【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、給湯管や給水管等に使用される流体管を継手や分岐継手等の接続体に接続するために構成される流体管と接続体との接続構造、流体管の接続端部、同接続端部を備えた流体管及び流体管の接続端部の形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、流体管として使用される合成樹脂材料製の通水管を接続体としての継手に抜け止めされた状態で接続するために、通水管と接続体との間には接続構造が形成されている(例えば、特許文献1参照。)。図17に示すように、通水管101は円筒状をなし、その通水管101の端部には、通水管101の外周面からその周方向に沿って外方へ突出する鍔部101bが形成されている。前記継手102は、筒状をなし両端部(図17では一方の端部のみ図示)には接続筒部103が突設され、同接続筒部103内からは内挿筒部103aが突設されている。
【0003】
接続筒部103において、内挿筒部103aの外側には円環状の凹設部103bが凹設され、その凹設部103bにはゴム材料により円環状に形成されたシール部材107が装着されている。接続筒部103の外周面には雄ネジ104が形成され、その雄ネジ104に継手102を形成するカバーナット105の内周面に螺刻された雌ネジ105aが螺合可能に形成されている。前記通水管101の外周に装着されるスリーブ106は略円筒状に形成され、スリーブ106の一端側には同スリーブ106の一端縁から周方向に沿って外方へ延びる鍔部106bが形成されている。一方、スリーブ106の他端側には先端に向かうに連れてテーパ状に縮径する縮径部106aが形成されている。
【0004】
そして、上記継手102と通水管101とを接続するには、前記鍔部101bがシール部材107に当接するまで通水管101を内挿筒部103aに外嵌する。さらに、その通水管101にスリーブ106を外嵌した状態でカバーナット105の雌ネジ105aと雄ネジ104とを螺合する。すると、カバーナット105が接続筒部103に螺合されるに連れてカバーナット105の内周面によりスリーブ106の縮径部106aが縮径され、同スリーブ106の内周面が通水管101の外周面に圧着する。それと同時に、スリーブ106の鍔部106bと凹設部103bとの間に鍔部101b及びシール部材107が挟持され、通水管101が接続筒部103に接続されるとともに、通水管101が継手102に抜け止めされた状態で接続される。
【0005】
【特許文献1】
特開平7−42883号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の通水管101と継手102との接続構造において、鍔部101bは、同通水管101の端部を加熱し、軟化させた状態でその端部を所定の治具に押し付けて成形することにより形成されている。そのため、鍔部を通水管に形成する作業が非常に面倒であり、通水管101と継手102とを接続するための作業が非常に煩雑であるという問題があった。
【0007】
本発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、流体管と接続体とを接続する作業を容易に行うことができる流体管と接続体との接続構造、流体管の接続端部、同接続端部を備えた流体管及び流体管の接続端部の形成方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、内部を流体が流通可能に形成された流体管と、同流体管と接続される接続体との接続構造であって、前記流体管の端部には、当該流体管の端部内に挿入された金属材料製のインナー体がその内側から拡径されることにより、流体管の外周面から外方へ膨出する接続用膨出部を備えた接続端部が形成されているとともに、当該接続用膨出部と、前記接続体の接続筒部に設けられた接続手段の係合部との係合により流体管が接続体に抜け止めされた状態で接続されることにより構成され、前記インナー体は、金属材を輪状に巻回して形成された巻回体、金属板を筒状に成形して形成された筒状体又は環状をなすリング体を縮径して形成された縮径リング体が用いられていることを要旨とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の流体管と接続体との接続構造において、前記巻回体は前記金属材を円環状に成形して形成されていることを要旨とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の流体管と接続体との接続構造において、前記筒状体は金属板をその両側縁部が重なるように円筒状に成形して形成されていることを要旨とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の流体管と接続体との接続構造において、前記縮径リング体は前記リング体を周方向に沿って波形状に折り曲げ成形して形成されていることを要旨とする。
【0012】
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の流体管と接続体との接続構造において、前記接続手段は前記接続筒部に螺合して取り付けられ、その取付状態で接続用膨出部に係合する係合部を備えた抜脱防止スリーブにより形成されていることを要旨とする。
【0013】
請求項6に記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の流体管と接続体との接続構造において、前記接続手段は係合部を備えた係合体と、当該係合体の係合部と接続用膨出部との係合を維持すべく接続筒部に取り付けられる取着体とにより形成されていることを要旨とする。
【0014】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の流体管と接続体との接続構造において、前記取着体は接続筒部に螺合して取り付けられるとともに、前記係合体を内部に保持する固定スリーブにより形成されていることを要旨とする。
【0015】
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の流体管と接続体との接続構造において、前記固定スリーブは、前記接続用膨出部の外側を通過して流体管に装着可能に形成されていることを要旨とする。
【0016】
請求項9に記載の発明は、請求項6〜請求項8のいずれか一項に記載の流体管と接続体との接続構造において、前記係合体は一対の分割体を組付けることにより形成されているとともに、各分割体には前記接続用膨出部に係合可能な係合部が形成されていることを要旨とする。
【0017】
請求項10に記載の発明は、請求項6に記載の流体管と接続体との接続構造において、前記取着体は接続筒部内に挿入された係合体の同接続筒部内からの抜脱を防止すべく接続筒部の開口を横断する状態で接続筒部に取着されるピン体により形成されていることを要旨とする。
【0018】
請求項11に記載の発明は、内部を流体が流通可能に形成された流体管を、接続体に抜け止めした状態に接続するために当該流体管の端部に形成される接続端部であって、前記流体管の端部には、当該流体管の端部内に挿入された金属材料製のインナー体がその内側から拡径されることにより、流体管の外周面から外方へ膨出し、前記接続体の接続筒部に設けられた接続手段の係合部と係合可能な接続用膨出部が形成され、前記インナー体は、金属材を輪状に巻回して形成された巻回体、金属板を筒状に成形して形成された筒状体又は環状をなすリング体を縮径して形成された縮径リング体であることを要旨とする。
【0019】
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の流体管の接続端部において、前記巻回体は前記金属材を円環状に成形して形成されていることを要旨とする。
請求項13に記載の発明は、請求項11に記載の流体管の接続端部において、前記筒状体は金属板をその両側縁部が重なるように円筒状に成形して形成されていることを要旨とする。
【0020】
請求項14に記載の発明は、請求項11に記載の流体管の接続端部において、前記縮径リング体は前記リング体を周方向に沿って波形状に折り曲げ成形して形成されていることを要旨とする。
【0021】
請求項15に記載の発明は、内部を流体が流通可能に形成された流体管であって、端部内に挿入された金属材料製のインナー体がその内側から拡径されることにより、流体管の外周面から外方へ膨出する接続用膨出部を備えた接続端部が形成されているとともに、当該接続用膨出部と、接続体の接続筒部に設けられた接続手段の係合部との係合により当該接続体に抜け止めされた状態で接続され、前記インナー体は、金属材を輪状に巻回して形成された巻回体、金属板を筒状に成形して形成された筒状体又は環状をなすリング体を縮径して形成された縮径リング体であることを要旨とする。
【0022】
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の接続端部を備えた流体管において、前記巻回体は前記金属材を円環状に成形して形成されていることを要旨とする。
【0023】
請求項17に記載の発明は、請求項15に記載の接続端部を備えた流体管において、前記筒状体は金属板をその両側縁部が重なるように円筒状に成形して形成されていることを要旨とする。
【0024】
請求項18に記載の発明は、請求項15に記載の接続端部を備えた流体管において、前記縮径リング体は前記リング体を周方向に沿って波形状に折り曲げ成形して形成されていることを要旨とする。
【0025】
請求項19に記載の発明は、内部を流体が流通可能に形成された流体管を、接続体に抜け止めした状態に接続するために当該流体管に接続端部を形成する方法であって、前記流体管の端部内に金属材料製のインナー体を挿入し、そのインナー体を内側から拡径することにより、流体管の外周面から外方へ膨出する接続用膨出部を形成し、前記インナー体に、金属材を輪状に巻回して形成された巻回体、金属板を筒状に成形して形成された筒状体又は環状をなすリング体を縮径して形成された縮径リング体を使用することを要旨とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した流体管と接続体との接続構造、流体管の接続端部、同接続端部を備えた流体管及び流体管の接続端部の形成方法の一実施形態を図1〜図4に従って説明する。尚、第1の実施形態の以下の説明における上下左右は、図1における上下左右に対応する。
【0027】
図1に示すように、流体管と接続体との接続構造は、流体管としての通水管11と、接続体としての継手12とより構成されている。まず、前記接続構造を形成する前記通水管11について説明する。前記通水管11は合成樹脂材料により長尺状をなす円筒状に形成され、その通水管11の右端部には前記接続構造を構成するための接続端部Sが形成されている。前記接続端部Sは通水管11の外周面から外方へ膨出する接続用膨出部11bを備え、その接続用膨出部11bは通水管11の右端部内に挿入されたインナー体としての円環状をなす巻回体13が内側から拡径することにより形成されている。
【0028】
図2(a)に示すように、前記巻回体13は細長状をなすとともに、巻回体13の軸線に対して直交する面における断面視が横長長方形状の金属材を、その両端部が互いに重なり合うように円環状に湾曲させ、輪状に巻回して成形することにより形成されている。即ち、金属材の両端部が重なりあうように成形するため、巻回体13の径方向への長さを小さくすることができる。上記巻回体13は、金属材を円環状に湾曲させる方向に力を加えて巻回して成形されているため、同金属材の両端側がそれぞれ巻回体13の輪の大きさを縮める方向へ変形しようとする状態になっている。そして、通水管11内に挿入される前の巻回体13の径方向における最大長さは、通水管11の内径よりわずかに小さく形成され、通水管11の端部内に挿入可能に形成されている。また、巻回体13は、図3に示す拡径工具21によって内側から押し広げられると、巻回体13の両端部が互いに離れるように拡径されるものである。
【0029】
次に、前記継手12について説明する。図1に示すように、前記継手12は合成樹脂材料又は金属材料によりそれぞれ略円筒状に形成された継手本体12a、係合スリーブ19及び固定スリーブ20を備えている。この第1の実施形態では、継手本体12a、係合スリーブ19及び固定スリーブ20をそれぞれ合成樹脂材料により形成した。前記継手本体12aの左端部には通水管11を接続するための接続筒部14が形成され、右端部は管体(図示せず)に接続可能に形成されている。前記接続筒部14の外周面には雄ネジ15が螺刻されている。また、継手本体12aの接続筒部14の内部には円環状をなす第1当接面16が形成され、同第1当接面16より継手本体12aの左側の内周面にはゴム材料によりリング状に形成されたシール部材17が2箇所に装着されている。なお、シール部材17は継手本体12a内に1箇所だけに装着されていてもよく、3箇所以上に装着されていてもよい。前記シール部材17より継手本体12aの左側には円環状をなす第2当接面18が形成され、この第2当接面18は前記第1当接面16より内径及び外径が大きく形成されている。
【0030】
図2(a)に示すように、前記係合スリーブ19は、右側の外径より左側の外径が小さく形成された筒状をなし、ほぼ中央部には縮径部19cが形成されているとともに、その縮径部19cは係合スリーブ19の右側から左側に向かうに連れて外径が縮径するように形成されている。図2(b)に示すように、係合スリーブ19は半筒状をなす一対の分割体19aを組付けることにより形成されている。分割体19a同士は一側縁同士が連結されることにより一体化され、その連結部を開閉中心として係合スリーブ19を開閉可能に形成されている。各分割体19aの内面にはそれぞれ係合凹条19bが凹設され、この係合凹条19bは係合スリーブ19を通水管11の外周面に装着したとき、前記接続用膨出部11bが係合する係合部として形成されている。そして、上記構成の係合スリーブ19は、接続筒部14に設けられる接続手段の係合体として継手12に設けられている。
【0031】
図2(a)に示すように、前記固定スリーブ20は略円筒状をなし、前記接続筒部14に螺合して取り付けられ、接続手段を形成する取着体として継手12に設けられている。固定スリーブ20の左端部は、固定スリーブ20の右側に向かうに連れて外径及び内径が拡径するように形成されている。固定スリーブ20の左端側には内孔20aが形成され、この内孔20aは前記係合スリーブ19の左端側の外径よりわずかに大きい直径を有するように形成されている。また、前記内孔20aの直径は、通水管11の外径に前記巻回体13を形成する金属材の厚み方向への長さの二倍の値を加えた値よりわずかに大きく設定され、接続用膨出部11bの外側を通過可能に形成されている。図1に示すように、固定スリーブ20の右端側の内周面には前記雄ネジ15に螺合可能な雌ネジ20bが螺刻されている。そして、継手本体12aに固定スリーブ20を螺合して、継手本体12aと固定スリーブ20との間に係合スリーブ19を位置決めすることにより継手12が形成される。
【0032】
次に、巻回体13を拡径する前記拡径工具21について説明する。図3に示すように、前記拡径工具21は、側面視略L字状に形成された工具本体22を備え、その工具本体22の上部の一端には拡径部23が設けられているとともに、工具本体22の下側には同工具本体22から下方へ延びる操作レバー24が設けられている。前記工具本体22において、下方へ延びる部位により把持部22aが形成されている。また、工具本体22内には図示しない挿入ピンが配設され、この挿入ピンは前記操作レバー24の操作によって工具本体22内を横方向へ移動可能に設けられている。前記拡径部23は4体の分割体23aの集合により形成され、前記拡径部23は側断面略T字状をなすとともに、その一端側が略円筒状をなす筒状に形成されている。一方、前記分割体23aはそれぞれ長さ方向に対して直交する面における断面視が略扇形状に形成されている。また、拡径部23の円柱状をなす部位の直径は通水管11の内径より小さく形成され、通水管11の端部内及び前記巻回体13内に挿入可能に形成されている。そして、操作レバー24の操作により前記挿入ピンが移動し、拡径部23の中心部に挿入されると、その挿入ピンによって各分割体23aがそれぞれ外方へ押し出されるようになっている。
【0033】
次に、通水管11に接続用膨出部11bを形成して通水管11に接続端部Sを形成し、その接続端部Sを使用して通水管11と継手12とを接続する方法について説明する。
【0034】
まず、拡径工具21の拡径部23に巻回体13を外挿し、続けてその巻回体13の外側に通水管11が装着されるように、同通水管11を拡径部23に外挿する。即ち、通水管11の端部内に巻回体13が挿入される。次に、操作レバー24を操作して挿入ピン(図示せず)を拡径部23内に挿入させ、図4に示すように、4つの分割体23aをそれぞれ外方に向かって移動させて拡径部23を拡径させる。すると、拡径部23に外挿された巻回体13が当該拡径部23により内側から押し広げられる。このとき、巻回体13は金属材を円弧状に巻回して形成され、その金属材はその両端側から自由に変形可能となっている。そのため、円環状に一体形成されたリング状をなす部材を、その内径がさらに大きくなるように拡径する場合と比較して、巻回体13の拡径作業を行うために要する力が小さくなる。即ち、操作レバー24を操作するために要する力が小さくなる。
【0035】
そして、拡径部23により巻回体13が押し広げられると、巻回体13を形成する金属材の両端部が互いに離れる方向へ拡径され、それら両端部の端面同士が接触するまで拡径されると巻回体13は真円状に拡径される。巻回体13の拡径と同時に、通水管11の端部はその拡径された巻回体13により内側から押し広げられ、図1に示すように、巻回体13と対応する通水管11の端部には、その外周面から外方へ膨出する接続用膨出部11bが形成される。即ち、接続用膨出部11bを備えた接続端部Sが通水管11に形成されるとともに、接続端部Sを備えた通水管11が形成される。
【0036】
さて、接続端部Sを備えた通水管11と継手12とを接続するには、まず、接続端部S側から固定スリーブ20の内孔20aを通過させて通水管11に固定スリーブ20を装着する。このとき、前記内孔20aの直径は通水管11の外径に巻回体13を形成する金属材の直径の二倍の値を加えた値より大きく設定されている。そのため、内孔20aの直径より接続用膨出部11bの外径が小さくなり、接続用膨出部11bと内孔20aの周縁部とが係止することなく固定スリーブ20が通水管11に装着される。
【0037】
次いで、係合スリーブ19を一対の分割体19aに分割した状態で接続用膨出部11bの外周側に配置する。そして、接続用膨出部11bが係合凹条19bに係合するように一対の分割体19aを組付けて係合スリーブ19を形成するとともに、通水管11に係合スリーブ19を取付ける。次に、係合スリーブ19が取り付けられた通水管11の接続端部Sを継手本体12aの接続筒部14内へ挿入する。
【0038】
