JP2004322802A - モータ駆動車両用サスペンション装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】モータ12のモータハウジング30に連結部32を設け、モータ12がその連結部32によって規定される軸線回りに回転可能なように、モータ12と車体とを連結する。そして、モータ軸34の先端部と車輪40とを固定式の等速ジョイント20を介して連結する。このようにモータ12を配設することで、そのモータ12自体をサスペンションアームとして機能させるサスペンション装置が得られる。このような構成のサスペンション装置では、車体と車輪40との間にモータ12が配設されることで車両のコンパクト化が図れ、また、ホイールインモータ方式と比較して、ばね下重量を小さくできる。また、サスペンションアームの数を減じることができるため、車両の軽量化が図れる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータ駆動車両のサスペンション装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車やハイブリッド自動車等のモータ駆動車両では、車輪の駆動源にモータが用いられる。そのモータ駆動車両において、車輪を駆動する駆動用モータの配設数,配設方法等は様々である。1つの車輪を1つのモータで駆動する方法は、トランスミッションやディファレンシャルギヤ等を介さずにモータの駆動力を車輪に伝達することができるため、駆動力の伝達ロスが少ないというメリットを有する。1つの車輪を1つのモータで駆動する場合、モータの配設方法として、これまでに、例えば、モータが車体に固定的に取り付けられる配設方法と、モータが車輪装置に固定的に取り付けられる配設方法がある。前者は、下記特許文献1に記載されているように、モータが車体に固定され、かつ、車輪装置がサスペンション装置によって支持された状態において、そのモータのモータ軸と車輪とが駆動軸および2つのジョイントを介して車輪に接続された構造のものが一般的である。また、後者は、ホイールインモータ方式とも呼ばれ、下記特許文献2に記載されているように、車輪とモータとを一体的に組み付けた車輪装置が、サスペンション装置によって支持される構造とされる。いずれの配設方法であっても、サスペンション装置の機構とは別にモータが配設されるのである。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−257207号公報
【特許文献2】
特開平8−289501号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果】
上記のモータが車体に固定される配設方法では、モータを配設する空間が、車体自体に必要とされ、また、比較的長い駆動軸を必要とすることから、モータおよび駆動軸を含めた駆動装置が大型化するという欠点がある。一方、ホイールインモータ方式では、車体にモータを配設しなくてよく、比較的コンパクトな駆動装置が実現される。しかし、サスペンション機構に関して言えば、モータが車輪と一体的に上下動するため、いわゆる「ばね下重量」が増加するという欠点がある。本発明は、そのような実情を考慮し、モータ駆動車両において、車輪を駆動するモータの配設方式をこれまでにない新たな方式とし、車両性能を向上させることを課題としてなされたものである。
【0005】
本発明のモータ駆動車両用サスペンション装置は、モータで駆動される車両に装備されるサスペンション装置であって、(a)車体に対して揺動可能に連結されたモータハウジングと、(b)そのモータハウジングに回転可能かつ軸方向に移動不能に保持され、そのモータハウジングから伸び出す先端部が車輪軸にジョイントを介して連結されて車輪を回転させるモータ軸とを有するモータを備え、そのモータが、サスペンションアームを構成することを特徴とする。
【0006】
本サスペンション装置によれば、モータ自体がサスペンションアームとして機能する。つまり、モータは、モータハウジングと車体とが連結された箇所を中心にして、車輪の上下動に合わせて揺動するように配設される。モータが車輪と一体的な状態とされておらず、モータの重量の一部を車体が負担するため、ホイールインモータ方式と比較して、ばね下重量が小さくなる。また、モータをサスペンションアームとして機能させているため、モータを車体と車輪との間に配設することができ、車体にモータを固定する空間を必要とせず、また、モータと車輪とを繋ぐ駆動軸等を必要としないことから、軽量,コンパクトな車両構造が実現される。さらに、サスペンションアームの1つをモータに置き換えることが可能であり、その点においても、車両の軽量化が図れる。
