお、底面スイッチ31,32の長さは、凸部13の長さと比べて極端に違わなければ良い。
【0029】
ここで、凸部13及び底面スイッチ31,32の高さについて、図4を参照して説明する。図4は、入力指示器10の前面を拡大して示す図である。
【0030】
図4には、水平面R(断面)を破線で示し、凸部13の表面と底面スイッチ32の表面とに跨る仮想平面S(断面)を一点鎖線で示し、凸部13の表面と本体底面12の側端部とに跨る仮想平面T(断面)を二点鎖線で示す。上述のように、入力指示器10の本体底面12は平面に形成されており、図4に示す状態で、本体底面12は水平面Rと平行である。
【0031】
図4に示すように、仮想平面Sは、水平面Rに対して2°(degree)の角度をなす。つまり、本体11を傾けた場合、傾きが2°に満たなければ底面スイッチ32がONにならず、傾きが2°以上になった場合に底面スイッチ32がONになる。底面スイッチ31も、同様の条件を満たすように配設されている。
【0032】
一方、仮想平面Tは、水平面Rに対して5°の角度をなす。つまり、本体11を傾けた場合に、5°よりも大きく傾けようとすると、本体底面12の側端部が操作面に接触し、それ以上傾けることができない。
【0033】
従って、本体11を傾ける操作を行うと、本体11の傾きが0°から2°の状態では、底面スイッチ31,32がONにならない。この0°から2°の範囲は、いわゆる「あそび」となっている。「あそび」が小さいほど、小さな傾きで底面スイッチ31,32がONになってしまうので、誤操作が生じやすくなる。また、「あそび」が大きすぎると、本体11の動作が大きくなってユーザの手首への負担が増してしまう。このため、誤操作の頻発による操作性の低下を招くことなく、かつ、ユーザの手に過度の負担をかけないように、本実施の形態で開示するように、2°の「あそび」が確保されることが好ましい。
【0034】
そして、本体11の傾きが2°を超えると底面スイッチ31,32が操作面に押しつけられてONとなる。さらに本体11を傾けると、上述のように、傾きが5°に達したところでそれ以上傾けることができなくなる。従って、本体11を傾ける方向に強い力が加わっても、底面スイッチ31,32が過度の押圧力を受けることがなく、底面スイッチ31,32の破損を防止し、耐久性の向上を図ることができる。
【0035】
図5は、図1〜図4に示す入力指示器10を用いた入力装置1の構成を示す回路図である。入力装置1は、入力指示器10と、入力指示器10の位置及び入力指示器10における各スイッチの操作状態を検出する検出装置50とを組み合わせて構成される。
【0036】
検出装置50は、タブレットと呼ばれる装置である。検出装置50は、多数のループコイルが埋設された所定サイズの平板部を有し、この平板部は入力指示器10を移動させる操作面(操作エリア)として使用される。検出装置50は、上記ループコイルを利用して、上記平板部における入力指示器10の位置座標を検出するとともに、入力指示器10におけるスイッチの操作状態を検出して、検出した座標及びスイッチの操作状態を示す操作信号を生成し、コンピュータ等の外部装置(図示略)へ出力する。従って、検出装置50を用いることにより、入力指示器10によるコンピュータ等への指示入力が可能となる。
【0037】
図5に示すように、検出装置50は、上記平板部に埋設されたループコイルX1〜X40及びループコイルY1〜Y40、選択回路51、送受切換回路52、発振器53、送信アンプ54、受信アンプ55及び信号検出回路56の各部を備えて構成される。
【0038】
検出装置50の上記平板部には、予めX軸及びY軸が設定されている。ループコイルX1〜X40は、X軸方向に延びる40本のループコイルであり、その両端は、各々選択回路51に接続されている。また、ループコイルY1〜Y40は、Y軸方向に延びる40本のループコイルであり、その両端が各々選択回路51に接続されている。
【0039】
選択回路51は、ループコイルX1〜X40及びループコイルY1〜Y40のうちいずれか1のループコイルを選択する回路である。送受切換回路52は、送信アンプ54から入力される信号を選択回路51へ出力する送信モードと、選択回路51から入力される信号を受信アンプ55へ出力する受信モードとを切り換える回路である。発振器53は所定の発振周波数の信号を生成して送信アンプ54へ出力する。送信アンプ54は、発振器53から入力された信号を増幅して送受切換回路52へ出力する。
また、受信アンプ55は、送受切換回路52から入力される信号を増幅して信号検出回路56へ出力する。信号検出回路56は、受信アンプ55から入力される信号を解析し、上記平板部における入力指示器10の位置、及び、入力指示器10のスイッチの操作状態を検出して、検出した入力指示器10の位置及びスイッチの操作状態を示す操作信号を生成し、コンピュータ等の外部装置(図示略)へ出力する。
【0040】
一方、図5に示すように、入力指示器10は、共振回路60を内蔵する。共振回路60は、コイル61及びコンデンサ62を並列接続した回路である。また、共振回路60は、図1〜図3に示す上面スイッチ21,22、回転操作スイッチ23、底面スイッチ31,32の操作に応じて開閉動作するスイッチ63、及び、スイッチ63に直列接続されるコンデンサ64を備える。
【0041】
次に、入力装置1の動作について説明する。
まず、選択回路51によってループコイルX1が選択され、検出装置50の送受切換回路52が送信モードに切り換えられると、ループコイルX1から、共振回路60の共振周波数に適合する電波が送信される。
共振回路60においては、ループコイルX1から送信された電波によってコンデンサ62が充電される。
【0042】
送信モードが所定時間継続された後、検出装置50の送受切換回路52が受信モードに切り換えられると、ループコイルX1からの電波送信が終了する。ここで、共振回路60において、コンデンサ62が放電することによってコイル61から電波が送信される。コイル61から送信された電波はループコイルX1によって受信され、受信アンプ55によって増幅され、信号検出回路56によって解析される。
