JP2005088372A - 射出成形金型 - Google Patents
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Abstract
【課題】 成形品への突起形状の転写をなくし、かつ簡単に入れ子交換を行うことができる射出成形金型を提供する。
【解決手段】 固定側プレート20あるいは可動側プレート21からなる金型主体に設けられた成形品面に接する交換用入れ子22の成形品面側にポケット形状部を形成し、その底面に交換用入れ子22と金型主体を締結する入れ子螺結用ボルト23を設け、ポケット形状部を、磁力を有するボルト隠蔽用入れ子24で被覆した射出成形金型。
【選択図】 図2
【解決手段】 固定側プレート20あるいは可動側プレート21からなる金型主体に設けられた成形品面に接する交換用入れ子22の成形品面側にポケット形状部を形成し、その底面に交換用入れ子22と金型主体を締結する入れ子螺結用ボルト23を設け、ポケット形状部を、磁力を有するボルト隠蔽用入れ子24で被覆した射出成形金型。
【選択図】 図2
Description
本発明は、プラスチック射出成形金型に関するものである。
射出成形金型において、形状が部分的に異なる2部品を1つの金型で成形する場合、形状が異なる部分のみ交換用入れ子とし、2部品を打ち分ける。通常、交換用入れ子は、成形品面に締結用ボルトを設置できないため、可動側もしくは固定側の製品面と反対側の面からボルトで締結されている。そのため入れ子交換作業は、金型を成形機からおろしてバラシして実施されるが、この作業が非常に煩雑で生産性を損ねることとなる。その解決手段として、下記の技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、交換用入れ子を可動側もしくは固定側の製品面から挿入し、交換用入れ子の保持手段として、交換用入れ子底面(製品面と反対側の面)にノッチと斜面を、かつ金型外部から抜き差し可能なバーを設け、バーの抜き差しにより交換用入れ子の保持と離脱を行う技術が開示されている。
他にも、同様に金型外部からバーを抜き差しして入れ子交換する構造として、特許文献2、特許文献3、特許文献4記載の技術がある。いずれも製品面側には、交換用入れ子締結のための凹凸は不要であるが、バーを挿入するスペースを必要とする。
図11は従来から知られた可動側金型の上面図、図12は同じく断面図である。可動側プレート11に、製品面側から挿入された交換用入れ子12を、ボルト上面に脱着用スリット14(ドライバー用溝)を有する特殊ボルト13で螺結する。ボルトヘッド部は交換用入れ子12に滑合状態に製作され、交換用入れ子12の隙間に樹脂が流入することは防止されている。
特開平11−935号公報
特開平11−10650号公報
特開2000−61961公報
実開平5−53921号公報
例えば、特許文献1には、交換用入れ子を可動側もしくは固定側の製品面から挿入し、交換用入れ子の保持手段として、交換用入れ子底面(製品面と反対側の面)にノッチと斜面を、かつ金型外部から抜き差し可能なバーを設け、バーの抜き差しにより交換用入れ子の保持と離脱を行う技術が開示されている。
他にも、同様に金型外部からバーを抜き差しして入れ子交換する構造として、特許文献2、特許文献3、特許文献4記載の技術がある。いずれも製品面側には、交換用入れ子締結のための凹凸は不要であるが、バーを挿入するスペースを必要とする。
図11は従来から知られた可動側金型の上面図、図12は同じく断面図である。可動側プレート11に、製品面側から挿入された交換用入れ子12を、ボルト上面に脱着用スリット14(ドライバー用溝)を有する特殊ボルト13で螺結する。ボルトヘッド部は交換用入れ子12に滑合状態に製作され、交換用入れ子12の隙間に樹脂が流入することは防止されている。
上記構造は、成形機上で製品面側から入れ子交換が可能であり、入れ子交換のための型外部からのバー等が不要のため、最小限のスペースで適用できるが、脱着用スリットの突起形状が製品形状に転写されてしまい、製品機能上この突起形状が許されない場合(嵌合面や摺動面、外観面等の場合)は、この構造は採用できない。
特開平11−935号公報に示すような、金型外部から抜き差し可能なバーを設け、バーの抜き差しにより交換用入れ子の保持と離脱を行う構造の場合、通常はバーと直交する方向に他の金型構造部材(スライド、エジェクターピン、プラーボルト等)があり、それらに干渉しないように設置部を選ばなければならないという制約がある。
