JP2005016215A - 水栓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】水栓本体2に装着されるとともに該水栓本体2内の吐出流路6が連通された基部7と、該基部7に固定された外管8と、該外管8の内側において前記基部7に支持されるとともに前記吐出流路6が連通される内管10と、該内管10に対し水密状態で内管10の中心軸線方向に摺動自在に外嵌された摺動体20と、一端に吐水具9が接続されるとともに前記内管10を内包する状態で他端が前記摺動体20に固定された延出管17とを備えた水栓であって、前記摺動体20は、給水時に基部7又は外管8との間に抵抗を発生させる抵抗体21を設け、吐水具9を外管8から引き出す際に抵抗が付与されるようにした
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャワーヘッドなどの吐水具が、水栓本体から延出された外管から引き出し自在、及び、同外管に押し込み自在に設けられた水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の水栓として、本出願人は、図9に示すように、水栓本体100から延出するホルダ101に、引き出し及び押し込み自在な吐水ヘッド102を備えたキッチン用水栓を開発した。このキッチン用水栓は、円筒状に形成されたホルダ101の内側に、水栓本体100内部の吐出流路103に連通された内管104を有している。図9のA部拡大図に示すように、内管104は水栓本体100に装着された基部108の挿通孔109に対し螺合により固定され、また、吐水ヘッド102に接続されたフレキシブル管105が摺動自在に装着されている。フレキシブル管105の下端には、内管104に対しパッキン106を介して摺接する環状の摺動体107が固定されている。そして、レバー110の操作によって水栓本体100から内管104に供給された水は、フレキシブル管105を通って吐水ヘッド102に供給される。また、吐水ヘッド102をホルダ101から引き出していくと、摺動体107が内管104に沿って移動するが、この際摺動体107が内管104及びフレキシブル管105との水密状態を維持する。このため、吐水ヘッド102を水栓本体100から引き出した状態で自由に使うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記水栓100は、レバー110の操作によって供給された水によって、基部108,内管104,フレキシブル管105の順にそれぞれの内部に圧力がかかる。この状態(給水状態)が続くと、それぞれの内部にかかっている圧力を逃がす方向、即ち、吐水ヘッド102を押し出す方向に圧力がかかり、吐水ヘッド102がホルダ101から急激に押し出されることになる。このように、レバー110を操作して給水状態にすると、図10に示すように、水圧により吐水ヘッド102が勝手に飛び出してしまうという不都合があった。
【0004】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、水圧により吐水具が外管から急激に押し出されることのない水栓を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、水栓本体に装着されるとともに該水栓本体内の吐出流路が連通された基部と、該基部に固定された外管と、該外管の内側において前記基部に支持されるとともに前記吐出流路が連通される内管と、該内管に対し水密状態で内管の中心軸線方向に摺動自在に外嵌され、基部及び外管内の空間を第1環状室と第2環状室とに区画する摺動体と、一端に吐水具が接続されるとともに前記内管を内包する状態で他端が前記摺動体に固定された延出管とを備えた水栓であって、前記摺動体は給水時に基部又は外管との間に抵抗を発生させる抵抗体を設け、吐水具を外管から引き出す際に抵抗が付与されるようにしたものである。
【0006】
請求項2では、請求項1記載の発明において、前記摺動体は給水時に水が供給される流路を設け、該流路に抵抗体としてのピストンが配設されたものである。
【0007】
請求項3では、請求項1記載の発明において、前記摺動体は抵抗体としての割りリングを設け、該割りリングは給水時に第1環状室と第2環状室との間を移動する空気の量を制限する切れ目が形成されたものである。
【0008】
請求項4では、請求項1記載の発明において、前記内管の基端には支持体が配置され、該支持体と摺動体との間に前記第1環状室を形成し、該第1環状室は基部に設けた空気孔により外部と連通し、摺動体は抵抗体として環状室を区画するパッキンを設け、該パッキンにより第2環状室から第1環状室に流入する空気の量が制限されるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明を、キッチン用混合水栓に具体化した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の水栓としての混合水栓1は、キッチンカウンターKC上に取り付けられる周知の水栓本体2を備え、この水栓本体2の下側には給水管3及び給湯管4が接続されている。水栓本体2は、レバーハンドル5によって操作される図示しない弁機構を内部に備えている。弁機構は、給水管3から供給される水と、給湯管4から供給される湯とから、レバーハンドル5の操作位置に応じた混合比及び流量の混合水(以下、単に水という。)を生成し、吐出流路6から外部に供給する。
