JP2004337497A - Oxygen enrichment machine - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は酸素富化空気を使用者に提供する酸素富化機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の酸素富化機は、空気中の酸素を濃縮して酸素富化空気を発生させる装置本体と、これに接続された酸素吐出口と、音声発生源と、ヘッドホンタイプの音声出力部等を備え、前記酸素吐出口と前記音声出力部を一体にし、前記酸素吐出口を人体の口の部分に位置させることで酸素吸入できるようにしてある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−63067号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなタイプの酸素富化機は、一人が専用として使用するのではなく不特定多数の多くの人が使用することが多いが、前記従来の構成では、酸素吐出口を使用者の口の部分に位置させるため、たとえ口に直接装着しないとはいえ口に近接することから不快感を与えるという課題があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決し、各自が不快感無く使用できる酸素富化機を提供する事を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明は、酸素濃度の高い酸素富化空気を生成する酸素富化手段を有する本体と、前記酸素富化空気を使用者の口元近傍に吐出する吐出口とを備え、前記酸素富化手段と前記吐出口を連通する通路のうち、少なくとも一部を着脱自在としたので、着脱自在の部位より下流側の部材を、自分専用に確保し、それを、不特定多数の人に使用される酸素富化機に接続できることで、何ら不快感を持つことなく酸素富化機を使用することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
請求項1に記載の発明は、、酸素濃度の高い酸素富化空気を生成する酸素富化手段を有する本体と、前記酸素富化空気を使用者の口元近傍に吐出する吐出口とを備え、前記酸素富化手段と前記吐出口を連通する通路のうち、少なくとも一部を着脱自在としたので、着脱自在の部位より下流側の部材を、自分専用に確保し、それを、不特定多数の人に使用される酸素富化機に接続できることで、何ら不快感を持つことなく酸素富化機を使用することができる。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、酸素富化手段を、酸素富化膜と、前記酸素富化膜を介して空気を吸引するポンプで形成したもので、簡単な構成で、酸素富化空気が得られる。
【0009】
請求項3記載の発明は、吐出口を有する吐出ユニットを設け、前記吐出ユニットに一端が着脱自在に接続される連結管を介して、前記吐出ユニットと本体を連通させたもので、吐出ユニットだけを交換でき、自分専用に使用するのは、吐出ユニットだけなので、保管、持ち運び、メンテが極めて容易である。
【0010】
請求項4記載の発明は、本体と連通する連結管に接続される吐出口本体と、前記吐出口本体に着脱自在に取着されると共に吐出口を有する蓋体からなる吐出ユニットを備えたもので、蓋体だけを交換でき、自分専用にして使用する部分は、蓋体だけで済むので、 保管、持ち運び、メンテが極めて容易である。
【0011】
請求項5記載の発明は、 酸素富化空気に含まれる菌やウイルスの活動を抑制する抗菌フィルター又は/および同酸素富化空気に含まれる微粒子を捕捉するHEPAフィルターを、吐出ユニットに内蔵したもので、吸引する酸素富化空気から菌、ウイルス、微粒子が除去されるので、極めて衛生的である。
【0012】
請求項6記載の発明は、酸素富化空気に香を与える芳香剤を吐出ユニットに内蔵したもので、自分に好みに合った芳香剤を使用することで、より快適かつ爽快に酸素富化機を利用することができるようになる。
