JP2005010935A - Traveling support system and onboard terminal - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報通信を利用した車両の走行支援技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の車両の走行の安全性を向上すべく、情報通信を利用した車両の走行支援システムが提案されている。代表的には道路側の通信装置から車両の車載端末器へ各種交通情報を提供したり、或いは、道路側の通信装置により車両の自動運転を補助するAHS(Advanced Cruise−Assist Highway System)が提案されている(特許文献1)。
【0003】
しかし、このAHSでは道路側に大規模なインフラの整備が必要とされるという課題がある。そこで、車載端末器により車両間同士で情報通信を行う車車間通信を行うことで、より簡易に車両の走行支援を行うものも提案されている(特許文献1)。この車車間通信では、例えば、車両相互間でその位置情報を交換することで車両間で衝突が生じるおそれが生じた場合には乗員にこれを報知するといった走行支援を行うことが可能となる。
【0004】
上述したような走行支援システムは携帯型端末器を含めたシステムも採用可能である。すなわち、位置情報を発信する携帯型端末器を歩行者に携帯させ、車両間のみならず、車両と歩行者との間において情報通信を行うことで、車両と歩行者との衝突を回避すべく車両の乗員に歩行者に対する衝突の報知を行うこともできる。
【0005】
【特許文献1】特開2001−101599号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、交差点や雑踏等のように交通量が多いエリアでは、通信相手となる他車両や歩行者といった他移動体の数も多くなる。このように他移動体の数が多くなると、自車両と他移動体との衝突可能性の演算に時間を要するため、衝突の報知が遅れ気味となって走行支援が不十分になる場合がある。
【0007】
従って、本発明の目的は、他移動体の数に対応し、衝突可能性の演算時間に伴う衝突の報知の遅れを防止することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、車両に搭載される車載端末器と、他移動体が有する他移動体端末器と、を備えた車両の走行支援システムであって、前記他移動体端末器が、当該他移動体の位置を検出する他移動体位置検出手段と、前記他移動体位置検出手段により検出された位置を示す他移動体位置情報を前記車載端末器へ送信する他移動体側通信手段と、を備え、前記車載端末器が、前記車両の位置を検出する車両位置検出手段と、前記他移動体端末器から前記他移動体位置情報を受信する車両側通信手段と、前記車両位置検出手段により検出した前記車両の位置と、前記車両側通信手段により受信した前記他移動体位置情報と、に基づいて、前記車両と前記他移動体との衝突可能性を演算する衝突演算手段と、前記衝突演算手段の演算結果に従って、衝突の報知を行う報知手段と、を備え、前記衝突演算手段は、第1の演算方式と、前記第1の演算方式よりも演算量の少ない第2の演算方式と、のいずれかを実行可能であり、前記衝突可能性を判定する前記他移動体の数が多い場合には、前記第2の演算方式を実行することを特徴とする走行支援システムが提供される。
【0009】
本発明の走行支援システムでは、前記衝突演算手段が第1の演算方式と第2の演算方式とのいずれかを実行可能であり、衝突可能性を判定する他移動体の数が多い場合、例えば、予め定めた数を超える場合には、第1の演算方式よりも演算量の少ない第2の演算方式を実行する。このように他移動体の数が多い場合には演算量の少ない演算方式が実行されるので、衝突可能性の演算時間を短縮化することができ、他移動体の数に対応し、衝突可能性の演算時間に伴う衝突の報知の遅れを防止することができる。
【0010】
また、本発明によれば、車両に搭載される車載端末器であって、前記車両の位置を検出する検出手段と、他移動体が有する他移動体端末器から当該他移動体の位置を示す位置情報を受信する通信手段と、前記検出手段により検出した前記車両の位置と、前記通信手段により受信した前記位置情報と、に基づいて、前記車両と前記他移動体との衝突可能性を演算する衝突演算手段と、前記衝突演算手段の演算結果に従って、衝突の報知を行う報知手段と、を備え、前記衝突演算手段は、第1の演算方式と、前記第1の演算方式よりも演算量の少ない第2の演算方式と、のいずれかを実行可能であり、前記衝突可能性を判定する前記他移動体の数が多い場合には、前記第2の演算方式を実行することを特徴とする車載端末器が提供される。
【0011】
本発明の車載端末器では、前記衝突演算手段が第1の演算方式と第2の演算方式とのいずれかを実行可能であり、衝突可能性を判定する他移動体の数が多い場合、例えば、予め定めた数を超える場合には、第1の演算方式よりも演算量の少ない第2の演算方式を実行する。このように他移動体の数が多い場合には演算量の少ない演算方式が実行されるので、衝突可能性の演算時間を短縮化することができ、他移動体の数に対応し、衝突可能性の演算時間に伴う衝突の報知の遅れを防止することができる。
【0012】
本発明において、前記第1の演算方式は、前記車両と前記他移動体との衝突可能性を個別に演算するものであり、前記第2の演算方式は、複数の前記他移動体が相互に一定の距離内に存在する場合には、これらを一つの他移動体とみなして、前記車両との衝突可能性を演算するものであってもよい。このように第2の演算方式において、複数の他移動体を一つの他移動体とみなして統一的に衝突可能性を演算することで、個別に衝突可能性を演算する場合よりも演算回数が少なくなり、衝突可能性の演算時間を短縮化することができる。
【0013】
この場合、前記第2の演算方式は、相互に一定の距離内に存在する複数の前記他移動体であっても、その移動速度又は移動方向が予め定めた範囲を超えて異なる前記他移動体については、個別に衝突可能性を演算するようにしてもよい。一つの他移動体とみなされ得る複数の他移動体のうち、移動速度や移動方向が他の他移動体と異なる特異な他移動体については、統一的に取り扱うよりも個別的に取り扱うことで、より確実に衝突を回避して安全性を高めることができる。
【0014】
また、この場合、前記第2の演算方式において、複数の前記他移動体を一つの他移動体とみなして衝突可能性を演算する場合には、個別に衝突可能性を演算する場合と異なる演算をすることもできる。こうすることで、それぞれの場合に対応した衝突可能性の演算が可能となる。
【0015】
また、この場合、更に、前記他移動体の存在を表示する表示手段を備え、前記表示手段は、前記第2の演算方式において、一つの他移動体とみなされる複数の前記他移動体については、一つの他移動体として表示するか又は当該複数の他移動体の存在する領域を表示することもできる。こうすることで、他移動体の存在を乗員が直感的に認識し易くなると共に、第2の演算方式が実行されていることを乗員に知らせることもできる。
【0016】
また、この場合、前記第2の演算方式は、相互に一定の距離内に存在する複数の前記他移動体であっても、前記車両と一定の距離内に存在する他移動体については、個別に衝突可能性を演算するようにしてもよい。一つの他移動体とみなされ得る複数の他移動体のうち、自車両と近接する他移動体については、統一的に取り扱うよりも個別的に取り扱うことで、より確実に衝突を回避して安全性を高めることができる。
【0017】
また、本発明において、前記第2の演算方式は、前記車両と一定の距離内に存在する他移動体についてのみ衝突可能性を演算し、前記第1の演算方式は、前記車両と前記一定の距離外に存在するものを含む前記他移動体との衝突可能性を個別に演算するようにしてもよい。このように第2の演算方式において、衝突可能性を演算する他移動体を自車両に近接するものに限定することで、全ての他移動体との衝突可能性を演算する場合よりも演算回数が少なくなり、衝突可能性の演算時間を短縮化することができる。
【0018】
この場合、更に、前記位置情報を前記他移動体毎に記憶する記憶手段を備え、前記通信手段により、前記記憶手段に前記位置情報を記憶済みの前記他移動体の前記位置情報を新たに受信した場合には、新たに受信した前記位置情報により、前記記憶手段に記憶された当該他移動体の前記位置情報が更新され、前記第2の演算方式は、前記車両に近接する他移動体から順に衝突可能性を演算することもできる。
【0019】
こうすることで、前記位置情報を常時最新のものとすることができる共に前記記憶手段の記憶容量を節約することができる。更に、自車両に近接する他移動体から優先的に衝突可能性を演算することができる。この結果、例えば、一単位の処理の演算時間又は衝突可能性の演算時間を一定の時間に制限した場合や、ある他移動体との関係で衝突可能性が肯定されたら直ちに衝突の報知を行うような場合において、自車両に近接する他移動体が優先的に衝突可能性の演算対象となり、より確実に衝突を回避して安全性を高めることができ、例えば、前記一定の距離内に多数の他移動体が存在するような場合でも、実質的に衝突可能性の演算対象を安全性を確保しつつ更に絞ることが可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
【0021】
<システムの構成>
図1は本発明の一実施形態に係る走行支援システムの概略図である。この走行支援システムでは、複数の車両にそれぞれ車載端末器Aを搭載すると共に歩行者に携帯型端末器Bを携帯させる。図1では車両を2台のみ図示し、歩行者を1人だけ図示しているが、実際には双方ともより多数の存在が想定される。そして、各車載端末器A間で車車間通信により無線の情報通信を行うと共に、各車載端末器Aと各携帯型端末器Bとの間でも無線の情報通信を行うことで車両の走行を支援する。
【0022】
