JP2005079138A - ドラフトチャンバ及び洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
有害ガスをクリーンルーム内に排出せず、ドラフトチャンバ本体からの排気を清浄化することが可能で、エネルギー効率の高いドラフトチャンバを提供すること。
【解決手段】
ドラフトチャンバ本体と、該ドラフトチャンバ本体の排気部に接続される気液接触装置とを備えるドラフトチャンバであって、前記気液接触装置が斜行ハニカムを用いたものであるドラフトチャンバ。該ドラフトチャンバを用い、処理室中に、被処理物を載置して回転することが可能なターンテーブルと該被処理物上に薬液を供給可能なノズルとを備える洗浄装置。
【選択図】 図4
有害ガスをクリーンルーム内に排出せず、ドラフトチャンバ本体からの排気を清浄化することが可能で、エネルギー効率の高いドラフトチャンバを提供すること。
【解決手段】
ドラフトチャンバ本体と、該ドラフトチャンバ本体の排気部に接続される気液接触装置とを備えるドラフトチャンバであって、前記気液接触装置が斜行ハニカムを用いたものであるドラフトチャンバ。該ドラフトチャンバを用い、処理室中に、被処理物を載置して回転することが可能なターンテーブルと該被処理物上に薬液を供給可能なノズルとを備える洗浄装置。
【選択図】 図4
Description
本発明は、ドラフトチャンバ及び該ドラフトチャンバを用いた洗浄装置に関するものである。詳しくは、半導体製造工程における薬液を用いたシリコンウェハ等の化学洗浄及びエッチング等の処理に用いられるドラフトチャンバ及び該ドラフトチャンバを用いた洗浄装置に関するものである。
半導体を製造するには、シリコンウェハを洗浄したり、エッチングしたりする工程が必要になる。これらの工程はシリコンウェハの汚染を防ぐため、通常はクリーンルーム内に置かれたドラフトチャンバ内で行われる。このような洗浄やエッチング等の具体的な処理方法としては、例えば、高温で加熱された過酸化水素、アンモニア、塩酸、硫酸などを組成とする溶液や、フッ酸や硝酸を成分とする薬液でシリコンウェハを処理する方法が挙げられる。
しかし、上記溶液や薬液から発生する有害ガスがクリーンルーム内に漏出するとクリーンルーム内の環境が汚染される。このため、有害ガスをクリーンルーム中に漏出させないようなドラフトチャンバが求められている。
このようなドラフトチャンバとしては、例えば、特開昭63−248449号公報に、ドラフトチャンバ内に設けられた薬液槽の液面上方で前方から後方へ向かう空気の流れを作りその流れに薬液槽から発生する有害ガスを取り込むことでドラフトチャンバ内からクリーンルームへの有害ガスの漏れを防ぐと共に、チャンバの天井から下方に向かう空気の流れを作りこの空気流によってもクリーンルームへの有害ガスの漏れを防ぐドラフトチャンバが開示されている。このドラフトチャンバによれば、薬液槽から発生する有害ガスをクリーンルームに排出することなく少ない排風量で効率よく排出することが可能となる。
特開昭63−248449号公報(特許請求の範囲、図1)
しかしながら、上記ドラフトチャンバは排気管に特に排気の処理装置を設けていないため、排気はクリーンルーム内ではなくクリーンルーム外に排出される。すると、排出する空気の分の新たな空気をクリーンルーム外部から取り入れなければならないため、該外部の空気をクリーンに処理する電力が必要となりエネルギー効率がよくない。従って、本発明の目的は、有害ガスをクリーンルーム内に排出せず、ドラフトチャンバ本体からの排気を清浄化することが可能で、エネルギー効率の高いドラフトチャンバを提供することにある。
かかる実情において、本発明者は鋭意検討を行った結果、ドラフトチャンバの排気口に該ドラフトチャンバからの排気を清浄化する気液接触装置を配設すれば、該排気をクリーンルームの外に排出することなく、全てドラフトチャンバ内、又はクリーンルーム内で循環して使用することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、ドラフトチャンバ本体と、該ドラフトチャンバ本体の排気部に接続され該排気部からの排気を清浄化する気液接触装置とを備えることを特徴とするドラフトチャンバを提供するものである。
また、本発明は、前記ドラフトチャンバを用い、前記処理室中に、被処理物を載置して回転することが可能なターンテーブルと該被処理物上に薬液を供給可能なノズルとを備えることを特徴とする洗浄装置を提供するものである。
本発明に係るドラフトチャンバは、ドラフトチャンバと気液接触装置とを備えるため、空気中の有害ガスをドラフトチャンバ外やクリーンルーム外に排出することなく除去することができる。また、有害ガスが除去された清浄空気を再利用することが可能となるため、クリーンルーム内に外部から新たに空気を取り入れる必要がなくなり、空気を取り入れるための電力や空気をクリーンに処理するための電力が不要になる。
また、気液接触装置として斜行ハニカムを用いると、従来用いられていた水シャワーに比べて有害ガスの除去効率が高いため、小さい除去装置且つ少ない除去水量で、空気中の有害ガスをドラフトチャンバ外やクリーンルーム外に排出することなく除去することができる。また、斜行ハニカムは壁厚が薄いため、空気の圧損が小さくなるため空気を搬送するファンを動かす電力が小さくて済むことから、ランニングコスト面で有利である。
さらに、本発明に係るドラフトチャンバは、上記のように有害ガスを排出しないため、ドラフトチャンバ本体及び気液接触装置をクリーンルーム内に設置することにより、装置の省スペース性を向上させることができる。
また、本発明に係るドラフトチャンバが、第1吸気部と、該第1吸気部から供給される空気を用い処理室内において上方から下方に向かう第1空気流を発生させる第1空気流発生手段とを備える場合には、処理室内の有害ガスのドラフトチャンバ外やクリーンルームへの排出をより効果的に抑制することができる。
また、本発明に係るドラフトチャンバが、前記処理室内に液槽を備えると共に、第2吸気部と、該第2吸気部から供給される空気を用い前記液槽の上方において前記ドラフトチャンバ本体の正面の手前側から奥側に向かう略水平な第2空気流を発生させる第2空気流発生手段とを備える場合には、処理室内且つ液槽上方に発生する有害ガスのドラフトチャンバ外やクリーンルームへの排出をより効果的に抑制することができる。