【0013】
請求項7記載の発明は、抗菌フィルター、HEPAフィルター、芳香剤の少なくとも一つを、蓋体に取り付けたもので、自分専用に所持、使用する蓋体に、フィルター或いは、および自分の好み合った芳香剤が付いているので、 安心して、しかも快適、爽快に酸素富化機を利用することができるようになる。
【0014】
請求項8記載の発明は、使用者の少なくとも一方の耳に当てるように保持される耳当てと、吐出口を有する吐出ユニットと、前記耳当ての下部に設けられると共に内部で連通された2個の接続パイプと、前記接続パイプの一方と前記吐出ユニットを連結する連結管からなるヘッドセットユニットを備え、他方の接続パイプと本体とを第2の連結管で連結したもので、耳当てにより、吐出ユニットの位置が口元に固定されるので、酸素富化空気を効率良く吸引する事ができる。
【0015】
請求項9記載の発明は、接続パイプと第2の連結管を着脱自在としたもので、自分専用のヘッドセットユニットを、共用で使用される酸素富化機に接続する事が出来、前使用者の頭髪に使用された整髪剤などの臭いを気にすることなく、快適に使用することができる。
【0016】
請求項10記載の発明は、接続パイプと連結管を着脱自在としたもので、使用時に頻繁に触られる連結管とともに、吐出ユニットを自分専用のものと容易に交換できるので、衛生的である。
【0017】
請求項11記載の発明は、吐出口を着脱自在でかつ通気性の材料からなるカバーで覆ったもので、自分専用のカバーで吐出口を覆うようにすれば、極めて安価に、かつ不快感無しに酸素富化機を利用する事ができるようになる。
【0018】
【実施例】
以下、本発明の一実施例について図1乃至12を用いて説明する。
【0019】
本体1の内部には、酸素の濃度を高め、いわゆる酸素富化空気を発生する、例えば酸素富化膜ユニット等の酸素富化手段(以下、「酸素富化膜ユニット」と称す)2を設けている。前記酸素富化膜ユニット2は有機高分子の平膜より構成され、膜を通過する分子の速度の差を利用するもので、空気中の窒素に比べ酸素をよく通すため、比較的高い酸素濃度のいわゆる酸素富化空気が得られる。通常の空気において酸素が占める割合は約21%(窒素約79%)であるが、本実施例の酸素富化膜ユニット2を通過後の酸素富化空気においては、酸素が占める割合が約30%(窒素約70%)となる。
【0020】
また、前記酸素富化膜ユニット2は、図6、図7に示す如くメッシュ構造のフレーム3の両側面に略長方形の酸素富化膜4を貼って両膜間を通路としたモジュール5を、複数枚積層した略直方体のユニット構造となっており、フレーム3の通路内を吸引することにより、酸素富化膜4の周辺を流れる空気の一部が酸素富化膜4を通過してフレーム3の通路内に入りこみ、酸素富化空気が得られ、この得られた酸素富化空気を酸素富化膜ユニット2の唯一の排出口であるユニット排出口6から集中排気している。
【0021】
また、本体1の内部には、本体1の背面に設けた吸気口7から本体1内に外気を吸引し、酸素富化膜ユニット2に送った後、酸素富化膜4を通過しフレーム3の通路内に吸引された空気を除いた外気を、本体1の側面に設けた排気口8から外部に排出するためのモーターファン等の送風部(以下、「ファン」と称す)9を有している。また前記ファン9は、酸素富化膜ユニット2の下流側で、排気口8の近傍に設けられており、ファン9に対して酸素富化膜ユニット2の反対側には回路70を基板がフレーム3と平行な方向になるように取り付けられている。
【0022】
10はポンプ等の吸引手段(以下、「ポンプ」と称す)で、本体1内の酸素富化膜ユニット2の下方に設けられ、回転軸の両端に冷却用のファン10bを有し、酸素富化膜ユニット2の周辺の空気を酸素富化膜4からフレーム3の通路内に吸引して下流側に送る。そして更にこのポンプ10は、酸素富化膜4を通過した後の酸素富化空気を、下流側の消音パイプ11を介して、本体1の側面に設けられた吐出口部12に送り、さらに吐出口部12と連結される後述の酸素富化空気吐出手段であるヘッドセットユニット13に送り込んでいる。また前記ポンプ10には、酸素富化膜4の通過圧損に対抗して酸素富化空気の流量を稼ぐために運転時の圧力が高いベローズポンプが用いられている。