通信方式は、例えばブロードキャスト方式を採用することができ、その通信範囲としては、車載端末器Aの場合には進行方向の前方及び左右に200m、後方に50m程度の範囲、携帯型端末器Bの場合は前後左右に150m程度の範囲を挙げることができる。通信対象数としては、車両で200台程度、歩行者で25人程度が想定される。
【0023】
この走行支援システムでは、各端末器A及びBから当該車両又は歩行者に関する情報を周期的に送信し、受信側の車載端末器Aにおいて必要な情報選択して運転者に事故の注意喚起の情報提供等を行うことができる。情報の送信の周期としては、例えば、車載端末器Aの場合には車速に応じて0.1秒〜1秒程度の可変周期を、また、携帯型端末器Bの場合は歩行速度に応じて0.5秒〜1秒程度の可変周期を挙げることができる。
【0024】
送信される情報には、その車両又は歩行者の現在位置を示す位置情報の他、自己を特定する識別子等が含まれる。車載端末器Aの場合、更に、各種の車両情報、例えば、車速、移動方向、ヨーレート、加速度等や、各種の操作情報、例えば、操舵角(ハンドル操作量)、スロットル開度(アクセル操作量)、ブレーキ圧、ウインカの作動の有無、ドアの開閉等を含めることができる。
【0025】
このような走行支援システムでは、例えば、交差点における直進車両間の出会い頭の衝突防止、対向車間の正面衝突防止、交差点における右折車と車両との衝突防止、或いは、車両と歩行者との衝突防止、といった走行支援を行うことができる。
【0026】
次に、車載端末器Aの構成について説明する。図2(a)は車載端末器Aの構成例を示すブロック図である。CPU101は車載端末器A全体の制御を司るプロセッサであり、特に後述する処理を実行する。ROM(リードオンリメモリ)102は後述する各処理のプログラムの他、固定的なデータを記憶するメモリである。RAM(ランダムアクセスメモリ)103はCPU101によって処理されるプログラムのワークエリアを有し、可変データ等を記憶する。これらのROM102及びRAM103としては他の記憶手段を採用してもよいことはいうまでもない。
【0027】
地図情報DB(データベース)104は、道路情報等を含むデータベースであり、カーナビゲーションシステムに用いられるものと同程度のものを採用できるが、本実施形態においては、道路脇のガードレール、フェンス、壁等といった道路間の通り抜けを規制する構造物の情報、各道路が立体交差しているか否かが分かるように3次元の道路情報、及び、進入禁止といった道路間の通り抜けを規制する法規制の情報、といった各情報を含むものを採用する。この地図情報DB104は例えばハードディスク、CDROM或いはDVD等の記憶手段を用いて構築される。
【0028】
ディスプレイ106は各種情報を表示する表示器であり、ディスプレイコントローラ105を介してCPU101に接続されており、CPU101の命令により各種情報を表示する。音声出力回路107はスピーカ108を介して車両の乗員に合成音声等の音声により各種情報を提供するものであり、本実施形態では後述するように、他の車両との衝突の報知を音声で行うために用いられる。
【0029】
時計IC109は日付及び現在時刻を計測する回路である。GPS(global positioning system)センサ111は、人工衛星から発信される電波を受信して自車両の現在位置を検出する位置検出センサであり、インターフェース110を介してCPU101に現在位置(緯度、経度)を提供する。
【0030】
車速センサ112は、自車両の走行速度を検出する速度検出センサであり、インターフェース110を介してCPU101に自車両の走行速度を提供する。方位センサ113は自車両の移動方向を検出するセンサであり、インターフェース110を介してCPU101にその検出結果を提供する。この方位センサ113としては例えば地磁気センサを挙げることができる。
【0031】
なお、本実施形態では、車両の状態を検出するセンサとして、GPSセンサ、車速センサ及び方位センサを挙げているが、この他の車両情報や操作情報を取得するための各種センサ類を備えることができることはいうまでもない。また、自車両の走行速度や移動方向は現在位置の履歴、すなわち移動履歴を記録しておくことでも検出することができ、この場合は車速センサ112や方位センサ113を省略することもできる。通信装置114は他の車両の車載端末器Aや携帯型端末器Bと無線の双方向通信を行う装置である。
【0032】
次に、携帯型端末器Bの構成について説明する。図2(b)は携帯型端末器Bの構成例を示すブロック図である。CPU201は携帯型端末器B全体の制御を司るプロセッサである。ROM(リードオンリメモリ)202は各処理のプログラムの他、固定的なデータを記憶するメモリである。RAM(ランダムアクセスメモリ)203はCPU201によって処理されるプログラムのワークエリアを有し、可変データ等を記憶する。これらのROM202及びRAM203としては他の記憶手段を採用してもよいことはいうまでもない。
【0033】
GPSセンサ205は、人工衛星から発信される電波を受信して歩行者の現在位置を検出する位置検出センサであり、インターフェース204を介してCPU201に現在位置(緯度、経度)を提供する。
【0034】
通信装置206は車載端末器Aと無線の双方向通信を行う装置である。但し、本実施形態において通信装置206はGPSセンサ205により検出された現在位置の情報を周期的に車載端末器Aに送信するのみで、受信機能は用いられない。時計IC207は日付及び現在時刻を計測する回路である。
【0035】
なお、本実施形態では、歩行者の状態を検出するセンサとして、GPSセンサのみを挙げているが、例えば、歩行者の歩行速度を検出するセンサや、進路の方向を検出するセンサ等、各種センサ類を備えることができることはいうまでもない。また、この携帯型端末器Bとしては、例えば、携帯型電話機に上述した諸機能を搭載したものを採用することができる。
【0036】
<車載端末器Aの基本的な処理>
次に、車載端末器AのCPU101の処理について説明する。図3(a)は本実施形態における情報通信処理の例を示すフローチャートである。S1ではGPSセンサ111、車速センサ112及び方位センサ113から現在位置の情報、車両の走行速度の情報及び車両の移動方向の情報を取得する。S2ではS1で取得した情報に基づき自車両の情報を通信装置114から他の車両の車載端末器Aへ送信する。図4(a)は、送信される情報の例を示す図である。
【0037】
図4(a)において、「端末ID」はその車載端末器Aに割り当てられた識別子である。「端末種類」はその端末器が車載端末器か携帯型端末器かを示す情報であり、車両と歩行者を区別するために用いられる。「自車両情報」は送信元である自車両の状態を示す情報であり、これにはGPSセンサ111で測位された自車両の位置情報(緯度、経度)を示す「現在位置」、車速センサ112で検出された自車両の走行速度を示す「走行速度」、及び、方位センサ113で検出された自車両の移動方向を示す「移動方向」等が含まれる。なお、この送信情報は同様の形式で(「走行速度」及び「移動方向」を除く。)携帯型端末器Bの通信装置206から車載端末器Aへ送信される。
【0038】
図3に戻り、S3では通信装置114により他車両の車載端末器A及び携帯型端末器Bから情報を受信すると共に受信した情報を他移動体情報としてRAM103に他移動体の端末毎に順次記録する処理を行う。図3(a)の処理例では毎回受信した情報のみを記録しておくものとし、前回受信した情報はクリアする。図4(b)は他移動体情報の例を示す図である。
【0039】
図4(b)において、「端末種類」は車載端末器Aと携帯型端末器Bとを区別するための情報で、図の例の場合携帯型端末器Bの場合を例示している。「端末ID」は情報を受信した他車両の車載端末器A又は携帯型端末器Bの識別子である。「時刻」は情報を受信した時刻を示し、時計IC109により計測される。本実施形態では受信時刻としているが送信情報に時刻情報を含ませることで送信時刻としてもよい。「位置」、「走行速度」及び「移動方向」は、それぞれ他車両の車載端末器A又は携帯型端末器Bから送信された位置情報、速度情報及び移動方向の情報(図4(a)の「現在位置」、「走行速度」、「移動方向」に相当)である。以上が他移動体情報の例であるが、記録される情報はこの他にも種々採用できる。
【0040】
S4ではS3において他車両の車載端末器A又は携帯型端末器Bから情報を受信した場合にはS5へ進み、何も受信しなかった場合はS1へ戻って同様の処理を繰り返す。S5では自車両と他移動体との衝突可能性を演算する。処理の詳細については後述する。
【0041】
S6では、S5の処理において衝突可能性ありと判定された場合はS7へ進み、そうでない場合はS1へ戻る。S7では乗員に対して衝突の報知を行う報知処理を行う。ここでは、CPU101が音声出力回路107に対して音声出力を指示し、指示を受けた音声出力回路107がスピーカ108から衝突可能性があることを音声にて出力する。これにより乗員の注意を引き、衝突事故を未然に防止することができる。
【0042】
以上により1回の処理が終了する。なお、図3(a)の処理では、毎回の処理でS2において受信した情報のみを記録し、過去に受信した情報をキャンセルする(S3)と共に、新たな情報を受信した場合のみS5以下の処理を行っているが(S4)、過去に受信した情報をキャンセルせずに保存しておき、それらもS5以下の処理の対象とすることができる。
【0043】
過去に情報を受信した他移動体との関係においては、その受信の際にS5の衝突可能性の演算は行われているが、過去の受信の時と今回の受信の時とでは自車両の状態が変わっている場合があるところ、また、衝突が生じるような場合は自車両と他移動体とが近接しており、当該他移動体の情報を毎回受信すると思われるが通信タイミングによっては受信されないことも有り得るため、念のために衝突可能性の演算の対象としたものである。
【0044】