また、本発明に係るドラフトチャンバが、前記処理室内に複数の液槽を備えると共に、第2吸気部と、該第2吸気部から供給される空気を用い前記液槽の少なくとも1つの上方において前記ドラフトチャンバ本体の正面の手前側から奥側に向かう略水平な第2空気流を発生させる第2空気流発生手段とを備える場合には、処理室内且つ前記特定の液槽上方に発生する有害ガスのドラフトチャンバ外やクリーンルームへの排出をより効果的に抑制することができる。
また、本発明に係るドラフトチャンバが、処理室内に複数の液槽と該複数の液槽においてキャリアを順次浸漬させるキャリア搬送装置とを備えると共に、該ドラフトチャンバ本体の前面にキャリアの操作用窓を備え、さらに、第2吸気部と、該第2吸気部から供給される空気を用い前記液槽の少なくとも有毒ガスを発生する薬液槽の液面上方において前記ドラフトチャンバ本体の正面の手前側から奥側に向かう略水平な第2空気流を発生させる第2空気流発生手段とを備える場合には、シリコンウェハ等の被処理物について洗浄操作等の処理操作を順次行う際に、処理室内且つ特定の液槽上方に発生する有害ガスのドラフトチャンバ外やクリーンルームへの排出をより効果的に抑制することができる。
また、本発明に係るドラフトチャンバが、気液接触装置の排気部と第1吸気部とを接続する第1戻り配管を備える場合には、気液接触装置から排出される処理空気をそのまま第1空気流発生手段に供給することができるため、ドラフトチャンバ内で空気を循環使用することができる。このため、ドラフトチャンバ外から新たに空気を供給する必要がなくなる。
また、本発明に係るドラフトチャンバが、気液接触装置の排気部と第2吸気部とを接続する第2戻り配管を備える場合には、気液接触装置から排出される処理空気をそのまま第2空気流発生手段に供給することができるため、ドラフトチャンバ内で空気を循環使用することができる。このため、ドラフトチャンバ外から新たに空気を供給する必要がなくなる。
また、本発明に係るドラフトチャンバにおいて、気液接触装置の排気部及び第1吸気部がそれぞれクリーンルームに連通する場合には、気液接触装置から排出される処理空気をそのままクリーンルームに排出し、且つクリーンルームから清浄空気を第1空気流発生手段に供給することができるため、クリーンルーム内で空気を循環使用することができる。このため、クリーンルーム外から新たな空気をクリーンルーム内に取り入れる必要がなくなり、空気をクリーンに処理するための電力が不要となる。
また、本発明に係るドラフトチャンバにおいて、前記第2吸気部がクリーンルームに連通する場合には、気液接触装置から排出される処理空気をそのままクリーンルームに排出し、且つクリーンルームから清浄空気を第2空気流発生手段に供給することができるため、クリーンルーム内で空気を循環使用することができる。このため、クリーンルーム外から新たな空気をクリーンルーム内に取り入れる必要がなくなり、空気をクリーンに処理するための電力が不要となる。
また、本発明に係るドラフトチャンバの気液接触装置が、気液接触装置の排出水を貯蔵する貯水槽と、該貯水槽と水供給手段とを接続する循環配管と、該循環配管の途中に設けられ前記貯水槽から前記水供給手段に水を供給する循環ポンプとを備える場合には、気液接触装置内で水を循環使用することができ、空気清浄化の処理コストを低減することができる。
また、本発明に係るドラフトチャンバが、前記液槽の少なくとも1つが純水又は超純水を用いるリンス槽であり、該リンス槽からの排水管を前記貯水槽に導く場合には、ドラフトチャンバから排出される水を気液接触装置内で空気清浄化のために再利用することができ、空気清浄化の処理コストを低減することができる。
本発明に係る洗浄装置は、ドラフトチャンバと気液接触装置とを備えるため、薬液処理時に発生する有害ガスをドラフトチャンバ外やクリーンルーム外に排出することなく除去することができ、また、有害ガスが除去された清浄空気を再利用することが可能となる。
また、気液接触装置として斜行ハニカムを用いると、従来用いられていた水シャワーに比べて有害ガスの除去効率が高いため、小さい除去装置且つ少ない除去水量で、空気中の有害ガスを洗浄装置外やクリーンルーム外に排出することなく除去することができる。また、斜行ハニカムは壁厚が薄いため、空気の圧損が小さくなり、ランニングコスト面で有利である。
また、本発明に係る洗浄装置は、上記のように有害ガスを排出しないため、ドラフトチャンバ本体及び気液接触装置をクリーンルーム内に設置することにより、装置の省スペース性を向上させることができる。
また、本発明に係る洗浄装置が、第1吸気部と、該第1吸気部から供給される空気を用い処理室内において上方から下方に向かう第1空気流を発生させる第1空気流発生手段とを備える場合には、処理室内の有害ガスのドラフトチャンバ外やクリーンルームへの排出をより効果的に抑制することができる。
また、本発明に係る洗浄装置が、気液接触装置の排気部と第1吸気部とを接続する第1戻り配管を備える場合には、気液接触装置から排出される処理空気をそのまま第1空気流発生手段に供給することができるため、ドラフトチャンバ内で空気を循環使用することができる。このため、ドラフトチャンバ外から新たに空気を供給する必要がなくなる。
また、本発明に係る洗浄装置において、気液接触装置の排気部及び第1吸気部がそれぞれクリーンルームに連通する場合には、気液接触装置から排出される処理空気をそのままクリーンルームに排出し、且つクリーンルームから清浄空気を第1空気流発生手段に供給することができるため、クリーンルーム内で空気を循環使用することができる。このため、クリーンルーム外から新たな空気をクリーンルーム内に取り入れる必要がなくなり、空気をクリーンに処理するための電力が不要となる。
また、本発明に係る洗浄装置の気液接触装置が、気液接触装置の排出水を貯蔵する貯水槽と、該貯水槽と水供給手段とを接続する循環配管と、該循環配管の途中に設けられ前記貯水槽から前記水供給手段に水を供給する循環ポンプとを備える場合には、気液接触装置内で水を循環使用することができ、空気清浄化の処理コストを低減することができる。
(第1の実施の形態)
図1〜5に基づいて本発明に係るドラフトチャンバの第1の実施の形態1aについて説明する。 図1は第1の実施の形態1aの正面図である。図2は図1におけるA−A線の断面図、図3は図1におけるB−B線における断面図、図4は図1及び図2のC−C線における断面図とその他の部分の模式図とを含む図、図5は図1及び図2のD−D線における断面図とその他の部分の模式図とを含む図である。
