JP2004327732A - Ceramic circuit board and electrical circuit module - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体素子、特に高出力のパワーFETなどを搭載し、放熱性に優れたセラミック回路基板およびそれを用いた電気回路モジュールに関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、高出力のパワーFETなどを収容する半導体素子用パッケージのセラミック回路基板は、図2に示すように、作動時に発熱する半導体素子1の放熱性を向上させるため、半導体素子1と、熱伝導率の高い金属回路板3、セラミック基板5などから構成され、セラミック回路基板7の一方側の面には、金属回路板3が接続され、金属回路板3には、半導体素子1が接続されている。
【0003】
半導体素子1は、たとえばSi単結晶の原子の一部をV族またはIII族の原子で置き換えた、いわゆる不純物半導体からなり、自由電子と正孔の二つのキャリヤ数により区別されるn型、p型半導体の組合せにより構成される。その役割は、ICなどの電子回路のベース電圧信号でパワー回路の電流のスイッチングを行い、電力の制御を行うことにある。
【0004】
また、金属回路板3は、パワー回路上のエミッタ電極を構成し、大電流を通電するとともに、半導体素子1で発生した熱を外部に伝達し、放出する際、熱を広範囲に伝導し、熱放散性を高める働きをする。
【0005】
また、セラミック基板5は、絶縁性を有しており、金属回路板3間の電気的絶縁を確保するために設けられるとともに、金属回路板3と同様に熱を外部に伝達する役目を有する。
【0006】
このようなセラミック回路基板7において、金属回路板3が銅からなる場合、銅の熱伝導率が大きい為、半導体素子1の発熱により発生する熱は、金属回路板3を伝わって良好に外部に放出され、半導体素子の温度上昇を有効に防ぐことが可能となる。
【0007】
しかしながら、銅からなる金属回路板3の熱膨張係数が、17×10−6/℃であるのに対して、セラミック基板5の熱膨張係数は、一般的に2〜8×10−6/℃であり、両者の熱膨張係数が大きく異なるため、金属回路板3とセラミック基板5とを接合する際に、熱膨張係数差に起因して発生する熱応力によって、セラミック回路基板7に反りが発生したり、あるいはセラミック基板5に亀裂が入る等の問題が発生していた。また、同様に半導体素子1を金属回路板3に実装する際にも、半導体素子1の熱膨張係数3〜4×10−6/℃と金属回路板3との熱膨張係数の差により、半導体素子1に亀裂が入る等の問題が発生していた。
【0008】
このような問題を解決するために、金属回路板3として、熱膨張係数が比較的小さく、セラミック基板5や、半導体素子1の熱膨張係数に近い銅−タングステン合金(6〜9×10−6/℃)を用いたものや、金属回路板3の素子搭載面を銅―タングステン合金とし、セラミック基板5の他の面に、銅からなる裏金属板を接合した構造のものが報告されている(特許文献1参照)。
【0009】
しかしながら、金属回路板3として銅―タングステン合金を用いた場合、セラミック基板5や半導体素子1との間の熱膨張係数の差により発生する熱応力は緩和されるものの、銅―タングステン合金の熱伝導率は180〜200W/m・Kであり、銅の熱伝導率(約390W/m・K)に比べ小さく、金属回路板3に銅を用いた場合に比べ放熱性が半減するという問題がある。
【0010】
以上説明した問題を解決するため、図3に示すように、銅などの高熱伝導性の金属板3aの両面に、半導体素子に熱膨張係数が近い銅―タングステン合金などからなる金属板3bを接合して、高熱伝導性と熱膨張係数の低下とを併せて達成した金属回路板3が報告されている(特許文献2参照)。
【0011】
また、図4に示すように、セラミック基板5の一方側に金属回路板3を接合し、半導体素子1搭載面とし、セラミック基板5の他方側に裏金属板9を接合しヒートシンクベース11と密着する構造のセラミック回路基板7が提案されている(特許文献3参照)。
【0012】
【特許文献1】
特開昭63−73651号公報
【0013】
【特許文献2】
特開平2−146748号公報
【0014】
【特許文献3】
特開平15−17627号公報
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献2で報告された構造では、セラミック回路基板7の反り、及びセラミック基板5に発生する亀裂の問題は抑制されるものの、銅のみの金属基体に比べて放熱性は低下するうえ、タングステンおよびモリブテンなどの低熱膨張金属やそれらの合金は極めて高価であるとともに、金属回路板3の層数が多くなることによりコスト高を招く原因となる。
【0016】
