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JP2005053671A - 自律移動ロボット及び自律移動ロボット用のエレベータ乗降システム - Google Patents

自律移動ロボット及び自律移動ロボット用のエレベータ乗降システム Download PDF

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JP2005053671A JP2003287804A JP2003287804A JP2005053671A JP 2005053671 A JP2005053671 A JP 2005053671A JP 2003287804 A JP2003287804 A JP 2003287804A JP 2003287804 A JP2003287804 A JP 2003287804A JP 2005053671 A JP2005053671 A JP 2005053671A
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Abstract

【課題】 人と自律移動ロボットが同じエレベータを共用して他の階に移動しうる自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムにおいて、自律移動ロボットがエレベータから降りる際に、エレベータ乗降領域で待っている利用者との干渉を防止する。
【解決手段】 自律移動ロボット1がエレベータ乗籠に搭乗して停止階を指定した後、指定された停止階の外部エレベータ制御装置端末(エレベータ乗籠呼び出し装置)11が操作されたときに、エレベータ制御装置(利用者検出手段)10は、その階のエレベータ乗降領域に利用者が存在すると判断し、所定の動作、例えば「現在そのエレベータを自律移動ロボットが使用している」旨及び「自律移動ロボットによるエレベータの使用が完了するまで、エレベータの使用を待ってもらう」旨のメッセージの出力などを行う。
【選択図】 図2

Description

本発明は、病院、オフィス、公共施設などの多層階の建物で、かつ、一般の人々が利用する施設において、人と自律移動ロボットが同じエレベータを共用して他の階に移動しうる自律移動ロボット及び自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムに関する。
従来から、特許文献1及び2に示されているように、エレベータを使って自律移動ロボットを他の階に移動させるエレベータ乗降システムが提案されている。このようなエレベータ乗降システムでは、自律移動ロボットがエレベータを使用する際、エレベータをロボット専用モードに切り換え、自律移動ロボットからの情報に基づいてエレベータが制御される。
ところで、人と自律移動ロボットが同じエレベータを共用して他の階に移動させる場合、人と自律移動ロボットが同じエレベータ乗籠に同時に乗ると仮定すると、例えば自律移動ロボットの誤動作などによって人に危害が及ぶ可能性や、人により自律移動ロボットの積み荷などにいたずらをされる可能性がある。そのため、人とロボットが同じエレベータを同時に利用することをなるべく避けたいという要請があり、各階のエレベータホール、特にエレベータの扉付近における人の存在を検出するセンサを設け、人がエレベータを利用するときは自律移動ロボットの利用を禁止して、人と自律移動ロボットが同じエレベータを排他的に利用するように運用されている。
しかしながら、病院、オフィス、公共施設などでは、人の移動が頻繁に行われ、断続的にエレベータが利用される。そのため、自律移動ロボットがエレベータ乗籠に乗り込んで他の階に移動している間に、利用者によって、各階のエレベータホールに設置されているエレベータ乗籠呼び出し装置が操作され、エレベータ乗籠が呼び出される可能性がある。その場合、エレベータ乗籠が利用者により呼び出された階に停止すると、エレベータ乗籠に人が乗り込んでくる可能性が高い。そのため、人と自律移動ロボットによる同じエレベータの排他的な利用が保証されない。また、自律移動ロボットがエレベータ乗籠から降りようとする際にも、扉が開くと同時に利用者がエレベータ乗籠に乗り込もうとして自律移動ロボットと干渉するという可能性がある。
特開平5−210414号公報 特開平6−282329号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、人と自律移動ロボットがエレベータ乗籠に対して乗降する際に、干渉することなく同じエレベータを排他的に利用してスムーズに他の階に移動しうる自律移動ロボット及び自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、エレベータ乗籠に乗降して複数の階にわたる領域内を走行可能な自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムであって、エレベータ乗籠と、前記エレベータ乗籠の内部に設けられた停止階指定装置と、各階のエレベータ乗降領域に設けられたエレベータ乗籠呼び出し装置と、前記エレベータ乗籠の昇降を制御するエレベータ制御装置と、前記各階のエレベータ乗降領域にエレベータ利用者の存在を検出する利用者検出手段とを備え、前記利用者検出手段は、いずれかの階のエレベータ乗籠呼び出し装置が操作されたときに、その階のエレベータ乗降領域にエレベータ利用者が存在すると判断し、エレベータ利用者と前記自律移動ロボットとが前記エレベータ乗籠を同時に利用することを防止するための所定の動作を行う。
