JP2005043420A - Pattern forming method and method for manufacturing semiconductor device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板上に形成されたレジスト膜の反転パターンを用いてパターニングを行うパターン形成方法、及びこのパターン形成方法を用いた半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報通信技術の飛躍的発展に伴い、社会生活のあらゆる分野において情報化が進展している。その基盤を支えるのが半導体装置であり、その高機能化に対する要求はとどまる所を知らない。半導体装置の高速化、高集積化、低消費電力化に対して微細化は極めて有効な手段である。微細化のキーテクノロジーであるリソグラフィ技術については、露光装置、レジスト等の研究開発が鋭意進められてきたが、その困難度は加速度的に増しつつある。
【0003】
微細化の進行に伴いレジスト膜厚の薄膜化が進んでいる。一般に、レジストパターンのアスペクト比(レジストパターン高さ÷レジストパターン寸法)が3を超えると、リンス時のパターン倒壊が起こりやすくなると言われているため、微細パターンを形成するためにはレジストの薄膜化が必要である。とりわけ、F2リソグラフィおよび低加速EBリソグラフィにおいては、高透明なレジストを開発することの困難さや電子線のレジスト中の透過距離の短さから、アスペクト比から必要とされる膜厚よりも、さらに薄い膜厚のレジストを用いる必要がある。
【0004】
薄膜化に際して問題となるのが、レジストのドライエッチング耐性との両立である。レジスト膜厚が薄くなると、レジストパターンをマスクとして被加工膜を直接加工することが困難になる。
【0005】
この問題を解決する方法として多層レジストプロセスがある。多層レジストプロセスにはいくつか種類があるが、ここでは、反転マスクプロセスを例に挙げる(特許文献1)。反転マスクプロセスは、レジストに対しドライエッチング耐性を全く要求しないため、レジスト開発において解像性のみを追求することができる。また、反転マスクプロセスによって得られる最終的なパターンは、レジストパターンを凹凸反転させたパターンであることから、これまでのパターン転写方法では形成の困難なパターンを容易に形成することが可能である。
【0006】
我々は、半導体製造に用いられるレイヤーに含まれるパターン、エッチングマスク材料の物性および半導体装置製造プロセスの精度を総合的に勘案しつつ、塗布平坦化に関するシミュレーションおよび実験を行った結果、半導体装置の製造に用いられるレイヤーのほとんどで、特許文献1に示された従来技術をそのまま適用するだけでは破綻をきたすという結論に至った。すなわち、大きなレジスト残しパターンまたは大きなレジスト抜きパターンであった個所でパターンが目論見どおり形成できないのである。
【0007】
【特許文献1】
特開平5−267253
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
反転マスクプロセスには、大きなレジスト残しパターンまたは大きなレジスト抜きパターンであった個所でパターンが目論見どおり形成できないという問題がある。
【0009】
本発明の目的は、反転マスクプロセスを用いて、所定のパターンを作成することができるパターン形成方法、及びこのパターン形成方法を用いた半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の一例に係わるパターン形成方法は、被加工膜上にレジスト膜を形成する工程と、前記レジスト膜をパターニングする工程と、前記被加工膜上に前記レジスト膜を覆うマスク層を回転塗布法を用いて形成する工程と、前記マスク層の表面を後退させて、前記レジスト膜の上面を露出させる工程と、前記レジスト膜上面の露出後、前記レジスト膜を除去する工程と、前記マスク層をマスクにして前記被加工膜をエッチングする工程とを含み、前記レジスト膜のパターンが形成されている領域において、前記レジスト膜の被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、前記レジスト膜の被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)との関係が、
【数5】
を満たすことを特徴とする。
【0011】
本発明の一例に係わるパターン形成方法は、被加工膜上に第1のレジスト膜を形成する工程と、前記第1のレジスト膜をパターニングする工程と、前記被加工膜上にパターニングされた第1のレジスト膜を覆うマスク層を回転塗布法を用いて形成する工程と、前記マスク層の表面を後退させて、前記第1のレジスト膜の上面を露出させる工程と、前記第1のレジスト膜の上面の露出後、前記被加工膜上に前記マスク層を覆う第2のレジスト膜を形成する工程と、前記第2のレジスト膜をパターニングする工程と、パターニングされた前記第2のレジスト膜をマスクとして前記マスク層をエッチングする工程と、前記マスク層のエッチング後、第1及び第2のレジスト膜を除去する工程と、第1及び第2のレジスト膜の除去後または除去と同時に、エッチングされた前記マスク層をマスクとして前記被加工膜をパターニングする工程とを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の一例に係わるパターン形成方法は、被加工膜上に第1のレジスト膜を形成する工程と、前記第1のレジスト膜をパターニングする工程と、前記被加工膜上に前記第1のレジスト膜を覆うマスク層を回転塗布法を用いて形成する工程と、前記被加工膜上に前記マスク層を覆う第2のレジスト膜を形成する工程と、前記第2のレジスト膜をパターニングする工程と、パターニングされた第2のレジスト膜をマスクとして前記マスク層をエッチングする工程と、前記マスク層のエッチング後、前記第2のレジスト膜を除去する工程と、第2のレジスト膜の除去後、前記マスク層の表面を後退させて、第1のレジスト膜の上面を露出させる工程と、露出した第1のレジスト膜を除去する工程と、露出した第1のレジスト膜の除去後または除去と同時に、エッチングされた前記マスク層をマスクとして前記被加工膜をパターニングする工程とを含むことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
図1(a)に示すように、基板1上に被加工膜としてTEOS膜2を膜厚500nmで形成する。TEOS膜2上に下層膜としてポリアセナフチレン膜3を膜厚500nmで回転塗布後にベークして形成する。ポリアセナフチレン膜3上にレジスト膜5を膜厚125nmで回転塗布しプリベークする。レジスト膜5は化学増幅型ArFポジレジストである。
【0014】
図1(b)に示すように、レジスト膜5をArF露光装置にて露光し、その後、PEBおよび現像を行うことによりレジストパターンを得る。
【0015】
レジスト膜5のパターンは、被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を常に満たしている。
【0016】
【数6】
【0017】
式(1)は、後ほど行われるマスク層の除去工程の終了後に、レジスト膜5のパターンが形成された際に抜きであった全ての領域でマスク層の残膜が存在し、かつレジスト膜5のパターンが形成された際に残しであった全ての領域でマスク層の残膜が存在しないようにすることを可能にするためにレジストパターンに課される必要条件である。式(1)の導出過程は、後で説明する。
【0018】
図1(c)に示すように、マスク層として水溶性シリコーン膜6をベタ膜で膜厚500nmとなるように回転塗布法で形成する。
【0019】
図1(d)に示すように、水溶性シリコーン膜6をCF4/O2混合ガスのプラズマによりエッチバックする。レジスト膜5のパターンが形成された際に抜きであった全ての領域で水溶性シリコーン膜6の残膜が存在し、かつレジスト膜5のパターンが形成された際に残しであった全ての領域で水溶性シリコーン膜6の膜の残膜が存在していない。また、レジスト膜5のパターンが形成された際に抜きであった領域における水溶性シリコーン膜6の膜厚は、500nmのポリアセナフチレン膜3を加工するのに最低限必要な50nmを常に上回っている。
【0020】
図1(e)に示すように、酸素プラズマでレジスト膜5を除去し、ポリアセナフチレン膜3をパターニングする。図1(f)に示すように、ポリアセナフチレン膜3のパターンをマスクとしてTEOS膜2を加工する。図1(g)に示すように、酸素プラズマでポリアセナフチレン膜3をアッシングし、所望のTEOS膜2のパターンを得ることができる。
【0021】
式(1)の導出過程を以下に説明する。式(1)は、「後ほど行われるマスク層の除去工程の終了後に、レジスト膜5のパターンが形成された際に抜きであった全ての領域でマスク層の残膜が存在し、かつレジスト膜5のパターンが形成された際に残しであった全ての領域でマスク層の残膜が存在しないようにする(以下、全面頭出しと呼ぶ)ために、レジストパターンに課される必要条件」を表している。以下、この条件を0とする。条件0は、段差基板上に液体を回転塗布した際の液面プロファイルを計算する方法に関する文献1に基づいて以下のように求めた。P. Y. Wu and F. C. Chou, J. Electrochem. Soc., 146, 3819 (1999)
段差基板上に溶液を回転塗布した際の液面プロファイルは、次の無次元化した式で表される。
【0022】
【数7】
【0023】
ここで、個々の変数の意味は次の通りである。
【0024】
t:時刻
r:回転中心からの距離
r0:着目するパターンの中心座標 (回転中心が原点)
w:着目するパターンの幅
h (r, t) :塗布材料の膜厚
hf:t=∞における完全フラット基板上の塗布膜の膜厚
η:溶液の粘度
ρ:溶液の密度
ν:溶液の動粘度 (≡η/ρ)
s (r, t) :基板のプロファイル
ω:ウエハ回転の角速度
γ:溶液の表面張力
ここで、着目すべき変数としてΩ2が挙げられる。Ω2は段差被覆性に関する支配的パラメータである。Ω2が小さいほど段差被覆性が向上する。つまり、溶液の液面が平坦になり、反転マスクプロセスの適用において望ましい状態になる。
【0025】
本実施形態において全面頭出しを行うためには、“適用が想定されるレジスト膜の膜厚範囲、マスク層厚範囲、エッチングマスク材料の物性値の範囲およびプロセス条件の範囲を考慮した際、最もエッチバック深さのマージンが大きくなる場合(最も制限の緩い場合)において、全面頭出しが可能であるためにレジストパターンがある条件2を満たす”ことが必要である。
【0026】
最もプロセスマージンが大きくなる場合のパラメータとして、以下の値を用いた。
【0027】
r0:3.0cm
hf:1.0μm
ρ:0.8g/cm3
ω:2π×1000rad
γ:60dyn/cm
d:0.3μm
ただし、
d:レジスト膜の高さ
である。
【0028】
条件2を満たすためには、“エッチングマスク材料塗布後において、最も広いレジスト残しパターンであった個所の中央におけるエッチングマスク材料の表面の高さと、最も広いレジスト抜きパターンであった個所の中央におけるエッチングマスク材料の表面の高さの差が、レジストパターンの高さよりも小さくなる”という、条件3を満たすことが必要である。
【0029】
