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JP2005016617A - Motor-driven power steering device - Google Patents

Motor-driven power steering device Download PDF

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Publication number
JP2005016617A
JP2005016617A JP2003181523A JP2003181523A JP2005016617A JP 2005016617 A JP2005016617 A JP 2005016617A JP 2003181523 A JP2003181523 A JP 2003181523A JP 2003181523 A JP2003181523 A JP 2003181523A JP 2005016617 A JP2005016617 A JP 2005016617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
worm
tooth
power steering
wheel
electric power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003181523A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Kazuo Chikaraishi
一穂 力石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
NSK Steering Systems Co Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
NSK Steering Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd, NSK Steering Systems Co Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2003181523A priority Critical patent/JP2005016617A/en
Priority to DE112004000679T priority patent/DE112004000679T5/en
Priority to PCT/JP2004/005478 priority patent/WO2005000662A1/en
Priority to US10/550,316 priority patent/US20060191736A1/en
Publication of JP2005016617A publication Critical patent/JP2005016617A/en
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a motor-driven power steering device capable of largely enhancing the wear durability by improving the lubricating performance using a tooth form in a special shape. <P>SOLUTION: The motor-driven power steering device includes a worm gear mechanism structured so that a worm 2 driven by an electric motor 4 is meshed with a worm wheel 3 provided on the output shaft 5, in which the tooth face of the worm wheel 3 and the tooth face of the worm 2 are formed as a special-shaped tooth form having a first contacting line and a second contacting line intersecting the slide contacting direction of the worm 2 and intersecting each other where the tooth face of an intermediate gear assumes a conical surface. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生して、ウォームギヤ機構により減速して操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の操舵系では、外部動力源を用いて操舵アシストを行わせる、いわゆるパワーステアリング装置が広く採用されている。従来、パワーステアリング装置用の動力源としては、ベーン方式の油圧ポンプが用いられており、この油圧ポンプをエンジンにより駆動するものが多かった。ところが、この種のパワーステアリング装置は、油圧ポンプを常時駆動することによるエンジンの駆動損失が大きい(最大負荷時において、数馬力〜十馬力程度)ため、小排気量の軽自動車等への採用が難しく、比較的大排気量の自動車でも走行燃費が無視できないほど低下することが避けられなかった。
【0003】
そこで、これらの問題を解決するものとして、電動モータを動力源とする電動パワーステアリング装置(Electric Power Steering、以下EPSと記す)が近年注目されている。EPSには、電動モータの電源に車載バッテリを用いるために直接的なエンジンの駆動損失が無く、電動モータが操舵アシスト時にのみに起動されるために走行燃費の低下も抑えられる他、電子制御が極めて容易に行える等の特長がある。
【0004】
EPSでは、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに対応して、電動モータから補助操舵トルクを発生して、動力伝達機構(減速機)により減速して操舵機構の出力軸に伝達するようになっている。
【0005】
この動力伝達機構(減速機)として、ウォームギヤ機構を用いたEPSでは、電動モータの駆動軸側のウォームに、ウォームホイールが噛合してあり、このウォームホイールは、操舵機構の出力軸(例えば、ピニオン軸、コラム軸)に嵌合してある。
【0006】
