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JP2004514711A - 尿選択的アルファ1アドレナリン受容体遮断薬として有用な1,4−2基置換ピペラジン誘導体 - Google Patents

尿選択的アルファ1アドレナリン受容体遮断薬として有用な1,4−2基置換ピペラジン誘導体 Download PDF

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JP2004514711A
JP2004514711A JP2002546521A JP2002546521A JP2004514711A JP 2004514711 A JP2004514711 A JP 2004514711A JP 2002546521 A JP2002546521 A JP 2002546521A JP 2002546521 A JP2002546521 A JP 2002546521A JP 2004514711 A JP2004514711 A JP 2004514711A
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tetrahydro
propyl
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アナンド,ニティヤ
ジャイン,サンジャイ
シンハ,ニーリマ
チューグ,アニタ
ヘッジ,ラキシミナラヤン,ジー.
グプタ,ジャング,バハドール
Original Assignee
ランバクシー ラボラトリーズ リミテッド
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Abstract

本発明は、化学式Iの新規な1,4−2基置換ピペラジン誘導体、および
既存の化合物より優れた尿選択的α−アドレナリン受容体拮抗活動を持つ、それらの薬学的に許容される酸付加塩に関する。本発明の化合物は、良性前立腺肥大症(BPH)の症状の治療に期待できる。本発明はまた、新規な化合物の調整法、それらの化合物を含む医薬組成物、およびこの種の化合物を使用する良性前立腺肥大症の治療方法に関する。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は式Iの新規な1,4−2基置換ピペラジン誘導体に関し、
【化6】
Figure 2004514711
               式I
また既存の化合物より優れた尿選択的αアドレナリン受容体拮抗作用を有し、薬学的に許容されるその酸付加塩に関する。本発明の化合物は良性前立腺肥大(BPH)の治療に期待できる。本発明はまた新規な化合物の調製法、それらの化合物を含む医薬組成物、およびこの種の化合物を使用する良性前立腺肥大の治療方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
良性前立腺肥大(BPH)は老年男性によく見られる病気であり、BPHの男性はかなりの割合で膀胱閉塞症を患っている。BPHによって生じる閉塞症は、肥大前立腺組織塊に関わる静的要素、および前立腺と尿道の過剰収縮を含む動的要素の二大要素に原因すると考えられる。最も効果的な治療法はアルファアドレナリン受容体遮断薬、および5α−レダクターゼ阻止薬によるアンドロゲンレベルの改質に基づくものである。5α−レダクターゼ阻止薬は、即座の症状の軽減および尿力学的治療に関して効果が限定される。α−アドレナリン受容体遮断薬はより効果的であり、また即効的で明確な効き目を提供するため、良性前立腺肥大症の症状を抑える好適な治療薬であると考えられる。またα−アドレナリン受容体は血管中に存在し、血圧の調整において重要な役割を果たす。それゆえに、α−アドレナリン受容体遮断薬は、本来は血圧降下薬として開発され、一般的に本態性低血圧による脂質機能不全およびインスリン抵抗性にも同様に効果的であるために特に重要である。
【0003】
頻繁に利用されるBPH治療薬は、持続性α−アドレナリン受容体遮断薬、下記のテラゾシン、ドキサゾシン、およびタムスロシンである。
【化7】
Figure 2004514711
                テラゾシン
【化8】
Figure 2004514711
               ドキサゾシン
【化9】
Figure 2004514711
              (R)−(−)−タムスロシン
【0004】
しかしながら、これらの薬は前立腺α−アドレナリン受容体と血管α−アドレナリン受容体との間での選択性欠如のために、血管系の副作用を起こす。(例:立ちくらみ、失神、めまい、頭痛など)
この数十年間で、従来の薬のような心血管系の副作用を起こさないBPH治療薬としての尿選択的α−アドレナリン受容体遮断薬が徹底的に探求されてきた。前立腺α−アドレナリン受容体への優れた選択性を固有的に持つα―アドレナリン受容体遮断薬が、尿力学的利点を増加させる可能性を持つことは明確である。これにより、従来の薬のような副作用を引き起こすことなく尿力学的な改良を提供する遮断薬の発見の重要性が強調される。
【0005】
最近、α遮断薬の薬学的選択性を改良する鍵となるα−受容体の3サブタイプ、α1A、α1B、α1Dが特定された。これらのサブタイプは異なる組織分布を持つ。α1A受容体は低位尿道組織を支配し、脈管構造にはそれほど蔓延しない。これにより、病理的尿力学状態に対する選択作用を有する薬剤の開発を可能にする。尿選択的α−遮断薬は、投与量が心血管系の副作用のために限定されなければ一層効果的であり、またより完璧な前立腺α―アドレナリン受容体遮断薬が得られるであろう。化合物は、血圧低下や作動薬による血圧上昇の遮断に関する作動薬や刺激による尿道圧上昇に対する効能により評価されている。選択的遮断薬の多くは、Hieble. et. al. Exp opin Invest Drugs; 6, 367〜387(1997)およびKenny et. al. J. Med. Chem.; 40, 1293〜1315(1997)に記述されている。これら一連の構造の多くの構造活性相関は詳しく研究されてきており、多数の非常に選択的な化合物が発見されている。