【0043】
以上の送信モードの動作と受信モードの動作とを、ループコイルX1〜X40及びループコイルY1〜Y40の全てのループコイルについて順次実行し、各ループコイルによって共振回路60からの電波を受信した際の信号強度を解析することにより、共振回路60に最も近い位置にあるループコイルを特定することができる。これにより、ループコイルX1〜X40及びループコイルY1〜Y40が埋設された平板部における入力指示器10の位置座標を特定できる。
【0044】
さらに、共振回路60においてスイッチ63が閉になると、コンデンサ62とコンデンサ64とが並列接続される。この状態では、共振回路60の容量は、コンデンサ62とコンデンサ64との合成容量となる。すなわち、共振回路60は、スイッチ63の開閉に応じて容量が変化する可変容量コンデンサを備えた構成である。そして、共振回路60における容量の変化により、共振回路60における共振周波数が変化し、共振回路60から検出装置50へ送信される電波の位相が変化する。
従って、検出装置50において、共振回路60における共振周波数の変化に伴う電波の位相の変化を検出することにより、スイッチ63の開閉状態を検出することができる。つまり、検出装置50において、入力指示器10の上面スイッチ21,22、回転操作スイッチ23、及び底面スイッチ31,32の操作状態を検出できる。
【0045】
なお、図5に示す検出装置50は、入力指示器10の座標を検出することによって、単位時間における入力指示器10の移動量及び移動方向を示す操作信号を出力するものであっても良い。また、共振回路60が備えるスイッチ63は1個に限らず、例えば、入力指示器10が備える上面スイッチ21,22、回転操作スイッチ23、底面スイッチ31,32の各スイッチにそれぞれ対応する複数のスイッチを備える構成としても良い。さらに、スイッチ63の種類や接点の数等は特に限定されない。
【0046】
以上のように構成される入力装置1は、入力指示器10の上面に上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23を設け、本体底面12に設けられた底面スイッチ31,32を設けることにより、合計5個のスイッチを利用できるので、多様な機能について指示入力を行うことが可能となる。
【0047】
本体底面12に設けられた底面スイッチ31,32は、入力指示器10の本体11を傾ける操作によってONになるので、上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23がユーザの指の動作により操作されるのに対し、底面スイッチ31,32は、ユーザの手首の動きによって操作される。
さらに、底面スイッチ31,32を操作する際、本体11は、仮想中心線14上に配設された凸部13を中心(支点)として、横方向すなわち仮想中心線14に垂直な方向に傾けられるので、底面スイッチ31,32の操作時に、本体11の前方に配設された上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23が誤って操作される可能性は無い。
【0048】
このように、入力指示器10が備える各スイッチは、全く異なる方法で操作されるものであるから、ユーザは、上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23と底面スイッチ31,32の操作を明確に区別することができ、上面スイッチ21,22の操作時に誤って底面スイッチ31,32がONとなったり、逆に底面スイッチ31,32の操作時に誤って上面スイッチ21,22がONとなったりすることが無い。このため、誤操作の増加を招くことがなく、スイッチの数が多いにも関わらず優れた操作性を実現できる。また、ユーザに特定の方向への特定の動作のみを強いることがないので、ユーザの手指への負担を軽微なものとすることができる。
【0049】
また、凸部13は、仮想中心線14に沿って配設された長手形状のものであるから、本体11が前後方向に傾いてしまうことが無い。つまり、凸部13を中心(支点)として本体11を楽に傾けることができ、しかも、確実に横方向に傾けることができる。これにより、簡単な操作によって確実に底面スイッチ31,32を押圧できる。
【0050】
また、底面スイッチ31,32は、仮想中心線14に並ぶように配設された長手の部材であるから、本体11が真横に傾けられた場合に限らず、本体11が斜め方向に傾けられ、底面スイッチ31,32の一部のみが押圧された場合であっても、ONとなる。従って、ユーザの操作方向が斜めにずれていても確実に応答することができる。
【0051】
さらに、凸部13の最も高く盛り上がった部分が平面に形成されているため、本体11を水平な状態で保持することが容易である。つまり、底面スイッチ31,32がONにならない状態を保つことが容易なため、ユーザが本体11を水平に保持するよう配慮しなくても、誤って底面スイッチ31,32をONにしてしまうことがない。また、底面スイッチ31,32は2°の「あそび」が確保されるように配設されているので、より一層、誤操作を生じにくくなっている。
さらに、本体11は5°までしか傾けることができないので、底面スイッチ31,32が過度に強い押圧力を受けて破損したり変形したりすることがなく、耐久性が高められている。このため、ユーザは安心して入力装置1を利用することができる。
【0052】
なお、上記実施の形態において、入力装置1は、検出装置50によって入力指示器10の位置座標及び入力指示器10における各スイッチの操作を検出し、検出装置50からコンピュータ等の外部装置へ操作信号を出力する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、入力指示器10自体から外部装置へ操作信号を出力するようにしても良い。