本実施形態においては、「最も広いレジスト残しパターンであった個所」の定義として、「レジスト膜のパターンより選択される、レジスト膜の被覆率が90%以上となる最大の正方形領域」とした。なぜなら、広い残しパターンに微細なスリットやホールが周期的に挿入されているようなパターンは、段差基板塗布の観点からは実質的にまとめて一つの大きな残しパターンとして扱うことが適当だからである。シミュレーションを行った結果、90%という水準は適切な水準であることを確認した。また、「最も広いレジスト抜きパターンであった個所」の定義として、「レジスト膜のパターンより選択される、レジスト膜の被覆率が10%以下となる最大の正方形領域」とした。なぜなら、広い抜きパターンに微細なラインやピラーが周期的に挿入されているようなパターンは、段差基板塗布の観点からは実質的にまとめて一つの大きな抜きパターンとして扱うことが適当だからである。シミュレーションを行った結果、10%という水準は適切な水準であることを確認した。
【0030】
さらに、条件3を満たすためには、「最も広いレジスト残しパターンの周囲にレジスト抜きパターンが全くない場合におけるパターン中央におけるエッチングマスク材料の表面の高さと、最も広いレジスト抜きパターンの周囲にレジスト残しパターンが全くない場合におけるパターン中央におけるエッチングマスク材料の表面の高さの差が、レジストパターンの高さよりも小さい」という条件4を満たすことが必要である。
【0031】
ここで、レジスト膜のパターンより選択される、レジスト膜の被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さをyμm、レジスト膜のパターンより選択される、レジスト膜の被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さをxμmとすると、条件4を満たすyとxの集合が求められる。この集合を近似式で表したのが式(1)である。該集合の境界線(実線)とフィット式(破線)を図2に示す。なお、境界線は、条件4を満たすyとxの集合をシミュレーションで求めた結果である。
したがって、全面頭出しをするためには、レジスト膜のパターンは式(1)を常に満たしている必要がある。
【0032】
(第2の実施の形態)
第1の実施形態で説明した方法だけでは、素子パターンを形成することが出来ない。本実施形態では、素子パターンを形成する方法を説明する。
【0033】
リソグラフィによるパターン形成を2度行い、そのうち1回目はレジスト膜のパターン被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を常に満たす領域を含むようにする。2回目は通常のリソグラフィ技術を用いてパターニングする。
【0034】
図3,図4は、本発明の第2の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
図3(a)に示すように、基板上に膜厚500nmのTEOS膜2,膜厚500nmのポリアセナフチレン膜3,第1のレジスト膜5,及び膜厚500nmの水溶性シリコーン膜6を形成し、水溶性シリコーン膜6をCF4/O2混合ガスのプラズマによりエッチバックする。レジスト膜5のパターンが形成された際に抜きであった全ての領域で水溶性シリコーン膜6の残膜が存在し、かつレジスト膜5のパターンが形成された際に残しであった全ての領域で水溶性シリコーン膜6の膜の残膜が存在していない。また、レジスト膜5のパターンが形成された際に抜きであった領域における水溶性シリコーン膜6の膜厚は、500nmのポリアセナフチレン膜3を加工するのに最低限必要な50nmを常に上回っている。この処理は、第1の実施形態で図1(a)〜図1(d)を参照して説明した処理と同様なので、説明を省略する。なお、本実施形態では、第1の実施形態と同じく、第1のレジスト膜5のパターンは、被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、レジストパターン被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を満たしていた。
【0035】
図3(b)に示すように、基板1上に反射防止材料を含む溶液を塗布した後、プリベークして、膜厚85nmの第2の反射防止膜7を形成する。
【0036】
図3(c)に示すように、第2の反射防止膜7上に、レジスト剤を回転塗布した後、プリベークして膜厚300nmのポジ型の第2のレジスト膜8を形成する。第2のレジスト膜8は、ポジ型のArFレジストである。さらに、第2のレジスト膜8を露光および現像し、第2のレジスト膜8のパターンを得る。第2のレジスト膜8のパターンは任意のパターンを形成することが可能である。
【0037】
図3(d)に示すように、第2のレジスト膜8のパターンをマスクとして第2の反射防止膜7、水溶性シリコーン膜6及び第1のレジスト膜5を加工する。図4(e)に示すように、基板1全面に光照射し、ポジ型の第2のレジスト膜8を現像除去する。
【0038】
図4(f)に示すように、酸素プラズマを照射して第2の反射防止膜7及び第1のレジスト膜5を除去する。引き続き酸素プラズマを照射して、ポリアセナフチレン膜3をパターニングする。ポリアセナフチレン膜3のパターニングは、水溶性シリコーン膜6をマスクとして行われる。一般に、酸素プラズマを用いた条件では、水溶性シリコーン膜6等のシリコン原子含有材料のエッチングレートは、反射防止膜やレジスト膜のエッチングレートよりもずっと遅くなる。
【0039】
図4(g)に示すように、ポリアセナフチレン膜3のパターンをマスクとしてTEOS膜2を加工する。図4(h)に示すように、酸素プラズマでポリアセナフチレン膜3をアッシングして除去する。以上の工程により、所望のパターンのTEOS膜2を得ることができる。
【0040】
なお、第1のレジスト膜5のパターン被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、第1のレジスト膜5のパターン被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を常に満たしている必要はない。第1のレジスト膜5と第2のレジスト膜8との積層領域において、第1のレジスト膜5のパターンが、式(1)の関係を常に満たしていれば良い。第1のレジスト膜5のパターン被覆率が式(1)の関係を満たしてない領域における第1のレジスト膜5周囲の水溶性シリコーン膜6は、第2のレジスト膜をマスクに用いた水溶性シリコーン膜6のパターニング時に除去される。
【0041】
又、第1のレジスト膜のパターンと第2のレジスト膜のパターンとを組み合わせて、通常のリソグラフィでは露光マージンの点で形成が困難であったパターンを容易に形成することが可能になる。具体的な例を一つ挙げる。第1のレジスト膜がLSパターンを含み、当該LSパターンに垂直に交差するLSパターンを第2のレジスト膜として積層する場合を考える。図5を参照して、本発明の第2の実施形態に係わる半導体装置の製造工程の変形例を説明する。なお、以下の実施形態では、図3(a)〜図4(h)に対応させて説明する。
【0042】
図5(a)に示すように、L/Sパターンを含む第1のレジスト膜5のパターンを形成する(図3(a)を参照した工程に対応)。水溶性シリコーン膜6を成膜した後、第1のレジスト膜5の上面を露出させる。次いで、図5(b)に示すように、第2の反射防止膜7を形成した後、第1のレジスト膜のL/Sパターンに略直交するL/Sパターンを有する第2のレジスト膜8のパターンを形成する(図3(c)を参照した工程に対応)。図5(c)に示すように、第2のレジスト膜8をマスクに第2の反射防止膜7及び水溶性シリコーン膜6をエッチングする(図3(d)を参照した工程に対応)。図5(d)に示すように、第2のレジスト膜8を除去する(図4(e)を参照した工程に対応)。図5(e)に示すように、酸素プラズマを照射して第2の反射防止膜7及び第1のレジスト膜5を除去する(図4(f)を参照した工程に対応)。図5(f)に示すように、水溶性シリコーン膜6及びポリアセナフチレン膜3をマスクにTEOS膜2を加工した後、水溶性シリコーン膜6及びポリアセナフチレン膜3を除去する(図4(g),(h)を参照した工程に対応)。
【0043】
以上の工程で、二つのレジスト膜を組み合わせることによって、一般的に露光マージンの小さい密なピラーパターンを形成することができる。
【0044】
(第3の実施形態)
本変形例は、第2の実施の形態と基本的なプロセスは同じで、第1のレジスト膜のパターンに対して、溶剤耐性を持たせるための処理をさらに行うことを特徴とする。
【0045】
図6,図7は、本発明の第3の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
図6(a)に示すように、第2の実施形態と同様に、基板上に膜厚500nmのTEOS膜2,膜厚500nmのポリアセナフチレン膜3,第1のレジスト膜5,及び膜厚500nmの水溶性シリコーン膜6を形成する。
【0046】
図6(b)に示すように、レジスト膜5に対して電子線を照射してEBキュア処理を行い、改質されたレジスト膜15を得る。改質された第1のレジスト膜15は、有機溶剤に対して耐性を有する。
【0047】
図6(c)に示すように、回転塗布法によりベタ膜で膜厚500nmのSOG膜(マスク層)16を形成する。SOG膜の溶液は有機溶剤を用いている。改質前の第1のレジスト膜5に対して、有機溶剤を含むSOG膜の溶液を塗布すると、第1のレジスト膜5のパターンが崩れてしまう。本実施形態の場合、EBキュア処理により改質された第1のレジスト膜15に対して、SOG膜の溶液を塗布しているので、第1のレジスト膜15のパターンが崩れることを抑制することができる。
【0048】
図6(d)に示すように、水溶性シリコーン膜6をCF4/O2混合ガスのプラズマによりエッチバックする。第1のレジスト膜5のパターンが形成された際に抜きであった全ての領域でSOG膜16の残膜が存在し、かつ第1のレジストパターンが形成された際に残しであった全ての領域でSOG膜16の残膜が存在していない。また、第1のレジスト膜5のパターンが形成された際に抜きであった領域におけるSOG膜16の膜厚は、膜厚500nmのポリアセナフチレン膜3を加工するのに最低限必要な50nmを常に上回っている。
【0049】
図7(e)に示すように、膜厚85nmの第2の反射防止膜7及び第2のレジスト膜8のパターンを形成する。第2のレジスト膜8は、ポジ型のArFレジストである。そして、第2のレジスト膜8のパターンをマスクとして、第2の反射防止膜7およびSOG膜16を加工する。
【0050】
図7(f)に示すように、ウエハ全面に光照射し、第2のレジスト膜8を現像除去する。図7(g)に示すように、酸素プラズマで第2の反射防止膜7を除去しポリアセナフチレン膜3をパターニングする。一般に、酸素プラズマを用いた条件では、水溶性シリコーン膜6等のシリコン原子含有材料のエッチングレートは、反射防止膜やSOG膜のエッチングレートよりもずっと遅くなる。
【0051】
図7(h)に示すように、ポリアセナフチレン膜3のパターンをマスクとしてTEOS膜2を加工する。図7(k)に示すように、酸素プラズマでポリアセナフチレン膜3のパターンをアッシングし、所望のTEOS膜2のパターンを得ることができる。
【0052】
なお、第1のレジスト膜5のパターン被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、第1のレジスト膜5のパターン被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を常に満たしている必要はない。第1のレジスト膜5と第2のレジスト膜8との積層領域において、第1のレジスト膜5のパターン被覆率が、式(1)の関係を常に満たしていれば良い。第1のレジスト膜5のパターン被覆率が、式(1)の関係を満たしてない領域における第1のレジスト膜5周囲のSOG膜16は、第2のレジスト膜8をマスクに用いたSOG膜16のパターニング時に除去される。
【0053】
