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JP2005093209A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 表示器を天面上に集約し、且つ、上面操作部に押圧式の操作ボタンを、前面操作部に回転式の操作ボタンを設けて調理器の使い勝手を大幅に向上させた加熱調理器を提供する。
【解決手段】 加熱調理器1は、本体2の天面2Aに設けられた非磁性材より成るトッププレート5と、トッププレート5の外周に備えられた枠体6と、本体2内部に設けられた複数の加熱体と、枠体6に設けられ、調理器の操作・設定情報を入力する操作ボタンが設けられた上面操作部7と、本体2の前面に設けられ、調理器の操作・設定情報を入力する操作ボタンが設けられた前面操作部3と、本体2天面2Aに目視可能に設けられ、複数の加熱体の加熱出力等の動作状況や操作・設定情報等を表示する表示器を備える。上面操作部7の操作ボタンを押圧式とし、前面操作部3の操作ボタンを回転式とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トッププレート上に調理物を入れた調理鍋等を載置して加熱調理する加熱調理器に関するものである。
従来の調理場などに設置されキッチンキャビネットに組み込まれたビルトインタイプの加熱調理器(IH調理器)の例として図12のようなものが存在した。図12は従来の加熱調理器の概要斜視図である、同図に示す如き加熱調理器100は、キッチンキャビネット102の前面(調理者側)に設けられた扉104の上部に臨む左側にロースター部105、その右側に操作パネル部106を備えている。操作パネル部106の上側には回転式操作ボタン107が配設され、その下側には下方を支点にして上方を開閉可能なカンガルー式操作部108が配設されている。カンガルー式操作部108には図13に示す如き下側に加熱調理器100の操作を行う押圧式操作ボタン109が配設され、上側にその押圧式操作ボタン109の操作状態を示す表示部110が配設されている(特許文献1参照)。
また図12に示すように、該加熱調理器100は、上面に調理鍋等を載置するトッププレート111を備えており、このトッププレート111の下方内部に前部左右に左ヒータ加熱部112、右ヒータ加熱部113及び中央後方に中央ヒータ加熱部114の3つのヒータ加熱部を備えている。これら3つのヒータ加熱部の上方に調理鍋を的確に載置できるように、トッププレート111上面にサークルライン112A、113A、114Aが印刷されている。また、トッププレート111の最後部側には、加熱調理器100の本体内部と連通する排気口115が形成されている。更に加熱調理器100の本体内部には図示しないが、各ヒータ加熱部を制御及び駆動するための基板、及び基板やヒータ加熱部を冷却するためのファンなどが配設されている。
各ヒータ加熱部112、113、114の近傍にはそれらの加熱出力を視認可能な左火力表示部116、右火力表示部117、中央火力表示部118が設けられており、これら左火力表示部116、右火力表示部117、中央火力表示部118の内部(トッププレート111の下側)には後述する火力表示装置126が設けられている。更に、左火力表示部116と右火力表示部117の間には加熱調理器100の操作・設定情報表示用の観察窓119が設けられている。
次に、火力表示部の構造を、左火力表示部116を例に説明する。図14は左火力表示部116を形成する火力表示装置126の上面図、図15は左火力表示部116を形成する火力表示装置126の縦断面図である。図15に示すように、該左火力表示部116のトッププレート111下面に火力表示装置126が設けられている。この火力表示装置126は、基板123に取り付けられた複数のLED121と、これら複数のLED121の周囲を覆って各LED121を保持するLEDホルダー120と、LEDホルダー120の天面に設けられ各LED121が発光した光を透過する拡散板122とから組み立てられている。
LEDホルダー120は例えば合成樹脂の射出成形によって作られており、周囲には上下面を開口する周囲壁が形成されている。このLEDホルダー120で保持される複数の各LED121間はそれぞれLEDホルダー120に一体に成形された仕切壁124で仕切られている。そして、各LED121から発光した光は、それぞれ仕切壁124によって互いに干渉することなくLEDホルダー120の上部に設けられた拡散板122で拡散されて均一に透光する(図15矢印)。このように、トッププレート111に設けられた左火力表示部116で左ヒータ加熱部112の火力(出力)を表示していた。この火力表示装置126をトッププレート111の上方から見たときには、図14に示すように各LED121間に仕切壁124が仕切り125のように観察され、これによって各LED121が発光した際、各LED121は周囲のLEDホルダー120の形状でそれぞれ1つ1つ独立して見える構造になっていた。
次に、図16を参照して、LED121が発光した際に、各LED121が1つ1つそれぞれ独立して見える状態を説明する。例えば、左ヒータ加熱部112の火力が火力値1の場合、一番左に位置するLED121が1個独立して発光し、火力値2の場合LED121が2個独立して発光し、火力値3の場合LED121が3個独立して発光し、火力値4の場合LED121が4個独立して発光する。このように、図からも分かるように火力の増加に従い左に配置されたものから順次LED121が点灯して行き、発光したLED121の光がそれぞれ独立して左火力表示部116から視認できるような構造となっていた。
