JP2005016438A - Throttle device for general-purpose engine - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、汎用エンジンのスロットル装置に関し、より詳しくは、スロットルバルブを電動モータで開閉するようにした汎用エンジンのスロットル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
発電機や農業機械など、様々な用途で駆動源として使用される汎用エンジン(火花点火式の内燃機関)にあっては、通例、ウエイトとスプリングからなる機械式ガバナでスロットルバルブの開度を調整し、エンジン回転数を制御している。
【0003】
また、近時、この種の汎用エンジンにあっても、スロットルバルブをステッピングモータなどの電動モータで開閉する電子制御式のスロットル装置(電子ガバナ)を用い、エンジン回転数を精度良く制御することが提案されている。スロットルバルブを電動モータで開閉するスロットル装置としては、例えば特許文献1に記載される技術を挙げることができる。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−263098号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、汎用エンジンへの燃料供給をキャブレタで行う場合、エンジン始動時のスロットル開度は全開あるいはその付近の開度であることが必要とされる。このため、上述した特許文献1に記載されるようなスロットル装置にキャブレタを組み合わせる場合、通常、エンジン停止後にスロットルバルブが全開位置に戻るように電動モータが駆動されるが、エンジン停止時の動作エラーなどによってスロットルバルブが全閉開度付近で保持されてしまうと、次回のエンジン始動が困難になるという不具合が生じる。
【0006】
従って、この発明の目的は上記した不都合を解消することにあり、スロットルバルブを電動モータで開閉すると共に、エンジン停止時にスロットルバルブが全閉開度付近で保持されてしまった場合であっても次回のエンジン始動を容易に行えるようにした汎用エンジンのスロットル装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1項にあっては、汎用エンジンの吸気路に配置されたスロットルボディに収容されるスロットルバルブと、前記スロットルバルブを支持するスロットルシャフトと、前記スロットルシャフトを回動させる電動モータとを備え、前記電動モータを駆動して前記スロットルシャフトを回動させることによって前記スロットルバルブを開閉し、前記吸気路を介して吸入される空気量を調整する汎用エンジンのスロットル装置において、前記スロットルボディに前記スロットルシャフトと電動モータとを収容するユニットケースを設けると共に、前記スロットルシャフトの一端を前記ユニットケースから突出させ、突出させた部位に手動操作自在な手動操作レバーを取り付けるように構成した。
【0008】
このように、請求項1項にあっては、スロットルボディにスロットルシャフトとそれを回動させる電動モータとを収容するユニットケースを設けると共に、前記スロットルシャフトの一端を前記ユニットケースから突出させ、突出させた部位に手動操作自在な手動操作レバーを取り付けるように構成したので、エンジン停止時にスロットルバルブが全閉開度付近で保持されてしまった場合であっても、手動操作レバーを操作することによってスロットルバルブを開放することができるため、次回のエンジン始動を容易に行うことができる。
【0009】
また、請求項2項にあっては、前記手動操作レバーの位置を調整して前記汎用エンジンのアイドル回転数を調整する、手動操作自在なアイドル回転数調整機構を設けるように構成した。
【0010】
このように、請求項2項にあっては、手動操作レバーの位置を調整して汎用エンジンのアイドル回転数を調整する手動操作自在なアイドル回転数調整機構を設けるように構成したので、1本のレバーでエンジン始動時のスロットルバルブの開放とアイドル回転数の調整を行うことが可能となり、構成をコンパクト化することができる。
【0011】
また、請求項3項にあっては、前記手動操作レバーを押動して前記スロットルバルブを開放させる、手動操作自在なプッシュロッドを設けるように構成した。
【0012】