図3(b)はこの場合の情報通信処理の例を示すフローチャートである。図3(a)の例と異なる処理についてのみ説明すると、S3’では通信装置114により他車両の車載端末器A及び携帯型端末器Bから情報を受信すると共に受信した情報のうち、図4(b)に示す移動体情報に既に情報を記録済みの端末器については、記録済みの情報をキャンセルして今回受信した情報を記録することで最新の情報に更新する。このように同じ端末器の過去と最新の情報とを重ねて記録しないことでRAM103の記憶量を節約することができる。一方、既に情報を記録済みの端末器ではない場合は新たにその情報を移動体情報に追加する。
【0045】
そして、続くS4’では図4(b)に示す移動体情報に記録された情報のうち、受信時から所定の時間が経過している古い情報を削除する。所定時間情報が更新されないものは、自車両から遠く離れてしまっている等、S5の衝突可能性の演算を行う意味が薄く、RAM103の記憶量を節約するためにこれを削除するようにしたものである。こうして図3(b)の処理では過去に情報を受信した他移動体もS5以下の処理の対象に含めることができる。
【0046】
なお、本実施形態では図3(a)の処理フローにおいてS1〜S7で一単位の処理ループを構成しているが、例えば、S1の処理、S2の処理、及び、S3〜S7の処理をそれぞれ独立した処理とし、S1の処理で取得結果を保存し、S2の処理を周期的に行って保存した取得結果の情報送信を行い、S3〜S7を割り込み処理としてもよい。この点につき、図3(b)の処理フローの場合も同様の処理形態とすることができることはいうまでもない。
【0047】
<衝突可能性の演算>
交差点や雑踏等のように交通量が多いエリアでは、通信相手となる他移動体の数も多くなる。このように他移動体の数が多くなると、自車両と他移動体との衝突可能性の演算に時間を要するため、衝突の報知が遅れ気味となって走行支援が不十分になる場合がある。そこで、本実施形態では2つの方式で衝突可能性を演算可能とし、演算の対象となる他移動体の数が多い場合には演算量が少なくなる演算方式で衝突可能性を演算する。
【0048】
図5(a)はS5の衝突可能性演算処理の例を示すフローチャートである。S21では衝突可能性の演算の対象となる他移動体数が所定値を超えるか否かを判定する。演算の対象となる他移動体の数はRAM103に記憶された他移動体情報に記録された他移動体である。
【0049】
所定値を超えない場合はS22へ進み、通常演算処理を行う。一方、所定値を越える場合はS23へ進み、通常演算処理よりも演算量の少ない演算方式を採用した簡易演算処理を行う。本実施形態においては、通常演算処理では自車両と各他移動体との間で個別に衝突可能性を演算する一方、簡易演算処理では演算対象となる他移動体の数を実質的に減らすことで演算量を少なくし、演算時間の短縮化を図る。
【0050】
図5(b)はS22の通常演算処理の例を示すフローチャートである。S31では、他移動体情報に記録された他移動体の中から、今回演算の対象となる他移動体を選択する。S32ではS31で選択した他移動体と自車両との間の衝突可能性を演算する。ここではGPSセンサ111により取得した自車両の位置情報と、図4(b)に示した他移動体情報における他移動体の位置情報と、に基づき、例えば、自車両及び他移動体の位置、速度、方向に基づき、T秒後における両者の移動エリアを予想し、その予想移動エリアが相互に干渉するか否かを基準として演算することができる。
【0051】
S33ではS32の演算結果をRAM103に保存する。衝突可能性がある場合、図3のS7において乗員にこれが報知されることになる。S34では他移動体情報に記録された他移動体の全てについてS32の演算が行われたか否かを判定する。全て行われていた場合は処理を終了し、そうでない場合はS31へ戻り、別の他移動体を選択してS32以下の処理を繰り返す。このように通常演算処理では自車両と他移動体との衝突可能性を個別に演算することで、衝突可能性の正確性を重視した処理となる。
【0052】
次に図5(c)はS23の簡易演算処理の例を示すフローチャートである。この簡易演算処理では、他移動体情報に記録された他移動体のうち、相互に一定の距離内に存在する複数の他移動体についてはこれらを一つの他移動体とみなして(以下、みなし他移動体という。)自車両との衝突可能性を演算する。このように複数の他移動体について統一的に衝突可能性を演算することで、個別に衝突可能性を演算する場合よりも演算回数が少なくなり、衝突可能性の演算時間を短縮化することができる。また、相互に近接する複数の他移動体は、一団となって移動しているとおもわれるので、これらを一つの他移動体とみなして衝突可能性を演算しても、その正確性が大きく下がることはないと考えられ、安全性も維持できる。なお、本実施形態では衝突可能性の演算の都合上、車両と歩行者とを区別する。
【0053】
図6(a)及び(b)はこの簡易演算処理の概念図である。図6(a)は演算の対象となる全ての他移動体の位置分布を示しており、図6(b)は相互に一定の距離内に存在する複数の他移動体を一つの他移動体とみなした結果を示している。図中、R1〜R4は各歩行者、P1〜P14は各他車両である。
【0054】
図6(a)において、これらの他移動体のうち、歩行者についてはR1〜R3が、他車両についてはP1〜P8がそれぞれ予め定めた距離内に存在するものとする。この結果、図6(b)に示すように、歩行者についてはR1〜R3が一つのみなし他移動体(歩行者)S1とみなされ、他車両についてはP1〜P8が一つのみなし他移動体(他車両)Q1に、また、P12とP13は一つのみなし他移動体(他車両)Q2とみなされる。本実施形態の場合、みなし他移動体S1、Q1及びQ2の状態量は、それぞれ元の他移動体の状態量のの平均値とする。例えば、みなし他移動体Q1の位置、移動速度及び移動方向は、他車両P1〜P8の各値の平均値を取ることになる。以下、図5(c)の処理を説明する。
【0055】
S41では他移動体のみなし処理を行う。ここでは演算対象となる他移動体について、図6を参照した処理を行い、相互に一定の距離内に存在する複数の他移動体をみなし他移動体に設定し、そうでないものは個別の他移動体のままに設定する。S42ではS41で設定されたみなし他移動体及び個別の他移動体の中から演算するものを一つ選択する。図6(b)の例の場合、S1、R4、Q1、Q2、P14の中からいずれかが選択される。
【0056】
S43では自車両とS42で選択された他移動体又はみなし他移動体との衝突可能性の演算を行う。S44ではS43の演算結果を保存する。みなし他移動体の場合、これを構成する元の各他移動体毎に共通の演算結果を保存するようにしてもよいし、みなし移動体の情報をRAM103に追加して記憶し、独自にその演算結果を保存してもよい。S45では全てのみなし他移動体及び個別の他移動体についてS43の演算が行われたか否かを判定する。全て行われていた場合は処理を終了し、そうでない場合はS42へ戻り、別の他移動体又はみなし他移動体を選択してS43以下の処理を繰り返す。このように簡易演算処理ではみなし他移動体を設定して演算回数を減少することで、処理時間の短縮化を重視した処理となる。
【0057】
なお、みなし他移動体と個別の他移動体とでは衝突可能性の演算を異なるように行ってもよい。図7(a)乃至(d)は衝突可能性の演算の説明図である。図7(a)は個別の他移動体(他車両)の演算、図7(b)はみなし他移動体(他車両)の演算、図7(c)は個別の他移動体(歩行者)の演算、図7(d)はみなし他移動体(歩行者)の演算を示している。
【0058】
図7(a)においては、他車両の現在位置、走行速度及び移動方向から、T時間後の予想移動エリアが図のように算出されている。車両の場合、移動方向が制限されていることから(例えば、前進中の車両は急に後進できない。)、予想移動エリアも移動方向に即したエリアとなる。そして、図7(b)に示すようにみなし他移動体(他車両)の場合は、図7(a)の場合よりも予想移動エリアが大きくされている。これは、みなし他移動体の場合は複数の他移動体を抽象したものであるから、その大きさも複数の他移動体分とったものである。単純に言えば、5台の車両がみなし他移動体とされた場合は5台分だけ予想移動エリアが拡大する。
【0059】
歩行者の場合も同様である。図7(c)においては、歩行者の現在位置から、T時間後の予想移動エリアが図のように算出されている。歩行者の場合、任意の方向に急に移動する場合があることから、予想移動エリアも歩行者の現在位置を中心としたエリアとなる。本実施形態では歩行者の移動速度を検出していないため、移動速度は固定値とする。そして、図7(d)に示すようにみなし他移動体(歩行者)の場合も、他車両の場合と同様に、図7(c)の場合よりも予想移動エリアが大きくされている。
【0060】
このように、みなし他移動体か否かにより異なる演算を行うことも可能である。こうすることで、それぞれの場合に対応した衝突可能性の演算が可能となる。なお、図7ではみなし他移動体の場合、いずれも予想移動エリアを拡大したが逆に縮小することも可能である。みなし他移動体は、複数の他移動体が一団となったものであるから、自車両の乗員においてこれに視覚的に着目しやすく、走行支援の程度を下げて衝突可能性が否定される方向で演算しても安全性が大きく損なわれないと考えられるからである。
【0061】
<ディスプレイの表示>
次に、地図情報DB104の情報を利用してディスプレイ106上にカーナビゲーションのように地図情報を表示する場合において、みなし他移動体が設定されている場合には、これに属する他移動体を個別に表示せずに、一つの他移動体として表示するか又はその存在領域を表示することもできる。図8(a)乃至(c)はディスプレイ106の表示例を示す図である。
【0062】
まず、図8(a)は通常の地図情報の表示例であり、他車両、歩行者といった他移動体が個別に示されている。一方、図8(b)は相互に近接した他移動体についてみなし他移動体が設定され、一つの他移動体のアイコンとして歩行者と他車両とを区別して表示した例である。また、図8(c)は相互に近接した他移動体についてみなし他移動体が設定され、その存在領域を歩行者と他車両とで区別して表示した例である。
【0063】
