JP2004324982A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】各ロータリー圧縮機1a、1bの吐出管出口部から各吐出配管が合流する合流部4までの各圧縮機の吐出配管の長さを圧縮機の高さの2倍以上にし、各圧縮機の吸入管の各圧縮機へ分岐する分岐部から各圧縮機の吸入部までの長さを各圧縮機の2倍以上にして、弾性梁効果を利用した振動吸収部を成型することで、圧縮機の振動を減衰することにより合流部、分岐部への振動伝達を減少している。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は一つの冷凍サイクルの中に複数台の圧縮機が並列接続されている空気調和機の配管構造に係り、特にローリングピストンタイプ圧縮機を用いたときの振動干渉防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、生活レベル及び施工性の向上により、省スペース化が図られ、建物全体の空気調和を可能にする要求が高まり、それに伴い複数台の圧縮機を並列に接続して室外機の容量を大きくしているものが少なくない。
【0003】
これら複数台の圧縮機を並列に並べた室外機を有する空気調和機の例としては、特開平6−26715号、特開平11−173686号等がある。これら従来の複数台の圧縮機を並列に並べた室外機を有する空気調和機に使われている圧縮機は低圧形の往復式圧縮機であったりスクロール圧縮機であったりした。往復式圧縮機は圧縮部分が圧縮機内部でスプリングで保持されており、スクロール圧縮機はその圧縮方式自身の性質から圧縮機の振動が少なく配管振動対策が容易であったり、均油管をもうけたりすることが出来た。
【0004】
【特許文献1】
特開平06−026715号公報
【特許文献2】
特開平11−173686号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ルームエアコンで一般に使われているローリングピストンタイプ(以下ロータリーと記載する)圧縮機を使用しようとすると、ロータリ圧縮機は圧縮方式の性質から振動が大きく直セル圧縮部分が圧縮機の本体に溶接されており振動が大きくなる。このロータリー圧縮機を複数台設置し同時に運転した場合、それぞれの圧縮機の振動が配管に伝わり配管の合流部分で、伝わってきた振動が干渉しあって増幅して配管に亀裂を生じたり、異常な音が発生する問題を抱えていた。
【0006】
本発明は上記課題を鑑みて ルームエアコンで一般的に使われているロータリ圧縮機を使いながら圧縮機配管の合流部での配管亀裂をなくし、異常な音が発生することをおさえることの出来る空気調和機を提供すること目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る空気調和機は、各ロータリー圧縮機の吐出管出口部から各吐出配管が合流する合流部までの各圧縮機の吐出配管の長さを圧縮機の高さの2倍以上にし、各圧縮機の吸入管の各圧縮機へ分岐する分岐部から各圧縮機の吸入部までの長さを各圧縮機の2倍以上にして、それぞれU字あるいは円形あるいはW字に成型している。
【0008】
このような構成により、圧縮機の振動を減衰することにより合流部、分岐部への振動伝達を減少している。
【0009】
さらに、合流部、分岐部を固定することにより一方の圧縮機の振動を他の圧縮機側に伝えないようにし異常な振動、音の発生をふせいでいる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0011】
(実施の形態1)
図1は本発明の1実施例の冷凍サイクルを表す図である。図1において、冷房運転時の冷媒の流れの順に構成を説明すると、圧縮機1a、1bで圧縮された冷媒はそれぞれ吐出管にもうけられた逆止弁3a、3bを通過しそれぞれの吐出管の合流部4で合流しオイルセパレータ5に入る。オイルセパレータ5でオイル分離された冷媒は、4方弁6を通って室外熱交換器7に入って凝縮し、液冷媒となり膨張弁8で減圧され、接続配管を伝って室内機側にみちびかれ室内熱交換器9で蒸発する。室内熱交換器9で蒸発した気体冷媒は、接続配管により室外側に導かれ4方弁6を通ってサブアキュームレータ10に入って気液分離され、分岐部11でそれぞれの圧縮機1a、1bのアキュームレータ2a、2bに吸入管を通って帰っていく。オイルセパレータ5で分離されたオイルは4方弁6とサブアキュームレータ10の間の配管に戻される。
【0012】
