JP2005003744A - 投写型画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】映像シーンに応じて観賞に適した画面表示が可能な投写型画像表示装置を提供する。
【解決手段】投影ユニット14には、第1及び第2の可変絞り機構43,44が設けられている。これら各可変絞り機構43,44は、照明光学系と、投影光学系のそれぞれに配置されており、有効光束径を調節する。絞り制御部64は、入力された映像信号の輝度レベルに応じて、適切な有効光束径になるように、各可変絞り機構43,44を制御する。有効光束径は、輝度レベルが高い場合には大きく、輝度レベルが低い場合には小さくなるように調節される。有効光束径を小さくすると、光束の周縁光がカットされるため、コントラストが高くなる。これにより、画面は、映像の輝度レベルが高いシーンでは明るく、輝度レベルが低いシーンでは高コントラストで表示される。
【選択図】 図2
【解決手段】投影ユニット14には、第1及び第2の可変絞り機構43,44が設けられている。これら各可変絞り機構43,44は、照明光学系と、投影光学系のそれぞれに配置されており、有効光束径を調節する。絞り制御部64は、入力された映像信号の輝度レベルに応じて、適切な有効光束径になるように、各可変絞り機構43,44を制御する。有効光束径は、輝度レベルが高い場合には大きく、輝度レベルが低い場合には小さくなるように調節される。有効光束径を小さくすると、光束の周縁光がカットされるため、コントラストが高くなる。これにより、画面は、映像の輝度レベルが高いシーンでは明るく、輝度レベルが低いシーンでは高コントラストで表示される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶素子やデジタル・マイクロミラー・デバイス(以下、「DMD」と称する)などの画像光生成部を備えたビデオプロジェクタ等の投写型画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
照明光学系から出力される照明光を受光してこれを光変調することにより画像光を生成し、生成された画像光をスクリーンに投影させる投写型画像表示装置が知られている。この投写型画像表示装置は、光変調方法の違いに応じて液晶プロジェクタやDMDプロジェクタなど各種のものがある。
【0003】
液晶プロジェクタは、画像光生成部として透過型や反射型の液晶素子を備えている。液晶素子は、周知のように、多数の液晶セルをマトリックス状に配列したものであり、映像信号に応じて各液晶セルを駆動して照明光を偏光変換することで光変調を行う。
【0004】
DMDプロジェクタは、画像光生成部としてDMDを備えている。DMDは、受光した照明光を投影光学系に向けて反射させるオン位置と、投影光学系から外れた方向に向けて反射させるオフ位置との間で可変する光反射角可変ミラー素子をマトリックス状に多数個配列したものである。画素を明るく表示させる場合にはミラー素子をオン位置に移動し、暗く表示させる場合にはミラー素子をオフ位置に移動する。こうして照明光の反射方向を制御することで、映像信号に応じた光変調を行う。
【0005】
これら投写型画像表示装置には、より観賞しやすい画面を得るために投影像の高輝度化を図るという課題があった。この課題については、近年の技術進歩により達成されつつある。特に、DMDは、ミラー素子による単純な光反射を光変調に用いるため、液晶素子と比較して光利用効率が高く、投影像の大幅な高輝度化に寄与している。しかし、高輝度化された画面は、室内照明が点灯しているような明るい環境下においては非常に観賞しやすいものの、室内照明が消灯しているような暗い環境下においてはコントラストがはっきりしないため却って観賞しづらくなってしまうという問題がある。
【0006】
そこで、周辺環境が明るい場合に適した輝度重視モードと、暗い場合に適したコントラスト重視モードの2つの表示モードを備えた投写型画像表示装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。この投写型画像表示装置は、投影ユニットの光路内に絞り切り替え機構を備えており、この絞り切り替え機構によって絞り径を2段階に切り替えることにより、前記表示モードを切り替える。すなわち、輝度重視モードでは絞り径が大きくされ、コントラスト重視モードでは絞り径が小さくされる。絞り径を大きくすると有効光束径が大きくなるので、輝度が高い画面が得られる。他方、絞り径を小さくすると、有効光束径が小さくなることによって光量が低下するとともに、有効光束の周縁部が遮断されるので光路中における光の散乱が減少し有害光が低減される。これによりコントラストが高い画面を得ることができる。
【0007】
【特許文献1】
