JP2005082055A - Frame structure - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、フレーム構造に関するもので、特には、自動車用シートを取付けるのに好適なフレーム構造に関するものである。 The present invention relates to a frame structure, and more particularly to a frame structure suitable for mounting an automobile seat.
自動車用シートには、フレームの後部に、左右に延在するパイプを設け、このパイプの一端部にナットを溶接し、このナットにシートベルト用アンカーをボルトによって締結させるようにしたものがある(例えば、特許文献1または特許文献2を参照)。
ところで、シートベルト用アンカーを取付けるためのナットのサイズは、強度上、所定のサイズ(7/16インチ、約M11.1)に規定されている。
このナットをパイプ内に埋設させるためには、ナットの外径よりも大きな内径をもったパイプを採用しなければならず、パイプの強度がオバースペックとなってしまい、フレームの重量増になる場合がある。
By the way, the size of the nut for attaching the anchor for the seat belt is regulated to a predetermined size (7/16 inch, about M11.1) in terms of strength.
In order to embed this nut in the pipe, a pipe having an inner diameter larger than the outer diameter of the nut must be adopted, and the strength of the pipe becomes an over spec and the weight of the frame increases. There is.
本発明はこのような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、強度上必要最少径のパイプを採用することができ、それによってフレームの重量の軽減が図れ、さらには、ナットのネジ部に溶接時に発生するスパッタが侵入することのないフレーム構造を提供することにある。 The present invention has been made in view of such a situation, and an object of the present invention is to adopt a pipe having the minimum diameter necessary for strength, thereby reducing the weight of the frame, and further, An object of the present invention is to provide a frame structure in which spatter generated during welding does not enter the threaded portion.
請求項1のフレーム構造では、フレームを構成するパイプの端部内にナットを収容させて固定したフレーム構造において、前記パイプの端部を拡径し、その拡径部に前記ナットを収容させている。
In the frame structure according to
請求項2のフレーム構造では、請求項1の発明において、前記ナットをブラケットに予め固定し、該ナットを前記パイプに収容させた状態で、前記ブラケットを前記パイプの端部外周縁に溶接によって固定している。
In the frame structure of
請求項3のフレーム構造では、請求項2の発明において、前記パイプは、自動車用シートを支持するフレームの後部クロスメンバーであり、前記ブラケットは、シートバックの回動軸を支持する取付部と、シートベルトのベルトアンカーをナットにボルト締めするためのボルト挿通孔とを備えたブラケットである。
In the frame structure of
請求項4のフレーム構造では、請求項3の発明において、前記パイプの他端に前記リクライニング装置取付け用ブラケットを固定している。
In the frame structure of
請求項5のフレーム構造では、請求項3の発明において、前記シートは、シートクッションとシートバックを備え、前記シートバックの下側に回動軸部を設け、該回動軸部を中心にして前記シートバックを前記ブラケットに回動可能に取付け、前記シートクッションの前側下方に前部脚の上側を回動可能に取付け、前記シートクッションの後部と前記シートバックの下部とを連結する連結金具を設け、該連結金具のシートバックの取付部を前記回動軸部よりも高い位置に配置することにより、前記シートバックを傾倒させるのに連動して前記シートクッションが下方に移動するようにし、前記シートの左右ブラケットの一方に前記ナットを固定すると共に、他方のブラケットにリクライニング装置を設けている。
In the frame structure of
請求項1の発明によれば、パイプを拡径し、その拡径部内にナットを収容させているので、強度上必要最少径のパイプを採用することができ、それによってフレームの重量の軽減が図れる。 According to the first aspect of the present invention, since the pipe is expanded in diameter and the nut is accommodated in the expanded diameter portion, the pipe having the minimum diameter required for strength can be employed, thereby reducing the weight of the frame. I can plan.
