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JP2005063875A - 多連ダイヤルスイッチ - Google Patents

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JP2005063875A JP2003294915A JP2003294915A JP2005063875A JP 2005063875 A JP2005063875 A JP 2005063875A JP 2003294915 A JP2003294915 A JP 2003294915A JP 2003294915 A JP2003294915 A JP 2003294915A JP 2005063875 A JP2005063875 A JP 2005063875A
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JP2003294915A
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Takayuki Wakaizumi
尊之 若泉
Masatoshi Sudo
正敏 須藤
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

【課題】 ダイヤルスイッチ単体に複数の可変機能を備えた多連ダイヤルスイッチを提供する。
【解決手段】 連結手段40の連結状態で第1及び/又は第2のツマミ14,29を回動操作することにより第1及び第2のボリュームスイッチ 16,30を同時に一体制御し、かつ連結手段40の遮断状態で第1又は第2のツマミ14,29をそれぞれ回動操作することにより第1又は第2のボリュームスイッチ 16,30をそれぞれ独立制御する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ダイヤルスイッチ単体に複数の可変機構を備えた多連ダイヤルスイッチに関するものである。
従来、車両のエアコンは、ダイヤルスイッチを回動操作して可変機能であるボリュームスイッチの電気抵抗を変化させることにより、温度調節や風量調節等の制御を行っている。この種のダイヤルスイッチは、一つの軸(例えば固定軸)の周りに、上記ボリュームスイッチや操作用のツマミを配設してダイヤルスイッチ単体を構成している。従来のダイヤルスイッチ単体では、可変機能をもつ機構は一つのダイヤルスイッチ単体には一つの可変機構しかなかった(例えば、特許文献1参照)。
特開平09−115389号公報
例えば、車両においては、エアコンの温度調節及び風量調節を運転席側と助手席側とをそれぞれ独立して制御できることが望まれている。
しかしながら、従来のダイヤルスイッチでは、前述したようにダイヤルスイッチ単体に1つの可変機能しか備えていないので、運転席側及び助手席側を左右独立して制御できるように制御バリエーションを増やそうとした場合には、ダイヤルスイッチを追加して配置スペースを確保しなければならなかった。この結果、ダイヤルスイッチが高コストになると共に、ダイヤルスイッチの配置スペースが増加する問題があった。
本発明は、一つのダイヤルスイッチ単体に複数の可変機能を備えた多連ダイヤルスイッチを提供することを目的とするものである。
本発明は、上述事情に鑑みなされたものであって、請求項1に記載の発明は、一端が開口している円筒状のケース部と該ケース部と同一軸線上にあって該ケース部の底板部に一体的に設けられた固定軸とを有するケース本体と、前記固定軸に回動自在に配設された第1のツマミ、及び該第1のツマミの回動操作により電気抵抗が変化する第1のボリュームスイッチとを有する第1のダイヤルスイッチと、前記第1のツマミに隣設して前記駆動軸に回動自在に配設された第2のツマミ、及び該第2のツマミの回動操作により電気抵抗が変化する第2のボリュームスイッチとを有する第2のダイヤルスイッチと、前記第1及び第2のツマミの対向面間に配設されていて第1及び第2のツマミを連結及び遮断可能な連結手段と、を備え、前記連結手段の連結状態で前記第1及び/又は第2のツマミを回動操作することにより前記第1及び第2のボリュームスイッチを同時に一体制御し、かつ前記連結手段の遮断状態で前記第1又は第2のツマミをそれぞれ回動操作することにより第1又は第2のボリュームスイッチをそれぞれ独立制御することを特徴としている。
