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JP2005044121A - 個人認証装置および個人認証方法 - Google Patents

個人認証装置および個人認証方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 漏洩した生体情報を用いても高いセキュリティを実現できる個人認証装置および個人認証方法を提供することを目的とする。
【解決手段】 認識対象となる人物の生体情報を用いて個人の認識を行う個人認証装置10であって、個人識別情報とその個人識別情報により識別される人物の生体情報に関する画像上の位置情報とが関連付けられて登録されている情報格納手段17と、可搬型の記録媒体20から読み出された認識対象となる人物の生体情報に関する画像を認識対象となる人物に提示し、その人物により指定された画像上の位置情報と人物の個人識別情報に応じて情報格納手段17から読み出した画像上の位置情報とを比較して認証を行う認証手段15とを有することにより上記課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、個人認証装置および個人認証方法に係り、特に生体情報を用いて個人の認識を行う個人認証装置および個人認証方法に関する。
近年、顔の輪郭,指紋,虹彩などの生体情報を用いて個人の認識を行うバイオメトリック認証(Biometric Identification)の技術が個人認証に利用されるようになった。このような個人認証は、例えばセキュリティ管理された部屋へ入室する時に行う個人の認識に利用されている。
生体情報を用いる個人認証では、人体の特徴に基づく生体情報を用いるため、成り済ましが比較的困難であり、高いセキュリティを実現できる。しかしながら、利用者は生体情報を認証先に登録する必要があるが、生涯変更できない生体情報を認証先に登録することへの抵抗感が強いという問題があった。
このような問題に対し、特許文献1には、指紋情報取り込み部を備えたメモリカードのメモリ部に予め指紋情報を格納しておき、認証時に指紋情報取り込み部から取り込んだ指紋情報とメモリ部に格納してある指紋情報とを比較することで、指紋情報を認証先に登録することなく認証を行う技術が記載されている。
特開2002−163628号公報
しかしながら、特許文献1は生涯変更できない指紋情報を用いるため、指紋情報が漏洩してしまうと、その指紋情報から利用者の指紋を模倣される恐れがあるため、再び個人認証に用いることができないという問題があった。同様に、指紋情報以外の生体情報が漏洩してしまったときも、その生体情報から人体の特徴を模倣される可能性があるため、再び個人認証に用いることができないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、漏洩した生体情報を用いても高いセキュリティを実現できる個人認証装置および個人認証方法を提供することを目的とする。
そこで、上記課題を解決するため、本発明は、認識対象となる人物の生体情報を用いて個人の認識を行う個人認証装置であって、個人識別情報と前記個人識別情報により識別される人物の生体情報に関する画像上の位置情報とが関連付けられて登録されている情報格納手段と、可搬型の記録媒体から読み出された認識対象となる人物の生体情報に関する画像を前記認識対象となる人物に提示し、その人物により指定された前記画像上の位置情報と前記人物の個人識別情報に応じて前記情報格納手段から読み出した前記画像上の位置情報とを比較して認証を行う認証手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、認識対象となる人物の生体情報を用いて個人の認識を行う個人認証装置による個人認証方法であって、可搬型の記録媒体から読み出された認識対象となる人物の生体情報に関する画像を前記認識対象となる人物に提示する提示段階と、前記認識対象となる人物により指定された前記画像上の位置情報を受け付ける位置情報受付段階と、前記認識対象となる人物により指定された前記画像上の位置情報と、個人識別情報および前記個人識別情報により識別される人物の生体情報に関する画像上の位置情報を関連付けて格納している情報格納手段から前記人物の個人識別情報に応じて読み出した前記画像上の位置情報とを認証手段が比較して認証を行う比較段階とを有することを特徴とする。
