JP2004538713A - Cdmaシステムにおいて可変データレートをサポートするための方法 - Google Patents
Cdmaシステムにおいて可変データレートをサポートするための方法 Download PDFInfo
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Abstract
符号分割多元接続(CDMA)データ通信システムにおける送信機と受信機との間で可変データレートをサポートするための改良方法(10)が提供される。本方法には、送信機と受信機との間に制御チャネル及び少なくとも一つのアプリケーションデータチャネルを設け(12)、送信機からアプリケーションデータチャネルを介し受信機に対して、ユーザデータを送信し(14)、送信機から制御チャネルを介し受信機に対して、このユーザデータが送信機により送信されるデータレートを示すデータレートインジケータを送信し(16)、このデータレートインジケータを用いて、受信機でこのユーザデータを復号する(18)ことが含まれる。
Description
【技術分野】
【0001】
本発明は、概して符号分割多元接続(CDMA)に関し、とりわけ、CDMAデータ通信システムにおいて可変データレートをサポートするための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線電気通信システムは、そのシステム信頼性及びシステム収容力の向上に伴って、過去十年間に劇的な成長を遂げてきた。無線通信システムは、陸線ベースのシステムが非実用的又は使用不可能であるような様々な応用分野において利用されている。また、無線通信システムは、老朽化する電話回線及び旧式化した電話機器にとって代わるための、経済的に採算の取れる代替案の一つともなっている。残念ながら、無線通信システムの利用に供することのできる無線周波数帯域部分は、種々のサービスプロバイダ間でシェアされなければならない有限の絶対必要なリソースである。よって、無線通信システムの効率及び収容力を向上させることに対する要望が常にある。
【0003】
符号分割多元接続(CDMA)は、無線通信システムの効率及び収容力を向上させるにあたっては、特段の有望性を示している。CDMAはスペクトラム拡散通信の原理に基づくデータ通信技術である。CDMAシステムにおいては、周波数スペクトラムの同一部分が全てのシステム加入者単位により通信に用いられる。各々の加入者単位のベースバンドデータ信号に対して、一般に「拡散符号」と呼ばれる、データレートよりも遥かに高いレートを有する符号列が乗算される。この符号化が行なわれることにより、送信スペクトラムはベースバンドデータ信号のスペクトラムよりも遥かに広いものとなることから、この技術は「スペクトラム拡散」と呼ばれる。ユニークな拡散符号が各々の通信リンクに対して割り当てられることにより、加入者単位間及びそれらによる通信間での区別が可能となる。異なる加入者単位からの通信が同一周波数帯域上での送信によりなされることから、CDMAでは時分割多元接続又は周波数分割多元接続などの他の従来データ通信技術を用いるよりも多くのユーザが無線ネットワークに同時アクセスすることが可能となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
CDMAシステムでは、時として、ユーザが異なるデータレートでデータ送信を行なう必要がある場合がある。可変レートサービスでは、アプリケーションに応じて、フレーム間でデータレートを変える場合がある。既知の手法の一つでは、受信機で受信された所与のフレームに対するデータレートを判断するためにブラインドレート検出が用いられる。この手法においては、フレーム処理に先立ち、受信機が受信フレームのデータレートの判断を行なう必要がある。送信機により何れのデータレートが用いられたのかに関する判断がなされる前は、各フレームは各々取り得るデータレートで別々に処理される必要がある。当該サービスにおいてサポートされるデータレート数が大きいほど、受信機側ではより大きな処理力が要され、処理構成がより複雑となる。従って、CDMAシステムにおいて可変データレートをサポートするための、複雑さが緩和され信頼性が高い方法が提供されることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、符号分割多元接続(CDMA)データ通信システムにおける送信機と受信機との間で可変データレートをサポートするための改良方法が提供される。本方法には、送信機と受信機との間に制御チャネル及び少なくとも一つのアプリケーションデータチャネルを設け、送信機からアプリケーションデータチャネルを介し受信機に対して、ユーザデータを送信し、送信機から制御チャネルを介し、受信機に対して、このユーザデータが送信機により送信されるデータレートを示すデータレートインジケータを送信し、このデータレートインジケータを用いて、受信機でこのユーザデータを復号することが含まれる。
【0006】
