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JP2005095331A - 魚皮真皮コラーゲンを含有する発泡体シートおよびその用途 - Google Patents

魚皮真皮コラーゲンを含有する発泡体シートおよびその用途 Download PDF

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skin
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Toyoji Sawayanagi
豊治 澤柳
Takeshi Suzuki
健 鈴木
Masanobu Takasugi
雅信 高杉
Masafumi Sugiyama
雅文 椙山
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IHARA SUISAN KK
Nishikawa Rubber Co Ltd
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IHARA SUISAN KK
Nishikawa Rubber Co Ltd
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Abstract

【課題】 安全性に優れた発泡体シートおよびそれを応用した皮膚外用材を提供すること。
【解決手段】 魚皮真皮コラーゲンを原料として作成した発泡体シートを用いて、皮膚外用材として、不織布シートに替わる、哺乳動物由来のコラーゲンシートや合成繊維やセルロース繊維を主成分とした、使用感、保湿性能、安全性の改善された新たな天然由来のスキンケア用マスク、部分パック材、救急絆創膏等の傷口保護シート材および止血材シート等を提供する。
【選択図】 なし

Description

本発明は、魚皮真皮コラーゲンを含有する発泡体シートおよびそれを応用した皮膚外用材、特にスキンケア用マスク材および部分パック材並びに外傷などの傷口を保護する傷口保護シート、創傷被覆材や止血剤等の医療用シート材に関する。
皮膚に潤いを与えたり、荒れた皮膚を改善する目的で、顔全体あるいは身体の一部に化粧品を含ませたシートを当ててパックすることが近年盛んに行われている。また、エステティックサロン等においては、脱毛処理後あるいは日焼けにより痛んだ肌を回復させるために、消炎効果のある化粧水をシートに含ませてパックすることも盛んに行われている。
従来、化粧用スキンケア用マスク等の素材としては、牛等の哺乳動物のコラーゲンを原料としたスポンジ状シート等が知られていたが、原料に由来する狂牛病汚染への懸念やアレルギー問題のため、現在では殆ど使用されていない。
現在、それに代わるスキンケア用マスク等の素材として、パルプをシート状に加工したものやセルロース不織布が一般的である。不織布を基材とした化粧用シート技術に関する文献としては、特開2000−166964号公報(特許文献1)や特開2000−287751号公報(特許文献2)等がある。合成繊維やセルロース繊維を主成分とした不織布シートは安価ではあるが、ごわごわした感触と密着性・保水性が劣る等の問題点がある。
また、外傷などを保護する目的で使用する絆創膏等は、従来の治療法では、創面に体内から出る滲出液がある時は、傷を乾燥させることが重要だと考えられていたことから、絆創膏の創面と接触する素材の保湿性能については考慮されることが少なかった。
しかし、近年、体液が傷口の治癒に関わっており、傷口の水分が乾かないようにした方が治癒が早いという事実が指摘されるようになり[「正しいキズケアハンドブック」正しいキズケア推進委員会編(塩谷信幸監修)等を参照]、適度に保湿性を保つ絆創膏、あるいは適度に保湿性を保つ傷口保護シート素材の開発が創傷治療用に望まれている。また同様に、外科手術に用いられる医療用具として適度に保湿性を保つ創傷被覆材や止血剤等が望まれている。