特開2002−267185号公報
しかしながら、加熱調理器は調理を行う度にカンガルー式操作部の開閉が繰り返されるため、カンガルー式操作部を閉じたときのロック機構が壊れ易かった。カンガルー式操作部のロック機構が壊れてしまうと常にカンガルー式操作部が開いた状態(キッチンキャビネット部分より操作部が調理者側に突出した状態)になり、開いたカンガルー式操作部が邪魔になってしまうという不都合があった。このカンガルー式操作部が開いた状態で加熱調理器の前で調理を行うと、開いたカンガルー式操作部に調理者の体が当たったり、開いたカンガルー式操作部に調理者の体が当たった拍子に、加熱している調理鍋を落下させてしまう可能性もあった。
また、カンガルー式操作部の表示部は、キッチンキャビネット部分より調理者側に突出しているカンガルー式操作部上面にあるため、調理者がカンガルー式操作部の表示部を見ているときは調理物から目線が離れて調理鍋から吹きこぼれれしまうなどの不都合があった。また、表示部は加熱調理するトッププレートに載置され調理を行っている調理鍋より下方に位置していた。このため、調理鍋より表示部が遠くなって表示部が視認し難いという問題があった。
また、カンガルー式操作部には押圧タッチ式操作ボタンが設けられている。この押圧タッチ式操作ボタンがタイマー操作ボタンの場合、タイマー時間の設定を1分単位或いは1時間単位で操作ボタンを1回1回押圧して設定しなければならない。しかし、設定時間を間違えてしまった場合は、一度設定時間を解除してリセットしてから同じ操作を繰り返し再設定しなければならなかった。このため、タイマー時間の設定の操作性が極めて不便で煩雑であった。
また、火力表示部の製品組み立ての際、どうしても個々の部品寸法にばらつきがあるためトッププレートの左火力表示部116の観察窓と左火力表示装置126の位置合わせが難しい。この状態を図17に示す如くトッププレートの観察窓の上部に、例えば、火力値(図中1、2、3、4、5の数字)が印刷されている場合、仕切りが正常な位置に組み立てられているときは、火力値は仕切り125と仕切り125間の略中間に位置する。
しかし、製品組み立ての際、トッププレート111の観察窓に対して火力表示装置126が右方向にズレた場合は、火力値は仕切り125と仕切り125間の左方向にズレてLEDホルダー120の長手方向側壁が観察窓内に見えてしまう(図18)。また、トッププレート111の観察窓に対して火力表示装置126が右方向にズレた場合は、火力値は仕切り125と仕切り125間の左方向にズレて、最悪は観察窓内に火力表示装置126の端部が配置され、機器の内部が見えてしまうという問題もあった(図19)。尚、左方向にズレた場合も同様の問題があった。
更に、製品組み立ての際、火力表示装置126が上下方向にズレた場合は、図20に示す如くLEDホルダー120の外殻の一部が観察窓内に見えてしまう問題もあった。
更にまた、トッププレートに設けた各加熱体の火力表示部は、加熱体の火力(出力)の強弱をランプの点灯数で表示しているため、加熱体の火力の出力が総出力に対しどの位の火力の出力であるか視覚で瞬時に把握することができず不便であった。
また、火力表示部は、加熱体の近傍に位置しているため、加熱体からの熱や調理鍋等からの輻射熱により高温になり易い。このため、火力表示部に設けたLEDホルダーやLEDなどの温度が上昇して、LEDホルダーの変形やLEDが破損してしまうなどの問題もあった。
本発明は、前記課題に鑑み為されたものであり、表示器を天面上に集約し、且つ、上面操作部に押圧式の操作ボタンを、前面操作部に回転式の操作ボタンを設けて調理器の使い勝手を大幅に向上させた加熱調理器を提供することを目的とする。
即ち、本発明の加熱調理器は、本体の天面に設けられた非磁性材より成るトッププレートと、前記トッププレートの外周に備えられた枠体と、前記本体内部に設けられた複数の加熱体と、前記枠体に設けられ、調理器の操作・設定情報を入力する操作ボタンが設けられた上面操作部と、前記本体の前面に設けられ、調理器の操作・設定情報を入力する操作ボタンが設けられた前面操作部と、前記本体天面に目視可能に設けられ、前記複数の加熱体の加熱出力等の動作状況や操作・設定情報等を表示する表示器を備え、前記上面操作部の操作ボタンを押圧式とし、前記前面操作部の操作ボタンを回転式としたことを特徴とする。
本発明の加熱調理器によれば、本体の上面操作部及び前面操作部の表示器を天面上に集約したので、調理物の加熱調理中でも調理者は調理物から近い位置で火力や、タイマーなどの機能操作による操作・設定情報や動作状況などを視認することができる。これにより、調理鍋からの吹きこぼれを防止することができる。また、表示器までの目線が近くなるため、表示器の視認性に優れ、操作ボタンの誤操作を軽減することができる。従って、加熱調理器の火力設定や調理時間を調理者が立ったまま操作することができ、加熱調理器の使い勝手を大幅に向上させることができるようになるものである。
特に、本体の前面操作部を回転式の操作ボタンにしたので、前面操作部に目線をやることなく片手で回転式操作ボタンの操作を行うことができる。従って、操作部の操作性を大幅に向上でき、極めて優れた操作性とすることができるようになるものである。
また、従来のように調理者側に開いたカンガルーポケット式操作部に作業者が当たることや、カンガルーポケット式操作部が破損したりする危険性を確実に防止することができ、加熱調理器の使い勝手を更に向上させることができるようになるものである。
実施の形態1.
