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JP2004504321A - 抗微生物剤としてのオキサゾリジノン誘導体 - Google Patents

抗微生物剤としてのオキサゾリジノン誘導体 Download PDF

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JP2004504321A
JP2004504321A JP2002512181A JP2002512181A JP2004504321A JP 2004504321 A JP2004504321 A JP 2004504321A JP 2002512181 A JP2002512181 A JP 2002512181A JP 2002512181 A JP2002512181 A JP 2002512181A JP 2004504321 A JP2004504321 A JP 2004504321A
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ラッタン,アショック
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ランバクシー ラボラトリーズ リミテッド
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Abstract

本発明は、ある種の置換されたフェニルオキサゾリノンおよびその合成のためのプロセスに関する。また、本発明は本発明の化合物を抗微生物剤として含む医薬組成物に関する。該化合物は、多耐性staphylococci、streptococciおよびenterococciのごときグラム陰性好気性細菌ならびにBacterioides spp.およびClostridia spp.種のごとき嫌気性生物、およびMycobacterium tuberculosis、Mycobacterium aviumおよびMycobacterium spp.のごとき抗酸生物を含めた、多数のヒトおよび動物病原体に対して効果的な、有用な抗微生物剤である。

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、ある種の置換されたフェニルオキサゾリジノンおよびその合成方法に関する。また、本発明は抗微生物剤としての本発明の化合物を含有する医薬組成物に関する。該化合物は、多耐性staphylococci、streptococciおよびenterococciのごときグラム陽性好気性細菌ならびにBacterioides spp.およびClostridia spp.種のごとき嫌気性生物、およびMycoバクテリウム tuberculosis、Mycobacterium aviumおよびMycobacterium spp.のごとき抗酸性生物を含めた多数のヒトおよび動物病原体に対して効果的な有用な抗微生物剤である。
【0002】
(発明の背景)
グラム陽性菌における増大する抗菌抵抗性は恐ろしい治療問題を提示している。enterococciは、伝統的には非毒性病原体であるが、バンコマイシン抵抗性と組み合わせられると、ほぼ40%の帰因する死亡率を有することが示されている。手術後創傷の伝統的な病原体であるStaphylococcus aureusは、ペニシラーゼの生産のためペニシリンに対して抵抗性となった。この抵抗性は、種々のペニシラーゼ安定なβラクタムの開発によって克服された。しかしながら、該病原体は蛋白質−2’に結合する修飾された標的ペニシリンを合成し、βラクタム抗生物質およびメチシリン抵抗性S.aureus(MRSA)として公知の表現型に対するより低い親和性に導くことによって応答した。これらの株は、現在まで、その種々の欠点にもかかわらず、MRSA感染に対する選択薬物となったバンコマイシンに対して感受性であった。Streptococcus pneumoniaeは主な病原体であり、肺炎、静脈洞炎および髄膜炎を引き起こす。非常に最近まで、それはペニシリンに対して高度に感受性であった。しかしながら、最近では、ペニシリンに対する異なる感受性を持つ異なるPBP2’株が世界中から報告されている。
【0003】
オキサゾリジノンは、蛋白質合成の非常に初期の段階を阻害することによってグラム陽性病原体を殺す新しいクラスの合成抗微生物剤である。オキサゾリジノンは30Sおよび50Sリボソームを含むリボソーム開始複合体の形成を阻害し、開始複合体形成の妨げに導く。それらの新規な作用メカニズムのため、これらの化合物は他の臨床的に有用な抗生物質に対して抵抗性の病原体に対して活性である。
【0004】
WO93/23384出願は、置換されたジアジン部位を含むフェニルオキサゾリジノンおよびその抗微生物剤としての使用を開示する。
【0005】
WO93/09103出願は、抗菌剤として有用な置換されたアリールおよびヘテロアリール−フェニル−オキサゾリジノンを開示する。
【0006】
WO90/02744出願は、抗菌剤として有用な5−インドリニル−5β−アミドメチルオキサゾリジノン、3−(縮合環置換)フェニル−5β−アミドメチルオキサゾリジノンを開示する。
【0007】
欧州特許公開352,781はフェニルおよびピリジル置換フェニルオキサゾリジノンを開示する。
【0008】
欧州特許出願312,000はフェニルメチルおよびピリジニルメチル置換フェニルオキサゾリジノンを開示する。
【0009】
米国特許第5,254,577号は、フェニルオキサゾリジノンに結合した窒素複素芳香族環を開示する。
【0010】
また、米国特許第5,547,950号および第5,700,799号はフェニルピペラジニルオキサゾリジノンを開示する。
【0011】
種々のフェニルオキサゾリジノンを開示する他の文献は米国特許第4,801,600号および第4,921,869号;Gregory W.A.,et al.,J.Med.Chem.,32,1673−81(1989);Gregory W.A.,et al.,J.Med.Chem., 33,2569−78(1990);Wang C.,et al.,Tetrahedron, 45,1323−26(1989);Brittelli,et al.,J.Med.Chem.,35,1156(1992);and Bio−organic and Medicinal Chemistry Letters,9,pp.2679−2684, 1999を含む。
【0012】
(発明の概要)
本発明の目的は、MRSA,VREおよびPRSPのような多耐性グラム陽性病原体に対して良好な活性を有するオキサゾリジノン分子を合成し、同定し、およびそのプロフィールを得ることにある。これらの分子のいくつかはMDR−TBおよびMAI株に対して活性を有し、他方、他のものは重要な嫌気性菌に対して有意な活性を有する。
【0013】
本発明の化合物は、主題の化合物が、さらに複素環、アリール、置換されたアリール、複素芳香族環によって置換されたフェニルオキサゾリジノンに結合したジアジン部位を有し、従って、該化合物はユニークであって、優れた抗菌活性を有する以外は、前記した刊行物に開示された化合物におけるそれらの置換されたフェニルオキサゾリジノン環に関連する。
【0014】
本発明のもう1つの目的は、MDR−TBおよびMAI株に対するMRSA、VREおよびPRSPのような多耐性グラム陽性病原体に対して、現在の化合物で利用できるよりもかなり大きな抗菌活性を呈する新規なフェニルオキサゾリジノン誘導体についての製法を提供して、細菌感染の安全かつ効果的な治療を供することにある。
【0015】
前記目的を達成し、本明細書中に具体化し、広く記載する発明の目的に適合させるため、
式I:
【化39】
Figure 2004504321
[式中、Tはリンカーwで環Cに結合した、5ないし7員の複素環、アリール、置換されたアリールであり、Tの好ましい形態はさらにRによって表される基によって置換されるアリールおよび5員のヘテロアリールから選択され、
ここに、Rは−CN、COR、COOR、N(R,R)、CON(R,R)、CHNO、NO、CH、CHR、−CH=N−OR10、−C=CH−Rよりなる群から選択され、ここに、RはH、所望により置換されていてもよいC−C12アルキル、C3−12シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され;RおよびRは、独立して、H、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシよりなる群から選択され;RおよびRは、独立して、H、C5−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、I、OR、SR、N(R,R)で置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、ここに、RはH、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、1以上のF、Cl、Br、IまたはOHで置換されたC1−6アルキルよりなる群から選択され、RおよびRは前記定義に同じであり、RはH、所望により置換されていてもよいC5−12アルキル、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され;
nは0ないし3の範囲の整数であり;
XはCH、CH−S、CH−OまたはNであり、
YおよびZは、独立して、水素、C1−6アルキル、C3−12およびシクロアルキルC0−3架橋基よりなる群から選択され;
UおよびVは、独立して、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、Iで置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、好ましくは、UおよびVは水素またはフルオロであり;
WはCH、CO、CHNH、−NHCH、−CHNHCH、−CH−N(R11)CH−、CH(R11)N−、CH(R11)、S、CH(CO)、NHよりなる群から選択され、ここに、R11は所望によりC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールで置換されていてもよく、
はRが水素、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、1以上のF、Cl、Br、IまたはOHで置換されたC1−6アルキルである−NHC(=O)R;−NRC(=S)R;Rが前記定義に同じであって、RおよびRが、独立して、水素、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、1以上のF、Cl、Br、IまたはOHで置換されたC1−6アルキルよりなる群から選択される−NRC(=S)SRよりなる群から選択される]
によって表される新規なフェニルオキサゾリジノン誘導体の合成方法が提供される。
【0016】
式Iの好ましい化合物はアセトアミドとしてRを有し、このシリーズにおける最も好ましい化合物は、オキサゾリジノン環のCにおいて、カーン−インゴルド−プレログ(Cahn−Ingold−Prelog)表記に従って(S)−立体配置を有する光学的に純粋なエナンチオマーとして調製されるであろう。このシリーズの化合物の(S)−エナンチオマーは好ましい。というのは、それは、対応するラセミ化合物よりも2倍大きな抗菌活性を有するからである。構造式Iのエナンチオマーの個々の異性体および混合物の範囲も本発明に含まれる。
【0017】
フラニル、チエニルおよびピロリル環系として環Dを含み、さらに置換基QおよびPによって置換された式Iのなおさらに好ましい化合物は、
式II:
【化40】
Figure 2004504321
[式中、UおよびVは、独立して、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、Iで置換されたC1−12アルキルから選択され、好ましくは、UおよびVは水素またはフルオロであり;
XはCH、CH−S、CH−OまたはNであり;
YおよびZは、独立して、水素、C1−6アルキル、C3−12およびシクロアルキルC0−3架橋基から選択され;および
Wは基CH、CO、CHNH、−NHCH、−CHNHCH、−CH−N(R11)CH−、CH(R11)N−、CH(R11)、S、CH(CO)、NHから選択され、ここに、R11は所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールである]
によって表される。
【0018】
本発明の式IIの好ましい化合物は、QおよびPが、独立して、−CN、COR、COOR、N(R、R)、CON(R、R)、CHNO、NO、CH、CHR、−CH=N−OR10、C=CH−Rよりなる群から選択され、ここに、RはH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−1 シクロアルキル、アリール、またはヘテロアリールよりなる群から選択され;R、Rは、独立して、H、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシから選択され、R、Rは、独立して、H、C1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、I、OR、SR、N(R、R)で置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、R10はH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールであり、ただし、W=(CO)、QおよびP=Hは除くものである。
【0019】
式IIによって表されるより好ましい化合物においては、環Cはサイズが6−8員であってよく、より大きな環は各窒素原子の間に2または3個の炭素を有することができ、例えば以下のものである:
【化41】
Figure 2004504321
環Cは架橋して、以下に示す二環系を形成することができる:
【化42】
Figure 2004504321
環Cが所望によりアルキル基、シクロアルキル基、フルオロ基で位置YおよびZにおいて置換されていてもよい場合、カルボン酸および対応するエステル、アミド、置換されたアルキルまたは架橋アルキル基は以下に示す通りである。
【化43】
Figure 2004504321
環Cがサイズが6員であって、Xが−CH−(NHR)である場合、以下の環が好ましいものであり、ここに、R11は前記定義に同じである。
【化44】
Figure 2004504321
【0020】
前記に加え、環Cは以下の構造も含む。
【化45】
Figure 2004504321
M=硫黄である場合の式IIのなおより好ましい化合物は、式III:
【化46】
Figure 2004504321
[式中、UおよびVは、独立して、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、Iで置換されたC1−12アルキルから選択され、好ましくは、UおよびVは水素またはフルオロであり;
XはCH、CH−S、CH−OまたはNであり;
YおよびZは、独立して、水素、C1−6アルキル、C3−12およびシクロアルキルC0−3架橋基から選択され;
Wは基CH、CO、CHNH、−NHCH、−CHNHCH、−CH−N(R11)CH−、CH(R11)N−、CH(R11)、S、CH(CO)、NHから選択され、ここに、R11は所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールであり;および
QおよびPは、独立して、−CN、COR、COOR、N(R,R)、CON(R,R)、CHNO、NO、CH、CHR、−CH=N−OR10、C=CH−Rよりなる群から選択され、ここに、RはH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールよりなる群から選択され;R、Rは、独立して、H、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシから選択され、R、Rは、独立して、H、C1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、I、OR、SR、N(R、R)で置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、R10はH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールであり、但し、W=(CO)、QおよびP=Hを除く]
によって表される。
より好ましいQ、P置換基はニトロ、アルデヒドおよびハライドである。
【0021】
好ましくは、WはCH、C(=O)、C(O)−C(=O)、CHNH、−NHCH、−CHNHCH、−CH−N(CH)CH−、CH(CH)N−、CH(CH)、SおよびCH(C=O)、−NHよりなる群から選択される。式IIIの最も好ましい化合物は以下の通りである:
−(S)−N[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−チエニル(5−ニトロ)メチル)アミノピペリジンー1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソーオキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
−(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−(2−チエニル)ジカルボニル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
−(S)−N[[3−[3−フルオロー4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−チエノイル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド塩酸塩。
【0022】
式IIのなおより好ましい化合物は、式IIの環D中に酸素原子を含有する式IV:
【化47】
Figure 2004504321
[式中、UおよびVは、独立して、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、Iで置換されたC1−12アルキルから選択され、好ましくは、UおよびVが水素またはフルオロであり;
XはCH、CH−S、CH−OまたはNであり;
YおよびZは、独立して、水素、C1−6アルキル、C3−12およびシクロアルキルC0−3架橋基から選択され;
Wは基CH、CO、CHNH、−NHCH、−CHNHCH、−CH−N(R11)CH−、CH(R11)N−、CH(R11)、S、CH(CO)、NHから選択され、ここに、R11は所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールであり;および
QおよびPは、独立して、−CN、COR、COOR、N(R、R)、CON(R、R)、CHNO、NO、CH、CHR、−CH=N−OR10、C=CH−Rよりなる群から選択され、ここに、RはH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、アリールまたはヘテロアリールよりなる群から選択され;R、Rは、独立して、H、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシから選択され、R、Rは、独立して、H、C1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、I、OR、SR、N(R,R)で置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、R10はH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールであり、但し、W=(CO)、QおよびP=Hは除かれる]
によって表される。
【0023】
より好ましいQおよびP置換基はニトロ、アルデヒドおよびハライドである。
【0024】
好ましくは、WはCH、C(=O)、C(=O)−C(=O)、CHNH、−NHCH、−CHNHCH、−CH−N(CH)CH−、CH(CH3)N−、CH(CH)、S、CH(C=O)、および−NHよりなる群から選択される。
【0025】
式IVの最も好ましい化合物は以下の通りである:
−(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−フロイル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
−(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−[4−{2−フリル−(5−ニトロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
−(S)―N―[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(5−ニトロ−2−フロイル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソーオキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
−(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−フリル(5−ニトロ)メチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド。
【0026】
本発明の化合物は、多数のヒトおよび動物病原体、特に、多抗生物質耐性staphylococciおよびstreptococciを含めた好気性グラム陽性菌ならびにMycobacterium tuberculosisおよび他のマイコバクテリウム種のごとき嫌気性生物に対して効果的な抗微生物剤として有用である。
【0027】
本発明によって記載された化合物から医薬組成物を調製するには、不活性な医薬上許容される担体は固体または液体いずれかとすることができる。固体形態製剤は散剤、錠剤、分散性顆粒剤、カプセル剤、カシェ剤、坐薬および軟膏を含む。固体担体は、希釈剤、フレーバー剤、可溶化剤、滑沢剤、懸濁化剤、結合剤または錠剤崩壊剤としても作用することができる1以上の物質であり得る;それは、微粉砕された活性化合物と混合された微粉砕固体でもあり得る。錠剤の調製では、活性な化合物を、必要な結合特性を有する担体と適当な割合で混合し、所望の形状およびサイズに圧縮する。粉末および錠剤は、好ましくは、約5ないし約70パーセントの有効成分を含有する。適当な固体担体はラクトース、ペクチン、デキストリン、澱粉、ゼラチン、トラガカント、低融点ワックス、カカオバター等である。用語「製剤」は、(他の担体と共にまたはそれなくして)有効成分が担体によって囲まれ、かくして、それと合わされたカプセルを供する、担体としてのカプセル化物質を含む活性化合物の処方を含める意図である。同様に、カプセル剤は、経口投与に適した固体投与形態として用いることができる。
【0028】
液体形態製剤は液剤、懸濁剤および乳剤を含む。その例として、非経口注射用の水または水−プロピレングリコール溶液を挙げることができる。そのような溶液は、生物学的系に許容されるように調製される(等張性、pH等)。液体製剤は、ポリエチレングリコール溶液中の溶液として処方することもできる。経口用途に適した水溶液は、有効成分を水に溶解させ、所望により適当な着色剤、フレーバー剤、安定化剤および増粘剤を添加することによって調製することができる。経口用途に適した水性懸濁剤は、粘性物質、すなわち、天然または合成ガム、樹脂、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、および他のよく知られた懸濁化剤と共に微粉砕有効成分を水に分散させることによって作成することができる。
【0029】
軟膏製剤は、生理学上許容される担体と共に式Iの化合物の重金属塩を含む。担体は、望ましくは、慣用的水分散性の親水性または水中油型の担体、特に、不快感を最小とした慣用的半柔軟またはクリーム−様の水−分散性または水溶性の水中油型エマルジョン混入表面である。適当な組成物は、単に、微粉砕化合物を親水性担体または基剤もしくは軟膏と共に一体化させるか、またはそれらを均一に混合することによって調製することができる。
【0030】
好ましくは、医薬製剤は単位投与形態とする。そのような形態において、製剤は、適当な量の有効成分を含有する単位用量に分割される。単位投与形態は、パッケージされた製剤とすることができ、該パッケージは区別されるカプセル、バイヤルまたはアンプル中の粉末、および軟膏カプセル、カシェ剤、錠剤、ゲルまたはクリームそれ自体を含むか、あるいはそれは適当な数のこれらのパッケージ形態のいずれかであり得る。
【0031】
製剤の単位用量中の有効成分の量は、特定の適用および有効成分の能力に従って、1mg未満ないし100mgで変化させることができるか、または調整することができる。
【0032】
細菌感染を治療するための剤としての治療的用途において、本発明の医薬方法で利用される化合物は、毎日、1キログラム当たり約3mgないし約40mgの初期投与量にて投与される。しかしながら、投与量は、患者の要求および使用すべき化合物に応じて変化させることができる。特定の状況のための適切な投与量の決定は、最適用量未満であるより小さな投与量内である。毎日の投与下での最適効果に至るまでの小さな増分を分割し、所望であればその日の間に少量ずつ投与することができる。
【0033】