【0006】
本発明は、α1A―アドレナリン受容体の作用に優れた選択性を持ち、それゆえBPHの症状を軽減する新規なα−遮断薬、すなわち1,4−2基置換ピペラジン化合物の開発に向けられている。
【0007】
フェニルピペラジンの薬品作用について記述した出版物は数多くあり、Eur. J. Med. Chem.−Chimica Therapeutica, 12, 173〜176(1997)は、下に示すシクロイミドアルキル側鎖を持つ置換トリフルオロメチルフェニルピペラジンを記述している。
【化10】
Figure 2004514711
【0008】
これらの化合物は中枢神経系の副作用を持たない潜在的な食欲抑制薬である。抗不安薬、精神安定薬、抗糖尿病薬および抗アレルギー薬として調製された他の関連する化合物は次の文献において説明されている。
Yukihiro.et.al.;PCT Appl. WO 98/37893 (1998)
Steen.et.al.;J.Med.Chem.、38号, 4303−4348 頁(1995)
Ishizumi.et.al.;Chem.Pham.Bull、39号(9), 2288−2300頁
Kitaro.et.al;日本特許 第 02−234865号 (1990)
Ishizumi.et.al.;米国特許 第 4,598,078号 (1986)
New.et.al;J.Med.Chem.、29号, 1476−1482 頁(1986)
Shigeru.et.al.;日本特許 第60−204784号 (1985)
New.et.al.;米国特許 第4,524,206号
Korgaonkar.et.al;J. Indian. Chem. Soc. 60号 , 874−876頁 (1983)
【0009】
2−[3−(4−アリール−1−ピペラジニル)プロピル]−1H−ベンゼドリン(de)イソキノリン−1,3−(2H)−ジオンス/2,5−ピロリジンジオンス(J. Indian. Chem. Soc.、63、 529−530 (1986) )、N−(N4−アリール−N1−ピペロジニルメチル)−4−(4−メトキシフェニル)ピペラジン・2,6−ジオンス[J. Indian. Chem. Soc.、55、819−821 (1978) ]、ならびにN−(N4−アリールピペラジニルアルキル)−フタルリミド(J. Indian. Chem. Soc.、 56、1002−1005 (1979))の合成および薬理学が報告されている。これらの化合物の降圧剤および中枢神経抑制剤としての作用は動物実験で示された。
【0010】
しかしながら、上述の文献では、開示されている化合物の選択的α−アドレナリン受容体遮断作用を開示あるいは示唆しておらず、良性前立腺肥大症の治療におけるこれらの化合物の有用性に触れていない。
【0011】
米国特許第6083950号および第 6090809号は、尿選択的α−アドレナリン受容体遮断剤として有用な1−(4−アリールピペラジン−1−yl)−ω−[N−(α、ω−ジカーボキシミド)]−アルカンの合成を開示している。これらの化合物は良質なα−アドレナリン受容体遮断作用および選択性を持ち、その内の1化合物はフェーズIIの臨床試験中である。
【0012】
これらの化合物をグルタリミドからテトラヒドロフタミリドへと構造改修することでアドレナリン受容体遮断作用が高められ、またα1B−アドレナリン受容体遮断活動に比較してα1Aへの選択性が非常に増加することが発見された。これは、この種の化合物が優れたBPH治療薬となるための基本的必要条件である。
【0013】
【発明が解決する課題】
本発明の1目的は、従来の利用可能な化合物より優れたα1A―アドレナリン受容体遮断効能を持ち、より多くの選択性を持つ、良性前立腺肥大症の治療に有用である新規なアリールピペラジン誘導体を提供することである。
本発明の別の目的は、新規な化合物の合成方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、良性前立腺肥大症の治療に有用である新規な化合物を含む組成物を提供することである。
【0014】
【課題を解決する手段】
前述の目的は下記の式Iの新規な類のピペラジン誘導体で、
【化11】
Figure 2004514711
                式I
式中のAは直鎖あるいは分岐鎖のC−Cアルキル鎖であり、Rはシンナミル、ベンジル、置換ベンジル、フェニル、あるいはハロゲン、ヒドロキシ、C−Cアルキル、アルコキシ、トリフルオロメチル、ニトロ およびトリフルオルメチル基で構成される群から独立的に選択された置換基で置換された1基置換、あるいは2基置換フェニル基、または(ジハロジフェニル)メチルであって、その薬学的に許容される塩、アミド、鏡像異性体、ジアステレオマー、N−酸化物、プロドラッグ、代謝産物、或いはそれらの多形体を有する式Iの化合物により達成される。
【0015】
式Iのハロゲンは、クロロ、フルオロ、イオドで構成される群から選択でき、C−Cアルキルはメチル、エチル、n−プルピル、イソプロピル、ブチル、第三ブチルで構成される群から選択でき、C−Cアルコキシはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、ヘキシロキシで構成される群から選択できる。
【0016】