また、特許文献3で報告された構造のセラミック回路基板7では、セラミック基板5の両面に金属板3、9が接合されており、セラミック基板5の表裏での発生応力のバランスが良く、接合時の反りが防止できるものの、更に放熱性を向上するため、裏金属板9を厚くすると、中間層であるセラミック基板5に発生する熱応力は過大なものとなり、熱サイクルによりクラックや反りなどが発生しやすくなるという問題があった。
【0017】
また、金属板3、9とセラミック基板5接合面の熱膨張は拘束されるのに対し、半導体素子1を搭載する金属回路板3表面近傍での熱膨張は完全には拘束されないため、半導体素子1や接合部の半田層に加わる熱応力を低減することはできず、半導体素子1に亀裂が入る等の問題点があった。
【0018】
以上説明したように、高出力のパワーFETなどを収容する半導体素子用パッケージのセラミック回路基板においては、放熱性と、信頼性に加え、生産性、コストなどを改善すべく、様々な取り組みが行われているものの、未だ、全てを十分に満足することはできていない。
【0019】
本発明は、特に半導体素子と金属回路板の接合部や、金属回路板とセラミック基板の接合部、及びセラミック基板に、熱応力や反りによるクラックが発生することを効果的に防止でき、安価で、長期間にわたって優れた耐久性と信頼性が得られるセラミック回路基板を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明のセラミック回路基板は、金属回路板の両面にセラミック基板を接合してなり、一方のセラミック基板に前記金属回路板が露出するような凹部を形成するとともに、該凹部に露出した前記金属回路板に電気素子が搭載されることを特徴とする。
【0021】
従来は、熱膨張係数差の大きい金属回路と電気素子とを接続していたため、電気素子が熱膨張差により破損するなどの問題が起こっていたが、本発明のセラミック回路基板では、熱膨張係数の大きい金属回路板の両面に金属回路板よりも熱膨張係数が小さく、剛性の高いセラミック基板を接合することで、温度変化に伴う金属回路板の熱膨張、熱収縮を両面から完全に拘束することができ、金属回路板と電気素子の温度変化に伴う寸法変化の差を小さくすることができるため、金属回路板と電気素子の接合信頼性を向上させることができる。
【0022】
また、金属回路板の両面にセラミック基板を接合することで、金属回路板の両面の熱応力が均衡し、セラミック回路基板の反りを防止できるとともに、セラミック基板へのクラックの発生を防止できる。
【0023】
また、本発明のセラミック回路基板は、一方のセラミック基板の厚さが、0.1mm以上であって、且つ他方のセラミック基板の0.3〜3倍であることを特徴とする。
【0024】
このようにセラミック基板の厚さを0.1mm以上とすることにより、セラミック基板の強度を十分確保することが出来、金属回路板の熱膨張に起因する熱応力が発生してもセラミック基板にクラックや割れを生じることなく金属回路板の熱膨張を十分に拘束することが出来る。
【0025】
また、一方のセラミック基板の厚さを他方のセラミック基板の厚さの0.3〜3倍とすることにより、金属回路板の両面に配置されたセラミック基板に発生する熱応力のバランスを均一なものとすることが出来、セラミック回路板の反りを抑制できるとともに、セラミック基板へのクラックを発生を抑制できる。
【0026】
また、本発明のセラミック回路基板は、金属回路板の厚さが、0.1mm以上であって、且つセラミック基板の厚さの5倍以下であることを特徴とする。
【0027】
このように金属回路板の厚さを0.1mm以上とすることで、セラミック回路基板の放熱性を十分に高くでき、また、セラミック基板の厚さの5倍以下とすることにより、金属回路板の熱膨張による過大な応力の発生を防止できる。
【0028】
また、本発明のセラミック回路基板は、セラミック基板が、窒化珪素、窒化アルミニウム、アルミナ、ジルコニアから選ばれる少なくとも1種を主成分とすることを特徴とする。
【0029】
このような高強度で低熱膨張のセラミックスを用いることで、金属回路板を十分に拘束することができるとともに、セラミック基板の破壊を防止することができる。
【0030】
また、本発明のセラミック回路基板は、一方のセラミック基板と他方のセラミック基板とが同質であることを特徴とする。このように、金属回路板を介して設けられた両面のセラミック基板を同質の材質から形成することにより、金属回路板を両面から均一に拘束することが可能となり、セラミック回路基板の信頼性が向上する。
【0031】
また、本発明のセラミック回路基板は、金属回路板が銅、アルミニウム、タングステン、モリブテンおよびそれらの合金の少なくとも1種から成ることを特徴とする。
【0032】
このように金属回路板を、低抵抗、高熱伝導性の銅、アルミニウム、タングステン、モリブテンおよびそれらの合金の少なくとも1種から成る金属とすることで、金属回路板の発熱を抑制できるとともに、高い熱放散性を実現できる。
【0033】
