JP2004321988A - 清掃工具 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧縮空気を用いる清掃工具において、十分な吸引力を達成し、使い勝手を向上させる。
【解決手段】清掃工具1は、異物が通過する通路2を備えた筒体3と、筒体3の後端に着脱可能に取り付けられた異物の収納箱5と、逆止弁8と、収納箱5に設けた通気孔9と、筒体3の先端部において噴射口11aが筒体3の外方を向くよう配置された第1の噴射管11と、筒体3の先端部の内部で噴射口12aが筒体3の内方を向くよう配置された第2の噴射管12と、両噴射管に接続された切り替え弁13を有する。空気圧を吹き飛ばし又は吸い込みのいずれか一方のみに使用するので強い作用が得られる。筒体の開口先端の内部に内向きに空気を噴射するので特に吸い込み力が強い。集めた異物は収納箱に閉じ込めるので、ホースを引き回す必要がなく使い勝手がよい。収集した異物の廃棄が容易である。
【選択図】図1
【解決手段】清掃工具1は、異物が通過する通路2を備えた筒体3と、筒体3の後端に着脱可能に取り付けられた異物の収納箱5と、逆止弁8と、収納箱5に設けた通気孔9と、筒体3の先端部において噴射口11aが筒体3の外方を向くよう配置された第1の噴射管11と、筒体3の先端部の内部で噴射口12aが筒体3の内方を向くよう配置された第2の噴射管12と、両噴射管に接続された切り替え弁13を有する。空気圧を吹き飛ばし又は吸い込みのいずれか一方のみに使用するので強い作用が得られる。筒体の開口先端の内部に内向きに空気を噴射するので特に吸い込み力が強い。集めた異物は収納箱に閉じ込めるので、ホースを引き回す必要がなく使い勝手がよい。収集した異物の廃棄が容易である。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場等の生産現場において、粉塵・切り子・切削屑・微小な不要部品等の異物を吹き飛ばして除去し、又はこれを吸込んで飛散させることなく容器内に収納できる清掃工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工場等の生産現場における製品の製造形態としては、ラインに沿って流れていく製品に流れ作業で加工乃至組立てを施していく流れ生産方式が広く行なわれていた。しかしながら、近年、製品のライフサイクルが短縮化し、これに伴い効率的な多品種少量生産方式が求められるようになったため、生産現場ではいわゆるセル生産方式の導入が進められるようになった。これは、少人数の作業者が多数の工程を受け持つ生産方式であり、部品箱を並べ替えれば生産品目を容易に変えることができる点において、従来の流れ作業と異なり多品種少量生産に適合している。
【0003】
上記セル生産方式は1ヶ所で様々な工程をこなす必要があることから、効率的な多品種少量生産を実現するためには、工場の設備はなるべく簡易化し、動力源はなるべく単一化し、工数を削減することが好ましい。例えば、セル生産方式において、部品を機械加工する工程と、これを電気製品等の精密機器の一部品として取り付ける工程があるとする。何れの工程でも異物の除去作業は必要である。しかし、機械加工では切り子を圧縮空気で吹き飛ばしてもよいが、電気製品の一部品として組み立てる工程では、異物の介在によって電気的な不具合が生じるのを防止する為、圧縮空気による吹き飛ばしは避けて電気掃除機を用いて吸込む方式が好ましい。
【0004】
しかし、このように、一方で異物の吹き飛ばしに圧縮空気を用い、他方では異物の吸込みに電気を用いるのでは、効率的な多品種少量生産を実現するために工場の設備をなるべく簡易化したいという要求に反する。そこで、生産現場で広く使用されている設備である圧縮空気の供給源を用いて異物の吹き飛ばしと吸込みの両方を行なおうとするエアガンの考案が下記特許文献1において提案されている。
【0005】
このエアガン100は、図3に示すように、一端が吸引口101、他端が排気口102としてそれぞれ開口した吸引通路103を有している。この吸引通路103 は、中央部が小径のベンチュリ管構造となっている。この中央部には、排気口102に向けて噴射ノズル104が配置され、後方に圧搾エアを噴射することによってエジェクタ作用で吸引口101から異物を吸込み、排気口102から外部に噴射放出することができる。排気口102にホース105を介して集塵機を接続すれば異物の飛散はないものとされる。また、吸引通路103の吸引口101の後方には、吸引通路103と離れた位置に噴射口106が設けられ、前方に圧搾エアを噴射して異物を吹き飛ばすことができるようになっている。噴射ノズル104と噴射口106から出る圧搾エアは共通の空気源から来る。噴射ノズル104と噴射口106はそれぞれ別々のボタンでそれぞれ独立に操作でき、吸引と噴射を用途に合わせた任意の組み合わせで行なうことができる。すなわち噴射ノズル104と噴射口106はそれぞれ独立に使用することもできるし、同時に使用することもできる。
