【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は一般家庭や食堂、料理屋、ファーストフード店等から出る厨芥ごみ、特に臭いを伴う生ごみ、残飯等を加熱乾燥処理する厨芥処理機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、厨芥ごみを加熱乾燥処理する方式として特開平11−300325号公報(特許文献1参照)に示すものがある。
【0003】
このものは、図6に示すように、厨芥ごみを収納する厨芥ごみ収納容器50と、この厨芥ごみ収納容器50を出入り自在に内蔵する外容器51と、この外容器51及び厨芥ごみ収納容器50の上面開口部を塞ぐ外蓋52と、この外蓋52の内側中央部に配置された撹拌ファン53と、この撹拌ファン53の外側に周方向に沿って配置された加熱ヒーター54と、厨芥ごみ収納容器50内の下部に設けられ、一方がL状に立ち上げられてその先端を厨芥ごみ収納容器50の内側側面に向けて斜め45度に傾斜させ、他方を下向きにL状に折り曲げ、その先端を上向きに湾曲させた撹拌羽根55と、厨芥ごみ収納容器50の下部内側面に設けられ、前記撹拌羽根55と連携して厨芥ごみを撹拌、粉砕する固定刃56と、厨芥ごみ収納容器50内で発生した臭気成分を外部に排気する排気通路57と、この排気通路57内に配設された脱臭触媒58及び排気ファン59とで構成されている。
【0004】
そして、厨芥ごみ収納容器50内の厨芥ごみを撹拌羽根55と固定刃56によって撹拌、粉砕しながら撹拌ファン53によって厨芥ごみの表面に加熱ヒーター54からの熱風を吹き付け、厨芥ごみを加熱、乾燥、凝縮するとともに、そのときに発生した臭気成分を排気ファン59によって排気通路57から脱臭触媒58を通して外部に排出するものである。
【0005】
また、別の方式として例えば特開平7−88463号公報に示すものがある。(特許文献2参照)
これを図7により説明すると、60は本体ケース、61は厨芥収納容器で、この厨芥収納容器61内には厨芥ごみを粉砕、撹拌する手段として固定刃62と回転撹拌刃63が設けられている。
【0006】
固定刃62は厨芥収納容器61の下部内側面に設けられ、回転撹拌刃63は厨芥収納容器61の底面から突き出た回転軸64に固定されていて、一方が固定刃62と連携するように水平に伸び、他方は下向きにL状に折り曲げられてその端部を厨芥収納容器61の内底面に沿って上向きに湾曲させている。この回転軸64は撹拌モーター65、減速装置66を介して駆動軸67と連結している。
【0007】
厨芥収納容器61の上方には厨芥ごみを加熱する加熱ヒーター68と送風ファン69が設けられている。
【0008】
70は送風ファン69を駆動する送風モーターであり、厨芥収納容器61おび加熱ヒーター68の上部に配置されている。そして加熱ヒーター68と送風ファン69によって厨芥ごみの表面上部を加熱し、この加熱された厨芥ごみを撹拌モーター65によって駆動される回転撹拌刃63と固定刃62により破砕するようにしている。
【0009】
また、厨芥収納容器61の外周には外容器71が設けられており、この外容器71の上部開口部は蓋72で覆われている。この蓋72には空気を取り入れる空気取り入れ口73が設けられている。そして、外側固定容器71には厨芥収納容器61内で発生した臭気を排出する排気口74が設けられている。この排気口74は、連結パイプ75と厨芥収納容器61内で発生した臭気を無臭化する脱臭ヒーター76aと触媒76bで構成された触媒脱臭器76と、この触媒脱臭器76によって脱臭された気体を本体ケース60の外に排出する排気ファン77に連通されている。
【0010】
このように構成されたものにおいて、厨芥収納容器61内に厨芥ごみが投入され、運転スイッチ(図示せず)を操作して乾燥運転が開始されると、加熱ヒーター68と送風ファン69によって厨芥ごみの表面上部が加熱される。
【0011】
それと同時に、厨芥ごみは固定刃62と回転撹拌刃63によって破砕されながら臭気を含む蒸気を発生する。そして臭気は触媒脱臭器76によって脱臭され、排気ファン77によって本体ケース60外に排出され、乾燥が行なわれる。
【0012】
乾燥が終了すると、乾燥した厨芥ごみの温度や湿度を温度検知手段(図示せず)が検知して自動的に運転を停止させるものである。
【0013】
【特許文献1】
特開平11−300325号公報
【特許文献2】
特開平7−88463号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の厨芥処理機において、図6に示すものは、外蓋52の内側中央部に配置された撹拌ファン53によって厨芥ごみの表面中央部に加熱ヒーター54からの熱風を吹き付けているため、厨芥ごみ収納容器50の内周面への熱風の風量が少なく、また、熱風が厨芥ごみの内部まで到達できずに、厨芥ごみの加熱、乾燥、凝縮の効率が良くないという欠点があった。
【0015】