また、従来、魚類由来コラーゲン成形体の作成方法として、紫外線等による架橋処理(特許文献3:PCT/JP02/04665号明細書)や、熱変性コラーゲン(特許文献4:特願2003−182279号明細書)等が提案されているが、これらの方法は、化粧品分野あるいは医療分野におけるコラーゲン材料すべてに対して十分な性能が得られるわけではない。例えば、医療用途で臓器や組織を再生するための人工細胞外マトリックスとしては十分な性能を発揮するが、化粧品分野におけるフェイスマスク材、パック材に使用する場合、長時間にわたるシート形状の維持特性が不十分であるという問題があった。
さらに、近年の消費者の自然志向と相まって、安全性の担保された新規の天然素材によるスキンケア用フェイスマスク等や保湿性を持つ絆創膏、傷口を保護するためのシート素材等の開発が望まれてきた。
特開2000−166964号公報 特開2000−287751号公報 PCT/JP02/04665号明細書 特願2003−182279号明細書
本発明の目的は、皮膚外用材、すなわち、化粧用の養分等を含浸させたスキンケア用マスクおよび目元などの部分パック材、絆創膏あるいは広く傷口を保護するシート素材または医療用途の止血材等として従来用いられてきた素材に代わり得る、使用感、保湿性能、安全性に優れた天然材料由来の新たな発泡体シートを提供することにある。
本発明者らは、高純度魚皮真皮コラーゲン、特に、魚皮を酸水溶液で膨潤させた後、表皮を除去し、撹拌混合して均質化することを特徴とする真皮コラーゲン成分を含有する発泡体シートが、低臭気、低発色かつ優れた安定性を有する不溶性コラーゲン線維からなり、該魚類真皮コラーゲン含有組成物がシート状成形体を与えることに着目して、上記課題に適合することを見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、以下の発泡体シート、皮膚外用材シート、スキンケア用マスクおよび部分パック材、傷口保護シートおよび止血材シート等を提供する。
1.魚皮を酸水溶液で膨潤させた後、表皮を除去し撹拌混合し均質化した真皮コラーゲン成分を含有する水性液を凍結乾燥し、架橋処理することにより得られるコラーゲン発泡体シート。
2.前記真皮コラーゲン成分を含有する水性液がさらに可溶性コラーゲンを含む前記1に記載の発泡体シート。
3.さらにシート形成助剤を含む前記1または2に記載の発泡体シート。
4.魚類が海洋魚である前記1に記載の発泡体シート。
5.海洋魚が寒流系魚類である前記4に記載の発泡体シート。
6.寒流系魚類が鮭である前記5に記載の発泡体シート。
7.コラ−ゲン成分を終濃度で0.1質量%以上含有する前記1乃至6のいずれかの項に記載の発泡体シート。
8.コラ−ゲン成分を終濃度で1質量%以上含有する前記7に記載の発泡体シート。
9.コラ−ゲン成分を終濃度で10質量%以上含有する前記8に記載の発泡体シート。
10.皮膚外用材シート、医療用シート材、スキンケア用マスク、部分パック材、傷口保護シート、創傷被覆材または止血材シートとして用いる前記1乃至9のいずれかに記載の発泡体シート。
11.前記1乃至9のいずれかに記載の発泡体シートに皮膚外用剤を含有させてなる皮膚外用材シートまたは医療用シート材。
12.前記1乃至9のいずれかに記載の発泡体シートに保湿成分、皮膚栄養成分、鎮痛成分、殺菌成分、冷感剤の少なくとも1種類の皮膚外用剤を含有させてなるスキンケア用マスクまたは部分パック材。