このように構成された請求項1の発明では、連結手段の連結状態で第1及び/又は第2のツマミを回動操作することにより第1及び第2のボリュームスイッチを同時に一体制御し、かつ連結手段の遮断状態で第1又は第2のツマミをそれぞれ回動操作することにより第1又は第2のボリュームスイッチをそれぞれ独立制御するので、1つのダイヤルスイッチ単体からなる多連ダイヤルスイッチにより、例えば、車両の運転席側及び助手席側を左右独立して制御することができると共に、ダイヤルスイッチの低コスト化及び省スペース化を実現することができる。
また、請求項2に記載の発明は、前記第1のダイヤルスイッチは、前記ケース部の前記底板部の内面側に前記第1のボリュームスイッチを介在して対向している第1のフランジを一端に有し他端に前記第1のツマミが固定されていると共に前記固定軸に回動自在に装着されている第1の回動軸と、前記第1のフランジの外面と前記ケース部に固定された第1の固定蓋との間に配設されていて前記第1のツマミの回動位置を位置決め保持する第1の保持手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された請求項2の発明では、第1のフランジの外面とケース部に固定された第1の固定蓋との間に配設されていて第1のツマミの回動位置を位置決め保持する第1の保持手段とを有するので、回動操作された第1のツマミの位置を保持することができる。
また、請求項3に記載の発明は、前記第2のダイヤルスイッチは、前記第1の固定蓋の外面側に前記第2のボリュームスイッチを介在して対向している第2のフランジを一端に有し他端に前記第2のツマミが固定されていると共に前記第1の回動軸に回動自在に装着されている第2の回動軸と、前記第2のフランジの外面と前記ケース部に固定された第2の固定蓋との間に配設されていて前記第2のツマミの回動位置を位置決め保持する第2の保持手段と、を有することを特徴としている。
このように構成された請求項3の発明では、第2のフランジの外面とケース部に固定された第2の固定蓋との間に配設されていて第2のツマミの回動位置を位置決め保持する第2の保持手段とを有するので回動操作された第2のツマミの位置を保持することができる。
また、請求項4に記載の発明は、前記第2のツマミと前記第2の固定蓋との間に、前記連結手段を連結させる向きに前記第2のツマミを前記第1のツマミ側に付勢する付勢手段を有することを特徴としている。
このように構成された請求項4の発明では、第2のツマミと第2の固定蓋との間に、連結手段を連結させる向きに第2のツマミを第1のツマミ側に付勢する付勢手段を有するので、第2のツマミを押し込むことなく第1及び/又は第2のツマミを回動操作すると両ボリュームスイッチを一体制御でき、例えば、車両の運転席側及び助手席側のエアコン制御を一体制御できる。そして、第2のツマミを押し込んで第1又は第2のツマミを回動操作すると両ボリュームスイッチをそれぞれ独立して制御でき、例えば、車両の運転席側及び助手席側のエアコン制御をそれぞれ独立制御することができる。
請求項1に係わる発明によれば、連結手段の連結状態で第1及び/又は第2のツマミを回動操作することにより第1及び第2のボリュームスイッチを同時に一体制御し、かつ連結手段の遮断状態で第1又は第2のツマミをそれぞれ回動操作することにより第1又は第2のボリュームスイッチをそれぞれ独立制御するので、1つのダイヤルスイッチ単体からなる多連ダイヤルスイッチにより、例えば、車両の運転席側及び助手席側を左右独立して制御することができると共に、ダイヤルスイッチの低コスト化及び省スペース化を実現することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、第1のフランジの外面とケース部に固定された第1の固定蓋との間に配設されていて第1のツマミの回動位置を位置決め保持する第1の保持手段とを有するので、回動操作された第1のツマミの位置を保持することができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、第2のフランジの外面とケース部に固定された第2の固定蓋との間に配設されていて第2のツマミの回動位置を位置決め保持する第2の保持手段とを有するので回動操作された第2のツマミの位置を保持することができる。