本発明では、認識対象となる人物の生体情報に関する画像と、その画像上の位置情報とを組み合わせて認証を行うことで、画像上の位置情報を変更すれば、漏洩した生体情報を再び個人認証に用いることができる。また、本発明では、画像上の位置情報を認証先に登録しておく一方、認識対象となる人物の生体情報に関する画像を可搬型の記録媒体から読み出すため、生涯変更できない生体情報を認証先に登録する必要がない。
上述の如く、本発明によれば、漏洩した生体情報を用いても高いセキュリティを実現可能な個人認証装置および個人認証方法を提供できる。
次に、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。なお、以下の実施例では生体情報に関する画像の一例として顔写真を利用する例を説明するが、如何なる生体情報に関する画像であってもよい。なお、生体情報とは、顔の輪郭,指紋,掌紋,虹彩,網膜または血管パターンなどの人体の特徴をいう。
図1は、本発明による個人認証システムの一実施例の構成図である。図1の個人認証システム1は、個人認証装置10,可搬型の記録媒体の一例としてのICカード20を有する構成である。個人認証装置10は、カメラ11,カードリーダ12,パスワード設定部13,タッチパネル14,認証手段としての認証部15,利用者情報ファイル16,情報格納手段としてのパスワードファイル17を有する。
カメラ11は、顔写真の撮影を行うものである。カードリーダ12は、ICカード20からの情報の読み出し、又はICカード20への情報の書き込みを行うものである。パスワード設定部13は、パスワードの設定に関する処理を行うものである。タッチパネル14は、画像の表示およびタッチされた位置を検出するものである。認証部15は、認証に関する処理を行うものである。なお、パスワード設定部13および認証部15の処理の詳細は後述する。
利用者情報ファイル16は、例えば図2のように構成される。図2は、利用者情報ファイルの一例の構成図である。図2の利用者情報ファイル16は、個人識別情報としての利用者識別情報,利用者名をデータ項目として有する。利用者情報ファイル16は、利用者識別情報と利用者名とを関連付けている。
パスワードファイル17は、例えば図3のように構成される。図3は、パスワードファイルの一例の構成図である。図3のパスワードファイル17は、利用者識別情報,利用者が顔写真をタッチした順番を表す設定順,利用者が顔写真をタッチした位置を表す位置座標をデータ項目として有する。なお、設定順および位置座標はパスワードを構成する。パスワードファイル17は、利用者識別情報とパスワードとを関連付けている。
ICカード20は、顔写真情報ファイル21,利用者識別情報を有する。ICカード20は、後述するパスワード設定処理や認証処理を行うときにカードリーダ12にセットされる。例えば利用者は、ICカード20を携帯し、カードリーダ12にICカード20をセットして認証を行う。
顔写真情報ファイル21は、例えば図4のような画像を表す。図4は、顔写真情報ファイルが表す画像の一例のイメージ図である。また、利用者識別情報は、例えば図5のように構成される。図5は、利用者識別情報の一例の構成図である。ICカード20は、そのICカード20を携帯すべき利用者の顔写真情報ファイルおよび利用者識別情報を有している。
次に、パスワード設定部13が行うパスワード設定処理について図6のフローチャートを参照しつつ説明する。図6は、パスワード設定処理の一例のフローチャートである。パスワード設定を所望する利用者は、ICカード20をカードリーダ12にセットし、タッチパネル14を操作してパスワード設定処理の開始を指示する。パスワード設定処理の開始が指示されると、パスワード設定部13はパスワード設定処理を開始する。
なお、顔写真情報ファイル21および利用者識別情報が保存されていないICカード20がカードリーダ12にセットされた場合、パスワード設定部13は自動的にパスワード設定処理を開始してもよい。
ステップS10に進み、パスワード設定部13はタッチパネル14に利用者情報を入力するための画面を表示し、利用者からの利用者情報の入力を受け付ける。例えば利用者情報ファイル16が図2のように構成される場合、パスワード設定部13は利用者から利用者名の入力を受け付ける。