以下、本発明の一実施形態について詳述する。図1は本発明の一実施の形態における加熱調理器1の斜視図、図2は同図1の一実施の形態における加熱調理器1を示す内部配置図、図3は同図1の一実施の形態における加熱調理器1の上面図、図4は本発明の一実施の形態における加熱調理器1を構成する前面操作部3(左回転式操作ボタン26を突出させた状態)の斜視図、図5は同図4の一実施の形態における加熱調理器1を構成する前面操作部3(左回転式操作ボタン26を突出させた状態)の斜視図をそれぞれ示している。
図1において、加熱調理器1は例えば交流磁場における誘導加熱を利用した電磁誘導加熱式調理器としての所謂IH調理器(induction heating)で、箱状の本体2の天面2Aに、図示しない調理鍋等の被加熱物を載置して加熱調理を行うための非磁性材よりなる透明耐熱ガラスにて構成されたトッププレート5が設けられており、このトッププレート5は外周に設けられた枠体6に保持されている。トッププレート5には被加熱物を入れた調理鍋等の位置を合わせて載置し加熱調理を行う複数のサークルライン5Aが印刷されている。
トッププレート5周囲の枠体6前面側(調理者側)には、後述する複数の加熱体を制御するための操作ボタンが設けられると共に、トッププレート5の左右方向に延在して縦長の上面操作部7が設けられている。また、本体2内にはトッププレート5に載置された被加熱物を電磁誘導加熱によって加熱する左ヒータ加熱部8と右ヒータ加熱部9とが加熱調理器1の前面側左右に設けられると共に、ヒータによって加熱する中央ヒータ加熱部10が左ヒータ加熱部8と右ヒータ加熱部9との中間奥に設けられている。尚、上面操作部7には、後述するロースター部4の入/切、メニュー選択、火力調節及び各加熱部の出力調整、揚げ物、湯沸し等の調理器の動作を設定する設定情報を入力する押圧式の操作ボタンが配設されている。
図2に示すように、本体2内には複数の加熱体が設けられており、これらの加熱体は左ヒータ加熱部8に設けられた左誘導加熱装置21、右ヒータ加熱部9に設けられた右誘導加熱装置22、中央ヒータ加熱部10に設けられた中央加熱ヒータ装置23とから構成されている。本体2の前面側近傍には両加熱装置21、22及び中央加熱ヒータ装置23などの火力の状態を表示する左火力表示部8A、右火力表示部9A及びその間に中央火力表示部10Aが配設されている。
左火力表示部8Aの左側にはタイマーや、天ぷら調理など左ヒータ加熱部8の機能の使用状況を表示する左表示部8Cが配設されており、右火力表示部9Aの右側にはやはりタイマーや、天ぷら調理など右ヒータ加熱部9の機能の使用状況を表示する右表示部9Cが配設されている。更に、中央火力表示部10Aの前面側にはロースター部4及び中央ヒータ加熱部10の使用状況を表示する中央表示部10Cが配設されている。
そして、図3に示すように、トッププレート5には、トッププレート5の下方に設けた各左火力表示部8A、右火力表示部9A、中央火力表示部10A及び左表示部8C、右表示部9C、中央表示部10C(本発明の表示器に相当)を視認できるように、それらに対応する部分に透視可能な観察窓が形成されている。即ち、トッププレート5には左火力表示部8Aに対応する部分に左火力観察窓11、右火力表示部9Aに対応する部分に右火力観察窓12、中央火力表示部10Aに対応する部分に中央火力観察窓13、左表示部8Cに対応する部分に左表示観察窓14、右表示部9Cに対応する部分に右表示観察窓15、中央表示部10Cに対応する部分に中央表示観察窓16を設けている。尚、トッププレート5は窓及び観察窓以外は加熱調理器1の本体2内を視認できないように着色されている。
また、図2に示されるように本体2の左後側にはロースター部4内に連通する排気口17が設けられており、この排気口17はロースター部4内の加熱された空気を自然対流により本体2外部に排出する。また、本体2の右後側には外気を取り入れて加熱調理器1の駆動制御を行う図示しない制御基板や電気回路などの発熱要素を冷却するための吸気口18が設けられると共に、本体2の前面側には吸気口18から吸入した空気を排出する排気穴19(図1参照)が設けられている。この吸気口18と右誘導加熱装置22との間には送風ファン24が設けられており、この送風ファン24の空気吸気側は吸気口18に連通し、排気側は図示しない駆動基板や発熱要素などを通り排気穴19に連通している。
排気口17及び吸気口18はそれぞれ図1に示すようにフィルター20で覆っており、このフィルター20は加熱調理器1内部へ埃や異物が侵入してしまうのを防止する。そして、送風ファン24はフィルター20を介して吸気口18から外気を吸い込み、吸い込んだ外気は本体2内の両誘導加熱装置21、22及び中央加熱ヒータ装置23等の図示しない駆動基板や発熱要素などを通過する過程で熱交換してそれらを冷却し、熱交換して暖められた空気を排気穴19より外部に排気する。
一方、図4に示すように本体2の前面側(ロースター部4の右側)には前面操作部3が設けられている。この前面操作部3には、加熱調理器1をオン、オフするメイン操作ボタン25と、左ヒータ加熱部8をオン、オフすると共に火力(出力)の設定を行う左回転式操作ボタン26と、右ヒータ加熱部9をオン、オフすると共に火力(出力)の設定を行うな右回転式操作ボタン27と、中央ヒータ加熱部10をオン、オフすると共に火力(出力)の設定を行う中央回転式操作ボタン30とを備えている。これらの回転式操作ボタン26、27、28は時計方向、及び、反時計方向に回動可能に構成されている。尚、加熱調理器1は100V〜200Vの商用交流電源が通電され、この商用交流電源によって各ヒータ加熱部8、9、10及びタイマーや図示しない制御装置などが駆動される。