特開2003−107396号公報
【0008】
しかしながら、周辺環境の明暗に関わらず、映像のシーンによっては輝度を重視した方が適切な場合やコントラストを重視した方が適切な場合がある。例えば、白い部分が多いシーンのように映像の輝度レベルが高いシーンでは、周辺環境が暗い場合であっても輝度が高い方が、白い部分がはっきりと映し出されるため観賞に適していると言える。また、黒い部分が多いシーンのように映像の輝度レベルが低いシーンでは、周辺環境が明るくてもコントラストが高い方が、黒い部分が鮮明に映し出されるため観賞に適していると言える。上述の従来の投写型画像表示装置は、周辺環境の明暗に応じて表示モードを切り替えるものであるので、映像のシーンによっては観賞しにくい場合があるという問題があった。
【0009】
本発明は、映像のシーンに応じて観賞に適した画面表示が可能な投写型画像表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の投写型画像表示装置は、照明光を照射する照明光学系と、入力された映像信号に応じて受光した照明光を光変調して画像光を生成する画像光生成部と、生成された画像光をスクリーンに投影する投影光学系とを有する投写型画像表示装置において、前記照明光学系内から前記投影光学系内に至る光路内の所定位置に配置され、前記所定位置における有効光束径を変化させる絞り調節機構と、前記映像信号の輝度レベルに応じて前記絞り調節機構を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0011】
前記絞り調節機構は、前記有効光束径の大きさを連続的に変化させることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、投写型画像表示装置10の外観を示す。投写型画像表示装置10は、筐体11の前面に拡散透過型のスクリーン12が設けられ、その背面に投影された画像が前面側から観察される。筐体11の内部には投影ユニット14が組み込まれ、その投影画像はミラー16,17で反射されスクリーン12の背面に結像される。この投写型画像表示装置10は、筐体11の内部にチューナー回路などのほか、映像信号及び音声信号再生用の周知の回路ユニットを組み込み、投影ユニット14に組み込まれた液晶素子を映像信号に基づいて駆動することにより、大画面のテレビジョンとして使用することができる。
【0013】
図2は投影ユニット14の構成を概略的に示す構成図である。投影ユニット14は、マイクロコンピュータ20を備えた制御部21と、光学系とからなる。光学系は、光源部22,照明光学系,全反射プリズム24,DMD26,投影光学系27を備えている。投影ユニット14は、3色の画像光を1つのDMD26で生成する単板式を採用している。制御部21は、映像信号受信部69に入力される映像信号に基づいて、投影ユニット14の各部を統括的に制御する。映像信号受信部69には、チューナー回路や映像入力端子から、例えば、コンポジット信号やコンポーネント信号などの映像信号が入力される。
【0014】
光源部22は、光源31と、この光源31が放射する照明光を照明光学系に向けて反射するリフレクタ32とからなる。光源31としては、例えば、キセノン管や水銀灯などの白色光源が使用される。照明光学系は、コンデンサレンズ33,カラーホイール34,ロッドインテグレータ36,リレーレンズ37,38からなる。
【0015】
カラーホイール34は、光源部22から放射されコンデンサレンズ33によって集光された照明光束をB,G,Rの3色に時分割で分離する。カラーホイール34は、略円板形状の基板に、B光のみを透過するBフイルタ,G光のみを透過するGフイルタ,R光のみを透過するRフイルタの3色のフイルタを基板の回転中心からほぼ等距離に配置したものである。カラーホイール34は、カラーホイール駆動部61によって駆動され、その回転開始のタイミングや回転速度は、マイクロコンピュータ20によって制御される。このカラーホイール34が回転することにより、各色のフイルタが選択的に光路内に順次挿入される。これにより、照明光がB,G,Rの3色に時分割で色分離され、分離された各色の光が順次DMD26に向けて照射される。
【0016】
ロッドインテグレータ36は、カラーホイール34で分離された各色の光束の密度を均一化することにより、DMD26の受光面の光強度分布を、その中心から周辺部まで均一にする。ロッドインテグレータ36は、例えば、ガラス製のロッドの内部に万華鏡を形成したものである。ロッドインテグレータ36に入射した光束は、その内部で全反射を繰り返して重畳される。これにより、ロッドインテグレータ36から射出する光束は、その密度が均一化される。
【0017】