【0006】
【特許文献1】
登録実用新案第2517327号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記エアガン100によれば、ベンチュリ管構造の中央に噴射ノズル104を配置してエジェクタ作用で吸込みを行なうとされているが、実際には係る構造では十分な吸引力が得られないという問題があった。特に、吸込みと噴射を同時に行なう場合には、エア源が同じであるため、噴射側に配分されるエアの分だけ吸引力も落ち、十分な吸込みができなかった。また、前記エアガン100では、吸引した異物を排気口102からホース105を介して集塵機に集めるが、異物の除去作業時に作業者がエアガン100を手に持ってホース105を引き回さなければならず、操作が煩雑であった。また、エア源からの流量を調整できず使い勝手が良くなかった。
【0008】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであって、圧縮空気を用いて異物の吸引と吹き飛ばしを選択的に行なう清掃工具において、十分な吸引力を達成する吸引手段の構造を提案するとともに、吸引した異物を貯蔵できるようにしてホースの引き回しをなくして使い易くし、さらに、エア源からの流量を調整可能とすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された清掃工具1は、異物が通過するための通路2が貫通した筒体3と、該筒体3の後端に着脱可能に取り付けられて前記通路2を通過した前記異物を収納する収納箱5と、前記通路2と前記収納箱5の間に開閉可能に設けられて前記収納箱5内に収納された前記異物が前記通路2に戻るのを防止する逆止弁8と、前記収納箱5に設けられた通気孔9と、その噴射口11aが前記筒体3の先端部において前記筒体3の外方を向くように配置された第1の空気噴射手段11と、その噴射口12aが前記筒体3の先端部に近接した前記筒体3の内部において前記筒体3の内方を向くように配置された第2の空気噴射手段12と、前記第1の空気噴射手段11と前記第2の空気噴射手段12を圧縮空気源20に選択的に接続する切り替え手段13とを有している。
【0010】
請求項2に記載された清掃工具は、請求項1記載の清掃工具1において、前記切り替え手段13と前記圧縮空気源20の間に流量調整手段15を設けたことを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載された清掃工具は、請求項1記載の清掃工具1において、前記第1の空気噴射手段11が、前記筒体3の外面に沿って配置され、前記噴射口11aが前記筒体3の先端と該先端の前方の所定位置との間で移動可能となるように伸縮自在とされた噴射管であることを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載された清掃工具は、請求項1記載の清掃工具1において、前記筒体3の後端が拡径したフランジ部4とされており、前記収納箱5の前端が前記フランジ部4に着脱可能に取り付けられる開口部6とされており、前記逆止弁8は前記フランジ部4内に開口した前記通路2の開口2aに設けられていることを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載された清掃工具は、請求項1記載の清掃工具1において、前記通気孔9にフィルター10が設けられたことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図1及び図2を参照して説明する。
本清掃工具1の構造を説明する。
図1に示すように、この清掃工具1は、吸込んだ異物を通過させるための通路2を備えた筒体3を有している。通路2は筒体3を貫通しており、筒体3の先端と後端で開口している。筒体3は内径が一定の円筒形であり、後端は拡径したフランジ部4とされている。
【0015】
このフランジ部4には、前記通路2を通過した前記異物を収納する収納箱5が着脱可能に取り付けられている。収納箱5は略円筒形の容器であり、その内径が筒体3よりも大径なので収容力があり、軸方向の寸法が筒体3よりも短いので清掃工具1として手元で使用するのに邪魔にならない。収納箱5の前端は開口部6となっており、該開口部6には周状の挿入段部7が形成されて前記筒体3のフランジ部4にワンタッチで容易に脱着できるようになっている。
【0016】
筒体3の通路2と収納箱5の間には、収納箱5に収納した異物が通路2に戻らないようにするための逆止弁8が設けられている。本例では、逆止弁8は前記フランジ部4内に開口した前記通路2の開口2aに設けられているが、通路2の開口2aを閉止するものであれば、通路2の開口2aに近接した収納箱5の内壁に設けても良い。この逆止弁8は、通路2の開口2aを負荷のない状態では閉止し、後述する吸引が行なわれて異物が吸込まれる場合には開いて異物を収納箱5に受け入れるが、受け入れ後は逆に異物が収納箱5から通路2に移動するのを防止する機能を有する。