このような表示を行うことで、他移動体の存在を乗員が直感的に認識し易くなると共に、簡易演算処理が実行されていることを乗員に知らせることもできる。また、ディスプレイ106の表示解像度の都合上、特に広範なエリアの地図を表示する場合には、個々の他移動体のアイコンが小さくなって不明瞭となるか見えなくなるが、図8(b)及び(c)の表示形態を採用することで少なくともみなし移動体を明確に表示できる。
【0064】
<みなし他移動体の設定の他の例>
図6に示した例では他移動体間の距離のみに着目し、相互に近接する複数の他移動体をみなし他移動体に設定したが、相互に近接する場合であっても、移動速度や移動方向が他の他移動体と比べて一定の範囲を超えて異なるような特異な他移動体は、安全性を重視する観点からみなし他移動体に含めずに個別に衝突可能性を演算した方が望ましいと考えられる。そこで、そのような特異な他移動体はみなし他移動体として統一的に取り扱うよりも個別的に取り扱うことで、より確実に衝突を回避して安全性を高めることもできる。図9(a)及び(b)は簡易演算処理の他の概念図である。
【0065】
図9(a)は他車両P1〜P11が、それぞれ近接しており、みなし移動体に設定される位置関係にある場合を示している。図中の矢印は各他車両P1〜P11の移動速度及び移動方向をベクトルで示したものであり、矢印の長さは走行速度、矢印の向きが移動方向を示しており、他車両P1は移動方向が、他車両P4は移動速度が、それぞれ他の他車両と大きく異なっている。
【0066】
図9(b)は図9(a)の場合のみなし処理(S41)の結果を示す。各他車両の相対的位置関係のみに着目すれば、他車両P1〜P11は一つのみなし他移動体となるが、他車両P1とP4はそれぞれ移動方向、移動速度が他の他車両と異なることからみなし他移動体とならず、他車両P2、P3及びP5乃至P11がみなし他移動体Q1とされている。
【0067】
このように、本例では移動速度や移動方向が特異な他移動体についてみなし他移動体に属しないようにすることができる。なお、移動速度や移動方向が特異な他移動体か否かの判定にあたっては、例えば、全ての他移動体の移動速度及び移動方向からその平均値を算出し、ある他移動体の移動速度又は移動方向がその平均値から一定の範囲を超えて異なることを基準とすることができる。
【0068】
次に、みなし他移動体の設定の更に他の例について説明する。本例では、相互に近接する場合であっても、自車両と一定の距離内に存在する他移動体についてはみなし他移動体に含めずに、個別に衝突可能性を演算するようにしたものである。すなわち自車両に近接する他移動体は、みなし他移動体として統一的に取り扱うよりも個別的に取り扱うことで、より確実に衝突を回避して安全性を高めることもできる。図10(a)及び(b)は簡易演算処理の他の概念図である。
【0069】
図10(a)は他車両P1〜P11が、それぞれ近接しており、みなし移動体に設定される位置関係にある場合を示している。また、破線で示す円は、自車両XからRの距離のエリアを示すものである。本例ではこの円内に存在する、自車両に近接した他車両についてはみなし他移動体に含めないものとし、該当する他車両としてP2〜P4及びP8が存在している。
【0070】
図10(b)は図10(a)の場合のみなし処理(S41)の結果を示す。各他車両の相対的位置関係のみに着目すれば、他車両P1〜P11は一つのみなし他移動体となるが、他車両P2〜P4及びP8は自車両Xに近接していることからみなし他移動体とならず、他車両P1、P5〜P7及びP9乃至P11がみなし他移動体Q1とされている。このように、本例では自車両に近接する他移動体についてみなし他移動体に属しないようにすることができる。
【0071】
<簡易演算処理の他の例>
上述した簡易演算処理では相互に近接する他移動体をみなし移動体とすることで演算回数を少なくして演算時間の短縮化を図ったが、本例では自車両と一定の距離内に存在する他移動体についてのみ衝突可能性を演算することで演算回数を少なくして演算時間の短縮化を図るものである。すなわち、自車両から近接した他移動体のみ衝突可能性の演算の対象とし、自車両から遠い他移動体を演算の対象から除外することで演算回数を少なくするものである。図12(a)及び(b)はこの簡易演算処理の概念図である。
【0072】
図12(a)には、自車両Xと他車両P1〜P11とが示されている。破線で示す円は、自車両XからRの距離のエリアを示すものである。本例ではこの円内に存在する、自車両に近接した他車両については衝突可能性の演算の対象とするがこのエリア外の他車両については演算の対象としない。図12(a)の例の場合、図12(b)に示すように他車両P2〜P4及びP8は演算の対象となるが残りの他車両P1、P5〜P7及びP9乃至P11が対象外とされる。
【0073】
図11(a)は、本例の簡易演算処理の例を示すフローチャートである。S51では他移動体情報に記録された他移動体の中から、今回処理の対象となる他移動体を選択する。S52ではS51で選択された他移動体が自車両から一定の距離内に存在するか否かを判定する。存在する場合S53へ進み、そうでない場合はS51へ戻って別の他移動体を選択する。
【0074】
S53では選択された他移動体と自車両との間の衝突可能性を演算する。S54ではS53の演算結果をRAM103に保存する。衝突可能性がある場合、図3のS7において乗員にこれが報知されることになる。S55では他移動体情報に記録された他移動体の全てについて処理が行われたか否かを判定する。全て行われていた場合は処理を終了し、そうでない場合はS51へ戻り、別の他移動体を選択してS52以下の処理を繰り返す。このように本例では、衝突可能性を演算する他移動体を自車両に近接するものに限定することで、全ての他移動体との衝突可能性を演算する場合よりも演算回数が少なくなり、衝突可能性の演算時間を短縮化することができる。また、一般的に衝突の危険性が高いのは自車両に近接する他移動体であるため、このように対象を限定しても自車両に近接する他移動体については衝突可能性が演算されることから安全性を確保できる。
【0075】
次に、本例の他の簡易演算処理について説明する。図11(b)はその処理例を示すフローチャートである。図11(b)の例では自車両に近接する他移動体のみを衝突可能性の演算対象とするが、更に、より近接する他移動体から順番に演算し、衝突可能性があれば直ちに報知処理へ移行するものである。衝突可能性が肯定された時点で報知処理に移行するため、より早期に報知が行われる。なお、図11(b)の処理を採用した場合、図3のS6の処理は不要となる。
【0076】
S61では他移動体情報に記録された他移動体の中から、今回処理の対象となる他移動体を選択する。S62ではS61で選択された他移動体が自車両から一定の距離内に存在するか否かを判定する。存在する場合S63へ進み、そうでない場合はS61へ戻って別の他移動体を選択する。
【0077】
S63では選択された他移動体を衝突可能性の演算対象に登録する。例えば、RAM103に演算対象の登録エリアを設けてそこに記憶する。また、既に登録されている他移動体と今回登録する他移動体とについて、自車両とより近接する他移動体の順に優先順位を付し、優先順位順に各他移動体単位でその情報の並べ替えを行う。本例では優先順位順に情報の並べ替えを行うが必ずしもそうする必要はなく、各他移動体相互間で優先順位が分かればよい。
【0078】
S64では他移動体情報に記録された他移動体の全てについて処理が行われたか否かを判定する。全て行われていた場合はS65へ進み、そうでない場合はS61へ戻り、別の他移動体を選択してS62以下の処理を繰り返す。S65ではS63で登録された他移動体の中から優先順位が最も高い他移動体から順番にこれを選択する。S66ではS65で選択された他移動体と自車両との間の衝突可能性を演算する。
【0079】
S67ではS66の処理において衝突可能性ありと判定された場合は直ちに図3のS7へ進み、乗員への報知処理を行い、今回の簡易演算処理は終了する。そうでない場合はS68へ進む。S68ではS63で登録された他移動体の全てについてS66以下の処理が行われたか否かを判定し、行われていれば処理を終了し、そうでない場合はS65へ進み、次に優先順位の高い他移動体を選択してS66以下の処理を繰り返すことになる。
【0080】
このように本実施形態では衝突可能性が肯定された他移動体をみつけた時点で衝突可能性の演算処理を打ち切って報知処理へ移行することでより迅速な報知を行うことができる。
【0081】
【発明の効果】
以上述べた通り、本発明によれば、他移動体の数に対応し、衝突可能性の演算時間に伴う衝突の報知の遅れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る走行支援システムの概略図である。
【図2】(a)は車載端末器Aの構成例を示すブロック図、(b)は携帯型端末器Bの構成例を示すブロック図である。
【図3】(a)及び(b)は情報通信処理の例を示すフローチャートである。
【図4】(a)は車載端末器Aから送信される情報の例を示す図、(b)は他移動体情報のテーブルの例を示す図である。
【図5】(a)は衝突可能性演算処理の例を示すフローチャート、(b)は通常演算処理の例を示すフローチャート、(c)は簡易演算処理の例を示すフローチャートである。
【図6】(a)及び(b)は簡易演算処理の概念図である。
【図7】(a)乃至(d)は衝突可能性の演算の説明図である。
【図8】(a)乃至(c)はディスプレイ106の表示例を示す図である。
【図9】(a)及び(b)は簡易演算処理の他の概念図である。
【図10】(a)及び(b)は簡易演算処理の他の概念図である。
【図11】(a)及び(b)は他の簡易演算処理の例を示すフローチャートである。
【図12】(a)及び(b)は他の簡易演算処理の概念図である。
【符号の説明】
A 車載端末器
B 携帯型端末器
104 地図情報DB
111、205 GPSセンサ
112 車速センサ
113 方位センサ
114、206 通信装置[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a vehicle driving support technology using information communication.