本明細書中に具体化し、広く記載した本発明の目的に適合させて前記目的を達成するために、式I、II、IIIおよびIVの化合物の合成方法が提供される。式I、II、IIIおよびIVの本発明の化合物の医薬上許容される非毒性酸付加塩は、当該分野でよく知られた方法によって、無機または有機酸とで形成することができる。
【0034】
本発明は、式I、II、IIIおよびIVの化合物のプロドラッグもその範囲内に含む。一般に、そのようなプロドラッグは、生体内で定義された化合物に容易に変換されるこれらの化合物の機能的誘導体であろう。適当なプロドラッグの選択および調製のための慣用的手法は知られている。
【0035】
また、本発明は、医薬上許容される担体および所望により含めてもよい賦形剤と組み合わせた医薬上許容される塩、エナンチオマー、ジアステレオマー、N−オキシド、プロドラッグ、代謝産物を含む。
【0036】
本発明の他の目的および利点は以下に記載し、部分的には、その記載から明らかであるか、または本発明を実施することによって学ぶことができる。本発明の目的および利点は、添付の請求の範囲に指摘されたメカニズムおよび組合せによって明らかとなり、得ることができる。
【0037】
発明の詳細な記載
本発明の化合物は、以下の反応図式に示された反応系列に従って調製することができる。
【0038】
5つの異なるコアとして同定される式V:
【化48】
Figure 2004504321
の主に5つの異なるアミン、すなわち、
−(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−(N−ピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(コアI);
−(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α、5α、6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(コアII);
−(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α、5α、6α)−6−[N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(コアIII);
−(S)−N−[[3−[4−[4−N−メチルアミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチルアセトアミド(コアIV);および
−(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ホモピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(コアV)
を類似の目的で用いた。
【0039】
類似の調製のための式Vの鍵となる中間体アミンは、式VのアミンにおけるGがNH、CH(NHR)、−CH−CHNHRと定義され、ここに、RはH、エチル、メチル、イソプロピル、アセチル、シクロプロピル、アルコキシ、アセチルであって、U、V、YおよびZが式IIで定義した通りである商業的に入手可能な剤から調製した。式Vのいくつかのアミンは文献で既に知られており、引用により与え、もしそれらが最初に作成されたか、または異なる手法または公知の手法の変形によるものであれば、それらは実験セクションに詳細に記載する。
【0040】
式Vの光学的純粋なアミンは、多数の不斉合成のうちの1つによって、別法として、コハク酸ジベンゾイルまたは10−ショウノウスルホン酸のごとき適当な光学的に活性な酸での、調整された塩の選択的結晶化、続いての塩基での処理によって光学的に純粋なアミンを得ることによるラセミ混合物からの分割によって得ることができた。
【0041】
一般式Iによって表される本発明の化合物は反応図式Iにおける反応の方法によって調製することができる。
反応図式−I
【化49】
Figure 2004504321
反応図式Iにおいて、与えられた式Iに対して、後記する1つの方法によって、対応する付加物を持つ複素環芳香族基を式Vの化合物の環Cの窒素原子に導入することができ、ここに、R12はフルオロ、クロロ、ブロモ、SCH、−SOCH、−SOCFまたはOC等のごとき当業者によく知られた適当な脱離基であり、式VのアミンにおけるGは、NH、CH(NHR13)、−CH−CHNHR13と定義され、ここに、R13は、H、エチル、メチル、イソプロピル、アセチル、シクロプロピル、アルコキシまたはアセチルであり、U、V、YおよびZは式Iにつき前記定義の通りである。
【0042】
式Vの構造のアミンを式R−T−W−R12の複素芳香族化合物と反応させ、ここに、R、T、Wは式Iにつき前記定義の通りである。WがCHに等しい場合の式Iの化合物の調製には、還元的アミノ化のプロセスを通じて対応するアルデヒドを用いることができ、式Vのアミンに結合させる。
【0043】
同様に、WがC=Oに等しい式Iの化合物の調製には、対応する酸を用いることができ、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(EDC)のごとき縮合剤の存在下にて、活性化されたエステルを介して式Vのアミノをアシル化することができる。他のアシル化方法も使用することができる。
【0044】
別法として、カルボニルリンクを有する化合物は、N−メチルピロールのごとき式VI:
【化50】
Figure 2004504321
の複素芳香族化合物を、トリホスゲンまたはホスゲンの存在下にて式Vの中間体アミンと反応させることによって作成することもできる。また、カルボニルリンカーは、一酸化炭素およびPd(PPhClのごとき触媒にて、3−ブロモチオフェンのごとき複素芳香族化合物および式Vのアミンの間に導入することもできる。また、ジカルボニルリンカーを有する延長された鎖のピロールを、塩化オキサリルおよび式Vのアミンでの処理から得ることができる。
【0045】
標準的な還元剤を用いるカルボニルリンカーの還元の結果、メチレンリンカーが形成される。
【0046】
(複素環が5員環である)式IIによって表される式Iの化合物の調製は、反応図式IIに示された3つの方法A,BおよびCによって以下に例示するごとく達成される。
反応図式−II
【化51】
Figure 2004504321
【0047】
方法A:
構造Vのアミンを、反応図式Iにつき、前記で定義した適当な脱離基としてのR12を有する式VIの複素芳香族化合物と反応させる。Q、PおよびMは式IIで定義した通りである。
【0048】
該反応は、−70℃ないし180℃の範囲の適当な温度にて、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、エタノールまたはエチレングリコールのごとき適当な溶媒中で行って、式Iの化合物を得る。トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウムのごとき適当な塩基の存在は、いくつかの場合において、反応の収率を向上させるのに有用である。
【0049】
方法B:
トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムまたはシアノ水素化ホウ素ナトリウムのごとき当業者によく知られた公知の還元剤を用いるフルアルデヒドのごとき式VIの対応する複素環アルデヒドでの式Vのアミン中間体の還元的アルキル化(Q、P=H、M=O;R12はCHOである)により、反応図式IIに示すごとく、W=CHである式IIの生成物が得られた。
【0050】
方法C:
2−フロ酸のごとき、式VIの複素環酸での式Vの中間体アミンのアシル化(Q、P=H;M=O、R12=COOH)により、反応図式II(ここに、U、V、Y、Z、X、W,M、P、QおよびR12は同一である)に示すごとく、W=COである式IIの生成物が得られた。
【0051】
この方法を用いて、−(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−チエノイル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド塩酸塩が調製された。
【0052】
別法として、カルボニルリンクを有する化合物は、トリホスゲンまたはホスゲンの存在下にて、N−メチルピロールのごとき式VIの複素芳香族化合物を式Vの中間体アミンと反応させることによって作成することもできる。また、カルボニルリンカーは、一酸化炭素およびPd(PPhClのごとき触媒にて、3−ブロモチオフェンのごとき複素芳香族化合物および式Vのアミンの間に導入することもできる。また、塩化オキサリルおよび式Vのアミンでの処理から、ジカルボニルリンカーを有する延長された鎖ピロールを得ることもできる。
【0053】
標準的還元剤を用いるカルボニルリンカーの還元の結果、メチレンリンカーが形成される。
反応図式−III
【化52】
Figure 2004504321
U、V、Y、Z、X、W、P、Q、nおよびMは前記定義に同じである反応図式IIIによって表されるごとく、さらなる誘導体化のための出発化合物として、式VII:
【化53】
Figure 2004504321
によって表される反応図式Iによって調製された化合物をさらに用いた。基R14は、変換された基R15を含む、U、V、Y、Z、n、X、W、PおよびMが前記定義に同じである式VIII:
【化54】
Figure 2004504321
の最終化合物に1ないし5工程にて変換した。ほとんどの場合、出発化合物におけるR14基はアルデヒドおよびケトンとしてのR14を含む化合物であった。
【0054】
以下の化合物が反応図式−IIIA、IIIBおよびIIICにおいて例示される。
反応図式−IIIA
【化55】
Figure 2004504321
式Xによって表される(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1{
2−フリル−[4−(5−ヒドロキシメチル)メチル}]ピペラジイル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニルメチル]アセトアミドは、式IXのアルデヒドを水素化ホウ素ナトリウムで還元することによって調製した。
【0055】
式XIの(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1{2−フリル−[4−(5−フルオロメチル)メチル}]ピペラジニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(R16I=CHF)は、式Xをジエチルアミノスルファートリフルオライドと反応させることにより(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1{2−フリル−[4−(5−ヒドロキシメチル)メチル}]ピペラジニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドを反応させることによって調製した。
【0056】
式XIの(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1{2−フリル−[4−(5−ジフルオロメチル)メチル}]ピペラジニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミド(R16=CH)は、反応図式IIIAに示すごとく、式IXの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドをジエチルアミノスルファートリフルオライドと反応させることによって調製した。
反応図式−IIIB
【化56】
Figure 2004504321
【0057】
式IXの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドをヒドロキシルアミンおよびヒドラジン水和物と反応させて式XIIの(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−[4−(2−フリル−(5−アルドキシム)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(R17
Figure 2004504321
である)および式XIIの(S)−N−[[3−[3−フルオロー4[N−1−[4−{2−フリル−(5−ヒドラゾン)−メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(R17
Figure 2004504321
である)が得られ、式XIIの(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−アルドキシム(メチル−4−(N−カルボキシアミノフェニルアセテート)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(R17
Figure 2004504321
である)は、式XIIの(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−[4−(2−フリルー(5−アルドキシム)メチル}]ピペラジニル]フェニル−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(R17
Figure 2004504321
である)で出発し、イソシアネートと反応させることによって作成した。
【0058】
式XIIの(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−シアノ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(R17=CN)は、無水トリフルオロメタンスルホン酸およびトリエチルアミンの使用によって、式XIIの(S)−N−[[3−[3−フルオロー4−「N−1[4−{2−フリル(5−アルドキシム)メチル}]ピペラジニル」フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(R17
Figure 2004504321
である)から調製した。
【0059】
式XIIの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(1,3−ジオキサン)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(R17は、
Figure 2004504321
である)は、1,3−プロパンジオールおよびBFエーテレートと共に式IXの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドを用いて作成した。
反応図式−IIIC
【化57】
Figure 2004504321
【0060】
式XIIIの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−カルボキシ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドは、AgOでの酸化によって、式IXの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドを用いて作成した。
【0061】
式XIVの[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(ホルムアミド)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(R18
Figure 2004504321
である)は、(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリル−(5−カルボキシエチル)メチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドをアンモニア水と反応させることによって作成した。
【0062】
式XIVの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(4−(tertブトキシカルボニル)アミノピペリジン)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(R18
Figure 2004504321
である)は、式XIIIの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリル−(5−カルボキシ)メチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドを塩化チオニルおよび4−(tertブトキシカルボニル)アミノピペリジンと反応させることによって作成した。
【0063】
式XIVの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(モルホリン−1−カルボニル)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(R18は、
Figure 2004504321
である)は、式XIIIの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリル−(5−カルボキシ)メチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドを塩化オキサリルの存在下にてモルホリンと反応させることによって作成した。
【0064】
行った変換は実験セクションに記載する。具体的酸、塩基、溶媒、触媒、酸化剤、還元剤等を述べる前記合成方法において、他の酸、塩基、溶媒、触媒、酸化剤、還元剤等を用いることもできるのは理解されるべきである。同様に、還元温度および反応の持続は必要性に応じて調整することができる。
【0065】
本発明に従い、前記した反応図式によって製造することができる特定の化合物の例示的リストは以下のものを含む:
化合物番号      化学名称
1.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−[4−(2−フロイル)ピペラジニル]]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
2.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−フォルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
3.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリル−(5−カルボキシエチル)メチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
4.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ブロモ−2−フロイル)]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
5.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−クロロメチル−2−フロイル)]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
6.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−フロイル)]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
7.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−(2−チエニル)ジカルボニル}]ピペラジニル]]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
8.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(3−フロイル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
9.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ブロモ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
10.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−クロロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
11.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリルメチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
12.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−チエニルメチル)]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
13.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−チエニルアセチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
14.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(4−ブロモ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
15.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル−(5−ニトロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
16.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル−(5−ニトロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドの塩酸塩
17.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル−(5−ニトロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドのクエン酸塩、
18.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−ピロリルメチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
19.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(3−メチル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
20.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(3−フリルメチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
21.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−メチル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
22.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−ピロール(1−メチル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
23.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−ニトロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
24.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−[2−フリル{5−(N−チオモルフォリニル)メチル}メチル]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
25.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−[2−フリル{5−(N−モリフォリニル)メチル}メチル]]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
26.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−アセトキシメチル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
27.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−ブロモ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
28.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−フリルメチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソオキサゾリジニル]メチル]ジクロロアセトアミド、