リレーレンズ37,38は、ロッドインテグレータ36から射出した光束を全反射プリズム24に中継する。全反射プリズム24は、リレーレンズ37,38からDMD26へ入射する入射光と、DMD26で反射する反射光とを分離するためのものである。全反射プリズム24は、例えば、異なる屈折率を持つ2つの三角プリズムから構成されており、それら2つの三角プリズムの境界に反射面24aが形成される。入射光は、入射角が臨界角よりも大きいため、反射面24aで全反射してDMD26へ入射する。他方、DMD26で反射した反射光は、その入射角が臨界角よりも小さいため、反射面24aを透過する。
【0018】
DMD26は、投影ユニット14に入力された映像信号に基づいて、マイクロコンピュータ20に接続されたDMD駆動部62によって駆動される。DMD26は、受光面に画素に対応する多数のミラー素子がマトリックス状に配列されている。各ミラー素子は、前記映像信号に基づいて、角度を変化させることにより、受光した照明光の反射方向を変化させる。画素を明るく表示させる場合には、ミラー素子をオン位置に変位させて受光した光をon光として投影光学系27に向けて反射させる。他方、画素を暗く表示する場合には、ミラー素子をオフ位置に変位させて受光した光をoff光として投影光学系27から外れた方向に向けて反射させる。画像光は、投影光学系27に向かうon光の集合により構成される。
【0019】
投影光学系27は、図上、鏡筒41内に1枚の投影レンズ42を配置した形に簡略化して示しているが、実際には、光軸上に配置された複数のレンズ群と、変倍や焦点調節を行うためのレンズ移動機構とからなる。DMD26によって生成された画像光は、投影光学系27によってスクリーン12上に結像される。
【0020】
また、照明光学系と投影光学系27のそれぞれの光路内には、所定位置に第1及び第2の可変絞り機構43,44が設けられている。これら各可変絞り機構43,44は、有効光束径の大きさを調節することにより、投影像の明るさを変化させる。
【0021】
図3に示すように、第1の可変絞り機構43は、絞り機構本体46とモータ47とからなる。絞り機構本体46は、中央部に照明光が通過する円形の絞り開口48aが形成された基板48と、略三日月形状をしており、絞り開口48aの一部を覆って有効光束径を調節する絞り羽根49と、この絞り羽根49を駆動する駆動部材51とからなる。絞り機構本体46は、絞り開口48aの中心が光軸と一致するように配置される。また、光軸方向では、照明光学系における光束の開口絞りとして機能するのに効果的な位置、例えば、照明光学系内の入射瞳位置や射出瞳位置もしくはその近傍に配置される。
【0022】
基板48上には、絞り開口48aの近傍に、絞り羽根49を揺動自在に軸支するピン48bが設けられている。絞り羽根49の一端には、ピン48bが挿通される孔49aが形成されており、他端には、駆動部材51の駆動ピン51aと係合する長孔49bが形成されている。駆動部材51は、基板48上に立設されたピン48cに揺動自在に軸支されている。駆動部材51が揺動すると、駆動ピン51aが変位し、長孔49bとの係合により、絞り羽根49がピン48bを中心に揺動する。
【0023】
絞り羽根49は、絞り開口48aから退避して有効光束径を最大にする開放絞り位置(図上、実線で示す)と、絞り開口48aの周縁部を覆い有効光束径を最小にする最小絞り位置(図上、二点鎖線で示す)との間で揺動する。絞り羽根49の揺動範囲は、基板48に設けられた規制ピン48d,48eによって規制される。駆動部材51は、モータ47によって駆動される。駆動部材51には、伝達ギヤ52と噛合する歯列51bが形成されている。モータ47の回転力は、伝達ギヤ52を介して駆動部材51に伝達される。絞り羽根49は、開放絞り位置と最小絞り位置との間で揺動するが、その変位量は、モータ47の回転量に応じて連続的に変化する。
【0024】
モータ47としては、例えば、与えられた駆動パルスに応じて回転量及び回転方向が決定するパルスモータが使用される。このモータ47は、駆動部63によって駆動される。もちろん、パルスモータの代わりにDCモータを使用してもよい。この場合には、ロータリーエンコーダを用いて回転量及び回転方向が制御される。以上、第1の可変絞り機構43について説明したが、第2の可変絞り機構44についても同様の構成であるので、第2の可変絞り機構44の説明を省略する。
【0025】
絞り制御部64は、入力される映像信号に基づいて、モータ47の回転方向及び回転量を決定する。これにより、有効光束径が連続的に調節される。絞り制御部64には、輝度レベル算出部66,LUT(ルックアップテーブルメモリ)67,パルスカウンタ68が設けられている。輝度レベル算出部66は、受信した映像信号に基づいて各フレームの輝度レベルを算出する。輝度レベルは、例えば、フレームを構成する各画素の平均輝度を求めることにより算出される。つまり、白い部分が多いフレームは輝度レベルが高く、黒い部分が多いフレームは輝度レベルが低くなる。