本発明、及び、その目的と効果は、以下の明細書及び添付図面を参照することにより、より完全に理解される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
CDMA技術は一般に、セルラー型の無線ネットワーク通信システムにおいて実施される。セルラー型のシステムにおいて、サービスエリアは、セルと呼ばれる、幾つかの隣接する電波到達区域に地理的に分割される。ネットワークにおける各セルは、セル内又はセル近傍に所在している幾つかの移動局との通信リンクを確立する、少なくとも一つの基地局を有している。基地局及び移動局は、当該技術において周知のように、データ信号を送受信することのできる送受信器であり、移動局が一のセルから隣接セルへと移動するときに、当該移動局との通信リンクが隣接セル内の基地局に引き渡されることにより、このリンクが保持される。このようにして、移動局はその通信リンクの途切れを被ることなく、セル間を移動することができる。以下の記載はセルラー型の無線ネットワークシステムについて言及するものであるが、CDMA技術は他のタイプのデータ通信システムにおいても利用可能であることは容易に理解されるところである。
【0008】
図1はCDMAデータ通信システムにおける送信機と受信機との間での可変データレート送信をサポートするための改良方法について示すフローチャートである。通信リンクはステップ12に記されるように送信機と受信機との間に個別制御チャネル及び少なくとも一つのアプリケーションデータトラフィックチャネルが設けられるよう構成されている。制御チャネルは固定データレートで運用されるのに対して、アプリケーションデータチャネルは可変データレートをサポートすることができるように想定されている。
【0009】
データはフレームと呼ばれるビットのブロックで送信され、データレートはフレーム当たりで送信されるビット数として規定される。可変レート送信をサポートするために、送信機により制御チャネルを介してデータレートインジケータが受信機に対して送信され(14)、これと同時に、送信機によりアプリケーションデータチャネルを介してユーザデータが受信機に対して送信される(16)。本発明によれば、制御チャネルに用いられるフレームサイズはアプリケーションデータチャネルに用いられるフレームサイズよりも短いものである。
【0010】
受信機にデータレートを送信するにあたっては、好ましくは4ビットのバイナリインジケータが用いられる。インジケータの値は特定のデータレート(すなわち、フレーム当たりのビット数)及び対応するフレーム期間との相関関係を有する。本例では、インジケータの値が「0000」の場合にはサポートされる最も高いデータレートを、値が「1111」の場合にはサポートされる最も低いデータレートを示す。データレートインジケータ並びに対応するデータレート及びフレーム期間は、受信機に備えられた参照テーブルに保存される。参照テーブルにはデータレートが最も高いものから最も低いものまで順に並べられていることを想定する。これに代わる実施の形態では、データレートインジケータは送信機により用いられた実際のデータレートを表わすようにしても良い。
【0011】
送信機からのデータレートインジケータを受信すると、受信機はこれを復号する。データレートが判断されると、受信機はステップ18に示されるように送信機からアプリケーションデータチャネルを介して受信されたユーザデータを復号することができる。このようにして、ユーザデータペイロードをフレーム間で異ならせることができる。データレートインジケータはデータレートが変わるときにのみ送信される必要があるが、データレートインジケータは送信機と受信機との間で送信されるユーザデータペイロードの各々のために送信することもできるものと想定する。
【0012】
セルラー型のネットワークシステムにおいては、基地局及び移動局はその各々が送受信機能を果たす能力を有する。基地局から移動局への送信はダウンリンク又はフォワードチャネル通信リンクと呼ばれるのに対して、移動局から基地局への送信はアップリンク又はリバースチャネル通信リンクと呼ばれる。よって、上述の手法は何れの方向の送信に対しても適用され得るものであることが理解される。
【0013】
第三世代無線パーソナル通信システムに用いられる様々な広帯域CDMA規格が提案されている。初期のCDMA規格(例えば、IS−95)と異なり、提案されている広帯域CDMA規格は、データレートインジケータを送信するために用いられ得る、一又はそれより多くの個別制御チャネルを含む。米国電気通信工業会により提案されている広帯域CDMA規格(一般に「CDMA2000」と呼ばれている)はそのような広帯域CDMA規格の一つである。以下にさらに説明するように、本発明の改良手法は特にCDMA2000と用いるのに適したものである。以下の記載はCDMA2000について言及されているものであるが、本発明は、ARIB及びETSIにより提案されている広帯域CDMA規格並びにETRIにより提案されている広帯域CDMA規格を含む(但し、これらに限られない)他のCDMA規格においても実施され得るものであることは容易に理解される。
【0014】