29.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−チエノイエル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド塩酸塩、
30.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2‘,2’−ジフェニル−2‘ヒドロキシアセチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
31.(S)−N[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−フルオイル)N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
32.(S)−N[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(3−フロイル)N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
33.(S)−N[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ブロモ−2−フロイル)N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
34.(S)−N[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−チエニルメチル)N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
35.(S)−N[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−フリルメチル)N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
36.(S)−N[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ホルミル−2−フリルメチル)N−メチル]アミノ−メチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
37.(S)−N[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−カルボキシエチル−2−フリルメチル)N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
38.(S)−N[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(2−チオフェンアセチル)N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
39.(S)−N[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−チエニルメチル)N−メチル]アミノ−メチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
40.(S)−N[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−フリルメチル)N−メチル]アミノ−メチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
41.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2フリル(5ホルミル)メチルアミノピレリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
42.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(3,5−ジフルオロベンゾイル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
43.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(5−ブロモ−2−フロイル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
44.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(5−ニトロ−2−フロイル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
45.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−3−フロイル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
46.(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル,N−2−フロイル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イルメチル]アセトアミド、
47.(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル,2−チオフェンアセチル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イルメチル]アセトアミド、
48.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−フリルメチル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
49.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−3−フリル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
50.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−フリル(5−ニトロ)メチル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
51.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−チエニル(5−ニトロ)メチル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
52.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−チエニルメチル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
53.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(5−メチル−2−チエニルメチル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
54.(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル,2−(5−ブロモ)チエニルメチル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イルメチル]アセトアミド、
55.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
56.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−チエニルアセチル)]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
57.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−ニトロ)メチル}]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
58.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(3−フリルメチル)]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
59.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1{2−フリル−[4−(5−ジフルオロメチル)メチル}]ピペラジニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
60.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−[4−(2−フリル−(5−アルドキシム)メチル)]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
61.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−アルドキシム(メチル−4−(N−カルボキシアミノフェニルアセテート)メチル))ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
62.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4[N−1[4−{2−フリル−(5−ヒドラゾン)−メチル}]−ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
63.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1{2−フリル−[4−(5−ヒドロキシメチル)メチル]}ピペラジニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
64.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−シアノ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
65.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−カルボキシ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
66.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(1,3−ジオキサン)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
67.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(ホルムアミド)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
68.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(モルフォリン−1−カルボニル)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
69.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(4−(tertブトキシカルボニル)アミノピペリジン)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
70.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{(Z)−2−メトキシイミノ−2−(2−フリル)アセチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
71.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(2−チオフェンアセチル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
72.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ホルミル−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
73.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(3−チエノイル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
74.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1{2−フリル−[4−(5−フルオロメチル)メチル]}ピペラジニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド。
【0066】
薬理学的試験
寒天取り込み方法によってテストすると、本発明の化合物は抗菌活性を呈する。以下の最小阻止濃度(μg/ml)は、以下の表に掲げる本発明の代表的な化合物につき得た。
略語を掲げるガイド:
1) S.aureus ATCC 25923 −Staphylococus aureus ATCC 25923
2) MRSA 15187 −Methicillin Resistant Staphylococcus aureus
3) Ent.faecalis ATCC 29212 −Enterococcus Faecalis ATCC 29212
4) Ent.faecium 6A −Enterococcus faecium 6A Van, Cipro
5) Strep.pne.ATCC 6303 −Streptococcus pneumoniae ATCC 6303
6) Strep.pyog.ATCC 19615 −Streptococcus pyogenes
7) S.epidermidis −Staphylococcus epidermidis ATCC 12228
【表1】
Figure 2004504321
【表2】
Figure 2004504321
【表3】
Figure 2004504321
【表4】
Figure 2004504321
【表5】
Figure 2004504321
【0067】
化合物のイン・ビトロ抗菌活性は、寒天取り込み方法(NCCLS M7およびM 100−S8書類)によって証明した。簡単に述べれば、化合物をDMSOに溶解させ、化合物の二重希釈を固化前にミューラーヒルトン寒天に一体化させた。接種物は、4ないし5コロニーを5mlの標準生理食塩水に懸濁させ、濁度を0.5マクファーランド濁度標準テーブル(1.5×10CFU/ml)まで調整することによって調製し、適当な希釈の後に、10CFU/スポットを乾燥したプレートの表面に移し、18時間インキュベートした(MRSN実験では24時間)。接種された培養の増殖を示さない濃度をMICとして記録した。適当なATCC標準株を同時にテストし、標準抗生物質に対するMICが許容される範囲内にある場合のみ結果を記録した。
【0068】
一般式Iによって表される本発明の化合物は反応図式Iにおける反応の方法によって調製することができる。アナログ調製のための式Vの鍵となる中間体アミンは、商業的に入手可能な試薬から後記する合成手法によって調製した。式Iの化合物は方法A、BまたはCいずれかによって作成した。
【0069】
文献ですでに知られたアミンを引用により掲げ、もしそれらが異なる手法によって作成されたならば、それらを詳細に記載する。
【0070】
5つの異なるコア、すなわち、
(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−(N−ピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(コアI)、
(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α、5α、6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビジシクロ[3.1.0]ヘキサン]ベンジル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(コアII)、
(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α、5α、6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビジクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(コアIII)、
(S)−N−{3−[4−[4−N−メチルアミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチルアセトアミド(コアIV)、および
(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ホモピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]−メチル]アセトアミド(コアV)
として同定された式Vの主たる5つの異なるアミンを以下の実施例に示す。
【0071】
化合物のほとんどはNMR、IRを用いて特徴付けし、クロマトグラフィーによって精製した。粗生成物を、固定相としてシリカゲル(100−200または60−120メッシュ)を用いるカラムクロマトグラフィー精製に付した。
【0072】
以下に述べる実施例は、一般的な合成手法ならびに好ましい化合物についての調製のための具体的調製を示す。実施例は本発明の詳細を説明するために掲げ、本発明の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
【0073】
実施例1
(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−(N−ピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(コアI)のアナログ
対応する付加物を持つ複素芳香族基は、以下に記載する方法のうちの1つによって、式Iの化合物の環Cの窒素原子に導入することができる。
【0074】
方法A:
一般的手法:
式Vの構造のアミンを、−CH13、−COR13または−CH(CH)R13(ここに、R13はフルオロ、クロロ、ブロモ、SCH、−SOCH、−SOCFまたはOC等のごとき当業者によく知られた適当な脱離基である)のような対応するR12付加物を有する式VIの複素芳香族化合物と反応させる。
−78℃ないし180℃の範囲の適当な温度にて、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、エタノールまたはエチレングリコールのごとき適当な溶媒中で反応を行って、式IIの化合物を得る。トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウムのごとき適当な塩基の存在は、ある場合には、反応の収率を向上させるのに有用である。
この方法に従って以下の化合物を作成した:
【0075】
化合物番号01 (S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−[4−(2−フロイル)ピペラジニル]]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
米国特許第5,700,799号に掲げられた方法によって調製した(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−(N−ピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(1.2g、3.57mmol)を乾燥したジメチルホルムアミド(35ml)に溶解させた。これにKCO(2.47g;17.87mmol)および塩化フロイル(0.56g、10.68mmol)を添加した。
反応混合物のTLCをモニターした。反応混合物を25℃にて5.0時間攪拌した。より速く移動するスポットを観察した。溶媒を除去し、残渣をジクロロメタンに溶解させ、水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去した。残渣をエーテルで熟成してろ過し、800mgの白色結晶性固体を得た。225.5−226.5℃
δppm(CDCl):7.50−7.44(m、2H)、7.09−7.06(m、2H)、6.95−6.89(m、1H)6.50(bS、1H)4.76(bs,1H),4.05−3.19(m、9H)、3.09(bs、4H)、2.02(s、3H)
【0076】
化合物番号02:(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび5−クロロフェニル2−フルフルアルデヒドで作成した。
【0077】
化合物番号03:(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリル−(5−カルボキシエチル)メチル)−ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は方法Aを用い、(S)−N−[[3−[
フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよびエチル−5−クロロメチル−2−フラン−カルボキシレートで作成した。
【0078】
化合物番号04:(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ブロモ−2−フロイル)]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび塩化5−ブロモ−2−フロイルで作成した。
【0079】
化合物番号05:(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−クロロメチル−2−フロイル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび塩化5−クロロメチル−2−フロイルで作成した。
【0080】
化合物番号06:(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−フロイル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび塩化5−ニトロ−フロイルで作成した。
【0081】
化合物番号07:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−(2−チエニル)ジカルボニル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび塩化2−チオヘングリオキシリルで作成した。
δppm(CDCl):7.84(m、2H、Ar−H)、7.47(dd、1H、Ar−H)、7.2(m、1H、Ar−H)、7.07(d、1H,Ar−H)、6.92(t、1H,Ar−H)、5.98(t、1H,NH)、4.76(m、1H,CH)、4.0(t、1H,CH)、3.5−3.95(m、7H,CH)、3.15(m、2H,CH)、3.06(m、2H,Cl)、2.02(s、3H,CH
【0082】
化合物番号08:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(3−フロイル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび塩化3−フロイルで作成した。
δppm(CDCl):8.06(s、1H,Ar−H)、7.49(m、2H、Ar−H)、7.09(d、1H、Ar−H)、6.76(t、1H、Ar−H)、6.57(s、1H、Ar−H)、6.03(brs、1H、NH)、4.77(m、1H、CH)、4.2−3.5(m、8H、CH)、3.06(m、4H、CH)、2.02(s、3H、CH
【0083】
化合物番号09:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ブロモ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび5−ブロモ−2−クロロメチルフランで作成した。
δppm(CDCl):7.47(d、1H、Ar−H)、7.06(d、1H、Ar−H)、6.91(t、1H、Ar−H)、6.47(d、1H、Ar−H)、6.32(d、1H、Ar−H)、5.98(t、1H、NH)、4.76(m、1H、CH)、4.02(t、1H、CH)、3.4−3.85(m、9H、CH)、3.07(m、4H、CH)、2.02(s、3H、CH
【0084】
化合物番号10:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−クロロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび5−クロロ−2−クロロメチルチオフェンで作成した。
δppm(CDCl):7.42(dd、1H、Ar−H)、7.05(dd、1H、Ar−H)、6.92(t、1H、Ar−H)、6.74(d、2H、Ar−H)、6.00(m、1H、CH)、4.74(m、1H、CH)、4.01(t、1H、CH)、3.3−3.8(m、5H、CH)、3.08(m、4H、CH)、2.66(m、4H、CH)、2.01(s、3H、CH
【0085】
