JP2005017741A - 着信メロディー広告代理・配信代行システム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯電話の画面上に列挙される多数配信会社の順序による不公平を是正し、かつ利用者側から見て1つの広告代理・配信代行サイトの検索で多数の配信会社を検索したのと同一効果を得ることができる着信メロディー広告代理・配信代行システムを提供する。
【解決手段】夫々が多数の着信メロディーを保有する複数の着信メロディー配信会社と、携帯電話を用いて前記着信メロディーの中から所望の曲を選択利用する利用者とをインターネットを介して相互に結合して成る着信メロディー配信システムに、複数配信会社と契約し、これら会社が有する着信メロディーを総括して広告代理し、かつ配信代行する広告代理・配信代行サイトを介在させて成る着信メロディー広告代理・配信代行システム。
【選択図】 図1
【解決手段】夫々が多数の着信メロディーを保有する複数の着信メロディー配信会社と、携帯電話を用いて前記着信メロディーの中から所望の曲を選択利用する利用者とをインターネットを介して相互に結合して成る着信メロディー配信システムに、複数配信会社と契約し、これら会社が有する着信メロディーを総括して広告代理し、かつ配信代行する広告代理・配信代行サイトを介在させて成る着信メロディー広告代理・配信代行システム。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、夫々が多数の着信メロディーを保有する複数の着信メロディー配信会社と、携帯電話を用いて前記着信メロディーの中から所望の曲を選択利用する利用者とをインターネットを介して相互に結合して成る着信メロディー配信システムに、複数配信会社と契約し、これら会社が有する着信メロディーを総括して預り、かつ配信代行する広告代理・配信代行サイトを介在させて成る着信メロディー広告代理・配信代行システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話で利用できる着信メロディーの普及は著しく、夫々が多数の着信メロディーを保有する配信会社が各電話会社毎に多数加入されている。各配信会社が1社当り100曲保有しているとして、70社で7000曲でなり、現実にはその数はより多大であり膨大である。リリース曲も多く、この数は益々増加の傾向にある。
【0003】
配信システムの一例を示すと、携帯電話のモニターを用いて、待ち受け画面からネットワーク機能を選択し、メニュー選択し、音及び画像に関する情報収集機能の中から着信メロディーの項目を選択することにより、着信メロディーの配信会社の一覧を得ることができ、配信会社を選択して、その案内に従うことにより、所望の曲を選択することができるようになっている。
【0004】
しかしながら、各電話会社に加入登録されている着信メロディー配信会社の数が多大であるため、携帯電話のモニターの1画面上には、1ページ当り8個程度の配信会社しか紹介できず、ページめくりが大変であり、先頭ページのもののみが優先されて利用され、後続ページに掲載されている配信会社には目が届かないという不公平がある。
【0005】
また、利用者から見ると、各会社が保有している着信メロディーの内容は不明であるので、調べようがなく、やみくもに選択せざるを得ず、本当に聞きたい曲を探すことができないという問題点がある。
【0006】
各配信会社は多数の曲を揃えているものの、著作権主張可能なオリジナル品が多いため、1つの会社で全てを揃えることはできない。即ち、検索できない他の配信会社の中に本来検索したい着信メロディーが埋もれている可能性が高い。利用者は、先頭ページに掲載されている配信会社のもののみでは、やはり不満足であり、さりとて、全ての配信会社のものを検索するのは不可能であり、不満が残る。
【0007】
従来の着信メロディーの配信方法の1例を示すと、特許公開2000−278448号公報(携帯電話用着信メロディーの配信方法と装置)では、リリースされた新曲のメロディーをタイムリーに入力し、好みに合った新曲のメロディーを少ない費用で携帯電話に着信メロディーとして設定する配信方法及び装置が紹介されている。即ち情報端末から電話回線を介してデータベースに発呼する段階と、データベース側ではこの家庭用情報端末が登録されているか否かを確認し許可信号を返送する段階と、この家庭用情報端末が曲一覧表を要求する段階と、データベースが曲一覧表を送信する段階と、家庭用情報端末が曲一覧表を受信しテレビモニターの画面に表示する段階と、曲一覧表の中からリモートコントローラにより好みの曲を指定しこの曲データを要求する段階と、データベースがその曲データを送信する段階と、家庭用情報端末が曲データを受信しテレビモニターの画面に携帯電話のキー対応の文字で表示する段階と、画面に表示された曲データを携帯電話にキーを使用して入力する段階とからなる携帯電話用着信メロディーの配信方法が紹介されている。
【0008】
特許公開2000−278448号公報に示される着信メロディーの配信方法は、従来本に書かれた新曲の楽譜を携帯電話にコードデータで入力する煩わしさを解消し、かつ大きなテレビモニター画面に示された曲一覧表の中から容易に携帯電話へ入力できるようにしたもので、本発明の趣旨目的とは異なるものの、リリース曲も含めて曲目数が多大であり、メロディー配信方法に様々な問題点が含まれていることを示している。
【0009】
【特許文献1】
特許公開2000−278448号公報、第1頁、図1
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上の通り、従来の着信メロディーの配信システムは、配信会社間で大きな不公平を生じており、良いメロディーの製作意欲を低下させているという問題点がある。また、利用者側では操作が複雑で、本当に欲しいメロディーをうまく検索できないという問題点があった。
【0011】