本実施形態によれば、マスク層の溶剤が有機溶剤であり、そのまま第1のレジストパターン上に塗布すると、通常はレジストパターンが崩れてしまうような材料であっても、これを用いることができる。
【0054】
本実施形態では、溶剤耐性を持たせるための処理として電子線照射を用いたが、本発明の実施はこれに限定されるものではない。例えば、光照射、イオン照射、ラジカル照射を用いることが可能である。
【0055】
本実施形態では、マスク層としてSOG膜を用いたが、本発明の実施はこれに限定されるものではない。下層膜に対するエッチング耐性を有する材料が使用可能である。例えば、様々なシリコン原子含有材料や金属原子含有材料を使用することができる。
【0056】
(第4の実施形態)
本変形例は、第2の実施の形態と基本的なプロセスは同じで、第1のレジスト膜の下に第1の反射防止膜を形成することを特徴とする。
図8,図9は、本発明の第4の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
図8(a)に示すように、基板1上に被加工膜としてTEOS膜2を膜厚500nmで形成し、その上に下層膜としてスパッタ法により膜厚300nmのカーボン膜23を形成する。カーボン膜23上に膜厚85nmの第1の反射防止膜4を形成する。第1の反射防止膜4上に第1のレジスト膜5を形成する。
【0057】
図8(b)に示すように、第1のレジスト膜5をArF露光装置にて露光した後、PEBおよび現像を行うことにより第1のレジスト膜5のパターンを得る。
【0058】
第1のレジスト膜5のパターンは、被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を満たしている領域が存在する。
【0059】
図8(c)に示すように、回転塗布により、膜厚500nm上に水溶性シリコーン膜6を形成した後、水溶性シリコーン膜6をCF4/O2混合ガスのプラズマによりエッチバックする。水溶性シリコーン膜6上に膜厚85nmの第2の反射防止膜7を形成する。
【0060】
図8(d)に示すように、第2のレジスト膜8として膜厚300nmのポジ型のArFレジストを形成する。さらに、第2のレジスト膜8を露光および現像し、第2のレジスト膜8のパターンを得る。第2のレジスト膜8のパターンをマスクとして第2の反射防止膜7および水溶性シリコーン膜6を加工する。図9(e)に示すように、ウエハ全面に光照射し、第2のレジスト膜8を現像除去する。
【0061】
図9(f)に示すように、酸素プラズマで第2の反射防止膜7を除去しカーボン膜23をパターニングする。一般に、酸素プラズマを用いた条件では、水溶性シリコーン等のシリコン原子含有材料のエッチングレートは、反射防止膜やカーボン膜のエッチングレートよりもずっと遅くなる。
【0062】
図9(g)に示すように、カーボン膜23をマスクとしてTEOS膜2を加工する。図9(h)に示すように、酸素プラズマでカーボン膜23のパターンをアッシングし、所望のTEOS膜2のパターンを得ることができる。
【0063】
なお、第1のレジスト膜5のパターン被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、第1のレジスト膜5のパターン被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を常に満たしている必要はない。第1のレジスト膜5と第2のレジスト膜8との積層領域において、第1のレジスト膜5のパターンが式(1)の関係を常に満たしていれば良い。第1のレジスト膜5のパターンが、式(1)の関係を満たしてない領域における第1のレジスト膜5周囲の水溶性シリコーン膜6は、第2のレジスト膜をマスクに用いた水溶性シリコーン膜6のパターニング時に除去される。
【0064】
本実施形態によれば、下層膜の反射率が大きい場合にも、高い精度で第1のレジスト膜5のパターニングを行うことが可能になる。
【0065】
本実施形態では、下層膜としてスパッタ法で形成されたカーボン膜を用いた例を示したが、本発明の実施は、形成方法並びに下層膜の種類によって限られるものではない。例えば、CVD法で形成されたカーボン膜などの使用が可能である。また、第1の実施形態において示した下層膜の使用ももちろん可能である。
【0066】
(第5の実施形態)
本変形例は、第2の実施の形態と基本的なプロセスは同じで、第1のレジスト膜の下に第1の反射防止膜を形成することを特徴とする。
図10,図11は、本発明の第5の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
図10(a)に示すように、基板1上に被加工膜としてAl膜12を膜厚250nm形成し、その上に下層膜としてスパッタ法により膜厚100nmのシリコン窒化膜33を形成する。シリコン窒化膜33上に膜厚85nmの第1の反射防止膜4を形成する。第1の反射防止膜4上に第1のレジスト膜25を塗布形成する。なお、本実施形態において、第1のレジスト膜25はSi含有レジストである。
【0067】
図10(b)に示すように、第1のレジスト膜25をArF露光装置にて露光した後、PEBおよび現像を行うことにより第1のレジスト膜25のパターンを得る。レジスト膜5のパターンは、被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を満たしている領域が存在する。第1のレジスト膜25に対して電子線を照射してEBキュア処理を行い、改質された第1のレジスト膜25を得る。改質された第1のレジスト膜25は、有機溶剤に対して耐性を有する。
【0068】
図10(c)に示すように、回転塗布により、膜厚500nmでポリアセナフチレン膜26を形成した後、ポリアセナフチレン膜26を酸素プラズマによりエッチバックする。
【0069】
図10(d)に示すように、第2のレジスト膜28としてポジ型のSi含有レジストを形成する。さらに、第2のレジスト膜28を露光および現像し、第2のレジスト膜28のパターンを得る。第2のレジスト膜28のパターンをマスクとしてポリアセナフチレン膜26をエッチングする。図11(e)に示すように、ウエハ全面に光照射し、第2のレジスト膜28を現像除去する。
【0070】
図11(f)に示すように、フルオロカーボンガスプラズマを供給し、第1のレジスト膜25の除去及びポリアセナフチレン膜26をパターニングを行う。図11(g)に示すように、Cl2とBCl3のプラズマを供給して、シリコン窒化膜33をマスクとしてAl膜12を加工する。図11(h)に示すように、酸素プラズマでシリコン窒化膜33のパターンをアッシングし、所望のAl膜12のパターンを得ることができる。
【0071】
なお、第1のレジスト膜25のパターン被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、第1のレジスト膜5のパターン被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を満たしていない領域があっても良い。第1のレジスト膜25と第2のレジスト膜28との積層領域において、第1のレジスト膜25のパターンが、式(1)の関係を常に満たしていれば良い。第1のレジスト膜25のパターンが式(1)の関係を満たしてない領域における第1のレジスト膜25周囲のポリアセナフチレン膜26は、第2のレジスト膜28をマスクに用いたポリアセナフチレン膜26のパターニング時に除去される。
【0072】
本実施形態によれば、下層膜の反射率が大きい場合にも、高い精度で第1のレジスト膜25のパターニングを行うことが可能になる。
【0073】
本実施形態では、下層膜としてシリコン窒化膜を用いた例を示したが、実施形態は、形成方法並びに下層膜の種類によって限られるものではない。例えば、SiO2 膜,アモルファスシリコン膜などの使用が可能である。また、第1の実施形態において示した下層膜の使用ももちろん可能である。
【0074】
本実施形態では、マスク層としてポリアセナフチレン膜を用いたが、本発明の実施はこれに限定されるものではない。下層膜に対するエッチング耐性を有する材料が使用可能である。例えば、ノボラック樹脂膜、ポリイミド膜、ポリアリーレン膜、ポリアリーレンエーテル膜を使用することができる。
【0075】
(第6の実施形態)
本実施形態では、第4の実施形態と基本的なプロセスは同じで、下層膜を用いずに、被加工膜の加工をおこなう方法を説明する。
図12,図13は、本発明の第6の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
【0076】
図12(a)に示すように、基板1上に膜厚500nmのTEOS膜2、膜厚85nmの第1の反射防止膜4、及び膜厚125nmの第1のレジスト膜5を形成する。
【0077】
図12(b)に示すように、第1のレジスト膜5をArF露光装置にて露光した後、PEB及び現像を行うことにより第1のレジスト膜5のパターンを得る。さらに、第1のレジスト膜5のパターンに電子線を照射し、改質された第1のレジスト膜15を得る。
【0078】
レジスト膜5のパターンは、被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を常に満たしている領域を含む。
【0079】
図12(c)に示すように、マスク層としてチタニア(酸化チタン)膜36をベタ膜で膜厚500nmとなるように形成する。チタニア膜はゾルゲル法によって形成する。
【0080】
図12(d)に示すように、チタニア膜36をClガスのプラズマによりエッチバックする。第1のレジスト膜15のパターンが形成された際に抜きであった全ての領域でチタニア膜36の残膜が存在し、かつ第1のレジスト膜15のパターンが形成された際に残しであった全ての領域でチタニア膜36の残膜が存在していない。また、第1のレジスト膜15のパターンが形成された際に抜きであった領域におけるチタニア膜36の膜厚は、膜厚500nmのポリアセナフチレン膜3を加工するのに最低限必要な50nmを常に上回っている。
【0081】
図12(e)に示すように、膜厚85nmの第2の反射防止膜7を形成する。第2の反射防止膜7上に膜厚300nmの第2のレジスト膜8を形成する。第2のレジスト膜8は、ポジ型のArFレジストである。さらに、第2のレジスト膜8を露光および現像し、第2のレジスト膜8のパターンを得る。
【0082】
図13(f)に示すように、第2のレジスト膜8のパターンをマスクとして第2の反射防止膜7およびチタニア膜36を加工する。図13(g)に示すように、ウエハ全面に光照射し、第2のレジスト膜8を現像除去する。
【0083】
図13(h)に示すように、酸素プラズマで第2の反射防止膜7を除去してから、第1の反射防止膜4をパターニングする。一般に、酸素プラズマを用いた条件では、チタニア膜36のエッチングレートは、反射防止膜やカーボン膜のエッチングレートよりもずっと遅くなる。
【0084】
図13(i)に示すように、チタニア膜36をマスクとしてTEOS膜2を加工する。図13(j)に示すように、Clガスのプラズマでチタニア膜36及び第1の反射防止膜4を除去する。
【0085】
本実施形態に示したように、マスク層のパターンを用いて、被加工膜を直接加工することが可能な場合は、必ずしも下層膜を用いる必要はない。
【0086】
本実施形態では、第1の反射防止膜を形成したが、第1のレジストパターンの形成方法によっては、第1の反射防止膜の形成を省略することが可能である。例えば、第1のレジストパターンの形成を電子線にて行う場合には反射防止膜は必ずしも必要ではない。
【0087】
本実施形態では、マスク層としてチタニア膜を用いたが、実施形態としてはこれに限定されるものではない。被加工膜に対するエッチング耐性を有する材料であれば使用することが可能である。例えば、様々なシリコン原子含有材料や金属原子含有材料を使用することができる。また、エッチングマスク材料が第1のレジストパターンを崩さないような材料である場合には、溶剤に対する耐性を持たせる処理を省略することが可能である。