また、図7に示すものは、厨芥収納容器61の下部に設けられた回転撹拌刃63の一方が固定刃62と連携するように水平に伸び、他方は下向きにL状に折り曲げられてその端部を厨芥収納容器61の内底面に沿って上向きに湾曲させているため、図6に示すもの以上に厨芥ごみ収納容器61の内周面に付着する厨芥ごみを取り除いて撹拌することが出来ないとともに、厨芥ごみ収納容器61内の上部側の厨芥ごみが撹拌されるまでに時間がかかる欠点があり、また、図6に示すものと同様に蓋72の内側中央部に配置された送風ファン69によって厨芥ごみの表面中央部に加熱ヒーター68からの熱風を吹き付けているため、固定刃62部分への熱風の風量が少なく、厨芥ごみの粉砕、加熱、乾燥、凝縮の効率が良くないという欠点があった。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、厨芥処理機の本体ケースと、この本体ケースの上部に開閉自在に配設された本体蓋と、本体ケース内に取り出し自在に配設され、厨芥ごみを乾燥処理する厨芥ごみ収納容器と、厨芥ごみ収納容器内の厨芥ごみを加熱する加熱手段と、この加熱手段によって加熱される熱風を厨芥ごみ収納容器に送る送風手段と、前記厨芥ごみ収納容器内の下部内側面に設けた固定刃と、この固定刃と連携して厨芥ごみを撹拌する回転撹拌刃と、酸化触媒により厨芥ごみ収納容器から発生する臭気を脱臭する触媒脱臭装置とを備えた厨芥処理機において、送風手段からの熱風をカバーガイドにより厨芥ごみ収納容器の内側側面に沿って流し込むと共に、厨芥ごみ収納容器の内側側面に沿った熱風通路部に傾斜した複数の熱風ガイドを設けたものである。
【0017】
これによって、前記カバーガイドからの熱風を厨芥ごみ収納容器の内側側面に沿って流し込むと共に、厨芥ごみ収納容器の内側側面に沿った熱風通路部に設けた傾斜した複数の熱風ガイドにより厨芥ごみの内部まで浸透しやすくなり、厨芥ごみの乾燥効率が上がるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明の一実施例を図1から図5により説明する。
【0019】
図1において、1は金属製又は樹脂からなる厨芥処理機の本体ケース、2はこの本体ケース1の上部に開閉自在に配設された本体蓋で、後部を蓋ヒンジ2aにより枢支され、前部にフック2bを設けている。また、この本体蓋2は後部側、即ち、本体蓋2の蓋ヒンジ2a側が高く、前面に向けて下向きに傾斜しており、蓋ヒンジ2aにバネやダンパー等の公知の機構を設けて急開閉しないように保持されている。
【0020】
3は本体ケース1内に取り付けられた外側固定容器で、アルミや表面に防錆処理を施した鋼板により成形されている。4は厨芥ごみ収納容器で、外側固定容器3の内部に取り出し自在に配設されている。また、後記するようにカバーガイド11dの吹出し口下方の位置に当たる熱風通路23部の内周面には、傾斜した熱風ガイド24が取り付けられている。
【0021】
5は厨芥ごみ収納容器4の下部内側面に内向きに形成した凸部よりなる固定刃である。
【0022】
6は回転撹拌刃で、厨芥ごみ収納容器4内の下部に設置されており、厨芥ごみ収納容器4内の厨芥ごみを撹拌するほかに、固定刃5と連携して厨芥ごみを破砕するものである。また、この回転撹拌刃6は厨芥ごみ収納容器4の底面中央部から突き出た後記する被駆動回転軸7に固定され、一方が固定刃5と連携するように下向きにL状に折り曲げられてその端部を厨芥ごみ収納容器4の内底面に沿って上向きに湾曲させ、他方を厨芥ごみ収納容器4の内側側面に沿って厨芥ごみ収納容器4の約半分の高さ(1/2h)まで立ち上げている。
【0023】
7は被駆動回転軸で、厨芥ごみ収納容器4の底部に設けられ、その先端が連結機構を介して回転撹拌刃6と連結しており、厨芥ごみ収納容器4の取り外しの際には容器4ごと取り外されるものである。
【0024】
8は回転駆動軸で、外側固定容器3の底部に取り付けられており、被駆動回転軸7と着脱自在に連結して被駆動回転軸7に回転力を伝えるものである。9は電動モーターで、回転駆動軸8を回転させるための回転力を発生するものである。10は減速機構で、電動モーター9の回転力を減速して回転駆動軸8に伝達するもので、ギヤやベルトにより構成されている。
【0025】
11は本体蓋2内の下面に固定された内蓋で、ステンレスや表面に防錆処理を施した鋼板又は耐熱性、難燃性、加水分解性に優れた樹脂製若しくは樹脂と金属の組み合わせにより構成されており、本体蓋2の傾斜形状に合わせて上面の周縁部に本体蓋2の後部側、即ち、本体蓋2の蓋ヒンジ2a側が高く、前面に向けて下向きに傾斜する周側壁11aを有している。
【0026】
また、この内蓋11は、該内蓋11と本体蓋2とに夫々嵌合部を設けて取り外し自在な構造とすることもでき、さらに、本体蓋2と一体に成形することもできる。
【0027】
また、この内蓋11は、厨芥ごみ収納容器4の上部開口部を覆うように設けられており、厨芥ごみ収納容器4との接触部にゴムや軟質の樹脂によるパッキン11iを設けることで、厨芥ごみ収納容器4とパッキン11iを介して密閉構造としている。
【0028】
また、内蓋11は、周側壁11aの後部側に熱風吹出部11bとそれより開口面積の大きい熱風吸気部11cを周方向に沿って並べて開口するとともに、熱風吹出部11b直下の平面部に厨芥ごみ収納容器4内と連なる熱風吹出穴11eを設け、両者をカバーガイド11dで連結している。なお、熱風吹出穴11eは穴部の周縁部につばを形成した鎧穴でもよい。
【0029】
また、前記平面部の略中央部付近には複数の丸穴又は格子形状の小穴よりなる熱風吸込穴11fが設けられ、その下面側は厨芥ごみ収納容器4内と連なり、上面側は熱風吸気部11cに連なっている。
【0030】
また、熱風吸込穴11fと熱風吸気部11cとの間にはその通風路を遮らない範囲で突壁11gが設けられている。
【0031】
さらに、内蓋11の下面で熱風吹出穴11eと熱風吸込穴11fとの間には両穴を通る熱風が交じり合わないように仕切り壁11hを設けている。