ところで、例えば、円筒ウォームを用いたウォームギヤ減速機としては、特許文献1、及び特許文献2を挙げることができる。なお、円筒ウォームを用いたEPSとしては、本願の図7(c)に示すように、ウォームギヤ機構のギヤハウジングa内に、円筒ウォームbと、この円筒ウォームbに噛合したウォームホイールcとが収納してあり、ギヤハウジングaの側方には、円筒ウォームbを駆動する電動モータdが装着してある。ウォームホイールcは、操舵機構の出力軸e(例えば、ピニオン軸、コラム軸)に嵌合してある。これにより、ステアリングホイール(図示略)に印加された操舵トルクに応じて、電動モータdから補助操舵トルクを発生して、円筒ウォームbとホイールcにより減速して、操舵機構の出力軸eに伝達するようになっている。
【0007】
特許文献1は、ウォーム条数を3条とすることで、噛み合い歯数を増加させて、接触面圧を低下させて 耐久摩耗性を改善させたものである。また、当該特許文献1の図7には、3条ウォームの歯当たり状態、当該特許文献1の図8,9には、2条ウォームの歯当たり状態(ウォームとホイールとの接触面)が記載されている。さらに、当該特許文献1は、本願の図7(a)(b)(又は図8(a)(b))に示すように、どの接触面も歯筋方向に伸び、歯丈方向に僅かな幅を持った形状となっており、噛み合い初期には、ホイール歯先側と接触し、噛み合い終了期には、歯元側と接触していることを開示している。つまり、歯筋方向の接触線が歯先方向から順次歯元方向へ移動しながら、噛み合いが行われている。
【0008】
特許文献2は、円筒ウォームとホイール歯面の接触線が長くなるホイール形状とすることで、接触面圧を低下させて耐久摩耗性を改善させたものである。また、当該特許文献2は、歯当たり面積を大きくするため、改良されたものであり、ウォームとホイールとの両歯面の歯筋方向に設けたクラウニングよって、歯筋方向の接触長さが短くなるのを防止する様に成されたものである。つまり、当該特許文献2は、上記特許文献1に対し、接触部が歯筋方向に伸ばした接触部が得られている。
【0009】
また、特許文献1及び特許文献2のどちらも、接触面積を大きくすることで、樹脂製のホイールギヤの面圧を低下させ、耐久性を向上せしめたものである。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−270450号公報
【特許文献2】
特開2002−173041号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のEPS用ウォーム減速機は、インポリュート歯型を採用している。インポリュート歯型のウォームとウォームホイールの噛み合いをウォームの中央平面(ホイール軸に垂直でウォーム軸を含む面)で観察すると、ウォーム軸断面に現れるラックとピニオン(ホイール)との噛み合いに等しい。ラックとピニオン(ウォームとホイール)の両歯面の接触点では、両歯面の法線は、共通であり、且つ、インボリュートの定義から、その法線は、両基礎円に接している。つまり、噛み合いは、平行軸歯車の場合と同様に、両基礎円の共通接線と歯面が交差した点にて接触し、歯先から歯元側へと移動することとなる。
【0012】
平行軸歯車と異なるのは、ウォーム減速機の場合、ラック歯の進行は、ウォームの回転によって成されるので、ウォームとホイールとの噛み合いは、ウォーム前面の摺接により行われている。
【0013】
ウォームの摺接と従来例の接触線とは、略同―方向であるので、接触線が歯筋方向に長いほどウォームの回転によって、潤滑材は接触範囲外へと排出されやすくなっている。
【0014】
一方、ウォーム減速機は、すべり伝達であるので、一般にオイル潤滑されるのが常識であるので、潤滑材は常に補給されるが、電動パワーステアリングでは、取り扱い性や油漏れによる汚染の防止、密封部材(シール)の摺動抵抗の増加による操舵フィーリングの悪化防止などの理由により、潤滑材として、グリースが用いられている。
【0015】
従って、接触面圧を低下させる従来の特許文献1及び2の手法では、短期的には、所望の効果を得ることが出来るが、長期にわたって使用した場合、潤滑材が噛み合い範囲外に搬出されてしまうので、潤滑不良により、摩耗が急激に進むという問題点があった。
【0016】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、特殊な形状をした歯型を用いることにより、潤滑性能を改善して摩耗耐久性を著しく向上した電動パワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る電動パワーステアリング装置は、ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生して、ウォームギヤ機構により減速して操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置において、
前記ウォームギヤ機構は、前記出力軸に設けたウォームホイールに、前記電動モータにより駆動するウォームを噛合させ、
前記ウォームホイールの歯面と前記ウォームの歯面とが、前記ウォームの摺接方向と交差し、且つ、互いに交差する方向の第一の接触線と第二の接触線とを有し媒介歯車歯面を円錐面とする特殊形状歯型としたことを特徴とする。
【0018】
本発明の請求項2に係る電動パワーステアリング装置は、前記ウォームは、少なくとも歯底形状が鼓型形状に形成してあることを特徴とする。
【0019】
本発明の請求項3に係る電動パワーステアリング装置は、グリースのちょう度が385以下としたことを特徴とする。
【0020】
本発明の請求項4に係る電動パワーステアリング装置は、前記ウォームホイールの幅は、前記鼓型ウォームの最小歯底円径よりも幅広に形成したことを特徴とする。
【0021】
本発明の請求項5に係る電動パワーステアリング装置は、前記ウォームホイールの歯筋方向中央部の頂隙より、両端側の頂隙を大きくしたことを特徴とする。
【0022】
本発明の請求項6に係る電動パワーステアリング装置は、前記電動モータは、ブラシレスモータであることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る電動パワーステアリング装置を図面を参照しつつ説明する。
【0024】
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【0025】
図2は、本発明の第1実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の接触線状態図である。
【0026】
図3は、本発明の第1実施の形態に係る電動パワーステアリング装置のの頂隙およびウォーム谷径とホイール歯幅の関係図である。
【0027】
本第1実施の形態では、ウォームギヤ機構のギヤハウジング1内に、鼓型ウォーム2と、この鼓型ウォーム2に噛合したウォームホイール3とが収納してあり、ギヤハウジング1の側方には、鼓型ウォーム2を駆動する電動モータ4が装着してある。ウォームホイール3は、操舵機構の出力軸5(例えば、ピニオン軸、コラム軸)に嵌合してある。これにより、ステアリングホイール(図示略)に印加された操舵トルクに応じて、電動モータ4から補助操舵トルクを発生して、鼓型ウォーム2とホイール3により減速して、操舵機構の出力軸5に伝達するようになっている。なお、符合5aは、トーションバーを示している。