図1〜5に基づいて本発明に係るドラフトチャンバの第1の実施の形態1aについて説明する。 図1は第1の実施の形態1aの正面図である。図2は図1におけるA−A線の断面図、図3は図1におけるB−B線における断面図、図4は図1及び図2のC−C線における断面図とその他の部分の模式図とを含む図、図5は図1及び図2のD−D線における断面図とその他の部分の模式図とを含む図である。
ドラフトチャンバ1aは、ドラフトチャンバ本体2と気液接触装置91とを備えるものであり、クリーンルーム内に設置される。ドラフトチャンバ本体2内の天井部には、ドラフトチャンバ本体2外からドラフトチャンバ本体2内に清浄空気を取り入れる第1吸気部4が設けられている。また、同天井部には、第1吸気部4から取り入れた清浄空気を用い、処理室3内において上方から下方に向かう第1空気流(以下、「ダウンフロー」ともいう。)を発生させる第1空気流発生手段6として、第1吸気ファン50及び第2吸気ファン60が設けられている。
第1給気ファン50は、図5に示すようにプレフィルタ52を備えた第1吸気部4を介して気液接触装置91から排出された清浄空気を導入し、天井のダクト54及びHEPAフィルタ56を介して天井(上方)から下方に向かうダウンフローを送出するものである。また第2吸気ファン60は、図4に示すようにプレフィルタ62を備えた第1吸気部4を介して気液接触装置91から排出された清浄空気を導入し、天井のダクト64及びHEPAフィルタ66を介してダウンフローを送出するものである。
ドラフトチャンバ1aにおいては、処理室3内に発生するダウンフローとして、ドラフトチャンバ本体2の前面に対し手前側のダクト64及びHEPAフィルタ66から送出されるものと、ドラフトチャンバ本体2の前面に対し奥側のダクト54及びHEPAフィルタ56から送出されるものとの2種類があり、従って、2層流のダウンフローが形成される。2層流のダウンフローにおける各層の流速や流量は適宜定めればよい。
例えば、HEPAフィルタ56から吹き出させるダウンフローの流速を通常0.1〜0.5m/s、好ましくは0.2〜0.3m/sとすると、後述のシールエアの気流を乱さないようにすることができる。また、HEPAフィルタ66から吹き出されるダウンフローの流速を最大0.5m/sとし、且つ、奥側のダウンフローよりも若干速くすると、有害ガスが後述のキャリアの操作用窓14、16からクリーンルームに排出されることを防止することができる。本発明において、有害ガスとしては、水溶性のガスであればよく特に限定されるものではない。このような有害ガスとしては、例えば、アンモニア、HF、硫酸、塩酸、硝酸、酢酸、過酸化水素水、イソプロピルアルコール等が挙げられる。
ドラフトチャンバ本体2の処理室3内には、液槽として、NH4OH+H2O2薬液槽20、リンス槽22、HF薬液槽24、リンス槽26の4槽が順次配列されている。このうち、薬液槽20にはヒータ34が設置され、薬液槽20、24には薬液供給装置より薬液が供給され、リンス槽22、26には超純水が供給されるようになっている。また、各液槽の廃液は、図4及び図5に示すように、液槽底面より自動排水弁32を介して排液されるようになっている。
第1の実施の形態1aでは、このような槽構成にすることにより、シリコンウェハの化学洗浄処理又はエッチング処理に用いることが可能になっている。すなわち、シリコンウェハキャリア160を、まずNH4OH+H2O2薬液槽20に浸漬してキャリア160上のシリコンウェハの化学洗浄処理を行い、次にリンス槽22に浸漬して該薬液を洗浄し、さらにHF薬液槽24に浸漬して洗浄処理を行い、最後にリンス槽26に浸漬して該薬液を洗浄することができる。なお、化学洗浄処理又はエッチング処理とは、化学洗浄処理のみ、エッチング処理のみ、及び化学洗浄処理とエッチング処理の両方の処理の計3態様を含む意味である。
さらに作業室3内には、ウェハキャリア160をキャリア供給部27から前記各液槽を介してウェハ取出部28まで搬送するキャリア搬送装置30が設けられている。このキャリア搬送装置30は、図4に示すようにウェハキャリア160を各液槽に浸漬するために上下方向に移動できるように構成されている。また、ドラフトチャンバ本体2の前面には、キャリアの操作用窓14、16が備えられており、ウェハキャリア160の出し入れが容易なようになっている。第1の実施の形態1aでは、このようにキャリア搬送装置30を設けることにより、シリコンウェハの化学洗浄処理又はエッチング処理が容易に行うことができるようになっている。
ドラフトチャンバ本体2内の底部には、ドラフトチャンバ本体2外からドラフトチャンバ本体2内に清浄空気を取り入れる第2吸気部5が設けられている。また、ドラフトチャンバ本体2内の底部には、第2吸気部5から取り入れた清浄空気を用い、薬液槽20、24の上方においてドラフトチャンバ本体2の正面の手前側から奥側に向かう略水平な第2空気流(以下、「シールエア」ともいう。)を発生させる第2空気流発生手段として、シールエアファン40が設けられている。
シールエアファン40は、図3及び図4に示すように気液接触装置91を通過し第2吸気部5においてHEPAフィルタ44を介して取り入れた清浄空気を吸入し、薬液槽20、24の上方にそれぞれ対応して設けられたダクト46、48を介して吹き出し口48、48よりシールエアを送出する。これら吹き出し口48のそれぞれは、上段側の吹き出し口48Aと下段側の吹き出し口48Bとからなっており、2層流のシールエアを送出することができるようになっている。例えば、下段側の吹き出し口48Bから送出されるシールエアの流速を0.2m/s程度になるようにし、上段側の吹き出し口48Aから送出されるシールエアの流速をこれよりも速くするようにすることにより、薬液蒸発量の軽減化を図るとともに、配管類への気流の衝突乱流を防止しミスト飛散の恐れをなくすことができるようになっている。
ドラフトチャンバ本体2の処理室3内の奥側には、図4及び図5に示すように、NH4OH+H2O2薬液槽20、リンス槽22、HF薬液槽24、リンス槽26の4槽の上方の奥側には排気用ダクト72、74が設けられ、リンス槽22、26の上方の手前側にはさらにダクト74に連通するダクト78が設けられている。また、図1及び図4に示すように、NH4OH+H2O2薬液槽20及びHF薬液槽24の上方の奥側で且つ吹き出し口48A、48Bに略対向する位置にはさらに吸気口76A、76Aを有するダクト76、76が設けられている。