また、請求項4に記載の発明によれば、第2のツマミと第2の固定蓋との間に、連結手段を連結させる向きに第2のツマミを第1のツマミ側に付勢する付勢手段を有するので、第2のツマミを押し込むことなく第1及び/又は第2のツマミを回動操作すると両ボリュームスイッチを一体制御でき、例えば、車両の運転席側及び助手席側のエアコン制御を一体制御できる。そして、第2のツマミを押し込んで第1又は第2のツマミを回動操作すると両ボリュームスイッチをそれぞれ独立して制御でき、例えば、車両の運転席側及び助手席側のエアコン制御をそれぞれ独立制御することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、例えば車両のエアコン制御に用いられる多連ダイヤルスイッチ1を示している。この多連ダイヤルスイッチ1は、後述するように一つの固定軸の周りに、ボリュームスイッチ等の可変機能や操作用のツマミ等を配設して一つのユニット化した構造のダイヤルスイッチ単体からなっている。
この多連ダイヤルスイッチ1がエアコンの例えば温度制御をするものである場合には、多連ダイヤルスイッチ1の手前側端部に図2に示すような表示板3が後述するようにして固定されている。この表示板3には、多連ダイヤルスイッチ1の機能を表示するための文字及び数字等の表示部3aが表示されている。
また、多連ダイヤルスイッチ1は、後述する2つのボリュームスイッチを一体制御又は独立制御するための第1のダイヤルスイッチ4及び第2のダイヤルスイッチ5を備えている。
前記第1のダイヤルスイッチ4及び第2のダイヤルスイッチ5の詳細を図3〜図7に基づいて説明する。図3は、多連ダイヤルスイッチ1の軸線6から片側半分の横断平面図を示している。
図3及び図4において、ケース本体7は一端(図3においては上端)に開口部8を有する円筒状のケース部9と、このケース部9と同一の実線6上にあってケース部9の底板10に一体的に設けられた固定軸11とを有している。
前記固定軸11には、図3及び図6(c)に示すように第1のフランジ12を一端(底板10側)に有する第1の回動軸13が回動自在に装着されており、この第1の回動軸13の他端13aには図3に示すように第1のツマミ14が固定されている。また、前記固定軸11の外端内面11aには、前記表示板3の裏面側に一体的に設けられた円筒部15が嵌合されて固定されている。
前記底板10と第1のフランジ12との間には、第1のツマミ14の回動操作により電気抵抗が変化する第1のボリュームスイッチ16が配設されている。
この第1のボリュームスイッチ16は、底板10に固定された図6(e)に示す第1の抵抗体基板17と、第1のフランジ12の内面側に固定された電極材18とを有している。また、上記電極材18は、図6(d)に示すLED19と抵抗体基板17に摺動するLEDブラシ20とボリュームブラシ21等を有している。
第1のフランジ12の外端側においてケース部9内には図6(a)に示す 第1の固定蓋22が固定されており、この第1の固定蓋22と第1のフランジ12との間には、第1のツマミ14の回動位置を保持するための第1の保持手段23が配設されている。
図6(c)に示すように、第1のフランジ12の外端側には、複数の凹部24が設けられている。また、第1の固定蓋22の内面側には、中央に突部25aを有する板バネ25が固定されている。
上記突部25aを第1のフランジ12の凹部24に係合させることにより、第1のツマミ14の回動位置が保持される。前記凹部24及び板バネ25により前記第1の保持手段23が構成されている。
上述したような第1の回動軸13、第1のツマミ14、第1のボリュームスイッチ16、第1の保持手段23等により、第1のボリュームスイッチ16の電気抵抗を変化させるための第1のダイヤルスイッチ4(図3参照)が構成されている。
