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JP2005070646A - 画像形成装置、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

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JP2005070646A JP2003303102A JP2003303102A JP2005070646A JP 2005070646 A JP2005070646 A JP 2005070646A JP 2003303102 A JP2003303102 A JP 2003303102A JP 2003303102 A JP2003303102 A JP 2003303102A JP 2005070646 A JP2005070646 A JP 2005070646A
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Ryonosuke Miyazaki
亮乃輔 宮崎
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Abstract

【課題】 常にユーザーが設定する画像濃度で複写作業が行われるようにする。
【解決手段】 デジタル複写機は、画像の濃度設定を行う操作部の表示画面をおもて表示画面とうら表示画面に切替えて表示する表示装置、及び5段階(A1レベル(フル)〜A5(エンド))でトナー残量を検知するトナーエンドセンサ群を有する。5つのトナーエンドセンサ群が、A1レベルのとき、濃度設定キーB1(濃い)、B2(やや濃い)、B3(通常)、B4(やや淡い)、B5(濃い)をおもて表示画面に表示する。A2レベルになったとき、濃度設定キーB1をうら表示画面に表示、A3レベルになったとき、濃度設定ーB1,B2をうら表示画面に表示する。A4レベルになったとき、濃度設定キーB1、B2、B3をうら表示画面に表示する。
【選択図】 図9

Description

本発明は、ユーザーに複写材(トナー)の消耗を意識させるようにする画像形成装置、プログラム及び記録媒体に関する。
従来、デジタル複写装置において、トナー残量が一定値以下になると、表示部に「トナー残量が低下」などの表示を行い、ユーザーに対してトナーの補給を催促することが行われている。このときユーザーは、残りの複写枚数との関係で、直ちにトナー補給作業を行うべきか、或いは取り敢えず複写を終了し、その後にトナー補給作業を行うべきか迷うことがある。このため、従来装置は更に、トナー残量検知手段の検知結果に基いて、複写装置自身が複写可能枚数を計算し、計算した枚数に対してトナー残量が不足するか否かを判断し表示するようにしている。より詳しく説明すると、デジタル複写装置の画像処理ユニットの制御部は、画像の読取りが行われるとき、読取り画像を画像メモリに一旦蓄積するが、その際、読取った原稿の枚数をカウントする。そして、このカウント値をデジタル複写装置のメインコントローラに送る。メインコントローラは、この総枚数と設定部数を積算して総複写枚数Aを算出する。一方、メインコントローラは、トナーエンドセンサの検知結果を監視しており、トナー残量が一定値以下になったことを判断すると、複写可能枚数Nを、N=(T−t×n)/tから算出する。ただし、Tは、トナーエンドセンサが、トナーが一定量以下になったことを検知したときのトナー残量、tは、転写紙1枚当りのトナー消費量、nは、トナーが一定量以上あるときの複写可能枚数である。このような計算の結果、複写可能枚数Nが総複写可能枚数Aより多い場合は、複写動作のスタートを許可し、少ない場合は、「トナーが足りません」等のメッセージを液晶ディスプレイ上に表示する。このため、ユーザーに無用の負担をかけることなく複写作業を行わせることができるものである(特許文献1参照)。
特開2000-305420号公報(段落番号(0002)、(0003)、(0021)、(0022)、(0023)、(0024)、(0025)、(0030)、図11)
しかしながら、特許文献1の発明は、複写を行うときの複写の濃度、即ちコピー濃度について考慮していないため、濃度設定の程度によっては、急激にトナー残量が減少し所定枚数の複写が行われないおそれがある。また、液晶ディスプレイの警告メッセージは、トナー残量と総複写枚数との関係が明らかになる時点でないと表示されないので、ユーザーは事前にトナー補給を行うという気にならない。更に、ユーザーは、トナー残量との関係でトナー節約をしようとする動機づけにならない。
そこで本発明の第1の目的は、常にユーザーが設定する画像濃度で画像形成作業が行われるようにすることであり、第2の目的は、ユーザーに早めにトナー補給を促すようにすることである。そして、第3の目的は、ユーザーにトナーの節約の動機づけができるようにすることである。
