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JP2004336898A - 液体移動手段 - Google Patents

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JP2004336898A
JP2004336898A JP2003130048A JP2003130048A JP2004336898A JP 2004336898 A JP2004336898 A JP 2004336898A JP 2003130048 A JP2003130048 A JP 2003130048A JP 2003130048 A JP2003130048 A JP 2003130048A JP 2004336898 A JP2004336898 A JP 2004336898A
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electrode
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liquid
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Kokichi Kenno
孝吉 研野
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Olympus Corp
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Abstract

【課題】電解質からなる液滴を電圧の印加位置を制御することにより移動させ、液体そのもの、あるいは、液体に溶解又は内包又は吸着又は付着しているものを移動又は分配する液体移動手段。
【解決手段】電解質からなる液滴1に接触した第1電極2と、液滴1に対して絶縁層4を挟んで複数の並列配置された第2電極3〜3と、第1電極2に対して複数の並列配置された第2電極3〜3に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御する制御手段10とを有し、制御手段10は、液滴1を絶縁層4に沿って移動させるように、複数の並列配置された第2電極3〜3に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御可能に構成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体移動手段に関し、特に、液体そのもの、あるいは、液体に溶解又は内包又は吸着又は付着しているものを移動させる液体移動手段に関するものである。又は、液体そのもの、あるいは、液体に溶解又は内包又は吸着又は付着しているものを分配する液体分配手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気毛管現象は、液滴の形状をコントロールして光学的特性を変化させる機構として利用されてきた。その際、液滴の接触面積を電気的に変化させたり、液滴の表面形状を電気的に変化させることにより、形状のコントロールが行われる(特許文献1、特許文献2)。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−311643号公報
【0004】
【特許文献2】
特開2000−356708号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電気毛管現象を利用するもの、あるいはその他の現象を利用するものにおいて、液滴を電気的に制御して所望の方向へ移動することは行われてはいなかった。
【0006】
本発明は従来技術のこのような現状に鑑みてなされたものであり、その目的は液体そのもの、あるいは、液体に溶解又は内包又は吸着又は付着しているものを移動させる液体移動手段を提供することである。又は、液体そのもの、あるいは、液体に溶解又は内包又は吸着又は付着しているものを分配する液体分配手段を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の液体移動手段は、電解質からなる液滴に接触した第1電極と、前記液滴に対して絶縁層を挟んで複数の並列配置された第2電極と、前記第1電極に対して前記複数の並列配置された第2電極に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記液滴を前記絶縁層に沿って移動させるように、前記複数の並列配置された第2電極に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御可能に構成されていることを特徴とするものである。