【0028】
また、鼓型ウォーム2の場合、ピッチ円が干渉して、円筒ウォームのように組み付けられない。そのため、鼓型ウォーム2をホイール3に噛み合わせた状態において、両端側から、軸受6,7を組み付けている。即ち、鼓型ウォーム2の両端部を回転自在に支持する軸受6,7は、それぞれ、シムS(モータ取付孔10側)やカバー9(軸端側)により調整可能に取付けてあり、軸受6,7の端面位置を、シムSやカバー9の端面位置等で調整して、ミスアライメントの調整を行うことができる。なお、符合「8」は、スナップリングを示す。以下の全ての実施の形態において共通である。
【0029】
本第1実施の形態では、図2に示すように、ウォーム2とホイール3の歯型をインポリュート歯型から、ホイール3の歯筋方向において、ホイール3の歯面とウォーム2の歯面とが、互いに交差する方向の第一の接触線と第二の接触線との2ケ所で接触し、ウォーム2の摺接方向と交差する接触線であり、媒介歯車歯面を円錐面とする特殊形状歯型としている。
【0030】
この歯型形状のウォーム減速機としては、住友重機製(商標:HIDECON)や新栄製作所(商標:HICRA)がある。これらは、一般産業用や重機械用途に使用され、オイル潤滑で用いられている。
【0031】
この歯型における噛み合いは、噛み合い開始時には、ホイール3の歯筋方向の両端側かつ歯丈方向の歯先側に接触線が現れ、噛み合い終丁時には、ホイール3の歯筋方向の中央部、且つ、歯丈方向の歯元側へと移動する。
【0032】
二つの接触線が交差する点が限界法線点であり、これらの点を繋げた線が限界法線点曲線となる。
【0033】
この歯型においては、潤滑材であるグリースは、2つの接触線によって、歯筋方向中央付近の限界法線点曲線に向かって寄せられるように噛み合うことが出来るので、潤滑材を、ホイール3外に搬出させず、歯幅内に多く保持することが可能となる。
【0034】
従って、使用過程中に潤滑材を補給しない電動パワーステアリング装置においては、長期の使用における潤滑不良による耐久性の劣化を防止することが可能となる。
【0035】
ウォーム2の摺接方向と交差した歯丈方向に向いた接触線を設けるためには、ホイール3の回転位置に伴って、ウォーム2の回転軸に対するウォーム2の歯面の圧力角が連続的に変化する為、鼓型形状となる。
【0036】
しかし、これにより、同時接触噛合い歯数を増やす事が出来、従来例と同様に面圧を下げる効果も同時に得ることが出来、潤滑に必要な油膜も薄くすることが出来るので、さらに効果を高めることが出来る。
【0037】
また、流動性の悪いちょう度385以下のグリースにおいて、その効果が更に高くなる。
【0038】
さらに、接触線の作用により、ホイール3の歯幅中央で歯元側に寄せられたグリースは、ウォーム2の歯先の回転による、ウォーム2の歯先とホイール3の歯底間での相対滑り運動によって、ホイール3の両端側へ運ばれ、ホイール3の回転により歯先側に戻されて、循環する。
【0039】
しかし、図2に示すように、ウォーム2の歯先とホイール3の歯底との頂隙が一定であると、グリースの粘性によりウォーム2の回転運動でホイール3の歯面外に運ばれてしまう量も多くなる。
【0040】
従って、図3に示すように、頂隙(δ1,δ2)をホイール3の端部に近づくに従い、大きくすることで、粘性抵抗によるグリースの移動力を両端に近づくほど小さく出来、グリースをホイール3の歯幅外に運び出される量を少なく出来、より効果的にグリースをホイール3の歯幅内に留め置くこと出来る。
【0041】
また、ホイール3の歯幅内に保持されるグリース量を多くする(ホイール3外に運ばれる量を減らす)為に、ホイール3の歯幅はウォーム2の最小歯溝径より大であることが望ましい。
【0042】
(第2実施の形態)
図4は、本発明の第2実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【0043】
上記第1実施の形態に対し、本第2実施の形態は、図4に示すように、ウォーム20の歯先側を円筒形状にしたものである。
【0044】
上記第1実施の形態においては、鼓型ウォーム2の両端が大径となり、ギヤハウジング1が大型となり、組み付け性も悪くなる。また、ホイール3の歯筋方向両端且つ歯先側なるほどグリースの循環が難しくなる。
【0045】
しかし、本第2実施の形態では、図4に示すように、ウォーム20を円筒形状にすることで、ホイール3の両端且つ歯先側の噛み合いを低減することが出来、耐久性を更に向上させることが出来る。
【0046】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。例えば、EPSの種類として、図5に示すように、コラムアシスト式(モータの回転力を減速機で減速してコラム軸を動力付勢するもの)であってもよく、また、図6に示すように、ピニオンアシスト式(モータの回転力を減速機で減速してピニオン軸を動力付勢するもの)であってもよい。
【0047】
即ち、図5(a)は、本発明に係るコラムアシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図であり、(b)は、当該装置のウォームギヤ機構の要部を示す断面図である。
【0048】
図5(a)に示すコラムアシスト式電動パワーステアリング装置では、ステアリングコラムのアッパーコラム101の車両前方側に、ロアーコラム102が嵌合してあり、これらコラム101,102内に、スプライン嵌合したステアリングシャフトのアッパーシャフト103とロアーシャフト104(入力軸)とが回転自在に支持してある。
【0049】
ロアーシャフト104(入力軸)の車両前方側には、出力軸5が連結してある。この出力軸5の車両前方側には、自在継手(図示略)等を介してステアリングギヤ(図示略)が連結してある。
【0050】
ロアーシャフト104(入力軸)の車両前方側には、トーションバー5aの基端が圧入固定してあり、このトーションバー5aは、中空に形成した出力軸5の内部を延在して、その先端が出力軸5の端部に固定ピン112により固定してある。
【0051】
出力軸5の車両後方側には、トルクセンサー検出用の溝113が形成してあり、これらの溝113の径方向外方には、トルクセンサーのスリーブ114が配置してある。このスリーブ114は、その車両後方側端部がロアーシャフト104(入力軸)の車両前方側端部に加締め等により固定してある。スリーブ114の径方向外方には、コイル115や基板等が設けてある。
【0052】
出力軸5には、電動モータ4の駆動軸である鼓型ウォーム2に噛合したウォームホイール3が取付けてある。
【0053】
従って、運転者がステアリングホイール(図示略)を操舵することにより発生した操舵力は、入力軸104,トーションバー5a,出力軸5及びラックアンドピニオン式ステアリング装置を介して、図示しない転舵輪に伝達される。また、電動モータ4の回転力は、その鼓型ウォーム2及びウォームホイール3を介して出力軸5に伝達されるようになっており、電動モータ4の回転力及び回転方向を適宜制御することにより、出力軸5に適切な操舵補助トルクを付与できるようになっている。
