JP2004320217A - 情報提供システム,携帯端末装置,グループ化装置,情報提供装置,サービス提供側装置,情報提供方法およびこれらに関するコンピュータプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】グループ行動をとっている携帯端末装置所有者をグループ化し,最適なサービス情報を配信する。
【解決手段】情報提供システムは,通信網により携帯端末装置102,104とグループ化装置112と情報提供装置114とGPS装置106,中継局108,通信網110,店舗116,サービス提供側装置から構成され,グループ化装置は,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する携帯端末装置同士をグループ化し,情報提供装置から当該グループに最適な情報を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】情報提供システムは,通信網により携帯端末装置102,104とグループ化装置112と情報提供装置114とGPS装置106,中継局108,通信網110,店舗116,サービス提供側装置から構成され,グループ化装置は,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する携帯端末装置同士をグループ化し,情報提供装置から当該グループに最適な情報を提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,情報提供システム,携帯端末装置,グループ化装置,情報提供装置,サービス提供側装置,情報提供方法およびこれらに関するコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,GPS(Global Positioning System)などにより取得した位置情報に基づいて,携帯電話やPDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末装置に情報を提供するシステム(例えば,特開2002−277279号公報)が知られている。
【0003】
また,グループ固有の情報をグループごとに配信するグループ情報配信システム(例えば,特開2001−337983号公報)やグループ内で情報を共有する情報共有システム(例えば,特開2002−296041号公報)も知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−277279号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2001−337983号公報
【0006】
【特許文献3】
特開2002−296041号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,従来のシステムでは,携帯端末装置側から積極的に要求しなければ,その位置情報に応じたサービス情報を取得することができなかった。また,携帯端末装置の所有者がグループで行動する場合であっても,従来のシステムでは,グループ行動に適した情報を,携帯端末装置の所有者が情報源に自らアクセスして取得する必要があった。
【0008】
さらに,個人行動とグループ行動とを比較すると,そのグループの属性や人数や時間や行動地域に応じて,必要とする情報も大きく異なるが,従来,グループ行動に適した情報を自動的にかつリアルタイムに配信できるシステムもなかった。
【0009】
本発明は,従来の情報提供システムが有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,携帯端末装置所有者のグループ行動を自動的に認識し,そのグループ行動に好適なサービス情報を自動的にかつリアルタイムに配信することにより,携帯端末装置所有者の利便性およびサービス利用率を向上させ,サービス提供者側の利益にも資するような新規かつ改良された情報提供システム等を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明の第一の観点によれば,通信網に接続された複数の携帯端末装置と,通信網に接続されたグループ化装置と,通信網に接続された情報提供装置とから成る情報提供システムが提供される。なお,通信網には無線および有線の双方の通信網が含まれるが,本発明の効果を十分に享受するためには,少なくとも携帯端末装置は,無線の通信網により接続されていることが好ましい。
【0011】
携帯端末装置は,携帯電話やPDAなどの携帯可能なコンピュータ装置であり,携帯端末装置ごとに一意に特定される識別情報と自己の位置情報とをグループ化装置に発信する位置情報発信部を備えているものである。携帯端末装置は,さらに,情報提供装置からグループ化に応じたサービス情報の提供を受けるサービス情報受信部を備えている。なお,グループ化されるすべての携帯端末装置がサービス情報受信部を備えている必要は無く,サービス情報受信部は,グループのリーダー端末装置のみが所有する構成を採用することもできる。
【0012】
グループ化装置は,サーバなどのコンピュータ装置としても構成しても良いし,機能を限定したより簡単な装置として構成しても良い。グループ化装置は,携帯端末装置から識別情報と位置情報とを受信する位置情報受信部と,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する前記携帯端末装置同士をグループ化してグループ情報を獲得するグループ認証部とを備えている。
【0013】
グループ化装置は,携帯端末装置のうちリーダー端末装置に設けるように構成しても良い。例えば,リーダー端末装置が,ブルートゥース(Bluetooth)などの無線技術を用いて,周囲にあるメンバー端末装置を認識してグループ化して,情報提供装置に一括してグループ情報を提供するように構成することも可能である。かかる構成の場合には,情報提供装置のサービス情報送信部は,グループ化された携帯端末装置のうちリーダー端末装置にのみサービス情報を送信するように構成しても良い。
【0014】
また,グループ化装置を,GPS装置を利用する構成とし,各携帯端末装置から中継基地およびGPS衛星を介して位置情報を収集するように構成しても良い。
【0015】
また,グループ化装置は,固定位置に設置されており,所定領域を通過した前記携帯端末装置の位置情報を認識する固定型位置情報認識装置を介して,位置情報を取得するように構成しても良い。かかる構成の場合に,固定型位置情報認識装置は,例えば駅の自動改札や街角の自動販売機などに設置することができる。また,かかる構成の場合,固定型位置情報認識装置として構成される位置情報受信部と,グループ認証部とを,同じ位置に設置しても良いし,別位置に設置して,無線等の通信網を介して情報交換するように構成しても良い。
【0016】
情報提供装置は,サーバなどのコンピュータ装置として構成することができる。情報提供装置は,携帯端末装置に提供するサービス情報を記録するサービス情報記録部と,グループ認証部からグループ情報を獲得して,グループ情報と関連付けてサービス情報を抽出するサービス情報抽出部と,抽出したサービス情報を所定の携帯端末装置に送信するサービス情報送信部とを備えている。なお情報提供装置とグループ化装置とは別のサーバ構成とすることも可能であるし,情報提供サーバとして,同一のサーバ構成とすることも可能である。
【0017】
情報提供装置のサービス情報抽出部は,携帯端末装置の所有者に関する個人情報,前記携帯端末装置の所有者のサービス利用に関する個人履歴情報,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,グループとしてのサービス利用に関するグループ履歴情報,時間情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けてサービス情報の抽出を行うように構成しても良い。
【0018】
情報提供装置は,グループの位置情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,一次会終了後には,グループ全員で一旦移動し,二次会会場を探すことが考えられる。かかる場合に,一次会が終了し,グループの位置情報が変化したタイミングで二次会会場,例えばカラオケボックスの情報を提供すれば,一次会を終了したグループを効果的に二次会に誘導できる。また,サービス情報の送出タイミングは,例えば,グループが移動を開始したタイミング,あるいは一旦移動をして再び停止したタイミングなどさまざまなタイミングに設定することができる。
【0019】
情報提供装置は,グループの人数情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,あるグループの一次会終了後には,遠隔地に住んでいる数人のメンバーは帰宅し,グループ構成人数が減ることが考えられる。しかし,残りのメンバーは二次会に向かうことが考えられるので,グループの人数が減ったタイミングで二次会向けの情報を提供すれば,一次会を終了したグループを効果的にカラオケなどの二次会に誘導できる。
【0020】
情報提供装置は,時間情報に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,コンサートなどのイベントに参加しているだろうことが位置情報から推測され,そのイベントの終了時間が判明している場合には,イベントの終了タイミングに合わせて,サービス情報を送出することができる。本構成によれば,例えば,コンサートに行き盛り上がったカップルを,おしゃれなレストランに誘導するようなサービス情報を提供することができる。
【0021】
さらに,本発明にかかる情報提供装置には,通信網に接続されたサービス提供側装置を設けることができる。サービス提供側装置は,例えば,レストランなどの飲食店やカラオケボックスなどのリアルなサービスを提供する店舗に設置されるコンピュータなどの情報処理装置である。もちろん,提供されるサービスはリアルなものではなく,携帯端末装置を利用したバーチャルなサービスであっても構わない。
【0022】
サービス提供側装置は,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,時間情報,受入可能人数情報,空席情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けたサービス情報を情報提供装置に送信するサービス情報送信部を備えている。サービス提供側装置のサービス情報は,予め登録しておいても良いし,例えば空席ができた時やサービスタイムなどに合わせてリアルタイムで登録するように構成しても良い。かかる構成によれば,予め登録されたデフォルトのサービス情報およびさまざまな条件に応じて動的に変化するリアルタイムのサービス情報を,本発明にかかる情報提供サービスを利用するグループに提供することができる。
【0023】
サービス提供側装置は,一のグループと他のグループまたは個々の携帯端末装置とを新規グループとしてグループ化する仲介サービスを提供する仲介部を備えるように構成しても良い。かかる構成によれば,例えば,団体割引を受けるために,後2人の仲間が必要な場合であっても,その仲間を簡単に集めることができる。さらに,例えば,5人のグループの男性が,同地域にいる5人のグループの女性に合コンを呼びかけるようなサービスを実現することも可能である。その際に,本発明によれば,携帯端末装置を所有しているユーザの個人情報が自動取得されるので,例えば,男性が女性を騙るような,いわゆる成りすましを回避することができる。
【0024】
次に,上記のように構成された情報提供システムの動作および効果について説明する。なお,本情報提供システムのユーザは,二人以上のグループで行動しているものとする。
【0025】
ユーザが所有する携帯端末装置から,識別情報と位置情報とが,位置情報発信部を介して,グループ化装置の位置情報受信部に送られる。情報の収集は所定間隔で行われても良いし,ユーザが,固定型位置情報認識装置が設置された自動販売機などの所定位置を通過した場合に行っても良い。ユーザがグループで行動している場合には,グループ行動している携帯端末装置から送られてくる位置情報はほぼ一致する。そこで,グループ化装置のグループ認証部は,所定の時間間隔にわたり位置情報が共通する携帯端末装置の所有者同士がグループ行動をしているものと判断する。かかる構成により,例えば駅からデパートまで同じコースを偶然に辿っている複数のユーザを同一グループとして誤認するような事態を回避することができる。
【0026】
情報提供装置のサービス情報記録部は,サービス情報提供側装置から,予め提供可能なサービス情報の提供を受けて,記録している。サービス情報の記録は,必ずしも事前に行う必要は無く,例えば,空席ができた際に登録を行うようなリアルタイム処理も可能である。
【0027】
情報提供装置のサービス情報抽出部は,サービス情報記録部の中から,グループ情報に適合するサービス情報(デフォルトのサービス情報またはリアルタイムのサービス情報)を抽出して,携帯端末装置のサービス情報受信部に送出する。その結果,ユーザは,ある地域,ある時間,ある人数,あるグループ属性などに関連して,そのグループ行動に最適なサービス情報を入手することができる。また,本構成によれば,個人情報の場合よりもグループ情報を利用した方が,ユーザによるサービスの利用率も向上するため,サービス提供側の利益の増大も期待することができる。
【0028】
さらに本発明の別の観点によれば,上記情報提供システムを実現するための,携帯端末装置,グループ化装置,情報提供装置,サービス提供側装置,情報提供方法およびこれらに関するコンピュータプログラムが提供される。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施形態にかかる情報提供システム,携帯端末装置,グループ化装置,情報提供装置,サービス提供側装置,情報提供方法およびこれらに関するコンピュータプログラムについて詳細に説明する。また,以下の説明および添付図面において,略同一の機能構成を有する部材については,同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0030】
(情報提供システムの概略構成)
図1には,GPSを利用した情報提供システム100の構成図が示されている。情報提供システム100は,ユーザAが所有する携帯端末装置102と,ユーザBが所有する携帯端末装置104と,GPS衛星などから構成されるGPS装置106と,中継局108と,通信網110と,グループ化装置112と,情報提供装置114と,店舗116に関連するサービス提供側装置118とから構成されている。
【0031】
携帯端末装置102を所有するユーザAと携帯端末装置104を有するユーザBは,友人同士あるいは恋人同士として二人のグループを構成している。携帯端末装置102,104は,携帯電話やPDAなどの携帯型情報処理装置であり,少なくとも携帯端末装置ごとに一意に特定される識別情報と自己の位置情報を発信することが可能な位置情報発信部204を備えている。携帯端末装置102,104の詳細な構成については,図4に関連して後述する。
【0032】
GPS装置106は,GPS衛星などから位置情報を地上に発信している。GPS機能を備えた携帯端末装置102,104は,GPS装置106のGPS衛星などから位置情報信号を受信して自己の現在の位置情報をリアルタイムで知ることができる。
【0033】
中継局108は,携帯端末装置102,104からの信号を受信して通信網110を介してグループ化装置112など所定のサーバ装置に情報を送信する。また,中継局108は,情報提供装置などから発信された情報を,通信網110を介して受けて,携帯端末装置102,104に送信する。
【0034】
通信網110は,双方向通信が可能な無線または有線の公衆回線網または専用回線網である。
【0035】
グループ化装置112は,コンピュータなどの情報端末装置である。グループ化装置112は,少なくとも,携帯端末装置102,104から識別情報と位置情報とを受信する位置情報受信部と,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する前記携帯端末装置同士をグループ化してグループ情報を獲得するグループ認証部とを備えている。グループ化装置112の詳細な構成については,図5と関連して後述するが,図1に示すグループ化装置は,GPS装置を利用して位置情報を取得する構成となっている点に留意する必要がある。
【0036】
情報提供装置114は,コンピュータなどの情報端末装置である。情報提供装置114は,少なくとも,携帯端末装置102,104に提供するサービス情報を記録するサービス情報記録部と,グループ認証部からグループ情報を獲得して,グループ情報と関連付けてサービス情報を抽出するサービス情報抽出部と,抽出したサービス情報を所定の携帯端末装置に送信するサービス情報送信部とを備えている。情報提供装置114の詳細な構成については,図6に関連して後述する。
【0037】