そこで、本発明は、従来の着信メロディー配信システムを踏襲した上で、配信会社間での不公平を解消し、良いメロディーの製作意欲を向上させ、かつ利用者側では操作性良好にして本当に欲しいメロディーを容易に検索できる着信メロディー広告代理・配信代行システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することができる本発明の着信メロディー広告代理・配信代行システムは、夫々が多数の着信メロディーを保有する複数の着信メロディー配信会社と、携帯電話を用いて前記着信メロディーの中から所望の曲を選択利用する利用者とをインターネットを介して相互に結合して成る着信メロディー配信システムに、複数配信会社と契約し、これら会社が有する着信メロディーを総括して預り、かつ配信代行する広告代理・配信代行サイトを介在させて成る着信メロディー広告代理・配信代行システムであって、
前記広告代理・配信代行サイトは、前記着信メロディー配信会社が有する多数の曲を各配信会社毎に区分整理して保有する総合リスト記憶手段と、
前記利用者の当該広告代理・配信代行サイトの検索に基づいて、最終的には曲目指定させることを予定しての総合的最適案内を行う曲目案内手段と、
前記曲目案内手段を介して指定された曲目について、当該曲目を所有する配信会社全てを公平手順でリストアップした上で、前記利用者に任意の配信会社を指定させる選曲及び選社手段とを有し、
前記利用者が指定した配信会社の前記指定の曲目を前記利用者に直接又は間接的に提供することを特徴とする。
【0013】
本発明で行う着信メロディー広告代理・配信代行サイトは、各配信会社との契約の下、各配信会社が保有する着信メロディーを預り、各配信会社毎に区分整理して保有し、利用者の選択に基づいて選択された曲目を公平に案内することが役目である。
【0014】
広告代理・配信代行サイトは、公平な案内が主目的であるので、実際データの配信は、選択された配信会社のサイトで実行させても良く、データ全てを預り、いわば販売代理まで行うのも構わない。
【0015】
利用者には、あくまで良いメロディーを紹介したいので、インターネット又は本システム外の書籍によって広告することもできる。この広告は、広告代理・配信代行サイトを運営する広告代理店が行ってもよく、各配信会社が個別に行うのも構わない。要するに、広告によって知り得た曲目を選択させることにより、目に見えぬメロディーを円滑に案内できるようにする。曲目としては、メロディー創作者が付けた名前が基本であるが、識別力を与えるため各配信会社又は広告代理店が付けた名前でも良く、又は曲特有のコード名であっても良い。同一名の曲目に対しては、次いで社名を選択させることにより、各配信会社の公平を保つことができる。
【0016】
総合リスト記憶手段に各メロディーのデータまで含めるか否かは、配信会社との契約による。即ち、本広告代理・配信代行サイトは、各配信会社のメロディーへの案内までを目的とするので、試聴や実際データの配信は各配信会社のサイトで実行することができる。要するに、各配信会社との連係により、総合リスト記憶手段に記憶されるデータの内容を定めることができる。
【0017】
各配信会社の保有する着信メロディーを総合的に扱う関係から、曲目案内手段は、最終的には曲目を指定させることを予定して、総合的最適案内を行う。即ち、曲目入力で直接曲目検索できる手段の他に、従来より各配信会社が有する自己サイトでの案内手段をも利用して、アーティスト、映画音楽、テレビドラマ、TVコマーシャル、クラシック、ジャズ、ヒップホップ、民謡等のジャンル別は勿論のこと、先週のベストテン、リリース等の分類を含めて、可能な限りでの最適案内を行い、最終的には曲目を選択させる。
【0018】
選択曲目に、複数の配信会社が対応する場合には、全配信会社をリストアップし、利用者にいずれかの会社を選択させることにより公平を保つ。一般には、リストアップされる会社数は数社以内で、特別の場合に10社程度の名が列挙されることが考えられる。数社の配信会社の選択は、リストアップされているので容易に選択できる。
【0019】
選択し指定した配信会社の曲目別メロディーデータの利用者への提供は直接又は間接的に行うことができる。即ち、配信会社との契約により、配信会社のサイトを介して行うか、本広告代理・配信代行サイトで預っているデータを転送するかは自由である。
【0020】
以上により、利用者は、本広告代理サイトの検索により、本広告代理・配信代行サイトと契約されている全配信会社が保有する全データを対象として、広告代理・配信代行サイトで定めた最適案内手段で案内されつつ検索できるので、多量のメロディーの中から、比較的容易に所望のメロディーを発見することができる。このとき、1つの配信会社に対してのものではないので、隣により良いメロディーはないかと憶測する必要もなく、利用者にとって十分満足した結果を得ることができる。
【0021】
また、同一曲名のメロディーに対し、複数の配信会社名が列挙されるので、公平である。要すれば、各社のメロディーを試し聞きし、最も好みに合った曲を選択できる。
【0022】
さらに、配信会社は、複数の配信会社を公平に扱う総合リスト記憶手段及び曲目案内手段、並びに選曲及び選社手段を有する広告代理・配信代行サイトを介して利用者に選択されるので、例え後続ページに掲載されているとしても、良いメロディーに対しては良く注文を受けることができる。従って、掲載ページの一に関係がなく、各配信会社は、良い商品作りに専念することができる。
【0023】
従って、本発明の着信メロディー広告代理・配信代行システムによれば、配信会社の公平を保ち、配信システム内の会社案内のページの位置に関係なく、良い商品、即ち良いメロディーを保有していれば、よく注文を受けることができるようになるという効果を有する。
【0024】
また、本発明によれば、利用者は、広告代理・配信代行サイトを介して複数の配信会社を対象としてメロディー検索できるので、複数サイトを時間をかけて検索するまでもなく、多量のメロディーの中から、所望のメロディーを容易、かつ満足感をもって検索できるという効果がある。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の着信メロディー広告代理・配信代行システムの構成内容を示すブロック図である。