[0002]
[Prior art]
In order to improve driving safety of vehicles such as automobiles, a vehicle driving support system using information communication has been proposed. Typically proposed by AHS (Advanced Cruise-Assist Highway System), which provides various traffic information from the roadside communication device to the in-vehicle terminal of the vehicle, or assists automatic driving of the vehicle by the roadside communication device. (Patent Document 1).
[0003]
However, this AHS has a problem that a large-scale infrastructure is required on the road side. In view of this, there has also been proposed a vehicle running support that more easily performs vehicle-to-vehicle communication in which vehicle-to-vehicle information is communicated between vehicles (Patent Document 1). In this inter-vehicle communication, for example, when there is a possibility that a collision may occur between vehicles by exchanging position information between vehicles, it is possible to perform driving support such as notifying an occupant of this.
[0004]
A system including a portable terminal can also be adopted as the driving support system as described above. That is, in order to avoid a collision between a vehicle and a pedestrian, a portable terminal that transmits position information is carried by a pedestrian and information communication is performed not only between the vehicles but also between the vehicle and the pedestrian. A vehicle occupant can be notified of a collision with a pedestrian.
[0005]
[Patent Document 1] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2001-101599
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in an area where there is a lot of traffic such as an intersection or a crowd, the number of other moving bodies such as other vehicles and pedestrians that are communication partners also increases. When the number of other moving bodies increases in this way, it takes time to calculate the possibility of collision between the host vehicle and the other moving bodies, so there is a possibility that the notification of the collision is delayed and the driving support becomes insufficient. .
[0007]
Therefore, an object of the present invention is to prevent a collision notification delay associated with the number of other moving bodies and a collision possibility calculation time.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
According to the present invention, there is provided a vehicle travel support system including an in-vehicle terminal mounted on a vehicle and an other mobile terminal included in another mobile body, wherein the other mobile terminal is the other mobile terminal. Other moving body position detecting means for detecting the position of the moving body, and other moving body side communication means for transmitting other moving body position information indicating the position detected by the other moving body position detecting means to the in-vehicle terminal. The vehicle-mounted terminal device detects vehicle position detection means for detecting the position of the vehicle, vehicle-side communication means for receiving the other mobile body position information from the other mobile body terminal device, and detection by the vehicle position detection means. A collision calculating means for calculating a collision possibility between the vehicle and the other moving body based on the position of the vehicle and the position information of the other moving body received by the vehicle side communication means, and the collision calculation According to the calculation result of the means, Notification means for notifying a collision, and the collision calculation means can execute either the first calculation method or the second calculation method with a smaller calculation amount than the first calculation method. When the number of the other moving bodies for determining the possibility of collision is large, the driving support system is provided that executes the second calculation method.
[0009]
In the driving support system of the present invention, when the collision calculation means can execute either the first calculation method or the second calculation method, and the number of other moving bodies that determine the collision possibility is large, for example, When the number exceeds a predetermined number, the second calculation method having a smaller calculation amount than the first calculation method is executed. In this way, when the number of other moving objects is large, a calculation method with a small amount of calculation is executed, so that the calculation time of the possibility of collision can be shortened, and the collision is possible corresponding to the number of other moving objects. It is possible to prevent a delay in notification of a collision accompanying the calculation time of sex.
[0010]
Moreover, according to this invention, it is a vehicle-mounted terminal device mounted in a vehicle, The detection means which detects the position of the said vehicle, and the position of the said other mobile body are shown from the other mobile body terminal which another mobile body has Based on the communication means for receiving position information, the position of the vehicle detected by the detection means, and the position information received by the communication means, the possibility of collision between the vehicle and the other moving body is calculated. A collision calculation means, and a notification means for reporting a collision according to the calculation result of the collision calculation means, wherein the collision calculation means includes a first calculation method and a calculation amount greater than that of the first calculation method. And the second calculation method is executed, and when the number of the other moving bodies for determining the collision possibility is large, the second calculation method is executed. An in-vehicle terminal device is provided.
[0011]
In the in-vehicle terminal of the present invention, when the collision calculation means can execute either the first calculation method or the second calculation method, and the number of other moving bodies that determine the collision possibility is large, for example, When the number exceeds a predetermined number, the second calculation method having a smaller calculation amount than the first calculation method is executed. In this way, when the number of other moving objects is large, a calculation method with a small amount of calculation is executed, so that the calculation time of the possibility of collision can be shortened, and the collision is possible corresponding to the number of other moving objects. It is possible to prevent a delay in notification of a collision accompanying the calculation time of sex.
[0012]
In the present invention, the first calculation method individually calculates the possibility of collision between the vehicle and the other moving body, and the second calculation method includes a plurality of the other moving bodies mutually. If they exist within a certain distance, they may be regarded as one other moving body, and the possibility of collision with the vehicle may be calculated. In this way, in the second calculation method, the number of times of calculation is larger than the case of calculating the possibility of collision individually by calculating a plurality of other moving bodies as one other moving body and calculating the possibility of collision in a unified manner. As a result, the calculation time for the possibility of collision can be shortened.
[0013]
In this case, even if the second calculation method is a plurality of the other moving bodies that exist within a certain distance from each other, the moving speed or the moving direction of the other moving bodies is different beyond a predetermined range. For the above, the possibility of collision may be calculated individually. Among multiple other moving bodies that can be regarded as one other moving body, special moving bodies whose moving speed and moving direction are different from other moving bodies can be handled individually rather than unifiedly. Therefore, the safety can be improved by avoiding the collision more reliably.
[0014]
Further, in this case, in the second calculation method, when calculating the collision possibility by regarding the plurality of other moving bodies as one other moving body, the calculation is different from the case of calculating the collision possibility individually. You can also By doing so, it is possible to calculate the collision possibility corresponding to each case.
[0015]
Further, in this case, the display device further includes display means for displaying the presence of the other moving body, and the display means includes a plurality of other moving bodies that are regarded as one other moving body in the second calculation method. It is also possible to display as one other moving body or to display an area where the plurality of other moving bodies exist. This makes it easier for the occupant to intuitively recognize the presence of another moving body, and can also inform the occupant that the second calculation method is being executed.
[0016]
Further, in this case, the second calculation method is not limited to the plurality of other moving bodies that exist within a certain distance from each other, Alternatively, the possibility of collision may be calculated. Out of multiple other moving bodies that can be regarded as one other moving body, other moving bodies that are close to the host vehicle are handled individually rather than in a unified manner, so that collision can be avoided more reliably and safely. Can increase the sex.
[0017]
In the present invention, the second calculation method calculates the possibility of collision only with respect to other moving objects existing within a fixed distance from the vehicle, and the first calculation method includes the vehicle and the fixed calculation You may make it calculate separately the collision possibility with the said other moving body including what exists out of distance. In this way, in the second calculation method, by limiting the other moving bodies that calculate the collision possibility to those close to the host vehicle, the number of calculations is larger than when calculating the collision possibility with all other moving bodies. As a result, the calculation time for the possibility of collision can be shortened.
[0018]
In this case, it further comprises storage means for storing the position information for each of the other moving bodies, and the communication means newly receives the position information of the other moving bodies for which the position information has been stored in the storage means. In this case, the position information of the other moving body stored in the storage unit is updated with the newly received position information, and the second calculation method is performed from the other moving body that is close to the vehicle. The possibility of collision can also be calculated in order.
[0019]
By doing so, the position information can be always updated and the storage capacity of the storage means can be saved. Furthermore, the possibility of collision can be calculated preferentially from other moving objects close to the host vehicle. As a result, for example, when the calculation time of one unit of processing or the calculation time of the possibility of collision is limited to a certain time, or when the possibility of collision is affirmed due to a relationship with a certain other mobile body, the collision is notified immediately. In such a case, another moving object that is close to the host vehicle is preferentially subjected to the collision possibility calculation, so that the collision can be avoided more reliably and safety can be improved. Even when there are other moving objects, it is possible to further narrow down the calculation target of the possibility of collision while ensuring safety.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0021]
<System configuration>
FIG. 1 is a schematic diagram of a driving support system according to an embodiment of the present invention. In this driving support system, a vehicle-mounted terminal A is mounted on each of a plurality of vehicles, and a portable terminal B is carried by a pedestrian. In FIG. 1, only two vehicles are illustrated and only one pedestrian is illustrated. And while performing in-vehicle communication between each in-vehicle terminal device A by vehicle-to-vehicle communication, wireless information communication is also performed between each in-vehicle terminal device A and each portable terminal device B, thereby assisting in running the vehicle. To do.
[0022]
As the communication method, for example, a broadcast method can be adopted. As the communication range, in the case of the in-vehicle terminal A, the range of about 200 m forward and left and right in the traveling direction, and about 50 m rearward, the portable terminal B In the case, the range of about 150 m can be mentioned in front, rear, left and right. As the number of communication targets, about 200 vehicles and about 25 pedestrians are assumed.