請求項1の発明は、表示画面上で転写紙に転写する画像の濃度が設定可能な画像形成装置において、トナーの残量を複数の段階で検知する手段と、検知したトナー残量の段階に応じて、画像濃度を設定する濃度キーを第1の表示画面又は第2の表示画面に表示させる手段と、第1又は第2の表示画面に表示された濃度キーにより画像濃度を設定する手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記検知したトナー残量の段階に応じて、画像濃度を設定する濃度キーを第1の表示画面又は第2の表示画面に表示させる手段は、検知したトナー残量の段階に連動して、濃度順に、第1の表示画面に表示された濃度キーを第2の表示画面に移動して表示させることを特徴とする画像形成装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載の画像形成装置において、第2の表示画面に表示された濃度キーにより画像濃度を設定するとき、第2の表示画面にトナー残量の減少に係る警告情報を表示させる手段を備えたことを特徴とする画像形成装置である。
請求項4の発明は、 画像形成装置のコンピュータを、トナーの残量を複数の段階で検知させる手段、検知したトナー残量の段階に応じて、濃度キーを第1の表示画面又は第2の表示画面に表示させる手段、第1又は第2の表示画面に表示された濃度キーにより画像濃度を設定する手段、第2の表示画面に表示された濃度キーにより画像濃度を設定するとき、第2の表示画面にトナー残量の減少に係る警告情報を表示させる手段、として機能させるためのプログラムである。
請求項5は、請求項4記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体である。
請求項1,2の発明に対応する効果:検知したトナー残量の段階に応じて、画像濃度を設定する濃度キーを第1の表示画面又は第2の表示画面に表示させ、第1又は第2の表示画面に表示された濃度キーにより画像濃度を設定するので、ユーザーは、常にトナーの残量を意識しユーザーが設定する画像濃度で画像形成ができる。また、濃度キーが第1の表示画面から第2の表示画面に移動することにより、ユーザーに早めにトナー補給をすることを求め、更にトナー消費に係る警告情報によりトナーの節約の動機づけを与えることができる。
請求項3,4の発明に対応する効果:一般の画像形成装置を容易に前記効果を奏する画像形成装置として機能させることができる。
図1は、本発明が実施されるデジタル複写機の縦断面図である。図1を参照して、デジタル複写機の構成、動作を説明する。
図1において、自動原稿送り装置(ADFと略称)1の原稿台2に画像面を上にして置かれた原稿束は、後述する操作部30のプリントキー34が押下されたとき、一番下の原稿から給送ローラ3及び給送ベルト4によって、コンタクトガラス6上の所定の位置に給送される。一枚の原稿が給送されるごとに不図示のカウンタは、原稿枚数をカウントアップする。
コンタクトガラス6上に給送された原稿は、読取ユニット50によって画像が読取られ、画像が読取られた原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出される。原稿セット検知器7は、原稿のセット状況を検知し、原稿のセットを検知するとき、前原稿と同様に当該原稿はコンタクトガラス6上に給送される。前記給送ローラ3、給送ベルト4、排送ローラ5は、搬送モータ26(図3)により駆動される。
読取りユニット50は、コンタクトガラス6と光学走査系で構成されており、光学走査系には、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサ54等で構成される。露光ランプ51及び第1ミラー52は、図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー55及び第3ミラー56は、図示しない第2キャリッジ上に固定されている。原稿画像を読取るときは、光路長が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジとが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学系は、図示しないスキャナ駆動モータで駆動される。このような走査によって読取られた原稿の画像は、後述するCCDイメージセンサにより光電変換され処理される。
第1給紙トレイ8、第2給紙トレイ9、第3給紙トレイ10に載置された転写紙は、それぞれ第1給紙装置11、第2給紙装置12、第3給紙装置13によって給紙が開始され、縦搬送ユニット14によって感光体ドラム15に当接する位置まで搬送される。
読取りユニット50によって読取られた画像データは、書込みユニット57からのレーザー光により感光体ドラム15に書込まれ、現像ユニット27でトナー像が形成される。