また、本発明のセラミック回路基板は、セラミック基板が直接接合法、活性金属接合法およびアルミニウム系ロウ材接合法のいずれかによって金属回路板に接合されていることを特徴とする。
【0034】
金属回路板とセラミック基板の接合方法を、上記の比較的高温での接合方法とすることにより、半導体素子の発熱により高温になったとしても、接合部が熱により軟化することがなく、金属回路板とセラミック基板との接合強度は十分に維持されるため、半導体素子の発熱と冷却に伴う温度サイクルに対しても高い接合信頼性を実現できる。また、接合層を極力薄くすることができるため、界面での熱抵抗を低く抑えることが可能となり、放熱性を向上させることができる。
【0035】
また、本発明の電気回路モジュールは以上説明したセラミック回路基板を具備するとともに、セラミック回路基板の電気素子を搭載した面の反対側のセラミック基板にヒートシンクベースを配設したことを特徴とする。
【0036】
本発明の電気回路モジュールは、以上説明したセラミック回路基板を具備することにより、簡単な構造で優れた熱放散性を有し、高温と低温との間で温度サイクルが加えられてもセラミック基板が破壊することのない信頼性の高い発熱性の電気素子用放熱構造体を得ることができるとともに、セラミック回路基板にヒートシンクベースを配設することで、さらに、放熱性を向上させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
本発明のセラミック回路基板は、図1に示すように金属回路板31と、金属回路板31の両面に接合されたセラミック基板33、及び電気素子、例えば、半導体素子35で構成され、金属回路板31の一方側に設けられたセラミック基板33aには、金属回路板31が露出するように貫通した凹部37が設けられ、凹部37に露出した金属回路31には半導体素子35が接続されている。
【0038】
また、金属回路板31の他方側に設けられたセラミック基板33bには、ヒートシンクベース41が配設されている。
【0039】
このような構造のセラミック回路基板39において、半導体素子35は、例えば、発熱性素子やIGBT、パワー系素子などのように電流を制御する機能を有しており、半導体素子35には電流を制御するための信号を半導体素子35に伝達するための配線(図示せず)が接続されている。
【0040】
また、半導体素子35には電流を流すための配線(図示せず)が接続され、半導体素子35を介して、前記電流を流すための配線から金属回路板35に電流が流れる。電流の流れが逆になる場合があるのは言うまでもない。
【0041】
このようなセラミック回路基板39において、セラミック基板33の厚みは、0.1mm以上、特に0.5mm以上であることが好ましい。このセラミック基板33の厚さを0.1mm以上、特に0.5mm以上とすることで、セラミック基板33に十分な強度と剛性を付与できるため、金属回路板31の熱サイクルに伴う膨張と収縮を十分に拘束することが可能となり、セラミック回路基板39の反りやセラミック基板33の割れを防止することができる。
【0042】
また、金属回路板31の両面に配置されたセラミック基板33に発生する熱応力のバランスを考慮して、一方のセラミック基板33aの厚みが、他方のセラミック基板33bの0.3〜3倍であることが好ましく、さらに、0.5〜1.5倍の範囲がより好ましい。
【0043】
また、本発明のセラミック回路基板39において、金属回路板31の厚さを0.1mm以上とし、セラミック基板33の厚さの5倍以下とすることが好ましい。
【0044】
例えば、セラミック基板33の厚みが0.5mmの場合、金属回路板31の厚みを0.1mm〜2.5mmの範囲にすることが好ましい。この金属回路板31の厚みを0.1mm以上とすることで、セラミック回路基板39の放熱性を高くすることができるとともに、金属回路板31の電気的抵抗を下げることができるため、電流を流した際の金属回路板31の発熱も抑制することができる。また、金属回路板31の厚みをセラミック基板33の5倍以下とすることで、金属回路板31とセラミック基板33との熱膨張係数の差によるセラミック回路基板39の反りを抑制できるとともに、セラミック基板33の割れを抑制できる。
【0045】
また、セラミック基板33は、特に限定されるものではないが、高強度で、低熱膨張係数を有する窒化珪素、窒化アルミニウム、アルミナ、ジルコニアのいずれかを主成分とするものが好ましく、特に、高強度で、且つ熱伝導率が比較的高い窒化珪素焼結体で形成したセラミック基板33が好ましい。
【0046】
また、金属回路板31の両面に配置されるセラミック基板33の種類は、均一に金属回路板31を拘束するという点から同一であることが望ましいが、必ずしも同一のものでなくとも良い。かかる応力制御ないし、反り防止の効果の点からは、表裏のセラミック基板33a、33bの熱膨張係数の差は2.0×10−6mm/℃以内とすることが望ましく、さらに、1.0×10−6mm/℃以内とすることが望ましい。
