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JP2004501248A - ポリエチレンワックス成分を含む溶剤含有ペースト - Google Patents

ポリエチレンワックス成分を含む溶剤含有ペースト Download PDF

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JP2004501248A
JP2004501248A JP2002504334A JP2002504334A JP2004501248A JP 2004501248 A JP2004501248 A JP 2004501248A JP 2002504334 A JP2002504334 A JP 2002504334A JP 2002504334 A JP2002504334 A JP 2002504334A JP 2004501248 A JP2004501248 A JP 2004501248A
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Abstract

周期表の第5〜8族の遷移金属のトリ−プニコゲン−シクロヘキサン錯体を基礎とするシングルサイト触媒を用いてその触媒作用により1種以上のオレフィンから製造されたポリオレフィンワックス成分を含む溶剤含有ペースト。
【選択図】なし

Description

【0001】
本発明は、周期表の第5〜8族の遷移金属のトリ−プニコゲン−シクロヘキサン錯体を基礎とするシングルサイト触媒を用いてその触媒作用により1種以上のオレフィンから製造されたポリオレフィンワックス成分を含む溶剤含有ペーストに関する。本発明は、さらに本発明の溶剤含有ペーストを製造する方法;溶剤含有ペーストを用いて、木材、セラミック、リノリューム又はプラスチック(例、PVC)からなる床材及び壁装材を、自動車及び船等の外面等の被覆金属表面を、又は皮製品(例、靴、ブーツ、サドル又はレザーバッグ/スーツケース)を保護する方法に関する。
【0002】
溶剤含有ペーストは、種々な表面、例えば床材、車、又は靴等の革製品を保護する(即ち、ワックスがけする)ために大量に使用される。これらのペーストは、少なくとも1種のワックス、1種以上の溶剤及び所望により添加剤を含んでいる。保護のために、ペーストを処理すべき表面に塗布し、その後、溶剤を蒸発させ、ワックスを薄いフィルムが残される。このフィルムは、以下では時折保護フィルムと呼ばれる。このフィルムは、このように処理された表面を、例えば機械的及び空気の作用から守る。
【0003】
溶剤含有ペーストの使用者にとって重要な性質は、ペーストの硬度、ペーストの粘稠度の程度、また表面品質、グロス、熱安定性及び乾燥時間 である。乾燥時間は一般に溶剤の性質と量に依存して変化する。その要求は、通常、良好な作業(例、低いペースト粘度)を維持しながら、極めて低い溶剤含有量であることである。
【0004】
溶剤含有ペーストは、通常2種以上の成分を含んでいる。第1成分として、ポリオレフィンワックスが使用される。しかしながら、別の天然及び合成ワックスが通常このペーストに加えられる。天然及び合成ワックスの例としては、ブラジルから輸入されるカルナウバワックス、さらにモンタンワックス・ラフィネート、パラフィンワックスまたはマイクロワックスを挙げることができる。また1種の公知の添加剤として、金属ステアレートがある。このような概括は、例えばUllmann’s Enyclopadie der technischen Chemie, 第5版, 第A28巻, 108頁以下, Weinheim, 1996に記載されている。
【0005】
使用される溶剤としては、例えば、石油スピリット又テレピン油等の炭化水素又は炭化水素混合物を挙げることができる。
【0006】
決定的に重要なことは、ポリオレフィンワックスの選択であり、これは通常ペーストの全体量に対して10〜15質量%の量で使用される。
【0007】
最も好適なワックスはポリオレフィンワックスである。これらのワックスは、例えば高圧法によるエチレンのラジカル重合により(参照、Ullmann’s Enyclopadie der technischen Chemie, 第4版, entry: Waxes, 第24巻, 36頁以下, Thieme Verlag Stuttgart, 1977)、又はエチレン又はプロピレンのチグラーナッタ重合により(DE−A1520914、EP−A0584586)得ることができる。これらの方法により、広い分子量分布を有し及びコモノマーが不規則導入されたポリオレフィンワックスを得ることができる。これらの生成物に存在する低分子質量の画分(部分)は、ほとんどの場合、最終保護被覆の硬度を低下させる。
【0008】