図2はCDMA2000のために提案されている四つの異なる個別上りチャネルを示す。ファンダメンタルチャネル22並びに一又はそれ以上のサプリメンタルチャネル24及び26はユーザデータを伝送するためのものである。個別制御チャネル28は制御情報を伝送するためのものであり、パイロットチャネル30は上り同期検波のためのタイミング信号を伝送する。四本の上りチャネルは当該技術において良く知られるようにウォルシュコードにより分けられる。
【0015】
本発明の好適な実施の形態では、ユーザデータはファンダメンタルチャネル22又はサプリメンタルチャネル24及び26の一方の何れかにより、20msのフレーム長で送信される。さらに個別制御チャネル28がデータレートインジケータを送信するのに用いられる。好ましくは、個別制御チャネル28は固定データレートを有する5msのフレーム長を用いる。
【0016】
同様に、三本の個別下りチャネルがCDMA2000に提案されている。ファンダメンタルチャネル及びサプリメンタルチャネルはユーザデータを伝送し、個別制御チャネルは制御情報を伝送する。本発明においては、個別制御チャネルはデータレートインジケータを送信するのに用いられる。
【0017】
本発明は現時点における好適な形態で記載されているものであるが、添付の特許請求の範囲に示されるような発明の本旨から逸脱することのない限度において変更可能であることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る可変データレートをサポートするための方法を示すフローチャート
【図2】CDMA2000のために提案されている、四つの異なる個別上りチャネルを示す図
【0001】
本発明は、概して符号分割多元接続(CDMA)に関し、とりわけ、CDMAデータ通信システムにおいて可変データレートをサポートするための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
無線電気通信システムは、そのシステム信頼性及びシステム収容力の向上に伴って、過去十年間に劇的な成長を遂げてきた。無線通信システムは、陸線ベースのシステムが非実用的又は使用不可能であるような様々な応用分野において利用されている。また、無線通信システムは、老朽化する電話回線及び旧式化した電話機器にとって代わるための、経済的に採算の取れる代替案の一つともなっている。残念ながら、無線通信システムの利用に供することのできる無線周波数帯域部分は、種々のサービスプロバイダ間でシェアされなければならない有限の絶対必要なリソースである。よって、無線通信システムの効率及び収容力を向上させることに対する要望が常にある。
【0003】
符号分割多元接続(CDMA)は、無線通信システムの効率及び収容力を向上させるにあたっては、特段の有望性を示している。CDMAはスペクトラム拡散通信の原理に基づくデータ通信技術である。CDMAシステムにおいては、周波数スペクトラムの同一部分が全てのシステム加入者単位により通信に用いられる。各々の加入者単位のベースバンドデータ信号に対して、一般に「拡散符号」と呼ばれる、データレートよりも遥かに高いレートを有する符号列が乗算される。この符号化が行なわれることにより、送信スペクトラムはベースバンドデータ信号のスペクトラムよりも遥かに広いものとなることから、この技術は「スペクトラム拡散」と呼ばれる。ユニークな拡散符号が各々の通信リンクに対して割り当てられることにより、加入者単位間及びそれらによる通信間での区別が可能となる。異なる加入者単位からの通信が同一周波数帯域上での送信によりなされることから、CDMAでは時分割多元接続又は周波数分割多元接続などの他の従来データ通信技術を用いるよりも多くのユーザが無線ネットワークに同時アクセスすることが可能となる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
CDMAシステムでは、時として、ユーザが異なるデータレートでデータ送信を行なう必要がある場合がある。可変レートサービスでは、アプリケーションに応じて、フレーム間でデータレートを変える場合がある。既知の手法の一つでは、受信機で受信された所与のフレームに対するデータレートを判断するためにブラインドレート検出が用いられる。この手法においては、フレーム処理に先立ち、受信機が受信フレームのデータレートの判断を行なう必要がある。送信機により何れのデータレートが用いられたのかに関する判断がなされる前は、各フレームは各々取り得るデータレートで別々に処理される必要がある。当該サービスにおいてサポートされるデータレート数が大きいほど、受信機側ではより大きな処理力が要され、処理構成がより複雑となる。従って、CDMAシステムにおいて可変データレートをサポートするための、複雑さが緩和され信頼性が高い方法が提供されることが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明によれば、符号分割多元接続(CDMA)データ通信システムにおける送信機と受信機との間で可変データレートをサポートするための改良方法が提供される。本方法には、送信機と受信機との間に制御チャネル及び少なくとも一つのアプリケーションデータチャネルを設け、送信機からアプリケーションデータチャネルを介し受信機に対して、ユーザデータを送信し、送信機から制御チャネルを介し、受信機に対して、このユーザデータが送信機により送信されるデータレートを示すデータレートインジケータを送信し、このデータレートインジケータを用いて、受信機でこのユーザデータを復号することが含まれる。
