JP2005014196A - Punching method of tab tape and punching die for tab tape - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置におけるTAB(Tape Automated Bonding)やTCP(Tape Carrier Package)、TBGA(Tape Ball Grid Array)、T−CSP(Tape Chip Size Package)、BGA(Ball Grid Array)、CSP(Chip Size Package)等のテープ材に穿孔するTABテープの穿孔方法及びTABテープ用穿孔金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
TABテープは、印刷機での印刷時、切断時、積層時、チップ搭載時等での送りをスプロケット方式に依存しているため、出発材料としてのテープ材にスプロケット孔(スプロケットホール)を穿孔する。このスプロケット孔の穿孔は、テープ材のロール原板を支持する繰出し機構(繰出しロール)と、その巻取り機構(巻取りロール)との間にスプロケット孔の穿孔金型を設置し、定量的な間欠送りをもってその穿孔金型で幅方向両縁部分等、列状に等間隔をおいて穿孔する。
【0003】
ここで問題点として、穿孔金型等との摩擦等でテープ材がY軸線方向(送り方向とは直交する方向)に平行移動したり、送りローラ、繰出し機構(繰出しロール)、巻取り機構(巻取りロール)の微妙な摩擦抵抗の相違で同様にテープ材が平行移動(Y軸線方向に移動)し、高精度な穿孔を実行できないことがある。
【0004】
この問題を解決するTABテープの穿孔方法として、既に特開2001−038687号公報(特許文献1)などの先行技術が知られている。この先行技術は、穿孔金型を、テープ材の送り方向(X軸線方向)とは直交するY軸線方向の変位を修正する構造の簡単な穿孔ユニットとし、更には、テープ材の踊り、撓み、蛇行等を防止できる穿孔ユニットとすることを目的とするもので、次のように構成される。
【0005】
すなわち、図9に示すように、穿孔ユニットaが、側面視横向きUの字状を呈するパンチングユニット114の上半部に可動型124を、そして下半部に固定型(ダイ支持部)134を金型として各々備え、その両金型124、134で穿孔部104を構成している。更に、その固定型134から、テープ材10の送り方向であるX軸線方向の上流側と下流側に、テープ案内部105、105を水平状に延設し、その上流側のテープ案内部105に上下一対の送りローラ106、106を設けて構成されている。
【0006】
このテープ案内部105は、テープ材10の下面が当接する摺接板部115と、その摺接板部115から一体的に延設されテープ材10の両長手縁部分を包み込んでガイドする包囲部125とを備えている。この包囲部125はテープ案内部105の全長もしくはほぼ全長に亘って形成される。
【0007】
図10に示すように、包囲部125の一方には、同テープ材10の長手縁に当接してテープ材10を幅方向に微押動させる寄せ部135を備えている。この寄せ部135は、少なくとも上流側のテープ案内部105の包囲部125に、テープ材10のテープ案内空間105”に連通し、且つそのテープ案内空間105”よりも若干幅広な溝135aを全長もしくはほぼ全長に亘って形成し、その溝135aに、テープ案内空間105”方向に付勢する微力な圧縮バネ135bを等間隔をおいて設け、その微力な圧縮ばね135bの先端に長尺な寄せ板135cを止着して構成される。そして、この寄せ板135cが、相対するテープ材10の長手縁11を幅方向に微押動して、逆側のテープガイド225、つまり包囲部125の内面125aにテープ材10における逆側の長手縁11を当接させ、その逆側の包囲部125内面125aをガイド面にして、テープ材10が穿孔部104に送り込まれるようになっている。
【0008】
図9では、テープ材10から後工程である切断工程で2条取りする幅広なテープ材10にスプロケット孔Hを穿孔する穿孔ユニットを対象としているため、長手両縁近傍部分と中間帯条部分とに4列をもってスプロケット孔Hを穿孔するパンチを保持している。また、上流側のテープ材10を上下方向から挟持して穿孔部に定量をもって間欠送りする上下一対の送りローラ106、106は、くの字状腕126、126に回転可能に軸着されており、圧縮バネの弾発力を受けて、テープ材10の上面を押圧するようになっている。
【0009】
この先行技術によれば、パンチとダイとを備えた穿孔部104のそのダイを有するダイ支持部(固定型)134に、少なくとも上流側に向けてテープ案内部105を一体的に水平状に延設し、該テープ案内部105を、テープ材10の下面から両長手縁11にかけての部分を包み込んでガイドする形態に構成していることから、テープ材の正規の送り方向(X軸線方向)とは直交(Y軸線方向)する方向へのテープ材の位置ズレを防止し得る。
【0010】
また、テープ案内部105に、テープ材の長手縁11に当接してテープ材を幅方向に微押動させる寄せ部135や、テープ材の繰出し方向に対して平面視外向き傾斜状の回転ローラ(図示せず)を備えることにより、テープ材をテープ案内部に片寄せすることでテープ材をガイドし、Y軸方向へのテープ材の位置ズレを防止するようになっている。
【0011】
【特許文献1】
特開2001−038687号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般にTABテープのテープ材は±10μm程度のオーダで蛇行していることから、その影響でテープ材が穿孔金型に送り込まれる際に、水平面内で揺れる(回転する)動作をすることが判った。
【0013】
詳述するに、テープ材料をスリッターなど回転刃を有する装置で一定幅のテープ材にスリットした場合、得られたテープ材のテープ長手縁は回転刃の周長に応じた周期で蛇行する。このテープ長さに対する蛇行の変化を図11に示す。なお、図11の横軸の「テープ長さ(mm)」は、テープ案内部におけるテープ上に所定地点を決め、その地点をテープ長手方向に対して0mmであると特定し、この0mm地点からテープ長手方向に1000mm地点まで搬送したときの長さを示している。
