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JP2004534449A - 携帯電話用の手を使わなくてよい小型アダプタ - Google Patents

携帯電話用の手を使わなくてよい小型アダプタ Download PDF

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JP2004534449A
JP2004534449A JP2003501178A JP2003501178A JP2004534449A JP 2004534449 A JP2004534449 A JP 2004534449A JP 2003501178 A JP2003501178 A JP 2003501178A JP 2003501178 A JP2003501178 A JP 2003501178A JP 2004534449 A JP2004534449 A JP 2004534449A
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JP
Japan
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loudspeaker
microphone
housing
outlet
mobile phone
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Pending
Application number
JP2003501178A
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English (en)
Inventor
オウ、サン、ホーン
バク、ジェイムズ
− ミン ライ、イウ
Original Assignee
コビイ エレクトロニクス コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
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    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/38Transceivers, i.e. devices in which transmitter and receiver form a structural unit and in which at least one part is used for functions of transmitting and receiving
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/60Substation equipment, e.g. for use by subscribers including speech amplifiers
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Abstract

本発明は、携帯電話用に適応可能なポータブルのポケット・サイズ・スピーカフォン装置およびそうした装置の製造方法を提供する。この装置は、エコーおよびフィードバックを含むハウリングを、この装置が電話スピーカフォンとして使用できるようにするのに充分なほど削減する。ハウリングを削減するために下記の一つまたはそれ以上のものが使用される:減衰回路;遮音手段;拡声器から音響を出す拡声器の出口がマイクロフォンへ音響を受け入れるマイクロフォンの出口と同一方向を向くように、また拡声器の出口とマイクロフォンの出口の間に延びる直線が拡声器の方向とマイクロフォンの出口の方向に伸びる直線と直角を形成するように、装置の拡声器とマイクロフォンを位置決めする。

Description

【技術分野】
【0001】
(著作権告示)
この特許書類の開示の一部分は著作権保護の対象である資料を含んでいる。著作権者は、特許庁の特許ファイルまたは記録内に現れる限りでは、この特許書類または特許開示を誰かが複製しても異議はないが、その他の場合には全ての権利を留保する。
本発明は携帯電話用の手を使わなくてよいアダプタに関し、特にサイズがコンパクトで手を使わなくてよいアダプタで、適当な拡声器とマイクロフォンの能力を有するが、ハウリングまたはフィードバックのマイナスの影響を少なくしたものに関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話の使用は、最近数年間で劇的に増加しており、将来においても恐らく増加し続けるであろう。携帯電話の幅広い利用度と値ごろ感は、人々がビジネスを行い社会的に通信する仕方に影響している。携帯電話は非常に有用なので、多くの専門家にとって実際上必需品になり、広汎で多様な状況いおいて社会的使用に高度に望ましいものになっている。人々は今や車の運転中や町に出たときや戸外でくつろぐときなどに携帯電話を使用する。
【0003】