請求項2の発明によれば、予めブラケットにナットを溶接しておき、そのブラケットをパイプに溶接しているので、ナットのネジ部に溶接時に発生するスパッタが侵入するおそれはない。
According to the invention of
請求項3の発明によれば、パイプをシートフレームのクロスメンバーとして使用し、該パイプの端部内にベルトアンカーを取付けるためのナットを収容するため、レイアウトの向上が図れ、しかも径の小さいパイプを使用することができ、フレームの重量軽減も図れる。さらに、予めブラケットにナットを溶接しておき、そのブラケットをパイプに溶接するので、ナットのネジ部に溶接時に発生するスパッタが侵入するおそれはなく、ベルトアンカーの取付けが保障される。
According to the invention of
請求項4の発明によれば、パイプをシートフレームのクロスメンバーとして使用し、該パイプの両端にシートバックの回動軸およびリクライニング装置を支持するためのブラケットを取付け、さらには、パイプ内に収容したナットにブラケットを介してシートベルトのベルトアンカーを締結することができるので、フレームをコンパクトに構成することができる。
According to the invention of
請求項5の発明によれば、シートバックを傾倒させるのに連動してシートクッションが下方に移動するタイプのシートであっても、フレームの重量軽減が図れる上、予めブラケットにナットを溶接しておき、そのブラケットをパイプに溶接することにより、溶接時に発生するスパッタがナットのネジ部に侵入することを防止できる。
According to the invention of
以下、本発明に係るフレーム構造を、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施形態に係るフレーム構造が適用される自動車のリクライニングシートを示した概念的な斜視図、図2は図1のシートの側面図、図3は図2のシートにおいてシートバックを畳んだ状態を示した側面図、図4は後部にパイプを左右に延在させたシートフレームの一部を概念的に示した斜視図、図5は図4のパイプの端部に取付けられるブラケットを示した分解斜視図、図6はブラケットをパイプの端部に取付けた状態の断面図である。
Hereinafter, a frame structure according to the present invention will be described with reference to the drawings.
1 is a conceptual perspective view showing a reclining seat of an automobile to which a frame structure according to an embodiment of the present invention is applied, FIG. 2 is a side view of the seat of FIG. 1, and FIG. 3 is a seat back in the seat of FIG. 4 is a side view showing a folded state, FIG. 4 is a perspective view conceptually showing a part of a seat frame in which a pipe is extended left and right at a rear portion, and FIG. 5 is attached to an end portion of the pipe of FIG. FIG. 6 is an exploded perspective view showing a bracket, and FIG.
図示したリクライニングシート1は、シートバック9がシートクッション10に対して前方に傾倒することが可能な構造になっており、シートフレーム2に取付けられている。このシートフレーム2は、左右両側部を構成するアッパレール3を備えており、該アッパレール3は、ロアレール4に摺動自在に取付けられ、該ロアレール4を介して車体フロア5に取付けられている。
The illustrated reclining
シートフレーム2のアッパレール3には、図4に示したように、後端において左右方向に延在されたパイプ6が配設されている。このパイプ6の左右両端には、アッパレール3上に取付けられたブラケット7,8が固定されており、これらブラケット7,8は、パイプ6によって互いに連結されている。そして、シートバック9の下端部両側は、ブラケット7,8に回動軸部9aにより回動自在に配設されている。
また、シートクッション10は、図1〜図3に示したように、前端下部の左右両側が前部脚11によってアッパレール3に取付けられ、後端部両側が連結金具12を介して、シートバック9の両側において、シートバック9の回動軸部9aよりも上方で連結されている。すなわち、連結金具12のシートバック9の取付部は、シートバック9の回動軸部9aよりも高い位置に配置されている。
As shown in FIG. 4, a
In addition, as shown in FIGS. 1 to 3, the
このようなシート1は、図2の状態にあるシートバック9を矢印で示すように前方に畳むと、シートバック9の動作に連動して、図3に示したように、シートクッション10が下方に移動するように構成されている。
In such a
上記シートフレーム2のパイプ6は、図4および図5に示したように、一端部が拡径されており、該拡径部6aは、後述のナットを収容することが可能な大きさに形成されている。すなわち、パイプ6の拡径部6a以外の基準内径は、後述のナットの外形よりも小さく形成されていると共に、当該拡径部6aの内径は、後述のナットの外形よりも大きく形成されている。