また、バーの先端の斜面部を入れ子の切り欠き部に圧接する構造となっているため、バーを金型下側面あるいは横側面から挿入した場合、成形中の振動によりバーの入れ子への圧接が緩み、バーが後退してロック機能を果たさなくなることが予測される。
さらに、バーの抜き差しのためのガイドと成形中のバーの保持のために、バーの4方が金型部材でガイドされている必要があり、固定側に設置する場合は、固定側プレートと固定側取り付け板が成形中に密着している状態が保持される2プレート構造の金型に限定され、可側に設置する場合は、コアプレートに背板のあるバックアッププレート方式に限定される。
上記従来技術が有する問題点を解決する手段としては、バーの後退防止のためにバーと金型構造部材をボルトにて螺結したり、ガイド用別部材を金型構造部に追加する技術があるが、部材が増え金型製作コストが上昇する上に、そのための新たなスペースも必要となり、安価で最適な手段とは言えない。
また、たとえ上述の様な追加部材を使用しなくとも、バーの大きさは金型にあわせて製作しなければならないし、入れ子切り欠き部の加工も特殊なため、安価な構造とは言えない。
他の特開平11−10650号公報、 特開2000−61961公報、実開平5−53921号公報においても、上述と同様の欠点があり、場合によってはさらに高価なものとなってしまう。
本発明は、成形品への突起形状の転写をなくし、かつ簡単に入れ子交換を行うことができる射出成形金型を提供することを目的とする。
特開平11−935号公報に示すような、金型外部から抜き差し可能なバーを設け、バーの抜き差しにより交換用入れ子の保持と離脱を行う構造の場合、通常はバーと直交する方向に他の金型構造部材(スライド、エジェクターピン、プラーボルト等)があり、それらに干渉しないように設置部を選ばなければならないという制約がある。
また、バーの先端の斜面部を入れ子の切り欠き部に圧接する構造となっているため、バーを金型下側面あるいは横側面から挿入した場合、成形中の振動によりバーの入れ子への圧接が緩み、バーが後退してロック機能を果たさなくなることが予測される。
さらに、バーの抜き差しのためのガイドと成形中のバーの保持のために、バーの4方が金型部材でガイドされている必要があり、固定側に設置する場合は、固定側プレートと固定側取り付け板が成形中に密着している状態が保持される2プレート構造の金型に限定され、可側に設置する場合は、コアプレートに背板のあるバックアッププレート方式に限定される。
上記従来技術が有する問題点を解決する手段としては、バーの後退防止のためにバーと金型構造部材をボルトにて螺結したり、ガイド用別部材を金型構造部に追加する技術があるが、部材が増え金型製作コストが上昇する上に、そのための新たなスペースも必要となり、安価で最適な手段とは言えない。
また、たとえ上述の様な追加部材を使用しなくとも、バーの大きさは金型にあわせて製作しなければならないし、入れ子切り欠き部の加工も特殊なため、安価な構造とは言えない。
他の特開平11−10650号公報、 特開2000−61961公報、実開平5−53921号公報においても、上述と同様の欠点があり、場合によってはさらに高価なものとなってしまう。
本発明は、成形品への突起形状の転写をなくし、かつ簡単に入れ子交換を行うことができる射出成形金型を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、固定側プレートあるいは可動側プレートからなる金型主体に設けられた成形品面に接する交換用入れ子の成形品面側にポケット形状部を形成し、その底面に交換用入れ子と金型主体を締結する入れ子螺結用ボルトを設け、ポケット形状部を、磁力を有するボルト隠蔽用入れ子で被覆した射出成形金型を最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の射出成形金型において、ボルト隠蔽用入れ子底面の交換用入れ子との接触面積が、ボルト隠蔽用入れ子の上面面積より小さく設定されている射出成形金型を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の射出成形金型において、ボルト隠蔽用入れ子の上面全体に磁力を有する隠蔽用入れ子抜去用治具を密着して設けた射出成形金型を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の射出成形金型において、隠蔽用入れ子抜去用治具は、治具主体と、それに接合された柔軟な塑性変形可能な部材と、さらにそれに接合された磁力を有する柔軟な板状部材を有する射出成形金型を主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の射出成形金型において、ボルト隠蔽用入れ子底面の交換用入れ子との接触面積が、ボルト隠蔽用入れ子の上面面積より小さく設定されている射出成形金型を主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の射出成形金型において、ボルト隠蔽用入れ子の上面全体に磁力を有する隠蔽用入れ子抜去用治具を密着して設けた射出成形金型を主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載の射出成形金型において、隠蔽用入れ子抜去用治具は、治具主体と、それに接合された柔軟な塑性変形可能な部材と、さらにそれに接合された磁力を有する柔軟な板状部材を有する射出成形金型を主要な特徴とする。
請求項1ないし4記載の発明により、成形品への突起形状の転写をなくし、かつ簡単に入れ子交換を行うことができる射出成形金型を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る射出成形金型における型閉時の可動側プレートの上面図、図2は型閉時の全体縦断面図、図3は入れ子交換時の可動側プレートの断面図である。
図1、2において、金型主体(本図の場合可動側プレート21)に、製品面(成形品面)側から挿入された交換用入れ子22を、製品面側から入れ子締結用ボルト23で締結する。交換用入れ子22のボルト締結用ザグリ形状の上部にはポケット加工(ポケット形状部)22aが施してあり、この部分に磁力を有するボルト隠蔽用入れ子24を挿入する。入れ子締結用ボルト23の上面25は、ボルト隠蔽用入れ子24の下面26に接しておらす、ボルト隠蔽用入れ子24は交換用入れ子22の座面27との接触面で、磁力により交換用入れ子22に保持されている。符号20は固定側プレートを示す。
この状態で成形されるが、ボルト隠蔽用入れ子24の外周は交換用入れ子22と滑合状態で製作されており、この接合面からの樹脂漏れは無い。また、離型時にはボルト隠蔽用入れ子24は磁力で交換用入れ子22に密着されているため、脱落することは無い。
図3において、交換用入れ子22の交換時は、ボルト隠蔽用入れ子24の上面28に、磁力を持った隠蔽用入れ子抜去用治具29を密着させ、矢印方向に抜去する。この時、ボルト隠蔽用入れ子24の下面26は、交換用入れ子24の座面27で交換用入れ子24に密着する力は存在しているが、隠蔽用入れ子抜去用治具29との接触面の方が大きいため、ボルト隠蔽用入れ子24と隠蔽用入れ子抜去部品29の密着力が、ボルト隠蔽用入れ子24が交換様入れ子22に密着する力に勝り、矢印方向に抜去される。
図4はボルト隠蔽用入れ子の上下面の接触面積を示す断面図である。Aは上面の接触面積、Bは下面の接触面積である。その後、入れ子締結用ボルト23を外した後、交換用入れ子22のボルト締結用ザグリの内面に施されたネジ形状部30にボルトをねじ込み、交換用入れ子22を抜去する。
図1〜3は可動側に本発明を実施した例であるが、同様に固定側にも実施可能である。
図1は本発明の第1実施形態に係る射出成形金型における型閉時の可動側プレートの上面図、図2は型閉時の全体縦断面図、図3は入れ子交換時の可動側プレートの断面図である。
図1、2において、金型主体(本図の場合可動側プレート21)に、製品面(成形品面)側から挿入された交換用入れ子22を、製品面側から入れ子締結用ボルト23で締結する。交換用入れ子22のボルト締結用ザグリ形状の上部にはポケット加工(ポケット形状部)22aが施してあり、この部分に磁力を有するボルト隠蔽用入れ子24を挿入する。入れ子締結用ボルト23の上面25は、ボルト隠蔽用入れ子24の下面26に接しておらす、ボルト隠蔽用入れ子24は交換用入れ子22の座面27との接触面で、磁力により交換用入れ子22に保持されている。符号20は固定側プレートを示す。
この状態で成形されるが、ボルト隠蔽用入れ子24の外周は交換用入れ子22と滑合状態で製作されており、この接合面からの樹脂漏れは無い。また、離型時にはボルト隠蔽用入れ子24は磁力で交換用入れ子22に密着されているため、脱落することは無い。