携帯電話の大きな有用性と利便性にも関わらず、それらの使い方はいくつかの困難と不便とさらに危険さえも提示する。携帯電話の典型的な使い方は、一般にユーザが携帯電話をユーザの頭に押し付けて保持して、携帯電話がユーザの口へ極端に近接するようにし、また、スピーカがユーザの耳に極端に近接するようにする。これは一般に少なくともユーザの片手を常に使用することを必要とし、たとえば車の運転中には、しばしば不便で危険でさえあり得る。さらに、通話中にユーザの顔の反対側に携帯電話を持つことは、多くの人々にとって心地良くなく不快なものであることがわかっている。その上ユーザの頭の近くに携帯電話があることは、マイクロ波放射への露出から健康を危険にさらす心配がある。
【0004】
典型的なユーザが携帯電話を使用して過ごす時間の増加と、携帯電話が使用される状況の多様性の増加は、実用的で便利な手を使わなくて良い携帯電話の使用を非常に望ましいものにした。この問題を処理するための一つの解決法は、ユーザの頭へ装着する手を使わなくてよいヘッドセット装置を供給することであり、これは、ユーザの口に近く位置するマイクロフォンとイヤフォンのセットを含み、これらの装置がユーザの携帯電話へ接続するものであった。しかしながら、この手を使わなくて良いヘッドセット装置には、多くの問題がある。ヘッドセットは、心地よくなく魅力なくわずらわしく装着するのが不快なものである。その上、食事したり他の人々と通常の身体的なやりとりをするなど種々の活動を遂行するためにユーザは、ヘッドセットを取り外さなくてはならない。
【0005】
この問題へのもう一つの解決法は、スピーカフォン装置を供給することを目標としてきた。大きなスピーカフォンを一箇所に置いたままにでき、このスピーカフォン装置に近い領域にとどまるユーザにより使用される場合は、典型的なスピーカフォン装置は有線電話および無線電話の文脈において使用できる。もちろんそうした大きなスピーカフォン装置は携帯には不便なので、携帯電話にそれらを使用することは、ポータブルな通信装置として役立つ携帯電話の重要な目的を大きく損なうであろう。
【0006】
これらの理由により、携帯電話用に適応できる便利なポータブル・スピーカフォン装置を供給するために最近多くの努力が向けられてきた。車中での携帯電話のユーザのために一つの解決法は、携帯電話に接続して、カー・ステレオ・システムのスピーカのように、入ってくる音声の拡声器放送をできるようにする装置を供給することであり、また、ドライバの口の近くに広がる手を使わなくて良いマイクロフォンを供給することであった。
【0007】
しかしながら、携帯電話の広く多様な使用状況のために非常に望ましい解決法は、ユーザがその携帯電話へ接続して、便利な手を使わなくても良いスピーカフォンの操作をできるようにする、小さくて小型軽便なポータブル装置を供給することである。そうした解決法によれば、スピーカフォン装置の通信の一層自然で便利安全な方法とともに、携帯電話のポータブルな通信性能の利点をユーザが同時に楽しむことができる。
【0008】
しかしながら、そうした解決法が望ましいにもかかわらず、実施が達成困難であることが証明された。一つの問題は、スピーカフォンに物理的に近い人の声を拾うのが目的のマイクロフォンにより、入来音声の拡声器放送が拾われるという生来の困難をスピーカフォン装置が有することである。マイクロフォンは、装置の外側だけでなく特に装置がコンパクトな場合は、装置内でもこれらの放送信号を拾うことがある。これが、スピーカフォン装置のユーザにとってエコーおよびフィードバックなどのタイプの問題を引き起こし、これらが時には「ハウリング」と呼ばれる問題である。小さなポータブルなスピーカフォン装置の場合に必要なようにマイクロフォンがスピーカに非常に近く配置された場合に、このハウリング問題は一層厳しいものになる。これは特に内部ハウリングについて当てはまる。
【0009】
ハウリング削減の一方法に、マイクロフォンの感度またはスピーカの音量を削減することが含まれる。しかしながら、それはユーザまたはユーザの話相手にとって、互いに聞き取り理解することを一層困難にする。大きなスピーカフォン装置に伴っておきる厳しいハウリング問題を緩和するために、減衰回路と呼ばれる回路が使用されて、これがマイクロフォンまたは拡声器の出力パワーに供給される信号の増幅レベルを変更してハウリングを削減する。しかしながら、減衰回路は、内部ハウリングについては、効果が全くまたはほとんどない。
【0010】
スピーカフォン装置内のハウリングを緩和する上記の方法の有用性にも関わらず、充分に便利でポータブルな小型のスピーカフォン装置であって、充分にハウリングが中和されるものを設計する過去の試みが不成功であることが証明された。
【0011】
携帯電話用に適した便利にコンパクトでポータブルなスピーカフォン装置は、車の運転からベンチに座って毛布の上に横たわるまでのあらゆる手段の動作中に、実質上どこでも手とヘッドセットを使わなくて良い操作のユーザの携帯電話を楽しむことをユーザに可能にするであろう。
【0012】
したがって、携帯電話用に適したポータブルで手を使わなくてよい装置、すなわちスピーカフォン装置への需要が存在する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
本発明の一つの目的は、携帯電話用に適したコンパクトなスピーカフォン装置を供給することであって、この装置は、充分にハウリングの問題を回避して、ユーザがこの装置を電話スピーカフォンとして使用することを可能にする。
【0014】
