JP2005049509A - Optical scanner and image forming apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、レーザプリンタやデジタル複写機等に使用される光走査装置及びそれを用いた画像形成装置に関し、特にポリゴンミラーへ入射する光ビームの主走査方向(ポリゴンミラーの回転方向に沿う方向)の幅が、ポリゴンミラーにおける反射面の主走査方向の面の幅よりも広いオーバーイルミネーションタイプの光走査装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ビームを用いて静電潜像を形成し、その静電潜像を現像して可視(現像剤)像を得る静電複写方式の画像形成装置であるレーザプリンタ装置やデジタル複写装置等においては、出力すべき画像(元の画像)を、第1の方向と第1の方向に直交する第2の方向に分解し、分解された第1の方向と第2の方向のいずれかの方向の画像データに基づいて光強度を変化した光ビームを、概ね直線状に、所定の時間間隔で繰り返し、出力すなわち走査する光走査装置が用いられる。
【0003】
このような光走査装置においては、光ビームが走査される方向すなわち第1の方向は、通常、主走査方向と呼ばれる。また、第1の方向と直交する第2の方向は、通常、副走査方向と呼ばれる。
【0004】
光走査装置は、光ビーム(レーザビーム)を出射する光源である半導体レーザ素子、半導体レーザ素子から出射された光ビームの断面ビーム径および断面形状を所定の大きさおよび形状に整える第1のレンズ群、第1のレンズ群により所定の大きさおよび形状に整えられた光ビームを、記録媒体または潜像保持体が移動される方向と直交する方向に連続的に反射して偏向(走査)する偏向装置および偏向装置により偏向された光ビームを、記録媒体または潜像保持体の所定位置に結像させる第2のレンズ群等を含む。
【0005】
画像形成装置は、像(潜像)を保持する記録媒体または潜像保持体、記録媒体または潜像保持体を、光走査装置により1ライン分の画像データが照射される毎に1ライン分だけ移動させて、1ライン分の画像が1ライン分の画像と直交する方向に、順に整列された画像を形成する。なお、画像形成装置は、潜像を可視化する方法および潜像を記録媒体に直接形成するか否かに応じて、湿式(液体式)と乾式および直接式と転写式(間接式)に分類可能である。
【0006】
一方、記録媒体または潜像保持体(像面)に案内された光ビームの断面ビーム径(主走査方向と副走査方向とで異なる場合は、主走査方向のビーム径)は、第2のレンズ群(結像光学系)のFナンバーFnに比例する。FナンバーFnは、結像光学系の焦点距離をf、およびポリゴンミラーにおける任意の反射面での光ビームの主走査方向の径をDとすると、Fn=f/Dで表される。従って、解像度を高めるために、走査対象物(像面)すなわち記録媒体または潜像保持体(感光体)上での光ビームの断面ビーム径を小さくしようとすると、ポリゴンミラーの各反射面上での主走査方向の断面ビーム径を、大きくする必要がある。したって、今日、多くの画像形成装置で利用されているアンダーイルミネーションタイプ(オーバーイルミネーションタイプと比較する際の総称)の光走査装置においては、ポリゴンミラーの各反射面の画幅を増大し、さらに反射面の面数を増大すると、ポリゴンミラーの大きさが大型になる。
【0007】
しかしながら、大型のポリゴンミラーを高速で回転させるためには、トルクの大きな大型のモータが要求される。この場合、当然、モータコストが上昇する。同時に、騒音や振動も増大され、さらに多くの熱が発生するため、これらの対策が必要になる。この対策として、オーバーイルミネーションタイプの光走査装置がある。オーバーイルミネーションを用いた光走査装置の原理は、例えばLaser Scanning Notebook(Leo Beiser著,SPIE OPTICAL ENGINEERING PRESS)等に開示されている。
【0008】
オーバーイルミネーションタイプの光走査装置では、ポリゴンミラーの各反射面に照射される光ビームの主走査方向の幅が、ポリゴンミラーの個々の反射面の主走査方向の幅よりも大きく設定されることから、各反射面の全面で光ビームを反射させることができる。従って、ポリゴンミラーの大きさ、特に直径を、必要以上に増大することなく、画像形成速度および解像度を高めるために、ポリゴンミラーの反射面の数を増やすことができる。
【0009】
また、高デューティーサイクル(duty cyc1e)が可能となる。
【0010】
【特許文献1】
特開2002−328323号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来のアンダーイルミネーションタイプの場合、ポリゴンミラーにより偏向された光束の主走査方向に対応する幅は走査位置(角度)に関係なく一定であった。
【0012】
しかし、オーバーイルミネーションタイプの場合、走査角度によって光束の幅は変動する。図2は、ポリゴンミラーへ入射するビームと偏向後光学系の光軸とが主走査平面上で角度をなす場合(0°でない場合)の、ポリゴンミラーで反射される光束の幅を示している。ここで、ポリゴンミラーへの入射側(a)と走査領域の中心位置(b)、入射側と反対側(c)での反射幅をそれぞれDa,Db,Dcとすると、Da>Db>Dcとなる。よって、走査位置(角度)によってFナンバーが変化し、像面での主走査ビーム径にばらつきが発生する。
【0013】
また、図2はオーバーイルミネーションタイプの光走査装置は走査位置により光量変化が大きいことを示す図である。図で(a)、(b)、(c)のビーム幅が異なることと、使用される光束の強度分布がガウシアン分布をもつレーザビームであることから、Sa>Sc、Sb>Scである。即ち、像面での光量をそれぞれ、Pa、Pb、Pcとすると、Pa>Pc、Pb>Pcとなる。よって、光量ばらつきは、従来光学系であるアンダーイルミネーション光学系よりも、オーバーイルミネーション光学系の方が大きい。
【0014】