【0054】
また、図6(a)は、本発明に係るピニオンアシスト式電動パワーステアリング装置の部分切欠き断面を含む正面図であり、(b)は、当該パワーステアリング装置の要部を示す断面図である。
【0055】
ピニオンアシスト式電動パワーステアリング装置では、ロアーシャフト201(入力軸)の車両前方側には、出力軸5(ピニオン軸)が連結してある。この出力軸5(ピニオン軸)には、ステアリングギヤのラック202が噛合してある。ラック202は、弾性体203等により出力軸(ピニオン軸)5に向けて弾性的に付勢して常時押圧してある。
【0056】
出力軸5には、トーションバー5aの基端が圧入固定してあり、このトーションバー5aは、中空に形成した入力軸201の内部を延在して、その先端が入力軸201の端部に固定してある。
【0057】
入力軸201の車両前方側には、トルクセンサー検出用の溝204が形成してあり、これらの溝204の径方向外方には、トルクセンサーのスリーブ205が配置してある。スリーブ205の径方向外方には、コイル206や基板等が設けてある。
【0058】
出力軸5には、電動モータ4の駆動軸である鼓型ウォーム2に噛合したウォームホイール3が取付けてある。
【0059】
従って、運転者がステアリングホイール(図示略)を操舵することにより発生した操舵力は、入力軸201、トーションバー5a、出力軸5、ラックアンドピニオン式ステアリング装置、及びタイロッド206等を介して、図示しない転舵輪に伝達される。また、電動モータ4の回転力は、そのウォーム2及びウォームホイール3を介して出力軸5に伝達されるようになっており、電動モータ4の回転力及び回転方向を適宜制御することにより、出力軸5に適切な操舵補助トルクを付与できるようになっている。
【0060】
また、本発明では、電動モータ4の種類としては、直流ブラシモータであってもよく、ブラシレスモータがあってもよい。
【0061】
ブラシレスモータにおいては、ブラシモータに比べて更に本発明の効果を高く保持することができる。
【0062】
即ち、ブラシモータに比べてブラシによる抵抗が無い分、効率がよく、ブラシレスモータは、内部抵抗を下げられるので、高回転型モータとして効率を更に高めているが、減速機のウォーム2(20)の回転数が早くなり、ウォームホイール3との摺動速度が大きくなる。このため、ブラシレスモータを電動モータとして使用した場合、グリース切れによる耐久性の低下は顕著となるので、本発明の効果は、更に高くなる。
【0063】
また、上記第1及び第2実施の形態では、ウォーム2(20)は、2条として記載しているが、3条、又は、1条であっても、その効果は何ら変わらない。
【0064】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、特殊な形状をした歯型を用いることにより、潤滑性能を改善して摩耗耐久性を著しく向上した電動パワーステアリング装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【図2】本発明の第1実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の接触線状態図である。
【図3】本発明の第1実施の形態に係る電動パワーステアリング装置のの頂隙およびウォーム谷径とホイール歯幅の関係図である。
【図4】本発明の第2実施の形態に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【図5】(a)は、本発明に係るコラムアシスト式電動パワーステアリング装置の縦断面図であり、(b)は、当該装置のウォームギヤ機構の要部を示す断面図である。
【図6】(a)は、本発明に係るピニオンアシスト式電動パワーステアリング装置の部分切欠き断面を含む正面図であり、(b)は、当該パワーステアリング装置の要部を示す断面図である。
【図7】(a)(b)は、それぞれ、(c)に示す従来に係る電動パワーステアリング装置の接触線状態図であり、(c)は、従来に係る電動パワーステアリング装置の縦断面図である。
【図8】(a)(b)は、それぞれ、図7(c)に示した電動パワーステアリング装置の接触線状態図である。
【符号の説明】
1 ギヤハウジング
2 鼓型ウォーム
3 ウォームホイール
4 電動モータ
5 出力軸
5a トーションバー
6 軸受
7 軸受(テーパーローラ軸受等)
8 スナップリング
S シム
9 カバー
10 モーター取付孔
20 ウォーム
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an electric power steering apparatus that generates an auxiliary steering torque from an electric motor in accordance with a steering torque applied to a steering wheel, decelerates the worm gear mechanism, and transmits it to an output shaft of the steering mechanism.
[0002]
[Prior art]
In a steering system of an automobile, a so-called power steering device that performs steering assist using an external power source is widely adopted. Conventionally, vane type hydraulic pumps have been used as power sources for power steering devices, and many of these hydraulic pumps are driven by an engine. However, this type of power steering device has a large engine drive loss due to the constant drive of the hydraulic pump (several horsepower to about 10 horsepower at the maximum load), so it can be used in light vehicles with small displacement. It was difficult, and it was unavoidable that the fuel consumption of a car with a relatively large displacement was reduced to a level that could not be ignored.
