JP2005061858A - Dspを用いた魚群探知機 - Google Patents
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Abstract
【課題】DSPを用いて、ソフトウエアの変更だけで周波数、フィルタリングの種類を容易に変更することが可能な魚群探知機を提供する。
【解決手段】本発明のDSPを用いた魚群探知機は、トランスデューサ、送受信用アンプとしてのアナログ回路部22、AD変換するためのインターフェースユニット21、DSPユニット20、制御用CPU1および表示部11を備えている。DSPユニット20では、送信信号の波形形成、変調・復調の調整を行いD/A変換する。また、受信したアナログ反射信号をディジタル化して、復調・相関等の加工処理し表示部11に送るシステムである。DSPを用いることにより、周波数やフィルタリングを自動的に変更できる。ディジタルフィルタリングにより、アナログフイルタは不必要となり、高いSN比が得られ、分解能の向上と、反射強度の弱い生物の探知が可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のDSPを用いた魚群探知機は、トランスデューサ、送受信用アンプとしてのアナログ回路部22、AD変換するためのインターフェースユニット21、DSPユニット20、制御用CPU1および表示部11を備えている。DSPユニット20では、送信信号の波形形成、変調・復調の調整を行いD/A変換する。また、受信したアナログ反射信号をディジタル化して、復調・相関等の加工処理し表示部11に送るシステムである。DSPを用いることにより、周波数やフィルタリングを自動的に変更できる。ディジタルフィルタリングにより、アナログフイルタは不必要となり、高いSN比が得られ、分解能の向上と、反射強度の弱い生物の探知が可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は魚群探知機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の魚群探知機の回路構成の一例を図3に示す。この従来の魚群探知機では、制御部1によりパルス発生回路2で送信パルスを発生させ、超音波送信アンプ3で増幅し送受信切替器4を介して送受波器(トランスデューサ)5で海中に送信している。即ち、送信部は、同期信号発生回路(クリスタル発信器)12により使用周波数を決定し、パルス発生回路2のアナログ回路で送信パルスを発生させアナログ増幅器により増幅して送受波器(トランスデューサ)5から発信される。
【0003】
魚や海底からの反射信号(エコー)は、トランスデューサ5で受信され、超音波受信アンプ6、狭帯域アナログフィルタ7、同じ魚のエコーであれば深度に関係なく同じ強さに調整する機能のTVG回路(Time Varied Gainの略)8を経て、記録紙に記録されるか、又はA/D変換器9でA/D変換され、デジタルデータ処理部10でエコーの信号強度により8から16段階に判別されてカラー表示部(CRT)11等に表示される。
【0004】
深度のある海域では、低い周波数(32kHzなど)を用い、浅い海域や深度の浅い魚を詳細に調べる際には、高い周波数(120kHzや200kHz)を用いる。そのため、送信周波数も1周波数につき1回路が必要である。複数の周波数を短時間で切り替えて発信する場合、複数の回路をマルチプレクサなどで切り替える必要があり、煩雑な回路と制御が必要となる。このようなタイプのものは他にも知られている(例えば、特許文献1参照。)。図3のものでは制御部1およびカラー表示部11を共通としているが、トランスデューサ5は別々になっている場合もある。
【0005】
従来の魚群探知機でも送信パルスのパルス幅とパルス周期は変更が可能であるが、あくまでも一定パルス幅であり、複雑なパルスパターンを発生できるものではない。従って、パルス周期と反射体の深度が同じになると、反射信号が重なり反射体を分離することが不可能である。
【0006】
魚群探知機の受信部では、トランスデューサ5で受信した超音波信号をバンド幅の狭い(Qが高い)アナログフィルタである狭帯域アナログフィルタ7を通して増幅し、必要な信号を取り出している。しかし、これでは周波数が異なれば、その分だけの受信回路が必要となる。また、重なってきた信号に対しては、TVG回路8の後にA/D変換器9によりA/D変換をかけているので、信号のエンベロープしか検出できないので、一つの塊として信号を処理することになる。
【0007】