【0053】
すなわち、入力指示器10自体に、凸部13から突出するボール、ボールの回転方向及び回転量を検出する検出回路、入力指示器10の各スイッチの操作を検出するスイッチ検出回路、及び、前記検出回路と前記スイッチ検出回路により検出したボールの回転方向及び回転量と各スイッチの操作状態とを出力する制御回路を備える構成としても良い。また、上記構成において、操作面に光を照射して反射光を検出することにより、本体11の移動方向及び移動量を検出する回路を、ボール及び検出回路に代えて備えるようにしても良い。さらに、その他の方法によって、入力指示器10の移動方向及び移動量又は位置座標を検出するようにしても良い。
【0054】
また、入力指示器10は、底面スイッチ31,32の他に上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23を備える構成としたが、入力指示器10が備えるスイッチの数は任意に変更可能である。
さらに、上記実施の形態において、底面スイッチ31,32は長手形状であって、仮想中心線14に並べて配設されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、丸形の複数のスイッチを用いることも可能である。この例について図6を参照して説明する。
【0055】
図6に示す例は、入力指示器10において、底面スイッチ31,32に代えて、丸形の底面スイッチ41,42,43及び底面スイッチ44,45,46を設けたものである。
【0056】
底面スイッチ41,42,43は、仮想中心線14に平行な仮想直線15上に並べて配設されている。底面スイッチ41,42,43は、いずれも押圧操作によってONとなる。底面スイッチ44,45,46は、仮想中心線14に平行な仮想直線16上に並べて配設されており、いずれも押圧操作によってONとなる。
【0057】
また、底面スイッチ41,42,43の高さは、底面スイッチ31と同様になっている。すなわち、凸部13の表面と底面スイッチ41,42,43の表面とに跨る仮想平面は、本体底面12に対して2°の角度をなす。底面スイッチ44,45,46についても同様であり、凸部13の表面と底面スイッチ44,45,46の表面とに跨る仮想平面は本体底面12に対して2°の角度をなす。
【0058】
このように、入力指示器10において、底面スイッチ31に代えて底面スイッチ41,42,43を設ける場合、底面スイッチ41,42,43のいずれか一個以上がONとなったときに、底面スイッチ31がONとなったときと同様の信号を出力するようにすれば、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0059】
入力指示器10の本体11を傾ける操作を行った場合、本体11は、正確に仮想中心線14を中心として傾けられるとは限らず、例えば、仮想中心線14に対して斜め方向に傾けられる可能性がある。そこで、上記実施の形態においては、底面スイッチ31,32を長手形状とすることで、本体11を斜め方向に傾ける操作に対しても応答するようにした。
図6に示す構成では、本体11が斜めに傾けられた場合、底面スイッチ41,42,43の全てが押圧されるとは限らない。しかし、底面スイッチ41,42,43の3個のスイッチのうち、どれが押圧されても同じ応答動作を行う構成としておけば、3個のスイッチのうち1個又は2個だけがONとなっても、3個全てがONとなった場合と同様の応答動作が行われる。このように、丸形の底面スイッチ41,42,43を用いた場合であっても、少なくとも1個が押圧されれば所定の応答動作を行う構成とすれば、長手形状の底面スイッチ31と同様の効果が得られる。
【0060】
同様に、底面スイッチ44,45,46についても、どれが押圧されても同じ応答動作を行う構成としておけば、底面スイッチ32と同様の効果が得られる。
【0061】
なお、図6に示す例において、底面スイッチ41,42,43及び底面スイッチ44,45,46の合計6個のスイッチを用いる構成としたが、底面スイッチの数は特に限定されない。
【0062】
また、上記に列挙した点だけでなく、入力装置1における他の細部構成についても、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術思想の範囲内において種々の変更が可能なのはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、多数のスイッチを備えることによって多様な機能に関する操作を行うことができ、かつ、優れた操作性を有するポインティングデバイスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における入力指示器の正面図である。
【図2】図1の入力指示器の右側面図である。
【図3】図1の入力指示器の底面図である。
【図4】図1を拡大して示す図である。
【図5】図1の入力指示器を含む入力装置の回路構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における入力指示器の変形例を示す底面図である。
【符号の説明】
1 入力装置
10 入力指示器
11 本体
12 本体底面
13 凸部
21,22 上面スイッチ
23 回転操作スイッチ
31,32,41,42,43,44,45,46 底面スイッチ
50 検出装置
60 共振回路
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるポインティングデバイスとして利用される入力装置及び入力装置で用いられる入力指示器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、コンピュータの多機能化に伴って、コンピュータの入力装置であるポインティングデバイスには、コンピュータの多くの機能に関する操作ができることが求められている。例えば、最も多く普及したポインティングデバイスであるマウスについては、本体の上面だけでなく側面にもスイッチを備えたものが登場している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、互いに近接した位置に多数のスイッチの数を設けると、ユーザが誤ってスイッチを押圧してしまう可能性が高くなり、操作性が低下するという問題があった。このため、マウスに多数のスイッチを設け、かつ、操作性が低下しないようにする手法が求められていた。