このように、請求項3項にあっては、手動操作レバーを押動して前記スロットルバルブを開放させる手動操作自在なプッシュロッドを設けるように構成したので、スロットルバルブを開放させる際の操作性を向上させることができ、よって次回のエンジン始動を一層容易に行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に即し、この発明の一つの実施の形態に係る汎用エンジンのスロットル装置について説明する。
【0014】
図1は、この実施の形態に係る汎用エンジンのスロットル装置を全体的に示す概略図である。
【0015】
図1において、符号10は、汎用エンジン(以下「エンジン」という)を示す。エンジン10は1個の気筒(シリンダ)12を備え、その内部にピストン14が往復動自在に収容される。ピストン14の頭部と気筒壁面の間には燃焼室16が形成されると共に、気筒壁面には吸気バルブ18と排気バルブ20が配置され、燃焼室16と吸気路22あるいは排気路24の間を開閉する。尚、エンジン10は、具体的には水冷4サイクルの単気筒OHV型の内燃機関であり、196ccの排気量を備える。
【0016】
ピストン14はクランクシャフト28に連結され、クランクシャフト28はギヤを介してカムシャフト30と連結される。また、クランクシャフト28にはフライホイール32が取り付けられると共に、フライホイール32の先端側にはエンジン10を手動で始動するためのリコイルスタータ34が取り付けられる。フライホイール32の内側には発電コイル(オルタネータ)36が配置され、交流電流を発電する。発電コイル36で発電された交流電流は、図示しない処理回路を介して直流電流に変換された後、後述するECUやモータドライバ、図示しない点火回路などに動作電源として供給される。
【0017】
また、吸気路22の上流にはスロットルボディ40が配置される。図1での図示は省略するが、スロットルボディ40にはスロットルバルブが収容され、スロットルバルブは後述するスロットルシャフトと動力伝達機構を介して電動モータ42(ステッピングモータ)に接続される。また、スロットルボディ40においてスロットルバルブの上流側には、キャブレタ・アシーが設けられる。キャブレタ・アシーは、燃料タンクに接続され、スロットルバルブの開度に応じて吸入された空気にガソリン燃料を噴射して混合気を生成する。生成された混合気は、スロットルバルブ、吸気路22および吸気バルブ18を通って気筒12の燃焼室16に吸入される。
【0018】
電動モータ42の付近にはスロットル開度センサ46が配置され、スロットルバルブの開度θTH(以下「スロットル開度」という)に応じた信号を出力する。また、フライホイール32の付近には電磁ピックアップからなるクランク角センサ48が配置され、所定クランク角度ごとにパルス信号を出力する。
【0019】
エンジン10の付近には、ECU(電子制御ユニット)50が配置される。ECU50はマイクロコンピュータからなり、CPU,ROM,RAMおよびカウンタを備える。
【0020】
前記したスロットル開度センサ46およびクランク角センサ48の出力は、ECU50に入力される。ECU50は、クランク角センサ48の出力パルスをカウントしてエンジン回転数NEを検出(算出)する。
【0021】
ECU50は、検出されたエンジン回転数NEおよびスロットル開度θTHに基づいてエンジン回転数NEが目標回転数NEDに一致するように電動モータ42の通電指令値を算出すると共に、算出した通電指令値を電動モータ42に出力して電動モータ42の駆動を制御する。
【0022】
このように、この実施の形態にあっては、スロットルボディ40、ECU50、および各種センサなどからなる電子制御式のスロットル装置(電子ガバナ)によってスロットルバルブが開閉され、エンジン回転数NEが制御される。
【0023】
さらに、図2以降を参照してこの実施の形態に係る汎用エンジンのスロットル装置について詳説する。図2は、そのスロットル装置のうち、スロットルボディ40を示す平面図である。また、図3は、図2のIII−III線断面図である。
【0024】
図3に示すように、スロットルボディ40の吸気路の途中にはスロットルバルブ52が配置される。スロットルバルブ52は、スロットルシャフト54によって支持される。また、スロットルボディ40の吸気路において、スロットルバルブ52より上流側には、前記したキャブレタ・アシー56が取り付けられる。