図3において、交換用入れ子22の交換時は、ボルト隠蔽用入れ子24の上面28に、磁力を持った隠蔽用入れ子抜去用治具29を密着させ、矢印方向に抜去する。この時、ボルト隠蔽用入れ子24の下面26は、交換用入れ子24の座面27で交換用入れ子24に密着する力は存在しているが、隠蔽用入れ子抜去用治具29との接触面の方が大きいため、ボルト隠蔽用入れ子24と隠蔽用入れ子抜去部品29の密着力が、ボルト隠蔽用入れ子24が交換様入れ子22に密着する力に勝り、矢印方向に抜去される。
図4はボルト隠蔽用入れ子の上下面の接触面積を示す断面図である。Aは上面の接触面積、Bは下面の接触面積である。その後、入れ子締結用ボルト23を外した後、交換用入れ子22のボルト締結用ザグリの内面に施されたネジ形状部30にボルトをねじ込み、交換用入れ子22を抜去する。
図1〜3は可動側に本発明を実施した例であるが、同様に固定側にも実施可能である。
図5、図6は図3の隠蔽用入れ子抜去用治具の詳細構造と働きを示す断面図である。隠蔽用入れ子抜去用治具29は、硬質な主体41と、それに接合された柔軟な塑性変形可能な部材(好ましくはゴム、スポンジ)42、さらにそれに接合された磁気を有する柔軟な板状部材(好ましくはマグネットシート)43で構成される。この構造により、板状部材43の下面44に外力が加わった場合、各部材の接合がはがれること無く柔軟に変形することができる。
図5は、隠蔽用入れ子抜去用治具29をボルト隠蔽用入れ子24に接触する前の状態を表したものである。ボルト隠蔽用入れ子24の上面28が曲面の場合、抜去治具の下面44はこの状態ではフラットのため、形状が異なる。しかしながら図6の様に、抜去治具を隠蔽用入れ子45に押し当てると、その柔軟性により板状部材43の下面44はボルト隠蔽用入れ子24の上面28の形状に倣い密着し、板状部材43の磁力でボルト隠蔽用入れ子24を保持する力が働く。そして抜去方向に引っ張ることで、ボルト隠蔽用入れ子24を抜去することができる。
もちろん、ボルト隠蔽用入れ子24の上面28は平面でも同様の働きが可能である。
図5は、隠蔽用入れ子抜去用治具29をボルト隠蔽用入れ子24に接触する前の状態を表したものである。ボルト隠蔽用入れ子24の上面28が曲面の場合、抜去治具の下面44はこの状態ではフラットのため、形状が異なる。しかしながら図6の様に、抜去治具を隠蔽用入れ子45に押し当てると、その柔軟性により板状部材43の下面44はボルト隠蔽用入れ子24の上面28の形状に倣い密着し、板状部材43の磁力でボルト隠蔽用入れ子24を保持する力が働く。そして抜去方向に引っ張ることで、ボルト隠蔽用入れ子24を抜去することができる。
もちろん、ボルト隠蔽用入れ子24の上面28は平面でも同様の働きが可能である。
図7は本発明の第2実施形態に係る射出成形金型における型閉時の可動側プレートの上面図、図8は型閉時の全体断面図、図9は入れ子交換時の可動側プレートの縦断面図、図10はボルト隠蔽用入れ子の上下面の接触面積を示す断面図である。Aは上面の接触面積、Bは下面の接触面積である。
交換用入れ子52に形成された成形品形状部53の深さ、大きさが小さく、交換用入れ子52に対する成形品形状部53の食いつき力が小さい場合、交換用入れ子52を、磁力を有する金属で形成し、締結用ボルト無しに金型主体(第2の実施形態の場合はコアプレート51)に磁力で保持させる。この場合は交換用入れ子52の底面54に逃げ部55を設け、交換用入れ子52と金型主体の接触面積を上面56より小さくすることで、入れ子交換時には、磁力を有する入れ子抜去部品57に交換用入れ子52が保持され、抜去される。
ボルト隠蔽用入れ子24は、円柱状の極端にシンプルな形状であり、螺結用ボルトサイズに応じて汎用化ができるので、非常に安価に製作できる。さらに、ボルト隠蔽用入れ子24の破損や紛失に備えて、予備をストックしておけば憂いは無い。
本発明においては、製品面側から交換用入れ子22の締結ネジ(入れ子締結用ボルト23)を取り外しできるので、金型を成形機に乗せたまま入れ子交換ができる。また、入れ子脱着用のバーも存在しないので、他の構造物に制限されること無く最小の範囲で成形を行うことができる。また、入れ子脱着用の突起形状が製品面に残ることも無く、製品形状を損なわない。
交換用入れ子52に形成された成形品形状部53の深さ、大きさが小さく、交換用入れ子52に対する成形品形状部53の食いつき力が小さい場合、交換用入れ子52を、磁力を有する金属で形成し、締結用ボルト無しに金型主体(第2の実施形態の場合はコアプレート51)に磁力で保持させる。この場合は交換用入れ子52の底面54に逃げ部55を設け、交換用入れ子52と金型主体の接触面積を上面56より小さくすることで、入れ子交換時には、磁力を有する入れ子抜去部品57に交換用入れ子52が保持され、抜去される。