本発明のもう一つの目的は、携帯電話用に適用可能なコンパクトなスピーカフォン装置を供給することであって、この装置は、ユーザがこの装置を電話スピーカフォンとして使用できるのに充分なほどハウリング問題を回避することにより、ユーザが通常の会話の音量で話し、この装置を介してユーザの会話の相手によって理解され、この装置を介してユーザが話している相手が、通常の会話の音量で話し、ユーザにより理解されることを可能にするものである。
【0015】
一つの実施例において、本発明は携帯電話用に適用可能なほぼポケット・サイズの小型スピーカフォン装置を供給し、この装置は、電話スピーカフォンとしてユーザがこの装置を使用できるのに充分なほどハウリングの問題を回避する。好ましくは、ユーザがこの装置を電話スピーカフォンとして使用することにより、ユーザが通常の会話の音量で話すことができ、また、この装置を介してユーザが会話する相手により理解され、こうしてこの装置を介してユーザが会話する相手が通常の会話の音量で話すことができ、ユーザにより理解されるのに充分なほど、この装置はハウリングの問題を回避する。
【0016】
もう一つの実施例において、本発明は、携帯電話用に適応できるほぼポケットサイズの小型スピーカフォンを供給し、この装置は減衰回路を有し、また装置の拡声器とマイクロフォンの間で装置のハウジング内に位置する遮音装置を有し、これらの減衰回路と遮音装置が携帯電話として装置を使用できるようにするのに充分なほどハウリングを削減する。
【0017】
もう一つの実施例において、本発明は携帯電話用に適応可能なほぼポケットサイズの小型スピーカフォン装置を提供し、この装置は減衰回路を有し、また装置の拡声器と装置のマイクロフォンの間で装置内に位置する遮音材を有し、拡声器から音声を出す拡声器の出口は、拡声器へ音響を受信するために、マイクロフォンの出力と同一方向へ向いている。
【0018】
もう一つの実施例において、本発明は、携帯電話用に適応可能なほぼポケットサイズのスピーカフォン装置を供給し、この装置は電話スピーカフォンとして、使用可能であり、また、この装置はハウリングを削減するマイクロフォンの周りに配置された遮音物質を有する。
【0019】
もう一つの実施例において、本発明は、携帯電話用に適応可能なポケットサイズのスピーカフォン装置を供給し、この装置は電話スピーカフォンとして使用可能であり、また拡声器から音声を出すこの装置の拡声器の出口は、マイクロフォンへの音声を受信するために装置のマイクロフォンの出口と同一方向を向いており、拡声器の出口とマイクロフォンの出口の間に伸びる直線は、拡声器の出口とマイクロフォンの出口が面する方向に伸びる直線と直角を形成する。
【0020】
もう一つの実施例において、本発明は携帯電話用に適応するポケットサイズのスピーカフォン装置を製造する方法を供給し、この方法は、この装置を電話スピーカフォンとして使用するのに充分なほどハウリングを削減する手段を含む。この方法は、減衰回路を供給することと、装置の拡声器と装置のマイクロフォンの間に装置のハウジング内に位置する遮音材を供給することとを含み、前記減衰回路と前記遮音材は、装置を電話スピーカフォンとして使用するのに充分なほどハウリングを削減する。一つの実施例において、この方法は更にマイクロフォンへ音声を受け入れるためにマイクロフォンの出口と同じ方向へ面するように、拡声器から出る音声用の拡声器の出口を配置することを更に含む。
【実施例】
【0021】
好ましい実施例の以下の説明において、本書の一部を形成する添付図面を参照して、本発明が実施される特定実施例が図示により示される。理解すべきは、他の諸実施例を採用可能であり、また、本発明の範囲から離れることなく構造的変更をなしうることである。
【0022】
本発明は、一般に携帯電話用に適応可能なポータブルで手を使わなくてよい小型アダプタ装置を供給し、この装置は、この装置を電話スピーカフォンとして使用するのに充分なほど内部および外部のハウリングの問題を回避する。一つの実施例において、本発明は携帯電話用に適応可能なポケットサイズの装置を供給する。本書において、「電話スピーカフォン」という用語は、その装置を介して遠隔の人との電話通信を装置のユーザができるようにするあらゆる装置について言及し、ここで、装置のマイクロフォンは、装置から短距離たとえば数フィートに位置するユーザが話す言葉を拾って電話で送信し遠隔の人により理解され、この装置の拡声器は遠隔の人が話して電話で送信された言葉を放送して、この装置から近距離に位置するユーザに理解されるようにする。たとえば、多くのノン・セルラ電話装置は、このノン・セルラ電話装置上のボタンをタッチすることにより、スピーカフォン操作を可能にする。
【0023】
アダプタのサイズを説明するために、本書に使用される「ポケット・サイズ」という用語はアダプタのサイズのことを言い、ズボンの前ポケットのサイズくらいの着物のポケットへ容易に出し入れできるほどコンパクトなサイズのことを言う。この用語は、本書では本発明による実施例の手を使わなくてよいアダプタのサイズを一般的に説明するために便宜的に使用され、そのアダプタは典型的にポケットに入れて(その中で運ばれて)使用されるだけでなく、むしろ開放空間内で使用されることを意図している。一般にアダプタは、音声を受信し送信するのに必要な電気部品を収納し、電源を内蔵するのに必要な最小サイズまでコンパクトのものである。このアダプタの典型的な使用は運転中に車内で使用されることで、アダプタは車内の安全な開放位置すなわちダッシュボードまたはサンバイザーに配置されている。このアダプタのサイズは、レーダ検出器、ガレージ・ドア・オープナ、ガラスケースなど、車の中で使用または貯蔵するように設計された他のコンパクトな装置に比較される。アダプタのもう一つの典型的な使い方は、ベルトまたは衣服の他の品目にクリップされ、アダプタのサイズは、ポータブルラジオ、ポケットベルなどに似た方法で使用されるコンパクトな装置に比較される。