【0004】
操作性の低下を防ぐため、スイッチどうしが互いに近接しないように、上面と側面以外の場所にスイッチを配することが考えられる。底面にスイッチを備えたマウスについては、すでに提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−11211号公報(第2―3頁、第1図)
【0006】
ところが、特許文献1のマウスは、本体の上面にスイッチを配することができないため、少数のスイッチしか利用できないという問題があった。すなわち、特許文献1のマウスを操作する際には、マウスの前方左肩部または前方右方部を押して本体を傾ける操作を行わなければならない。マウスの前方とは、ユーザの指先にあたる部分であり、通常のマウスにおいてはスイッチが配置される部分である。従って、特許文献1のマウスの本体上面にスイッチを配置すると、上面のスイッチと底面部のスイッチとが同時に押圧されてしまうので、特許文献1のマウスの上面にスイッチを設けることは、構造上、想定されていない。従って、マウスの底面にスイッチを設けるという手法は、マウスに多数のスイッチを設け、かつ、操作性が低下しないようにするという課題の解決策とはなり得なかった。
【0007】
このため、コンピュータの多くの機能に関する操作ができるように多数のスイッチを有し、かつ、操作性が高いポインティングデバイスに対するニーズは高まる一方であった。
【0008】
そこで、本発明の目的は、操作性が高く、かつ、多様な操作を行うことが可能なポインティングデバイスを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、所定の操作対象領域内における座標若しくは移動方向及び移動量を指示入力するための入力指示器であって、本体と、前記本体の上面に設けられた1以上の上面スイッチと、前記本体の底面において、当該底面の長手方向に延びる仮想中心線上に配設された凸部と、前記凸部の側方に配設された底面スイッチとを備えることを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、所定の操作対象領域内における座標若しくは移動方向及び移動量を指示入力するための入力指示器において、本体の上面に1以上の上面スイッチが設けられ、本体の底面において、当該底面の長手方向に延びる仮想中心線上に凸部が配設され、凸部の側方、すなわち本体の長手方向を前後とした場合の凸部の右及び/又は左に、底面スイッチが配設される。
底面スイッチは、仮想中心線上の凸部を中心(支点)として、本体を、横方向すなわち本体の長手方向に対して垂直な方向に傾ける操作によって、押圧操作される。このため、例えばユーザの手指により下方向の力が加えられて操作される上面スイッチとは、操作方法も操作時に加わる力の方向も異なる。これにより、ユーザは、上面スイッチと底面スイッチの操作を明確に区別することができ、上面スイッチの操作時に誤って底面スイッチがONとなったり、逆に底面スイッチの操作時に誤って上面スイッチがONとなったりすることが無い。
従って、本発明の入力指示器は、操作方法も操作時に加わる力の方向も異なる多数のスイッチを備え、多様な機能に関する操作を行うことが可能な上、誤操作の増加を招くことがなく、優れた操作性を実現できる。さらに、ユーザに特定の方向への特定の動作のみを強いることがないので、ユーザの手指への負担を軽微なものとすることができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の入力指示器において、前記底面スイッチは長手形状であって、前記仮想中心線と並ぶように配設されたことを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明によれば、底面スイッチが長手形状のものであり、仮想中心線と並ぶように配設されるので、入力指示器の本体が傾く方向が仮想中心線に対して斜め方向にずれていても、底面スイッチが押圧される。このため、ユーザの操作方向がずれていても確実に応答することができる。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1記載の入力指示器において、前記底面スイッチは複数であって、前記仮想中心線と平行な仮想直線上に並べて配設されたことを特徴とする。
【0014】
請求項3記載の発明によれば、複数の底面スイッチが、仮想中心線と平行な仮想直線上に並べて配設されるので、入力指示器の本体が傾く方向が、仮想中心線に対して斜め方向にずれていても、少なくとも1個以上の底面スイッチが押圧される。このため、ユーザの操作方向がずれていても確実に応答することができる。
【0015】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の入力指示器において、前記凸部が前記仮想中心線に沿って延びる長手形状であることを特徴とする。
【0016】
請求項4記載の発明によれば、凸部が仮想中心線に沿って延びる長手形状であるので、本体を、凸部を中心として楽に傾けることができ、しかも、確実に横方向に傾けることができる。これにより、簡単な操作によって確実に底面スイッチを押圧できる。
【0017】