EP−A916700には、メタロセン触媒作用により得られるワックス、好ましくはポリエチレンワックスの使用が開示されている。メタロセン触媒作用により製造されたポリオレフィンワックスは、狭い分子量分布を有することで知られており、それ故通常ワックスの機械的性質を損なう低分子質量ポリオレフィン鎖を極めて低い画分で含んでいる。従って、メタロセン触媒作用で得られるポリオレフィンワックスは、これら(前記の溶剤含有ペーストを含む)で製造された保護被覆の硬度を改善することとなる。しかしながら、更なる改良が、塗布に対して望まれている。例えば、塗布用のワックス濃度が比較的低い場合でさえ、溶剤含有ペーストは粘度がかなり増加する。この高い粘度のため、溶剤含有ペーストを保護すべき表面(例えば、皮、又は車、或いは床の表面)に均一に塗布することが更に困難となる。この欠陥の修復の最も簡単な方法は、ワックス濃度をより低く選択することであり、従って溶剤含有ペースト中の溶剤画分をより高くすることである。しかしながら、顧客は、高い溶剤濃度を望むことはない。なぜなら、乾燥時間が長くなり、また溶剤のより大きい画分を顧客が処理しなければならず、これは顧客には無益なものであるからである。
【0009】
本発明の目的は、良好なペースト硬度を有する保護被覆膜を製造することが可能であり、低粘度のため処理がより容易である溶剤含有ペーストを提供することにある。本発明の他の目的は、このような溶剤含有ペーストを製造する方法を提供すること、そして最後に、このような溶剤含有ペーストを用いて、木材、セラミック、リノリューム又はプラスチック(例、PVC)からなる床材及び壁装材を、自動車及び船等の外側等の被覆金属表面を、又は皮製品(例、靴、ブーツ、サドル又はレザーバッグ/スーツケース)を保護する方法を提供する。
【0010】
本発明者は、上記目的が、周期表の第5〜8族の遷移金属のトリ−プニコゲン−シクロヘキサン錯体を基礎とするシングルサイト触媒を用いてその触媒作用により1種以上のオレフィンから製造されたポリオレフィンワックスが、上記の処理領域のための特に好適な添加剤であるとの事実により、達成されることを見出した。トリ−プニコゲン−シクロヘキサン錯体は、周期表の第5〜8族の遷移金属の、1,3,5−トリアザシクロヘキサン錯体、1,3,5−トリホスファシクロヘキサン錯体及び1,3−ジアザ−5−ホスファシクロヘキサン錯体であることが好ましい。特に好ましいポリオレフィンワックスは下記の式Iで表される錯体により製造されるものである。
【0011】
【化1】
Figure 2004501248
【0012】
式Iにおいて、
Mは、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Mn、Feから選ばれる酸化状態+3の単体、好ましくはV、Cr又はMoの酸化状態+3の単体、特にCrの酸化状態+3の単体であり;
Nu〜Nuは、相互に独立してプニコゲンから選択され、好ましくはN又はPであり;またNu及びNuがそれぞれNであることが好ましく、特に、Nu〜NuがそれぞれNであることが好ましく;
〜Xは下記から選択される:
即ち、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素等のハロゲン(塩素及び臭素が特に好ましい)、
トリフルオロアセテート、
BF 、PF 又はSbF
メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、neo−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、iso−アミル、n−へキシル、iso−へキシル、sec−へキシル、n−ヘプチル、iso−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル及びn−ドデシル等のC〜C18アルキル、好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、neo−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、iso−アミル、n−へキシル、iso−へキシル、sec−へキシル等のC〜Cアルキル、特に好ましくはメチル、エチル、n−プロピル及びn−ブチル等のC〜Cアルキル、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル及びシクロドデシル等のC〜C12シクロアルキル、好ましくはシクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチル、
ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピル、1−フェニルブチル、2−フェニルブチル、3−フェニルブチル及び4−フェニルブチル等のC〜C20アラルキル、好ましくはC〜C12フェニルアルキル、特に好ましくはベンジル、
フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アンスリル、2−アンスリル、9−アンスリル、1−フェナンスリル、2−フェナンスリル、3−フェナンスリル、4−フェナンスリル及び9−フェナンスリル等のC〜C14アリール、好ましくはフェニル、1−ナフチル及び2−ナフチル、特に好ましくはフェニル、 メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、iso−プロポキシ、n−ブトキシ、iso−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペントキシ、iso−ペントキシ、n−ヘキソキシ及びiso−ヘキソキシ等のC〜C12アルコキシ、好ましくはC〜Cアルコキシ、特に好ましくはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ及びn−ブトキシ、
NR1011(但し、R10及びR11が相互に独立して、水素、C〜C12アルキル、C〜C12アルケニル及びC〜C14アリールを表し、これらは飽和又は不飽和の5〜10員環を形成することができる)、好ましくはジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジイソプロピルアミノ、メチルフェニルアミノ及びジフェニルアミノ。上記飽和環を含むアミノ基の例としては、N−ピペリジル基及びN−ピロリジニル基、上記不飽和環を含むアミノ基の例としては、N−ピリル基、N−インドリル基及びN−カルバゾイル基を挙げることができる。
【0013】
〜Xは同一であることが好ましく、特にX〜Xは塩素であることが好ましい。
【0014】
式Iにおいて、
〜Rは下記の基を表す:
メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、neo−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、iso−アミル、n−へキシル、iso−へキシル、sec−へキシル、n−ヘプチル、iso−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル及びn−ドデシル等のC〜C18アルキル、好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、neo−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、iso−アミル、n−へキシル、iso−へキシル、sec−へキシル等のC〜Cアルキル、特に好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル等のC〜Cアルキル、
1個以上のドナー原子で置換されたC〜C12アルキル、例えば、非環式又は環式エーテル、アルコール、ケタール、チオエーテル又はアミン、特にメトキシメチル、エトキシメチル、エトキシエチル、β−ヒドロキシエチル、ω−エトキシプロピル、(2−エチルへキシルオキシ)プロピリデン、メトキシエトキシプロピリデン又はω−ジメチルアミノプロピル、
フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ブロモメチル、ジブロモメチル、トリブロモメチル、ペンタフルオロエチル、ペルフルオロプロピル及びペルフルオロブチル、等のモノ又はポリハロゲン化C〜C12アルキル、特に好ましくはフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル及びペルフルオロブチル、
ビニル、アリル、ブタ−3−エン−1−イル、ω−ペンテニル、ω−ヘキセニル、ω−ヘプテニル及びω−オクテニル等のC〜C12アルケニル、好ましくはC〜ω−Cアルケニル、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル及びシクロドデシル等のC〜C12シクロアルキル、好ましくはシクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチル、
【0015】
ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピル、1−フェニルブチル、2−フェニルブチル、3−フェニルブチル及び4−フェニルブチル等のC〜C20アラルキル、好ましくはC〜C12フェニルアルキル、特に好ましくはベンジル、
フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アンスリル、2−アンスリル、9−アンスリル、1−フェナンスリル、2−フェナンスリル、3−フェナンスリル、4−フェナンスリル及び9−フェナンスリル等のC〜C14アリール、好ましくはフェニル、1−ナフチル及び2−ナフチル、特に好ましくはフェニル、
シリル、SiR121314(但し、R12〜R14が相互に独立して、C〜C12アルキル、C〜C15アラルキル及びC〜C14アリールを表す)、好ましくはトリメチルシリル、トリエチルシリル、トリイソプロピルシリル、ジエチルイソプロピルシリル、ジメチルへキシルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリル、トリベンジルシリル、トリフェニルシリル及びトリ−p−キシリルシリル基、特に好ましくはトリメチルシリル及びtert−ブチルジメチルシリル基、