【0008】
この場合に、複数の並列配置された第2電極は、1列に列に沿って並列配置されているものとすることもできるし、1列から途中で複数の列になるように列に沿って並列配置されているものとすることもできるし、さらには、2次元的に並列配置されているものとすることもできる。
【0009】
列に沿って並列配置されている場合には、その複数の並列配置された第2電極は、基板表面に設けられた溝に沿ってその溝内に並列配置されているものとすることができる。
【0010】
また、第1電極は液滴に対して絶縁層とは反対側に配置されているものとすることができる。
【0011】
その場合に、第1電極は膜状の電極から構成することができる。
また、第1電極は、絶縁層に対して複数の並列配置された第2電極とは反対側に配置されており、かつ、液滴に対して同じ側に配置されているものとすることができる。
【0012】
この場合に、第1電極は線状の電極からなるものとすることができる。
【0013】
また、複数の並列配置された第2電極は管状体の内面にその軸に沿って並列配置されているものとすることができる。
【0014】
また、液滴が複数個同時に存在するようにしてもよい。
【0015】
また、液滴がレンズ作用をするものとすることができる。
【0016】
また、液滴には被移動物が吸着、付着、溶解あるいは内包されていてもよい。
【0017】
また、少なくとも液滴と絶縁層と複数の並列配置された第2電極とを通して照明光を照射する照明手段と、液滴で集光あるいは発散された光を受光する複数の並列配置された受光素子とを備え、その受光素子で受光された受光強度信号から液滴の位置をモニターするように構成することもできる。
【0018】
本発明においては、電解質からなる液滴に接触した第1電極と、その液滴に対して絶縁層を挟んで複数の並列配置された第2電極と、第1電極に対して複数の並列配置された第2電極に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御する制御手段とを有し、その制御手段は、液滴を絶縁層に沿って移動させるように、複数の並列配置された第2電極に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御可能に構成されているので、液滴の液体そのもの、あるいは、その液滴に溶解又は内包又は吸着又は付着している物を所定方向あるいは任意の方向に所定距離だけ移動又は振り分けることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照にして本発明の液体移動手段の原理と実施例を説明する。
【0020】
本発明は、電解質からなる液滴を、電圧の印加位置を制御することにより移動させるものである。
【0021】
図1は、本発明の液体移動手段の原理を説明するための図である。本発明の液体移動手段では、図1(a)に示すように、基板7と基板8とを平行に対向配置している。その際、基板7と基板8の間には、所定の間隔で隙間9が形成されている。一方の基板7の内面、すなわち基板8側の面には、第1の電極が設けられている。この第1の電極は、共通電極(共通電極膜)2である。この共通電極2には、例えば金のような、化学反応に対して安定で撥水性の材料が用いられる。他方の基板8の内面、すなわち基板7側の面には、第2の電極が設けられている。この第2の電極は、多数の分割電極3〜3の集合からなる分割電極群3である。分割電極3〜3は、相互に並列配置されている。また、分割電極群3の表面は、アモルファスフッ素樹脂(例:商品名サイトップ(旭ガラス(株)))膜のような絶縁膜4で覆われている。よって、所定の間隔とは、正確には、共通電極2から絶縁膜4までの距離ということになる。
【0022】
前述のように、基板7と基板8の間には、所定の間隔をもつ隙間9が形成されている。この隙間9の間隔は、例えば1μl(マイクロリットル)程度の液滴1が共通電極膜2と絶縁膜4とに接して孤立する程度になっている。ここで、液滴1としては、食塩水等の電解質溶液が用いられる。図1では、液滴1と絶縁膜4が比較的濡れ性良く入っているように描かれている。しかしながら、絶縁膜4の表面エネルギーが低い場合には、液滴1はより球形に近い形で間隔9内に孤立して入る。
【0023】