本発明はまた良性前立腺肥大症の治療に使用できる医薬組成物を提供する。これらの組成物は、薬学的に許容されるキャリヤとともに、式Iの少なくとも1化合物の有効量を含むか、あるいは生理的に許容される少なくとも1つの酸付加塩の有効量を含む。
【0017】
本発明に特に有用な化合物の例示リストを以下に示す。
化合物
番号           名称
1. 2−[3−{4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
2. 2−[3−{4−(3−クロロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
3. 2−[3−{4−(2−メチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
4. 2−[3−{4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
5. 2−[3−{4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
6. 2−[3−{4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
7. 2−[3−{4−(3,4−ジメチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
8. 2−[3−{4−(2−メトキシ−5−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
9. 2−[3−{4−(2−エチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
10. 2−[3−{4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
11. 2−[3−{4−(2−エトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
12. 2−[3−{4−(2−メチル−5−クロロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
13. 2−[3−{4−(フェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
14. 2−[3−{4−(ベンジル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
15. 2−[3−{4−(シンナミル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
16. 2−[3−{4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
17. 2−[3−{4−(3−クロロ−4−メチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
18. 2−[3−{4−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
19. 2−[3−{4−(ビス−4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
20. 2−[3−{4−(2,4−ジクロロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
21. 2−[3−{4−(2,4−ジメトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
22. 2−[3−{4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
23. 2−[3−{4−(2−イソプロポキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
24. 2−[3−{4−(2−プロポキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
25. 2−[3−{4−(2−n−ヘキシロキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
26. 2−[3−{4−(2,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
27. 2−[3−{4−(4−tert−ブチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
28. 2−[3−{4−(2−メトキシ−6−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
29. 2−[3−{4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}−3−メチルプロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
30. 2−[3−{4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}−2−メチルプロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
31. 2−[3−{4−(2−エトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}−3−メチルプロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン
【0018】