請求項2の発明は、請求項1の自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムにおいて、前記自律移動ロボットにより停止階が指定された後、前記エレベータ制御装置は、各階の前記エレベータ乗籠呼び出しからの呼び出し信号を無視する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムにおいて、前記エレベータ制御装置は、自律移動ロボットの全幅を記憶しており、前記エレベータ乗籠が指定された停止階に停止したときに、エレベータの扉を、自律移動ロボットが通過可能な最小幅だけ開くことを特徴とする。
請求項4の発明は、エレベータ乗籠に乗降して複数の階にわたる領域内を走行可能な自律移動ロボットであって、自己の周囲の所定の範囲内に存在する物体までの距離を測定する距離測定手段と、前記領域の地図情報を記憶した記憶部と、前記距離測定手段により測定された所定の対象物までの距離と前記地図情報とから、自己の現在位置を演算により推定する現在位置演算手段と、前記地図情報及び演算された自己の現在位置に基づいて、前記領域内での走行を制御する走行制御手段と所定範囲内において人の存在を検出する人検出手段と、エレベータの昇降を制御するエレベータ制御装置に対して所定の信号を送受信する信号伝送手段と、前記エレベータの扉の開閉を制御する扉開閉制御手段と、所定のメッセージを出力するメッセージ出力手段とを備え、自己の搭乗しているエレベータ乗籠が指定した停止階に到着したときに扉の開閉を制御する。
請求項5の発明は、請求項4の自律移動ロボットにおいて、前記扉開閉制御手段は、エレベータの扉の開き幅を制御することが可能であり、少なくとも指定された停止階のエレベータ乗降領域に人が存在するときは、前記エレベータの扉を、自律移動ロボットが通過可能な最小幅だけ開く。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5の自律移動ロボットにおいて、前記エレベータ乗籠が指定された停止階に停止してエレベータの扉を開く際、前記扉開閉制御手段によりエレベータ乗降領域における人の存在を検出しうるだけの第1の幅だけエレベータの扉を開き、前記人検出手段によりエレベータ乗降領域における人の存在を検出すると、前記メッセージ出力手段によりエレベータ乗降領域にいる人に対して待避してもらう旨の所定のメッセージを出力し、前記人検出手段によりエレベータ乗降領域にいる人が待避したことを確認した後、前記扉開閉制御手段により自律移動ロボットが通過可能な第2の幅だけエレベータの扉を開き、前記走行制御手段により駆動装置を制御して前記エレベータ乗籠から降りる。
請求項7の発明は、請求項4乃至請求項6のいずれかの自律移動ロボットにおいて、前記エレベータ乗籠が指定された停止階に停止してエレベータの扉を開く際、前記信号伝送手段を介して前記エレベータ制御装置に対して扉開き信号を送信し、前記エレベータの扉が指定した開口幅だけ開いたことを確認し、前記距離測定手段により前記エレベータの扉の端部までの距離を測定し、前記エレベータの扉の開口部を通過可能な位置に移動してから、前記エレベータ乗籠から降りる。
請求項1の発明によれば、自律移動ロボットがエレベータ乗籠に搭乗して停止階を指定した後、いずれかの階のエレベータ乗籠呼び出し装置が操作されたときに、利用者検出手段は、その階のエレベータ乗降領域に利用者が存在すると判断し、所定の動作、例えば「現在そのエレベータを自律移動ロボットが使用している」旨及び「自律移動ロボットによるエレベータの使用が完了するまで、エレベータの使用を待ってもらう」旨のメッセージの出力などを行う。それにより、人と自律移動ロボットとが前記エレベータ乗籠を同時に利用することを防止することが可能となる。
請求項2の発明によれば、自律移動ロボットにより停止階が指定された後、エレベータ制御装置は、各階のエレベータ乗籠呼び出し装置からの呼び出し信号を無視するので、一般の利用者は、エレベータの呼び出し操作を行ってもエレベータ制御装置が応答しないことから、利用者は、そのエレベータが使用できないことを理解することができる。なお、このとき、エレベータ乗籠呼び出し装置からの呼び出し信号はエレベータ制御装置に入力されるので、エレベータ制御装置はその階のエレベータ乗降領域に利用者が存在していることがわかる。そこで、上記「現在そのエレベータを自律移動ロボットが使用している」旨のメッセージなどを出力してもよい。