[0023]
In this driving support system, information on the vehicle or pedestrian is periodically transmitted from each terminal A and B, and necessary information is selected in the in-vehicle terminal A on the receiving side to alert the driver of an accident. It can be provided. As a period of information transmission, for example, in the case of the in-vehicle terminal A, a variable period of about 0.1 seconds to 1 second depending on the vehicle speed, and in the case of the portable terminal B, according to the walking speed. A variable period of about 0.5 seconds to 1 second can be given.
[0024]
The transmitted information includes an identifier for identifying itself, in addition to position information indicating the current position of the vehicle or pedestrian. In the case of the in-vehicle terminal A, various vehicle information, for example, vehicle speed, moving direction, yaw rate, acceleration, etc., and various operation information, for example, steering angle (handle operation amount), throttle opening (accelerator operation amount). Brake pressure, turn signal operation, door opening / closing, etc.
[0025]
In such a driving support system, for example, the collision prevention between straight vehicles at the intersection, the front collision between the oncoming vehicles, the collision between the right turn car and the vehicle at the intersection, or the collision between the vehicle and the pedestrian, Driving support can be performed.
[0026]
Next, the configuration of the in-vehicle terminal A will be described. FIG. 2A is a block diagram illustrating a configuration example of the in-vehicle terminal A. The
[0027]
The map information DB (database) 104 is a database including road information and the like, and can be adopted to the same level as that used in a car navigation system. In this embodiment, a guard rail, a fence, a wall, etc. Information on structures that restrict passage between roads, such as information on three-dimensional roads so that it can be determined whether or not each road intersects, and information on laws and regulations that restrict passage between roads such as entry prohibition, Such information is used. The
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
In this embodiment, a GPS sensor, a vehicle speed sensor, and a direction sensor are cited as sensors for detecting the state of the vehicle. However, other sensors for acquiring other vehicle information and operation information may be provided. Needless to say, it can be done. Further, the traveling speed and moving direction of the host vehicle can also be detected by recording the current position history, that is, the moving history. In this case, the
[0032]
Next, the configuration of the portable terminal device B will be described. FIG. 2B is a block diagram illustrating a configuration example of the portable terminal device B. The
[0033]
The
[0034]
The
[0035]
In this embodiment, only the GPS sensor is cited as a sensor for detecting the state of the pedestrian, but various sensors such as a sensor for detecting the walking speed of the pedestrian and a sensor for detecting the direction of the route are used. It goes without saying that it can be equipped with a kind. Moreover, as this portable terminal device B, for example, a portable phone having the above-described functions can be adopted.
[0036]
<Basic processing of in-vehicle terminal A>
Next, processing of the
[0037]
In FIG. 4A, “terminal ID” is an identifier assigned to the in-vehicle terminal A. “Terminal type” is information indicating whether the terminal is an in-vehicle terminal or a portable terminal, and is used to distinguish a vehicle from a pedestrian. “Own vehicle information” is information indicating the state of the own vehicle that is the transmission source, and includes “current position” indicating the position information (latitude and longitude) of the own vehicle measured by the
[0038]
Returning to FIG. 3, in S3, the communication device 114 receives information from the in-vehicle terminal A and the portable terminal B of the other vehicle and sequentially records the received information as other mobile body information in the
[0039]
In FIG. 4B, “terminal type” is information for distinguishing between the in-vehicle terminal A and the portable terminal B, and the case of the portable terminal B is illustrated in the example of the figure. The “terminal ID” is an identifier of the in-vehicle terminal A or the portable terminal B of another vehicle that has received the information. “Time” indicates the time when information is received, and is measured by the
[0040]
In S4, if information is received from the in-vehicle terminal A or portable terminal B of the other vehicle in S3, the process proceeds to S5, and if nothing is received, the process returns to S1 and the same process is repeated. In S5, the possibility of collision between the host vehicle and another moving body is calculated. Details of the processing will be described later.
[0041]
In S6, if it is determined that there is a possibility of collision in the process of S5, the process proceeds to S7, and if not, the process returns to S1. In S7, a notification process for notifying a passenger of a collision is performed. Here, the
[0042]
Thus, one process is completed. In the process of FIG. 3 (a), only the information received in S2 in each process is recorded, the information received in the past is canceled (S3), and only the process after S5 is received when new information is received. (S4), the information received in the past can be stored without canceling, and these can also be the targets of the processing in S5 and below.
[0043]
In relation to other mobile units that have received information in the past, the calculation of the possibility of collision in S5 is performed at the time of the reception. If the situation has changed, or if there is a collision, the host vehicle and the other moving body are close to each other, and it is likely that the information on the other moving body will be received every time. Since it may not be performed, it is the target of the collision possibility calculation just in case.
[0044]
FIG. 3B is a flowchart showing an example of information communication processing in this case. Only the processing different from the example of FIG. 3A will be described. In S3 ′, the communication device 114 receives information from the in-vehicle terminal A and the portable terminal B of the other vehicle, and among the received information, FIG. For the terminal device in which information is already recorded in the mobile body information shown in b), the recorded information is canceled and the information received this time is recorded to update to the latest information. Thus, the storage amount of the
[0045]
In subsequent S4 ′, old information for which a predetermined time has elapsed from the time of reception is deleted from the information recorded in the mobile body information shown in FIG. 4B. If the information is not updated for a predetermined time, it is not meaningful to calculate the possibility of collision in S5, such as being far away from the host vehicle, and this is deleted to save the amount of memory in the
[0046]
In the present embodiment, a unit processing loop is constituted by S1 to S7 in the processing flow of FIG. 3A. For example, the processing of S1, the processing of S2, and the processing of S3 to S7 are respectively performed. The acquisition result may be stored in the process of S1, the acquired result may be transmitted by periodically performing the process of S2, and S3 to S7 may be set as interrupt processes. In this regard, it goes without saying that the same processing mode can be adopted in the processing flow of FIG.
[0047]
<Calculation of collision possibility>
In an area where there is a lot of traffic such as an intersection or a hustle and bustle, the number of other moving bodies that are communication partners also increases. When the number of other moving bodies increases in this way, it takes time to calculate the possibility of collision between the host vehicle and the other moving bodies, so there is a possibility that the notification of the collision is delayed and the driving support becomes insufficient. . Therefore, in this embodiment, the collision possibility can be calculated by two methods, and the collision possibility is calculated by an arithmetic method in which the amount of calculation is reduced when the number of other moving objects to be calculated is large.
[0048]
FIG. 5A is a flowchart illustrating an example of the collision possibility calculation process in S5. In S21, it is determined whether or not the number of other moving objects to be subjected to the collision possibility calculation exceeds a predetermined value. The number of other moving bodies to be calculated is the number of other moving bodies recorded in the other moving body information stored in the
[0049]
If it does not exceed the predetermined value, the process proceeds to S22 and normal calculation processing is performed. On the other hand, if it exceeds the predetermined value, the process proceeds to S23, and a simple calculation process employing a calculation method with a smaller calculation amount than the normal calculation process is performed. In the present embodiment, in the normal calculation process, the possibility of collision is calculated individually between the own vehicle and each other moving object, while the number of other moving objects to be calculated is substantially reduced in the simple calculation process. To reduce the amount of computation and shorten the computation time.
[0050]
FIG. 5B is a flowchart illustrating an example of the normal calculation process in S22. In S31, the other mobile body which is the object of the current calculation is selected from the other mobile bodies recorded in the other mobile body information. In S32, the possibility of collision between the other moving body selected in S31 and the host vehicle is calculated. Here, based on the position information of the own vehicle acquired by the
[0051]
In S33, the calculation result of S32 is stored in the
[0052]
Next, FIG. 5C is a flowchart showing an example of the simple calculation process in S23. In this simple calculation process, among other moving objects recorded in the other moving object information, a plurality of other moving objects existing within a certain distance from each other are regarded as one other moving object (hereinafter referred to as “deemed”). It is called another moving body.) The possibility of collision with the host vehicle is calculated. By calculating the collision probability for a plurality of other moving bodies in a unified manner in this way, the number of calculations is less than when calculating the collision possibility individually, and the calculation time of the collision possibility can be shortened. it can. In addition, since it is considered that a plurality of other moving bodies that are close to each other are moving as a group, even if these are regarded as one other moving body and the collision possibility is calculated, the accuracy is large. It is thought that it will not go down, and safety can be maintained. In the present embodiment, the vehicle and the pedestrian are distinguished from each other for convenience of collision possibility calculation.
[0053]
6A and 6B are conceptual diagrams of this simple calculation process. FIG. 6A shows the position distribution of all other moving bodies to be calculated, and FIG. 6B shows a plurality of other moving bodies that exist within a certain distance from each other. It shows the result considered. In the figure, R1 to R4 are pedestrians, and P1 to P14 are other vehicles.
[0054]
In FIG. 6A, among these other moving bodies, R1 to R3 exist for pedestrians, and P1 to P8 exist for predetermined distances for other vehicles. As a result, as shown in FIG. 6B, there is only one R1 to R3 for pedestrians and other moving bodies (pedestrians) S1, and there is only one P1 to P8 for other vehicles. There is only one (other vehicle) Q1 and P12 and P13, and it is regarded as another moving body (other vehicle) Q2. In the case of the present embodiment, the state quantities of the deemed other moving bodies S1, Q1, and Q2 are the average values of the state quantities of the original other moving bodies, respectively. For example, the position, the moving speed, and the moving direction of the deemed other moving body Q1 take an average value of each value of the other vehicles P1 to P8. Hereinafter, the process of FIG. 5C will be described.