前記第1の回動軸13には、図3及び図7(c)に示すように第2のフランジ27を一端(第1のフランジ12側)に有する第2の回動軸28が回動自在に装着されており、この第2の回動軸28の他端28aには第2のツマミ29が図3に示すように固定されている。
前記第1の固定蓋22と第2のフランジ27との間には、第2のツマミ29の回動操作により電気抵抗が変化する第2のボリュームスイッチ30が配設されている。
この第2のボリュームスイッチ30は、第1の固定蓋22に固定された図7(e)に示す第2の抵抗体基板31と、第2のフランジ27の内面側に固定された第2の電極材32とを有している。また、上記電極材32は、図7(d)に示すLED33と第2の抵抗体基板31に摺動するLEDブラシ34とボリュームブラシ35等を有している。
上記のように、ダイヤルスイッチ単体からなる多連ダイヤルスイッチ1は、一つのケース本体7に電気抵抗を変化させる可変機能を有する第1のボリュームスイッチ16及び第2のボリュームスイッチ30を備えている。
第2のフランジ27の外端側において、ケース部9の一端として開口端9aには、図7(a)に示す第2の固定蓋36が固定されており、この第2の固定蓋36と第2のフランジ27との間には、第2のツマミ29の回動位置を保持するための第2の保持手段37が配設されている。
図7(c)に示すように、第2のフランジ27の外端側には、複数の凹部38が設けられている。また、第2の固定蓋36の内面側には、中央に突部39aを有する板バネ39が固定されている。
上記突部39aを第2のフランジ27の凹部38に係合させることにより、第2のツマミ29の回動位置が保持される。前記凹部38及び板バネ39により前記第2の保持手段37が構成されている。
上述したような第2の回動軸28、第2のツマミ29、第2のボリュームスイッチ30、第2の保持手段37等により、第2のボリュームスイッチ30の電気抵抗を変化させるための第2のダイヤルスイッチ5(図3参照)が構成されている。
図3において、第1のツマミ14及び第2のツマミ29は、図示のようにケース本体7の軸線6方向に沿って隣設して配設されている。これら第1のツマミ14及び第2のツマミ29の対向する面14a,29a間には第1のツマミ14及び第2のツマミ29を連結又は遮断するための連結手段40が配設されている。
この連結手段40は、例えば第1のツマミ14及び第2のツマミ29の対向する面14a,29aの円周方向に沿って係合歯41,42をそれぞれ形成したもので構成されている。
また、第2の固定蓋36には付勢手段としての板バネ43の基部が図5に示すように固定されている。この板バネ43の自由端43aは第2のツマミ29の裏面29bに当接して第2のツマミ29を第1のツマミ14側に付勢している。
すなわち、板バネ43の付勢力により、連結手段40の係合歯42は係合歯41に係合する向きに付勢されて、連結手段40は通常は連結状態にある。このような板バネ43は、第2の固定蓋36の円周方向に沿って複数個(例えば、3又は4個)配設されている。
図8は、前述第1のダイヤルスイッチ4の第1のボリュームスイッチ16及び第2のダイヤルスイッチ5の第2のボリュームスイッチ30信号に基づいて、例えば車両の運転席側及び助手席側の温度をそれぞ制御するための制御ブロック図を示している。
第1のダイヤルスイッチ4の回動操作による電気抵抗の信号は制御装置50の右側制御部51に入力され、第2のダイヤルスイッチ5の回動操作による電気抵抗の信号は制御装置50の左側制御部52に入力される。
車両の運転室の右側が運転席とした場合は右側制御部51は運転席側の温度を調整し、左側制御部52は左側の助手席側の温度を調整するようになっている。
(作用)
上記のように構成された多連ダイヤルスイッチ1の作用について説明する。
図3に示す多連ダイヤルスイッチ1の第1のツマミ14及び第2のツマミ29は、通常は板バネ43の付勢力により連結手段40が連結しているために、一体化した状態にある。
前記第1のツマミ14と第2のツマミ29の両方、又は何れか一方を操作して回動させると、第1のツマミ14と一体の第1の回動軸13及び第2のツマミ29と一体の第2の回動軸28が一体化して同方向に回動する。