そして、図1に示すように、前記固定スリーブ20の雌ネジ20bを継手本体12aの雄ネジ15に螺合する。すると、固定スリーブ20が継手本体12aに螺進されるに連れて係合スリーブ19の左側が内孔20a内に入り込んでいくとともに、係合スリーブ19の縮径部19cの外周面に内孔20aの内周面が徐々に圧接していき係合スリーブ19が縮径される。それと同時に、係合スリーブ19が接続筒部14内奥方へ押圧され、その係合スリーブ19の係合凹条19bが係合している通水管11も接続筒部14内奥方へ押圧される。その結果、通水管11の右端面が第1当接面16に当接されるとともに、係合スリーブ19の右端面が第2当接面18に当接される。また、継手本体12aに取り付けられた固定スリーブ20の内側に係合スリーブ19が保持されて固定スリーブ20からの抜脱が防止される。
【0039】
加えて、通水管11の外周面を保持した係合スリーブ19の左側が内孔20a内に保持されるため、通水管11が係合スリーブ19及び固定スリーブ20により安定した状態に保持される。そして、継手本体12a、係合スリーブ19及び固定スリーブ20が組付けられて継手12が形成される。それと同時に、係合スリーブ19を内部に保持した固定スリーブ20が接続筒部14に螺合して取付けられ、その係合スリーブ19の係合凹条19bが接続用膨出部11bに係合しているため、通水管11が接続筒部14に抜け止めされた状態で接続される。即ち、通水管11に形成された接続用膨出部11bと、継手12内に設けられた係合凹条19bとが係合して、通水管11と継手12との接続構造が構成されるとともに、接続端部Sを備えた通水管11と継手12とが接続される。
【0040】
上記第1の実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)巻回体13は金属材を円弧状に巻回して形成され、その金属材の両端部側は自由端となっているため、巻回体13を内側から容易に押し広げることができる。従って、拡径工具21を使用して巻回体13を速やかかつ容易に拡径して通水管11に接続用膨出部11bを容易に形成することができ、通水管11を継手12に接続するための接続端部Sを容易に形成することができる。即ち、接続端部Sを用いて通水管11と継手12とを容易に接続することができる。その結果、通水管11と継手12とを接続するために、通水管の端部を加熱、軟化させた後、その端部を所定の治具に押し付けて鍔部を形成した従来と異なり、通水管11と継手12とを容易に接続することができる。
【0041】
(2)通水管11の端部のうち巻回体13と対応する部位のみが拡径されて接続用膨出部11bが形成されている。そのため、従来のように、通水管の端部を加熱、軟化させる必要が無く、通水管11の端部を損傷を受けにくくすることができる。
【0042】
(3)巻回体13は、金属材をその両端部が重なり合うように成形して形成されている。そのため、円形状をなす巻回体13の径方向への長さを小さくして通水管11内に挿入可能とすることができる。また、巻回体13は金属材を予め円形状に巻回して形成されているため、拡径工具21により巻回体13を拡径したとき、同巻回体13を真円状に近い形状に拡径することができる。従って、拡径された巻回体13により、通水管11の外周面の周方向全体に沿って接続用膨出部11bを形成することができ、接続用膨出部11bと係合凹条19bとを確実に係合させて通水管11を継手12に抜け止めした状態で接続することができる。
【0043】
(4)係合スリーブ19は一対の分割体19aを組付けることにより形成されるため、通水管11に接続用膨出部11bが形成された後に、その通水管11に係合スリーブ19を取り付けることができる。従って、通水管11に係合スリーブ19を取り付けた後、係合凹条19bに接続用膨出部11bが係合するように巻回体13を拡径する必要がなく、係合スリーブ19の通水管11に対する取付作業、さらには通水管11と継手12との接続作業を速やかに行うことができる。
【0044】
(5)固定スリーブ20の内孔20aの直径より係合スリーブ19の右端側の外径が大きく形成されているため、固定スリーブ20内に係合スリーブ19が保持される。そのため、通水管11り付けられた係合スリーブ19を、継手本体12aに螺合接続された固定スリーブ20により継手12内に位置決めすることができ、継手12から通水管11が抜け出る不具合を防止することができる。
【0045】
(6)固定スリーブ20の内孔20aの直径は通水管11の外径に前記巻回体13を形成する金属材の厚みの二倍の値を加えた値より大きく設定されている。そのため、接続用膨出部11bに内孔20aの周縁部が係止することなく、通水管11に固定スリーブ20を速やかに装着することができ、通水管11と継手12との接続作業を速やかに行うことができる。
【0046】
(第2の実施形態)
以下、本発明を具体化した流体管と接続体との接続構造、流体管の接続端部、同接続端部を備えた流体管及び流体管の接続端部の形成方法の第2の実施形態を図5及び図6に従って説明する。なお、第2の実施形態は、第1の実施形態のインナー体及び接続体を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。また、第2の実施形態の以下の説明における上下左右は、図5における上下左右に対応する。
【0047】
図5に示すように、第2の実施形態の流体管と接続体との接続構造は、流体管としての前記通水管11と、接続体としての継手26とより構成されている。第2の実施形態の通水管11の接続端部Sは、通水管11の右端部内に挿入されたインナー体としての略円筒状をなす筒状体25が、同筒状体25の内側から拡径されることにより形成されている。即ち、接続端部Sは当該通水管11の右端部において、通水管11の軸線方向に一定長さだけ外周面から外方へ膨出する接続用膨出部11bが形成されて構成されている。図6に示すように、前記筒状体25は長方形状をなすとともに、長さ方向に対し直交する面の断面視が長方形をなす金属板を、その長さ方向への両側縁部が互いに重なり合うように円筒状に湾曲させて成形することにより形成されている。即ち、金属板の前記両側縁部が重なりあうように成形するため、筒状体25の径方向への長さを小さくすることができる。上記筒状体25は、金属板を円筒状に湾曲させる方向に力を加えて成形されているため、同金属板の両側縁部がそれぞれ筒状体25の筒の径方向への大きさを縮める方向へ変形しようとする状態になっている。そして、通水管11内に挿入される前の筒状体25の径方向における最大長さは、通水管11の内径よりわずかに小さく形成されている。筒状体25は前記拡径工具21によって内側から押し広げられると、筒状体25の長さ方向に沿った両側縁部が互いに離れるように拡径されるものである。
【0048】
次に接続体としての継手26について説明する。図6に示すように、前記継手26は、それぞれ金属材料又は合成樹脂材料により略円筒状に形成された継手本体27及び抜脱防止スリーブ28より形成されている。なお、第2の実施形態では、継手本体27及び抜脱防止スリーブ28を合成樹脂材料により形成した。前記継手本体27の左端には通水管11を接続するための接続筒部27aが形成され、右端は管体(図示せず)に接続可能に形成されている。接続筒部27aの外周面には雄ネジ27bが螺刻されている。また、図5に示すように、継手本体52の内部には円環状をなす第1当接面27cが形成され、同第1当接面27cにはシール部材29が装着されている。前記シール部材29より左側には、円環状をなす第2当接面27dが形成されている。
【0049】
図6に示すように、前記接続筒部27aに螺合されて取り付けられる抜脱防止スリーブ28は、左端側に向かうに連れて内径及び外径が縮径するように形成されている。抜脱防止スリーブ28の左端には通水管11の外径よりわずかに大きい直径を有する内孔28aが形成されている。また、図5に示すように、抜脱防止スリーブ28の右側の内周面には前記雄ネジ27bと螺合可能な28bが螺刻されている。この抜脱防止スリーブ28が接続筒部27aに螺合された状態で、同抜脱防止スリーブ28の左端内周面が接続用膨出部11bに係合する係合部となっている。そして、上記構成の抜脱防止スリーブ28は、接続手段として継手26に設けられる。
【0050】
次に、通水管11に接続用膨出部11bを形成して通水管11に接続端部Sを形成する方法、さらに、その通水管11と継手26とを接続する方法について説明する。まず、図6に示すように、通水管11に抜脱防止スリーブ28を装着しておく。次に、前記拡径工具21を使用して筒状体25を内側から押し広げる。このとき、筒状体25は長方形状の金属板を円筒状に成形して形成され、その金属板はその長さ方向への両側縁部から自由に変形可能となっている。そのため、円筒状に一体形成された筒体を、その内径がさらに大きくなるように拡径する場合と比較して、筒状体25の拡径作業を行うために要する力が小さくなる。即ち、操作レバー24を操作するために要する力が小さくなる。
【0051】
そして、拡径部23により筒状体25が押し広げられると、筒状体25を形成する金属板の両側縁部が互いに離れる方向へ拡径され、それら両側縁部の端面同士が接触するまで拡径されると筒状体25は断面真円状に拡径される。すると、通水管11の端部はその拡径された筒状体25により内側から押し広げられ、図5に示すように、筒状体25と対応する通水管11の端部には、その外周面から外方へ膨出する接続用膨出部11bが形成される。即ち、接続用膨出部11bを備えた接続端部Sが通水管11に形成されるとともに、接続端部Sを備えた通水管11が形成される。
【0052】
さて、前記継手26と通水管11とを接続するには、まず、通水管11の接続端部Sを接続筒部27a内に挿入し、通水管11の右端面を第2当接面27dに当接させるとともに、筒状体25の右端面をシール部材29に当接させる。続いて、抜脱防止スリーブ28の雌ネジ28bを雄ネジ27bに螺合して抜脱防止スリーブ28を継手本体27に取付ける。すると、前記内孔28aの直径は通水管11の非拡径部分における外径とほぼ同じに形成されているため、内孔28aの直径は接続用膨出部11bの外径より小さくなる。
【0053】
その結果、継手本体27に抜脱防止スリーブ28が取り付けられて継手26が形成される。それと同時に、継手26における抜脱防止スリーブ28の左端の内周面と、通水管11の接続用膨出部11bとが係合して抜脱防止スリーブ28から接続用膨出部11bが抜け出ることが防止されるとともに、通水管11と継手26との接続構造が形成される。そして、接続端部Sを備えた通水管11が継手26に抜け止めされた状態で接続される。
【0054】
第2の実施形態において、筒状体25は、金属板の長さ方向に延びる両側縁部が互いに重なる合うように成形して形成されているため、金属板を板状へ形状復帰しにくくすることができる。また、筒状体25の径方向への長さを小さくして通水管11内に挿入可能とすることができる。加えて、通水管11と継手26との接続状態において、筒状体25は内径が通水管11の非拡径部分の内径とほぼ同じになるように拡径されているため、筒状体25による通水管11内を流通する流体の流量損失をほとんどなくすことができる。
【0055】
(第3の実施形態)
以下、本発明を具体化した通水管と接続体との接続構造、流体管の接続端部、同接続端部を備えた流体管及び流体管の接続端部の形成方法の第3の実施形態を図7及び図8に従って説明する。なお、第3の実施形態は、第1の実施形態の接続端部及び接続体を変更したのみの構成であるため、同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。また、第3の実施形態の以下の説明における上下左右は、図7における上下左右に対応する。
【0056】
図7に示すように、第3の実施形態の流体管と接続体との接続構造は、流体管としての前記通水管11と、接続体としての継手31とより構成されている。第3の実施形態の接続端部Sは、通水管11の右端部内に挿入された前記筒状体25と、同通水管11の右端部に外挿されたアウタースリーブ30とがそれぞれ拡径されることにより形成されている。図8に示すように、前記アウタースリーブ30は架橋ポリエチレン等の合成樹脂材料又は銅等の軟質の金属材料により略円筒状に形成され、その内径が通水管11の外径よりわずかに大きく形成されている。そして、図7に示すように、通水管11の接続端部Sは、前記筒状体25が前記拡径工具21により内側から押し広げられることにより、通水管11の端部及びアウタースリーブ30がそれぞれ拡径され、その拡径された通水管11とアウタースリーブ30とにより接続用膨出部11bが形成されている。この第3の実施形態の接続用膨出部11bにおいて、通水管11の外周面からの突出量は、通水管11の厚みとアウタースリーブ30の厚みの和となっている。
【0057】
図7及び図8に示すように、接続体としての継手31は、合成樹脂材料又は金属材料によりそれぞれ略円筒状に形成された継手本体32、係合スリーブ33及び固定スリーブ34より主に形成されている。この第3の実施形態では、継手本体32、係合スリーブ33及び固定スリーブ34を合成樹脂材料により形成した。前記継手本体32の左端には通水管11を接続するための接続筒部32aが形成され、右端は管体(図示せず)に接続可能に形成されている。図7に示すように、各接続筒部32aの外周面には雄ネジ32bが螺刻され、継手本体32の内部には円環状をなす当接面32cが形成されている。同当接面32cにはシール部材35が装着されている。接続筒部32aに設けられる接続手段を形成する係合体としての係合スリーブ33は略円筒状に形成され、図8(b)に示すように、一対の分割体を組付けることにより形成されている。
【0058】
分割体33a同士は各分割体33aの一側縁同士が連結されて一体化され、その連結部を開閉中心として係合スリーブ33を開閉可能に形成されている。図7に示すように、係合スリーブ33は右端側の内径及び外径が左端側より大きく形成されて係合スリーブ33内面に前記接続用膨出部11bが係合可能な係合部としての係合面33bが形成されている。
【0059】
前記接続筒部32aに螺合されて取り付けられる固定スリーブ34は略円筒状をなし、左端側には前記係合スリーブ33の左側における外径よりわずかに大きい直径を有する内孔34aが形成されている。さらに、固定スリーブ34の右端側の内周面には継手本体32の雄ネジ32bに螺合可能な雌ネジ34bが螺刻されている。そして、上記固定スリーブ34は接続手段を形成する取着体として継手31に設けられている。
【0060】
次に、前記拡径工具21を使用して通水管11に接続用膨出部11bを形成して接続端部Sを備えた通水管11を形成し、その通水管11と継手31とを接続する方法について説明する。まず、図8(a)に示すように、固定スリーブ34を通水管11に装着しておく。続いて、拡径工具21を使用して、接続用膨出部11bを形成し、接続端部Sを備えた通水管11を形成する。次いで、通水管11の外面に一対の分割体33aを組付け、係合スリーブ33を通水管11に取り付ける。次に、図7に示すように、通水管11の接続端部Sを接続筒部32a内に挿入し、さらに、固定スリーブ34の雌ネジ34bを継手本体32の雄ネジ32bに螺合する。すると、係合スリーブ33の外周面に固定スリーブ34の内周縁部が係合して係合スリーブ33が継手本体32内方へ移動され、さらに継手本体32の左端面に係合スリーブ33の右端面が当接する。その結果、継手31が形成されるとともに、継手本体32と固定スリーブ34との間に係合スリーブ33が挟持され、さらに、接続用膨出部11bと係合スリーブ33の係合面33bとが係合する。
【0061】
その結果、継手31内に位置決めされた係合スリーブ33と、通水管11の接続用膨出部11bとが係合するため、通水管11が継手31に抜け止めされた状態で接続されるとともに、通水管11と継手31との接続構造が形成される。さらに、通水管11の右端面がシール部材35に圧接し、通水管11と継手本体32との間のシール性が維持される。
【0062】
この第3の実施形態において、筒状体25は金属板を成形して形成されているため、筒状体25が金属製の円筒により形成されている場合と比較して、拡径工具21による拡径作業に要する力を小さくすることができる。従って、アウタースリーブ30も拡径して接続用膨出部11bを形成する場合における接続端部Sの形成作業を容易に行うことができ、通水管11と継手31とを容易に接続することができる。
【0063】
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 第1の実施形態において、図9〜図11に示す接続体としての継手40を用いてもよい。なお、以下の説明における上下左右は、図9(a)における上下左右に対応する。通水管11の接続端部Sは第1の実施形態の巻回体13を用いて形成された接続用膨出部11bを備えている。なお、図9(b)に示すように、前記巻回体13の長さ方向における両端部には、それぞれ係止突起13aが形成されている。一方の係止突起13aは、巻回体13の外周面側に、巻回体13の厚みの半分となる厚みを有するように形成され、他方の係止突起13aは巻回体13の内周面側に、巻回体13の厚みの半分となる厚みを有するように形成されている。そして、一対の係止突起13a同士は、巻回体13が真円状に拡径された状態で互いに係止し、それら係止突起13aにより巻回体13が縮径しにくくなっている。
【0064】
前記継手40について説明する。図9(a)に示すように、継手40は合成樹脂材料又は金属材料により略円筒状に形成された継手本体41、取着スリーブ42、挿入スリーブ43及び係合スリーブ44より主に形成されている。なお、この場合は、前記継手本体41、取着スリーブ42、挿入スリーブ43及び係合スリーブ44はそれぞれ合成樹脂材料により形成した。
【0065】
前記継手本体41の両端側にはそれぞれ通水管11を接続可能な接続筒部41aが形成されている。その継手本体41の両端側の外周面にはそれぞれ雄ネジ41bが形成されている。また、継手本体41内には継手本体41の周方向に沿って内方へ突出する第1当接面41cが形成され、その第1当接面41cより左側の内周面には第2当接面41dが形成されている。第2当接面41dには一対のシール部材45が装着されている。接続体の取着体としての取着スリーブ42は略円筒状に形成され、取着スリーブ42の右側の内周面には前記雄ネジ41bに螺合可能な雌ネジ42aが形成されている。一方、取着スリーブ42の左端側内周縁には、取着スリーブ42の周方向に沿って内方へ延びる内周縁部42bが形成されている。なお、取着スリーブ42の左端側の開口の直径は、通水管11に形成された接続用膨出部11bの外径より若干大きく形成されている。
【0066】
前記挿入スリーブ43は、略円筒状に形成され、右側の内径及び外径より左側の内径及び外径が大きく形成されている。挿入スリーブ43の右側の内周縁には挿入スリーブ43の周方向に沿って延びる係止縁部43aが形成されている。さらに、挿入スリーブ43のほぼ中央部の内周面には係合面43bが形成されている。また、挿入スリーブ43の左端側の開口端部には、挿入スリーブ43の左端側の開口端から挿入スリーブ43内へ斜めに傾斜する傾斜面43cが形成されている。
【0067】
係合部を備えた係合体としての前記係合スリーブ44は略円筒状をなす筒状体が軸線方向に沿って切り欠かれて断面C字状に形成されている。係合スリーブ44の右側の外周面は、同右側へ向かうに連れて外径が縮径するように形成されている。そして、継手本体41内に挿入スリーブ43、係合スリーブ44が収容された状態で取着スリーブ42が継手本体41に螺着されている。
【0068】