これらダクト72、74、76及び78は順次合流し、最終的にドラフトチャンバ本体2の排気部8に連通されるようになっており、これにより処理室3内の排気が全て気液接触装置91に供給されるようになっている。なお、ダクト72、74及び78の吸気口にはそれぞれダンパ72A、74A及び78Aが設けられており、ダウンフロー及びシールエア通気量をそれぞれ任意の量に調節できるようになっている。また処理室3内には蛍光燈92が備えられ、ドラフトチャンバ本体2の処理室3外にはコントロールユニット90及び溶液用フィルタ94が備えられている。
ドラフトチャンバ本体2の排気部8のそれぞれには図2〜4に示すように排気管81が接続され、排気管81は統合されて吸気管82となり、気液接触装置91に接続される。気液接触装置91は、斜行ハニカム111、斜行ハニカム111に水を供給する水供給手段21、及び斜行ハニカム111から排出される水を気液接触装置91外に排出する水排出手段15からなる。
斜行ハニカム111について図7を用いて説明する。斜行ハニカム111は、一方向に向かって伝播する波形形状を有する波形シート112、113(以下、コルゲート状シートともいう)が複数積層されてなるハニカム形状を呈するものであって、積層されるコルゲート状シート112、113は波の伝播方向が一枚おきに斜めに交差するように積層され、かつ、二層おきのシートの波の伝播方向がそれぞれ略同一方向になるように配置されたハニカム状体である。
該斜行ハニカム111は、コルゲート状シート112、113に平行な面に対して垂直な4面101〜104で切断して直方体を形成し、且つ、該切断面がコルゲート状シートの波の伝播方向と平行でなく、かつ、垂直でもないようにした場合、該直方体を切断面の一つ104を下面にし、かつ、コルゲート状シートの最外層105、106をそれぞれ左右面にして配置すると、切断面である前後両面102、103及び上下両面101、104の4面はすべてハニカムセルが開口し、左右面105、106はコルゲート状シートで閉じられた構造を有するものである。すなわち斜行ハニカム111は、前後両面102、103と、上下両面101、104とが開口する構造を有するものである。
また、上記切断面の、例えば前後両面102、103は、斜め上方向に延設されるセルと斜め下方向に延設されるセルとが一層おきに形成される。斜め上方向に延設されるセルの前後両面からみた場合の空気の流入、流出方向(水平方向)に対する斜め角度(図中、符号X)は通常15〜45度、好ましくは25〜35度の範囲内にする。上記斜め角度が該範囲内にあると、流下速度が適度の範囲となり接触効率が向上するため好ましい。
上記斜行ハニカム111において、積層されたコルゲート状シートの一層おきの波の伝播方向が互いに交差する角度(図中、符号Y)は、通常30〜90度、好ましくは50〜70度である。このようにコルゲート状シートを上記角度範囲内で交差するように積層すると、上記のように斜め角度(X)を上記の15〜45度とした場合に、被処理空気及び水がハニカムセルと実質的に接触する面積が大きくなるため、被処理空気と水との接触効率が高くなるため好ましい。
すなわち、後述のように本発明において、被処理空気は斜行ハニカム111の前面開口部103から導入され、水は上面開口部101から水供給手段21である給水ダクト114により供給され斜行ハニカムのコルゲート状シートに浸透し、かつコルゲート状シートの極表面をゆっくりと下方に流下するため、被処理空気の通気方向と浸透壁面の水の流下方向とが適度の角度を保持し、接触効率が高くなるからである。
本発明で用いられる斜行ハニカムのセルの高さ、すなわち、波形の山の頂上と谷間との間の寸法を示すセルの山高寸法は、通常2〜8mm、好ましくは3〜5mmである。セルの山高寸法が2mm未満であると製造が困難であり、圧力損失が大きくなるため好ましくない。またセルの山高寸法が8mmを超えると気液接触効率が低下するため好ましくない。
斜行ハニカムのコルゲート状シートの状態におけるセルの幅、すなわち、セルピッチは通常2.5〜12.0mm、好ましくは5.0〜10.0mmである。
また斜行ハニカムの前面開口部と後ろ面開口部との間の寸法、すなわち斜行ハニカムの厚さ(t)は、通常100〜1000mm、好ましくは200〜800mmである。該厚さが100mm未満であると、NH3等の除去効率が低下するため好ましくなく、該厚さが100mmを超えると化学汚染物質の除去効率がこれ以上向上せず、圧力損失が大きくなるため好ましくない。梅雨時のように湿度が高い時期に、1台のハニカムで化学汚染物質除去と除湿を行う場合には、除湿を十分に行うために800mm程度の厚いものを使用した方が良い。
なお本発明において斜行ハニカムの厚さは、斜行ハニカムを複数枚使用する場合には、この合計の厚さが上記範囲内のものであれば良い。例えば厚さが300mmの斜行ハニカムを用いる場合には、厚さが100mmの斜行ハニカムを3枚厚さ方向に重ねて合計の厚さを300mmとしても良い。斜行ハニカムを用いるとそれ自体の厚さはせいぜい400mm程度であるため、装置の設置スペースを大幅に小さくすることができる。このような大幅な省スペース化は半導体製造工場等の合理化の要求を満足する。さらに、水を循環するポンプの能力は、従来の水シャワーのものと比較すると格段に少なくて済み、大幅な省エネルギー化をも図ることができる。
斜行ハニカムを構成するコルゲート状シート112、113は、これと同一の材質からなり且つ平板状のシート状部材を波形に成形してなるものである。本発明で用いられるシート状部材としては、表面に凹凸があり、内部が多孔質のものであると、エレメントの表面を大きく探れ、エレメントに浸透して流下する水と空気との接触面積が高まるため好ましい。このようなシート状部材としては、例えばアルミナ、シリカ及びタニアからなる群より選択される1又は2以上の充填材又は結合材と、ガラス繊維、セラミック繊維又はアルミナ繊維等の繊維基材とからなり、上記充填材又は結合材を含有するガラス繊維、セラミック繊維又はアルミナ繊維基材が挙げられる。この内チタニアを配合したものは酸性の化学汚染物質の除去効率が向上するため好ましい。またシート状部材は、通常、充填材又は結合材を60〜93重量%、繊維基材を7〜40重量%含み、好ましくは充填材又は結合材を70〜88重量%、繊維基材を12〜30重量%含む。シート状部材の配合比率が該範囲内にあると、シート状部材の水浸透率性及び強度が高いため好ましい。