13.前記1乃至9のいずれかに記載の発泡体シートに保湿成分、殺菌成分、創傷治癒促進成分、鎮痛成分、皮膚栄養成分の少なくとも1種類の皮膚外用剤または薬効成分を含有させてなる傷口保護シート、創傷被覆材または止血材シート。
本発明によれば、従来の哺乳動物由来のコラーゲンシートや合成繊維やセルロース繊維を主成分とした不織布シートに替わる、使用感、保湿性能、安全性に優れた新たな天然由来のスキンケア用マスクおよび部分パック材、救急絆創膏を含む傷口保護シート材、止血材シート等が提供される。
すなわち、本発明の発泡体シートは、魚類由来であるため、原料に起因する狂牛病感染やアレルギー発症等の危険性の低減を図ることができる。また、本発明の発泡体シートによれば、スキンケア用マスクおよび部分パック材に用いた時に肌に密着感が得られるだけでなく、使用後の皮膚の潤いとハリ等の保湿実感が著しく、使用性の改善されたスキンケア用マスクおよび部分パック材を供給することができる。さらに、本発明の発泡体シートを傷口を保護するためのシートとして絆創膏等に用いることにより、傷口の保湿性を適切に保ち、伸縮性にすぐれ、関節などの動きの激しい部分にもぴったりフィットして、傷口を衝撃から守ることのできる皮膚外用材や外科治療に用いる止血材を供給することができる。
本発明に利用できるコラーゲン原料は、食用とされ、環境への影響が少なく、安全性に関するリスクが低い海洋性魚類の魚皮を利用する。魚類の中でも特にコラーゲンの変性温度が低いため、肌に適用したときの密着性が高く、感触に優れる発泡体の得られる寒流系魚類から抽出したコラーゲンの使用が好ましい。こうした魚類の具体例としては、サケ、マス、ホッケ、タラ、スケトウタラ、ヒラメ、カレイ、オヒョウ等が挙げられる。これらの中でもサケおよびマスが好ましい。
本発明の発泡体シートは、魚皮を酸性水溶液で膨潤させた後、表皮を除去し、真皮コラーゲンを真皮コラーゲン成分含有水性液として回収し、これを凍結乾燥しさらに架橋処理することにより製造される。
魚皮を酸性水溶液に浸漬すると、酸可溶性のコラーゲンが溶け出し膨潤する。用いる酸性水溶液の種類は特に限定されるものではないが、最終用途から見て安全で、工業用として広く使用されている塩酸、酢酸、クエン酸、フマル酸等の水溶液が望ましく、特に酢酸水溶液が好ましい。
魚皮の膨潤に用いられる酸性水溶液のpHは、2.0〜5.5の間であることが好ましい。pHが2.0よりも低い場合、コラーゲン分子が加水分解を受ける場合があり好ましくない。pHが5.5よりも高い場合、魚皮の膨潤が十分に起こらない場合があり好ましくない。より好ましくは、pH3.5〜5.0の範囲である。
本発明の魚類真皮組成物の製造における温度条件は、その由来する生物のコラーゲン水溶液の変性温度以下から零度以上が望ましく、酸化や菌汚染などの品質劣化を考えると、零度以上+10℃以下が好ましい。
魚皮を酸性水溶液で膨潤させるための浸漬時間は、膨潤真皮を除去できるのに十分な膨潤が起こっていれば特に限定されるものではなく、魚皮の由来、pH、温度などの条件により異なる。浸漬時間が長すぎて魚皮が過度に膨潤すると表皮の除去が困難になる場合もある。「十分な膨潤」の目安としては、真皮層の水分含有量が90%以上であること、望ましくは、94〜97%の間になることである。本発明の魚類真皮組成物の製造における浸漬時間は、上記pH、温度範囲では、6〜24時間程度が好ましい。
かくして酸性水溶液で膨潤した魚皮から表皮を除去する。表皮の除去は任意の方法で行なうことができるが、機械的方法が好ましい。すなわち、表皮と真皮の分離は、真皮のみを可溶化する化学的方法により行なうことも可能であるが、好ましくは、機械的に表皮を除去し、真皮コラーゲンを回収する。機械的な除去により真皮に含まれる臭気成分等はそのまま表皮とともに効果的に分離され、残った真皮からは無臭または低臭気でかつ強度に優れたシートへの成形が可能なコラーゲン材料が得られる。なお、本発明において「機械的」とは、「化学的」に対する手法全般を指し、特に何らかの器具を用いて表皮と真皮とを分離することを言う。例えば、ヘラやナイフ等の物理的な分離手段を用いて真皮−表皮間を切り分けて分離すればよい。