左回転式操作ボタン26と右回転式操作ボタン27と中央回転式操作ボタン28は、天面2Aに設けた左ヒータ加熱部8、右ヒータ加熱部9、中央ヒータ加熱部10の配置と略同様の配置で配設されている。これにより、各操作ボタン26、27、28を目視しなくても、各操作ボタン26、27、28と加熱部8、9、10との位置関係を分かるように構成している。該上面操作部7の操作ボタン(上面操作部7)と、前面操作部3の各操作ボタン26、27、28及び後述するタイマー回転式操作ボタン29、30、31は同一の設定情報を入力できるようになっている。
該左回転式操作ボタン26が本体2奥方向に押されて凹んだ状態(前面操作部3と略面一状態)でロックされ左ヒータ加熱部8はオフ状態になる。そして、左回転式操作ボタン26が凹んだ状態より再度本体2奥方向に押されると左回転式操作ボタン26は前面操作部3より所定寸法突出してロックが解除されて左ヒータ加熱部8はオン状態となる。また、左回転式操作ボタン26が時計方向に回動されると左ヒータ加熱部8の火力(出力)は強になり、反時計方向に回動されると左ヒータ加熱部8の火力(出力)は弱まるように構成されている(図4矢印)。これを横から見ると図5のようになる。尚、他の操作ボタン27、28も左回転式操作ボタン26同様に構成されている。
図6は、同図4の一実施の形態における加熱調理器1を構成する前面操作部3のタイマー操作部を説明するための斜視図である、同図に示すように、左ヒータ加熱部8のオン時間を設定するための左タイマー回転式操作ボタン29、右ヒータ加熱部9のオン時間を設定するための右タイマー回転式操作ボタン30、中央ヒータ加熱部10のオン時間を設定するための中央タイマー回転式操作ボタン31が前面操作部3の下側に横一列に配設されている。これらのタイマー回転式操作ボタン29、30、31(本発明のタイマー手段に相当)は、加熱体を所定時間動作させて、トッププレート5上に載置された被加熱物を自動で好適に調理できるように構成されている。また、左タイマー回転式操作ボタン29は左回転式操作ボタン26、中央タイマー回転式操作ボタン31は中央回転式操作ボタン28、右タイマー回転式操作ボタン30は右回転式操作ボタン27の下側に設けられている。これらのタイマー回転式操作ボタン29、30、31は時計方向、反時計方向に回転することによりタイマー時間を設定できるように構成されている。
これにより、各タイマー回転式操作ボタン29、30、31を目視しなくてもそれらの各タイマー回転式操作ボタン29、30、31に対応する各操作ボタン26、27、28でオンする加熱部8、9、10のタイマー設定時間を長くしたり、短くしたり調整できるように構成されている。そして、左タイマー回転式操作ボタン29が本体2奥方向に押されると凹んだ状態(前面操作部3と略面一状態)でロックされる。これによって左タイマー回転式操作ボタン29の回転操作が不能になり、左ヒータ加熱部8のタイマー機能はオフ状態になるように構成されている。尚、他の操作ボタン27、28も左回転式操作ボタン26同様に構成されている。
そして、左タイマー回転式操作ボタン29がロックされた状態より再度本体2奥方向に押されると、左タイマー回転式操作ボタン29は前面操作部3より所定寸法突出してロックが解除される。これによって左タイマー回転式操作ボタン29の不能状態は解除され回動操作を行えるようになると共に、左ヒータ加熱部8のタイマー機能がオン状態になるように構成されている。これを横から見ると図7のようになる。
また、左タイマー回転式操作ボタン29が時計方向に回動されるとタイマー時間が長くなり、反時計方向に回動されるとタイマー時間が短くなるように構成されている。尚、右タイマー回転式操作ボタン30も左タイマー回転式操作ボタン29同様に構成されている。また、中央タイマー回転式操作ボタン31は、ロースター部4のタイマー操作ボタンとしても使用できるように構成されている。
左回転式操作ボタン26の下方には左タイマー回転式操作ボタン29、右回転式操作ボタン27の下方には右タイマー回転式操作ボタン30、中央回転式操作ボタン28の下方には中央タイマー回転式操作ボタン31がそれぞれ配置されている。即ち、前面操作部3の各回転式操作ボタン26、27、28と、各タイマー回転式操作ボタン29、30、31は、それぞれ左右方向に略同じ配列で配設されている。
以上の構成で次に加熱調理器1で調理するときは天面2Aに設けたトッププレート5上の何れかの加熱部8、9、10上を選択し、被加熱物の入った調理鍋等を載置して調理が行われる。尚、回転式操作ボタン26、27、28及びタイマー回転式操作ボタン29、30、31は凹んだ状態でロックされているものとする。以下火力表示部は左ヒータ加熱部8を例に説明する。
まず、被加熱物の入った調理鍋等(図示せず)が天面2Aのトッププレート5上の左ヒータ加熱部8に載置された状態で、前面操作部3に設けられたメイン操作ボタン25をオンする。次に、左回転式操作ボタン26を押圧し、ロックされた状態を解除して突出させ左ヒータ加熱部8をオンする。次に、突出させた左回転式操作ボタン26を時計方向に所定量回動して、好みの火力(出力)に設定し、調理鍋内に入れた被加熱物を所定の設定温度で加熱する。
このときの左ヒータ加熱部8を図8に示している。即ち、左ヒータ加熱部8がオンされると、加熱部オン状態となり左火力表示部8Aは発光する(図8(A)右上から左下方向の斜線部分)。この左火力表示部8Aは、左右方向に設けられた複数の2色発光LED32(本発明の発光体に相当)にて帯状に配置されている。該2色発光LED32は多色で発光(本実施の形態では緑色と赤色の2色)できるように構成されており、加熱部オン状態になると複数の2色発光LED32全てが、例えば緑色の同一色で発光するように構成されている。尚、図8では加熱部オン状態(5個の2色発光LED32の点灯状態)を斜線で示している。