【0032】
23は厨芥ごみ収納容器4内に形成される熱風通路で、内蓋11の熱風吹出穴11eから厨芥ごみ収納容器4の内側側面に沿って流し込まれる熱風の通路であり、この通路上には上記した固定刃5が位置していると共に、斜め下向きに傾斜した複数の熱風ガイド24を設けている。
【0033】
この熱風ガイド24は、図2に示すように回転撹拌刃6の湾曲部より上方で、かつ立ち上げ部より外側に位置するように、すなわち回転撹拌刃6と接触しないように厨芥ごみ収納容器4の内側側面に沿った熱風通路23部に周方向に沿って複数設けられている。
【0034】
12は耐熱樹脂よりなる略逆L状の熱風循環風路ケースで、外側固定容器3の外側で本体ケース1の中に納められており、その内部を仕切り壁12aによって左右二つの熱風風路12b、12cに仕切っており、その上端略水平部に内蓋11の熱風吹出部11bと連なる熱風吹出口12d及び熱風吸気部11cと連なる熱風吸気口12eを設けている。
【0035】
また、この熱風循環風路ケース12は、耐熱性、加水分解性などに優れたPPSや結晶性のPSや耐熱性PPによって二つ以上のケース部品12f、12gを組み合わせて形成されているものであり、各ケース部品12f、12gの合わせ部12hはSUS等の金属線を介して加熱溶着によるシール又はシール材さらにはパッキンにより循環風が後記触媒脱臭装置17に導かれる以外に外部に漏れないようにシールされている。
【0036】
また、熱風吹出口12d及び熱風吸気口12eは熱風を整流するために複数の縦型ルーバーにより形成されており、かつ、熱風吹出口12dの開口面積を熱風吸気口12eの面積より小さくして両口を通る熱風の風速に差を持たせるようにしている。
【0037】
13は熱風循環風路ケース12内の下部に設けた連絡口で、円形のベルマウス状の穴により形成されており、仕切り壁12aによって仕切られた二つの熱風風路12b、12cを連絡するとともに、後記送風手段15の循環ファン15aを駆動するファンモーター15bのシャフト15cを貫通させている。
【0038】
14は電熱ヒーターよりなる加熱手段で、熱風風路12bの中に配置され、その周囲を熱風風路12bの内壁面に近接して配置された遮熱用の金属ケース14aによって囲まれている。尚、この加熱手段14は電磁誘導加熱やマイクロ波加熱であってもよい。
【0039】
15は送風手段で、片面が開放状のターボファン又はラジアルファンよりなる循環ファン15aと、この循環ファン15aを駆動するファンモーター15bと、そのシャフト15cとで構成され、循環ファン15aの吸い込み側は連絡口13を介して熱風風路12cに対応し、吹き出し側は加熱手段14の配置された熱風風路12b側に対応している。
【0040】
16は送風手段15近傍の熱風風路12bから分岐した熱風分岐口で、その出口に分岐パイプ16aが接続され、その途中に触媒脱臭装置17が接続され、その終端は排気吸引ファン18の吸入口19に接続されている。
【0041】
前記触媒脱臭装置17の内部には、図示しないが複数の小穴よりなる酸化触媒と触媒加熱ヒーターが設けられ、図5に示すように循環ファン15aから吹き出された循環熱風の一部を熱風吹出口12dの入り口付近から金属ケース14aとケース部品12gとの隙間及び熱風分岐口16、分岐パイプ16aを通して酸化触媒に流入させ、排気吸引ファン18で吸引して本体ケース1の外部に排気する。
【0042】
また、排気吸引ファン18は循環ファン15aより直径が小さく、ターボファン又はラジアルファンによって構成され、送風手段15のファンモーター15bによって駆動されるようになっており、その収納ケース20は図4に示すように熱風循環風路ケース12のケース部品12gの外側面にこれと一体に成形されており、その一部に脱臭後の排気を本体ケース1から外部に排出する排気口22を設けている。
【0043】
また、収納ケース20の側壁の中心部にはファンモーター15bのシャフト15cを貫通させるとともに、収納ケース20内の排気吸引ファン18と分岐パイプ16aを連絡する円形のベルマウス状の前記吸入口19が設けられている。
【0044】
なお、21は送風手段15と対向したケース部品12fを切欠し、そこに取り外し自在に配置したサービス点検用の蓋体である。
【0045】
また、図示していないが、送風手段15の吹出口付近には送風温度を検知する温度センサーと異常温度上昇を防止する安全装置が設けてある。
【0046】
また、連絡口13付近にも温度センサーが設けてあり、加熱手段14からの送風温度と厨芥ごみの加熱温度を熱風循環風路ケース12内で検知する。
【0047】
次に、上記厨芥処理機の動作について説明する。
【0048】
本体蓋2のフック2bを外すと、本体蓋2はヒンジ2aを支点にバネの力で開く。このとき、内蓋11も一緒に上方に持ち上げられ、厨芥ごみ収納容器4の上面開口部が外部に露出する。
【0049】
そこで、厨芥ごみ収納容器4内に厨芥ごみを収納し、そののち、本体蓋2を閉める。本体蓋2は本体ケース1とフック2bにより固定される。
【0050】
厨芥ごみ収納容器4内には満量で75〜80%程度の厨芥ごみが入れられるようになっており、厨芥ごみの上面と内蓋11との間に一定の隙間が形成されて熱風吹出穴11eや熱風吸込穴11fが塞がれないようになっている。
【0051】