これらの操作は手作業でもよいし、機械操作でもよい。好ましくは、真皮−表皮間を切り分けて両者を分離した後、比較的粗いメッシュの篩別手段や遠心分離等を用いて表皮を除去する。これにより、白色懸濁液状の不透明な線維化した魚類コラーゲンを豊富に含有する魚類真皮コラーゲン含有組成物が得られる。
本発明の魚類真皮コラーゲン含有組成物は、コラーゲンシート成形体の材料としてそのまま用いることもできるが、流動性に乏しくて取り扱いが困難な場合があるので、上述のようにして分離した魚類真皮コラーゲン組成物に、酸性水溶液を加えた後、線維が破壊されず、かつ気泡が入らないように穏やかに撹拌して均質化し静置することによって流動性を改善することができる。
加える酸性水溶液の量は、魚類真皮組成物に対し質量比で1〜3倍の間が好ましい。1倍以下では流動性の改善が見られない場合があり、3倍以上では魚類真皮組成物中のコラーゲン濃度が低くすぎて、成形体の物性に悪影響を与える場合があり好ましくない。加える酸性水溶液は、魚皮の膨潤に用いた酸性水溶液と同じものでよいが、pH、濃度あるいは酸の種類は異なっていてもよい。
本発明の魚類真皮コラーゲン含有組成物には、最終的な成形体における強度、柔軟性、臭気あるいは着色などの物性を制御する目的で可溶性コラーゲン水溶液を加えることができる。ここで、可溶性コラーゲンは、魚皮から酸抽出、酵素抽出あるいは酸抽出と酵素処理の組み合わせなど慣用の方法で可溶化された透明な均一なコラーゲンをいう。可溶性コラーゲンは、コラーゲン分子両端に存在する非螺旋領域を除去してアテロコラーゲンとしたものでもよい。本発明では特に、魚皮を膨潤させる際に用いた酸性水溶液から適当な方法、例えば、表皮片や鱗等の夾雑物をろ過で除去した後、塩析等の方法により沈殿させ、再可溶化−透析等を経て精製したものを用いることができる。このような方法を用いることにより、魚皮中に含まれるコラーゲンを最大限に回収することができる。
必要に応じ、シート形成助剤を添加してもよい。例えば、機械的強度の改善のため、シート骨格を形成する物質、あるいは、強度を向上させるための架橋剤、柔軟性等のシート性能を向上させるための可塑剤等を必要に応じて添加する。
シート骨格を形成する物質としては、不溶性の物質なら何でも良く、天然起源のものとしてキトサン、セルロースなどの多糖類、卵殻膜などの蛋白質類等を挙げることができる。また、架橋によりゲル化する水溶性高分子も利用可能である。
架橋剤としてはコラーゲンと反応する官能基を複数有するものであればよく、グルタールアルデヒドのようなアルデヒド系架橋剤、ヘキサメチレンジイソシアネートのようなイソシアネート系架橋剤、エチレングリコールジグリシジルエーテルのような多価エポキシ化合物、コハク酸,リンゴ酸,クエン酸のような多価カルボン酸等などを使用できる。
可塑剤としては、例えば、グリセリン、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
このようにして得られた原料水性液を適当な支持面に塗布、流延、吹き付け等により薄く延ばした後、凍結乾燥することにより、本発明の発泡体シートが得られる。凍結乾燥における冷却条件は特に限定されず、氷晶が形成される程度でよいが、通常は−40℃以下、好ましくは−60℃以下とする。凍結後の乾燥は氷晶の昇華が起こる範囲であればよいが、通常は5Torr(6.7×102Pa)以下、好ましくは1Torr(1.3×102Pa)以下とする。