なお,図1に示す実施形態においては,グループ化装置112と情報提供装置114を別構成として示したが,情報提供サーバとして,一体的に構成することも可能であることは言うまでも無い。
【0038】
サービス提供側装置118は,コンピュータなどの情報端末装置から構成される。サービス提供側装置118は,飲食店などの店舗116と関連して設けられており,飲食店に関する情報などをサービス情報として発信すること可能である。サービス提供側装置118が提供するサービス情報は,レストラン情報などリアルな店舗に関するサービス情報であっても構わないし,携帯端末装置200を利用して行うゲームなどのバーチャルなサービス情報であっても構わない。サービス提供側装置118の詳細な構成についても,図7に関連して後述する。
【0039】
図2には,本発明の別の実施形態にかかる情報提供システム120の概略構成が示されている。情報提供システム120の構成は,基本的には情報提供システム100の構成と同様であるが,GPS装置106の代わりに,固定式の位置情報認識装置122により,携帯端末装置102,104の位置情報を取得するように構成されている。
【0040】
固定型位置情報認識装置122は,自動販売機124や駅の自動改札などの固定位置に設置されている。グループを構成するユーザAおよびユーザBが固定型位置情報認識装置122の近くを通過した際に,携帯端末装置102,104の位置情報を,中継局108を介してグループ化装置112に送信することが可能である。
【0041】
図2に示す情報提供システム120を構成する他の構成要素,すなわち,中継局108,通信網110,グループ化装置112,情報提供装置114,店舗116,サービス提供側装置118の構成については,図1に示す情報提供システム100の構成と実質的に変わりないので,詳細説明は省略する。
【0042】
図3には,本発明の別の実施形態にかかる情報提供システム130の概略構成が示されている。情報提供システム130の構成は,基本的には図1に示す情報提供システム100および図2に示す情報提供システム130の構成と同様であるが,GPS装置106や固定式固定型位置情報認識装置122の代わりに,携帯端末装置132,134,16,138,140に内蔵されたブルートゥース機能を利用することにより,各携帯端末装置132,134,16,138,140の位置情報を取得するように構成されている。
【0043】
すなわち,リーダーの所有する携帯端末装置132が,メンバーAの所有する携帯端末装置134,メンバーBの所有する携帯端末装置136,メンバーCの所有する携帯端末装置138,メンバーDの所有する携帯端末装置140と,ブルートゥース機能を用いて通信を行うことにより,各携帯端末装置132,134,16,138,140の位置情報を取得することが可能である。
【0044】
本実施形態の場合には,リーダーが所有する携帯端末装置132がグループ化装置112の機能を実行するので,通信網110に接続されるグループ化装置112を別途設ける必要は無い。
【0045】
また,本実施の形態の場合には,情報提供装置114から送信されるサービス情報はリーダーが所有する携帯端末装置132に送信されれば十分なので,他のメンバーが所有する携帯端末装置134,136,138,140の構成を簡易化することが可能である。
【0046】
図3に示す情報提供システム130の他の構成要素,すなわち,中継局108,通信網110,情報提供装置114,店舗116,サービス提供側装置118の構成については,図1および図2に示す情報提供システム100および情報提供システム120の構成と実質的に変わりないので,詳細説明は省略する。
【0047】
(携帯端末装置200の構成)
次に,図4を参照しながら,携帯端末装置200の構成について詳細に説明する。既に説明したように,携帯端末装置200は,通信機能を有する携帯電話やPDAなどの携帯型情報処理装置として構成することができる。
【0048】
携帯端末装置200は,サービス情報受信部202と,位置情報発信部204と,位置情報処理部206と,識別情報格納部208と,サービス情報表示部210とから主に構成されている。
【0049】
サービス情報受信部202は,後述するように,情報提供装置114から提供されるグループ行動に適したサービス情報を通信網110および中継器108を介して受信する機能を有する。図3に示す構成例では,サービス情報受信部202は,リーダーが所有する携帯情報端末132にのみ設けるように構成しても良い。
【0050】
位置情報発信部204は,GPS装置106や,固定式固定型位置情報認識装置122や,リーダー所有の携帯端末装置132と通信を行い,位置情報処理部206が獲得した位置情報を中継器108および通信網110を介してグループ化装置112に送信する。さらに,位置情報発信部204は,携帯端末装置200ごとに一意に特定される識別情報も,合わせて中継器108および通信網110を介してグループ化装置112に送信する。
【0051】
位置情報処理部206は,GPS装置106や,固定式固定型位置情報認識装置122や,リーダー所有の携帯端末装置132と通信を行い,現在の位置情報を獲得する。
【0052】
識別情報格納部208は,携帯端末装置200の個体を特定するための識別番号や電話番号などの識別情報を格納する。識別情報は,後述するように,位置情報と合わせてグループ化装置112に送信され,携帯端末装置200を所有しているユーザに関する情報を照合するために用いられる。
【0053】
サービス情報表示部210は,情報提供装置114から提供されたグループ行動に適したサービス情報を表示する。
【0054】
(グループ化装置112の構成)
次に,図5を参照しながら,グループ化装置112の詳細な構成について説明する。グループ化装置112は,システムサーバの一部としてコンピュータなどの情報処理端末として構成することができる。あるいは,グループ化装置112は,リーダーが所有する携帯端末装置132に一体的に組み込むことも可能である。
【0055】
またグループ化装置112は,GPS装置106を介して位置情報を取得するように構成しても良い。あるいは,グループ化装置112は,固定位置に設置される固定型位置情報認識装置122を介して位置情報を取得するように構成しても良い。
【0056】
図5に示すように,グループ化装置112は,位置情報受信部220と,位置情報照合部222と,グループ認証部224と,ユーザ情報照合部226と,ユーザ情報登録部228と,ユーザ情報データベース(DB)230と,位置情報データベース(DB)240とから主に構成されている。
【0057】
位置情報受信部220は,複数の携帯端末装置200から,位置情報を取得する。取得した位置情報は,位置情報データベース240に記憶される。位置情報の取得は,所定時間周期,あるいは決まった時間に行っても良いし,携帯端末装置200が,固定式の固定型位置情報認識装置122の近辺を通過した際に行うように構成しても良い。
【0058】
位置情報照合部222は,位置情報データベース240に記憶された複数の携帯端末装置200にかかる位置情報を参照する。さらに,位置情報照合部222は,各携帯端末装置200の位置情報に変化があったかどうかについてもチェックする。
【0059】
グループ認証部224は,位置情報照合部222の参照の結果,複数の携帯端末装置200にかかる位置情報が,所定時間にわたり一致していた場合には,当該複数の携帯端末装置200のユーザ同士がグループ行動をしているものと判断する。そして,グループ認証部224は,同一のグループ行動をしている携帯端末装置200同士をグループ化し,所定の属性を有するグループとして認識し,グループ情報として情報提供装置114に送信する。グループ情報には,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,グループ履歴情報などが含まれる。なお,グループの属性情報は,グループが男性のみから構成される,あるいは熟年夫婦であるといったような,グループの構成員から特定されるグループ種類に関する情報である。またグループ履歴情報は,過去に同一のまたはほぼ同一の構成メンバーにより構成されたグループが,どのようなパターンでどのようにグループ行動をしたかに関する履歴情報である。
【0060】
ユーザ情報照合部226は,携帯端末装置200から位置情報とともに送られてきた識別情報から,携帯端末装置200の所有者の個人情報を,ユーザ情報データベース230に対して参照する。参照の結果,抽出されたユーザ情報は,グループ情報とともに情報提供装置114に送出され,当該グループに最適なサービス情報を抽出して提供するために用いられる。
【0061】
ユーザ情報登録部228は,携帯端末装置200からアクセスされて,その携帯端末装置200の所有者に関するユーザ情報の入力を受け付ける。携帯端末装置200から入力された内容は,ユーザ情報データベース230に格納される。
【0062】
ユーザ情報データベース230は,ユーザ情報登録部228から送られてきたユーザ情報を分類し整理した形で保存する。ユーザ情報データベース230は,ユーザ情報登録部228から送られてきたユーザ情報のみならず,情報提供装置114からフィードバックされるユーザのサービス利用履歴(個人履歴情報)についても保存することが可能である。
【0063】
図8には,ユーザ情報データベース230の一例が示されている。ユーザ情報データベース230は,個人情報格納領域232と,嗜好情報格納領域234と,履歴格納領域236とを備えている。
【0064】
個人情報格納領域232には,ユーザの「住所」,「氏名」,「年齢」,「性別」,「職業」などに関する情報を格納することが可能である。なお,匿名性が要求されるような情報提供システムを構築する場合には,「氏名」については任意記載項目とすることができる。
【0065】
嗜好情報格納領域234には,ユーザの「好きな食べ物」,「嫌いな食べ物」,「好きなこと」,「嫌いなこと」,「興味があるもの」,「興味が無いもの」などに関する情報を格納することが可能である。
【0066】
履歴格納領域236には,ユーザのサービス利用履歴(個人履歴情報),例えば「アクセスした情報」,「利用したサービスの分類」,「サービスの利用場所」,「サービスの利用時間」,「グループメンバー」,「グループ種別」などに関する情報を格納することが可能である。
【0067】
再び図5に戻って,位置情報データベース240は,位置情報受信部220が携帯端末装置200から取得した位置情報を格納する。すでに説明したように,位置情報照合部222が,位置情報データベース240に格納された位置情報を参照し,その参照結果に基づいて,グループ認証部224は,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する携帯端末同士をグループ化しグループ情報を生成する。
【0068】
(情報提供装置114の構成)
次に図6を参照しながら情報提供装置114の構成について詳細に説明する。情報提供装置114は,サーバなどのコンピュータ装置として構成することができる。図示の例では,情報提供装置114は,グループ化装置112と別の構成にしているが,情報提供装置114とグループ化装置112とを同一のシステムサーバとして構成することも可能である。
【0069】
情報提供装置114は,サービス情報記録部250と,グループ情報取得部252と,サービス情報抽出部254と,サービス情報送信部256と,課金処理部258と,サービス情報データベース(DB)260とから主に構成されている。
【0070】
サービス情報記録部250は,サービス提供側装置118からアクセスされて,携帯端末装置200に提供するサービス情報をサービス情報データベース260に記録する。
【0071】
グループ情報取得部252は,グループ化装置112からグループ情報を取得して,サービス情報抽出部254に送る。
【0072】
サービス情報抽出部254は,グループ情報取得部252からグループ情報を獲得して,サービス情報データベース260を参照して,グループ情報と関連付けて,該当するグループに提供するお勧めサービス情報を抽出する。
【0073】
サービス情報抽出部254は,携帯端末装置200の所有者に関する個人情報,携帯端末装置の所有者200のサービス利用に関する個人履歴情報,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,グループとしてのサービス利用に関するグループ履歴情報,時間情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けてサービス情報の抽出を行うように構成しても良い。
【0074】
サービス情報送信部256は,サービス情報抽出部254が抽出したサービス情報を所定の携帯端末装置200に送信する。
【0075】
サービス情報送信部256が,サービス情報を送出するタイミングに関しては,グループの位置情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,一次会終了後には,グループ全員で一旦移動し,二次会会場を探すことが考えられる。かかる場合に,グループの位置情報が変化したタイミングで二次会会場,例えばカラオケボックスの情報を提供すれば,グループを効果的に誘導できる。また,サービス情報の送出タイミングは,例えば,グループが移動を開始したタイミング,あるいは一旦移動をして再び停止したタイミングなどさまざまなタイミングに設定することができる。
【0076】
また,サービス情報送信部256が,サービス情報を送出するタイミングに関しては,グループの人数情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,一次会終了後には,ある程度のメンバーは帰宅し,グループ構成人数が減ることが考えられる。しかし,残りのメンバーは二次会に向かうことが考えられるので,グループの人数が減ったタイミングで二次会向けの情報を提供すれば,グループを効果的に誘導できる。
【0077】
さらにまた,サービス情報送信部256が,サービス情報を送出するタイミングに関しては,時間情報に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,コンサートなどのイベントに参加しているだろうことが位置情報から推測され,そのイベントの終了時間が判明している場合には,イベントの終了タイミングに合わせて,サービス情報を送出することができる。
【0078】
課金処理部258は,サービス提供側装置118に対して課金処理を行う機能を有する。サービス提供側装置118は,本情報提供サービスを利用することにより,高い確率で,しかも単価の高いグループユーザを誘導することが可能となる。したがって,サービス提供側装置118は,ユーザ誘導の代価を課金処理部258に支払うことになる。なお,課金処理に関しては,実際にグループユーザが誘導された場合に支払う成功謝金方式にしても良いし,ユーザの利用の多寡にかかわらず,定額のサービス利用料を支払う構成にすることも可能である。あるいは,登録するサービス情報の量に応じて変動する変動方式に構成することも可能である。
【0079】
サービス情報データベース260は,サービス提供側装置118から提供されるサービス情報を格納する。
【0080】
図9には,サービス情報データベース260の一例が示されている。図示のように,サービス情報データベース260は,サービス情報格納領域262と,情報提供対象情報格納領域264と,リアルタイム情報格納領域266とから成っている。
【0081】
サービス情報格納領域262には,サービス提供側装置118が関連する店舗などのサービス提供者の基本情報「住所」,「店名」,「分類」,「営業時間」,「座席数」,「コメント」などの情報が格納される。情報提供装置114は,サービス情報格納領域262から,いわゆるデフォルトのサービス情報を抽出することができる。
【0082】
情報提供対象情報格納領域264には,例えば,「20代女性グループ」や「熟年カップル」といったような「対象グループ種別」,「渋谷エリア」や「新宿エリア」といったような「対象エリア」,「午後9時以降」,「午後7時まで」といったような「対象時間」などの情報が格納される。情報提供装置114は,情報提供対象情報格納領域264を参照することにより,より精度が高く顧客誘導率の高いお勧めサービス情報を抽出することができる。
【0083】
リアルタイム情報格納領域266には,リアルタイムで携帯情報端末200に提供されるリアルタイムのサービス情報,例えば「空席数」,「クーポン発行」,「コメント」などの情報が格納される。サービス提供側装置118は,リアルタイムのサービス情報をリアルタイム情報格納領域266に登録することにより,店舗の回転率を向上させ,利益率を向上させることができる。
【0084】
(サービス提供側装置118の構成)
次に,図7を参照しながら,レストランやカラオケなどのサービスを提供する店舗116に関連するサービス提供側装置118の構成について詳細に説明する。サービス提供側装置118は,店舗116に関連して設けられるコンピュータなどの情報端末装置から構成される。
【0085】
サービス提供側装置118は,サービス情報送信部270と,サービス情報入力部272と,課金処理部274とから構成される。