共通電極2と分割電極群3の分割電極3〜3との間には、直流電源5が設けられている。そして、分割電極群3側には、スイッチ群6が接続されている。スイッチ群6のそれぞれスイッチ6〜6は、分割電極群3の分割電極3〜3と一対一に対応するように接続されている。よって、スイッチ群6のうち、例えばスイッチ6が接続されると、対応する分割電極3に直流電源5の電圧が印加されるようになっている。また、スイッチ群6のそれぞれのスイッチ6〜6は、制御装置10に接続されている。よって、制御装置10により、個々のスイッチの開閉動作が制御できるようになっている。
【0024】
このような配置で、制御装置10により、スイッチ群6の全てのスイッチ6〜6を開放した状態にする。この状態が、図1(a)である。この状態では、隙間9、すなわち共通電極2と絶縁膜4の間に位置する液滴1には、何ら力が加わらない。よって、液滴1は、そのままの位置を保つ。次に、このような状態から、図1(b)に示すように、スイッチ6、6、6を制御装置10により同時に閉じる。
【0025】
ここで、スイッチ6は分割電極3に接続され、スイッチ6は分割電極3に接続され、スイッチ6は分割電極3に接続されている。また、分割電極3、3は液滴1の最初の位置(点線)の右側部分に対応する位置し、分割電極3は分割電極3、3より右側に位置している。よって、スイッチ6、6、6が閉じると、直流電源5の一方の極(図ではプラス)の電極からは、プラス(図の場合)の電荷が共通電極膜2に流れ込む。そして、そのプラス電荷は液滴1の電解質を通して絶縁膜4に接する面に集まる。一方、直流電源5の他方の極(図ではマイナス)の電極からは、マイナス(図の場合)の電荷が、スイッチ6、6、6を通して分割電極3、3、3に流れ込む。そして、絶縁膜4に接する側に集まる。このとき、液滴1の絶縁膜4に集まったプラスの電荷の中心と、分割電極3、3、3の絶縁膜4に接する側に集まったマイナスの電荷の中心とは、プラス側が相対的に図の左に位置し、マイナス側が相対的に図の右に位置する。よって、両者の間にずれが生じ、液滴1には電気的引力が作用し、液滴1は点線の位置から実線の位置へ矢印方向へ移動することになる。
【0026】
次に、分割電極3のスイッチ6を切り、その代わりに、液滴1位置(破線)の右側の分割電極3のスイッチ6閉じる。この状態が図1(c)である。分割電極3は、図1(b)の状態での液滴1の位置(破線)の左側部分に位置にある電極である。一方、分割電極3は、液滴1の位置(破線)の右側部分に位置にある電極である。よって、図1(b)で液滴1が移動したのと同様の理由で、液滴1は破線の位置から実線の位置へ矢印方向にさらに移動することになる。
【0027】
このように、本発明の液体移動手段(液体移動装置)は、共通電極2と、複数の分割電極3〜3と、この複数の分割電極3〜3の表面(共通電極2側)に設けられた絶縁膜4と、割電極3〜3に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御する制御装置10を備えている。そして、共通電極2と絶縁膜4の隙間は、電解質からなる液滴1が両側で接触するような間隔となっている。そして、制御装置10により液滴1を絶縁膜4に沿って移動させるように、複数の並列配置された分割電極3〜3に印加する印加電圧を順次個別にON・OFF するように制御することで、液滴1の液体を所定方向に移動させることができる。
【0028】
図2は、本発明の液体移動手段を具体的に構成した例である。ここでは、構成を説明するために、透視斜視図を用いる。この構成では、基板8に分割電極群3が設けられている。そして、基板8の表面に、液滴1をガイドする(液滴1の移動路となる)V溝11を所定の形状で形成されている。このV溝11の表面には、後記するような分割電極群3とその上を覆う絶縁膜4が設けられている。そして、V溝11が形成された基板8上に、基板7を重ね合わせて一体化している。このようにすることで、1つの形態の液体移動手段が構成される。なお、基板7の下面(基板8側の面)には、共通電極膜2が形成されている。液滴1をガイドするV溝11によって形成される空間は、その底を形成する2つの斜面12、13と、その斜面12、13間に位置する稜線15と、天井14を構成する共通電極膜2とからなる。そして、底の斜面12、13上には、以下に例示するような分割電極群3とその上を覆う絶縁膜4が形成される。
【0029】