また、左火力表示部8Aは2色発光LED32全てが緑色の同一色で発光した状態で、火力値を緑色以外の他の色で一個一個発光できる。即ち、緑色で発光させて2色発光LED32を赤色に変えて発光させることができる。この火力値は後述する火力の値によって2色発光LED32の点灯個数が変わる。尚、2色発光LED32の発光色は緑色と赤色の2色に限らず、黄色や白色或いは青色などの何れかを用いても差し支えない。また、2色発光LED32に使用したい発光色がない場合は発光色を変色できるフィルター(図示せず)を用いることにより、更に多色で左火力表示部8Aを発光させてもよい。
左火力表示部8Aには左右方向全幅に渡って火力値を示す1〜5までの数字が設けられており、この数字は左から右方向に1から5まで順に等間隔で設けられている。また、左火力表示部8Aには火力値を示す数字に対応して加熱部オン状態を示す5個の2色発光LED32が設けられている。
そして、左回転式操作ボタン26を時計方向に回動させると、最初に左端の緑色に点灯している2色発光LED32が他の色(赤色)に変わり左火力表示部8Aに火力値1が表示される。この火力値1を、図8で右上から左下方向の斜線部分(加熱部オン状態)に左上から右下方向の斜線部分を加えて表示している(B)。
更に、左回転式操作ボタン26を時計方向に回動させると、火力値は加熱部オン状態の発光色(緑色)を右方向に順に他の発光色(赤色)に変えていく(図8(C)〜(E))。尚、図8(C)は火力値1〜5の内の火力値1、2の部分が赤色に点灯している状態(火力値2の状態)、図8(D)は火力値1〜5の内の火力値1、2、3の部分が赤色に点灯している状態(火力値3の状態)、図8(D)は1〜5の内の1、2、3、4の部分が赤色に点灯している状態(火力値4の状態)をそれぞれ示している。
このように、複数の2色発光LED32を一旦全て発光させ、左回転式操作ボタン26を時計方向に回動させることにより、発光させた色と異なる他色で発光させているので、最大火力(複数の2色発光LED32が全て発光)に対して、火力(出力)がどの位の火力であるかを一目で視認することができる。尚、火力値の設定を間違えた場合は、左回転式操作ボタン26を半時計方向に回動させれば、火力値を戻すことができる。これにより、左回転式操作ボタン26の回転操作性を大幅に改善することができる。
一方、被加熱物の加熱時間を予め決められた時間で加熱調理するときは、前面操作部3に設けられた左タイマー回転式操作ボタン29を押圧してロックを解除し、左ヒータ加熱部8のタイマー機能をオン状態にする。次に、左タイマー回転式操作ボタン29を時計方向に回動させて所望の調理時間をセットする。セットしたタイマー時間は、左表示部8Cに表示される。尚、タイマー設定時間を間違えた場合は、左タイマー回転式操作ボタン29を半時計方向に回動させれば、タイマー時間を戻すことができる。
そして、調理終了後は、左タイマー回転式操作ボタン29を押圧してロックし、タイマー機能をオフにする。また、左回転式操作ボタン26を押圧してロックし、左ヒータ加熱部8をオフし、前面操作部3に設けられたメイン操作ボタン25をオフする。この場合、タイマー機能或いは左ヒータ加熱部8のどちらを先にオフにしても特に問題が生じないように構成されている。尚、右ヒータ加熱部9、中央ヒータ加熱部10も同様に操作及び表示を行えるように構成されている。
このように、加熱調理器1の本体2天面2A(トッププレート5)上に各ヒータ加熱部8、9、10の火力表示部及びタイマー機能などの全ての表示部を集約しているので、加熱調理中でも調理物から目線を外すことなく前面操作部3に設けた回転式操作ボタン26、27、28やタイマー回転式操作ボタン29、30、31を操作することができる。これにより、トッププレート5上に載置した被加熱物が入った調理鍋内等からの煮こぼれ、ふきこぼれ等を防止することが可能となる。また、従来天面2Aより低い位置(カンガルーポケット式操作部)に設けた一部の表示部をトッププレート5上に集約しているので、表示部が目線と近くなり視認し易くなる。これにより、回転式操作ボタン26、27、28やタイマー回転式操作ボタン29、30、31の誤操作を防止することができる。
また、各ヒータ加熱部8、9、10の回転式操作ボタン29、30、31とタイマー回転式操作ボタン29、30、31の位置関係を上下に配置し対応させているので、前面操作部3に設けた各タイマー回転式操作ボタン29、30、31の位置に目線をやることなく操作することができるようになる。これにより、調理鍋等を片手に持っていても空いている方の片手で回転式操作ボタン29、30、31や各タイマー回転式操作ボタン29、30、31を操作することができ、極めて前面操作部3の操作性を向上させることができる。
また、天面2A上に各ヒータ加熱部8、9、10の火力表示部及びタイマー機能などの全ての表示部を集約すると共に、前面操作部3に回転式操作ボタン26、27、28やタイマー回転式操作ボタン29、30、31を設けているので加熱調理器1の火力設定や調理時間を調理者が立ったまま操作することができる。これにより、極めて加熱調理器1の操作性を向上させることができるようになる。
また、上面操作部7の操作ボタンと、前面操作部3の操作ボタンは、同一の操作・設定情報を入力することが可能なので、使用者が使い易い操作ボタンで操作することができる。さらに上面操作部7の操作ボタンを押圧式とし、前面操作部3の操作ボタンを回転式としたので、大きな変更量が必要なときには回転式の操作ボタンを、細かい入力が必要なときには押圧式の操作ボタンを操作するということが可能になり、入力する情報によっても使い分けが可能となる。
さらに本実施形態では加熱体を所定時間動作させるためのタイマー手段を有し、タイマー手段により加熱体を動作させる所定時間を上面操作部の操作ボタン、及び前面操作部3の操作ボタンにより入力可能となっているので、特にタイマーなどは60進法であり、押圧式のボタンで数値を1つづつ変化させて入力するのは大変な手間であるが、このような入力の際にも大きい入力を回転式の操作ボタンで入力し、目標の数値が近づいたら押圧式の操作ボタンで入力する等の操作が可能となるため、調理器の使い勝手が、非常に向上される。
実施の形態2.