【0088】
なお、第1のレジスト膜5のパターンが式(1)の関係を常に満たしている必要はない。第1のレジスト膜5と第2のレジスト膜8との積層領域において、第1のレジスト膜5のパターンが、式(1)の関係を常に満たしていれば良い。第1のレジスト膜5のパターンが、式(1)の関係を満たしてない領域における第1のレジスト膜5周囲のチタニア膜36は、第2のレジスト膜をマスクに用いたチタニア膜36のパターニング時に除去される。
【0089】
(第7の実施形態)
図14,図15は、本発明の第7の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
図14(a)に示すように、基板上に膜厚500nmのTEOS膜2,膜厚500nmのポリアセナフチレン膜3,第1のレジスト膜5,及び膜厚500nmの水溶性シリコーン膜6を形成する。この処理は、第1の実施形態で図1(a)〜図1(d)を参照して説明した処理と同様なので、説明を省略する。図14(b)に示すように、膜厚100nmのSOG膜9と膜厚85nmの第2の反射防止膜7を順次形成する。
【0090】
図14(c)に示すように、第2の反射防止膜7上に、レジスト剤を回転塗布した後、プリベークして膜厚300nmのポジ型の第2のレジスト膜8を形成する。第2のレジスト膜8は、ポジ型のArFレジストである。さらに、第2のレジスト膜8を露光および現像し、第2のレジスト膜8のパターンを得る。
【0091】
図14(d)に示すように、第2のレジスト膜8のパターンをマスクとして第2の反射防止膜7を加工する。図15(e)に示すように、ウエハ全面に光照射し、第2のレジスト膜8及び露出する第1のレジスト膜5を現像除去する。
【0092】
図15(f)に示すように、酸素プラズマでポリアセナフチレン膜3をパターニングする。パターニング時、SOG膜及び水溶性シリコーン膜がマスクとなる。なお、パターニング時、反射防止膜が全て除去されても、下層にSOG膜9があるので、SOG膜9下の第1のレジスト膜が除去されることはない。
【0093】
図15(g)に示すように、反射防止膜、第1のレジスト膜及び水溶性シリコーン膜を除去する。ポリアセナフチレン膜3をマスクにTEOS膜2を加工する。図15(h)に示すように、酸素プラズマでポリアセナフチレン膜3のパターンをアッシングし、所望のTEOS膜2のパターンを得ることができる。
【0094】
本実施形態にて用いたSOG膜は、下層膜、下層膜を用いない場合には被加工膜に対してエッチング選択性を有するものであれば何を用いてもよい。本実施形態においては、珪素および金属元素から選ばれる1種類以上の元素を含有する材料を用いることができる。
【0095】
又、第1のレジスト膜のパターンと第2のレジスト膜のパターンとを組み合わせて、通常のリソグラフィでは露光マージンの点で形成が困難であったパターンを容易に形成することが可能になる。具体的な例を一つ挙げる。第1のレジスト膜がLSパターンを含み、当該LSパターンに垂直に交差するLSパターンを第2のレジスト膜として積層する場合を考える。図16を参照して、本発明の第7の実施形態に係わる半導体装置の製造工程の変形例を説明する。なお、以下の実施形態では、図14(a)〜図15(h)に対応させて説明する。
【0096】
図16(a)に示すように、L/Sパターンを含む第1のレジスト膜5のパターンを形成する(図14(a)を参照した工程に対応)。水溶性シリコーン膜6を成膜した後、第1のレジスト膜5の上面を露出させる。次いで、図16(b)に示すように、SOG膜9及び第2の反射防止膜7を形成した後、第1のレジスト膜のL/Sパターンに略直交するL/Sパターンを有する第2のレジスト膜8のパターンを形成する(図14(b),(c)を参照した工程に対応)。図16(c)に示すように、第2のレジスト膜8をマスクに第2の反射防止膜7及びSOG膜9をエッチングする(図14(d)を参照した工程に対応)。図16(d)に示すように、第2のレジスト膜8を除去する(図15(e)を参照した工程に対応)。図16(e)に示すように、酸素プラズマを照射して第2の反射防止膜7及びSOG膜9で覆われていない領域の第1のレジスト膜5を除去する(図15(f)を参照した工程に対応)。図16(f)に示すように、SOG膜9及びポリアセナフチレン膜3をマスクにTEOS膜2を加工した後、水溶性シリコーン膜6及びポリアセナフチレン膜3を除去する(図15(g),(h)を参照した工程に対応)。以上の示した工程で一般的に露光マージンの小さい密なホールパターンを形成することができる。
【0097】
(第8の実施形態)
図17,図18は、本発明の第8の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
図17(a)に示すように、基板上に膜厚500nmのTEOS膜2,膜厚500nmのポリアセナフチレン膜3,第1のレジスト膜5,及び膜厚500nmの水溶性シリコーン膜6を形成する。この処理は、第1の実施形態で図1(a),図1(b)を参照して説明した処理と同様なので、説明を省略する。
【0098】
図17(b)に示すように、水溶性シリコーン膜6をCF4/O2混合ガスのプラズマによりエッチバックする。エッチバック深さは、第1の実施形態の場合よりも100nm前後少なめにする。なお、水溶性シリコーン膜6の形成時、膜厚を200nm程度にすることによっても、図17(b)に示した構造を形成することができる。
【0099】
図17(c)に示すように、第2の反射防止膜7を膜厚85nmで塗布し、プリベークする。これにより、第7の実施形態の図14(b)と実質的に同一の状態となる。
【0100】
図17(d)に示すように、第2のレジスト膜8としてポジ型のArFレジストを300nmの厚さで回転塗布しプリベークする。さらに、第2のレジスト膜8を露光および現像し、第2のレジスト膜8のパターンを得る。
【0101】
図18(e)に示すように、第2のレジスト膜8のパターンをマスクとして第2の反射防止膜7および水溶性シリコーン膜6を加工する。エッチング加工深さは、第1のレジスト膜5が抜きで、かつ、第2のレジスト膜8が抜きであった個所において、水溶性シリコーン膜6の膜厚が、膜厚500nmのポリアセナフチレン膜3を加工するのに最低限必要な50nmを常に上回るように設定する。
【0102】
図18(f)に示すように、ウエハ全面に光照射し、第2のレジスト膜8及び露出する第1のレジスト膜5を現像除去する。図18(g)に示すように、酸素プラズマで第2の反射防止膜7を除去しポリアセナフチレン膜3をパターニングする。
【0103】
図18(h)に示すように、ポリアセナフチレン膜3のパターンをマスクとしてTEOS膜2を加工する。図18(i)に示すように、酸素プラズマでポリアセナフチレン膜3をアッシングし、所望のTEOS膜2のパターンを得ることができる。
【0104】
(第9の実施の形態)
図19〜図21は、本発明の第9の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
図19(a)に示すように、基板1上に被加工膜として膜厚500nmのTEOS膜2を形成する。TEOS膜2上に下層膜として膜厚500nmのポリアセナフチレン膜3を回転塗布後にベークして形成する。ポリアセナフチレン膜3上にレジスト膜5を膜厚125nmで回転塗布しプリベークする。第1のレジスト膜5は化学増幅型ArFポジレジストである。
【0105】
図19(b)に示すように、レジスト膜5をArF露光装置にて露光し、その後、PEBおよび現像を行うことにより第1のレジスト膜5のパターンを得る。第1のレジスト膜5のパターンは、領域R1、領域R2、領域R3を有する。領域R2において、第1のレジスト膜5のパターンは、被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を常に満たす。領域R1,R3の第1のレジスト膜5のパターンは、式(1)の関係を満たさない。領域R1において第1のレジスト膜5のパターンは、大きな残しパターンである。領域R3において第1のレジスト膜5のパターンは、微細なラインアンドスペースパターンや孤立ラインである。
【0106】
領域R1における第1のレジスト膜5上面上の水溶性シリコーン膜6の膜厚は、領域R2における第1のレジスト膜5上面上の水溶性シリコーン膜6の膜厚より厚く形成される。領域R3における第1のレジスト膜5上面上の水溶性シリコーン膜6の膜厚は、領域R2における第1のレジスト膜5上面上の水溶性シリコーン膜6の膜厚より薄く形成される。
【0107】
図19(d)に示すように、水溶性シリコーン膜6上に膜厚200nmの第2のレジスト膜8を形成する。第2のレジスト膜8は、溶液を回転塗布した後、プリベークして形成される。第2のレジスト膜8は、ポジ型のi線レジストである。さらに、第2のレジスト膜8を露光および現像し、第2のレジスト膜8のパターンを得る。第2のレジスト膜8のパターンは、第1のレジスト膜5のパターンにおいて大きな残しであった個所が抜きとなっている必要がある。
【0108】
図20(e)に示すように、第2のレジスト膜8をマスクとして水溶性シリコーン膜6をCF4/O2混合ガスのプラズマによりエッチングする。水溶性シリコーン膜6を加工した深さは、おおよそ50nmである。領域R1では、第1のレジスト膜5上に水溶性シリコーン膜6が残存し、領域R3では第1のレジスト膜5の上面が露出する。
【0109】
図20(f)に示すように、残った第2のレジスト膜8及び領域R3の第1のレジスト膜5をO2 プラズマで除去する。
【0110】
図20(g)に示すように、水溶性シリコーン膜6をCF4/O2混合ガスのプラズマによりエッチバックする。領域R3では、水溶性シリコーン膜6が除去される。また、領域R3では、第1のレジスト膜5の上面が露出し、パターン間に水溶性シリコーン膜6が残存する。水溶性シリコーン膜6が残っていた個所においては、その膜厚は膜厚500nmのポリアセナフチレン膜3を加工するのに最低限必要な50nmを常に上回っている。
【0111】
図20(h)に示すように、酸素プラズマでポリアセナフチレン膜3をパターニングする。図21(i)に示すように、ポリアセナフチレン膜3のパターンをマスクとしてTEOS膜2を加工する。
【0112】
図21(j)に示すように、酸素プラズマでポリアセナフチレン膜3のパターンをアッシングし、除去する。以上の工程により、所望のTEOS膜2のパターンを得ることができる。
【0113】
本実施形態においては、第1のレジスト膜に対応する第1の反射防止膜は用いていないが、第1の反射防止膜を用いても本発明を何ら逸脱しない。本実施形態においては、第2のレジスト膜に対応する第2の反射防止膜は用いていないが、第2の反射防止膜を用いても本発明を何ら逸脱するものではない。
【0114】
(第9の実施の形態)
図22,図23は、本発明の第10の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図である。
第9の実施形態で図19(a)〜図19(c)を参照して説明した工程を行い、図22(a)に示す構造を形成する。第1のレジスト膜5のパターンは、領域R1、領域R2、領域R3を有する。領域R2において、第1のレジスト膜5のパターンは、被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、式(1)の関係を常に満たす。領域R1,R3の第1のレジスト膜5のパターンは、式(1)の関係を満たさない。領域R1において第1のレジスト膜5のパターンは、大きな残しパターンである。領域R3において第1のレジスト膜5のパターンは、専ら孤立ラインパターンである。