請求項5記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の入力指示器において、前記凸部の最も高い部分が平面に形成されたことを特徴とする。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、凸部の最も高い部分が平面に形成されているので、底面スイッチがONにならない状態で本体を静止させることが容易であり、ユーザが本体を水平に保持するように特に努力しなくても、誤って底面スイッチをONにしてしまうことがない。
【0019】
請求項6記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載の入力指示器において、前記底面スイッチが押圧されない状態において、前記凸部と前記底面スイッチの突端とに跨る仮想平面と、前記本体の底面とが2°(degree)以上の角をなし、前記凸部と前記本体の底面の側端とに跨る仮想平面と、前記本体の底面とが5°(degree)以内の角をなすことを特徴とする。
【0020】
請求項6記載の発明によれば、底面スイッチが押圧されない状態において、凸部と底面スイッチの突端とに跨る仮想平面と、本体の底面とが2°(degree)以上の角をなし、凸部と本体の底面の側端とに跨る仮想平面と、本体の底面とが5°(degree)以内の角をなすよう構成される。このため、本体の傾きが0°から2°の範囲であれば底面スイッチがONにならないので、誤操作が生じにくく、さらに、本体を5°までしか傾けることができないので、底面スイッチが過度に強い押圧力を受けて破損したり変形したりすることがない。
【0021】
請求項7記載の発明の入力装置は、請求項1から6のいずれかに記載の入力指示器と、所定の操作エリアを有し、当該操作エリアにおける前記入力指示器の位置、及び、前記入力指示器が備えるスイッチの操作状態を検出する検出装置とを備えて構成されることを特徴とする。
【0022】
請求項7記載の発明によれば、請求項1から6のいずれかに記載の入力指示器と、所定の操作エリアを有し、当該操作エリアにおける入力指示器の位置、及び、入力指示器が備えるスイッチの操作状態を検出する検出装置とを備えて構成されるので、請求項1から6に記載の発明をコンピュータにおける入力装置に適用することで、コンピュータの多様な機能に関する操作を行うことができ、かつ、優れた操作性を有する入力装置を実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1〜図3の各図は、本発明の実施の形態における入力指示器10の構成を示す図であり、図1は正面図、図2は右側面図、図3は底面図である。なお、以下の説明においては、図1に示す面を入力指示器10の前面とする。また、左側面は右側面と対称に現れる。
【0024】
図1〜図3の各図に示すように、入力指示器10は、略卵形の本体11に、上面スイッチ21,22、回転操作スイッチ23を配設したものである。また、本体11の底面は平面に形成されている。この本体底面12には、凸部13が設けられ、凸部13の側方に底面スイッチ31,32が配設されている。
【0025】
上面スイッチ21,22は、本体11の上面から前面にかけて配設されている。この位置は、入力指示器10の操作時にユーザの指先にあたる位置であり、上面スイッチ21,22は、ユーザの指によって押圧操作されることでONとなる。回転操作スイッチ23は、上面スイッチ21,22の後端近傍において、上面スイッチ21と上面スイッチ22との間に配設されている。回転操作スイッチ23は、本体11に対して回転自在に組み付けられ、所定の角度だけ回転される毎に電流をON/OFFする。
【0026】
凸部13は、本体底面12から所定の高さ分だけ盛り上がった部分である。凸部13の高さとは、図2中の下方に突出する分を指す。
凸部13は、本体底面12と一体に、若しくは、本体底面12に略長方形の板を固定することにより形成される。凸部13は中央が最も高く盛り上がっており、側部が曲面で構成され、最も高い部分は平面となっている。
【0027】
図3に示す仮想中心線14は、本体底面12の幅方向の中心を本体11の長手方向に沿って延びる仮想線である。凸部13は、仮想中心線14上に沿って配設され、凸部13の最も高く盛り上がった部分の中心が仮想中心線14に一致するようになっている。
従って、入力指示器10を、上面スイッチ21を上にして本体底面12を机上面等の操作面に当てた状態(以下、使用状態と呼ぶ)にすると、凸部13が上記操作面に接する。この使用状態で、入力指示器10は、凸部13を中心(支点)として、すなわち仮想中心線14を中心として左右に傾けることが可能である。
【0028】
底面スイッチ31,32は、凸部13を挟んで対称に配設された略長方形のスイッチであり、押圧操作時にONとなる。底面スイッチ31,32は、仮想中心線14に並ぶように配設されている。なお、底面スイッチ31,32の長さは、凸部13の長さと比べて極端に違わなければ良い。
【0029】
ここで、凸部13及び底面スイッチ31,32の高さについて、図4を参照して説明する。図4は、入力指示器10の前面を拡大して示す図である。
【0030】
図4には、水平面R(断面)を破線で示し、凸部13の表面と底面スイッチ32の表面とに跨る仮想平面S(断面)を一点鎖線で示し、凸部13の表面と本体底面12の側端部とに跨る仮想平面T(断面)を二点鎖線で示す。上述のように、入力指示器10の本体底面12は平面に形成されており、図4に示す状態で、本体底面12は水平面Rと平行である。
【0031】
図4に示すように、仮想平面Sは、水平面Rに対して2°(degree)の角度をなす。つまり、本体11を傾けた場合、傾きが2°に満たなければ底面スイッチ32がONにならず、傾きが2°以上になった場合に底面スイッチ32がONになる。底面スイッチ31も、同様の条件を満たすように配設されている。
【0032】
一方、仮想平面Tは、水平面Rに対して5°の角度をなす。つまり、本体11を傾けた場合に、5°よりも大きく傾けようとすると、本体底面12の側端部が操作面に接触し、それ以上傾けることができない。
【0033】