【0025】
さらに、スロットルボディ40には、図2および図3に示すように、電動モータ42と、後述する4個のギヤからなる動力伝達機構58(減速ギヤ機構)と、スロットルシャフト54の一部とを収容するユニットケース60が一体的に設けられる。電動モータ42は、ユニットケース60に2本のねじ64で締結固定されると共に、その出力軸42oは、動力伝達機構58を介してスロットルシャフト54に接続される。
【0026】
具体的には、電動モータの出力軸の一端42o1には、第1のギヤ66が取り付けられ、第1のギヤ66は、ユニットケース60の内部に回転自在に支持された第2のギヤ68と噛合される。第2のギヤ68と同軸上には第3のギヤ70が取り付けられ、第3のギヤ70は、スロットルシャフト54に取り付けられた第4のギヤ72と噛合される。これにより、電動モータ42の出力は、各ギヤのギヤ比に応じて減速されつつスロットルシャフト54に伝達され、スロットルバルブ52が開閉される。
【0027】
尚、第3のギヤ70と第4のギヤ72は、図2に良く示すように偏心ギヤとされる。より具体的には、第3のギヤ70と第4のギヤ72は、スロットル開度θTHが小さくなるに従って第3のギヤ70の回転角に対する第4のギヤ72の回転角が小さくなる(減速比が大きくなる)ように設定される。これは、スロットルバルブ52の上流側と下流側の圧力差が、スロットル開度θTHが大きくなるに従って減少し、ついには飽和する(即ち、スロットルバルブ52を通過する吸入空気量の変化量はスロットル開度θTHが小さいときほど大きくなる)ことを勘案したためであり、上記のように設定することで、スロットル開度θTHが小さいときは精緻な開度調整を、スロットル開度θTHが大きいときは速い開閉スピードでの開度調整が可能となり、目標とするエンジン回転数に精度良く、かつ応答性良く追従させることができる。
【0028】
ところで、電動モータの出力軸42oとスロットルシャフト54の位置関係にバラツキが生じると、それらを接続する動力伝達機構58にフリクションが発生するおそれがある。従って、出力軸42oのユニットケース60に対する位置決めは正確に行う必要がある。
【0029】
そこで、この実施の形態にあっては、電動モータの出力軸42oの両端を電動モータのハウジング42hから突出させ、一端42o1を、前述の如くスロットルシャフト54に動力伝達機構58を介して接続すると共に、他端42o2を、電動モータ42の取り付け部であるユニットケース60に形成された凹状のボス76(図3に示す)に挿入するようにした。即ち、出力軸の他端42o2をユニットケース60に形成されたボス76に挿入することにより、電動モータ42のユニットケース60に対する位置決めを行うように構成した。
【0030】
これにより、例えば出力軸42oとハウジング42hの重心位置にズレ(成形誤差)が生じた場合であっても、電動モータ42の位置決めはハウジング42hではなく出力軸42oによって行われることから、出力軸42oを所望の位置に正確に配置することができる。従って、出力軸42oとスロットルシャフト54の位置関係にバラツキが生じることがなく、よってそれらを接続する動力伝達機構58にフリクションが発生するのを防止することができる。
【0031】
また、動力伝達機構58にフリクションが発生するのを防止できることから、電動モータ42の駆動速度を向上させると共に、伝達トルクの損失を低下させることができるため、搭載する電動モータ42を従来に比して小さくすることができる。さらに、一般に電動モータの出力軸は、ハウジングはもちろん、従来技術で形成されていた位置決めのための突設部より小径であるので、ボス76の径を小さく設定することができ、加工が容易になる。
【0032】
尚、「ハウジング42h」とは、電動モータ42の回転子や固定子(図示せず)を収容し、モータの外形形状を規定するケース状の部材を意味する。
【0033】
図2および図3の説明を続けると、スロットルシャフト54は、その一端がユニットケース60の内部を通過してユニットケース60の外方へと突出される。そして、スロットルシャフト54においてユニットケース60の外方に突出した部位(図に符号541で示す)には、手動操作自在な手動操作レバー80が取り付けられる。
【0034】