【発明の実施の態様】
本発明の詳細な説明
本発明の化合物は、式Iの化合物を得るための以下に示す一連の反応(スキームIおよびII)の1つによって調製することができる。式IのAは直鎖あるいは分岐鎖C−Cアルキル鎖である。Rはシンナミル、ベンジル、置換ベンチル、フェニル、あるいはハロゲン、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、トリフルオロメチル、ニトロおよびトリフルオロアルコキシ基で構成される群より独立的に選択された置換基で置換した1基置換または2基置換フェニル基、あるいは(ジハロジフェニル)メチルである。
【0019】
スキーム1
式Iの化合物は式IIIのピペラジン誘導体を式IIの無水物で濃縮することによって調製することができる。このAとRは前記と同様である。このステップは、好適には還流中にピリジン、n−ブタノル、ベンジンおよびキシレンより構成される群から選択される溶媒中で実行される。
【化12】
Figure 2004514711
【0020】
スキームII
AとRは前記と同様である式Iの化合物は、下記のスキームIIの示す一連の反応で、式IVの1−(ω−ハロアルキル)−cis−3a、4、7、7a−テトラヒドロフタリミドを式Vの1−置換ピペラジンで濃縮して合成できる。式中のAとRは前記同様である。
【化13】
Figure 2004514711
【0021】
本発明により調製される化合物の薬学的に許容される無毒性酸付加塩は、式Iの遊離塩基の有用性を持ち、公知の方法によって無機または有機酸により製造することができ、遊離塩基の代用として用いてことができる。この種の酸付加塩の製造に適した酸の例は、リンゴ酸、フマル酸、安息香酸、アスコルビン酸、パモ酸、琥珀酸、ビスメチレン、サリチル酸、メタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、酢酸、プロピオン酸、酒石酸、クエン酸、グルコン酸、アスパラギン酸、ステアリン酸、パルミチン酸、イタコン酸、グリコン酸、p−アミノ安息香酸、グルタミン酸、ベンゼンスルファミン酸、リン酸、臭化水素酸、硫酸、塩酸および硝酸などである。
【0022】
本発明はまた式Iの化合物のプロドラッグを範囲に含む。一般的に、このようなプロドラッグは、生体内で本明細書に記載の化合物に容易に変換される化合物の機能性誘導体であろう。適切なプロドラッグを選択および調製する従来の方法は公知である。
【0023】
本発明はまた鏡像異性体、ジアステレオマー、N−酸化物、薬学的に許容される塩、アミドおよびこれらの化合物の多形体、また同様の活性を持つ代謝産物を含む。本発明はさらに、式Iの分子、プロドラッグ、代謝産物、鏡像異性体、ジアステレオマー、N−酸化物、薬学上許容される塩あるいはそれらの多形体を含む医薬組成品を、薬学上許容されるキャリヤ、およびオプションとして含まれる補形剤との組み合わせで含む。
【0024】
また別の特徴では、本発明は本発明の化合物の有効量を細胞外液の如き受容体の環境に送ることによる(またはそのような受容体を有する哺乳動物に投与することによる)α1A受容体の選択的遮断法に向けられている。
【0025】
本発明を特定の実施例を利用して説明してきたが、それらは例示としてのみ提供されている。多数の別の実施例は当業者にとって明白であり、本発明の範囲に含まれる。
【0026】
以下は、好適な化合物の具体的な調製法、ならびに一般的な合成手順を説明する例である。これらの例により本発明を詳述するが、本発明の範囲は制限されない。
【0027】
実施例
2−[3−{4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンの調製
【0028】
スキームI
1−アミノ−3−[4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl]プロパン(0.498g,2.0mmol)とcis−1、2、3、6−テトラヒドロフタリック無水物(0.273g, 1.8mmol)の混合物をピリジン(10ml)中で約5時間還流した。反応後、溶媒を減圧下で取り除き、残渣をクロロフォルム(25ml)に溶解した。このクロロフォルム相を水(2x15ml)で洗浄し、無水ナトリウムサルフェート上で乾燥し、減圧下で濃縮した。このようにして得た未精製化合物を、クロロフォルムを溶離剤として用いてシリカゲル(100〜200mesh)上でカラムクロマトグラフィーにより精製した。(収率=0.502g, 72%)
ヒドロクロリド塩は遊離塩基のエーテル溶液にモル量のエーテル塩化水素を加え、沈殿物を濾過して集めることによって調製した。(m.p. 184〜185℃)
【0029】
スキームII
1−(3−ブロモプロピル)−cis−3a、 4、7、7a−テトラヒドロフタリミド(7.04g、 25.88mmol)、1−(2−メトキシフェニル)ピペラジンヒドロクロリド(5.32g、 23.29mmol)、炭酸カリウム(7.14g、 51.76mmol)と N、N−ジメチルフォルムアミド(27ml)中のヨウ素酸カリウム(0.026g、 1.55mmol)の混合物を75〜80℃で約12時間加熱した。反応後、溶媒を真空蒸発させ、残渣を水(130ml)に浮遊させ、ジクロロメタン(2x65ml)で化合物を抽出した。混合性ジクロロメタン層を水(2x30ml)で洗浄し、無水ナトリウムサルフェート上で乾燥し、溶媒を減圧濃縮すると、8.308g(93%)の未精製塩基が生成された。このようにして入手した化合物をヒドロクロリド塩に変換した(m.pt. 184〜185℃)。
【0030】
上記の少なくとも1方法により合成された本発明の化合物の例示リストを以下に示す。
化合物
番号       名称