なお、図10に示すように、継手40を使用する前の段階では、継手本体41と取着スリーブ42との間に介装部材46が装着される。この介装部材46は断面C字状をなす介装部46aと、介装部46aから延設された把持部46bとより形成され、介装部46aの内周における径は継手本体41の前記雄ネジ41bにおける外径とほぼ同じに形成されている。そして、介装部46aが雄ネジ41bの外周に装着され、その状態で雄ネジ41bに取着スリーブ42の雌ネジ42aが螺合されている。このとき、介装部46aにより取着スリーブ42の必要以上の螺進が規制され、取着スリーブ42により係合スリーブ44が挿入スリーブ43内へ押されることが防止されている。
【0069】
さて、上記継手40に接続端部Sを備えた通水管11を接続するには、まず、介装部材46が装着された未使用の継手40において、取着スリーブ42を継手本体41から螺退し、さらに介装部材46を継手本体41から取り外し、挿入スリーブ43、係合スリーブ44を取り出す。次に、接続端部Sに、取着スリーブ42を装着する。このとき、取着スリーブ42の左端側の開口は接続用膨出部11bの外径より大きいため、接続用膨出部11bを通過して通水管11奥方まで取着スリーブ42を移動させることができる。
【0070】
続けて、通水管11に係合スリーブ44、次いで挿入スリーブ43を装着する。このとき、挿入スリーブ43の係止縁部43aが接続用膨出部11bに係止し、係合スリーブ44の通水管11奥方への移動が規制される。そして、図9(a)に示すように、通水管11の接続端部Sを継手本体41の接続筒部41a内に挿入し、さらに、挿入スリーブ43の右端側を接続筒部41a内へ挿入して挿入スリーブ43の右端面をシール部材45に当接させる。
【0071】
次に、取着スリーブ42を継手本体41に螺進させる。すると、取着スリーブ42の内周縁部42bが係合スリーブ44の左端面に当接し、係合スリーブ44が接続筒部41a側へ押圧されていく。それに伴い、係合スリーブ44の右端側が挿入スリーブ43の傾斜面43cにより挿入スリーブ43内方へ案内されて縮径されるとともに、同挿入スリーブ43内へ挿入されていく。
【0072】
そして、図11に示すように、取着スリーブ42が継手本体41に螺合されると、係合スリーブ44の右端面が挿入スリーブ43の係合面43bに係合され、同係合面43bと取着スリーブ42の内周縁部42bとの間に係合スリーブ44が挟持される。それと同時に、接続用膨出部11bに係合スリーブ44の係合部としての右端面が係合する。また、シール部材45が通水管11の外周面に圧接して継手本体41と通水管11との間のシール性が維持される。
【0073】
取着スリーブ42が継手本体41に螺着された状態において、内周縁部42bが係合スリーブ44に係合している。そのため、その内周縁部42bにより接続用膨出部11bに係合した係合スリーブ44が取着スリーブ42内から抜け出るのが防止され、取着スリーブ42により係合スリーブ44と接続用膨出部11bとの係合が維持される。従って、接続用膨出部11bと、係合スリーブ44の右端面とが係合して、通水管11と継手40との接続構造が構成されるとともに、接続筒部41a、即ち継手40から通水管11が抜け出るのが防止されて、接続端部Sを備えた通水管11と継手40とが接続される。
【0074】
上記通水管11と継手40との接続において、係止突起13a同士の係止により巻回体13の縮径が防止されている。そのため、接続用膨出部11bの形状を維持することができ、接続用膨出部11bと係合スリーブ44との係合を維持して継手40から通水管11が抜け出る不具合を確実に防止することができる。
【0075】
・ 図12及び図13に示すように、インナー体としての縮径リング体50を使用して接続端部Sを形成してもよい。なお、以下の説明における上下左右は、図12における上下左右に対応する。図13に示すように、前記縮径リング体50は金属材料により円環状に形成されたリング体を、その周方向に沿って波形状に折り曲げ成形することにより縮径して形成されている。また、図12に示すように、縮径リング体50の周方向に対して直交する面における断面視は長方形状をなす薄板状に形成されている。拡径される前の縮径リング体50における径方向に沿った最大長さは、通水管11の内径より若干小さく形成され、通水管11の端部内に挿入可能に形成されている。また、前記拡径工具21を使用して、縮径リング体50が内側から押し広げられると、円環状に拡径され、その拡径状態における径方向への最大長さが通水管11の内径より大きくなるようになっている。
【0076】
そして、前記接続端部Sは、通水管11の右端部内に挿入された前記縮径リング体50が内側から拡径されることにより、当該通水管11の右端部に外周面から外方へ膨出する接続用膨出部11bが形成されて構成されている。即ち、前記縮径リング体50は拡径されると、その外径が通水管11の内径より大きくなるため、拡径された縮径リング体50により通水管11が内側から押し広げられ、その押し広げられた部位に接続用膨出部11bが形成されている。
【0077】
次に、上記接続端部Sを備えた通水管11と接続される接続体としての継手51について説明する。図12及び図13に示すように、この継手51は通水管11同士を接続するために使用され、合成樹脂材料又は金属材料により略筒状に形成された継手本体52、その継手本体52に取り付けられたピン体54、第1割リング55及び第2リング56より主に形成されている。なお、継手本体52、ピン体54、第1割リング55及び第2リング56を合成樹脂材料製とした。前記継手本体52の両端にはそれぞれ接続筒部52aが形成され、各接続筒部52aの端面近傍の外面にはそれぞれ突出部52bが形成されている。図13に示すように、各突出部52bにはそれぞれ略U字状に形成されたピン体54が取着されている。このピン体54は、接続手段を形成する取着体として設けられ、同ピン体54の中央部が突出部52bに取着されているとともに、ピン体54の両端側が突出部52bから離れる方向へ延びている。そして、ピン体54はそれぞれ突出部52bに取り付けられた部分を回動中心として回動可能に取り付けられている。
【0078】
各接続筒部52aの端面において、前記突出部52bとほぼ対向する位置には、それぞれ継手本体52の軸線に沿って接続筒部52aの端面から外方へ突出する一対の係合突部52cが突設されている。各係合突部52cの内側面にはそれぞれ前記ピン体54が係合可能な係合凹所52dが凹設されている。そして、ピン体54を係合突部52c側へ回動させ、さらにピン体54を係合凹所52dに係合させることにより、ピン体54を回動不能に配置することができる。このとき、図14に示すように、ピン体54は接続筒部52aの開口を横断する状態で配置されるようになっている。図12に示すように、継手本体52内の内周面には、同継手本体52の周方向に沿って延びる係止突条52eが形成されている。
【0079】
図13に示すように、接続筒部52aに設けられ、接続手段を形成する係合体としての第1割リング55は筒状体が軸線方向に沿って切り欠かれて断面C字状に形成されている。そして、図12に示すように、第1割リング55は接続筒部52a内に挿入されたとき、接続筒部52aの内周面により縮径されるように形成されている。また、第1割リング55は接続筒部52a内に挿入された状態において、第1割リング55の右端面が係合部として接続用膨出部11bに係合するように形成されている。図13に示すように、接続用膨出部11bの外周面に圧接する第2リング56は円筒状に形成されている。
【0080】
さて、上記構成の継手26と通水管11とを接続するには、拡径工具21により縮径リング体50を使用して通水管11に接続用膨出部11bを形成し、接続端部Sを備えた通水管11を形成する。次に、接続端部Sに第1割リング55、次いで第2リング56、さらにシール部材57を装着する。そして、ピン体54を回動させて接続筒部52aの開口を開放した状態で、接続端部Sを接続筒部52a内に挿入する。さらに、シール部材57、第2リング56及び第1割リング55を接続筒部52a内に挿入した状態でピン体54の両端が係合突部52cに近づくように回動させる。すると、ピン体54が第1割リング55の左端面に当接し、そのピン体54により第1割リング55は接続筒部52a内奥方へ押圧され、その第1割リング55により第2リング56及びシール部材57が接続筒部52a内奥方へ移動される。このとき、接続筒部52aの内周面により第1割リング55及び第2リング56が縮径されて、第1割リング55は通水管11の外周面に圧着し、第2リング56は接続用膨出部11bの外周面に圧着する。
【0081】
また、第1割リング55の右端面が接続用膨出部11bに係合し、その係合状態で第1割リング55が接続筒部52a内奥方へ押し込まれることにより通水管11が接続筒部52a内奥方へ送り込まれる。そして、ピン体54が係合凹所52dに係合されると継手51が形成される。ピン体54が係合凹所52dに係合した状態において、図14に示すように、ピン体54は接続筒部52aの開口を横断し、そのピン体54により接続用膨出部11bに係合した第1割リング55の接続筒部52a内からの抜脱が防止されている。そして、接続用膨出部11bと第1割リング55との係合が維持され、通水管11と継手51との接続構造が形成される。その結果、ピン体54により第1割リング55と接続用膨出部11bとの係合が維持され、接続筒部52a、即ち継手51から通水管11が抜け出るのが防止されて、接続端部Sを備えた通水管11と継手26とが接続される。従って、ピン体54と係合凹所52dとの係合により、接続用膨出部11bに係合した第1割リング55の接続筒部52aからの抜け出しを防止して、接続筒部52aからの通水管11の抜け出しを防止することができる。
【0082】
なお、上記継手51と通水管11とを接続するために、第1の実施形態の巻回体13又は第2の実施形態の筒状体25を使用して、通水管11に接続用膨出部11bを備えた接続端部Sを形成してもよい。
【0083】
・ 上記縮径リング体50を周方向に沿って波形状に成形したが、縮径リング体50の拡径前の径方向における最大長さが通水管11の内径より小さくなるように縮径されているのであれば、縮径リング体50の形状を任意に変更してもよい。また、縮径リング体50を形成するリング体の幅方向への長さを延長し、筒状をなすリング体をその周方向に沿って縮径させて縮径リング体50を形成してもよい。
【0084】
・ 縮径リング体50は円環状をなすリング体を周方向に沿って波形状に成形して縮径したが、四角環状、六角環状をなすリング体を周方向に沿って波形状等に成形して縮径してもよい。
【0085】
・ 図15に示す接続体としての継手60と通水管11とを接続してもよい。なお、以下の説明における上下左右は、図15における上下左右に対応する。通水管11の接続端部Sは第1の実施形態の巻回体13を用いて形成されている。前記継手60は通水管11同士を接続するために使用されるもの又は分岐継手(ヘッダー)の一部として使用されるものであり、略筒状に形成された継手本体61、固定スリーブ62、Cリング63及びリング部材64より主に形成されている。合成樹脂材料により略円筒状に形成された前記継手本体61の両端(図15では左端のみ図示)には、それぞれ接続筒部61aが形成されている。各接続筒部61aの奥方の内周面には第1載置面61bが形成され、その第1載置面61bより継手本体61の左側に位置する接続筒部61aの内周面には第2載置面61cが形成されている。前記第1載置面61b及び第2載置面61cには、それぞれゴム材料製のO−リング65が配設されている。
【0086】
前記第2載置面61cより継手本体61の左側に位置する接続筒部61aの内周面には当接面61dが形成されている。また、接続筒部61aの外周面には雄ネジ61eが螺刻されている。前記固定スリーブ62は接続手段を形成する取着体として設けられている。そして、固定スリーブ62は、合成樹脂材料により略円筒状に形成され、固定スリーブ62の右側内周面には、前記雄ネジ61eに螺合可能な雌ネジ62aが螺刻されている。また、固定スリーブ62の内周面には内方へ突出する係止面62bが形成されている。加えて、前記係止面62bの内周縁に繋がる固定スリーブ62の内周面には、係止面62b側から、固定スリーブ62の左端に向かうに連れて縮径するテーパ面62cが形成されている。さらに、固定スリーブ62の左端の内周縁には、係止リブ62dが内方へ向かって突設されている。
【0087】
前記Cリング63は接続手段を形成する係合体として継手60に設けられ、Cリング63の右端面が接続用膨出部11bに係合する係合部として形成されている。このCリング63は合成樹脂材料製の筒状体が軸線方向に沿って切り欠かれて断面C字状に形成されている。このCリング63は右端から左端に向かうに連れて外径が縮径するテーパ状に形成されている。前記リング部材64は金属材料により円環状に形成され、継手本体61に固定スリーブ62が螺合された状態で、右端が前記当接面61dに当接し、左端が前記係止面62bに係止されて当接面61dと係止面62bとの間に保持されるようになっている。
【0088】
リング部材64が、当接面61dと係止面62bとの間に保持された状態では、同リング部材64の内周縁部と、前記第2載置面61cとの間にO−リング65が保持されるようになっている。そして、O−リング65を第1及び第2載置面61b,61cに載置し、当接面61dにリング部材64を載置した状態で、Cリング63が内部に収容された固定スリーブ62を継手本体61に螺着すると、継手60が組み付けられる。このとき、Cリング63の左端面は固定スリーブ62の係止リブ62dに係止され、固定スリーブ62内からのCリング63の抜け出しが防止されている。
【0089】
さて、接続端部Sを備えた通水管11と、上記継手60とを接続するには、まず、固定スリーブ62を継手本体61から若干螺退させ、テーパ面62cとCリング63の外周面との間に間隙を形成し、Cリング63を拡径可能な状態としておく。そして、通水管11の接続端部Sを固定スリーブ62内を通過させて接続筒部61a内に挿入する。すると、通水管11の端面がCリング63の内周面に当接し、さらに、Cリング63内に通水管11が挿入されてそのCリング63が拡径されるとともに、接続用膨出部11bのCリング63内の通過が許容される。
【0090】
そして、通水管11の端面が第1載置面61bに載置されたO−リング65に当接するまで、通水管11を継手60内に挿入する。このとき、接続用膨出部11bはCリング63の右端面より継手本体61内奥側に位置し、リング部材64と対応する位置に配設されている。続いて、固定スリーブ62を接続筒部61aに螺進させると、テーパ面62cがCリング63の外周面に圧接していき、Cリング63が徐々に縮径されていく。固定スリーブ62が接続筒部61aに螺合されると、Cリング63の内面が通水管11の外周面に圧接するとともに、Cリング63の右端面が接続用膨出部11bに係合可能な位置に配置される。また、第1載置面61bに載置されたO−リング65が通水管11の端面に圧接し、第2載置面61cに載置されたO−リング65が通水管11の外周面に圧接する。
【0091】
その結果、接続用膨出部11bと、Cリング63とが係合して通水管11と継手60との接続構造が構成されるとともに、そのCリング63が固定スリーブ62内から抜け出し不能に収容される。そのため、接続用膨出部11bがCリング63に係合した状態が維持され、通水管11が接続筒部61aに抜け止めされ、通水管11の継手60からの抜け出しを防止することができる。加えて、Cリング63を継手60内に収容することにより、継手60を形成する各部材を組み付けた状態で通水管11の接続作業を行うことができる。従って、例えば固定スリーブ62、Cリング63及びリング部材64をそれぞれ通水管11に装着した後、それらを組み付けて継手60を形成し、通水管11と接続する場合と比較して、通水管11と継手60の接続作業の簡易化を図ることができる。
【0092】
なお、上記では、継手本体61、固定スリーブ62、Cリング63及びリング部材64を組み付けた状態で、通水管11の接続作業を行ったが、以下のような接続作業としてもよい。即ち、接続用膨出部11bが形成された通水管11に固定スリーブ62及びCリング63を予め装着した状態で、リング部材64が収容された接続筒部61a内に接続端部Sを挿入する。そして、固定スリーブ62を接続筒部61aに螺合して継手60を形成し、通水管11を継手60に接続してもよい。また、前記継手60は、継手本体61及び固定スリーブ62を金属材料により形成し、さらにリング部材64を継手本体61に一体形成してもよい。なお、Cリング63は合成樹脂材料により成形する。
【0093】
・ 図16に示す拡径治具70を用いて巻回体13、筒状体25、縮径リング体50を拡径してもよい。なお、以下の説明における上下左右は、図16における上下左右に対応する。前記拡径治具70は、金属材料により略円筒状に形成された引抜体71と、略円筒状をなす挿入体72とより形成されている。前記引抜体71の軸線方向に対して直交する面における断面視は真円環状に形成されている。引抜体71の左端部には拡径部71aが形成され、この拡径部71aは引抜体71の軸線方向に沿って一定の外径を有するように形成されている。さらに、引抜体71は、拡径部71aから同引抜体71の右端側に向かうに連れて外径が縮径するようにテーパ状に形成されている。また、引抜体71には同引抜体71を引張るための引抜ピン71bが延設されている。
【0094】
前記挿入体72は略円筒状をなし、その挿入体72の左側には筒状部72aが形成され、この筒状部72aは内部に引抜体71を挿入可能に形成されている。また、挿入体72において、前記筒状部72aの右側には挿通支持部72bが延設され、その挿通支持部72bは前記引抜ピン71bの軸部を挿通支持可能に形成されている。また、筒状部72aの左側の開口端には前記巻回体13が支持されている。そして、前記引抜体71において、引抜ピン71bの軸部が筒状部72aから挿通支持部72b内へ挿入され、さらに引抜体71が筒状部72a内に挿入されて拡径治具70が形成されている。
【0095】
前記拡径治具70を使用して接続用膨出部11bを形成し、通水管11に接続端部Sを形成するには、前記挿入体72、引抜体71及び巻回体13を通水管11内に挿入する。続いて、専用の引抜き工具を使用し、引抜ピン71bを通水管11から離れる方向へ引っ張ると、拡径部71aが筒状部72a内奥方へ引っ張られる。このとき、引抜体71は、拡径部71aから同引抜体71の右側へ向かうに連れて外周面の外径が縮径している。そのため、引抜体71が筒状部72a内へ移動するに連れて巻回体13の内周面に接触する引抜体71の外径は大きくなり、筒状部72aの内周側へ突出している巻回体13は真円状に拡径されていく。そして、最後に拡径部71aによって巻回体13が内側から拡径されることにより、巻回体13は真円状に拡径され、その拡径された巻回体13により通水管11の右端部には接続用膨出部11bが形成され、その接続用膨出部11bを備えた接続端部Sが通水管11に形成される。
【0096】
・ 各実施形態では通水管11の右端部に接続端部Sを形成したが、通水管11の両端に接続端部Sを形成してもよい。
・ 第2の実施形態において、筒状体25を金属板を円筒状に成形して形成したが、金属板を三角筒状、四角筒状、六角筒状等に成形して形成してもよい。
【0097】
・ 第2の実施形態において、筒状体25を金属板の長さ方向に沿った両側縁部が互いに重なるように成形したが、金属板の両側縁部が重なっていなくてもよい。