[0055]
In S41, only the other moving object is removed. Here, the processing with reference to FIG. 6 is performed on the other moving object to be calculated, and a plurality of other moving objects existing within a certain distance from each other are regarded as other moving objects, and other moving objects are individually determined. Set as a moving object. In S42, one to be calculated is selected from the deemed other moving bodies and individual other moving bodies set in S41. In the example of FIG. 6B, one of S1, R4, Q1, Q2, and P14 is selected.
[0056]
In S43, the possibility of collision between the host vehicle and the other moving body selected in S42 or the assumed other moving body is calculated. In S44, the calculation result of S43 is stored. In the case of a deemed other moving body, a common calculation result may be stored for each of the other other moving bodies constituting the same, or information on the deemed moving body is added to the
[0057]
Note that the collision possibility calculation may be performed differently between the deemed other moving body and the individual other moving body. FIGS. 7A to 7D are explanatory diagrams of the collision possibility calculation. FIG. 7A shows the calculation of an individual other moving body (another vehicle), FIG. 7B shows the calculation of an assumed other moving body (another vehicle), and FIG. 7C shows the individual other moving body (a pedestrian). FIG. 7D shows the calculation of the deemed other moving body (pedestrian).
[0058]
In FIG. 7A, the expected movement area after T hours is calculated as shown in the figure from the current position, travel speed, and movement direction of the other vehicle. In the case of a vehicle, since the moving direction is limited (for example, a vehicle that is moving forward cannot suddenly move backward), the predicted moving area is also an area that matches the moving direction. As shown in FIG. 7B, in the case of an assumed other moving body (another vehicle), the expected moving area is made larger than in the case of FIG. 7A. In the case of the deemed other moving body, this is an abstraction of a plurality of other moving bodies, so the size is also the size of a plurality of other moving bodies. Simply speaking, when five vehicles are regarded as other moving bodies, the expected movement area is expanded by five vehicles.
[0059]
The same applies to pedestrians. In FIG.7 (c), the estimated moving area after T time is calculated from a pedestrian's present position like FIG. In the case of a pedestrian, there is a case where the pedestrian moves suddenly in an arbitrary direction. Therefore, the predicted moving area is also an area centered on the current position of the pedestrian. In this embodiment, since the moving speed of the pedestrian is not detected, the moving speed is a fixed value. As shown in FIG. 7D, in the case of the assumed other moving body (pedestrian), the expected moving area is made larger than that in the case of FIG.
[0060]
In this way, it is also possible to perform different calculations depending on whether or not it is a deemed other moving body. By doing so, it is possible to calculate the collision possibility corresponding to each case. In FIG. 7, in the case of the deemed other moving body, the expected moving area is expanded in all cases, but it is also possible to reduce it. Since the deemed other moving body is a group of a plurality of other moving bodies, it is easy for the occupant of the vehicle to visually focus on this, and the possibility of collision is denied by reducing the degree of driving support This is because it is considered that the safety will not be greatly impaired even if the calculation is performed with.
[0061]
<Display display>
Next, when the map information is displayed on the
[0062]
First, FIG. 8A is a display example of normal map information, and other moving bodies such as other vehicles and pedestrians are individually shown. On the other hand, FIG. 8B is an example in which other moving bodies are set with respect to other moving bodies that are close to each other, and pedestrians and other vehicles are distinguished and displayed as icons of one other moving body. Further, FIG. 8C is an example in which other moving bodies that are regarded as other moving bodies that are close to each other are set, and their existence areas are displayed separately for pedestrians and other vehicles.
[0063]
By performing such a display, it becomes easier for the occupant to intuitively recognize the presence of another moving body, and the occupant can be informed that the simple calculation process is being executed. Also, due to the display resolution of the
[0064]
<Other examples of setting of deemed other mobile>
In the example shown in FIG. 6, focusing only on the distance between other moving bodies, a plurality of other moving bodies that are close to each other are considered and set as other moving bodies. Specific other moving objects whose moving direction is different from other moving objects over a certain range are considered from the viewpoint of emphasizing safety, and the possibility of collision is calculated individually without including them in other moving objects. It is considered preferable. Therefore, such a unique other moving body can be handled individually rather than being treated as a unified other moving body, so that collision can be avoided more reliably and safety can be improved. FIGS. 9A and 9B are other conceptual diagrams of the simple arithmetic processing.
[0065]
FIG. 9A shows a case where the other vehicles P1 to P11 are close to each other and are in a positional relationship set as a deemed moving body. The arrows in the figure indicate the moving speed and moving direction of each of the other vehicles P1 to P11 as vectors, the length of the arrow indicates the traveling speed, the direction of the arrow indicates the moving direction, and the other vehicle P1 moves. The direction of the other vehicle P4 is greatly different from the other other vehicles in moving speed.
[0066]
FIG. 9B shows the result of the no process (S41) only in the case of FIG. 9A. If attention is paid only to the relative positional relationship of each other vehicle, there is only one other vehicle P1 to P11 and another moving body, but the other vehicles P1 and P4 are different from each other in moving direction and moving speed, respectively. Therefore, the other vehicles P2, P3, and P5 to P11 are regarded as the other moving body Q1.
[0067]
In this way, in this example, it is possible to consider other moving bodies having a unique moving speed and moving direction and not to belong to the other moving bodies. In determining whether the moving speed or the moving direction is a different moving body, for example, the average value is calculated from the moving speeds and moving directions of all the other moving bodies, and the moving speed of the other moving body or It can be based on the fact that the moving direction differs from the average value over a certain range.
[0068]
Next, still another example of setting the deemed other moving body will be described. In this example, even if they are close to each other, other moving objects that exist within a certain distance from the host vehicle are not considered as other moving objects, and the possibility of collision is calculated individually. It is. In other words, the other moving bodies that are close to the host vehicle can be handled individually rather than being treated as unified other moving bodies, so that collision can be avoided more reliably and safety can be improved. FIGS. 10A and 10B are other conceptual diagrams of the simple arithmetic processing.
[0069]
FIG. 10A shows a case in which the other vehicles P1 to P11 are close to each other and are in a positional relationship set as a deemed moving body. Moreover, the circle shown with a broken line shows the area of the distance of R from the own vehicle X. FIG. In this example, it is assumed that other vehicles in the circle that are close to the host vehicle are not included in the other moving body, and P2 to P4 and P8 exist as the corresponding other vehicles.
[0070]
FIG. 10B shows the result of the no process (S41) only in the case of FIG. Focusing only on the relative positional relationship of each other vehicle, there is only one other vehicle P1 to P11 and other moving bodies, but other vehicles P2 to P4 and P8 are regarded as being close to the own vehicle X, etc. Other vehicles P1, P5 to P7, and P9 to P11 are regarded as other moving bodies Q1, not moving bodies. In this way, in this example, it is possible to consider other moving bodies that are close to the host vehicle and do not belong to other moving bodies.
[0071]
<Other examples of simple arithmetic processing>
In the above-described simple calculation process, other moving objects that are close to each other are regarded as moving objects, thereby reducing the number of calculations and shortening the calculation time. However, in this example, they exist within a certain distance from the host vehicle. By calculating the possibility of collision only for other moving objects, the number of calculations is reduced and the calculation time is shortened. In other words, only the other moving objects that are close to the own vehicle are subjected to the calculation of the possibility of collision, and the other moving objects that are far from the own vehicle are excluded from the calculation objects, thereby reducing the number of calculations. 12A and 12B are conceptual diagrams of this simple calculation process.
[0072]
FIG. 12 (a) shows the host vehicle X and other vehicles P1 to P11. A circle indicated by a broken line indicates an area at a distance R from the host vehicle X. In this example, other vehicles that are in the circle and are close to the host vehicle are subject to calculation of the possibility of collision, but other vehicles outside this area are not subject to computation. In the case of the example of FIG. 12A, as shown in FIG. 12B, the other vehicles P2 to P4 and P8 are subject to calculation, but the remaining other vehicles P1, P5 to P7 and P9 to P11 are not subject to the calculation. Is done.
[0073]
FIG. 11A is a flowchart illustrating an example of the simple calculation process of this example. In S51, the other mobile object to be processed this time is selected from the other mobile objects recorded in the other mobile object information. In S52, it is determined whether or not the other moving body selected in S51 exists within a certain distance from the own vehicle. If it exists, the process proceeds to S53, and if not, the process returns to S51 to select another moving body.
[0074]
In S53, the possibility of collision between the selected other moving body and the host vehicle is calculated. In S54, the calculation result of S53 is stored in the
[0075]
Next, another simple calculation process of this example will be described. FIG. 11B is a flowchart showing an example of the processing. In the example of FIG. 11 (b), only other moving objects that are close to the host vehicle are subject to calculation of the possibility of collision. It moves to processing. Since the process shifts to the notification process when the possibility of collision is affirmed, the notification is performed earlier. In addition, when the process of FIG.11 (b) is employ | adopted, the process of S6 of FIG. 3 becomes unnecessary.
[0076]
In S61, the other moving body to be processed this time is selected from the other moving bodies recorded in the other moving body information. In S62, it is determined whether or not the other moving body selected in S61 exists within a certain distance from the host vehicle. When it exists, it progresses to S63, and when that is not right, it returns to S61 and selects another other moving body.