【0024】
本書において使用される「携帯電話」という用語は、それ自体またはスピーカフォン装置との組み合わせでセルラ電話通信を可能にするあらゆる装置または装置の組み合わせに対して広く言及し、その中には携帯電話が拡声器またはマイクロフォンを有するものも有しないものもある。
【0025】
本書において使用される「ハウリング」という用語は、電話スピーカフォンのユーザがこの電話スピーカフォンを介して会話している相手の音声についての、拡声器による音響の再生の明瞭さ、正確さ、および/または理解しやすさを減少させる、電話スピーカフォンから出る音から結果するフィードバックを一般的に含み、また、この電話スピーカフォンを介して会話している相手に聞こえるように再生される電話スピーカフォンのユーザの音声についての、音響の明瞭性、正確性、およびまたは理解しやすさを減少させる、電話スピーカフォンのマイクロフォンへ受信される音響を含む。ハウリングの起こりうる一つの原因は、拡声器により外部に放出される音をマイクロフォンでピックアップまたはセンスすることである。本書に認められるようにハウリングの起こりうるもう一つの原因は、マイクロフォンの後ろへ向かってハウリング内で伝送されるときに、拡声器の内部構成部品から放出される音波をピックアップまたはセンスすることである。
【0026】
図1は、本発明の手を使わなくてよいアダプタ・スピーカフォン装置102の透視図100を示す。図1に示すようにスピーカフォン装置はブロック型であるが、種々の他の形が可能であり、それには一つまたはそれ以上のいずれかの側面が平面ではなくむしろ曲面、刻み目、または類似の方向の変形がたとえば美的効果のために所望のままに作られた形を含む。スピーカフォン装置102の外部はハウジング128により限定され、またスピーカフォン装置102は、ハウジング128により限定される長さ122、幅126および厚さ124を有する。図示のスピーカフォン装置102は長さ約4.3インチ、幅約2.2インチ厚さ約0.7インチである。ハウジングは、プラスチックまたは金属を含む種々の物質で作られる。ハウジング128は、拡声器116とマイクロフォン114を含み、各々ハウジングの長さ122の対向する端部104、142に位置する。図示の実施例においてマイクロフォン114から拡声器116までは約78ミリメートル離れている。図示の拡声器116は直径50ミリメートルである。ユーザが拡声器116の音量を制御可能にするためにロータリー・ボリューム・コントロール146が備えられている。図示のマイクロフォン114は高感度全方向コンデンサ・マイクロフォンである。ユーザがマイクロフォン114の感度を制御可能にするために高/低感度制御148が備えられている。さらに所望により、スピーカフォン装置のDCパワー・ジャックがたとえば壁ソケットを介して外部電源への接続を可能にする。図示のようにハウジング128の背面152へチップ150が固定されて、たとえば車のサンバイザーまたはベルトへスピーカ装置をクリップできるようになっている。
【0027】
マイクロフォン114は、典型的にスピーカフォン装置102のユーザの話す言葉をピックアップまたはセンスして、これを送信し再生してスピーカフォン装置102を介して話者が会話する相手または相手達により聞かれて理解されるようにするし、また、拡声器116は、典型的に音響を放送し、スピーカフォン装置102のユーザが、スピーカフォン装置102を介して会話する相手または相手達の話す言葉の音響を再生して、スピーカフォン装置102のユーザにより、聞かれ、理解されるようにする。
【0028】
図示の実施例において、ハウジング128は、ハウジング128の正面138の一部である表面領域104を有し、表面領域104は複数の開口130を有し、また、表面領域104は拡声器116の出口132を覆っており、出口132は拡声器116から音を放射するためにある。ハウジング128はまた、表面領域134を有し、これはハウジング128の正面138の一部であり、表面領域134は複数のスリット118を有し、表面領域134はマイクロフォン114の出口136を覆い、出口136はマイクロフォン114へ音を受け取るためにある。スピーカフォン装置102にスイッチが入っていることを示すために、発光ダイオード(L.E.D.)ディスプレイ150が備えられている。
【0029】
図1は、また、スピーカフォン装置を携帯電話120へ通信可能に接続するために、スピーカフォン装置102に取り付けられたワイヤ・ケーブル108をシルエットで示し、また、携帯電話120をシルエットで示すが、スピーカフォンに比例した実際のサイズを示してはいない。現在大部分の携帯電話が2.5ミリメートルのジャックを有するので、携帯電話120の2.5ミリメートルのジャック154に挿入する2.5ミリメートルのプラグ110を、ワイヤ・ケーブル108が有する。