ユニットケース60の外周において手動操作レバー80の付近には、エンジン10のアイドル回転数を調整するための手動操作自在なアイドル回転数調整機構82が設けられる。アイドル回転数調整機構82は、ユニットケース60の外周面に突設されて中心部に雌ネジが螺刻された雌ネジ部84と、前記雌ネジに螺嵌されるボルト86とからなる。
【0035】
図3に示すように、ユニットケース60の内部においてスロットルシャフト54の外周には、スロットルリターンスプリング90(ねじりコイルばね)が配置される。スロットルリターンスプリング90の一端は、スロットルシャフト54に取り付けられた第4のギヤ72に接続されると共に、他端は、ユニットケース60の内部に突設されたフックピン92に接続される。尚、スロットルリターンスプリング90の巻き方向は、スロットルシャフト54がスロットルバルブ52を閉鎖する方向に回動されるように設定される。
【0036】
スロットルリターンスプリング90によってスロットルバルブ52を閉鎖する方向に付勢されたスロットルシャフト54は、手動操作レバー80が前記したボルト86の先端に当接することにより、その回動位置(角)が保持される。このときのスロットルバルブ52の開度がエンジン10のアイドル運転時のスロットル開度となる。従って、ボルト86を回転させてその先端位置を変更することにより、アイドル運転時のスロットル開度を変更してエンジン10のアイドル回転数を調整することができる。
【0037】
ここで、上述の如く、エンジン10への燃料供給をキャブレタ・アシー56で行うようにしたので、エンジン始動時のスロットル開度は全開あるいはその付近の開度であることが必要とされる。従って、ECU50は、エンジン10を停止させた後、スロットルバルブ52が全開位置に戻るように電動モータ42を駆動するように設定されるが、エンジン停止時の動作エラーなどによってスロットルバルブ52が全閉開度付近で保持されてしまった場合、次回のエンジン始動が困難になるという不具合が生じる。
【0038】
しかしながら、この実施の形態にあっては、スロットルシャフト54の一端をユニットケース60から突出させ、突出させた部位に手動操作自在な手動操作レバー80を取り付けるように構成したので、エンジン停止時にスロットルバルブ52が全閉開度付近で保持されてしまった場合であっても、図4に示すように手動操作レバー80を操作(回動)することによってスロットルバルブ52を開放することができるため、次回のエンジン始動を容易に行うことができる。
【0039】
また、手動操作レバー80の位置(回動位置)を調整してエンジン10のアイドル回転数を調整するアイドル回転数調整機構82を設けるように構成したので、1本のレバーでエンジン始動時のスロットルバルブの開放とアイドル回転数の調整を行うことが可能となり、構成をコンパクト化することができる。
【0040】
次いで、この発明の第2の実施の形態に係る汎用エンジンのスロットル装置について説明する。
【0041】
図5は、第2の実施の形態に係る汎用エンジンのスロットル装置のうち、スロットルボディを示す平面図である。
【0042】
以下、従前の実施の形態との相違点に焦点をおいて説明すると、この実施の形態にあっては、手動操作レバー80を押動してスロットルバルブ52を開放させる、手動操作自在なプッシュロッド94を設けるように構成した。
【0043】
プッシュロッド94は、ユニットケース60の外周面に突設された保持部96によって直線運動自在に保持される。また、保持部96とプッシュロッド94の先端付近とは、プッシュロッドリターンスプリング98(引っ張りコイルばね)によって接続される。
【0044】
プッシュロッドリターンスプリング98の付勢力により、プッシュロッド94は、非操作時において、アイドル運転時における手動操作レバー80の回動位置付近に先端が位置するように配置される。
【0045】
そして、操作者がプッシュロッドリターンスプリング98の付勢力に抗してプッシュロッド94を押動すると、プッシュロッド94によって手動操作レバー80が押動され、スロットルシャフト54が回動させられる。従って、エンジン停止時にスロットルバルブ52が全閉開度付近で保持されてしまった場合であっても、図6に示すようにプッシュロッド94を操作(押動)することで、スロットルバルブ52を開放することができる。また、プッシュロッド94を設けることにより、従前の実施の形態に比して操作ポイントを操作者に近づけることができると共に、操作も直線運動となることから、スロットルバルブ52を開放する際の操作性を向上させることができ、よって次回のエンジン始動を一層容易に行うことができる。