図3は、分割電極群3の形状の最も簡単な例を示す平面図である。この分割電極群3は、V溝11の底面を構成する2つの斜面12、13上に設けられている。各分割電極3〜3は、底の稜線15に直交する矩形形状をしている。そして、各分割電極3〜3を覆うように、斜面12、13上に絶縁膜4が形成されている。このV溝11中に入れられた液滴1(図1)は、制御装置10によるスイッチ群6の個々のスイッチ6〜6(図示なし)の開閉制御により、底の稜線15に沿った右あるいは左方向に移動させられる。
【0030】
図4は、分割電極群3の形状の変形例を示す平面図である。図4の(a)、(b)何れも、液滴1を移動させるのに適した分割電極3〜3の形状を示す。これらの分割電極群3は、矢印方向、すなわち図の左から右へ、液滴1を移動させるのに適している。図4(a)の分割電極3〜3は、何れも平面図で“〈”の形状をしている。そして、分割電極3〜3の底の稜線15近傍の部分が、左側へ突き出た突起部分3’となっている。さらに、隣接する分割電極3〜3の凹部へ、その突起部分3’が入り込む形状になっている。この突起部分3’は、隣接する分割電極から液滴1を、図の右方向へ引っ張る役目を持つ。このような構成により、液滴1の移動を、よりスムーズに行うことができる。図4(b)の場合は、その突起部分3’の形状をより明確で尖端状に構成した例である。
【0031】
図5は、分割電極群3の形状の別の変形例を示す平面図である。図5の(a)、(b)何れも、液滴1を移動させるのに適した分割電極3〜3の形状を示す。これらの分割電極群3は、両矢符方向、すなわち図の左から右、右から左の両方向に、液滴1を移動させるのに適している。図5(a)の分割電極3〜3は、両方向に移動させるのに適するように、図4(b)の形状を変形したものである。、各分割電極3〜3の両側の稜線15近傍の部分に、2つの突起部分3’、3’が設けられている。そして、隣接する分割電極3〜3の凹部へ、それら突起部分3’、3’が入り込む形状になっている。図5(b)の場合は、その突起部分3’、3’の形状を矩形に構成した例である。
【0032】
図6は、本発明の液体移動手段を具体的に構成した別の例である。ここでは、構成を説明するために、図2と同様の透視斜視図で示している。この構成では、液滴1をガイドするV溝11を、途中の分岐点11で、2つのV溝11、11へ分岐している。この2つのV溝11、11は、いずれも同様の形状を有している。制御装置10によるスイッチ群6(図1)の制御により、液滴1は、V溝11中を分岐点11方向へガイドされる。分岐点11に到達した液滴1は、この分岐点11で、V溝11又はV溝11の何れかへ振り分けられる(分配される)。V溝11又はV溝11のどちらを選択するかは、制御装置10によって決めることができる。なお、V溝11、11、11自体の構成は、図2の場合と同様である。よって、ここでは、振り分けるための分割電極群3の構成例を図7を参照にして説明する。
【0033】
図7(a)は、分割電極群3の例を示す平面図である。この分割電極群3により、分岐点11を介して、1個のV溝11から2つのV溝11、11へ液滴1をガイドして振り分けることができる。図7(a)における各分割電極の形状は、図4(a)の例の形状としたものである。V溝11での分割電極は、分割電極3〜3からなる。また、分岐点11以降のV溝11の分割電極は、分割電極331〜3101 からなる。V溝11の分割電極は、分割電極332〜3102 からなる。分割電極331と332は、V溝11中で分けられ、分割電極341はV溝11とV溝11にかかり、分割電極342はV溝11とV溝11にかかっている。
【0034】
このような構成において、液滴1を振り分ける方法について説明する。まず、V溝11からV溝11へ、液滴1を振り分けるには、図7(b)に斜線ハッチで示すように、分割電極3〜3、332〜3102 に順に図の左から右へ電圧を印加する。これにより、液滴1はV溝11からV溝11へ導かれる。これとは逆に、V溝11からV溝11へ液滴1を振り分けるには、分割電極3〜3、331〜3101 に順に図の左から右へ電圧を印加するように制御すればよい。この例では、液滴1を分配する構成を示しているが、液滴1を移動させているので、分配手段も移動手段に含まれるといえる。
【0035】
図8は、液滴1を、2次元方向の任意の方向へ移動可能な形態の斜視図である。主として、基板8上に配置される分割電極群3の形状と配置を示す。基板8の上には、分割電極群3が2次元の碁盤の目状に配置されている。それそれの分割電極は、行方向に、分割電極311〜31m、321〜32m、・・・・、3n1〜3nmが配置されている。そして、その上全面を、図示しない絶縁膜4(図1)で覆っている。そして、その絶縁膜4上に微小な隙間9を設けて、下面に共通電極2を設けている。この共通電極2は、基板7に設けられている。隙間9には、液滴1が共通電極膜2と絶縁膜4とに接して孤立するように入れられている。