この状態で厨芥処理機に電源が投入されると、熱風循環風路ケース12内の加熱手段14及び触媒脱臭装置17内の触媒加熱ヒーターが加熱されるとともに、送風手段15のファンモーター15bが駆動し、循環ファン15a及び排気吸引ファン18が回転する。循環ファン15aで発生した風は熱風風路12bを矢印のように上昇して加熱手段14の周囲を通る間に熱風となり、さらに上昇して熱風吹出口12dから本体蓋2の内蓋11の周側壁11aに開口した熱風吹出部11bを通り、カバーガイド11dに誘導されて内蓋11の熱風吹出穴11eから熱風通路23を通して厨芥ごみ収納容器4内に流入する。この流入した熱風は厨芥ごみ収納容器4の内側側面に沿って熱風通路23部に設けた傾斜した複数の熱風ガイド24と厨芥ごみ収納容器4の内側側面との間に形成される隙間を通して厨芥ごみの内部にまで浸透し、また、熱風ガイド24の傾斜によって熱風が回転することによりさらに内部まで浸透し、加熱乾燥を促進するとともに、回転撹拌刃6によって撹拌され、さらに、固定刃5と連携して破砕され、減縮する。
【0052】
このとき、回転撹拌刃6の一方が厨芥ごみ収納容器4の内側側面に沿って、かつ、近接して該厨芥ごみ収納容器4の約半分の高さ(1/2h)まで立ち上げられているので、厨芥ごみ収納容器4の内側側面に付着した厨芥ごみは回転撹拌刃6の立ち上げ部分によって取り除かれ、また、その立ち上げ部分によって厨芥ごみ収納容器4内の上部の厨芥ごみも早く撹拌され、撹拌効率が上がるものである。
【0053】
また、固定刃5と回転撹拌刃6とが厨芥ごみ収納容器4内の熱風通路23に位置しているので、厨芥ごみが固定刃5と回転撹拌刃6との連携によって粉砕されて凝縮、減量していく際に、熱風吹出穴11eを通して厨芥ごみ収納容器4内に流入した熱風は熱風通路23を通して固定刃5と回転撹拌刃6の連携部分に効率よく吹き付けられ、厨芥ごみの乾燥効率が上がるものである。
【0054】
なお、回転撹拌刃6を厨芥ごみ収納容器4の約半分の高さ(1/2h)以上に高くした場合には、これを駆動する電動モーター9等に負担がかかって回転トルクを上げなければならず、好ましくない。
【0055】
その後、臭気を含んだ熱風は厨芥ごみ収納容器4内を上昇して内蓋11の熱風吸込穴11fから内蓋11の上面に吸い込まれ、さらに、突壁11gを乗り越えて熱風吸気部11cに達し、熱風循環風路ケース12の熱風吸気口12eから矢印のように熱風風路12c内に流入し、連絡口13から再び循環ファン15aによって熱風風路12bに流出する。以後、この熱風循環サイクルを繰り返し、厨芥ごみ収納容器4内の厨芥ごみを加熱、乾燥し、減縮する。
【0056】
一方、送風手段15の循環ファン15aにより吹き出された熱風の一部は熱風吹出口12dの入り口付近から金属ケース14aとケース部品12gとの隙間及び熱風分岐口16、分岐パイプ16aを通して触媒脱臭装置17に流入し、ここで脱臭されて排気吸引ファン18により排気口22を通して本体ケース1の外部に排出される。
【0057】
上記のように、本実施例によれば、前記カバーガイド11dからの熱風を厨芥ごみ収納容器4の内側側面に沿って流し込むと共に、厨芥ごみ収納容器4の内側側面に沿って傾斜した複数の熱風ガイド24により、厨芥ごみの内部まで浸透しやすくなり、厨芥ごみの乾燥効率が上がるものである。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、送風手段からの熱風をカバーガイドにより厨芥ごみ収納容器の内側側面に沿って流し込むと共に、厨芥ごみ収納容器の内側側面に沿った熱風通路部に傾斜した複数の熱風ガイドを設けたことにより、熱風ガイドと厨芥ごみ収納容器の内側側面との間に隙間ができ、厨芥ごみの内部まで熱風が入り込み易くなり、乾燥効率が上がると共に、熱風ガイドに傾斜をつけることで熱風が回転しながら流れるため、さらに内部まで浸透し易くなり、乾燥効率が上がり消費電力も少なくてすむ厨芥処理機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の縦断面図である。
【図2】本発明の要部構造概略斜視図である。
【図3】本発明の他の要部構造概略斜視図である。
【図4】本発明のさらに他の要部構造概略斜視図である。
【図5】本発明の他の内部説明図である。
【図6】従来の縦断面図である。
【図7】従来の他の例の縦断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
2 本体蓋
4 厨芥ごみ収納容器
5 固定刃
6 回転撹拌刃
11d カバーガイド
14 加熱手段
15 送風手段
17 触媒脱臭装置
23 熱風通路
24 熱風ガイド[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement of a rice cake processing machine that heats and drys rice cake garbage from ordinary households, restaurants, restaurants, fast food shops, etc., particularly raw garbage with odor, leftover food, and the like.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, there is a system shown in JP-A-11-300325 (see Patent Document 1) as a method for heat-drying garbage.