上記シート状部材は公知の方法で作成でき、例えば、ガラス繊維、セラミック繊維又はアルミナ繊維で作製されたペーパーを、アルミナゾル等の結合材とアルミナ水和物等を混合したスラリーに浸漬した後、乾燥し、コルゲート加工し、その後、乾燥処理と熱処理を行い、水分と有機分を除去する。
アルミナ以外にシリカやチタニアを含有する場合、例えば、シリカ及びチタニアの配合量は、アルミナ100重量部に対してそれぞれ、通常5〜40重量部である。
また、斜行ハニカムは、シート状部材の厚さが通常200〜1000μm好ましくは300〜800μmである。また斜行ハニカムを形成するシート状部材の空隙率は、通常50〜80%、好ましくは60〜75%である。ここで、空隙率(%)とは、材料の真の密度をd1、材料の見かけの密度をd2としたとき、下記式(1)で表されるものである。
{1−(d2/d1)}×100 (1)
空隙率を該範囲内とすることにより、ほど良い浸透性を実現でき、空気と水との接触効率を高めることができる。また、該シート状部材が、上記厚さと空隙率を有すると、液ガス比及び水の浸透速度が適度な範囲となり、水と空気の接触効率を高めると共に、強度的にも十分となる。
空隙率を該範囲内とすることにより、ほど良い浸透性を実現でき、空気と水との接触効率を高めることができる。また、該シート状部材が、上記厚さと空隙率を有すると、液ガス比及び水の浸透速度が適度な範囲となり、水と空気の接触効率を高めると共に、強度的にも十分となる。
上記シート状部材をコルゲート状シートに成形する方法としては、径方向に振幅する波形の凹凸が表面に形成される複数の歯車間に平行状シートを通すような公知のコルゲーターを用いる方法が挙げられる。得られたコルゲート状シートから上記斜行ハニカムを成形する方法としては、例えば先ず、上記コルゲート状シートを縦100mm(成形後の厚み寸法)×横3000mm程度の矩形の裁断型に対し、波の伝播方向が矩形型の一辺に対して15〜45度になるように配置して裁断して矩形のコルゲート状シートを作製し、次いで、得られた矩形のコルゲート状シート1枚おきの波の伝播方向が斜行するように配置し、これらを接着して積層する方法が挙げられる。なお、このようにして製造した場合、上記裁断型の縦の長さが斜行ハニカム1枚の厚さとなる。このため、例えば加湿手段や凝縮手段に必要な斜行ハニカムの厚さ、すなわち、斜行ハニカムの前面開口部と後面開口部との間の寸法を300mmとする場合には、縦100mmの裁断型で作製した厚さ100mmの斜行ハニカムを厚さ方向に3枚重ねて使用すれば良い。またこのように複数枚重ねて使用する場合、斜行ハニカム同士は、接着しても接着しなくてもどちらでも良い。接着しない場合には、複数毎の斜行ハニカムを重ねて配置するだけで良い。
本発明において前記斜行ハニカムは前後両面103、102と上下両面101、104とがそれぞれ開口するように配置される。斜行ハニカムをこのように配置することにより、斜行ハニカムの前面開口部103から被処理空気を導入すると共に上面開口部101から水を供給することが可能になり、被処理空気と水との接触が被処理空気の通気方向と水の流下方向とが直交するように行われる。このように気液接触手段として斜行ハニカムを用いることにより、被処理空気中に含まれる化学汚染物質をクリーンルーム内で問題にならない程度にまで除去した清浄な処理空気を得ることができる。被処理空気は、斜行ハニカム111を通過して清浄な処理空気となった後、排気管83より気液接触装置91外に排出される。
水供給手段21は斜行ハニカム111の上面開口部101に上面から水を供給する手段である。水供給手段21としては例えば図7に示す給水ダクト114が挙げられる。また、水排出手段15は斜行ハニカム111の下面開口部104から排出された水を受け、この水を気液接触装置91系外に排出する手段である。水排出手段15としては例えば図7に示す受水パン115が挙げられる。受水パン15の底面には排水管15bと接続された排水口が設けられており、排水を気液接触装置91系外に排出することができるようになっている。
排水管15bは貯水槽25に接続されている。貯水槽25には、外部より純水を注入することのできる給水管23が設けられていると共に、貯水槽25の底部には溜められた純水を外部へ排出させるための排水管100が設けられており、貯水槽25中の水が適切な水質及び水量を保てるようになっている。貯水槽25の底部と水排出手段15との間には循環配管17と、循環ポンプ18とが設けられており、貯水槽25の水が水供給手段21に供給されて、気液接触装置91内において水を循環使用することができるようになっている。
気液接触装置91で用いられる水の種類は、有害ガス成分を捕集除去可能なものであればよく特に限定されないが、通常、純水等が用いられる。なお、純水は有害ガス成分を捕集除去可能である限り、再利用したものであってもよい。例えば、第1の実施の形態1aにおいて、リンス槽26からの排水管15cと排水管15bとを接続して、リンス槽26で用いた純水を貯水槽25に導けるようにすると、リンス槽の略純水程度の純度の排水を気液接触装置91で再利用することができる。
気液接触装置91の排気部9とドラフトチャンバ本体2の第1吸気部4との間には、これらを接続する第1戻り配管84が備えられる。第1の実施の形態1aでは、第1吸気部4が、第1吸気ファン50及び第2吸気ファン60それぞれの空気取り入れ口として設けられている。このため、排気管83を介して排気部9と接続される第1戻り配管84は途中で第1戻り配管86と第1戻り配管88とに分岐し、第1戻り配管86が第1吸気ファン50側の第1吸気部4に設けられたプレフィルタ52に、第1戻り配管88が第2吸気ファン60側の第1吸気部4に設けられたプレフィルタ62に、それぞれ接続されるようになっている。これにより、第1の実施の形態1aは、気液接触装置91で清浄化された処理空気が、ドラフトチャンバ本体2に導入する清浄空気として再利用されるようになっている。
また、気液接触装置91の排気部9と第2吸気部5との間には、これらを接続する第2戻り配管85がHEPAフィルタ42を介して備えられる。これにより、第1の実施の形態1aは、気液接触装置91で清浄化された処理空気が、シールエアファン40に導入する清浄空気として再利用されるようになっている。