【0086】
サービス情報送信部270は,サービス提供側装置118の所有者が店舗116などを通じて,グループ行動をする携帯端末装置200の所有者に対して提供可能なサービス情報(デフォルトのサービス情報およびリアルタイムのサービス情報の双方を含む)を特定し,情報提供装置114に送信する。
【0087】
サービス情報入力部272は,サービス提供側装置118の所有者が店舗116などを通じて,グループ行動をする携帯端末装置200の所有者に対して提供可能なサービス情報を入力する。
【0088】
入力事項としては,サービス情報に加えて,例えば,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,時間情報,受入可能人数情報,空席情報などの付帯的情報を入力することもできる。サービス提供側装置118のサービス情報は,デフォルトサービス情報として,予め登録しておいても良いし,リアルタイムサービス情報として,例えば空席ができた時やサービスタイムなどに合わせてリアルタイムで登録するように構成しても良い。
【0089】
課金処理部274は,情報提供装置114の課金処理部258と連動して,情報提供装置114が提供するサービスに対する対価の支払いを行う。本実施の形態にかかる情報提供システムによれば,個人を対象とするよりも遥かに高い精度で,しかも複数のユーザをサービス提供側装置118にかかわる店舗116に誘導することができる。かかる付加価値に対して対価を支払うシステムが成立し得る。サービス提供側装置118は,課金処理部274を介して,本システムを利用する代価を,成功謝金方式で,あるいは定額式に清算することができる。
【0090】
(グループ認証の方法)
次に,図10〜図15を参照して,本実施の形態にかかる情報提供システムによりグループ認証を行う方法について説明する。
【0091】
本実施の形態にかかる情報提供システムは,ある個人がどんな人と一緒にいるのかを知ることによって,グループとしての行動を予測し,そのグループにとって有意義な情報を提供するものである。
【0092】
従来,個人の嗜好や行動履歴から,その個人に対してお勧め情報を送るものはあったが,個人としてとらえる限り,そのお勧め精度を上げることは困難であった。どんな人と一緒にいるかで,個人の行動欲求も変化するからである。例えば,恋人と一緒のときには,トレンディなレストランに行きたいかもしれない。しかし,気の置けない友人と一緒のときには,居酒屋でもいいかもしれない。しかし,これまでは,個人が誰と行動を共にしているのかを自動的に知る方法はなかった。
【0093】
そこで,本実施の形態によれば,グループ化装置112は,位置情報を利用して,ある一定の時間,個人Aと個人Bが高い割合で,同時刻に,ほぼ同じ位置情報を持っている場合,個人Aと個人Bは一緒に行動している2人のグループであると認識する。
【0094】
例えば,図10に示す例で言えば,個人Aの位置情報と個人Bの位置情報は,ある程度の時間が経過した後であっても,一致している。したがって,個人Aと個人Bは一緒に行動しているグループであると認識することができる。
【0095】
これに対して,個人Cの位置情報は,最初の時点では,個人Aの位置情報と個人Bの位置情報と一致しているが,ある程度の時間が経過した後においては,一致しない。したがって,個人Cは,個人Aと個人Bと一緒に行動していないと認識することができる。またある程度の時間の経過を要件とするのは,偶然,ある場所に存在していた複数の無関係のユーザ同士を,同一行動をとる一グループとして認識する誤動作を回避するためである。
【0096】
上記のように個人Aと個人Bとがグループ行動しているとグループ認証された後には,そのグループがどういう種類(グループの属性)のものなのかを推測するために,あらかじめ登録されている個人情報を参照する。ここでいう個人情報とは,名前,性別,年齢,住所,職業等である。図11に示すように,個人Aと個人Bのそれぞれの個人情報をかけ合わせることにより,グループの種類(グループの属性情報)を特定することができる。ここでいうグループの種類とは,夫婦,親子,家族,恋人,友人など人間関係に関する情報である。図11に示す例では,職業が学生であり,年齢が一致することから,個人Aと個人Bとは友人同士であると推測できる。
【0097】
以上のようにして,グループ化装置112は,個人Aと個人Bのグループは,何時,どこにいる,どんなグループで,人数は何人であるかを判断することができる。
【0098】
また,図8に示すように,ユーザ情報データベース230に,個人の嗜好情報が予め登録されている場合には,お勧めサービス情報の絞込みを行うことができる。個人の嗜好情報は,好きな食べ物,趣味,嫌いな食べ物や趣味などである。個人Aと個人Bの嗜好情報をかけ合わせることにより,個人Aと個人Bに共通のお勧めサービス情報を提供することができる。これは,グループに対してのお勧め情報と言ってもよい。
【0099】
図12に示す例で言えば,個人Aと個人Bの共通の嗜好情報から,個人Aと個人Bのグループに対しては,「ラーメン」,「イタリアン」,「和食」,「餃子」をお勧め情報として提供することができる。
【0100】
このように,本実施の形態によれば,図13に示すように,時間,場所,グループの種類,グループの嗜好などの情報を基に,当該グループに最適なお勧めサービス情報を送ることができる。このグループ単位で選択されたお勧め情報は,従来の個人ベースでのお勧めサービス情報に比較して格段の精度向上が期待できる。
【0101】
また,図14に示すように,ユーザがお勧めサービス情報を活用したかどうかの履歴を集めて,サービス情報データベース260に蓄積していけば,そのグループに対するお勧めサービス情報の精度をさらに向上させることができる。なお,グループ履歴は,個人履歴とは異なり,個人Aと個人Bがグループとして一緒にいるときにしか活用されない情報として保持する。
【0102】
さらに図15に示すように,従来のグループの構成メンバーと異なる構成メンバーを有する新規グループが検出された場合であっても,履歴に残っている構成メンバーと新規グループの構成メンバーとが,一定の割合以上で一致すれば,完全一致ではなくても,履歴情報を活用することが可能である。
【0103】
このように本実施の形態にかかる情報提供システムにより,グループについての行動履歴を蓄積することにより,調査などのマーケティングにも充分活用できる。例えば,ある場所について,曜日や時間ごとに,どのようなグループや個人が,どのように行動したのかを知ることにより,出店の参考にすることができる。
【0104】
以上のように,本実施の形態にかかる情報提供システムに寄れば,場所の特性とグループの属性(カップルなのか,友人なのか,家族なのか)および,時間の情報のかけ合わせにより,サービス情報をグループに提供することにより,サービス提供側装置にとって,効果的な宣伝効果をあげることができる。
【0105】
例えば,渋谷の映画館に6時にいるカップルは,この後,夕食を食べることが予想できる。年齢などにより,恋人なのか夫婦なのかを類推し,若いカップルであれば,おしゃれなレストランをお勧めサービス情報として提供できる。
【0106】
お勧めサービス情報の提供のタイミングは,例えば,2人の位置情報が変化した直後とすることができる。位置情報の変化により,グループが次の行動,例えば映画館を出てレストランを探す行動に移ったことが分かるからである。
【0107】
ここで,人間は,個人でいるときより,グループでいるときのほうが,消費金額が増える傾向にあるので,グループを認識し,サービスを提供することは,サービス提供事業者にとって,極めて重要である。
【0108】
また,本実施の形態にかかる情報提供システムにより,グループとしての行動履歴を追うことにより,従来難しかった,地域とグループとを掛け合わせたマーケティングを行うことができる。
【0109】
さらに,本実施の形態にかかる情報提供システムにより,グループの構成人数も把握できるので,大人数のグループには客席数の多いお店をお勧めサービス情報として提供したり,カップルには雰囲気のあるお店をお勧めサービス情報として提供したりでき,ユーザにとっての利便性も高いサービスを提供できる。
【0110】
(グループ化装置112への登録フロー)
次に,図16を参照しながら,グループ化装置112への個人情報や嗜好情報などの登録情報の登録設定フローについて説明する。
【0111】
フローが開始すると(S300),ユーザ情報の登録を行う意思を持つユーザは,携帯端末装置200を介して,システムサーバを構成するグループ化装置112へアクセスし,接続する(S302,S304,S306)。グループ化装置112は,携帯端末装置200に対して,ユーザ情報登録画面を返し,ユーザ情報登録画面を表示させる(S308,S310)。
【0112】
ユーザは,携帯端末装置200の画面を確認して(S312),個人情報や嗜好情報などの登録情報を入力し(S314),送信する(S316)。グループ化装置112は,送信された登録情報をユーザ情報データベース230に登録する(S318)。登録結果は,携帯端末装置200にかえされ,画面に表示される(S320,S322)。ユーザは,携帯端末装置200の画面で登録結果を確認することができる(S324)。
【0113】
次いで,ユーザは,携帯端末装置200の登録画面から自分のIDとパスワードを入力し(S326),グループ化装置112に送信する(S328)。グループ化装置112は,送信されたIDとパスワードの組み合わせが正規のものとして登録されているものであるかを確認する(S330)。
【0114】
ユーザが入力したIDとパスワードの組み合わせが,正規のものとして登録されていない場合には,ユーザに対して,正しいIDとパスワードを再度入力するように要求する(S326)。ユーザが正規のIDとパスワードの組み合わせを入力した場合には,その結果を携帯端末装置200に返して(S332),携帯端末装置200の表示画面に表示させ(S334),ユーザに確認させる(S336)。
【0115】
ユーザが正規のユーザであると認証されると,本実施の形態にかかる情報提供サービスを利用するための端末設定フローに移行する(S338)。ユーザが携帯端末装置200において情報提供サービスを利用するための設定を行うと(S342),その設定結果が送信される(S348)。グループ化装置112において,設定が確認され(S346),設定が失敗した場合には,再度端末設定画面に戻る(S338)。しかし,設定の失敗が所定回数反復した場合には,設定に失敗した旨の情報が携帯端末装置200に送信され(S348),ユーザはその旨を確認する(S350)。設定に成功した場合には。その結果が携帯端末装置200に送信され(S352),携帯端末装置200の表示画面に表示され(S354),ユーザはその内容を確認して(S356),一連のフローが終了する(S358)。
【0116】
(情報提供装置114への登録フロー)
次に図17を参照しながら,サービス提供側装置118から情報提供装置114へのサービス情報の登録フローについて説明する。
【0117】
フローが開始すると(S400),本実施の形態にかかる情報提供サービスを利用して,グループユーザを自己の提供するサービスへの誘導したいサービス提供業者は,サービス提供側装置118から,サーバとして構成される情報提供装置114にアクセスし接続する(S402,S404)。
【0118】
情報提供装置114は,サービス情報入力画面を表示させ(S406)る。サービス提供側装置118では,サービス情報入力画面を確認し(S408),自己が提供可能なサービス情報を入力する(S410)。
【0119】
情報提供装置114では,サービス提供側装置118から入力されたサービス情報を確認した後(S412),サービス提供側装置118が,本実施の形態にかかる情報提供サービスを利用するための課金処理に移行する。
【0120】
情報提供装置114は,サービス提供側装置118に対して課金要求を行う(S414)。課金は,定額制でも良いし,登録するサービス情報の量に応じた従量制でも構わない。サービス提供側装置118は,ネットバンキング等を利用して課金入力を行う(S416)。
【0121】
情報提供装置114,サービス提供側装置118からの課金を認証(S418)した後に,入力されたサービス情報の登録を行い(S420),その結果をサービス提供側装置118に送信し(S422),サービス提供側装置118の表示画面に表示させ(S424)の一連のフローが終了する。
【0122】
情報提供装置114に一旦サービス情報の登録が完了すると,グループユーザに対して各種サービス情報の提供が可能となる。例えば,所定の条件に合致したグループユーザが,所定の場所に到達し,自分の位置情報を,グループ化装置112を介して発信すると,登録されたサービス情報の中からお勧めサービス情報が抽出され,グループユーザが所有する携帯端末装置200に送信される。
【0123】
(グループ化装置112によるグループ化フロー)
次に,図18を参照しながら,グループ化装置112によるグループ化フローについて説明する。なお,グループ化は,図1に示すGPS装置を利用した情報提供システム100を用いるものとする。
【0124】
フローが開始すると(S510,S520),ユーザAが所有する携帯端末装置102から位置情報送信が行われる(S512)とともに,ユーザBが所有する携帯端末装置104からも位置情報送信が行われる(S522)。送信された位置情報は,グループ化装置112の位置情報データベース240内において,それぞれA位置情報またはB位置情報として受信され(S532,S534),格納される。
【0125】
グループ化装置112は,携帯端末装置102のA位置情報を受信すると(S532),A位置情報の照合を行う(S550)。同様に,グループ化装置112は,携帯端末装置104のB位置情報を受信すると(S534),B位置情報の照合を行う(S560)。
【0126】
位置情報の照合結果のログは,随時蓄積されている(S542)。しかし,すべてのログを蓄積していたのでは,蓄積されるログは膨大なものとなるので,一定時間経過したログについては(S544),適宜削除されて(S546),グループ化装置112への負担が軽減されて,受信を待機できるようにする(S548)。
【0127】
この間,ユーザAが所有する携帯端末装置102は所定の時間,例えば5分ごとに自分の位置情報を自動送信し(S514),フローを終了する(S516)。同様に,ユーザBが所有する携帯端末装置104は所定の時間,例えば5分ごとに自分の位置情報を自動送信し(S524),フローを終了する(S526)。
【0128】
グループ化装置112は,携帯端末装置102のA位置情報を受信すると(S532),A位置情報の照合を行う(S550)。同時に,グループ化装置112は,携帯端末装置104のB位置情報を受信すると(S534),B位置情報の照合を行う(S560)。
【0129】
その結果,A位置情報とB位置情報とが合致した場合には(S562),その状態を記憶して,前回の位置情報と変化があるかどうかを判断する(S564)。変化がない場合には,経過時間を加算せずに受信待機状態に戻り(S548),再び,A位置情報照合(S550)とB位置情報照合(S560)のフローを反復する。
【0130】
A位置情報照合(S550)とB位置情報照合(S560)の結果,前回の位置情報と変化があった場合には(S564),さらに最初の位置情報の合致から所定時間,例えば10分)が経過したかどうかが判断される(S566)。その結果,所定時間が経過してない場合には,受信待機状態に戻り(S548),再び,A位置情報照合(S550)とB位置情報照合(S560)のフローを反復する。
【0131】
最初の位置情報の合致から所定時間が経過した場合には,位置情報が合致した携帯端末装置102を所有するユーザAと携帯端末装置104を所有するユーザBとはグループを形成していると判断できるので,グループ化され,グループ認証が行われ(S568),グループ情報が,情報提供装置114に送信される。その後,グループ化装置112は,再び,位置情報の受信待機状態になる(S570)。
【0132】
(グループ化装置112および情報提供装置114によるサービス情報の選択条件抽出フロー)
次に図19を参照しながら,グループ化装置112および情報提供装置114によるサービス情報の選択条件抽出フローについて詳細に説明する。なお,図18の場合と同様に,ユーザAおよびユーザBがグループとして認識されたものとし,ユーザAおよびユーザBは,ユーザ情報データベース230に,予め個人情報および嗜好情報を登録しているものとする。
【0133】
本実施の形態にかかる情報提供システムにより,ユーザAおよびユーザBがグループとして認識され,情報提供サービスがスタートする(S602)。すると,グループ化装置112のユーザ情報データベース230が参照され,ユーザ情報照合部226に,ユーザAおよびユーザBの個人情報が送出される(S612)。
【0134】
ユーザ情報照合部226では,ユーザAとユーザBとの間で個人情報の照合が行われる(S622)。具体的には,ユーザAとユーザBの個人情報に対して以下のような照合が行われる。
(1)同姓か,異性か?