[0003]
As shown in FIG. 6, this includes a soot waste storage container 50 for storing soot waste, an outer container 51 in which the soot waste storage container 50 is built in and out, and the outer container 51 and the soot waste storage container 50. An outer lid 52 that closes the upper opening of the outer lid 52, a stirring fan 53 disposed at the center of the inner side of the outer lid 52, a heater 54 disposed along the circumferential direction outside the stirring fan 53, and waste It is provided in the lower part in the storage container 50, one is raised in an L shape, its tip is inclined obliquely 45 degrees toward the inner side surface of the garbage storage container 50, the other is bent downward in an L shape, A stirring blade 55 whose tip is curved upward, a fixed blade 56 that is provided on the lower inner surface of the waste garbage storage container 50 and stirs and crushes the waste in cooperation with the stirring blade 55, and the waste storage container 50. At the inner An exhaust passage 57 for exhausting without odor component to the outside, and a deodorizing catalyst 58 and the exhaust fan 59 disposed in the exhaust passage 57.
[0004]
Then, while stirring and crushing the waste in the waste storage container 50 with the stirring blade 55 and the fixed blade 56, the stirring fan 53 blows hot air from the heater 54 on the surface of the waste to heat and dry the waste. While condensing, the odor component generated at that time is discharged from the exhaust passage 57 to the outside through the deodorization catalyst 58 by the exhaust fan 59.
[0005]
Another method is disclosed in, for example, Japanese Patent Laid-Open No. 7-88463. (See Patent Document 2)
This will be described with reference to FIG. 7. Reference numeral 60 denotes a main body case, and 61 is a basket storage container. A fixed blade 62 and a rotary stirring blade 63 are provided in the basket storage container 61 as means for pulverizing and stirring the garbage. .
[0006]
The fixed blade 62 is provided on the inner surface of the lower part of the tub storage container 61, and the rotary stirring blade 63 is fixed to a rotating shaft 64 protruding from the bottom surface of the tub storage container 61. The other end is bent downward in an L shape, and its end is bent upward along the inner bottom surface of the bag storage container 61. The rotation shaft 64 is connected to a drive shaft 67 via a stirring motor 65 and a speed reduction device 66.
[0007]
A heater 68 and a blower fan 69 for heating the soot are provided above the soot container 61.
[0008]
Reference numeral 70 denotes a blower motor that drives the blower fan 69, and is disposed on the upper portion of the basket storage container 61 and the heater 68. Then, the upper surface of the dust is heated by the heater 68 and the blower fan 69, and the heated dust is crushed by the rotating stirring blade 63 and the fixed blade 62 driven by the stirring motor 65.
[0009]
An outer container 71 is provided on the outer periphery of the basket storage container 61, and the upper opening of the outer container 71 is covered with a lid 72. The lid 72 is provided with an air intake 73 for taking in air. The outer fixed container 71 is provided with an exhaust port 74 for discharging the odor generated in the bag storage container 61. The exhaust port 74 has a catalyst deodorizer 76 composed of a deodorizing heater 76a and a catalyst 76b for deodorizing the odor generated in the connecting pipe 75 and the soot storage container 61, and a gas deodorized by the catalyst deodorizer 76. The exhaust fan 77 is discharged to the outside of the main body case 60.
[0010]
In such a configuration, when garbage is put into the garbage container 61 and a drying operation is started by operating an operation switch (not shown), the heater 68 and the blower fan 69 cause garbage. The top of the surface is heated.
[0011]
At the same time, the garbage generates steam containing odor while being crushed by the fixed blade 62 and the rotary stirring blade 63. Then, the odor is deodorized by the catalyst deodorizer 76, discharged to the outside of the main body case 60 by the exhaust fan 77, and dried.
[0012]
When the drying is completed, the temperature detection means (not shown) detects the temperature and humidity of the dried garbage, and the operation is automatically stopped.
[0013]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-300325 [Patent Document 2]
JP-A-7-88463 [0014]
[Problems to be solved by the invention]
In the above-described conventional soot processing machine, what is shown in FIG. 6 is that the hot air from the heater 54 is blown to the center part of the surface of the soot dust by the stirring fan 53 disposed in the center part inside the outer lid 52. There is a drawback that the amount of hot air to the inner peripheral surface of the waste container 50 is small, the hot air cannot reach the inside of the waste, and the efficiency of heating, drying and condensation of the waste is not good.
[0015]
7 shows that one end of the rotary stirring blade 63 provided in the lower part of the bowl storage container 61 extends horizontally so as to cooperate with the fixed blade 62, and the other is bent downwardly into an L shape and has its end Since the portion is curved upward along the inner bottom surface of the soot storage container 61, it is not possible to stir by removing soot dust adhering to the inner peripheral surface of the soot storage container 61 more than that shown in FIG. At the same time, there is a drawback that it takes time until the upper side garbage in the garbage storage container 61 is agitated, and, like the one shown in FIG. Because the hot air from the heater 68 is blown to the center of the surface of the waste, the amount of hot air to the fixed blade 62 is small, and the efficiency of grinding, heating, drying and condensation of the waste is not good. Ah .