ここでTVG回路は、魚群探知機において、ある物体に超音波があたった場合の反射波をどの深度(音を出してから帰ってくる時間とも言い換えることができる)でも同じ反射強度として調整する回路であり、同じ大きさの魚であれば、深度10mでも深度100mでも同じ強さで表示部に表示される。これがないと、深度が深く大きな魚と深度が浅く小さな魚が同じ信号強度で表示されることとなり、魚群探知機として不都合である。
【0008】
従来の魚群探知機ではTVG回路は、ある一定の曲線で信号を増幅しているので、海域による細かな補正はできない。何故ならば、超音波の海中における速度が、塩分と温度により決定されることによる。既存の魚群探知機では、TVGの強さ(深い深度のエコーをどれぐらい強くするか)はある程度可能であるが、その補正曲線は一定の係数による。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−94754号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の魚群探知機でも送信パルスのパルス幅とパルス周期は変更が可能であるが、あくまでも一定パルス幅であり、複雑なパルスパターンを発生できるものではない。従ってパルス周期と反射体の深度が同じになると、反射信号が重なり反射体を分離することが不可能である。また、送信周波数も1周波数につき1回路が必要である。
【0011】
そして、複数の周波数を短時間で切り替えて発信する場合、複数の回路をマルチプレクサなどで切り替える必要があり、煩雑な回路と制御が必要となる。また、魚群探知機の受信部では、トランスデューサーで受信した超音波信号をバンド幅の狭い (Qが高い)アナログフィルタを通して増幅し、必要な信号を取り出している。
【0012】
しかし、これでは周波数が異なれば、その分だけの受信回路が必要となる。また、重なってきた信号に対しては、TVG回路後にA/D変換をかけているので、信号のエンベローブしか検出できないので、一つの塊として信号を処理することになる。TVG回路は、ある一定の曲線で信号を増幅しているので、海域による細かな補正はできななかった。
【0013】
そこで本発明は、DSP(Digital Signal Processor)と呼ばれるディジタル信号高速処理マイコンを用いて、ソフトウエアの変更だけで周波数、フィルタリングの種類を容易に変更することが可能な魚群探知機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明の請求項1に係るDSPを用いた魚群探知機は、送受波器(トランスデューサ)、送受信用アンプとしてのアナログ回路部、A/D変換、D/A変換を行なうインターフェースユニット、DSPユニット、制御用CPUおよび表示部を備え、受信したアナログ反射信号をディジタル化して、復調・相関等の加工処理し表示部に送るシステムからなり、制御用CPU1が送信パルスの周波数やパルス幅、パルス間隔、パルス波形のデータを該DSPユニットに送出することにより、該DSPユニットは、ソフトウエアの変更だけで、周波数、フィルタリングの種類変更を可能にする構成とした。
【0015】
この発明の請求項2に係るDSPを用いた魚群探知機は、送受波器(トランスデューサ)、送受信用アンプとしてのアナログ回路部、A/D変換、D/A変換を行なうインターフェースユニット、DSPユニット、制御用CPUおよび表示部を備え、該DSPユニットは、波形形成機能、変調・復調機能、復調・相関機能、信号処理機能を有し、受信したアナログ反射信号をディジタル化して、復調・相関等の加工処理し表示部に送るシステムからなり、制御用CPU1が送信パルスの周波数やパルス幅、パルス間隔、パルス波形のデータを該DSPユニットに送出することにより、該DSPユニットは、ソフトウエアの変更だけで、周波数・フィルタリングの種類変更を可能にする構成とした。
【0016】
これにより、DSPと呼ばれるディジタル信号高速処理マイコンを用いるので、ソフトウエア変更だけで、周波数、フィルタリングの種類変更が容易であり、また、1台の魚群探知機で複数周波数を任意切り替え・送受信可能となり、既存の魚群探知機では分離できなかった弱い信号も探知可能になり、既存の魚群探知機に用いているTVG回路の補正をより正確にでき、海域や魚種に対する信号処理が容易にできる。また、送受信回路をすべてディジタル化することで、消費電力の低下、複数周波数でも共通回路で済むのでコストの削減ができ、魚群探知機として小型化、小電力化が実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明はDSP(Digital Signal Processorの略)と呼ばれるディジタル信号高速処理マイコンを用いた魚群探知機に関するものである。次に、本発明の実施形態を図1、図2に基づいて以下に詳述する。