【0017】
本例の逆止弁8は、例えばゴム等の弾性変形可能な材料からなる板材乃至シート材の一端を筒体3に固定したものであり、簡単な構造で高い逆流防止効果が得られるが、これ以外の構造も採用し得る。例えば、板状の剛性のある弁体の一端を回動可能な機械要素 (例えばヒンジ)で開口2aの近傍に取り付け、ばね等の付勢手段で弁体が開口2aを閉止する方向に付勢するようにする。弁体と開口2aの間にパッキン等の封止材料を設けて逆止効果をさらに高めても良い。この構造はやや複雑であるが、付勢手段の付勢力を吸引力や異物の大きさ等に対応させて任意に設定することができる。
【0018】
前記収納箱5には通気孔9が設けられている。本例の清掃工具1は、吸引した異物をホースを介して集塵機等に集めるものではなく、またそのまま後方に噴射・排出してしまうものでもなく、前記収納箱5内に吸い込んで貯留しておくものである。このため、収納箱5には吸い込んだ空気の出口が必要であり、本例では収納箱5の側周面に通気孔9を設け、これにフィルター10を設けている。通気孔9が収納箱5の側周面にあるので、筒体3に取り付けた収納箱5を回転させれば、通気孔9の向く方向を任意に設定でき、排気の方向を自由に定めることができる。また、フィルター10の目の粗密は吸い込む異物のサイズに応じて定めることができる。
【0019】
清掃工具1は、異物を吹き飛ばすための第1の空気噴射手段を有している。本例の第1の空気噴射手段は、筒体3の外面に沿って配置された第1の噴射管11であり、その噴射口11aは筒体3の先端部において筒体3の外方を向くように配置されている。第1の噴射管11は図中矢印及び想像線で示すように2重管構造により伸縮自在であり、その先端の噴射口11aは、筒体3の先端と略一致した位置と、先端の前方の所定位置との間の任意の位置に設定可能である。
【0020】
清掃工具1は、異物を吸い込むための第2の空気噴射手段を有している。本例の第2の空気噴射手段は、筒体3の外面に沿って配置された第2の噴射管12であり、その先端部は曲折されて筒体3の内部に入り、その噴射口12aが筒体3の先端部に近接した筒体3の内部で筒体3の内方を向くように配置されている。
【0021】
第1の噴射管11と第2の噴射管12は、切り替え手段としての切り替え弁13に接続されており、この切り替え弁13には共通の圧縮空気源が接続されている。切り替え弁13は、図2に示すように、第1の噴射管11のみに圧縮空気を供給する第1の切り替え位置A (吹き飛ばし位置A)と、第2の噴射管12のみに圧縮空気を供給する第2の切り替え位置B (吸引位置B)と、両噴射管11,12ともに圧縮空気を供給しない第3の切り替え位置C(停止位置C)とを有しており、操作手段としての切り替えつまみ14によってこれらの位置を択一的に切り替えることができる。
【0022】
また、切り替え弁13と圧縮空気の供給源20の間であって、切り替え弁13の近傍には、流量調整手段15が設けられている。流量調整手段15には、圧縮空気の供給をON/OFFする押しボタンスイッチ16がある。押しボタンスイッチ16は、常時OFFで圧縮空気を遮断し、指で押した時にONとなって圧縮空気を供給する。また、流量調整手段15には圧縮空気の流量を連続的に調整するための調整つまみ17が設けられている。
【0023】
図1に示すように、本清掃工具1は全体として略ピストル状であり、筒体3の後部に握り18が設けられている。前記切り替え弁13とその切り替えつまみ14、前記流量調整手段15と押しボタンスイッチ16及び調整つまみ17は、この握り18又はその近傍に設けられており、握り18を持った作業員が握り18を掴んだ手の指で押しボタンスイッチ16を操作できるようになっている。
【0024】
本清掃工具1の使用方法を説明する。
(1)異物の吹き飛ばし作業
本清掃工具1は、切削屑等の異物を製品表面等から吹き飛ばす作業に用いることができる。切り替えつまみ14を操作して切り替え弁13を第1の切り替え位置A (吹き飛ばし位置A)に設定する。握り18を手で掴み、その指で押しボタンスイッチ16を押す。第1の噴射管11の噴射口11aから圧縮空気が噴射され、異物を吹き飛ばす。圧縮空気は第1の噴射管11のみに供給されているので十分な勢いで異物を吹き飛ばすことができる。噴射力を調整したい場合には、調整つまみ17を回して圧縮空気の流量を調整する。
【0025】
異物が製品に設けられた細い溝の奥や面と面の隅部等、吹き飛ばしにくい場所に溜まっている場合には、第1の噴射管11を伸ばしてその噴射口11aを異物の直近に臨ませ、空気を噴射する。一つの噴射管11を、通常の場所と吹き飛ばしにくい場所とで使い分けることができ便利である。
【0026】
(2)異物の吸い込み作業