ステップS11に進み、パスワード設定部13はカメラ11を操作して利用者の顔写真の撮影を行う。ステップS12に進み、パスワード設定部13はステップS11で撮影した利用者の顔写真を用いて、図7のようなパスワード設定画面30をタッチパネル14に表示する。図7は、パスワード設定画面の一例のイメージ図である。図7のパスワード設定画面30は、グリッド線により格子状に分割された顔写真から所定位置を選択するための位置選択領域31と、利用者により選択された位置およびその位置が選択された順番を表示するための選択位置表示領域32とを有する。利用者は、タッチパネル14に表示されたパスワード設定画面30の位置選択領域31の所定位置にタッチすることで、1つ以上の位置を順番に選択できる。
ステップS13に進み、パスワード設定部13はステップS11で撮影した顔写真の画像を表す顔写真情報をカードリーダ12を介してICカード20の顔写真情報ファイル21として保存する。ステップS14に進み、パスワード設定部13は利用者を識別するための利用者識別情報をカードリーダ12を介してICカード20に保存する。ステップS13及びS14の処理により、図4のような利用者を表した顔写真情報ファイルおよび図5のような利用者識別情報を有したICカード20が作成される。
ステップS15に進み、パスワード設定部13はステップS10で受け付けた利用者情報を利用者識別情報と関連付けて利用者情報ファイル16に保存する。例えば利用者情報ファイル16が図2のように構成される場合、パスワード設定部13は利用者から受け付けた利用者名を利用者識別情報と関連付けて利用者情報ファイル16に保存する。
ステップS16に進み、パスワード設定部13はステップS12で選択された位置およびその位置が選択された順番を利用者識別情報と関連付けてパスワードファイル17に保存する。例えばパスワードファイル17が図3のように構成される場合、パスワード設定部13はステップS12で選択された位置座標およびその位置座標が選択された順番を表す設定順を利用者識別情報と関連付けてパスワードファイル17に保存する。なお、パスワードファイル17に保存された位置およびその位置が選択された順番は、パスワードを構成する。
図6のパスワード設定処理により、そのICカード20を携帯すべき利用者の顔写真情報ファイル21および利用者識別情報をICカード20に保存できる。また、図6のパスワード設定処理により、図2のような利用者情報ファイル16及び図3のようなパスワードファイル17を構成することができる。
次に、認証部15が行う認証処理について図8のフローチャートを参照しつつ説明していく。図8は、認証処理の第1実施例のフローチャートである。例えばセキュリティ管理された部屋へ入室するときなど、認証処理を所望する利用者は、ICカード20をカードリーダ12にセットし、タッチパネル14を操作して認証処理の開始を指示する。認証処理の開始が指示されると、認証部15は認証処理を開始する。
なお、顔写真情報ファイル21および利用者識別情報が保存されているICカード20がカードリーダ12にセットされた場合、認証部15は自動的に認証処理を開始してもよい。
ステップS20に進み、認証部15はカードリーダ12に対してICカード20からの情報の読み出しを要求する。ステップS21に進み、認証部15はカードリーダ12を介してICカード20から顔写真情報ファイル21および利用者識別情報とを取り出す。ステップS22に進み、認証部15はステップS21で取り出した顔写真情報ファイル21および利用者識別情報とを用いて、図9のようなパスワード入力画面40をタッチパネル14に表示する。
図9は、パスワード入力画面の一例のイメージ図である。図9のパスワード入力画面40は、顔写真から所定位置を順番に選択してパスワードを入力するためのパスワード入力領域41と、利用者名を含むメッセージを表示するメッセージ欄42と、パスワードの入力完了を認証部15に通知するための決定ボタン43とを有する。なお、取消ボタン44が押下されると、認証部15は入力済みのパスワードを取り消す。