シロキシ、OSiR121314(但し、R12〜R14が相互に独立して、水素、C〜C12アルキル、C〜C15アラルキル及びC〜C14アリールを表す)、好ましくはトリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオキシ、トリイソプロピルシリルオキシ、ジエチルイソプロピルシリルオキシ、ジメチルへキシルシリルオキシ、tert−ブチルジメチルシリルオキシ、tert−ブチルジフェニルシリルオキシ、トリベンジルシリルオキシ、トリフェニルシリルオキシ及びトリ−p−キシリルシリルオキシ基、特に好ましくはトリメチルシリルオキシ及びtert−ブチルジメチルシリルオキシ基、
メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、iso−プロポキシ、n−ブトキシ、iso−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペントキシ、iso−ペントキシ、n−ヘキソキシ及びiso−ヘキソキシ等のC〜C12アルコキシ、好ましくはC〜Cアルコキシ、特に好ましくはエトキシ、n−プロポキシ及びブトキシ、
【0016】
1個以上の、上述の、C〜C12アルキル、C〜C12アルケニル、C〜C12シクロアルキル、C〜C14アリール、シリルSiR121314、シロキシOSiR121314又はC〜C12アルコキシで置換されたC〜C14アリール;
〜Rは下記の基を表す:
水素、
フッ素、塩素、臭素又はヨウ素等のハロゲン(塩素及び臭素が特に好ましい)、
メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、neo−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、iso−アミル、n−へキシル、iso−へキシル、sec−へキシル、n−ヘプチル、iso−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル及びn−ドデシル等のC〜C18アルキル、好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、neo−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、iso−アミル、n−へキシル、iso−へキシル、sec−へキシル等のC〜Cアルキル、特に好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル等のC〜Cアルキル、
1個以上のドナー原子で置換されたC〜C12アルキル、例えば、非環式又は環式エーテル、アルコール、ケタール、チオエーテル又はアミン、特にメトキシメチル、エトキシメチル、エトキシエチル、β−ヒドロキシエチル、ω−エトキシプロピル、(2−エチルへキシルオキシ)プロピリデン、メトキシエトキシプロピリデン又はω−ジメチルアミノプロピル、
フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、ブロモメチル、ジブロモメチル、トリブロモメチル、ペンタフルオロエチル、ペルフルオロプロピル及びペルフルオロブチル、等のモノ又はポリハロゲン化C〜C12アルキル基、特に好ましくはフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル及びペルフルオロブチル、
【0017】
ビニル、アリル、ブタ−3−エン−1−イル、ω−ペンテニル、ω−ヘキセニル、ω−ヘプテニル及びω−オクテニル等のC〜C12アルケニル、好ましくはC〜ω−Cアルケニル、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル及びシクロドデシル等のC〜C12シクロアルキル、好ましくはシクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチル、
ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピル、1−フェニルブチル、2−フェニルブチル、3−フェニルブチル及び4−フェニルブチル等のC〜C20アラルキル、好ましくはC〜C12フェニルアルキル、特に好ましくはベンジル、
フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アンスリル、2−アンスリル、9−アンスリル、1−フェナンスリル、2−フェナンスリル、3−フェナンスリル、4−フェナンスリル及び9−フェナンスリル等のC〜C14アリール、好ましくはフェニル、1−ナフチル及び2−ナフチル、特に好ましくはフェニル、