【0098】
・ 第1又は第3の実施形態において、係合スリーブ19,33を分割体19a,33aに分割せず、一体形成してもよい。このとき、係合凹条19bを接続用膨出部11bに無理嵌めする。
【0099】
・ 第1又は第3の実施形態において、接続用膨出部11bの外径が固定スリーブ20,34の内孔20a,34aの直径より大きくなってもよい。このように構成した場合、通水管11に接続用膨出部11bが形成される前に、通水管11に固定スリーブ20,34を予め装着しておく。
【0100】
・ 第1の実施形態において、継手12と通水管11とを接続するために、第2の実施形態の筒状体25又は縮径リング体50を使用して、通水管11に接続用膨出部11bを備えた接続端部Sを形成してもよい。なお、前記筒状体25を用いた場合は、係合スリーブ19における係合凹条19bの幅方向への長さを長くする。
【0101】
・ 第2の実施形態において、継手26と通水管11とを接続するために、第1の実施形態の巻回体13又は縮径リング体50を使用して、通水管11に接続用膨出部11bを備えた接続端部Sを形成してもよい。
【0102】
・ 各実施形態では、通水管11と接続体とを接続する施工現場で、通水管11に接続端部Sを形成したが、工場等で通水管11に接続端部Sを予め形成しておいてもよい。そして、接続端部Sを備えた通水管11を施工現場に搬入して、通水管11と接続体との接続を行ってもよい。このとき、通水管11の外面を保護するさや管等内に通水管11を挿入した後、通水管11と接続体とを即座に接続することができる。また、通水管11の端部に鍔部が形成されていた従来と異なり、接続用膨出部11bの大きさを小さくすることができ、接続端部Sを備えた通水管11のさや管内への挿通作業を容易に行うことができる。また、通水管11を接続体に接続するために、通水管をさや管内を通過させた後に、通水管11に鍔部を形成する必要があった従来と異なり、通水管11と接続体との接続作業を容易に行うことができる。
【0103】
・ 各実施形態では、流体管として合成樹脂製の通水管11を用いたが、金属材料製の管を用いてもよい。また、各実施形態では、流体管として通水管11に具体化したが、流体管としてのガス管、冷媒管等に具体化してもよい。
【0104】
・ 流体管として、その厚み内に金属層を設けてもよい。このように構成した場合、金属層により酸素が流体管を通過するのを防止することができる。そのため、流体管内を流通する水等の流体に酸素が含有され、その酸素により金属製の接続体等が錆びてしまうといった不具合の発生を防止することができる。
【0105】
【発明の効果】
以上、詳述したように、本発明によれば、流体管と接続体とを接続する作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の通水管と継手との接続構造を示す側断面図。
【図2】(a)は第1の実施形態の通水管と継手とを示す分解斜視図、(b)は第1の実施形態の係合スリーブを示す正面図。
【図3】拡径工具を示す斜視図。
【図4】拡径部を拡径して巻回体及び通水管を拡径した状態を示す正面図。
【図5】第2の実施形態の通水管と継手との接続構造を示す側断面図。
【図6】第2の実施形態の通水管と継手を示す分解斜視図。
【図7】第3の実施形態の通水管と継手との接続構造を示す側断面図。
【図8】(a)は第3の実施形態の通水管と継手を示す分解斜視図、(b)は係合スリーブを示す正面図。
【図9】(a)は別例の通水管と継手との接続構造を示す側断面図、(b)は別例の巻回体を示す断面図。
【図10】別例の継手を示す斜視図。
【図11】別例の継手と通水管との接続構造を示す側断面図。
【図12】別例の継手と通水管との接続構造を示す側断面図。
【図13】別例の継手と通水管を示す分解斜視図。
【図14】別例の継手と通水管との接続状態を示す正面図。
【図15】別例の継手と通水管との接続構造を示す側断面図。
【図16】拡径治具を示す斜視図。
【図17】従来の通水管と継手との接続構造を示す側断面図。
【符号の説明】
S…接続端部、11…流体管としての通水管、11b…接続用膨出部、12,26,31,40,51,60…接続体としての継手、13…インナー体としての巻回体、14,27a,32a,41a,52a,61a…接続筒部、19,33,44…係合体としての係合スリーブ、19a,33a…分割体、19b…係合部としての係合凹条、20,34,62…取着体としての固定スリーブ、25…インナー体としての筒状体、28…取着体としての抜脱防止スリーブ、42…取着体としての取着スリーブ、50…インナー体としての縮径リング体、54…取着体としてのピン体、55…係合体としての第1割リング。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a connection structure between a fluid pipe and a connection body configured to connect a fluid pipe used for a hot water supply pipe or a water supply pipe to a connection body such as a joint or a branch joint, a connection end of the fluid pipe, The present invention relates to a fluid pipe having the connection end and a method of forming a connection end of the fluid pipe.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in order to connect a water pipe made of a synthetic resin material used as a fluid pipe to a joint as a connection body in a state of being prevented from coming off, a connection structure is formed between the water pipe and the connection body. (For example, refer to Patent Document 1). As shown in FIG. 17, the water conduit 101 has a cylindrical shape, and a flange portion 101 b that protrudes outward from the outer peripheral surface of the water conduit 101 along the circumferential direction is formed at the end of the water conduit 101. ing. The joint 102 has a cylindrical shape, and a connecting tube portion 103 projects from both ends (only one end is shown in FIG. 17), and an insertion tube portion 103a projects from the connecting tube portion 103. ing.
[0003]
In the connecting tube portion 103, an annular recessed portion 103b is recessed outside the insertion tube portion 103a, and a sealing member 107 formed in an annular shape with a rubber material is attached to the recessed portion 103b. Yes. A male screw 104 is formed on the outer peripheral surface of the connecting tube portion 103, and a female screw 105a threaded on the inner peripheral surface of a cover nut 105 that forms the joint 102 is formed on the male screw 104 so as to be screwable. . A sleeve 106 attached to the outer periphery of the water conduit 101 is formed in a substantially cylindrical shape, and a flange 106b is formed on one end side of the sleeve 106 so as to extend outward from one end edge of the sleeve 106 in the circumferential direction. Yes. On the other hand, on the other end side of the sleeve 106, there is formed a reduced diameter portion 106a that decreases in a taper shape toward the tip.
[0004]
And in order to connect the said joint 102 and the water flow pipe 101, the water flow pipe 101 is externally fitted to the insertion cylinder part 103a until the said collar part 101b contact | abuts to the sealing member 107. FIG. Further, the female screw 105 a and the male screw 104 of the cover nut 105 are screwed together with the sleeve 106 fitted to the water pipe 101. Then, as the cover nut 105 is screwed into the connecting tube portion 103, the reduced diameter portion 106 a of the sleeve 106 is reduced by the inner peripheral surface of the cover nut 105, and the inner peripheral surface of the sleeve 106 is Crimp on the outer surface. At the same time, the flange portion 101 b and the seal member 107 are sandwiched between the flange portion 106 b and the recessed portion 103 b of the sleeve 106, the water pipe 101 is connected to the connecting cylinder portion 103, and the water pipe 101 is connected to the joint 102. It is connected in a state where it is prevented from coming off.
[0005]
[Patent Document 1]
JP 7-42883 A
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional connection structure between the water pipe 101 and the joint 102, the flange 101b is formed by heating the end of the water pipe 101 and pressing the end against a predetermined jig. It is formed by doing. For this reason, there is a problem that the operation of forming the flange portion on the water pipe is very troublesome, and the operation for connecting the water pipe 101 and the joint 102 is very complicated.
[0007]
The present invention has been made paying attention to the problems existing in the above-described prior art. The object is to provide a connection structure between a fluid pipe and a connection body, which can easily connect the fluid pipe and the connection body, a connection end of the fluid pipe, and a fluid pipe having the connection end. And providing a method for forming a connecting end of a fluid pipe.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problem, the invention according to claim 1 is a connection structure of a fluid pipe formed so that fluid can flow therethrough and a connection body connected to the fluid pipe, At the end of the fluid pipe, an inner body made of a metal material inserted into the end of the fluid pipe is expanded from the inside thereof, so that a connection expansion bulging outward from the outer peripheral surface of the fluid pipe. A connecting end provided with a protruding portion is formed, and the fluid pipe is connected to the connecting body by engagement between the connecting bulging portion and an engaging portion of connecting means provided on a connecting cylinder portion of the connecting body. The inner body is formed by winding a metal material in a ring shape, and a cylindrical body formed by forming a metal plate into a cylindrical shape. Alternatively, the gist is that a reduced-diameter ring formed by reducing the diameter of an annular ring is used. .
[0009]
The invention according to claim 2 is characterized in that, in the connection structure between the fluid pipe and the connection body according to claim 1, the wound body is formed by forming the metal material into an annular shape. .
[0010]
According to a third aspect of the present invention, in the connection structure between the fluid pipe and the connection body according to the first aspect, the cylindrical body is formed by forming a metal plate into a cylindrical shape so that both side edges overlap. It is a summary.
[0011]
According to a fourth aspect of the present invention, in the connection structure between the fluid pipe and the connection body according to the first aspect, the reduced-diameter ring body is formed by bending the ring body into a wave shape along a circumferential direction. It is a summary.
[0012]
According to a fifth aspect of the present invention, in the connection structure between the fluid pipe and the connection body according to any one of the first to fourth aspects, the connection means is screwed onto the connection cylinder portion. The gist of the present invention is that it is formed by an anti-detachment sleeve provided with an engaging portion that engages with the bulging portion for connection in the attached state.