本実施形態における加熱調理器1は、前述の実施の形態1と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。図9は、本発明の他の一実施形態の左火力表示部8Aの縦断側面図である。尚、前述の実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。以下火力表示部は左火力表示部8Aを例にして説明する。即ち、左火力表示部8Aは、射出成形による合成樹脂で製作され、周囲を周囲壁で形成されると共に上下面を開口した筒状の左LEDホルダー33(本発明のホルダに相当)と、通電により2色の色をそれぞれ切り換えて発光可能な2色発光LED32と、2色発光LED32の発光した光を拡散させる拡散板34と、左LEDホルダー33が立設されると共に2色発光LED32を実装した基板35とから構成されている。
左LEDホルダー33の周囲壁は、前記上面操作部7の長手方向に延在する前板(図示せず)及び後壁40と、この前後壁40の両側に設けられた側壁37、38とから横長矩形状に形成され上下面を開口している。これらの前後壁40及び側壁37、38は同一の高さに構成されており、下端は基板35に当接し、上端はトッププレート5からわずかな間隔をあけている。左LEDホルダー33は、前後壁40と側壁37、38とから形成された周囲壁の内側に発光領域33Aを設けている(図10点線枠)。
図10に示すように左LEDホルダー33の発光領域33A(上端)はシート状或いはアクリル板などのスリガラス状の拡散板34で覆われている。この拡散板34は光を透過し拡散させると共に、拡散板34の上方にトッププレート5の左火力観察窓11が位置する(図中太線枠)。左火力観察窓11内は2色発光LED32が発光した光を透過し、左火力観察窓11の周囲外側は2色発光LED32が発光した光を遮光する。この左火力観察窓11に対し、左LEDホルダー33の発光領域33Aは大きく形成されており、これによって拡散板34で拡散された2色発光LED32の光の輪郭をはっきりさせ、左火力表示部8Aの火力表示を見易くしている。
左LEDホルダー33内には2色発光LED32が複数(本実施の形態では5個)設けられており、隣接する各2色発光LED32間はそれぞれ左LEDホルダー33に一体に成形された仕切壁36にて仕切られると共に、各仕切壁36の上端は拡散板34より所定寸法離間させている。そして、基板35から拡散板34までの左LEDホルダー33(周囲壁)の高さ寸法をH、各仕切壁36の上端から拡散板34までの隙間寸法をLとすると、各仕切壁36は周囲壁の高さ寸法Hに対し、各仕切壁36の上端から拡散板34までの隙間寸法Lだけ、各仕切壁36上部に空間が開く構造になっている。即ち、各仕切壁36の上端は左LEDホルダー33の側壁37、38上端より所定寸法低く設定されている。これによって、それぞれの2色発光LED32の上端は各仕切壁36で仕切られて塞がれることなく左LEDホルダー33内で連通している。そして、隣接する各2色発光LED32から発光された光が、仕切壁36上方の空間で所定範囲が混合され拡散板34にて拡散される。
このように、左ヒータ加熱部8の火力(出力)表示は、左LEDホルダー33の仕切壁36上部に離間寸法Lだけ空間を設けているので、左回転式操作ボタン26を押圧して左ヒータ加熱部8をオンした場合、前述した如き複数個ある2色発光LED32を緑色で1本の帯状に発光させることができる(図8(A))。そして、左回転式操作ボタン26を時計方向に回動させると緑色に点灯している左端(火力値1)の2色発光LED32が赤色に変わって発光する(図8(B))。
このとき、火力値1(左端)と火力値2(左端から2番目)との境界線は、火力値1の赤色と火力値2の場所の緑色が混合された混合色となる。即ち、火力値1の発光している2色発光LED32(赤色)と他の発光している2色発光LED32(緑色)との境界は、仕切壁36上部に所定の空間(離間寸法L)を設けているので、赤色に発光した火力値1の光が火力値2側に、緑色に発光した火力値2の光が火力値1側にそれぞれ所定寸法入り込んで拡散板34を重複照射し、火力値1と火力値2との境界線をグラデーション化した混合色に発光する。
これにより、各火力値の境界線をぼかして曖昧にすることができるので、左回転式操作ボタン26を回動した場合に滑らかに火力値の表示を変化させることが可能となり、火力値の増減を視認し易くできる。この場合、例えば、トッププレート5に印刷された火力値1〜5の表示と左火力観察窓11との位置ズレが発生したとしても、そのズレを目立ち難くさせることができる。また、火力表示部全体を緑色で帯状に発光させ、火力値だけを赤色で発光させているので各加熱装置21、22、23の最大火力出力に対してそれらの各加熱装置21、22、23がどの位の火力であるかを一目で視認することができる。これにより、操作ボタンの操作性を大幅に改善することができる。
また、2色発光LED32の発光領域33Aを左火力観察窓11に対して大きい枠にしているので、製品組み立て時に前後方向或いは左右方向に拡散板34のズレが発生した場合などでも拡散板34は左火力観察窓11からはみ出すことなく視覚的なズレを分かりづらくすることができる。これにより、拡散板34の仕切りの一部が観察窓11内に見えてしまうなどの不都合を解消することができ、大幅な品質の安定化を図ることができるようになる。尚、右火力表示部9A及び中央火力表示部10Aは、左火力表示部8A同様に構成されており、左火力表示部8A同様の効果を得ることができる。