【0115】
領域R1における第1のレジスト膜5上面上の水溶性シリコーン膜6の膜厚は、領域R2における第1のレジスト膜5上面上の水溶性シリコーン膜6の膜厚より厚く形成される。領域R3における第1のレジスト膜5上面上の水溶性シリコーン膜6の膜厚は、領域R2における第1のレジスト膜5上面上の水溶性シリコーン膜6の膜厚より薄く形成される。
【0116】
図22(b)に示すように、水溶性シリコーン膜6をCF4/O2混合ガスのプラズマによりエッチバックする。領域R1において、第1のレジスト膜5上に水溶性シリコーン膜6が残存する。領域R2,R3において、第1のレジスト膜5の上面が露出している。
【0117】
図22(c)に示すように、第9の実施形態と同様に、領域R2に第2のレジスト膜8を形成する。図23(d)に示すように、第2のレジスト膜8をマスクとして水溶性シリコーン膜6をCF4/O2混合ガスのプラズマによりエッチングする。水溶性シリコーン膜6を加工した深さは、おおよそ50nmである。ここで、領域R1において、第1のレジスト膜5の上面が露出する。
【0118】
図23(e)に示すように、シンナー処理により、第2のレジスト膜8の残膜を除去する。図23(f)に示すように、O2 プラズマにより第1のレジスト膜5を除去する。引き続きO2 プラズマによりポリアセナフチレン膜3のパターニングを行う。
【0119】
図23(g)に示すように、ポリアセナフチレン膜3のパターンをマスクとしてTEOS膜2を加工する。図23(h)に示すように、酸素プラズマで水溶性シリコーン膜6のパターンをアッシングする。以上説明した工程により所望のTEOS膜2のパターンを得ることができる。
【0120】
本実施形態においては、第1のレジスト膜に対応する第1の反射防止膜は用いていないが、第1の反射防止膜を用いても本発明の実施は可能であり、本発明の範囲を何ら逸脱するものではない。本実施形態においては、第2のレジスト膜に対応する第2の反射防止膜は用いていないが、第2の反射防止膜を用いても本発明の実施は可能であり、本発明の範囲を何ら逸脱するものではない。
【0121】
(変形例)
各実施形態では、被加工膜としてTEOS膜を用いた例を示したが、本発明の実施は、被加工膜の種類によって限られるものではない。例えば、ポリシリコン膜、アルミニウム膜を始め、様々な金属膜、半導体膜、絶縁体膜の利用が可能である。
【0122】
各実施形態では、下層膜としてポリアセナフチレン膜を用いた例を示したが、本発明の実施は、下層膜の種類によって限られるものではない。例えば、ノボラック樹脂膜、ポリイミド膜、ポリアリーレン膜、ポリアリーレンエーテル膜などの使用が可能である。
【0123】
各実施形態では、レジスト膜5,8にArFレジスト、i線用レジストを用いたが、これに限定されるものではない。レジスト膜5,8として、ArFレジスト、g線用レジスト、i線用レジスト、KrF用レジスト、F2用レジスト、電子線用レジスト、X線用レジスト、EUV用レジスト、インプリントリソグラフィ用レジストなどと、以上それぞれに対応する露光装置を用いることが可能である。
【0124】
各実施形態では、マスク層として水溶性シリコーン膜6を用いたが、本発明の実施はこれに限定されるものではない。レジスト膜5を完全に消失させてしまう材料でなければ、本発明の実施に使用することができる。例えば、レジスト膜5を溶解させない溶媒を用いたSOG膜を用いることが可能である。
【0125】
各実施形態では、エッチバック方法としてRIEを用いたが、本発明の実施はこれに限定されるものではない。例えば、エッチングマスク材料として放射線感受性ポリシラン、放射線感受性ポリゲルマン、放射線感受性ポリスタナン、放射線感受性ポリシラザン、放射線感受性ポリシロキサン、放射線感受性ポリカルボシラン、放射線感受性ジシラニレン−π−電子系ポリマー、それら各化合物の2種類以上の共重合体、ベンゼン環の置換基に珪素原子を含有するノボラック樹脂、およびベンゼン環の置換基に珪素原子を含有するポリヒドロキシスチレン樹脂、または、これら各化合物のいずれかと放射線感受性物質との混合物を用いても良い。ここにあげた材料の場合、エッチバックのかわりに、エネルギー線(光線、電子線、またはイオンビーム)の照射によりエッチングマスク材料を感光させた後、レジスト膜のパターン間にエッチングマスク材料が残るような現像処理を行えば良い。このエッチングマスク材料を残す方法は、本発明者が特願2002−122862で出願している。レジスト膜のパターンを完全に消失させてしまう材料でない必要がある。
【0126】
第2,3実施形態において、第2のレジスト膜8を除去した後、第2の反射防止膜7を除去してポリアセナフチレン膜3をパターニングする例を示した。しかし、例えば酸素プラズマを用いて、第2のレジスト膜8および第2の反射防止膜7の除去と、ポリアセナフチレン膜3とのパターニングを一括して行うことも可能である。
【0127】
第4の実施形態において、第2のレジスト膜8を除去してから、第2の反射防止膜7を除去しカーボン膜23をパターニングする例を示した。しかし、例えば酸素プラズマを用いて、第2のレジスト膜8および第2の反射防止膜7の除去と、カーボン膜23のパターニングを一括して行うことも可能である。
【0128】
第10の実施形態において、第2のレジスト膜8の残膜の除去と、第1のレジスト膜の除去及びポリアセナフチレン膜3のパターニングとを個別に行ったが、一連の処理で行うことも可能である。例えば、O2プラズマを用いれば、第2のレジスト膜8の残膜の除去と、第1のレジスト膜の除去及びポリアセナフチレン膜3のパターニングとを一連の処理で処理することが可能である。
【0129】
マスク層(水溶性シリコーン膜6,SOG膜16)の表面を後退させる際、ウェットエッチング法、ドライエッチング法、化学機械研磨法を用いる或いは、二つ以上の方法を組み合わせれば良い。マスク層(水溶性シリコーン膜6,SOG膜16)の表面を後退させる際、前記マスク層と前記第1のレジスト膜との後退速度が近い加工条件を用いることが好ましい。特に化学機械研磨を用いる場合は、マスク材料の段差を低減することが可能であるので、数1〜数7に示す式の制限を緩めることができる。
【0130】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することが可能である。
【0131】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、反転マスクプロセスを用いて、所定のパターンを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図2】レジストパターンに課せられる必要条件を示す図。
【図3】第2の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図4】第2の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図5】第2の実施形態に係わる半導体装置の製造工程の変形例を示す断面図。
【図6】第3の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図7】第3の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図8】第4の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図9】第4の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図10】第5の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図11】第5の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図12】第6の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図13】第6の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図14】第7の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図15】第7の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図16】第7の実施形態に係わる半導体装置の製造工程の変形例を示す断面図。
【図17】第8の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図18】第8の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図19】第9の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図20】第9の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図21】第9の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図22】第10の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【図23】第10の実施形態に係わる半導体装置の製造工程を示す断面図。
【符号の説明】
1…基板,2…TEOS膜,3…ポリアセナフチレン膜,4…第1の反射防止膜,5…(第1の)レジスト膜,6…水溶性シリコーン膜,7…第2の反射防止膜,8…第2のレジスト膜,15…レジスト膜,15…第1のレジスト膜,16…SOG膜,23…カーボン膜,36…チタニア膜[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pattern forming method for performing patterning using a reverse pattern of a resist film formed on a substrate, and a method for manufacturing a semiconductor device using the pattern forming method.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the rapid development of information communication technology, computerization has progressed in every field of social life. A semiconductor device supports the foundation, and the demand for higher functionality is unknown. Miniaturization is an extremely effective means for increasing the speed, integration, and power consumption of semiconductor devices. With regard to lithography technology, which is a key technology for miniaturization, research and development of exposure apparatuses, resists, and the like have been eagerly advanced, but the difficulty level is increasing at an accelerating rate.