[0016]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and is provided with a main body case of a slag processor, a main body lid that can be opened and closed at the top of the main body case, and a main body case that can be taken out from the main body case. A waste storage container for drying the waste, a heating means for heating the waste in the waste storage container, a blowing means for sending hot air heated by the heating means to the waste storage container, A fixed blade provided on the lower inner surface of the waste storage container, a rotating stirring blade that stirs the waste in cooperation with the fixed blade, and a catalyst deodorization device that deodorizes odor generated from the waste storage container by the oxidation catalyst The hot air from the blowing means is poured along the inner side surface of the waste storage container by the cover guide and into the hot air passage section along the inner side surface of the waste storage container. It is provided with a plurality of hot air guides obliquely.
[0017]
As a result, hot air from the cover guide flows along the inner side surface of the garbage storage container, and the inside of the garbage by the plurality of inclined hot air guides provided in the hot air passage portion along the inner side surface of the garbage storage container. It is easy to permeate, and the drying efficiency of garbage is increased.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described below with reference to FIGS.
[0019]
In FIG. 1, 1 is a main body case of a metal or resin scissor processing machine, 2 is a main body cover that can be opened and closed at the top of the main body case 1, and the rear part is pivotally supported by a lid hinge 2a. The hook 2b is provided in the part. Further, the main body lid 2 is high on the rear side, that is, the lid hinge 2a side of the main body lid 2, and is inclined downward toward the front surface, and a known mechanism such as a spring or a damper is provided on the lid hinge 2a to open and close suddenly. Not to be held.
[0020]
Reference numeral 3 denotes an outer fixed container attached in the main body case 1 and is formed of aluminum or a steel plate having a surface subjected to rust prevention. Reference numeral 4 denotes a garbage storage container, which is detachably disposed inside the outer fixed container 3. Further, as will be described later, an inclined hot air guide 24 is attached to the inner peripheral surface of the hot air passage 23 portion which is located below the outlet of the cover guide 11d.
[0021]
Reference numeral 5 denotes a fixed blade made of a convex portion formed inward on the lower inner surface of the garbage storage container 4.
[0022]
6 is a rotary stirring blade, which is installed in the lower part of the garbage storage container 4 and agitates the garbage in the garbage storage container 4, and also crushes the garbage in cooperation with the fixed blade 5. is there. Further, the rotary stirring blade 6 is fixed to a driven rotary shaft 7 which will be described later, protruding from the center of the bottom surface of the garbage storage container 4, and one of the rotary stirring blades 6 is bent downward in an L shape so as to cooperate with the fixed blade 5. The end is curved upward along the inner bottom surface of the garbage storage container 4, and the other is raised along the inner side surface of the garbage storage container 4 to about half the height (1/2 h) of the garbage storage container 4. Raised.
[0023]
Reference numeral 7 denotes a driven rotation shaft, which is provided at the bottom of the garbage storage container 4 and has a tip connected to the rotary stirring blade 6 via a connecting mechanism. When the garbage storage container 4 is removed, the container 4 is removed. Are to be removed.
[0024]
A rotational drive shaft 8 is attached to the bottom of the outer fixed container 3 and is detachably connected to the driven rotational shaft 7 to transmit a rotational force to the driven rotational shaft 7. Reference numeral 9 denotes an electric motor which generates a rotational force for rotating the rotary drive shaft 8. Reference numeral 10 denotes a speed reduction mechanism that decelerates the rotational force of the electric motor 9 and transmits it to the rotational drive shaft 8 and is constituted by a gear or a belt.
[0025]
11 is an inner lid fixed to the lower surface of the main body lid 2, and is made of stainless steel, a steel plate whose surface is subjected to rust prevention treatment, or a resin or a combination of resin and metal excellent in heat resistance, flame retardancy, and hydrolyzability. The peripheral side wall 11a is configured such that the rear side of the main body lid 2, that is, the lid hinge 2a side of the main body lid 2 is high and is inclined downward toward the front surface at the peripheral edge of the upper surface in accordance with the inclined shape of the main body lid 2. Have.
[0026]
In addition, the inner lid 11 can be configured to be removable by providing fitting portions on the inner lid 11 and the main body lid 2, respectively, and can be formed integrally with the main body lid 2.
[0027]
Further, the inner lid 11 is provided so as to cover the upper opening of the garbage storage container 4, and a packing 11 i made of rubber or soft resin is provided at a contact portion with the garbage storage container 4, so that A sealed structure is provided via the dust container 4 and the packing 11i.
[0028]
The inner lid 11 has a hot air blowing portion 11b and a hot air intake portion 11c having a larger opening area arranged side by side along the circumferential direction on the rear side of the peripheral side wall 11a, and is open to a flat portion directly below the hot air blowing portion 11b. A hot air blowing hole 11e connected to the inside of the garbage storage container 4 is provided, and both are connected by a cover guide 11d. In addition, the hot air blowing hole 11e may be an armor hole in which a collar is formed on the peripheral edge of the hole.
[0029]
Further, a hot air suction hole 11f made up of a plurality of round holes or lattice-shaped small holes is provided in the vicinity of the substantially central portion of the flat surface portion, the lower surface side is connected to the inside of the garbage storage container 4, and the upper surface side is a hot air intake portion. 11c.