第1の実施の形態1aの作用について説明する。薬液槽20、24から発生する有害ガスは、吹き出し口48A、48Bからガイドダクト76の吸気口76Aに向かう略水平方向のシールエアによってシールされ、シールエアの上方にはほとんど流出することがない。また、有害ガスがこのシール外に流出した場合でも、HEPAフィルタ56及び66から送出される2層のダウンフローによって排気用ダクト72、74から排出されるため、処理室3内における有害ガスの拡散が防止される。また、排気用ダクト72、74、ガイドダクト76を介してドラフトチャンバ本体2の排気部8から排出される有害ガス等を含む空気は、気液接触装置91で清浄化され、第1戻り配管84を介して第1吸気部4に戻されると共に、第2戻り配管85を介して第2吸気部5に戻されるため、有毒ガスをドラフトチャンバ1a外に排出することが実質的にない。
気液接触装置91での被処理空気の清浄化についてより詳細に説明する。上記所定の向きに配置された斜行ハニカム111、水供給手段21及び水排出手段15からなる気液接触装置91により、給水ダクト114から供給水116が斜行ハニカム111の上面開口部101に供給され、斜行ハニカム111中を流下し、下面開口部104から排出水117として水排出手段15に排出され、さらに水排出手段15により気液接触装置91系外に排出される。
水排出手段15により気液接触装置91系外に排出された排出水117は、排水管15bを通り貯水槽25へ溜められる。そして貯水槽25と水排出手段15とを接続する循環配管17と、循環配管17の途中に設けられる循環ポンプ18により水供給手段21へ循環され、気液接触装置91の斜行ハニカム111に再び供給される。
なお、第1の実施の形態1aでは前後2層のダウンフローをそれぞれ別々の吸気ファン第1給気ファン50、第2吸気ファン60によって発生するようにしたが、これに限られるものでなく、例えば、1台の吸気ファンから発生する空気流を所要風量(風速)となるように分岐させて2層のダウンフローを発生させるようにしてもよい。また、キャリア160の搬送などを完全に自動化した装置の場合には、前面操作扉を開ける必要がないため、天井からの空気流を総合してダウンフローを1層にしてもよい。この場合には送風ファン、HEPAフィルタを各1個を使用する構成にすることができる。また、第1の実施の形態1aでは第2空気流発生手段を備えるようにして有害ガスの漏れを防ぐ点で効果的なものとしたが、キャリアの搬送、洗浄操作等の処理操作を完全に自動化した装置とする場合等のように前面操作用窓を開ける必要がない場合には、第2空気流発生手段を備えなくてもよい。
(第2の実施の形態)
次に、図6に基づいて本発明に係るドラフトチャンバの第2の実施の形態1bについて説明する。図6は第2の実施の形態1bにおいて、図4の実施の形態1aと同様の部分で切断した断面図とその他の部分の模式図とを含む図である。
(第2の実施の形態)
次に、図6に基づいて本発明に係るドラフトチャンバの第2の実施の形態1bについて説明する。図6は第2の実施の形態1bにおいて、図4の実施の形態1aと同様の部分で切断した断面図とその他の部分の模式図とを含む図である。
第2の実施の形態1bと第1の実施の形態1aとの相違点は、第1の実施の形態1aにおいては第1戻り配管86及び第2戻り配管85が設けられているのに対し、第2の実施の形態1bにおいてはこれらが設けられておらず、気液接触装置91の排気部9、第1吸気部4及び第2吸気部5がそれぞれクリーンルームに連通する構造になっている点にある。その他の部分については第1の実施の形態1aと同様であるため、同様の部材に同一の番号を付して説明を省略する。
第2の実施の形態1bにおいて、第1吸気部4はプレフィルタ62及び図示しないプレフィルタ52を介してクリーンルームと連通しており、クリーンルーム内からドラフトチャンバ本体2内に吸気ファン第2吸気ファン60及び図示しない第1給気ファン50を介して清浄空気を取り入れる構造になっている。また、第2吸気部5はHEPAフィルタ42を介してクリーンルームと連通しており、クリーンルーム内からドラフトチャンバ本体2内に清浄空気を取り入れる構造になっている。さらに、気液接触装置91の排気部9は、図示しないHEPAフィルタを介してクリーンルームと連通しており、気液接触装置91で処理した清浄空気をクリーンルーム内に排出するようになっている。なお、該図示しないHEPAフィルタは本発明に必須のものではなく、特にフィルタを介さず直接に清浄空気をクリーンルーム内に排出してもよい。
第2の実施の形態1bの作用は、気液接触装置91で清浄化された空気が、第1の実施の形態1aにおいては第1戻り配管84を介して第1吸気部4に戻されると共に第2戻り配管85を介して第2吸気部5に戻されるのに対し、第2の実施の形態1bにおいては図示しないHEPAフィルタを介してクリーンルームに排出され、第1吸気部4にも第2吸気部5にも戻されない点以外は、第1の実施の形態1aと同様である。なお、 気液接触装置91で清浄化された清浄空気をクリーンルーム内に排出するときは、該清浄空気の湿度とクリーンルーム内の湿度とは通常異なるため、該清浄空気の湿度を適宜調整してから排出することが好ましい。
(第3の実施の形態)
次に、図8に基づいて本発明に係るドラフトチャンバを洗浄装置として用いた第3の実施の形態1cについて説明する。図8は枚葉式洗浄装置である第3の実施の形態1cの模式図である。洗浄装置1cにおいて、ドラフトチャンバ本体151は処理室3と処理室3外に備えられた吸気ファン161とからなり、処理室3内においてターンテーブル155よりも下方且つ側方に設けられる排気部8には第1の実施の形態1aと同様の気液接触装置91が接続される。また、気液接触装置91の排気部9には第1戻り配管84が接続され、第1吸気部4を介して吸気ファン161に接続される。なお、気液接触装置91には、第1の実施の形態1aと同様の貯水槽25、循環配管17及び循環ポンプ18が設けられており、気液接触装置91において水を再利用できるようになっている。
(第3の実施の形態)