【0030】
図示の実施例においては、スピーカフォン装置102はワイヤ・ケーブル108を介して携帯電話へ物理的に直結されているが、携帯電話120へスピーカフォン装置102を他の方法で通信可能に直結する他の実施例も可能であり、それは、たとえば、スピーカフォン装置102を携帯電話120へ通信可能に接続する無線周波数装置または他の装置または諸装置に接続されるなどである。更に本発明は、スピーカフォン装置102と携帯電話120および/または携帯電話へ通信可能に接続された諸装置の間の無線接続と通信、および携帯電話120へ通信可能に接続された諸装置の間の無線接続と通信であってこの無線通信が、ワイヤレス・アプリケーション・プロトコルまたは他の無線通信プロトコルによるものを意図している。
【0031】
ハウジング128は、また、拡声器116へ接続された集積回路202(図2、図4、図5に示す)、および支持結線(図示なし)と共に、ハウジング・バッテリ204a、204b(図2に示す)のための区画を含む。方向矢印112は、ハウジング128の正面138に垂直である方向を指示する。
【0032】
図2は、図1に描いたスピーカフォン装置102の分解図200であり、分解図200は、部分図214a、214b、および214cに分けられる。部分図214aに示すように、拡声器116の出口132とマイクロフォン114の出口136の間に伸びる線208は、ハウジング128の正面138に直角に延びる線112(図1に示しラベルされている)と直角210を形成し、これは内部ハウリングを削減して最小化するのに望ましい構成であることが発見された。ハウジングが箱型でなく面138が平面でない他の実施例において、拡声器116とマイクロフォン114は共通平面でない面の部分に配置され、こうしてそれらの間の線208に実質的に垂直であるが、厳密に垂直でない方向へそれらが面している。たとえば、マイクロフォンは、法線112から2、3度離れているが、それでも、ハウリングの実質的な削減を達成する。しかしながら、法線112が、いずれかの方向にますます角度をとって線208へ向かうと、マイクロフォンの背面が拡声器の背面からハウジング内の音響振動をますます拾うようになり、こうしてハウリングを増加し、受け入れがたいレベルまで音響品質を落とす。たとえばマイクロフォンが線208と共通平面に面するようにマイクロフォンを位置決めすると、音響の反射が14ミリボルトを拾う結果になり、一方たとえば図2に示す実施例のように、線208に垂直に面するようにマイクロフォン114を向けると、またはマイクロフォンが線208に垂直に面する他の構成においては、音響反射のピック・アップ・レベルは、3ミリボルトだけの結果になる。
【0033】
部分図214bは、ハウジング128に収納されて、結線その他の手段を介して拡声器116およびマイクロフォン114へ接続された集積回路板202を示す。図2の分解図に示すスピーカフォン装置102の実施例において、集積回路板202は、ハウジング128の内面212(部分図214cに示す)に配置されている。種々の電子部品(図示なし)が集積回路板202の表面204の上にインプリントされ、および/またはその中またはその上に配置されていて、図4および図5は、それぞれ集積回路板202の集積回路402(図4および図5に示す)の概略および詳細の図解を示す。
【0034】
部分図214cは、スピーカフォン装置102の底部を示す。図示の実施例において、バッテリ204a、204bのような電力源がハウジング128に収納され、内壁216、218もハウジング128内に収納されて、バッテリ204a、204bがハウジングにより閉じ込められて内壁216、218に隣接するようになっている。図示の実施例において、これらのバッテリは、規格AAAサイズおよびタイプであるが、他のタイプとサイズのバッテリも本発明により、考えられる。バッテリ204a、204bは、スピーカフォン装置の種々の構成要素へ電力を供給するために使用される。
【0035】
図3は、図1に図示したスピーカフォン装置102の一実施例の側面断面図300を示す。図示の実施例において、拡声器116は、ほぼ円錐台型(frustoconical)の形状で、50ミリメートルの最大直径310と13ミリメートルの厚さ312(図面ではかならずしも寸法どおり示されていない)を有するが、しかし、本発明はまた、種々の形状と寸法の拡声器を考えていて、それには図3Aに示すような種々の狭くなった直径のいくつかのディスク型の層を有するスピーカが含まれる。一つまたはそれ以上のワイヤ313がスピーカ116をその背面303で印刷回路板202へ接続する。マイクロフォン114が、同様にマイクロフォン114の背面318で一つまたはそれ以上のワイヤ320を通じて印刷回路板に接続されている。
【0036】