[0003]
With the progress of miniaturization, the resist film thickness has been reduced. Generally, it is said that when the aspect ratio of the resist pattern (resist pattern height / resist pattern dimension) exceeds 3, pattern collapse during rinsing is likely to occur. is required. In particular, F2In lithography and low-acceleration EB lithography, because of the difficulty in developing highly transparent resists and the short transmission distance of electron beams in resists, film thicknesses that are even thinner than required from the aspect ratio It is necessary to use a resist.
[0004]
A problem in thinning the film is compatibility with resist dry etching resistance. When the resist film thickness becomes thin, it becomes difficult to directly process the film to be processed using the resist pattern as a mask.
[0005]
There is a multilayer resist process as a method for solving this problem. There are several types of multi-layer resist processes. Here, a reversal mask process is taken as an example (Patent Document 1). Since the reverse mask process does not require any dry etching resistance to the resist, only resolution can be pursued in resist development. Further, since the final pattern obtained by the reversal mask process is a pattern obtained by reversing the resist pattern, it is possible to easily form a pattern that is difficult to form by the conventional pattern transfer method.
[0006]
As a result of conducting simulations and experiments on coating planarization while comprehensively considering the pattern contained in the layers used for semiconductor manufacturing, the physical properties of the etching mask material, and the accuracy of the semiconductor device manufacturing process, the results of semiconductor device manufacturing It was concluded that most of the layers used in the above would fail just by applying the prior art disclosed in
[0007]
[Patent Document 1]
JP-A-5-267253
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the reversal mask process, there is a problem that a pattern cannot be formed as intended in a place where a large resist remaining pattern or a large resist removal pattern is present.
[0009]
An object of the present invention is to provide a pattern forming method capable of forming a predetermined pattern by using an inversion mask process, and a semiconductor device manufacturing method using the pattern forming method.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
A pattern forming method according to an example of the present invention includes a step of forming a resist film on a film to be processed, a step of patterning the resist film, and a spin coating method on a mask layer that covers the resist film on the film to be processed. A step of retreating the surface of the mask layer to expose the upper surface of the resist film, a step of removing the resist film after the upper surface of the resist film is exposed, and the mask layer. Etching the film to be processed using a mask, and in the region where the resist film pattern is formed, the length y of one side of the maximum square region where the coverage of the resist film is 90% or more (Μm) and the length x (μm) of one side of the maximum square region where the coverage of the resist film is 10% or less,
[Equation 5]
It is characterized by satisfying.
[0011]
A pattern forming method according to an example of the present invention includes a step of forming a first resist film on a film to be processed, a step of patterning the first resist film, and a first pattern patterned on the film to be processed. Forming a mask layer covering the resist film using a spin coating method, retreating the surface of the mask layer to expose the upper surface of the first resist film, and After the upper surface is exposed, a step of forming a second resist film covering the mask layer on the film to be processed, a step of patterning the second resist film, and a mask of the patterned second resist film Etching the mask layer, removing the first and second resist films after etching the mask layer, and after or simultaneously with removing the first and second resist films Characterized in that it comprises a step of patterning the film to be processed and the mask layer is etched as a mask.
[0012]
A pattern forming method according to an example of the present invention includes a step of forming a first resist film on a film to be processed, a step of patterning the first resist film, and the first resist on the film to be processed. Forming a mask layer covering the film using a spin coating method, forming a second resist film covering the mask layer on the film to be processed, and patterning the second resist film; Etching the mask layer using the patterned second resist film as a mask; removing the second resist film after etching the mask layer; and removing the second resist film; Retreating the surface of the mask layer to expose the upper surface of the first resist film, removing the exposed first resist film, and after or after removing the exposed first resist film At the same time, characterized in that it comprises a step of patterning the film to be processed and the mask layer is etched as a mask.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
(First embodiment)
FIG. 1 is a sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to the first embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 1A, a TEOS
[0014]
As shown in FIG. 1B, a resist pattern is obtained by exposing the
[0015]
The pattern of the
[0016]
[Formula 6]
[0017]
Equation (1) indicates that, after the mask layer removal step performed later, the mask layer residual film exists in all the regions that were removed when the pattern of the resist
[0018]
As shown in FIG. 1C, a water-
[0019]
As shown in FIG. 1 (d), the water-
[0020]
As shown in FIG. 1E, the resist
[0021]
The process of deriving equation (1) will be described below. The expression (1) indicates that “the residual film of the mask layer is present in all the regions that were removed when the pattern of the resist
The liquid level profile when the solution is spin-coated on the stepped substrate is expressed by the following dimensionless expression.
[0022]
[Expression 7]
[0023]
Here, the meaning of each variable is as follows.
[0024]
t: Time
r: Distance from the rotation center
r0: Center coordinates of the pattern of interest (rotation center is the origin)
w: width of the pattern of interest
h (r, t): film thickness of coating material
hf: Film thickness of coating film on complete flat substrate at t = ∞
η: Solution viscosity
ρ: Density of the solution
ν: Kinematic viscosity of the solution (≡η / ρ)
s (r, t): substrate profile
ω: Angular velocity of wafer rotation
γ: surface tension of the solution
Where Ω2Is mentioned. Ω2Is the dominant parameter for step coverage. Ω2The smaller the is, the better the step coverage. That is, the liquid level of the solution becomes flat, which is desirable in the application of the reversal mask process.
[0025]
In the present embodiment, in order to perform full cueing, “when considering a resist film thickness range, a mask layer thickness range, a physical property value range of an etching mask material, and a process condition range, When the etch back depth margin becomes large (when the restriction is the least restrictive), it is necessary to satisfy the
[0026]
The following values were used as parameters when the process margin was the largest.
[0027]
r0: 3.0cm
hf: 1.0 μm
ρ: 0.8 g / cm3
ω: 2π × 1000 rad
γ: 60 dyn / cm
d: 0.3 μm
However,
d: Height of resist film
It is.
[0028]
In order to satisfy the
[0029]
In the present embodiment, the definition of “the portion where the resist remaining pattern was the widest” is defined as “the maximum square region selected from the resist film pattern and having a resist film coverage of 90% or more”. This is because a pattern in which fine slits or holes are periodically inserted in a wide residual pattern is appropriate to be treated as one large residual pattern from the viewpoint of coating a stepped substrate. As a result of simulation, it was confirmed that the level of 90% was an appropriate level. Further, the definition of “the place where the resist removal pattern was the widest” was defined as “the largest square region selected from the resist film pattern and having a resist film coverage of 10% or less”. This is because a pattern in which fine lines and pillars are periodically inserted in a wide blanking pattern is suitable to be treated as one large blanking pattern from the viewpoint of stepped substrate coating. As a result of simulation, it was confirmed that the level of 10% was an appropriate level.
[0030]
Furthermore, in order to satisfy the
[0031]
Here, the length of one side of the maximum square region selected from the pattern of the resist film and having a resist film coverage of 90% or more is y μm, and the resist film coverage is selected from the resist film pattern. Assuming that the length of one side of the maximum square area that is 10% or less is x μm, a set of y and x satisfying the
Therefore, in order to cue the entire surface, the pattern of the resist film must always satisfy the formula (1).
[0032]
(Second Embodiment)
An element pattern cannot be formed only by the method described in the first embodiment. In the present embodiment, a method for forming an element pattern will be described.
[0033]
Lithographic pattern formation is performed twice, the first of which is the maximum length y (μm) of one side of the maximum square area where the pattern coverage of the resist film is 90% or more, and the maximum coverage that is 10% or less. The relationship of the length x (μm) of one side of the square region is made to include a region that always satisfies the relationship of Expression (1). The second patterning is performed using a normal lithography technique.