[0013]
According to a sixth aspect of the present invention, in the connection structure between the fluid pipe and the connection body according to any one of the first to fourth aspects, the connection means includes an engagement body including an engagement portion, and the connection body. The gist of the present invention is that it is formed by an attachment body that is attached to the connection cylinder portion so as to maintain the engagement between the engagement portion of the engagement body and the connection bulge portion.
[0014]
According to a seventh aspect of the present invention, in the connection structure between the fluid pipe and the connection body according to the sixth aspect, the attachment body is screwed onto the connection cylinder portion and the engagement body is held inside. The gist is that it is formed by a fixed sleeve.
[0015]
According to an eighth aspect of the present invention, in the connection structure between the fluid pipe and the connection body according to the seventh aspect, the fixed sleeve is formed so as to be able to be attached to the fluid pipe through the outside of the connecting bulge portion. It is a summary.
[0016]
According to a ninth aspect of the present invention, in the connection structure between the fluid pipe and the connection body according to any one of the sixth to eighth aspects, the engagement body is formed by assembling a pair of divided bodies. In addition, the gist of the present invention is that each divided body is formed with an engaging portion that can be engaged with the connecting bulging portion.
[0017]
According to a tenth aspect of the present invention, in the connection structure between the fluid pipe and the connection body according to the sixth aspect, the attachment body allows the engagement body inserted into the connection cylinder portion to be removed from the connection cylinder portion. The gist of the present invention is that it is formed by a pin body that is attached to the connection cylinder part in a state of crossing the opening of the connection cylinder part to prevent.
[0018]
The invention according to claim 11 is a connection end portion formed at an end portion of the fluid pipe in order to connect the fluid pipe formed so that the fluid can flow therethrough to the connection body in a state where the fluid pipe is prevented from coming off. Then, at the end of the fluid pipe, an inner body made of a metal material inserted into the end of the fluid pipe is expanded from the inner side thereof, thereby bulging outward from the outer peripheral surface of the fluid pipe, A swelled portion formed by wrapping a metal material in a ring shape, wherein a bulging portion for connection that can be engaged with an engaging portion of a connecting means provided on a connecting cylinder portion of the connecting body is formed. The gist of the present invention is a cylindrical body formed by forming a metal plate into a cylindrical shape or a reduced-diameter ring body formed by reducing the diameter of an annular ring body.
[0019]
The gist of a twelfth aspect of the present invention is that, in the connecting end portion of the fluid pipe according to the eleventh aspect, the wound body is formed by forming the metal material into an annular shape.
According to a thirteenth aspect of the present invention, in the connecting end portion of the fluid pipe according to the eleventh aspect, the cylindrical body is formed by forming a metal plate into a cylindrical shape so that both side edges overlap. Is the gist.
[0020]
According to a fourteenth aspect of the present invention, in the connecting end portion of the fluid pipe according to the eleventh aspect, the reduced diameter ring body is formed by bending the ring body into a wave shape along a circumferential direction. Is the gist.
[0021]
The invention according to claim 15 is a fluid pipe formed so that a fluid can flow therethrough, and the inner pipe made of a metal material inserted into the end portion is expanded in diameter from the inside thereof. And a connection end provided with a bulging portion for connection that bulges outward from the outer peripheral surface of the connecting member, and a connection means provided on the connection cylinder portion of the connecting body and the connecting bulge portion. The inner body is connected to the connection body in a state of being prevented from coming off by engagement with the joint, and the inner body is formed by winding a metal material in a ring shape, and forming a metal plate in a cylindrical shape The gist of the present invention is a reduced diameter ring body formed by reducing the diameter of a cylindrical body or an annular ring body.
[0022]
The gist of a sixteenth aspect of the present invention is the fluid pipe provided with the connecting end according to the fifteenth aspect, wherein the wound body is formed by forming the metal material into an annular shape.
[0023]
According to a seventeenth aspect of the present invention, in the fluid pipe having the connecting end according to the fifteenth aspect, the cylindrical body is formed by forming a metal plate into a cylindrical shape so that both side edges overlap. It is a summary.
[0024]
According to an eighteenth aspect of the present invention, in the fluid pipe having the connection end according to the fifteenth aspect, the reduced-diameter ring body is formed by bending the ring body into a wave shape along a circumferential direction. It is a summary.
[0025]
The invention according to claim 19 is a method of forming a connection end portion in the fluid pipe in order to connect the fluid pipe formed so that the fluid can flow therethrough to the connection body in a state where the fluid pipe is prevented from coming off. By inserting an inner body made of a metal material into the end of the fluid pipe and expanding the inner body from the inside, a bulge portion for connection that bulges outward from the outer peripheral surface of the fluid pipe is formed, On the inner body, a wound body formed by winding a metal material in a ring shape, a tubular body formed by forming a metal plate into a tubular shape, or a ring body that forms an annular shape is reduced in diameter. The gist is to use a diameter ring body.
[0026]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(First embodiment)
DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS Embodiments of a connection structure between a fluid pipe and a connection body embodying the present invention, a connection end of the fluid pipe, a fluid pipe having the connection end, and a method of forming the connection end of the fluid pipe are shown below. It demonstrates according to 1-4. In the following description of the first embodiment, up, down, left, and right correspond to up, down, left, and right in FIG.
[0027]
As shown in FIG. 1, the connection structure of a fluid pipe and a connection body is composed of a water flow pipe 11 as a fluid pipe and a joint 12 as a connection body. First, the water pipe 11 that forms the connection structure will be described. The water pipe 11 is formed in a long cylindrical shape from a synthetic resin material, and a connection end S for forming the connection structure is formed at the right end of the water pipe 11. The connecting end portion S includes a connecting bulging portion 11 b that bulges outward from the outer peripheral surface of the water conduit 11, and the connecting bulging portion 11 b is an inner body inserted into the right end portion of the water conduit 11. An annular wound body 13 is formed by expanding the diameter from the inside.
[0028]
As shown in FIG. 2 (a), the wound body 13 is elongated, and a metal material having a horizontally long rectangular cross-sectional view in a plane orthogonal to the axis of the wound body 13 is formed at both ends. It is formed by curving into an annular shape so as to overlap each other, and winding and forming in a ring shape. That is, since both ends of the metal material are formed so as to overlap each other, the length of the wound body 13 in the radial direction can be reduced. Since the wound body 13 is formed by applying a force in a direction in which the metal material is curved in an annular shape, both ends of the metal material are in directions in which the size of the ring of the wound body 13 is reduced. It is in a state of trying to deform. The maximum length in the radial direction of the wound body 13 before being inserted into the water conduit 11 is formed to be slightly smaller than the inner diameter of the water conduit 11 so that it can be inserted into the end of the water conduit 11. Yes. Moreover, when the wound body 13 is pushed and expanded from the inside by the diameter expanding tool 21 shown in FIG. 3, the diameter of the wound body 13 is expanded so that both ends of the wound body 13 are separated from each other.
[0029]
Next, the joint 12 will be described. As shown in FIG. 1, the joint 12 includes a joint body 12a, an engagement sleeve 19 and a fixed sleeve 20 each formed in a substantially cylindrical shape by a synthetic resin material or a metal material. In the first embodiment, the joint body 12a, the engagement sleeve 19 and the fixing sleeve 20 are each formed of a synthetic resin material. A connecting tube portion 14 for connecting the water pipe 11 is formed at the left end portion of the joint body 12a, and the right end portion is formed to be connectable to a pipe body (not shown). A male screw 15 is threaded on the outer peripheral surface of the connecting tube portion 14. Also, a first contact surface 16 having an annular shape is formed inside the connecting tube portion 14 of the joint body 12a, and the inner peripheral surface on the left side of the joint body 12a from the first contact surface 16 is made of a rubber material. Seal members 17 formed in a ring shape are mounted at two locations. The seal member 17 may be attached to only one place in the joint body 12a, or may be attached to three or more places. An annular second contact surface 18 is formed on the left side of the joint body 12 a from the seal member 17. The second contact surface 18 has an inner diameter and an outer diameter larger than those of the first contact surface 16. ing.
[0030]
As shown in FIG. 2A, the engagement sleeve 19 has a cylindrical shape in which the outer diameter on the left side is smaller than the outer diameter on the right side, and a reduced diameter portion 19c is formed in the substantially central portion. At the same time, the reduced diameter portion 19c is formed such that the outer diameter decreases from the right side to the left side of the engagement sleeve 19. As shown in FIG. 2B, the engagement sleeve 19 is formed by assembling a pair of divided bodies 19a having a semi-cylindrical shape. The split bodies 19a are integrated by connecting one side edges thereof, and the engagement sleeve 19 can be opened and closed with the connecting portion as an opening / closing center. Engagement grooves 19b are formed on the inner surface of each divided body 19a. When the engagement sleeve 19 is attached to the outer peripheral surface of the water pipe 11, the connection bulging portion 11b is formed on the inner surface of each divided body 19a. It is formed as an engaging portion that engages. The engagement sleeve 19 having the above-described configuration is provided in the joint 12 as an engagement body of connection means provided in the connection cylinder portion 14.
[0031]
As shown in FIG. 2 (a), the fixing sleeve 20 has a substantially cylindrical shape, is screwed onto the connection tube portion 14, and is provided on the joint 12 as an attachment body that forms connection means. . The left end portion of the fixed sleeve 20 is formed such that the outer diameter and the inner diameter increase toward the right side of the fixed sleeve 20. An inner hole 20 a is formed on the left end side of the fixed sleeve 20, and the inner hole 20 a is formed to have a diameter slightly larger than the outer diameter on the left end side of the engagement sleeve 19. Further, the diameter of the inner hole 20a is set slightly larger than a value obtained by adding a value twice the length in the thickness direction of the metal material forming the wound body 13 to the outer diameter of the water pipe 11. It is formed so as to be able to pass through the outside of the connecting bulging portion 11b. As shown in FIG. 1, a female screw 20 b that can be screwed into the male screw 15 is threaded on the inner peripheral surface on the right end side of the fixing sleeve 20. The joint 12 is formed by screwing the fixing sleeve 20 into the joint main body 12 a and positioning the engagement sleeve 19 between the joint main body 12 a and the fixed sleeve 20.
[0032]
Next, the diameter increasing tool 21 for expanding the diameter of the wound body 13 will be described. As shown in FIG. 3, the diameter-enlarging tool 21 includes a tool main body 22 formed in a substantially L shape in a side view, and an enlarged-diameter portion 23 is provided at one upper end of the tool main body 22. An operation lever 24 extending downward from the tool body 22 is provided below the tool body 22. In the tool body 22, a gripping portion 22a is formed by a portion extending downward. An insertion pin (not shown) is provided in the tool main body 22, and the insertion pin is provided so as to be movable in the lateral direction in the tool main body 22 by the operation of the operation lever 24. The enlarged diameter portion 23 is formed by an assembly of four divided bodies 23a, and the enlarged diameter portion 23 has a substantially T-shaped side cross section, and one end thereof is formed in a cylindrical shape having a substantially cylindrical shape. On the other hand, each of the divided bodies 23a is formed in a substantially fan shape when viewed in a plane orthogonal to the length direction. Further, the diameter of the cylindrical portion of the enlarged diameter portion 23 is formed to be smaller than the inner diameter of the water flow tube 11, and is formed so as to be insertable into the end portion of the water flow tube 11 and the wound body 13. And when the said insertion pin moves by operation of the operation lever 24 and it inserts in the center part of the enlarged diameter part 23, each division body 23a will be extruded outward by the insertion pin, respectively.
[0033]
Next, a method of forming the connection bulging portion 11b in the water pipe 11 and forming the connection end S in the water pipe 11 and connecting the water pipe 11 and the joint 12 using the connection end S is described. explain.
[0034]
First, the wound body 13 is extrapolated to the expanded diameter portion 23 of the expanded diameter tool 21, and then the water conduit 11 is attached to the expanded diameter portion 23 so that the water conduit 11 is attached to the outside of the wound body 13. Extrapolate. That is, the wound body 13 is inserted into the end of the water conduit 11. Next, the operating lever 24 is operated to insert an insertion pin (not shown) into the enlarged diameter portion 23, and the four divided bodies 23a are moved outward as shown in FIG. The diameter portion 23 is expanded. Then, the wound body 13 extrapolated to the enlarged diameter portion 23 is expanded from the inside by the enlarged diameter portion 23. At this time, the wound body 13 is formed by winding a metal material in an arc shape, and the metal material can be freely deformed from both ends thereof. Therefore, compared with the case where the ring-shaped member integrally formed in an annular shape is expanded so that the inner diameter thereof is further increased, the force required for performing the diameter expanding operation of the wound body 13 is reduced. . That is, the force required to operate the operation lever 24 is reduced.
[0035]
Then, when the wound body 13 is pushed and expanded by the diameter-enlarged portion 23, both ends of the metal material forming the wound body 13 are expanded in a direction away from each other, and the diameter is expanded until the end faces of the both ends are in contact with each other. Then, the wound body 13 is expanded in a perfect circle shape. Simultaneously with the diameter expansion of the wound body 13, the end of the water pipe 11 is pushed out from the inside by the wound body 13 whose diameter has been expanded, and as shown in FIG. 1, the water pipe 11 corresponding to the wound body 13. A bulging portion 11b for connection that bulges outward from the outer peripheral surface is formed at the end portion of the rim. In other words, the connection end S having the connection bulging portion 11b is formed in the water conduit 11, and the water conduit 11 having the connection end S is formed.
[0036]
In order to connect the water pipe 11 provided with the connecting end S and the joint 12, first, the fixing sleeve 20 is attached to the water pipe 11 by passing the inner hole 20 a of the fixing sleeve 20 from the connecting end S side. To do. At this time, the diameter of the inner hole 20a is set larger than a value obtained by adding a value twice the diameter of the metal material forming the wound body 13 to the outer diameter of the water pipe 11. Therefore, the outer diameter of the connecting bulging portion 11b is smaller than the diameter of the inner hole 20a, and the fixing sleeve 20 is attached to the water conduit 11 without the connecting bulging portion 11b and the peripheral portion of the inner hole 20a being locked. Is done.
[0037]
Next, the engagement sleeve 19 is arranged on the outer peripheral side of the connecting bulging portion 11b in a state of being divided into a pair of divided bodies 19a. Then, the pair of split bodies 19 a are assembled so that the connecting bulging portion 11 b engages with the engaging recess 19 b to form the engaging sleeve 19, and the engaging sleeve 19 is attached to the water conduit 11. Next, the connection end portion S of the water pipe 11 to which the engagement sleeve 19 is attached is inserted into the connection tube portion 14 of the joint body 12a.
[0038]
Then, as shown in FIG. 1, the female screw 20b of the fixed sleeve 20 is screwed into the male screw 15 of the joint body 12a. Then, as the fixing sleeve 20 is screwed into the joint body 12a, the left side of the engaging sleeve 19 enters the inner hole 20a, and the inner hole 20a is formed on the outer peripheral surface of the reduced diameter portion 19c of the engaging sleeve 19. The inner peripheral surface of the engagement sleeve 19 is gradually pressed and the engagement sleeve 19 is reduced in diameter. At the same time, the engagement sleeve 19 is pressed inward in the connection cylinder portion 14, and the water pipe 11 in which the engagement groove 19 b of the engagement sleeve 19 is engaged is also pressed inward in the connection cylinder portion 14. As a result, the right end surface of the water conduit 11 is brought into contact with the first contact surface 16 and the right end surface of the engagement sleeve 19 is brought into contact with the second contact surface 18. Further, the engagement sleeve 19 is held inside the fixed sleeve 20 attached to the joint main body 12a, and the removal from the fixed sleeve 20 is prevented.