【0014】
上記従来技術(図9)の場合、図12(a)に示すように、テープ材10をテープガイド225(包囲部125の内面125a)に片寄せし当接させることで、Y軸方向への変位を修正する技術であるが、テープ案内部105内のテープ材10の長手縁11には、蛇行により凸部11aと凹部11bが交互に繰り返し出現する。一方、テープガイド225の長さは有限である。このため、図12(a)に示すように、長手縁の凸部11aと凸部11aの二箇所がテープガイド225に当接するタイミングと、図12(b)に示すように、蛇行した凹部11bの側がテープガイド225の終端部225aに当接し、凸部11aと凹部11bの二箇所がテープガイド225に当接するタイミングとが現れる。
【0015】
前者のタイミングでは、正しく姿態が修正されることになるが、後者の場合には、テープガイド225に片寄せられたとき、図12(b)に示すように、テープ材10がXY平面内で回転し、テープ長手縁11のいずれか2箇所以上がテープガイド225に当接されて安定する。この図12(b)の状態でテープ材10に穿孔がなされると、加工された孔パターンはテープ材10に対し相対的に回転した位置となり、パターン相互の位置精度が悪くなる。後工程で数パターンを一括で扱う場合、基準となるパターンとその他のパターンとの相互間の位置が悪いと加工が困難になったり、歩留まりが悪くなったりする。
【0016】
そこで、本発明者等は、先願として、図4〜図6に示すTABテープ用穿孔金型を用いた図7に示すTABテープの穿孔方法を提案している。
【0017】
図4中、2aは第一段目のステージ(第一ステージ)におけるダイを、2bはそれ以降の第二段目〜第五段目のステージ(第二〜第五ステージ)を示している。第一ステージ2aは、基準スプロケット孔用ダイ22及び主要パターン用ダイ23を含む基準スプロケット孔加工部21を有している。第二〜第五ステージ2bは他のダイをそれぞれ有しており、また、第二〜第五ステージ2bの各ステージには、基準スプロケット孔用ダイ22と同一列上に、それぞれ一つのパイロットピン受穴3が設けられている。
【0018】
テープ案内部4は、テープ材の下面が摺接する摺接板部5を備えると共に、穿孔金型のテープ投入口側から上流側に所定距離だけ離れた位置、図4では第一ステージ2aのダイ中心から上流側に所定距離Aだけ離れた位置に、図7の如くテープ材10の長手縁11を包み込んでガイドするテープ回転抑止案内部6を備えている。
【0019】
すなわち、摺接板部5の上流側先端の両側部の一方には、図5に示すように、上ガイド板6aとの間に挟んで、テープガイド12としての中間板が設けてあり、また他方の側部、つまり上記テープ回転抑止案内部の片方には、テープ材の長手縁に接し幅方向に微押動させるテープ押し寄せ部7が設けられている。このテープ押し寄せ部7は、B部を拡大した図6から判るように、上ガイド板6aとの間に挟む形で、弾性的にテープをテープガイド12側に押圧するための入れコマ8、及びこれを常時内側のテープガイド12側へ押圧するスプリング9から構成されている。図5には、この中間板のテープガイド面の位置(テープガイド位置)をY1で、入れコマ8の作用面の位置(テープガイド位置)をY2で示す。上ガイド板6aは、これらのテープガイド位置Y1、Y2よりも更に内側に延びており、その内側にテープガイド空間12aを形成している。そして、このテープガイド位置Y1、Y2よりも外側において、摺接板部5の両側の側縁に沿って支持板13が設けてある。この支持板13は摺接板部5を支持又は補強するものであり、テープ材の長手縁のガイドとしては機能しない。
【0020】
テープ材10は、テープガイド12に当接した状態でピッチ送りされる。従って、テープ上流のテープ位置は、テープ長手縁11の端面がテープガイド12に接触することで決定される。よって、一方のテープ長手縁11がY軸方向に周期的に変化すれば、他方のテープ長手縁11の位置も周期的に変化することになる。ただし、この変位は、先願技術においては、第一ステージから遠いところに在るテープ材の部分において生じる。
【0021】
一方、金型内部におけるテープ材の部分の変位については、前回の加工サイクルの第一ステージ2aの基準スプロケット用ダイ23で穿孔された孔の一つ(最上流側の孔)であるテープ材のパイロット孔10a(図7参照)がピッチ送りされ、このパイロット孔10aに今回のサイクルの第二ステージ以降のパイロット位置(図7参照)にてパイロットピン(図示せず)を差し込み、それらのステージ2bのパイロットピン受穴3に挿入することでなされ、テープ位置が決められる。このパイロットピン挿入による金型内部でのテープ部分の位置修正変位は僅かである。このパイロットピンの位置(図7のパイロット位置30)の修正作用と、テープ回転抑止案内部6による位置修正作用とにより、第二ステージ以降のテープ材の姿態ないし穿孔位置が決定される。
【0022】
よって、従来の図12(a)から図12(b)のように、第一ステージに近い所でのテープガイドの終端部225aにテープ材10の長手縁11の凹部が接してテープ材10が大きく回動変位することがなく、その姿態が安定する。従って、第一ステージのテープ材の穿孔位置決め及び第二ステージ以降のテープ材の穿孔位置決めを正確に行なって穿孔加工をすることができる。
【0023】
しかしながら、図7のTABテープの穿孔方法の場合、次のような課題がある。
【0024】
テープガイド12を通してピッチ送りされたテープ材は、第一ステージ2aの基準スプロケット孔用ダイ22及び主要パターン用ダイ23で、主要パターン及び基準スプロケット孔(パイロット孔10a)が穿孔される。穿孔されたテープは再度ピッチ送りされ、パイロットピン(パイロット位置30)及びテープガイド12により位置決めされた後、再び穿孔される。このサイクルを連続的に繰り返すことでテープ材10に同じパターンを次々に加工する。
【0025】