【0047】
また、金属回路板31は、銅、アルミニウム、タングステン、モリブテンおよびそれらの合金の少なくとも1種を主成分とすることが望ましい。特に熱伝導性、原料コスト、および導電性の点から、銅、アルミニウムを主成分とすることが望ましい。
【0048】
さらに、セラミック基板33と金属回路板31は、直接接合法、活性金属接合法およびアルミニウム系ロウ材接合法のいずれかによって接合されることが好ましい。直接接合法を用いる場合で、金属回路板31が銅製である場合は、酸素を含むCu−Oとの共晶化合物によりセラミック基板33に接合される(銅直接接合法:DBC法)。さらに、金属回路板31がアルミニウム回路板である場合は、けい素を含むAl−Si共晶化合物によりセラミック基板33に接合される(アルミニウム直接接合法:DBA法)。
【0049】
また、活性金属法は、Ti、Zr、Hfなどの活性金属を含有するロウ材を介して金属回路板31をセラミック基板33に接合する方法であり、Alロウ材接合法は、Alを含有するロウ材を介して金属回路板31をセラミック基板33に接合する方法である。
【0050】
本発明に係る半導体モジュールは、上記のように調整したセラミック回路基板39の半導体素子35が搭載される面の反対側の面にヒートシンクベース41を配設して構成される。
【0051】
上記構成に係るセラミック回路基板39およびそれを用いた半導体モジュールとヒートシンクベース41の接合方法としては、高分子を主成分とした接着剤、グリースのみならず、半田、ロウ材等を使用してもよい。また、本発明のヒートシンクベース41は、いわゆるヒートシンク(放熱板)のみを示すものではなく、実装ボードなどのセラミック回路基板39が接合または実装されるものは全て含むものとする。
【0052】
次に、本発明のセラミック回路基板およびそれを用いた半導体モジュールについて実施例を用いて具体的に説明する。
【0053】
【実施例】
12mm角の貫通した凹部37を具備する表1に示す材質、厚みのセラミック基板33a、33bの片面に、Ag−Cu−Tiからなる活性ろうのペーストを塗布した。なお、セラミック基板33a、33bともに外形寸法は33mm角とした。
【0054】
次に、表1に示す材質からなる33mm角の金属回路板31の厚みを表1に示す範囲で変化させ、この金属回路板31の一方側の面に、セラミック基板33aの活性ろうを塗布した面を当接させ、金属回路板31の他方側の面に、セラミック基板33bの活性ろうを塗布した面を当接させ、この積層体を真空中、800℃、10分の条件で接合した。
【0055】
次に、セラミック基板33aの凹部37から露出した金属回路板31にSn−Pb共晶半田ペーストを塗布し、半導体素子35を当接させた。
【0056】
次に、300℃、30分の条件でリフローし、半導体素子35を前記積層体のセラミック基板33aの凹部37から露出した金属回路板31に接合した。
【0057】
以上のような工程で作製したセラミック回路基板39の半導体素子35に電流制御用配線を接続させ、電流用配線を半導体素子35と金属回路板31に接続させた。
【0058】
これらの作製工程のうち、金属回路板31とセラミック基板33の接合後にセラミック基板33の割れの有無、半導体素子35の搭載後にセラミック基板33と半導体素子35の割れの有無を確認し、それぞれの工程での不良率を表1に示した。
【0059】
また、半導体素子35の搭載後に、セラミック回路基板39の反りと熱抵抗を測定し、表1に示した。
【0060】
なお、セラミック回路基板39の反りは、セラミック回路基板39の半導体素子35を搭載しない側のセラミック基板33bの二つの対角を結ぶ線上を表面粗さ計を用いてRmax値を測定し、その平均値を反りの値とした。表1で、反り測定値が0より小さいものはセラミック回路基板39の半導体素子35を搭載しない側のセラミック基板33bの中央部がへこんでいることを示し、反り測定値が0より大きいものはセラミック回路基板39の半導体素子35を搭載しない側のセラミック基板33bの中央部が盛り上がっていることを示している。
【0061】
なお、熱抵抗の測定は、半導体素子35に電流を流し、発熱させ、半導体素子35の温度に敏感なパラメータの温度依存データから、動作時の半導体素子35の温度を算出して熱抵抗を計算するTSP法(Temperature sensitive parameter method)を用いて行った。その結果を表1に示した。
【0062】
比較のために、金属回路板31の片面のみにセラミック基板33aを接合した回路基板(試料No.21)、金属回路板31の片面のみにセラミック基板33bを接合した回路基板(試料No.22)を作製し、それぞれ上記と同様に、回路基板組み立て時および半導体素子搭載時の不良品個数、反り、熱抵抗を求め、その結果も併せて表1に示した。
【0063】
【表1】
【0064】