このように、オーバーイルミネーション光学系では、主走査ビーム径及び光量がばらつくという問題点がある。
【0015】
この発明の目的は、オーバーイルミネーション光学系の主走査ビーム径及び光量のばらつきを解消して正確な光走査を可能にした光走査装置及び画像形成装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る光走査装置は、光源からの光ビームを走査対象物に対して走査する光走査手段を備えた光走査装置において、前記光走査手段の反射面数をN、反射面の内接円直径をDp、前記光走査手段に入射する光ビームの主走査方向ビーム径をDLとするとき、[4.15×tan(π/N)×Dp]≦DLを満たすことを特徴とする。
【0017】
前記構成により、光走査手段に入射する主走査ビーム径を、光走査手段の面幅より4.15倍以上大きくすることで、ガウシアン分布の裾野が拡がり、各偏向位置において強度変化が小さくなる。その結果、主走査ビーム径及び光量のばらつきが小さくなり、高画質化が可能となる。
【0018】
前記光源はレーザダイオードであること、偏向前光学系は主走査方向と副走査方向とでパワーの異なるレンズを含むことが望ましい。
【0019】
前記構成により、主走査ビーム径及び光量のばらつきを解消して正確な光走査が可能になる。
【0020】
第2の発明に係る画像形成装置は、上記第1の発明に係る光走査装置と、この光走査装置から出射される光ビームに基づいて潜像画像が作成される感光体と、この感光体の外周面に形成された潜像画像にトナーを供給する現像装置と、前記感光体の外周面に現像されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置とを備えたことを特徴とする。
【0021】
前記構成により、主走査ビーム径及び光量のばらつきを解消して高画質化が可能な画像形成装置を実現できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明に係る光走査装置及び画像形成装置の実施の形態について詳細に説明する。
【0023】
図3は、この発明の実施の形態である光走査装置を有する画像形成装置としてのデジタル複写機を示すものである。
【0024】
このデジタル複写機1は、スキャナ部10と、プリンタ部20とを有して構成されている。
【0025】
スキャナ部10は、図中の矢印の方向に移動可能に形成された第1キャリッジ11、第1キャリッジ11に従動して移動される第2キャリッジ12、第2キャリッジ12からの光に所定の結像特性を与える光学レンズ13、光学レンズ13により所定の結像特性が与えられた光を光電変換して電気信号を出力する光電変換素子(CCDセンサ)14、原稿Dを保持する原稿台15、原稿台15に原稿Dを押しつける原稿固定カバー16等を有している。
【0026】
第1キャリッジ11には、原稿Dを照明する光源17、ミラー18aが設けられている。第2キャリッジ12には、ミラー18b、ミラー18cが設けられている。これにより、原稿台15に載置された原稿Dは、光源17によって照明され、画像の有無に対応する光の明暗が分布する反射光を反射する。この原稿Dの反射光は、原稿Dの画像情報として、ミラー18a,18bおよび18cを経由して、光学レンズ13に入射される。光学レンズ13に案内された原稿Dからの反射光は、光学レンズ13により、光電変換素子14の受光面に集光される。
【0027】
図示しない操作パネルまたは外部装置から画像形成の開始が入力されると、図示しないキャリッジ駆動用モータの駆動により第1キャリッジ11と第2キャリッジ12が原稿台15に対して所定の位置関係となるよう定められているホーム位置に一旦移動される。その後、原稿台15に沿って所定の速度で移動されることで、原稿Dの画像情報すなわち原稿Dから反射された画像光が、順次取り出され、原稿Dの全ての画像情報が光電変換素子14に案内される。なお、光電変換素子14から出力される電気信号はアナログ信号であり、図示しないA/Dコンバータによりデジタルル信号に変換されて、画像信号として図示しない画像メモリに、一時的に記憶される。
【0028】
以上のようにして、原稿台15上に載置された原稿Dの画像は、光電変換素子14により、ミラー18aが延出されている第1の方向に沿った1ラインごとに図示しない画像処理部において画像の濃淡を示す例えば8ビットのデジタル画像信号に変換される。
【0029】
プリンタ部20は、原稿の情報に対応して光を走査させる光走査装置21と、記録用紙P上に画像を形成する画像形成部22とを有して構成されている。
【0030】
画像形成部22は、静電潜像が形成される感光体ドラム23、感光体ドラム23の表面に所定極性の表面電位を与える帯電装置24、感光体ドラム23に光走査装置21により形成された静電潜像にトナーを供給して現像する現像装置25、現像装置25により感光体ドラム23の外周に形成されたトナー像に所定の電界を与えて記録用紙Pに転写する転写装置26、転写装置でトナー像が転写された記録用紙Pおよび記録用紙Pと感光体ドラム23との間のトナーを、感光体ドラム23との静電吸着から解放して(感光体ドラム23から)分離する分離装置27、転写後に感光体ドラム23の外周面に残ったトナーを除去すると共に感光体ドラム23の電位分布を帯電装置24により表面電位が供給される以前の状態に戻すクリーニング装置28等を有している。
【0031】
なお、帯電装置24、現像装置25、転写装置26、分離装置27およびクリーニング装置28は、感光体ドラム23が回転される矢印方向に沿って、順に配列されている。また、光走査装置21からのレーザビームは、帯電装置24と現像装置25と間の感光体ドラム23上の所定位置Xに照射される。
【0032】
スキャナ部10で原稿Dから読み取られた画像信号は、図示しない画像処理部において、輪郭補正や階調処理等の処理により印字信号に変換され、さらにレーザ変調信号に変換される。
【0033】