このように、テープ材を図4の先願技術で加工する場合、パイロットピンとテープガイドでテープが位置決めされることから、テープ長手縁11が図11のように蛇行している場合、テープガイド12にテープが当接することで、テープ全体がパイロット位置30を軸に回転する。これにより穿孔位置でのテープは幅方向に変位した状態で穿孔される。図8に、この先願技術におけるテープ材10の長手縁11の蛇行と穿孔位置(パイロット孔10a)との位置関係を示す。図8から判るように、テープ材10の長手縁11の蛇行量の約60〜80%の範囲で、穿孔位置(パイロット孔10a)も蛇行する。
【0026】
そこで、本発明の目的は、テープ長手縁の蛇行の影響を受けずにテープを位置決めし、加工時のテープの回転、蛇行を小さく押さえるとともに、穿孔後のパターンの回転及び蛇行が少なく、パターン相互間の位置精度が良好な穿孔加工をなすことのできるTABテープの穿孔方法及びTABテープ用穿孔金型を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、次のように構成したものである。
【0028】
請求項1の発明に係るTABテープの穿孔方法は、基準スプロケット孔を穿孔する第一ステージより上流の予備穿孔ステージにてテープ材に予備位置決め孔を穿孔し、この予備位置決め孔に対し、上記予備穿孔ステージより下流で、且つ上記第一ステージより上流の予備位置決めステージにて、予備位置決めピンを挿入することで、上記第一ステージでの穿孔加工(基準スプロケット孔の穿孔加工)のためのテープ材の位置修正を行うことを特徴とする。
【0029】
本発明のTABテープの穿孔方法において、上記第一ステージで穿孔加工するテープ材の位置修正を行うに際しては、穿孔金型のテープ投入口側に設けたテープ案内部により、テープ材の長手縁を包み込んでガイドすることが好ましい。
【0030】
請求項2の発明は、請求項1記載のTABテープの穿孔方法において、上記テープ材の位置修正と同時に、上記第一ステージより下流のステージで、上記基準スプロケット孔にパイロットピンを挿入することでテープ材の位置修正を行ない、それらの各ステージでの穿孔加工を行なうことを特徴とする。
【0031】
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のTABテープの穿孔方法において、上記予備位置決め孔をTABテープの基準スプロケット孔の寸法より小さく形成し、この基準スプロケット孔の寸法より小さい予備位置決め孔の上から、上記第一ステージ(基準スプロケット穿孔ステージ)で基準スプロケットを穿孔することで、最終製品より予備位置決め孔を取り除く加工をすることを特徴とする。
【0032】
請求項4の発明に係るTABテープ用穿孔金型は、基準スプロケット孔を穿孔する第一ステージ(スプロケット孔加工ステージ)より上流側のステージとして、予備位置決め孔を穿孔する予備穿孔ステージを設けると共に、その予備穿孔ステージの下流で、且つ上記第一ステージよりも上流に、上記予備穿孔ステージで穿孔された予備位置決め孔に予備位置決めピンを挿入してテープ材の位置修正をする予備位置決めステージを設けたことを特徴とする。
【0033】
請求項5の発明は、請求項4に記載のTABテープ用穿孔金型において、上記予備穿孔ステージにおける予備位置決め孔穿孔部の孔径をTABテープの基準スプロケット孔の寸法より小さく形成し、且つ予備位置決め孔穿孔部の位置を、これによりテープ材に形成された予備位置決め孔が順送りにより基準スプロケット孔穿孔部の位置と重なる位置に来るように設けたことを特徴とする。
【0034】
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載のTABテープ用穿孔金型において、穿孔金型のテープ投入口側に、テープ材の長手縁を包み込んでガイドするテープ案内部を設けたことを特徴とする。
【0035】
<発明の要点>
本発明の要点は、基準スプロケット孔穿孔位置より上流のステージに、予備位置決め孔を穿孔するステージ(予備穿孔ステージ)と、予備位置決め孔にパイロットを挿入してテープ位置修正をするステージ(予備位置決めステージ)とを設けたことにある。テープガイドに代わり予備位置決め孔及びパイロットピンを用いてテープ位置修正を行うことで、テープ材の回転と幅方向への変位を抑止し、穿孔パターンの蛇行と回転が少なく、パターン相互間の位置精度が良好なテープを加工できる。
【0036】
すなわち、第一ステージで基準スプロケット孔を穿孔するに先立ち、その第一ステージより上流に設けた予備穿孔ステージにて穿孔したテープ材の予備位置決め孔に対し、この予備穿孔ステージより下流で、且つ第一ステージより上流に設けた予備位置決めステージにて予備位置決めピンを挿入し、予備的な位置修正をする。そして、このように予備的な位置修正を行った後に、本来の第一ステージでの穿孔加工(基準スプロケット孔の穿孔加工)に関するテープ材の位置修正を、例えば第二ステージにおけるパイロットピンと基準スプロケット孔(パイロット孔)の係合により行う。このようにすると、テープの蛇行の影響を除去する修正が予備位置決めステージにて一度行われてから、再度、第二ステージのパイロットピンによる位置決め機能でテープの蛇行の影響を除去されるので、テープ材の蛇行の影響が相乗的に除去される。
【0037】
この二段階の相乗的な位置修正作用は、例えば、次のようになる。すなわち、まず予備位置決め孔の加工自体は基準スプロケット孔の加工と同じなので、もし予備位置決め孔が最終製品まで残れば、その蛇行量はテープ材の蛇行量の60〜80%になる。次に基準スプロケット孔を加工するときは、予備位置決め孔を利用するので、その蛇行量は予備位置決め孔の蛇行量の60〜80%になる。従って、テープ材の蛇行量から見ると、60%×60%=36%から80%×80%=64%まで、つまり、テープ材の蛇行量の36%〜64%程度と小さくなる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図示の実施形態に基づいて説明する。
【0039】
図1は、本実施形態に係るTABテープ用穿孔金型は5ステージより構成された順送金型であり、その基本的構成は、予備穿孔ステージ40と予備位置決めステージ50を設けた点を除き、図4〜図6との先願のものと同じである。
【0040】