[0030]
In addition, a protruding wall 11g is provided between the hot air suction hole 11f and the hot air intake portion 11c as long as the air passage is not blocked.
[0031]
Furthermore, a partition wall 11h is provided between the hot air blowing hole 11e and the hot air suction hole 11f on the lower surface of the inner lid 11 so that hot air passing through both holes does not mix.
[0032]
Reference numeral 23 denotes a hot air passage formed in the garbage storage container 4, which is a hot air passage that flows along the inner side surface of the garbage storage container 4 from the hot air blowing hole 11 e of the inner lid 11. The fixed blade 5 is located, and a plurality of hot air guides 24 inclined obliquely downward are provided.
[0033]
As shown in FIG. 2, the hot air guide 24 is located above the curved portion of the rotating stirring blade 6 and outside the rising portion, that is, so as not to contact the rotating stirring blade 6. A plurality of hot air passages 23 along the inner side surface are provided along the circumferential direction.
[0034]
A substantially inverted L-shaped hot air circulation airflow case 12 made of heat-resistant resin is housed in the main body case 1 outside the outer fixed container 3, and the inside thereof is divided into two hot air airflow passages 12b on the left and right sides by a partition wall 12a. 12c, and a hot air outlet 12d connected to the hot air outlet 11b of the inner lid 11 and a hot air inlet 12e connected to the hot air inlet 11c are provided in the substantially horizontal portion at the upper end.
[0035]
The hot-air circulation air passage case 12 is formed by combining two or more case parts 12f and 12g with PPS, crystalline PS, or heat-resistant PP having excellent heat resistance and hydrolyzability. Yes, the matching part 12h of each case part 12f, 12g is not leaked to the outside except that the circulating air is guided to the catalyst deodorizing device 17 to be described later by a seal or sealing material by heat welding or packing through a metal wire such as SUS. Is sealed.
[0036]
The hot air outlet 12d and the hot air inlet 12e are formed by a plurality of vertical louvers to rectify hot air, and the opening area of the hot air outlet 12d is smaller than the area of the hot air inlet 12e. There is a difference in the speed of hot air passing through the mouth.
[0037]
Reference numeral 13 denotes a connection port provided in the lower part of the hot air circulation air passage case 12, which is formed by a circular bell mouth-like hole and connects the two hot air air passages 12b and 12c separated by the partition wall 12a. The shaft 15c of the fan motor 15b that drives the circulating fan 15a of the air blowing means 15 is passed through.
[0038]
Reference numeral 14 denotes a heating means comprising an electric heater, which is disposed in the hot air air passage 12b and is surrounded by a heat shielding metal case 14a disposed in the vicinity of the inner wall surface of the hot air air passage 12b. The heating means 14 may be electromagnetic induction heating or microwave heating.
[0039]
Reference numeral 15 denotes a blowing means, which is composed of a circulation fan 15a made of a turbo fan or a radial fan whose one side is open, a fan motor 15b for driving the circulation fan 15a, and a shaft 15c thereof. Corresponding to the hot air air passage 12c through the connection port 13, the blowing side corresponds to the hot air air passage 12b side where the heating means 14 is arranged.
[0040]
Reference numeral 16 denotes a hot air branch port branched from the hot air passage 12b in the vicinity of the air blowing means 15. A branch pipe 16a is connected to the outlet of the hot air branch port 16b, and a catalyst deodorizing device 17 is connected to the outlet. 19 is connected.
[0041]
Although not shown, an oxidation catalyst comprising a plurality of small holes and a catalyst heater are provided inside the catalyst deodorizing device 17, and a part of the circulating hot air blown out from the circulating fan 15a as shown in FIG. From the vicinity of the entrance of 12d, it flows into the oxidation catalyst through the gap between the metal case 14a and the case part 12g, the hot air branch port 16 and the branch pipe 16a, and is sucked by the exhaust suction fan 18 and exhausted to the outside of the main body case 1.
[0042]
The exhaust suction fan 18 has a smaller diameter than the circulation fan 15a, is constituted by a turbo fan or a radial fan, and is driven by a fan motor 15b of the air blowing means 15, and its storage case 20 is shown in FIG. As described above, the outer surface of the case component 12g of the hot-air circulating air passage case 12 is formed integrally with the case component 12g, and an exhaust port 22 for exhausting the exhausted air after deodorization from the main body case 1 to the outside is provided in a part thereof.
[0043]
In addition, a circular bell mouth-shaped suction port 19 that connects the exhaust suction fan 18 in the storage case 20 and the branch pipe 16a is inserted into the central portion of the side wall of the storage case 20 through the shaft 15c of the fan motor 15b. Is provided.
[0044]
Reference numeral 21 denotes a service inspection lid which is cut out of the case part 12f facing the air blowing means 15 and is detachably disposed there.
[0045]
Although not shown, a temperature sensor for detecting the air temperature and a safety device for preventing an abnormal temperature rise are provided near the air outlet of the air blowing means 15.
[0046]
A temperature sensor is also provided in the vicinity of the communication port 13 to detect the temperature of the air blown from the heating means 14 and the heating temperature of the waste in the hot air circulation air passage case 12.
[0047]
Next, the operation of the soot processor will be described.
[0048]
When the hook 2b of the main body lid 2 is removed, the main body lid 2 is opened by the spring force with the hinge 2a as a fulcrum. At this time, the inner lid 11 is also lifted upward, and the upper surface opening of the garbage storage container 4 is exposed to the outside.