(2)人数は何人か?
(3)年齢または年代において共通性はあるか?
(4)職業は同じか?
(5)住所は近いか?
【0135】
このような個人情報の照合の結果,ユーザ情報照合部226は,ユーザAとユーザBのグループ種別を推測する(S624)。図11の例に即せば,ユーザAとユーザBとは,同じ年の男子学生であり,現在は2人で行動していることが推測される。そして,かかるグループ化された個人情報(グループ情報)も,情報提供装置114に送出される。
【0136】
個人情報の照合が終了した後,ユーザAとユーザBとの嗜好情報の照合が行われる。そのために,ユーザ情報データベース230からユーザ情報照合部226にユーザAとユーザBの嗜好情報が送出される。
【0137】
ユーザ情報照合部226では,ユーザAとユーザBとの間で嗜好情報の照合が行われる(S626)。具体的には,ユーザAとユーザBの嗜好情報に対して以下のような照合が行われる。
(1)好きな食べ物は何か?
(2)嫌いな食べ物は何か?
【0138】
このような嗜好情報の照合の結果,ユーザ情報照合部226は,ユーザAとユーザBの共通嗜好情報の抽出を行う(S628)。図12の例に即せば,ユーザAとユーザBとは,ラーメン,イタリアン,和食,餃子に対して共通の嗜好を示すので,これらの嗜好情報を情報提供装置114に送出する。
【0139】
嗜好情報の照合が終了した後,ユーザAとユーザBとの履歴情報の照合が行われる。そのために,ユーザ情報データベース230からユーザ情報照合部226にユーザAとユーザBの履歴情報が送出される。
【0140】
ユーザ情報照合部226は,ユーザAとユーザBに同じ履歴(グループ履歴情報)があるかどうかを照合する(S630)。そして,ユーザ情報照合部226は,ユーザAとユーザBの共通履歴(グループ履歴情報),例えば,「二週間前に渋谷付近において2人で行動してラーメン屋に入った」といったような二人に共通のグループ履歴情報を抽出する(S632)。
【0141】
グループ化装置112は,このように,ユーザAとユーザBのグループ種別情報,共通嗜好情報,履歴情報などを抽出した後,情報提供装置114に抽出した情報群を送出する。そして,情報提供装置114は,受け取った情報に基づいて,グループ行動をとるユーザAとユーザBに最適なサービス情報を提供する(S640)。
【0142】
(サービス情報提供フロー)
次に,図20を参照しながら,本実施の形態にかかる情報提供システムによるサービス情報の提供フローについて説明する。
【0143】
フローが開始すると(S700,S710),ユーザAが所有する携帯端末装置102から位置情報送信が行われる(S702)とともに,ユーザBが所有する携帯端末装置104からも位置情報送信が行われる(S712)。送信された位置情報は,グループ化装置112の位置情報データベース240内において,それぞれA位置情報またはB位置情報として受信され(S722,S724),格納される。
【0144】
ユーザAが所有する携帯端末装置102は所定の時間,例えば5分ごとに自分の位置情報を自動送信する(S704)。同様に,ユーザBが所有する携帯端末装置104も所定の時間,例えば5分ごとに自分の位置情報を自動送信する(S714)。
【0145】
グループ化装置112は,携帯端末装置102のA位置情報を受信すると(S722),A位置情報の照合を行う(S734)。同様に,グループ化装置112は,携帯端末装置104のB位置情報を受信すると(S724),B位置情報の照合を行う(S736)。
【0146】
その結果,A位置情報とB位置情報とが合致した場合には(S738),その状態を記憶して,前回の位置情報と変化があるかどうかを判断する(S740)。変化がない場合には,経過時間を加算せずに受信待機状態に戻り(S732),再び,A位置情報照合(S734)とB位置情報照合(S736)のフローを反復する。
【0147】
A位置情報照合(S734)とB位置情報照合(S736)の結果,前回の位置情報と変化,例えば50メートル以上の変化があった場合には(S740),さらに最初の位置情報の合致から所定時間,例えば10分)が経過したかどうかが判断される(S742)。その結果,所定時間が経過してない場合には,受信待機状態に戻り(S732),再び,A位置情報照合(S734)とB位置情報照合(S736)のフローを反復する。
【0148】
グループ化装置112により,ユーザAとユーザBとがグループを構成しており,さらに,次のイベントへの行動を起こしたと判断されると(S738,S740,S742),ユーザ情報データベース230が参照され,ユーザAとユーザBの個人情報が照合される(S752)。さらに,グループ特性および共通嗜好情報が抽出され(S762),これらの情報が情報提供装置114に送信される(S772)。
【0149】
情報提供装置114は,グループ特性および共通嗜好情報に加えて位置情報についても受信を行う(S774)。そして,情報提供装置114は,これらの情報に基づいて,グループ行動をしているユーザAとユーザBに最適なお勧めサービス情報を検索して抽出し(S776),それらのお勧めサービス情報を携帯端末装置102および104に向けて発信する(S778)。
【0150】
携帯端末装置102,104は,情報提供装置114から送られてきたお勧めサービス情報を受信し(S706,S716),一連のフローを完了する(S708,S718)。その後,ユーザAとユーザBは,受信したお勧めサービス情報に誘導されて,例えばサービス提供事業者の店舗でサービスを享受する。
【0151】
このように,本実施の形態によれば,ある時間間隔にわたり位置情報が共通する情報端末装置同士を自動的にかつリアルタイムでグループ化し,予め登録された個人情報や嗜好情報に基づいて,最適なお勧めサービス情報を提供することが可能ので,サービスを利用するグループにとっては利便性が向上する。また,サービス提供事業者側にとっても,単価の高い団体を効率的に受け入れることができ,利益率を向上させることができる。
【0152】
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態にかかる情報提供システムについて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,明細書に記載された技術的思想の範疇無いでさまざまな応用例や修正例に想到することは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0153】
例えば,本発明にかかる情報提供システムは,図21のように構成することもできる。図21に示す情報提供システムは,サービス提供側装置118に仲介部276を設けている。この仲介部276は,中継局Aを介してシステムにアクセスする女性グループ(GF)と,中継局Bを介してシステムにアクセスする男性グループ(GM)とを,仲介し,男女の合コンの場を提供するように構成することもできる。
【0154】
また,団体割引を受けるために若干名人数が足りないような場合に,別のグループに呼びかけを行って,人数を補充していくようなシステムを構築することもできる。
【0155】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,ある時間間隔にわたり位置情報が共通する情報端末装置同士を自動的にかつリアルタイムでグループ化し,予め登録された個人情報や嗜好情報に基づいて,最適なお勧めサービス情報を提供することが可能ので,サービスを利用するグループにとっては利便性が向上する。また,サービス提供事業者側にとっても,単価の高い団体を効率的に受け入れることができ,利益率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】GPSを利用した本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】固定型位置検出装置を利用した本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】ブルートゥースを利用した本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の一形態にかかる携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の一形態にかかるグループ化装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の一形態にかかる情報提供装置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の一形態にかかるサービス提供側装置の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の一形態にかかるサービス情報DBのデータ構造の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の一形態にかかるサービス情報DBのデータ構造の一例を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループ化概念を説明する説明図である。
【図11】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループ属性概念を説明する説明図である。
【図12】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによる嗜好情報マッチング概念を説明する説明図である。
【図13】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループに対するお勧め情報概念を説明する説明図である。
【図14】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループ履歴概念を説明する説明図である。
【図15】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループ履歴利用の一例を説明する説明図である。
【図16】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるユーザ情報登録フローを説明するフローチャートである。
【図17】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるサービス情報登録フローを説明するフローチャートである。
【図18】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループ化フローを説明するフローチャートである。
【図19】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるサービス情報抽出フローを説明するフローチャートである。
【図20】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるサービス情報提供フローを説明するフローチャートである。
【図21】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによる仲介サービス提供システムの構成図である。
【符号の説明】
100 情報提供システム
102 携帯端末装置
104 携帯端末装置
106 位置測定装置(GPS装置)
110 通信網
112 グループ化装置
114 情報提供装置
116 店舗
118 サービス提供側装置
【発明の属する技術分野】
本発明は,情報提供システム,携帯端末装置,グループ化装置,情報提供装置,サービス提供側装置,情報提供方法およびこれらに関するコンピュータプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,GPS(Global Positioning System)などにより取得した位置情報に基づいて,携帯電話やPDA(Personal Digital Assistance)などの携帯端末装置に情報を提供するシステム(例えば,特開2002−277279号公報)が知られている。
【0003】
また,グループ固有の情報をグループごとに配信するグループ情報配信システム(例えば,特開2001−337983号公報)やグループ内で情報を共有する情報共有システム(例えば,特開2002−296041号公報)も知られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−277279号公報
【0005】
【特許文献2】
特開2001−337983号公報
【0006】
【特許文献3】
特開2002−296041号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし,従来のシステムでは,携帯端末装置側から積極的に要求しなければ,その位置情報に応じたサービス情報を取得することができなかった。また,携帯端末装置の所有者がグループで行動する場合であっても,従来のシステムでは,グループ行動に適した情報を,携帯端末装置の所有者が情報源に自らアクセスして取得する必要があった。
【0008】
さらに,個人行動とグループ行動とを比較すると,そのグループの属性や人数や時間や行動地域に応じて,必要とする情報も大きく異なるが,従来,グループ行動に適した情報を自動的にかつリアルタイムに配信できるシステムもなかった。
【0009】
本発明は,従来の情報提供システムが有する上記問題点に鑑みてなされたものであり,携帯端末装置所有者のグループ行動を自動的に認識し,そのグループ行動に好適なサービス情報を自動的にかつリアルタイムに配信することにより,携帯端末装置所有者の利便性およびサービス利用率を向上させ,サービス提供者側の利益にも資するような新規かつ改良された情報提供システム等を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために,本発明の第一の観点によれば,通信網に接続された複数の携帯端末装置と,通信網に接続されたグループ化装置と,通信網に接続された情報提供装置とから成る情報提供システムが提供される。なお,通信網には無線および有線の双方の通信網が含まれるが,本発明の効果を十分に享受するためには,少なくとも携帯端末装置は,無線の通信網により接続されていることが好ましい。
【0011】
携帯端末装置は,携帯電話やPDAなどの携帯可能なコンピュータ装置であり,携帯端末装置ごとに一意に特定される識別情報と自己の位置情報とをグループ化装置に発信する位置情報発信部を備えているものである。携帯端末装置は,さらに,情報提供装置からグループ化に応じたサービス情報の提供を受けるサービス情報受信部を備えている。なお,グループ化されるすべての携帯端末装置がサービス情報受信部を備えている必要は無く,サービス情報受信部は,グループのリーダー端末装置のみが所有する構成を採用することもできる。
【0012】
グループ化装置は,サーバなどのコンピュータ装置としても構成しても良いし,機能を限定したより簡単な装置として構成しても良い。グループ化装置は,携帯端末装置から識別情報と位置情報とを受信する位置情報受信部と,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する前記携帯端末装置同士をグループ化してグループ情報を獲得するグループ認証部とを備えている。
【0013】