本清掃工具1は、切削屑や小部品等の異物を吸い込んで収納箱5に溜め込む作業に用いることができる。切り替えつまみ14を操作して切り替え弁13を第2の切り替え位置B (吸引位置B)に設定する。握り18を手で掴み、その指で押しボタンスイッチ16を押す。第2の噴射管12の噴射口12aから圧縮空気が噴射され、筒体3の先端から内部に向けて圧縮空気が噴射される。吸い込もうとする異物が存在する面に筒体3の先端を近接させると、筒体3の先端の開口には強い負圧が発生し、当該異物は容易に筒体3内に吸い込まれ、逆止弁8を経て収納箱5内に収納される。収納箱5内に吸い込まれた空気は通気孔9のフィルター10を介して収納箱5の外に逃げることができる。圧縮空気は第2の噴射管12のみに供給されているので十分な勢いで異物を吸い込むことができる。
【0027】
収納箱5内に捕獲された異物は逆止弁8によって筒体3の通路2側に戻ることができず、外に異物が漏れることはない。また、収納箱5の通気孔9にはフィルター10があるので、ここから異物が外に出てしまうこともない。
【0028】
また、通気孔9は、収納箱5を筒体3に対して回転させることによって筒体3に対する相対的な位置を変更することができるので、作業員の姿勢や本清掃工具1の持ち方に応じて排気の噴出し方向を適宜設定し、作業員等に吹きかからないようにすることができる。
【0029】
吸い込み作業が継続して収納箱5内の異物が多くなると、押しボタンスイッチ16を離して圧縮空気の供給を止め、安全のため切り替えつまみ14を操作して切り替え弁13を第3の切り替え位置C(停止位置C)に設定する。そして、収納箱5を筒体3のフランジ部4から外し、廃棄位置まで収納箱5を運び、収納箱5を逆さにして内部の異物を前側の大きな開口部6から廃棄位置に落として廃棄する。このように、比較的大きな収納箱5内には多くの異物を溜め込むことができ、廃棄時には簡単に廃棄することができる。
【0030】
以上説明した吹き飛ばし作業と吸い込み作業のいずれも、作業員にとって収納箱5側が自分の側に向くこととなるが、本例では収納箱5をホースで集塵機と接続するといった煩雑な構成をとらないので、収納箱5側は常にフリーとなり、清掃工具1としての使い勝手が良い。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、筒体の後端に逆止弁を介して収納箱を設け、共通の空気源から切り替え手段を介して吹き飛ばし用の第1の空気噴射手段と、吸い込み用の第2の空気噴射手段を設けたので、空気圧を吹き飛ばし又は吸い込みのいずれか一方のみに使用して強い作用を奏することができる。特に吸い込みにおいては、筒体の開口先端の内部に内向きに空気を噴射する構成としたので、ベンチュリ管の中央に噴射ノズルを配してエジェクタ作用で吸込みを行なう方式と比較してもさらに強い吸い込み作用が得られ、異物の収集効果が高い。また、集めた異物は収納箱に閉じ込めておくので、ホースを引き回す必要がなく、使い勝手がよい。また、収集した異物の廃棄が容易である。
【0032】
請求項2記載の発明によれば、圧縮空気の流量調整手段を設けたので、異物の大きさや量、面への付着状態等に応じて吹き飛ばし力又は吸い込み力を調整することができる。
【0033】
請求項3記載の発明によれば、第1の空気噴射手段を伸縮自在の噴射管としたので、異物の除去をしにくい位置でも容易に空気を直接吹き付けることができる。
【0034】
請求項4記載の発明によれば、筒体の後端のフランジ部に収納箱の前端を着脱する構成なので、収納箱内に溜まった異物を外に出し易い。
【0035】
請求項5記載の発明によれば、通気孔にフィルターを設けたので、異物を外に逃がすことなく収納箱内に保持しながら、吸い込み時の空気の逃げ道を確保して吸引力を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例である清掃工具の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の第1の例である清掃工具で用いられる切り替え弁の回路図である。
【図3】異物の清掃に使用されていた従来のエアガンの断面図である。
【符号の説明】
1…清掃工具、2…通路、2a…通路の開口、3…筒体、4…フランジ部、
5…収納箱、6…開口部、8…逆止弁、9…通気孔、10…フィルター、
11…第1の空気噴射手段としての第1の噴射管、
11a…第1の噴射管の噴射口、
12…第2の空気噴射手段としての第2の噴射管、
12a…第2の噴射管の噴射口、
13…切り替え手段としての切り替え弁、
14…操作手段としての切り替えつまみ、15…流量調整手段、
16…押しボタンスイッチ、17…調整つまみ、20…圧縮空気の供給源。
【発明の属する技術分野】
本発明は、工場等の生産現場において、粉塵・切り子・切削屑・微小な不要部品等の異物を吹き飛ばして除去し、又はこれを吸込んで飛散させることなく容器内に収納できる清掃工具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工場等の生産現場における製品の製造形態としては、ラインに沿って流れていく製品に流れ作業で加工乃至組立てを施していく流れ生産方式が広く行なわれていた。しかしながら、近年、製品のライフサイクルが短縮化し、これに伴い効率的な多品種少量生産方式が求められるようになったため、生産現場ではいわゆるセル生産方式の導入が進められるようになった。これは、少人数の作業者が多数の工程を受け持つ生産方式であり、部品箱を並べ替えれば生産品目を容易に変えることができる点において、従来の流れ作業と異なり多品種少量生産に適合している。