【0006】
本発明、及び、その目的と効果は、以下の明細書及び添付図面を参照することにより、より完全に理解される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
CDMA技術は一般に、セルラー型の無線ネットワーク通信システムにおいて実施される。セルラー型のシステムにおいて、サービスエリアは、セルと呼ばれる、幾つかの隣接する電波到達区域に地理的に分割される。ネットワークにおける各セルは、セル内又はセル近傍に所在している幾つかの移動局との通信リンクを確立する、少なくとも一つの基地局を有している。基地局及び移動局は、当該技術において周知のように、データ信号を送受信することのできる送受信器であり、移動局が一のセルから隣接セルへと移動するときに、当該移動局との通信リンクが隣接セル内の基地局に引き渡されることにより、このリンクが保持される。このようにして、移動局はその通信リンクの途切れを被ることなく、セル間を移動することができる。以下の記載はセルラー型の無線ネットワークシステムについて言及するものであるが、CDMA技術は他のタイプのデータ通信システムにおいても利用可能であることは容易に理解されるところである。
【0008】
図1はCDMAデータ通信システムにおける送信機と受信機との間での可変データレート送信をサポートするための改良方法について示すフローチャートである。通信リンクはステップ12に記されるように送信機と受信機との間に個別制御チャネル及び少なくとも一つのアプリケーションデータトラフィックチャネルが設けられるよう構成されている。制御チャネルは固定データレートで運用されるのに対して、アプリケーションデータチャネルは可変データレートをサポートすることができるように想定されている。
【0009】
データはフレームと呼ばれるビットのブロックで送信され、データレートはフレーム当たりで送信されるビット数として規定される。可変レート送信をサポートするために、送信機により制御チャネルを介してデータレートインジケータが受信機に対して送信され(14)、これと同時に、送信機によりアプリケーションデータチャネルを介してユーザデータが受信機に対して送信される(16)。本発明によれば、制御チャネルに用いられるフレームサイズはアプリケーションデータチャネルに用いられるフレームサイズよりも短いものである。
【0010】
受信機にデータレートを送信するにあたっては、好ましくは4ビットのバイナリインジケータが用いられる。インジケータの値は特定のデータレート(すなわち、フレーム当たりのビット数)及び対応するフレーム期間との相関関係を有する。本例では、インジケータの値が「0000」の場合にはサポートされる最も高いデータレートを、値が「1111」の場合にはサポートされる最も低いデータレートを示す。データレートインジケータ並びに対応するデータレート及びフレーム期間は、受信機に備えられた参照テーブルに保存される。参照テーブルにはデータレートが最も高いものから最も低いものまで順に並べられていることを想定する。これに代わる実施の形態では、データレートインジケータは送信機により用いられた実際のデータレートを表わすようにしても良い。
【0011】
送信機からのデータレートインジケータを受信すると、受信機はこれを復号する。データレートが判断されると、受信機はステップ18に示されるように送信機からアプリケーションデータチャネルを介して受信されたユーザデータを復号することができる。このようにして、ユーザデータペイロードをフレーム間で異ならせることができる。データレートインジケータはデータレートが変わるときにのみ送信される必要があるが、データレートインジケータは送信機と受信機との間で送信されるユーザデータペイロードの各々のために送信することもできるものと想定する。
【0012】
セルラー型のネットワークシステムにおいては、基地局及び移動局はその各々が送受信機能を果たす能力を有する。基地局から移動局への送信はダウンリンク又はフォワードチャネル通信リンクと呼ばれるのに対して、移動局から基地局への送信はアップリンク又はリバースチャネル通信リンクと呼ばれる。よって、上述の手法は何れの方向の送信に対しても適用され得るものであることが理解される。
【0013】