グループ化装置は,携帯端末装置のうちリーダー端末装置に設けるように構成しても良い。例えば,リーダー端末装置が,ブルートゥース(Bluetooth)などの無線技術を用いて,周囲にあるメンバー端末装置を認識してグループ化して,情報提供装置に一括してグループ情報を提供するように構成することも可能である。かかる構成の場合には,情報提供装置のサービス情報送信部は,グループ化された携帯端末装置のうちリーダー端末装置にのみサービス情報を送信するように構成しても良い。
【0014】
また,グループ化装置を,GPS装置を利用する構成とし,各携帯端末装置から中継基地およびGPS衛星を介して位置情報を収集するように構成しても良い。
【0015】
また,グループ化装置は,固定位置に設置されており,所定領域を通過した前記携帯端末装置の位置情報を認識する固定型位置情報認識装置を介して,位置情報を取得するように構成しても良い。かかる構成の場合に,固定型位置情報認識装置は,例えば駅の自動改札や街角の自動販売機などに設置することができる。また,かかる構成の場合,固定型位置情報認識装置として構成される位置情報受信部と,グループ認証部とを,同じ位置に設置しても良いし,別位置に設置して,無線等の通信網を介して情報交換するように構成しても良い。
【0016】
情報提供装置は,サーバなどのコンピュータ装置として構成することができる。情報提供装置は,携帯端末装置に提供するサービス情報を記録するサービス情報記録部と,グループ認証部からグループ情報を獲得して,グループ情報と関連付けてサービス情報を抽出するサービス情報抽出部と,抽出したサービス情報を所定の携帯端末装置に送信するサービス情報送信部とを備えている。なお情報提供装置とグループ化装置とは別のサーバ構成とすることも可能であるし,情報提供サーバとして,同一のサーバ構成とすることも可能である。
【0017】
情報提供装置のサービス情報抽出部は,携帯端末装置の所有者に関する個人情報,前記携帯端末装置の所有者のサービス利用に関する個人履歴情報,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,グループとしてのサービス利用に関するグループ履歴情報,時間情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けてサービス情報の抽出を行うように構成しても良い。
【0018】
情報提供装置は,グループの位置情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,一次会終了後には,グループ全員で一旦移動し,二次会会場を探すことが考えられる。かかる場合に,一次会が終了し,グループの位置情報が変化したタイミングで二次会会場,例えばカラオケボックスの情報を提供すれば,一次会を終了したグループを効果的に二次会に誘導できる。また,サービス情報の送出タイミングは,例えば,グループが移動を開始したタイミング,あるいは一旦移動をして再び停止したタイミングなどさまざまなタイミングに設定することができる。
【0019】
情報提供装置は,グループの人数情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,あるグループの一次会終了後には,遠隔地に住んでいる数人のメンバーは帰宅し,グループ構成人数が減ることが考えられる。しかし,残りのメンバーは二次会に向かうことが考えられるので,グループの人数が減ったタイミングで二次会向けの情報を提供すれば,一次会を終了したグループを効果的にカラオケなどの二次会に誘導できる。
【0020】
情報提供装置は,時間情報に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,コンサートなどのイベントに参加しているだろうことが位置情報から推測され,そのイベントの終了時間が判明している場合には,イベントの終了タイミングに合わせて,サービス情報を送出することができる。本構成によれば,例えば,コンサートに行き盛り上がったカップルを,おしゃれなレストランに誘導するようなサービス情報を提供することができる。
【0021】
さらに,本発明にかかる情報提供装置には,通信網に接続されたサービス提供側装置を設けることができる。サービス提供側装置は,例えば,レストランなどの飲食店やカラオケボックスなどのリアルなサービスを提供する店舗に設置されるコンピュータなどの情報処理装置である。もちろん,提供されるサービスはリアルなものではなく,携帯端末装置を利用したバーチャルなサービスであっても構わない。
【0022】
サービス提供側装置は,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,時間情報,受入可能人数情報,空席情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けたサービス情報を情報提供装置に送信するサービス情報送信部を備えている。サービス提供側装置のサービス情報は,予め登録しておいても良いし,例えば空席ができた時やサービスタイムなどに合わせてリアルタイムで登録するように構成しても良い。かかる構成によれば,予め登録されたデフォルトのサービス情報およびさまざまな条件に応じて動的に変化するリアルタイムのサービス情報を,本発明にかかる情報提供サービスを利用するグループに提供することができる。
【0023】
サービス提供側装置は,一のグループと他のグループまたは個々の携帯端末装置とを新規グループとしてグループ化する仲介サービスを提供する仲介部を備えるように構成しても良い。かかる構成によれば,例えば,団体割引を受けるために,後2人の仲間が必要な場合であっても,その仲間を簡単に集めることができる。さらに,例えば,5人のグループの男性が,同地域にいる5人のグループの女性に合コンを呼びかけるようなサービスを実現することも可能である。その際に,本発明によれば,携帯端末装置を所有しているユーザの個人情報が自動取得されるので,例えば,男性が女性を騙るような,いわゆる成りすましを回避することができる。
【0024】
次に,上記のように構成された情報提供システムの動作および効果について説明する。なお,本情報提供システムのユーザは,二人以上のグループで行動しているものとする。
【0025】
ユーザが所有する携帯端末装置から,識別情報と位置情報とが,位置情報発信部を介して,グループ化装置の位置情報受信部に送られる。情報の収集は所定間隔で行われても良いし,ユーザが,固定型位置情報認識装置が設置された自動販売機などの所定位置を通過した場合に行っても良い。ユーザがグループで行動している場合には,グループ行動している携帯端末装置から送られてくる位置情報はほぼ一致する。そこで,グループ化装置のグループ認証部は,所定の時間間隔にわたり位置情報が共通する携帯端末装置の所有者同士がグループ行動をしているものと判断する。かかる構成により,例えば駅からデパートまで同じコースを偶然に辿っている複数のユーザを同一グループとして誤認するような事態を回避することができる。
【0026】
情報提供装置のサービス情報記録部は,サービス情報提供側装置から,予め提供可能なサービス情報の提供を受けて,記録している。サービス情報の記録は,必ずしも事前に行う必要は無く,例えば,空席ができた際に登録を行うようなリアルタイム処理も可能である。
【0027】
情報提供装置のサービス情報抽出部は,サービス情報記録部の中から,グループ情報に適合するサービス情報(デフォルトのサービス情報またはリアルタイムのサービス情報)を抽出して,携帯端末装置のサービス情報受信部に送出する。その結果,ユーザは,ある地域,ある時間,ある人数,あるグループ属性などに関連して,そのグループ行動に最適なサービス情報を入手することができる。また,本構成によれば,個人情報の場合よりもグループ情報を利用した方が,ユーザによるサービスの利用率も向上するため,サービス提供側の利益の増大も期待することができる。
【0028】
さらに本発明の別の観点によれば,上記情報提供システムを実現するための,携帯端末装置,グループ化装置,情報提供装置,サービス提供側装置,情報提供方法およびこれらに関するコンピュータプログラムが提供される。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施形態にかかる情報提供システム,携帯端末装置,グループ化装置,情報提供装置,サービス提供側装置,情報提供方法およびこれらに関するコンピュータプログラムについて詳細に説明する。また,以下の説明および添付図面において,略同一の機能構成を有する部材については,同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
【0030】
(情報提供システムの概略構成)
図1には,GPSを利用した情報提供システム100の構成図が示されている。情報提供システム100は,ユーザAが所有する携帯端末装置102と,ユーザBが所有する携帯端末装置104と,GPS衛星などから構成されるGPS装置106と,中継局108と,通信網110と,グループ化装置112と,情報提供装置114と,店舗116に関連するサービス提供側装置118とから構成されている。
【0031】
携帯端末装置102を所有するユーザAと携帯端末装置104を有するユーザBは,友人同士あるいは恋人同士として二人のグループを構成している。携帯端末装置102,104は,携帯電話やPDAなどの携帯型情報処理装置であり,少なくとも携帯端末装置ごとに一意に特定される識別情報と自己の位置情報を発信することが可能な位置情報発信部204を備えている。携帯端末装置102,104の詳細な構成については,図4に関連して後述する。
【0032】
GPS装置106は,GPS衛星などから位置情報を地上に発信している。GPS機能を備えた携帯端末装置102,104は,GPS装置106のGPS衛星などから位置情報信号を受信して自己の現在の位置情報をリアルタイムで知ることができる。
【0033】
中継局108は,携帯端末装置102,104からの信号を受信して通信網110を介してグループ化装置112など所定のサーバ装置に情報を送信する。また,中継局108は,情報提供装置などから発信された情報を,通信網110を介して受けて,携帯端末装置102,104に送信する。
【0034】
通信網110は,双方向通信が可能な無線または有線の公衆回線網または専用回線網である。
【0035】
グループ化装置112は,コンピュータなどの情報端末装置である。グループ化装置112は,少なくとも,携帯端末装置102,104から識別情報と位置情報とを受信する位置情報受信部と,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する前記携帯端末装置同士をグループ化してグループ情報を獲得するグループ認証部とを備えている。グループ化装置112の詳細な構成については,図5と関連して後述するが,図1に示すグループ化装置は,GPS装置を利用して位置情報を取得する構成となっている点に留意する必要がある。
【0036】
情報提供装置114は,コンピュータなどの情報端末装置である。情報提供装置114は,少なくとも,携帯端末装置102,104に提供するサービス情報を記録するサービス情報記録部と,グループ認証部からグループ情報を獲得して,グループ情報と関連付けてサービス情報を抽出するサービス情報抽出部と,抽出したサービス情報を所定の携帯端末装置に送信するサービス情報送信部とを備えている。情報提供装置114の詳細な構成については,図6に関連して後述する。
【0037】
なお,図1に示す実施形態においては,グループ化装置112と情報提供装置114を別構成として示したが,情報提供サーバとして,一体的に構成することも可能であることは言うまでも無い。
【0038】
サービス提供側装置118は,コンピュータなどの情報端末装置から構成される。サービス提供側装置118は,飲食店などの店舗116と関連して設けられており,飲食店に関する情報などをサービス情報として発信すること可能である。サービス提供側装置118が提供するサービス情報は,レストラン情報などリアルな店舗に関するサービス情報であっても構わないし,携帯端末装置200を利用して行うゲームなどのバーチャルなサービス情報であっても構わない。サービス提供側装置118の詳細な構成についても,図7に関連して後述する。
【0039】
図2には,本発明の別の実施形態にかかる情報提供システム120の概略構成が示されている。情報提供システム120の構成は,基本的には情報提供システム100の構成と同様であるが,GPS装置106の代わりに,固定式の位置情報認識装置122により,携帯端末装置102,104の位置情報を取得するように構成されている。
【0040】
固定型位置情報認識装置122は,自動販売機124や駅の自動改札などの固定位置に設置されている。グループを構成するユーザAおよびユーザBが固定型位置情報認識装置122の近くを通過した際に,携帯端末装置102,104の位置情報を,中継局108を介してグループ化装置112に送信することが可能である。
【0041】
図2に示す情報提供システム120を構成する他の構成要素,すなわち,中継局108,通信網110,グループ化装置112,情報提供装置114,店舗116,サービス提供側装置118の構成については,図1に示す情報提供システム100の構成と実質的に変わりないので,詳細説明は省略する。
【0042】
図3には,本発明の別の実施形態にかかる情報提供システム130の概略構成が示されている。情報提供システム130の構成は,基本的には図1に示す情報提供システム100および図2に示す情報提供システム130の構成と同様であるが,GPS装置106や固定式固定型位置情報認識装置122の代わりに,携帯端末装置132,134,16,138,140に内蔵されたブルートゥース機能を利用することにより,各携帯端末装置132,134,16,138,140の位置情報を取得するように構成されている。
【0043】
すなわち,リーダーの所有する携帯端末装置132が,メンバーAの所有する携帯端末装置134,メンバーBの所有する携帯端末装置136,メンバーCの所有する携帯端末装置138,メンバーDの所有する携帯端末装置140と,ブルートゥース機能を用いて通信を行うことにより,各携帯端末装置132,134,16,138,140の位置情報を取得することが可能である。
【0044】
本実施形態の場合には,リーダーが所有する携帯端末装置132がグループ化装置112の機能を実行するので,通信網110に接続されるグループ化装置112を別途設ける必要は無い。
【0045】
また,本実施の形態の場合には,情報提供装置114から送信されるサービス情報はリーダーが所有する携帯端末装置132に送信されれば十分なので,他のメンバーが所有する携帯端末装置134,136,138,140の構成を簡易化することが可能である。
【0046】
図3に示す情報提供システム130の他の構成要素,すなわち,中継局108,通信網110,情報提供装置114,店舗116,サービス提供側装置118の構成については,図1および図2に示す情報提供システム100および情報提供システム120の構成と実質的に変わりないので,詳細説明は省略する。
【0047】
(携帯端末装置200の構成)
次に,図4を参照しながら,携帯端末装置200の構成について詳細に説明する。既に説明したように,携帯端末装置200は,通信機能を有する携帯電話やPDAなどの携帯型情報処理装置として構成することができる。
【0048】
携帯端末装置200は,サービス情報受信部202と,位置情報発信部204と,位置情報処理部206と,識別情報格納部208と,サービス情報表示部210とから主に構成されている。
【0049】