シリル、SiR121314(但し、R12〜R14が相互に独立して、C〜C12アルキル、C〜C15アラルキル及びC〜C14アリールを表す)、好ましくはトリメチルシリル、トリエチルシリル、トリイソプロピルシリル、ジエチルイソプロピルシリル、ジメチルへキシルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリル、トリベンジルシリル、トリフェニルシリル及びトリ−p−キシリルシリル基、特に好ましくはトリメチルシリル及びtert−ブチルジメチルシリル基、
シリルオキシ、OSiR121314(但し、R12〜R14が相互に独立して、水素、C〜C12アルキル、C〜C15アラルキル及びC〜C14アリールを表す)、好ましくはトリメチルシリルオキシ、トリエチルシリルオキシ、トリイソプロピルシリルオキシ、ジエチルイソプロピルシリルオキシ、ジメチルへキシルシリルオキシ、tert−ブチルジメチルシリルオキシ、tert−ブチルジフェニルシリルオキシ、トリベンジルシリルオキシ、トリフェニルシリルオキシ及びトリ−p−キシリルシリルオキシ基、特に好ましくはトリメチルシリルオキシ及びtert−ブチルジメチルシリルオキシ基、
メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、iso−プロポキシ、n−ブトキシ、iso−ブトキシ、sec−ブトキシ、tert−ブトキシ、n−ペントキシ、iso−ペントキシ、n−ヘキソキシ及びiso−ヘキソキシ等のC〜C12アルコキシ、好ましくはC〜Cアルコキシ、特に好ましくはメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ及びブトキシ、
1個以上の、上述のC〜C12アルキル、C〜C12アルケニル、C〜C12シクロアルキル、C〜C14アリール、シリルSiR121314、シロキシSiOR121314又はC〜C12アルコキシで置換されたC〜C14アリール。
【0018】
〜Rは同一であることが好ましい。R、R及びRは同一であることが好ましく、特に水素であることが好ましい。特に好ましい態様では、R〜Rが水素である。これらの特に好ましい化合物を合成するために必要なトリアザシクロヘキサンリガンドは特に容易に合成することができる。
【0019】
式Iの特に好ましい一態様において、2個の隣接する基は、合体して4〜9員の飽和環又は不飽和環を形成する;例えば、2個の隣接する基は合体して:C〜Cアルキリデン、例えば−(CH−(トリメチレン)、−(CH−(テトラメチレン)、−(CH−(ペンタメチレン)、−(CH−(ヘキサメチレン)、−CH−CH=CH−、−CH−CH=CH−CH−、−CH=CH−CH=CH−;及び環式アルドール、ケタール又はアミン、例えば−O−CH−O−、−O−CH(CH)−O−、−O−CH(C)−O−、O−CH−CH−O−、−O−C(CH−O−、−N(CH)−CH−CH−N(CH)−、−N(CH)−CH−N(CH)−又は−O−Si(CH−O−を形成する。
【0020】
式Iの錯体用の特に好ましいトリアザシクロアルカンリガンドの製造はそれ自体公知である。式I(R〜Rはそれぞれ水素であり、R〜Rは同一である)の特に好ましい合成用のものは、例えば溶液状のホルムアルデヒドを関連アミンR14−NHと混合することにより極めて効率的に合成することができる。これらの錯体リガンドの種々の合成経路は、例えば、F. Weitl et al., J. Am. Chem. Soc. 1979, 101 2728; M. Takahashi, S. Takamoto, Bull. Chem. Soc. Japan 1977, 50, 3413; T. Arishima et al., Nippon Kagaku Kaishi 1973, 1119; L. Christiansen et al. Inorg. Chem. 1986, 25, 2813; L.R. Gahan et al., Aust. J. Chem. 1982, 35, 1119; B.A. Sayer et al., Inorg. Chim. Acta, 1983, 77, L63; K Wieghardt et al., Z. Naturforsch., 1983, 38b, 81及びI.A. Faillis et al., J. Chem. Soc., Chem. Commun. 1998, 665に記載されている。1個又は2個の窒素原子がPで置換された場合、対応するホスフィンはホルマリン溶液と反応する。
【0021】
金属錯体、特にクロム錯体は、対応する金属塩、例えば金属塩化物又は金属カルボニルを、例えばリガンド(例えば、P. Chaudhuri, K. Wieghardt, Prog. Inorg. Chem. 1987, 35, 329又はG. P. Stahley et al., Acta Crystall. 1995, C51, 18に記載されているようなもの)と反応させる簡単な方法で得ることができる。
【0022】