なお、必要に応じてさらに架橋処理してもよい。架橋処理は前述の架橋剤を用いた化学架橋法あるいは物理的架橋法を用いてもよい。物理的架橋法としては、紫外線架橋、γ線架橋、脱水熱架橋などの方法を用いることができる。これらの架橋剤や架橋方法は当業者にはよく知られたものである。例えば、脱水架橋は凍結乾燥後のコラーゲン発泡体シートを例えば減圧下で100℃以上に加熱保持することにより実現できる。
このようにして得られる発泡体シートの外見等は特に限定されないが、典型的には白色乃至淡黄色で、臭気は殆どなく、従来の魚皮由来コラーゲン材料に比較して強度的にも優れている。従って、そのまま発泡体シートとして用いてもよいし、スライス機等を用いて容易に切断してコラーゲン発泡体シートを得ることができる。発泡体シートの厚みは用途に応じて任意に変更できるが、通常は0.1mm以上1cm程度の範囲である。
得られたコラーゲン発泡体シートは、切断、型抜きを容易に行えるため、スキンケア用マスクや部分パック材、および傷口を保護するためのシート等の皮膚外用材として加工することが容易である。また、特に発泡体シート原料に寒流系魚類コラーゲンを利用することにより、寒流系魚類コラーゲンの変性温度の低さに由来すると思われる構造の柔軟性により、従来の家畜由来コラーゲン成形体や暖流系魚類由来のコラーゲン成形体に比べて、しなやかで触感がよい発泡体シートが得られ、さらに、細胞接着性や増殖性などの生体親和性も高いという特長を有する。また、発泡体(多孔質)であるため種々の液体を吸収できる。
このため、上記の方法によって得られる発泡体シートは、化粧品分野におけるフェースマスク・パック材等や、医療分野における止血材や人工真皮等の皮膚外用材に好適である。従って、本発明のシートはそのままでも美容用途のスキンケア用マスクおよび部分パック材等に用いることができるが、これに種々の皮膚外用成分を含浸させることにより種々の機能を有する皮膚外用材シートを製造することができる。
例えば、美容用途のスキンケア用マスクおよび部分パック材では、さらに、保湿成分、皮膚栄養成分、冷感剤の少なくとも1種類を含有させることが可能である。
保湿成分は、特に限定されるものではないが、グリセリン、セラミド、ヒアルロン酸等が挙げられる。
皮膚栄養成分は用途に応じて添加すればよく特に限定されないが、麦芽エキス、プラセンタエキス、アラントイン、繊維芽細胞コラーゲン産生能促進因子、レシチン、アミノ酸類、コウジ酸、タンパク質、糖類、ホルモン類、またはアロエ、ヘチマ、ハマメリス、シトラコン、カミツレ、オウゴン、ドクダミ及びカンゾウ等の各種生薬からの抽出成分、またはビタミンA、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE及びその他のビタミン類やエスクレチン、ユーバチリン、4−デメチルユーバチリン、カフェイン酸、ベノキサプロフェン等の美白作用物質、スクワラン等が挙げられる。
また、必要に応じて他の成分、例えば、慣用の殺菌剤(例えば、エタノール、パラベン等)、収斂剤(例えば、アラントイン、クエン酸等)、乳化剤(例えば、ポリエチレングリコールラウリルエーテル、ポリエチレングリコールステアリルエーテル、ショ糖脂肪酸エステル等)、香料、着色料等を添加してもよい。
冷感剤としては、例えば、メントール等が挙げられる。
また、皮膚外用材成分として、保湿成分、殺菌成分、創傷治癒促進成分、鎮痛剤その他の活性成分を含有させて傷口保護シートや止血材シートとしてもよい。
創傷治癒促進成分その他の活性成分の例としては、塩酸ジフェンヒドラミン、サリチル酸ジフェンヒドラミン、タンニン酸ジフェンヒドラミン、dl−カンフル、塩酸トリプロリジン、メキタジン、マレイン酸クロルフェニラミン、d−マレイン酸クロルフェニラミン、フマル酸クレマスチン、塩酸プロメタジン、トラニラスト、クロモグリク酸ナトリウム、ケトチフェン、アリルスルファターゼB、ブフェキサマック、ベンダザック、フルフェナム酸ブチル、イブプロフェン、インドメタシン、アスピリン、フルルビプロフェン、ケトプロフェン、ピロキシカム及び2−ピリジンメチルメフェナム酸、5,6−デヒドロアラキドン酸等が挙げられる。もっとも、これらは単なる例示であり、その他、幅広い範囲の物質が利用可能である。