書込みユニット57は、レーザ出力ユニット58、結像レンズ59、ミラー60により構成され、レーザ出力ユニット58内には、レーザ光源であるレーザダイオード、及びモータにより高速で定速回転する多角形ミラー(ポリゴンミラー)が備えられている。
書込みユニット57から出力されるレーザ光が、感光体ドラム15に照射される。なお、感光体ドラム15の一端近傍のレーザービームを照射される位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサ(不図示)が配置されている。
感光体ドラム15まで搬送された転写紙は、更に感光体ドラム15の回転と等速で搬送ベルト16により搬送され、この搬送過程で、感光体ドラム15表面に形成されたトナー像が転写される。その後、定着ユニット17により転写された画像の定着を行い、排紙ユニット18により、後処理装置であるフィニシャ100に排出される。
ここで、現像ユニット27は、5つのトナーエンドセンサ群28を備えており、このトナーエンドセンサ群28は、現像ユニット27の不図示のトナーホッパーに蓄えられているトナーの残量を5段階で検知する。トナーホッパーは、トナー残量が一定値以下になると、自動的に不図示のトナーボトルからトナーの供給を受ける。5段階のうち、第1段階のセンサがオンになっているとき、トナーホッパーはトナーフルの状態であることを示し、第5段階のセンサがオンになっているとき、トナーエンドの状態であることを示す。
後処理装置のフィニシャ100は、排紙ユニット18から排出された転写紙を、切替え板101により、通常排紙側又はとステープル処理側へ搬送する。即ち、切替え板101が上側に切替えられるとき、搬送ローラ102、103を経由して通常排紙トレイ104に排紙し、下側に切替えられるとき、搬送ローラ105,107を経由してステープル台108に排出する。
ステープル台108に排出、積載された転写紙は、1枚排紙されるごとに、紙揃えジョガー109によって紙端面が揃えられ、1部のコピー完了とともにステープラー106によって綴じられる。綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了排紙トレイ110に収納される。
一方、通常の排紙トレイ104は、前後に移動可能なトレイである。従って、原稿ごと、或いは画像メモリによってソーティングされたコピー部ごとに、前後に移動し、排出されてくる転写紙を仕分けるものである。
転写紙の両面に印刷する場合は、各給紙トレイ8,9,10から給紙され作像された転写紙を排紙トレイ104側に導かないで、経路切替えのための分岐爪112を上側にセットし、一旦両面給紙ユニット111にストックする。その後、両面給紙ユニット111にストックされた転写紙は、再び感光体ドラム15で作像されたトナー像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給紙され、分岐爪112を下側にセットし、排紙トレイ104に導く。このように転写紙の両面に画像形成する場合に両面給紙ユニット111が使用される。
続いて、デジタル複写機の制御機構について説明する。
図2は、デジタル複写機の制御機構のブロック構成図であり、図中、メインコントローラ20は、不図示のCPU、ROM、RAM等を有し、原稿の読取り、読取り原稿画像の作像、転写ほかの処理全体を制御する。IPU49は、スキャナで読取られた原稿画像、他のパソコンで作成された原稿データを印刷データに変換処理する画像処理ユニットである。なお、IPU49の構成動作は、図3で後述する。メインコントローラ20は、図5で後述する液晶ディスプレイ、キー入力部を有する操作部30との間で指令と応答のやり取りを行う。またメインコントローラ20は、原稿セット検知器7、原稿搬送モータ26を有するADF1との間で、原稿セット検知器7の出力により原稿搬送モータ26の動作を制御する。
更にメインコントローラ20は、メインモータ25及びその動作の一部を分岐する中間クラッチ21、第1給紙クラッチ22、第2給紙クラッチ23、第3給紙クラッチ24を制御し、メインモータ25により感光体ドラム15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、現像ユニット27は駆動され、メインモータ25の駆動を伝達する給紙クラッチ22,23,24によって、それぞれ給紙装置11,12,13が駆動される。またメインモータ25の駆動を伝達する中間クラッチ21により縦搬送ユニット14が駆動される。
更に引続いて、画像処理ユニットについて説明する。
図3は、画像処理ユニットの内部構成のブロック図である。図3において、読取りユニット50の露光ランプ51から照射された光の反射は、CCDイメージセンサ54にて光電変換され、A/Dコンバータ61にてデジタル信号に変換される。変換された画像信号は、シェーディング補正部62、MTF補正・ガンマ補正部63にて補正される。その後、セレクタ64を経て、印字合成部71で印字合成され、変倍回路77で所要の変倍率で拡大、縮小され、書込みユニット57に送出される。前記セレクタ64は、メモリコントローラ65との間で画像データのやり取りを行う。