[0039]
In addition, since the left side of the engagement sleeve 19 that holds the outer peripheral surface of the water pipe 11 is held in the inner hole 20 a, the water pipe 11 is held in a stable state by the engagement sleeve 19 and the fixed sleeve 20. The joint body 12a, the engagement sleeve 19 and the fixed sleeve 20 are assembled to form the joint 12. At the same time, the fixed sleeve 20 holding the engagement sleeve 19 is screwed onto the connection cylinder portion 14 and the engagement recess 19b of the engagement sleeve 19 engages with the connection bulge portion 11b. Therefore, the water pipe 11 is connected to the connecting cylinder portion 14 while being prevented from coming off. That is, the connection bulging portion 11b formed in the water pipe 11 and the engagement recess 19b provided in the joint 12 are engaged to form a connection structure between the water pipe 11 and the joint 12. At the same time, the water pipe 11 provided with the connection end S and the joint 12 are connected.
[0040]
According to the first embodiment, the following features can be obtained.
(1) The wound body 13 is formed by winding a metal material in an arc shape, and since both ends of the metal material are free ends, the wound body 13 can be easily spread from the inside. . Accordingly, the diameter of the wound body 13 can be quickly and easily increased using the diameter expanding tool 21 to easily form the connection bulging portion 11 b in the water conduit 11, and the water conduit 11 is connected to the joint 12. Therefore, the connection end portion S can be easily formed. That is, the water conduit 11 and the joint 12 can be easily connected using the connection end S. As a result, in order to connect the water pipe 11 and the joint 12, unlike the conventional case where the end of the water pipe is heated and softened and then the end is pressed against a predetermined jig to form a flange. The water pipe 11 and the joint 12 can be easily connected.
[0041]
(2) Of the end portion of the water conduit 11, only the portion corresponding to the wound body 13 is expanded in diameter to form the connecting bulging portion 11b. Therefore, unlike the conventional case, there is no need to heat and soften the end portion of the water pipe, and the end portion of the water pipe 11 can be hardly damaged.
[0042]
(3) The wound body 13 is formed by molding a metal material so that both end portions thereof overlap each other. Therefore, it is possible to reduce the length of the circular wound body 13 in the radial direction and insert it into the water conduit 11. Further, since the wound body 13 is formed by winding a metal material in a circular shape in advance, when the diameter of the wound body 13 is increased by the diameter expanding tool 21, the wound body 13 has a shape close to a perfect circle. The diameter can be expanded. Therefore, the bulging part 11b for connection can be formed along the whole circumferential direction of the outer peripheral surface of the water flow pipe 11 by the wound body 13 whose diameter has been expanded, and the bulging part 11b for connection and the engaging groove 19b. And the water pipe 11 can be connected in a state in which the water pipe 11 is prevented from coming off from the joint 12.
[0043]
(4) Since the engagement sleeve 19 is formed by assembling the pair of divided bodies 19 a, the engagement sleeve 19 is attached to the water flow pipe 11 after the connection bulging portion 11 b is formed in the water flow pipe 11. be able to. Therefore, after the engagement sleeve 19 is attached to the water conduit 11, there is no need to increase the diameter of the wound body 13 so that the connection bulging portion 11b engages with the engagement recess 19b. The attachment work with respect to the water flow pipe 11 and the connection work of the water flow pipe 11 and the joint 12 can be quickly performed.
[0044]
(5) Since the outer diameter on the right end side of the engagement sleeve 19 is larger than the diameter of the inner hole 20 a of the fixed sleeve 20, the engagement sleeve 19 is held in the fixed sleeve 20. Therefore, the engagement sleeve 19 attached to the water conduit 11 can be positioned in the joint 12 by the fixing sleeve 20 screwed to the joint main body 12a, and the trouble that the water conduit 11 is pulled out from the joint 12 is prevented. be able to.
[0045]
(6) The diameter of the inner hole 20a of the fixing sleeve 20 is set to be larger than the value obtained by adding twice the thickness of the metal material forming the wound body 13 to the outer diameter of the water pipe 11. Therefore, the fixing sleeve 20 can be quickly attached to the water conduit 11 without the peripheral edge of the inner hole 20a being locked to the connecting bulging portion 11b, and the connection work between the water conduit 11 and the joint 12 can be performed quickly. Can be done.
[0046]
(Second Embodiment)
Hereinafter, a second embodiment of a connection structure between a fluid pipe and a connection body embodying the present invention, a connection end of the fluid pipe, a fluid pipe having the connection end, and a method of forming the connection end of the fluid pipe is described. Will be described with reference to FIGS. In addition, since 2nd Embodiment is a structure which only changed the inner body and connection body of 1st Embodiment, the detailed description is abbreviate | omitted about the same part. In addition, the top, bottom, left, and right in the following description of the second embodiment correspond to the top, bottom, left, and right in FIG.
[0047]
As shown in FIG. 5, the connection structure between the fluid pipe and the connection body according to the second embodiment includes the water flow pipe 11 as a fluid pipe and a joint 26 as a connection body. The connecting end S of the water pipe 11 according to the second embodiment is such that a cylindrical body 25 having an approximately cylindrical shape as an inner body inserted into the right end of the water pipe 11 is expanded from the inside of the cylindrical body 25. It is formed by being diametered. That is, the connection end portion S is configured by forming a connection bulging portion 11 b bulging outward from the outer peripheral surface by a certain length in the axial direction of the water flow tube 11 at the right end portion of the water flow tube 11. . As shown in FIG. 6, the cylindrical body 25 has a rectangular shape and a metal plate having a rectangular cross-sectional view perpendicular to the length direction, and both side edges in the length direction overlap each other. Thus, it is formed by curving into a cylindrical shape. That is, since the metal plate is formed so that both side edges overlap each other, the length of the cylindrical body 25 in the radial direction can be reduced. Since the cylindrical body 25 is formed by applying a force in a direction in which the metal plate is bent in a cylindrical shape, both side edges of the metal plate have a size in the radial direction of the cylinder of the cylindrical body 25, respectively. It is in a state of trying to deform in the shrinking direction. The maximum length in the radial direction of the cylindrical body 25 before being inserted into the water conduit 11 is formed slightly smaller than the inner diameter of the water conduit 11. When the cylindrical body 25 is pushed and expanded from the inside by the diameter expanding tool 21, the diameter of the cylindrical body 25 is expanded so that both side edges along the length direction are separated from each other.
[0048]
Next, the joint 26 as a connection body will be described. As shown in FIG. 6, the joint 26 is formed of a joint body 27 and a removal prevention sleeve 28 which are formed in a substantially cylindrical shape from a metal material or a synthetic resin material, respectively. In the second embodiment, the joint body 27 and the removal prevention sleeve 28 are formed of a synthetic resin material. A connecting cylinder portion 27a for connecting the water pipe 11 is formed at the left end of the joint body 27, and the right end is formed to be connectable to a pipe body (not shown). A male screw 27b is threaded on the outer peripheral surface of the connecting tube portion 27a. Further, as shown in FIG. 5, an annular first contact surface 27 c is formed inside the joint body 52, and a seal member 29 is attached to the first contact surface 27 c. On the left side of the seal member 29, an annular second contact surface 27d is formed.
[0049]
As shown in FIG. 6, the removal prevention sleeve 28 screwed and attached to the connection cylinder portion 27 a is formed so that the inner diameter and the outer diameter are reduced toward the left end side. An inner hole 28 a having a diameter slightly larger than the outer diameter of the water pipe 11 is formed at the left end of the removal prevention sleeve 28. Further, as shown in FIG. 5, 28 b that can be screwed with the male screw 27 b is threaded on the inner peripheral surface on the right side of the removal prevention sleeve 28. In a state where the pull-out prevention sleeve 28 is screwed into the connection cylinder portion 27a, the inner peripheral surface of the left end of the pull-out prevention sleeve 28 is an engagement portion that engages with the connection bulging portion 11b. And the removal prevention sleeve 28 of the said structure is provided in the coupling 26 as a connection means.
[0050]
Next, a method for forming the connecting bulge 11b in the water pipe 11 to form the connection end S in the water pipe 11, and a method for connecting the water pipe 11 and the joint 26 will be described. First, as shown in FIG. 6, a drainage prevention sleeve 28 is attached to the water conduit 11. Next, the cylindrical body 25 is pushed and expanded from the inside using the diameter expanding tool 21. At this time, the cylindrical body 25 is formed by forming a rectangular metal plate into a cylindrical shape, and the metal plate can be freely deformed from both side edges in the length direction. Therefore, compared with the case where the cylindrical body integrally formed in the cylindrical shape is expanded so that the inner diameter thereof is further increased, the force required for performing the diameter expansion operation of the cylindrical body 25 is reduced. That is, the force required to operate the operation lever 24 is reduced.
[0051]
And when the cylindrical body 25 is pushed and expanded by the enlarged diameter part 23, the diameter of both side edges of the metal plate forming the cylindrical body 25 is increased in a direction away from each other until the end surfaces of the both side edges contact each other. When the diameter is increased, the cylindrical body 25 is expanded to have a perfect circular cross section. Then, the end of the water conduit 11 is pushed and expanded from the inside by the expanded cylindrical body 25, and as shown in FIG. 5, the end of the water conduit 11 corresponding to the cylindrical body 25 has its outer periphery. A bulging portion for connection 11b bulging outward from the surface is formed. In other words, the connection end S having the connection bulging portion 11b is formed in the water conduit 11, and the water conduit 11 having the connection end S is formed.
[0052]
In order to connect the joint 26 and the water pipe 11, first, the connection end S of the water pipe 11 is inserted into the connection cylinder part 27 a, and the right end surface of the water pipe 11 is made into the second contact surface 27 d. At the same time, the right end surface of the cylindrical body 25 is brought into contact with the seal member 29. Subsequently, the female screw 28 b of the removal prevention sleeve 28 is screwed into the male screw 27 b to attach the removal prevention sleeve 28 to the joint body 27. Then, since the diameter of the inner hole 28a is formed substantially the same as the outer diameter of the non-expanded portion of the water pipe 11, the diameter of the inner hole 28a is smaller than the outer diameter of the connecting bulging portion 11b.
[0053]
As a result, the anti-slip sleeve 28 is attached to the joint body 27 to form the joint 26. At the same time, the inner circumferential surface of the left end of the anti-extraction sleeve 28 in the joint 26 and the connecting bulging portion 11 b of the water pipe 11 are engaged, and the connecting bulging portion 11 b comes out of the anti-extraction sleeve 28. Is prevented, and a connection structure between the water pipe 11 and the joint 26 is formed. And the water flow pipe 11 provided with the connection end part S is connected in the state where the joint 26 was prevented from coming off.
[0054]
In the second embodiment, the cylindrical body 25 is formed by forming both side edges extending in the length direction of the metal plate so as to overlap each other, and thus makes it difficult for the metal plate to return to a plate shape. be able to. In addition, the length of the cylindrical body 25 in the radial direction can be reduced and can be inserted into the water conduit 11. In addition, in the connected state of the water flow pipe 11 and the joint 26, the cylindrical body 25 is expanded so that the inner diameter is substantially the same as the inner diameter of the non-expanded portion of the water flow pipe 11. The flow rate loss of the fluid flowing through the water pipe 11 can be almost eliminated.
[0055]
(Third embodiment)
Hereinafter, a third embodiment of a connection structure between a water pipe and a connection body embodying the present invention, a connection end of a fluid pipe, a fluid pipe having the connection end, and a method of forming the connection end of the fluid pipe will be described. Will be described with reference to FIGS. In addition, since 3rd Embodiment is a structure which only changed the connection edge part and connection body of 1st Embodiment, the detailed description is abbreviate | omitted about the same part. Moreover, the top, bottom, left, and right in the following description of the third embodiment correspond to the top, bottom, left, and right in FIG.
[0056]
As shown in FIG. 7, the connection structure between the fluid pipe and the connection body according to the third embodiment includes the water flow pipe 11 as a fluid pipe and a joint 31 as a connection body. In the connection end portion S of the third embodiment, the cylindrical body 25 inserted into the right end portion of the water conduit 11 and the outer sleeve 30 extrapolated to the right end portion of the water conduit 11 are each expanded in diameter. Is formed. As shown in FIG. 8, the outer sleeve 30 is formed in a substantially cylindrical shape from a synthetic resin material such as cross-linked polyethylene or a soft metal material such as copper, and has an inner diameter slightly larger than the outer diameter of the water conduit 11. ing. Then, as shown in FIG. 7, the connection end S of the water conduit 11 is formed so that the end of the water conduit 11 and the outer sleeve 30 are connected to each other by the cylindrical body 25 being expanded from the inside by the diameter expanding tool 21. Each of the diameters is expanded, and the expanded water passage 11 and the outer sleeve 30 form a bulging portion 11b for connection. In the connecting bulging portion 11 b of the third embodiment, the amount of protrusion from the outer peripheral surface of the water pipe 11 is the sum of the thickness of the water pipe 11 and the thickness of the outer sleeve 30.
[0057]
As shown in FIGS. 7 and 8, the joint 31 as a connection body is mainly formed by a joint body 32, an engagement sleeve 33, and a fixing sleeve 34, which are each formed in a substantially cylindrical shape by a synthetic resin material or a metal material. ing. In the third embodiment, the joint body 32, the engagement sleeve 33, and the fixing sleeve 34 are formed of a synthetic resin material. A connecting tube portion 32a for connecting the water pipe 11 is formed at the left end of the joint body 32, and the right end is formed so as to be connectable to a pipe body (not shown). As shown in FIG. 7, a male screw 32 b is threaded on the outer peripheral surface of each connecting tube portion 32 a, and an annular contact surface 32 c is formed inside the joint body 32. A seal member 35 is attached to the contact surface 32c. The engagement sleeve 33 as an engagement body forming the connection means provided in the connection cylinder portion 32a is formed in a substantially cylindrical shape, and is formed by assembling a pair of divided bodies as shown in FIG. 8 (b). Yes.
[0058]
The divided bodies 33a are integrated by connecting one side edges of the divided bodies 33a, and the engaging sleeve 33 can be opened and closed with the connecting portion as an opening / closing center. As shown in FIG. 7, the engagement sleeve 33 has an inner diameter and an outer diameter on the right end side larger than those on the left end side, and serves as an engagement portion with which the connecting bulge 11b can be engaged with the inner surface of the engagement sleeve 33. An engagement surface 33b is formed.
[0059]
The fixing sleeve 34 screwed and attached to the connection cylinder portion 32a is substantially cylindrical, and an inner hole 34a having a diameter slightly larger than the outer diameter on the left side of the engagement sleeve 33 is formed on the left end side. Yes. Further, a female screw 34 b that can be screwed into a male screw 32 b of the joint body 32 is threaded on the inner peripheral surface on the right end side of the fixing sleeve 34. The fixing sleeve 34 is provided on the joint 31 as an attachment body that forms connection means.
[0060]
Next, the diameter expansion tool 21 is used to form the bulging portion 11 b for connection in the water flow pipe 11 to form the water flow pipe 11 having the connection end S, and the water flow pipe 11 and the joint 31 are connected. How to do will be described. First, as shown in FIG. 8A, the fixing sleeve 34 is attached to the water pipe 11. Subsequently, the diameter expansion tool 21 is used to form the connecting bulge portion 11 b and the water pipe 11 having the connection end portion S is formed. Next, the pair of divided bodies 33 a are assembled to the outer surface of the water pipe 11, and the engagement sleeve 33 is attached to the water pipe 11. Next, as shown in FIG. 7, the connection end S of the water conduit 11 is inserted into the connection cylinder portion 32 a, and the female screw 34 b of the fixing sleeve 34 is screwed into the male screw 32 b of the joint body 32. Then, the inner peripheral edge of the fixing sleeve 34 is engaged with the outer peripheral surface of the engagement sleeve 33 and the engagement sleeve 33 is moved inward of the joint body 32, and the right end of the engagement sleeve 33 is further moved to the left end surface of the joint body 32. The surfaces abut. As a result, the joint 31 is formed, the engagement sleeve 33 is sandwiched between the joint body 32 and the fixed sleeve 34, and the connection bulging portion 11b and the engagement surface 33b of the engagement sleeve 33 are connected. Engage.