本発明では、コラーゲン(魚類真皮コラーゲン含有組成物)を単独で用いることもできるが、コラーゲンは、期待される効果を発揮する濃度範囲で添加すればよい。シートに含有するコラーゲン最終濃度は、0.1〜100量量%の範囲で用いられるが、通常の場合、10〜99質質%の範囲で用いられる。
なお、発泡体シートを皮膚外用材として使用する場合、必要に応じて、通常の滅菌方法の適用が適応可能であり、放射線、エチレンオキサイドガス等の一般に行われる滅菌方法を用いて滅菌可能である。
なお、各種の添加剤は、シート形成後の含浸に代えて、シート形成前の本発明の魚類真皮コラーゲン含有組成物に添加剤を加えることで含有させてもよいし、あるいは、添加剤溶液とコラーゲンシートを別々に提供し、使用時に含浸させるようなキットとしてもよい。
また、ゴムや高分子等からなる基材の上に本発明のコラーゲン発泡体シートを積層したり部分的に貼付して外用材シートとしてもよい。
本発明を実施例により説明するが、下記の実施例は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明を限定するものではない。
実施例1:
鮭皮真皮コラーゲン含有抽出物(固形分濃度=3%)1,800gに、ポリエチレングリコールステアリルエーテル(Brij78、HLB=15.3:シグマアルドリッチジャパン(株)製)5.4gを加え、5℃の冷却水により冷却し、ホモジナイザーにより、真空下、5,000rpm、10分間混合を行ってコラーゲン溶液を得た。得られたコラーゲン溶液の温度は7℃であった。このコラーゲン溶液を150×170×30(深さ)mmのステンレス製トレーに20mmの厚さになるまで気泡を混入しないよう注意深く充填し、コラーゲン溶液を充填したトレーを素早く−60℃に調整したショックフリーザー内に入れ3時間放置し完全に凍結させた。得られた凍結物をトレーから取り外し、凍結乾燥機により乾燥した後,1torr(1.3×102Pa)、105℃の真空オーブン内で48時間の脱水架橋を行いコラーゲン発泡体を得た。得られた発泡体は、見掛け密度が 0.03g/cm3の適度な気泡を有する感触の良好なものであった。コラーゲン発泡体をスライス機を用いて、約1mmの厚さにスライスを行い、鮭皮真皮コラーゲン含有発泡体シートを得た。
実施例2:
タラ皮真皮コラーゲン含有抽出物(固形分濃度=3%)1,000gに、キトサン(固形分濃度=3%)1,000gを添加したスラリー状の混合物を5℃の冷却水により容器を冷却しながら、気泡の混入を防止するため10torr(1.3×103Pa)以下に減圧した状態で、ホモジナイザーにより7,000rpm、10分間撹拌混合を行ってコラーゲン混合溶液を得た。
コラーゲン混合溶液を、150mm×190mm×深さ25mmのステンレス製トレーに注入し、−60℃に調整したショックフリーザーで急速凍結を行った。その後、トレーから凍結物を取り出し、凍結乾燥機により乾燥した後、1torr(1.3×103Pa)、120℃の真空オーブン内で48時間の脱水架橋を行い、コラーゲン発泡体を得た。次に、コラーゲン発泡体をスライス機を用いて、約1.6mmの厚さにスライスを行い、適切な硬度を持ったタラ皮真皮コラーゲン発泡体シートを得た。
実施例3:
実施例1で得たコラーゲン発泡体シートと、対照としてセルロース繊維を主成分とした不織布シート製の市販のシートマスク(洗浄・乾燥済)とを使用し、各々2cm×2cm大に切り取り、水分を十分しみこませ、手の甲に20分間静置し、使用時の使い勝手、密着性、使用後の保湿実感を比較した。結果を表1に示す。
Figure 2005095331
実施例4:
実施例1で得たコラーゲン発泡体シートから型抜きしたフェイスマスクと、試験対照としてのセルロース繊維を主成分とした不織布シート製の市販のシースク(洗浄・乾燥済)とを使用して、使用時の使い勝手、密着性、使用後の保湿実感を比較した。マスクに含浸させる模擬美容液として、4%グリセリン、5%1,3−ブチレングリコール、1%ヒドロキシプロピルメチルセルロース、5%エタノール、0.2%パラベン、クエン酸でpH6.0に調整を作成し、フェイスマスクに模擬美容液を十分しみこませ、顔面に装着して、20分間静置し、使用時の使い勝手、密着性、使用後の保湿実感を比較した。結果を表2に示す。
Figure 2005095331
実施例5:
実施例2で得たコラーゲン発泡体シートを、市販の救急絆創膏から傷口を当てるパット部分を取り外したプラスチックテープ部分を接着した絆創膏を製作し、エチレンオキサイドガスで滅菌した。
コラーゲン発泡体シートを装着した絆創膏と、試験対照に高吸収パットと傷口を傷めないためのネットを装着してある市販の救急絆創膏を使用した。
各試験区に3頭づつの背中を脱毛したSPF BALB/Cマウスを用い、アルコール/エーテル綿で消毒後、同じ様にマウスの背中にメスで長さ約1cmの浅い切り傷を作り、傷口に各々2cm×2cm大の絆創膏を装着して、施術、飼育観察を出来得る無菌的に行い、傷口の保護特性を経時的に比較した。結果を表3に示す。
Figure 2005095331

Claims (13)

  1. 魚皮を酸水溶液で膨潤させた後、表皮を除去し撹拌混合し均質化した真皮コラーゲン成分を含有する水性液を凍結乾燥し、架橋処理することにより得られるコラーゲン発泡体シート。
  2. 前記真皮コラーゲン成分を含有する水性液がさらに可溶性コラーゲンを含む請求項1に記載の発泡体シート。
  3. さらにシート形成助剤を含む請求項1または2に記載の発泡体シート。
  4. 魚類が海洋魚である請求項1に記載の発泡体シート。
  5. 海洋魚が寒流系魚類である請求項4に記載の発泡体シート。
  6. 寒流系魚類が鮭である請求項5に記載の発泡体シート。
  7. コラ−ゲン成分を終濃度で0.1質量%以上含有する請求項1乃至6のいずれかの項に記載の発泡体シート。
  8. コラ−ゲン成分を終濃度で1質量%以上含有する請求項7に記載の発泡体シート。
  9. コラ−ゲン成分を終濃度で10質量%以上含有する請求項8に記載の発泡体シート。
  10. 皮膚外用材シート、医療用シート材、スキンケア用マスク、部分パック材、傷口保護シート、創傷被覆材または止血材シートとして用いる請求項1乃至9のいずれかに記載の発泡体シート。
  11. 請求項1乃至9のいずれかに記載の発泡体シートに皮膚外用剤を含有させてなる皮膚外用材シートまたは医療用シート材。
  12. 請求項1乃至9のいずれかに記載の発泡体シートに保湿成分、皮膚栄養成分、鎮痛成分、殺菌成分、冷感剤の少なくとも1種類の皮膚外用剤を含有させてなるスキンケア用マスクまたは部分パック材。
  13. 請求項1乃至9のいずれかに記載の発泡体シートに保湿成分、殺菌成分、創傷治癒促進成分、鎮痛成分、皮膚栄養成分の少なくとも1種類の皮膚外用剤または薬効成分を含有させてなる傷口保護シート、創傷被覆材または止血材シート。
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Cited By (11)

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