【0026】
LUT67には、輝度レベルと、その輝度レベルに対応する有効光束径との対応関係が予め記憶されている。図4は、この対応関係を示すグラフである。有効光束径は、輝度レベルが高い場合には大きく、輝度レベルが低い場合には小さくなるように調節される。輝度レベルが高い映像は、明るさを重視した方が白い部分など明るい部分がより輝くので、有効光束径を大きくして光量を増加させる。他方、輝度レベルが低い映像は、明るさを低下させた方が黒い部分が鮮やかに写るので、有効光束径を小さくして光量を低下させる。しかも、有効光束径を小さくすると、有効光束の周縁部が遮断されるので、周縁部の光に起因する光路内の光の散乱が減少し有害光が低減されて、画面のコントラストを高めることができる。こうした有効光束径の調節は、例えば、各フレーム毎に行われる。
【0027】
また、こうした有効光束径の調節を行うことにより、輝度レベルが高いシーンでは光量が増加され、輝度レベルが低いシーンでは光量が減少されるので、各シーン間のコントラストも高くなる。実験によれば、有効光束径を最大にした時の白の輝度が700ルーメン、有効光束径を最小にした時の黒の輝度が0.2ルーメンという実験結果が得られており、明暗比は、3500:1となる。従来の投写型画像表示装置のコントラストは最高でも2500:1程度であったので、前記実験結果から、従来と比較して高いコントラストが得られることがわかる。
【0028】
絞り制御部64は、輝度レベル算出部66で算出した輝度レベルに対応する有効光束径をLUT67から読み出して、読み出した有効光束径と、絞り羽根49の現在位置とに基づいて、モータの回転方法及び回転量を決定する。駆動部63には、決定された回転量及び回転方向に応じた駆動パルスを、モータ47に与える。
【0029】
パルスカウンタ68は、モータ47に与えられる駆動パルスをカウントする。予め設定された正方向にモータ47を回転させる場合には、カウント値を増加させ、他方、逆方向に回転させる場合には、カウント値を減少させる。絞り制御部64は、このカウント値に基づいて、絞り羽根49の現在位置を把握する。
【0030】
以下、上記構成による作用について図5に示すフローチャートに基づいて説明する。投影ユニット14に映像信号が入力されると、マイクロコンピュータ20は、各部を制御して、投影を開始する。DMD駆動部62は、映像信号に基づいてDMD26を駆動する。このDMD26の駆動タイミングに合わせて、カラーホイール駆動部61は、カラーホイール34を回転させるとともに、絞り制御部64は、駆動部63を介して絞り制御を行う。
【0031】
図5に示すように、絞り制御部64は、映像信号が入力されると、輝度レベルを算出し、算出した輝度レベルに基づいて最適な有効光束径を決定する。そして、決定した有効光束径になるように絞り羽根を移動する。これにより、映像の輝度レベルが高い場合には、より明るい画面がスクリーン12に映し出され、映像の輝度レベルが低い場合には、コントラストの高い画面が映し出される。しかも、有効光束径は輝度レベルに応じて連続的に調節されるので、観賞に適した最適な画面を表示することができる。
【0032】
上記実施形態では、輝度レベルに応じて有効光束径を調節した例で説明したが、これに加えて、周辺環境の明暗を考慮して有効光束径を決定するようにしてもよい。また、可変絞り機構を1枚の絞り羽根で構成した例で説明したが、複数の絞り羽根で構成してもよい。また、可変絞り機構を照明光学系と投影光学系の両方に設けた例で説明しているが、いずれか一方でもよい。
【0033】
上記実施形態では、画像光生成部としてDMDを用いた例で説明したが、DMDでなくてもよく、反射型又は透過型の液晶素子を用いてもよい。この場合には、それに応じて光学系の構成が変更される。また、1つの画像光生成部で3色の画像光を生成する単板式の装置の例で説明したが、各色毎に画像光生成部が設けられる三板式の装置でもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の投写型画像表示装置は、照明光学系内から前記投影光学系内に至る光路内の所定位置に配置され、前記所定位置における有効光束径を変化させる絞り調節機構と、入力される映像信号の輝度レベルに応じて前記絞り調節機構を制御する制御手段とを設けたから、映像の輝度レベルに応じて観賞に適した画面を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】投写型画像表示装置の外観図である。
【図2】投影ユニットの構成図である。
【図3】可変絞り機構の構成図である。