【0003】
上記セル生産方式は1ヶ所で様々な工程をこなす必要があることから、効率的な多品種少量生産を実現するためには、工場の設備はなるべく簡易化し、動力源はなるべく単一化し、工数を削減することが好ましい。例えば、セル生産方式において、部品を機械加工する工程と、これを電気製品等の精密機器の一部品として取り付ける工程があるとする。何れの工程でも異物の除去作業は必要である。しかし、機械加工では切り子を圧縮空気で吹き飛ばしてもよいが、電気製品の一部品として組み立てる工程では、異物の介在によって電気的な不具合が生じるのを防止する為、圧縮空気による吹き飛ばしは避けて電気掃除機を用いて吸込む方式が好ましい。
【0004】
しかし、このように、一方で異物の吹き飛ばしに圧縮空気を用い、他方では異物の吸込みに電気を用いるのでは、効率的な多品種少量生産を実現するために工場の設備をなるべく簡易化したいという要求に反する。そこで、生産現場で広く使用されている設備である圧縮空気の供給源を用いて異物の吹き飛ばしと吸込みの両方を行なおうとするエアガンの考案が下記特許文献1において提案されている。
【0005】
このエアガン100は、図3に示すように、一端が吸引口101、他端が排気口102としてそれぞれ開口した吸引通路103を有している。この吸引通路103 は、中央部が小径のベンチュリ管構造となっている。この中央部には、排気口102に向けて噴射ノズル104が配置され、後方に圧搾エアを噴射することによってエジェクタ作用で吸引口101から異物を吸込み、排気口102から外部に噴射放出することができる。排気口102にホース105を介して集塵機を接続すれば異物の飛散はないものとされる。また、吸引通路103の吸引口101の後方には、吸引通路103と離れた位置に噴射口106が設けられ、前方に圧搾エアを噴射して異物を吹き飛ばすことができるようになっている。噴射ノズル104と噴射口106から出る圧搾エアは共通の空気源から来る。噴射ノズル104と噴射口106はそれぞれ別々のボタンでそれぞれ独立に操作でき、吸引と噴射を用途に合わせた任意の組み合わせで行なうことができる。すなわち噴射ノズル104と噴射口106はそれぞれ独立に使用することもできるし、同時に使用することもできる。
【0006】
【特許文献1】
登録実用新案第2517327号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記エアガン100によれば、ベンチュリ管構造の中央に噴射ノズル104を配置してエジェクタ作用で吸込みを行なうとされているが、実際には係る構造では十分な吸引力が得られないという問題があった。特に、吸込みと噴射を同時に行なう場合には、エア源が同じであるため、噴射側に配分されるエアの分だけ吸引力も落ち、十分な吸込みができなかった。また、前記エアガン100では、吸引した異物を排気口102からホース105を介して集塵機に集めるが、異物の除去作業時に作業者がエアガン100を手に持ってホース105を引き回さなければならず、操作が煩雑であった。また、エア源からの流量を調整できず使い勝手が良くなかった。
【0008】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであって、圧縮空気を用いて異物の吸引と吹き飛ばしを選択的に行なう清掃工具において、十分な吸引力を達成する吸引手段の構造を提案するとともに、吸引した異物を貯蔵できるようにしてホースの引き回しをなくして使い易くし、さらに、エア源からの流量を調整可能とすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載された清掃工具1は、異物が通過するための通路2が貫通した筒体3と、該筒体3の後端に着脱可能に取り付けられて前記通路2を通過した前記異物を収納する収納箱5と、前記通路2と前記収納箱5の間に開閉可能に設けられて前記収納箱5内に収納された前記異物が前記通路2に戻るのを防止する逆止弁8と、前記収納箱5に設けられた通気孔9と、その噴射口11aが前記筒体3の先端部において前記筒体3の外方を向くように配置された第1の空気噴射手段11と、その噴射口12aが前記筒体3の先端部に近接した前記筒体3の内部において前記筒体3の内方を向くように配置された第2の空気噴射手段12と、前記第1の空気噴射手段11と前記第2の空気噴射手段12を圧縮空気源20に選択的に接続する切り替え手段13とを有している。
【0010】