【0018】
近年、DSPと呼ばれるディジタル信号高速処理マイコンが開発され、DSPを用いることで、送受信機の多くの部分をディジタル化することが可能となっている。このDSPを用いることで、ソフトウエアの変更だけで周波数、フィルタリングの種類を容易に変更することが可能となる。
【0019】
図1はDSPを用いた魚群探知機の回路構成の実施形態である(図3と同じものには同符号を対応させている)。図において、1は制御用CPU、3は広帯域の超音波送信アンプ、4は送受信切替器、5は送受波器(トランスデューサ)、6は広帯域の超音波受信アンプ、9はA/D変換器、11は表示部、12は同期信号発生回路(クリスタル発信器)、13はD/A変換器である。
【0020】
本発明の特徴とするDSPユニット20は波形形成機能、変調・復調機能、復調・相関機能、信号処理機能を有するディジタル信号高速処理マイコンであり、従来装置のパルス発生回路、狭帯域アナログフィルタ、TVG回路、ディジタルデータ処理部の機能を一体化したものである。A/D変換器9、D/A変換器13によりインタフェス(IF)ユニット21を構成し、超音波送信アンプ3および超音波受信アンプ6によりアナログ回路部22を構成している。
【0021】
本発明の魚群探知機では、制御用CPU1により送信パルスの周波数やパルス幅、パルス間隔、パルス波形のデータがDSPユニット20に送られる。DSPユニット20は、ソフトウエア変更だけで、周波数・フィルタリングの種類変更が容易にでき、データを受け取ったDSPユニット20は、データを基に波形形成を行ない、ディジタルデータとして波形を出力する。出力された波形は、D/Aコンバータ13でディジタルからアナログ波形に変化される。アナログ波形は超音波送信アンプ3で増幅され、送受信切替器4を経て送受波器(トランスデューサ)5から海中へ送信される。
【0022】
魚や海底からの反射信号は、送受波器(トランスデューサ)5で受信され、超音波受信アンプ6で増幅され、A/Dコンバータ9でディジタル波形に変換される。ディジタル波形データは、DSPユニット20の狭帯域アナログフィルタ、TVG回路、ディジタルデータ処理部の機能により、ディジタルフィルタリング、TVG補正、更にディジタル送信波形とのパターンマッチング(matched filter)を行い、その信号強度、受信時間などを制御用CPU1に送信する。制御用CPU1ではそれを画像化し表示部11に表示する。
【0023】
このようにDSPユニットを用いることにより、1台の魚群探知機で複数周波数を任意に切り替えて送受信することが可能となり、送信パルスを任意のパターンで、ランダムに送信することが可能となる。また、受信側もディジタルフィルタリングを行うことで、各周波数ごとのアナログフィルタは必要なくなり、高いSN比を得ることができる。
【0024】
ディジタル送信波形とのパターンマッチング(matched filter)による相関処理が可能となり、従来の魚群探知機で分離できなかった信号の分離が可能となり、海中ノイズに埋もれていた反射強度(TS)の弱い生物の探知が可能となる。
【0025】
更に、従来の魚群探知機にあるTVG回路が水温、塩分等の考慮したより高精度な補正を行うことができ、海域や魚種に対する信号処理(TVG等を含む)が容易にできると共に、ディジタルフィルタリングにより、分解能の向上と装置全体の小型化および省電力化が期待できる。
【0026】
matched filterによる雑音中のパルスの検出の具体的実施例を図2のフローチャートに示す。この例では雑音信号波形Aの中にある有用な信号の情報を引き出すフローチャートを示し、DSPは入力信号S(t)の信号に適応するmatched filterのアルゴリズムで処理すると、出力Out(t) の波形は、入力信号S(t)があるとき、図2の波形Bのように出力される。この時点でのmatched filterの出力信号の信号対雑音電力比S/Nは最大である。このことはSchwarzの不等式から得られる次式により証明できる。
【0027】
次式でG(t)は伝達関数として定義され、入力信号S(t)とノイズN(t)、G(t)をフーリェ変換することにより、それぞれ、S(f)、N(f)、G(f)として表わされる。
【0028】
【数1】
【0029】
数1で表わされるSchwarzの不等式S/Nが最大となる条件は、不等式が等式となる場合である。G(t)の最適条件として、G(f)=S※(f)/N(f)の条件をSchwarzの不等式から求めることにより、最適なG(f)を逆フーリェ変換で求めることができる(ここで、S※(f)はS(f)の共役複素数を表わす。)。
【0030】