式Iの上記錯体が触媒的に活性であるように、これらはカチオン−形成化合物で活性化される。好適なカチオン−形成化合物は、電子引き抜き基を有する選択されたアルミニウム又はホウ素化合物(例、トリスペンタフルオロフェニルボラン、トリスペンタフルオロフェニルアルミニウム、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート、トリ−n−ブチルアンモニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(3,5−ビスペルフルオロメチル)フェニルボレート、トリ−n−ブチルアンモニウムテトラキス(3,5−ビスペルフルオロメチル)フェニルボレート、及びトリチリウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレートである。式Iの錯体のこれらの活性化剤は、DE−A19935407、PCT/EP/0002716及びAngew. Chem. Int. Ed., 1994, 第33巻, p.1877、に記載されている。ジメチルアニリニウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート、トリチリウムテトラキスペンタフルオロフェニルボレート及びトリスペンタフルオロフェニルボランが好ましい。
【0023】
ホウ素又はアルミニウム化合物を式Iの錯体の活性化剤として使用する場合、これらは一般に、Mに対して1:10〜10:1の比率、好ましくは1:2〜5:1、特に好ましくは1:1.5〜1.5:1で使用される。
【0024】
カチオン−形成化合物の他の好適な種類としては、式IIa及びIIbで表されるアルミノキサンを挙げることができる。
【0025】
アルミノキサンの構造は、正確には公知ではない。これらはアルミニウムアルキルの注意深い部分加水分解により得ることができる生成物である(DE−A3007725参照)。これらの生成物は純粋な形では存在せず、その代わり式IIa及びIIbの鎖状構造又は環式構造の混合物である。これらの混合物は、相互に動的平衡状態にあると推測される。
【0026】
【化2】
Figure 2004501248
【0027】
式IIa及びIIbにおいて、
基R15は相互に独立して、
メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、neo−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、iso−アミル、n−へキシル、iso−へキシル、sec−へキシル、n−ヘプチル、iso−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル及びn−ドデシル等のC〜C12アルキル、好ましくはメチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、neo−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、iso−アミル、n−へキシル、iso−へキシル、sec−へキシル等のC〜Cアルキル、特に好ましくはメチル、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシル、シクロウンデシル及びシクロドデシル等のC〜C12シクロアルキル、好ましくはシクロペンチル、シクロヘキシル及びシクロヘプチル、
ベンジル、1−フェネチル、2−フェネチル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル、3−フェニルプロピル、1−フェニルブチル、2−フェニルブチル、3−フェニルブチル及び4−フェニルブチル等のC〜C20アラルキル、好ましくはC〜C12フェニルアルキル、特に好ましくはベンジル、
フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アンスリル、2−アンスリル、9−アンスリル、1−フェナンスリル、2−フェナンスリル、3−フェナンスリル、4−フェナンスリル及び9−フェナンスリル等のC〜C14アリール、好ましくはフェニル、1−ナフチル及び2−ナフチル、特に好ましくはフェニル、を表し、
そしてnは、0〜40の整数、好ましくは1〜25、特に好ましくは2〜22を表す。
【0028】
文献では、かご様構造についてもアルミノキサンに対して議論されている(Y. Koide, S.G. Bott, A.R. Barron Organometallics 1996, 15, 2213−26;A.R. Barron Macromol. Symp. 1995, 97, 15−25)。アルミノキサンの実際の構造と関係なく、これらは式Iの遷移金属の錯体の好適な活性化剤である。
【0029】
重合をパラフィン(例、n−ヘプタン又はイソデカン)の溶液で行う場合に、異なるアルミノキサンの混合物が特に好ましい。特に好ましい混合物は、Witco GmbH社製のCoMAOで、[(CH0.9(iso−C0.1AlO]の式を有する。