第三世代無線パーソナル通信システムに用いられる様々な広帯域CDMA規格が提案されている。初期のCDMA規格(例えば、IS−95)と異なり、提案されている広帯域CDMA規格は、データレートインジケータを送信するために用いられ得る、一又はそれより多くの個別制御チャネルを含む。米国電気通信工業会により提案されている広帯域CDMA規格(一般に「CDMA2000」と呼ばれている)はそのような広帯域CDMA規格の一つである。以下にさらに説明するように、本発明の改良手法は特にCDMA2000と用いるのに適したものである。以下の記載はCDMA2000について言及されているものであるが、本発明は、ARIB及びETSIにより提案されている広帯域CDMA規格並びにETRIにより提案されている広帯域CDMA規格を含む(但し、これらに限られない)他のCDMA規格においても実施され得るものであることは容易に理解される。
【0014】
図2はCDMA2000のために提案されている四つの異なる個別上りチャネルを示す。ファンダメンタルチャネル22並びに一又はそれ以上のサプリメンタルチャネル24及び26はユーザデータを伝送するためのものである。個別制御チャネル28は制御情報を伝送するためのものであり、パイロットチャネル30は上り同期検波のためのタイミング信号を伝送する。四本の上りチャネルは当該技術において良く知られるようにウォルシュコードにより分けられる。
【0015】
本発明の好適な実施の形態では、ユーザデータはファンダメンタルチャネル22又はサプリメンタルチャネル24及び26の一方の何れかにより、20msのフレーム長で送信される。さらに個別制御チャネル28がデータレートインジケータを送信するのに用いられる。好ましくは、個別制御チャネル28は固定データレートを有する5msのフレーム長を用いる。
【0016】
同様に、三本の個別下りチャネルがCDMA2000に提案されている。ファンダメンタルチャネル及びサプリメンタルチャネルはユーザデータを伝送し、個別制御チャネルは制御情報を伝送する。本発明においては、個別制御チャネルはデータレートインジケータを送信するのに用いられる。
【0017】
本発明は現時点における好適な形態で記載されているものであるが、添付の特許請求の範囲に示されるような発明の本旨から逸脱することのない限度において変更可能であることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明に係る可変データレートをサポートするための方法を示すフローチャート
【図2】CDMA2000のために提案されている、四つの異なる個別上りチャネルを示す図
Claims (10)
- 送信機と受信機との間に、固定データレートを有する制御チャネルを設けると共に少なくとも一つのアプリケーションデータチャネルを設け、
前記送信機から前記アプリケーションデータチャネルを介し前記受信機に対して、スペクトラム拡散データ信号の形態を採ったユーザデータを送信し、
前記送信機から前記制御チャネルを介し前記受信機に対して、前記ユーザデータが前記送信機により送信されるデータレートを示すデータレートインジケータを送信し、
前記受信機で受信された前記データレートインジケータの一部に基づいて前記ユーザデータを復号する、
ことを有する、データ通信システムにおける送信機と受信機との間で可変データレートをサポートするための方法。 - ユーザデータを送信するためのステップは、前記ユーザデータが前記受信機に送信される前記データレートを変化させることをさらに有する、請求項1記載の方法。
- データレートインジケータを送信するためのステップは、ユーザデータを送信するためのステップと同時に行なわれる、請求項1記載の方法。
- 前記データレートインジケータは、前記ユーザデータを送信するために用いられるデータパケットの固定長未満の固定長を有するデータパケットにより送信される、請求項3記載の方法。
- 前記ユーザデータを復号するためのステップは、前記ユーザデータに対応するデータレートを取り出し、前記データレートを前記受信機に備えられたメモリ領域に保存し、前記データレートを用いて前記ユーザデータを復号することをさらに有する、請求項1記載の方法。
- データレートインジケータを送信するためのステップは、CDMA2000規格により定義される個別制御チャネルを用いることをさらに有する、請求項1記載の方法。
- アプリケーションデータチャネルを介して、スペクトラム拡散データ信号の形態を採ったユーザデータを送信し、
制御チャネルを介して、前記ユーザデータが送信されるデータレートを示すデータレートインジケータを送信し、
受信機で受信された前記データレートインジケータの一部に基づいて前記ユーザデータを復号する、
ことを有する、広帯域符号分割多元接続(CDMA)方式を用いたデータ通信システムにおいて可変データレートをサポートするための方法。 - ユーザデータを送信するためのステップは、CDMA2000規格により定義される個別ファンダメンタルチャネル及び個別サプリメンタルチャネルの少なくとも一つを用いることをさらに有する、請求項7記載の方法。
- データレートインジケータを送信するためのステップは、CDMA2000規格により定義される個別制御チャネルを用いることをさらに有する、請求項7記載の方法。