【0046】
尚、残余の構成は従前の実施の形態と同様であるので、説明は省略する。
【0047】
以上のように、この発明の第1および第2の実施の形態にあっては、汎用エンジン(10)の吸気路(22)に配置されたスロットルボディ(40)に収容されるスロットルバルブ(52)と、前記スロットルバルブ(52)を支持するスロットルシャフト(54)と、前記スロットルシャフト(54)を回動させる電動モータ(42)とを備え、前記電動モータ(42)を駆動して前記スロットルシャフト(54)を回動させることによって前記スロットルバルブ(52)を開閉し、前記吸気路(22)を介して吸入される空気量を調整する汎用エンジンのスロットル装置において、前記スロットルボディ(40)に前記スロットルシャフト(54)と電動モータ(42)とを収容するユニットケース(60)を設けると共に、前記スロットルシャフト(54)の一端を前記ユニットケース(60)から突出させ、突出させた部位(541)に手動操作自在な手動操作レバー(80)を取り付けるように構成した。
【0048】
また、前記手動操作レバー(80)の位置を調整して前記汎用エンジン(10)のアイドル回転数を調整する、手動操作自在なアイドル回転数調整機構(82)を設けるように構成した。
【0049】
また、前記手動操作レバー(80)を押動して前記スロットルバルブ(52)を開放させる、手動操作自在なプッシュロッド(94)を設けるように構成した。
【0050】
尚、上記において、電動モータ42をステッピングモータとしたが、DCモータなどであっても良い。また、ロータリソレノイドなどを用いても良い。
【0051】
【発明の効果】
請求項1項にあっては、スロットルボディにスロットルシャフトとそれを回動させる電動モータとを収容するユニットケースを設けると共に、前記スロットルシャフトの一端を前記ユニットケースから突出させ、突出させた部位に手動操作自在な手動操作レバーを取り付けるように構成したので、エンジン停止時にスロットルバルブが全閉開度付近で保持されてしまった場合であっても、手動操作レバーを操作することによってスロットルバルブを開放することができるため、次回のエンジン始動を容易に行うことができる。
【0052】
また、請求項2項にあっては、手動操作レバーの位置を調整して汎用エンジンのアイドル回転数を調整する手動操作自在なアイドル回転数調整機構を設けるように構成したので、1本のレバーでエンジン始動時のスロットルバルブの開放とアイドル回転数の調整を行うことが可能となり、構成をコンパクト化することができる。
【0053】
また、請求項3項にあっては、手動操作レバーを押動して前記スロットルバルブを開放させる手動操作自在なプッシュロッドを設けるように構成したので、スロットルバルブを開放させる際の操作性を向上させることができ、よって次回のエンジン始動を一層容易に行うことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施の形態に係る汎用エンジンのスロットル装置を全体的に示す概略図である。
【図2】図1に示す装置のうち、スロットルボディを示す平面図である。
【図3】図2のIII−III線断面図である。
【図4】図2に示すスロットルボディの平面図である。
【図5】この発明の第2の実施の形態に係る汎用エンジンのスロットル装置のうち、スロットルボディを示す平面図である。
【図6】図5に示すスロットルボディの平面図である。
【符号の説明】
10 エンジン(汎用エンジン)
22 吸気路
40 スロットルボディ
42 電動モータ
52 スロットルバルブ
54 スロットルシャフト
541 スロットルシャフトのユニットケースから突出した部位
60 ユニットケース
80 手動操作レバー
82 アイドル回転数調整機構
94 プッシュロッド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a throttle device for a general-purpose engine, and more particularly to a throttle device for a general-purpose engine in which a throttle valve is opened and closed by an electric motor.