[0003]
Therefore, in order to solve these problems, an electric power steering device (hereinafter referred to as EPS) using an electric motor as a power source has attracted attention in recent years. The EPS uses an in-vehicle battery as a power source for the electric motor, so there is no direct engine drive loss, and since the electric motor is started only at the steering assist time, a decrease in driving fuel consumption is suppressed, and electronic control is performed. It has the feature that it can be done very easily.
[0004]
In EPS, auxiliary steering torque is generated from the electric motor in response to the steering torque applied to the steering wheel, and is decelerated by the power transmission mechanism (reduction gear) and transmitted to the output shaft of the steering mechanism. Yes.
[0005]
In EPS using a worm gear mechanism as the power transmission mechanism (reduction gear), a worm wheel meshes with a worm on the drive shaft side of the electric motor, and this worm wheel is connected to an output shaft (for example, a pinion) of a steering mechanism. Shaft, column shaft).
[0006]
By the way, for example, Patent Document 1 and Patent Document 2 can be cited as worm gear speed reducers using a cylindrical worm. As EPS using a cylindrical worm, as shown in FIG. 7C, a cylindrical worm b and a worm wheel c meshed with the cylindrical worm b are accommodated in a gear housing a of the worm gear mechanism. An electric motor d for driving the cylindrical worm b is mounted on the side of the gear housing a. The worm wheel c is fitted to an output shaft e (for example, a pinion shaft or a column shaft) of the steering mechanism. As a result, an auxiliary steering torque is generated from the electric motor d according to the steering torque applied to the steering wheel (not shown), decelerated by the cylindrical worm b and the wheel c, and transmitted to the output shaft e of the steering mechanism. It is supposed to be.
[0007]
Patent Document 1 improves durability by increasing the number of meshing teeth and reducing the contact surface pressure by setting the number of worms to three. Further, FIG. 7 of the Patent Document 1 describes a tooth contact state of a triple worm, and FIGS. 8 and 9 of the Patent Document 1 describe a tooth contact state (contact surface between the worm and the wheel) of a two thread worm. Has been. Furthermore, as shown in FIGS. 7 (a) and 7 (b) (or FIGS. 8 (a) and 8 (b)) of the present patent document, any contact surface extends in the tooth trace direction and slightly in the tooth height direction. It has a shape having a width, and it is disclosed that it is in contact with the wheel tooth tip side in the initial stage of meshing and in contact with the tooth base side in the meshing end stage. That is, the meshing is performed while the contact line in the tooth trace direction sequentially moves from the tooth tip direction to the tooth root direction.
[0008]
In Patent Document 2, a contact shape between the cylindrical worm and the wheel tooth surface is increased to reduce the contact surface pressure, thereby improving durability. In addition, Patent Document 2 has been improved to increase the tooth contact area, and the contact length in the tooth trace direction is shortened by the crowning provided in the tooth trace direction of both tooth surfaces of the worm and the wheel. It was made to prevent becoming. That is, in Patent Document 2, a contact portion in which the contact portion extends in the tooth trace direction with respect to Patent Document 1 is obtained.
[0009]
Further, in both Patent Document 1 and Patent Document 2, by increasing the contact area, the surface pressure of the resin wheel gear is reduced and the durability is improved.
[0010]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-270450 [Patent Document 2]
JP 2002-173041 A
[Problems to be solved by the invention]
By the way, the conventional worm speed reducer for EPS employs an impolite tooth type. When the mesh between the worm and the worm wheel is observed on the central plane of the worm (plane perpendicular to the wheel axis and including the worm shaft), it is equal to the mesh between the rack and pinion (wheel) appearing on the worm shaft section. At the contact points of both tooth surfaces of the rack and pinion (worm and wheel), the normals of both tooth surfaces are common, and from the definition of involute, the normals are in contact with both foundation circles. In other words, as in the case of the parallel shaft gear, the meshing is brought into contact at the point where the common tangent of both basic circles and the tooth surface intersect, and moves from the tooth tip to the tooth base side.
[0012]
Unlike a parallel shaft gear, in the case of a worm speed reducer, the progress of rack teeth is achieved by rotation of the worm, so that the meshing between the worm and the wheel is performed by sliding contact on the front surface of the worm.
[0013]
Since the worm sliding contact and the contact line of the conventional example are substantially in the same direction, the longer the contact line is in the tooth trace direction, the easier the lubricant is discharged out of the contact range by the rotation of the worm.
[0014]
On the other hand, since the worm reducer is a slip transmission, it is common knowledge that oil lubrication is generally used, so the lubricant is always replenished. However, in electric power steering, handling and prevention of contamination due to oil leakage, sealing Grease is used as a lubricant for reasons such as preventing deterioration of steering feeling due to an increase in sliding resistance of a member (seal).
[0015]
Therefore, with the conventional methods of reducing the contact surface pressure in Patent Documents 1 and 2, a desired effect can be obtained in the short term, but when used over a long period of time, the lubricant is carried out of the meshing range. Therefore, there has been a problem that the wear proceeds rapidly due to poor lubrication.