請求項3の発明によれば、エレベータ乗籠が指定された停止階に到着しても、自律移動ロボットが通過可能な最小幅だけしか扉が開かないので、事実上、利用者は自律移動ロボットがエレベータ乗籠から降りるまで、エレベータ乗籠に乗り込むことはできず、人と自律移動ロボットがエレベータ乗籠に対して乗降する際に干渉することを防止することができる。
請求項4の発明によれば、エレベータの扉の開閉を自律移動ロボット側で制御するので、例えばエレベータ乗籠が指定された停止階に到着しても、その階のエレベータ乗降領域に人が存在しないことを確認するまで扉を開かなかったり、あるいは扉を開く際に、「自律移動ロボットが降り終わるまでエレベータの利用を待ってほしい」旨のメッセージを表示することにより、人と自律移動ロボットがエレベータ乗籠に対して乗降する際に干渉することを防止することができる。
請求項5の発明によれば、少なくとも指定された停止階のエレベータ乗降領域に人が存在するときは、エレベータの扉を自律移動ロボットが通過可能な最小幅しか開かないので、エレベータの扉が開いても、扉と自律移動ロボットの隙間から人がエレベータ乗籠内に乗り込むことは事実上不可能となる。そのため、人と自律移動ロボットがエレベータ乗籠に対して乗降する際に干渉することを防止することができる。
請求項6の発明によれば、人検出手段によりエレベータ乗降領域における人の存在を検出しうるだけの第1の幅だけエレベータの扉を開き、人検出手段によりエレベータ乗降領域における人の存在を検出すると、メッセージ出力手段によりエレベータ乗降領域にいる人に対して待避してもらう旨の所定のメッセージを出力し、エレベータ乗降領域にいる人が待避したことを確認した後、自律移動ロボットが通過可能な第2の幅だけエレベータの扉を開き、前記エレベータ乗籠から降りるので、エレベータ乗降領域にいる一般利用者に対して、エレベータ乗籠に自律移動ロボットが乗っていること、及び先にエレベータ乗籠から自律移動ロボットが降りてくることを知らせることができる。その結果、人と自律移動ロボットがエレベータ乗籠に対して乗降する際に干渉することを防止することができる。
請求項7の発明によれば、実際にエレベータの扉が指定した開口幅だけ開いたことを確認してから、エレベータの扉の開口部を通過可能な位置に自律移動ロボットが移動してエレベータ乗籠から降りるので、エレベータの扉の開口が狭くても、自律移動ロボットがエレベータの扉に衝突して扉を破損したり、あるいは自損する可能性を低減させることができる。
本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。本発明の一実施の形態に係る自律移動ロボットの外観構成を図1に示す。また、自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムのブロック構成を図2に示す。さらに、自律移動ロボットが搭乗したエレベータ乗籠が指定された停止階に到着した状態を図3から図5に示す。図3は扉が開く前の状態、図4は扉が第1の幅だけ開いた状態、図5は扉が第2の幅だけ開いた状態を示す。
自律移動ロボット1は、車輪及びモータなどで構成された駆動装置2と、自律移動ロボット1の周囲にある物体までの距離を測定するレーザレーダセンサなどの距離測定装置3と、自律移動ロボット1の周囲の一定範囲内に人の存在を検出するCCDカメラなどの(前方)人検出装置4及び(後方)人検出装置4’と、所定の信号をエレベータ制御装置10などの他の装置との間で電波により制御信号などを送受信するための信号伝送装置5と、自律移動ロボット1の周囲にいる人々に所定のメッセージを出力するためのLEDアレイディスプレイやスピーカなどのメッセージ出力装置6と、自律移動ロボット1の全体を制御する制御装置7などを備えている。なお、電波の受信状態の悪い場所などでの使用を考慮して、信号伝送装置5は、赤外線を利用して制御信号の伝送を行うようにしてもよい。また、距離測定装置3として、超音波センサなどを使用することも可能である。
図2に示すように、自律移動ロボット1の制御装置7は、自律移動ロボット1が自律的に移動しうる範囲の地図情報などを記憶する記憶部71と、計測された距離情報と地図情報を照合することにより自己の現在位置を演算する現在位置演算部72と、推定された自己位置と地図情報とに基づいて駆動装置2を制御するための走行制御部73と、自律移動ロボット1がエレベータ乗降の際にエレベータの扉の開閉を制御する扉開閉制御部75などで構成されている。制御装置7は、所定の制御プログラムなどを記憶したROM、制御プログラムに従って演算処理を行うCPU、演算データなどを一時的に記憶するRAMなどで構成されており、制御プログラムに応じて上記各部として機能する。