従って、本体11を傾ける操作を行うと、本体11の傾きが0°から2°の状態では、底面スイッチ31,32がONにならない。この0°から2°の範囲は、いわゆる「あそび」となっている。「あそび」が小さいほど、小さな傾きで底面スイッチ31,32がONになってしまうので、誤操作が生じやすくなる。また、「あそび」が大きすぎると、本体11の動作が大きくなってユーザの手首への負担が増してしまう。このため、誤操作の頻発による操作性の低下を招くことなく、かつ、ユーザの手に過度の負担をかけないように、本実施の形態で開示するように、2°の「あそび」が確保されることが好ましい。
【0034】
そして、本体11の傾きが2°を超えると底面スイッチ31,32が操作面に押しつけられてONとなる。さらに本体11を傾けると、上述のように、傾きが5°に達したところでそれ以上傾けることができなくなる。従って、本体11を傾ける方向に強い力が加わっても、底面スイッチ31,32が過度の押圧力を受けることがなく、底面スイッチ31,32の破損を防止し、耐久性の向上を図ることができる。
【0035】
図5は、図1〜図4に示す入力指示器10を用いた入力装置1の構成を示す回路図である。入力装置1は、入力指示器10と、入力指示器10の位置及び入力指示器10における各スイッチの操作状態を検出する検出装置50とを組み合わせて構成される。
【0036】
検出装置50は、タブレットと呼ばれる装置である。検出装置50は、多数のループコイルが埋設された所定サイズの平板部を有し、この平板部は入力指示器10を移動させる操作面(操作エリア)として使用される。検出装置50は、上記ループコイルを利用して、上記平板部における入力指示器10の位置座標を検出するとともに、入力指示器10におけるスイッチの操作状態を検出して、検出した座標及びスイッチの操作状態を示す操作信号を生成し、コンピュータ等の外部装置(図示略)へ出力する。従って、検出装置50を用いることにより、入力指示器10によるコンピュータ等への指示入力が可能となる。
【0037】
図5に示すように、検出装置50は、上記平板部に埋設されたループコイルX1〜X40及びループコイルY1〜Y40、選択回路51、送受切換回路52、発振器53、送信アンプ54、受信アンプ55及び信号検出回路56の各部を備えて構成される。
【0038】
検出装置50の上記平板部には、予めX軸及びY軸が設定されている。ループコイルX1〜X40は、X軸方向に延びる40本のループコイルであり、その両端は、各々選択回路51に接続されている。また、ループコイルY1〜Y40は、Y軸方向に延びる40本のループコイルであり、その両端が各々選択回路51に接続されている。
【0039】
選択回路51は、ループコイルX1〜X40及びループコイルY1〜Y40のうちいずれか1のループコイルを選択する回路である。送受切換回路52は、送信アンプ54から入力される信号を選択回路51へ出力する送信モードと、選択回路51から入力される信号を受信アンプ55へ出力する受信モードとを切り換える回路である。発振器53は所定の発振周波数の信号を生成して送信アンプ54へ出力する。送信アンプ54は、発振器53から入力された信号を増幅して送受切換回路52へ出力する。
また、受信アンプ55は、送受切換回路52から入力される信号を増幅して信号検出回路56へ出力する。信号検出回路56は、受信アンプ55から入力される信号を解析し、上記平板部における入力指示器10の位置、及び、入力指示器10のスイッチの操作状態を検出して、検出した入力指示器10の位置及びスイッチの操作状態を示す操作信号を生成し、コンピュータ等の外部装置(図示略)へ出力する。
【0040】
一方、図5に示すように、入力指示器10は、共振回路60を内蔵する。共振回路60は、コイル61及びコンデンサ62を並列接続した回路である。また、共振回路60は、図1〜図3に示す上面スイッチ21,22、回転操作スイッチ23、底面スイッチ31,32の操作に応じて開閉動作するスイッチ63、及び、スイッチ63に直列接続されるコンデンサ64を備える。
【0041】
次に、入力装置1の動作について説明する。
まず、選択回路51によってループコイルX1が選択され、検出装置50の送受切換回路52が送信モードに切り換えられると、ループコイルX1から、共振回路60の共振周波数に適合する電波が送信される。
共振回路60においては、ループコイルX1から送信された電波によってコンデンサ62が充電される。
【0042】
送信モードが所定時間継続された後、検出装置50の送受切換回路52が受信モードに切り換えられると、ループコイルX1からの電波送信が終了する。ここで、共振回路60において、コンデンサ62が放電することによってコイル61から電波が送信される。コイル61から送信された電波はループコイルX1によって受信され、受信アンプ55によって増幅され、信号検出回路56によって解析される。
【0043】
以上の送信モードの動作と受信モードの動作とを、ループコイルX1〜X40及びループコイルY1〜Y40の全てのループコイルについて順次実行し、各ループコイルによって共振回路60からの電波を受信した際の信号強度を解析することにより、共振回路60に最も近い位置にあるループコイルを特定することができる。これにより、ループコイルX1〜X40及びループコイルY1〜Y40が埋設された平板部における入力指示器10の位置座標を特定できる。
【0044】
さらに、共振回路60においてスイッチ63が閉になると、コンデンサ62とコンデンサ64とが並列接続される。この状態では、共振回路60の容量は、コンデンサ62とコンデンサ64との合成容量となる。すなわち、共振回路60は、スイッチ63の開閉に応じて容量が変化する可変容量コンデンサを備えた構成である。そして、共振回路60における容量の変化により、共振回路60における共振周波数が変化し、共振回路60から検出装置50へ送信される電波の位相が変化する。