1. 2−[3−{4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 184〜185℃
2. 2−[3−{3−(2−クロロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 221〜223℃
3. 2−[3−{4−(2−メチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 186〜187℃
4. 2−[3−{4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 228〜230℃
5. 2−[3−{4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 215〜217℃
6. 2−[3−{4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 203〜204℃
7. 2−[3−{4−(3,4−ジメチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 194〜196℃
8. 2−[3−{4−(2−メトキシ−5−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 163〜165℃
9. 2−[3−{4−(2−エチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 232.5〜233.5℃
10. 2−[3−{4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 218.2〜219℃
11. 2−[3−{4−(2−エトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 184〜185℃
12. 2−[3−{4−(2−メチル−5−クロロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 221.9〜222.7℃
13. 2−[3−{4−(フェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 231〜232℃
14. 2−[3−{4−(ベンジル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 275〜276℃
15. 2−[3−{4−(シンナミル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 263〜265℃
16. 2−[3−{4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 259.5〜261℃
17. 2−[3−{4−(3−クロロ−4メチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 248〜249℃
18. 2−[3−{4−(4−フルオロ−2メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 232〜233℃
19. 2−[3−{4−(Bis−4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 235〜236℃
20. 2−[3−{4−(2,4−ジクロロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 210〜211℃
21. 2−[3−{4−(2,4−ジメトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 226〜227℃
22. 2−[3−{4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 223〜224℃
23. 2−[3−{4−(2−イソプロポキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 223〜224℃
24. 2−[3−{4−(2−プロポキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 193〜194℃
25. 2−[3−{4−(2−n−ヘキシロキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 165〜166℃
26. 2−[3−{4−(2,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 193〜195℃
27. 2−[3−{4−(4−tert−ブチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 264〜265℃
28. 2−[3−{4−(2−メトキシ−6−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 267〜268℃
29. 2−[3−{4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 219〜220℃
30. 2−[3−{4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 184〜185℃
31. 2−[3−{4−(2−エトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンヒドロクロリド; m.p 246〜248℃
【0031】
上記に報告された全ての融点は、補正することなくBuchi535を用いた開口毛管法により測定される。
【0032】