このTABテープ用穿孔金型の下型20は、図4の場合と同様に、金型ベース1、計5つのステージ2におけるダイ及びパイロットピン受穴3と、その入口側に上流に向かって設けられたテープ案内部4を有している。
【0041】
順送金型の5ステージの穿孔内容は、例えば次の如くである。
【0042】
(1) 第一ステージ・・・基準スプロケット孔及び最も精度が要求される孔(はんだボール搭載用のビア孔など)。
【0043】
(2) 第二ステージ・・・リードとチップ電極を接続するためのウィンドウなど。
【0044】
(3) 第三ステージ・・・第二ステージで同時に加工しきれない、リードとチップ電極を接続するためのウィンドウなど。
【0045】
(4) 第四ステージ・・・ストレスリリース孔。位置精度はラフでよい。
【0046】
(5) 第五ステージ・・・第四ステージで同時に加工しきれない、ストレスリリース孔。位置精度はラフでよい。
【0047】
本発明はこの5つのステージより構成された順送金型に限定されるものではないが、金型の構成上、最低3ステージを備える必要がある。
【0048】
図1中、2aは上記の第一段目のステージ(第一ステージ)を、2bはそれ以降の第二段目〜第五段目のステージ(第二〜第五ステージ)を示している。第一ステージ2aは、基準スプロケット孔用ダイ22及び主要パターン用ダイ23を含む基準スプロケット孔加工部21を有している。第二〜第五ステージ2bは、上述したようなその他のダイをそれぞれ有しており、また、第二〜第五ステージ2bの各ステージには、基準スプロケット孔用ダイ22と同一列上に、それぞれ一つのパイロットピン受穴3が設けられている。なお、24は金型ポストである。
【0049】
基準スプロケット孔を穿孔する第一ステージ(スプロケット孔加工ステージ)2aより上流側のステージとして、予備位置決め孔を穿孔する予備位置決め孔用ダイ(予備位置決め孔穿孔部)41を有する予備穿孔ステージ40が設けられている。またこの予備穿孔ステージ40の下流で、且つ上記第一ステージ2aよりも上流には、上記予備穿孔ステージ40で穿孔された予備位置決め孔14(図2参照)に挿入する予備位置決めピン及びこれを受け入れる予備位置決めピン受穴51を有する予備位置決めステージ50が設けられている。この予備穿孔ステージ40の予備位置決め孔用ダイ41及び予備位置決めステージ50の予備位置決めピン受穴51は、パイロットピン受穴3及び基準スプロケット孔用ダイ22が並ぶ直線上に、一列に並ぶように設けられている。
【0050】
上記予備穿孔ステージ40における予備位置決め孔用ダイ41の孔径、従って、これによりTABテープのテープ材10に開けられる予備位置決め孔14(図2参照)は、基準スプロケット孔15の寸法より小さくなるように形成されている。また、予備穿孔ステージ40における予備位置決め孔用ダイ41の位置は、これによりテープ材に形成された予備位置決め孔14b(図2参照)が順送りにより予備位置決め孔用ダイ(予備位置決め孔穿孔部)41の位置と重なる位置に来るように設けられている。
【0051】
また、予備位置決めステージ50における予備位置決めピン受穴51の位置は、上記予備位置決め孔用ダイ41によりテープ材に形成された予備位置決め孔14aが、順送りにより当該予備位置決めピン受穴51の位置に来るように設けられている。この予備位置決めピン受穴51のサイズも予備位置決め孔14に対応しており、基準スプロケット孔15の寸法より小さくなるように形成されている。
【0052】
図2は、本発明によるテープ穿孔の様子を模式的に表している。このうち図2(a)は第一ステージ2a及び第二〜第五ステージ2bで同時的に穿孔加工が行われた穿孔直後のテープ材の状態を表している。予備穿孔ステージ40でテープ材10に順次形成される予備位置決め孔14のうち、先行の予備位置決め孔14aが一段分送られて予備位置決めステージ50の予備位置決めピン受穴51のピン位置(予備パイロット位置)60に在り、次の予備位置決め孔14bが形成された状態にある。また、第一ステージ2aでは、例えば5個の基準スプロケット孔15を穿孔した状態にある。これらの基準スプロケット孔15のうちの最上流側の基準スプロケット孔15は、基準スプロケット孔用ダイ22で、上記予備位置決め孔14の位置に重ねて、予備位置決め孔14よりも径の大きい孔であるところの基準スプロケット孔15を打ち抜くことで形成され、第二ステージ以降におけるパイロット孔として利用されるものである。この第一ステージ2aにおける最上流側の基準スプロケット孔15の位置を、図2中にパイロット孔の穿孔位置70として示す。なお、30は第二ステージにおけるパイロット位置を示す。
【0053】
図2(b)は、上記の状態からテープ材10が1ピッチ送られた状態を示す。先行の予備位置決め孔14a及び次の予備位置決め孔14bはテープ材が一段分送られて、それぞれ第一ステージ2aのパイロット孔穿孔位置70及び予備位置決めステージ50の予備パイロット位置60の所に来る。また、パイロット孔として穿孔位置70に在った最上流側の基準スプロケット孔15は、第二ステージ2bにおけるパイロット位置30に来る。
【0054】
この状態において、上型が下降して上型に取り付けられたパイロットピンが、パイロット位置30の基準スプロケット孔15を通してパイロットピン受穴5に挿入され、このパイロットピン及びテープ回転抑止案内部6のテープガイド12で、テープ材10の位置及び回転量が決まる。
【0055】
さらに上型が下降して各ステージで穿孔される。予備位置決め孔14は基準スプロケット孔15より小さくしてあり、またスプロケット孔穿孔位置と重なる位置に設計されている。このため、予備位置決め孔14は、スプロケット孔15の穿孔時に抜き落とされて、最終製品には残らない。
【0056】
その後上型が上昇すると、図2(a)の状態になる。このようなサイクルを繰り返して、テープに連続的にパターンが穿孔される。
【0057】
図3は、テープ長手縁の蛇行と予備位置決め孔の蛇行、基準スプロケットの蛇行を示したものである。曲線aはテープ材の長手縁11の蛇行を、bは予備位置決め孔14の蛇行を、cは基準スプロケット孔15の蛇行を示している。
【0058】