このように、入力信号により最適な伝達関数を求めることは、アナログ回路では不可能であり、DSPを用いることで解決される。 一般的なCPUによる上記の信号処理を行なうことは可能であるが、処理に負担がかかり、リアルタイムでの処理には問題が生じる。
【0031】
このように、本発明のDSPを用いた魚群探知機は、トランスデューサ、送受信用アンプとしてのアナログ回路部、AD変換するためのインターフェースユニット、DSPユニット、制御用CPUおよび表示部を備えている。DSPユニットでは、送信信号の波形形成、変調・復調の調整を行いD/A変換する。また、受信したアナログ反射信号をデジタル化して、復調・相関等の加工処理し表示部に送るシステムである。DSPを用いることにより、周波数やフィルタリングを自動的に変更できる。
【0032】
そして、ディジタルフィルタリングにより、アナログフィルタは必要がなくなり、高いSN比が得られ、分解能の向上、反射強度の弱い生物の探知が可能となると共に、魚群探知機として、小型化、小電力化が実現でき、実用化の可能性は高く、既存の装置に備わっているTVG回路の補正をより正確にでき、海域や魚種に対する信号処理が容易にできる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明の魚群探知機は、DSPと呼ばれるディジタル信号高速処理マイコンを用いるもので、ソフトウエア変更だけで周波数、フィルタリングの種類変更が容易である。また、1台の魚群探知機で複数周波数を任意切り替え・送受信可能となり、既存の魚群探知機では分離できなかった弱い信号も探知可能になり、既存の魚群探知機に備わっているTVG回路の補正をより正確にでき、海域や魚種に対する信号処理が容易にできる。
【0034】
送受信回路をすべてディジタル化することで、消費電力の低下、複数周波数でも共通回路で済むのでコストの削減ができ、魚群探知機として小型化、小電力化が実現できる。また、ディジタルフィルタリングにするため、適切なフィルタリング係数やその方法が更新されたとしても、ソフトウエアの書き換えだけで対応できるので、製造コストの削減が可能となると共に、ディジタル化により、データの記録および配信が容易になり、データの視覚化の自由度も高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDSPを用いた魚群探知機の回路構成図。
【図2】matched filterによる雑音中のパルス検出のフローチャート図。
【図3】従来の魚群探知機の回路構成図。
【符号の説明】
1 制御用CPU
2 パルス発生回路
3 超音波送信アンプ
4 送受信切替器
5 送受波器(トランスデューサ)
6 超音波受信アンプ
7 狭帯域アナログフィルタ
8 TVG回路
9 A/D変換器
10 ディジタルデータ処理部
11 表示部
12 同期信号発生回路(クリスタル発信器)
13 D/A変換器
20 DSPユニット
21 インタフェスユニット
22 アナログ回路部
【発明の属する技術分野】
本発明は魚群探知機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の魚群探知機の回路構成の一例を図3に示す。この従来の魚群探知機では、制御部1によりパルス発生回路2で送信パルスを発生させ、超音波送信アンプ3で増幅し送受信切替器4を介して送受波器(トランスデューサ)5で海中に送信している。即ち、送信部は、同期信号発生回路(クリスタル発信器)12により使用周波数を決定し、パルス発生回路2のアナログ回路で送信パルスを発生させアナログ増幅器により増幅して送受波器(トランスデューサ)5から発信される。
【0003】
魚や海底からの反射信号(エコー)は、トランスデューサ5で受信され、超音波受信アンプ6、狭帯域アナログフィルタ7、同じ魚のエコーであれば深度に関係なく同じ強さに調整する機能のTVG回路(Time Varied Gainの略)8を経て、記録紙に記録されるか、又はA/D変換器9でA/D変換され、デジタルデータ処理部10でエコーの信号強度により8から16段階に判別されてカラー表示部(CRT)11等に表示される。
【0004】
深度のある海域では、低い周波数(32kHzなど)を用い、浅い海域や深度の浅い魚を詳細に調べる際には、高い周波数(120kHzや200kHz)を用いる。そのため、送信周波数も1周波数につき1回路が必要である。複数の周波数を短時間で切り替えて発信する場合、複数の回路をマルチプレクサなどで切り替える必要があり、煩雑な回路と制御が必要となる。このようなタイプのものは他にも知られている(例えば、特許文献1参照。)。図3のものでは制御部1およびカラー表示部11を共通としているが、トランスデューサ5は別々になっている場合もある。
【0005】