パイプ6の一端部に固定されるブラケット7は、シートバック9の下端に配設した回動軸(図2、3参照)を支持する上部孔(取付部)7aと、シートベルトのバックルのアンカー13に取付ける下部孔7bを有している。さらに、ブラケット7の内面側には、下部孔7bと同心状にナット14が溶接aによって固定されている。そして、このブラケット7は、ナット14をパイプ6の拡径部6a内に収容させた状態で、図6に示したように、パイプ6の外周端に溶接bによって固定されるようになっている。
一方、パイプ6の他端に固定されるブラケット8は、図示しないリクライニング装置を取付ける上部孔8aと、当該ブラケットをパイプ6に嵌着させる下部孔8bとを有している。そして、このブラケット8は、ブラケット8の下部孔8bをパイプ6に嵌合させ、パイプ6の先端部を下部孔8bより僅かに突出させて配置した状態で、図6に示したように、パイプ6の外周端に溶接cによって固定されるようになっている。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
The
On the other hand, the
このようにして、パイプ6に固定されたブラケット7のナット14には、図1に示したように、シートベルトのバックルのアンカー13がボルト15によって取付けられることになる。一方、シートベルトのバックルのアンカー13を取付けるためのボルトおよびナットのサイズは、強度上、所定のサイズに規定されており、そのサイズは7/16インチ(約M11.1)となっている。
Thus, the
本発明の実施の形態に係るフレーム構造では、パイプ6の一端部に拡径部6aを形成し、該拡径部6aによってナット14を収容するようにしているため、従来のように、用いるナット14の外形に対応させて大きな径のパイプ6を使用する必要がなくなり、小さな径のパイプ6の使用によってシートフレーム2の全体重量を軽減させることができる。また、パイプ6の取付位置とナット14の設置位置とを同心円状になるよう設定しているため、パイプ6を溶接する際、先に固定しているナット14のネジ部に溶接の異物たるスパッタが入り込むのを防止できる。
In the frame structure according to the embodiment of the present invention, the enlarged
以上、本発明の実施の形態につき述べたが、本発明は既述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形および変更が可能である。
例えば、既述の実施の形態では、本発明のフレーム構造を自動車用シート1のフレーム2に適用した例を示したが、本発明は、自動車用シートのフレーム以外のフレームにも適用できることは勿論である。
また、既述の実施の形態では、パイプ6の一端を拡径して、その拡径部6a内にブラケット7のナット14を収容させているが、パイプ6の両端を拡径し、それらの拡径部内にブラケットのナットをそれぞれ収容させてもよい。さらに、ナット14の外形形状としては、六角形のみならず、四角形や円形など、種々の形状のものを使用することが可能である。
Although the embodiments of the present invention have been described above, the present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications and changes can be made based on the technical idea of the present invention.
For example, in the above-described embodiment, the example in which the frame structure of the present invention is applied to the
Further, in the above-described embodiment, one end of the
1 リクライニングシート
2 シートフレーム
3 アッパレール
4 ロアレール
5 車体フロア
6 パイプ
6a 拡径部
7 ブラケット
7a,7b 孔
8 ブラケット
8a,8b 孔
9 シートバック
10 シートクッション
11 前部脚
12 連結金具
13 アンカー
14 ナット
15 ボルト
DESCRIPTION OF
Claims (5)
ことを特徴とするフレーム構造。 A frame structure in which a nut is accommodated and fixed in an end portion of a pipe constituting a frame, wherein the end portion of the pipe is expanded in diameter, and the nut is accommodated in the expanded diameter portion.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003317611A JP2005082055A (en) | 2003-09-10 | 2003-09-10 | Frame structure |
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Publications (1)
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Family Applications (1)
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