【図4】LUTに記憶された輝度レベルと有効光束径の対応関係を示すグラフである。
【図5】絞り制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 投写型画像表示装置
14 投影ユニット
20 マイクロコンピュータ
21 制御ユニット
26 DMD
43,44 可変絞り機構
64 絞り制御部
66 輝度レベル算出部
67 LUT
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶素子やデジタル・マイクロミラー・デバイス(以下、「DMD」と称する)などの画像光生成部を備えたビデオプロジェクタ等の投写型画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
照明光学系から出力される照明光を受光してこれを光変調することにより画像光を生成し、生成された画像光をスクリーンに投影させる投写型画像表示装置が知られている。この投写型画像表示装置は、光変調方法の違いに応じて液晶プロジェクタやDMDプロジェクタなど各種のものがある。
【0003】
液晶プロジェクタは、画像光生成部として透過型や反射型の液晶素子を備えている。液晶素子は、周知のように、多数の液晶セルをマトリックス状に配列したものであり、映像信号に応じて各液晶セルを駆動して照明光を偏光変換することで光変調を行う。
【0004】
DMDプロジェクタは、画像光生成部としてDMDを備えている。DMDは、受光した照明光を投影光学系に向けて反射させるオン位置と、投影光学系から外れた方向に向けて反射させるオフ位置との間で可変する光反射角可変ミラー素子をマトリックス状に多数個配列したものである。画素を明るく表示させる場合にはミラー素子をオン位置に移動し、暗く表示させる場合にはミラー素子をオフ位置に移動する。こうして照明光の反射方向を制御することで、映像信号に応じた光変調を行う。
【0005】
これら投写型画像表示装置には、より観賞しやすい画面を得るために投影像の高輝度化を図るという課題があった。この課題については、近年の技術進歩により達成されつつある。特に、DMDは、ミラー素子による単純な光反射を光変調に用いるため、液晶素子と比較して光利用効率が高く、投影像の大幅な高輝度化に寄与している。しかし、高輝度化された画面は、室内照明が点灯しているような明るい環境下においては非常に観賞しやすいものの、室内照明が消灯しているような暗い環境下においてはコントラストがはっきりしないため却って観賞しづらくなってしまうという問題がある。
【0006】
そこで、周辺環境が明るい場合に適した輝度重視モードと、暗い場合に適したコントラスト重視モードの2つの表示モードを備えた投写型画像表示装置が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。この投写型画像表示装置は、投影ユニットの光路内に絞り切り替え機構を備えており、この絞り切り替え機構によって絞り径を2段階に切り替えることにより、前記表示モードを切り替える。すなわち、輝度重視モードでは絞り径が大きくされ、コントラスト重視モードでは絞り径が小さくされる。絞り径を大きくすると有効光束径が大きくなるので、輝度が高い画面が得られる。他方、絞り径を小さくすると、有効光束径が小さくなることによって光量が低下するとともに、有効光束の周縁部が遮断されるので光路中における光の散乱が減少し有害光が低減される。これによりコントラストが高い画面を得ることができる。
【0007】
【特許文献1】
特開2003−107396号公報
【0008】
しかしながら、周辺環境の明暗に関わらず、映像のシーンによっては輝度を重視した方が適切な場合やコントラストを重視した方が適切な場合がある。例えば、白い部分が多いシーンのように映像の輝度レベルが高いシーンでは、周辺環境が暗い場合であっても輝度が高い方が、白い部分がはっきりと映し出されるため観賞に適していると言える。また、黒い部分が多いシーンのように映像の輝度レベルが低いシーンでは、周辺環境が明るくてもコントラストが高い方が、黒い部分が鮮明に映し出されるため観賞に適していると言える。上述の従来の投写型画像表示装置は、周辺環境の明暗に応じて表示モードを切り替えるものであるので、映像のシーンによっては観賞しにくい場合があるという問題があった。
【0009】
本発明は、映像のシーンに応じて観賞に適した画面表示が可能な投写型画像表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の投写型画像表示装置は、照明光を照射する照明光学系と、入力された映像信号に応じて受光した照明光を光変調して画像光を生成する画像光生成部と、生成された画像光をスクリーンに投影する投影光学系とを有する投写型画像表示装置において、前記照明光学系内から前記投影光学系内に至る光路内の所定位置に配置され、前記所定位置における有効光束径を変化させる絞り調節機構と、前記映像信号の輝度レベルに応じて前記絞り調節機構を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0011】