メモリコントローラ65は、画像処理ユニットの制御部を構成するCPU68、ROM69、RAM70、NVRAM74等の制御下にあり、画像メモリ66との間で画像データのやり取りを行い印刷データの作成を行う。またメモリコントローラ65は、I/Oポート67を介して受信した他のパソコン等で作成された入力データを印刷データに変換する。
セレクタ64からメモリコントローラ65に送られた画像データは、メモリコントローラ65内にある画像圧縮手段により圧縮された後、画像メモリ66に送られる。最大画像サイズ分の256階調のデータをそのまま画像メモリ66に書込むことも可能であるが、1枚の原稿画像で多くのデータ領域を使用することになるので、この圧縮により画像メモリ66を有効に使用する。また1度に多くの画像データを記憶することができるので、ソート機能として、蓄積された原稿のイメージデータをページ順に出力することができる。この場合、画像を出力する際に、画像メモリ66の画像データをメモリコントローラ65内の伸長手段により順次伸長しながら出力する。このような機能は、一般に電子ソートと呼ばれるものである。
画像メモリ66の画像データは、CPU68からアクセス可能である。このため、画像メモリ66内の画像データの加工が可能であり、例えば画像の間引き処理、切出し処理等が行える。これらの加工処理は、メモリコントローラ65のレジスタにデータの書込みを行うことにより可能になる。加工された画像データは、再度画像メモリ66に記憶される。
画像メモリ66は、処理を行う画像データの大きさにより複数のエリアに分割し、画像データの入出力を同時に実行可能にする。各分割されたエリアは、画像データの入力及び出力をそれぞれ並行に実行可能にするために、メモリコントローラ65とのインターフェースとしてのリード用とライト用の2組のアドレス・データ線で接続される。これによりエリア1に画像データを入力(ライト)する間に、エリア2から画像データを出力(リード)する動作が可能になる。
更に画像メモリ66は、多くの画像データを収納するために、ハードディスク装置75を別に設け兼用することもある。ハードディスク装置75は、外部電源が不要で永久的に画像データを保持することができるメリットがある。複数の定型の原稿(フォーマット原稿)をスキャナで読込み保持するときは、ハードディスク装置75が用いるのが一般的である。
画像データの書込み、読出しを行うとき、デジタル複写機本体の作像やスキャナからの画像書込みに対する処理速度の差を吸収するために、画像データを一旦画像メモリ66に蓄積した上で書込み、読出しの処理を行う。またハードディスク装置75からの画像データを書込みユニット57に送るときも、一旦画像メモリ66に蓄積し送ることになる。このように画像データの、画像メモリやハードディスク装置への記憶の処理、書込みユニットへ送る画像の入出力の処理は、全てメモリコントローラ65により画像パスが決定され実行される。このようにして、CPU68は、画像データの入出力を決めることで、CPU68に接続されるセレクタ64は、画像の流れ方向を切替えることが可能になる。
ここで、セレクタにおける1頁分の画像信号について述べる。
図4は、1頁分の画像信号の説明図であり、図中、/FGATEは、1ページの画像データの副走査方向の有効期間を表し、/LSYNCは、1ラインごとの主走査同期信号である。これらの信号が立ち上がった後の所定のクロックで画像信号が有効となる。
主走査方向の画像信号が有効であることを示す信号が、/LGATEである。これらの信号は、画素クロックVCLKに同期しており、VCLKの1周期に対し1画素8ビット(256階調)のデータが送られてくる。本複写機では、転写紙への書込み密度400dpi、最大画素数は、主走査4800画素、副走査6800画素である。また画像データは、255に近いほど白画像になる。
前記構成になるデジタル複写機において、ユーザは、原稿束を原稿台2にセットし、操作部30において、使用する転写紙トレイ、転写紙に形成する画像の濃度、ソート、ステープル等にコピー仕上がり形態を設定し、プリントキー34を押圧すると、ADF1は、原稿の一番下の原稿からコンタクトガラス6上へ給送を開始する。すると、読取りユニット50は、原稿を光学系で走査し、CCDイメージセンサ54にて光電変換する。光電変換された画像データの信号は、画像処理ユニットの各補正部61,62,63で、所定の補正処理が施され、且つメモリコントローラ65でページデータに変換処理され、更には必要に応じ印字合成、変倍等の処理がなされて書込みユニット57に送られる。書込みユニット57は、送られた画像信号で画像データを感光体ドラム15に書込む。書込まれたデータは、現像手段により作像され、トナー像が送給された転写紙に転写され、通常排紙又はステープル処理排紙される。このとき、ユーザーは、転写紙に転写される画像の濃さを自由に変更することができる。