薬理試験結果
受容体結合アッセイ
受容体結合アッセイは天然のα−アドレナリン受容体を用いて実施した。α1Aおよびα1Bのアドレナリン受容体サブタイプに対する各種化合物の親和性は、それらがネズミの顎下腺および肝臓の各膜の特定の[3H]プラゾシン結合を置き換える能力を研究することによって判断された(Micael.et.al、Br J Pharmacol, 98, 883−889 (1989))。結合アッセイは若干の変更を加えたU’Prichardらの報告による方法(Eur J Pharmocol, 50, 87−89 (1978))に従って実行した。
【0033】
顎下腺は屠殺後すぐに単離した。肝臓はバッファー(Tris HCI 50mM, NaCl 100mM, 10mM EDTA pH7.4)を環流させた。組織を10容量のバッファー(Tris HCI 50mM, NaCl 100mM, EDTA 10mM pH7.4)の中でホモジナイズさせた。ホモジェネートを2層の湿ったガーゼで濾過し、500gの濾液を10分間遠心分離機にかけた。続いて上清液を40000gで45分間遠心分離機にかけた。このようにして入手したペレットを同量のアッセイバッファー(Tris HCl 50mM, EDTA 5mM, pH7.4)に再び浮遊させ、アッセイまで−70℃で保存した。
【0034】
膜ホモジェネート(150−250 μg プロテイン)を250μlのアッセイバッファー(Tris HCl50mM, EDTA 5mM, pH7.4)中で、24〜25℃において1時間、反応させた。300nMのプラゾシンの存在下で非特異的結合を測定した。GF/B繊維フィルターで減圧濾過してインキューベーションを終了した。続いてフィルターを50mM Tris HCl 氷冷バッファー(pH7.4)で洗浄した。フィルターマットを乾燥し、フィルター上の固定放射能を計測した。IC50およびKdはG Pad Prismソフトウェアを用いた非線形曲線フィッティングプログラムを利用して推定した。阻害定数Kiの値は競合結合試験からChengとPrusoff の式(Cheng&Prusof, Biochem Pharmacol誌 1973年 22号 3099−3108頁) 、Ki=IC50/(1+L/Kd)を用いて計算した。前式中のLは実際の実験(表I)に用いられた[H]プラゾシンの濃度である。
【0035】
生体内機能試験
各種α−アドレナリン受容体サブタイプに対する式Iの化合物の作用の選択性を調べるため、α−アドレナリン受容体遮断薬によって大動脈(α1D、前立腺(α1Aおよび脾臓(α1Bに誘導された収縮反応に対する化合物の拮抗能について研究した。大動脈および脾臓組織はウレタン麻酔(1.5gm/kg)したオスのウィスターラットより単離した。単離組織をNaCl 118; KCl 4.7; CaCl 2 2.5; MgSO.7HO 1.2; NaHCO 25; KHPO 1.2; グルコース11.5の組成(単位mM)を持つKrebs Henseleitバッファーの入った臓器槽内に取り付けた。バッファーを37℃に維持し、 95%の Oと 5% のCOの混合気体を通気した。2g(大動脈)あるいは 1g(脾臓あるいは前立腺)の静止張力を組織に加えた。収縮反応は力変位トランスデューサーを用いてモニターし、チャート式記録装置に記録した。組織は2時間平衡化させた。平衡化期間の最後に、試験化合物非存在下および存在下でノルエピネフリン(大動脈)およびフェニレピネフリン(脾臓および前立腺)に対する濃度反応曲線を入手した(濃度0.1,1、10mM)。遮断薬の親和性を計算し、表IIにpK値で示した。
【0036】
生体内尿選択試験
生体内での尿選択性を評価するために、Bruneらの方法(Pharmacol、 1996、 53、 356−368)に従って、意識のある複数のビーグル犬の平均動脈圧(MAP)および尿道内圧(IUP)におけるこれらの化合物の効果を研究した。実験の2週間前にこれらのオス犬の大腿骨の動脈にテレメトリトランスミッター(TL11M2−D70−PCT, Data Sci. Internatilna, St.Paul, ミネソタ)を嵌め込み、動脈血圧の長期連続測定を行った。回復期間中、この犬を吊り拘束に慣れさせた。試験日に前の晩から絶食中の犬を吊り状態で拘束した。Swan−Ganz. 風船付導尿管を前立腺位の尿道に導入し、風船を膨らませた(Brune.et.al, 1996 )。ベースラインの表示を記録した後、MAPおよびIUPに対する16μg/kgのフェニルエフリン(i.v.)の効果を記録した。MAPおよびIUPでのフェニルエフリンの反応を、媒体あるいはテスト薬の経口投与後0,5時間、1時間、2時間、3時間、4時間、6時間、9時間および24時間経過点で記録した。MAPでの変化はDataquestソフトウェア(Data Sci. Internationa. St.Paul,ミネソタ)を用い測量線上に記録し、IUPでの変化はグラスポリグラフ(モデル7、Grass Instrument, 米)上に記録した。テスト薬投与後のMAPおよびIUPでのフェニルエフリン反応の変化を、コントロール値の比率変化として計算した。曲線下の面積を計算し、MAPおよびIUPの値の比率を尿選択性の計算に用いた(表III)。
【0037】
表I:放射性リガンド結合試験
α−1アドレナリン受容体サブタイプヘの化合物の親和性
表I
Figure 2004514711
【0038】
表II:
Figure 2004514711
【0039】
表III:
Figure 2004514711
【0040】
本発明を特定の実施例で説明してきたが、変更や等価物は当業者にとって明白であり、本発明の範囲に含まれる。

Claims (10)

  1. 式Iの構造を有する化合物で、