さらに本実施形態では、表示器が加熱体の火力調節量を示すための複数の発光体を備え、各発光体は帯状に配置されると共に、多色発光可能であるため、通電可能状態、火力出力中など、色により使用者が一目で調理器の動作状態を理解することが可能となる。また、異なる色の同時発光により、2色の色だけでなくさらに多色の発光も可能となる。
そして各発光体は前記トッププレート5の下方に配置されるホルダーに保持されると共に、該ホルダーは前記各発光体間をそれぞれ仕切る複数の仕切壁を備え、各仕切壁の上端は前記ホルダーの外周側壁上端より所定寸法低く設定されていることで、LEDを発光させた際に隣り合うLEDが異なる色で発光していると、その境界が異なる色で表示される。このような構成であると、前述のように例えば火力を赤色で発光させ、他の場所を異なる色、本実施形態では緑色で発光させると、その境界部分が混合された混合色となり、境界線がグラデーション化した混合色で発光するため、火力表示部分は連続した赤表示、未出力の出力可能部分が連続した緑の表示、境界線が紫の表示で観察され、出力される火力に応じて境界線が表示される位置が変わり、境界線の上を見ることで現在の火力をすぐに確認することもできるため、視認性が格段に向上される。
特にこのような表示は、本実施形態の操作部が回転式操作ボタンを有するため、回転式操作ボタンを使用した際に、連続して火力が上っていくように見え、使用感がスムーズになるという効果も奏する。
また、ホルダと前記トッププレートとの間に、発光体から照射された光を拡散させるための光拡散部材を設けたので、単色の発光が各表示部にきれいに発光することはもちろん、混合色の表示も非常に明瞭に表示することができる。
実施の形態3.
本実施形態における加熱調理器1は、前述の各実施形態と略同じ構成を有している。以下、異なる部分について説明する。図11は、本発明の他の一実施形態の左火力表示部8Aの縦断側面図である。尚、前述の各実施の形態と同じ部分にはこれと同じ符号を付し、説明を省略する。以下火力表示部は左火力表示部8Aを例にして説明する。即ち、左火力表示部8Aは実施の形態2の左LEDホルダー33の側壁37及び側壁38に空気を通過可能な通風口41、42(本発明の通気部に相当)を設けている。この通風口41、42は、側壁37及び側壁38上部が所定寸法切り欠かれ、これによって左LEDホルダー33の周囲壁内と周囲壁外とを連通している。
この通風口41、42は、左LEDホルダー33の外の空気を例えば通風口41から流入して各仕切壁36上部の空間を通過させて通風口42から左LEDホルダー33の周囲壁の外へ通過させる構造になっている。また、通風口41は前記本体2内に設けられた送風ファン24の下流側に連通すると共に、通風口42は排気穴19を介して本体2外部に連通している。
そして、送風ファン24はフィルター20を介して吸気口18から外気を吸い込み、吸い込まれた外気は通風口41から左LEDホルダー33内を経て、通風口42から排気穴19を通り本体2外部に排出される。このとき、通風口41から左LEDホルダー33内に入った空気は拡散板34を冷却すると共に、一部の空気は各仕切壁36間に入り、仕切壁36間の空気を冷却する(図11矢印)。
これにより、加熱体の輻射熱で拡散板34や左LEDホルダー33が熱せられた場合などでも、外気で拡散板34や左LEDホルダー33及び左LEDホルダー33内などを冷却することができる。特に、左LEDホルダー33内の温度を外気で冷却することができるので、2色発光LED32が輻射熱よって損傷してしまうなどの寿命低下も防止することができる。尚、左LEDホルダー33内には送風ファン24からの空気を通風口42側から通風口41側に通過させても同様の効果を得ることができる。
また、左LEDホルダー33内の温度を冷却することにより、静電気による拡散板34への塵埃の付着等も防止することができ、拡散板34の透光低下を防止することも可能となる。更に、例えば、熱で変形し易い合成樹脂などの拡散板34を用いた場合にも、左LEDホルダー33内に流通する空気で拡散板34を冷却することができるので、拡散板34が熱で軟化し変形してしまうなどの不具合を阻止することができる。これにより、拡散板34が熱で変形して左火力表示部8Aの表示が歪んで見えるなどの不都合を防止することができる。尚、右火力表示部9A及び中央火力表示部10AのLEDホルダー(図示せず)も左火力表示部8A同様に構成されており、左火力表示部8A同様の効果を得ることができる。
なお、このようにホルダの側壁には通気部が形成されている構成において、ホルダが各発光体間をそれぞれ仕切る複数の仕切壁を備え、各仕切壁の上端はホルダの外周側壁上端より所定寸法低く設定されている構成であれば、ホルダ内を冷却風が良好に通過し、冷却効率も格段に向上される。