[0077]
In S63, the selected other moving body is registered as a collision possibility calculation target. For example, a registration area to be calculated is provided in the
[0078]
In S64, it is determined whether or not processing has been performed for all of the other moving bodies recorded in the other moving body information. If all have been performed, the process proceeds to S65. If not, the process returns to S61 to select another moving body and repeat the processes from S62. In S65, the other mobile bodies having the highest priority are selected from the other mobile bodies registered in S63 in order. In S66, the possibility of collision between the other moving body selected in S65 and the host vehicle is calculated.
[0079]
In S67, if it is determined that there is a possibility of collision in the process of S66, the process immediately proceeds to S7 in FIG. 3, a notification process to the passenger is performed, and the current simple calculation process ends. Otherwise, the process proceeds to S68. In S68, it is determined whether or not the processing from S66 onward has been performed for all the other mobile bodies registered in S63. If so, the processing is terminated. If not, the processing proceeds to S65. A high other moving body is selected, and the processing from S66 onward is repeated.
[0080]
As described above, in this embodiment, it is possible to perform more prompt notification by stopping the calculation processing of the collision possibility at the time of finding another moving body whose collision possibility is affirmed and shifting to the notification processing.
[0081]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to prevent the collision notification delay associated with the calculation time of the collision possibility corresponding to the number of other moving bodies.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram of a driving support system according to an embodiment of the present invention.
2A is a block diagram illustrating a configuration example of an in-vehicle terminal A, and FIG. 2B is a block diagram illustrating a configuration example of a portable terminal B;
FIGS. 3A and 3B are flowcharts illustrating an example of information communication processing.
4A is a diagram illustrating an example of information transmitted from the in-vehicle terminal A, and FIG. 4B is a diagram illustrating an example of a table of other mobile information.
5A is a flowchart showing an example of collision possibility calculation processing, FIG. 5B is a flowchart showing an example of normal calculation processing, and FIG. 5C is a flowchart showing an example of simple calculation processing.
6A and 6B are conceptual diagrams of simple arithmetic processing.
FIGS. 7A to 7D are diagrams for explaining a collision possibility calculation. FIG.
8A to 8C are diagrams showing display examples on the
FIGS. 9A and 9B are other conceptual diagrams of simple calculation processing. FIGS.
FIGS. 10A and 10B are other conceptual diagrams of simple calculation processing. FIGS.
FIGS. 11A and 11B are flowcharts showing examples of other simple calculation processes.
FIGS. 12A and 12B are conceptual diagrams of other simple arithmetic processing.
[Explanation of symbols]
A In-vehicle terminal
B Portable terminal
104 Map information DB
111, 205 GPS sensor
112 Vehicle speed sensor
113 Direction sensor
114, 206 Communication device
Claims (9)
前記他移動体端末器が、
当該他移動体の位置を検出する他移動体位置検出手段と、
前記他移動体位置検出手段により検出された位置を示す他移動体位置情報を前記車載端末器へ送信する他移動体側通信手段と、を備え、
前記車載端末器が、
前記車両の位置を検出する車両位置検出手段と、
前記他移動体端末器から前記他移動体位置情報を受信する車両側通信手段と、
前記車両位置検出手段により検出した前記車両の位置と、前記車両側通信手段により受信した前記他移動体位置情報と、に基づいて、前記車両と前記他移動体との衝突可能性を演算する衝突演算手段と、
前記衝突演算手段の演算結果に従って、衝突の報知を行う報知手段と、
を備え、
前記衝突演算手段は、
第1の演算方式と、前記第1の演算方式よりも演算量の少ない第2の演算方式と、のいずれかを実行可能であり、前記衝突可能性を判定する前記他移動体の数が多い場合には、前記第2の演算方式を実行することを特徴とする走行支援システム。A vehicle travel support system comprising an in-vehicle terminal mounted on a vehicle and another mobile terminal that other mobile body has,
The other mobile terminal is
Other moving body position detecting means for detecting the position of the other moving body;
Other mobile body side communication means for transmitting other mobile body position information indicating the position detected by the other mobile body position detection means to the in-vehicle terminal, and
The in-vehicle terminal is
Vehicle position detecting means for detecting the position of the vehicle;
Vehicle-side communication means for receiving the other mobile position information from the other mobile terminal;
A collision that calculates the collision probability between the vehicle and the other moving body based on the position of the vehicle detected by the vehicle position detecting means and the position information of the other moving body received by the vehicle side communication means. Computing means;
Informing means for informing the collision according to the calculation result of the collision calculating means,
With
The collision calculation means includes
Either the first calculation method or the second calculation method having a smaller calculation amount than the first calculation method can be executed, and the number of the other moving bodies for determining the collision possibility is large. In the case, the driving support system characterized by executing the second calculation method.
前記車両の位置を検出する検出手段と、
他移動体が有する他移動体端末器から当該他移動体の位置を示す位置情報を受信する通信手段と、
前記検出手段により検出した前記車両の位置と、前記通信手段により受信した前記位置情報と、に基づいて、前記車両と前記他移動体との衝突可能性を演算する衝突演算手段と、
前記衝突演算手段の演算結果に従って、衝突の報知を行う報知手段と、を備え、
前記衝突演算手段は、
第1の演算方式と、前記第1の演算方式よりも演算量の少ない第2の演算方式と、のいずれかを実行可能であり、前記衝突可能性を判定する前記他移動体の数が多い場合には、前記第2の演算方式を実行することを特徴とする車載端末器。An in-vehicle terminal mounted on a vehicle,
Detecting means for detecting the position of the vehicle;
Communication means for receiving position information indicating the position of the other mobile body from another mobile terminal that the other mobile body has;
A collision calculation means for calculating a collision possibility between the vehicle and the other moving body based on the position of the vehicle detected by the detection means and the position information received by the communication means;
In accordance with the calculation result of the collision calculation means, comprising a notification means for reporting a collision,
The collision calculation means includes
Either the first calculation method or the second calculation method having a smaller calculation amount than the first calculation method can be executed, and the number of the other moving bodies for determining the collision possibility is large. In the case, the vehicle-mounted terminal device that executes the second calculation method.
前記車両と前記他移動体との衝突可能性を個別に演算するものであり、
前記第2の演算方式は、
複数の前記他移動体が相互に一定の距離内に存在する場合には、これらを一つの他移動体とみなして、前記車両との衝突可能性を演算するものであることを特徴とする請求項2に記載の車載端末器。The first calculation method is:
Individually calculating the possibility of collision between the vehicle and the other moving body,
The second calculation method is:
When the plurality of other moving bodies exist within a certain distance from each other, they are regarded as one other moving body, and the possibility of collision with the vehicle is calculated. Item 3. The vehicle-mounted terminal device according to Item 2.
相互に一定の距離内に存在する複数の前記他移動体であっても、その移動速度又は移動方向が予め定めた範囲を超えて異なる前記他移動体については、個別に衝突可能性を演算することを特徴とする請求項3に記載の車載端末器。The second calculation method is:
Even if there are a plurality of the other moving objects existing within a certain distance from each other, the possibility of collision is individually calculated for the other moving objects whose moving speed or moving direction is different beyond a predetermined range. The on-vehicle terminal according to claim 3.
前記他移動体の存在を表示する表示手段を備え、
前記表示手段は、
前記第2の演算方式において、一つの他移動体とみなされる複数の前記他移動体については、一つの他移動体として表示するか又は当該複数の他移動体の存在する領域を表示することを特徴とする請求項3に記載の車載端末器。In addition,
Comprising display means for displaying the presence of the other moving body,
The display means includes
In the second calculation method, for a plurality of the other moving objects that are regarded as one other moving object, display as one other moving object or display an area where the plurality of other moving objects exist. The in-vehicle terminal according to claim 3, wherein
相互に一定の距離内に存在する複数の前記他移動体であっても、前記車両と一定の距離内に存在する他移動体については、個別に衝突可能性を演算することを特徴とする請求項3に記載の車載端末器。The second calculation method is:
The plurality of other moving objects existing within a certain distance from each other, the possibility of collision is calculated individually for the other moving objects existing within a certain distance from the vehicle. Item 4. The vehicle-mounted terminal device according to Item 3.
前記車両と一定の距離内に存在する他移動体についてのみ衝突可能性を演算し、
前記第1の演算方式は、
前記車両と前記一定の距離外に存在するものを含む前記他移動体との衝突可能性を個別に演算するものであることを特徴とする請求項2に記載の車載端末器。The second calculation method is:
Calculate the possibility of collision only for other moving objects existing within a certain distance from the vehicle,
The first calculation method is:
The in-vehicle terminal according to claim 2, wherein the possibility of collision between the vehicle and the other moving body including the vehicle existing outside the certain distance is calculated individually.
前記位置情報を前記他移動体毎に記憶する記憶手段を備え、
前記通信手段により、前記記憶手段に前記位置情報を記憶済みの前記他移動体の前記位置情報を新たに受信した場合には、新たに受信した前記位置情報により、前記記憶手段に記憶された当該他移動体の前記位置情報が更新され、
前記第2の演算方式は、
前記車両に近接する他移動体から順に衝突可能性を演算することを特徴とする請求項8に記載の車載端末器。In addition,
Comprising storage means for storing the position information for each of the other moving bodies;
When the communication means newly receives the position information of the other moving body in which the position information has been stored in the storage means, the newly stored position information is stored in the storage means. The position information of the other mobile object is updated,
The second calculation method is:
The vehicle-mounted terminal device according to claim 8, wherein the possibility of collision is calculated in order from another moving object that is close to the vehicle.
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