【0026】
図1に示すように、本発明の着信メロディー広告代理・配信代行システム1は、インターネット2に広告代理店3が有する広告代理サイト3C及び配信代行サイト4を接続して成る。
【0027】
インターネット2には、電話会社5が接続されている。電話会社5は、利用者の携帯電話6の料金に合わせて、着信メロディーの使用料金の決算機関として必須である。この点、従来の着信メロディー配信システムと異なる所がない。
【0028】
前記インターネット2には、前記電話会社5と契約された複数の(例えば70社)の着信メロディー配信会社7のサイトが接続される。これらサイトの番号をij(AA、AB、AC…ZZ)で示す。各配信会社7は、1社当り例えば100個又はそれ以上の数の着信メロディーを保有し、前記携帯電話6の発呼に応じ、夫々のデータバンクを応答させ、注文があった場合には、所要のメロディーデータを携帯電話6に対して送信できるようになっている。
【0029】
各配信会社7の携帯電話6に対するメロディー案内手段は様々であり、基本的にはジャンル別にメロディーを紹介し、場合によっては試聴させ、利用者の希望に応じた曲のデータを送信するというものである。これらは、従来よりの配信システムと何ら異なる所がない。
【0030】
前記広告代理店3は、広告代理サイト3C、及び図1に示すシステムとは別途の書籍発行等の手段により、契約配信会社(図に※印を付して示す)7が有する着信メロディーについて、それを広告する。配信会社7自らが個別にメロディー広告用の書籍を発行することもある。これら書籍の発行により、特定のメロディーの曲目を広く利用者に知らせることができる。
【0031】
前記配信代行サイト4は、総合リスト記憶手段8と、曲目案内リスト記憶手段9、方式別案内データ記憶手段10を備えている。
【0032】
総合リスト記憶手段8は、図2に示す内容にて、契約配信会社7が保有する着信メロディーの曲名毎にアーティスト、ジャンル(映画音楽、テレビドラマ、TVコマーシャル、クラシック、ジャズ、ヒップホップ等)等の属性データと、試聴可否、金額、その他の条件が付属され、試聴可否に応じてメロディーデータの1部又は全部が記憶されている。図中「○」印は全データの預りを、「△」印は試聴データのみの預りを示す。
【0033】
前記曲目案内リスト記憶手段9は、曲目案内画面を構成するためのデータが記憶されている。方式別曲目案内データ記憶手段には、案内画面で選択された方式に従って曲目案内処理を行うためのデータが整理されて記憶されている。
【0034】
前記曲目案内リスト記憶手段9は、方式選択手段11と接続されている。方式選択手段11は、要するに画面上に曲目案内方式を表示し、利用者に任意の方式を選択させるものである。
【0035】
前記方式別曲目案内データ社記憶手段10は、方式別曲目案内手段12と接続されている。方式別曲目案内手段12は、方式選択手段11で選択された内容に従って、利用者の操作を案内し、所要の曲目に円滑に辿りつけるよう案内するシーケンスである。
【0036】
前記方式選択手段11及び方式別曲目案内手段12は、選曲手段13と接続されている。選曲手段13は、選曲リスト検索手段14及び選社手段15とも接続されている。
【0037】
前記選曲手段13は、方式選択手段11で方式選択でなく曲目で直接選びたいときジャンプして選択され、また方式別曲目案内手段12で最終的に曲目選択可能になってから利用される。
【0038】
選曲手段13では、曲目入力されるか、又は、選曲リスト検索手段14で表示されたリストの中で曲目が選択されて指定される。
【0039】
選社手段15は、1つの曲目に対し、複数の配信会社7が存在する場合に作動され、複数会社を列挙して、所望の会社を利用者に選択させる。
【0040】
前記選社手段15には、メロディー提供手段16が接続されている。メロディー提供手段16は、選社された配信会社7のサイトにリンクし、データ配信すべく指令するものである。又は、前記総合リスト記憶手段8にメロディーデータが委託されている場合には、配信代行サイト4からデータ送信することもある。
【0041】
次に、図3及び図4を用いて前記配信代行サイト4が行う曲目案内、選曲、選社手段の具体的作業内容を説明する。まず。準備手続について示すと、利用者は、携帯電話6の待ち受け画面(図示せず)からネットワーク機能を選択してインターネットと接続し、そのトップメニューから着信メロディーの検索項目を選択することにより、図3に示す配信会社のリスト画面6S−1を呼び出すことができる。ここまでの手順は、従来よりの配信システムと異なる所がない。
【0042】
図3において、配信会社のリストの中から、本配信代行サイト「曲ナビ」を選択することにより、本システムが作動開始され、初期画面6S−2が表示される。この画面6S−2には、案内方式がリストアップされている。
【0043】
本発明での案内方式は、最終的には曲目選択することを予定して、「曲目で選ぶ」、「アーティストで選ぶ」、「映画音楽」、「TVドラマ」、「TVコマーシャル」、「クラシック」、「ジャズ」、「ヒップホップ」等ジャンル別案内できることが示されている。「その他」としては、「ベスト10」、「リリース」等が含まれる。キーワード検索の項目を設け、図4に示すデータバンクを検索させることもできる。
【0044】
曲目が直接選ばれるということは、利用者が曲目を既に知っているということで、画面6S−3に移行して曲目入力され、画面6S−4でそのメロディーを所有する配信会社、例えばAD社を選択させれば良い。配信会社を選択させると、該当するAD社のサイトの画面6S−5にリンクされ、そこで配信手続を行うことができる。代行配信を依頼されている場合には、画面6S−6に移り、配信手続を行う。
【0045】
以上の手続を図4のフローチャートで示す。ステップ401で案内方式を選択すると、ステップ402へ移行し、曲目の直接入力であるか否かが判別され、曲目直接入力であればステップ403へ移行する。
【0046】
ステップ403で曲目入力すると、配信会社が複数の場合には、ステップ404で会社リストを表示し、ステップ405で社名を選択させる。
【0047】