予備位置決め孔14の位置は、図4の場合と同様にテープガイド12(テープ回転抑止案内部6)及び予備位置決めピン(予備パイロット位置60)により決定されるので、予備位置決め孔14の蛇行量(曲線b)は、テープ長手縁11の蛇行量(曲線a)の約75%となった。
【0059】
一方、基準スプロケット孔15の位置は、予備位置決めピン(予備パイロット位置60)と基準スプロケットピン(パイロット位置30)により決定される。このとき予備位置決めピン(予備パイロット位置60)がテープガイド12(テープ回転抑止案内部6)の代わりをし、予備位置決め孔14b(図2(b))がテープ長手縁の代わりとなり、位置決め穿孔されるので、予備位置決め孔14b(図2(b))の蛇行量により、基準スプロケット孔15(パイロット位置30)の蛇行量は決まる。本実施形態の場合、曲線cで示す基準スプロケット孔15(パイロット位置30)の蛇行量は、曲線bで示す予備位置決め孔14b(図2(b))の蛇行量の約73%となった。
【0060】
したがって、テープ材10の長手縁11の蛇行量(曲線a)と比較すると、基準スプロケット孔15の蛇行量(曲線c)は約55%で、45%と大幅に改善された。
【0061】
上記したように、本実施形態では、基準スプロケット孔穿孔位置(パイロット孔70の穿孔位置)より上流のステージに、予備位置決め孔を穿孔するステージ(予備穿孔ステージ40)、及び、予備位置決め孔にパイロットを挿入してテープ位置決めするステージ(予備位置決めステージ50)を設け、一方では、基準スプロケット孔穿孔位置より上流のステージ(予備穿孔ステージ40)で穿孔した予備位置決め孔14に、それより下流のステージ(予備位置決めステージ50)で予備位置決めピンを挿入してテープ材10の蛇行を修正し、また他方では、同時に、基準スプロケット孔穿孔位置(パイロット孔70の穿孔位置)より下流のステージ(第二ステージ)で、基準スプロケット孔15(パイロット位置30)にパイロットピンを挿入することでテープ位置決め後穿孔を行なう。これにより、従来難しかったテープ穿孔時のテープの回転及び幅方向への変位を抑止し、穿孔後のパターンの回転及び蛇行が少なく、パターン相互間の位置精度が良好なテープの加工を的確に行なうことができる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、基準スプロケット孔を穿孔する第一ステージより上流の予備穿孔ステージにてテープ材に予備位置決め孔を穿孔し、この予備位置決め孔に対し、上記予備穿孔ステージより下流で、且つ上記第一ステージより上流の予備位置決めステージにて、予備位置決めピンを挿入することで、上記第一ステージでの基準スプロケット孔の穿孔加工のためのテープ材の予備的な位置修正をする。このため、本来の第一ステージでの穿孔加工(基準スプロケット孔の穿孔加工)に関するテープ材の位置修正を、例えば第二ステージにおけるパイロットピンと基準スプロケット孔(パイロット孔)の係合により行うことで、テープ材の蛇行の影響が相乗的に除去される。この結果、第一ステージでの基準スプロケット孔の穿孔加工に関するテープ材の位置修正を、例えば第二ステージにおけるパイロットピンと基準スプロケット孔(パイロット孔)の係合だけにより行う場合に比べ、より高精度に行うことができる。
【0063】
よって、本発明によれば、従来難しかったテープ穿孔時のテープの回転及び幅方向への変位を抑止し、穿孔後のパターンの回転及び蛇行が少なく、パターン相互間の位置精度が良好なテープの加工を的確に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のTABテープ用穿孔金型の下型を示した上面図である。
【図2】本発明のTABテープの穿孔方法を示したもので、(a)は穿孔直後のテープ材の上面図、(b)はそれから一段順送りしたテープ材の上面図である。
【図3】本発明のTABテープの穿孔方法におけるテープ材のテープ長さと、その長手縁、予備位置決め孔及び基準スプロケット孔の蛇行との関係を示した図である。
【図4】先願のTABテープ用穿孔金型の下型を示した上面図である。
【図5】先願の図4の下型を右側から見た拡大図である。
【図6】先願の図5のB部の拡大図である。
【図7】先願のTABテープの穿孔方法を示した図である。
【図8】先願技術におけるテープ材の長手縁の蛇行と穿孔位置の位置との関係を示した図である。
【図9】従来技術のTABテープ用穿孔金型を示した斜視図である。
【図10】従来技術のTABテープ用穿孔金型におけるテープ案内部の構成を示した断面図である。
【図11】テープ材のテープ長さと、その長手縁の蛇行との関係を示した図である。
【図12】テープ材の送りとそのテープ材の回転との関係を示したもので、(a)は回転がない状態を、(b)は回転が生じた状態を示した図である。
【符号の説明】
1 金型ベース
2 ステージ
2a 第一ステージ
2b 第二〜第五ステージ
3 パイロットピン受穴
4 テープ案内部
6 テープ回転抑止案内部
10 テープ材
10a パイロット孔
11 長手縁
12 テープガイド
14、14a、14b 予備位置決め孔
15 基準スプロケット孔
20 下型
21 基準スプロケット孔加工部
22 基準スプロケット孔用ダイ
23 主要パターン用ダイ
30 パイロット位置
40 予備穿孔ステージ
41 予備位置決め孔用ダイ
50 予備位置決めステージ
51 予備位置決めピン受穴
60 ピン位置(予備パイロット位置)
70 パイロット孔の穿孔位置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to TAB (Tape Automated Bonding), TBGA (Tape Ball Grid Array), T-CSP (Tape Chip Size Package), BGA (Ball GrC), and BGA (Ball GrC). The present invention relates to a TAB tape perforation method for perforating a tape material such as Package) and a TAB tape perforation mold.