[0002]
[Prior art]
In general-purpose engines (spark-ignition internal combustion engines) used as drive sources in various applications such as generators and agricultural machinery, the throttle valve opening is usually adjusted with a mechanical governor consisting of weights and springs. The engine speed is controlled.
[0003]
Recently, even in this type of general-purpose engine, an electronically controlled throttle device (electronic governor) that opens and closes a throttle valve with an electric motor such as a stepping motor can be used to accurately control the engine speed. Proposed. As a throttle device that opens and closes the throttle valve with an electric motor, for example, a technique described in Patent Document 1 can be cited.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-263098
[Problems to be solved by the invention]
By the way, when fuel is supplied to the general-purpose engine with a carburetor, the throttle opening at the start of the engine is required to be fully open or in the vicinity thereof. For this reason, when a carburetor is combined with the throttle device described in Patent Document 1 described above, the electric motor is usually driven so that the throttle valve returns to the fully open position after the engine is stopped. If the throttle valve is held in the vicinity of the fully closed position due to the above, there is a problem that the next engine start is difficult.
[0006]
Accordingly, an object of the present invention is to eliminate the above-mentioned inconveniences, and even when the throttle valve is opened and closed by an electric motor and the throttle valve is held near the fully closed position when the engine is stopped, the next time It is an object to provide a throttle device for a general-purpose engine that can easily start the engine.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, according to claim 1, a throttle valve accommodated in a throttle body disposed in an intake passage of a general-purpose engine, a throttle shaft that supports the throttle valve, and the throttle shaft A general-purpose engine that opens and closes the throttle valve by rotating the throttle shaft by driving the electric motor and adjusting the amount of air sucked through the intake passage. In the throttle device, the throttle body is provided with a unit case for accommodating the throttle shaft and the electric motor, and one end of the throttle shaft is protruded from the unit case, and a manually operated lever that can be manually operated is provided on the protruded portion. Configured to attach.
[0008]
Thus, according to the first aspect of the present invention, the throttle body is provided with the unit case that houses the throttle shaft and the electric motor that rotates the throttle shaft, and one end of the throttle shaft is protruded from the unit case. Since the manual operation lever that can be manually operated is attached to the selected part, even if the throttle valve is held near the fully closed position when the engine is stopped, the manual operation lever can be operated. Since the throttle valve can be opened, the next engine start can be easily performed.
[0009]
According to a second aspect of the present invention, there is provided an idle rotation speed adjustment mechanism that can be manually operated to adjust the idle rotation speed of the general-purpose engine by adjusting the position of the manual operation lever.
[0010]
Thus, according to the second aspect of the present invention, since the idle speed adjusting mechanism that can be manually operated is provided to adjust the idle speed of the general-purpose engine by adjusting the position of the manual operation lever. With this lever, it is possible to open the throttle valve and adjust the idling speed when starting the engine, and the configuration can be made compact.
[0011]
According to a third aspect of the present invention, there is provided a manually operated push rod that pushes the manual operation lever to open the throttle valve.
[0012]
Thus, according to the third aspect of the present invention, since the push rod that can be manually operated to open the throttle valve by pushing the manual operation lever is provided, the operability when the throttle valve is opened is provided. Therefore, the next engine start can be performed more easily.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A general-purpose engine throttle device according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0014]
FIG. 1 is a schematic view generally showing a throttle device for a general-purpose engine according to this embodiment.