[0034]
3 and 4 are cross-sectional views showing a manufacturing process of a semiconductor device according to the second embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 3A, a
[0035]
As shown in FIG. 3B, a solution containing an antireflection material is applied on the
[0036]
As shown in FIG. 3C, a resist agent is spin-coated on the
[0037]
As shown in FIG. 3D, the
[0038]
As shown in FIG. 4F, the
[0039]
As shown in FIG. 4G, the
[0040]
The length y (μm) of one side of the maximum square area where the pattern coverage of the first resist
[0041]
Further, by combining the pattern of the first resist film and the pattern of the second resist film, it becomes possible to easily form a pattern that is difficult to form in terms of exposure margin in normal lithography. Here is a specific example. Consider a case in which the first resist film includes an LS pattern, and an LS pattern perpendicular to the LS pattern is stacked as the second resist film. With reference to FIG. 5, a modification of the manufacturing process of the semiconductor device according to the second embodiment of the present invention will be described. In the following embodiments, description will be made in correspondence with FIGS. 3 (a) to 4 (h).
[0042]
As shown in FIG. 5A, a pattern of the first resist
[0043]
By combining the two resist films in the above steps, a dense pillar pattern with a generally small exposure margin can be formed.
[0044]
(Third embodiment)
This modified example is characterized in that the basic process is the same as that of the second embodiment, and a process for imparting solvent resistance is further performed on the pattern of the first resist film.
[0045]
6 and 7 are cross-sectional views showing the manufacturing steps of the semiconductor device according to the third embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 6A, as in the second embodiment, a
[0046]
As shown in FIG. 6B, the resist
[0047]
As shown in FIG. 6C, an SOG film (mask layer) 16 having a solid film thickness of 500 nm is formed by spin coating. The SOG film solution uses an organic solvent. If a solution of an SOG film containing an organic solvent is applied to the first resist
[0048]
As shown in FIG. 6 (d), the water-
[0049]
As shown in FIG. 7E, a pattern of the
[0050]
As shown in FIG. 7F, the entire surface of the wafer is irradiated with light, and the second resist
[0051]
As shown in FIG. 7H, the
[0052]
The length y (μm) of one side of the maximum square area where the pattern coverage of the first resist
[0053]
According to the present embodiment, the solvent of the mask layer is an organic solvent, and even if it is a material that would normally collapse the resist pattern when applied directly onto the first resist pattern, it can be used. .
[0054]
In this embodiment, electron beam irradiation is used as a process for imparting solvent resistance, but the implementation of the present invention is not limited to this. For example, light irradiation, ion irradiation, or radical irradiation can be used.
[0055]
In the present embodiment, the SOG film is used as the mask layer, but the implementation of the present invention is not limited to this. A material having etching resistance to the lower layer film can be used. For example, various silicon atom-containing materials and metal atom-containing materials can be used.
[0056]
(Fourth embodiment)
This modification has the same basic process as that of the second embodiment, and is characterized in that a first antireflection film is formed under the first resist film.
8 and 9 are cross-sectional views showing the manufacturing steps of the semiconductor device according to the fourth embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 8A, a
[0057]
As shown in FIG. 8B, after the first resist
[0058]
The pattern of the first resist
[0059]
As shown in FIG. 8C, after the water-
[0060]
As shown in FIG. 8D, a positive ArF resist having a film thickness of 300 nm is formed as the second resist
[0061]
As shown in FIG. 9F, the
[0062]
As shown in FIG. 9G, the
[0063]
The length y (μm) of one side of the maximum square area where the pattern coverage of the first resist
[0064]
According to the present embodiment, the first resist
[0065]
In the present embodiment, an example in which a carbon film formed by a sputtering method is used as the lower layer film is shown, but the implementation of the present invention is not limited by the formation method and the type of the lower layer film. For example, a carbon film formed by a CVD method can be used. Of course, it is possible to use the lower layer film shown in the first embodiment.
[0066]
(Fifth embodiment)
This modification has the same basic process as that of the second embodiment, and is characterized in that a first antireflection film is formed under the first resist film.
10 and 11 are cross-sectional views showing the manufacturing steps of the semiconductor device according to the fifth embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 10A, an
[0067]
As shown in FIG. 10B, after the first resist
[0068]
As shown in FIG. 10C, after the
[0069]
As shown in FIG. 10D, a positive Si-containing resist is formed as the second resist
[0070]
As shown in FIG. 11F, fluorocarbon gas plasma is supplied to remove the first resist
[0071]
The length y (μm) of one side of the maximum square area where the pattern coverage of the first resist
[0072]
According to the present embodiment, the first resist
[0073]
In the present embodiment, an example in which a silicon nitride film is used as the lower layer film has been shown, but the embodiment is not limited by the formation method and the type of the lower layer film. For example, SiO2A film, an amorphous silicon film or the like can be used. Of course, it is possible to use the lower layer film shown in the first embodiment.
[0074]
In this embodiment, a polyacenaphthylene film is used as the mask layer, but the implementation of the present invention is not limited to this. A material having etching resistance to the lower layer film can be used. For example, a novolac resin film, a polyimide film, a polyarylene film, or a polyarylene ether film can be used.
[0075]
(Sixth embodiment)
In the present embodiment, a basic process is the same as that of the fourth embodiment, and a method of processing a film to be processed without using a lower layer film will be described.
12 and 13 are cross-sectional views showing the manufacturing steps of the semiconductor device according to the sixth embodiment of the present invention.
[0076]
As shown in FIG. 12A, a
[0077]
As shown in FIG. 12B, after the first resist
[0078]
The pattern of the resist
[0079]
As shown in FIG. 12C, a titania (titanium oxide)
[0080]
As shown in FIG. 12D, the
[0081]
As shown in FIG. 12E, a
[0082]
As shown in FIG. 13F, the
[0083]
As shown in FIG. 13H, the
[0084]
As shown in FIG. 13I, the
[0085]
As shown in this embodiment, when the film to be processed can be directly processed using the mask layer pattern, the lower layer film is not necessarily used.
[0086]
In the present embodiment, the first antireflection film is formed. However, depending on the method of forming the first resist pattern, the formation of the first antireflection film can be omitted. For example, when the first resist pattern is formed with an electron beam, the antireflection film is not always necessary.
[0087]
In the present embodiment, a titania film is used as a mask layer, but the embodiment is not limited thereto. Any material having etching resistance to the film to be processed can be used. For example, various silicon atom-containing materials and metal atom-containing materials can be used. Further, in the case where the etching mask material is a material that does not break the first resist pattern, it is possible to omit the process for imparting resistance to the solvent.
[0088]
Note that the pattern of the first resist
[0089]
(Seventh embodiment)
14 and 15 are cross-sectional views showing the manufacturing steps of the semiconductor device according to the seventh embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 14A, a
[0090]
As shown in FIG. 14C, a resist agent is spin-coated on the
[0091]
As shown in FIG. 14D, the
[0092]
As shown in FIG. 15F, the
[0093]
As shown in FIG. 15G, the antireflection film, the first resist film, and the water-soluble silicone film are removed. The
[0094]
The SOG film used in the present embodiment may be any film as long as it has etching selectivity with respect to the film to be processed when the lower film and the lower film are not used. In the present embodiment, a material containing one or more elements selected from silicon and metal elements can be used.
[0095]
Further, by combining the pattern of the first resist film and the pattern of the second resist film, it becomes possible to easily form a pattern that is difficult to form in terms of exposure margin in normal lithography. Here is a specific example. Consider a case in which the first resist film includes an LS pattern, and an LS pattern perpendicular to the LS pattern is stacked as the second resist film. With reference to FIG. 16, a modification of the manufacturing process of the semiconductor device according to the seventh embodiment of the present invention will be described. In the following embodiments, description will be made in correspondence with FIGS. 14 (a) to 15 (h).
[0096]
As shown in FIG. 16A, the pattern of the first resist
[0097]
(Eighth embodiment)
17 and 18 are cross-sectional views showing the manufacturing steps of the semiconductor device according to the eighth embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 17A, a
[0098]
As shown in FIG. 17B, the water-
[0099]
As shown in FIG. 17C, the
[0100]
As shown in FIG. 17D, a positive type ArF resist is spin-coated at a thickness of 300 nm as the second resist
[0101]
As shown in FIG. 18E, the
[0102]
As shown in FIG. 18F, the entire surface of the wafer is irradiated with light, and the second resist
[0103]
As shown in FIG. 18H, the
[0104]
(Ninth embodiment)
19 to 21 are cross-sectional views showing a manufacturing process of a semiconductor device according to the ninth embodiment of the present invention.
As shown in FIG. 19A, a
[0105]
As shown in FIG. 19B, the resist
[0106]
The film thickness of the water-
[0107]
As shown in FIG. 19D, a second resist
[0108]
As shown in FIG. 20 (e), the water-
[0109]
As shown in FIG. 20F, the remaining second resist
[0110]
As shown in FIG. 20 (g), the water-
[0111]
As shown in FIG. 20H, the
[0112]
As shown in FIG. 21J, the pattern of the
[0113]
In the present embodiment, the first antireflection film corresponding to the first resist film is not used, but the use of the first antireflection film does not depart from the present invention. In the present embodiment, the second antireflection film corresponding to the second resist film is not used, but the use of the second antireflection film does not depart from the present invention.
[0114]
(Ninth embodiment)
22 and 23 are cross-sectional views showing a manufacturing process of a semiconductor device according to the tenth embodiment of the present invention.
The process described with reference to FIGS. 19A to 19C in the ninth embodiment is performed to form the structure shown in FIG. The pattern of the first resist
[0115]
The film thickness of the water-
[0116]
As shown in FIG. 22 (b), the water-
[0117]
As shown in FIG. 22C, the second resist
[0118]
As shown in FIG. 23E, the remaining film of the second resist
[0119]
As shown in FIG. 23G, the
[0120]
In the present embodiment, the first antireflection film corresponding to the first resist film is not used, but the present invention can be implemented even if the first antireflection film is used. There is no departure. In the present embodiment, the second antireflection film corresponding to the second resist film is not used, but the present invention can be implemented even if the second antireflection film is used. There is no departure.