サービス情報受信部202は,後述するように,情報提供装置114から提供されるグループ行動に適したサービス情報を通信網110および中継器108を介して受信する機能を有する。図3に示す構成例では,サービス情報受信部202は,リーダーが所有する携帯情報端末132にのみ設けるように構成しても良い。
【0050】
位置情報発信部204は,GPS装置106や,固定式固定型位置情報認識装置122や,リーダー所有の携帯端末装置132と通信を行い,位置情報処理部206が獲得した位置情報を中継器108および通信網110を介してグループ化装置112に送信する。さらに,位置情報発信部204は,携帯端末装置200ごとに一意に特定される識別情報も,合わせて中継器108および通信網110を介してグループ化装置112に送信する。
【0051】
位置情報処理部206は,GPS装置106や,固定式固定型位置情報認識装置122や,リーダー所有の携帯端末装置132と通信を行い,現在の位置情報を獲得する。
【0052】
識別情報格納部208は,携帯端末装置200の個体を特定するための識別番号や電話番号などの識別情報を格納する。識別情報は,後述するように,位置情報と合わせてグループ化装置112に送信され,携帯端末装置200を所有しているユーザに関する情報を照合するために用いられる。
【0053】
サービス情報表示部210は,情報提供装置114から提供されたグループ行動に適したサービス情報を表示する。
【0054】
(グループ化装置112の構成)
次に,図5を参照しながら,グループ化装置112の詳細な構成について説明する。グループ化装置112は,システムサーバの一部としてコンピュータなどの情報処理端末として構成することができる。あるいは,グループ化装置112は,リーダーが所有する携帯端末装置132に一体的に組み込むことも可能である。
【0055】
またグループ化装置112は,GPS装置106を介して位置情報を取得するように構成しても良い。あるいは,グループ化装置112は,固定位置に設置される固定型位置情報認識装置122を介して位置情報を取得するように構成しても良い。
【0056】
図5に示すように,グループ化装置112は,位置情報受信部220と,位置情報照合部222と,グループ認証部224と,ユーザ情報照合部226と,ユーザ情報登録部228と,ユーザ情報データベース(DB)230と,位置情報データベース(DB)240とから主に構成されている。
【0057】
位置情報受信部220は,複数の携帯端末装置200から,位置情報を取得する。取得した位置情報は,位置情報データベース240に記憶される。位置情報の取得は,所定時間周期,あるいは決まった時間に行っても良いし,携帯端末装置200が,固定式の固定型位置情報認識装置122の近辺を通過した際に行うように構成しても良い。
【0058】
位置情報照合部222は,位置情報データベース240に記憶された複数の携帯端末装置200にかかる位置情報を参照する。さらに,位置情報照合部222は,各携帯端末装置200の位置情報に変化があったかどうかについてもチェックする。
【0059】
グループ認証部224は,位置情報照合部222の参照の結果,複数の携帯端末装置200にかかる位置情報が,所定時間にわたり一致していた場合には,当該複数の携帯端末装置200のユーザ同士がグループ行動をしているものと判断する。そして,グループ認証部224は,同一のグループ行動をしている携帯端末装置200同士をグループ化し,所定の属性を有するグループとして認識し,グループ情報として情報提供装置114に送信する。グループ情報には,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,グループ履歴情報などが含まれる。なお,グループの属性情報は,グループが男性のみから構成される,あるいは熟年夫婦であるといったような,グループの構成員から特定されるグループ種類に関する情報である。またグループ履歴情報は,過去に同一のまたはほぼ同一の構成メンバーにより構成されたグループが,どのようなパターンでどのようにグループ行動をしたかに関する履歴情報である。
【0060】
ユーザ情報照合部226は,携帯端末装置200から位置情報とともに送られてきた識別情報から,携帯端末装置200の所有者の個人情報を,ユーザ情報データベース230に対して参照する。参照の結果,抽出されたユーザ情報は,グループ情報とともに情報提供装置114に送出され,当該グループに最適なサービス情報を抽出して提供するために用いられる。
【0061】
ユーザ情報登録部228は,携帯端末装置200からアクセスされて,その携帯端末装置200の所有者に関するユーザ情報の入力を受け付ける。携帯端末装置200から入力された内容は,ユーザ情報データベース230に格納される。
【0062】
ユーザ情報データベース230は,ユーザ情報登録部228から送られてきたユーザ情報を分類し整理した形で保存する。ユーザ情報データベース230は,ユーザ情報登録部228から送られてきたユーザ情報のみならず,情報提供装置114からフィードバックされるユーザのサービス利用履歴(個人履歴情報)についても保存することが可能である。
【0063】
図8には,ユーザ情報データベース230の一例が示されている。ユーザ情報データベース230は,個人情報格納領域232と,嗜好情報格納領域234と,履歴格納領域236とを備えている。
【0064】
個人情報格納領域232には,ユーザの「住所」,「氏名」,「年齢」,「性別」,「職業」などに関する情報を格納することが可能である。なお,匿名性が要求されるような情報提供システムを構築する場合には,「氏名」については任意記載項目とすることができる。
【0065】
嗜好情報格納領域234には,ユーザの「好きな食べ物」,「嫌いな食べ物」,「好きなこと」,「嫌いなこと」,「興味があるもの」,「興味が無いもの」などに関する情報を格納することが可能である。
【0066】
履歴格納領域236には,ユーザのサービス利用履歴(個人履歴情報),例えば「アクセスした情報」,「利用したサービスの分類」,「サービスの利用場所」,「サービスの利用時間」,「グループメンバー」,「グループ種別」などに関する情報を格納することが可能である。
【0067】
再び図5に戻って,位置情報データベース240は,位置情報受信部220が携帯端末装置200から取得した位置情報を格納する。すでに説明したように,位置情報照合部222が,位置情報データベース240に格納された位置情報を参照し,その参照結果に基づいて,グループ認証部224は,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する携帯端末同士をグループ化しグループ情報を生成する。
【0068】
(情報提供装置114の構成)
次に図6を参照しながら情報提供装置114の構成について詳細に説明する。情報提供装置114は,サーバなどのコンピュータ装置として構成することができる。図示の例では,情報提供装置114は,グループ化装置112と別の構成にしているが,情報提供装置114とグループ化装置112とを同一のシステムサーバとして構成することも可能である。
【0069】
情報提供装置114は,サービス情報記録部250と,グループ情報取得部252と,サービス情報抽出部254と,サービス情報送信部256と,課金処理部258と,サービス情報データベース(DB)260とから主に構成されている。
【0070】
サービス情報記録部250は,サービス提供側装置118からアクセスされて,携帯端末装置200に提供するサービス情報をサービス情報データベース260に記録する。
【0071】
グループ情報取得部252は,グループ化装置112からグループ情報を取得して,サービス情報抽出部254に送る。
【0072】
サービス情報抽出部254は,グループ情報取得部252からグループ情報を獲得して,サービス情報データベース260を参照して,グループ情報と関連付けて,該当するグループに提供するお勧めサービス情報を抽出する。
【0073】
サービス情報抽出部254は,携帯端末装置200の所有者に関する個人情報,携帯端末装置の所有者200のサービス利用に関する個人履歴情報,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,グループとしてのサービス利用に関するグループ履歴情報,時間情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けてサービス情報の抽出を行うように構成しても良い。
【0074】
サービス情報送信部256は,サービス情報抽出部254が抽出したサービス情報を所定の携帯端末装置200に送信する。
【0075】
サービス情報送信部256が,サービス情報を送出するタイミングに関しては,グループの位置情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,一次会終了後には,グループ全員で一旦移動し,二次会会場を探すことが考えられる。かかる場合に,グループの位置情報が変化したタイミングで二次会会場,例えばカラオケボックスの情報を提供すれば,グループを効果的に誘導できる。また,サービス情報の送出タイミングは,例えば,グループが移動を開始したタイミング,あるいは一旦移動をして再び停止したタイミングなどさまざまなタイミングに設定することができる。
【0076】
また,サービス情報送信部256が,サービス情報を送出するタイミングに関しては,グループの人数情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,一次会終了後には,ある程度のメンバーは帰宅し,グループ構成人数が減ることが考えられる。しかし,残りのメンバーは二次会に向かうことが考えられるので,グループの人数が減ったタイミングで二次会向けの情報を提供すれば,グループを効果的に誘導できる。
【0077】
さらにまた,サービス情報送信部256が,サービス情報を送出するタイミングに関しては,時間情報に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出するように構成することができる。例えば,コンサートなどのイベントに参加しているだろうことが位置情報から推測され,そのイベントの終了時間が判明している場合には,イベントの終了タイミングに合わせて,サービス情報を送出することができる。
【0078】
課金処理部258は,サービス提供側装置118に対して課金処理を行う機能を有する。サービス提供側装置118は,本情報提供サービスを利用することにより,高い確率で,しかも単価の高いグループユーザを誘導することが可能となる。したがって,サービス提供側装置118は,ユーザ誘導の代価を課金処理部258に支払うことになる。なお,課金処理に関しては,実際にグループユーザが誘導された場合に支払う成功謝金方式にしても良いし,ユーザの利用の多寡にかかわらず,定額のサービス利用料を支払う構成にすることも可能である。あるいは,登録するサービス情報の量に応じて変動する変動方式に構成することも可能である。
【0079】
サービス情報データベース260は,サービス提供側装置118から提供されるサービス情報を格納する。
【0080】
図9には,サービス情報データベース260の一例が示されている。図示のように,サービス情報データベース260は,サービス情報格納領域262と,情報提供対象情報格納領域264と,リアルタイム情報格納領域266とから成っている。
【0081】
サービス情報格納領域262には,サービス提供側装置118が関連する店舗などのサービス提供者の基本情報「住所」,「店名」,「分類」,「営業時間」,「座席数」,「コメント」などの情報が格納される。情報提供装置114は,サービス情報格納領域262から,いわゆるデフォルトのサービス情報を抽出することができる。
【0082】
情報提供対象情報格納領域264には,例えば,「20代女性グループ」や「熟年カップル」といったような「対象グループ種別」,「渋谷エリア」や「新宿エリア」といったような「対象エリア」,「午後9時以降」,「午後7時まで」といったような「対象時間」などの情報が格納される。情報提供装置114は,情報提供対象情報格納領域264を参照することにより,より精度が高く顧客誘導率の高いお勧めサービス情報を抽出することができる。
【0083】
リアルタイム情報格納領域266には,リアルタイムで携帯情報端末200に提供されるリアルタイムのサービス情報,例えば「空席数」,「クーポン発行」,「コメント」などの情報が格納される。サービス提供側装置118は,リアルタイムのサービス情報をリアルタイム情報格納領域266に登録することにより,店舗の回転率を向上させ,利益率を向上させることができる。
【0084】
(サービス提供側装置118の構成)
次に,図7を参照しながら,レストランやカラオケなどのサービスを提供する店舗116に関連するサービス提供側装置118の構成について詳細に説明する。サービス提供側装置118は,店舗116に関連して設けられるコンピュータなどの情報端末装置から構成される。
【0085】
サービス提供側装置118は,サービス情報送信部270と,サービス情報入力部272と,課金処理部274とから構成される。
【0086】
サービス情報送信部270は,サービス提供側装置118の所有者が店舗116などを通じて,グループ行動をする携帯端末装置200の所有者に対して提供可能なサービス情報(デフォルトのサービス情報およびリアルタイムのサービス情報の双方を含む)を特定し,情報提供装置114に送信する。
【0087】
サービス情報入力部272は,サービス提供側装置118の所有者が店舗116などを通じて,グループ行動をする携帯端末装置200の所有者に対して提供可能なサービス情報を入力する。
【0088】
入力事項としては,サービス情報に加えて,例えば,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,時間情報,受入可能人数情報,空席情報などの付帯的情報を入力することもできる。サービス提供側装置118のサービス情報は,デフォルトサービス情報として,予め登録しておいても良いし,リアルタイムサービス情報として,例えば空席ができた時やサービスタイムなどに合わせてリアルタイムで登録するように構成しても良い。
【0089】
課金処理部274は,情報提供装置114の課金処理部258と連動して,情報提供装置114が提供するサービスに対する対価の支払いを行う。本実施の形態にかかる情報提供システムによれば,個人を対象とするよりも遥かに高い精度で,しかも複数のユーザをサービス提供側装置118にかかわる店舗116に誘導することができる。かかる付加価値に対して対価を支払うシステムが成立し得る。サービス提供側装置118は,課金処理部274を介して,本システムを利用する代価を,成功謝金方式で,あるいは定額式に清算することができる。
【0090】
(グループ認証の方法)
次に,図10〜図15を参照して,本実施の形態にかかる情報提供システムによりグループ認証を行う方法について説明する。
【0091】
本実施の形態にかかる情報提供システムは,ある個人がどんな人と一緒にいるのかを知ることによって,グループとしての行動を予測し,そのグループにとって有意義な情報を提供するものである。
【0092】
従来,個人の嗜好や行動履歴から,その個人に対してお勧め情報を送るものはあったが,個人としてとらえる限り,そのお勧め精度を上げることは困難であった。どんな人と一緒にいるかで,個人の行動欲求も変化するからである。例えば,恋人と一緒のときには,トレンディなレストランに行きたいかもしれない。しかし,気の置けない友人と一緒のときには,居酒屋でもいいかもしれない。しかし,これまでは,個人が誰と行動を共にしているのかを自動的に知る方法はなかった。