表1の結果から分かるように、本発明の範囲外である金属回路板31と半導体素子35搭載側のみにセラミック基板33aを設けた試料No.21のセラミック回路基板は、熱応力が大きいため反りが非常に大きくなり、回路基板組み立て時の不良率、半導体素子35搭載時の不良率が非常に高くなった。
【0065】
また、本発明の範囲外である金属回路板31と、半導体素子35搭載側と反対側のみにセラミック基板33bを設けた試料No.22のセラミック回路基板は、熱応力が大きいため反りが非常に大きくなり、回路基板組み立て時の不良が多く、特に半導体素子35搭載側のセラミック基板33aが無いため、金属回路板31の熱膨張が拘束されずに、半導体素子35搭載時の不良率が極端に高くなった。
【0066】
なお、試料No.21、22では良品が得られず、熱抵抗は測定できなかった。
【0067】
これに対して、金属回路板31の両面にセラミック基板33を設け、半導体素子35搭載面側のセラミック基板33aに金属回路板31が露出するような凹部37を形成して、半導体素子35の搭載を可能にするとともに、金属回路板31の熱膨張及び熱収縮を両面から拘束する構造とした本発明のセラミック回路基板39(試料No.1〜20)は、熱応力による反り、及び熱抵抗が共に小さく、反りが50μm以下で且つ熱抵抗が0.5℃/W以下という優れた特性を有している。このため、セラミック回路基板39組み立て時および半導体素子35搭載時の不良品が殆ど発生せず、放熱性にも優れていることがわかる。
【0068】
また、金属回路板31の厚みを0.5mmとし、半導体素子35搭載側のセラミック基板33aと反対側のセラミック基板33bの厚みを同じにして、0.05〜2mmの範囲で変化させた試料No.1〜5では、セラミック基板33の厚みが0.1mm以上の試料で組み立て時、半導体素子35搭載時の不良率が0%ととなり、高い歩留まりを達成できた。また、反りも40μm以下となった。
【0069】
また、金属回路板31の厚みを1mmとし、半導体素子35搭載側のセラミック基板33aと、反対側のセラミック基板33bの厚みを変化させた試料No.6〜9では、片側のセラミック基板の厚みと他方のセラミック基板の厚みの比が0.3〜3倍の範囲を超える試料No.7、9では若干の不良が発生したのに対して、片側のセラミック基板の厚みと他方のセラミック基板の厚みの比が0.3〜3倍の範囲内の試料No.6、8では、組み立て時、半導体素子35搭載時の不良率が0%になり、高い歩留まりを達成できた。
【0070】
また、半導体素子35搭載側のセラミック基板33aと反対側のセラミック基板33bの厚みを0.5mmとし、金属回路板31の厚みを0.08〜3mmの範囲で変化させた試料No.10〜13においては、金属回路板31の厚みが0.1mm未満の試料No.10は、不良は発生していないものの、他の試料に比べ、熱抵抗が0.49℃/Wと若干高くなっている。また、金属回路板31とセラミック基板33との厚みの比が5を超える試料No.13では、熱応力が大きくなるために、若干ではあるが組み立て時、半導体素子35搭載時に不良が発生している。
【0071】
なお、以上説明した試料No.1〜13は、Si3N4製のセラミック基板33とCu製の金属回路板31を組み合わせた例である。
【0072】
セラミック基板33として、Si3N4、AlN、Al2O3、ZrO2を用い、金属回路板31として、Cu、Al、W、Moを用いた試料No.17〜20においても、低い不良率が達成された。
【0073】
また、両面のセラミック基板33を異なる材質とした試料No.17では、同じ材質を用いた場合に比べ、若干、不良率が増加する傾向にあるが、それぞれの厚さを適宜、調整することで、不良率は減少させられるものと推測される。
【0074】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明のセラミック回路基板は、金属回路板の両面をセラミック基板とし、素子搭載面側のセラミック基板に金属回路板が露出するような凹部を形成して、半導体素子の搭載を可能にするとともに、金属回路板の熱膨張を両面から拘束することから、セラミック基板と金属回路板を接合する際に、金属回路板の表裏での熱応力の発生を抑制しながらバランスを保ち、反りの発生を抑える。従って、組み立て時に反りを生じることなく、さらにセラミック基板の亀裂の発生を防ぐことが出来る。
【0075】
また、セラミック回路基板に電気素子を半田などで実装する際にも、中央の銅層が両面のセラミック層によって拘束されているので、反りの発生や、繰返しの熱サイクルによる電気素子や接合部に亀裂が入ることなく使用することが出来る。
【0076】
更に、電気素子が搭載される金属回路板に銅やアルミなどの高熱伝導の金属を用いていることから、電気素子で発生する熱を効率よく外部に放出することができ、しかも簡単な構造であることからセラミック回路基板を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のセラミック回路基板を示す断面図である。