【0007】
本サスペンション装置は、前輪側に用いてもよいし、後輪側に用いてもよい。また、操舵輪のサスペンション装置とすることも、また、非操舵輪のサスペンション装置とすることも可能である。本サスペンション装置は、その形式が限定されるものではなく、例えば、ダブルウィッシュボーン式(コンベンショナルなものとマルチリンク式との両者を含む)、ストラット式(マクファーソン式)等、種々の形式のものとすることができる。本サスペンション装置をダブルウィッシュボーン式のものとする場合には、モータがアッパアームとなるようにサスペンション装置が構成されてもよいし、ロアアームとなるようにサスペンション装置が構成されてもよい。また、モータをサスペンションアームとして機能させる場合、通常のサスペンション装置における種々の形状のアームとして機能させることが可能である。具体的に言えば、Aアーム,Iアーム,Hアーム等の様々なサスペンションアームして機能させることができるのである。なお、ジョイントには、例えば、ツェッパ型ジョイント,固定式トリポード型ジョイント等の固定式の等速ジョイント等を用いることができる。
【0008】
本発明のモータ駆動車両用サスペンション装置においては、前記モータハウジングが、前記モータ軸の先端部とは反対側に位置する端部において、車体に連結された態様で実施することが可能である。モータは、モータハウジングのいずれの部分でも車体と連結させることが可能であるが、本態様によれば、車体と車輪との間にモータの全体を位置させることができることから、コンパクトな車両が実現される。
【0009】
本発明のモータ駆動車両用サスペンション装置は、前記モータハウジングが、前記モータの軸方向の中間位置となる部分において、車体に連結された態様で実施することが可能である。本態様によれば、ばね下重量に及ぼすモータの影響が小さくなるような状態で、モータを配置することが可能である。例えば、車体と連結する位置を、モータの重心位置付近を支持するような位置とすることもでき、また、サスペンション装置全体としてばね下重量が小さくなるような位置(例えば、モータの一部を車輪に対するカウンタウェイトとするような態様)とすることもできる。
【0010】
本発明のモータ駆動車両用サスペンション装置は、少なくともロアアームとアッパアームとの2つのサスペンションアームを備える場合に、前記モータが、前記アッパアームを構成する態様で実施することが可能である。例えば、ダブルウィシュボーン式のサスペンション装置等では、車両の旋回時等においてアッパアームに作用する力(例えば、横力等)はロアアームに作用する力よりも小さいため、モータをアッパアームとしてサスペンション装置を構成すれば、モータ、ジョイント等にかかる負荷を小さくすることが可能である。本発明のモータ駆動車両用サスペンション装置をマルチリンク式ものとする場合、モータは、ロアアームを除くサスペンションアームであれば、どのサスペンションアームとして機能させることもできる。その場合、上記モータ等へ作用する力ができるだけ小さいサスペンションアームとして機能させれば、モータ等の負担を可及的に軽減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のいくつかの実施形態およびそれらの変形態様を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記実施形態に限られるものではなく、それらの実施形態の他、前記〔発明が解決しようとする課題,課題解決手段および効果〕の項に記載された態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した形態で実施することができるのである。
【0012】
<第1実施形態>
図1に、本実施形態のモータ駆動車両用サスペンション装置(以後、サスペンション装置と略記する)の斜視図を示し、図2に、そのサスペンション装置にタイヤ,ホイール,ディスクロータ等が取り付けられていない状態の平面図を示す。図に示すサスペンション装置は、操舵輪である右前輪のものであり、モータ12,ロアアーム14,ショックアブソーバASSY16,ステアリングナックル18,等速ジョイント20,タイロッド22を含んで構成されている。
【0013】