ステップS23に進み、認証部15はパスワード入力領域41を利用して入力されるパスワードを受け付ける。利用者は、例えばタッチパネル14に表示されたパスワード入力画面40のパスワード入力領域41の所定位置にタッチすることで、1つ以上の位置およびその位置が選択された順番をパスワードとして入力できる。
ステップS24に進み、認証部15はステップS23で入力を受け付けたパスワードとパスワードファイル17に保存されているパスワードとを比較することで認証を行う。具体的に、認証部15はステップS23で入力を受け付けた1つ以上の位置およびその位置が選択された順番と、パスワードファイル17に保存されている1つ以上の位置およびその位置が選択された順番とを比較することで認証を行う。
ステップS25に進み、認証部15はステップS24の認証の結果が認証成功であったか否かを判定する。なお、認証部15はステップS23で入力を受け付けたパスワードとパスワードファイル17に保存されているパスワードとが一致するときに認証成功と判定する。認証成功であったと判定すると(S25においてYES)、認証部15は処理を終了する。一方、認証成功でなかったと判定すると(S25においてNO)、認証部15はステップS26に進み、認証失敗を表したメッセージをタッチパネル14に表示したあとステップS23に戻る。
図8の認証処理により、利用者の顔写真上の位置とその位置を選択した順番とを認証に用いることで、パスワードが本人情報(例えば、誕生日や電話番号など)に全く依存しないため、高いセキュリティを実現できる。また、図8の認証処理では、ICカード20に保存されている顔写真がなければパスワードの入力も困難であるため、高いセキュリティを実現できる。さらに、図8の認証処理では、生体情報の一例としての顔写真を個人認証に用いるが、利用者の顔写真を認証先に登録しておく必要がない。
図10は、認証処理の第2実施例のフローチャートである。なお、図10のステップS30〜S36は図8のステップS20〜S26と同様であるため、説明を省略する。認証部15はステップS34の認証の結果が認証成功であったと判定すると(S35においてYES)、ステップS37に進み、カメラ11を操作して利用者の顔写真を撮影する。
ステップS38に進み、認証部15はステップS37で撮影した利用者の顔写真とステップS31でICカード20から取り出した顔写真情報ファイル21が表す顔写真とを比較して認証を行う。例えば認証部15は、特開平9−251534号公報または特開2001−92963号公報に記載されている技術内容を利用することで、ステップS37で撮影した利用者の顔写真とステップS31でICカード20から取り出した顔写真情報ファイル21が表す顔写真とを比較して認証を行うことができる。
ステップS39に進み、認証部15はステップS38の認証の結果が認証成功であったか否かを判定する。なお、認証部15はステップS37で撮影した利用者の顔写真とステップS31でICカード20から取り出した顔写真情報ファイル21が表す顔写真とが一致するときに認証成功と判定する。認証成功であったと判定すると(S39においてYES)、認証部15は処理を終了する。一方、認証成功でなかったと判定すると(S39においてNO)、認証部15はステップS40に進み、認証失敗を表したメッセージをタッチパネル14に表示したあとステップS33に戻る。
図10の認証処理により、生体情報の一例としての顔写真による認証と、利用者の顔写真上の位置およびその位置を選択した順番による認証とを組み合わせて用いることで、利用者の顔写真上の位置およびその位置を選択した順番を変更すれば、漏洩した顔写真を再び個人認証に用いることができる。また、図10の認証処理では、2つの認証を組み合わせて用いているため、高いセキュリティを実現できる。
図11は、認証処理の第3実施例のフローチャートである。なお、図11のステップS50〜S51は図10のステップS30〜S31と同様であるため、説明を省略する。ステップS52に進み、認証部15はカメラ11を操作して利用者の顔写真を撮影する。
ステップS53に進み、認証部15はステップS52で撮影した利用者の顔写真とステップS51でICカード20から取り出した顔写真情報ファイル21が表す顔写真とを比較して認証を行う。例えば認証部15は、特開平9−251534号公報または特開2001−92963号公報に記載されている技術内容を利用することで、ステップS52で撮影した利用者の顔写真とステップS51でICカード20から取り出した顔写真情報ファイル21が表す顔写真とを比較して認証を行うことができる。