【0023】
更に前記ポンプ10は図4に示す如く板金37に取りつけられ、防振材38、39を介して本体1の底部ボスに嵌合して取り付けられている。ボスからの抜けを防止するワッシャ40、ビス41で留められている。さらに本体1は防振機能を持つ脚42を底面に設けている。ポンプ10の駆動源であるモータ10aの過熱防止のための温度ヒューズ43はクッション45によってモータ10aに接触する方向に付勢して取り付けられている。
【0024】
また16、17は、内ケース左、内ケース右であり、酸素富化膜ユニット2とポンプ10を内蔵する内ケースを構成し、それぞれの上方に把手14の回転軸部15を直接受ける軸受け部18、19を一体に設けている。また20は後述するヘッドセットユニット13を使用しない時に、引っ掛けて保持しておくための、保持部であり、その外端は大径部としてある。前記保持部20は前記把手14の回転軸部15と一体に設けられており、本体1の側面に別途設ける必要が無く、把手14の回動の邪魔になることもない。また回転軸部15と一体に設けられているため、外観のデザイン性も違和感が無く、良いものである。
【0025】
また、図8の要部概略構成図に示す如く、本体1内のポンプ10と、酸素富化膜ユニット2のユニット排出口6との間の経路において、外気導入切替用の電磁弁60を有し、運転終了前に約1分間、電磁弁60を開いて酸素富化膜4を通過していない外気を吸入してポンプ10により下流側に送る送風運転を行なうことにより、配管内等に滞留した高湿度の空気を換気し、水滴が発生した場合は、後述する液だまり22まで追い出し、途中の経路が乾きやすいように構成してある。
【0026】
また、図8に示すように外気導入切替用の電磁弁60の上流には、HEPAフィルター61が設けられており、外気を導入する際に、前記HEPAフィルター61により、0.3ミクロンの粒子を99.7%除去できるように構成されている。
【0027】
図9は、ヘッドセットユニット13と本体1との接続状態を示すもので、同ヘッドセットユニット13は、本体1側面に回動可能に取り付けた曲がり管によって構成された吐出口部12に送られた酸素富化空気を、使用者の口元に供給するためのものである。本体1の側面に設けた吐出口部12とヘッドセットユニット13との間の経路には、液だまり22が配され、吐出口部12と前記液だまり22とは、塩化ビニル等の柔軟な透明チューブからなる第1の連結管23で着脱自在に接続され、前記液だまり22と前記ヘッドセットユニット13は、同じく塩化ビニル等の透明チューブからなる柔軟な第2の連結管24で着脱自在に接続されている。そして上記第1の連結管23と、第2の連結管24は抗菌剤か帯電防止剤あるいはその両方を含んでいる。
【0028】
液だまり22はOリングで気密を保ちながら、ねじ方式あるいは圧入方式等により、その本体部分が22aと22bの2つに分離可能に設けられ、本体部分を2つに分離して内部に溜まった水滴等を排出可能に設けられている。この時ねじ方式では1回転以内のねじりにより分離・結合が可能となるようにしてある。また、液だまり22と第1の連結管23との接続部、及び前記液だまり22と第2の連結管24との接続部から、それぞれ前記液だまり22内に突き出た管部A30、管部B31を設けるとともに、前記管部A30と管部B31は、互いの管の中心軸をずらして設けてある。
【0029】
ヘッドセットユニット13は、使用者の左耳に当てる耳当て部左25と、右耳に当てる耳当て部右26と、耳当て部左25と耳当て部右26を接続するヘッドバンド27と、酸素富化空気を吐出する吐出口21aを有する吐出ユニット21と、耳当て部左25と吐出ユニット21とを連通接続すると共に折り曲げ自在の第3の連結管29とを備えている。
【0030】