【0093】
そこで,本実施の形態によれば,グループ化装置112は,位置情報を利用して,ある一定の時間,個人Aと個人Bが高い割合で,同時刻に,ほぼ同じ位置情報を持っている場合,個人Aと個人Bは一緒に行動している2人のグループであると認識する。
【0094】
例えば,図10に示す例で言えば,個人Aの位置情報と個人Bの位置情報は,ある程度の時間が経過した後であっても,一致している。したがって,個人Aと個人Bは一緒に行動しているグループであると認識することができる。
【0095】
これに対して,個人Cの位置情報は,最初の時点では,個人Aの位置情報と個人Bの位置情報と一致しているが,ある程度の時間が経過した後においては,一致しない。したがって,個人Cは,個人Aと個人Bと一緒に行動していないと認識することができる。またある程度の時間の経過を要件とするのは,偶然,ある場所に存在していた複数の無関係のユーザ同士を,同一行動をとる一グループとして認識する誤動作を回避するためである。
【0096】
上記のように個人Aと個人Bとがグループ行動しているとグループ認証された後には,そのグループがどういう種類(グループの属性)のものなのかを推測するために,あらかじめ登録されている個人情報を参照する。ここでいう個人情報とは,名前,性別,年齢,住所,職業等である。図11に示すように,個人Aと個人Bのそれぞれの個人情報をかけ合わせることにより,グループの種類(グループの属性情報)を特定することができる。ここでいうグループの種類とは,夫婦,親子,家族,恋人,友人など人間関係に関する情報である。図11に示す例では,職業が学生であり,年齢が一致することから,個人Aと個人Bとは友人同士であると推測できる。
【0097】
以上のようにして,グループ化装置112は,個人Aと個人Bのグループは,何時,どこにいる,どんなグループで,人数は何人であるかを判断することができる。
【0098】
また,図8に示すように,ユーザ情報データベース230に,個人の嗜好情報が予め登録されている場合には,お勧めサービス情報の絞込みを行うことができる。個人の嗜好情報は,好きな食べ物,趣味,嫌いな食べ物や趣味などである。個人Aと個人Bの嗜好情報をかけ合わせることにより,個人Aと個人Bに共通のお勧めサービス情報を提供することができる。これは,グループに対してのお勧め情報と言ってもよい。
【0099】
図12に示す例で言えば,個人Aと個人Bの共通の嗜好情報から,個人Aと個人Bのグループに対しては,「ラーメン」,「イタリアン」,「和食」,「餃子」をお勧め情報として提供することができる。
【0100】
このように,本実施の形態によれば,図13に示すように,時間,場所,グループの種類,グループの嗜好などの情報を基に,当該グループに最適なお勧めサービス情報を送ることができる。このグループ単位で選択されたお勧め情報は,従来の個人ベースでのお勧めサービス情報に比較して格段の精度向上が期待できる。
【0101】
また,図14に示すように,ユーザがお勧めサービス情報を活用したかどうかの履歴を集めて,サービス情報データベース260に蓄積していけば,そのグループに対するお勧めサービス情報の精度をさらに向上させることができる。なお,グループ履歴は,個人履歴とは異なり,個人Aと個人Bがグループとして一緒にいるときにしか活用されない情報として保持する。
【0102】
さらに図15に示すように,従来のグループの構成メンバーと異なる構成メンバーを有する新規グループが検出された場合であっても,履歴に残っている構成メンバーと新規グループの構成メンバーとが,一定の割合以上で一致すれば,完全一致ではなくても,履歴情報を活用することが可能である。
【0103】
このように本実施の形態にかかる情報提供システムにより,グループについての行動履歴を蓄積することにより,調査などのマーケティングにも充分活用できる。例えば,ある場所について,曜日や時間ごとに,どのようなグループや個人が,どのように行動したのかを知ることにより,出店の参考にすることができる。
【0104】
以上のように,本実施の形態にかかる情報提供システムに寄れば,場所の特性とグループの属性(カップルなのか,友人なのか,家族なのか)および,時間の情報のかけ合わせにより,サービス情報をグループに提供することにより,サービス提供側装置にとって,効果的な宣伝効果をあげることができる。
【0105】
例えば,渋谷の映画館に6時にいるカップルは,この後,夕食を食べることが予想できる。年齢などにより,恋人なのか夫婦なのかを類推し,若いカップルであれば,おしゃれなレストランをお勧めサービス情報として提供できる。
【0106】
お勧めサービス情報の提供のタイミングは,例えば,2人の位置情報が変化した直後とすることができる。位置情報の変化により,グループが次の行動,例えば映画館を出てレストランを探す行動に移ったことが分かるからである。
【0107】
ここで,人間は,個人でいるときより,グループでいるときのほうが,消費金額が増える傾向にあるので,グループを認識し,サービスを提供することは,サービス提供事業者にとって,極めて重要である。
【0108】
また,本実施の形態にかかる情報提供システムにより,グループとしての行動履歴を追うことにより,従来難しかった,地域とグループとを掛け合わせたマーケティングを行うことができる。
【0109】
さらに,本実施の形態にかかる情報提供システムにより,グループの構成人数も把握できるので,大人数のグループには客席数の多いお店をお勧めサービス情報として提供したり,カップルには雰囲気のあるお店をお勧めサービス情報として提供したりでき,ユーザにとっての利便性も高いサービスを提供できる。
【0110】
(グループ化装置112への登録フロー)
次に,図16を参照しながら,グループ化装置112への個人情報や嗜好情報などの登録情報の登録設定フローについて説明する。
【0111】
フローが開始すると(S300),ユーザ情報の登録を行う意思を持つユーザは,携帯端末装置200を介して,システムサーバを構成するグループ化装置112へアクセスし,接続する(S302,S304,S306)。グループ化装置112は,携帯端末装置200に対して,ユーザ情報登録画面を返し,ユーザ情報登録画面を表示させる(S308,S310)。
【0112】
ユーザは,携帯端末装置200の画面を確認して(S312),個人情報や嗜好情報などの登録情報を入力し(S314),送信する(S316)。グループ化装置112は,送信された登録情報をユーザ情報データベース230に登録する(S318)。登録結果は,携帯端末装置200にかえされ,画面に表示される(S320,S322)。ユーザは,携帯端末装置200の画面で登録結果を確認することができる(S324)。
【0113】
次いで,ユーザは,携帯端末装置200の登録画面から自分のIDとパスワードを入力し(S326),グループ化装置112に送信する(S328)。グループ化装置112は,送信されたIDとパスワードの組み合わせが正規のものとして登録されているものであるかを確認する(S330)。
【0114】
ユーザが入力したIDとパスワードの組み合わせが,正規のものとして登録されていない場合には,ユーザに対して,正しいIDとパスワードを再度入力するように要求する(S326)。ユーザが正規のIDとパスワードの組み合わせを入力した場合には,その結果を携帯端末装置200に返して(S332),携帯端末装置200の表示画面に表示させ(S334),ユーザに確認させる(S336)。
【0115】
ユーザが正規のユーザであると認証されると,本実施の形態にかかる情報提供サービスを利用するための端末設定フローに移行する(S338)。ユーザが携帯端末装置200において情報提供サービスを利用するための設定を行うと(S342),その設定結果が送信される(S348)。グループ化装置112において,設定が確認され(S346),設定が失敗した場合には,再度端末設定画面に戻る(S338)。しかし,設定の失敗が所定回数反復した場合には,設定に失敗した旨の情報が携帯端末装置200に送信され(S348),ユーザはその旨を確認する(S350)。設定に成功した場合には。その結果が携帯端末装置200に送信され(S352),携帯端末装置200の表示画面に表示され(S354),ユーザはその内容を確認して(S356),一連のフローが終了する(S358)。
【0116】
(情報提供装置114への登録フロー)
次に図17を参照しながら,サービス提供側装置118から情報提供装置114へのサービス情報の登録フローについて説明する。
【0117】
フローが開始すると(S400),本実施の形態にかかる情報提供サービスを利用して,グループユーザを自己の提供するサービスへの誘導したいサービス提供業者は,サービス提供側装置118から,サーバとして構成される情報提供装置114にアクセスし接続する(S402,S404)。
【0118】
情報提供装置114は,サービス情報入力画面を表示させ(S406)る。サービス提供側装置118では,サービス情報入力画面を確認し(S408),自己が提供可能なサービス情報を入力する(S410)。
【0119】
情報提供装置114では,サービス提供側装置118から入力されたサービス情報を確認した後(S412),サービス提供側装置118が,本実施の形態にかかる情報提供サービスを利用するための課金処理に移行する。
【0120】
情報提供装置114は,サービス提供側装置118に対して課金要求を行う(S414)。課金は,定額制でも良いし,登録するサービス情報の量に応じた従量制でも構わない。サービス提供側装置118は,ネットバンキング等を利用して課金入力を行う(S416)。
【0121】
情報提供装置114,サービス提供側装置118からの課金を認証(S418)した後に,入力されたサービス情報の登録を行い(S420),その結果をサービス提供側装置118に送信し(S422),サービス提供側装置118の表示画面に表示させ(S424)の一連のフローが終了する。
【0122】
情報提供装置114に一旦サービス情報の登録が完了すると,グループユーザに対して各種サービス情報の提供が可能となる。例えば,所定の条件に合致したグループユーザが,所定の場所に到達し,自分の位置情報を,グループ化装置112を介して発信すると,登録されたサービス情報の中からお勧めサービス情報が抽出され,グループユーザが所有する携帯端末装置200に送信される。
【0123】
(グループ化装置112によるグループ化フロー)
次に,図18を参照しながら,グループ化装置112によるグループ化フローについて説明する。なお,グループ化は,図1に示すGPS装置を利用した情報提供システム100を用いるものとする。
【0124】
フローが開始すると(S510,S520),ユーザAが所有する携帯端末装置102から位置情報送信が行われる(S512)とともに,ユーザBが所有する携帯端末装置104からも位置情報送信が行われる(S522)。送信された位置情報は,グループ化装置112の位置情報データベース240内において,それぞれA位置情報またはB位置情報として受信され(S532,S534),格納される。
【0125】
グループ化装置112は,携帯端末装置102のA位置情報を受信すると(S532),A位置情報の照合を行う(S550)。同様に,グループ化装置112は,携帯端末装置104のB位置情報を受信すると(S534),B位置情報の照合を行う(S560)。
【0126】
位置情報の照合結果のログは,随時蓄積されている(S542)。しかし,すべてのログを蓄積していたのでは,蓄積されるログは膨大なものとなるので,一定時間経過したログについては(S544),適宜削除されて(S546),グループ化装置112への負担が軽減されて,受信を待機できるようにする(S548)。
【0127】
この間,ユーザAが所有する携帯端末装置102は所定の時間,例えば5分ごとに自分の位置情報を自動送信し(S514),フローを終了する(S516)。同様に,ユーザBが所有する携帯端末装置104は所定の時間,例えば5分ごとに自分の位置情報を自動送信し(S524),フローを終了する(S526)。
【0128】
グループ化装置112は,携帯端末装置102のA位置情報を受信すると(S532),A位置情報の照合を行う(S550)。同時に,グループ化装置112は,携帯端末装置104のB位置情報を受信すると(S534),B位置情報の照合を行う(S560)。
【0129】
その結果,A位置情報とB位置情報とが合致した場合には(S562),その状態を記憶して,前回の位置情報と変化があるかどうかを判断する(S564)。変化がない場合には,経過時間を加算せずに受信待機状態に戻り(S548),再び,A位置情報照合(S550)とB位置情報照合(S560)のフローを反復する。
【0130】
A位置情報照合(S550)とB位置情報照合(S560)の結果,前回の位置情報と変化があった場合には(S564),さらに最初の位置情報の合致から所定時間,例えば10分)が経過したかどうかが判断される(S566)。その結果,所定時間が経過してない場合には,受信待機状態に戻り(S548),再び,A位置情報照合(S550)とB位置情報照合(S560)のフローを反復する。
【0131】
最初の位置情報の合致から所定時間が経過した場合には,位置情報が合致した携帯端末装置102を所有するユーザAと携帯端末装置104を所有するユーザBとはグループを形成していると判断できるので,グループ化され,グループ認証が行われ(S568),グループ情報が,情報提供装置114に送信される。その後,グループ化装置112は,再び,位置情報の受信待機状態になる(S570)。
【0132】
(グループ化装置112および情報提供装置114によるサービス情報の選択条件抽出フロー)
次に図19を参照しながら,グループ化装置112および情報提供装置114によるサービス情報の選択条件抽出フローについて詳細に説明する。なお,図18の場合と同様に,ユーザAおよびユーザBがグループとして認識されたものとし,ユーザAおよびユーザBは,ユーザ情報データベース230に,予め個人情報および嗜好情報を登録しているものとする。
【0133】
本実施の形態にかかる情報提供システムにより,ユーザAおよびユーザBがグループとして認識され,情報提供サービスがスタートする(S602)。すると,グループ化装置112のユーザ情報データベース230が参照され,ユーザ情報照合部226に,ユーザAおよびユーザBの個人情報が送出される(S612)。
【0134】
ユーザ情報照合部226では,ユーザAとユーザBとの間で個人情報の照合が行われる(S622)。具体的には,ユーザAとユーザBの個人情報に対して以下のような照合が行われる。
(1)同姓か,異性か?
(2)人数は何人か?
(3)年齢または年代において共通性はあるか?
(4)職業は同じか?
(5)住所は近いか?
【0135】
このような個人情報の照合の結果,ユーザ情報照合部226は,ユーザAとユーザBのグループ種別を推測する(S624)。図11の例に即せば,ユーザAとユーザBとは,同じ年の男子学生であり,現在は2人で行動していることが推測される。そして,かかるグループ化された個人情報(グループ情報)も,情報提供装置114に送出される。
【0136】
個人情報の照合が終了した後,ユーザAとユーザBとの嗜好情報の照合が行われる。そのために,ユーザ情報データベース230からユーザ情報照合部226にユーザAとユーザBの嗜好情報が送出される。
【0137】
ユーザ情報照合部226では,ユーザAとユーザBとの間で嗜好情報の照合が行われる(S626)。具体的には,ユーザAとユーザBの嗜好情報に対して以下のような照合が行われる。
(1)好きな食べ物は何か?
(2)嫌いな食べ物は何か?