【0010】
前記水栓本体2には略円筒状の基部7が回転自在に装着され、この基部7の内側には吐出流路6が連通されている。基部7には、斜め上向きに延びる外管としてのホルダ8が固定されている。このホルダ8は基部7と同一内径の円筒状に形成され、その先端には吐水具としての吐水ヘッド9が支持されている。この吐水ヘッド9は周知の吐水具であり、例えばシャワー流と直流との切換式である。
【0011】
前記ホルダ8の内側には円筒状の内管10が配置され、内管10の基端は、基端7内に配置された支持体11に対し基部7の径方向中心で固定されている。図3に示すように、支持体11は、吐水ヘッド9側の大径部12と、水栓本体2側の小径部13とからなる。大径部12の外径は基部7の内径よりもやや小さくされ、その外周面の周溝12aに装着されたパッキンとしてのOリング14により基部7の内周面との間がシールされている。Oリング14は、支持体11を基部7の内周面から浮かせた状態で弾性的に支持する。小径部13の中心には挿通孔15が貫通され、この挿通孔15に対し内管10が基部7側に連通する状態で固定されている。支持体11は、基部7の周溝7aに装着された止め部材16によって基部7から抜けないように保持されている。
【0012】
図2に示すように、内管10には、吐水ヘッド9に接続された延出管としてのフレキシブル管17が内管10の中心軸線方向において摺動自在に装着されている。図3に示すように、フレキシブル管17は、内側のゴムホース18と、このゴムホース18を覆う蛇腹管19とからなり、このフレキシブル管17の下端には、内管10に対し水密状態で摺動する環状の摺動体20が固定されている。
【0013】
前記摺動体20は略円柱状に形成され、その中心に設けられた挿通孔22には内管10が挿通されている。摺動体20の挿通孔22と内管10との間は、挿通孔22の内周面に設けられたリップパッキン23によりシールされている。摺動体20の吐水ヘッド9側には、フレキシブル管17を固定するための凹部24が設けられている。この凹部24には、フレキシブル管17のゴムホース18に外嵌された外側固定環31が固定され、この外側固定環31の内側においてゴムホース18の内側に内側固定環32が挿入されている。この外側固定環31及び内側固定環32によってゴムホース18の下端が凹部24内に固定されている。そして、凹部24の内周面に設けられたOリング33により、外側固定環31と凹部24との間がシールされている。また、蛇腹管19は、外側固定環31の吐水ヘッド9側の端部に外嵌する止め部材34によって外側固定環31に固定されている。
【0014】
また、摺動体20は、基部7及びホルダ8内の空間を、支持体11と摺動体20との間に形成される第1環状室Aと、摺動体20の他方に形成される第2環状室Bとに区画している。前記第1環状室Aは、基部7に設けられた水抜き孔35を通じて常時外気に連通されている。この水抜き孔35は、ホルダ8内に入った水を外部に排水する。また、水抜き孔35は、摺動体20が内管10に沿って移動するときに、第1環状室Aに発生する負圧又は正圧ができるだけ大きくならないように形成されている。
【0015】
図3及び図4に示すように、摺動体20には、凹部24の底から外周側に向かって径方向に延びる流路25が設けられている。流路25には、内管10とフレキシブル管17との間に形成されている水路25aを通じて水が供給される。流路25は、摺動体20の外周面に開口する穴26の底面に連通されている。各穴26は円柱状に形成され、その内側には、流路25を閉塞するとともに径方向に変位可能な抵抗体としてのピストン21が配設されている。
【0016】
前記ピストン21は、穴26の内径よりも小径な胴部27と、穴26の内径とほぼ同径の頭部28及び足部29とを備え、頭部28及び足部29が穴26の内周面に摺接する状態で径方向に変位する。胴部27には、穴26とピストン21との間をシールするOリング30が装着されている。
【0017】
次に、以上のように構成された本実施形態の作用について説明する。
吐水ヘッド9をホルダ8から引き出していくと、摺動体20が内管10の基端側から先端側に移動していく。このとき、摺動体20の移動に伴って増大する第1環状室Aには、水抜き孔35と、基部7又はホルダ8の内周面と摺動体20との間の隙間を通じて空気が供給されるので、この空間が負圧になり難く、摺動体20の移動に対する抵抗が発生し難い。
【0018】