これにより、第1のボリュームスイッチ16の電極材18と、第2のボリュームスイッチ30の電極材32とは同方向に一体回動することになって、第1のボリュームスイッチ16及び第2のボリュームスイッチ30の電気抵抗を一体変化させることができる。
例えば、多連ダイヤルスイッチ1を用いて図示しない車両のエアコンの温度調節を行うとき、手前側(図3においては上側)の第1のダイヤルスイッチ4を運転室右側の運転席側用の第1のダイヤルスイッチ4とし、奥側(図3において下側)の第2のダイヤルスイッチ5を運転室左側の助手席側用とする。
この場合、第1のツマミ14及び/又は第2のツマミ29の回動操作による前記第1のボリュームスイッチ16及び第2のボリュームスイッチ30からの電気抵抗信号49は、図8において制御装置50内の右側制御部51及び左側制御部52にそれぞれ入力される。
そして、右側制御部51は運転席側の温度を制御し、左側制御部52は助手席側の温度を制御していき、この左右側の温度は同時に上昇又下降制御(左右一体制御)される。
次に、運転席側及び助手席側の温度を独立して別個に制御したい場合には、図3における第2のツマミ29を矢印B方向に押し込んだ状態で、第1のツマミ14又は第2のツマミ29が回動操作される。
例えば、第2のツマミ29を押し込んで連結手段40を遮断した状態で第1のツマミ14を回動操作させると、第1のボリュームスイッチ16の電気抵抗のみが変化され、この電気抵抗信号49(図8参照)に基づいて、右側制御部51が運転席側の温度を独立制御する。
また、第2のツマミ29を押し込んだ状態で第2のツマミ29のみを回動操作させると、第2のボリュームスイッチ30の電気抵抗が変化され、この電気抵抗信号49に基づいて、左側制御部52が助手席側の温度を独立制御する。
さらに、第2のツマミ29を押し込んだ状態で、第1のツマミ14及び第2のツマミ29の両方を独立してそれぞれ回動操作すると、これらの回動量及び回動方向に応じて第1のボリュームスイッチ16及び第2のボリュームスイッチ30の電気抵抗が変化して、右側制御部51が運転席側の温度を独立制御し、左側制御部52が助手席側の温度を独立制御(いわゆる左右独立制御)する。
なお、第2のツマミ29を図3において矢印B方向に押し込む量は、連結手段40の係合歯41,42が外れるだけの微少量であるので、第2のツマミ29の押し込みにより第2のボリュームスイッチ30の動作機能には支障しないようになっている。
このように、ダイヤルスイッチ単体からなる多連ダイヤルスイッチ1に二つの可変機能としての第1のボリュームスイッチ16及び第2のボリュームスイッチ30を備えていると共に、必要に応じて第1のボリュームスイッチ16及び第2のボリュームスイッチ30を一体制御又は独立制御を可能にしたので、複数の可変機能を備えるダイヤルスイッチを低コストで実現することができる。
また、第1のボリュームスイッチ16及び第2のボリュームスイッチ30が一つの固定軸11の周りに配置した構造になっているので、複数の可変機能をもつ多連ダイヤルスイッチ1を配置するスペースの増加が抑えられて、多連ダイヤルスイッチ1を配置するときの省スペースを実現することができる。
以上説明した本発明を実施するための最良の形態の多連ダイヤルスイッチは、
一端9aが開口している円筒状のケース部9と該ケース部9と同一軸線6上にあって該ケース部9の底板部10に一体的に設けられた固定軸11とを有するケース本体7を有している。さらに、多連ダイヤルスイッチは、前記固定軸11に回動自在に配設された第1のツマミ14、及び該第1のツマミ14の回動操作により電気抵抗が変化する第1のボリュームスイッチ16とを有する第1のダイヤルスイッチ4と、前記第1のツマミ14に隣設して前記駆動軸11に回動自在に配設された第2のツマミ29、及び該第2のツマミ29の回動操作により電気抵抗が変化する第2のボリュームスイッチ30とを有する第2のダイヤルスイッチ5と、前記第1及び第2のツマミ14,29の対向面14a,29a間に配設されていて第1及び第2のツマミ14,29を連結及び遮断可能な連結手段40と、を備えている。しかも、前記連結手段40の連結状態で前記第1及び/又は第2のツマミ14,29を回動操作することにより前記第1及び第2のボリュームスイッチ16,30を同時に一体制御し、かつ前記連結手段40の遮断状態で前記第1又は第2のツマミ14,29をそれぞれ回動操作することにより第1又は第2のボリュームスイッチをそれぞれ独立制御するようになっている。