【0036】
このような配置で、分割電極への電圧の印加を、順に連続的に変更(ON・OFF )する。これにより、液滴1を、太い矢印で示したように2次元の任意の方向へ移動することができる。
【0037】
図9は、液滴1を、2次元方向の任意の方向へ移動することができる別の形態の平面図である。この形態においても、分割電極群3は、分割電極311〜31m、321〜32m、・・・・、3n1〜3nmで構成されている。そして、分割電極群3と対向配置された共通電極2’とは、同じ面上に図示の例のように配置される。ただし、図示は省いてあるが、分割電極311〜31m、321〜32m、・・・・、3n1〜3nmは、共通の基板上に設けられている。そして、その上全面を、図示しない絶縁膜4で覆っている。そしてさらに、その上に、共通に接続された平行な線状、あるいは櫛歯状の共通電極2’が露出して設けられている。このように、1つの基板において、分割電極311〜31m、321〜32m、・・・・、3n1〜3nmが絶縁膜4で覆われ、共通電極2’が露出している。なお、共通電極2’と分割電極群3は、直流電源に接続されている。
【0038】
このような基板上に、液滴1を置く。そして、分割電極に印加する電圧を、順に連続的に変更(ON・OFF )する。これにより、図8の場合と同様に、液滴1を2次元の任意の方向へ移動させることができる。この形態は、以上の説明から明らかなように、液滴1の下面のみで、共通電極2’と、分割電極311〜31m、321〜32m、・・・・、3n1〜3nm(絶縁膜4を含む)の対向配置が行われている。すなわち、液滴1の上面が、何らの部材にも接触していないで自由になっている例である。
【0039】
ところで、図1の構成では、液滴1に接触する共通電極膜2は撥水性のものとしたが、これに限定されるわけではない。例えば、図10に示すように、共通電極膜2を親水性のもので構成してもよい。その場合は、液滴1の形状は、共通電極膜2と分割電極群3の間に電圧を印加した状態では、断面が両凹レンズ状になる。
【0040】
次に、図11に、液滴1をパイプの孔に沿って前後に移動させる形態の透視斜視図を示す。この例の場合は、中空の円筒体(パイプ)20の内面に、分割電極群3を構成する分割電極3〜3が設けられている。各分割電極3〜3は、円筒体20の軸方向に分割されている。そして、内周方向に弧状に延びる形状となっている。弧状の分割電極3〜3の端部間には、配線のための領域21が設けられている。この領域21には、共通電極2’と、各分割電極3〜3への電極線が設けられている。そして、円筒体20の内面上(領域21)を通る結線を介して、各分割電極3〜3が、スイッチ群6のそれぞれスイッチ6〜6に接続されている。そして、図示を省いてあるが、円筒体20の内面全面であって、これら分割電極3〜3とそれらを結ぶ結線とが絶縁膜4(図1)で覆われている。また、その上に、円筒体20の軸方向に伸びる線状の共通電極2’が円筒体20の内面に露出して設けられている。この共通電極2’は直流電源5の一方の極に接続されている。同様に、分割電極群3は、電極線及びスイッチ群6を介して、直流電源の他方の極に接続されている。そして、スイッチ群6のそれぞれのスイッチ6〜6は、制御装置10により、個々に開閉動作が制御されるようになっている。
【0041】
したがって、図11の構成においては、制御装置10によりスイッチ6〜6の開閉を順に制御することにより、分割電極群3に印加する印加電圧を制御(ON・OFF )することができる。例えば、上の分割電極から下の分割電極へ、順に電圧の印加状態を変化させる。このようにすると、円筒体20の孔内に入れられた液滴1を、下方へ移動させるようにすることができる。
【0042】
図12(a)、(b)は、図11の形態の液体移動手段の適用例を示す図である。図12(a)の例の場合も、円筒体20の内面には、絶縁膜4(不図示)が設けられている。この絶縁膜4は、分割電極3〜3と、それらを結ぶ結線とを、全面で覆っている。ただし、この例では、絶縁膜4が親水性のもので構成されている。一方、図12(b)の例の場合は、絶縁膜4が破線よりA方向の上側で撥水性のもので構成され、破線よりB方向の下側で親水性のもので構成されている。
【0043】