水栓本体2から水が供給されると、内管10とフレキシブル管17との間に形成されている水路25a及び摺動体20の流路25を通じて各穴26に水が導入され、その圧力によって各ピストン21が基部7又はホルダ8の内周面に押し付けられる。このため、各ピストン21が受ける摩擦抵抗が摺動体20の移動に対する抵抗となり、吐水ヘッド9がホルダ8から急激に押し出されることがない。なお、ピストン21の数や外径を変更することで、水に対する受圧面積を調節し、摺動体20が受ける抵抗力を変更することができる。この調節により、水圧が高く吐水ヘッド9が押し出される力が強いときには抵抗も強くなり、水圧が低く吐水ヘッド9が押し出される力が弱いときには抵抗も弱くなる。
【0019】
以上詳述した本実施形態には、次の効果がある。
レバーハンドル5を操作して給水状態にすると、摺動体20に設けた複数のピストン21が水圧によって基部7及びホルダ8の内周面に押し付けられるので、吐水ヘッド9がホルダ8から急激に押し出されることがなくなり、吐水ヘッド9を引き出すときの使い勝手が向上する。
【0020】
(第2実施形態)
次に、本発明を具体化した第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。尚、本実施形態は、前記第1実施形態の摺動体20を摺動体40に代えたことと、この摺動体40に抵抗体としての割りリング47及びOリング48を設けたことと、水抜き孔35をなくしたことのみが異なるので、摺動体40,割りリング47及びOリング48のみについて詳述する。
【0021】
図5に示すように、本実施形態の摺動体40は、基部7側の小径部41と、吐水ヘッド9側の大径部42とからなる。小径部41の中心に設けられた挿通孔43には内管10が挿通され、この挿通孔43の内周面に設けられたリップパッキン44によって内管10と小径部41との間がシールされている。大径部42はホルダ8の内径よりもやや小さい外径を有し、その吐水ヘッド9側には、フレキシブル管17を固定するための凹部45が設けられている。この凹部45には、第1実施形態と同様の外側固定環31,内側固定環32及び止め部材34によってフレキシブル管17の一端が固定されている。
【0022】
また、摺動体40の大径部42の外周面に周溝46が設けられ、この周溝46内には、基部7又はホルダ8の内周面に当接する割りリング47が設けられている。割りリング47は、摺動体40の移動に伴って基部7及びホルダ8の内周面に摺接する。割りリング47は、図6に示すように、1箇所が切断された環状部材であって、基部7及びホルダ8内の空間を第1環状室Aと第2環状室Bとに区画するとともに、区画した両環状室A,B同士を、切れ目47aに形成される狭い流路を通じてのみ連通させる。割りリング47と摺動体40との間は、周溝46の底面に設けられたOリング48によってシールされている。Oリング48は、割りリング47を拡開するように付勢し、割りリング47の外周面を基部7及びホルダ8の内周面に押し付けている。
【0023】
以上のように構成された本実施形態には、次のような作用がある。
吐水ヘッド9をホルダ8から引き出していくと、基部7及びホルダ8内で割りリング47によって区画されている第2環状室Bから第1環状室Aに、割りリング47の狭い流路を通じて空気が移動する。このとき、第2環状室Bから第1環状室Aに移動する空気の量が割りリング47の流路によって制限されるので、第1環状室Aが負圧となり、摺動体40の移動に対する抵抗が発生する。このため、多量の水を供給するようにレバーハンドル5が操作され、吐水ヘッド9側に供給される水の圧力が過大になっても、吐水ヘッド9が急激にホルダ8から押し出されることがない。なお、基部7に小さな水抜き孔を設けて、水抜き孔からの空気の流入量と割りリング47の切れ目47aからの空気の流入量との合計にて空気の流入量を調節してもよい。
【0024】
以上詳述した本実施形態には、次の効果がある。
摺動体40に設けた割りリング47によって摺動体40が区画する両空間での空気の移動が制限されるので、吐水ヘッド9がホルダ8から急激に押し出されることがなくなり、引き出し時の使い勝手が向上する。
【0025】
(第3実施形態)
次に、本発明を具体化した第3実施形態を図7に従って説明する。尚、本実施形態は、前記第2実施形態の割りリング47及びOリング48の代わりに、リップパッキン51を設けたことと、基部7に空気孔52を設けたことのみが異なるので、リップパッキン51及び空気孔52についてのみ詳述する。
【0026】
図7に示すように、本実施形態では、摺動体40の大径部42に設けられた周溝53内に、基部7又はホルダ8と、摺動体40との間をシールするリップパッキン51が設けられている。リップパッキン51は、基部7及びホルダ8内の空間を、第1環状室Aと第2環状室Bとに気密状態で区画し、摺動体40の移動に伴って基部7又はホルダ8の内周面に摺接する。
【0027】
また、基部7には、摺動体40によって区画された第1環状室Aを外気に常時連通する空気孔52が設けられている。この空気孔52は第1実施形態の水抜き孔35を兼ねている。空気孔52は、摺動体40が内管10の基端側から先端側に移動するときに、第1環状室Aに発生する負圧を一定程度まで大きくするようになっている。
【0028】
以上のように構成された本実施形態には、次のような作用がある。