前記絞り調節機構は、前記有効光束径の大きさを連続的に変化させることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、投写型画像表示装置10の外観を示す。投写型画像表示装置10は、筐体11の前面に拡散透過型のスクリーン12が設けられ、その背面に投影された画像が前面側から観察される。筐体11の内部には投影ユニット14が組み込まれ、その投影画像はミラー16,17で反射されスクリーン12の背面に結像される。この投写型画像表示装置10は、筐体11の内部にチューナー回路などのほか、映像信号及び音声信号再生用の周知の回路ユニットを組み込み、投影ユニット14に組み込まれた液晶素子を映像信号に基づいて駆動することにより、大画面のテレビジョンとして使用することができる。
【0013】
図2は投影ユニット14の構成を概略的に示す構成図である。投影ユニット14は、マイクロコンピュータ20を備えた制御部21と、光学系とからなる。光学系は、光源部22,照明光学系,全反射プリズム24,DMD26,投影光学系27を備えている。投影ユニット14は、3色の画像光を1つのDMD26で生成する単板式を採用している。制御部21は、映像信号受信部69に入力される映像信号に基づいて、投影ユニット14の各部を統括的に制御する。映像信号受信部69には、チューナー回路や映像入力端子から、例えば、コンポジット信号やコンポーネント信号などの映像信号が入力される。
【0014】
光源部22は、光源31と、この光源31が放射する照明光を照明光学系に向けて反射するリフレクタ32とからなる。光源31としては、例えば、キセノン管や水銀灯などの白色光源が使用される。照明光学系は、コンデンサレンズ33,カラーホイール34,ロッドインテグレータ36,リレーレンズ37,38からなる。
【0015】
カラーホイール34は、光源部22から放射されコンデンサレンズ33によって集光された照明光束をB,G,Rの3色に時分割で分離する。カラーホイール34は、略円板形状の基板に、B光のみを透過するBフイルタ,G光のみを透過するGフイルタ,R光のみを透過するRフイルタの3色のフイルタを基板の回転中心からほぼ等距離に配置したものである。カラーホイール34は、カラーホイール駆動部61によって駆動され、その回転開始のタイミングや回転速度は、マイクロコンピュータ20によって制御される。このカラーホイール34が回転することにより、各色のフイルタが選択的に光路内に順次挿入される。これにより、照明光がB,G,Rの3色に時分割で色分離され、分離された各色の光が順次DMD26に向けて照射される。
【0016】
ロッドインテグレータ36は、カラーホイール34で分離された各色の光束の密度を均一化することにより、DMD26の受光面の光強度分布を、その中心から周辺部まで均一にする。ロッドインテグレータ36は、例えば、ガラス製のロッドの内部に万華鏡を形成したものである。ロッドインテグレータ36に入射した光束は、その内部で全反射を繰り返して重畳される。これにより、ロッドインテグレータ36から射出する光束は、その密度が均一化される。
【0017】
リレーレンズ37,38は、ロッドインテグレータ36から射出した光束を全反射プリズム24に中継する。全反射プリズム24は、リレーレンズ37,38からDMD26へ入射する入射光と、DMD26で反射する反射光とを分離するためのものである。全反射プリズム24は、例えば、異なる屈折率を持つ2つの三角プリズムから構成されており、それら2つの三角プリズムの境界に反射面24aが形成される。入射光は、入射角が臨界角よりも大きいため、反射面24aで全反射してDMD26へ入射する。他方、DMD26で反射した反射光は、その入射角が臨界角よりも小さいため、反射面24aを透過する。
【0018】
DMD26は、投影ユニット14に入力された映像信号に基づいて、マイクロコンピュータ20に接続されたDMD駆動部62によって駆動される。DMD26は、受光面に画素に対応する多数のミラー素子がマトリックス状に配列されている。各ミラー素子は、前記映像信号に基づいて、角度を変化させることにより、受光した照明光の反射方向を変化させる。画素を明るく表示させる場合には、ミラー素子をオン位置に変位させて受光した光をon光として投影光学系27に向けて反射させる。他方、画素を暗く表示する場合には、ミラー素子をオフ位置に変位させて受光した光をoff光として投影光学系27から外れた方向に向けて反射させる。画像光は、投影光学系27に向かうon光の集合により構成される。