従来の魚群探知機でも送信パルスのパルス幅とパルス周期は変更が可能であるが、あくまでも一定パルス幅であり、複雑なパルスパターンを発生できるものではない。従って、パルス周期と反射体の深度が同じになると、反射信号が重なり反射体を分離することが不可能である。
【0006】
魚群探知機の受信部では、トランスデューサ5で受信した超音波信号をバンド幅の狭い(Qが高い)アナログフィルタである狭帯域アナログフィルタ7を通して増幅し、必要な信号を取り出している。しかし、これでは周波数が異なれば、その分だけの受信回路が必要となる。また、重なってきた信号に対しては、TVG回路8の後にA/D変換器9によりA/D変換をかけているので、信号のエンベロープしか検出できないので、一つの塊として信号を処理することになる。
【0007】
ここでTVG回路は、魚群探知機において、ある物体に超音波があたった場合の反射波をどの深度(音を出してから帰ってくる時間とも言い換えることができる)でも同じ反射強度として調整する回路であり、同じ大きさの魚であれば、深度10mでも深度100mでも同じ強さで表示部に表示される。これがないと、深度が深く大きな魚と深度が浅く小さな魚が同じ信号強度で表示されることとなり、魚群探知機として不都合である。
【0008】
従来の魚群探知機ではTVG回路は、ある一定の曲線で信号を増幅しているので、海域による細かな補正はできない。何故ならば、超音波の海中における速度が、塩分と温度により決定されることによる。既存の魚群探知機では、TVGの強さ(深い深度のエコーをどれぐらい強くするか)はある程度可能であるが、その補正曲線は一定の係数による。
【0009】
【特許文献1】
特開平8−94754号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来の魚群探知機でも送信パルスのパルス幅とパルス周期は変更が可能であるが、あくまでも一定パルス幅であり、複雑なパルスパターンを発生できるものではない。従ってパルス周期と反射体の深度が同じになると、反射信号が重なり反射体を分離することが不可能である。また、送信周波数も1周波数につき1回路が必要である。
【0011】
そして、複数の周波数を短時間で切り替えて発信する場合、複数の回路をマルチプレクサなどで切り替える必要があり、煩雑な回路と制御が必要となる。また、魚群探知機の受信部では、トランスデューサーで受信した超音波信号をバンド幅の狭い (Qが高い)アナログフィルタを通して増幅し、必要な信号を取り出している。
【0012】
しかし、これでは周波数が異なれば、その分だけの受信回路が必要となる。また、重なってきた信号に対しては、TVG回路後にA/D変換をかけているので、信号のエンベローブしか検出できないので、一つの塊として信号を処理することになる。TVG回路は、ある一定の曲線で信号を増幅しているので、海域による細かな補正はできななかった。
【0013】
そこで本発明は、DSP(Digital Signal Processor)と呼ばれるディジタル信号高速処理マイコンを用いて、ソフトウエアの変更だけで周波数、フィルタリングの種類を容易に変更することが可能な魚群探知機を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明の請求項1に係るDSPを用いた魚群探知機は、送受波器(トランスデューサ)、送受信用アンプとしてのアナログ回路部、A/D変換、D/A変換を行なうインターフェースユニット、DSPユニット、制御用CPUおよび表示部を備え、受信したアナログ反射信号をディジタル化して、復調・相関等の加工処理し表示部に送るシステムからなり、制御用CPU1が送信パルスの周波数やパルス幅、パルス間隔、パルス波形のデータを該DSPユニットに送出することにより、該DSPユニットは、ソフトウエアの変更だけで、周波数、フィルタリングの種類変更を可能にする構成とした。
【0015】
この発明の請求項2に係るDSPを用いた魚群探知機は、送受波器(トランスデューサ)、送受信用アンプとしてのアナログ回路部、A/D変換、D/A変換を行なうインターフェースユニット、DSPユニット、制御用CPUおよび表示部を備え、該DSPユニットは、波形形成機能、変調・復調機能、復調・相関機能、信号処理機能を有し、受信したアナログ反射信号をディジタル化して、復調・相関等の加工処理し表示部に送るシステムからなり、制御用CPU1が送信パルスの周波数やパルス幅、パルス間隔、パルス波形のデータを該DSPユニットに送出することにより、該DSPユニットは、ソフトウエアの変更だけで、周波数・フィルタリングの種類変更を可能にする構成とした。
【0016】