【0030】
式Iの錯体をアルミノキサンで活性化するためには、Mに対してアルミノキサンを過剰に必要である。合理的なM:AIモル比は、1:10〜1:10000、こ、好ましくは1:50〜1:1000、特に好ましくは1:100〜1:500である。
【0031】
式Iの選択された錯体及びカチオン−形成化合物は、一緒になって触媒組成物(触媒系)を形成する。式Al(R15で表される1種以上の別のアルミニウムアルキル化合物を加えることにより、この触媒組成物の活性を更に増加させることが可能である。
【0032】
式Al(R15のアルミニウムアルキル、又はアルミノキサンは、分子質量調節剤としても働く。他の有効な分子質量調節剤は水素である。分子質量は、反応温度及び滞留時間により特に効果的に調節することができる。
【0033】
ポリオレフィンワックスの現代の大規模な工業的製造方法は、溶液法、懸濁法、液体又は超臨界モノマーの中でのバルク重合法、気相法であり、後者は撹拌気相法若しくは気相流動床法である。
【0034】
式Iの錯体を懸濁法、バルク重合法又は気相法で使用するために、これらの錯体を固体担体上に固定することが有利である。そうでないと、ポリマーのモルホロジーの問題(団粒、壁付着、パイプ又は熱交換機における閉塞)が発生し、プラントを停止させる。
【0035】
式Iの錯体及び活性化剤を含む触媒組成物は、固体担体に効率よく付着する。好適な担体材料の例としては、第2〜14族の金属の多孔性金属酸化物又はこれらの混合物、またシート状珪酸塩、さらに第1、2及び13族から選ばれる金属の固体ハライド、そしてポリエチレン又はポリプロピレン等のポリマーを挙げることができる。第2〜14族の金属の多孔性金属酸化の例としては、SiO、B3、Al、MgO、CaO及びZnOが好ましい。シート状珪酸塩としてはモンモリロナイト又はベントナイトが好ましく;ハライドとしてはMgCl又はアモルファスAlFが好ましい。
【0036】
特に好ましい担体材料は球状シリカゲル、及びSiO・aAl(但し、aは一般に0〜2の数、好ましくは0〜0.5の数である)のアルモ珪酸塩ゲルである。この種のシリカゲルは、例えばSilica Gel 332、Sylopol 948又はSylopol 952又はS 2001(以上W.R. Grace 社製)又はES 70X(Crosfield社製)として市販され、入手できる。
【0037】
担体用に好適な粒径は、一般に1〜300μm、好ましくは20〜80μmの平均粒径であり、粒径はふるい法等の公知の方法で測定される。これらの担体の孔容積は、一般に1.0〜3.0ml/g、好ましくは1.6〜2.2ml/g、特に好ましくは1.7〜1.9ml/gである。BET比表面積は一般に200〜750m/g、好ましくは250〜400m/gである。
【0038】
不純物、特に担体に付着する水分を除去するために、担体材料はドーピング前に加熱することができる。好適な温度は45〜1000℃である。100〜750℃の温度は特にシリカゲル及び他の金属酸化物に好適である。MgClの担体には50〜100℃が好ましい。この加熱は0.5〜24時間で行われるべきであり、1〜12時間が好ましい。圧力条件はそれ自体臨界的でなく、一般に加熱は大気圧下に行われる。しかしながら、0.1〜500ミリバールの減圧の使用が好ましく、特に1〜100ミリバールが有利であり、2〜20ミリバールが極めて有利である。担体材料の化学的予備処理は別の可能性がある。
【0039】
触媒をドープする一般的手順は、担体材料を懸濁媒体でスラリーとし、この懸濁液を式Iの錯体及び活性化剤の溶液と混合する。懸濁媒体の容量は、触媒担体の孔容積の1〜20倍である。次いで、触媒を、適当な方法(例、ろ過、遠心分離又は蒸発)で懸濁媒体から分離する。
【0040】
モルホロジーをより良く制御するために、触媒を、重合そのものの前に少量のモノマーと重合させることができる。この予備重合は、可逆性の触媒毒を転化することにより、又はモノマー供給を終了することにより停止させることができ、次いで予備重合された触媒を重合単位に添加することができる。
【0041】
適当なモノマーの例としては、下記のオレフィン:エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−オクテン、1−デセン又は1−ウンデセンを挙げることができ、エチレンが特に好ましい。
【0042】
好適なコモノマーとしては、α−オレフィン、例えば0.1〜20モル%の1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチルー1−ペンテン、1−オクテン、1−デセン又は1−ウンデセンを挙げることができ、またイソブテンも好ましい。
【0043】
重合において時折観察される重合ユニット又は生成物の静電気帯電を防止するために、反応混合物に静電防止剤を添加することができる。適当な静電防止剤は、脂肪族アルコール(例、イソプロパノール)の希薄パラフィン(例、n−ヘプタン)溶液である。さらに、適当な静電防止剤は、Du Pont社製のStadisの市販品である。