図3に示す実施例において、拡声器116の側面306は、商用の合成スポンジまたはフォームのような遮音物質302により取り囲まれている。遮音物質は、拡声器116とマイクロフォン114の間でハウジング128内に伝わる音波の音声遅延および/または位相シフトをさせることにより、少なくとも部分的にハウリングを減少させ、マイクロフォン114の背面318または他の部分を通じて拡声器116からの音響がマイクロフォンによりピックアップまたはセンスされるのがより少なくなるようにすると信じられている。ハウジングが小さくて区分がなく、ただ一つの区画しかないので、さもなければ音響はハウジング内を実質上無制限に伝播する。たとえば、スピーカフォン装置のテストにおいて、類似のテスト条件の下で拡声器116の周りのスポンジを除いたスピーカフォン装置102を使用すると、拡声器116からの音響をマイクロフォン114が拾うのは59ミリボルトであったが、一方その代りに拡声器116の周りにスポンジを有するスピーカフォン装置102を使用すると、拡声器116からの音響をマイクロフォン114が拾うのは52ミリボルトのみの結果になった。
【0037】
ハウジング128の拡声器部分の背面立面略図である図3Aに示すように、拡声器は3層を含み、それらは、スピーカ膜とほぼ同一の直径を有する外側リング116a、第2リング116b、およびバック116cである。外側リング116aは、スピーカ膜に露出するギャップ317を有する。印刷回路板202へ結合されたワイヤ313が振動部品315へ接続されて、1つまたはそれ以上のギャップ317を通じてスピーカ膜317を動作させる。スポンジ物質302は外側リング116a、第2リング116bを覆い、こうしてギャップ317および拡声器一般を通じて伝送される音響から内部ハウジング部品を遮断する。
【0038】
第3図に戻って、図示のようにマイクロフォン114は6ミリメートルの直径314と5ミリメートルの厚さ316を有するが、本発明は種々の形状と厚さのマイクロフォンも考えている。
【0039】
図3に示す実施例において、内壁308がハウジング128(図1に示す)内でマイクロフォン114の近くに収納されている。図示の実施例において、内壁308とマイクロフォン114の間で定義されるギャップ304は、耐熱接着剤などの接着剤で充填されていて、ハウリングを削減すると共にマイクロフォン114を確実に位置決めする。この接着剤はまた、マイクロフォンの背面318を実質的にカバーしてワイヤー320への接続を取り巻く。この発明はまた、ギャップ304を充填するのに接着剤以外の物質も考えている。
【0040】
図4と図5は、共に図1に描かれたスピーカフォン装置102の集積回路板202の一実施例を図示する。図4は集積回路402の略図400を図示し、図5は集積回路402の詳細図500を図示する。これら図示の実施例において、集積回路402は低電圧(NJM2073)フラット・パッケージ型集積回路であって、二つの標準サイズAAAバッテリ204a、204b(図2に示す)により電力を供給され、各バッテリが1.5ボルトを供給し、全体で3ボルトを供給する。図4に略図で示すように集積回路202は増幅器420を含み、これはトランジスタQ1(9014)および増幅器406および408を含む2チャネル増幅器404を使用する。増幅器408は可変的に拡声器116へ電力を供給し、その電力はロータリー・ボリューム・コントロール106(図1に示す)を使用するユーザにより変えられる。(外部電源が使用される場合は)外部電源により使用するために、トランジスタQ3(HT1033)を使用する低ドロップ・アウト電圧レギュレータ424が含まれている。
【0041】
集積回路202は減衰回路422を含み、これは時には可変減衰器回路と呼ばれ、信号減衰に関係ない一般的集積回路202内の他の一般的機能の間にあって、拡声器116のパワー出力に反対にマイクロフォン114に供給される信号の増幅レベルを変更することによりハウリングを削減する。この減衰回路は増幅器404、信号変換機412、および可変電子減衰器414を含む。矢印410で示すように拡声器116の電子信号の一部分が増幅器406を通過し、これが信号変換機412によりDCへ変換されるが、信号変換機412はダイオードD4(IN4148)およびD5(IN4148)を使用し、それからこの信号は可変電子減衰器414を通過する。可変電子減衰器414はトランジスタQ2(9014)を使用して、出力信号418のパワーを拡声器信号のパワーに相関する入力信号416のパワーと反対に変化させる。代りに出力信号418は、携帯電話(図1に示す)へ伝わるマイクロフォン114からの信号のパワーに影響し、マイクロフォンからの信号は、また、スイッチ424の設定により影響され、この設定は、高/低感度コントロール418(図1に示す)により制御される。
【0042】
したがって減衰器回路422は、マイクロフォン114へ供給される信号の増幅レベルを拡声器のパワー出力と反対に変化させる、すなわち携帯電話120へ供給されるマイクロフォン114からの信号のパワーは、拡声器116からの出力信号が増加するときに減少され、この反対も行なわれる。高/低感度コントロール148は、減衰器回路422により供給される自動可変調節に重ね合わされる、すなわち効果の追加である手動調節手段を供給する。
【0043】
実際この減衰回路は、自動マイクロフォン感度レベル制御として機能する。ハウリングは、マイクロフォン114によりピックアップまたはセンスされる拡声器116から出た音響により起こり得る。これは、たとえばスピーカフォン装置102のユーザの音声を拾うのに充分なほどマイクロフォン114の感度レベルを高く設定し、一方ハウリングの削減に充分に貢献するように拡声器116から出る音響のピックアップを防止するのになお充分なほどマイクロフォンの感度レベルを低くすることを困難にする。この減衰回路422は、拡声器116のパワー出力が高い時、すなわちこの原因からのハウリングが最も起こりやすくまたは最も厳しい時に、マイクロフォン114の感度レベルを下げることにより、また、拡声器116からのパワー出力が小さい時、すなわちこの原因からのハウリングが最も小さいらしい時にマイクロフォン114の感度レベルを上げて、これにより追加のマイクロフォン感度が供給できるようにして、この問題を緩和する。