後述する光走査装置21の半導体レーザ素子41は、前記レーザ変調信号に従って強度変調され、所定の画像データに対応して走査されて、前記感光体ドラム23の所定位置に静電潜像を記録するように発光する。この半導体レーザ素子41からの光は、光走査装置21の偏向装置であるポリゴンミラー50によりスキャナ部10の読み取りラインと同一の方向である第1の方向に偏向されて、感光体ドラム23の外周上の所定位置Xに照射される。
【0034】
感光体ドラム23が所定速度で矢印方向に回転されることで、スキャナ部10の第1キャリッジ11および第2キャリッジ12が原稿台15に沿って移動されると同様に、ポリゴンミラー50により順次偏向される半導体レーザ素子41からのレーザビームが1ライン毎に、感光体ドラム23上の外周に所定間隔で露光される。このようにして、感光体ドラム23の外周上に、画像信号に応じた静電潜像が形成される。
【0035】
感光体ドラム23の外周に形成された静電潜像は、現像装置25からのトナーにより現像され、感光体ドラム23の回転により転写装置26と対向する位置に搬送され、用紙カセット29から、給紙ローラ30および分離ローラ31により1枚取り出され、アライニンクローラ32でタイミングが整合されて供給される記録用紙P上に、転写装置26からの電界によって転写される。トナー像が転写された記録用紙Pは、分離装置27によりトナーとともに分離され、搬送装置33により定着装置34に案内される。定着装置34に案内された記録用紙Pは、定着装置34からの熱と圧力によりトナー(トナー像)が定着されたのち、排紙ローラ35によりトレイ36に排出される。
【0036】
一方、転写装置26によりトナー像(トナー)を記録用紙Pに転写させた後の感光体ドラム23は、引き続く回転の結果、クリーニング装置28と対向され、外周に残っている転写残りトナー(残留トナー)が除去されて、さらに帯電装置24により表面電位が供給される以前の状態である初期状態に戻され、次の画像形成が可能となる。
【0037】
以上のプロセスが繰り返されることで、連続した画像形成動作が可能となる。このように、原稿台15にセットされた原稿Dは、スキャナ部10で画像情報が読み取られ、読み取られた画像情報がプリンタ部20でトナー像に変換されて記録用紙Pに出力されることで複写される。
【0038】
なお、上述した画像形成装置の説明は、デジタル複写機を例としたが、例えば画像読取部が存在しないプリンタ装置等の他の装置でのよいことは言うまでもない。
【0039】
次に、光走査装置21について図4及び図5に基づいて説明する。図4は、光走査装置21の全体構成を概略的に示す平面図、図5は光走査装置21の全体構成を概略的に示す側面図である。なお、図4は、光走査装置21の半導体レーザ素子41と感光体ドラム23との間に配列される光学要素を、副走査方向(ポリゴンミラー50から感光体ドラム23に向かう光ビームがポリゴンミラー50により走査される方向と平行な方向である主走査方向と直交する方向)から見るとともにミラーによる折り返しを展開して説明した概略図である。図5は、図4に示した方向である主走査方向と直交する副走査方向が平面となるように示した概略図である。
【0040】
光走査装置21は、図示すように、偏向前光学系40を有している。この偏向前光学系40は、例えば、780nmのレーザビーム(光ビーム)を出射する光源である半導体レーザ素子41、半導体レーザ素子41から出射されたレーザビームの断面ビーム形状を集束光、平行光又は発散光に変換するレンズ42、レンズ42を通過されたレーザビームの光量(光束幅)を所定の大きさに制限するアパーチャ43、アパーチャ43により光量が制限されたレーザビームの断面形状を所定の断面ビーム形状に整えるために副走査方向のみに正のパワーが与えられたシリンドリカルレンズ44、および上記各素子(有限焦点レンズもしくはコリメートレンズ42、アパーチャ43、およびシリンドリカルレンズ44)により断面形状が所定の断面ビーム形状に整えられた半導体レーザ素子41からのレーザビームを所定の方向に折り曲げるミラー45等を備えている。
【0041】
前記偏向前光学系40により所定の断面ビーム形状が与えられたレーザビームが進行する方向にはポリゴンミラー50が設けられている。このポリゴンミラー50は、所定の速度で回転するポリゴンミラーモータ50Aと一体に形成され、シリンドリカルレンズ44により断面ビーム形状が所定の形状に整えられたレーザビームを、後段に位置される感光体ドラム23に向けて走査する。
【0042】
ポリゴンミラー50と感光体ドラム23との間には結像光学系60が設けられている。この結像光学系60は、ポリゴンミラー50の各反射面で連続して反射されたレーザビームを、感光体ドラム23の軸線方向に沿って、概ね直線状に結像させる。
【0043】
結像光学系60は、ポリゴンミラー50の個々の反射面で連続して反射されるレーザビームを、感光体ドラム23に照射される際の感光体ドラム23上での位置とポリゴンミラー50の各反射面の回転角とを比例させながら図3に示した露光位置Xにおいて感光体ドラム23の長手(軸線)方向の一端から他端に照射し、感光体ドラム23上の長手方向のどの位置においても、所定の断面ビーム径となるように、ポリゴンミラー50が回転される角度に基づいて、所定の関係が与えられた集束性を提供可能な結像レンズ(通常、fθレンズと呼ばれる)61と、画像形成部22内を浮遊するトナー、塵あるいは紙粉等が光走査装置21の図示しないハウジング内に回り込むことを防止する防塵ガラス62等からなる。
【0044】
なお、光走査装置21内の半導体レーザ素子41から感光体ドラム23までのレーザビームの光路は、図示しない複数のミラー等により、光走査装置21の図示しないハウジング内で折り曲げられている。また、結像レンズ61の主走査方向および副走査方向の曲率およびポリゴンミラー50と感光体ドラム23との間の光路が最適化されることで、結像レンズ61と図示しないミラーの少なくとも1つが一体に形成されてもよい。
【0045】
また、図4,5に示した光走査装置21においては、ポリゴンミラー50の各反射面に向けられる入射レーザビームの主光線が沿う軸OIと結像光学系60の光軸ORを、それぞれ主走査平面に投影したときの両者のなす角度αは、α=5°である。走査角度βは26°である。また、光走査装置21を副走査断面から見た状態で、入射レーザビームと結像光学系の光軸ORとのなす角度は2°である。