請求項2に記載された清掃工具は、請求項1記載の清掃工具1において、前記切り替え手段13と前記圧縮空気源20の間に流量調整手段15を設けたことを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載された清掃工具は、請求項1記載の清掃工具1において、前記第1の空気噴射手段11が、前記筒体3の外面に沿って配置され、前記噴射口11aが前記筒体3の先端と該先端の前方の所定位置との間で移動可能となるように伸縮自在とされた噴射管であることを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載された清掃工具は、請求項1記載の清掃工具1において、前記筒体3の後端が拡径したフランジ部4とされており、前記収納箱5の前端が前記フランジ部4に着脱可能に取り付けられる開口部6とされており、前記逆止弁8は前記フランジ部4内に開口した前記通路2の開口2aに設けられていることを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載された清掃工具は、請求項1記載の清掃工具1において、前記通気孔9にフィルター10が設けられたことを特徴としている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態の一例を図1及び図2を参照して説明する。
本清掃工具1の構造を説明する。
図1に示すように、この清掃工具1は、吸込んだ異物を通過させるための通路2を備えた筒体3を有している。通路2は筒体3を貫通しており、筒体3の先端と後端で開口している。筒体3は内径が一定の円筒形であり、後端は拡径したフランジ部4とされている。
【0015】
このフランジ部4には、前記通路2を通過した前記異物を収納する収納箱5が着脱可能に取り付けられている。収納箱5は略円筒形の容器であり、その内径が筒体3よりも大径なので収容力があり、軸方向の寸法が筒体3よりも短いので清掃工具1として手元で使用するのに邪魔にならない。収納箱5の前端は開口部6となっており、該開口部6には周状の挿入段部7が形成されて前記筒体3のフランジ部4にワンタッチで容易に脱着できるようになっている。
【0016】
筒体3の通路2と収納箱5の間には、収納箱5に収納した異物が通路2に戻らないようにするための逆止弁8が設けられている。本例では、逆止弁8は前記フランジ部4内に開口した前記通路2の開口2aに設けられているが、通路2の開口2aを閉止するものであれば、通路2の開口2aに近接した収納箱5の内壁に設けても良い。この逆止弁8は、通路2の開口2aを負荷のない状態では閉止し、後述する吸引が行なわれて異物が吸込まれる場合には開いて異物を収納箱5に受け入れるが、受け入れ後は逆に異物が収納箱5から通路2に移動するのを防止する機能を有する。
【0017】
本例の逆止弁8は、例えばゴム等の弾性変形可能な材料からなる板材乃至シート材の一端を筒体3に固定したものであり、簡単な構造で高い逆流防止効果が得られるが、これ以外の構造も採用し得る。例えば、板状の剛性のある弁体の一端を回動可能な機械要素 (例えばヒンジ)で開口2aの近傍に取り付け、ばね等の付勢手段で弁体が開口2aを閉止する方向に付勢するようにする。弁体と開口2aの間にパッキン等の封止材料を設けて逆止効果をさらに高めても良い。この構造はやや複雑であるが、付勢手段の付勢力を吸引力や異物の大きさ等に対応させて任意に設定することができる。
【0018】
前記収納箱5には通気孔9が設けられている。本例の清掃工具1は、吸引した異物をホースを介して集塵機等に集めるものではなく、またそのまま後方に噴射・排出してしまうものでもなく、前記収納箱5内に吸い込んで貯留しておくものである。このため、収納箱5には吸い込んだ空気の出口が必要であり、本例では収納箱5の側周面に通気孔9を設け、これにフィルター10を設けている。通気孔9が収納箱5の側周面にあるので、筒体3に取り付けた収納箱5を回転させれば、通気孔9の向く方向を任意に設定でき、排気の方向を自由に定めることができる。また、フィルター10の目の粗密は吸い込む異物のサイズに応じて定めることができる。
【0019】
清掃工具1は、異物を吹き飛ばすための第1の空気噴射手段を有している。本例の第1の空気噴射手段は、筒体3の外面に沿って配置された第1の噴射管11であり、その噴射口11aは筒体3の先端部において筒体3の外方を向くように配置されている。第1の噴射管11は図中矢印及び想像線で示すように2重管構造により伸縮自在であり、その先端の噴射口11aは、筒体3の先端と略一致した位置と、先端の前方の所定位置との間の任意の位置に設定可能である。
【0020】
清掃工具1は、異物を吸い込むための第2の空気噴射手段を有している。本例の第2の空気噴射手段は、筒体3の外面に沿って配置された第2の噴射管12であり、その先端部は曲折されて筒体3の内部に入り、その噴射口12aが筒体3の先端部に近接した筒体3の内部で筒体3の内方を向くように配置されている。
【0021】
