JP2005057270A - 切換え可能なインダクタンス - Google Patents
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Abstract
【課題】 集積回路に形成され、寄生現象がなく、切換可能なインダクタンスを提供する。
【解決手段】 本発明によるインダクタンスは、2つの第1の点で中断されるスパイラルを有し、該2つの点は一方が他方の上にもうけられる2つのメタライゼーションを介して2つの端子に結合し、ひとつのメタライゼーションは変形可能であり、2つのメタライゼーションの間に空洞がもうけられ、変形可能なメタライゼーションを変形させて2つのメタライゼーションを分離又は接触させるスイッチ装置がもうけられる。
【選択図】 図4
【解決手段】 本発明によるインダクタンスは、2つの第1の点で中断されるスパイラルを有し、該2つの点は一方が他方の上にもうけられる2つのメタライゼーションを介して2つの端子に結合し、ひとつのメタライゼーションは変形可能であり、2つのメタライゼーションの間に空洞がもうけられ、変形可能なメタライゼーションを変形させて2つのメタライゼーションを分離又は接触させるスイッチ装置がもうけられる。
【選択図】 図4
Description
本発明はインダクタンスの分野に関し、特に、可変値のインダクタンスに関する。該インダクタンスは、例えば、集積回路のメタライゼーション層に形成される導電トラックから形成される。
図1は中間タップを有するスパイラルコイルを有するインダクタンスを示す。このコイルは通常集積回路のメタル層の上に形成される。このコイルは外側端子Eと内側端子Sとの間に4つのスパイラルを有する。端子Sは点線で示すように線l1を介してスイッチI1に接続され、コイルを形成するメタル層とは別のメタル層にもうけられる。中間点P1とP2は、この例では、第2及び第3のコイルスパイラルにもうけられ、コイルを形成する層とは別の層にもうけられる線l2とl3を介してスイッチI2とI3に各々接続される。コイルの端子Eと、スイッチI1,I3のコイルに接続されない端子は接続端子、そして、コイルが形成される集積回路の素子に接続される。
このインダクタンスの欠点はコイルとスイッチの間の線の存在がコイルの寄生効果の原因となることである。
このインダクタンスの別の欠点は、スイッチI2又はI3を活性化するとき、点P1又はP2の先のコイルの使用されない部分が点Eと、P1又はP2の間のコイルの「有用な」部分に寄生効果をもたらすことにある。
従って、このコイルは複数のインダクタンス値をもつコイルには、寄生現象のために適用することはできない。
本発明の目的は、寄生現象のない、複数のインダクタンス値をもつことのできるインダクタンスを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
集積回路に形成される切換え可能なインダクタンスにおいて、2つの第1の点の間で中断されるスパイラルを有し、該2つの点は一方が他方の上にもうけられる2つのメタライゼーションを介して2つの端子に結合し、ひとつのメタライゼーションは変形可能であり、2つの前記メタライゼーションの間に空洞がもうけられ、変形可能な前記メタライゼーションを変形させて、前記2つのメタライゼーションを分離又は接触させるスイッチ装置を有するインダクタンスを提供する。
集積回路に形成される切換え可能なインダクタンスにおいて、2つの第1の点の間で中断されるスパイラルを有し、該2つの点は一方が他方の上にもうけられる2つのメタライゼーションを介して2つの端子に結合し、ひとつのメタライゼーションは変形可能であり、2つの前記メタライゼーションの間に空洞がもうけられ、変形可能な前記メタライゼーションを変形させて、前記2つのメタライゼーションを分離又は接触させるスイッチ装置を有するインダクタンスを提供する。
本発明の実施例によると、前記スイッチ装置は、基板にもうけられる空洞と、該キャビティの上に懸架され、前記変形可能なメタライゼーションを構成する導電ビームと、前記キャビティの底部にもうけられ、他方のメタライゼーションを構成する導電ストリップと、前記ビームを変形させて前記ビームと前記ストリップを接触させる手段とを有する。
本発明の実施例によると、ビームを変形させる前記手段は、ビームの上に置かれる多層ブロックを有し、各ブロックは絶縁層と前記ビームの膨張係数と異なる膨張係数をもつ材料の層との間に置かれる導電層と、各ブロックの該導電層に電流を流して前記ビームと各ブロックの前記材料の層とを加熱する活性化手段とを有する。
本発明の実施例によると、第2のスパイラルを有し、該第2のスパイラルは前記端子に接続される2つの第2の点の間で中断され、外側のスパイラルは中断されて接続端子に接続される。