ステップ406で試聴できるか否かは、図2で示したデータ中、試聴用のデータが預けられているか否かによる。即ち試聴できるか否かは、配信会社の都合による。
【0048】
ステップ407では、選択、試聴の結果、利用者にデータ配信するか否かの判断を聞く。即ち、利用者のメロディー注文を聞く。利用者は、試聴結果等が気に食わない場合には、ステップ401、405のいずれかへ返ることができる。
【0049】
ステップ407で注文が決定されると、ステップ408へ移行し、注文内容を確定して、ステップ409で配信し、ステップ410で計算、記録する。既に示したように、ステップ409での配信は、配信会社のサイトで行うか、本システムサイトで行うかは、配信会社との間の契約による。これら契約内容により、料金の受け渡し内容が異なる。
【0050】
ステップ402で曲目入力以外の項目が選択されると、ステップ411へ移行し、アーティスト別又はジャンル別の曲目案内が為される。例えば、アーティストの選択では、アーティスト名を入力させ、その曲目をリストアップし、ステップ412で曲目選択させる。その途中でジャンル別の案内を受けることができる。
【0051】
映画音楽では、候補が多過ぎるので、国名、その他のジャンル(アクション、ホラー等)を乗算させ、候補を絞り、選択させる。候補数は20以下を参考とする。
【0052】
TVドラマでは、候補大であるので、ジャンル(マンガ、マンザイ、ニュース、時代劇等)を乗算させる。
【0053】
TVコマーシャルでは、必ずしも名称が定められていないので、あえて適切な名称をネーミングし、又はコード名など与えて検索可能の処置を取る。このネーミングは、本広告代理サイト3Cでの広告や、書籍上での広告でのネーミングと一致させる。書籍等他の広告媒体によりネーミングを周知させれば、ステップ403での曲目直接入力が可能となる。
【0054】
クラシックでは、候補数が大となるので、作曲家、楽器、歌劇、オペラ等の分類を乗算させる。ポップでは、性別、グループ、ソロ等を乗算させる。ここでも、書籍上での広告による曲目入力が優先される。
【0055】
「その他」の選択では、ベスト10、リリース曲等が紹介される。また、キーワードによる検索エンジンにより、好みに応じた検索が可能である。いずれの場合にも、最終的には、曲目を選択させる。
【0056】
以上の手順に基づいて、利用者は、曲目入力、又は曲目選択により曲目指定し、会社選択をして所望の着信メロディーを得ることができる。既に示したように、曲目は、コード名を含む。また、既に示した内容からも理解されるように、本発明の着信メロディーとしては、本来の着信音設定のためのメロディーの域を超え、カラオケ、一般音楽を含み、種々のメロディーを含む。
【0057】
一方、各配信会社7にとっては、本来のインターネットを介しての直接配信に加え、本発明の広告代理サイト4での配信が可能となるので、従来以上に配信数を増加させることができる。しかも、従来、図3の画面6S−1に示す末尾の隠れた位置にある配信サイトは、配信代行サイト4を介して他と公平に配信されているので、良いメロディーは確実に配信されることになり、良いメロディーを配信することに専念できるようになる。各配信会社7のメロディー検索状況を表1に示す。表1において、「・」印は1回の検索があったことを示す。
【0058】
【表1】
表1に示すように、各配信会社7は、図3の示す画面6S−1の位置に関係なく、全く、公平に配信される。良いメロディーは、確実に配信される。
【0059】
利用者は、従来、1つの配信会社7のデータベースに対しアクセスしていたのに対し、本発明の配信代行サイト4のデータベースである総合リスト記憶手段8を検索できるので、大量データの中から最適選択でき、十分満足できる内容で最良のメロディーを選択できる。仮に同一名であっても、演奏、状況、テンポ等、各種の音的条件にて音楽の質が異なることは周知のことである。ここに、本発明の配信代行サイト4を用いれば、その内の最良のメロディーを検索できることになる。
【0060】
本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変形することができ、各種態様で実施できる。
【0061】
【発明の効果】
以上の通り、本発明は、特許請求の範囲に記載の通り、着信メロディー配信会社を接続して成る配信システムに広告代理店等が運営する広告代理・配信代行サイトを介在させて成る着信メロディー広告代理・配信代行システムであるので、配信会社の公平を保ち、配信システム内の会社案内のページの位置に関係なく、良い商品、即ち良いメロディーを保有していれば、よく注文を受けることができるようになるという効果を有する。
【0062】
また、本発明によれば、利用者は、配信代行サイトを介して複数の配信会社を対象としてメロディー検索できるので、複数サイトを時間をかけて検索するまでもなく、多量のメロディーの中から、所望のメロディーを容易、かつ満足感をもって検索できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る着信メロディー広告代理・配信代行システムを示すブロック図である。
【図2】図1に示す総合リスト記憶手段の記憶内容を示す説明図である。
【図3】案内画面の表示例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係る配信代行システムの配信代行方式を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 着信メロディー広告代理・配信代行システム
2 インターネット
3 広告代理店
3C 広告代理サイト
4 配信代行サイト
5 電話会社
6 利用者の携帯電話
6S−1、6S−2、6S−3、6S−4、6S−5、6S−6 画面
7 着信メロディー配信会社
8 総合リスト記憶手段
9 曲目案内リスト記憶手段
10 方式別案内データ記憶手段
11 方式選択手段
12 方式別曲目案内手段
13 選曲手段
14 選曲リスト検索手段
15 選社手段