第3の連結管29、第2の連結管24と耳当て部左25との接続は、図10に示される通りである。すなわち、耳当て部左25の底面に、第1接続パイプ25a、第2接続パイプ25bが一体的に設けられ、両パイプ25a、25bは、耳当て部左25の下方に設けた空間部25cを介して連通している。そして、柔軟な材料からなる第2の連結管24の一端は、第2接続パイプ25に、着脱自在に挿嵌される。また、第3の連結管29の一端は、第1接続パイプ25a内に着脱自在に挿入される。なお、使用中に第3の連結管29が第1接続パイプ25aから容易に外れないようにする為に、第3の連結管29の端部は、第1接続パイプ25a内に圧入ぎみに挿入されるようにしている。
【0031】
次に吐出ユニット21の詳細について、図11、12を用いて説明する。
【0032】
吐出ユニット21は、吐出口本体21bと、その吐出口本体21aの上部開口21cを着脱自在に覆うとともに、吐出口21aを有する蓋体21dと、通気性のあるスポンジのシート等から形成され、蓋体21dを着脱自在に覆うカバー21eで、構成されている。
【0033】
蓋体21dを、吐出口本体21bに取りつける時は、 蓋体21dの片側に設けた突起21fを、吐出口本体21bに設けた凹部21gに引っ掛け、蓋体21dの他端を下方に押すことにより、U字状部21hが、内方に撓みながら吐出口本体21b内に入り、最終的に蓋体21dに設けた爪21jが、吐出口本体21bに設けた凹部A21kに引っ掛かり、取り付けが完了する。蓋体21dを吐出口本体21bから外す時は、爪21jの上方に位置して蓋体21dに設けた引っ掛け片21mを、内側斜め上方に押しながら引き上げると、爪21jと凹部A21kの係合が解かれ、蓋体21dを外す事ができる。
【0034】
34は、ハニカム基材に酵素を添着したバイオ除菌フィルター等の除菌フィルター(以下、「除菌フィルター」と称す)で、キャッチした菌などの活動を抑制し、さらにウイルスの活動も抑制するためのものである。
【0035】
除菌フィルター34の下流側には、0.3ミクロンの粒子を99.7%除去すると共に、抗菌材アメニトップの働きで捕集した菌、カビの活動を制御する抗菌材アメニトップのHEPAフィルター等の高捕集効率フィルター(以下、「HEPAフィルター」と称す)35が配されている。
【0036】
除菌フィルター34、HEPAフィルター35は、蓋体21dに設けた爪部21nで、蓋体21dに保持されている。46は、芳香剤を含浸した球状の芳香剤で、吐出空気に香をつけるものである。
【0037】
蓋体21dを覆うカバー21eには、除菌、抗菌のいずれか又は両方の処理が施され、さらに赤、青、黒、白などの色付けがしてあり、持ち主の区分けが容易にできるようになっている。
【0038】
吐出口本体21bには、耳当て部左25に一端が接続された第3の連結管29の他端が着脱自在に圧入される取り付け部21pが一体的に設けられ、吐出口21aと連通している。
【0039】
また、図5に示す32は本体1の天面に設けられた運転スイッチであり、33は、同じく本体1の天面に設けられ、選択されたタイマーによる運転時間あるいは送風運転の通電状態を表示するランプである。そして50は本体1の前面に設けられ、通常運転をしている(高酸素濃度のいわゆる酸素富化空気の供給をしている)時のみ点灯表示するLEDである。
【0040】
次に、上記構成に基づく本実施例の動作について、説明する。
【0041】
使用者はヘッドセットユニット13を頭部にセットした上で、運転スイッチ32をON操作すると、ポンプ10に動作電源を供給する制御手段(図示せず)が動作し、通電状態を示すランプ33が点灯すると共に、タイマーで設定した時間に応じてポンプ10が運転し、かつファン9が作動する。
【0042】
そしてファン9の運転により本体1に設けた吸気口7より外気が吸引され、この外気は酸素富化膜ユニット2を通り、排気口8から本体外に排出される。一方、前記酸素富化膜ユニット2を通る外気はこれを通過する際、ポンプ10の運転により空気が酸素富化膜ユニット2のフレーム3内に吸引され、その際酸素が通過しやすいところから酸素富化された空気となる。そしてこの酸素富化空気は吐出口部12に送出され、当該吐出口部12より吐出される。