図12(a)の場合は、上記のように、円筒体20の内面の絶縁膜4が親水性である。そのため、円筒体20の孔内に入れられた液滴1は、円筒体20の中心軸を含む断面内では両凹レンズ状になる。したがって、液滴1自体を両凹レンズとして用いることが可能になる。そして、前記のように、分割電極群3に印加する印加電圧を制御することにより、図12(a)の破線位置の液滴1’から実線の位置の液滴1へ移動調節することができる。よって、例えば、液滴1からなる両凹レンズの焦点調節として、本発明の液体移動手段を用いることができる。
【0044】
図12(b)の場合は、上記のように、円筒体20の内面の絶縁膜4が破線よりA方向の上側で撥水性である。そのため、その領域の円筒体20の孔内に入れられた液滴1は、円筒体20の中心軸を含む断面内では両凸レンズ状になる。また、破線よりB方向の下側では絶縁膜4は親水性である。よって、その領域の円筒体20の孔内に入れられた液滴1は、円筒体20の中心軸を含む断面内では両凹レンズ状になる。したがって、液滴1からなる両凸レンズと液滴1からなる両凹レンズとを組み合わせてレンズ系とすることができる。しかも、分割電極群3に印加する印加電圧を制御することにより、図12(b)の矢印で示すように、この液滴1の両凸レンズと液滴1の両凹レンズを独立に円筒体20の中心軸方向に位置調節することができる。このようにすることで、焦点距離可変レンズ系(ズームレンズ系)を構成することができる。なお、図12(b)中の符号22は、円筒体20の側面に設けられた通気孔であり、液滴1と液滴1で挟まれた空間の体積変化に応じて外気を自由に導入排出するためのものである。
【0045】
図13(a)、(b)は、図11の形態の液体移動手段の別の適用例を示す図である。図13(a)、(b)何れの例においても、円筒体20の内面で設けられた絶縁膜4(不図示)は、親水性のもので構成されている。この絶縁膜4は、分割電極3〜3と、それらを結ぶ結線とを、全面で覆っている。そして、図13(a)の場合は、円筒体20の孔内に入れられた液滴1には、機械的な微小物体、分子生物学的なもの(例えば、DNA)等の被移動物25が吸着されている。あるいは、被移動物25が付着、溶解、内包されている。また、図13(b)の場合は、円筒体20の孔内に入れられた液滴1には、レンズ26が吸着、付着あるいは内包されている。そして、分割電極群3に印加する印加電圧を制御することにより、何れの場合も、被移動物25あるいはレンズ26を、例えば点線位置から実線位置へ移動させることができる。
【0046】
図14は、液体移動手段で移動される液滴1の位置を、モニターする形態の1例を示す図である。ここでは、図8の2次元方向の任意の方向へ移動可能な液体移動手段において、液滴1の位置をモニターする機構を示す。図14(a)の斜視図に示すように、基板8の上には分割電極群3が2次元の碁盤の目状に配置されている。それそれの分割電極は、行方向に分割電極311〜31m、321〜32m、・・・・、3n1〜3nmが配置されている。そして、その上全面を、図14(b)に示すように、絶縁膜4で覆っている。そして、その絶縁膜4上に微小な隙間9が設けられている。この隙間9を挟んで、下面に共通電極膜2を設けた基板7が配置されている。そして、隙間9には、液滴1が共通電極膜2と絶縁膜4とに接して孤立するように入れられている。そして、基板7、共通電極膜2、分割電極群3、基板8はこの例の場合全て透明に構成されている。
【0047】
そして、このような液体移動手段の基板8の外側には、基板8と平行に、受光素子群32が配置されている。受光素子群32は基板31上に設けられている。そして、碁盤の目状に配置された受光素子3211〜321m、3221〜322m、・・・・、32n1〜32nmからなるCCD等を有する。この光素子3211〜321m、3221〜322m、・・・・、32n1〜32nmは、凸レンズ形状をした液滴1の集光位置近傍(焦点面近傍)に配置されている。また、受光素子3211〜321m、3221〜322m、・・・・、32n1〜32nmの各々は、分割電極311〜31m、321〜32m、・・・・、3n1〜3nmに対応した位置に配置されている。
【0048】