モータ12は、モータハウジング30に、ステータ,ロータ,モータ軸34等が組み込まれた構造をなしており、モータハウジング30の一端部からモータ軸34の一部が延び出すような形状とされている。また、モータハウジング30の他端部には、2つの連結部32が、両者を結ぶ線が概ね水平となる位置に設けられている。モータ12は、それら2つの連結部32において図示を省略する車両の車体と連結され、それら2つの連結部32に共通する軸線である軸線Bを中心に、回動可能つまり揺動可能とされている。詳細は後述するが、モータ軸34の一端部は、等速ジョイント20に連結され、モータ12は、その等速ジョイント20を介して車輪40に回転駆動力を伝達する。等速ジョイント20は、固定式の等速ジョイントであるツェッパ型等速ジョイント(図3参照)であり、モータ軸34の軸線と車輪40の回転軸線とがなす角度の変化(傾動)は許容しているが、両者のそれら軸線方向における変位は許容していない。そのため、モータ12は、車輪40の車体に対する相対移動の一部を規制する機能を有しており、サスペンションアームとして機能するのである。
【0014】
ロアアーム14は、いわゆるAアームであり、4つの連結部50,52,54,56を有している。ロアアーム14は、2つの車体側連結部50,52において、それらによって規定された軸線を中心に回動可能な状態で車体と連結されており、車体に対する連結部54,56の相対移動が概ね上下の方向にだけ許容されている(正確には連結部50,52の軸線を中心とする円周上である)。ロアアーム14は、対アブソーバ連結部54において、ショックアブソーバASSY16と連結している。ショックアブソーバASSY16の下部は、概してコの字形状をなしており、ショックアブソーバASSY16がモータ軸34およびモータハウジング30と干渉しないようにされている。ショックアブソーバASSY16は、コの字形状をなした部分のさらに下部に逆U字形状の対アーム連結部66を有しており、その対アーム連結部66と対アブソーバ連結部54とが、ロアアーム14の上記回動を許容する状態で係合しているのである。また、ショックアブソーバASSY16の上部は、図示を省略するが車体に連結されており、車輪40の上下動に伴いショックアブソーバASSY16が伸縮する。
【0015】
ステアリングナックル18は、ナックル本体80,ロアアーム連結部材84等を含んで構成されている。ナックル本体80は、ブレーキ装置支持部90,ナックルアーム部92を有しており、ブレーキ装置支持部90にディスクブレーキ装置94が取り付けられ、ナックルアーム部92にタイロッド22がボールジョイントを介して連結させられている。ナックル本体80は、それ自身の下部に2つの連結部材取付部96を有しており、それら2つの取付部96の下端に、ロアアーム連結部材84がその両端部を固定された状態で取り付けられている。図3に、ステアリングナックル18,等速ジョイント20,モータ12等を車両の前方から見た断面図を示す。ロアアーム連結部材84は、それ自身の中央において、ロアアーム14の連結部56とボールジョイント100を介して連結させられている。ナックル本体80は、中央に車輪40の回転軸線と平行な貫通穴101を有しており、その貫通穴101の内面には、鍔の部分においてナックル本体80に固定された鍔付円筒部材102を介して、軸受104が保持された構造とされている。車輪40を支持するハブ112は、上記軸受104に嵌挿されることで、ステアリングナックル18に回転可能に保持されている。
【0016】
等速ジョイント20は、外輪108と一体的に形成された車輪側軸110を有し、車輪側軸110は、ハブ112に嵌挿され、それらは軸方向に相対移動不能かつ相対回転不能な状態とされている。また、等速ジョイント20は、内輪114に、モータ軸34の端部を嵌入させており、内輪114とモータ軸34とは互いに相対回転不能かつ軸方向に相対移動不能な状態とされる。等速ジョイント20は、モータ軸34と車輪側軸110との傾動を許容しつつ、モータ軸34と車輪側軸110との間の回転伝達を可能な構造とされており、車輪40が車体に対して相対変位した状態であっても、車輪40はモータ12により回転駆動される。
【0017】
以上の説明から解るように、ステアリングナックル18は、ロアアーム14とのボールジョイント100を介した連結と、モータ12との等速ジョイント20を介した連結とにより、上下の移動と操舵のための回動とが許容される。車輪の操舵は、ステアリングホイールに繋がるタイロッド22によってなされ、ボールジョイント100の中心と等速ジョイント20の中心とを結ぶ線が、その操舵における回動軸線である仮想キングピン軸線となる。
【0018】