各階のエレベータホールには、エレベータ乗籠呼び出し装置を含む外部エレベータ制御装置端末11が設けられており、各エレベータ制御装置端末11は、エレベータ制御装置10に接続されている。エレベータ制御装置10は、自律移動ロボット1の制御装置7と同様に、所定の制御プログラムなどを記憶したROM、制御プログラムに従って演算処理を行うCPU、演算データなどを一時的に記憶するRAMなどで構成されており、制御プログラム及びエレベータ乗籠呼び出し信号などに応じてエレベータ乗籠30の昇降及び停止を制御すると共に、後述する利用者検出手段としても機能する。
図3から図5に示すように、エレベータは、エレベータ乗籠30と、エレベータ乗籠30を昇降させる駆動機構(図示せず)と、エレベータ乗籠30側の内扉31と、エレベータホール側の外扉32と、内扉31及び外扉32(以下、両者を示すときは扉31,32と略記する)の開閉機構(図示せず)、上記エレベータ制御装置10などで構成され、エレベータホール(エレベータ乗降領域)34の壁面33には、上記エレベータ制御装置端末11が設けられている。扉31,32は、それぞれ左右両側に開くように構成されている。エレベータ乗籠30の内部には、停止する階を指定するための内部エレベータ制御装置端末(停止階指定装置)12が設けられている。また、図3に示すように、エレベータの外扉32付近のエレベータホールの一定の範囲をエレベータ乗降領域34として設定している。
現在位置演算部(現在位置演算手段)72は、記憶部71に記憶されている地図情報と、距離測定装置9により測定された測定対象物までの距離などから、自律移動ロボット1の現在位置を演算する。自律移動ロボット1の現在位置には、自律移動ロボット1が自律走行可能な領域全体におけるマクロ的な現在位置と、特定の対象物、例えば、後述するエレベータの扉31,32、エレベータホールの壁面33などに対するミクロ的な現在位置の両方が含まれる。走行制御部73は、現在位置演算部72により演算された現在位置と目的位置とに基づいて、目的とする地点へ移動するように駆動装置2を制御する。扉開閉制御部(扉開閉制御手段)75は、後述するように、エレベータがロボット専用モードに切り換えられているときに、自律移動ロボット1側からエレベータの扉31,32の開閉を制御する。扉開閉制御部75は、エレベータの扉31,32の開閉だけでなく、その開き幅を制御することも可能である。詳細は後述する。
人検出装置(人検出手段)4,4’は、例えば自律移動ロボット1のロボットの前方及び後方に設けられた複数のCCDカメラ及びその画像処理回路などで構成され、各カメラの情報を統合して、周囲の所定範囲に人が存在するか否かを判断する。メッセージ出力装置(メッセージ出力手段)6は、ロボット専用モードにおいて、一般の利用者に対して、例えば「自律移動ロボットが降り終わるまでエレベータの利用を待ってほしい」旨のメッセージを、視覚的に及び/又は音声で出力する。信号電送装置(信号伝送手段)5は、外部エレベータ制御装置端末11及び内部エレベータ制御装置端末12との間で、自律移動ロボット1からエレベータ制御装置10に対して及びエレベータ制御装置10から自律移動ロボット1に対して、双方向に所定の制御信号の伝送を行う。
外部エレベータ制御装置端末11及び内部エレベータ制御装置端末12は、自律移動ロボット1の信号伝送装置5から送信されてくる各種の信号を受信し、エレベータ制御装置10に転送する。エレベータ制御装置10は、エレベータ利用者によって操作されるエレベータ乗籠呼び出し装置からの信号に基づいて、エレベータを通常モードで制御すると共に、自律移動ロボット1から送信されてくる信号に基づいてロボット専用モードで制御する。
次に、自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムの動作について、図6及び図7に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
運用開始後、自律移動ロボット1は、記憶部71に記憶されている地図情報及び現在位置演算部72により演算された現在位置を頼りに、目的地に向かって移動を行う(S1、S2)。目的地が現在の階とは異なる階にある場合(S2でNo)、エレベータ乗降領域34に向かって移動を行う(S3)。現在位置演算部72は、演算により推定される現在位置がエレベータ乗降領域34であると判断すると(S3でYes)、信号伝送装置5及びエレベータ制御装置端末11を介してエレベータ制御装置10に対して、エレベータ乗籠呼び出し信号を送信する(S4)。エレベータ制御装置10は、エレベータ乗籠呼び出し信号を受信すると、使用されていない又はエレベータ乗籠に人が乗っていないエレベータ乗籠30を自律移動ロボット1がいる階に移動させる。なお、エレベータが使用中のとき又はエレベータ乗籠に人が乗っているときは、使用されていない状態又はエレベータ乗籠に人が乗っていない状態になるのを待ってから、エレベータ乗籠30を自律移動ロボット1がいる階に移動させる。