16 メロディー提供手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、夫々が多数の着信メロディーを保有する複数の着信メロディー配信会社と、携帯電話を用いて前記着信メロディーの中から所望の曲を選択利用する利用者とをインターネットを介して相互に結合して成る着信メロディー配信システムに、複数配信会社と契約し、これら会社が有する着信メロディーを総括して預り、かつ配信代行する広告代理・配信代行サイトを介在させて成る着信メロディー広告代理・配信代行システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話で利用できる着信メロディーの普及は著しく、夫々が多数の着信メロディーを保有する配信会社が各電話会社毎に多数加入されている。各配信会社が1社当り100曲保有しているとして、70社で7000曲でなり、現実にはその数はより多大であり膨大である。リリース曲も多く、この数は益々増加の傾向にある。
【0003】
配信システムの一例を示すと、携帯電話のモニターを用いて、待ち受け画面からネットワーク機能を選択し、メニュー選択し、音及び画像に関する情報収集機能の中から着信メロディーの項目を選択することにより、着信メロディーの配信会社の一覧を得ることができ、配信会社を選択して、その案内に従うことにより、所望の曲を選択することができるようになっている。
【0004】
しかしながら、各電話会社に加入登録されている着信メロディー配信会社の数が多大であるため、携帯電話のモニターの1画面上には、1ページ当り8個程度の配信会社しか紹介できず、ページめくりが大変であり、先頭ページのもののみが優先されて利用され、後続ページに掲載されている配信会社には目が届かないという不公平がある。
【0005】
また、利用者から見ると、各会社が保有している着信メロディーの内容は不明であるので、調べようがなく、やみくもに選択せざるを得ず、本当に聞きたい曲を探すことができないという問題点がある。
【0006】
各配信会社は多数の曲を揃えているものの、著作権主張可能なオリジナル品が多いため、1つの会社で全てを揃えることはできない。即ち、検索できない他の配信会社の中に本来検索したい着信メロディーが埋もれている可能性が高い。利用者は、先頭ページに掲載されている配信会社のもののみでは、やはり不満足であり、さりとて、全ての配信会社のものを検索するのは不可能であり、不満が残る。
【0007】
従来の着信メロディーの配信方法の1例を示すと、特許公開2000−278448号公報(携帯電話用着信メロディーの配信方法と装置)では、リリースされた新曲のメロディーをタイムリーに入力し、好みに合った新曲のメロディーを少ない費用で携帯電話に着信メロディーとして設定する配信方法及び装置が紹介されている。即ち情報端末から電話回線を介してデータベースに発呼する段階と、データベース側ではこの家庭用情報端末が登録されているか否かを確認し許可信号を返送する段階と、この家庭用情報端末が曲一覧表を要求する段階と、データベースが曲一覧表を送信する段階と、家庭用情報端末が曲一覧表を受信しテレビモニターの画面に表示する段階と、曲一覧表の中からリモートコントローラにより好みの曲を指定しこの曲データを要求する段階と、データベースがその曲データを送信する段階と、家庭用情報端末が曲データを受信しテレビモニターの画面に携帯電話のキー対応の文字で表示する段階と、画面に表示された曲データを携帯電話にキーを使用して入力する段階とからなる携帯電話用着信メロディーの配信方法が紹介されている。
【0008】
特許公開2000−278448号公報に示される着信メロディーの配信方法は、従来本に書かれた新曲の楽譜を携帯電話にコードデータで入力する煩わしさを解消し、かつ大きなテレビモニター画面に示された曲一覧表の中から容易に携帯電話へ入力できるようにしたもので、本発明の趣旨目的とは異なるものの、リリース曲も含めて曲目数が多大であり、メロディー配信方法に様々な問題点が含まれていることを示している。
【0009】
【特許文献1】
特許公開2000−278448号公報、第1頁、図1
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
以上の通り、従来の着信メロディーの配信システムは、配信会社間で大きな不公平を生じており、良いメロディーの製作意欲を低下させているという問題点がある。また、利用者側では操作が複雑で、本当に欲しいメロディーをうまく検索できないという問題点があった。
【0011】
そこで、本発明は、従来の着信メロディー配信システムを踏襲した上で、配信会社間での不公平を解消し、良いメロディーの製作意欲を向上させ、かつ利用者側では操作性良好にして本当に欲しいメロディーを容易に検索できる着信メロディー広告代理・配信代行システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決することができる本発明の着信メロディー広告代理・配信代行システムは、夫々が多数の着信メロディーを保有する複数の着信メロディー配信会社と、携帯電話を用いて前記着信メロディーの中から所望の曲を選択利用する利用者とをインターネットを介して相互に結合して成る着信メロディー配信システムに、複数配信会社と契約し、これら会社が有する着信メロディーを総括して預り、かつ配信代行する広告代理・配信代行サイトを介在させて成る着信メロディー広告代理・配信代行システムであって、
前記広告代理・配信代行サイトは、前記着信メロディー配信会社が有する多数の曲を各配信会社毎に区分整理して保有する総合リスト記憶手段と、
前記利用者の当該広告代理・配信代行サイトの検索に基づいて、最終的には曲目指定させることを予定しての総合的最適案内を行う曲目案内手段と、
前記曲目案内手段を介して指定された曲目について、当該曲目を所有する配信会社全てを公平手順でリストアップした上で、前記利用者に任意の配信会社を指定させる選曲及び選社手段とを有し、
前記利用者が指定した配信会社の前記指定の曲目を前記利用者に直接又は間接的に提供することを特徴とする。
【0013】