そこで、以下に、ユーザーが行う転写紙に転写される画像の濃さの設定について図5〜図9を参照して説明する。
図5は、図2のブロック30で示される操作部の外観を示す図であり、図中、31は液晶タッチパネル画面、32はテンキー、33はクリア/ストップキー、34はプリントキー、36はリセットキー、37は初期設定キー、38はおもて表示キー、39はうら表示キーである。タッチパネル31には、各種機能キーやデジタル複写機の動作状態を示すメッセージが表示される。所定の機能キーにタッチすることで、他の表示画面に遷移する。
例えばページ印字の種類の詳細を設定する場合、ページ印字キーにタッチすることにより、詳細機能の設定画面に遷移することができる。液晶タッチパネル31は、ドット表示器を使用しているので、そのときの最適な表示をグラフィカルに行うことができる。初期設定キー37をタッチすることにより、デジタル複写機の初期状態を任意にカスタマイズすることが可能である。複写機が収納している用紙サイズを設定したり、コピー機能のリセットキーを押したときに設定される状態を任意に設定可能である。
また、おもて表示キー38及びうら表示キー39のタッチによりおもて表示画面及びうら表示画面を表示することができる。このために、操作部30の不図示のメモリ装置には、おもて表示画面用とうら表示画面用のテンプレートを用意しておき、前記キーのタッチにより、そのいずれかのテンプレートを呼出し、画面表示する。このとき、操作部30の不図示のCPUは、5つのトナーエンドセンサ群28のセンサ出力を監視しており、センサ出力に応じて、設定可能な濃度の表示をいずれのテンプレートにおいて行うかを判断する。
図6は、機能設定の初期画面のおもて表示画面及びうら表示画面を示す。
図6(A)は、機能設定の初期画面のおもて表示画面を示し、この表示は、トナーボトルにトナーが十分供給されている状態での初期画面の表示である。従ってユーザーは、濃度設定を行うとき、濃いB1、通常B3、淡いB5、及びそれらの中間の濃さ、やや濃いB2,やや淡いB4のいずれかを任意に設定することができる。図6(B)は、図6(A)のうら表示、つまりトナーボトルにトナーが十分供給されている状態(5つのトナーエンドセンサ群28のうち第1段階(レベルA1)のトナーエンドセンサがオン)のとき、うら表示キー39がタッチされることによって表示される、初期画面のうら表示である。この場合、うら表示画面は、何も表示されないブランク状態になっている。
図7は、トナーボトルのトナーが減少したときの機能設定画面のおもて表示画面(図7(A))及びうら表示画面(図7(B))を示す。図7において、操作部30のCPUは、5つのトナーエンドセンサ群28のうち、第1段階のトナーエンドセンサがオンからオフになると(レベルA2)、‘濃い’濃度レベル設定の表示B1を、おもて表示テンプレートから消去し(図7(A))、うら表示テンプレートに表示(図7(B))する。ユーザーは、図7(A)の画面からトナー残量の減少を感知することができるとともに、その状態での‘濃い’濃度レベルの設定は、うら表示画面により行うことを求められる。
図8は、うら表示画面により濃度設定を行ったときの警告表示画面を示す図である。ユーザーが図7(B)のうら表示画面により濃度設定を行うと、この画面上に「トナーが不足しているため、この設定はなるべく使用しないで下さい。」が表示される。これを確認キー81で確認することにより、濃い濃度での設定が可能になる。
図9は、おもて表示画面とうら表示画面の表示処理のフロー図である。ここで、トナーエンドセンサは、5段階(A1〜A5)でトナー残量を検知し、A1レベルのとき、トナー残量はフル、A5レベルのとき、トナー残量ゼロ、即ちトナーエンドである。
図9を参照して説明すると、操作部のCPUは、5つのトナーエンドセンサ群28のうち、CPUは、第4段階のトナーエンドセンサがオフからオン(レベルA4)になったか否かを判断し(S1)、第4段階のトナーエンドセンサがオフからオンになったとき(S1,YES)、濃度レベルキーB1,B2,B3をうら表示画面に表示する(S2)。
第4段階のトナーエンドセンサがオフからオンになっていないとき(S1,NO)、CPUは、第3段階のトナーエンドセンサがオフからオン(レベルA3)になったか否かを判断し(S3)、第3段階のトナーエンドセンサがオフからオンになったとき(S3,YES)、濃度レベルキーB1,B2をうら表示画面に表示する(S4)。
第3段階のトナーエンドセンサがオフからオンになっていないとき(S3,NO)、CPUは、第2段階のトナーエンドセンサがオフからオン(レベルA2)になったか否かを判断し(S5)、第2段階のトナーエンドセンサがオフからオンになったとき(S5,YES)、濃度レベルキーB1をうら表示画面に表示する(S6)。