[0121]
(Modification)
In each embodiment, an example in which a TEOS film is used as a film to be processed has been described. However, implementation of the present invention is not limited to the type of film to be processed. For example, various metal films, semiconductor films, and insulator films including a polysilicon film and an aluminum film can be used.
[0122]
In each embodiment, an example in which a polyacenaphthylene film is used as the lower layer film has been shown, but the implementation of the present invention is not limited by the type of the lower layer film. For example, a novolac resin film, a polyimide film, a polyarylene film, a polyarylene ether film, or the like can be used.
[0123]
In each embodiment, the ArF resist and the i-line resist are used for the resist
[0124]
In each embodiment, although the water-soluble silicone film |
[0125]
In each embodiment, RIE is used as an etch back method, but the implementation of the present invention is not limited to this. For example, there are two types of etching mask materials: radiation-sensitive polysilane, radiation-sensitive polygermane, radiation-sensitive polystannane, radiation-sensitive polysilazane, radiation-sensitive polysiloxane, radiation-sensitive polycarbosilane, radiation-sensitive disilanylene-π-electron polymer, and their respective compounds. The above copolymer, a novolak resin containing a silicon atom as a substituent on the benzene ring, a polyhydroxystyrene resin containing a silicon atom as a substituent on the benzene ring, or any of these compounds and a radiation-sensitive substance Mixtures may be used. In the case of the materials listed here, the etching mask material remains exposed between the resist film patterns after the etching mask material is exposed by irradiation with energy rays (light rays, electron beams, or ion beams) instead of etching back. Development processing may be performed. The inventor has applied for a method for leaving the etching mask material in Japanese Patent Application No. 2002-122862. The material must not be a material that completely erases the resist film pattern.
[0126]
In the second and third embodiments, an example is shown in which after the second resist
[0127]
In the fourth embodiment, the second resist
[0128]
In the tenth embodiment, the removal of the remaining film of the second resist
[0129]
When the surface of the mask layer (water-
[0130]
In addition, this invention is not limited to the said embodiment, In the range which does not deviate from the summary, it can change and implement variously.
[0131]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, a predetermined pattern can be created by using an inversion mask process.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to a first embodiment.
FIG. 2 is a diagram showing necessary conditions imposed on a resist pattern.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to a second embodiment.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to a second embodiment.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing a modification of the manufacturing process of the semiconductor device according to the second embodiment.
FIG. 6 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to a third embodiment.
7 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to a third embodiment; FIG.
FIG. 8 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to a fourth embodiment.
FIG. 9 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to the fourth embodiment.
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to a fifth embodiment.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to a fifth embodiment.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to the sixth embodiment.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to the sixth embodiment.
FIG. 14 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to a seventh embodiment.
FIG. 15 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to a seventh embodiment.
FIG. 16 is a sectional view showing a modification of the manufacturing process of the semiconductor device according to the seventh embodiment.
FIG. 17 is a cross-sectional view showing the manufacturing process of the semiconductor device according to the eighth embodiment.
FIG. 18 is a cross-sectional view showing the manufacturing process of the semiconductor device according to the eighth embodiment.
FIG. 19 is a cross-sectional view showing the manufacturing process of the semiconductor device according to the ninth embodiment.
FIG. 20 is a cross-sectional view showing a manufacturing process of a semiconductor device according to the ninth embodiment.
FIG. 21 is a cross-sectional view showing the manufacturing process of the semiconductor device according to the ninth embodiment.
FIG. 22 is a cross-sectional view showing the manufacturing process of the semiconductor device according to the tenth embodiment.
FIG. 23 is a cross-sectional view showing the manufacturing process of the semiconductor device according to the tenth embodiment;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (19)
前記第1のレジスト膜をパターニングする工程と、
前記被加工膜上に前記第1のレジスト膜を覆うマスク層を回転塗布法を用いて形成する工程と、
前記マスク層の表面を後退させて、前記第1のレジスト膜の上面を露出させる工程と、
前記第1のレジスト膜上面の露出後、前記第1のレジスト膜を除去する工程と、
前記マスク層をマスクにして前記被加工膜をエッチングする工程とを含み、
前記第1のレジスト膜のパターンが形成されている領域において、前記レジスト膜の被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、前記レジスト膜の被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)との関係が、
Patterning the first resist film;
Forming a mask layer covering the first resist film on the film to be processed using a spin coating method;
Retreating the surface of the mask layer to expose the upper surface of the first resist film;
Removing the first resist film after exposing the upper surface of the first resist film;
Etching the film to be processed using the mask layer as a mask,
In the region where the pattern of the first resist film is formed, the length y (μm) of one side of the maximum square region where the coverage of the resist film is 90% or more, and the coverage of the resist film is The relationship with the length x (μm) of one side of the maximum square area that is 10% or less is
前記第1のレジスト膜をパターニングする工程と、
前記被加工膜上にパターニングされた第1のレジスト膜を覆うマスク層を回転塗布法を用いて形成する工程と、
前記マスク層の表面を後退させて、前記第1のレジスト膜の上面を露出させる工程と、
前記第1のレジスト膜の上面の露出後、前記被加工膜上に前記マスク層を覆う第2のレジスト膜を形成する工程と、
前記第2のレジスト膜をパターニングする工程と、
パターニングされた前記第2のレジスト膜をマスクとして前記マスク層をエッチングする工程と、
前記マスク層のエッチング後、第1及び第2のレジスト膜を除去する工程と、
第1及び第2のレジスト膜の除去後または除去と同時に、エッチングされた前記マスク層をマスクとして前記被加工膜をパターニングする工程とを含むことを特徴とするパターン形成方法。Forming a first resist film on the film to be processed;
Patterning the first resist film;
Forming a mask layer covering the patterned first resist film on the film to be processed using a spin coating method;
Retreating the surface of the mask layer to expose the upper surface of the first resist film;
Forming a second resist film covering the mask layer on the film to be processed after exposing the upper surface of the first resist film;
Patterning the second resist film;
Etching the mask layer using the patterned second resist film as a mask;
Removing the first and second resist films after etching the mask layer;
And a step of patterning the film to be processed using the etched mask layer as a mask after or simultaneously with the removal of the first and second resist films.
第1のレジスト膜の被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、第1のレジスト膜の被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、
The length y (μm) of one side of the largest square region where the coverage of the first resist film is 90% or more and the length of one side of the largest square region where the coverage of the first resist film is 10% or less. The relationship of length x (μm) is
第2のレジスト膜のパターニングは、前記厚膜領域の前記マスク層上に第2のレジスト膜が形成されないようにし、
前記マスク層の後退は、前記積層領域の第1のレジスト膜の上面を露出させ、前記厚膜領域の第1のレジスト膜の上面を露出させず、
前記マスク層のエッチングは、前記厚膜領域の第1のレジスト膜の上面を露出させることを特徴とする請求項3に記載のパターン形成方法。A laminated region of the first resist film and the second resist film, and a thick film region in which the film thickness of the mask layer is formed thicker than the film thickness of the mask layer in the laminated region are set,
The patterning of the second resist film prevents the second resist film from being formed on the mask layer in the thick film region,
The recession of the mask layer exposes the upper surface of the first resist film in the stacked region, does not expose the upper surface of the first resist film in the thick film region,
The pattern forming method according to claim 3, wherein the etching of the mask layer exposes an upper surface of the first resist film in the thick film region.
前記第1のレジスト膜をパターニングする工程と、
前記被加工膜上に前記第1のレジスト膜を覆うマスク層を回転塗布法を用いて形成する工程と、
前記被加工膜上に前記マスク層を覆う第2のレジスト膜を形成する工程と、
前記第2のレジスト膜をパターニングする工程と、
パターニングされた第2のレジスト膜をマスクとして前記マスク層をエッチングする工程と、
前記マスク層のエッチング後、前記第2のレジスト膜を除去する工程と、
第2のレジスト膜の除去後、前記マスク層の表面を後退させて、第1のレジスト膜の上面を露出させる工程と、
露出した第1のレジスト膜を除去する工程と、
露出した第1のレジスト膜の除去後または除去と同時に、エッチングされた前記マスク層をマスクとして前記被加工膜をパターニングする工程とを含むことを特徴とするパターン形成方法。Forming a first resist film on the film to be processed;
Patterning the first resist film;
Forming a mask layer covering the first resist film on the film to be processed using a spin coating method;
Forming a second resist film covering the mask layer on the film to be processed;
Patterning the second resist film;
Etching the mask layer using the patterned second resist film as a mask;
Removing the second resist film after etching the mask layer;
After removing the second resist film, retreating the surface of the mask layer to expose the upper surface of the first resist film;
Removing the exposed first resist film;
Patterning the processed film using the etched mask layer as a mask after or simultaneously with the removal of the exposed first resist film.
第1のレジスト膜の被覆率が90%以上となる最大の正方形領域の一辺の長さy(μm)と、第1のレジスト膜の被覆率が10%以下となる最大の正方形領域の一辺の長さx(μm)の関係が、
The length y (μm) of one side of the largest square region where the coverage of the first resist film is 90% or more and the length of one side of the largest square region where the coverage of the first resist film is 10% or less. The relationship of length x (μm) is
第2のレジスト膜のパターニングは、前記厚膜領域の前記マスク層上に第2のレジスト膜が形成されないようにすることを特徴とする請求項7に記載のパターン形成方法。A laminated region of the first resist film and the second resist film, and a thick film region in which the film thickness of the mask layer is formed thicker than the film thickness of the mask layer in the laminated region are set,
The pattern forming method according to claim 7, wherein the second resist film is patterned such that the second resist film is not formed on the mask layer in the thick film region.
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