【0044】
本発明の溶剤含有ペーストを製造するために、有利な方法は、ポリオレフィンワックスを溶融し、その後予備加熱した溶剤を加えることにより行われる。この操作では、熱ペーストの混合により実施することが有利である。混合は、撹拌、振とう、又は熟練技術者に公知の類似の方法により行うことができる。使用される溶剤は石油スピリット又はターペン油が有利である。
【0045】
量割合としては、20質量%以上、好ましくは25質量%以上、特に好ましくは30質量%を超えるポリオレフィンワックスが選択される。よりワックスを減らすこと−その場合溶剤含有ペーストの溶剤含有量が高くなるが−は可能であるが、それは望ましくない。
【0046】
その後、他の成分を所望により添加する;例えば、モンタンワックス、カルナウバワックス、金属ステアレート、酸化防止剤(例えば、Ciba社製の製品、Irganox)、又はパラフィンワックス。
【0047】
次いで、混合物は、少なくとも1分間、1時間以内、固化温度より高い温度で撹拌しながら放置され、後の操作で混合物は冷却される。使用される目標温度は室温又はそれ以下で、しかし−78℃以上である。24時間後ペースト硬度が測定される。
【0048】
[実施例]
錯体(n−C1225NCHCrClの製造及びエチレンの重合は、DE−A19935407、PCT/EP/0002716及びAngew. Chem. Int. Ed., 第33巻, 1994, p.1877に基本的には記載されている。
【0049】
10リットルのスティール製のオートクレーブ(Buchi社製)に、トルエンに溶解した50mg(67μmol)の(n−C1225NCHCrClを14mlの30%MAO(Witco社製)で活性化させた。この際Al:Cr比を1000:1とした。4L(リットル)のイソブタン及び80L(3.8mol)の水素を注入し、その後オートクレーブを90℃に加熱した。次いで、40バール(4×10Pa)のエチレンを注入し、重合を30分間行い、圧力を更にエチレンを加えることにより40バールに維持した。
【0050】
重合はオートクレーブを開放することにより停止させた。
【0051】
収率:460g、14000kgのPEの活性度(molCr・h)に対応する。
【0052】
得られたワックスは以下の特性を有した:融点128.5℃;M5200g;M2100g;M/M=2.5。
【0053】
応用実施例は、その結果の妥当な比較を保証するために、EP0916700の実施例1及び2と同様に行った:
20質量部のワックスを溶融し、140℃の温度にした。100質量部の石油スピリット(沸点範囲140〜180℃)を撹拌しながら加えた。ワックス溶液を、まずワックスの融点より2℃高い温度にし、その後16℃に冷却された金属製容器(底部冷却)に注いだ。得られた溶剤含有ペーストを室温で24時間貯蔵し、その後ペーストの硬度を測定した。
【0054】
【表1】
Figure 2004501248
 Clariant−Wachs PE 520、Clariant AG社の市販品
Luwax A、BASF AG社の市販品
以上の””は登録商標を意味する。

Claims (7)

  1. 周期表の第5〜8族の遷移金属のトリ−プニコゲン−シクロヘキサン錯体を基礎とするシングルサイト触媒を用いてその触媒作用により1種以上のオレフィンから製造されたポリオレフィンワックス成分を含む溶剤含有ペースト。
  2. トリ−プニコゲン−シクロヘキサン錯体が、周期表の第5〜8族の遷移金属の、1,3,5−トリアザシクロヘキサン錯体、1,3,5−トリホスファシクロヘキサン錯体及び1,3−ジアザ−5−ホスファシクロヘキサン錯体から選択される請求項1に記載の溶剤含有ペースト。
  3. シングルサイト触媒が、触媒活性成分としてCr錯体を含む請求項1又は2に記載の溶剤含有ペースト。
  4. 周期表の第5〜8族の遷移金属のトリ−プニコゲン−シクロヘキサン錯体を基礎とするシングルサイト触媒を用いてその触媒作用により1種以上のオレフィンから製造されたポリオレフィンワックス成分を炭化水素に溶解させる工程及びその後その溶液を冷却する工程を含む溶剤含有ペーストの製造方法。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の1種以上の溶剤含有ペーストで、木材、セラミック、リノリューム又はプラスチックからなる床材及び壁装材を処理することを特徴とする床材及び壁装材の保護方法。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の1種以上の溶剤含有ペーストで、自動車及び船の金属表面を処理することを特徴とする金属表面の保護方法。
  7. 請求項1〜3のいずれかに記載の1種以上の溶剤含有ペーストで皮製品を処理することを特徴とする皮の保護方法。
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