【図2】従来のセラミック回路基板を示す断面図である。
【図3】従来のセラミック回路基板の他の形態を示す断面図である。
【図4】従来のセラミック回路基板とヒートシンクベースとを接続した形態を示す断面図である。
【符号の説明】
31・・・金属回路板
33・・・セラミック基板
35・・・電気素子
37・・・凹部
39・・・セラミック回路基板
41・・・ヒートシンクベース[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a ceramic circuit board mounted with a semiconductor element, particularly a high-output power FET and the like, and excellent in heat dissipation, and an electric circuit module using the same.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as shown in FIG. 2, a ceramic circuit board of a semiconductor element package accommodating a high-output power FET and the like is provided with a
[0003]
The
[0004]
The
[0005]
The
[0006]
In such a
[0007]
However, while the coefficient of thermal expansion of the
[0008]
In order to solve such a problem, as the
[0009]
However, when a copper-tungsten alloy is used as the
[0010]
In order to solve the above-described problem, as shown in FIG. 3, a
[0011]
As shown in FIG. 4, the
[0012]
[Patent Document 1]
JP-A-63-73651
[Patent Document 2]
JP-A-2-146748
[Patent Document 3]
JP-A-15-17627
[Problems to be solved by the invention]
However, in the structure reported in Patent Document 2, although the problem of the warpage of the
[0016]
Further, in the
[0017]
In addition, while the thermal expansion of the joining surfaces of the
[0018]
As described above, various efforts have been made to improve productivity, cost, etc., in addition to heat dissipation and reliability, in a ceramic circuit board for a semiconductor element package containing a high-output power FET and the like. Although it has been done, it has not yet been fully satisfied.
[0019]
INDUSTRIAL APPLICABILITY The present invention can effectively prevent cracks due to thermal stress or warpage from occurring, particularly at the junction between a semiconductor element and a metal circuit board, the junction between a metal circuit board and a ceramic substrate, and the ceramic substrate, and at low cost. It is another object of the present invention to provide a ceramic circuit board having excellent durability and reliability over a long period of time.