第1の噴射管11と第2の噴射管12は、切り替え手段としての切り替え弁13に接続されており、この切り替え弁13には共通の圧縮空気源が接続されている。切り替え弁13は、図2に示すように、第1の噴射管11のみに圧縮空気を供給する第1の切り替え位置A (吹き飛ばし位置A)と、第2の噴射管12のみに圧縮空気を供給する第2の切り替え位置B (吸引位置B)と、両噴射管11,12ともに圧縮空気を供給しない第3の切り替え位置C(停止位置C)とを有しており、操作手段としての切り替えつまみ14によってこれらの位置を択一的に切り替えることができる。
【0022】
また、切り替え弁13と圧縮空気の供給源20の間であって、切り替え弁13の近傍には、流量調整手段15が設けられている。流量調整手段15には、圧縮空気の供給をON/OFFする押しボタンスイッチ16がある。押しボタンスイッチ16は、常時OFFで圧縮空気を遮断し、指で押した時にONとなって圧縮空気を供給する。また、流量調整手段15には圧縮空気の流量を連続的に調整するための調整つまみ17が設けられている。
【0023】
図1に示すように、本清掃工具1は全体として略ピストル状であり、筒体3の後部に握り18が設けられている。前記切り替え弁13とその切り替えつまみ14、前記流量調整手段15と押しボタンスイッチ16及び調整つまみ17は、この握り18又はその近傍に設けられており、握り18を持った作業員が握り18を掴んだ手の指で押しボタンスイッチ16を操作できるようになっている。
【0024】
本清掃工具1の使用方法を説明する。
(1)異物の吹き飛ばし作業
本清掃工具1は、切削屑等の異物を製品表面等から吹き飛ばす作業に用いることができる。切り替えつまみ14を操作して切り替え弁13を第1の切り替え位置A (吹き飛ばし位置A)に設定する。握り18を手で掴み、その指で押しボタンスイッチ16を押す。第1の噴射管11の噴射口11aから圧縮空気が噴射され、異物を吹き飛ばす。圧縮空気は第1の噴射管11のみに供給されているので十分な勢いで異物を吹き飛ばすことができる。噴射力を調整したい場合には、調整つまみ17を回して圧縮空気の流量を調整する。
【0025】
異物が製品に設けられた細い溝の奥や面と面の隅部等、吹き飛ばしにくい場所に溜まっている場合には、第1の噴射管11を伸ばしてその噴射口11aを異物の直近に臨ませ、空気を噴射する。一つの噴射管11を、通常の場所と吹き飛ばしにくい場所とで使い分けることができ便利である。
【0026】
(2)異物の吸い込み作業
本清掃工具1は、切削屑や小部品等の異物を吸い込んで収納箱5に溜め込む作業に用いることができる。切り替えつまみ14を操作して切り替え弁13を第2の切り替え位置B (吸引位置B)に設定する。握り18を手で掴み、その指で押しボタンスイッチ16を押す。第2の噴射管12の噴射口12aから圧縮空気が噴射され、筒体3の先端から内部に向けて圧縮空気が噴射される。吸い込もうとする異物が存在する面に筒体3の先端を近接させると、筒体3の先端の開口には強い負圧が発生し、当該異物は容易に筒体3内に吸い込まれ、逆止弁8を経て収納箱5内に収納される。収納箱5内に吸い込まれた空気は通気孔9のフィルター10を介して収納箱5の外に逃げることができる。圧縮空気は第2の噴射管12のみに供給されているので十分な勢いで異物を吸い込むことができる。
【0027】
収納箱5内に捕獲された異物は逆止弁8によって筒体3の通路2側に戻ることができず、外に異物が漏れることはない。また、収納箱5の通気孔9にはフィルター10があるので、ここから異物が外に出てしまうこともない。
【0028】
また、通気孔9は、収納箱5を筒体3に対して回転させることによって筒体3に対する相対的な位置を変更することができるので、作業員の姿勢や本清掃工具1の持ち方に応じて排気の噴出し方向を適宜設定し、作業員等に吹きかからないようにすることができる。
【0029】
吸い込み作業が継続して収納箱5内の異物が多くなると、押しボタンスイッチ16を離して圧縮空気の供給を止め、安全のため切り替えつまみ14を操作して切り替え弁13を第3の切り替え位置C(停止位置C)に設定する。そして、収納箱5を筒体3のフランジ部4から外し、廃棄位置まで収納箱5を運び、収納箱5を逆さにして内部の異物を前側の大きな開口部6から廃棄位置に落として廃棄する。このように、比較的大きな収納箱5内には多くの異物を溜め込むことができ、廃棄時には簡単に廃棄することができる。
【0030】
以上説明した吹き飛ばし作業と吸い込み作業のいずれも、作業員にとって収納箱5側が自分の側に向くこととなるが、本例では収納箱5をホースで集塵機と接続するといった煩雑な構成をとらないので、収納箱5側は常にフリーとなり、清掃工具1としての使い勝手が良い。