これにより、DSPと呼ばれるディジタル信号高速処理マイコンを用いるので、ソフトウエア変更だけで、周波数、フィルタリングの種類変更が容易であり、また、1台の魚群探知機で複数周波数を任意切り替え・送受信可能となり、既存の魚群探知機では分離できなかった弱い信号も探知可能になり、既存の魚群探知機に用いているTVG回路の補正をより正確にでき、海域や魚種に対する信号処理が容易にできる。また、送受信回路をすべてディジタル化することで、消費電力の低下、複数周波数でも共通回路で済むのでコストの削減ができ、魚群探知機として小型化、小電力化が実現できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明はDSP(Digital Signal Processorの略)と呼ばれるディジタル信号高速処理マイコンを用いた魚群探知機に関するものである。次に、本発明の実施形態を図1、図2に基づいて以下に詳述する。
【0018】
近年、DSPと呼ばれるディジタル信号高速処理マイコンが開発され、DSPを用いることで、送受信機の多くの部分をディジタル化することが可能となっている。このDSPを用いることで、ソフトウエアの変更だけで周波数、フィルタリングの種類を容易に変更することが可能となる。
【0019】
図1はDSPを用いた魚群探知機の回路構成の実施形態である(図3と同じものには同符号を対応させている)。図において、1は制御用CPU、3は広帯域の超音波送信アンプ、4は送受信切替器、5は送受波器(トランスデューサ)、6は広帯域の超音波受信アンプ、9はA/D変換器、11は表示部、12は同期信号発生回路(クリスタル発信器)、13はD/A変換器である。
【0020】
本発明の特徴とするDSPユニット20は波形形成機能、変調・復調機能、復調・相関機能、信号処理機能を有するディジタル信号高速処理マイコンであり、従来装置のパルス発生回路、狭帯域アナログフィルタ、TVG回路、ディジタルデータ処理部の機能を一体化したものである。A/D変換器9、D/A変換器13によりインタフェス(IF)ユニット21を構成し、超音波送信アンプ3および超音波受信アンプ6によりアナログ回路部22を構成している。
【0021】
本発明の魚群探知機では、制御用CPU1により送信パルスの周波数やパルス幅、パルス間隔、パルス波形のデータがDSPユニット20に送られる。DSPユニット20は、ソフトウエア変更だけで、周波数・フィルタリングの種類変更が容易にでき、データを受け取ったDSPユニット20は、データを基に波形形成を行ない、ディジタルデータとして波形を出力する。出力された波形は、D/Aコンバータ13でディジタルからアナログ波形に変化される。アナログ波形は超音波送信アンプ3で増幅され、送受信切替器4を経て送受波器(トランスデューサ)5から海中へ送信される。
【0022】
魚や海底からの反射信号は、送受波器(トランスデューサ)5で受信され、超音波受信アンプ6で増幅され、A/Dコンバータ9でディジタル波形に変換される。ディジタル波形データは、DSPユニット20の狭帯域アナログフィルタ、TVG回路、ディジタルデータ処理部の機能により、ディジタルフィルタリング、TVG補正、更にディジタル送信波形とのパターンマッチング(matched filter)を行い、その信号強度、受信時間などを制御用CPU1に送信する。制御用CPU1ではそれを画像化し表示部11に表示する。
【0023】
このようにDSPユニットを用いることにより、1台の魚群探知機で複数周波数を任意に切り替えて送受信することが可能となり、送信パルスを任意のパターンで、ランダムに送信することが可能となる。また、受信側もディジタルフィルタリングを行うことで、各周波数ごとのアナログフィルタは必要なくなり、高いSN比を得ることができる。
【0024】
ディジタル送信波形とのパターンマッチング(matched filter)による相関処理が可能となり、従来の魚群探知機で分離できなかった信号の分離が可能となり、海中ノイズに埋もれていた反射強度(TS)の弱い生物の探知が可能となる。
【0025】
更に、従来の魚群探知機にあるTVG回路が水温、塩分等の考慮したより高精度な補正を行うことができ、海域や魚種に対する信号処理(TVG等を含む)が容易にできると共に、ディジタルフィルタリングにより、分解能の向上と装置全体の小型化および省電力化が期待できる。
【0026】
matched filterによる雑音中のパルスの検出の具体的実施例を図2のフローチャートに示す。この例では雑音信号波形Aの中にある有用な信号の情報を引き出すフローチャートを示し、DSPは入力信号S(t)の信号に適応するmatched filterのアルゴリズムで処理すると、出力Out(t) の波形は、入力信号S(t)があるとき、図2の波形Bのように出力される。この時点でのmatched filterの出力信号の信号対雑音電力比S/Nは最大である。このことはSchwarzの不等式から得られる次式により証明できる。