ステップS54に進み、認証部15はステップS53の認証の結果が認証成功であったか否かを判定する。なお、認証部15はステップS52で撮影した利用者の顔写真とステップS51でICカード20から取り出した顔写真情報ファイル21が表す顔写真とが一致するときに認証成功と判定する。認証成功であったと判定すると(S54においてYES)、認証部15はステップS56に進む。一方、認証成功でなかったと判定すると(S54においてNO)、認証部15はステップS55に進み、認証失敗を表したメッセージをタッチパネル14に表示したあとステップS50に戻る。
ステップS56では、認証部15が、ステップS51で取り出した顔写真情報ファイル21および利用者識別情報とを用いて、図9のようなパスワード入力画面40をタッチパネル14に表示する。
ステップS57に進み、認証部15はパスワード入力領域41を利用して入力されるパスワードを受け付ける。利用者は、例えばタッチパネル14に表示されたパスワード入力画面40のパスワード入力領域41の位置にタッチすることで、1つ以上の位置およびその位置が選択された順番をパスワードとして入力できる。
ステップS58に進み、認証部15はステップS57で入力を受け付けたパスワードとパスワードファイル17に保存されているパスワードとを比較することで認証を行う。具体的に、認証部15はステップS57で入力を受け付けた1つ以上の位置およびその位置が選択された順番と、パスワードファイル17に保存されている1つ以上の位置およびその位置が選択された順番とを比較することで認証を行う。
ステップS59に進み、認証部15はステップS58の認証の結果が認証成功であったか否かを判定する。なお、認証部15はステップS57で入力を受け付けたパスワードとパスワードファイル17に保存されているパスワードとが一致するときに認証成功と判定する。認証成功であったと判定すると(S59においてYES)、認証部15は処理を終了する。一方、認証成功でなかったと判定すると(S59においてNO)、認証部15はステップS60に進み、認証失敗を表したメッセージをタッチパネル14に表示したあとステップS57に戻る。
図11の認証処理では、ステップS52で撮影した利用者の顔写真とステップS51でICカード20から取り出した顔写真情報ファイル21が表す顔写真とが一致しなければステップS56の処理に進まない。したがって、そのICカード20を携帯すべき利用者以外はパスワード入力画面40をタッチパネル14に表示させることができず、そのICカード20に保存されている顔写真を確認できないため、更に高いセキュリティを実現できる。
図1の個人認証システム1の構成は一例であって、他の構成も可能である。例えばカメラ11,カードリーダ12及びタッチパネル14を有する個人認証端末が個人認証の必要な扉などに1つ以上設置され、パスワード設定部13,認証部15,利用者情報ファイル16及びパスワードファイル17を有する個人認証サーバが個人認証端末とは別に設置される個人認証システムの構成も可能である。また、本発明による個人認証システム1を利用すれば、アプリケーションや装置等を利用した利用者を認識し、その利用に対する課金管理において高いセキュリティを実現できる。
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
認識対象となる人物の生体情報を用いて個人の認識を行う個人認証装置であって、
個人識別情報と前記個人識別情報により識別される人物の生体情報に関する画像上の位置情報とが関連付けられて登録されている情報格納手段と、
可搬型の記録媒体から読み出された認識対象となる人物の生体情報に関する画像を前記認識対象となる人物に提示し、その人物により指定された前記画像上の位置情報と前記人物の個人識別情報に応じて前記情報格納手段から読み出した前記画像上の位置情報とを比較して認証を行う認証手段と
を有する個人認証装置。
(付記2)