【0043】
上記吐出口部12より吐出される酸素富化空気は、第1の連結管23、液だまり22、第2の連結管24、耳当て部左25、第3の連結管29を経て、吐出ユニット21に至り、吐出口21aより吐出され、カバー21eを通して外部に放出される。使用者は、必要に応じて、第3の連結管29を動かして、吐出口21aが、口や鼻に近づけることにより、吐出口21aから吐出される酸素富化空気を、口や鼻から吸引できるようになる。
【0044】
本実施例では、耳当て左部25に設けた第2接続パイプ25bと第2の連結管24とを着脱自在にしてあるので、使用者は自分専用のヘッドセット13を、皆で共用で用いる酸素富化機の本体1に、接続して、不快感なく快適に使用する事ができる。頭髪に用いる整髪剤は、人によって臭いも含め成分が異なるので、上記のように、自分専用のヘッドセット13を保有し、それを使うようにすれば、整髪剤の臭いを気にすることなく、非常に快適である。
【0045】
また、本実施例では、第3の連結管29と、耳当て部左25に設けた第1接続パイプ25aと着脱自在にしてあるので、使用者は自分専用の第3の連結管29付きの吐出ユニット21を、皆で共用で用いるヘッドセットユニット13の耳当て左25に接続して、不快感なく快適に使用する事ができる。特に第3の連結管29は、使用時に頻繁に触れるものであるから、自分専用の第3の連結管29を、使用することは、非常に衛生的である。
【0046】
さらに、本実施例では、第3の連結管29と、吐出ユニット21とを着脱自在にしてあるので、使用者は自分専用の吐出ユニット21を、常時持ち歩き、必要な時に、皆で共用で用いるヘッドセットユニット13に接続された第3の連結管29に自分の吐出ユニット21を接続するようにすれば、不快感なく、酸素富可機を用いる事ができるものである。特に、この場合は、吐出ユニット21に棒状のようなものが一切ないので、ポケットや、手持カバンなどに収納する事が容易なので、保管、持ち運びが極めて容易である。
【0047】
さらに、本実施例では、吐出ユニット21の吐出口本体21bと、蓋体21dを着脱自在にしてあるので、使用者は、自分専用の蓋体21dと、カバー21eを、常時持ち歩き、必要な時に、皆で共用で用いるヘッドセットユニット13に接続された吐出口本体21bに自分専用の蓋体21dとカバー21eを取り付けることで、不快感なく、酸素富可機を用いる事ができる。特に、この場合は、蓋体21dには、除菌フィルター34、HEPAフィルター35、好みの芳香剤46が内蔵されているので、より衛生的で、快適に使用することができるものである。勿論保管、持ち運びも極めて容易である。
【0048】
さらに、本実施例では、吐出口21aを設けた蓋体21dに、着脱自在なカバー21eが設けてあるため、使用者はこのカバー21eを蓋体21dから取り外して自分専用のカバー21eに簡単に交換することができ、不快感を感じることなく快適に使用する事ができる。又カバー21eには、色付けが施されているため、使用者毎に異なる色のカバー21eを取り替えて使用することにより他の使用者のものを間違って使用することも防止できる。この場合は、各個人は、自分専用のカバー21eを保管、持ち歩くだけなので、コスト的にも安く、取り扱いも非常に容易である。
【0049】
また、本実施例では、本体1とヘッドセットユニット13を結ぶ経路(第1、第2の連結管23、24)途中に液だまり22が設けてあるので、運ばれてきた結露水の大部分は、液だまり22の内壁等に衝突し、液だまり22内にせき止められるようになる。このため使用者の口元に、酸素富化空気と共にヘッドセットユニット13の吐出口21aから水滴が飛散して不快感を与えることも防止できる。また、第1、第2の連結管23、24は、抗菌剤か帯電防止剤又はその両方を含有しているため、雑菌の繁殖や埃の付着を防止できるので、清潔に使用することができる。
【0050】