[0061]
As a result, the engagement sleeve 33 positioned in the joint 31 and the connection bulging portion 11b of the water pipe 11 are engaged, so that the water pipe 11 is connected to the joint 31 while being prevented from coming off. A connection structure between the water pipe 11 and the joint 31 is formed. Furthermore, the right end surface of the water flow pipe 11 is pressed against the seal member 35, and the sealing performance between the water flow pipe 11 and the joint body 32 is maintained.
[0062]
In the third embodiment, since the cylindrical body 25 is formed by molding a metal plate, the diameter expansion tool 21 is used as compared with the case where the cylindrical body 25 is formed of a metal cylinder. The force required for the diameter expansion work can be reduced. Therefore, the outer sleeve 30 can also be enlarged in diameter to form the connection bulge 11b, so that the connection end S can be easily formed, and the water pipe 11 and the joint 31 can be easily connected. it can.
[0063]
In addition, you may change each said embodiment as follows.
-In 1st Embodiment, you may use the coupling 40 as a connection body shown in FIGS. In the following description, up, down, left, and right correspond to up, down, left, and right in FIG. The connection end S of the water flow pipe 11 includes a bulging portion 11b for connection formed using the wound body 13 of the first embodiment. As shown in FIG. 9B, locking projections 13a are formed at both ends of the wound body 13 in the length direction. One locking projection 13 a is formed on the outer peripheral surface side of the wound body 13 so as to have a thickness that is half the thickness of the wound body 13, and the other locking projection 13 a is the inner circumference of the wound body 13. It is formed on the surface side so as to have a thickness that is half the thickness of the wound body 13. And a pair of latching protrusion 13a mutually latches in the state by which the wound body 13 was diameter-expanded by perfect circle shape, and the wound body 13 becomes difficult to reduce diameter by these latching protrusion 13a.
[0064]
The joint 40 will be described. As shown in FIG. 9A, the joint 40 is mainly formed of a joint body 41, an attachment sleeve 42, an insertion sleeve 43, and an engagement sleeve 44 formed in a substantially cylindrical shape by a synthetic resin material or a metal material. Yes. In this case, the joint body 41, the attachment sleeve 42, the insertion sleeve 43, and the engagement sleeve 44 are each formed of a synthetic resin material.
[0065]
At both ends of the joint body 41, connection tube portions 41a to which the water pipes 11 can be connected are formed. Male threads 41 b are formed on the outer peripheral surfaces of both ends of the joint body 41. In addition, a first contact surface 41c that protrudes inward along the circumferential direction of the joint body 41 is formed in the joint body 41, and a second contact is formed on the inner peripheral surface on the left side of the first contact surface 41c. A contact surface 41d is formed. A pair of seal members 45 are mounted on the second contact surface 41d. An attachment sleeve 42 as an attachment body of the connection body is formed in a substantially cylindrical shape, and a female screw 42 a that can be screwed to the male screw 41 b is formed on the inner peripheral surface on the right side of the attachment sleeve 42. On the other hand, an inner peripheral edge portion 42 b extending inward along the circumferential direction of the attachment sleeve 42 is formed on the inner peripheral edge on the left end side of the attachment sleeve 42. The diameter of the opening on the left end side of the attachment sleeve 42 is formed to be slightly larger than the outer diameter of the connecting bulging portion 11 b formed in the water conduit 11.
[0066]
The insertion sleeve 43 is formed in a substantially cylindrical shape, and has an inner diameter and an outer diameter on the left side larger than an inner diameter and an outer diameter on the right side. A locking edge 43 a extending along the circumferential direction of the insertion sleeve 43 is formed on the inner peripheral edge on the right side of the insertion sleeve 43. Further, an engagement surface 43 b is formed on the inner peripheral surface of the substantially central portion of the insertion sleeve 43. In addition, an inclined surface 43 c is formed at the opening end portion on the left end side of the insertion sleeve 43 so as to incline obliquely into the insertion sleeve 43 from the opening end on the left end side of the insertion sleeve 43.
[0067]
The engagement sleeve 44 as an engagement body provided with an engagement portion is formed in a C-shaped cross section by cutting a substantially cylindrical tubular body along the axial direction. The outer peripheral surface on the right side of the engagement sleeve 44 is formed such that the outer diameter decreases toward the right side. The attachment sleeve 42 is screwed to the joint body 41 in a state where the insertion sleeve 43 and the engagement sleeve 44 are accommodated in the joint body 41.
[0068]
As shown in FIG. 10, an interposition member 46 is attached between the joint body 41 and the attachment sleeve 42 before the joint 40 is used. The interposed member 46 is formed of an interposed part 46a having a C-shaped cross section and a gripping part 46b extending from the interposed part 46a. The diameter of the inner periphery of the interposed part 46a is the same as that of the joint body 41. The outer diameter of the male screw 41b is substantially the same. And the interposition part 46a is attached to the outer periphery of the male screw 41b, and the female screw 42a of the attachment sleeve 42 is screwed onto the male screw 41b in this state. At this time, the interposition part 46 a restricts the screwing of the attachment sleeve 42 more than necessary, and the attachment sleeve 42 prevents the engagement sleeve 44 from being pushed into the insertion sleeve 43.
[0069]
In order to connect the water pipe 11 having the connection end S to the joint 40, first, in the unused joint 40 to which the interposing member 46 is attached, the attachment sleeve 42 is screwed out of the joint body 41. Further, the interposition member 46 is removed from the joint body 41, and the insertion sleeve 43 and the engagement sleeve 44 are taken out. Next, the attachment sleeve 42 is attached to the connection end S. At this time, since the opening on the left end side of the attachment sleeve 42 is larger than the outer diameter of the connection bulging portion 11b, the attachment sleeve 42 can be moved to the depth of the water pipe 11 through the connection bulging portion 11b. it can.
[0070]
Subsequently, the engagement sleeve 44 and then the insertion sleeve 43 are attached to the water flow pipe 11. At this time, the locking edge 43a of the insertion sleeve 43 is locked to the connecting bulging portion 11b, and the movement of the engagement sleeve 44 to the depth of the water pipe 11 is restricted. 9A, the connecting end S of the water pipe 11 is inserted into the connecting cylinder 41a of the joint body 41, and the right end of the insertion sleeve 43 is inserted into the connecting cylinder 41a. Then, the right end surface of the insertion sleeve 43 is brought into contact with the seal member 45.
[0071]
Next, the attachment sleeve 42 is screwed into the joint body 41. Then, the inner peripheral edge portion 42b of the attachment sleeve 42 comes into contact with the left end surface of the engagement sleeve 44, and the engagement sleeve 44 is pressed toward the connection tube portion 41a. Accordingly, the right end side of the engagement sleeve 44 is guided and reduced in diameter by the inclined surface 43 c of the insertion sleeve 43 into the insertion sleeve 43 and is inserted into the insertion sleeve 43.
[0072]
As shown in FIG. 11, when the attachment sleeve 42 is screwed into the joint body 41, the right end surface of the engagement sleeve 44 is engaged with the engagement surface 43b of the insertion sleeve 43, and the engagement surface 43b. And the engagement sleeve 44 is sandwiched between the inner peripheral edge 42 b of the attachment sleeve 42. At the same time, the right end surface as the engaging portion of the engaging sleeve 44 is engaged with the connecting bulging portion 11b. Further, the sealing member 45 is pressed against the outer peripheral surface of the water pipe 11 to maintain the sealing performance between the joint body 41 and the water pipe 11.
[0073]
In a state where the attachment sleeve 42 is screwed to the joint main body 41, the inner peripheral edge portion 42 b is engaged with the engagement sleeve 44. Therefore, the engagement sleeve 44 engaged with the connection bulge portion 11b by the inner peripheral edge portion 42b is prevented from coming out of the attachment sleeve 42, and the attachment sleeve 42 and the connection bulge portion are connected by the attachment sleeve 42. Engagement with 11b is maintained. Accordingly, the connecting bulging portion 11b and the right end surface of the engaging sleeve 44 are engaged to form a connection structure between the water pipe 11 and the joint 40, and the connecting tube portion 41a, that is, the joint 40 is passed through. The water pipe 11 is prevented from coming out, and the water pipe 11 having the connection end S and the joint 40 are connected.
[0074]
In the connection between the water flow pipe 11 and the joint 40, the diameter of the wound body 13 is prevented by the locking of the locking protrusions 13a. Therefore, the shape of the connecting bulging portion 11b can be maintained, and the engagement between the connecting bulging portion 11b and the engaging sleeve 44 can be maintained to reliably prevent a problem that the water pipe 11 comes out of the joint 40. be able to.
[0075]
-As shown in FIG.12 and FIG.13, you may form the connection edge part S using the reduced diameter ring body 50 as an inner body. In the following description, up, down, left, and right correspond to up, down, left, and right in FIG. As shown in FIG. 13, the diameter-reduced ring body 50 is formed by reducing the diameter by bending a ring body formed in a ring shape from a metal material into a wave shape along its circumferential direction. Moreover, as shown in FIG. 12, the cross-sectional view in the surface orthogonal to the circumferential direction of the diameter-reduced ring body 50 is formed in a thin plate shape having a rectangular shape. The maximum length along the radial direction of the diameter-reduced ring body 50 before being expanded is slightly smaller than the inner diameter of the water conduit 11 and is formed so that it can be inserted into the end of the water conduit 11. In addition, when the diameter-reduced ring body 50 is pushed and expanded from the inside using the diameter-expanding tool 21, the diameter is increased in an annular shape, and the maximum length in the radial direction in the expanded diameter state is the inner diameter of the water conduit 11. It is getting bigger.
[0076]
And the said connection end part S expand | swells outward from an outer peripheral surface to the right end part of the said water flow pipe 11 by expanding the diameter reduction ring body 50 inserted in the right end part of the water flow pipe 11 from the inner side. A connecting bulging portion 11b is formed and formed. That is, when the diameter-reduced ring body 50 is expanded, its outer diameter becomes larger than the inner diameter of the water conduit 11, so that the water conduit 11 is pushed and expanded from the inside by the diameter-reduced ring body 50, A bulging portion 11b for connection is formed in the portion that has been spread out.
[0077]
Next, the joint 51 as a connection body connected to the water pipe 11 provided with the connection end S will be described. As shown in FIGS. 12 and 13, the joint 51 is used to connect the water pipes 11 to each other, and is attached to the joint body 52 formed in a substantially cylindrical shape by a synthetic resin material or a metal material. The pin body 54, the first split ring 55 and the second ring 56 are mainly formed. The joint body 52, the pin body 54, the first split ring 55, and the second ring 56 were made of a synthetic resin material. Connection tube portions 52a are formed at both ends of the joint body 52, and protrusions 52b are formed on the outer surfaces near the end surfaces of the connection tube portions 52a. As shown in FIG. 13, a pin body 54 formed in a substantially U shape is attached to each protrusion 52b. The pin body 54 is provided as an attachment body that forms a connection means. The central portion of the pin body 54 is attached to the protruding portion 52b, and both end sides of the pin body 54 are away from the protruding portion 52b. It extends. And the pin body 54 is attached so that rotation is possible around the part attached to the protrusion part 52b, respectively.
[0078]
A pair of engaging projections 52c projecting outward from the end surface of the connecting cylinder part 52a along the axis of the joint body 52 are located at positions substantially opposite to the protruding parts 52b on the end faces of the connecting cylinder parts 52a. Projected. Engagement recesses 52d into which the pin bodies 54 can be engaged are formed in the inner side surfaces of the respective engagement protrusions 52c. Then, by rotating the pin body 54 toward the engagement protrusion 52c and further engaging the pin body 54 with the engagement recess 52d, the pin body 54 can be disposed so as not to rotate. At this time, as shown in FIG. 14, the pin body 54 is arranged in a state of traversing the opening of the connecting cylinder portion 52a. As shown in FIG. 12, locking protrusions 52 e extending along the circumferential direction of the joint body 52 are formed on the inner peripheral surface in the joint body 52.
[0079]
As shown in FIG. 13, the first split ring 55 as an engaging body that is provided in the connecting cylinder portion 52a and forms the connecting means is formed in a C-shaped cross section by cutting the cylindrical body along the axial direction. ing. And as shown in FIG. 12, the 1st split ring 55 is formed so that it may be diameter-reduced by the internal peripheral surface of the connection cylinder part 52a, when inserted in the connection cylinder part 52a. The first split ring 55 is formed so that the right end surface of the first split ring 55 engages with the connecting bulging portion 11b as an engaging portion in a state where the first split ring 55 is inserted into the connecting cylinder portion 52a. As shown in FIG. 13, the second ring 56 that is in pressure contact with the outer peripheral surface of the connecting bulging portion 11b is formed in a cylindrical shape.
[0080]
In order to connect the joint 26 and the water pipe 11 having the above-described configuration, the bulging portion 11b for connection is formed in the water pipe 11 using the reduced diameter ring body 50 by the diameter expanding tool 21, and the connection end S is formed. The water pipe 11 provided with is formed. Next, the first split ring 55, the second ring 56, and the seal member 57 are then attached to the connection end S. And the connection end part S is inserted in the connection cylinder part 52a in the state which rotated the pin body 54 and opened the opening of the connection cylinder part 52a. Further, in a state in which the seal member 57, the second ring 56, and the first split ring 55 are inserted into the connecting tube portion 52a, the both ends of the pin body 54 are rotated so as to approach the engaging protrusion 52c. Then, the pin body 54 comes into contact with the left end surface of the first split ring 55, and the first split ring 55 is pressed toward the inner side of the connecting tube portion 52 a by the pin body 54, and the second ring 56 is pressed by the first split ring 55. And the sealing member 57 is moved inward in the connection cylinder part 52a. At this time, the first split ring 55 and the second ring 56 are reduced in diameter by the inner peripheral surface of the connecting cylinder portion 52a, the first split ring 55 is crimped to the outer peripheral surface of the water flow pipe 11, and the second ring 56 is connected. It crimps | bonds to the outer peripheral surface of the bulging part 11b for an application.
[0081]
Further, the right end surface of the first split ring 55 is engaged with the connecting bulging portion 11b, and the first split ring 55 is pushed into the connection tube portion 52a in the engaged state, whereby the water pipe 11 is connected to the connection tube. It is sent to the back in the part 52a. When the pin body 54 is engaged with the engagement recess 52d, the joint 51 is formed. In the state where the pin body 54 is engaged with the engagement recess 52d, as shown in FIG. 14, the pin body 54 traverses the opening of the connecting tube portion 52a, and the pin body 54 engages with the connecting bulge portion 11b. The combined first split ring 55 is prevented from being removed from the connecting cylinder portion 52a. And the engagement with the bulging part 11b for a connection and the 1st split ring 55 is maintained, and the connection structure of the water flow pipe 11 and the coupling 51 is formed. As a result, the engagement between the first split ring 55 and the connecting bulging portion 11b is maintained by the pin body 54, preventing the water pipe 11 from coming out of the connecting tube portion 52a, that is, the joint 51, and the connecting end portion. The water pipe 11 provided with S and the joint 26 are connected. Therefore, the engagement between the pin body 54 and the engagement recess 52d prevents the first split ring 55 engaged with the connection bulging portion 11b from coming off from the connection tube portion 52a, and the connection cylinder portion 52a Can be prevented from coming off.
[0082]
In addition, in order to connect the said coupling 51 and the water pipe 11, the winding body 13 of 1st Embodiment or the cylindrical body 25 of 2nd Embodiment is used, and the bulging for connection to the water pipe 11 is carried out. You may form the connection end part S provided with the part 11b.
[0083]
The reduced diameter ring body 50 is formed into a wave shape along the circumferential direction, but the diameter is reduced so that the maximum length in the radial direction before the diameter expansion of the reduced diameter ring body 50 is smaller than the inner diameter of the water conduit 11. If so, the shape of the reduced diameter ring body 50 may be arbitrarily changed. Alternatively, the reduced diameter ring body 50 may be formed by extending the length of the ring body forming the reduced diameter ring body 50 in the width direction and reducing the diameter of the cylindrical ring body along the circumferential direction thereof. Good.