【0046】
図6は、図4,5に示した光走査装置21を含むデジタル複写装置の駆動回路の一例を示す概略ブロック図である。
【0047】
主制御装置としてのCPU101には、所定の動作規則やイニシャルデータが記憶されているROM(読み出し専用メモリ)102、入力された制御データを一時的に記憶するRAM103、光電変換素子14からの画像データまたは外部装置から供給される画像データを保持するとともに、以下に示す画像処理回路に対して画像データを出力する共有(画像)RAM104、バッテリバックアップにより、複写装置1への通電が遮断された場合であってもそれまでに記憶されたデータを保持するNVM(不揮発性メモリ)105、および画像RAM104に記憶されている画像データに所定の画像処理を付加して、以下に説明するレーザドライバに出力する画像処理装置106等が接続されている。
【0048】
CPU101にはまた、光走査装置21半導体レーザ素子41を発光させるレーザドライバ121、ポリゴンミラー50を回転するポリゴンモータ50Aを駆動するポリゴンモータドライバ122、および感光体ドラム23や、付随する用紙(被転写材)の搬送機構等を駆動するメインモータ23Aを駆動するためのメインモータドライバ123等が接続されている。
【0049】
図4,5に示した光走査装置21では、半導体レーザ素子41から放射された発散性のレーザビームは、レンズ42により、断面ビーム形状が集束光又は平行光又は発散光に変換される。断面ビーム形状が所定形状に変換されたレーザビームは、アパーチャ43を通過することで光束幅および光量が最適に設定されるとともに、シリンドリカルレンズ44により副走査方向にのみ所定の収束性が与えられる。これにより、レーザビームは、ポリゴンミラー50の各反射面上で主走査方向に延びた線状となる。ポリゴンミラー50の各反射面に案内され、ポリゴンミラー50が回転されることにより連続して反射されることで直線状に走査(偏向)されたレーザビームは、結像光学系60の結像レンズ61によって、感光体ドラム23(像面)上で、断面ビーム径が少なくとも主走査方向に関して、概ね均一になるように所定の結像特性が与えられ、感光体ドラム23の表面に、概ね直線状に結像される。また、結像レンズ61により、ポリゴンミラー50の個々の反射面の回転角度と感光体ドラム23上に結像された光ビームの結像位置すなわち走査位置が、比例関係を持つように補正される。
【0050】
従って、結像レンズ61により、感光体ドラム23上に、直線状に走査される光ビームの速度は、全走査域で一定となる。なお、結像レンズ61は、ポリゴンミラー50の各反射面が副走査方向に対して個々に非平行である、すなわち各反射面に倒れが生じている影響による副走査方向の走査位置のずれも補正できる曲率(副走査方向曲率)が与えられている。更に、副走査方向の像面湾曲も補正している。これら光学特性を補正するために、副走査方向の曲率は走査位置により変化させている。
【0051】
結像レンズ61のレンズ面の形状は、図7(表1)及び以下の式(2)
【数1】
により定義されている。ここで、yは主走査方向、zは副走査方向、xは光軸方向を表す。
【0052】
また、結像レンズ61の材質は、アクリル(PMMA)である。また、結像レンズ61の厚さは、光軸(レーザビームが進行する方向)上のデフォーカス方向で24mm、副走査方向の高さは25mmである。
【0053】
このような結像レンズ61を用いることで、ポリゴンミラー50の個々の反射面の回転角θと感光体ドラム23上に結像されるレーザビームの位置とが概ね比例されるので、レーザビームが感光体ドラム23上に結像される際の位置が補正可能となる。
【0054】
結像レンズ61はまた、ポリゴンミラー50の各反射面相互の副走査方向の傾きの偏差すなわち面倒れ量のばらつきによって生じる副走査方向の位置すれを補正可能である。詳細には、結像レンズ61のレーザビーム入射面(ポリゴンミラー50側)と出射面(感光体ドラム23側)とにおいて、概ね光学的に共役の関係とすることで、ポリゴンミラー50の任意の反射面とポリゴンミラー50の回転軸との間に定義される傾きが(個々の反射面毎に)異なる場合でも、感光体ドラム23上に案内されるレーザビームの副走査方向の走査位置のずれを補正することができる。
【0055】
なお、レーザビームの断面ビーム径は、半導体レーザ素子41が放射する光ビームの波長に依存することから、レーザビームの波長を650nmまたは630nm、もしくはより短い波長とすることで、レーザビームの断面ビーム径を、一層小径化できる。
【0056】
なお、図4,5に示した各光走査装置21において、結像レンズ61に複数本のレーザビームが入射されるマルチビーム系の場合には、(2)式における非球面項のZの次数に奇数項を含ませた以下の式
【数2】
により、結像レンズ61のレンズ面を定義することが望ましい。ここで、yは主走査方向、zは副走査方向、xは光軸方向を表す。
【0057】
偏向後の折り返しミラーは平面で構成されている。すなわち、面倒れ補正はfθレンズのみで行っている。また、fθレンズに光透過率を上げることが可能になる。
【0058】
fθレンズ面形状は、主走査軸に対して回転対称軸をもち走査位置により副走査方向の曲率が異なる、例えばトーリックレンズであっても良い。こうすることで、副走査方向の屈折力が走査位置により異なり、走査線曲がりを補正することが可能となる。更に、副走査方向の曲面が回転対称軸をもつ場合に、副走査方向の曲率の自由度が広がり、より高い精度で補正することが可能となる。
【0059】
前記ポリゴンミラー50は、例えば、正12面体であり、その内接円直径Dpが29mmに形成されている。ポリゴンミラー50の各反射面(12面)の主走査方向の幅Wpは、ポリゴンミラー50の反射面の数をNとすると、
Wp=tan(π/N)×Dp
から求めることができる。この例では、
Wp=tan(π/12)×29=7.77mm
である。
【0060】