本発明で行う着信メロディー広告代理・配信代行サイトは、各配信会社との契約の下、各配信会社が保有する着信メロディーを預り、各配信会社毎に区分整理して保有し、利用者の選択に基づいて選択された曲目を公平に案内することが役目である。
【0014】
広告代理・配信代行サイトは、公平な案内が主目的であるので、実際データの配信は、選択された配信会社のサイトで実行させても良く、データ全てを預り、いわば販売代理まで行うのも構わない。
【0015】
利用者には、あくまで良いメロディーを紹介したいので、インターネット又は本システム外の書籍によって広告することもできる。この広告は、広告代理・配信代行サイトを運営する広告代理店が行ってもよく、各配信会社が個別に行うのも構わない。要するに、広告によって知り得た曲目を選択させることにより、目に見えぬメロディーを円滑に案内できるようにする。曲目としては、メロディー創作者が付けた名前が基本であるが、識別力を与えるため各配信会社又は広告代理店が付けた名前でも良く、又は曲特有のコード名であっても良い。同一名の曲目に対しては、次いで社名を選択させることにより、各配信会社の公平を保つことができる。
【0016】
総合リスト記憶手段に各メロディーのデータまで含めるか否かは、配信会社との契約による。即ち、本広告代理・配信代行サイトは、各配信会社のメロディーへの案内までを目的とするので、試聴や実際データの配信は各配信会社のサイトで実行することができる。要するに、各配信会社との連係により、総合リスト記憶手段に記憶されるデータの内容を定めることができる。
【0017】
各配信会社の保有する着信メロディーを総合的に扱う関係から、曲目案内手段は、最終的には曲目を指定させることを予定して、総合的最適案内を行う。即ち、曲目入力で直接曲目検索できる手段の他に、従来より各配信会社が有する自己サイトでの案内手段をも利用して、アーティスト、映画音楽、テレビドラマ、TVコマーシャル、クラシック、ジャズ、ヒップホップ、民謡等のジャンル別は勿論のこと、先週のベストテン、リリース等の分類を含めて、可能な限りでの最適案内を行い、最終的には曲目を選択させる。
【0018】
選択曲目に、複数の配信会社が対応する場合には、全配信会社をリストアップし、利用者にいずれかの会社を選択させることにより公平を保つ。一般には、リストアップされる会社数は数社以内で、特別の場合に10社程度の名が列挙されることが考えられる。数社の配信会社の選択は、リストアップされているので容易に選択できる。
【0019】
選択し指定した配信会社の曲目別メロディーデータの利用者への提供は直接又は間接的に行うことができる。即ち、配信会社との契約により、配信会社のサイトを介して行うか、本広告代理・配信代行サイトで預っているデータを転送するかは自由である。
【0020】
以上により、利用者は、本広告代理サイトの検索により、本広告代理・配信代行サイトと契約されている全配信会社が保有する全データを対象として、広告代理・配信代行サイトで定めた最適案内手段で案内されつつ検索できるので、多量のメロディーの中から、比較的容易に所望のメロディーを発見することができる。このとき、1つの配信会社に対してのものではないので、隣により良いメロディーはないかと憶測する必要もなく、利用者にとって十分満足した結果を得ることができる。
【0021】
また、同一曲名のメロディーに対し、複数の配信会社名が列挙されるので、公平である。要すれば、各社のメロディーを試し聞きし、最も好みに合った曲を選択できる。
【0022】
さらに、配信会社は、複数の配信会社を公平に扱う総合リスト記憶手段及び曲目案内手段、並びに選曲及び選社手段を有する広告代理・配信代行サイトを介して利用者に選択されるので、例え後続ページに掲載されているとしても、良いメロディーに対しては良く注文を受けることができる。従って、掲載ページの一に関係がなく、各配信会社は、良い商品作りに専念することができる。
【0023】
従って、本発明の着信メロディー広告代理・配信代行システムによれば、配信会社の公平を保ち、配信システム内の会社案内のページの位置に関係なく、良い商品、即ち良いメロディーを保有していれば、よく注文を受けることができるようになるという効果を有する。
【0024】
また、本発明によれば、利用者は、広告代理・配信代行サイトを介して複数の配信会社を対象としてメロディー検索できるので、複数サイトを時間をかけて検索するまでもなく、多量のメロディーの中から、所望のメロディーを容易、かつ満足感をもって検索できるという効果がある。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の着信メロディー広告代理・配信代行システムの構成内容を示すブロック図である。
【0026】
図1に示すように、本発明の着信メロディー広告代理・配信代行システム1は、インターネット2に広告代理店3が有する広告代理サイト3C及び配信代行サイト4を接続して成る。
【0027】
インターネット2には、電話会社5が接続されている。電話会社5は、利用者の携帯電話6の料金に合わせて、着信メロディーの使用料金の決算機関として必須である。この点、従来の着信メロディー配信システムと異なる所がない。
【0028】
前記インターネット2には、前記電話会社5と契約された複数の(例えば70社)の着信メロディー配信会社7のサイトが接続される。これらサイトの番号をij(AA、AB、AC…ZZ)で示す。各配信会社7は、1社当り例えば100個又はそれ以上の数の着信メロディーを保有し、前記携帯電話6の発呼に応じ、夫々のデータバンクを応答させ、注文があった場合には、所要のメロディーデータを携帯電話6に対して送信できるようになっている。
【0029】
各配信会社7の携帯電話6に対するメロディー案内手段は様々であり、基本的にはジャンル別にメロディーを紹介し、場合によっては試聴させ、利用者の希望に応じた曲のデータを送信するというものである。これらは、従来よりの配信システムと何ら異なる所がない。
【0030】
前記広告代理店3は、広告代理サイト3C、及び図1に示すシステムとは別途の書籍発行等の手段により、契約配信会社(図に※印を付して示す)7が有する着信メロディーについて、それを広告する。配信会社7自らが個別にメロディー広告用の書籍を発行することもある。これら書籍の発行により、特定のメロディーの曲目を広く利用者に知らせることができる。