本発明の実施例によると、前記インダクタンスは、別のスパイラルを有し、該スパイラルは交叉するメタライゼーションにより別のスパイラルと関連し、ひとつのメタライゼーションは変形可能でひとつのスイッチ装置と関連する。
図2は本発明による切換え可能なインダクタンスの簡単な上面図を示す。インダクタンスは2つの同心のスパイラル,内側スパイラルs1及び外側スパイラルs2を有する。スパイラルs1とs2は同じメタライゼーション層に形成される。外側スパイラルs2は、インダクタンスの接続のための、端子E1とE2に接続される2つの点の間の第1領域で中断される。内側及び外側スパイラルs1,s2は第2のいわゆるスイッチ領域で中断される。第2領域では外側スパイラルs2は点2と3の間で中断され、内側スパイラルs1は点4と5の間で中断される。点2と5は内側及び外側スパイラルs1とs2と同じメタル層に形成されるメタライゼーション6により接続される。点3と4は、メタライゼーション6の上又は下を走るメタライゼーション7により接続される。メタライゼーション6と7の間には空洞がもうけられる。メタライゼーション7は変形可能で、点線で示されスイッチ領域に置かれるスイッチ装置Cが活性のとき、メタライゼーション6と7が接触する。
スイッチ装置Cが非活性でメタライゼーション6と7が相互に離れているときは、インダクタンスは2つのスパイラルのインダクタンスで、電流は端子E1とE2の間を、外側スパイラルs2の第1部分,メタライゼーション6,内側スパイラルs1,メタライゼーション7,外側スパイラルs2の第2部分を介して、流れる。
スイッチ装置Cが活性のときは、メタライゼーション6と7が接続され、外側スパイラルs2のみが活性で、内側スパイラルs1は短絡される。
従って、スイッチ装置Cが活性か非活性かにより、本発明によるインダクタンスは、ひとつのスパイラルのインダクタンス又は2つのスパイラルのインダクタンスとなる。
スイッチ領域はスパイラルの周囲の任意の選択された位置にもうけることができる。例えば、入力E1又はE2の一方に近接してもよく、又は図示のごとく、これらの入力の反対側でもよい。
図3は本発明の別の実施例によるインダクタンスの上面図である。このインダクタンスは4個の同心のスパイラルs’1,s’2,s’3,s’4を有し、スパイラルs’1は内側スパイラル、スパイラルs’4は外側スパイラルである。スパイラルs’1〜s’4は同じメタライゼーション層に形成される。スパイラルs’4はインダクタンスの接続端子E3とE4に接続する2つの点の間で中断される。外側のスパイラルs’4とs’3はスイッチ装置C1に関連する第1スイッチ領域で中断される。この第1スイッチ領域でスパイラルs’4は点10と11の間で中断され、スパイラルs’3は点12と13の間で中断される。点10と13とは、スパイラルs’1〜s’4と組立体と同じメタル層に形成されるメタライゼーション14により接続される。点11と12とは、メタライゼーション14の上又は下のメタライゼーション15により接続される。メタライゼーション14と15の間に空洞がもうけられる。メタライゼーション15は変形可能でスイッチ装置C1が活性のとき、メタライゼーション14と15とが接触する。
スパイラルs’3とs’2とは、スイッチ装置C2に関連するスイッチ領域で中断される。この第2領域では、スパイラルs’3は点20と21の間で中断され、スパイラルs’2は点22と23の間で中断される。点20と23とはスパイラルの組立体と同じメタル層に形成されるメタライゼーション24により接続される。点21と22は、メタライゼーション24の上又は下のメタライゼーション25により接続される。メタライゼーション24と25の間には空洞がもうけられる。メタライゼーション25は変形可能で、スイッチ装置C2が活性のとき、メタライゼーション24と25が接触する。
スパイラルs’2とs’1は、スイッチ装置C3に関連する第3のスイッチ領域で中断される。この第3領域では、スパイラルs’2は点30と31の間で中断され、スパイラルs’1は点32と33の間で中断される。点30と33とは、スパイラルの組立体と同じメタル層に形成されるメタライゼーション34により接続される。点31と32とは、メタライゼーション34の上又は下のメタライゼーション35により接続される。メタライゼーション34と35の間には空洞がもうけられる。メタライゼーション35は変形可能で、スイッチC3が活性のとき、メタライゼーション34と35が接触する。
スイッチ装置C1,C2,C3が非活性でメタライゼーション14/15,24/25,34/35が相互に離れているときは、インダクタンスは4個のスパイラルのインダクタンスで、電流は端子E3,E4の間を、スパイラルs’4の第1部分,メタライゼーション14,スパイラルs’3の第1部分,メタライゼーション25,スパイラルs’2の第1部分,メタライゼーション34,スパイラルs’1,メタライゼーション35,スパイラルs’2の第2部分,メタライゼーション24,スパイラルs’3の第2部分,メタライゼーション15,及びスパイラルs’4の第2部分を介して流れる。