化合物番号11:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリルメチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い,(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび2−クロロメチルフランで作成した。
δppm(CDCl):7.49(m、2H、Ar−H)、7.07(d、1H、Ar−H)、6.91(t、1H、Ar−H)、6.51(d、1H、Ar−H)、6.4(d、1H、Ar−H)、6.1(t、1H、NH)、4.75(m、1H、CH)、4.1−3.25(m、10H、CH)、3.06(m、4H、CH)、2.03(s、3H,CH
【0086】
化合物番号12:(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−チエニルメチル)]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび2−クロロメチルチオフェンで作成した。
δppm(CDCl):7.4(m、1H、Ar−H)、6.94(m、5H、Ar−H)、6.08(t、1H、NH)、4.71(m、1H、CH)、4.1−3.4(m、6H、CH)、3.08(m、4H、CH)、2.73(m、4H、CH)、1.98(s、3H、CH
【0087】
化合物番号13:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−チエニルアセチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび塩化2−チオフェンアセチルで作成した。
δppm(CDCl):7.45(dd、1H、Ar−H)、7.23(d、1H、Ar−H)、7.07(d、1H、Ar−H)、6.96(m、3H、Ar−H)、6.05(t、1H、CH)、4.7(m、1H、CH)、2.75−4.1(m、10H、CH)、3.01(m、4H、CH)、2.03(s、3H、CH
【0088】
化合物番号14:(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(4−ブロモ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用いて(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび4−ブロモ−2−クロロメチルチオフェンで作成した。
δppm(CDCl):7.44(dd、1H、Ar−H)、7.2−6.8(m、4H、Ar−H)、5.98(t、1H、Ar−H)、4.76(m、1H、CH)、4.02(t、1H、CH)、3.85−3.35(m、5H、CH)、3.1(m、4H、CH)、2.69(m、4H、CH)、2.03(s、3H、CH
【0089】
方法B:
化合物番号15:(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−[4−{2−フリル−(5−ニトロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
ガードチューブを満たした丸底フラスコ(100ml)中のジクロロメタンまたはTHF(40ml)中の(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミド(770mg,2.29mmol)の懸濁液に、モレキュラシーブ(4A)、続いて5−ニトロ−2−フルフラール(420mg,2.98mmol)を添加した。反応混合物を25℃にて1.5時間攪拌した。次いで、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(1.93g,9.10mmol) を反応混合物に添加した。全反応混合物を25℃にて一晩攪拌した。反応混合物のTLCは、ピペラジン誘導体と比較してより速く移動するスポットを示した。反応混合物をブックナー漏斗を通して濾過した。それをジクロロメタンで洗浄した。有機層を水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去して粗生生物が得られ、次いで、溶離剤としてクロロフォルム中の2%メタノールを用いるシリカゲルカラムによって精製して融点104−105℃の表記化合物417mgを得た。
δppm(CDCL):7.48(d,1H),7.34(m,1H),7.12(d,1H)6.98(t,1H),6,56(d,1H),6.07(bs,1H),4.81(m.1H),4.07(t,1H),3.69−3.53(m,5H)3.16(bs,4H),2.78(bs,4H),2.07(s,3H)
【0090】
化合物番号16:(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ニトロ)−メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドの塩酸塩
(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ニトロ)−メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド塩酸塩
(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル−(5−ニトロ)−メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドのエタノール溶液(7mlの無水エタノール中365mg,0.75mmol)に、冷(5℃)条件で、エタノール中の0.30mlのHCl(2.6N,0.75mmol)を添加した。全反応混合物を5ないし10℃にて2.0時間攪拌した。TLCにおいて変化は観察されなかった。
溶媒を除去した。残渣をジクロロメタンで熟成し、メタノールおよびイソプロピルアルコールの混合液から固体を結晶化して、HPLCによると97%純度の111mgの所望の化合物を得た。質量:461.8(M+H), 483.9(M+Na
【0091】
化合物番号17:(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(4−ニトロ)−メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドのクエン酸塩
化合物番号15のクエン酸塩は、モル割合のクエン酸を用いることによって、化合物番号16につき記載した方法に従って作成した。
【0092】
化合物番号18:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−ピロリルメチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび2−ピロールカルボキシアルデヒドで作成した。
δppm(CDCL):8.76(br s,1H,NH), 7.38(d,1H,Ar−H).7.04(d,1H,Ar−H),6.91(t,1H,Ar−H),6.77(s,1H,Ar−H),6.11(m,3H,Ar−H,NH),4.75(m,1H,CH),4.0(t,1H,CH), 3.8−3.5(m、5H, CH), 3.08(m,4H, CH2), 2.65(m,4H, CH), 2.01(s,3H,CH3)
【0093】
化合物番号19:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(3−メチル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび3−メチル−2−チオフェンカルボキシアルデヒドで作成した。
δppm(CDCL):7.4(d,1H,Ar−H),7.15(d,1H,Ar−H),7.03(d,1H、Ar−H),6.92(t,1H,Ar−H),6.79(d,1H,Ar−H),6.07(t,1H,NH),4.75(m,1H,CH),3.98(t,1H,CH),3.55−3.95(m,6H,CH2),3.09(m,4H,CH2),2.69(m,3H,CH2),2.22(s,3H,CH3),2.01(s,3H,CH3)
【0094】
化合物番号20:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(3−フリルメチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルサセトアミドおよび3−フルアルデヒドで作成した。
δppm(CDCl):7.42(m,3H,Ar−H),7.04(d,1H,Ar−H),6.92(t,1H,Ar−H),6.43(s,1H,Ar−H),6.0(t,1H,NH),4.75(m,1H,CH),4.01(t,1H,CH),3.8−3.5(m,3H,CH2),3.47(s,2H,CH2),3.1(m,4H,CH2),2.66(m,4H,CH2),2.01(s,3H,CH3)
【0095】
化合物番号21:(S)−N[[3−[3[フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−メチル、メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび5−メチル−2−チオフェンカルボキシアルデヒドで作成した。
δppm(CDCl):7.4(dd,1H,Ar−H),7.03(d,1H,Ar−H)6.92(t,1H,Ar−H),6.71(d,1H,Ar−H),6.58(d,1H,Ar−H),6.08(t,1H,NH),4.75(m,1H,CH),3.98(t,1H,CH),3.8−3.5(m,5H,CH2),3.07(m,4H,CH2),2.65(m,4H,CH2),2.45(s,3H,CH3),2.01(s,3H,CH3)
【0096】
化合物番号22:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−ピロール(1−メチル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよびN−メチル−2−ピロールカルボキシアルデヒドで作成した。
δppm(CDCl):7.36(d,1H,Ar−H),7.04(d,1H,Ar−H),6.9(t,1H,Ar−H),6.6(s,1H,Ar−H),6.02(s,3H,Ar−H,NH),4.73(m,1H,CH),4.0(t,1H,CH),3.8−3.5(m,6H,CH2),3.49(s,2H,CH),3.02(m,4H,CH2),2.58(m,4H,CH2).2.01(s,3H,CH3)
【0097】
化合物番号23:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−ニトロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび5−ニトロ−2−チオフェンカルボキシアルデヒドで作成した。
δppm(CDCl):7.80(d,1H,Ar−H),7.45(dd,1H,Ar−H),7.05(d,1H,Ar−H),6.91(m,2H,Ar−H),6.07(t,1H,NH),4.76(m,1H,CH),4.2−3.5(m,6H,CH),3.11(m,4H,CH)2.73(m,4H,CH),2.02(s,3H,CH
【0098】
化合物番号24:[S]−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−[2−フリル{5−(N−チオモルフォリニル)−メチル}メチル]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび5−(N−チオモルホリニルメチル)−2−フラン−カルボキシアルデヒドで作成した。
δppm(CDCl);7.45(d,1H,Ar−H),7.05(d,1H,Ar−H),6.9(t,1H,Ar−H),6.18(d,2H,Ar−H),6.09(m,1H,NH),4.76(m,1H,CH),4.02(t,1H,CH),3.35−3.9(m,7H,CH),3.12(m,4H,CH),2.75(m,1H,CH),2.02(s,3H,CH
【0099】
化合物番号25;(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−[2−フリル{5−(N−モルホリニル)−メチル}メチル]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび5−(N−モルホリニルメチル)2−フランカルボキシアルデヒドで作成した。
δppm(CDCl):7.5−6.3(m,3H,Ar−H),6.19(d,2H,Ar−H),5.9(m,1H,NH),4.7(m,1H,CH),4.00(t,1H,CH),3.3−3.8(m,10H,CH),3.09(m,4H,CH)2.69(m,4H,CH)2.49(m,4H,CH),2.01(s,3H,CH
【0100】
化合物番号26:(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−アセトキシメチル)−メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび5−(N−モルホリニルメチル)−2−フリルカルボキシアルデヒドで作成した。
δppm(CDCL):7.42(dd,1H),7.06(dd,1H),6.95(d,1H),6.35(d,1H),6.22(ds,2H),5.04(s,2H),4.02(bs,4H,CH),3.74(t,1H),3.75−3.6(m,3H),3.64(s,3H)3.10(bs,4H)2.70(bs,4H),2.06(s,3H),2.02(S,3H)
【0101】
化合物番号27:(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−ブロモ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび5−アセトキシメチル−2−フラン−カルボキシアルデヒドで作成した。
δppm(CDCl):7.42(dd,1H,Ar−H),7.04(d,1H,Ar−H),6.88(m,2H,Ar−H),6.69(d,1H,Ar−H),6.00(t,1H,NH),4.76(m,1H,CH),4.01(t,1H,CH),3.4−3.8(m,5H,CH),3.07(m,4H,CH),2.67(m,4H,CH).
【0102】
化合物番号28:(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−フリルメチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]ジクロロアセトアミド
δppm(CDCl):7.41−6.51(m,6H),5.96(s,1H),4.81(m,1H),4.06(t,1H),3.77−3.66(m,5H),3.11−2.71(m,8H)
方法C:
【0103】
化合物番号29:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−チエノイル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド塩酸塩
5℃まで冷却したDMF(10mL)中の(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(1.14mmol)に、5−ニトロ−2−チエン酸(0.16g,0.95mmol)、N−メチルモルホリン(0.12g,1.14mmol)および1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.17g、1mmol)を添加し、反応混合物を15分間攪拌した。それに1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(0.18g,0.95mmol)を添加し、反応混合物を18時間攪拌し、それを室温まで加温した。次いで、反応混合物を25mLの水で希釈し、EtOAcで希釈した(3×25mL)。合わせた有機層をブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で蒸発させた。残渣をカラムクロマトグラフィー(3%MeOH/CHCl)によって精製して0.19gの生成物を得た。この生成物をジクロロメタン(5mL)に溶解させ、5℃まで冷却した。それに1mLの飽和エタノール性塩酸溶液を添加し、15分間攪拌した。次いで、反応混合物を蒸発させ、エーテルで共蒸発させ、真空中で乾燥して0.19gの最終生成物を得た。
δppm(DMSO):8.2(t,1H,Ar−H),8.1(m,1H,Ar−H),7.5(m,2H,Ar−H),7.17(d,1H,Ar−H),7.09(t,1H,Ar−H),4.7(m,1H,CH),4.08(t,1h,CH),3.73(m,6H,CH2),3.05(m,5H,CH),1.83(s,3H,CH3)
【0104】
化合物番号30:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2’,2’−ジフェニル−2’ヒドロキシアセチル)]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジイル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Cを用い、(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ピペラジニル)−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドおよび2,2−ジフェニル−2−ヒドロキシ酢酸で作成した。
【0105】
実施例2
(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(コアII)のアナログ
対応する付加物を持つ複素芳香族基は、後記する方法の1つによって、式Iの化合物の環Cの窒素原子に導入することができる。
【0106】
方法A:
一般的手法は前記した通りである(方法A)。式Vのコアアミンのみがここでは(S)−N−[[3−[3[フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドである。
【0107】
化合物番号31:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−フロイル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(コアII)の調製
【0108】
(a)3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]ニトロベンゼンの調製
(1α,5α,6α)−6−アミノ−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン(7.0g,0.03535mol)をCHCN(50mL)中に取り、ジイロプロピルエチルアミン(4.5606g,0.03535mol)を添加し、続いて、3,4−ジフルオロニトロベンゼン(5.6212g,0.03535mol)を添加し、70℃にて4時間加熱した。TLC(溶離剤CHCl:MeOH(19.1))での出発物質の消失によって反応をモニターした。反応混合物を真空下で濃縮し、HOでトリチュレートし、濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して表記化合物を得た。収率:10g
δppm(CDCl):7.94−6.50(m.3H),4.80(5,1H)3.95−3.63(m,4H)2.43(S,1H),1.92(5,2H),1.47(s,9H).
【0109】
(b)3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]ニトロベンゼンの調製
3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]ニトロベンゼン(19g,0.029mol)を0℃にて60mlのTHF中に取った。水素化ナトリウム(1.06g,0.045mol)を少量ずつ5分間にわたって添加した。添加完了後、反応混合物を0℃にて30分間攪拌した。次いで、ヨウ化メチル(8.42g,0.059mol)を0℃にて10分間にわたって添加し、ヨウ化tert N−ブチルアンモニウム(1g)を添加した。反応混合物を4時間攪拌した。次いで、反応混合物を真空下で濃縮した。HO(50mL)を添加し、続いて、ジクロロメタンで抽出した(3×50mL)。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した表記化合物を得た。収率:10.25g
δppm(MeOD):7.91−6.47(m,3H),3.89−3.61(m,4H)2.8(s,3H),2.34(s,1H),1.96(s,2H),1.46(5.9H)
【0110】
(c)3−フルオロ[4−{3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチルアミノ}−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン}アニリンの調製
3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]−アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]ニトロベンゼン(26g,0.074mol)を75mLのTHFおよび75mLのMeOH中に取った。10%PD/C(乾燥)(3g)を添加し、反応混合物を40psiにてパール水素化器中で3時間震盪した。反応混合物をセライトベッドを通じて濾過した。濾液を濃縮して表記化合物を得た。収率:21.2g
δppm(CDCl)(MeOD):6.55−6.33(m,3H),3.54−3.00(m,4H)2.87(s,3H),2.55(s,1H),1.96(s,2H)1.40(s,9H).
【0111】
(d)3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル,−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]ベンジルオキシカルバメートの調製
3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tert−ブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.0.1]ヘキサン]アニリン(21g,0.065mol)をTHF(100ml)中に取り、−15℃まで冷却した。炭酸水素ナトリウム(27.47g,0.32mol)を添加し、続いて、クロロギ酸ベンジル(14.5g,0.055mol)を30分間にわたってゆっくりと添加した。添加完了後、温度を0ないし5℃の間に維持するために攪拌を継続した。TLC(溶離剤CHCl:MeOH:9:1)での反応混合物の消失によって反応をモニターした。反応混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮した。HO(20ml)を添加し、CHCl(3×100ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥した。これを濾過し、濾液を濃縮した。半固体をMeOHでトリチュレートした。固体を濾過して表記化合物を得た。
δppm(CDCl):7.4:6.5(m,8H),5.24(s,2H),3.8−3.3(m,4H),2.92(s,3H),2.61(s,1H),1.90(s,2H),1.54(s,9H,tBu).
【0112】
(e)(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−(N−(tertブトキシカルボキシ−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアルコールの調製
3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−(N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]ベンジルオキシカルバメート(21g,0.04615mol)を新たに蒸留したTHF(200mL)中に取った。系をNで徹底的にフラッシュした。次いで、温度をアセトンドライアイス中にて−78℃とした。n−BuLi(ヘキサン中の15%溶液の59.13mL,0.13846mol)を30分間にわたって添加し、温度を−78℃に維持した。−78℃にて攪拌を2.5時間継続した。R(−)酪酸グリシジルを一度に添加し、−78℃にてさらに1.5時間攪拌した。温度を徐々に室温まで上昇させ、一晩攪拌した。次いで、NHCl(200ml)の20%水溶液を10分間にわたって徐々に添加した。30分間の攪拌の後、有機層を分離した。水性層をさらにEtOAc(3×75ml)で抽出した。合わせた有機物をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。溶離剤(2%MeOH:98%CHCl)を用いるシリカゲルカラムクロマトグラフィー(100−200)によって生成物を収率14gまで精製した。
δppm(CDCl):7.35−6.55(m,3H),4.7(m,1H),3.9−3.8(m,4H),3.7−3.2(m,4H),2.8(s,3H,N−CH),2.5(S,1H),1.8(s,2H),1.47(s,9H).