このような構成であるので、共通電極膜2を設けた基板7側から全面に例えば平行光30を照射する。この状態で、制御装置10により分割電極群3に印加する印加電圧を制御し、液滴1を所定の方向へ移動させる。すると、液滴1が存在する位置では、その位置に入射する平行光30の成分は、対応する位置の受光素子3211〜321m、3221〜322m、・・・・、32n1〜32nmに集光される。例えば、液滴1が図14(b)の破線位置(符号1’)にあるときは、受光素子群32からは図14(c)に破線で示すような受光強度と位置関係の信号が得られる。一方、液滴1が図14(b)の実線位置(符号1)にあるときは、受光素子群32からは図14(c)に実線で示すような受光強度と位置関係の信号が得られる。このように、その信号のピーク位置で、液滴1の位置がモニターできる。したがって、そのモニター信号を制御装置10へフィードバックすることにより、液滴1のより正確な位置制御が可能になる。あるいは、このような信号のピーク位置を表示装置上に表示することにより、微小な液滴1の位置を明確に表示することができる。なお、液滴1が図10の場合のように断面が両凹レンズ状の場合にも、例えば平行光30を照射すると、その周囲の境界で入射光が散乱反射される。よって、受光強度と位置関係の信号にはその境界を示す変化が生じる。その結果、信号処理により液滴1の位置がモニターできる。
【0049】
以上、本発明の液体移動手段をその原理と実施形態、実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施形態、実施例に限定されず種々の変形が可能である。
【0050】
[1] 電解質からなる液滴に接触した第1電極と、前記液滴に対して絶縁層を挟んで複数の並列配置された第2電極と、前記第1電極に対して前記複数の並列配置された第2電極に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記液滴を前記絶縁層に沿って移動させるように、前記複数の並列配置された第2電極に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御可能に構成されていることを特徴とする液体移動手段。
【0051】
[2] 前記複数の並列配置された第2電極は、1列に列に沿って並列配置されていることを特徴とする[1]記載の液体移動手段。
【0052】
[3] 前記複数の並列配置された第2電極は、1列から途中で複数の列になるように列に沿って並列配置されていることを特徴とする[1]記載の液体移動手段。
【0053】
[4] 前記複数の並列配置された第2電極は、2次元的に並列配置されていることを特徴とする[1]記載の液体移動手段。
【0054】
[5] 前記複数の並列配置された第2電極は、基板表面に設けられた溝に沿ってその溝内に並列配置されていることを特徴とする[2]又は[3]記載の液体移動手段。
【0055】
[6] 前記第1電極は前記液滴に対して前記絶縁層とは反対側に配置されていることを特徴とする[1]から[5]の何れか1項記載の記載の液体移動手段。
【0056】
[7] 前記第1電極は膜状の電極からなることを特徴とする[6]記載の記載の液体移動手段。
【0057】
[8] 前記第1電極は、前記絶縁層に対して前記複数の並列配置された第2電極とは反対側に配置されており、かつ、前記液滴に対して同じ側に配置されていることを特徴とする[1]から[5]の何れか1項記載の記載の液体移動手段。
【0058】
[9] 前記第1電極は線状の電極からなることを特徴とする[8]記載の記載の液体移動手段。
【0059】
[10] 前記複数の並列配置された第2電極は管状体の内面にその軸に沿って並列配置されていることを特徴とする[8]又は[9]記載の液体移動手段。
【0060】
[11] 前記液滴が複数個同時に存在することを特徴とする[1]から[10]の何れか1項記載の記載の液体移動手段。
【0061】
[12] 前記液滴がレンズ作用をすることを特徴とする[1]から[11]の何れか1項記載の記載の液体移動手段。
【0062】
[13] 前記液滴には被移動物が吸着、付着、溶解あるいは内包されていることを特徴とする[1]から[11]の何れか1項記載の記載の液体移動手段。
【0063】
[14] 少なくとも前記液滴と前記絶縁層と前記複数の並列配置された第2電極とを通して照明光を照射する照明手段と、前記液滴で集光あるいは発散された光を受光する複数の並列配置された受光素子とを備え、前記受光素子で受光された受光強度信号から前記液滴の位置をモニターするように構成されていることを特徴とする[1]から[13]の何れか1項記載の記載の液体移動手段。
【0064】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の液体移動手段によると、電解質からなる液滴に接触した第1電極と、その液滴に対して絶縁層を挟んで複数の並列配置された第2電極と、第1電極に対して複数の並列配置された第2電極に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御する制御手段とを有し、その制御手段は、液滴を絶縁層に沿って移動させるように、複数の並列配置された第2電極に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御可能に構成されているので、液滴の液体そのもの、あるいは、その液滴に溶解又は内包又は吸着又は付着している物を所定方向あるいは任意の方向に所定距離だけ移動又は振り分けることができる。