スイッチ装置C1が活性のときはメタライゼーション14と15が結合する。スパイラルs’1−s’3は短絡する。スパイラルs’4のみが活性で、インダクタンスは1スパイラルのインダクタンスである。
スイッチ装置C2が活性でスイッチ装置C1が非活性のときは、メタライゼーション24と25が接続され、メタライゼーション14と15は分離する。スパイラルs’1とs’2は短絡する。スパイラルs’3とs’4は活性で、インダクタンスは2スパイラルのインダクタンスである。
スイッチ装置C3が活性で、スイッチ装置C1とC2が非活性のときは、メタライゼーション34と35が接続され、メタライゼーション14/15と24/25は分離する。スパイラルs’1は短絡する。他のスパイラルs’2,s’3,s’4は活性で、インダクタンスは3スパイラルのインダクタンスである。
図4は本発明による別の実施例によるインダクタンスの上面図である。このインダクタンスは単一のスパイラルs”1を有する。スパイラルs”1はスイッチ装置C1”に関連するスイッチ領域の2点40,41で中断される。点40はスパイラルs”1と同じメタル層に形成されるメタライゼーション42を介して端子E5に接続される。点41はメタライゼーション42の上又は下のメタライゼーション43を介して端子E6に接続される。メタライゼーション42と43の間に空洞が形成される。メタライゼーション43は変形可能で、スイッチ装置C1”が活性のとき、メタライゼーション42と43は接触する。
スイッチ装置C1”が活性のとき、スパイラルs”1は短絡される。端子E5とE6は相互に接続される。端子E5とE6の間のインダクタンスはほぼ0である。スイッチ装置C1”が非活性のとき、インダクタンスは1スパイラルのインダクタンスである。
図5,図6,図7は本発明によるインダクタンスに用いられるスイッチ装置を示す。図5と図7はスイッチ装置の断面図であり、図6は上面図である。導電ビーム61が基板63に形成されるキャビティ62の上に懸架される。導電材料のストリップ64は、図6に示すようにビーム61にほぼ直交するように置かれる。導電パッド65が、ビーム61の下で、導電ストリップ64の上に置かれる。本発明によるインダクタンスにおいて、ストリップ64と導電ビーム61は、例えば、図2のメタライゼーション6と7に対応する。
スイッチ装置はビーム61を変形させて導電パッド65とストリップ64とを接触させる手段を有する。スイッチ装置が非活性のときは、図5に示すように、キャビティ62の上のビーム61の部分はこの例では上方にわずかに膨れている。導電パッド65は導電ストリップ64から離れている。スイッチ装置が活性のときは、図7に示すように、ビーム61が変形し、導電パッド5が導電ストリップ4と接触する。
ビームを変形させる手段は、例えば、バイメタル効果により動作する手段である。従って、この例では、2つの多層ブロック70と80が、導電パッド65の両側でキャビティ62の上のビーム61の部分の上に置かれる。各ブロックはビーム61の上の絶縁層71,81を有する。絶縁層71,81は導電層72,82でカバーされる。導電層72,82はビーム61の熱膨張率と異なる熱膨張率の材料の層73,83でカバーされる。
非活性から活性にスイッチするために、図5と図7に示すように、活性化回路(図示なし)が導電層72,82に電流を流す。その結果、層73,83とビーム61を熱することになる。この例では層73,83の膨張係数はビーム61のそれよりも大きいので、層73,83はビーム61よりも大きく伸びる。従って、キャビティ62の壁に近接してもうけられるビーム61の部分は上方にわずかに膨れ、ビーム61の中央部は下方にくぼむ。
導電ビーム61,導電パッド65,及び導電ストリップ64はアルミニウム又は銅のような導電材料で形成される。さらに、導電ストリップ64と導電パッド65の間の良好な接触を確立するために、好ましくは、これらの材料は少なくとも部分的に金のような非酸化性の材料で形成される。
基板63は絶縁層とすることができる。第1の実施例では、基板63は絶縁層で集積回路の相互接続ネットワークの最後と最後から2番目の接続層を分離する。導電ストリップ64は最後から2番目の接続層に形成することができ、導電ビーム61は最後の接続層に形成することができる。本発明による装置のインダクティブ線は最後の又は最後から2番目の接続層に形成される。別の実施例では、絶縁層は集積回路の相互接続ネットワークの最後の接続ネットワークの上に形成される。導電ストリップは最後の接続層に形成される。本発明による装置のインダクティブ線は大部分最後の接続層に形成される。
絶縁層71,81は酸化シリコン、又は、相互接続ネットワークの接続層の間の絶縁層として現在使われる絶縁材料から形成される。