    Figure 2004514711
                式I
    式中のAは直鎖あるいは分岐鎖C−Cアルキル鎖であり、Rはシンナミル、ベンジル、置換ベンジル、フェニル、あるいはハロゲン、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、トリフルオロメチル、ニトロ、トリフルオロアルコキシ基で構成される群から独立的に選択された置換基で置換した1基置換または2基置換フェニル基、あるいは(ジハロジフェニル)メチルであって、その薬学的に許容できる塩、アミド、鏡像異性体、ジオステレオマー、N−酸化物、プロドラッグ、代謝産物、あるいはそれらの多形体であることを特徴とする化合物。
  2. ハロゲンがクロロ、フルオロ、イオドより構成される群から選択され、C−Cアルキルがメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、ブチル、第三ブチルより構成される群から選択され、C−Cアルコキシがメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシおよびヘキシロキシより構成される群から選択されることを特徴とする請求項1記載の化合物。
  3. 以下に構成される群から選択されることを特徴とする請求項1記載の化合物。
    − 2−[3−{4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物01)
    −  2−[3−{4−(3−クロロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物02)
    − 2−[3−{4−(2−メチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物03)
    − 2−[3−{4−(4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物04)
    − 2−[3−{4−(3−トリフルオロメチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物05)
    − 2−[3−{4−(2−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物06)
    − 2−[3−{4−(3,4−ジメチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物07)
    − 2−[3−{4−(2−メトキシ−5−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物08)
    − 2−[3−{4−(2−エチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物09)
    − 2−[3−{4−(2,4−ジフルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物10)
    − 2−[3−{4−(2−エトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物11)
    − 2−[3−{4−(2−メチル−5−クロロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物12)
    − 2−[3−{4−(フェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物13)
    − 2−[3−{4−(ベンジル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物14)
    − 2−[3−{4−(シンナミル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物15)
    −  2−[3−{4−(4−ニトロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物16)
    − 2−[3−{4−(3−クロロ−4−メチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物17)
    − 2−[3−{4−(4−フルオロ−2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物18)
    − 2−[3−{4−(ビス−4−フルオロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物19)
    − 2−[3−{4−(2,4−ジクロロフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物20)
    − 2−[3−{4−(2,4−ジメトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物21)
    − 2−[3−{4−(2,6−ジメチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物22)
    − 2−[3−{4−(2−イソプロポキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物23)
    −  2−[3−{4−(2−プロポキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物24)
    −  2−[3−{4−(2−n−ヘキシロキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物25)