これに対し、ポリゴンミラー50の各反射面に照射されるレーザビームの主走査方向のビーム幅DLは、概ね33mmであり、ポリゴンミラー50の個々の反射面の主走査方向の幅Wp=7.77mmに比較して、広く設定されている。ビーム幅は主走査方向に広いほど像面での走査端と走査中心との光量ばらつきは低減する。
【0061】
ここで、多値階調の場合、光量のばらつきにより、画像濃度への影響を受けやすく、濃淡ムラが発生してしまう。
【0062】
図8(表2)は、ポリゴンミラー50に入射する主走査ビーム径とポリゴンミラー反射面の主走査幅との比(Wp/DL)と、像面の画像領域での光量ばらつき量(光量の最大値と最小値の比(%))、画像の濃淡ムラの評価結果を示す。図9は光量ばらつき量を示すグラフである。
【0063】
Wp/DLが4.15以上になると、光量ばらつきは画像の濃淡ムラに影響せず、画質は良好になる。すなわち、走査手段であるポリゴンミラー50の反射面数をN、反射面の内接円半径をDp、ポリゴンミラー(走査手段)50に入射する主走査方向ビーム径をDLとするとき、
[4.15×tan(π/N)×Dp]≦DL
を満たすように、ポリゴンミラー50に入射する偏向前光学系40からのレーザビームの主走査方向ビーム径DLと、ポリゴンミラー50の各反射面の主走査方向の幅Wpを設定する。
【0064】
これにより、偏向前光学系40からのレーザビームの主走査方向ビーム径DLのレーザビームのうち、ポリゴンミラー50の幅Wpの反射面で反射させて感光体ドラム23に照射される光束は、中央部分のみとなる。この中央部分(レーザビームの主走査方向ビーム径DLの中央部分)では、入射側、中央位置及び反対側でほとんど違いがなく、それら位置での反射幅Da,Db,Dcがほぼ等しくなる。即ち、ガウシアン分布の裾野が拡がり、各偏向位置において強度変化が小さくなる。その結果、像面での主走査ビーム径及び光量のばらつきが小さくなり、画像の濃淡ムラに影響せず、画質は良好になる。即ち、高画質化が可能となる。
【0065】
[変形例]
上記実施形態では、白黒のデジタル複写機1について説明したが、カラーのデジタル複写機にも使用することができる。この場合も、上記実施形態同様の作用、効果を奏することができる。
【0066】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の光走査装置及び画像形成装置では次のような効果を奏することができる。
【0067】
光走査手段の反射面数N、反射面の内接円直径Dp、光走査手段に入射する主走査方向ビーム径DLに対して、[4.15×tan(π/N)×Dp]≦DLを満たすようにしたので、ガウシアン分布の裾野が拡がり、各偏向位置において強度変化が小さくなる。その結果、主走査ビーム径及び光量のばらつきを低減することができ、高画質化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る画像形成装置の光走査装置を示す概略構成図である。
【図2】従来の画像形成装置の光走査装置を示す概略構成図である。
【図3】本実施形態に係るデジタル複写機を示す概略構成図である。
【図4】本実施形態に係るデジタル複写機の光走査装置の概略構成を示す平面図である。
【図5】本実施形態に係るデジタル複写機の光走査装置の概略構成を示す側面図である。
【図6】デジタル複写機の駆動回路の一例を示す概略ブロック図である。
【図7】結像レンズのレンズ面の形状を定義する図表である。
【図8】ポリゴンミラーに入射する主走査ビーム径とポリゴンミラー反射面の主走査幅との比と、像面の画像領域での光量ばらつき量、画像の濃淡ムラの評価結果を示す図表である。
【図9】ポリゴンミラー50に入射する主走査ビーム径とポリゴンミラー反射面の主走査幅との比と、光量ばらつき量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1:デジタル複写機、10:スキャナ部、11:第1キャリッジ、12:第2キャリッジ、13:光学レンズ、14:光電変換素子、15:原稿台、16:原稿固定カバー、17:光源、18a,18b,18c:ミラー、20:プリンタ部、21:光走査装置、22:画像形成部、23:感光体ドラム、24:帯電装置、25:現像装置、26:転写装置、27:分離装置、28:クリーニング装置、29:用紙カセット、30:給紙ローラ、31:分離ローラ、32:アライニンクローラ、33:搬送装置、34:定着装置、35排紙ローラ、36:トレイ、40:偏向前光学系、41:半導体レーザ素子、42:レンズ、43:アパーチャ、44:シリンドリカルレンズ、45:ミラー、50:ポリゴンミラー、50A:ポリゴンミラーモータ、60:結像光学系、61:結像レンズ、62:防塵ガラス。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical scanning device used in a laser printer, a digital copying machine, and the like, and an image forming apparatus using the same, and more particularly to a main scanning direction of a light beam incident on a polygon mirror (a direction along the rotation direction of the polygon mirror). The present invention relates to an over-illumination type optical scanning device and an image forming apparatus in which the width of the reflective surface of the polygon mirror is wider than the width of the surface in the main scanning direction.