一般のデジタル複写機のコンピュータに、前記実施形態で述べた画面の表示を実行させるために、その手順を汎用のプログラム言語によりコンピュータプログラムとして記述し、かつ、このプログラムをフレキシブルディスク、CD−ROM、DVD-ROM、MO等の任意の記録媒体に記録し、これを読取らせることで本発明に係る画面表示処理を容易に実施することができる。本プログラムは、記録媒体に記録する以外に、インターネット、イントラネット等の任意のネットワークを介して、画像形成装置のコンピュータに直接読取らせることも可能である。
本発明は、コピー機能、ファクシミリ機能、スキャナ機能、プリンタ機能を有するデジタル複合機及びプリンタ装置の操作部において利用するのに適している。
本発明が実施されるデジタル複写機の縦断面図である。 デジタル複写機の制御機構のブロック構成図である。 画像処理ユニットの内部構成のブロック図である。 1頁分の画像信号の説明図である。 図2のブロック30で示される操作部の外観を示す図である。 機能設定の初期画面のおもて表示画面及びうら表示画面を示す図である。 トナーボトルのトナーが減少したときの機能設定画面のおもて表示画面及びうら表示画面を示す図である。 うら表示画面により濃度設定を行ったときの警告表示画面を示す図である。 おもて表示画面とうら表示画面の表示処理のフロー図である。
符号の説明
1・・自動原稿送り装置(ADFと略称)、2・・原稿台、3・・給送ローラ、4・・給送ベルト、5・・排送ローラ、6・・コンタクトガラス、7・・原稿セット検知器、
8・・第1給紙トレイ、9・・第2給紙トレイ、10・・第3給紙トレイ、11・・第1給紙装置、12・・第2給紙装置、13・・第3給紙装置、14・・縦搬送ユニット、15・・感光体ドラム、27・・現像ユニット、28・・トナーエンドセンサ群、50・・読取りユニット、51・・露光ランプ、52・・第1ミラー、53・・レンズ、54・・CCDイメージセンサ、55・・第2ミラー、56・・第3ミラー、57・・書込みユニット、58・・レーザ出力ユニット、59・・結像レンズ、60・・ミラー、100・・フィニシャ。

Claims (5)

  1. 表示画面上で転写紙に転写する画像の濃度が設定可能な画像形成装置において、
    トナーの残量を複数の段階で検知する手段と、
    検知したトナー残量の段階に応じて、画像濃度を設定する濃度キーを第1の表示画面又は第2の表示画面に表示させる手段と、
    第1又は第2の表示画面に表示された濃度キーにより画像濃度を設定する手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記検知したトナー残量の段階に応じて、画像濃度を設定する濃度キーを第1の表示画面又は第2の表示画面に表示させる手段は、
    検知したトナー残量の段階に連動して、濃度順に、第1の表示画面に表示された濃度キーを第2の表示画面に移動して表示させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は2記載の画像形成装置において、
    第2の表示画面に表示された濃度キーにより画像濃度を設定するとき、第2の表示画面にトナー残量の減少に係る警告情報を表示させる手段
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 画像形成装置のコンピュータを、
    トナーの残量を複数の段階で検知させる手段、検知したトナー残量の段階に応じて、濃度キーを第1の表示画面又は第2の表示画面に表示させる手段、第1又は第2の表示画面に表示された濃度キーにより画像濃度を設定する手段、第2の表示画面に表示された濃度キーにより画像濃度を設定するとき、第2の表示画面にトナー残量の減少に係る警告情報を表示させる手段、として機能させるためのプログラム。
  5. 請求項4記載のプログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体。
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JP (1) JP2005070646A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7480468B2 (en) 2005-12-23 2009-01-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Apparatus for detecting developer level in developing unit
US7738800B2 (en) 2006-12-04 2010-06-15 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Printing device having plural print density range settings

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