従って、検出装置50において、共振回路60における共振周波数の変化に伴う電波の位相の変化を検出することにより、スイッチ63の開閉状態を検出することができる。つまり、検出装置50において、入力指示器10の上面スイッチ21,22、回転操作スイッチ23、及び底面スイッチ31,32の操作状態を検出できる。
【0045】
なお、図5に示す検出装置50は、入力指示器10の座標を検出することによって、単位時間における入力指示器10の移動量及び移動方向を示す操作信号を出力するものであっても良い。また、共振回路60が備えるスイッチ63は1個に限らず、例えば、入力指示器10が備える上面スイッチ21,22、回転操作スイッチ23、底面スイッチ31,32の各スイッチにそれぞれ対応する複数のスイッチを備える構成としても良い。さらに、スイッチ63の種類や接点の数等は特に限定されない。
【0046】
以上のように構成される入力装置1は、入力指示器10の上面に上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23を設け、本体底面12に設けられた底面スイッチ31,32を設けることにより、合計5個のスイッチを利用できるので、多様な機能について指示入力を行うことが可能となる。
【0047】
本体底面12に設けられた底面スイッチ31,32は、入力指示器10の本体11を傾ける操作によってONになるので、上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23がユーザの指の動作により操作されるのに対し、底面スイッチ31,32は、ユーザの手首の動きによって操作される。
さらに、底面スイッチ31,32を操作する際、本体11は、仮想中心線14上に配設された凸部13を中心(支点)として、横方向すなわち仮想中心線14に垂直な方向に傾けられるので、底面スイッチ31,32の操作時に、本体11の前方に配設された上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23が誤って操作される可能性は無い。
【0048】
このように、入力指示器10が備える各スイッチは、全く異なる方法で操作されるものであるから、ユーザは、上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23と底面スイッチ31,32の操作を明確に区別することができ、上面スイッチ21,22の操作時に誤って底面スイッチ31,32がONとなったり、逆に底面スイッチ31,32の操作時に誤って上面スイッチ21,22がONとなったりすることが無い。このため、誤操作の増加を招くことがなく、スイッチの数が多いにも関わらず優れた操作性を実現できる。また、ユーザに特定の方向への特定の動作のみを強いることがないので、ユーザの手指への負担を軽微なものとすることができる。
【0049】
また、凸部13は、仮想中心線14に沿って配設された長手形状のものであるから、本体11が前後方向に傾いてしまうことが無い。つまり、凸部13を中心(支点)として本体11を楽に傾けることができ、しかも、確実に横方向に傾けることができる。これにより、簡単な操作によって確実に底面スイッチ31,32を押圧できる。
【0050】
また、底面スイッチ31,32は、仮想中心線14に並ぶように配設された長手の部材であるから、本体11が真横に傾けられた場合に限らず、本体11が斜め方向に傾けられ、底面スイッチ31,32の一部のみが押圧された場合であっても、ONとなる。従って、ユーザの操作方向が斜めにずれていても確実に応答することができる。
【0051】
さらに、凸部13の最も高く盛り上がった部分が平面に形成されているため、本体11を水平な状態で保持することが容易である。つまり、底面スイッチ31,32がONにならない状態を保つことが容易なため、ユーザが本体11を水平に保持するよう配慮しなくても、誤って底面スイッチ31,32をONにしてしまうことがない。また、底面スイッチ31,32は2°の「あそび」が確保されるように配設されているので、より一層、誤操作を生じにくくなっている。
さらに、本体11は5°までしか傾けることができないので、底面スイッチ31,32が過度に強い押圧力を受けて破損したり変形したりすることがなく、耐久性が高められている。このため、ユーザは安心して入力装置1を利用することができる。
【0052】
なお、上記実施の形態において、入力装置1は、検出装置50によって入力指示器10の位置座標及び入力指示器10における各スイッチの操作を検出し、検出装置50からコンピュータ等の外部装置へ操作信号を出力する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、入力指示器10自体から外部装置へ操作信号を出力するようにしても良い。
【0053】
すなわち、入力指示器10自体に、凸部13から突出するボール、ボールの回転方向及び回転量を検出する検出回路、入力指示器10の各スイッチの操作を検出するスイッチ検出回路、及び、前記検出回路と前記スイッチ検出回路により検出したボールの回転方向及び回転量と各スイッチの操作状態とを出力する制御回路を備える構成としても良い。また、上記構成において、操作面に光を照射して反射光を検出することにより、本体11の移動方向及び移動量を検出する回路を、ボール及び検出回路に代えて備えるようにしても良い。さらに、その他の方法によって、入力指示器10の移動方向及び移動量又は位置座標を検出するようにしても良い。
【0054】
また、入力指示器10は、底面スイッチ31,32の他に上面スイッチ21,22及び回転操作スイッチ23を備える構成としたが、入力指示器10が備えるスイッチの数は任意に変更可能である。
さらに、上記実施の形態において、底面スイッチ31,32は長手形状であって、仮想中心線14に並べて配設されるものとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、丸形の複数のスイッチを用いることも可能である。この例について図6を参照して説明する。
【0055】