[0049]
Therefore, the garbage is stored in the garbage storage container 4, and then the main body lid 2 is closed. The body lid 2 is fixed by a body case 1 and a hook 2b.
[0050]
The garbage storage container 4 is filled with about 75 to 80% of the garbage, and a certain gap is formed between the upper surface of the garbage and the inner lid 11 so that the hot air blowing hole 11e and the hot air suction hole 11f are not blocked.
[0051]
When the power is supplied to the soot treating machine in this state, the heating means 14 in the hot air circulation airflow case 12 and the catalyst heater in the catalyst deodorizing device 17 are heated and the fan motor 15b of the blowing means 15 is driven. Then, the circulation fan 15a and the exhaust suction fan 18 rotate. The wind generated by the circulation fan 15a rises in the hot air passage 12b as indicated by the arrow and becomes hot air while passing around the heating means 14, and further rises from the hot air outlet 12d to the periphery of the inner lid 11 of the main body lid 2. It passes through the hot air blowing portion 11b opened in the side wall 11a, is guided by the cover guide 11d, and flows into the garbage storage container 4 from the hot air blowing hole 11e of the inner lid 11 through the hot air passage 23. The inflowing hot air passes through the gap formed between the plurality of inclined hot air guides 24 provided in the hot air passage 23 along the inner side surface of the waste storage container 4 and the inner side surface of the waste storage container 4. In addition, the hot air is further infiltrated by rotation of the hot air guide 24 due to the inclination of the hot air guide 24, promotes heating and drying, is stirred by the rotary stirring blade 6, and further cooperates with the fixed blade 5. Crushed and reduced.
[0052]
At this time, one of the rotary stirring blades 6 is raised to about half the height (1/2 h) of the garbage storage container 4 along and close to the inner side surface of the garbage storage container 4. Therefore, the dust attached to the inner side surface of the garbage storage container 4 is removed by the rising part of the rotary stirring blade 6, and the upper part of the garbage in the garbage storage container 4 is also rapidly stirred by the rising part. The stirring efficiency is increased.
[0053]
Further, since the fixed blade 5 and the rotary stirring blade 6 are located in the hot air passage 23 in the garbage storage container 4, the dust is crushed by the cooperation of the fixed blade 5 and the rotary stirring blade 6 to condense and reduce the weight. During this process, the hot air that has flowed into the waste container 4 through the hot air blowing hole 11e is efficiently blown through the hot air passage 23 to the linked portion of the fixed blade 5 and the rotary stirring blade 6, thereby increasing the efficiency of drying the waste. Is.
[0054]
If the rotary stirring blade 6 is made higher than about half the height (1 / 2h) of the garbage storage container 4, the electric motor 9 that drives the rotary stirring blade 6 is burdened and the rotational torque must be increased. It is not preferable.
[0055]
Thereafter, the hot air containing odor rises in the garbage storage container 4 and is sucked into the upper surface of the inner lid 11 from the hot air suction hole 11f of the inner lid 11, and further passes over the protruding wall 11g and reaches the hot air intake portion 11c. Then, it flows into the hot air air passage 12c from the hot air inlet 12e of the hot air circulation air passage case 12 as shown by the arrow, and flows out of the hot air air passage 12b from the communication port 13 again by the circulation fan 15a. Thereafter, this hot air circulation cycle is repeated to heat, dry, and reduce the waste in the waste storage container 4.
[0056]
On the other hand, a part of the hot air blown out by the circulation fan 15a of the air blowing means 15 passes from the vicinity of the inlet of the hot air outlet 12d through the gap between the metal case 14a and the case part 12g, the hot air branch port 16, and the branch pipe 16a, and the catalyst deodorizing device 17 The air is then deodorized and discharged to the outside of the main body case 1 through the exhaust port 22 by the exhaust suction fan 18.
[0057]
As described above, according to the present embodiment, the hot air from the cover guide 11d flows along the inner side surface of the garbage storage container 4 and a plurality of hot airs inclined along the inner side surface of the garbage storage container 4 By the guide 24, it becomes easy to penetrate into the inside of the waste, and the drying efficiency of the waste is increased.
[0058]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, hot air from the blowing means is caused to flow along the inner side surface of the garbage storage container by the cover guide, and inclined to the hot air passage portion along the inner side surface of the garbage storage container. By providing multiple hot air guides, there is a gap between the hot air guide and the inner side surface of the garbage storage container, making it easier for hot air to enter the interior of the garbage, increasing the drying efficiency, and tilting the hot air guide. Since the hot air flows while rotating, it can be easily penetrated into the interior, and it is possible to provide a soot processing machine that can increase the drying efficiency and consume less power.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of the present invention.
FIG. 2 is a schematic perspective view of a main part structure of the present invention.
FIG. 3 is a schematic perspective view of another main part structure of the present invention.
FIG. 4 is a schematic perspective view of still another main part structure of the present invention.
FIG. 5 is another internal explanatory diagram of the present invention.
FIG. 6 is a conventional longitudinal sectional view.
FIG. 7 is a longitudinal sectional view of another conventional example.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Main body case 2 Main body lid 4 Garbage storage container 5 Fixed blade 6 Rotating stirring blade 11d Cover guide 14 Heating means 15 Blowing means 17 Catalyst deodorizing device 23 Hot air passage 24 Hot air guide