[0002]
[Prior art]
In laser printers and digital copying machines, which are electrostatic copying image forming apparatuses that form an electrostatic latent image using a light beam and develop the electrostatic latent image to obtain a visible (developer) image. The image to be output (original image) is decomposed into a first direction and a second direction orthogonal to the first direction, and the decomposed first direction or the second direction An optical scanning device is used that repeatedly outputs, that is, scans, a light beam whose light intensity has been changed based on image data substantially linearly at predetermined time intervals.
[0003]
In such an optical scanning device, the direction in which the light beam is scanned, that is, the first direction is usually referred to as the main scanning direction. Also, the second direction orthogonal to the first direction is usually called the sub-scanning direction.
[0004]
The optical scanning device includes a semiconductor laser element that is a light source that emits a light beam (laser beam), and a first lens that adjusts a cross-sectional beam diameter and a cross-sectional shape of the light beam emitted from the semiconductor laser element to a predetermined size and shape. The light beams adjusted to a predetermined size and shape by the first lens group and the first lens group are continuously reflected and deflected (scanned) in a direction orthogonal to the direction in which the recording medium or the latent image holder is moved. A deflecting device and a second lens group that forms an image of the light beam deflected by the deflecting device at a predetermined position of the recording medium or the latent image holding member are included.
[0005]
The image forming apparatus has a recording medium or latent image holding body for holding an image (latent image), a recording medium or a latent image holding body for one line every time one line of image data is irradiated by the optical scanning device. By moving the image, an image in which an image for one line is arranged in order in a direction orthogonal to the image for one line is formed. Image forming devices can be classified into wet (liquid type), dry type, direct type and transfer type (indirect type) depending on the method of visualizing the latent image and whether the latent image is directly formed on the recording medium. It is.
[0006]
On the other hand, the cross-sectional beam diameter of the light beam guided to the recording medium or the latent image holding body (image surface) (the beam diameter in the main scanning direction when the main scanning direction and the sub scanning direction are different) is the second lens. It is proportional to the F number Fn of the group (imaging optical system). The F number Fn is represented by Fn = f / D, where f is the focal length of the imaging optical system and D is the diameter of the light beam in the main scanning direction on an arbitrary reflecting surface of the polygon mirror. Therefore, in order to increase the resolution, if an attempt is made to reduce the cross-sectional beam diameter of the light beam on the scanning object (image surface), that is, the recording medium or the latent image holding member (photoreceptor), on each reflection surface of the polygon mirror. It is necessary to increase the cross-sectional beam diameter in the main scanning direction. Therefore, in the under-illumination type optical scanning device used today in many image forming apparatuses (a general term for comparing with the over-illumination type), the image width of each reflecting surface of the polygon mirror is increased and further reflected. Increasing the number of surfaces increases the size of the polygon mirror.
[0007]
However, in order to rotate a large polygon mirror at high speed, a large motor with a large torque is required. In this case, the motor cost naturally increases. At the same time, noise and vibration are increased and more heat is generated, so these measures are necessary. As a countermeasure, there is an over illumination type optical scanning device. The principle of an optical scanning device using over illumination is disclosed in, for example, Laser Scanning Notebook (written by Leo Beiser, SPIE OPTICAL ENGINEERING PRESS).
[0008]
In the over illumination type optical scanning device, the width in the main scanning direction of the light beam applied to each reflecting surface of the polygon mirror is set larger than the width in the main scanning direction of each reflecting surface of the polygon mirror. The light beam can be reflected on the entire surface of each reflecting surface. Accordingly, the number of reflecting surfaces of the polygon mirror can be increased in order to increase the image forming speed and resolution without increasing the size, particularly the diameter, of the polygon mirror more than necessary.
[0009]
Further, a high duty cycle (duty cyc1e) is possible.
[0010]
[Patent Document 1]
JP 2002-328323 A
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
In the case of the conventional under illumination type, the width corresponding to the main scanning direction of the light beam deflected by the polygon mirror is constant regardless of the scanning position (angle).