【0113】
(f)(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]メチルメタンスルホネートの調製
(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]メチルアルコール(16g,0.038mol)を5ないし10℃にて50mlのピリジン中に取り、塩化メタンスルホニル(12.71g,0.14mol)を5分間にわたって添加した。攪拌を4時間継続した。TLC(溶離剤10%CHCl:10%MeOH)での出発物質の消失によって反応の進行をモニターした。反応混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮し、HO(50ml)で洗浄し、CHCl(3×75mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濾液を濃縮した。これを真空下で徹底的に乾燥した。
【0114】
(g)(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]メチルアジドの調製
(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]メチルメタンスルホネート(15g,0.03mol)をDMF(50ml)中に取り、NaN(9.76g,0.15mol)を添加し、70℃にて4時間加熱した。反応の進行は、TLCによる出発物質の消失によってモニターした。反応混合物を濾過した。濾液を真空下で濃縮した。これをHOで洗浄し、EtOAc(3×75ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して表記化合物を得た。収率11.5g
δppm(CDCl,:7.3−6.5(m,3H),4.7(m,1H)
【0115】
(h)(S)−N−[3−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアミンの調製
(S)−N−[3−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアジド(11.3g,0.026mol)を75mlのMeOHおよび75mlのEtOAc中に取り、10%Pd/Cを添加した。反応混合物を50psiにて6時間震盪した。反応の進行は、TLCによる出発物質の消失によってモニターした。反応混合物をセライトベッドを通して濾過した。濾液を濃縮した。生成物をジエチルエーテルでトリチュレートした。固体を濾過して表記化合物を得た。収率7.6g
【0116】
(i)(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドの調製
(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアミン(7.6g,0.018mol)を0ないし10℃にてピリジン(8ml)、CHCl(50mL)および無水酢酸(2.214g,0.0217mol)中に取った。反応混合物を攪拌し、反応の進行を、TLC溶離剤(CHCl:MeOH::9:1)の出発物質の消失によってモニターした。反応混合物を真空化で濃縮した。濃縮物をHO(50mL)で洗浄し、CHCl(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。この生成物をジエチルエーテルでトリチュレートし、濾過し、乾燥して表記化合物を得た。収率:6.6g
δppm(CDCl):7.33−6.56(m,3H),6.19(t,1H),4.73(m,1H),3.98(t,1H),3.77−3.2(m,7H)2.8(s,3H),2.52(s,1H),2.0(s,3H),1.96(S,2H),1.48(s,9H)
【0117】
(j)(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドの調製
(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミド(1g)を0℃にてCHCl(50mL)中に取り、CFCOOH(10mL)を添加し、4時間攪拌した。反応混合物を真空化で濃縮した。残渣をEtOAcに溶解させ、NaHCOで中和した。EtOAc層を濾過し、濾液を濃縮して表記化合物を得た。
【0118】
化合物番号31:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−フロイル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよび塩化5−ニトロ−フロイルを用いて作成した。
δppm(CDCl):7.7−60(m,6H),4.74(m,1H),4.0−2.9(m,11H),2.43(s,2H),2.01(s,3H),1.62(s,1H),1.91(s,2H)
【0119】
化合物番号32:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(3−フロイル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよびフラン−3−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
【0120】
化合物番号71:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(2−チオフェンアセチル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよび塩化2−チオフェンアセチルを用いて作成した。
【0121】
化合物番号72:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ホルミル−2−フリル−メチル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよび塩化5−ホルミル−2−フリルメチルを用いて作成した。
【0122】
化合物番号73:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(3−チエノイル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよび塩化3−クロロチエノイルを用いて作成した。
【0123】
化合物番号33:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ブロモ−2−フロイル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよび塩化5−ブロモ2−フロイルを用いて作成した。
【0124】
方法B:
一般的手法は、実施例、Rbx−6247について記載されたセクション7.1.1.2.(方法B)に前記したのと同一であった。式Vのコアアミンのみは、ここに、(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドである。
【0125】
化合物番号34:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−チエニルメチル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよび5−ニトロ−チオフェン−2−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
【0126】
化合物番号35:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよび5−ニトロ−フラン−2−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
【0127】
(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミド(コアIII)のアナログ
以下に記載する方法の1つによって、対応する付加物を持つ複素芳香族基を式Iの化合物の環Cの窒素原子に導入することができる。
【0128】
方法A:
一般的手法は、実施例、Rbx−6408について記載されたセクション7.1.1.1(方法A)に前記したのと同一であった。式Vのコアアミンのみは(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−(N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミド(コアIII)である。
【0129】
化合物番号36:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ホルミル−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
(a)3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]ニトロベンゼンの調製
(1α,5α,6α)−6−アミノメチル−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン(7.0g,0.03535MH)をCHCN 50mL中に取り、ジイソピルピルエチルアミン(4.5606g,0.03535mol)、続いて、3,4−ジフルオロニトロベンゼン(5.6212g,0.03535mol)を添加し、70℃にて4時間加熱した。反応は、(溶離剤CHCl(19):MeOH(1))での出発物質の消失によってモニターした。反応混合物を真空下で濃縮し、HOでトリチュレートし、濾過し、ヘキサンで洗浄し、乾燥して表記化合物を得た。
【0130】
(b)3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]−アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]ニトロベンゼンの調製
3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]−アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]ニトロベンゼン(10g,0.029)を0℃にて60mlのTHF中に取った。水素化ナトリウム(1.06g,0.045mol)を何回かに分けて5分間にわたって添加し、添加完了後、反応混合物を0℃にて30分間攪拌した。次いで、ヨウ化メチル(8.42g,0.059mol)を0℃にて10分間にわたって添加し、続いて、ヨウ化tert n−ブチルアンモニウム(1g)を添加した。反応混合物を4時間攪拌した。次いで、反応混合物を真空下で濃縮した。HO(50mL)を添加し、続いて、CHCl(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して表記化合物を得た。
【0131】
(c)3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−メチル]−アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]アニリンの調製
3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]−アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]ニトロベンゼン(26g,0.074mol)を75mLのTHFおよび75mLのMeOH中に取った。10%Pd/乾燥(3g)を75mlのTHFおよび75mLのMeOH中に取った。10%Pd/C乾燥(3g)を添加し、反応混合物を40℃にてパール水素化器中で3時間震盪した。反応混合物をセライトベッドを通して濾過した。濾液を濃縮して表記化合物を得た。
【0132】
(d)3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−[tertブトキシカルボニル]−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]ベンジルオキシカルバメートの調製
3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tert−ブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]アニリン(21g,0.065mol)をTHF(100ml)中に取り、−15℃まで冷却した。炭酸水素ナトリウム(27.47g,0.32mol)を添加し、続いて、クロロギ酸ベンジル(14.5g,0.055mol)を30分間にわたってゆっくり添加した。添加完了後、温度を0ないし5℃の間に維持するために攪拌を継続した。TLC(溶離剤CHCl:MeOH:9:1)での反応混合物の消失によって反応をモニターした。反応混合物を濾過し、濾液を真空下で濃縮した。HO(20ml)を添加し、CHCl(3×100ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥した。これを濾過し、濾液を濃縮した。半固体をMeOHでトリチュレートした。固体を濾過して表記化合物を得た。
【0133】
(e)(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−N−(tertブトキシカルボキシ−N−メチル)アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアルコールの調製
3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−(N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル)アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]ベンジルオキシカルバメート(21g,0.04615mol)を新たに蒸留したTHF(200mL)中に取った。系を徹底的にNでフラッシュした。次いで、温度をアセトンドライアイスで−78℃とした。n−BuLi(ヘキサン中の15%溶液の59.13mL,0.13846mol)を30分間にわたって添加し、温度を−78℃に維持した。攪拌を−78℃にて2.5時間継続した。R(−)酪酸グリシジルを一度に添加し、−78℃にてさらに1.5時間攪拌した。温度を徐々に室温まで上昇させ、一晩攪拌した。次いで、NHClの20%溶液(200ml)を10分間にわたって徐々に添加し、30分の攪拌の後に、有機層を分離した。水性層をEtOAc(3×75ml)でさらに抽出した。合わせた有機物をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(100−200)溶離剤(2%MeOH;98%CHCl)によって生成物を収率14gまで精製した。
【0134】
(f)(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]メチルメタンスルホネートの調製
(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]メチルアルコール(16g,0.038mol)を5ないし10℃にて50mlのピリジン中に取り、塩化メタンスルホニル(12.71g,0.14mol)を5分間にわたって添加した。攪拌を4時間継続した。TLC(溶離剤10%CHCl:10%MeOH)での出発物質の消失によって反応の進行をモニターした。反応混合物を濾過し、真空下で濃縮し、HO(50ml)で洗浄し、CHCl(3×75mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濾液を濃縮した。これを真空下で徹底的に乾燥した。
【0135】
(g)(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−「3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノメチル」−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]メチルアジドの調製
(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]メチルメタンスルホネート(15g,0.03mol)をDMF(50ml)中に取り、NaN(9.76g,0.15mol)を添加し、70℃にて4時間加熱した。反応の進行は、TLCでの出発物質の消失によってモニターした。反応混合物を濾過した。濾液を真空下で濃縮した。これをHOで洗浄し、EtOAc(3×75ml)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して表記化合物を得た。収率:11.5g
【0136】
(h)(S)−N−[3−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアミンの調製
(S)−N−[3−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアジド(11.3g,0.026mol)を75mlのMeOHおよび75mlのEtOAc中に取り、10%PD/Cを添加した。反応混合物を50psiにて6時間震盪した。反応の進行は、TLCでの出発物質の消失によってモニターした。反応混合物をセライトベッドを通して濾過した。濾液を濃縮した。生成物をジエチルエーテルでトリチュレートした。固体を濾過して表記化合物を得た。収率−7.6g
【0137】
(i)(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドの調製
(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアミン(7.6g,0.018mol)を0ないし10℃にてピリジン(8ml)、CHCl(50mL)および無水酢酸(2.214g,0.0217mol)中に取った。反応混合物を攪拌し、TLC溶離剤(CHCl:MeOH::9:1)での出発物質の消失によって、反応の進行をモニターした。反応混合物を真空下で濃縮した。反応混合物をHO(50mL)で洗浄し、CHCl(3×50mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。この生成物をジエチルエーテルでトリチュレートし、濾過し、乾燥して表記化合物を得た。収率−6.6g
【0138】
(j)(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドの調製
(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(tertブトキシカルボニル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミド(1g)を0℃にてCHCl(50mL)中に取り、CHCOOH(10mL)を添加し、4時間攪拌した。反応混合物を真空下で濃縮した。残渣をEtOAcに溶解させ、固体NaHCOで中和した。EtOAc層を濾過し、濾液を濃縮して表記化合物を得た。
【0139】
(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ホルミル−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよび塩化5−ホルムアミド−2−フリルメチレンを用いて作成した。
【0140】
化合物37:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−カルボキシエチル−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよびエチル−5−(クロロメチル)−2−フランカルボキシレートを用いて作成した。
【0141】
化合物38:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(2−チオフェンアセチル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよび塩化2−チオフェンアセチルを用いて作成した
【0142】
方法B:
一般的手法は、前記したセクション7.1.1.2.(方法B)に記載したのと同一であった。式Vのコアアミンのみは(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α,6−[N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミド(コアIII)である。
【0143】
化合物番号39:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−チエニルメチル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、実施例rbx−6408におけるごとく方法Bを用い、(S)−N−[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよび5−ニトロチオフェン−2−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
【0144】
化合物番号40:(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキサ−5−オキサゾリジニル]アセトアミドおよび5−ニトロ−フラン−2−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
【0145】
(S)−N−{3−[4−[4−N−メチルアミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチルアセトアミド(コアIV)のアナログ
対応する付属物を持つ複素芳香族基は、後記する方法のうちの1つによって、式Iの化合物の環Cの窒素原子に導入することができる。
【0146】
方法A:
一般的手法は前記したのと同一である(方法A)。式Vのアミンのみは(S)−N−{3−[4−[4−N−メチルアミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル}メチルアセトアミド(コアIV)である。
【0147】
化合物番号:74(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2フリル(5−ホルミル)−メチルアミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドの調製
(S)−N−{3−[4−[4−N−メチルアミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−オキサゾリン−5−イル]メチルアセトアミド(コアIV)の調製
【0148】
(a)1−[4(N−t−ブチルオキシカルボニルアミノ)ピペリジン−1−イル]−3−フルオロ]ニトロベンゼン
アセトニトリル(400ml)中のジフルオロニトロベンゼン(40g;200mmol)の溶液をエチルジイソプロピルアミン(28.4g;219.72mmol)および4−(t−ブチルオキシカルボニル)アミノピペリジン(31.8g;199mmol)で処理した。次いで、全反応混合物を60℃にて6.0時間加熱した。溶液を雰囲気温度まで冷却し、真空中で濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解させ、水で洗浄した。酢酸エチル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を除去して黄色固体(60g)を得た。
δppm−(CDCl):7.98−7.80(m,2H),6.91(t,J=9Hz,1H)4,53(bs,1H),3.65(d,J=12Hz,3H)2.98(t,J=13Hz,2H),2.07(m,2H),1.69−1.53(m,3H),1.52(s,9H)
【0149】
(b)1−[4−(N−t−ブチルオキシカルボニル−N−メチル)アメノピペリジン−1−イル]−3−フルオロ]ニトロベンゼン(B)
乾燥テトラヒドロフラン(400ml)の中間体A(89mmol)の溶液に、冷条件(0℃)において水素化ナトリウム(60%,106mmol)、続いてヨウ化テトラヒドロアンモニウム(10mmol)を添加した。反応混合物を冷却し室温まで2.0時間攪拌した。ヨウ化メチル(267mmol)を次いで0℃にて添加した。反応混合物を室温にて12時間攪拌した。より速く移動するスポットが出現した。過剰の水素化ナトリウムは水で分解した。テトラヒドロフランを除去した。残渣を酢酸エチルに溶解させ、水、ブラインおよび水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去した。黄色の固体(32g)が得られた。
δppm(CDCl):6.81(t,J=12Hz,1H)6.44−6.37(m,2H),4.70(bs,1H)2.91(d,J=12H,2H),2.78(s,3H),2.72−2.65(m,2H),1.47(s,9H)
【0150】
(c)1−[4−[(N−t−ブチルオキシカルボニル−N−メチル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−フルオロ]アニリン(C)
ニトロ化合物B(32.0g)、75ml中の炭素上の10%パラジウム3.2gの混合物を、40Psi水素下でパールシェーカーフラスコ中にて6.0時間震盪した。TLCはより遅く動くスポットを示した。反応混合物をセライトを通して濾過した。溶媒を除去した。暗色固体が得られ(28.6g)、それをさらに特徴付けすることなく次の工程に付した。
【0151】
(d)1−{N−カルボベンジルオキシ−[4−[(N−t−ブチルオキシカルボニル−N−メチル)−ピペリジン−1−イル]]−3−フルオロ}アニリン(D)
乾燥テトラヒドロフラン(150ml)中のアニリン誘導体C(19.0g,58.823mmol)の溶液に炭酸水素ナトリウム(19.76g, 235.29mmol)を添加した。それを0℃まで冷却し、クロロギ酸ベンジル(12.9ml,50%トルエン溶液)を添加した。全反応混合物を0℃ないし室温にて6.0時間攪拌した。TLCは、アンリン誘導体と比較してより速く移動するスポットを示した。反応混合物をセライトを通して濾過した。溶媒を除去した。残渣をヘキサンで熟成し、溶媒を除去して23.4gのCBz誘導体を得た。
δppm(CDCl):7.39−7.38(m,6H),6.99−6.86(m,2H),6.75(bs,1H),5.20(s,2H),4.20(bs,1H),3.43(d,J=12Hz,2H),2.79(s,3H),2.71(m,2H),1.97−1.86(m,2H),1.49(s,9H)
【0152】
(e)(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル−N−t−ブチルオキシカルボニル)アミノ−ピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル}メタノール(E)
−78℃の窒素下で、乾燥テトラヒドロフラン中のCBz誘導体(D:24.0g,52.516mmol)の溶液(200ml)に、BuLi(67ml,157mmol)を添加した。反応混合物を−78℃にて2.0時間攪拌した。次いで、−78℃にて、酪酸グリシジル(9.07g,62.98mmol)を反応混合物に添加した。それを−78℃にて1時間攪拌し、次いで、室温に達した。反応混合物のTLCはより遅く移動するスポットを示した。塩化アンモニウム(30ml)を反応混合物に添加した。それを5分間攪拌した。塩化アンモニウム層を分離し、酢酸エチルで抽出した。テトラヒドロフランおよび酢酸エチル層を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を除去した。溶離剤としてCHCl:MeOH(1.5%ないし2.5%)を用いるカラムクロマトグラフィーによって残渣を精製して10gの所望のアルコールを得た。
δppm(CDCl):7.46(d,J=8.0Hz,1H),7.10(d,J=9Hz,1H),6.94(t,J=9Hz,1H),4.55(bs,1H),4.07−3.87(m,5H),3.74(bs,1H),3.46(bs,1H),3.42(bs,1H),2.78−2.89(m,5H),1.96−1.85(m,2H),1.72(s,1H),1.47(s,9H).