【0027】
次式でG(t)は伝達関数として定義され、入力信号S(t)とノイズN(t)、G(t)をフーリェ変換することにより、それぞれ、S(f)、N(f)、G(f)として表わされる。
【0028】
【数1】
【0029】
数1で表わされるSchwarzの不等式S/Nが最大となる条件は、不等式が等式となる場合である。G(t)の最適条件として、G(f)=S※(f)/N(f)の条件をSchwarzの不等式から求めることにより、最適なG(f)を逆フーリェ変換で求めることができる(ここで、S※(f)はS(f)の共役複素数を表わす。)。
【0030】
このように、入力信号により最適な伝達関数を求めることは、アナログ回路では不可能であり、DSPを用いることで解決される。 一般的なCPUによる上記の信号処理を行なうことは可能であるが、処理に負担がかかり、リアルタイムでの処理には問題が生じる。
【0031】
このように、本発明のDSPを用いた魚群探知機は、トランスデューサ、送受信用アンプとしてのアナログ回路部、AD変換するためのインターフェースユニット、DSPユニット、制御用CPUおよび表示部を備えている。DSPユニットでは、送信信号の波形形成、変調・復調の調整を行いD/A変換する。また、受信したアナログ反射信号をデジタル化して、復調・相関等の加工処理し表示部に送るシステムである。DSPを用いることにより、周波数やフィルタリングを自動的に変更できる。
【0032】
そして、ディジタルフィルタリングにより、アナログフィルタは必要がなくなり、高いSN比が得られ、分解能の向上、反射強度の弱い生物の探知が可能となると共に、魚群探知機として、小型化、小電力化が実現でき、実用化の可能性は高く、既存の装置に備わっているTVG回路の補正をより正確にでき、海域や魚種に対する信号処理が容易にできる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明の魚群探知機は、DSPと呼ばれるディジタル信号高速処理マイコンを用いるもので、ソフトウエア変更だけで周波数、フィルタリングの種類変更が容易である。また、1台の魚群探知機で複数周波数を任意切り替え・送受信可能となり、既存の魚群探知機では分離できなかった弱い信号も探知可能になり、既存の魚群探知機に備わっているTVG回路の補正をより正確にでき、海域や魚種に対する信号処理が容易にできる。
【0034】
送受信回路をすべてディジタル化することで、消費電力の低下、複数周波数でも共通回路で済むのでコストの削減ができ、魚群探知機として小型化、小電力化が実現できる。また、ディジタルフィルタリングにするため、適切なフィルタリング係数やその方法が更新されたとしても、ソフトウエアの書き換えだけで対応できるので、製造コストの削減が可能となると共に、ディジタル化により、データの記録および配信が容易になり、データの視覚化の自由度も高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDSPを用いた魚群探知機の回路構成図。
【図2】matched filterによる雑音中のパルス検出のフローチャート図。
【図3】従来の魚群探知機の回路構成図。
【符号の説明】
1 制御用CPU
2 パルス発生回路
3 超音波送信アンプ
4 送受信切替器
5 送受波器(トランスデューサ)
6 超音波受信アンプ
7 狭帯域アナログフィルタ
8 TVG回路
9 A/D変換器
10 ディジタルデータ処理部
11 表示部
12 同期信号発生回路(クリスタル発信器)
13 D/A変換器
20 DSPユニット
21 インタフェスユニット
22 アナログ回路部
Claims (2)
- 送受波器(トランスデューサ)、送受信用アンプとしてのアナログ回路部、A/D変換、D/A変換を行なうインターフェースユニット、DSPユニット、制御用CPUおよび表示部を備え、受信したアナログ反射信号をディジタル化して、復調・相関等の加工処理し表示部に送るシステムからなり、制御用CPU1が送信パルスの周波数やパルス幅、パルス間隔、パルス波形のデータを該DSPユニットに送出することにより、該DSPユニットは、ソフトウエアの変更だけで、周波数・フィルタリングの種類変更を可能にすることを特徴とするDSPを用いた魚群探知機。
- 前記DSPユニットは、波形形成機能、変調・復調機能、復調・相関機能、信号処理機能を有することを特徴とする請求項1記載のDSPを用いた魚群探知機。
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