前記認証手段は、更に、可搬型の記録媒体から読み出された認識対象となる人物の生体情報に関する画像と、撮影手段により撮影された前記認識対象となる人物の生体情報に関する画像とを比較して認証を行うことを特徴とする付記1記載の個人認証装置。
(付記3)
前記画像上の位置情報は、1つ以上の所定領域を表す情報と、前記所定領域が指定された順番を表す情報とを有することを特徴とする付記1又は2記載の個人認証装置。
(付記4)
前記人物の生体情報に関する画像は、前記人物の少なくとも一部を撮影した画像であることを特徴とする付記1乃至3何れか一項記載の個人認証装置。
(付記5)
認識対象となる人物の生体情報を用いて個人の認識を行う個人認証装置による個人認証方法であって、
可搬型の記録媒体から読み出された認識対象となる人物の生体情報に関する画像を前記認識対象となる人物に提示する提示段階と、
前記認識対象となる人物により指定された前記画像上の位置情報を受け付ける位置情報受付段階と、
前記認識対象となる人物により指定された前記画像上の位置情報と、個人識別情報および前記個人識別情報により識別される人物の生体情報に関する画像上の位置情報を関連付けて格納している情報格納手段から前記人物の個人識別情報に応じて読み出した前記画像上の位置情報とを認証手段が比較して認証を行う比較段階と
を有する個人認証方法。
認識対象となる人物の生体情報に関する画像と、その画像上の位置情報とを組み合わせて認証を行うことで、高いセキュリティが不可欠な様々な用途に適用できる。
本発明による個人認証システムの一実施例の構成図である。 利用者情報ファイルの一例の構成図である。 パスワードファイルの一例の構成図である。 顔写真情報ファイルが表す画像の一例のイメージ図である。 利用者識別情報の一例の構成図である。 パスワード設定処理の一例のフローチャートである。 パスワード設定画面の一例のイメージ図である。 認証処理の第1実施例のフローチャートである。 パスワード入力画面の一例のイメージ図である。 認証処理の第2実施例のフローチャートである。 認証処理の第3実施例のフローチャートである。
符号の説明
1 個人認証システム
10 個人認証装置
11 カメラ
12 カードリーダ
13 パスワード設定部
14 タッチパネル
15 認証部
16 利用者情報ファイル
17 パスワードファイル
20 ICカード
21 顔写真情報ファイル
30 パスワード設定画面
31 位置選択領域
32 選択位置表示領域
40 パスワード入力画面
41 パスワード入力領域
42 メッセージ欄
43 決定ボタン
44 取消ボタン

Claims (3)

  1. 認識対象となる人物の生体情報を用いて個人の認識を行う個人認証装置であって、
    個人識別情報と前記個人識別情報により識別される人物の生体情報に関する画像上の位置情報とが関連付けられて登録されている情報格納手段と、
    可搬型の記録媒体から読み出された認識対象となる人物の生体情報に関する画像を前記認識対象となる人物に提示し、その人物により指定された前記画像上の位置情報と前記人物の個人識別情報に応じて前記情報格納手段から読み出した前記画像上の位置情報とを比較して認証を行う認証手段と
    を有する個人認証装置。
  2. 前記認証手段は、更に、可搬型の記録媒体から読み出された認識対象となる人物の生体情報に関する画像と、撮影手段により撮影された前記認識対象となる人物の生体情報に関する画像とを比較して認証を行うことを特徴とする請求項1記載の個人認証装置。
  3. 認識対象となる人物の生体情報を用いて個人の認識を行う個人認証装置による個人認証方法であって、
    可搬型の記録媒体から読み出された認識対象となる人物の生体情報に関する画像を前記認識対象となる人物に提示する提示段階と、
    前記認識対象となる人物により指定された前記画像上の位置情報を受け付ける位置情報受付段階と、
    前記認識対象となる人物により指定された前記画像上の位置情報と、個人識別情報および前記個人識別情報により識別される人物の生体情報に関する画像上の位置情報を関連付けて格納している情報格納手段から前記人物の個人識別情報に応じて読み出した前記画像上の位置情報とを認証手段が比較して認証を行う比較段階と
    を有する個人認証方法。
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