【0153】
(f)(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル−N−t−ブチルオキシカルボニル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル}メチルメタンスルホネート(F)
0℃にて、ジクロロメタン(400ml)中のヒドロキシメチル化合物(E,24g,56.73mmol)の溶液に、トリエチルアミン(11.46g,113.46mmol)、続いて、塩化メタンスルホニルを添加した。反応混合物を0℃ないし室温にて3.0時間攪拌した。反応混合物のTLCはより速く移動するスポットを示した。反応混合物を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液、次いで、水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去して28.4gの化合物(F)を得た。
δppm(CDCl):7.45(d,J=12Hz,1H),7.10−7.01(m,2H),4.92(bs,1H),4.53−4.40(m,2H),4.12(t,J=9Hz,1H),7.10−7.01(m,2H),4.12(t,J=9Hz,1H),3.94−3.89(m,1H),3.48(d,J=12Hz,2H),3.15(m,1H),3.11(s,3H),2.79(s,3H),1.97−1.93(m,2H),1.77−1.69(m,4H),1.48(s,9H)
【0154】
(g)(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル−N−t−ブチルオキシカルボニル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル}メチルアジド(G)
ジメチルホルムアミド(350ml)中のメシル誘導体(F,28.4g,56.68mmol)の溶液にアジ化ナトリウム(11.059g,70.05mmol)を添加した。全反応混合物を80℃にて9.0時間加熱した。TLCはより速く移動するスポットを示した。反応混合物を濾過した。ジメチルホルムアミドを減圧中で除去した。残渣をヘキサン中で熟成して所望のアジド26.0gを得た。
δppm(CDCl):7.44(d,12Hz,1H),7.11(bs,1H),6.97(t,j=9Hz,1H),4.78(bs,1H),4.09−3.49(m,7H),2.90(s,3H),2.75(bs,2H)1.49(s,9H)
【0155】
(h)(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル−N−t−ブチルオキシカルボニル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル}メチルアミン(H)
メタノール(50ml)中のアジド化合物(g,25.5g,56.92mmol)の溶液に10%Pd/c(2.5g)を添加した。全反応混合物を40Psiにて10時間水素化した。TLCはより遅く移動するスポットを示した。それをセライトベッドを通して濾過し、溶媒を除去して所望の生成物24.5gを得た。
δppm(CDCl):7.45(d,J=12Hz,1H),7.11(d,J=9Hz,1H),6.94(t,J=9Hz,1H)4.66(bs,1H),4.00(t,J=9Hz,1H),3.81(t,J=9Hz,1H),3.45(d,J=9Hz,2H)3.10−2.90(m,1H),2.78(3,3H),2.73(bs,1H),1,48(s,9H)
【0156】
(i)(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル,N−1−ブチルオキシカルボニル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチルアセトアミド(I)
ジクロロメタン(120ml)中のメチルアミド誘導体(7.0g,16.58mmol)の溶液にトリエチルアミン(2.18g;21.58mmol)を添加した。反応混合物を0℃まで冷却し、無水酢酸をゆっくり添加した。それを0℃ないし室温にて5.0時間攪拌した。TLCはより速く移動するスポットを示した。反応混合物を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を炭酸水素ナトリウム、ブラインおよび水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去して7.1gの所望の組成生物が得られ、これを精製して4.1gの純粋な生成物が得られた。
δppm(CDCl):7.43(d,J=12Hz,1H),7.07(d,J=9Hz,1H),6.95(t,J=9Hz,1H)6.28(bs,1H),4.00(t,J=9Hz,1H),3.78−3.62(m,3H),3.47(d,J=9Hz,2H)2.80(s,3H),2.75−2.71(m,2H),2.03(s,3H),1.49(s,9H)
【0157】
(j)(S)−N−{3−[4−[4−N−メチル]アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル}−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチルアセトアミド(J)
0℃にて、ジクロロメタン(35ml)中のBoc保護化合物(I,2.0g,4.31mmol)の溶液にトリフルオロ酢酸(5ml)を添加した。全反応混合物を0℃ないし室温にて3時間攪拌した。反応混合物のTLCはより遅く移動するスポットを示した。溶媒を除去し、残渣をアセトン無水スポットに溶解させた。炭酸塩を添加してトリフルオロ酢酸を中和した。それを室温にて2.0分間攪拌し、次いで、ブックナー漏斗を通して濾過した。溶媒を除去し、表記化合物が得られた。収率:1.5g
化合物番号41:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2フリル(5ホルミル)メチル−アミノピペリジン−1−イル}−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aに従い、(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよび5−クロロメチル−2−フルフラールを用いて作成した。
【0158】
化合物番号42:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(3,5−ジフルオロベンゾイル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aに従い、(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよび塩化3,5−ジフルオロベンゾイルを用いて作成した。
【0159】
化合物番号43:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(5−ブロモ−2−フロイル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aに従い、(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよび塩化5−ブロモ−2−フロイルを用いて作成した。
【0160】
化合物番号44:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(5−ニトロ−2−フロイル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aに従い、(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよび塩化5−ニトロ−2−フロイルを用いて作成した。
【0161】
化合物番号45:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−3−フロイル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aに従い、(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよび塩化3−フロイルを用いて作成した。
【0162】
化合物番号46:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−フロイル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aに従い、(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよび塩化2−フロイルを用いて作成した。
【0163】
化合物番号47:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−2−チオフェンアセチル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aに従い、(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよび塩化2−チオフェンアセチルを用いて作成した。
【0164】
方法B−
一般的手法はセクション(方法B)において前記したのと同一であり、式Vのアミンのみは(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド(コアIV)である。
【0165】
化合物番号48:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2フリルメチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bに従い、(S)−N−[[3−[−4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよびフラン−2−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
【0166】
化合物番号49:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−3−フリル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bに従い、(S)−N−[[3−[−4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよびフラン−3−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
【0167】
化合物番号50:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−フリル)5−ニトロ)メチル]アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bに従い、(S)−N−[[3−[−4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよび5−ニトロフラン−2−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
δppm(CDCl):7.40(d、1H),7.29(m,1H),7.29(m,1H),7.05(dd,1H),6.92(t,1H),6.48(d,1H),6.26(bs,1H)、4.76(bs,1H)、4.01(t,1H)、3.77−3.60(m、5H),3.47(d,2H),2.66(t,3H),6.26(bs,1H),4.76(bs,1H),4.01(t,1H),3.77−3.60(m,5H),3.47(d,2H)、2.66(t、3H),6.26(bS、1H),4.76(bs,1H),4.01(t,1H),3.77−3.60(m.5H),3.47(d,2H),2.66(5,3H),2.37(s,3H),2.01(s,3H0,1.93−1.25(m,4H).
【0168】
化合物番号51:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−チエニル(5−ニトロ)メチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bに従い、(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよび5−ニトロチオフェン−2−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
δppm(CDCl):7.79(d,1H),7.41(dd,1H),7.05(d,1H),6.93(t,1H),6.85(d,1H),6.11(bs,1H),4.01(t,1H),3.82−3.45(m,7H),2.66(m,3H),2.37(s,3H),2.02(s,3H),1.82−1.25(m,4H)
【0169】
化合物番号52:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−チエニルメチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bに従い、(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよびチオフェン−2−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
【0170】
化合物番号53:(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(5−メチル−2−チエニルメチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bに従い、(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよび5−メチル−チオフェン−2−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
【0171】
化合物番号54:(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル−2−(5−ブロモ)チエニルメチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bに従い、(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミドおよび5−ブロモ−チオフェン−2−カルボキシアルデヒドを用いて作成した。
(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ホモピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(コアV)のアナログ
対応する付加物を持つ複素芳香族基は、後記する方法の1つによって、式Iの化合物の環Cの窒素原子に導入することガでできる。
【0172】
方法−A:
一般的手法は、例えば、Rbx−6408に既に記載されたセクション7.1.1.1(方法A)に記載したのと同一であった。式Vのコアアミンのみは(S)−N−{3−[4−[4−N−メチルアミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル}メチルアセトアミド(コアV)である。
【0173】
化合物番号55:(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ホモピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドの調製
【0174】
(a)1−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)ホモピペラジンの調製
アセトニトリル(30mL)中のホモピペラジン(5g,0.05mol)に、3,4−ジフルオロニトロベンゼン(3.17g,0.02mol)を添加し、反応混合物を4時間加熱還流した。次いで、溶媒を蒸発させ、残渣をEtOAc中に取り、水およびブライン溶液で洗浄した。EtOAc層を無水NaSOで乾燥し、真空中で蒸発させた。残渣をエーテル−ヘキサン(1:20)で熟成させ、デカントし、真空中で乾燥して3.7gの最終生成物を得た。
δppm(CDCl):7.9(m,2H,Ar−H),6.75(t,1H,Ar−H)3.64(m,4H,CH),3.08(m,2H,CH),2.91(m,2H,C),1.96(m,2H,CH).
【0175】
(b)1−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−4−tert−ブトキシカルボニル−ホモピペラジンの調製
5℃まで冷却したジクロロメタン(100mL)中の1−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)ホモピペラジン(3.5g,14.6mmol)に、トリエチルアミン(0.2mL,1.46mmol)およびtert−ブトキシジカルボネート(4.15g,19.03mmol)を添加し、反応混合物を18時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、残渣にヘキサンを添加した。沈殿する生成物を濾過し、ヘキサンで洗浄し、空気中で乾燥して4.0gの最終生成物を得た。
δppm(CDCl):7.93(m,2H,Ar−H),6.78(t,1H,Af−H),3.63(m,6H,CH),3.43(m,2H,CH),1.97(m,2H,CH),1.50(s,9H,t−Bu)
(c)3−フルオロ−4−(N−tert−ブトキシカルボニルホモピペラジニル)アニリン
メタノール(30mL)中の1−(2−フルオロ−4−ニトロフェニル)−4−tertブトキシカルボニルホモピペラジン(3.2g,9.4mmol)に、10%パラジウム/炭素を添加し、40psiの水素ガス下で、パール水素化装置中で3時間震盪した。次いで、反応混合物をセライトで濾過し、濾液を真空中で蒸発させて2.64gの最終生成物を得た。
δppm(CDCl):6.81(t,1H,Ar−H),6.38(m,2H,Ar−H)3.53(m,4H,CH)3.21(m,4H,CH),2.86(br s,NH),1.95(m,2H,CH),1.45(s,9H,t=Bu).
【0176】
(d)N−ベンジルオキシカルボニル−3−フルオロ−4−(N−tert−ブトキシカルボニルホモピペラジニル)アニリン
5℃まで冷却したTHF(25ml)中の3−フルオロ−4−(N−tert−ブトキシカルボニルホモピペラジニル)アニリン(2.6g,8.4mmol)に、炭酸水素ナトリウム(0.85g,10.1mmol)を添加し、次いで、クロロギ酸ベンジル(1.72g,10mmol)を滴下した。反応混合物を室温にて18時間攪拌し、次いで、濾過した。濾液を真空中で蒸発させた。残渣をジクロロメタンに溶解させ、飽和炭酸水素ナトリウム溶液およびブライン水で洗浄した。有機層をNaSOで乾燥し、真空中で蒸発させて5.04gの最終生成物を得た。
δppm(CDCl):7,35(s,6H,Ar−H),6.84(m,2H,Ar−H),6.54(s,1H,NH),5.17(s,2H,CH),3.2−3.61(m,8H,CH),1.93(m,2H,CH),1.45(s,9H,t−Bu)
【0177】
(e)(R)−[N−3−[3−フルオロ−4−[N−1−(4−tert−ブトキシカルボニル)ホモピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニルメタノール
−78℃まで冷却した乾燥THF(25mL)に溶解させたN−ベンジルオキシカルボニル−3−フルオロ−4−(N−tert−ブトキシカルボニルホモピペラジニル)アニリン(2.5g,5.6mmol)に、ブチルリチウム(4.8mL),ヘキサン中(15%溶液,11.3mmol)を窒素の加圧下で添加した。反応混合物を−78℃にて1.5時間攪拌した。次いで、酪酸R−グリシジル(0.89g,6.2mmol)を添加し、反応混合物をー78℃にて1時間、次いで、室温にて18時間攪拌した。それに25mLの飽和塩化アンモニウム溶液を添加し、反応混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を水およびブライン水で洗浄し、無水NaSOで乾燥し、真空中で蒸発させた。組成生物(〜3g)をカラムクロマトグラフィー(3%MeOH/CHCl)によって精製して0.41gの最終生成物を得た。
δppm(CDCl):7.38(d,1H,ArH),7.04(d,1H,Ar−H),6.87(t,1H,Ar−H),4.72(m,1H,CH),4.1−3.2(m,11H,CH),2.18(br,s,1H),1.94(m,2H,CH),1.45(s,9H,t−Bu).
【0178】
(f)(R)−[N−3[3−フルオロ−4−[N−1−(4−tert−ブトキシカルボニル)ホモピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルメタンスルホネート
5℃まで冷却したジクロロメタン(10mL)中の(R)−[N−3[3−フルオロ−4−[N−1−(4−tert−ブトキシカルボニル)ホモピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メタノール(1.55g,3.8mmol)に、トリエチルアミン(0.76g,7.6mmol)および塩化メタンスルホニル(0.6g,5.3mmol)を添加し、反応混合物を1時間攪拌した。次いで、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液およびブラインで洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で蒸発させて1.39gの生成物を得た。
δppm(CDCl):7.32(d,1H,ArH),7.02(d,1H,Ar−H),6.87(t,1H,Ar−H),4.89(m,1H,CH),4.47(m,2H,CH),4.09(t,1H,CH),3.89(m,1H,CH),3.62−3.2(m,8H,CH),3.1(s,3H,CH),1.94(m,2H,CH),1.45(s,9H,t−Bu).
【0179】
(g)(R)−[N−3[3−フルオロ−4−[N−1−(4−tert−ブトキシカルボニル)ホモピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアジド
DMF(10mL)中の(R)−[N−3[3−フルオロ−4−[N−1−(4−tert−ブトキシカルボニル)ホモピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−オキサゾリジニル]メチルメタンスルホネート化合物(1.21g,2.5mmol)に、アジ化ナトリウム(0.81g,12mmol)を添加し、反応混合物を5時間で80℃まで加熱した。固体を濾過し、濾液を真空中で蒸発させた。残渣をクロロホルムに溶解させ、水およびブライン溶液で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で蒸発させて1.2gの生成物を得た。
δppm(CDCl):7.32(d、1H,Ar−H),7.04(d,1H,Ar−H),6.87(t,1H,Ar−H),4.75(m,1H,CH),4.02(t,1H,CH),3.8−3.2(m,1H,CH),1.92(M,2H,CH),1.45(s,9H,t−Bu).
【0180】
(h)(R)−[N−3−[3−フルオロ−4−[N−1−(4−tert−ブトキシカルボニル)ホモピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアミン
メタノール(10mL)中の(R)−[N−3[3−フルオロ−4−[N−1−(4−tert−ブトキシカルボニル)ホモピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアジド(1.1g,2.5mmol)に、10%パラジウム/炭素(0.22g)を添加し、40psiの水素圧力下で、パール水素化装置中、反応混合物を5時間震盪した。反応をセライトで濾過し、濾液を真空中で蒸発させて0.9gの生成物を得た。生成物をさらに精製および特徴付けすることなくそれ自体を次の工程で用いた。
【0181】
(i)(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−(4−tert−ブトキシカルボニル)ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
ジクロロメタン(10mL)中の(R)−[N−3−[3−フルオロ−4−[N−1−(4−tert−ブトキシカルボニル)ホモピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアミン(0.77g,1.9mmol)に、トリエチルアミン(0.21g,2.17mmol)および無水酢酸(0.21g,2mmol)を添加し、反応混合物を室温で30分間攪拌した。次いで、反応混合物をジクロロメタンで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液およびブライン水で洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、真空中で蒸発させた。カラムクロマトグラフィー(2%MeOH/CHCl)によって残渣を精製して0.48gの最終生成物を得た。
δppm(CDCl):7.35(d、1H,Ar−H),7.02(d,1H,Ar−H),6.86(t,1H,Ar−H),5.96(t,1H,NH),4.73(m,1H,CH),3.99(t,1H,CH),3.25−3.8(m,1H,CH),2.01(s,3H,CH3),1.95(m,2H,CH2),1.44(s,9H,t−Bu).