エレベータ乗籠30が到着すると(S5)、エレベータ制御装置10は、エレベータの扉31,32を開き、自律移動ロボット1がエレベータ乗籠30に乗り込む(S6)。自律移動ロボット1がエレベータ乗籠30に乗り込むと、走行制御部73は、信号伝送装置5及びエレベータ制御装置端末11を介してエレベータ制御装置10に対して、移動する階に対応する階信号を送信して停止階を指定する(S7)。エレベータ制御装置10は、エレベータの扉31,32を閉め、エレベータ乗籠30を指定された停止階へ移動を開始させる(S8)。
エレベータ乗籠30の移動中、利用者検出手段として機能するエレベータ制御装置10は、各階のエレベータホールに設けられている外部エレベータ制御装置端末11のエレベータ乗籠呼び出し装置が操作されたか否かを判断する(S9)。エレベータ乗籠呼び出し装置が操作された場合(S9でYes)、操作されたエレベータ乗籠呼び出し装置が自律移動ロボット1により指定された停止階の外部エレベータ制御装置端末11からのものであるか否かを判断する(S10)。指定された停止階からの呼び出しである場合(S10でYes)、指定された停止階に人が存在していると判断する(S11)。また、指定された停止階にエレベータ乗籠30を直行させるため、エレベータ乗籠呼び出し信号を無視する(S12)。さらに、エレベータ制御装置10は、各階のエレベータ乗降領域でエレベータ乗籠30の到着を待っている利用者に対して、例えば外部エレベータ制御装置端末11などに設けられているディスプレイ装置やスピーカなどを介して、「現在そのエレベータを自律移動ロボットが使用している」旨及び「自律移動ロボットによるエレベータの使用が完了するまで、エレベータの使用を待ってもらう」旨のメッセージを出力する(S13)。そして、エレベータ乗籠30が指定階に到着すると(S14)、エレベータの扉31,32を開く(S14)。自律移動ロボット1は、エレベータの扉31,32が開いたことを確認し(S16)、扉32の前方に人がいないことを確認した後、エレベータ乗籠30から降りる(S17)。
このように、エレベータ制御装置10を利用者検出手段として機能させ、自律移動ロボット1により指定された停止階からエレベータ乗籠の呼び出しがあったか否かを判断し、指定された停止階に利用者が存在することを検出しているので、あらかじめ所定のメッセージを出力することによって、エレベータ乗籠30から降りようとする自律移動ロボット1とエレベータ乗籠30に乗り込もうとする利用者とが干渉することを未然に防止することができる。
次に、自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムの変形例の動作について説明する。
図6及び図7に示すフローチャートでは、エレベータ制御装置10によりエレベータの扉31,32の開閉を制御したが、図8及び図9に示すフローチャートでは、扉31,32の自律移動ロボット1の扉開閉制御部75により制御する。
運用開始後、自律移動ロボット1は、目的地に向かって移動を行い(S21、S22)。目的地が現在の階とは異なる階にある場合(S22でNo)、エレベータ乗降領域34に向かって移動を行う(S23)。エレベータ乗降領域34に到着すると(S23でYes)、信号伝送装置5及びエレベータ制御装置端末11を介してエレベータ制御装置10に対して、エレベータ乗籠呼び出し信号を送信する(S24)。
エレベータ乗籠30が到着すると(S25)、自律移動ロボット1の扉開閉制御部75は、信号伝送装置5及び外部エレベータ制御装置端末11を介してエレベータ制御装置10に対して、扉開き信号を送信する(S26)。エレベータ制御装置10は、自律移動ロボット1の扉開閉制御部75からの扉開き信号に応じて、エレベータの扉31,32を開く(S27)。さらに、実際にエレベータの扉31,32が開いたことを確認すると、外部エレベータ制御装置端末11及び信号電送装置5を介して扉開き確認信号を自律移動ロボット1に送信する(S28)。自律移動ロボット1は、扉開き確認信号を受信すると、駆動装置2を駆動して、エレベータ乗籠30に乗り込む(S29)。自律移動ロボット1がエレベータ乗籠30に乗り込むと、扉開閉制御部75は、信号伝送装置5及び内部エレベータ制御装置端末12を介してエレベータ制御装置10に対して、エレベータの扉31,32を扉閉め信号を送信すると共に、移動する階に対応する階信号を送信して停止階を指定する(S30)。エレベータ制御装置10は、エレベータの扉31,32を閉め、エレベータ乗籠30を指定された停止階へ移動を開始させる(S31)。
エレベータ乗籠30の移動中、エレベータ制御装置10は、いずれかの階の外部エレベータ制御装置端末11のエレベータ乗籠呼び出し装置が操作されたか否かを判断し(S32)、さらに、エレベータ乗籠呼び出し装置が操作された場合(S32でYes)、自律移動ロボット1により指定された停止階の外部エレベータ制御装置端末11からのものであるか否かを判断する(S33)。指定された停止階からの呼び出しである場合(S33でYes)、指定された停止階に人が存在していると判断し(S34)、エレベータ乗籠呼び出し信号を無視する(S35)と共に、所定のメッセージを出力する(S35)。