【0019】
投影光学系27は、図上、鏡筒41内に1枚の投影レンズ42を配置した形に簡略化して示しているが、実際には、光軸上に配置された複数のレンズ群と、変倍や焦点調節を行うためのレンズ移動機構とからなる。DMD26によって生成された画像光は、投影光学系27によってスクリーン12上に結像される。
【0020】
また、照明光学系と投影光学系27のそれぞれの光路内には、所定位置に第1及び第2の可変絞り機構43,44が設けられている。これら各可変絞り機構43,44は、有効光束径の大きさを調節することにより、投影像の明るさを変化させる。
【0021】
図3に示すように、第1の可変絞り機構43は、絞り機構本体46とモータ47とからなる。絞り機構本体46は、中央部に照明光が通過する円形の絞り開口48aが形成された基板48と、略三日月形状をしており、絞り開口48aの一部を覆って有効光束径を調節する絞り羽根49と、この絞り羽根49を駆動する駆動部材51とからなる。絞り機構本体46は、絞り開口48aの中心が光軸と一致するように配置される。また、光軸方向では、照明光学系における光束の開口絞りとして機能するのに効果的な位置、例えば、照明光学系内の入射瞳位置や射出瞳位置もしくはその近傍に配置される。
【0022】
基板48上には、絞り開口48aの近傍に、絞り羽根49を揺動自在に軸支するピン48bが設けられている。絞り羽根49の一端には、ピン48bが挿通される孔49aが形成されており、他端には、駆動部材51の駆動ピン51aと係合する長孔49bが形成されている。駆動部材51は、基板48上に立設されたピン48cに揺動自在に軸支されている。駆動部材51が揺動すると、駆動ピン51aが変位し、長孔49bとの係合により、絞り羽根49がピン48bを中心に揺動する。
【0023】
絞り羽根49は、絞り開口48aから退避して有効光束径を最大にする開放絞り位置(図上、実線で示す)と、絞り開口48aの周縁部を覆い有効光束径を最小にする最小絞り位置(図上、二点鎖線で示す)との間で揺動する。絞り羽根49の揺動範囲は、基板48に設けられた規制ピン48d,48eによって規制される。駆動部材51は、モータ47によって駆動される。駆動部材51には、伝達ギヤ52と噛合する歯列51bが形成されている。モータ47の回転力は、伝達ギヤ52を介して駆動部材51に伝達される。絞り羽根49は、開放絞り位置と最小絞り位置との間で揺動するが、その変位量は、モータ47の回転量に応じて連続的に変化する。
【0024】
モータ47としては、例えば、与えられた駆動パルスに応じて回転量及び回転方向が決定するパルスモータが使用される。このモータ47は、駆動部63によって駆動される。もちろん、パルスモータの代わりにDCモータを使用してもよい。この場合には、ロータリーエンコーダを用いて回転量及び回転方向が制御される。以上、第1の可変絞り機構43について説明したが、第2の可変絞り機構44についても同様の構成であるので、第2の可変絞り機構44の説明を省略する。
【0025】
絞り制御部64は、入力される映像信号に基づいて、モータ47の回転方向及び回転量を決定する。これにより、有効光束径が連続的に調節される。絞り制御部64には、輝度レベル算出部66,LUT(ルックアップテーブルメモリ)67,パルスカウンタ68が設けられている。輝度レベル算出部66は、受信した映像信号に基づいて各フレームの輝度レベルを算出する。輝度レベルは、例えば、フレームを構成する各画素の平均輝度を求めることにより算出される。つまり、白い部分が多いフレームは輝度レベルが高く、黒い部分が多いフレームは輝度レベルが低くなる。
【0026】
LUT67には、輝度レベルと、その輝度レベルに対応する有効光束径との対応関係が予め記憶されている。図4は、この対応関係を示すグラフである。有効光束径は、輝度レベルが高い場合には大きく、輝度レベルが低い場合には小さくなるように調節される。輝度レベルが高い映像は、明るさを重視した方が白い部分など明るい部分がより輝くので、有効光束径を大きくして光量を増加させる。他方、輝度レベルが低い映像は、明るさを低下させた方が黒い部分が鮮やかに写るので、有効光束径を小さくして光量を低下させる。しかも、有効光束径を小さくすると、有効光束の周縁部が遮断されるので、周縁部の光に起因する光路内の光の散乱が減少し有害光が低減されて、画面のコントラストを高めることができる。こうした有効光束径の調節は、例えば、各フレーム毎に行われる。
【0027】