【0182】
(j)(S)−N−[[3−[3[フルオロ−4−(N−1−ホモピペラジニル)フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミド
ジクロロメタン(8mL)中の(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−(4−tert−ブトキシカルボニル)ホモピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(0.5g,1.11mmol)に、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加し、2時間攪拌した。次いで、反応混合物を蒸発させ、真空中で乾燥した。アセトン(10mL)中の残渣に炭酸カリウム(0.78g,5.55mmol)を添加し15分間攪拌した。次いで、反応混合物を濾過し、真空中で濾液を蒸発させて、生成物を定量的収率で得た。この生成物をさらに特徴付けることなくそれ自体を次の工程でも用いた。
【0183】
化合物番号55:(S)−N[3−3−フルオロー4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−Nー[[3−[3[フルオロ4−(N―1−ホモピペラジニル)フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび2−ホルミルー5−クロロメチルフランを用いて作成した。
δppm(CDCl):9.61(s,1H,CHO),7.35(d,1H,Ar−H),7.2(d,1H,Ar−H),7.02(d,1H,Ar−H),6.83(t,1H,Ar−H),6.48(s,1H,Ar−H),5.96(t,1H,NH),4.72(m,1H,CH),4.71(t,1H,Ar−H),4.14(s,1H,CH),3.2−3.8(m,7H,CH),2.8−3(m,4H,CH),2.09(s,5H,CH,CH
【0184】
化合物番号56:(S)−N[[3−[3−フルオロー4−[N−1[4−(2−チエニルアセチル)]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Aを用い、(S)−N―[[3−[3「フルオロー4−(N―1−ホモピペライジニル)フェニル」−2−オキソー5−オキサゾリジニル」メチル」アセトアミドおよび塩化2−チオフェンアセチルを用いて作成した。
δppm(CDCl):7.34(m,1H,Ar−H),7.18(t,1H,Ar−H),7.2−6.78(m,4H,Ar−H),6.22(t,1H,NH),4.74(m,1H,CH),4.2−3.52(m,10H,CH),3.52−3.15(m,4H,CH),2.01(m,5H,CH,CH
【0185】
化合物番号57:(S)−N[[3−[3−フルオロー4−[N―1[4−{2−チエニル(5−ニトロ)メチル}]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N―[[3−[3[フルオロー4−(N―1−ホモピペラジニル)フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび5−ニトロー2−チオフェンカルボキシアルデヒドで作成した。
δppm(CDCl):7.78(s,1H,Ar−H),7.35(d,1H,Ar−H),7.04(m,4H,Ar−H),6.87(m,2H,Ar−H),5.99(t,1H,Ar−H),4.75(m,1H,CH),4.0(t,1H,CH),3.85(s,2H,CH),3.52−3.8(m,3H,CH),3.42(m,4H,CH),2.9−2.75(m,4H,CH),2.01(m,5H,CH,CH
【0186】
化合物番号58:(S)−N[[3−[3−フルオロー4−[N−1[4−(3−フリルメチル)]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、方法Bを用い、(S)−N―[[3−[3[フルオロー4−(N―1−ホモピペラジニル)フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチルアセトアミドおよび3−フルアルデヒドで作成した。
δppm(MeOD):7.71(s,1H,Ar−H),7.59(s,1H,Ar−H),7.45(d,1H,Ar−H),7.12(d,1H,Ar−H),7.01(t,1H,Ar−H),6.6(s,1H,Ar−H),4.53(m,8H,CH),4.1(m,2H,CH),3.77(t,1H,CH),3.75−3.45(m,5H,CH),2.19(m,2H,CH),1.96(s,3H,CH
反応図式―II
【0187】
化合物番号59:(S)−N―[[3−[3−フルオロー4−[N―1{2−フリルー[4−(5−ジフルオロメチル)メチル}]ピペラジニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドの調製
ジクロロメタン(4.0ml)中の(S)−N―[[3−フルオロー4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(80mg,0.18mmol)の溶液にジエチルアミノスルファーフルオライド(58mg,0.35mmol)を添加した。全反応混合物を室温にて12時間攪拌した。反応混合物のTLCは、より速く移動するスポットを示した。それを容器中に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した。ジクロロメタン層を水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を除去した。ガム状化合物(60m)が得られた。
δppm(CDCl);7.44(d,1H),7.05(d,1H),6.92(t,1H),6.62(m,2H),6.36(m,1H),6.12(bs,1H),4.60(bs,1H),3.24−2.95(m,6H),2.74),2.74(bs,4H)4.01(m,1H),3.68(m,3H),2.00(s,3H).
【0188】
化合物番号74:(S)−N―[[3−[3−フルオロー4−[N−1{2−フリルー[4−(5−フルオロメチル)メチル}]ピペラジニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドの調製
表記化合物は、前記した手法を用いることによって、(S)−N―[[3−[3−フルオロー4−[N−1{2−フリルー4−(5−ヒドロキシメチル)メチル}]ピペラジニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドから作成した。
【0189】
化合物番号60:(S)−N―[[3−[3−フルオロー4−[N−1{2−フリルー(5−アルドキシム)メチル}]ピペリジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
乾燥ピリジン中の5−ホルミルフリル誘導体(140mg,0.31mmol)の溶液にヒドロキシルアミン塩酸塩(26mg,0.38mmol)を添加した。全反応混合物を25℃にて4.0時間攪拌した。反応混合物のTLCをモニターした。より遅く移動するスポットを観察して出発化合物と比較した。減圧下でピリジンを除去し、痕跡量のピリジンをトルエンで除去して140mgの表記化合物を得た。
δppmHNMR(DMSO−d):8.70(d,2H),8.08−8.03(m,1H),7.65−7.61(m,1H),7.78(d,1H),7.24−7.11(m,2H),4.70(d,1H),4.49(s,2H),4.07(t,1H),1.82(s,3H),3.72(m,2H),3.53−2.88(m,9H).
【0190】
化合物番号61:(S)−N―[[3−[3−フルオロー4−[N−1[4−{2−フリル(5−アルドキシム(メチル−4−(N―カルボキシアミノフェニルアセテート)メチル}]ピペラジニル]フェニル)−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、該手法を用いることによって調製した。
【0191】
化合物番号62:(S)−N―[[3−[3−フルオロー4−[N−1[4−{2−フリルー(5−ヒドラゾン)−メチル}]ピペラジニル]フェニル)−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
エタノール(4.0ml)中の5−ホルミルフリル誘導体(140mg,0.31mmol)の溶液にヒドラジン水和物(100mg)および触媒量の濃硫酸を添加した。全反応混合物を25℃にて48時間攪拌した。反応混合物のTLCは変化を示さなかった。攪拌をさらに12時間継続した。TLCで変化は観察されなかった。
溶媒を蒸発乾固し、固体残渣をエーテルで熟成して融点78ないし181℃の100mgの表記化合物を得た。
δppm(CDCl):δ=7.61(s,1H),7.42(dd,1H),7.04(t,1H),6.92(t,1H),6.44(d,1H),6.28(bs,2H),5.60(bs,2H),4.77(bs,1H),4.02(t,1H),3.77−3.61(m,8H),3.10(bs,1H),2.71(bs,1H),2.02(s,3H).
化合物番号63:(S)−N―[[3−[3−フルオロー4−[N−1{2−フリルー[4−(5−ヒドロキシメチル)メチル}]ピペラジニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
エタノール中の5−ホルミルー2−誘導体(100mg,0.22mmol)の溶液に水素化ホウ素ナトリウム(固体,17mg,0.44mmol)を添加した。全反応混合物を25℃にて60時間攪拌した。クロロホルム:メタノール(9:1)での反応混合物のTLCはより遅く移動するスポットを示した。減圧下で溶媒を除去した。残渣をクロロホルムに溶解し、水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去して70mgの表記化合物をガムとして得た。
δppm(DCDl):7.45(d,1H),7.06(d,1H),6.94(d,1H),6.23(dd,1H),6.00(bs,1H),4.70(bs,1H),4.03(t,1H),3.12(bs,4H),2.69(bs,4H),4.62(s,2H),3.76−3.4(m,6H),2.03(s,3H).
【0192】
化合物番号64:(S)−N―[[3−[3−フルオロー4−[N−1[4−{2−フリル(5−シアノ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
(S)−N―[[3−[3−フルオロー4−[N−1[4−{2−フリル(5−アルドキシム)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド(6126,3.5g,0.76mmol)をCHCl(5mL)中に取り、トリエチルアミン(1,5g,1.5mmol)を添加し、室温を−78℃に維持した。無水CHCl(2mL)中のトリフルオロメタンスルホン酸(4.3g,1.5mmol)を滴下し、滴下完了の後、反応混合物の温度を2時間以内に室温まで上昇させた。r.m.を真空下で濃縮した。HO(10mL)を添加し、CHCl(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をNaSOで乾燥し、濾過し、濃縮して表記化合物を得た。
NMR(CDCl);7.44−6.10(m、6H),4.74(m,1H),4.00(t,2H),3.73−3.62(m,5H),3.09−2.68(m,8H),2.01(s,3H).
【0193】
化合物番号65:(S)−N―[[3−[3−フルオロー4−[N−1[4−{2−フリル(5−カルボキシ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
新たに調製したAgOの溶液中の(S)−N―[[3−[3−フルオロー4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドを用い、30分間攪拌して表記化合物を作成した。r.m.をろ過し、pH5まで酸性化し、EtOAcで抽出し、NaSOで乾燥し、濾過し、濃縮した。
δppm(CDCl+MeOD)8.01−7.03(m,5H),4.81(m,1H),4.07(t,1H),3.8−3.3v(m,5H),3.0(s,4H),2.7(s,4H),2.01(s,3H)
【0194】
化合物番号66:(S)−N―[[3−フルオロー4−[N−1[5−(1,3−ジオキサン)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、標準的な文献手法を用い、1,3−プロパンジオールおよびBFエーテレートと共に(S)−N―[[3−フルオロー4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドを用いて作成した。
【0195】
化合物番号67:(S)−N―[[3−フルオロー4−[N−1[4−フリル−(5−カルボキシメチル)メチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、(S)−N―[[3−フルオロー4−[N−1[5−(ホルムアミド)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドをアンモニア水と反応させ、続いて、酢酸エチルで湿式抽出することによって作成した。
δppm(CDCl+DMSO−d6)7.46−6.37(m、6H),4.7(m,1H),4.0−3.4(m,5H),2.9(s,4H)、2.4(s、4H),2.01(s,3H).
【0196】
化合物番号68:(S)−N―[[3−フルオロー4−[N−1[5−(モルホリンー1−カルボニル)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、標準的な文献手法を用い、(S)−N―[[3−フルオロー4−[N−1[4−(2−フリル(5−カルボキシエチル)メチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドをモルホリンと反応させることによって作成した。
【0197】
化合物番号69:(S)−N―[[3−フルオロー4−[N−1[5−(4−(tertブトキシカルボニル)アミノピペリジン)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド
表記化合物は、(S)−N―[[3−フルオロー4−[N−1[4−(2−フリル(5−カルボキシ)メチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソー5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドを塩化チオニルおよび4−(tertブトキシカルボニル)アミノピペリジンと反応させることによって作成した。
本発明をその特別の具体例により記載してきたが、ある種の修飾および同等物は当業者に明らかであり、それらは本発明の範囲内に含まれることを意図する。

Claims (24)

  1. 式Iの化合物であって、
    Figure 2004504321
    [Tはリンカーwで環Cに結合した、5ないし7員の複素環、アリール、置換されたアリールであり、複素環およびアリール環はさらにRによって表される基によって置換されており、
    ここに、Rは−CN、COR、COOR、N(R,R)、CON(R,R)、CHNO、NO、CH、CHR、−CH=N−OR10、−C=CH−Rよりなる群から選択され、ここに、RはH、所望により置換されていてもよいC−C12アルキル、C3−12シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され;RおよびRは、独立して、H、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシよりなる群から選択され;RおよびRは、独立して、H、C1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、I、OR、SR、N(R,R)で置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、ここに、RはH、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、1以上のF、Cl、Br、IまたはOHで置換されたC1−6アルキルよりなる群から選択され、RおよびRは前記定義に同じであり、R10はH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−512シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され;
    nは0ないし3の範囲の整数であり;
    XはCH、CH−S、CH−OまたはNであり、
    YおよびZは、独立して、水素、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C0−3架橋基よりなる群から選択され;
    UおよびVは、独立して、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、Iで置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、好ましくは、UおよびVは水素またはフルオロであり;
    WはCH、CO、CHNH、−NHCH、−CHNHCH、−CH−N(R11)CH−、CH(R11)N−、CH(R11)、S、CH(CO)、NHよりなる群から選択され、ここに、R11は所望によりC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールで置換されていてもよく、
    はRが水素、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、1以上のF、Cl、Br、IまたはOH;N(R,R);−NRC(=S)Rで置換されたC1−6アルキルである−NHC(=O)R,Rが前記定義に同じであって、RおよびRが、独立して、H、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、1以上のF、Cl、Br、IまたはOHで置換されたC1−6アルキルよりなる群から選択される−NRC(=S)SRよりなる群から選択される]
    式Iの構造を有する化合物、またはその医薬上許容される塩、エナンチオマー、ジアステレオマー、N−オキシド、プロドラッグまたは代謝産物。
  2. 式IIの化合物であって、
    Figure 2004504321
    [式中、Xは、CH、CH−S、CH−OまたはNであり;
    YおよびZは、独立して、水素、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C0−3架橋基よりなる群から選択され;
    UおよびVは、独立して、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、Iで置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、好ましくは、UおよびVは水素またはフルオロであり;
    WはCH、CO、CHNH、−NHCH、−CHNHCH、−CH−N(R11)CH−、CH(R11)N−、CH(R11)、S、CH(CO)、NHよりなる群から選択され、ここに、R11は所望によりC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールで置換されていてもよく;
    nは0ないし3の範囲の整数であり;および
    QおよびPは、独立して、−CN、COR、COOR、N(R、R)、CON(R、R)、CHNO、NO、CH、CHR、−CH=N−OR10、C=CH−Rよりなる群から選択され、ここに、RはH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され;RおよびRは、独立して、H、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシよりなる群から選択され;RおよびRは、独立して、H、C1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、I、OR、SRで置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、ここに、RはH、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、1以上のF、Cl、Br、IまたはOH、N(R,R)で置換されたC1−6アルキルよりなる群から選択され、R10はH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され、ただし、W=(CO)、QおよびP=Hは除かれ、式II中の環Cは6−8員またはそれ以上のサイズであり、より大きな環は各窒素原子の間に2または3個の炭素を有し、
    Figure 2004504321
    よりなり、架橋して以下に示す二環系を形成することができ;
    Figure 2004504321
    環Cは、所望により、アルキル基、シクロアルキル基、フルオロ基、カルボン酸および対応するエステル、アミドでYおよびZにより置換されていてもよく、置換されたアルキルまたは架橋アルキル基は以下に示され:
    Figure 2004504321
    X=−CH−(NHR11)(ここに、R11は前記定義に同じ)を持つ6員環Cは以下の環よりなる群から選択され;
    Figure 2004504321
    ここに、M=硫黄は化合物式III:
    Figure 2004504321
    によって示され、ここに、式III中のP、Q、U、V、X、Y、Z、Wおよびnは前記定義に同じである]式IIの構造を有する化合物、またはその医薬上許容される塩、エナンチオマー、ジアステレオマー、N−オキシド、プロドラッグもしくは代謝産物。
  3. 1.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−[4−(2−フロイル)ピペラジニル]]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    2.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−フォルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    3.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリル−(5−カルボキシエチル)メチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    4.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ブロモ−2−フロイル)]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    5.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−クロロメチル−2−フロイル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    6.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−フロイル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    7.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−(2−チエニル)ジカルボニル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    8.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(3−フロイル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    9.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ブロモ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    10.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−クロロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    11.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリルメチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    12.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−チエニルメチル)]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    13.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−チエニルアセチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    14.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(4−ブロモ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    15.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル−(5−ニトロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    16.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル−(5−ニトロ)メチル}]ピペラジニル]]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドの塩酸塩
    17.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル−(5−ニトロ)メチル}]ピペラジニル]]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドのクエン酸塩、
    18.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−ピロリルメチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    19.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(3−メチル)メチル}]ピペラジニル]]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    20.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(3−フリルメチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    21.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−メチル)メチル}]ピペラジニル]]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    22.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−ピロール(1−メチル)メチル}]ピペラジニル]]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    23.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−ニトロ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    24.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−[2−フリル{5−(N−チオモルフォリニル)メチル}メチル]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    25.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−[2−フリル{5−(N−モリフォリニル)メチル}メチル]]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    26.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−アセトキシメチル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    27.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−ブロモ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    28.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−フリルメチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソオキサゾリジニル]メチル]ジクロロアセトアミド、
    29.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(5−ニトロ−2−チエノイル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド塩酸塩、