更に、吐出口21aの近傍の上流側に、ハニカム基材に酵素を添着したバイオ除菌フィルター34を、同じく近傍の下流側に、抗菌材アメニトップのHEPAフィルター35をそれぞれ有しており、前記バイオ除菌フィルター34は、キャッチした菌などの活動を抑制し、さらにウイルスの活動も抑制し、また、前記抗菌材アメニトップのHEPAフィルター35は、0.3ミクロンの粒子を99.7%除去すると共に、抗菌材アメニトップの働きで捕集した菌、カビの活動を制御するため、経路の途中で雑菌等が発生しても、雑菌等を酸素富化空気と共に使用者が吸込むことを、使用者が吸引する吐出口21a手前の最終段階で防止できるものである。また上記吐出ユニット21を、吐出口本体21aと蓋体21bで構成しているため、これら除菌、HEPAフィルター34、35や芳香剤46の交換が容易にできる。そして芳香剤46は液体を含浸させて構成したもので、液体に比べて香料の揮発量を制限でき、取り扱いも容易で周囲の樹脂の劣化に対する影響も少ない。
【0051】
また、カバー21eにも除菌、抗菌のいずれか又は両方の処理が施してあるので、上記各フイルターと同様の効果を得ることできる。
【0052】
また、吐出ユニット21に連結される第3の連結管29は、可撓性自在であるからこれを動かして、吐出口21aを使用者の口や鼻に近づけることにより、吐出口21aから吐出される酸素富化空気を、口や鼻から効率良く吸引する事ができる。
【0053】
なお、上記実施例で、酸素富化空気吐出口手段として、使用者が頭部に装着するヘッドセットユニット13を例示したが、これに限定されるものではなく、首或いは肩にかけるタイプでも支障が無く、又、腕の一部や胴体の一部にマジックテープ(登録商標)等で巻きつけるタイプでも支障無く、さらに、ネクタイ等の衣服の一部にピン等で止めるタイプでも支障なく、勿論防塵マスクのように、耳等を使って顔の一部を覆うタイプでも支障無いものである。
【0054】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、不特定多数の人が用いる酸素富化機を、不快な気持ちになることなく、快適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における酸素富化機の本体の側面からみた断面図
【図2】同本体の背面からみた断面図
【図3】同本体の天面からみた断面図
【図4】同本体に内蔵されたポンプの取付け部を示す腰部断面図
【図5】(a)同本体の正面図
(b)同本体の側面図
(c)同本体の背面図
(d)同本体の平面図
【図6】同本体に内蔵された酸素富化膜ユニットを構成するモジュールの分解斜視図
【図7】(a)同モジュールを複数枚並べた状態の外観斜視図
(b)同モジュールで構成される酸素富化膜ユニットの外観斜視図
【図8】酸素富化空気の供給経路の要部を示す概略構成図
【図9】同酸素富化機に接続されるヘッドセットユニットの外観斜視図
【図10】図9のA部の拡大断面図
【図11】同ヘッドセットユニットに接続される吐出ユニットの断面図
【図12】(a)同吐出ユニットにとりつけられるカバーの断面図
(b)同吐出ユニットにとりつけられる蓋体の断面図
(c)同吐出ユニットの吐出口本体の断面図
【符号の説明】
1 本体
2 酸素富化膜ユニット(酸素富化手段)
4 酸素富化膜
6 ユニット排出口
9 ファン(送風部)
10 ポンプ(吸引手段)
12 吐出口部
13 ヘッドセットユニット
21 吐出ユニット
21a 吐出口
21b 吐出口本体
21d 蓋体
23 第1の連結管
24 第2の連結管
25 耳当て部左
25a 第1接続パイプ
25b 第2接続パイプ
29 第3の連結管
34 抗菌フィルター
35 HEPAフィルター
46 芳香剤[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to an oxygen enricher that provides oxygen-enriched air to a user.