また、こうした有効光束径の調節を行うことにより、輝度レベルが高いシーンでは光量が増加され、輝度レベルが低いシーンでは光量が減少されるので、各シーン間のコントラストも高くなる。実験によれば、有効光束径を最大にした時の白の輝度が700ルーメン、有効光束径を最小にした時の黒の輝度が0.2ルーメンという実験結果が得られており、明暗比は、3500:1となる。従来の投写型画像表示装置のコントラストは最高でも2500:1程度であったので、前記実験結果から、従来と比較して高いコントラストが得られることがわかる。
【0028】
絞り制御部64は、輝度レベル算出部66で算出した輝度レベルに対応する有効光束径をLUT67から読み出して、読み出した有効光束径と、絞り羽根49の現在位置とに基づいて、モータの回転方法及び回転量を決定する。駆動部63には、決定された回転量及び回転方向に応じた駆動パルスを、モータ47に与える。
【0029】
パルスカウンタ68は、モータ47に与えられる駆動パルスをカウントする。予め設定された正方向にモータ47を回転させる場合には、カウント値を増加させ、他方、逆方向に回転させる場合には、カウント値を減少させる。絞り制御部64は、このカウント値に基づいて、絞り羽根49の現在位置を把握する。
【0030】
以下、上記構成による作用について図5に示すフローチャートに基づいて説明する。投影ユニット14に映像信号が入力されると、マイクロコンピュータ20は、各部を制御して、投影を開始する。DMD駆動部62は、映像信号に基づいてDMD26を駆動する。このDMD26の駆動タイミングに合わせて、カラーホイール駆動部61は、カラーホイール34を回転させるとともに、絞り制御部64は、駆動部63を介して絞り制御を行う。
【0031】
図5に示すように、絞り制御部64は、映像信号が入力されると、輝度レベルを算出し、算出した輝度レベルに基づいて最適な有効光束径を決定する。そして、決定した有効光束径になるように絞り羽根を移動する。これにより、映像の輝度レベルが高い場合には、より明るい画面がスクリーン12に映し出され、映像の輝度レベルが低い場合には、コントラストの高い画面が映し出される。しかも、有効光束径は輝度レベルに応じて連続的に調節されるので、観賞に適した最適な画面を表示することができる。
【0032】
上記実施形態では、輝度レベルに応じて有効光束径を調節した例で説明したが、これに加えて、周辺環境の明暗を考慮して有効光束径を決定するようにしてもよい。また、可変絞り機構を1枚の絞り羽根で構成した例で説明したが、複数の絞り羽根で構成してもよい。また、可変絞り機構を照明光学系と投影光学系の両方に設けた例で説明しているが、いずれか一方でもよい。
【0033】
上記実施形態では、画像光生成部としてDMDを用いた例で説明したが、DMDでなくてもよく、反射型又は透過型の液晶素子を用いてもよい。この場合には、それに応じて光学系の構成が変更される。また、1つの画像光生成部で3色の画像光を生成する単板式の装置の例で説明したが、各色毎に画像光生成部が設けられる三板式の装置でもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の投写型画像表示装置は、照明光学系内から前記投影光学系内に至る光路内の所定位置に配置され、前記所定位置における有効光束径を変化させる絞り調節機構と、入力される映像信号の輝度レベルに応じて前記絞り調節機構を制御する制御手段とを設けたから、映像の輝度レベルに応じて観賞に適した画面を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】投写型画像表示装置の外観図である。
【図2】投影ユニットの構成図である。
【図3】可変絞り機構の構成図である。
【図4】LUTに記憶された輝度レベルと有効光束径の対応関係を示すグラフである。
【図5】絞り制御手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 投写型画像表示装置
14 投影ユニット
20 マイクロコンピュータ
21 制御ユニット
26 DMD
43,44 可変絞り機構
64 絞り制御部
66 輝度レベル算出部
67 LUT
Claims (2)
- 照明光を照射する照明光学系と、入力された映像信号に応じて受光した照明光を光変調して画像光を生成する画像光生成部と、生成された画像光をスクリーンに投影する投影光学系とを有する投写型画像表示装置において、
前記照明光学系内から前記投影光学系内に至る光路内の所定位置に配置され、前記所定位置における有効光束径を変化させる絞り調節機構と、前記映像信号の輝度レベルに応じて前記絞り調節機構を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする投写型画像表示装置。 - 前記絞り調節機構は、前記有効光束径の大きさを連続的に変化させることを特徴とする請求項1記載の投写型画像表示装置。
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