[0002]
[Prior art]
TAB tape relies on the sprocket system for printing on a printing press, cutting, stacking, chip mounting, etc., so sprocket holes (sprocket holes) are drilled in the tape material as a starting material. . This sprocket hole is punched by placing a sprocket hole punching die between the feeding mechanism (feeding roll) that supports the roll substrate of the tape material and the winding mechanism (winding roll). With the feed, the perforation mold is used to perforate at equal intervals in rows, such as both edges in the width direction.
[0003]
The problem here is that the tape material moves in the Y-axis direction (direction perpendicular to the feed direction) due to friction with a punching die or the like, or a feed roller, a feed mechanism (feed roll), a winding mechanism ( In the same manner, the tape material may be moved in parallel (moved in the Y-axis direction) due to a slight difference in frictional resistance of the winding roll), and high-precision drilling may not be performed.
[0004]
As a TAB tape perforation method for solving this problem, a prior art such as Japanese Patent Laid-Open No. 2001-038867 (Patent Document 1) is already known. This prior art uses a perforation mold as a simple perforation unit having a structure for correcting displacement in the Y-axis direction perpendicular to the feed direction (X-axis direction) of the tape material. It aims at making it a perforation unit which can prevent meandering etc., and is comprised as follows.
[0005]
That is, as shown in FIG. 9, the punching unit a has a movable die 124 in the upper half of the punching unit 114 that has a U-shape in a side view, and a fixed die (die support portion) 134 in the lower half. Each is provided as a mold, and the two molds 124 and 134 constitute the
[0006]
The
[0007]
As shown in FIG. 10, one side of the surrounding
[0008]
In FIG. 9, since a perforation unit that perforates sprocket holes H in a
[0009]
According to this prior art, the
[0010]
In addition, the
[0011]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-038867
[Problems to be solved by the invention]
However, since the tape material of the TAB tape is generally meandering on the order of ± 10 μm, when the tape material is fed into the perforation mold due to the influence, the tape material may swing (rotate) in the horizontal plane. understood.
[0013]
In detail, when the tape material is slit into a tape material having a certain width by a device having a rotary blade such as a slitter, the tape longitudinal edge of the obtained tape material meanders at a period corresponding to the circumference of the rotary blade. The change of the meandering with respect to this tape length is shown in FIG. Note that the “tape length (mm)” on the horizontal axis in FIG. 11 determines a predetermined point on the tape in the tape guide portion, specifies that the point is 0 mm with respect to the longitudinal direction of the tape, and starts from this 0 mm point. The length when transported to the 1000 mm point in the tape longitudinal direction is shown.
[0014]
In the case of the prior art (FIG. 9), as shown in FIG. 12 (a), the
[0015]
In the former timing, the appearance is corrected correctly. In the latter case, when the
[0016]
Therefore, the present inventors have proposed a TAB tape perforation method shown in FIG. 7 using a TAB tape perforation mold shown in FIGS. 4 to 6 as a prior application.
[0017]
In FIG. 4, 2a indicates the die in the first stage (first stage), and 2b indicates the subsequent second to fifth stages (second to fifth stages). The first stage 2 a has a reference sprocket
[0018]
The
[0019]
That is, as shown in FIG. 5, an intermediate plate as a
[0020]
The
[0021]
On the other hand, regarding the displacement of the tape material portion inside the mold, the tape material which is one of the holes (the most upstream side hole) drilled by the reference sprocket die 23 of the first stage 2a of the previous machining cycle is used. Pilot holes 10a (see FIG. 7) are pitch-fed, and pilot pins (not shown) are inserted into the pilot holes 10a at pilot positions (see FIG. 7) after the second stage of this cycle, and these stages 2b. Is inserted into the pilot
[0022]
Therefore, as shown in FIGS. 12 (a) to 12 (b), the concave portion of the longitudinal edge 11 of the
[0023]
However, the TAB tape punching method of FIG. 7 has the following problems.
[0024]
The tape material fed through the
[0025]
As described above, when the tape material is processed by the prior application technique shown in FIG. 4, the tape is positioned by the pilot pin and the tape guide. Therefore, when the tape longitudinal edge 11 is meandering as shown in FIG. When the tape comes into contact with the tape, the entire tape rotates around the
[0026]
Accordingly, an object of the present invention is to position the tape without being affected by the meandering of the tape longitudinal edge, to suppress the tape rotation and meandering during processing, to reduce the rotation and meandering of the pattern after drilling, Another object is to provide a TAB tape perforation method and a TAB tape perforation mold that can perform perforation with good positional accuracy.
[0027]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention is configured as follows.
[0028]
In the TAB tape punching method according to the first aspect of the present invention, a preliminary positioning hole is drilled in the tape material at a preliminary drilling stage upstream of the first stage for drilling the reference sprocket hole, and the preliminary positioning hole is formed with respect to the preliminary positioning hole. Tape material for drilling in the first stage (drilling of the reference sprocket hole) by inserting a preliminary positioning pin at the preliminary positioning stage downstream of the drilling stage and upstream of the first stage The position correction is performed.
[0029]
In the TAB tape punching method of the present invention, when correcting the position of the tape material to be punched in the first stage, the longitudinal edge of the tape material is formed by the tape guide provided on the tape inlet side of the punching die. It is preferable to wrap and guide.
[0030]
According to a second aspect of the present invention, in the method for punching a TAB tape according to the first aspect, the pilot pin is inserted into the reference sprocket hole at the stage downstream of the first stage simultaneously with the correction of the position of the tape material. It is characterized in that the position of the tape material is corrected and drilling is performed at each stage.