【0031】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、筒体の後端に逆止弁を介して収納箱を設け、共通の空気源から切り替え手段を介して吹き飛ばし用の第1の空気噴射手段と、吸い込み用の第2の空気噴射手段を設けたので、空気圧を吹き飛ばし又は吸い込みのいずれか一方のみに使用して強い作用を奏することができる。特に吸い込みにおいては、筒体の開口先端の内部に内向きに空気を噴射する構成としたので、ベンチュリ管の中央に噴射ノズルを配してエジェクタ作用で吸込みを行なう方式と比較してもさらに強い吸い込み作用が得られ、異物の収集効果が高い。また、集めた異物は収納箱に閉じ込めておくので、ホースを引き回す必要がなく、使い勝手がよい。また、収集した異物の廃棄が容易である。
【0032】
請求項2記載の発明によれば、圧縮空気の流量調整手段を設けたので、異物の大きさや量、面への付着状態等に応じて吹き飛ばし力又は吸い込み力を調整することができる。
【0033】
請求項3記載の発明によれば、第1の空気噴射手段を伸縮自在の噴射管としたので、異物の除去をしにくい位置でも容易に空気を直接吹き付けることができる。
【0034】
請求項4記載の発明によれば、筒体の後端のフランジ部に収納箱の前端を着脱する構成なので、収納箱内に溜まった異物を外に出し易い。
【0035】
請求項5記載の発明によれば、通気孔にフィルターを設けたので、異物を外に逃がすことなく収納箱内に保持しながら、吸い込み時の空気の逃げ道を確保して吸引力を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1の例である清掃工具の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の第1の例である清掃工具で用いられる切り替え弁の回路図である。
【図3】異物の清掃に使用されていた従来のエアガンの断面図である。
【符号の説明】
1…清掃工具、2…通路、2a…通路の開口、3…筒体、4…フランジ部、
5…収納箱、6…開口部、8…逆止弁、9…通気孔、10…フィルター、
11…第1の空気噴射手段としての第1の噴射管、
11a…第1の噴射管の噴射口、
12…第2の空気噴射手段としての第2の噴射管、
12a…第2の噴射管の噴射口、
13…切り替え手段としての切り替え弁、
14…操作手段としての切り替えつまみ、15…流量調整手段、
16…押しボタンスイッチ、17…調整つまみ、20…圧縮空気の供給源。
Claims (5)
- 異物が通過するための通路(2)が貫通した筒体(3)と、該筒体の後端に着脱可能に取り付けられて前記通路を通過した前記異物を収納する収納箱(5)と、前記通路と前記収納箱の間に開閉可能に設けられて前記収納箱内に収納された前記異物が前記通路に戻るのを防止する逆止弁(8)と、前記収納箱に設けられた通気孔(9)と、その噴射口(11a)が前記筒体の先端部において前記筒体の外方を向くように配置された第1の空気噴射手段(11)と、その噴射口(12a)が前記筒体の先端部に近接した前記筒体の内部において前記筒体の内方を向くように配置された第2の空気噴射手段(12)と、前記第1の空気噴射手段と前記第2の空気噴射手段を圧縮空気源(20)に選択的に接続する切り替え手段(13)と、を有する清掃工具(1)。
- 前記切り替え手段(13)と前記圧縮空気源(20)の間に流量調整手段(15)を設けた請求項1記載の清掃工具(1)。
- 前記第1の空気噴射手段(11)が、前記筒体(3)の外面に沿って配置され、前記噴射口(11a)が前記筒体の先端と該先端の前方の所定位置との間で移動可能となるように伸縮自在とされた噴射管である請求項1記載の清掃工具(1)。
- 前記筒体(3)の後端が拡径したフランジ部(4)とされており、前記収納箱(5)の前端が前記フランジ部に着脱可能に取り付けられる開口部(6)とされており、前記逆止弁(8)は前記フランジ部内に開口した前記通路の開口(2a)に設けられている請求項1記載の清掃工具(1)。
- 前記通気孔(9)にフィルター(10)が設けられた請求項1記載の清掃工具(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003122078A JP2004321988A (ja) | 2003-04-25 | 2003-04-25 | 清掃工具 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016043333A (ja) * | 2014-08-26 | 2016-04-04 | 三菱電機株式会社 | 板状ワーク清掃装置 |
CN107816000A (zh) * | 2016-09-13 | 2018-03-20 | 苏州宝时得电动工具有限公司 | 吹吸机 |
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2003
- 2003-04-25 JP JP2003122078A patent/JP2004321988A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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