本発明の実施の形態の加熱調理器の斜視図である。 同図1の実施の形態の加熱調理器を示す内部配置図である。 同図1の実施の形態の加熱調理器の上面図である。 本発明の実施の形態の加熱調理器を構成する前面操作部(左回転式操作ボタンを突出させた状態) 同図4の実施の形態の加熱調理器を構成する前面操作部(左回転式操作ボタンを突出させた状態)の斜視図である。 本発明の実施の形態の加熱調理器を構成する前面操作部(左タイマー回転式操作ボタンを突出させた状態)の斜視図である。 同図6の実施の形態の加熱調理器を構成する前面操作部(左タイマー回転式操作ボタンを突出させた状態)の斜視図である。 本発明の実施の形態の加熱調理器を構成する左火力表示部で火力表示を示している図である。 本発明の一実施の形態の加熱調理器を構成する左火力表示部を示す上面図である。 同図9の一実施の形態の加熱調理器を構成する左火力表示部(左LEDホルダー)の縦断側面図である。 本発明の一実施の形態の加熱調理器を構成する火力表示部(左LEDホルダー)の縦断側面図である。 従来の加熱調理器の概要斜視図である。 従来の加熱調理器のカンガルー式操作部の正面図である。 従来の加熱調理器を構成する左火力表示部を形成する火力表示装置を示す上面図である。 同図14の加熱調理器を構成する左火力表示部を形成する火力表示装置の縦断側面図である。 従来の加熱調理器を構成する左火力表示部で火力表示を示している図である。 従来の加熱調理器の拡散板に設けられた仕切りが正常な位置に組み立てられた火力表示部の上面図である。 従来の加熱調理器の拡散板が右方向にズレて組み立てられLEDホルダーの側壁が火力観察窓から少し見えた状態を示す火力表示部の上面図である。 従来の加熱調理器の拡散板が更に右方向にズレて組み立てられLEDホルダーの長手方向側壁が完全に火力観察窓から少し見えた状態を示す火力表示部の上面図である。 従来の加熱調理器の拡散板が前後方向にズレて組み立てられLEDホルダーの幅方向側壁が火力観察窓から少し見えた状態を示す火力表示部の上面図である。
符号の説明
1 加熱調理器、2A 天面、3 前面操作部、5 トッププレート、7 上面操作部、8 左ヒータ加熱部、8A 左火力表示部、8C 左表示部、9 右ヒータ加熱部、9A 右火力表示部、9C 右表示部、10 中央ヒータ加熱部、10A 中央火力表示部、10C 中央表示部、11 左火力観察窓、12 右火力観察窓、13 中央火力観察窓、14 左表示観察窓、15 右表示観察窓、16 中央表示観察窓、21 左誘導加熱装置、22 右誘導加熱装置、23 中央加熱ヒータ装置、24 送風ファン、32 2色発光LED、33 左LEDホルダー、33A 発光領域、34 拡散板、41 通風口、42 通風口。

Claims (7)

  1. 本体の天面に設けられた非磁性材より成るトッププレートと、
    前記トッププレートの外周に備えられた枠体と、
    前記本体内部に設けられた複数の加熱体と、
    前記枠体に設けられ、調理器の操作・設定情報を入力する操作ボタンが設けられた上面操作部と、
    前記本体の前面に設けられ、調理器の操作・設定情報を入力する操作ボタンが設けられた前面操作部と、
    前記本体天面に目視可能に設けられ、前記複数の加熱体の加熱出力等の動作状況や操作・設定情報等を表示する表示器を備え、
    前記上面操作部の操作ボタンを押圧式とし、前記前面操作部の操作ボタンを回転式としたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記上面操作部の操作ボタンと、前記前面操作部の操作ボタンは、同一の操作・設定情報を入力することが可能なことを特徴とする請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記加熱体を所定時間動作させるためのタイマー手段を有し、前記タイマー手段により前記加熱体を動作させる所定時間を前記上面操作部の操作ボタン、及び前記前面操作部の操作ボタンにより入力可能なことを特徴とする請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記表示器は前記加熱体の火力調節量を示すための複数の発光体を備え、各発光体は帯状に配置されると共に、多色発光可能であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の加熱調理器。
  5. 前記各発光体は前記トッププレートの下方に配置されるホルダに保持されると共に、該ホルダは前記各発光体間をそれぞれ仕切る複数の仕切壁を備え、各仕切壁の上端は前記ホルダの外周側壁上端より所定寸法低く設定されていることを特徴とする請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記ホルダと前記トッププレートとの間に、前記発光体から照射された光を拡散させるための光拡散部材を設けたことを特徴とする請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 前記ホルダの側壁には通気部が形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の加熱調理器。
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