[0016]
The present invention has been made in view of the circumstances as described above, and provides an electric power steering device that has improved lubrication performance and significantly improved wear durability by using a tooth shape having a special shape. The purpose is to do.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, an electric power steering apparatus according to claim 1 of the present invention generates an auxiliary steering torque from an electric motor in accordance with a steering torque applied to a steering wheel, and decelerates the worm gear mechanism. In the electric power steering device that transmits to the output shaft of the steering mechanism
The worm gear mechanism meshes a worm driven by the electric motor with a worm wheel provided on the output shaft,
The tooth surface of the worm wheel and the tooth surface of the worm intersect the slidable contact direction of the worm and have a first contact line and a second contact line in a direction intersecting each other, and the intermediate gear tooth It is characterized by having a specially shaped tooth shape with a conical surface.
[0018]
The electric power steering apparatus according to a second aspect of the present invention is characterized in that the worm has at least a root shape formed in a drum shape.
[0019]
The electric power steering apparatus according to claim 3 of the present invention is characterized in that the consistency of the grease is 385 or less.
[0020]
The electric power steering apparatus according to a fourth aspect of the present invention is characterized in that the width of the worm wheel is formed wider than the minimum root diameter of the drum worm.
[0021]
The electric power steering apparatus according to claim 5 of the present invention is characterized in that the apex gaps at both ends are made larger than the apex gap at the central portion of the worm wheel in the tooth trace direction.
[0022]
The electric power steering apparatus according to claim 6 of the present invention is characterized in that the electric motor is a brushless motor.
[0023]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an electric power steering apparatus according to an embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0024]
(First embodiment)
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an electric power steering apparatus according to a first embodiment of the present invention.
[0025]
FIG. 2 is a contact line state diagram of the electric power steering apparatus according to the first embodiment of the present invention.
[0026]
FIG. 3 is a diagram showing the relationship between the apex gap, worm valley diameter, and wheel tooth width of the electric power steering apparatus according to the first embodiment of the present invention.
[0027]
In the first embodiment, a drum worm 2 and a worm wheel 3 meshing with the drum worm 2 are housed in the gear housing 1 of the worm gear mechanism. An electric motor 4 for driving the drum worm 2 is mounted. The worm wheel 3 is fitted to an output shaft 5 (for example, a pinion shaft or a column shaft) of the steering mechanism. As a result, an auxiliary steering torque is generated from the electric motor 4 in accordance with the steering torque applied to the steering wheel (not shown), and is decelerated by the drum-type worm 2 and the wheel 3 to the output shaft 5 of the steering mechanism. To communicate. Reference numeral 5a denotes a torsion bar.
[0028]
In the case of the drum worm 2, the pitch circle interferes and cannot be assembled like a cylindrical worm. Therefore, the bearings 6 and 7 are assembled from both ends in a state where the drum-shaped worm 2 is engaged with the wheel 3. That is, the bearings 6 and 7 that rotatably support both end portions of the drum-shaped worm 2 are mounted so as to be adjustable by shims S (motor mounting hole 10 side) and cover 9 (shaft end side), respectively. , 7 can be adjusted by the shim S, the end surface position of the cover 9 or the like to adjust misalignment. The symbol “8” indicates a snap ring. This is common to all the following embodiments.
[0029]
In the first embodiment, as shown in FIG. 2, the tooth surfaces of the worm 2 and the wheel 3 are changed from the impolite tooth shape to the tooth trace direction of the wheel 3. Is a contact line that intersects the slidable contact direction of the worm 2 with two contact points of the first contact line and the second contact line in the direction intersecting each other, and is special in that the intermediate gear tooth surface is a conical surface. It has a shape tooth shape.
[0030]
Examples of the tooth-shaped worm speed reducer include Sumitomo Heavy Industries (trademark: HIDECON) and Shinei Seisakusho (trademark: HICRA). These are used in general industrial and heavy machinery applications, and are used in oil lubrication.
[0031]
As for the meshing in this tooth type, a contact line appears on both end sides in the tooth trace direction of the wheel 3 and the tooth tip side in the tooth height direction at the start of meshing, and at the end of meshing, the center part in the tooth trace direction of the wheel 3 and Move to the root side in the tooth height direction.
[0032]
The point where the two contact lines intersect is the limit normal point, and the line connecting these points is the limit normal point curve.
[0033]
In this tooth type, the grease, which is a lubricant, can be engaged with the two contact lines so as to approach the limit normal point curve near the center of the tooth trace direction. It is possible to hold a large amount within the tooth width without being carried out.
[0034]
Therefore, in the electric power steering apparatus that does not replenish the lubricant during the use process, it is possible to prevent the durability from being deteriorated due to the poor lubrication in the long-term use.
[0035]
In order to provide a contact line oriented in the tooth height direction intersecting the sliding contact direction of the worm 2, the pressure angle of the tooth surface of the worm 2 with respect to the rotation axis of the worm 2 is continuously increased with the rotational position of the wheel 3. Because it changes, it becomes a drum shape.
[0036]
However, the number of simultaneous contact meshing teeth can be increased, the effect of lowering the surface pressure can be obtained at the same time as in the conventional example, and the oil film necessary for lubrication can be made thinner, so that the effect is further improved. Can be increased.
[0037]
Further, the effect of grease having a consistency of 385 or less with poor fluidity is further enhanced.