[0020]
[Means for Solving the Problems]
The ceramic circuit board of the present invention is formed by joining ceramic substrates to both sides of a metal circuit board, forming a recess on one of the ceramic substrates so that the metal circuit board is exposed, and forming the metal circuit on the recess. An electric element is mounted on the plate.
[0021]
Conventionally, a metal circuit having a large difference in thermal expansion coefficient was connected to an electric element, so that a problem such as breakage of the electric element due to a difference in thermal expansion occurred. The thermal expansion coefficient and thermal contraction of the metal circuit board due to the temperature change are completely restrained from both sides by bonding a ceramic substrate with a smaller coefficient of thermal expansion and higher rigidity to both sides of the metal circuit board with a large size. Since the difference in dimensional change due to a temperature change between the metal circuit board and the electric element can be reduced, the joining reliability between the metal circuit board and the electric element can be improved.
[0022]
In addition, by joining the ceramic substrates to both sides of the metal circuit board, thermal stress on both sides of the metal circuit board is balanced, so that warpage of the ceramic circuit board can be prevented and cracks in the ceramic substrate can be prevented.
[0023]
Further, the ceramic circuit board of the present invention is characterized in that the thickness of one ceramic substrate is 0.1 mm or more and 0.3 to 3 times the thickness of the other ceramic substrate.
[0024]
By setting the thickness of the ceramic substrate to 0.1 mm or more in this manner, the strength of the ceramic substrate can be sufficiently secured, and even if thermal stress due to thermal expansion of the metal circuit board occurs, the ceramic substrate is cracked. The thermal expansion of the metal circuit board can be sufficiently restrained without causing cracks.
[0025]
Further, by making the thickness of one ceramic substrate 0.3 to 3 times the thickness of the other ceramic substrate, the balance of thermal stress generated on the ceramic substrates disposed on both surfaces of the metal circuit board can be made uniform. In addition to suppressing warpage of the ceramic circuit board, cracks in the ceramic substrate can be suppressed.
[0026]
Further, the ceramic circuit board of the present invention is characterized in that the thickness of the metal circuit board is 0.1 mm or more and 5 times or less the thickness of the ceramic substrate.
[0027]
By setting the thickness of the metal circuit board to 0.1 mm or more, the heat radiation of the ceramic circuit board can be sufficiently increased, and by setting the thickness of the metal circuit board to 5 times or less the thickness of the metal circuit board. The generation of excessive stress due to thermal expansion of the material can be prevented.
[0028]
Further, the ceramic circuit board of the present invention is characterized in that the ceramic substrate contains at least one selected from silicon nitride, aluminum nitride, alumina and zirconia as a main component.
[0029]
By using such high-strength and low-thermal-expansion ceramics, the metal circuit board can be sufficiently restrained and the ceramic substrate can be prevented from being broken.
[0030]
Further, the ceramic circuit board of the present invention is characterized in that one ceramic substrate and the other ceramic substrate are of the same quality. In this way, by forming the ceramic substrates on both sides provided through the metal circuit board from the same material, the metal circuit board can be uniformly restrained from both sides, and the reliability of the ceramic circuit board is improved. I do.
[0031]
Further, the ceramic circuit board of the present invention is characterized in that the metal circuit board is made of at least one of copper, aluminum, tungsten, molybdenum and an alloy thereof.
[0032]
By using a metal made of at least one of copper, aluminum, tungsten, molybdenum, and an alloy thereof having low resistance and high thermal conductivity as described above, heat generation of the metal circuit board can be suppressed and high heat can be suppressed. Dissipation can be realized.
[0033]
Further, the ceramic circuit board of the present invention is characterized in that the ceramic substrate is bonded to the metal circuit board by any one of a direct bonding method, an active metal bonding method, and an aluminum-based brazing material bonding method.
[0034]
By setting the joining method of the metal circuit board and the ceramic substrate to the above-mentioned joining method at a relatively high temperature, even if the temperature of the semiconductor element becomes high due to heat generation of the semiconductor element, the joining portion is not softened by heat, and Since the bonding strength between the plate and the ceramic substrate is sufficiently maintained, high bonding reliability can be realized even in a temperature cycle accompanying heat generation and cooling of the semiconductor element. In addition, since the bonding layer can be made as thin as possible, the thermal resistance at the interface can be suppressed low, and the heat dissipation can be improved.