次に、図8に基づいて本発明に係るドラフトチャンバを洗浄装置として用いた第3の実施の形態1cについて説明する。図8は枚葉式洗浄装置である第3の実施の形態1cの模式図である。洗浄装置1cにおいて、ドラフトチャンバ本体151は処理室3と処理室3外に備えられた吸気ファン161とからなり、処理室3内においてターンテーブル155よりも下方且つ側方に設けられる排気部8には第1の実施の形態1aと同様の気液接触装置91が接続される。また、気液接触装置91の排気部9には第1戻り配管84が接続され、第1吸気部4を介して吸気ファン161に接続される。なお、気液接触装置91には、第1の実施の形態1aと同様の貯水槽25、循環配管17及び循環ポンプ18が設けられており、気液接触装置91において水を再利用できるようになっている。
処理室3内には、モータ153により駆動される回転軸154の上端部に取り付けられ、上に載置された被処理物152を減圧吸引保持したまま回転することが可能なターンテーブル155が備えられている。また、ターンテーブル155の上方にはターンテーブル155上に載置されるシリコンウェハ等の被処理物152の上に薬液等を噴霧することができるノズル156が備えられており、処理室3内の底部には、薬液等を処理室3外に排出する排出口163が設けられている。排出口163からの排水管は薬液タンク157に通じており、回収した薬液を薬液タンク157に貯蔵することができるようになっている。また、薬液タンク157の底部には排出口が設けられており、排出口からの排水管は循環ポンプ158、循環フィルタ159を介してノズル156に接続されている。
第3の実施の形態1cの作用について説明する。まず、ターンテーブル155と共にシリコンウェハ等の被処理物152が回転した状態で、ノズル156から被処理物152上に薬液を噴霧して被処理物152を洗浄する。回転により吹き飛ばされた薬液は処理室3内底部の排出口163から薬液タンク157に集められる。この薬液は循環ポンプ158及び循環フィルタ159によりノズル156に送られ薬液として再利用される。
一方、処理室3内では、吸気ファン161により上方から供給される清浄空気が下方に設けられた排気口8から排出されることによりダウンフローが形成されており、処理室3内において飛散した薬液のミストを図示しないキャリアの操作用窓から排出することを防止している。排気口8から排出された空気は気液接触装置91に送られ、水供給手段21より供給される清浄な純水で洗浄されて清浄空気となって気液接触装置91から排出され、第1戻り配管84から第1吸気部4を介して吸気ファン161に送られ、再利用される。また、気液接触装置91においては、第1の実施の形態1aと同様に水が再利用される。
本発明に係るドラフトチャンバ及び洗浄装置は、例えば、半導体製造工程における薬液を用いたシリコンウェハ等の化学洗浄及びエッチング等の処理に用いられるドラフトチャンバ及び洗浄装置に使用することができる。
以下に実施例を示すが、本発明はこれらに限定されて解釈されるものではない。
クリーンルーム内において上記ドラフトチャンバ1aを下記条件で稼動し、ドラフトチャンバ1aからの排出空気中のアンモニア濃度を測定した。
(斜行ハニカムの設定条件)
ドラフトチャンバ1aの気液接触装置に用いた斜行ハニカムは、次のようにして作製した。まず、結合材であるアルミナゾルと、充填材であるアルミナ水和物とを含むスラリーを調製し、該スラリーをガラスペーパに担持、波付け加工して山高が4.8mm、ピッチ10mmのコルゲート状シートを得た。コルゲート状シートは、厚さが500μm、空隙率が65%であり、アルミナ80重量%、Eガラス繊維20重量%からなるものであった。
(斜行ハニカムの設定条件)
ドラフトチャンバ1aの気液接触装置に用いた斜行ハニカムは、次のようにして作製した。まず、結合材であるアルミナゾルと、充填材であるアルミナ水和物とを含むスラリーを調製し、該スラリーをガラスペーパに担持、波付け加工して山高が4.8mm、ピッチ10mmのコルゲート状シートを得た。コルゲート状シートは、厚さが500μm、空隙率が65%であり、アルミナ80重量%、Eガラス繊維20重量%からなるものであった。
次に、コルゲート状シートを一層おきの波の伝播方向が互いに交差する角度(図7中、符号Y)が60°になるように1枚ずつ向きを変えて積層した後、500℃で熱処理し、開口面が幅400mm×高さ400mmで、奥行き200mmの外形略直方体の斜行ハニカムを得た。なお、この斜行ハニカムはコルゲート状シートの波の延長方向が略鉛直方向になるように作成したものであり、前後上下の4面に開口面があってこれらの方向に通気が可能になっており、一方、左右の2面の方向にはコルゲート状シートが通気を妨害して実質的に通気ができないようになっている。
この斜行ハニカムを、前後の開口面が幅400mm×高さ400mm、奥行きが200mmのケースに、図7中、符号Xの角度が30°になるように収納した。このケースに収納した斜行ハニカムを、奥行き方向に3個並べ、気液接触装置中における斜行ハニカム部分の奥行き(通気方向の長さ)の合計が600mmになるようにした。
(ドラフトチャンバ本体の薬液処理の条件)
薬液槽20に、HF4重量%、NH4F20重量%の濃度で混合されたバッファードフッ酸を充たした。HF薬液槽24には、0.5重量%のHFを充たした。また、リンス槽22及びリンス槽26には、純水を供給した。
(ドラフトチャンバ本体の薬液処理の条件)
薬液槽20に、HF4重量%、NH4F20重量%の濃度で混合されたバッファードフッ酸を充たした。HF薬液槽24には、0.5重量%のHFを充たした。また、リンス槽22及びリンス槽26には、純水を供給した。
第1吸気ファン50及び第2吸気ファン60を稼動させ、さらにシールエアファン40を稼動させて吹き出し口48A及び48Bから給気風量20m3/分で清浄空気を送出し、これをガイドダクト76から排出して薬液槽20の上方に薬液槽20表面に沿って略平行に流れる空気流(シールエア)を形成した。
次に、薬液槽20中のバッファードフッ酸の温度を25℃に調整したところ、薬液槽20からアンモニアが発生した。このとき、ドラフトチャンバ本体2の排気部8(気液接触装置91の入口部)における排気中のアンモニア濃度は100μg/m3であった。また、気液接触装置91の排気部9(気液接触装置91の出口部)における排気中のアンモニア濃度は0.8μg/m3であった。後者のアンモニア濃度は排出した空気を再度ドラフトチャンバに戻して再循環しても、半導体製造に何ら支障を及さない程度の濃度である。
1、1a、1b ドラフトチャンバ
1c 洗浄装置
2、151 ドラフトチャンバ本体
3 処理室
4 第1吸気部