[0002]
[Prior art]
A conventional oxygen enrichment device includes a device body for concentrating oxygen in the air to generate oxygen-enriched air, an oxygen outlet connected thereto, a sound generation source, a headphone type sound output unit, and the like. In addition, the oxygen outlet and the audio output unit are integrated, and the oxygen outlet is positioned at the mouth of a human body so that oxygen can be inhaled (for example, see Patent Document 1).
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-3-63067
[Problems to be solved by the invention]
Such a type of oxygen enrichment device is often used by an unspecified number of people instead of being used exclusively by one person. However, there is a problem that even if the user does not wear it directly on the mouth, he / she may feel uncomfortable because he / she is close to the mouth.
[0005]
An object of the present invention is to solve the above-mentioned problems and to provide an oxygen enricher that can be used without discomfort.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above problems, the present invention includes a main body having oxygen enrichment means for generating oxygen-enriched air having a high oxygen concentration, and a discharge port for discharging the oxygen-enriched air near a mouth of a user. Since at least a part of the passage communicating the oxygen enrichment means and the discharge port is made detachable, a member downstream of the detachable portion is secured exclusively for oneself, and the unspecified number of members are provided. By being able to connect to the oxygen enricher used by the person, the oxygen enricher can be used without any discomfort.
[0007]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
The invention according to
[0008]
According to a second aspect of the present invention, the oxygen-enriching means is formed by an oxygen-enriched film and a pump that sucks air through the oxygen-enriched film. Is obtained.
[0009]
According to a third aspect of the present invention, a discharge unit having a discharge port is provided, and the discharge unit and the main body are communicated with each other through a connection pipe having one end detachably connected to the discharge unit. Can be replaced, and only the discharge unit is used exclusively for oneself, so that storage, carrying, and maintenance are extremely easy.
[0010]
The invention according to claim 4 includes a discharge unit including a discharge port main body connected to a connecting pipe communicating with the main body, and a lid detachably attached to the discharge port main body and having a discharge port. Since only the lid can be replaced, and the part used exclusively for oneself can be replaced with only the lid, storage, carrying and maintenance are extremely easy.
[0011]
According to a fifth aspect of the present invention, an antibacterial filter for suppressing the activity of bacteria and viruses contained in the oxygen-enriched air and / or a HEPA filter for trapping fine particles contained in the oxygen-enriched air are incorporated in the discharge unit. Therefore, bacteria, viruses and fine particles are removed from the oxygen-enriched air to be sucked, which is extremely sanitary.
[0012]
The invention according to claim 6 is a device in which a fragrance that gives a scent to the oxygen-enriched air is incorporated in the discharge unit, and by using a fragrance suited to one's own preference, the oxygen-enriching machine is more comfortable and refreshing. Can be used.
[0013]
According to a seventh aspect of the present invention, at least one of an antibacterial filter, a HEPA filter, and a fragrance is attached to a lid. With the fragrance, you can use the oxygen enricher with ease, comfort, and exhilaration.
[0014]
The invention according to claim 8 is an earpiece which is held so as to be in contact with at least one ear of the user, a discharge unit having a discharge port, and two pieces provided below the earpiece and communicated inside. A connection pipe, a headset unit comprising a connection pipe connecting one of the connection pipes and the discharge unit, and the other connection pipe and the main body are connected by a second connection pipe, Since the position of the discharge unit is fixed to the mouth, oxygen-enriched air can be efficiently sucked.
[0015]
According to the ninth aspect of the present invention, the connecting pipe and the second connecting pipe are made detachable, so that a headset unit dedicated to the user can be connected to an oxygen enricher commonly used, and the prior use can be performed. It can be used comfortably without worrying about the odor of the hair styling agent used for the person's hair.