そして、エレベータ乗籠30が指定階に到着すると(S14)、自律移動ロボット1の扉開閉制御部75は、信号伝送装置5及び外部エレベータ制御装置端末11を介してエレベータ制御装置10に対して、扉開き信号を送信する(S37)。エレベータ制御装置10は、自律移動ロボット1の扉開閉制御部75からの扉開き信号に応じて、エレベータの扉31,32を開く(S38)。さらに、実際にエレベータの扉31,32が開いたことを確認すると、外部エレベータ制御装置端末11及び信号電送装置5を介して扉開き確認信号を自律移動ロボット1に送信する(S39)。自律移動ロボット1は、扉開き確認信号を受信すると、駆動装置2を駆動して、エレベータ乗籠30から降りる(S40)。
このように、エレベータの扉31,32の開閉のタイミングを自律移動ロボット1の扉開閉制御部75により制御することにより、エレベータの扉31,32が開いてから、エレベータ乗籠30に対して自律移動ロボット1が乗降するよりも先に、人がエレベータ乗籠30に乗り込むのを防止することができる。なお、エレベータ制御装置10が実際に扉の開閉を確認し、扉開き確認信号又は扉閉め確認信号を出力する代わりに、自律移動ロボット1の扉開閉制御部75から扉開き信号又は扉閉め信号を送信してから所定時間を経過した時点で扉31,32が開閉されたものと推定しても、通常のエレベータシステム自体に安全装置が設けられているため、特に問題は生じない。
次に、エレベータの扉31,32の開き幅について説明する。自律移動ロボット1により指定された停止階のエレベータ乗降領域に人がいない場合は、エレベータの扉31,32を全開にしても差し支えない。ところが、エレベータ乗降領域に人が存在しているときは、エレベータの扉31,32を全開にすると、扉31,32と自律移動ロボット1の隙間から人がエレベータ乗籠30に乗り込んでしまう可能性がある。そこで、予めエレベータ制御装置10に自律移動ロボット1の全幅(最大幅)を記憶させておき、エレベータの扉31,32を開く際、図5に示すように、エレベータの扉31,32をロボット全幅より若干広い程度の幅(自律移動ロボット1が通過可能な最小幅)だけ開くようにする。これにより、自律移動ロボット1がエレベータ乗籠30に対して乗降する際、開いた扉31,32と自律移動ロボット1との隙間が小さくなり、利用者が自律移動ロボット1とエレベータの扉31,32の間に割り込む余裕はほとんどなくなる。その結果、人が自律移動ロボット1と同じエレベータ乗籠30に乗り込むことを事実上不可能にすることができる。なお、全幅の異なる複数種類の自律移動ロボット1が共存する場合は、自律移動ロボット1の扉開閉制御部75側に自己の残幅を記憶させておき、エレベータの扉31,32を開閉する際、その開き幅を自律移動ロボット1の扉開閉制御部75側から制御するように構成してもよい。
次に、自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムの別の変形例の動作について説明する。なお、図10は、図8及び図9に示すフローチャートとの変形部分のみを示す。ステップS36において、エレベータ乗籠30が指定された停止階に到着すると、自律移動ロボット1は、距離測定装置3により、エレベータの内扉31の凹凸などを測定し、走行制御部73により駆動装置2を微動させ、自律移動ロボット1の(後方)人検出装置4’が内扉31の中心を向くように、自己位置を修正する(S50)。そして、扉開閉制御部75は、信号伝送装置5及び外部エレベータ制御装置端末11を介してエレベータ制御装置10に対して、第1扉開き信号を送信する(S51)。エレベータ制御装置10は、自律移動ロボット1の扉開閉制御部75からの第1扉開き信号に応じて、エレベータの扉31,32を第1の幅だけ開く(S52)。この第1の幅は、例えば自律移動ロボット1の(後方)人検出装置4’などにより、エレベータ乗降領域34における人の存在を検出しうるだけの幅であって、人がエレベータ乗籠30に乗り込むには狭すぎる幅である。
さらに、エレベータ開閉装置10は、実際にエレベータの扉31,32が第1の幅だけ開いたことを確認すると、内部エレベータ制御装置端末12及び信号電送装置5を介して扉開き確認信号を自律移動ロボット1に送信する(S53)。自律移動ロボット1は、扉開き確認信号を受信すると、人検出装置4’を用いて、エレベータ乗降領域34に人が存在するか否かを判断する(S54)。人検出装置4’によりエレベータ乗降領域43に人の存在を検出すると(S54でYes)、メッセージ出力装置6などにより、エレベータ乗降領域34にいる人に対して待避してもらう旨の所定のメッセージを出力する(S55)。さらに、人検出装置4’によりエレベータ乗降領域34にいる人が待避したことを確認する(S56)。