    30.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2’,2’−ジフェニル−2’ヒドロキシアセチル)]ピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    31.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−フロイル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    32.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(3−フロイル)N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    33.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ブロモ−2−フロイル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    34.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−チエニルメチル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    35.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    36.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ホルミル−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノ−メチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    37.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−カルボキシエチル−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    38.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(2−チオフェンアセチル)−N−メチル]アミノメチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    39.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−チエニルメチル)−N−メチル]アミノ−メチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    40.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ニトロ−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノ−メチル]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    41.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2フリル(5ホルミル)メチルアミノピレリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
    42.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(3,5−ジフルオロベンゾイル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
    43.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(5−ブロモ−2−フロイル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
    44.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(5−ニトロ−2−フロイル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
    45.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−3−フロイル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
    46.(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル,N−2−フロイル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル メチル]アセトアミド、
    47.(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル,2−チオフェンアセチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル メチル]アセトアミド、
    48.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−フリルメチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
    49.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−3−フリル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
    50.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−フリル(5−ニトロ)メチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
    51.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−チエニル(5−ニトロ)メチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
    52.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−2−チエニルメチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
    53.(S)−N−[[3−[4−[4−(N−メチル−N−(5−メチル−2−チエニルメチル)アミノピペリジン−1−イル]−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル]メチル]アセトアミド、
    54.(S)−N−{3−[4−[4−(N−メチル,2−(5−ブロモ)チエニルメチル)アミノピペリジン−1−イル)−3−フルオロフェニル]−2−オキソ−オキサゾリジン−5−イル メチル]アセトアミド、
    55.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    56.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−チエニルアセチル)]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    57.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−チエニル(5−ニトロ)メチル}]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    58.(S)−N[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−(3−フリルメチル)]ホモピペラジニル]フェニル]2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    59.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1{2−フリル−[4−(5−ジフルオロメチル)メチル}]ピペラジニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    60.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−[4−(2−フリル−(5−アルドキシム)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    61.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−アルドキシム(メチル−4−(N−カルボキシアミノフェニルアセテート)メチル})ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    62.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4[N−1[4−{2−フリル−(5−ヒドラゾン)−メチル}]−ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    63.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1{2−フリル−[4−(5−ヒドロキシメチル)メチル}]ピペラジニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    64.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−シアノ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    65.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−カルボキシ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    66.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(1,3−ジオキサン)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    67.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(ホルムアミド)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    68.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(モルフォリン−1−カルボニル)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    69.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(4−(tertブトキシカルボニル)アミノピペリジン)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    70.(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{(Z)−2−メトキシイミノ−2−(2−フリル)アセチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    71.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(2−チオフェンアセチル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    72.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(5−ホルミル−2−フリルメチル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    73.(S)−N−[[3−[3−フルオロ[4−[3−(1α,5α,6α)−6−[N−(3−チエノイル)−N−メチル]アミノ]−3−アザビシクロ−[3.1.0]ヘキサン]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド、
    74.(S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1{2−フリル−[4−(5−フルオロメチル)メチル}]ピペラジニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミド;
    よりなる群から選択される化合物。
  4. 請求項1、2または3記載の化合物および医薬上許容される担体を含む医薬組成物。
  5. 微生物感染を治療するための、医薬上許容される担体と共に、医薬上有効量の請求項1、2または3記載の化合物またはその生理学上許容される酸付加塩を含む医薬組成物。
  6. 哺乳動物に請求項5記載の医薬組成物を投与することを特徴とする哺乳動物において微生物感染を治療または予防する方法。
  7. 式Iの製法であって、
    Figure 2004504321
    [Tはリンカーwで環Cに結合した、5ないし7員の複素環、アリール、置換されたアリールであり、複素環およびアリール環はさらにRによって表される基によって置換されており、
    ここに、Rは−CN、COR、COOR、N(R,R)、CON(R,R)、CHNO、NO、CH、CHR、−CH=N−OR10、−C=CH−Rよりなる群から選択され、ここに、RはH、所望により置換されていてもよいC−C12アルキル、C3−12シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され;RおよびRは、独立して、H、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシよりなる群から選択され;RおよびRは、独立して、H、C1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、I、OR、SR、N(R,R)で置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、ここに、RはH、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、1以上のF、Cl、Br、IまたはOHで置換されたC1−6アルキルよりなる群から選択され、RおよびRは前記定義に同じであり、R10はH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され;
    nは0ないし3の範囲の整数であり;
    XはCH、CH−S、CH−OまたはNであり、
    YおよびZは、独立して、水素、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C0−3架橋基よりなる群から選択され;
    UおよびVは、独立して、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、Iで置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、好ましくは、UおよびVは水素またはフルオロであり;
    WはCH、CO、CHNH、−NHCH、−CHNHCH、−CH−N(R11)CH−、CH(R11)N−、CH(R11)、S、CH(CO)、NHよりなる群から選択され、ここに、R11は所望によりC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールで置換されていてもよく、
    は、Rが水素、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、1以上のF、Cl、Br、IまたはOHで置換されたC1−6アルキルである−NHC(=O)R;−NRC(=S)R;Rが前記定義に同じであって、RおよびRが、独立して、H、C1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、1以上のF、Cl、Br、IまたはOHで置換されたC1−6アルキルよりなる群から選択される−NRC(=S)SRよりなる群から選択され]、
    Figure 2004504321
    式Vのアミン化合物を式R−T−W−R12(式Vのアミン中のGはNH、CH(NHR13)、−CH−CHNHR13として定義され、ここに、R13はH、エチル、メチル、イソプロピル、アセチル、シクロプロピル、アルコキシまたはアセチルであり、Y、Z、U、V、R、n、R、TおよびWは前記定義に同じであり、R12はフルオロ、クロロ、ブロモ、SCH、−SOCH、−SOCFまたはOCよりなる群から選択される適当な脱離基である)の複素環化合物と反応させることを特徴とする式Iの化合物、またはその医薬上許容される塩、エナンチオマー、ジアステレオマー、N−オキシド、プロドラッグまたは代謝産物の製法。
  8. WがCHであり、R−T−W−R12がアルデヒド基を持つ5員複素環であって、式Iの化合物が還元的アミノ化によって製造される請求項7記載の式Iの化合物の製法。
  9. WがCOであり、R−T−W−R12がカルボン酸を持つ5員複素環であって、式Vのアミノ化合物が、1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド(EDC)を含む縮合剤の存在下で活性化されたエステルでアシル化される請求項7記載の式Iの化合物の製法。
  10. 式IIの製法であって、
    Figure 2004504321
    [式中、nは0ないし3の範囲の整数であり;
    Xは、CH、CH−S、CH−OまたはNであり;
    YおよびZは、独立して、水素、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C0−3架橋基よりなる群から選択され;
    UおよびVは、独立して、所望により置換されていてもよいC1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、Iで置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、好ましくは、UおよびVは水素またはフルオロであり;
    WはCH、CO、CHNH、−NHCH、−CHNHCH、−CH−N(R11)CH−、CH(R11)N−、CH(R11)、S、CH(CO)、NHよりなる群から選択され、ここに、R11は所望によりC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールで置換されていてもよく;および
    QおよびPは、独立して、−CN、COR、COOR、N(R、R)、CON(R、R)、CHNO、NO、CH、CHR、−CH=N−OR10、C=CH−Rよりなる群から選択され、ここに、RはH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され;RおよびRは、独立して、H、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシよりなる群から選択され;RおよびRは、独立して、H、C1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、I、OR、SRで置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、ここに、Rは前記定義に同じであって、N(R,R)よりなる群から選択され、R10はH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され、ただし、W=(CO)、QおよびP=Hは除かれ、
    式II中の環Cは6−8員またはそれ以上のサイズであり、より大きな環は各窒素原子の間に2または3個の炭素を有し、
    Figure 2004504321
    架橋して以下に示す二環系を形成することができ;
    Figure 2004504321
    環Cは、所望により、アルキル基、シクロアルキル基、フルオロ基、カルボン酸および対応するエステル、アミドでYおよびZにより置換されていてもよく、置換されたアルキルまたは架橋アルキル基は以下に示され:
    Figure 2004504321
    X=−CH−(NHR11)(ここに、R11は前記定義に同じ)を持つ6員環Cは以下の環よりなる群から選択され;
    Figure 2004504321
    ここに、M=硫黄は化合物式III
    Figure 2004504321
    [式中、P、Q、R12、Y、Z、G、n、UおよびVは前記定義に同じである]と、式Vの化合物と反応させる行程と、
    Figure 2004504321
    の化合物を式VI:
    Figure 2004504321
    によって示され、ここに、式III中のP、Q、U、V、X、Y、Z、Wおよびnは前記定義に同じである]式IIの化合物の製法。
  11. トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、炭酸カリウムおよび炭酸水素ナトリウムよりなる群から選択される適当な塩基の存在下、−70℃ないし180℃の範囲の適当な温度における、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、エタノールおよびエチレングリコールよりなる群から選択される適当な溶媒中における、請求項10記載の式II化合物の製法。
  12. 式VIがフルアルデヒドであって、式Vのアミンの還元的アルキル化が還元剤で行われる請求項10記載の式IIの化合物の製法。
  13. 式VIがフロ酸である請求項10記載の式IIの化合物の製法。
  14. カルボニルリンクを有する式IIの化合物が、トリホスゲンまたはホスゲンの存在下にて、N−メチルピロールを含めた式VIの複素芳香族化合物を式Vの中間体アミンと反応させることによって調製され、カルボニルリンカーが、3−ブロモチオフェンおよび式Vのアミンを一酸化炭素と反応させることを含む複素芳香族化合物の間に導入され、触媒は、Pd(PPhClよりなる群から選択され、ジカルボニルリンカーを有する延長された鎖ピロールが塩化オキサリルおよび式Vのアミンの処理によって得られる請求項10記載の式IIの化合物の製法。
  15. 式VIIIの製法であって、:
    Figure 2004504321
    「式中、nは0ないし3の範囲の整数であり;
    XはCH、CH−S、CH−OまたはNであり;
    YおよびZは、独立して、水素、C1−6アルキル、C3−12シクロアルキル、C0−3架橋基よりなる群から選択され;
    UおよびVは、独立して、所望により置換されたC1−6アルキル、F、Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、Iで置換されたC1−12アルキルよりなる群から選択され、好ましくは、UおよびVは水素またはフルオロであり;
    WはCH、CO、CHNH、−NHCH、−CHNHCH、−CH−N(R11)CH−、CH(R11)N−,CH(R11)、S、CH(CO)、NHよりなる群から選択され、ここに、R11は所望によりC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールで置換されてもよく;
    QおよびPは、独立して、−CN、COR、COOR、N(R,R)、CON(R,R)、CHNO、NO、CH、CHR、−CH=N−OR10、C=CH−Rよりなる群から選択され、ここに、RはH、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され;RおよびRは、独立して、H、所望により置換されていてもよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシよりなる群から選択される;RおよびRは、独立して、H、C1−6アルキル、F,Cl、Br、1以上のF、Cl、Br、I、OR、SRで置換されたC1−12アルキル(R4は前記定義に同じであり)、N(R,R)よりなる群から選択され、R10は、H、所望により置換されていてよいC1−12アルキル、C3−12シクロアルキル、C1−6アルコキシ、C1−6アルキル、アリール、ヘテロアリールよりなる群から選択され、但し、W=(CO)、QおよびP=Hは除かれ;
    M=硫黄は式III:
    Figure 2004504321
    式VIIの化合物によって示され、およびR15は前記定義のQに同じである]
    Figure 2004504321
    [式中、U、V、Y、Z、X、W、P、nおよびMは前記定義に同じであって、R14は1ないし5工程で基R15に変換することができるいずれかの基である]化合物を変換することを特徴とする、式VIIIの化合物の製法。
  16. 式XIの製法であって、
    Figure 2004504321
    [式中、R16はーCHFまたは−CHである]
    式IX
    Figure 2004504321
    の化合物を水素化ホウ素ナトリウムと反応させて式Xの化合物を得、
    Figure 2004504321
    さらに、この化合物をジエチルアミノスルファートリフルオライドと反応させて式XIの化合物を得ることを特徴とする式XIの化合物の製法。
  17. 式XIIの製法であって、
    Figure 2004504321
    「式中R17
    Figure 2004504321
    である]
    (S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]−メチル]アセトアミドの式IXを
    Figure 2004504321
    ヒドロキシルアミンと反応させることを特徴とする式XIIの製法。
  18. 式XIIの製法であって、
    Figure 2004504321
    [式中、R17
    Figure 2004504321
    である]
    (S)−N―[[3−[3−フルオロ−4[N−1−[4−{2−フリル−(5−ヒドラゾン)−メチル}]−ピペラジニル]−フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]−メチル]アセトアミドをヒドラジン水和物と反応させることを特徴とする式XIIの製法。
  19. XII載せ違法であって、
    Figure 2004504321
    [式中、R17
    Figure 2004504321
    である]
    (S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1−[4−(2−フリル−(5−アルドキシム)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドとイソシアネートを反応させることを特徴とする式XIIの製法。
  20. 式XIIの製法であって、
    Figure 2004504321
    [式中、R17はCNである]
    (S)−N−[[3−[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−シアノ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドと無水トリフルオロメタンスルホン酸を反応させることを特徴とする式XIIの製法。
  21. 式XIIの製法であって、
    Figure 2004504321
    [式中、R17
    Figure 2004504321
    である]
    (S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[5−(1,3−ジオキサン)−2−フリルメチル]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドを1,3−プロパンジオールおよびBFエーテレートと反応させることを特徴とする式XIIの製法。
  22. 式IXの製法であって、
    Figure 2004504321
    [式中、R18
    Figure 2004504321
    である]
    (S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドの式IXと、
    Figure 2004504321
    AgOと反応させて、式XIIIの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−カルボキシ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドの式XIIIを得、続いて、式XIII:
    Figure 2004504321
    (S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリル−(5−カルボキシエチル)メチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドをアンモニア水と反応させて式XIVの化合物を得ることを特徴とする式XIVの製法。
  23. 式XIVの製法であって、
    Figure 2004504321
    [式中、R18
    Figure 2004504321
    である]
    の(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドの式IXと、
    Figure 2004504321
    AgOと反応させて、式XIIIの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−カルボキシ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドを得、続いて、式XIII:
    Figure 2004504321
    (S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリル−(5−カルボキシエチル)メチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドを塩化チオニルと反応させて式XIVの化合物を得ることを特徴とする式XIVの製法。
  24. 式XIVの製法であって、
    Figure 2004504321
    [式中、R18
    Figure 2004504321
    である]
    式IXの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−フリル(5−ホルミル)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドをAgOと反応させて、式XIIIの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−{2−[フリル(5−カルボキシ)メチル}]ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドと、続いて、
    Figure 2004504321
    AgOと反応させて、式XIIIの(S)−N−[[3−フルオロ−4−[N−1[4−(2−フリル−(5−カルボキシエチル)メチル)ピペラジニル]フェニル]−2−オキソ−5−オキサゾリジニル]メチル]アセトアミドと、
    Figure 2004504321
    モルホリンと反応させて式XIVの化合物を得ることを特徴とする式XIVの製法。
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