【0044】
図5は、図4に描かれた集積回路402の詳細な図解500を図示する。図5に図示された集積回路402の電子部品とレイアウトは、図5とそれに対応する説明を参照すれば自明である。
【0045】
本発明を好ましい実施例について説明し図示してきたが、本発明の精神と範囲から離れることなく当業者に多くの改変と修正が明白であり、また、そうした改変と修正は本発明の範囲以内に含まれることを意図しているので、本発明は上記に提示された方法論と構成の厳密な詳細に限定されるべきでない。
【図面の簡単な説明】
【0046】
本発明を添付図面の図形に図示するが、それらは例示のためであって限定のためでなく、同一の参照は同一または対応する部品について言及することを目的とする。。
【図1】本発明の1実施例による手を使わなくて良いアダプタ装置の透視図である。
【図2】図1に図示された手を使わなくて良いアダプタ装置の分解図である。
【図3】図1に図示した手を使わなくて良いアダプタ装置の側面図である。
【図3A】図1、図2、図3の手を使わなくて良いアダプタの一部分の立面図であって、本発明の一つの実施例による拡声器絶縁物質を示すために露出されたものである。
【図4】図1に図示した手を使わなくて良いアダプタ装置の集積回路の略図である。
【図5】図4に図示した集積回路の詳細な回路図である。

Claims (35)

  1. 携帯電話に使用するポータブルで手を使わなくて良いアダプタ装置であって、
    携帯電話の出力へ電気的に結合可能な拡声器と、
    携帯電話の入力へ電気的に結合可能なマイクロフォンと、
    前記拡声器およびマイクロフォンを収納するハウジングであって、ほぼポケット・サイズである前記ハウジングと、
    電話スピーカフォンとして前記装置を使用できるのに充分なほど、前記ハウジング内の内部ハウリングを削減する手段とを含む前記装置。
  2. 前記装置の2,3フィート以内に位置するユーザが、前記人物により前記ユーザへ話しかけられた言葉を聞いて、前記拡声器を介して放送するのに充分な出力能力を前記拡声器が有する請求項1記載の装置。
  3. 前記拡声器の前記出力能力が約60デシベルである請求項2記載の装置。
  4. 前記ユーザが通常の会話の音量で話しているときに、前記装置から数フィート以内に位置するユーザのスピーチを拾うのに十分な感度を前記マイクロフォンが有する請求項1記載の装置。
  5. 前記マイクロフォンが約30デシベルでスピーチを拾うのに充分な感度を有する請求項4記載の装置。
  6. 前記ハウジングの体積が6立方インチよりも小さい請求項1記載の装置。
  7. 前記装置が長さ約3.5インチ以下、幅約2.2インチ以下、厚さ約0.7インチ以下である請求項6記載の装置。
  8. 前記ハウジング内の前記マイクロフォンと前記拡声器の間の距離が100ミリメートル未満である請求項6記載の装置。
  9. 前記ハウジング内の前記マイクロフォンと前記拡声器の間の距離が80ミリメートル未満である請求項8記載の装置。
  10. 前記内部ハウリングを削減する手段は、前記ハウジング内で前記拡声器と前記マイクロフォンの間に配置された遮音物質を含む請求項9記載の装置。
  11. 前記物質がスポンジであって、前記スポンジを通過する音波の位相を変更するものである請求項10記載の装置。
  12. 前記スポンジが前記拡声器の背面を取り囲む請求項10記載の装置。
  13. 前記拡声器のパワー出力と反対に前記マイクロフォンへ供給される信号の増幅レベルを変動することによりハウリングを削減する減衰回路を含む請求項1記載の装置。
  14. 前記マイクロフォンが音響を受信するための出口を有し、前記拡声器が音響を出すための出口を有し、前記マイクロフォンの前記出口が前記拡声器出口が面する方向と実質的に同一方向に面している請求項1記載の装置。
  15. 前記拡声器の前記出口が面する前記方向に伸びる直線が、前記拡声器およびマイクロフォンの前記出力の間に伸びる直線に対して垂直である請求項14記載の装置。
  16. 前記マイクロフォンおよび拡声器の間に少なくとも一つの導電パスを含む請求項1記載の装置。
  17. 標準的なサイズのバッテリから電力を受け取るための回路を含む請求項1記載の装置。
  18. 前記バッテリがサイズAAAよりも大きくない請求項17記載の装置。
  19. 携帯電話用の手を使わなくてよいポータブルなアダプタであって、この装置は、
    携帯電話の出力へ電気的に結合可能な拡声器と、
    携帯電話の入力へ電気的に結合可能なマイクロフォンと、
    ほぼポケットサイズであって、前記拡声器およびマイクロフォンを収納するハウジングと、
    前記拡声器およびマイクロフォンへ結合された減衰回路と、
    前記拡声器およびマイクロフォンの間に位置する遮音材とを含み、