エレベータ乗降領域34から人が待避すると(S56でYes)、扉開閉制御部75は、信号伝送装置5及び外部エレベータ制御装置端末11を介してエレベータ制御装置10に対して、第2扉開き信号を送信する(S57)。エレベータ制御装置10は、自律移動ロボット1の扉開閉制御部75からの第2扉開き信号に応じて、エレベータの扉31,32を第2の幅だけ開く(S58)。この第2の幅は、図5に示すように、自律移動ロボット1が通過可能な最小幅である。エレベータ開閉装置10は、実際にエレベータの扉31,32が第2の幅だけ開いたことを確認すると、内部エレベータ制御装置端末12及び信号電送装置5を介して扉開き確認信号を自律移動ロボット1に送信する(S59)。自律移動ロボット1は、扉開き確認信号を受信すると、走行制御部73により駆動装置2を駆動して、エレベータ乗籠30から降りる(S40)。
この変形例によれば、自律移動ロボット1に設けられている人検出装置4,4’などを用いて、実際にエレベータ乗降領域に人が存在していること、及びその人が安全な場所に待避したことを確かめた上で、自律移動ロボット1がエレベータ乗籠30から降りるので、エレベータ乗籠30から降りようとする自律移動ロボット1とエレベータ乗籠30に乗り込もうとする利用者とが干渉することを未然に防止することができる。
なお、図1では、人検出装置4,4’を自律移動ロボット1の前方及び後方に配置した例を示しているが、1つの人検出装置を自律移動ロボット1の本体に対して旋回可能としておき、自律移動ロボット1がエレベータ乗籠30に乗り込んだ後、後方を向くように、人検出装置を旋回させるようにしてもよい。
自律移動ロボット1がエレベータ乗籠30に乗り込んだ状態を示す図3から図5では、自律移動ロボット1は、その最後部がエレベータ側の内扉31のすぐ内側に位置するように停止している。このような停止位置をとることにより、扉31,32が開いた直後に、利用者が自律移動ロボット1エレベータ乗籠30に乗り込もうとしても、自律移動ロボット1自体が壁となって利用者の乗り込みを阻止することになる。さらに、自律移動ロボット1がエレベータ乗籠30に乗り込む場合、自律移動ロボット1の停止位置に誤差があるため、扉31を閉める際、扉31が自律移動ロボット1の最後部を挟んでしまう虞がある。そのため、閉めた内扉31と干渉しないように、自律移動ロボット1を若干エレベータ乗籠30の内部に移動させてもよい。このようなエレベータ乗籠30内における自律移動ロボット1の停止位置は、自律移動ロボット1の移動距離を短くするので、自律移動ロボット1がエレベータ乗籠30に乗降する際の時間を短縮することができるという効果も得られる。
また、上記のように自律移動ロボット1をエレベータの扉31,32に対してぎりぎりの位置で制御する必要があるため、自律移動ロボット1のミクロ的な現在位置を正確に把握し、その位置を微調整する必要がある。そのため、記憶部71に、エレベータホール付近の壁面33やエレベータ扉32などの凹凸のある距離情報をインプットしておくと共に、距離測定装置3などを用いて壁面33までの距離などを正確に測定する。そして、走行制御部73を制御して自律移動ロボット1のミクロ的な現在位置を微調整する。それによって、自律移動ロボット1がエレベータ乗籠30に乗り込む際、扉31,32にぶつかることなく、安全に移動することができる。
なお、上記実施の形態の説明では、1台のエレベータについて説明したが、エレベータが複数設置されている場合も基本的に同様であり、自律移動ロボット1がエレベータを利用する際に、いずれか使用されていないエレベータ又はエレベータ乗籠に人が乗っていないエレベータを自律移動ロボットの移動用に提供する。また、エレベータ乗籠呼び出し信号を受信した時点でいずれのエレベータも使用されている場合は、いずれかのエレベータが不使用又はエレベータ乗籠が無人状態になるのを待ってから、そのエレベータを自律移動ロボットの移動用に提供する。さらに、自律移動ロボット1が特定のエレベータを排他的に使用しても、一般の利用者は他のエレベータを利用することが可能であるので、人と自律移動ロボット1が同時に複数のエレベータを利用してスムーズに他の階に移動することができる。
本発明の一実施の形態に係る自律移動ロボットの外観構成を示す図。 本発明の一実施の形態に係る自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムの構成を示すブロック図。 上記自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムにおいてエレベータ乗籠が昇降中又は指定された停止階に到着したが扉を開いていない状態を示す平面図。 エレベータ乗籠が指定された停止階に到着し扉を第1の幅だけ開いた状態を示す平面図。 エレベータ乗籠が指定された停止階に到着し扉を第2の幅だけ開いた状態を示す平面図。 上記自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムの動作を示すフローチャート。 図6のフローチャートの続きを示す図。 上記自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムの変形例の動作を示すフローチャート。 図8のフローチャートの続きを示す図。 上記自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムの他の変形例の動作を示すフローチャート(変形部分のみ)。