[0038]
Further, the grease that has been brought closer to the tooth root at the center of the tooth width of the wheel 3 due to the action of the contact line causes relative slip between the tooth tip of the worm 2 and the tooth bottom of the wheel 3 due to the rotation of the tooth tip of the worm 2. By movement, it is carried to both ends of the wheel 3, returned to the tooth tip side by the rotation of the wheel 3, and circulated.
[0039]
However, as shown in FIG. 2, if the apex gap between the tooth tip of the worm 2 and the tooth bottom of the wheel 3 is constant, it is carried out of the tooth surface of the wheel 3 by the rotational motion of the worm 2 due to the viscosity of the grease. The amount that ends up increases.
[0040]
Therefore, as shown in FIG. 3, by increasing the top gap (δ1, δ2) as it approaches the end of the wheel 3, the grease moving force due to viscous resistance can be reduced as it approaches both ends. The amount carried out of the tooth width of the wheel 3 can be reduced, and the grease can be retained within the tooth width of the wheel 3 more effectively.
[0041]
Further, the tooth width of the wheel 3 may be larger than the minimum tooth gap diameter of the worm 2 in order to increase the amount of grease retained within the tooth width of the wheel 3 (reduce the amount carried outside the wheel 3). desirable.
[0042]
(Second Embodiment)
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of an electric power steering apparatus according to the second embodiment of the present invention.
[0043]
In contrast to the first embodiment, in the second embodiment, the tooth tip side of the worm 20 is formed in a cylindrical shape as shown in FIG.
[0044]
In the first embodiment, both ends of the drum-type worm 2 have a large diameter, the gear housing 1 becomes large, and the assemblability also deteriorates. Further, the circulation of the grease becomes difficult as the both ends of the wheel 3 in the tooth trace direction and at the tooth tip side.
[0045]
However, in the second embodiment, as shown in FIG. 4, the worm 20 is formed in a cylindrical shape, so that the meshing of both ends of the wheel 3 and the tooth tip side can be reduced, and the durability is further improved. I can do it.
[0046]
In addition, this invention is not limited to embodiment mentioned above, A various deformation | transformation is possible. For example, as a kind of EPS, as shown in FIG. 5, it may be a column assist type (which decelerates the rotational force of the motor with a speed reducer and powers the column shaft), as shown in FIG. As described above, a pinion assist type (which decelerates the rotational force of the motor with a speed reducer to power-bias the pinion shaft) may be used.
[0047]
5A is a longitudinal sectional view of a column assist type electric power steering apparatus according to the present invention, and FIG. 5B is a sectional view showing a main part of a worm gear mechanism of the apparatus.
[0048]
In the column assist type electric power steering apparatus shown in FIG. 5A, a lower column 102 is fitted to the front side of the upper column 101 of the steering column, and a spline is fitted into these columns 101,102. A steering shaft upper shaft 103 and a lower shaft 104 (input shaft) are rotatably supported.
[0049]
The output shaft 5 is connected to the vehicle front side of the lower shaft 104 (input shaft). A steering gear (not shown) is connected to the front side of the output shaft 5 via a universal joint (not shown).
[0050]
The base end of the torsion bar 5a is press-fitted and fixed to the vehicle front side of the lower shaft 104 (input shaft). The torsion bar 5a extends inside the output shaft 5 formed in a hollow shape, and the tip thereof Is fixed to the end of the output shaft 5 by a fixing pin 112.
[0051]
Torque sensor detection grooves 113 are formed on the vehicle rear side of the output shaft 5, and torque sensor sleeves 114 are disposed radially outward of these grooves 113. The sleeve 114 has a vehicle rear side end fixed to a vehicle front side end of the lower shaft 104 (input shaft) by caulking or the like. A coil 115, a substrate, and the like are provided outside the sleeve 114 in the radial direction.
[0052]
The output shaft 5 is attached with a worm wheel 3 that meshes with a drum worm 2 that is a drive shaft of the electric motor 4.
[0053]
Therefore, the steering force generated when the driver steers the steering wheel (not shown) is transmitted to the steered wheels (not shown) via the input shaft 104, the torsion bar 5a, the output shaft 5, and the rack and pinion type steering device. Is done. Further, the rotational force of the electric motor 4 is transmitted to the output shaft 5 via the drum worm 2 and the worm wheel 3, and the rotational force and the rotational direction of the electric motor 4 are appropriately controlled. An appropriate steering assist torque can be applied to the output shaft 5.
[0054]
FIG. 6A is a front view including a partially cutaway cross section of the pinion assist type electric power steering apparatus according to the present invention, and FIG. 6B is a cross sectional view showing a main part of the power steering apparatus. .
[0055]
In the pinion assist type electric power steering apparatus, the output shaft 5 (pinion shaft) is connected to the vehicle front side of the lower shaft 201 (input shaft). A steering gear rack 202 is engaged with the output shaft 5 (pinion shaft). The rack 202 is elastically urged toward the output shaft (pinion shaft) 5 by the elastic body 203 or the like and is always pressed.
[0056]
A base end of a torsion bar 5 a is press-fitted and fixed to the output shaft 5, and the torsion bar 5 a extends inside the hollow input shaft 201, and a tip of the torsion bar 5 a extends to the end of the input shaft 201. It is fixed.