この構成によれば、連結手段40の連結状態で第1及び/又は第2のツマミ14,29を回動操作することにより第1及び第2のボリュームスイッチ 16,30を同時に一体制御し、かつ連結手段40の遮断状態で第1又は第2のツマミ14,29をそれぞれ回動操作することにより第1又は第2のボリュームスイッチ 16,30をそれぞれ独立制御するので、ダイヤルスイッチ単体からなる多連ダイヤルスイッチ1により、例えば、車両の運転席側及び助手席側を左右独立して制御することができると共に、ダイヤルスイッチ4,5の低コスト化及び省スペース化を実現することができる。
また、本発明を実施するための最良の形態の多連ダイヤルスイッチは、前記第1のダイヤルスイッチ4は、前記ケース部9の前記底板部10の内面側に前記第1のボリュームスイッチ16を介在して対向している第1のフランジ12を一端に有し他端13aに前記第1のツマミ14が固定されていると共に前記固定軸11に回動自在に装着されている第1の回動軸13と、前記第1のフランジ12の外面と前記ケース部9に固定された第1の固定蓋22との間に配設されていて前記第1のツマミ14の回動位置を位置決め保持する第1の保持手段23とを有している。
この構成によれば、第1のフランジ12の外面とケース部9に固定された第1の固定蓋22との間に配設されていて第1のツマミ14の回動位置を位置決め保持する第1の保持手段23とを有するので、回動操作された第1のツマミ14の位置を保持することができる。
また、本発明を実施するための最良の形態の多連ダイヤルスイッチは、前記第2のダイヤルスイッチ5は、前記第1の固定蓋22の外面側に前記第2のボリュームスイッチ30を介在して対向している第2のフランジ27を一端に有し他端28aに前記第2のツマミ29が固定されていると共に前記第1の回動軸13に回動自在に装着されている第2の回動軸28と、前記第2のフランジ27の外面と前記ケース部9に固定された第2の固定蓋36との間に配設されていて前記第2のツマミ29の回動位置を位置決め保持する第2の保持手段37とを有している。
この構成によれば、第2のフランジ27の外面とケース部9に固定された第2の固定蓋36との間に配設されていて第2のツマミ29の回動位置を位置決め保持する第2の保持手段37とを有するので回動操作された第2のツマミ29の位置を保持することができる。
また、本発明を実施するための最良の形態の多連ダイヤルスイッチは、前記第2のツマミ29と前記第2の固定蓋36との間に、前記連結手段40を連結させる向きに前記第2のツマミ29を前記第1のツマミ14側に付勢する付勢手段43を有している。
この構成によれば、第2のツマミ29と第2の固定蓋36との間に、連結手段40を連結させる向きに第2のツマミ29を第1のツマミ14側に付勢する付勢手段43を有するので、第2のツマミ29を押し込むことなく第1及び/又は第2のツマミ14,29を回動操作すると両ボリュームスイッチ16,30を一体制御でき、例えば、車両の運転席側及び助手席側のエアコン制御を一体制御できる。そして、第2のツマミ29を押し込んで第1又は第2のツマミ14,29を回動操作すると両ボリュームスイッチ16,30をそれぞれ独立して制御でき、例えば、車両の運転席側及び助手席側のエアコン制御をそれぞれ独立制御することができる。
なお、上記実施例では多連ダイヤルスイッチ1が車両に搭載されているエアコンの温度調節用の多連ダイヤルスイッチとして説明したが、エアコンの風量調節小の多連ダイヤルスイッチや、その他の複数の可変機能を必要とするダイヤルスイッチにも適用できることは勿論である。
本発明の発明を実施するための最良の形態に係わる多連ダイヤルスイッチの斜視図である。 多連ダイヤルスイッチの表示板を示す正面図である。 多連ダイヤルスイッチの一部を示す横断平面図である。 多連ダイヤルスイッチを構成するケース本体及び表示板の斜視図である。 ケース部と第2のツマミ間に設けられた板バネの側面図である。 多連ダイヤルスイッチを構成する第1のダイヤルスイッチの分解斜視図である。 多連ダイヤルスイッチを構成する第2のダイヤルスイッチの分解斜視図である。 本発明に係わる多連ダイヤルスイッチの操作によるエアコン制御のブロック図である。