導電層72,82は例えばチタニウムから形成される。
層73と83は高い熱膨張係数の材料、一般には金属層で形成される。
上述の実施例の別の実施例として、導電ビーム61は絶縁層で囲まれ、その中にブロック70,80の層71,81が形成される。
スイッチ装置の別の実施例によると、導電ビーム61は、窒化シリコンSiNのような絶縁材のビームにより置換され、その中又はその下で、例えば、銅又はアルミニウムで形成される導電線が導電パッド65に接続される。導電線は2つのスパイラルを接続するメタライゼーションに対応する。ビーム変形装置は、2つの導電層、例えばビームの中に置かれる窒化物から作られる2つの加熱抵抗器を有する。ビームの絶縁材と異なる熱膨張係数のアルミニウムのような材料のブロックは、加熱抵抗器の近傍でビームの上,下,又は周囲にもうけられる。
もちろん、本発明は当業者に容易な種々の変更,修飾,改良が可能である。特に、当業者は別のスイッチ装置を提供することができる。更に、上述のスイッチ装置において、導電層72,84を流れる電流により消費されるよりも少ない消費電力により、スイッチ装置が活性のときビーム変形を維持することができる。この目的のために、電極をビーム61の下におくことができ、及び、電極をキャビティ62の底で相互に反対側におくことができる。ビームがバイメタル効果で変形したとき、電極の間に電圧を印加することにより静電吸引により変形を維持することができる。
そのような変形,修飾,改良は本開示の一部であり、本発明の範囲内のものである。従って、上述の記述は単なる実施例であり発明を限定するものではない。本発明は特許請求の範囲とその均等物によってのみ限定される。
s1,s2,s’1,s’2,s’3,s’4,s”1 スパイラル
E1,E2,E3,E4,E5,E6 接続端子
C,C1,C2,C3,C1” スイッチ装置
2〜5,10〜13,20〜23,30〜33,40〜41 端子
6,7,14,15,24,25,34,35,42,43 メタライゼーション
61 ビーム
62 キャビティ
63 基板
64 導電ストリップ
65 導電パッド
70,80 多層ブロック
71,81 絶縁層
72,82 導電層
73,83 ビームと膨張率の異なる材料のカバー
E1,E2,E3,E4,E5,E6 接続端子
C,C1,C2,C3,C1” スイッチ装置
2〜5,10〜13,20〜23,30〜33,40〜41 端子
6,7,14,15,24,25,34,35,42,43 メタライゼーション
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72,82 導電層
73,83 ビームと膨張率の異なる材料のカバー
Claims (5)
- 集積回路に形成される切換え可能なインダクタンスにおいて、
2つの第1の点(4/5;40/41)の間で中断されるスパイラル(s1;s”1)を有し、該2つの点は一方が他方の上にもうけられる2つのメタライゼーション(6/7;42/43)を介して2つの端子(E2/E3;E5/E6)に結合し、ひとつのメタライゼーションは変形可能であり、
2つの前記メタライゼーションの間に空洞がもうけられ、
変形可能な前記メタライゼーションを変形させて、前記2つのメタライゼーションを分離又は接触させるスイッチ装置(C)を有することを特徴とする、インダクタンス。 - 前記スイッチ装置は、
基板(63)にもうけられる空洞(62)と、
該キャビティの上に懸架され、前記変形可能なメタライゼーションを構成する導電ビーム(61)と、
前記キャビティの底部にもうけられ、他方のメタライゼーションを構成する導電ストリップ(64)と、
前記ビームを変形させて前記ビームと前記ストリップを接触させる手段(70;80)とを有する、請求項1記載のインダクタンス。 - ビームを変形させる前記手段は、ビーム(61)の上に置かれる多層ブロック(70,80)を有し、各ブロックは絶縁層(71,81)と前記ビームの膨張係数と異なる膨張係数をもつ材料の層(73,83)との間に置かれる導電層(72,82)と、各ブロックの該導電層に電流を流して前記ビームと各ブロックの前記材料の層とを加熱する活性化手段とを有する、請求項2記載のインダクタンス。
- 第2のスパイラル(s2)を有し、該第2のスパイラルは前記端子(E1,E2)に接続される2つの第2の点(2,3)の間で中断され、外側のスパイラルは中断されて接続端子(E1,E2)に接続される、請求項1記載のインダクタンス。
- 前記インダクタンスは、別のスパイラル(s’3,s’4)を有し、該スパイラルは交叉するメタライゼーションにより別のスパイラルと関連し、ひとつのメタライゼーションは変形可能でひとつのスイッチ装置と関連する、請求項4記載のインダクタンス。
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