[0084]
・ The reduced-diameter ring body 50 is formed by forming an annular ring body into a wave shape along the circumferential direction and reducing the diameter. However, a square ring or hexagonal ring body is formed into a wave shape along the circumferential direction. Then, the diameter may be reduced.
[0085]
-You may connect the coupling 60 and the water flow pipe 11 as a connection body shown in FIG. In the following description, up, down, left, and right correspond to up, down, left, and right in FIG. The connection end S of the water conduit 11 is formed using the wound body 13 of the first embodiment. The joint 60 is used to connect the water pipes 11 to each other or used as a part of a branch joint (header). The joint body 61, the fixing sleeve 62, and the C are formed in a substantially cylindrical shape. The ring 63 and the ring member 64 are mainly formed. Connection tube portions 61a are formed at both ends (only the left end is shown in FIG. 15) of the joint body 61 formed in a substantially cylindrical shape by a synthetic resin material. A first placement surface 61b is formed on the inner peripheral surface at the back of each connection tube portion 61a, and the inner periphery surface of the connection tube portion 61a located on the left side of the joint body 61 with respect to the first placement surface 61b is Two mounting surfaces 61c are formed. An O-ring 65 made of a rubber material is disposed on each of the first placement surface 61b and the second placement surface 61c.
[0086]
A contact surface 61d is formed on the inner peripheral surface of the connecting tube portion 61a located on the left side of the joint body 61 with respect to the second placement surface 61c. A male screw 61e is threaded on the outer peripheral surface of the connecting tube portion 61a. The fixing sleeve 62 is provided as an attachment that forms connection means. The fixing sleeve 62 is formed in a substantially cylindrical shape from a synthetic resin material, and a female screw 62 a that can be screwed into the male screw 61 e is threaded on the right inner peripheral surface of the fixing sleeve 62. Further, a locking surface 62 b that protrudes inward is formed on the inner peripheral surface of the fixed sleeve 62. In addition, a tapered surface 62c is formed on the inner peripheral surface of the fixed sleeve 62 connected to the inner peripheral edge of the locking surface 62b. The tapered surface 62c is reduced in diameter from the locking surface 62b side toward the left end of the fixed sleeve 62. Yes. Further, a locking rib 62d is projected inwardly on the inner peripheral edge of the left end of the fixing sleeve 62.
[0087]
The C-ring 63 is provided in the joint 60 as an engaging body that forms connection means, and the right end surface of the C-ring 63 is formed as an engaging portion that engages with the connecting bulging portion 11b. The C ring 63 is formed in a C-shaped cross section by cutting a cylindrical body made of a synthetic resin material along the axial direction. The C-ring 63 is formed in a tapered shape whose outer diameter decreases from the right end toward the left end. The ring member 64 is formed in an annular shape from a metal material, and in a state where the fixing sleeve 62 is screwed to the joint body 61, the right end contacts the contact surface 61d and the left end engages with the locking surface 62b. Thus, it is held between the contact surface 61d and the locking surface 62b.
[0088]
In a state where the ring member 64 is held between the contact surface 61d and the locking surface 62b, an O-ring 65 is provided between the inner peripheral edge of the ring member 64 and the second placement surface 61c. It is supposed to be retained. The O-ring 65 is mounted on the first and second mounting surfaces 61b and 61c, and the fixing sleeve 62 in which the C ring 63 is accommodated is mounted with the ring member 64 mounted on the contact surface 61d. Is screwed to the joint body 61, the joint 60 is assembled. At this time, the left end surface of the C ring 63 is locked to the locking rib 62d of the fixed sleeve 62, and the C ring 63 is prevented from coming out of the fixed sleeve 62.
[0089]
In order to connect the water pipe 11 provided with the connecting end S and the joint 60, first, the fixing sleeve 62 is slightly screwed out of the joint body 61, and the tapered surface 62c and the outer peripheral surface of the C ring 63 are connected. A gap is formed between the C-ring 63 and the C-ring 63 so that the diameter can be increased. Then, the connection end portion S of the water pipe 11 is inserted through the fixed sleeve 62 into the connection cylinder portion 61a. Then, the end surface of the water pipe 11 comes into contact with the inner peripheral surface of the C ring 63, and further, the water pipe 11 is inserted into the C ring 63 to expand the diameter of the C ring 63, and the connecting bulging portion 11b. Passing through the C-ring 63 is allowed.
[0090]
Then, the water conduit 11 is inserted into the joint 60 until the end surface of the water conduit 11 contacts the O-ring 65 placed on the first placement surface 61b. At this time, the connecting bulging portion 11 b is located on the inner side of the joint body 61 from the right end surface of the C ring 63 and is disposed at a position corresponding to the ring member 64. Subsequently, when the fixing sleeve 62 is screwed into the connecting tube portion 61a, the tapered surface 62c is pressed against the outer peripheral surface of the C ring 63, and the diameter of the C ring 63 is gradually reduced. When the fixing sleeve 62 is screwed into the connecting tube portion 61a, the inner surface of the C ring 63 is pressed against the outer peripheral surface of the water pipe 11, and the right end surface of the C ring 63 is engageable with the connecting bulging portion 11b. Placed in position. Further, the O-ring 65 placed on the first placement surface 61 b is in pressure contact with the end surface of the water flow pipe 11, and the O-ring 65 placed on the second placement surface 61 c is placed on the outer peripheral surface of the water flow pipe 11. Press contact.
[0091]
As a result, the connection bulging portion 11b and the C ring 63 are engaged to form a connection structure between the water pipe 11 and the joint 60, and the C ring 63 is accommodated so that it cannot be pulled out of the fixed sleeve 62. Is done. Therefore, the state in which the connecting bulging portion 11b is engaged with the C ring 63 is maintained, the water pipe 11 is prevented from coming off by the connecting cylinder portion 61a, and the water pipe 11 can be prevented from coming out from the joint 60. In addition, by accommodating the C ring 63 in the joint 60, the connection work of the water pipe 11 can be performed in a state where the members forming the joint 60 are assembled. Therefore, for example, after attaching the fixing sleeve 62, the C ring 63 and the ring member 64 to the water pipe 11, they are assembled to form the joint 60 and compared with the case where the water pipe 11 is connected to the water pipe 11. The connection work of the joint 60 can be simplified.
[0092]
In the above description, the water pipe 11 is connected in a state where the joint body 61, the fixing sleeve 62, the C ring 63, and the ring member 64 are assembled. However, the following connection work may be used. That is, the connecting end portion S is inserted into the connecting tube portion 61a in which the ring member 64 is accommodated in a state where the fixing sleeve 62 and the C ring 63 are mounted in advance on the water pipe 11 in which the connecting bulging portion 11b is formed. . Then, the fixing sleeve 62 may be screwed into the connecting cylinder portion 61 a to form the joint 60, and the water pipe 11 may be connected to the joint 60. In the joint 60, the joint body 61 and the fixing sleeve 62 may be formed of a metal material, and the ring member 64 may be integrally formed with the joint body 61. The C ring 63 is formed of a synthetic resin material.
[0093]
-You may expand the diameter of the wound body 13, the cylindrical body 25, and the diameter-reduced ring body 50 using the diameter expansion jig 70 shown in FIG. In the following description, up, down, left, and right correspond to up, down, left, and right in FIG. The diameter expansion jig 70 is formed by a drawing body 71 formed in a substantially cylindrical shape by a metal material and an insertion body 72 having a substantially cylindrical shape. A cross-sectional view in a plane orthogonal to the axial direction of the drawn body 71 is formed in a perfect circular shape. An enlarged diameter portion 71 a is formed at the left end portion of the drawn body 71, and the enlarged diameter portion 71 a is formed to have a constant outer diameter along the axial direction of the drawn body 71. Further, the drawn body 71 is formed in a tapered shape so that the outer diameter decreases from the enlarged diameter portion 71 a toward the right end side of the drawn body 71. Further, an extraction pin 71 b for pulling the extraction body 71 is extended from the extraction body 71.
[0094]
The insertion body 72 has a substantially cylindrical shape, and a cylindrical portion 72a is formed on the left side of the insertion body 72. The cylindrical portion 72a is formed so that the extraction body 71 can be inserted therein. Further, in the insertion body 72, an insertion support portion 72b is extended on the right side of the cylindrical portion 72a, and the insertion support portion 72b is formed so as to be able to insert and support the shaft portion of the extraction pin 71b. In addition, the wound body 13 is supported at the opening end on the left side of the cylindrical portion 72a. And in the said extraction body 71, the axial part of the extraction pin 71b is inserted in the insertion support part 72b from the cylindrical part 72a, and also the extraction body 71 is inserted in the cylindrical part 72a, and the diameter-expansion jig | tool 70 is formed. Has been.
[0095]
In order to form the bulging part 11b for connection using the said diameter expansion jig 70, and to form the connection end part S in the water flow pipe 11, the said insertion body 72, the drawing body 71, and the winding body 13 water pipe 11 is inserted. Subsequently, when a pulling pin 71b is pulled away from the water pipe 11 using a dedicated pulling tool, the diameter-expanded portion 71a is pulled deep inside the tubular portion 72a. At this time, the outer diameter of the drawn body 71 is reduced from the enlarged diameter portion 71a toward the right side of the drawn body 71. Therefore, as the extraction body 71 moves into the cylindrical portion 72a, the outer diameter of the extraction body 71 that comes into contact with the inner peripheral surface of the wound body 13 increases and protrudes toward the inner peripheral side of the cylindrical portion 72a. The wound body 13 is expanded in a perfect circle shape. Finally, the diameter of the wound body 13 is increased from the inside by the enlarged diameter portion 71a, so that the diameter of the wound body 13 is increased in a perfect circle shape. A connecting bulging portion 11 b is formed at the right end, and a connecting end S having the connecting bulging portion 11 b is formed in the water pipe 11.
[0096]
In each embodiment, the connection end S is formed at the right end of the water conduit 11, but the connection end S may be formed at both ends of the water conduit 11.
In the second embodiment, the cylindrical body 25 is formed by forming a metal plate into a cylindrical shape, but may be formed by forming the metal plate into a triangular cylindrical shape, a square cylindrical shape, a hexagonal cylindrical shape, or the like. .
[0097]
-In 2nd Embodiment, although the cylindrical body 25 was shape | molded so that the both-sides edge along the length direction of a metal plate might mutually overlap, the both-sides edge of a metal plate does not need to overlap.
[0098]
In the first or third embodiment, the engagement sleeves 19 and 33 may be integrally formed without being divided into the divided bodies 19a and 33a. At this time, the engaging recess 19b is forcibly fitted to the connecting bulging portion 11b.
[0099]
In the first or third embodiment, the outer diameter of the connecting bulging portion 11b may be larger than the diameter of the inner holes 20a, 34a of the fixing sleeves 20, 34. In such a configuration, the fixing sleeves 20 and 34 are attached to the water pipe 11 in advance before the connection bulging portion 11 b is formed in the water pipe 11.
[0100]
In the first embodiment, in order to connect the joint 12 and the water pipe 11, the tubular body 25 or the reduced diameter ring body 50 of the second embodiment is used to connect the water pipe 11 to the bulge for connection. You may form the connection end part S provided with the part 11b. In addition, when the said cylindrical body 25 is used, the length to the width direction of the engagement groove 19b in the engagement sleeve 19 is lengthened.
[0101]
In the second embodiment, in order to connect the joint 26 and the water pipe 11, the winding body 13 or the reduced diameter ring body 50 of the first embodiment is used to connect the water pipe 11 to the bulge for connection. You may form the connection end part S provided with the part 11b.
[0102]
-In each embodiment, although the connection end S was formed in the water pipe 11 in the construction site which connects the water pipe 11 and a connection body, the connection end S was previously formed in the water pipe 11 in the factory etc. May be. And the water pipe 11 provided with the connection edge part S may be carried in to a construction site, and the water pipe 11 and a connection body may be connected. At this time, after inserting the water pipe 11 into a sheath pipe or the like that protects the outer surface of the water pipe 11, the water pipe 11 and the connection body can be immediately connected. Further, unlike the conventional case where the flange portion is formed at the end portion of the water conduit 11, the size of the bulging portion 11 b for connection can be reduced, and the sheath of the water conduit 11 having the connection end portion S is inserted into the sheath tube. Can be easily inserted. Further, in order to connect the water pipe 11 to the connecting body, unlike the conventional case where it is necessary to form a collar portion in the water pipe 11 after passing the water pipe through the sheath, the connection between the water pipe 11 and the connecting body. Connection work can be performed easily.
[0103]
In each embodiment, the water pipe 11 made of synthetic resin is used as the fluid pipe, but a pipe made of a metal material may be used. In each embodiment, the water pipe 11 is embodied as a fluid pipe. However, the fluid pipe may be embodied as a gas pipe, a refrigerant pipe, or the like.
[0104]
-As a fluid pipe | tube, you may provide a metal layer in the thickness. When comprised in this way, it can prevent that oxygen passes a fluid pipe | tube with a metal layer. For this reason, it is possible to prevent the occurrence of a problem that oxygen is contained in a fluid such as water flowing through the fluid pipe, and the metal connector is rusted by the oxygen.
[0105]
【The invention's effect】
As described above in detail, according to the present invention, the operation of connecting the fluid pipe and the connection body can be easily performed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side sectional view showing a connection structure between a water conduit and a joint according to a first embodiment.
2A is an exploded perspective view showing a water conduit and a joint according to the first embodiment, and FIG. 2B is a front view showing an engagement sleeve according to the first embodiment.
FIG. 3 is a perspective view showing a diameter expanding tool.
FIG. 4 is a front view showing a state where a diameter-enlarged portion is expanded and a wound body and a water pipe are expanded.
FIG. 5 is a side sectional view showing a connection structure between a water pipe and a joint according to a second embodiment.
FIG. 6 is an exploded perspective view showing a water pipe and a joint according to a second embodiment.
FIG. 7 is a side sectional view showing a connection structure between a water conduit and a joint according to a third embodiment.
8A is an exploded perspective view showing a water pipe and a joint according to a third embodiment, and FIG. 8B is a front view showing an engagement sleeve.
9A is a side cross-sectional view showing a connection structure between a water pipe and a joint according to another example, and FIG. 9B is a cross-sectional view showing a wound body according to another example.
FIG. 10 is a perspective view showing another example of the joint.
FIG. 11 is a side sectional view showing a connection structure between another joint and a water pipe.
FIG. 12 is a side sectional view showing a connection structure between another joint and a water pipe.
FIG. 13 is an exploded perspective view showing another example of a joint and a water pipe.
FIG. 14 is a front view showing a connection state between another joint and a water pipe.
FIG. 15 is a side sectional view showing a connection structure between another joint and a water pipe.
FIG. 16 is a perspective view showing a diameter expansion jig.
FIG. 17 is a side sectional view showing a conventional connection structure between a water pipe and a joint.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS S ... Connection end part, 11 ... Water flow pipe as fluid pipe, 11b ... Expansion part for connection, 12, 26, 31, 40, 51, 60 ... Joint as connection body, 13 ... Winding body as inner body , 14, 27a, 32a, 41a, 52a, 61a ... connecting cylinder part, 19, 33, 44 ... engagement sleeve as an engagement body, 19a, 33a ... divided body, 19b ... engagement groove as an engagement part, 20, 34, 62 ... fixed sleeve as an attachment body, 25 ... cylindrical body as an inner body, 28 ... removal prevention sleeve as an attachment body, 42 ... attachment sleeve as an attachment body, 50 ... inner Diameter reduction ring body as a body, 54... Pin body as an attachment body, 55... First split ring as an engagement body.