    前記装置をスピーカフォンとして使用できるようにするのに充分なほど前記減衰回路と遮音材がハウリングを削減する前記アダプタ。
  20. 携帯電話用に使用するために統制できるポータブルなスピーカフォン装置であって、この装置は、
    携帯電話の出力へ電気的に接続可能であって、拡声器出口を有する拡声器と、
    携帯電話の入力へ電気的に接続可能であって、第1方向へ面するマイクロフォン出力を有するマイクロフォンと、
    ほぼポケット・サイズであって1平面を形成するハウジングであって、前記拡声器とマイクロフォンを収納する前記ハウジングと、
    前記ハウジング内で前記拡声器とマイクロフォンの間に位置する遮音手段とを含み、
    前記拡声器の前記出口が、前記ハウジングの前記平面に実質的に垂直な第1方向に面し、前記マイクロフォンの前記出口が前記ハウジングの前記平面に実質的に垂直な第2方向に面する前記スピーカフォン装置。
  21. 前記第1方向と前記第2方向が実質的に同一である請求項20記載の装置。
  22. 携帯電話用に調整可能なポータブル・スピーカフォン装置であって、
    前記携帯電話の出力に電気的に結合可能な拡声器と、
    前記形態電話の入力へ電気的に結合可能なマイクロフォンと、
    ほぼポケット・サイズであって、前記拡声器とマイクロフォンを収容するハウジングと、
    前記ハウジング内で前記拡声器とマイクロフォンの間に位置する音響を絶縁する手段とを含む前記装置。
  23. 携帯電話用の調整可能なポータブルスピーカフォン装置であって、前記装置は、
    前記携帯電話の出力へ電気的に結合可能であり、拡声器出口を有する拡声器と、
    前記携帯電話の入力に電気的に結合可能であって、第1方向へ面したマイクロフォン出口を有するマイクロフォンと、
    ほぼポケットサイズであって、1平面を形成し、前記拡声器およびマイクロフォンを収納するハウジングを含み、
    前記拡声器の前記出口が前記ハウジングの前記平面に対して実質的に垂直な第1方向に面し、また前記マイクロフォンの前記出口が前記ハウジングの前記平面に対して実質的に垂直な第2方向へ面している前記装置。
  24. 携帯電話用に適応可能なポータブル・スピーカフォン装置の製造方法であって、
    前記装置の外側を限定するポケット・サイズのハウジング手段を供給することと、
    前記ハウジング手段内に拡声器手段を配置することと、
    前記ハウジング手段内にマイクロフォン手段を配置することと、
    前記装置を電話スピーカフォンとして使用可能にするのに充分なほど、ハウリングを削減する手段を供給することを含む前記方法。
  25. 6立方インチよりも小さい空間の体積を限定するハウジングを供給することを含む請求項24記載の方法。
  26. 長さ約3.5インチ以下、幅約2.2インチ以下、厚さ約0.7インチ以下のハウジングを供給することを含む請求項25記載の方法。
  27. 前記マイクロフォンおよび前記拡声器を100ミリメートルよりも短く離して位置決めすることを含む請求項26記載の方法。
  28. 前記マイクロフォンおよび前記拡声器を80ミリメートルよりも短く離して位置決めすることを含む請求項27記載の方法。
  29. ハウリングを削減する手段を供給することは、前記拡声器と前記マイクロフォンの間に遮音物質を配置することを含む請求項24記載の方法。
  30. 前記物質がスポンジである請求項29記載の方法。
  31. 遮音物質を配置することは、スポンジにより前記拡声器の背面を取り囲むことを含む請求項29記載の方法。
  32. 前記拡声器のパワー出力と反対に、前記マイクロフォンへ供給される増幅レベルを変える減衰回路を供給することを含む請求項24記載の方法。
  33. 前記ハウジングにより形成される平面に実質的に垂直な第1方向に前記拡声器の出口が面するように、また前記ハウジングにより形成される前記平面に実質的に垂直な第2方向へ前記マイクロフォンの出口が面するように、前記拡声器とマイクロフォンを位置決めすることを含む請求項24記載の方法。
  34. 前記拡声器とマイクロフォンを位置決めすることは、前記第1方向と前記第2方向が実質的に同一であるように前記拡声器とマイクロフォンを位置決めすることを含む請求項33記載の方法。
  35. 携帯電話用に適応可能なポータブル・スピーカフォン装置の製造方法であって、この方法は、
    前記装置の外面を限定するポケット・サイズのハウジング手段を供給することと、
    前記ハウジング手段内に拡声器手段を配置することと、
    前記ハウジング手段内にマイクロフォン手段を配置することと、
    減衰回路手段を供給することと、
    前記拡声器手段と前記マイクロフォン手段の間に位置決めされた遮音手段を供給することを含み、電話スピーカフォン層として前記装置を使用できるようにするのに充分なほど前記減衰回路手段と前記絶縁手段がハウリングを削減し、前記拡声器の前記出口は前記マイクロフォンの前記出口と前記同一方向に面しており、前記拡声器の前記出口と前記マイクロフォンの前記出口の間に延びる直線が前記拡声器の前記出口および前記マイクロフォンの前記出口が面する方向に伸びる直線と直角を形成する前記方法。
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