モータハウジング30には、ベアリング140,142を介して、モータ軸34が回転可能に支持されている。モータ軸34は大径部144を有し、その大径部144がベアリング140,142に挟まれ、モータハウジング30に対するモータ軸34の軸方向への相対移動が規制される。大径部144には、ロータ150が相対移動不能かつ相対回転不能に設けられており、モータハウジング30の内壁面には、ステータ152が固定的に設けられている。モータ12は、いわゆる交流同期電動機とされており、ステータ152が有するコイルに三相交流が供給されることで、永久磁石を保持したロータ150が回転させられ、モータ軸34が回転させられる。
【0019】
モータハウジング30には車体と連結するための連結部32が2つ設けられており、それら2つの連結部32は同軸的に位置し、それらの共通軸線である軸線Bは、モータ軸34の軸線Mと直交し、車両の前後方向に概ね平行とされている。それら2つの連結部32は、それぞれが防振ゴムを含んで構成されるブシュ160を有しており、それらブシュ160を介して車体側の連結部材と係合するようにされている。
【0020】
以上のように構成された本実施形態のサスペンション装置において、モータ12は、2つの連結部32および等速ジョイント20の中心がそれぞれ連結部となるところの、いわゆるAアームとして機能する。そして、モータ12は、ロアアーム14に対するアッパーアームとして機能し、本サスペンション装置は、トラディショナルなダブルウィッシュボーン式のものに相当する装置とされているのである。
【0021】
<第2実施形態>
図4に、本実施形態のサスペンション装置の斜視図を示す。本実施形態のサスペンション装置は、サスペンションの形式で言えば、ダブルウィシュボーン式の一種であるマルチリンク式のサスペンション装置として構成されている。上記実施形態においては、モータハウジング30の端部に2つの連結部32が設けられていたが、本実施形態ではモータ軸34の軸線上に連結部が1つだけ設けられている。本実施形態は、上記実施形態と同様な箇所が多いため、異なる部分を中心に説明する。モータハウジング30のモータ軸34とは反対側の端部に1つの連結部200が設けられており、その連結部200はブシュ202を有している。そのブシュ202の軸線Bは、上記実施形態と同様に、モータ軸34の軸線Mと直交し、車両の前後方向に概ね平行とされている。
【0022】
ステアリングナックル210は上方に伸びるアーム連結部212を有しており、そのアーム連結部212とアーム214とがボールジョイント216を介して連結させられている。アーム214は、それ自身の車体側の端部にブシュ218を備えており、そのブシュ218を介して車体と連結される。本実施形態では、アーム214とモータ12との両者が、それぞれアッパアームの1つとして機能する。形状的な分類で言えば、両者とも、いわゆるIアームとして用いられている。なお、アーム連結部212とアーム214とを連結させるボールジョイント216の中心,等速ジョイント20の中心,および,ロアアーム連結部材96が有するボールジョイント100の中心が、概ね一直線上に並ぶようにされており、その一直線が仮想キングピン軸線とされ、操舵においては、その軸線を中心に車輪40が回動する。
【0023】
<第3実施形態>
図5に、本実施形態のサスペンション装置の斜視図を示す。上記2つの実施形態のサスペンション装置は、操舵輪用のサスペンション装置であるが、本実施形態のサスペンション装置は、非操舵輪用のサスペンション装置である。本実施形態のサスペンション装置は、第1実施形態のサスペンション装置と多くの部分が同じであるため、異なる部分を中心に説明する。
【0024】
本実施形態において、図5に示すように、ロアアーム250は補助アーム252を備えており、いわゆるHアームとして構成されている。ロアアーム250は連結部254,256を有し、連結部254は、ブシュを介して、車輪を回転可能に支持する車輪支持部材260と連結させられている。また、連結部256には補助アーム252の一端部が連結させられ、その補助アーム252の他端部が車輪支持部材260のアーム部258と連結させられている。この補助アーム252によって、上下方向の軸線を中心とする車輪40の回動が規制される。
【0025】
車輪支持部材260は、それ自身の下部に2つのロアアーム取付部262を有しており、それらの間にロアアーム250の連結部254が取り付けられている。2つの取付部262には、それぞれ同軸的な貫通穴が設けられており、それらの貫通穴に軸部材が挿通されており、連結部254がブシュを介してその軸に支持されることで、ロアアーム250と車輪支持部材260との相対的な回動が許容されている。