[0057]
Torque sensor detection grooves 204 are formed on the vehicle front side of the input shaft 201, and a torque sensor sleeve 205 is disposed radially outward of these grooves 204. A coil 206, a substrate, and the like are provided outside the sleeve 205 in the radial direction.
[0058]
The output shaft 5 is attached with a worm wheel 3 that meshes with a drum worm 2 that is a drive shaft of the electric motor 4.
[0059]
Therefore, the steering force generated when the driver steers the steering wheel (not shown) is illustrated via the input shaft 201, the torsion bar 5a, the output shaft 5, the rack and pinion type steering device, the tie rod 206, and the like. Not transmitted to steered wheels. Further, the rotational force of the electric motor 4 is transmitted to the output shaft 5 via the worm 2 and the worm wheel 3, and the output is obtained by appropriately controlling the rotational force and the rotational direction of the electric motor 4. An appropriate steering assist torque can be applied to the shaft 5.
[0060]
In the present invention, the electric motor 4 may be a direct current brush motor or a brushless motor.
[0061]
In the brushless motor, the effect of the present invention can be maintained higher than that of the brush motor.
[0062]
In other words, the brushless motor is more efficient than the brush motor because it has no resistance due to the brush, and the internal resistance of the brushless motor can be lowered. , And the sliding speed with the worm wheel 3 increases. For this reason, when the brushless motor is used as an electric motor, the durability is significantly reduced due to the lack of grease, so that the effect of the present invention is further enhanced.
[0063]
Moreover, in the said 1st and 2nd embodiment, although the worm | warm 2 (20) is described as 2 articles | strands, even if it is 3 articles | strands or 1 article | item, the effect does not change at all.
[0064]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide an electric power steering apparatus that improves the lubrication performance and significantly improves the wear durability by using a tooth shape having a special shape.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an electric power steering apparatus according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a contact line state diagram of the electric power steering apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a relationship diagram of a top clearance, a worm valley diameter, and a wheel tooth width of the electric power steering apparatus according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a longitudinal sectional view of an electric power steering device according to a second embodiment of the present invention.
5A is a longitudinal sectional view of a column assist type electric power steering apparatus according to the present invention, and FIG. 5B is a sectional view showing a main part of a worm gear mechanism of the apparatus.
6A is a front view including a partially cutaway cross section of a pinion assist type electric power steering apparatus according to the present invention, and FIG. 6B is a cross sectional view showing a main part of the power steering apparatus. .
FIGS. 7A and 7B are contact line state diagrams of the conventional electric power steering device shown in FIG. 7C, respectively, and FIG. 7C is a longitudinal sectional view of the conventional electric power steering device. It is.
8A and 8B are contact line state diagrams of the electric power steering apparatus shown in FIG. 7C, respectively.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Gear housing 2 Drum type worm 3 Worm wheel 4 Electric motor 5 Output shaft 5a Torsion bar 6 Bearing 7 Bearing (taper roller bearing etc.)
8 Snap ring S Shim 9 Cover 10 Motor mounting hole 20 Worm

Claims (6)

ステアリングホイールに印加された操舵トルクに応じて、電動モータから補助操舵トルクを発生して、ウォームギヤ機構により減速して操舵機構の出力軸に伝達する電動パワーステアリング装置において、
前記ウォームギヤ機構は、前記出力軸に設けたウォームホイールに、前記電動モータにより駆動するウォームを噛合させ、
前記ウォームホイールの歯面と前記ウォームの歯面とが、前記ウォームの摺接方向と交差し、且つ、互いに交差する方向の第一の接触線と第二の接触線とを有し媒介歯車歯面を円錐面とする特殊形状歯型としたことを特徴とする電動パワーステアリング装置。
In the electric power steering device that generates auxiliary steering torque from the electric motor in accordance with the steering torque applied to the steering wheel, decelerates the worm gear mechanism, and transmits it to the output shaft of the steering mechanism.
The worm gear mechanism meshes a worm driven by the electric motor with a worm wheel provided on the output shaft,
The tooth surface of the worm wheel and the tooth surface of the worm intersect the slidable contact direction of the worm and have a first contact line and a second contact line in a direction intersecting each other, and the intermediate gear tooth An electric power steering device characterized by a specially shaped tooth shape having a conical surface.
前記ウォームは、少なくとも歯底形状が鼓型形状に形成してあることを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置。The electric power steering apparatus according to claim 1, wherein the worm has a drum shape at least at the bottom. グリースのちょう度が385以下としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置。The electric power steering apparatus according to claim 1 or 2, wherein the grease has a consistency of 385 or less. 前記ウォームホイールの幅は、前記鼓型ウォームの最小歯底円径よりも幅広に形成したことを特徴とする請求項3に記載の電動パワーステアリング装置。The electric power steering apparatus according to claim 3, wherein the width of the worm wheel is wider than a minimum root diameter of the hourglass worm. 前記ウォームホイールの歯筋方向中央部の頂隙より、両端側の頂隙を大きくしたことを特徴とする請求項3又は4に記載の電動パワーステアリング装置。5. The electric power steering apparatus according to claim 3, wherein a top clearance at both ends is made larger than a top clearance at a central portion in the tooth trace direction of the worm wheel. 前記電動モータは、ブラシレスモータであることを特徴とする請求項3乃至5の何れか1項に記載の電動パワーステアリング装置。6. The electric power steering apparatus according to claim 3, wherein the electric motor is a brushless motor.
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