ボルト隠蔽用入れ子24は、円柱状の極端にシンプルな形状であり、螺結用ボルトサイズに応じて汎用化ができるので、非常に安価に製作できる。さらに、ボルト隠蔽用入れ子24の破損や紛失に備えて、予備をストックしておけば憂いは無い。
本発明においては、製品面側から交換用入れ子22の締結ネジ(入れ子締結用ボルト23)を取り外しできるので、金型を成形機に乗せたまま入れ子交換ができる。また、入れ子脱着用のバーも存在しないので、他の構造物に制限されること無く最小の範囲で成形を行うことができる。また、入れ子脱着用の突起形状が製品面に残ることも無く、製品形状を損なわない。
20 固定側プレート
21 可動側プレート
22 交換用入れ子
23 入れ子締結用ボルト
24 ボルト隠蔽用入れ子
21 可動側プレート
22 交換用入れ子
23 入れ子締結用ボルト
24 ボルト隠蔽用入れ子
Claims (4)
- 固定側プレートあるいは可動側プレートからなる金型主体に設けられた成形品面に接する交換用入れ子の成形品面側にポケット形状部を形成し、その底面に交換用入れ子と金型主体を締結する入れ子螺結用ボルトを設け、ポケット形状部を、磁力を有するボルト隠蔽用入れ子で被覆したことを特徴とする射出成形金型。
- 請求項1に記載の射出成形金型において、ボルト隠蔽用入れ子底面の交換用入れ子との接触面積が、ボルト隠蔽用入れ子の上面面積より小さく設定されていることを特徴とする射出成形金型。
- 請求項1に記載の射出成形金型において、ボルト隠蔽用入れ子の上面全体に磁力を有する隠蔽用入れ子抜去用治具を密着可能に構成したことを特徴とする射出成形金型。
- 請求項3に記載の射出成形金型において、隠蔽用入れ子抜去用治具は、治具主体と、それに接合された柔軟な塑性変形可能な部材と、さらにそれに接合された磁力を有する柔軟な板状部材を有することを特徴とする射出成形金型。
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JP2003325305A JP2005088372A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 射出成形金型 |
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JP2003325305A JP2005088372A (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 射出成形金型 |
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Publication Number | Publication Date |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106863687A (zh) * | 2017-02-24 | 2017-06-20 | 芜湖市伟华泡塑有限公司 | 一种防伪式空调内部蜗壳风道eps模具 |
CN107042612A (zh) * | 2016-02-05 | 2017-08-15 | 苏州汉扬精密电子有限公司 | 插入式产品的固定结构 |
JPWO2021171632A1 (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 | ||
CN114407287A (zh) * | 2021-12-27 | 2022-04-29 | 江苏磊霆精密新材料有限公司 | 一种伸缩抵接式法兰盘注塑模具 |
-
2003
- 2003-09-17 JP JP2003325305A patent/JP2005088372A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021171632A1 (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 | 浦谷商事株式会社 | 交換自在な金型部品 |
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CN114407287B (zh) * | 2021-12-27 | 2023-08-29 | 江苏磊霆精密新材料有限公司 | 一种伸缩抵接式法兰盘注塑模具 |
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