【0065】
本発明の液体移動手段は、上記実施形態、実施例以外に、本発明を限定するものではないが、例えば、ディスプレイ、分析機器、マイクロマシン、光学装置、玩具等に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液体移動手段の原理を説明するための図であり、(a)は電圧の印加がない状態、(b)は一部の分割電極に電圧を印加した状態、(c)は電圧を印加する分割電極を移動させるて液滴を移動させた状態を示す図である。
【図2】本発明の液体移動手段を具体的に構成する場合の1つの形態を説明するための透視斜視図である。
【図3】図2のV溝に設ける分割電極群の形状の1例を示す平面図である。
【図4】図2のV溝に設ける分割電極群の形状の変形例であって一方向に液滴を移動させる例の平面図であり、(a)は1つの形状を、(b)は他の形状を示す図である。
【図5】図2のV溝に設ける分割電極群の形状の変形例であって両方向に液滴を移動させる例の平面図であり、(a)は1つの形状を、(b)は他の形状を示す図である。
【図6】本発明の液体移動手段の別の形態を説明するための図2と同様の透視斜視図である。
【図7】図6の分岐点を介して1個のV溝から2つのV溝へ液滴をガイドして振り分けるための分割電極群の例を示す平面図(a)と、液滴を一方のV溝へ振り分ける場合に電圧を印加する分割電極を示す図(b)である。
【図8】液滴を2次元方向の任意の方向へ移動可能な1つの形態の斜視図である。
【図9】液滴を2次元方向の任意の方向へ移動可能な別の形態の平面図である。
【図10】共通電極膜を親水性のもので構成した場合に電圧を印加する分割電極を移動させるて液滴を移動させた状態を示す図である。
【図11】液滴をパイプの孔に沿って前後に移動させる形態の透視斜視図である。
【図12】図11の形態の液体移動手段の適用例を示す図であり、(a)は液滴からなる両凹レンズの焦点調節に用いる例、(b)は液滴の両凸レンズと別の液滴の両凹レンズからなる焦点距離可変レンズ系を構成する例を示す図である。
【図13】図11の形態の液体移動手段の別の適用例を示す図であり、(a)は液滴に被移動物を吸着、付着、溶解、内包させて移動させる例、(b)はレンズを吸着、付着、内包させて移動させる例を示す図である。
【図14】本発明の液体移動手段で移動される液滴の位置をモニターする形態の1例を示す図であり、(a)は全体の斜視図、(b)は一部断面図、(c)は信号波形図である。
【符号の説明】
1、1’、1、1…液滴
2…共通電極膜
2’…共通電極
3…分割電極群
〜3、331〜3101 、332〜3102 、311〜31m、321〜32m、・・・・、3n1〜3nm…分割電極
3’…分割電極の突起部分
4…絶縁膜
5…直流電源
6…スイッチ群
〜6…スイッチ
7、8…基板
9…間隔
10…制御装置
11、11、11…V溝
11…V溝の分岐点
12、13…V溝の斜面
14…天井
15…V溝の稜線
20…円筒体(パイプ)
21…弧状の分割電極の端部間の隙間
22…通気孔
25…被移動物
26…レンズ
30…平行光
31…基板
32…受光素子群
3211〜321m、3221〜322m、・・・・、32n1〜32nm…受光素子

Claims (3)

  1. 電解質からなる液滴に接触した第1電極と、前記液滴に対して絶縁層を挟んで複数の並列配置された第2電極と、前記第1電極に対して前記複数の並列配置された第2電極に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記液滴を前記絶縁層に沿って移動させるように、前記複数の並列配置された第2電極に印加する印加電圧を電極毎に個別に制御可能に構成されていることを特徴とする液体移動手段。
  2. 前記複数の並列配置された第2電極は、1列に列に沿って並列配置されていることを特徴とする請求項1記載の液体移動手段。
  3. 前記複数の並列配置された第2電極は、1列から途中で複数の列になるように列に沿って並列配置されていることを特徴とする請求項1記載の液体移動手段。
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