【0031】
前記配信代行サイト4は、総合リスト記憶手段8と、曲目案内リスト記憶手段9、方式別案内データ記憶手段10を備えている。
【0032】
総合リスト記憶手段8は、図2に示す内容にて、契約配信会社7が保有する着信メロディーの曲名毎にアーティスト、ジャンル(映画音楽、テレビドラマ、TVコマーシャル、クラシック、ジャズ、ヒップホップ等)等の属性データと、試聴可否、金額、その他の条件が付属され、試聴可否に応じてメロディーデータの1部又は全部が記憶されている。図中「○」印は全データの預りを、「△」印は試聴データのみの預りを示す。
【0033】
前記曲目案内リスト記憶手段9は、曲目案内画面を構成するためのデータが記憶されている。方式別曲目案内データ記憶手段には、案内画面で選択された方式に従って曲目案内処理を行うためのデータが整理されて記憶されている。
【0034】
前記曲目案内リスト記憶手段9は、方式選択手段11と接続されている。方式選択手段11は、要するに画面上に曲目案内方式を表示し、利用者に任意の方式を選択させるものである。
【0035】
前記方式別曲目案内データ社記憶手段10は、方式別曲目案内手段12と接続されている。方式別曲目案内手段12は、方式選択手段11で選択された内容に従って、利用者の操作を案内し、所要の曲目に円滑に辿りつけるよう案内するシーケンスである。
【0036】
前記方式選択手段11及び方式別曲目案内手段12は、選曲手段13と接続されている。選曲手段13は、選曲リスト検索手段14及び選社手段15とも接続されている。
【0037】
前記選曲手段13は、方式選択手段11で方式選択でなく曲目で直接選びたいときジャンプして選択され、また方式別曲目案内手段12で最終的に曲目選択可能になってから利用される。
【0038】
選曲手段13では、曲目入力されるか、又は、選曲リスト検索手段14で表示されたリストの中で曲目が選択されて指定される。
【0039】
選社手段15は、1つの曲目に対し、複数の配信会社7が存在する場合に作動され、複数会社を列挙して、所望の会社を利用者に選択させる。
【0040】
前記選社手段15には、メロディー提供手段16が接続されている。メロディー提供手段16は、選社された配信会社7のサイトにリンクし、データ配信すべく指令するものである。又は、前記総合リスト記憶手段8にメロディーデータが委託されている場合には、配信代行サイト4からデータ送信することもある。
【0041】
次に、図3及び図4を用いて前記配信代行サイト4が行う曲目案内、選曲、選社手段の具体的作業内容を説明する。まず。準備手続について示すと、利用者は、携帯電話6の待ち受け画面(図示せず)からネットワーク機能を選択してインターネットと接続し、そのトップメニューから着信メロディーの検索項目を選択することにより、図3に示す配信会社のリスト画面6S−1を呼び出すことができる。ここまでの手順は、従来よりの配信システムと異なる所がない。
【0042】
図3において、配信会社のリストの中から、本配信代行サイト「曲ナビ」を選択することにより、本システムが作動開始され、初期画面6S−2が表示される。この画面6S−2には、案内方式がリストアップされている。
【0043】
本発明での案内方式は、最終的には曲目選択することを予定して、「曲目で選ぶ」、「アーティストで選ぶ」、「映画音楽」、「TVドラマ」、「TVコマーシャル」、「クラシック」、「ジャズ」、「ヒップホップ」等ジャンル別案内できることが示されている。「その他」としては、「ベスト10」、「リリース」等が含まれる。キーワード検索の項目を設け、図4に示すデータバンクを検索させることもできる。
【0044】
曲目が直接選ばれるということは、利用者が曲目を既に知っているということで、画面6S−3に移行して曲目入力され、画面6S−4でそのメロディーを所有する配信会社、例えばAD社を選択させれば良い。配信会社を選択させると、該当するAD社のサイトの画面6S−5にリンクされ、そこで配信手続を行うことができる。代行配信を依頼されている場合には、画面6S−6に移り、配信手続を行う。
【0045】
以上の手続を図4のフローチャートで示す。ステップ401で案内方式を選択すると、ステップ402へ移行し、曲目の直接入力であるか否かが判別され、曲目直接入力であればステップ403へ移行する。
【0046】
ステップ403で曲目入力すると、配信会社が複数の場合には、ステップ404で会社リストを表示し、ステップ405で社名を選択させる。
【0047】
ステップ406で試聴できるか否かは、図2で示したデータ中、試聴用のデータが預けられているか否かによる。即ち試聴できるか否かは、配信会社の都合による。
【0048】
ステップ407では、選択、試聴の結果、利用者にデータ配信するか否かの判断を聞く。即ち、利用者のメロディー注文を聞く。利用者は、試聴結果等が気に食わない場合には、ステップ401、405のいずれかへ返ることができる。
【0049】
ステップ407で注文が決定されると、ステップ408へ移行し、注文内容を確定して、ステップ409で配信し、ステップ410で計算、記録する。既に示したように、ステップ409での配信は、配信会社のサイトで行うか、本システムサイトで行うかは、配信会社との間の契約による。これら契約内容により、料金の受け渡し内容が異なる。
【0050】
ステップ402で曲目入力以外の項目が選択されると、ステップ411へ移行し、アーティスト別又はジャンル別の曲目案内が為される。例えば、アーティストの選択では、アーティスト名を入力させ、その曲目をリストアップし、ステップ412で曲目選択させる。その途中でジャンル別の案内を受けることができる。
【0051】
映画音楽では、候補が多過ぎるので、国名、その他のジャンル(アクション、ホラー等)を乗算させ、候補を絞り、選択させる。候補数は20以下を参考とする。
【0052】
TVドラマでは、候補大であるので、ジャンル(マンガ、マンザイ、ニュース、時代劇等)を乗算させる。