図2は図1の冷凍サイクルの圧縮機1a、1bとオイルセパレータ5、サブアキュームレータ10、それぞれの間の配管を表したものである。吐出側では逆止弁3a、3bと合流部4の間の吐出管にそれぞれ概略圧縮機の高さのU字トラップ12a、12bを、吸入側にはアキュームレータ2、2bと分岐部11の間の吸入管にそれぞれ概略圧縮機の高さのU字トラップ13a、13bを設けてある。また、合流部4とオイルセパレータ5、サブアキュームレータ10と分岐部11の間はそれぞれ接近しており、短い配管で接続されている。
【0013】
上記のように構成された配管形状での振動減衰効果を説明すると、圧縮機1a、1bが運転すると圧縮機は1a、1bは回転方向に振動する。吐出側ではその振動が逆止弁3a、3bによりほとんど減衰せずU字トラップの入り口まで伝えられるが、U字トラップではその長い直線部弾性及びU字の底の部分を支点とする弾性梁の効果により振動が吸収され減衰される。U字トラップの出口は合流部4につながっているが、既に振動はU字トラップで十分小さくなっており、合流部4は短い配管で結ばれたオイルセパレータ5の大きな質量をうけてほとんど振動しなくなっている。吸入側ではその振動がアキュームレータ2a、2bによりほとんど減衰せずU字トラップの入り口まで伝えられるが、U字トラップではその長い直線部弾性及びU字の底の部分を支点とする弾性梁の効果により振動が吸収され減衰される。U字トラップの出口は分岐11につながっているが、既に振動はU字トラップで十分小さくなっており分岐部11は短い配管で結ばれたサブアキュームレータ10の大きな質量をうけてほとんど振動しなくなっている。
【0014】
さらに振動が減衰した後の合流部4あるいは分岐部12をゴムなど緩衝材を介して本体に固定すると残った振動を本体の質量で吸収することができ、圧縮機1a、1bのそれぞれの振動の影響をさらに効果的になくすことができる。
【0015】
本実施例では吐出管、吸入管をU字状に成形していたが、長い直線、円形、またはW字状に成形しても同様の結果が得られる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、この空気調和機の請求項1記載の発明によると、各ロータリー圧縮機の吐出管出口部から各吐出配管が合流する合流部までの各圧縮機の吐出配管の長さを圧縮機の高さの2倍以上にし、各圧縮機の吸入管の各圧縮機へ分岐する分岐部から各圧縮機の吸入部までの長さを各圧縮機高さの2倍以上にすることにより、圧縮機の振動を減衰することができ、合流部、分岐部への振動伝達を減少して、ルームエアコンで一般的に使われているロータリ圧縮機を使いながら圧縮機配管の合流部での配管亀裂をなくし、異常な音が発生することをおさえることの出来るという効果がある。
【0017】
請求項2記載の発明によると、上記合流部あるいは上記分岐部を本体に固定しているので、長くした吐出管あるいは吸入管で減衰した圧縮機1a、1bのそれぞれの振動の影響をさらに効果的になくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における空気調和機の冷凍サイクル図
【図2】本発明の実施の形態における空気調和機の圧縮機付近の配管図
【符号の説明】
1a 圧縮機
1b 圧縮機
3a 逆止弁
3b 逆止弁
4 吐出管合流部
5 オイルセパレータ
6 4方弁
7 室外熱交換器
8 膨張弁
9 室内熱交換器
10 サブアキュームレータ
11 吸入管分岐部
12a 吐出管U字成形部
12b 吐出管U字成形部
13a 吸入管U字成形部
13b 吸入管U字成形部
Claims (4)
- 一つの冷凍サイクルの中に複数台のロータリー圧縮機が並列接続されており、各圧縮機の吐出管出口部から各吐出配管が合流する合流部までの吐出配管の長さが圧縮機の高さの2倍以上であり、各圧縮機の吸入管の各圧縮機へ分岐する分岐部から各圧縮機の吸入部までの長さが圧縮機高さの2倍以上である空気調和機。
- 請求項1記載の空気調和機であって、圧縮機の吐出管出口部と合流部の間の吐出配管と、圧縮機の吸入部と吸入管分岐部の間の吸入配管に弾性梁による振動減衰手段を設けたことを特徴とする空気調和機。
- 請求項2記載の空気調和機であって、弾性梁による振動減衰手段が配管をU字、円形、又はW字型に成形してなるものであることを特徴とする空気調和機。
- 請求項1記載の空気調和機であって、合流部あるいは分岐部のどちらか、あるいは両方を空気調和機本体につながる部分で固定したことを特徴とする空気調和機。
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