[0035]
Further, an electric circuit module according to the present invention includes the above-described ceramic circuit board, and a heat sink base is provided on the ceramic substrate on the side opposite to the surface on which the electric element of the ceramic circuit board is mounted.
[0036]
The electric circuit module of the present invention includes the above-described ceramic circuit board, has excellent heat dissipation with a simple structure, and can be used even when a temperature cycle is applied between a high temperature and a low temperature. A highly reliable heat-generating heat dissipation structure for an electric element that is not broken can be obtained, and the heat dissipation can be further improved by disposing a heat sink base on the ceramic circuit board.
[0037]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
As shown in FIG. 1, the ceramic circuit board of the present invention includes a
[0038]
Further, a
[0039]
In the
[0040]
Further, a wiring (not shown) for flowing a current is connected to the
[0041]
In such a
[0042]
Further, in consideration of the balance of thermal stress generated in the
[0043]
Further, in the
[0044]
For example, when the thickness of the
[0045]
Further, the
[0046]
Further, the types of the
[0047]
The
[0048]
Further, it is preferable that the
[0049]
The active metal method is a method of joining the
[0050]
The semiconductor module according to the present invention is configured by disposing a
[0051]
As a method for joining the
[0052]
Next, the ceramic circuit board of the present invention and a semiconductor module using the same will be specifically described with reference to examples.
[0053]
【Example】
An active solder paste made of Ag-Cu-Ti was applied to one surface of
[0054]
Next, the thickness of the 33 mm square
[0055]
Next, a Sn-Pb eutectic solder paste was applied to the
[0056]
Next, reflow was performed at 300 ° C. for 30 minutes, and the
[0057]
The current control wiring was connected to the
[0058]
Among these manufacturing steps, the presence or absence of cracks in the
[0059]
Further, after mounting the
[0060]
The warpage of the
[0061]
In the measurement of the thermal resistance, a current is caused to flow through the
[0062]
For comparison, a circuit board (sample No. 21) in which the
[0063]
[Table 1]
[0064]
As can be seen from the results in Table 1, the sample No. having the
[0065]
The sample No. 3 in which the
[0066]
The sample No. 21 and 22, non-defective products were not obtained, and the thermal resistance could not be measured.
[0067]
On the other hand, the
[0068]
In addition, the thickness of the
[0069]
Further, the thickness of the
[0070]
In addition, the thickness of the
[0071]
The sample No. described above was used. 1-13 is an example of combining the Si 3 N 4 made of the
[0072]
Sample No. 3 using Si 3 N 4 , AlN, Al 2 O 3 , and ZrO 2 as the
[0073]
In addition, the sample No. in which the
[0074]
【The invention's effect】
As described above, in the ceramic circuit board of the present invention, the ceramic circuit board is formed on both sides of the metal circuit board, and a concave portion is formed in the ceramic substrate on the element mounting surface side so that the metal circuit board is exposed, thereby mounting the semiconductor element. And the thermal expansion of the metal circuit board is constrained from both sides, so when joining the ceramic substrate and the metal circuit board, balance is maintained while suppressing the occurrence of thermal stress on the front and back of the metal circuit board , Suppress the occurrence of warpage. Therefore, generation of cracks in the ceramic substrate can be further prevented without warping during assembly.
[0075]
Also, when mounting the electric element on the ceramic circuit board with solder etc., since the central copper layer is constrained by the ceramic layers on both sides, warpage occurs and the electric element and the joint due to repeated thermal cycling Can be used without cracking.
[0076]
Furthermore, since the metal circuit board on which the electric elements are mounted is made of a metal with high thermal conductivity, such as copper or aluminum, the heat generated by the electric elements can be efficiently released to the outside, and with a simple structure. For this reason, a ceramic circuit board can be provided at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing a ceramic circuit board of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view illustrating a conventional ceramic circuit board.
FIG. 3 is a sectional view showing another embodiment of a conventional ceramic circuit board.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a form in which a conventional ceramic circuit board and a heat sink base are connected.
[Explanation of symbols]
31 ...
Claims (8)
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