【0053】
TVコマーシャルでは、必ずしも名称が定められていないので、あえて適切な名称をネーミングし、又はコード名など与えて検索可能の処置を取る。このネーミングは、本広告代理サイト3Cでの広告や、書籍上での広告でのネーミングと一致させる。書籍等他の広告媒体によりネーミングを周知させれば、ステップ403での曲目直接入力が可能となる。
【0054】
クラシックでは、候補数が大となるので、作曲家、楽器、歌劇、オペラ等の分類を乗算させる。ポップでは、性別、グループ、ソロ等を乗算させる。ここでも、書籍上での広告による曲目入力が優先される。
【0055】
「その他」の選択では、ベスト10、リリース曲等が紹介される。また、キーワードによる検索エンジンにより、好みに応じた検索が可能である。いずれの場合にも、最終的には、曲目を選択させる。
【0056】
以上の手順に基づいて、利用者は、曲目入力、又は曲目選択により曲目指定し、会社選択をして所望の着信メロディーを得ることができる。既に示したように、曲目は、コード名を含む。また、既に示した内容からも理解されるように、本発明の着信メロディーとしては、本来の着信音設定のためのメロディーの域を超え、カラオケ、一般音楽を含み、種々のメロディーを含む。
【0057】
一方、各配信会社7にとっては、本来のインターネットを介しての直接配信に加え、本発明の広告代理サイト4での配信が可能となるので、従来以上に配信数を増加させることができる。しかも、従来、図3の画面6S−1に示す末尾の隠れた位置にある配信サイトは、配信代行サイト4を介して他と公平に配信されているので、良いメロディーは確実に配信されることになり、良いメロディーを配信することに専念できるようになる。各配信会社7のメロディー検索状況を表1に示す。表1において、「・」印は1回の検索があったことを示す。
【0058】
【表1】
表1に示すように、各配信会社7は、図3の示す画面6S−1の位置に関係なく、全く、公平に配信される。良いメロディーは、確実に配信される。
【0059】
利用者は、従来、1つの配信会社7のデータベースに対しアクセスしていたのに対し、本発明の配信代行サイト4のデータベースである総合リスト記憶手段8を検索できるので、大量データの中から最適選択でき、十分満足できる内容で最良のメロディーを選択できる。仮に同一名であっても、演奏、状況、テンポ等、各種の音的条件にて音楽の質が異なることは周知のことである。ここに、本発明の配信代行サイト4を用いれば、その内の最良のメロディーを検索できることになる。
【0060】
本発明は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変形することができ、各種態様で実施できる。
【0061】
【発明の効果】
以上の通り、本発明は、特許請求の範囲に記載の通り、着信メロディー配信会社を接続して成る配信システムに広告代理店等が運営する広告代理・配信代行サイトを介在させて成る着信メロディー広告代理・配信代行システムであるので、配信会社の公平を保ち、配信システム内の会社案内のページの位置に関係なく、良い商品、即ち良いメロディーを保有していれば、よく注文を受けることができるようになるという効果を有する。
【0062】
また、本発明によれば、利用者は、配信代行サイトを介して複数の配信会社を対象としてメロディー検索できるので、複数サイトを時間をかけて検索するまでもなく、多量のメロディーの中から、所望のメロディーを容易、かつ満足感をもって検索できるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る着信メロディー広告代理・配信代行システムを示すブロック図である。
【図2】図1に示す総合リスト記憶手段の記憶内容を示す説明図である。
【図3】案内画面の表示例を示すフローチャートである。
【図4】本発明の一実施形態に係る配信代行システムの配信代行方式を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 着信メロディー広告代理・配信代行システム
2 インターネット
3 広告代理店
3C 広告代理サイト
4 配信代行サイト
5 電話会社
6 利用者の携帯電話
6S−1、6S−2、6S−3、6S−4、6S−5、6S−6 画面
7 着信メロディー配信会社
8 総合リスト記憶手段
9 曲目案内リスト記憶手段
10 方式別案内データ記憶手段
11 方式選択手段
12 方式別曲目案内手段
13 選曲手段
14 選曲リスト検索手段
15 選社手段
16 メロディー提供手段
Claims (1)
- 夫々が多数の着信メロディーを保有する複数の着信メロディー配信会社と、携帯電話を用いて前記着信メロディーの中から所望の曲を選択利用する利用者とをインターネットを介して相互に結合して成る着信メロディー配信システムに、複数配信会社と契約し、これら会社が有する着信メロディーを総括して預り、かつ配信代行する広告代理・配信代行サイトを介在させて成る着信メロディー広告代理・配信代行システムであって、
前記広告代理・配信代行サイトは、前記着信メロディー配信会社が有する多数の曲を各配信会社毎に区分整理して保有する総合リスト記憶手段と、
前記利用者の当該広告代理・配信代行サイトの検索に基づいて、最終的には曲目指定させることを予定しての総合的最適案内を行う曲目案内手段と、
前記曲目案内手段を介して指定された曲目について、当該曲目を所有する配信会社全てを公平手順でリストアップした上で、前記利用者に任意の配信会社を指定させる選曲及び選社手段とを有し、
前記利用者が指定した配信会社の前記指定の曲目を前記利用者に直接又は間接的に提供することを特徴とする着信メロディー広告代理・配信代行システム。
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- 2003-06-26 JP JP2003182973A patent/JP2005017741A/ja active Pending
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