[0015]
In FIG. 1,
[0016]
The
[0017]
A
[0018]
A
[0019]
An ECU (electronic control unit) 50 is disposed in the vicinity of the
[0020]
The outputs of the
[0021]
The
[0022]
As described above, in this embodiment, the throttle valve is opened and closed by the electronically controlled throttle device (electronic governor) including the
[0023]
Further, the throttle device for a general-purpose engine according to this embodiment will be described in detail with reference to FIG. FIG. 2 is a plan view showing the
[0024]
As shown in FIG. 3, a
[0025]
Further, as shown in FIGS. 2 and 3, the
[0026]
Specifically, a
[0027]
The
[0028]
Incidentally, if the positional relationship between the output shaft 42o of the
[0029]
Therefore, in this embodiment, both ends of the output shaft 42o of the electric motor protrude from the
[0030]
Thereby, for example, even when a deviation (molding error) occurs between the positions of the center of gravity of the output shaft 42o and the
[0031]
Further, since it is possible to prevent the
[0032]
The “
[0033]
2 and FIG. 3, one end of the
[0034]
In the vicinity of the
[0035]
As shown in FIG. 3, a throttle return spring 90 (torsion coil spring) is disposed on the outer periphery of the
[0036]
The
[0037]
Here, as described above, since the fuel is supplied to the
[0038]
However, in this embodiment, one end of the
[0039]
Further, since the idle
[0040]
Next, a throttle device for a general-purpose engine according to a second embodiment of the present invention will be described.
[0041]
FIG. 5 is a plan view showing a throttle body in the throttle device for a general-purpose engine according to the second embodiment.
[0042]
The following description focuses on the differences from the previous embodiment. In this embodiment, a manually operated push rod that pushes the
[0043]
The
[0044]
Due to the urging force of the push
[0045]
When the operator pushes the
[0046]
The remaining configuration is the same as that of the previous embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0047]
As described above, in the first and second embodiments of the present invention, the throttle valve (52) accommodated in the throttle body (40) disposed in the intake passage (22) of the general-purpose engine (10). ), A throttle shaft (54) for supporting the throttle valve (52), and an electric motor (42) for rotating the throttle shaft (54), and driving the electric motor (42) to In a throttle device for a general-purpose engine that opens and closes the throttle valve (52) by rotating a shaft (54) and adjusts the amount of air sucked through the intake passage (22), the throttle body (40) And a unit case (60) for accommodating the throttle shaft (54) and the electric motor (42). One end of Rushafuto (54) projecting from said unit case (60) and configured to mount the manual operation freely manually operated lever (80) to the site (541) which is protruded.
[0048]
Further, an idle speed adjusting mechanism (82) that can be manually operated is provided for adjusting the idle speed of the general-purpose engine (10) by adjusting the position of the manual operation lever (80).
[0049]
Further, a push rod (94) that can be manually operated is provided to push the manual operation lever (80) to open the throttle valve (52).
[0050]
In the above description, the
[0051]
【The invention's effect】
According to the first aspect of the present invention, the throttle body is provided with a unit case that houses the throttle shaft and the electric motor that rotates the throttle shaft, and one end of the throttle shaft is protruded from the unit case, and the protruding portion is Since the manual operation lever that can be operated manually is attached, even if the throttle valve is held near the fully closed position when the engine is stopped, the throttle valve is opened by operating the manual operation lever. Therefore, the next engine start can be easily performed.
[0052]
According to the second aspect of the present invention, there is provided a manually operated idle rotation speed adjustment mechanism for adjusting the idle rotation speed of the general-purpose engine by adjusting the position of the manual operation lever. Thus, it is possible to open the throttle valve and adjust the idling speed at the time of starting the engine, and the configuration can be made compact.
[0053]
According to the third aspect of the present invention, a push rod that can be manually operated to open the throttle valve by pushing the manual operation lever is provided, so that the operability when the throttle valve is opened is improved. Therefore, the next engine start can be performed more easily [Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view generally showing a throttle device for a general-purpose engine according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a throttle body in the apparatus shown in FIG.
3 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
4 is a plan view of the throttle body shown in FIG. 2. FIG.
FIG. 5 is a plan view showing a throttle body in a throttle device for a general-purpose engine according to a second embodiment of the present invention.
6 is a plan view of the throttle body shown in FIG. 5. FIG.
[Explanation of symbols]
10 engine (general purpose engine)
22
Claims (3)
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