【0138】
このような嗜好情報の照合の結果,ユーザ情報照合部226は,ユーザAとユーザBの共通嗜好情報の抽出を行う(S628)。図12の例に即せば,ユーザAとユーザBとは,ラーメン,イタリアン,和食,餃子に対して共通の嗜好を示すので,これらの嗜好情報を情報提供装置114に送出する。
【0139】
嗜好情報の照合が終了した後,ユーザAとユーザBとの履歴情報の照合が行われる。そのために,ユーザ情報データベース230からユーザ情報照合部226にユーザAとユーザBの履歴情報が送出される。
【0140】
ユーザ情報照合部226は,ユーザAとユーザBに同じ履歴(グループ履歴情報)があるかどうかを照合する(S630)。そして,ユーザ情報照合部226は,ユーザAとユーザBの共通履歴(グループ履歴情報),例えば,「二週間前に渋谷付近において2人で行動してラーメン屋に入った」といったような二人に共通のグループ履歴情報を抽出する(S632)。
【0141】
グループ化装置112は,このように,ユーザAとユーザBのグループ種別情報,共通嗜好情報,履歴情報などを抽出した後,情報提供装置114に抽出した情報群を送出する。そして,情報提供装置114は,受け取った情報に基づいて,グループ行動をとるユーザAとユーザBに最適なサービス情報を提供する(S640)。
【0142】
(サービス情報提供フロー)
次に,図20を参照しながら,本実施の形態にかかる情報提供システムによるサービス情報の提供フローについて説明する。
【0143】
フローが開始すると(S700,S710),ユーザAが所有する携帯端末装置102から位置情報送信が行われる(S702)とともに,ユーザBが所有する携帯端末装置104からも位置情報送信が行われる(S712)。送信された位置情報は,グループ化装置112の位置情報データベース240内において,それぞれA位置情報またはB位置情報として受信され(S722,S724),格納される。
【0144】
ユーザAが所有する携帯端末装置102は所定の時間,例えば5分ごとに自分の位置情報を自動送信する(S704)。同様に,ユーザBが所有する携帯端末装置104も所定の時間,例えば5分ごとに自分の位置情報を自動送信する(S714)。
【0145】
グループ化装置112は,携帯端末装置102のA位置情報を受信すると(S722),A位置情報の照合を行う(S734)。同様に,グループ化装置112は,携帯端末装置104のB位置情報を受信すると(S724),B位置情報の照合を行う(S736)。
【0146】
その結果,A位置情報とB位置情報とが合致した場合には(S738),その状態を記憶して,前回の位置情報と変化があるかどうかを判断する(S740)。変化がない場合には,経過時間を加算せずに受信待機状態に戻り(S732),再び,A位置情報照合(S734)とB位置情報照合(S736)のフローを反復する。
【0147】
A位置情報照合(S734)とB位置情報照合(S736)の結果,前回の位置情報と変化,例えば50メートル以上の変化があった場合には(S740),さらに最初の位置情報の合致から所定時間,例えば10分)が経過したかどうかが判断される(S742)。その結果,所定時間が経過してない場合には,受信待機状態に戻り(S732),再び,A位置情報照合(S734)とB位置情報照合(S736)のフローを反復する。
【0148】
グループ化装置112により,ユーザAとユーザBとがグループを構成しており,さらに,次のイベントへの行動を起こしたと判断されると(S738,S740,S742),ユーザ情報データベース230が参照され,ユーザAとユーザBの個人情報が照合される(S752)。さらに,グループ特性および共通嗜好情報が抽出され(S762),これらの情報が情報提供装置114に送信される(S772)。
【0149】
情報提供装置114は,グループ特性および共通嗜好情報に加えて位置情報についても受信を行う(S774)。そして,情報提供装置114は,これらの情報に基づいて,グループ行動をしているユーザAとユーザBに最適なお勧めサービス情報を検索して抽出し(S776),それらのお勧めサービス情報を携帯端末装置102および104に向けて発信する(S778)。
【0150】
携帯端末装置102,104は,情報提供装置114から送られてきたお勧めサービス情報を受信し(S706,S716),一連のフローを完了する(S708,S718)。その後,ユーザAとユーザBは,受信したお勧めサービス情報に誘導されて,例えばサービス提供事業者の店舗でサービスを享受する。
【0151】
このように,本実施の形態によれば,ある時間間隔にわたり位置情報が共通する情報端末装置同士を自動的にかつリアルタイムでグループ化し,予め登録された個人情報や嗜好情報に基づいて,最適なお勧めサービス情報を提供することが可能ので,サービスを利用するグループにとっては利便性が向上する。また,サービス提供事業者側にとっても,単価の高い団体を効率的に受け入れることができ,利益率を向上させることができる。
【0152】
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態にかかる情報提供システムについて説明したが,本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば,明細書に記載された技術的思想の範疇無いでさまざまな応用例や修正例に想到することは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【0153】
例えば,本発明にかかる情報提供システムは,図21のように構成することもできる。図21に示す情報提供システムは,サービス提供側装置118に仲介部276を設けている。この仲介部276は,中継局Aを介してシステムにアクセスする女性グループ(GF)と,中継局Bを介してシステムにアクセスする男性グループ(GM)とを,仲介し,男女の合コンの場を提供するように構成することもできる。
【0154】
また,団体割引を受けるために若干名人数が足りないような場合に,別のグループに呼びかけを行って,人数を補充していくようなシステムを構築することもできる。
【0155】
【発明の効果】
以上説明したように,本発明によれば,ある時間間隔にわたり位置情報が共通する情報端末装置同士を自動的にかつリアルタイムでグループ化し,予め登録された個人情報や嗜好情報に基づいて,最適なお勧めサービス情報を提供することが可能ので,サービスを利用するグループにとっては利便性が向上する。また,サービス提供事業者側にとっても,単価の高い団体を効率的に受け入れることができ,利益率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】GPSを利用した本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】固定型位置検出装置を利用した本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。
【図3】ブルートゥースを利用した本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムの概略構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の一形態にかかる携帯端末装置の概略構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の一形態にかかるグループ化装置の概略構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施の一形態にかかる情報提供装置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施の一形態にかかるサービス提供側装置の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の一形態にかかるサービス情報DBのデータ構造の一例を示す説明図である。
【図9】本発明の実施の一形態にかかるサービス情報DBのデータ構造の一例を示す説明図である。
【図10】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループ化概念を説明する説明図である。
【図11】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループ属性概念を説明する説明図である。
【図12】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによる嗜好情報マッチング概念を説明する説明図である。
【図13】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループに対するお勧め情報概念を説明する説明図である。
【図14】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループ履歴概念を説明する説明図である。
【図15】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループ履歴利用の一例を説明する説明図である。
【図16】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるユーザ情報登録フローを説明するフローチャートである。
【図17】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるサービス情報登録フローを説明するフローチャートである。
【図18】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるグループ化フローを説明するフローチャートである。
【図19】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるサービス情報抽出フローを説明するフローチャートである。
【図20】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによるサービス情報提供フローを説明するフローチャートである。
【図21】本発明の実施の一形態にかかる情報提供システムによる仲介サービス提供システムの構成図である。
【符号の説明】
100 情報提供システム
102 携帯端末装置
104 携帯端末装置
106 位置測定装置(GPS装置)
110 通信網
112 グループ化装置
114 情報提供装置
116 店舗
118 サービス提供側装置
Claims (34)
- 通信網に接続された複数の携帯端末装置と,通信網に接続されたグループ化装置と,通信網に接続された情報提供装置とから成る情報提供システムであって:
前記携帯端末装置は,携帯端末装置ごとに一意に特定される識別情報と自己の位置情報とを前記グループ化装置に発信する位置情報発信部を備えており;
前記グループ化装置は,前記携帯端末装置から識別情報と位置情報とを受信する位置情報受信部と,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する前記携帯端末装置同士をグループ化してグループ情報を獲得するグループ認証部とを備えており;
前記情報提供装置は,前記携帯端末装置に提供するサービス情報を記録するサービス情報記録部と,前記グループ認証部から前記グループ情報を獲得して,前記グループ情報と関連付けてサービス情報を抽出するサービス情報抽出部と,抽出したサービス情報を所定の前記携帯端末装置に送信するサービス情報送信部とを備えている;
ことを特徴とする情報提供システム。 - 前記情報提供装置の前記サービス情報抽出部は,前記携帯端末装置の所有者に関する個人情報,前記携帯端末装置の所有者のサービス利用に関する個人履歴情報,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,グループとしてのサービス利用に関するグループ履歴情報,時間情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けてサービス情報の抽出を行うことを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
- 前記グループ化装置は,前記携帯端末装置のうちリーダー端末装置に設けられていることを特徴とする,請求項1に記載の情報提供装置。
- 前記情報提供装置の前記サービス情報送信部は,グループ化された携帯端末装置のうちリーダー端末装置にサービス情報を送信することを特徴とする,請求項3に記載の情報提供システム。
- 前記グループ化装置は,GPS装置を介して位置情報を取得することを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
- 前記グループ化装置は,固定位置に設置されており所定領域を通過した前記携帯端末装置の位置情報を認識する固定型位置情報認識装置を介して位置情報を取得することを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
- 前記情報提供装置は,グループの位置情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出することを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
- 前記情報提供装置は,グループの人数情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出することを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
- 前記情報提供装置は,時間情報に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出することを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
- さらに通信網に接続されたサービス提供側装置を備えており,前記サービス提供側装置は,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,時間情報,受入可能人数情報,空席情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けたサービス情報を前記情報提供装置に送出するサービス情報送信部を備えていることを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
- 前記サービス提供側装置は,一のグループと他のグループまたは個々の携帯端末装置とを新規グループとしてグループ化する仲介サービスを提供する仲介部を備えていることを特徴とする,請求項1に記載の情報提供システム。
- 通信網を介してグループ化装置と情報提供装置とに接続された携帯端末装置であって:
前記携帯端末装置ごとに一意に特定される識別情報と自己の位置情報とを前記グループ化装置に発信する位置情報発信部と;
前記グループ化装置により位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する他の携帯端末装置同士とグループ化され,前記情報提供装置からグループ化に応じたサービス情報の提供を受けるサービス情報受信部とを備えていることを特徴とする携帯端末装置。 - 前記グループ化装置を一体的に備えたことを特徴とする,請求項12に記載の携帯端末装置。
- コンピュータをして,請求項12または13に記載の携帯端末装置として機能せしめることを特徴とする,コンピュータプログラム。
- 通信網を介して携帯端末装置と情報提供装置とに接続されたグループ化装置であって:
前記各携帯端末装置から,携帯端末装置ごとに一意に特定される識別情報と自己の位置情報とを受信する位置情報受信部と;
位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する前記携帯端末装置同士をグループ化してグループ情報を獲得するグループ認証部と;
を備えたことを特徴とするグループ化装置。 - 前記グループ化装置は,前記携帯端末装置に一体的に設けられていることを特徴とする,請求項15に記載のグループ化装置。
- 前記グループ化装置は,GPS装置を介して位置情報を取得することを特徴とする,請求項15に記載のグループ化装置。
- 前記グループ化装置は,固定位置に設置されており所定領域を通過した前記携帯端末装置の位置情報を認識する固定型位置情報認識装置を介して位置情報を取得することを特徴とする,請求項15に記載のグループ化装置。
- コンピュータをして,請求項15〜18のいずれかに記載のグループ化装置として機能せしめることを特徴とする,コンピュータプログラム。
- 通信網を介して携帯端末装置とグループ化装置とに接続された情報提供装置であって:
前記グループ化装置から,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する前記携帯端末装置同士をグループ化して得られたグループ情報を受信するグループ情報受信部と;
前記携帯端末装置に提供するサービス情報を記録するサービス情報記録部と;
前記グループ認証部から前記グループ情報を獲得して,前記グループ情報と関連付けてサービス情報を抽出するサービス情報抽出部と;
抽出したサービス情報を所定の前記携帯端末装置に送信するサービス情報送信部と;
を備えていることを特徴とする,情報提供装置。 - 前記サービス情報抽出部は,前記携帯端末装置の所有者に関する個人情報,前記携帯端末装置の所有者のサービス利用に関する個人履歴情報,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,グループとしてのサービス利用に関するグループ履歴情報,時間情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けてサービス情報の抽出を行うことを特徴とする,請求項20に記載の情報提供装置。
- 前記情報提供装置は,グループの位置情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出することを特徴とする,請求項20に記載の情報提供装置。
- 前記情報提供装置は,グループの人数情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出することを特徴とする,請求項20に記載の情報提供装置。
- 前記情報提供装置は,時間情報に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出することを特徴とする,請求項20に記載の情報提供装置。
- 前記サービス情報記録部は,通信網を介して接続されたサービス提供側装置から,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,時間情報,受入可能人数情報,空席情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けたサービス情報を受信して記録することを特徴とする,請求項20に記載の情報提供装置。
- コンピュータをして,請求項20〜25のいずれかに記載の情報提供装置として機能せしめることを特徴とする,コンピュータプログラム。
- 通信網を介して携帯端末装置とグループ化装置と情報提供装置とに接続されたサービス提供側装置であって:
前記グループ化装置により,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する他の携帯端末装置とグループ化された携帯端末装置に対して,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,時間情報,受入可能人数情報,空席情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けたサービス情報を,前記情報提供装置を介して提供することを特徴とする,サービス提供側装置。 - 前記サービス提供側装置は,一のグループと他のグループまたは個々の携帯端末装置とを新規グループとしてグループ化する仲介サービスを提供する仲介部を備えていることを特徴とする,請求項27に記載のサービス提供側装置。
- コンピュータをして,請求項27または28のいずれかに記載のサービス提供側装置として機能せしめることを特徴とする,コンピュータプログラム。
- 通信網に接続された複数の携帯端末装置と,通信網に接続されたグループ化装置と,通信網に接続された情報提供装置とを利用して情報提供を行う情報提供方法であって:
前記携帯端末装置から,携帯端末装置ごとに一意に特定される識別情報と自己の位置情報とを前記グループ化装置に発信する位置情報発信ステップと;
前記グループ化装置により,位置情報が所定の時間間隔にわたり共通する前記携帯端末装置同士をグループ化してグループ情報を獲得するグループ化ステップと;
前記グループ認証部から前記グループ情報を獲得し,前記グループ情報と関連付けてサービス情報を抽出するサービス情報抽出ステップと;
抽出したサービス情報を所定の前記携帯端末装置に送信するサービス情報送信ステップと;
から成ることを特徴とする情報提供方法。 - 前記サービス情報抽出ステップは,前記携帯端末装置の所有者に関する個人情報,前記携帯端末装置の所有者のサービス利用に関する個人履歴情報,グループの位置情報,グループの人数情報,グループの属性情報,グループとしてのサービス利用に関するグループ履歴情報,時間情報から成る群から選択される一または二以上の情報と関連付けてサービス情報の抽出を行うことを特徴とする,請求項30に記載の情報提供方法。
- 前記サービス情報送出ステップは,グループの位置情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出することを特徴とする,請求項30に記載の情報提供方法。
- 前記サービス情報送出ステップは,グループの人数情報の変化に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出することを特徴とする,請求項30に記載の情報提供方法。
- 前記サービス情報送出ステップは,時間情報に応じて,当該グループに属する所定の前記携帯端末装置に対してサービス情報を送出することを特徴とする,請求項30に記載の情報提供方法。
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