符号の説明
1 自律移動ロボット
2 駆動装置
3 距離測定装置
4,4’ 人検出装置
5 信号伝送装置
6 メッセージ出力装置
7 制御装置
10 エレベータ制御装置(利用者検出手段)
11 外部エレベータ制御装置端末
12 内部エレベータ制御装置端末
30 エレベータ乗籠
31 エレベータ乗籠側の内扉
32 エレベータホール側の外扉
33 エレベータホールの壁
34 エレベータ乗降領域
71 記憶部
72 現在位置演算部
73 走行制御部
75 扉開閉制御部

Claims (7)

  1. エレベータ乗籠に乗降して複数の階にわたる領域内を走行可能な自律移動ロボット用のエレベータ乗降システムであって、
    エレベータ乗籠と、
    前記エレベータ乗籠の内部に設けられた停止階指定装置と、
    各階のエレベータ乗降領域に設けられたエレベータ乗籠呼び出し装置と、
    前記エレベータ乗籠の昇降を制御するエレベータ制御装置と、
    前記各階のエレベータ乗降領域にエレベータ利用者の存在を検出する利用者検出手段とを備え、
    前記利用者検出手段は、いずれかの階のエレベータ乗籠呼び出し装置が操作されたときに、その階のエレベータ乗降領域にエレベータ利用者が存在すると判断し、エレベータ利用者と前記自律移動ロボットとが前記エレベータ乗籠を同時に利用することを防止するための所定の動作を行うことを特徴とする自律移動ロボット用のエレベータ乗降システム。
  2. 前記自律移動ロボットにより停止階が指定された後、前記エレベータ制御装置は、各階の前記エレベータ乗籠呼び出し装置からの呼び出し信号を無視することを特徴とする請求項1に記載の自律移動ロボット用のエレベータ乗降システム。
  3. 前記エレベータ制御装置は、自律移動ロボットの全幅を記憶しており、前記エレベータ乗籠が指定された停止階に停止したときに、エレベータの扉を、自律移動ロボットが通過可能な最小幅だけ開くことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の自律移動ロボット用のエレベータ乗降システム。
  4. エレベータ乗籠に乗降して複数の階にわたる領域内を走行可能な自律移動ロボットであって、
    自己の周囲の所定の範囲内に存在する物体までの距離を測定する距離測定手段と、
    前記領域の地図情報を記憶した記憶部と、
    前記距離測定手段により測定された所定の対象物までの距離と前記地図情報とから、自己の現在位置を演算により推定する現在位置演算手段と、
    前記地図情報及び演算された自己の現在位置に基づいて、前記領域内での走行を制御する走行制御手段と
    自己の周囲の所定の範囲内において人の存在を検出する人検出手段と、
    エレベータ乗籠の昇降を制御するエレベータ制御装置に対して所定の信号を送受信する信号伝送手段と、
    前記エレベータの扉の開閉を制御する扉開閉制御手段と、
    所定のメッセージを出力するメッセージ出力手段とを備え、
    自己の搭乗しているエレベータ乗籠が指定した停止階に到着したときに扉の開閉を制御することを特徴とする自律移動ロボット。
  5. 前記扉開閉制御手段は、エレベータの扉の開き幅を制御することが可能であり、少なくとも指定された停止階のエレベータ乗降領域に人が存在するときは、前記エレベータの扉を、自律移動ロボットが通過可能な最小幅だけ開くことを特徴とする請求項4に記載の自律移動ロボット。
  6. 前記エレベータ乗籠が指定された停止階に停止してエレベータの扉を開く際、前記扉開閉制御手段によりエレベータ乗降領域における人の存在を検出しうるだけの第1の幅だけエレベータの扉を開き、前記人検出手段によりエレベータ乗降領域における人の存在を検出すると、前記メッセージ出力手段によりエレベータ乗降領域にいる人に対して待避してもらう旨の所定のメッセージを出力し、前記人検出手段によりエレベータ乗降領域にいる人が待避したことを確認した後、前記扉開閉制御手段により自律移動ロボットが通過可能な第2の幅だけエレベータの扉を開き、前記走行制御手段により駆動装置を制御して前記エレベータ乗籠から降りることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の自律移動ロボット。
  7. 前記エレベータの扉を開く際、前記信号伝送手段を介して前記エレベータ制御装置に対して扉開き信号を送信し、前記エレベータの扉が指定した開口幅だけ開いたことを確認し、前記距離測定手段により前記エレベータの扉の端部までの距離を測定し、前記エレベータの扉の開口部を通過可能な位置に移動してから、前記エレベータ乗籠から降りることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれかに記載の自律移動ロボット。
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