    −  2−[3−{4−(2,5−ジメトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物26)
    −  2−[3−{4−(4−tert−ブチルフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物27)
    −  2−[3−{4−(2−メトキシ−6−ヒドロキシフェニル)ピペラジン−1−yl}プロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン(化合物28)
    −  2−[3−{4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}−3−メチルプロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物29)
    −  2−[3−{4−(2−メトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}−2−メチルプロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物30)
    −  2−[3−{4−(2−エトキシフェニル)ピペラジン−1−yl}−3−メチルプロピル]−3a、4、7、7a−テトラヒドロ−1H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン (化合物31)
  4. 式Iの構造を有する化合物で、
    Figure 2004514711
                  式1
    式中のAは直鎖あるいは分岐鎖C−Cアルキル鎖であり、Rはシンナミル、ベンジル、置換ベンジル、フェニル、またはハロゲン、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、トリフルオロメチル、ニトロ、トリフルオロアルコキシ基より構成される群から独立的に選択される置換基で置換した1基置換あるいは2基置換フェニル基、あるいは(ジハロジフェニル)メチルであって、その薬学的に許容できる塩、アミド、鏡像異性体、ジアステレオマー、N−酸化物、プロドラッグ、代謝産物、あるいはそれらの多形体である化合物を哺乳動物に投与するステップを含む哺乳動物のα−アドレナリン受容体選択的拮抗方法。
  5. 式Iの構造を有する化合物で、
    Figure 2004514711
                   式1
    式中のAは直鎖あるいは分岐鎖C−Cアルキル鎖であり、Rはシンナミル、ベンジル、置換ベンジル、フェニル、またはハロゲン、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、トリフルオロメチル、ニトロ、トリフルオロアルコキシ基で構成される群から独立的に選択される置換基で置換した1基置換または2基置換フェニル基、あるいは(ジハロジフェニル)メチルであって、その薬学的に許容できる塩、アミド、鏡像異性体、ジアステレオマー、N−酸化物、プロドラッグ、代謝産物、あるいはそれらの多形体である化合物を哺乳動物に投与するステップを含む哺乳動物の良性前立腺肥大症の治療法。
  6. 請求項1の化合物、および薬学的に許容できるキャリヤを含むことを特徴とする医薬組成品。
  7. 請求項6の医薬組成品を哺乳動物に投与するステップを含む哺乳動物のα1−アドレナリン受容体選択的拮抗方法。
  8. 請求項6記載の医薬組成品を哺乳動物に投与するステップを含む哺乳動物の良性前立腺肥大の治療方法。
  9. 式Iの構造を有する化合物で、
    Figure 2004514711
                 式1
    式中のAは直鎖あるいは分岐鎖C−Cアルキル鎖であり、Rはシンナミル、ベンジル、置換ベンジル、フェニル、あるいはハロゲン、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、トリフルオロメチル、ニトロ、トリフルオロアルコキシ基より構成される群から独立的に選択される置換基と置換した1基置換または2基置換フェニル基、あるいは(ジハロジフェニル)メチルである化合物を調製する方法であって、AとRが前記同様でスキームIに示す式IIIのピペラジン誘導体と式IIを反応させるステップを含み、その薬学的に許容できる塩、アミド、鏡像異性体、ジアステレオマー、N−酸化物、プロドラッグ、代謝産物、あるいはそれらの多形体であることを特徴とする化合物の製造方法。
  10. 式Iの構造を有する化合物で、
    Figure 2004514711
                  式I
    式中のAは直鎖あるいは分岐鎖C−Cアルキル鎖であり、Rはシンナミル、ベンジル、置換ベンジル、フェニル、またはハロゲン、ヒドロキシ、C−Cアルキル、C−Cアルコキシ、トリフルオロメチル、ニトロ、トリフルオロアルコキシ基より構成される群から独立的に選択される置換基で置換した1基置換あるいは2基置換フェニル基、あるいは(ジハロジフェニル)メチルであって、スキームIIに示すAは上記の定義と同様で式IVの1−(ω−ハロアルキル)
    −cis−3a、4、7、7a−テトラヒドロフタリミドと、Rは上記の定義と同様で式Vの化合物とを反応させるステップを含み、その薬学的に許容できる塩、アミド、鏡像異性体、ジアステレオマー、N−酸化物、プロドラッグ、代謝産物、あるいはそれらの多形体であることを特徴とする化合物の製造方法。
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