図6に示す例は、入力指示器10において、底面スイッチ31,32に代えて、丸形の底面スイッチ41,42,43及び底面スイッチ44,45,46を設けたものである。
【0056】
底面スイッチ41,42,43は、仮想中心線14に平行な仮想直線15上に並べて配設されている。底面スイッチ41,42,43は、いずれも押圧操作によってONとなる。底面スイッチ44,45,46は、仮想中心線14に平行な仮想直線16上に並べて配設されており、いずれも押圧操作によってONとなる。
【0057】
また、底面スイッチ41,42,43の高さは、底面スイッチ31と同様になっている。すなわち、凸部13の表面と底面スイッチ41,42,43の表面とに跨る仮想平面は、本体底面12に対して2°の角度をなす。底面スイッチ44,45,46についても同様であり、凸部13の表面と底面スイッチ44,45,46の表面とに跨る仮想平面は本体底面12に対して2°の角度をなす。
【0058】
このように、入力指示器10において、底面スイッチ31に代えて底面スイッチ41,42,43を設ける場合、底面スイッチ41,42,43のいずれか一個以上がONとなったときに、底面スイッチ31がONとなったときと同様の信号を出力するようにすれば、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
【0059】
入力指示器10の本体11を傾ける操作を行った場合、本体11は、正確に仮想中心線14を中心として傾けられるとは限らず、例えば、仮想中心線14に対して斜め方向に傾けられる可能性がある。そこで、上記実施の形態においては、底面スイッチ31,32を長手形状とすることで、本体11を斜め方向に傾ける操作に対しても応答するようにした。
図6に示す構成では、本体11が斜めに傾けられた場合、底面スイッチ41,42,43の全てが押圧されるとは限らない。しかし、底面スイッチ41,42,43の3個のスイッチのうち、どれが押圧されても同じ応答動作を行う構成としておけば、3個のスイッチのうち1個又は2個だけがONとなっても、3個全てがONとなった場合と同様の応答動作が行われる。このように、丸形の底面スイッチ41,42,43を用いた場合であっても、少なくとも1個が押圧されれば所定の応答動作を行う構成とすれば、長手形状の底面スイッチ31と同様の効果が得られる。
【0060】
同様に、底面スイッチ44,45,46についても、どれが押圧されても同じ応答動作を行う構成としておけば、底面スイッチ32と同様の効果が得られる。
【0061】
なお、図6に示す例において、底面スイッチ41,42,43及び底面スイッチ44,45,46の合計6個のスイッチを用いる構成としたが、底面スイッチの数は特に限定されない。
【0062】
また、上記に列挙した点だけでなく、入力装置1における他の細部構成についても、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した技術思想の範囲内において種々の変更が可能なのはいうまでもない。
【0063】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、多数のスイッチを備えることによって多様な機能に関する操作を行うことができ、かつ、優れた操作性を有するポインティングデバイスを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における入力指示器の正面図である。
【図2】図1の入力指示器の右側面図である。
【図3】図1の入力指示器の底面図である。
【図4】図1を拡大して示す図である。
【図5】図1の入力指示器を含む入力装置の回路構成を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における入力指示器の変形例を示す底面図である。
【符号の説明】
1 入力装置
10 入力指示器
11 本体
12 本体底面
13 凸部
21,22 上面スイッチ
23 回転操作スイッチ
31,32,41,42,43,44,45,46 底面スイッチ
50 検出装置
60 共振回路
Claims (7)
- 所定の操作対象領域内における座標若しくは移動方向及び移動量を指示入力するための入力指示器であって、
本体と、
前記本体の上面に設けられた1以上の上面スイッチと、
前記本体の底面において、当該底面の長手方向に延びる仮想中心線上に配設された凸部と、
前記凸部の側方に配設された底面スイッチとを備えること、
を特徴とする入力指示器。 - 前記底面スイッチは長手形状であって、前記仮想中心線と並ぶように配設されたことを特徴とする請求項1記載の入力指示器。
- 前記底面スイッチは複数であって、前記仮想中心線と平行な仮想直線上に並べて配設されたことを特徴とする請求項1記載の入力指示器。
- 前記凸部が、前記仮想中心線に沿って延びる長手形状であることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の入力指示器。
- 前記凸部の最も高い部分が平面に形成されたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の入力指示器。
- 前記底面スイッチが押圧されない状態において、前記凸部と前記底面スイッチの突端とに跨る仮想平面と、前記本体の底面とが2°(degree)以上の角をなし、前記凸部と前記本体の底面の側端とに跨る仮想平面と、前記本体の底面とが5°(degree)以内の角をなすことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の入力指示器。
- 請求項1から6のいずれかに記載の入力指示器と、
所定の操作エリアを有し、当該操作エリアにおける前記入力指示器の位置、及び、前記入力指示器が備えるスイッチの操作状態を検出する検出装置と、
を備えて構成されることを特徴とする入力装置。
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