- 前記広帯域CDMA方式は、TIAの提案によるCDMA2000規格、ARIB及びETSIの提案によるWCDMA規格、並びに、ETRIの提案によるTTA I及びTTA II規格を有する群より選択される、請求項7記載の方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/US2001/041616 WO2003015310A1 (en) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | A method for supporting variable data rates in a cdma system |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004538713A true JP2004538713A (ja) | 2004-12-24 |
Family
ID=21742949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003520109A Pending JP2004538713A (ja) | 2001-08-07 | 2001-08-07 | Cdmaシステムにおいて可変データレートをサポートするための方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004538713A (ja) |
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WO (1) | WO2003015310A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
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UA83256C2 (ru) * | 2003-10-02 | 2008-06-25 | Квелкомм Инкорпорэйтед | Система и способ мультиплексирования данных управления для множества каналов передачи данных в одном канале управления (варианты) |
KR100712323B1 (ko) | 2003-10-02 | 2007-05-02 | 삼성전자주식회사 | 패킷 통신 시스템에서 빠른 전송율 변화를 지원하는 역방향 전송율 스케쥴링 방법 및 장치 |
US7474643B2 (en) | 2003-10-02 | 2009-01-06 | Qualcomm Incorporated | Systems and methods for communicating control data using multiple slot formats |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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MY112371A (en) * | 1993-07-20 | 2001-05-31 | Qualcomm Inc | System and method for orthogonal spread spectrum sequence generation in variable data rate systems |
US5544156A (en) * | 1994-04-29 | 1996-08-06 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson | Direct sequence CDMA coherent uplink detector |
US6163524A (en) * | 1998-10-19 | 2000-12-19 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | Code allocation in CDMA |
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2001
- 2001-08-07 WO PCT/US2001/041616 patent/WO2003015310A1/en active Application Filing
- 2001-08-07 CN CNA018236308A patent/CN1547812A/zh active Pending
- 2001-08-07 JP JP2003520109A patent/JP2004538713A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
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WO2003015310A1 (en) | 2003-02-20 |
CN1547812A (zh) | 2004-11-17 |
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