[0016]
According to the tenth aspect of the present invention, the connection pipe and the connection pipe are made detachable, and the discharge unit can be easily replaced with the one dedicated to the user together with the connection pipe that is frequently touched during use.
[0017]
According to the eleventh aspect of the present invention, the discharge port is covered with a cover made of a detachable and breathable material. If the discharge port is covered with a cover dedicated to the user, the discharge port is extremely inexpensive and has no discomfort. Oxygen enricher can be used for
[0018]
【Example】
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0019]
Inside the
[0020]
As shown in FIGS. 6 and 7, the oxygen-enriched
[0021]
Inside the
[0022]
[0023]
Further, the
[0024]
Reference numerals 16 and 17 denote an inner case left and an inner case right, respectively, which constitute an inner case in which the oxygen-enriched
[0025]
As shown in the schematic configuration diagram of the main part of FIG. 8, a solenoid valve 60 for switching the introduction of outside air is provided in a path between the
[0026]
As shown in FIG. 8, a HEPA filter 61 is provided upstream of the electromagnetic valve 60 for switching outside air introduction. When introducing outside air, the HEPA filter 61 removes 0.3 micron particles. It is configured to remove 99.7%.
[0027]
FIG. 9 shows a connection state between the
[0028]
The
[0029]
The
[0030]
The connection between the third connecting
[0031]
Next, details of the
[0032]
The
[0033]
When attaching the
[0034]
[0035]
On the downstream side of the disinfecting
[0036]
The disinfecting
[0037]
The
[0038]
The discharge port main body 21b is integrally provided with a mounting
[0039]
In addition, 32 shown in FIG. 5 is an operation switch provided on the top surface of the
[0040]
Next, the operation of the present embodiment based on the above configuration will be described.
[0041]
When the user sets the
[0042]
Then, by operating the fan 9, outside air is sucked from the
[0043]
The oxygen-enriched air discharged from the
[0044]
In the present embodiment, since the
[0045]
In this embodiment, since the third connecting
[0046]
Furthermore, in this embodiment, since the third connecting
[0047]
Further, in the present embodiment, since the discharge port main body 21b of the
[0048]
Furthermore, in this embodiment, since the
[0049]
Further, in the present embodiment, since the
[0050]
Further, a
[0051]
Also, since the
[0052]
Further, the
[0053]
In the above-described embodiment, the
[0054]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, an oxygen enricher used by an unspecified number of people can be used comfortably without feeling uncomfortable.
[Brief description of the drawings]
1 is a cross-sectional view of a main body of an oxygen enrichment device according to an embodiment of the present invention, as viewed from a side surface. FIG. 2 is a cross-sectional view of the main body of the oxygen enrichment device, viewed from the back. 4 is a sectional view of a waist showing a mounting portion of a pump incorporated in the main body. [FIG. 5] (a) Front view of the main body (b) Side view of the main body (c) Rear view of the main body (d) Main body FIG. 6 is an exploded perspective view of a module constituting an oxygen-enriched membrane unit built in the main body. FIG. 7A is an external perspective view of a state in which a plurality of the modules are arranged, and FIG. FIG. 8 is a schematic configuration diagram showing a main part of a supply path of oxygen-enriched air. FIG. 9 is an external view of a headset unit connected to the oxygen-enrichment machine. FIG. 10 is an enlarged sectional view of part A in FIG. 9 FIG. 11 is connected to the headset unit FIG. 12A is a cross-sectional view of a cover attached to the discharge unit, FIG. 12B is a cross-sectional view of a lid attached to the discharge unit, and FIG. 12C is a cross-sectional view of a discharge port body of the discharge unit. Explanation of code]
1
4 Oxygen-enriched membrane 6 Unit outlet 9 Fan (blower)
10 pump (suction means)
12
Claims (11)
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Publications (2)
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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-
2003
- 2003-05-19 JP JP2003140140A patent/JP2004337497A/en not_active Withdrawn
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