[0031]
According to a third aspect of the present invention, in the method for punching a TAB tape according to the first or second aspect, the preliminary positioning hole is formed smaller than the dimension of the reference sprocket hole of the TAB tape, and the preliminary positioning hole is smaller than the dimension of the reference sprocket hole. The first positioning stage (reference sprocket drilling stage) is used to drill the reference sprocket from above, and the preliminary positioning hole is removed from the final product.
[0032]
The punching die for TAB tape according to the invention of
[0033]
According to a fifth aspect of the present invention, in the TAB tape punching die according to the fourth aspect, the hole diameter of the preliminary positioning hole punching portion in the preliminary punching stage is smaller than the size of the reference sprocket hole of the TAB tape, and the preliminary positioning is performed. The position of the hole drilling portion is provided such that the preliminary positioning hole formed in the tape material is positioned so as to overlap with the position of the reference sprocket hole drilling portion by forward feeding.
[0034]
The invention of
[0035]
<Key points of the invention>
The main points of the present invention are a stage for drilling a preliminary positioning hole (preliminary drilling stage) in a stage upstream of the reference sprocket hole drilling position, and a stage for correcting the tape position by inserting a pilot in the preliminary positioning hole (preliminary positioning stage) ). By correcting the tape position using a preliminary positioning hole and pilot pin instead of the tape guide, the tape material is prevented from rotating and shifting in the width direction, and the perforation pattern is less meandering and rotating, and the positional accuracy between the patterns Can process a good tape.
[0036]
That is, prior to drilling the reference sprocket hole in the first stage, the tape is preliminarily positioned with respect to the preliminary positioning hole of the tape material drilled at the preliminary drilling stage provided upstream from the first stage, and A preliminary positioning pin is inserted in a preliminary positioning stage provided upstream of one stage, and preliminary position correction is performed. After the preliminary position correction as described above, the tape material position correction related to the original drilling process (reference sprocket hole drilling) in the first stage is performed, for example, the pilot pin and the reference sprocket hole in the second stage. (Pilot hole) is engaged. In this way, the correction that removes the influence of the meandering of the tape is performed once in the preliminary positioning stage, and then the influence of the meandering of the tape is removed again by the positioning function by the pilot pin of the second stage. The influence of the meandering of the material is removed synergistically.
[0037]
The two-stage synergistic position correcting action is as follows, for example. That is, first, the processing of the preliminary positioning hole itself is the same as the processing of the reference sprocket hole, so if the preliminary positioning hole remains until the final product, the meandering amount becomes 60 to 80% of the tape meandering amount. Next, when the reference sprocket hole is processed, the preliminary positioning hole is used, so that the meandering amount is 60 to 80% of the meandering amount of the preliminary positioning hole. Therefore, when viewed from the meandering amount of the tape material, it becomes as small as 60% × 60% = 36% to 80% × 80% = 64%, that is, about 36% to 64% of the meandering amount of the tape material.
[0038]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described based on the illustrated embodiments.
[0039]
FIG. 1 shows a TAB tape punch die according to the present embodiment, which is a progressive die composed of five stages. The basic configuration is that a
[0040]
As in the case of FIG. 4, the
[0041]
The drilling contents of the five stages of the progressive die are as follows, for example.
[0042]
(1) First stage: a reference sprocket hole and a hole that requires the highest accuracy (such as a via hole for mounting a solder ball).
[0043]
(2) Second stage: a window for connecting the lead and the chip electrode.
[0044]
(3) Third stage: A window for connecting leads and chip electrodes that cannot be processed simultaneously in the second stage.
[0045]
(4) Fourth stage: Stress release hole. The position accuracy may be rough.
[0046]
(5) Fifth stage: Stress release holes that cannot be processed simultaneously on the fourth stage. The position accuracy may be rough.
[0047]
Although the present invention is not limited to the progressive die constituted by these five stages, it is necessary to provide at least three stages in terms of the die configuration.
[0048]
In FIG. 1, 2a indicates the first stage (first stage), and 2b indicates the second to fifth stages (second to fifth stages) thereafter. The first stage 2 a has a reference sprocket
[0049]
A
[0050]
The hole diameter of the preliminary positioning hole die 41 in the
[0051]
Further, the position of the preliminary positioning pin receiving hole 51 in the
[0052]
FIG. 2 schematically shows a state of tape perforation according to the present invention. Of these, FIG. 2 (a) shows the state of the tape material immediately after drilling, in which drilling was simultaneously performed in the first stage 2a and the second to fifth stages 2b. Of the preliminary positioning holes 14 sequentially formed in the
[0053]
FIG. 2B shows a state in which the
[0054]
In this state, the pilot pin attached to the upper die by lowering the upper die is inserted into the pilot
[0055]
Further, the upper die is lowered and perforated at each stage. The
[0056]
Thereafter, when the upper die is raised, the state shown in FIG. By repeating such a cycle, a pattern is continuously perforated on the tape.
[0057]
FIG. 3 shows the meandering of the longitudinal edge of the tape, the meandering of the preliminary positioning hole, and the meandering of the reference sprocket. A curve a indicates a meander of the longitudinal edge 11 of the tape material, b indicates a meander of the
[0058]
The position of the
[0059]
On the other hand, the position of the
[0060]
Therefore, when compared with the meandering amount (curve a) of the longitudinal edge 11 of the
[0061]
As described above, in this embodiment, a stage (preliminary drilling stage 40) for drilling a preliminary positioning hole in the stage upstream of the reference sprocket hole drilling position (the drilling position of the pilot hole 70), and a pilot in the preliminary positioning hole. And a stage for positioning the tape (preliminary positioning stage 50). On the other hand, in the
[0062]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the preliminary positioning hole is drilled in the tape material at the preliminary drilling stage upstream from the first stage for drilling the reference sprocket hole, and the preliminary positioning hole is By inserting a preliminary positioning pin at the preliminary positioning stage downstream and upstream from the first stage, preliminary position correction of the tape material for drilling a reference sprocket hole at the first stage is performed. To do. For this reason, by correcting the position of the tape material related to the drilling process (drilling process of the reference sprocket hole) in the original first stage, for example, by engaging the pilot pin and the reference sprocket hole (pilot hole) in the second stage, The influence of the meandering of the tape material is synergistically removed. As a result, the position correction of the tape material related to the drilling of the reference sprocket hole in the first stage is performed with higher accuracy than in the case where only the engagement of the pilot pin and the reference sprocket hole (pilot hole) in the second stage is performed, for example. It can be carried out.