[0012]
However, in the case of the over illumination type, the width of the light beam varies depending on the scanning angle. FIG. 2 shows the width of the light beam reflected by the polygon mirror when the beam incident on the polygon mirror and the optical axis of the post-deflection optical system form an angle on the main scanning plane (when it is not 0 °). . Here, if the reflection widths on the incident side (a) to the polygon mirror, the center position (b) of the scanning region, and the opposite side (c) are Da, Db and Dc, respectively, Da>Db> Dc. Become. Therefore, the F number changes depending on the scanning position (angle), and the main scanning beam diameter on the image plane varies.
[0013]
FIG. 2 is a diagram showing that the light quantity change is large depending on the scanning position in the over-illumination type optical scanning device. In the figure, Sa> Sc and Sb> Sc because the beam widths of (a), (b), and (c) are different and the intensity distribution of the luminous flux used is a laser beam having a Gaussian distribution. That is, if the light amounts on the image plane are Pa, Pb and Pc, respectively, then Pa> Pc and Pb> Pc. Therefore, the variation in the amount of light is larger in the over illumination optical system than in the under illumination optical system which is a conventional optical system.
[0014]
As described above, the over-illumination optical system has a problem that the main scanning beam diameter and the amount of light vary.
[0015]
An object of the present invention is to provide an optical scanning apparatus and an image forming apparatus that can perform accurate optical scanning by eliminating variations in the main scanning beam diameter and light amount of an over illumination optical system.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
An optical scanning device according to a first aspect of the present invention is an optical scanning device including an optical scanning unit that scans a scanning target with a light beam from a light source. When the inscribed circle diameter is Dp and the beam diameter in the main scanning direction of the light beam incident on the optical scanning means is DL, [4.15 × tan (π / N) × Dp] ≦ DL is satisfied. To do.
[0017]
With the above configuration, by increasing the main scanning beam diameter incident on the optical scanning unit by 4.15 times or more than the surface width of the optical scanning unit, the base of the Gaussian distribution is expanded, and the intensity change is reduced at each deflection position. As a result, variations in main scanning beam diameter and light quantity are reduced, and high image quality is possible.
[0018]
The light source is preferably a laser diode, and the pre-deflection optical system preferably includes lenses having different powers in the main scanning direction and the sub-scanning direction.
[0019]
With the above-described configuration, variations in main scanning beam diameter and light amount are eliminated, and accurate optical scanning becomes possible.
[0020]
An image forming apparatus according to a second invention includes the optical scanning device according to the first invention, a photoconductor for generating a latent image based on a light beam emitted from the optical scanning device, and the photoconductor And a transfer device for transferring the toner image developed on the outer peripheral surface of the photosensitive member to a recording medium.
[0021]
With the above-described configuration, it is possible to realize an image forming apparatus capable of improving image quality by eliminating variations in main scanning beam diameter and light amount.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of an optical scanning device and an image forming apparatus according to the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
[0023]
FIG. 3 shows a digital copying machine as an image forming apparatus having an optical scanning device according to an embodiment of the present invention.
[0024]
The
[0025]
The
[0026]
The
[0027]
When the start of image formation is input from an operation panel (not shown) or an external device, the
[0028]
As described above, the image of the document D placed on the document table 15 is subjected to image processing (not shown) for each line along the first direction in which the
[0029]
The
[0030]
The
[0031]
Note that the charging
[0032]
An image signal read from the document D by the
[0033]
A
[0034]
When the
[0035]
The electrostatic latent image formed on the outer periphery of the
[0036]
On the other hand, the
[0037]
By repeating the above process, a continuous image forming operation can be performed. As described above, the document D set on the document table 15 is read by the
[0038]
Although the above description of the image forming apparatus has been made with a digital copying machine as an example, it is needless to say that the image forming apparatus may be another apparatus such as a printer without an image reading unit.
[0039]
Next, the
[0040]
As shown in the figure, the
[0041]
A
[0042]
An imaging
[0043]
The image forming
[0044]
The optical path of the laser beam from the
[0045]
In the
[0046]
FIG. 6 is a schematic block diagram showing an example of a drive circuit of a digital copying apparatus including the
[0047]
The CPU 101 as the main control device includes a ROM (read only memory) 102 in which predetermined operation rules and initial data are stored, a
[0048]
The CPU 101 also includes a
[0049]
In the
[0050]
Accordingly, the speed of the light beam scanned linearly on the
[0051]
The shape of the lens surface of the
[Expression 1]
Defined by Here, y represents the main scanning direction, z represents the sub-scanning direction, and x represents the optical axis direction.
[0052]
The material of the
[0053]
By using such an
[0054]
The
[0055]
Since the cross-sectional beam diameter of the laser beam depends on the wavelength of the light beam emitted from the
[0056]
4 and 5, in the case of a multi-beam system in which a plurality of laser beams are incident on the
[Expression 2]
Thus, it is desirable to define the lens surface of the
[0057]
The deflecting mirror after deflection is formed of a plane. That is, the surface tilt correction is performed only with the fθ lens. In addition, it is possible to increase the light transmittance of the fθ lens.
[0058]
The fθ lens surface shape may be, for example, a toric lens having a rotationally symmetric axis with respect to the main scanning axis and having a different curvature in the sub-scanning direction depending on the scanning position. By doing so, the refractive power in the sub-scanning direction varies depending on the scanning position, and the scanning line bending can be corrected. Further, when the curved surface in the sub-scanning direction has a rotationally symmetric axis, the degree of freedom of curvature in the sub-scanning direction is widened and correction can be performed with higher accuracy.