吐水ヘッド9をホルダ8から引き出していくと、基部7及びホルダ8内でリップパッキン51によって気密状態で区画されている第1環状室Aに、空気孔52を通じて空気が導入される。このとき、空気孔52によって、第1環状室Aに導入される空気の量が制限されるので、第1環状室Aが負圧となり、摺動体40の移動に対する抵抗が発生する。このため、吐水ヘッド9側に供給される水の圧力が過大になっても、吐水ヘッド9が急激にホルダ8から引き出されることがない。
【0029】
以上詳述した本実施形態には、次の効果がある。
摺動体40に設けたリップパッキン51及び空気孔52によって、第1環状室Aに流入する空気の移動が制限されるので、吐水ヘッド9がホルダ8から急激に押し出されることがなくなり、引き出し時の使い勝手が向上する。
【0030】
(その他の実施形態)
次に、上記第1〜第3実施形態以外の実施形態を列記する。
・ 前記第3実施形態で、図8に示すように、リップパッキン51に代えてOリング54としてもよい。
・ 吐水ヘッド9は、シャワー流のみのヘッド、あるいは、直流のみのヘッドであってもよい。
・ 本発明の吐水機構を設けるキッチン用水栓は、キッチンカウンター上に取り付ける形式に限らず、壁面に取り付けるものであってもよい。また、キッチン用水栓に限らず、洗面台用、風呂用水栓等であってもよい。
【0031】
以下、前記各実施形態から把握される技術思想をその効果とともに列記する。
(1)請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の水栓において、前記延出管は、可撓性を有することを特徴とする水栓。
(2)請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の水栓は、キッチン用混合水栓である。
【0032】
【発明の効果】
請求項1〜請求項4に記載の発明によれば、摺動体に設けた抵抗体によって吐水ヘッドがホルダから急激に押し出されることがないので、吐水ヘッドが水栓周辺の物品に当たって破損することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】混合水栓を示す一部縦断面を含む側面図。
【図2】混合水栓を示す一部縦断面を含む側面図。
【図3】第1実施形態の水栓における要部を示す縦断面図。
【図4】摺動体及びピストンを示す一部断面を含む斜視図。
【図5】第2実施形態の水栓における要部を示す縦断面図。
【図6】摺動体及び割りリングを示す斜視図。
【図7】第3実施形態の水栓における要部を示す縦断面図。
【図8】第4実施形態の水栓における要部を示す縦断面図。
【図9】従来の混合水栓を示す一部縦断面を含む側面図。
【図10】同じく側面図。
【符号の説明】
1 水栓としての混合水栓
2 水栓本体
6 吐出流路
7 基部
8 外管としてのホルダ
9 吐水具としての吐水ヘッド
17 延出管としてのフレキシブル管
20,40 摺動体
21 抵抗体としてのピストン
25 流路
47 抵抗体としての割りリング
47a 切れ目
51 抵抗体としてのリップパッキン
52 空気孔
54 抵抗体としてのOリング
A 第1環状室
B 第2環状室
Claims (4)
- 水栓本体に装着されるとともに該水栓本体内の吐出流路が連通された基部と、該基部に固定された外管と、該外管の内側において前記基部に支持されるとともに前記吐出流路が連通される内管と、該内管に対し水密状態で内管の中心軸線方向に摺動自在に外嵌され、基部及び外管内の空間を第1環状室と第2環状室とに区画する摺動体と、一端に吐水具が接続されるとともに前記内管を内包する状態で他端が前記摺動体に固定された延出管とを備えた水栓であって、前記摺動体は給水時に基部又は外管との間に抵抗を発生させる抵抗体を設け、吐水具を外管から引き出す際に抵抗が付与されるようにしたことを特徴とする水栓。
- 前記摺動体は給水時に水が供給される流路を設け、該流路に抵抗体としてのピストンが配設されたことを特徴とする請求項1に記載の水栓。
- 前記摺動体は抵抗体としての割りリングを設け、該割りリングは給水時に第1環状室と第2環状室との間を移動する空気の量を制限する切れ目が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の水栓。
- 前記内管の基端には支持体が配置され、該支持体と摺動体との間に前記第1環状室を形成し、該第1環状室は基部に設けた空気孔により外部と連通し、摺動体は抵抗体として環状室を区画するパッキンを設け、該パッキンにより第2環状室から第1環状室に流入する空気の量が制限されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の水栓。
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JP2016211241A (ja) | 弁機構、および水栓装置 |
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