5 第2吸気部
6 第1空気流発生手段
7 第2空気流発生手段
8 ドラフトチャンバ本体の排気部
9 気液接触装置の排気部
14、16 キャリアの操作用窓
15 水排出手段
15b、15c、100 排水管
17 循環配管
18 循環ポンプ
21 水供給手段
20、24 薬液槽、
22、26 リンス槽
23 給水管
25 貯水槽
30 キャリア搬送装置
40 シールエアファン
42 HEPAフィルタ
50 第1吸気ファン
52、62 プレフィルタ
60 第2吸気ファン
81、83 排気管
84、86、88 第1戻り配管
85 第2戻り配管
91 気液接触装置
111 斜行ハニカム
114 給水ダクト
115 受水パン
116 供給水
117 排出水
152 シリコンウェハ(被処理物)
154 回転軸
155 ターンテーブル
156 ノズル
157 薬液タンク
158 循環ポンプ
159 循環フィルタ
160 ウェハキャリア
163 排出口
1c 洗浄装置
2、151 ドラフトチャンバ本体
3 処理室
4 第1吸気部
5 第2吸気部
6 第1空気流発生手段
7 第2空気流発生手段
8 ドラフトチャンバ本体の排気部
9 気液接触装置の排気部
14、16 キャリアの操作用窓
15 水排出手段
15b、15c、100 排水管
17 循環配管
18 循環ポンプ
21 水供給手段
20、24 薬液槽、
22、26 リンス槽
23 給水管
25 貯水槽
30 キャリア搬送装置
40 シールエアファン
42 HEPAフィルタ
50 第1吸気ファン
52、62 プレフィルタ
60 第2吸気ファン
81、83 排気管
84、86、88 第1戻り配管
85 第2戻り配管
91 気液接触装置
111 斜行ハニカム
114 給水ダクト
115 受水パン
116 供給水
117 排出水
152 シリコンウェハ(被処理物)
154 回転軸
155 ターンテーブル
156 ノズル
157 薬液タンク
158 循環ポンプ
159 循環フィルタ
160 ウェハキャリア
163 排出口
Claims (17)
- ドラフトチャンバ本体と、該ドラフトチャンバ本体の排気部に接続され該排気部からの排気を清浄化する気液接触装置とを備えることを特徴とするドラフトチャンバ。
- 前記気液接触装置が斜行ハニカムを用いたものであることを特徴とする請求項1記載のドラフトチャンバ。
- 前記ドラフトチャンバ本体及び前記気液接触装置を、クリーンルーム内に設置することを特徴とする請求項1又は2記載のドラフトチャンバ。
- 前記ドラフトチャンバ本体が、第1吸気部と、該第1吸気部から供給される空気を用い処理室内において上方から下方に向かう第1空気流を発生させる第1空気流発生手段とを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のドラフトチャンバ。
- 前記ドラフトチャンバ本体が、前記処理室内に液槽を備えると共に、第2吸気部と、該第2吸気部から供給される空気を用い前記液槽の上方において前記ドラフトチャンバ本体の正面の手前側から奥側に向かう略水平な第2空気流を発生させる第2空気流発生手段とを備えることを特徴とする請求項4記載のドラフトチャンバ。
- 前記ドラフトチャンバ本体が、前記処理室内に複数の液槽を備えると共に、第2吸気部と、該第2吸気部から供給される空気を用い前記液槽の少なくとも1つの上方において前記ドラフトチャンバ本体の正面の手前側から奥側に向かう略水平な第2空気流を発生させる第2空気流発生手段とを備えることを特徴とする請求項4記載のドラフトチャンバ。
- 前記ドラフトチャンバ本体が、前記処理室内に複数の液槽と該複数の液槽においてキャリアを順次浸漬させるキャリア搬送装置とを備えると共に、該ドラフトチャンバ本体の前面にキャリアの操作用窓を備え、さらに、第2吸気部と、該第2吸気部から供給される空気を用い前記液槽の少なくとも有毒ガスを発生する薬液槽の液面上方において前記ドラフトチャンバ本体の正面の手前側から奥側に向かう略水平な第2空気流を発生させる第2空気流発生手段とを備えることを特徴とする請求項4記載のドラフトチャンバ。
- 前記気液接触装置の排気部と前記第1吸気部とを接続する第1戻り配管を備えることを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項記載のドラフトチャンバ。
- 前記気液接触装置の排気部と前記第2吸気部とを接続する第2戻り配管を備えることを特徴とする請求項5〜8のいずれか1項記載のドラフトチャンバ。
- 前記気液接触装置の排気部及び前記第1吸気部がそれぞれクリーンルームに連通することを特徴とする請求項4〜7のいずれか1項記載のドラフトチャンバ。
- 前記第2吸気部がクリーンルームに連通することを特徴とする請求項5〜8及び10のいずれか1項記載のドラフトチャンバ。
- 前記斜行ハニカムが、アルミナ、シリカ及びチタニアからなる群より選択される1又は2以上の充填材又は結合材を含有するガラス繊維、セラミック繊維又はアルミナ繊維基材から形成されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項記載のドラフトチャンバ。
- 前記気液接触装置が、前記気液接触装置の排出水を貯蔵する貯水槽と、該貯水槽と水供給手段とを接続する循環配管と、該循環配管の途中に設けられ前記貯水槽から前記水供給手段に水を供給する循環ポンプとを備えること特徴とする請求項1〜12のいずれか1項記載のドラフトチャンバ。
- 前記液槽の少なくとも1つが純水又は超純水を用いるリンス槽であり、該リンス槽からの排水管を前記貯水槽に導くことを特徴とする請求項5〜13のいずれか1項記載のドラフトチャンバ。
- シリコンウェハの化学洗浄処理又はエッチング処理に用いられることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項記載のドラフトチャンバ。
- 請求項1〜4、8、10、12、13及び15のいずれか1項記載のドラフトチャンバを用い、前記処理室中に、被処理物を載置して回転することが可能なターンテーブルと該被処理物上に薬液を供給可能なノズルとを備えることを特徴とする洗浄装置。
- 前記被処理物がシリコンウェハであることを特徴とする請求項16記載の洗浄装置。
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