【0026】
本実施形態のサスペンション装置では、上記第1実施形態のものと同様、モータ12は、Aアームとして機能し、また、ロアアーム250に対するアッパーアームとして機能している。本実施形態のサスペンション装置も、ダブルウィッシュボーン式のサスペンション装置の一態様である。
【0027】
<第4実施形態>
上記実施形態においては、モータ12が車体と連結されるための連結部32が、モータハウジング30のモータ軸34とは反対側の端部に設けられていたが、本実施形態のサスペンション装置では、図6に示すように、連結部300が、モータハウジング30の両側のそれぞれに設けられている。その他は第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。それら2つの連結部は同軸的に設けられており、それらの共通軸線である軸線Bは、モータ軸34の軸線Mと直交し、車両の前後方向に概ね平行とされている。モータ12は、その軸線Bを中心に揺動可能とされているのである。本実施形態においては、モータ12の重心が概ね軸線B上に位置するようにされている。そのため、モータハウジング30の端部において車体と連結されるよりも、ばね下重量が小さくなっている。本実施形態のサスペンション装置は、モータハウジング30が、モータの軸方向の中間位置となる部分において、車体に連結されたサスペンション装置の一態様である。
【0028】
<変形態様>
上記いずれの実施形態においても、モータ12のアームとしての長さ(具体的には、等速ジョイント20の中心点と連結部32によって規定されるモータ12の揺動軸線との距離)を任意に設定してサスペンション装置を構成することが可能である。また、上記実施形態のいずれも、モータ12の揺動軸線である軸線Bと、モータ12の軸線である軸線Mとが、同一平面上に位置するようにされているが、このことは必須ではない。また、上記実施形態のいずれも、軸線Bと軸線Mとが直角に交差するようされているが、このことも必須ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態であるサスペンション装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示すサスペンション装置から車輪やディスクロータ等を外した状態を示す平面図である。
【図3】図1に示すサスペンション装置の一部を車両の前方から見た場合の断面を示す図である。
【図4】上記とは別の実施形態であるサスペンション装置を示す斜視図である。
【図5】さらに別の実施形態であるサスペンション装置を示す斜視図である。
【図6】さらに別の実施形態であるサスペンション装置を示す平面図である。
【符号の説明】
12:モータ 14:ロアアーム 16:ショックアブソーバASSY 18:ステアリングナックル 20:等速ジョイント 22:タイロッド 30:モータハウジング 32:連結部 34:モータ軸 40:車輪 112:ハブ 160:ブシュ 200:連結部 202:ブシュ 210:ステアリングナックル 212:アーム連結部 214:アーム 250:ロアアーム 252:補助アーム 254,256:連結部 260:車輪支持部材 300:連結部
Claims (4)
- モータで駆動される車両に装備されるサスペンション装置であって、
(a)車体に対して揺動可能に連結されたモータハウジングと、(b)そのモータハウジングに回転可能かつ軸方向に移動不能に保持され、そのモータハウジングから伸び出す先端部が車輪軸にジョイントを介して連結されて車輪を回転させるモータ軸とを有するモータを備え、そのモータが、サスペンションアームを構成することを特徴とするモータ駆動車両用サスペンション装置。 - 前記モータハウジングが、前記モータ軸の先端部とは反対側に位置する端部において、車体に連結された請求項1に記載のモータ駆動車両用サスペンション装置。
- 前記モータハウジングが、前記モータの軸方向の中間位置となる部分において、車体に連結された請求項1に記載のモータ駆動車両用サスペンション装置。
- 当該サスペンション装置が、少なくともロアアームとアッパアームとの2つのサスペンションアームを備え、前記モータが、前記アッパアームを構成する請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のモータ駆動車両用サスペンション装置。
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