符号の説明
1 多連ダイヤルスイッチ
4 第1のダイヤルスイッチ
5 第2のダイヤルスイッチ
6 軸線
7 ケース本体
8 ケース部の開口部(他端)
9 ケース部
9a ケース部の一端
10 ケース部の底板
11 ケース本体の固定軸
12 第1のフランジ
13 第1の回動軸
13a 第1の回動軸の他端
14 第1のツマミ
14a 第1のツマミの対向面
16 第1のボリュームスイッチ
22 第1の固定蓋
23 第1の保持手段
27 第2のフランジ
28 第2の回動軸
28a 第2の回動軸の他端
29 第2のツマミ
29a 第2のツマミの対向面
30 第2のボリュームスイッチ
36 第2の固定蓋
37 第2の保持手段
40 連結手段
43 板バネ(付勢手段)
50 制御装置

Claims (4)

  1. 一端が開口している円筒状のケース部と該ケース部と同一軸線上にあって該ケース部の底板部に一体的に設けられた固定軸とを有するケース本体と、
    前記固定軸に回動自在に配設された第1のツマミ、及び該第1のツマミの回動操作により電気抵抗が変化する第1のボリュームスイッチとを有する第1のダイヤルスイッチと、
    前記第1のツマミに隣設して前記駆動軸に回動自在に配設された第2のツマミ、及び該第2のツマミの回動操作により電気抵抗が変化する第2のボリュームスイッチとを有する第2のダイヤルスイッチと、
    前記第1及び第2のツマミの対向面間に配設されていて第1及び第2のツマミを連結及び遮断可能な連結手段と、を備え、
    前記連結手段の連結状態で前記第1及び/又は第2のツマミを回動操作することにより前記第1及び第2のボリュームスイッチを同時に一体制御し、かつ前記連結手段の遮断状態で前記第1又は第2のツマミをそれぞれ回動操作することにより第1又は第2のボリュームスイッチをそれぞれ独立制御することを特徴とする多連ダイヤルスイッチ。
  2. 前記第1のダイヤルスイッチは、
    前記ケース部の前記底板部の内面側に前記第1のボリュームスイッチを介在して対向している第1のフランジを一端に有し他端に前記第1のツマミが固定されていると共に前記固定軸に回動自在に装着されている第1の回動軸と、
    前記第1のフランジの外面と前記ケース部に固定された第1の固定蓋との間に配設されていて前記第1のツマミの回動位置を位置決め保持する第1の保持手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の多連ダイヤルスイッチ。
  3. 前記第2のダイヤルスイッチは、
    前記第1の固定蓋の外面側に前記第2のボリュームスイッチを介在して対向している第2のフランジを一端に有し他端に前記第2のツマミが固定されていると共に前記第1の回動軸に回動自在に装着されている第2の回動軸と、
    前記第2のフランジの外面と前記ケース部に固定された第2の固定蓋との間に配設されていて前記第2のツマミの回動位置を位置決め保持する第2の保持手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の多連ダイヤルスイッチ。
  4. 前記第2のツマミと前記第2の固定蓋との間に、前記連結手段を連結させる向きに前記第2のツマミを前記第1のツマミ側に付勢する付勢手段を有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の多連ダイヤルスイッチ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100656002B1 (ko) 2005-08-24 2006-12-08 현대자동차주식회사 차량용 통합 스위치
JP2013086561A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Yuhshin Co Ltd 操作パネル

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