[0063]
Therefore, according to the present invention, it is possible to prevent tape rotation and displacement in the width direction at the time of tape punching, which has been difficult in the past, reduce rotation and meandering of the pattern after punching, and provide excellent positional accuracy between patterns. Processing can be performed accurately.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a top view showing a lower mold of a punching mold for a TAB tape according to the present invention.
FIGS. 2A and 2B show a TAB tape punching method according to the present invention, in which FIG. 2A is a top view of a tape material immediately after punching, and FIG. 2B is a top view of a tape material fed forward by one step.
FIG. 3 is a view showing the relationship between the tape length of the tape material and the meandering of the longitudinal edge, the preliminary positioning hole and the reference sprocket hole in the TAB tape punching method of the present invention.
FIG. 4 is a top view showing a lower mold of a TAB tape punch mold of a prior application.
FIG. 5 is an enlarged view of the lower mold of FIG. 4 of the prior application as viewed from the right side.
6 is an enlarged view of part B of FIG. 5 of the prior application.
FIG. 7 is a view showing a TAB tape punching method of a prior application.
FIG. 8 is a diagram showing the relationship between the meandering of the longitudinal edge of the tape material and the position of the punching position in the prior application technique.
FIG. 9 is a perspective view showing a conventional TAB tape punching die.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a configuration of a tape guide portion in a conventional TAB tape punching die.
FIG. 11 is a diagram showing the relationship between the tape length of the tape material and the meandering of the longitudinal edges thereof.
FIGS. 12A and 12B show the relationship between the feeding of the tape material and the rotation of the tape material, where FIG. 12A shows a state where there is no rotation, and FIG. 12B shows a state where the rotation has occurred.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
70 Pilot hole drilling position
Claims (6)
上記テープ材の位置修正と同時に、上記第一ステージより下流のステージで、上記基準スプロケット孔にパイロットピンを挿入することでテープ材の位置修正を行ない、それらの各ステージでの穿孔加工を行なうことを特徴とするTABテープの穿孔方法。In the TAB tape perforation method according to claim 1,
Simultaneously with the correction of the position of the tape material, the position of the tape material is corrected by inserting a pilot pin into the reference sprocket hole in the stage downstream from the first stage, and the punching process is performed in each of these stages. TAB tape perforation method characterized by the above.
上記予備位置決め孔をTABテープの基準スプロケット孔の寸法より小さく形成し、この基準スプロケット孔の寸法より小さい予備位置決め孔の上から、上記第一ステージで基準スプロケットを穿孔することで、最終製品より予備位置決め孔を取り除く加工をすることを特徴とするTABテープの穿孔方法。In the TAB tape perforation method according to claim 1 or 2,
The preliminary positioning hole is formed smaller than the size of the reference sprocket hole of the TAB tape, and the reference sprocket is drilled on the first stage from above the preliminary positioning hole smaller than the size of the reference sprocket hole. A method for perforating a TAB tape, characterized in that the positioning hole is removed.
その予備穿孔ステージの下流で、且つ上記第一ステージよりも上流に、上記予備穿孔ステージで穿孔された予備位置決め孔に予備位置決めピンを挿入してテープ材の位置修正をする予備位置決めステージを設けたことを特徴とするTABテープ用穿孔金型。As a stage upstream of the first stage for drilling the reference sprocket hole, a preliminary drilling stage for drilling the preliminary positioning hole is provided,
A preliminary positioning stage for correcting the position of the tape material by inserting a preliminary positioning pin into the preliminary positioning hole drilled by the preliminary drilling stage is provided downstream of the preliminary drilling stage and upstream of the first stage. TAB tape perforation mold characterized by the above.
上記予備穿孔ステージにおける予備位置決め孔穿孔部の孔径をTABテープの基準スプロケット孔の寸法より小さく形成し、且つ予備位置決め孔穿孔部の位置を、これによりテープ材に形成された予備位置決め孔が順送りにより基準スプロケット孔穿孔部の位置と重なる位置に来るように設けた
ことを特徴とするTABテープ用穿孔金型。The TAB tape punching die according to claim 4,
The diameter of the preliminary positioning hole perforated portion in the preliminary perforation stage is formed to be smaller than the size of the reference sprocket hole of the TAB tape, and the position of the preliminary positioning hole perforated portion is thereby moved forward by the preliminary positioning hole formed in the tape material. A punching die for TAB tape, which is provided so as to overlap with a position of a reference sprocket hole punching portion.
穿孔金型のテープ投入口側に、テープ材の長手縁を包み込んでガイドするテープ案内部を設けたことを特徴とするTABテープ用穿孔金型。In the punching die for TAB tapes according to claim 4 or 5,
A punching mold for TAB tape, characterized in that a tape guide part for wrapping and guiding the longitudinal edge of the tape material is provided on the tape inlet side of the punching mold.
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Cited By (1)
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WO2010010984A1 (en) * | 2008-07-24 | 2010-01-28 | Sungjin Hi-Mech Co., Ltd | Apparatus and method of punching and extracting tab ic from tab ic tape |
-
2003
- 2003-06-30 JP JP2003186188A patent/JP2005014196A/en active Pending
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