[0059]
The
Wp = tan (π / N) × Dp
Can be obtained from In this example,
Wp = tan (π / 12) × 29 = 7.77 mm
It is.
[0060]
On the other hand, the beam width DL in the main scanning direction of the laser beam applied to each reflecting surface of the
[0061]
Here, in the case of multi-valued gradation, it is easy to be influenced by the image density due to the variation in the amount of light, and uneven density occurs.
[0062]
FIG. 8 (Table 2) shows the ratio (Wp / DL) between the main scanning beam diameter incident on the
[0063]
When Wp / DL is equal to or greater than 4.15, the variation in the light amount does not affect the density unevenness of the image, and the image quality is improved. That is, when the number of reflection surfaces of the
[4.15 × tan (π / N) × Dp] ≦ DL
The main scanning direction beam diameter DL of the laser beam from the pre-deflection
[0064]
As a result, of the laser beam from the pre-deflection
[0065]
[Modification]
In the above embodiment, the monochrome digital copying
[0066]
【The invention's effect】
As described above in detail, the optical scanning device and the image forming apparatus of the present invention can provide the following effects.
[0067]
[4.15 × tan (π / N) × Dp] ≦ DL with respect to the number N of reflection surfaces of the optical scanning unit, the inscribed circle diameter Dp of the reflection surface, and the main scanning direction beam diameter DL incident on the optical scanning unit. Thus, the base of the Gaussian distribution is expanded, and the intensity change is reduced at each deflection position. As a result, variations in main scanning beam diameter and light amount can be reduced, and high image quality can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic configuration diagram illustrating an optical scanning device of an image forming apparatus according to an embodiment.
FIG. 2 is a schematic configuration diagram illustrating an optical scanning device of a conventional image forming apparatus.
FIG. 3 is a schematic configuration diagram showing a digital copying machine according to the present embodiment.
FIG. 4 is a plan view showing a schematic configuration of an optical scanning device of a digital copying machine according to the present embodiment.
FIG. 5 is a side view showing a schematic configuration of the optical scanning device of the digital copying machine according to the present embodiment.
FIG. 6 is a schematic block diagram illustrating an example of a driving circuit of a digital copying machine.
FIG. 7 is a chart defining the shape of the lens surface of the imaging lens.
FIG. 8 is a chart showing a ratio between a main scanning beam diameter incident on a polygon mirror and a main scanning width of a polygon mirror reflecting surface, a light amount variation amount in an image area of an image surface, and evaluation results of unevenness in image density. .
FIG. 9 is a graph showing the relationship between the ratio of the main scanning beam diameter incident on the
[Explanation of symbols]
1: digital copier, 10: scanner unit, 11: first carriage, 12: second carriage, 13: optical lens, 14: photoelectric conversion element, 15: document table, 16: document fixing cover, 17: light source, 18a , 18b, 18c: mirror, 20: printer unit, 21: optical scanning device, 22: image forming unit, 23: photosensitive drum, 24: charging device, 25: developing device, 26: transfer device, 27: separation device, 28: cleaning device, 29: paper cassette, 30: paper feed roller, 31: separation roller, 32: aligning roller, 33: transport device, 34: fixing device, 35 paper discharge roller, 36: tray, 40: before deflection Optical system, 41: semiconductor laser element, 42: lens, 43: aperture, 44: cylindrical lens, 45: mirror, 50: polygon mirror, 50A: polygon mirror Motor, 60: an imaging optical system, 61: imaging lens, 62: dust-proof glass.
Claims (4)
前記光走査手段の反射面数をN、反射面の内接円直径をDp、前記光走査手段に入射する光ビームの主走査方向ビーム径をDLとするとき、
[4.15×tan(π/N)×Dp]≦DL
を満たすことを特徴とする光走査装置。In an optical scanning device provided with an optical scanning means for scanning a scanning object with a light beam from a light source
When the number of reflection surfaces of the light scanning means is N, the inscribed circle diameter of the reflection surface is Dp, and the beam diameter in the main scanning direction of the light beam incident on the light scanning means is DL,
[4.15 × tan (π / N) × Dp] ≦ DL
An optical scanning device characterized by satisfying the above.
前記光源が、レーザダイオードであることを特徴とする光走査装置。The optical scanning device according to claim 1,
An optical scanning device, wherein the light source is a laser diode.
前記光走査手段の前記光源側に偏向前光学系を備え、
当該偏向前光学系が主走査方向と副走査方向とでパワーの異なるレンズを含むことを特徴とする光走査装置。The optical scanning device according to claim 1 or 2,
A pre-deflection optical system on the light source side of the light scanning means;
An optical scanning device, wherein the pre-deflection optical system includes lenses having different powers in a main scanning direction and a sub-scanning direction.
この光走査装置から出射される光ビームに基づいて潜像画像が作成される感光体と、
この感光体の外周面に形成された潜像画像にトナーを供給する現像装置と、
前記感光体の外周面に現像されたトナー像を記録媒体に転写する転写装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。An optical scanning device according to any one of claims 1 to 3,
A photoreceptor on which a latent image is created based on a light beam emitted from the optical scanning device;
A developing device for supplying toner to the latent image formed on the outer peripheral surface of the photoreceptor;
An image forming apparatus comprising: a transfer device that transfers a toner image developed on the outer peripheral surface of the photosensitive member to a recording medium.
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